読者投稿：チェリー・ピッキングについて

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　　　　　　　　　　　　　　　　＞. ´￣￣￣｀`. .
　　　　　　　　　　　　　　／: : : ＿_ : : : : : : : : : :｀ヽ
　　　　　　　　　　　 ,, . : : : :''ﾞ´: : : : : : : :.:.:.:Y:￣｀ヽ:＼
　　 　 　 　 　 　 ／/: : : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : : :＼:∨/
　　　　　　 　 .／//:.:.:/: : : : :./: : : : : : : : :.:.:|: : : ': : : :.:.:.∨/　　　 チェリー・ピッキングとは要するに「つまみ食い」、
　　　 　 　 .／//∥: /: : : : :./: : : :.:|: : : : :.:.:.|: : : : :': : : : :.∨/
　　　　　／/////!:./: : : :.:.:.:|: : : : :.|: : : : :.:.:.|: : : :.:.i}: : : : : W　　　 つまり事実の断片を文脈と異なる形で引用したり、
　　　 　.{入ン/.ノf/: : : : :.{: :|: :/ヽ: i: : : :.:.:./|: : : :.:.i}: : : : : i}/＼
　　　　　＼///.∨: : : : : : Ⅵ:/｀`{: |: : :.:.:./ .|:.:.|: :.∥: :.:.:| : }///　 反証を無視して自説に有利な論拠ばかりを
　　　　　　 ∨/./: : : : : : ,ｨ巧≧k､:.ﾄ,: :.:./￣}リ|: /} /: : :':.:.i}//
　　　　　　 .入/／|: ヽ: : :代 し.ﾘ｀`..}:.:./{ ,ｨ≠ミx: /: :.:/: :ﾘ{/　　　並べ立てることで、受け手に全体像を誤解させる
　　　　　　　 /∧/|: :./＼:{. ｀¨´　　 }ノ　　{r'J ﾘ.》: : :/;': //
　　　　　　 .///弋|:./: : :从ゝ　 　 　 ,　　 　ｰ ' /:.:／/:./Y　　　　 論法の事です。
　　　　　　//////|;': : : :∧　　　　 　 　 　 　 ./／} /:.//i{
　　　　　　￣￣￣|: : : : ;.　＼　　｀ 　-　 　..ｲ´: :.:.}'}:///i{
　　　　　　　 　 　 |: : : : i　.f{ﾘ＼ 　 　　 イ . |: : : : :/￣｀`
　　　　　　　　＿__|: : : : |- |込ュ_ ￣_,ン.i}--|: : : :/{＿　　　　　　 これは自覚的/無自覚に関わらず、
　　　　　　　/ . 　 ﾄ: :.:.:.:|―-､ニﾆYrﾆ=-''´￣}:.:./: {.　 Y
　　　　　　./心,{ﾆ.|: ＼从　　　＼}｀´Y´　 　 /:./: : {＿∧＿　　　 多くの場面でみられます。
　　　　　　{ﾆﾆム=}:.:.:/＼＼　　　)　 .}　　　/:./: : : {ニニム.}､
　　　　..∥{ﾆﾆ=-/:／..ﾆ..}｀`＼／zー'｀ｰ／イ}:.:.:/｀ゝﾑニ//ﾆ＼
　　　　 {i　{ﾆﾆ=/´ﾑニニニﾑ=Oﾆ/＼￣´ヽ/:／ゝ'ﾑニヽ/ニﾆ/｀Y
　　　　 {i　《＼ニ=|=}ニニﾆﾆﾑ=./=-∧　／´ﾏニﾆﾆﾑﾆ∧.=../　/.＼

チェリー・ピッキング-Wikipedia
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0

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　 　 /: /:. :. :.|: : :| : : : : |:＿＿＿＿,,､､､､: : :|`､＿__
　　/: /: : : :.∧ : | : : : : |乂＿＿＿／　／:＼:.`､.//
　 .: : :|: : : :/￣ヽ|＼ : : |:.|:.| 　 ＿/ .／　／　＼}/|　　　　　　　　　　　　　　 よく言われる「報道しない自由」などは
_|:.: :.|: : : :ｨ=====ミ＼:|∧|ャう示>'　／　　 　 :＼
ヾ|:.:./| : ＼`,　乂rツ }:.ヘ　　 ｀~~＞<　ｰｧミ. 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　この典型と言えます。
　 |: ,从: : :|:,ヾ　　　　　 　　　⊂ニニ￣`　　 ヽ　　 　 >へ-=ミ
　 |∥ﾑ〉: :|∧　　　　　 ｀　　　　　　/: /¨: ー‐ミ＿,／／ﾆ=- .∧
　 |;　 Y/＼:.∧　　　 t : : : : : フ　 /:イ: : : : : `,　＼ニ=-　_-=ﾆ∧　　　　　　よく悪し様に言われる報道機関ですが、
　　／/:.:. :.:＼|>s｡　　　ー ''"　　／ : : : : : : : `, 　 ∨-=ﾆ=-''￣∧
／//: : : : : : : : ﾏ/＞　　　　 イ|_∥: : : : : : : : |,,＿_∨-==ﾆニニ∧　　　　　意外と（？）あからさまな嘘は
￣/: : : : : : : : : :.|=|　＼ ¨　　／ i|:.: :.:|: : : : :. :|,,､ィﾑ∨二二二二∧
　∥: : : :. :. :.|: :. :.|二ﾆ=-ヽ__/_-=从: : |: : : : : :.|二ニﾆ∨二二二二∧　　　　たまにしかついてません。
　 i|:. :.:|: : : : :|: :. :.| 　 ./⌒ヽ_／￣　ヽ/: :. :. :. :.|ニニﾆ=∨二二二二∧
　 i|:. :.:|: : : : :|: :. :.|　 /　/￣{／　　　/: : : ／:.:.:|二ﾆ／_-∨二二二二∧　　 ではなぜこれほど批判者が絶えないかと言えば、
八: : |: : : : :|: :. :.|／　￣￣￣}ー.:''" : ／:. :. :.ﾉﾆ〃/ﾆﾆ=∨二二二二∧
　|ﾆヽ从: : : :＼: /　　　￣￣￣}､:￣: : : : : ／ﾆ.∥ :|二二=∨二二二二∧　 「嘘はついていないが騙している」と
　|二二ﾆヽ: : : :/　　　　　　￣￣ヽ￣￣/´＼ﾆ=|　 |二二ニ∨二二ﾆﾆ==|
　|二ﾆ＼ﾆ}:. :./　　　　　　　＿,,,　八: : :{二二＼|　 ﾏ二二二∨二ニニニ|　 認識している人がそれだけ多いからでしょう。
　|二二二/二＼ 　 　 　 ／ー‐=ﾆニ＼{二ﾆﾆﾊ ￣¨¨￢-=ﾆニニ二二二|
　|二二=/＼二ﾆ＼-=＜　　　 |二二二二二二|　　　　　　　 ￣ -=ﾆﾆ=-

【目安箱】朝日「炎上」で再確認 科学に基づく原発事故検証を
ttps://energy-forum.co.jp/online-content/4140/

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　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ______
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　　　　　　　　　__,r'ﾞ.:.:.:.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼/////Ｖ//{
　　　　　　　 __アﾟ⌒ ､.:.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}_//// ∨∧
　 　 　 　 　 ｱﾟ.:.:{.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ///∨∧　　　　　　　　　大抵の人は目の前に提示された
　　　　　 　/.:.:.{.:.{.:.:.:.:.:. `､.:.:.:.:.:.:.:.`､'7⌒'Y⌒Yﾞ}////}//ﾞ
　　　　 　 ,ﾞ.:.{.:.{.:.:.,.:.:.:.:.:.:.:.`,.:.:.:.:.:.:.:.:`辷彡辷彡}////}'//{　　　　　　　　 情報に関しては、それを調べ、
　　　 　　 :.:.:{.:.:゜.:.:＼／ .:.:.:ﾟ, .:.:.:.:.:.:.:.:ﾟ, .:.:.:.:.:.:.: }'//／＼_}
.　　　 　 ｉ{.:.:.{.:.:.ﾟ:､.:.'ﾞ｛jI斗恣ﾟ .:.:.:.:.:.:.:.:.ﾟ,:.:.:.:.:.:.:.辷彡/i//＼　　　　　　　 確認することが出来ます（主に箱や板で）。
　　　 　 八.:.:ﾟ:.､:.:.:ﾞ'「´Vﾊ　}｝i.:.:.:.:.:.:.:.:.: ﾟ:.:.:.:.: //////lｌ/// }
　　　 　 　 ＼{「＼:ﾊ 　沙 　 l.:.:., :.:.:.:.:.:.i{.:.:.:.〈//////lｌ/// }
　　　　　　　　　 　 , 　 　 　 ﾉィﾞ :.:.:.:.:.:.:i{.:ィ :.:＼////ll/// }
　 　 　 　 　 　 　 〈 　 　 　 　 i.:.:.:.i :.:.:.:i{｀`''ﾏ'´_＼//ll///,ﾞ　　　　　　　ですが提示された情報、それも自身の専門外の
　　　　　　 　 　 　 }:.､_　-‐ 　 l.:.:.:.l :.:.:.:i{＞''~　 _,,) ＼l＼/
　　　　　　 　 　 　 }.:.: ヽ 　 　 |.:.:.ﾉ :.:.:.:i{_,.｡s≦ﾆ{ﾆ=-‐ ､　　　　　　　　 話に対して自分が知らない情報の存在をイメージし、
　　　　　　 　 　 　 }.:.:.:.:.:`≦゛ﾉイliｌ:.:.:.:.:i{ﾆﾆ＞''~　,.｡s≦ ヽ
　　　　　　 　 　 　 }.:.:.:.:.:.:！　{_,.｡lｌ:.:.:.:.:i{''" .｡s≦ニニニニ∨　　　　　　そこまで含めて総合的な判断を下す。
　　　　　　 　 　 　 }.:.:{l.:.:.:.:{ 　　Vj{.:.:.:.:.i{''"j{ﾆ7ニニニニﾆﾆ∨
　　　　　　　　　　八.:.{l､ .:.:{⌒7´:j{.:.:.:.:.:i{ﾆjﾆ7ニニニニニﾆﾆ∨　　　　　これは非常に難しいことです。
　　　　　　　 　 　 　 ヾ＾＼{i:i:i{:i:ｉj{.:.:.:.:.:从j{ﾆ{ニニニニニ=‐　￣}
　　　　 　 　 　 　 　 　　 ﾉi:i:i:｣i:ｉj{:.:.:.:.,仏7=从ニニ=‐　　　 　.｡sV
　　　　　　　　　　　 　 　{_ ィi{⌒{.:.:.:/.ﾆ7=ニ沁‐　　　 .｡s≦ニニ∨
　　　　　　　　　　　 　 　 //i:i:i:/{.:./ニ7=ニ二{Ｌ｡s≦二ニニニﾆﾆL　　 困ったことに、このチェリー・ピッキングは
　　　 　 　 　 　 　 　 　 //i:i:i:/={/=ﾆ7ニﾆ二∧ニニニニﾆ=‐　　　｣
　　　　　　　　 　 　 　 //i:i:{:ｉ'ニ０ニ7=ﾆﾆ二ﾆ∧ニニ=‐　　　 ,.｡s {　　　「提示された情報だけで判断するなら」
　　　　　　　　　　　　 '/i:i:i:i:ｉ'ニニﾆ7ニニ二三 ∧‐　　 ,.｡s≦ニニ∨
　　　　　　　　　　　　/i:i:i:i:i:i{--=≦{ニﾆﾆ二三三,辷≦二二二ニニﾆ　 論理的破綻も矛盾もない、
　　　　 　 　 　 　 　 ﾞi:i:i:i:i:i:ｉ{ニニﾆ{ニﾆﾆ二三三ニ}ﾟ,二二二ニニﾆﾆ
　　　　　　　　　　　 ｉ:i:i:i:i:i:i:ｉ{ニ０ﾆ=_ニﾆﾆ二三三={∧二二ニニニニ　 筋の通った論なのです。
　　 　 　 　 　 　 　 i|:i:i:i:i:i:i:ｉ|ニニﾆﾆ_ニﾆﾆ二三三i{ 沁,二二ニニﾆﾆ
　　 　 　 　 　 　 　 i|:i:i:i:i:i:i:ｉ|ニニニﾆ_ニﾆﾆ二三三'､ 沁,ニニニニニ
　　　 　 　 　 　 　 八:i:i:i:ｉ:ｉ:ﾉニニ=０ﾆ_ニﾆﾆ二三三 〉 沁,二二二ﾆﾆ
　　　　　　 　 　 　 　 ＼／ｉニニニニﾆ_ニﾆﾆ二三ﾆi{ 　 沁,ニニニニ

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ｨ≠ミ.ｨ≠ミ.､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／＞: : 「￣: ｀ ＜＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /: /ﾐ､: : : :|: : :／: : ヽ: ∨ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　′′: :＼: :}: /: ／´: ∧:∨
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 { :{＞―‐:v===v――＜}､}、
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人{i:i:i:i:i:i:i:人i:i:人i:i:i:i:i:i:i八从
　　　　　　　　　　　　　　　　 〃Vﾊi:i:i:i:i:i:i:i:i:Yi:i:i:i:i:i:i:i:i/: :}:ﾊ}　　　　そこで「当面は判断保留、別立場の話も聞いてから」と
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l{ 人: Vi:i:i:i:i:iｨ个o、:i:i:i:{: :/:{　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　从: :〉-＜i:i:i:i}:i:i:i≧=乂从　　　　　 ゆったり構えるのが大人というものですが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :／i:i:i:i:i:i:i:i八i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼Y
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /: /／｀ヽ:i:i:i/＿ヽi:〈´{:￣:｀ヾV　　　 チェリー・ピッキングを行う者は、情報を連打しながら
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {: /: :_:_:ﾉ У三三三ﾊ ヽ: : : : : }
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 》´ニニニニニニニニ=-＜: : :!　　　 感情を煽ることで、相手の認識を確定させようとします。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ′ニニニニﾆﾆ|ニニニニﾆﾆ｀ヽ
　　_　　 　 　　 　 　 　 　 　 l{,ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|ニニニニニﾆニ}
　　＼｀ヽ　　＿　　　　　　　 l|ﾆl|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ニニニニニニﾆ}
　　　 .＼ ｀く匂｀Y　 　 　 　 .从l{ニﾆニニﾆニ|ニニニニニニﾆ}　　 一度出来上がった印象を変更するには
　　 　 　 ＼ 　　 У⌒V 　.r〈ﾆ八ニニニニニ!ニニニニﾆﾆ|ﾆ人
　　　　　　　＼ ./ﾆﾆニ∨ }　＼ハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ニニニニﾆﾆ}ﾆﾆY　 頭脳労力が必要で、逆に先入観に沿う情報は
　　　　　　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆ‘〈　 　｀¨∨ﾆﾆﾆﾆニlニニニニニ八二l|
　　　　　　　　　ヽニニニニ＼　　　}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ′ﾆﾆ}　 摩擦なく心に浸透していくものです。
　　　　 　 　 　 　 .＼ニニニニ￣ﾆﾊﾆﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆﾆﾆニ′ﾆニ|
　　　　　　　　　　　　＼ﾆﾆﾆﾆﾆニ} 八ﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆl{ﾆﾆﾆﾆ|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾆﾆﾆﾆ.ﾘ〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆ.}
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 个o。_/ ./￣{_{ ￣ }={ ￣/{￣:ヽﾆニ.ノ　 これは常に反証を求め、変数を替えながら確認を繰り返し
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 r〈￣ﾆニ￣=!ﾆ￣l{:ﾊ:_:0」-＜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / /ﾆﾆﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆ{: :}: : : }∨ /　　 再現性を追求する科学的手続き（確からしさの踏み固め）
　　　　　　　　　　　　　　　　　/{/_＼ﾆﾆﾆﾆﾆl|ﾆﾆﾆゝ乂:_:ﾉ=V　/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {/ﾆﾆニ≧=-ﾆﾆﾆﾆ-=≦ニニﾆ∨　　に反するものです。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ′ﾆﾆニニニニニニニニニニﾆ.}
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ!
　　　　　　　　　　　　　　　　 八ﾆニ{ニニニﾆﾆ{ﾆﾆニニﾆﾆﾆ.八　/
　　　　　　　　　　　　　　 　 .′ﾆニl|ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆ､ﾆﾆﾆニl|ﾆﾆﾆﾆ∨ /
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆニl|ニニﾆｲニﾆ｀ニﾆニ.ﾄ､ﾆﾆニ∨
　　　　　　　　　　　 　 　 /ﾆﾆﾆニﾉ:|ニニニニニニニﾆﾆ}:::∨ﾆニ.}
　　　　　　 　 　 　 　 　 人-=_「￣　　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ=-　 ￣　丁
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 '.　　　　　　　 |￣ﾊ　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧:､　＿＿　.ノ}　 ∧､　＿＿ .ノ:|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / ∧::::::::::::::::::::::::|　/.∧:::::::::::::::::::::::!
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　　　　　　　　　　　　　　./: /.: :/: : : : : : V : : : : : : : : : Y´ﾆﾆﾆニ}
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　 　 　 　 　 　 　 　　.′{ : : ｉ: : ｉ: : : ｉ: : : : ｉ: :/: : : : : :ヽ:.ヽ.ﾆニ/
　　　　　　　　　　　 　 {: : { : : |: : |: : : |: : : : | :′: : : : : : } : }ﾆ／　　 反ワク、地球平面説、上杉謙信女性説、江戸しぐさ、
　 ━┓　　 　 　 　 　 Ｖ {: : ∧: :!: : : !: : : ∧!: : : : ｉ : : ﾉ: ﾉﾆヽ
　 ━┫ ━　　┃　　　 V V芹ミ:{ : : 芹芋ア|: : : : :|/⌒ヽﾆﾆ∧　　 ユダヤや統一教会等に支配されてる系陰謀論。
　 ━┛ ━ ┃ ･　　 　 /.: { Vｿ　V/　Vソ　 } :! : : :|　　 ﾉﾆﾆニ〉
　 　 　 　 ━┛ 　 　 　.′: |⊃　　　 　 ⊂⊃} :! : : :|-イ-＜､⌒´　　アレな説に共通してみられるのは、
　 　 　 　 　 　 　 　　{: : : |＼　ヽ___ノ 　 　 Ⅵ : : :.ﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　 　 　 　 (二￣⌒ヽ ..|: : : |　 ＼　　　　 . イﾆ} : : .' ／⌒ヽ´⌒ヽ　 「未検証仮説の断定」「傍証の過大評価と反証の軽視」
　　　 　 　 　 {　　 　 ＼ヽ: :|_,＞〈＞ - ＜ニニ|: : /く 　　 / 　 　 }
　 　 　 　 　 乂＿,､イﾆﾆヽ}ﾆﾆﾆ} 　 }{ 　 Yﾆﾆレ'ﾆﾆ∨ 　乂ｨ 　/　 「仮説の上に仮説を重ねる」言論上の現場猫です。
　 　 　 　 　 　 　 　 ` ー─==彡}{_／}i{＼_}ﾆﾆﾆﾆﾆニi　　 　｀¨´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆﾆOﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニi
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }ﾆﾆニOﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　　 一端の大人が「”A”である」と断言するならば、
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿ ﾉﾆ}―{ ◯ }―─Vﾆﾆ}
　　　　　　　　　 　 　 /::::::{ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼　　　　　　 「”a”でも”α”でも”∀”でも”あ”でもない」という
　　　　　　 　 　 　 　 {.::::::ﾍ／ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ∧
　　　　　　　　　 　 　 ’;:::::::::＼ﾆﾆﾆﾆ/}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/Vﾆﾆニ〉　　　　　周辺確認作業を経ていなければなりません。
　　　　　　　　　　 　 　 ＼:::::::::｀__‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/__.}ﾆ=‐ ′
　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞/////.)　　　　　 |:::::::::::/　　　　　　　　それが知的に誠実な態度というものでしょう。
　　　　　 　 　 　 　 　 　 //////／　　 　 　r┘:::::_/
　　　　　　　　　 　 　 　 乂//／　　 　 　 　 {/////ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ‘,./////}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼//ノ

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以上になります。
概念は新人時代に指導で散々叩き込まれましたが、こんな名前がついてるとは知りませんでした。
何となくの概念に名を与えられると、認知がスッキリしますね。

これ「布教」「レスバ」には労力あたりのコスパ最強なんですが、
1.バレるとめちゃくちゃ信用失う
2.「確からしさ」の追求を怠る癖がつき、無自覚のうちに知的能力が衰える
という大きなデメリットがあります。よいこのみんなはまねしないでね！