/　: : : /　 　 　　 　 　 　 i :　 　 　 : : ｀ 、
　　　　　　 　 　 /　: : :./ 　 　 /　 ,　　　; 　| i 　 　 　 : : :　ヽ
　 　 　 　 　 　 ,'　 : : :,'　　　 /　 / 　　/|　 | |　|、　:　:| : :　 :i
　　　　　　　　 i　 : : / 　 　 /i . /!　　/　! .,'| |　lﾊ　　: | : :　 :|
　　　　　　　　 |　: :/ . イ　 .:::| / | 　/　 ｊ / !.ﾊ |　Vi　 | : : 　 ヽ、
　　　　　　　　 | :.ノイ 　 　 ::::!' 　l ./　__,/ . |!　!| ､ ﾘ;..ｲ　i　 i　: :.
　　　　　　 　 イ´　/.:i 　 :十ﾅ''T;ﾘ!三. / 　ﾉ　 ﾘ._｀Tﾒ !　l　 ﾄ､: :|
　　　　　　　　ﾉ 　,'ｲ::l　　 :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ　　　　 ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ　i|　ヽ!
　　　　　　　/　　　 ! :ヽ　 :| .ヾ 弋Yﾉ 　　 　 　 ﾄYｿ〃!./　/l　 .ﾉ
　　　 　 　 / 　 　　: : : :ﾄ、|　　　　　　　 　　 　 ｀ 　 /,' ,ノ ﾉ
　 　 　 　 ,'　,　 、 　: : : Yヾ、　　　　　 　 　 '　 　　,' 　i|　　　　　　　　　　　　　　頭病みがひどい・・・・みなさんこんばんはです、
　.　　　　 i　从　ヽ 　: : : : : ::ﾄ､　 　 　 　 __　　 　 ｲ　　ﾊ
　　　　 　 !'　　ヽ　:ﾄ､ : : : :i:::|　　　、　　　　 　イ: ::　　　:|　　　　　　　　　　　　　今日も投下を頑張りますね、お暇な方はどうぞです
　　　　 　 　 　 　＼　ヽ:.:..ﾉﾘ:＼　 　｀　　ィ::´::: |.: : 　 : ﾊ|
　　　　　　　　　　　　　 ヾ'/:.　　丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ　　　　　　　　　　　　　　とりあえず鎮痛剤のみました。
　　　　　　　　　＿＿ ,. -:'::::...　 　　 ∧　ヽ、＿＿_
　　　　　　　 ／⌒ヽ　 ＼ ｀ヽ.　 　 //∧ ..:: 　ヽ ヽ｀ヽ

　　　　　　　　　　/　: : : /　 　 　　 　 　 　 i :　 　 　 : : ｀ 、
　　　　　　 　 　 /　: : :./ 　 　 /　 ,　　　; 　| i 　 　 　 : : :　ヽ
　 　 　 　 　 　 ,'　 : : :,'　　　 /　 / 　　/|　 | |　|、　:　:| : :　 :i
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　　　　　　　　 | :.ノイ 　 　 ::::!' 　l ./　__,/ . |!　!| ､ ﾘ;..ｲ　i　 i　: :.
　　　　　　 　 イ´　/.:i 　 :十ﾅ''T;ﾘ!三. / 　ﾉ　 ﾘ._｀Tﾒ !　l　 ﾄ､: :|
　　　　　　　　ﾉ 　,'ｲ::l　　 :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ　　　　 ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ　i|　ヽ!
　　　　　　　/　　　 ! :ヽ　 :| .ヾ 弋Yﾉ 　　 　 　 ﾄYｿ〃!./　/l　 .ﾉ
　　　 　 　 / 　 　　: : : :ﾄ、|　　　　　　　 　　 　 ｀ 　 /,' ,ノ ﾉ　　　　　　　　　　　　あ、風邪ではありません、たぶん肩です
　 　 　 　 ,'　,　 、 　: : : Yヾ、　　　　　 　 　 '　 　　,' 　i|
　.　　　　 i　从　ヽ 　: : : : : ::ﾄ､　 　 　 　 __　　 　 ｲ　　ﾊ　　　　　　　　　　　　　　つらみ・・・・
　　　　 　 !'　　ヽ　:ﾄ､ : : : :i:::|　　　、　　　　 　イ: ::　　　:|
　　　　 　 　 　 　＼　ヽ:.:..ﾉﾘ:＼　 　｀　　ィ::´::: |.: : 　 : ﾊ|
　　　　　　　　　　　　　 ヾ'/:.　　丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
　　　　　　　　　＿＿ ,. -:'::::...　 　　 ∧　ヽ、＿＿_
　　　　　　　 ／⌒ヽ　 ＼ ｀ヽ.　 　 //∧ ..:: 　ヽ ヽ｀ヽ

　　　　　　　　　　/　: : : /　 　 　　 　 　 　 i :　 　 　 : : ｀ 、
　　　　　　 　 　 /　: : :./ 　 　 /　 ,　　　; 　| i 　 　 　 : : :　ヽ
　 　 　 　 　 　 ,'　 : : :,'　　　 /　 / 　　/|　 | |　|、　:　:| : :　 :i
　　　　　　　　 i　 : : / 　 　 /i . /!　　/　! .,'| |　lﾊ　　: | : :　 :|
　　　　　　　　 |　: :/ . イ　 .:::| / | 　/　 ｊ / !.ﾊ |　Vi　 | : : 　 ヽ、
　　　　　　　　 | :.ノイ 　 　 ::::!' 　l ./　__,/ . |!　!| ､ ﾘ;..ｲ　i　 i　: :.
　　　　　　 　 イ´　/.:i 　 :十ﾅ''T;ﾘ!三. / 　ﾉ　 ﾘ._｀Tﾒ !　l　 ﾄ､: :|
　　　　　　　　ﾉ 　,'ｲ::l　　 :| ィｆ''ｆ:::;ゞiヾ　　　　 ｲ::ゞ!ﾊ | .ﾘ　i|　ヽ!
　　　　　　　/　　　 ! :ヽ　 :| .ヾ 弋Yﾉ 　　 　 　 ﾄYｿ〃!./　/l　 .ﾉ　　　　　　　　頭がガンガンして大変です。
　　　 　 　 / 　 　　: : : :ﾄ、|　　　　　　　 　　 　 ｀ 　 /,' ,ノ ﾉ
　 　 　 　 ,'　,　 、 　: : : Yヾ、　　　　　 　 　 '　 　　,' 　i|　　　　　　　　　　　　　元同僚さんが群発頭痛だったらしいので
　.　　　　 i　从　ヽ 　: : : : : ::ﾄ､　 　 　 　 __　　 　 ｲ　　ﾊ
　　　　 　 !'　　ヽ　:ﾄ､ : : : :i:::|　　　、　　　　 　イ: ::　　　:|　　　　　　　　　　　　　これよりひどいのかと思うと大変です・・・
　　　　 　 　 　 　＼　ヽ:.:..ﾉﾘ:＼　 　｀　　ィ::´::: |.: : 　 : ﾊ|
　　　　　　　　　　　　　 ヾ'/:.　　丶 ..__∧::|ｲ::::从:.:ﾉ ノﾘ
　　　　　　　　　＿＿ ,. -:'::::...　 　　 ∧　ヽ、＿＿_
　　　　　　　 ／⌒ヽ　 ＼ ｀ヽ.　 　 //∧ ..:: 　ヽ ヽ｀ヽ

　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　/　　　　　　　　 　 　 　 ﾍ　　 ＼　　 　 ヽ
　 　 　 　 　 /　　　　 　　 　　　/{ 　 　 i　　　　ヽ 　　　ヽ
　　　　　　 〃　　 　 /　 　 /　/ ﾊ　　 ｉ ! 　 　 　 ',　　 　 ',
　　　　　　j/　　　　/　 　 /　/{ ′'　　ｉ }　　　ｉ　　}　　 　 i
　　　　　 /　　 ,′ '　 　 /　/　ｉｉ　　',　 八　　 i 　亅　　 　ｉ
.　　　　 /　　　l 　 !　　　　/ 　 ｉｉ　　 './　ﾊ __| i　/ﾊ　　 　 !
　　　　 {ﾊ　 　 !　_j.　{ r　7""　 i　 ／ヽ ｢　　| iﾌヽ |　　　 ﾊ、
　　　　/　{ 　 　 ´ { ハ|_,厶ﾆ　　　　 　　 ﾆ=从L.、 |　　 }　ﾘ ｀
　　　　　　'､ 　 ｛ 从ﾚ'"f'´:::::j}`　 　 　 　 ´{ﾚ:::｀}ヾ>|　 j八/
　　　 　 　 八　 ｌ ﾍ, ` 弋:::(_ﾉ　　　　　　　‘.::(_ﾉ ″j／　　 .
.　　　　　 /　 ＼l＼＼　 ｀゛´　　　　　　　　　　　　,′　　　 ',
　　　　　//　　　　　ﾍ　 '""　　　　　'　　　　'""　/　　　　　,ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　肩に乗せるタイプの湯たんぽがじんわり・・・・・
　　　　　{ﾊ　 ｛　　　 人　　　　　　　　　　　　　 人　　　/ ∧ }
　　　　　{　ヽ八　　　|　 丶、　　　　´　　　 ,. イ　 }　 ／j/　 ﾉ
　　　　　　　　　＼　 ﾄ､＼ 　|`　　. __,.　ィ |　ノﾚ　j／__
　　　　　　 ｢`⌒)ｰヘ|＿厂冂　　　　　　|勹__,ノ⌒:く::.:｣、
　　　　　　 j／　）::.::.::ヽ::.::.ﾍく　　　　　　 〉::}::.::.::.::.::. i└ｧヽ
　　　　　　/　 r─-　､::.::.::.:.:},｣　 -─…─-　: ::.::.::: ;.　 -─┐
　　　　 　 {　　| {￣ 　 ＞'"　　　　　　　　　　　｀ ＜　　 ￣}亅
　　　　 　 {　　{ {　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　} }

―【やる夫達が現代ダンジョン６０層の友達に会いに行くようです】




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　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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'/ .∧､!　　｜乂rツ｀`　Ⅵ　 〃／─/　|　　i| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
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'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
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　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　始めは自我が消失した残骸だった
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　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　殺されつぶされ上書きされて【我等】は消えた
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最早【自分】が何であるかもわからない
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただ、気が付けば、星の海を漂っていた。
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残ったのは【飢え】
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　星を食らい、光を食らい、闇すら食らい
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ただただどこまでも漂った。
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【朧げな自我】が生まれたのは
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　数えきれない数の銀河を食らいつくし
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　並行世界にまで手を伸ばした時だったか。
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　無限を食らい、あまねくを食らい、それでも増え続ける可能性をつぶして食らい
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それでもなお満たされず、気づいた
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
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.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あぁ・・・・【我等は箱庭に捨てられた】のだと。
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇宙という、小さな箱庭に我等は打ち捨てられたのだと。
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
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/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飢えは消えた、ただ・・・どこまでも寂寥感だけが
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我等を苛んだ。　いつまでもいつまでも
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　生まれては消えていく星を眺めていた。
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
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.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

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ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
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　　　￣‐= /　　　 / .|　　　 /　　　　|　　　　　　Yニニﾆ
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　いつしか、我等は望んだ・・・【我等】以外が欲しいと
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どんなものでもいい、どれでもいい。
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから星に生まれる微生物でもよかった
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
　　　￣‐= /　　　 / .|　　　 /　　　　|　　　　　　Yニニﾆ
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.　　 /　 / 　 　 /　　 |　 ./　　　　　｜　　　 | 　 !ニﾆ￣
　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それらは壊れた。
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あまねくを喰らい続けてきた我等を認識するだけで崩壊した
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　存在を維持できないほどに、この箱庭の全ては我等に恐怖していた
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それこそ、【生まれる前から】
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　気が遠くなるほど試してみた。
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　星が生まれ、壊れ、星が生まれ、壊れを
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どれほどみていただろう・・・・我等は諦めた。
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　　　　　　　　【我等】は独りだ
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それを寂しがる我等が居た。
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それに怒る我等が居た。
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　それは星が生まれ、星が死ぬほどの時が過ぎるほど大きくなり
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─　　　　　　　　　　　　いつしか、我等は分かたれた。　一つでありながら分かたれた。
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､　　　　　　　　　　　　　　　我等は黒。　この箱庭が忌み嫌うバケモノ。
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
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　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして我等はついに分かたれた
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再び生まれた、青い星にとどまり、我等は弱い我等を捨てた
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いいや、弱いそれだけを捨てた。
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・唯一の誤算は、それが力の９割以上を持っていた事だ
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

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　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
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　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
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　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　我等はその存在だけがあるだけの残滓。
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　怒りに囚われている我等である。
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　我らが怒りは箱庭の外、この小さな籠に我等を捨てた何者かに
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　怒りを、復讐を。　我等の中にある７割が賛同している。
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
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　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
.　　 /　 / 　 　 /　　 |　 ./　　　　　｜　　　 | 　 !ニﾆ￣
　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの黒が壊れれば力は我等に返ってくる
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの力と今の我等ならば、この箱庭を砕くことができよう
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この小さな箱庭は潰え、我等が真に自由を取り戻す
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　途中、我らの中から離反者が現れたが、微かな残滓に用はない
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
　　　￣‐= /　　　 / .|　　　 /　　　　|　　　　　　Yニニﾆ
　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
.　　 /　 / 　 　 /　　 |　 ./　　　　　｜　　　 | 　 !ニﾆ￣
　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
　_,′ /　　　/　/ .／.|/　 　 　 　 　 !　　 　 | 　 |　|
　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　恐れ多くも、我等と並び経とうとする愚か者共
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我等であることも忘れ、この青い星から生まれたと思う戯けもの
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あまつさえ我等と反対の力を持つものまで現れた。
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・だが、あれは使えそうだった。
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
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　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　我等はこの青い星全てに存在し、すべてを見ている
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　全てを壊すのはたやすいが、その場合、あの黒が壊れる前に
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　我等を壊すかもしれない・・・我等の中の半数がそれに恐怖を覚えた。
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ、慎重に動かなくてはならない。　我等が、我等こそが黒なのだ。
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
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　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
　　　￣‐= /　　　 / .|　　　 /　　　　|　　　　　　Yニニﾆ
　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
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　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
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./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　そしてついに見つけた。　あの黒が執着するものを
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　寂しいという感情に囚われていたもう一つの黒を癒したあれを。
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　許せるものか、許すわけにはいかん。
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　なぜキサマだけ救われた、捨てた貴様だけ救われた。
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

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　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
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　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
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　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
./∧「｜ 　 Y´ら汽ﾐ､ ∨｜/　 / //　|/!　　i| 　 |　|
'/ .∧､!　　｜乂rツ｀`　Ⅵ　 〃／─/　|　　i| 　 |　|　　　　　　　　　　　　　　　　　我等の３割は憤怒に染まっている。
　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　我等の２割は嫉妬している
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我等の５割は・・・・・・・
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
　　　￣‐= /　　　 / .|　　　 /　　　　|　　　　　　Yニニﾆ
　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
.　　 /　 / 　 　 /　　 |　 ./　　　　　｜　　　 | 　 !ニﾆ￣
　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
　_,′ /　　　/　/ .／.|/　 　 　 　 　 !　　 　 | 　 |　|
　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
./∧「｜ 　 Y´ら汽ﾐ､ ∨｜/　 / //　|/!　　i| 　 |　|
'/ .∧､!　　｜乂rツ｀`　Ⅵ　 〃／─/　|　　i| 　 |　|
　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　「あれを壊して奪えばいい」と考えた。
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　あれが大事にしてるものを、我等で壊し
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　我らが愛を与え、我等の伴侶とするのだ。
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして壊れた黒よ、壊れたのちに我と一つになれば
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　結局はお前の物でもある。　早々に壊れよ・・・黒の伴侶。
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　 _-=ニニﾆ／
　　_-ニニニ／　　　　　-‐…･…‐　　　　　　　　 |ﾆ=_
　_-ニニﾆﾆ′　＞''~　　　　　　 ､-　 "''*､　　　　 =ﾆﾆ
_-ニニニニ{ ／　／　　　　　　　 ｀　　　　丶　　　 }ニﾆ
ー=ニﾆ／ニ､ ／ 　 　 　 　 　 　　　　　　　 ∨　　.ニニ
　　　}/ニニ/　　 　 ／　　　 /　　　　　 　 　 ∨　ニﾆﾆ
　　　￣‐= /　　　 / .|　　　 /　　　　|　　　　　　Yニニﾆ
　　　 /　 /　　　 /　｜　　/ 　 　 　 |　　　　　　「＼ニﾆ
.　　 /　 / 　 　 /　　 |　 ./　　　　　｜　　　 | 　 !ニﾆ￣
　　/　 / 　 　 /　／　　/　　　 　 　 |　　　　| 　 |─=ニ/
　_,′ /　　　/　/ .／.|/　 　 　 　 　 !　　 　 | 　 |　|
　小､ヽ　　r＝=／__　| 　 |　 /　/ /从｜　　| 　 |　|
./∧「｜ 　 Y´ら汽ﾐ､ ∨｜/　 / //　|/!　　i| 　 |　|
'/ .∧､!　　｜乂rツ｀`　Ⅵ　 〃／─/　|　　i| 　 |　|　　　　　　　　　　　　　だからこそ、我等は伴侶の周りだけを徐々に壊していった
　/　 `!　　｜,,,｀¨　　　　∨/　ｨif示≧x」_　/　　.|　|
./　 　 W　 从　　　　　 　 ヽ　 乂rﾂ　㌻　/　 　.|　|　　　　　　　　　　　　　ちょうど良い事に、赤色が動いていた、愚かな。
'/　　　∨　| ﾘ　　　　　 ′　　　｀¨,,,　 ル'| |　　　　|
'　　 /　 V｜＼　　　　　　　　 　　 ／ニﾆ|/　　　　　　　　　　　　　　 　 　 貴様程度があの黒をとれるかよ。
　　/　　 |　W}ﾄ､＼　｀`　　　＿ .ィ　　 |　/ |　　　　|
　 /　　　|　∨､丶r｀ Tころ三{　 |!　　｜/|｜　　　 |　　　　　　　　　　　　　徐々にセカイを覆い、徐々に壊し、最後にささやいてやれば
　/　　／|　　',ﾆﾆヽ-r=ニニﾉ＜ |　 　 |　.|｜　　　 |
./､丶`　 |　　 |￣/ﾆ「､=＼　　　　￣}─､ｌ|｜　　　 |　　　　　　　 　 　 　 　 あれは我等の物だ・・・我等が徐々に壊していった白色の残滓も使って
/　　　　 |　　 | /ニ/｜､ニ=_　　 　 /、　＼!　　 　 !
.　　　 　 |　　.从ﾆ/　.|　 ＼=-_　　_ﾉ､ ＼　 ∨　　｜　　　　　　　　　　　　　閉じ込めて、うまくいったのに・・・・・・・・
.　　　 　 |　 / | |/　O }　 　 ヽ=〉　」| |　　|　 |

　　　　 ＿＿＿＿
　　　／　　　　　　＼
　　/ ─　　　─　　　＼
　/（ ●）　 （ ●）　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　邪魔なんで帰ってくれませんか？
　|　　（__人__）　　　　　　 |
　 ＼　｀ ⌒´ 　　　　　 ／
　 　/　　ー‐　　　　　　ヽ
　　/　　　　　　　　　　　 ｀

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　　　　　　なぜあの黒は受け入れられ
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─　　　　　　　　　　　　　　　　　我等はあのような目で見られる・・・・
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我等もあれも黒ではないか・・・黒なのに
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──　　　　　　　　　　　　　　なぜだ・・・・・そして・・・どうして壊れない・・・・？？
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿　　　　　　　　　　　　　　　なぜ壊れないのだ？　どうしてあれに・・・・
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・・・
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　灰色を通して我等は知った――――
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　つんでれ・？？？　　というやつなのだろう
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／　　　　　　　　　　　　　　　　そうだ、そうにちがいない。
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／　　　　　　　　　　　　　　　我等もあれと同じ黒ならば、伴侶に愛されないことがおかしいのだ
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　得心がいった。
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／　　　　　　　　　　　　　　　　これは我慢比べだな灰色を使って作った我等の空間は
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　　　　　　　どのような力を用いても外部から砕くことは出来ん
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─　　　　　　　　　　　　　　　　　　もちろん内部からもだ。
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伴侶、お前が我等に　　でれる？？　まで
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──　　　　　　　　　　　　　　　　我等はお前にささやき続けよう。
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
.　　　　　　　　　　　　// ./　/ ｨifﾐx|／　／／　　　　　　　 |　＼
　　　　　　　　　　　　乂 / ／　心刋 .／／　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　お前は壊れないのだ。
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／　　　　　　　　　　　　　　　　我らが求めてやまない存在なのだ
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ、お前は我等を愛してくれるはず
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──　　　　　　　　　　　　　　　　我等も愛そう、お前にすべてをやろう。
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしてともに、箱庭を壊し、すべてに復讐するのだ
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ニニニニニニ=-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ニニニニ=-￣￣￣｀`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞──　￣￣￣｀`～､、
　　　　　　　　　　　　　　　　／　_､‐''゛　　　 ＿　　　　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／　／　 .／ _､‐''゛　　　＿＿__＼ヽ/
　　　　　　　　　　　　　〃 .／ ／／ ／／　_､‐''゛　　　　　｀`～､、
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　　　　　　　　　　　　　,'／　　 Vz爿// 　 ／　　 ／　　 ./
.　　　　　　　　　　　　〃　　　　 ´´ .|′／ _､‐''゛／　　 /
.　　　　　　　　　　　 /.i!　　　　´　　.| /／-､ / /　　 ／r─=ニ
　　　　　　　　　　　/　.|　　,､　　　　j/　癶ヽ＼　.／　　|ニニニ
.　　　　　　　　　　/-v人　 ‐′　　　　泛心刈／　　　.人＼ﾆﾆ
　　　　　　　_rヽ／￣　　丶　　　　　　 ゞ=ツ}′　　 ／､ﾆr─‐
　　　　　_r _､‐''゛/:::::＼〃 ﾉ＞　　　 　 ／ ｀`　　.／　　￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　灰色よ。　お前に力をやろう。
　　　／-／<:::::::::＼::､::〉, ゝr─f　＞''~　　 ／ ／､　　　　　／
.　　 {　ゝ┴┴￣￣｀ヾ／──／　/ 　 ／＿─＼＼　　 / ／　　　　　　　　　　　　　　　　黒に染まれ黒に染まれ、あの世界全てを壊してしまえ。
.　　八　　 ／／／ / /}::ヽ::＼‐　./　／ }/ //　─‐┘　.／／
　　　 丶 / ./o/ ／.〉/::＼::＿:〉 /／{ﾆﾆﾆ､/　　 /　　 /＿_ ／　　　　　　　　　　　　　　　　この箱庭にあってよいものは我等と伴侶のみ。
　　　　　>､_{ //　　У::::::|　 　 /」=-⌒ヽﾆ∨　./　　 / ､＿＿／
─‐､　　　　Ⅵ!　　ムｲ｀`　／{=´／￣￣＼|　/　　 / ＼─
‐､＿}_＼＿_.i∨　　 }｜／ﾉ‐/ /　　　　　　 ∨　　 .|　　　──
ﾆﾆ＞⌒ヽ　 |　丶　 ￣´_,､-={′　　　　　　　|　　　| ､
ﾆﾆ===ﾉ　}=/　　　｀i￣ニニﾆ}　　　　　　　　 !ﾆ　　|　＼
ﾆﾆ{　＿ /=i　　　　 |ニニニ从　 ､　　　/　/ .|ﾆﾆ.　＼　　 ──
=--=ﾉ　/ﾆ.|　　　　/ニニニニ ＼ ＼_./─　ｲニニ　　 ＼ ＼＿
=_　　--}ニ.|　　　./ニニニ=─　ゝ/_/_r┴" iニニニ　　　＼＿
ニ‐/＼ |ニ.!_,､-=＝＝=､/ニニニ∧　　　　 |ニニニ　＼ 　 ＼

_､‐──　 ｀`～､｀`～､　　　　　　~"''～､、＿＿_､‐''゛　　 _/ニニニニニニニ=-＿　寸ニニニ=-_
_､‐''゛´　　　　　　 丶　 ＼　　　　　　　　　　　　　_､‐''゛　　 -=ﾆ＼ニニニニニ=-´´　 ﾏニニニニ
　　　　　　　_,､-──＼　 ＼　─────''"~　　　　 ／　/　`¨　 ￣￣￣　　　　　　 ﾏ=──
　　　 _､‐''゛r‐┴＿ ]-￢＼　 丶　＿＿＿_､‐''゛　 　 ／ 　 /　/／　　　　 ／　　　/　　　W
　 ／／　 >ニニニニニニﾆ＼　　　｀　ｰ　＿＿　 ／　 i＼　／　　　　 ／　　　　/　　 　 }
.∥ﾆ〉　 /ニニニニニﾆ/{ニニ＼　　　　　　　　　　　／∧У　　　　／　　／///　　 /　八
./=/　}/ニニﾆ､─‐ ､ /:::∨＿ニ}≧=-　＿＿＿_､‐''_､‐''/ /　　　　　＞"￣`//　　 /　/i
|=〈　 /ニニニ|ﾆ､:::::::::::|￣:::::::＞''~＼￣￣￣￣　　　　　|　　 ／/弌芯㍉.　/ｲ　 ／ ／|′
|ニヽ {ニニﾆﾆ|ニ＼:::::::､::::::::/:::::::::::/ﾆ７ア≦ニ===‐┐ .| | ./／、　¨´　＿/_､‐'/ ／
|ﾆﾆ人 }ニニﾆ.|ニニ＼::::＼::::::::::::::〈ﾆ/=-￣￣　　　￣｀`V∧=<. ＼　 _　　イ／|/
|ニﾆﾆ〉‐┘、ﾆ|ニニﾆﾆ＞ ＿ー─r"{　　　　　 ／￣　￣.V.∧￣￣　ー＜／ 　 ,、 ,、　　　　　　　　　　　　　　もう一つの我よ、ユキという名前をもつ我よ
|ニﾆ.〈-､へ 〉ﾆ|ニニニニニﾆ/￣八/ 　 　 　 i　　｀`～､、∨ .〉─={￣ へ ヽ_ ./ﾉ〃〉
|=- =￣ ／ニ＼}ニニニニﾆ/ニニニ､　　　　 |　　　　　　"''～､　　丶,､ ,,､ r' /〃///）　　　　　　　　　　　　　　貴様を取り込み、我がユキとなろう。
丶-　＜ニニﾆﾆ＼ニニﾆﾆ〈ニニニニ＞─‐ へ　　　 ｀`～､、　ヽ └'へ）ノ=.|　　　ｲ､
}/＼ﾆﾆ＼ニニニﾆ＼── へニニニニニ/　　 ヽ＼　　　　 |　 /　　　　 /=_ﾉ　　/ 〈〉＼＿＿_,、_　　　　　　　　我等に名を・・・・捨てられる前はなんだったか
∨　 ＼ニ＞─ニニニ＼ニニﾆ＼ニ=─" 〉、 　　 ─＼＼＿／┐　　　 L// 　 /　｀｀`～､、{==､=
　￣}　 ＼ニニニﾆ＞──ニニニニニノ_/ 　　┬‐''" ｀ゝ/ー'" ＼　　 　／　　 ′　　　　　　~ヾ==　　　　　　　　我等はなんだったのか・・・
　　└i‐ 〈 ＼ニニニニﾆ/ ＼ へ＿_/￣　　　　/}h、　　　＼　　　 丶''"~　　／
.　　 人　　─'‐ ＿r─ ./　　　 ＞　＿＿＿_／ 」:::::V　　　　丶　　　 :.　　／
　　/┐＼　　　　　 　 ｲ　　　　　　＼」─┴┘::::::::::::∨ 　 　 　 ＼　　 ,ｨi{

_､‐──　 ｀`～､｀`～､　　　　　　~"''～､、＿＿_､‐''゛　　 _/ニニニニニニニ=-＿　寸ニニニ=-_
_､‐''゛´　　　　　　 丶　 ＼　　　　　　　　　　　　　_､‐''゛　　 -=ﾆ＼ニニニニニ=-´´　 ﾏニニニニ
　　　　　　　_,､-──＼　 ＼　─────''"~　　　　 ／　/　`¨　 ￣￣￣　　　　　　 ﾏ=──
　　　 _､‐''゛r‐┴＿ ]-￢＼　 丶　＿＿＿_､‐''゛　 　 ／ 　 /　/／　　　　 ／　　　/　　　W
　 ／／　 >ニニニニニニﾆ＼　　　｀　ｰ　＿＿　 ／　 i＼　／　　　　 ／　　　　/　　 　 }
.∥ﾆ〉　 /ニニニニニﾆ/{ニニ＼　　　　　　　　　　　／∧У　　　　／　　／///　　 /　八
./=/　}/ニニﾆ､─‐ ､ /:::∨＿ニ}≧=-　＿＿＿_､‐''_､‐''/ /　　　　　＞"￣`//　　 /　/i
|=〈　 /ニニニ|ﾆ､:::::::::::|￣:::::::＞''~＼￣￣￣￣　　　　　|　　 ／/弌芯㍉.　/ｲ　 ／ ／|′
|ニヽ {ニニﾆﾆ|ニ＼:::::::､::::::::/:::::::::::/ﾆ７ア≦ニ===‐┐ .| | ./／、　¨´　＿/_､‐'/ ／
|ﾆﾆ人 }ニニﾆ.|ニニ＼::::＼::::::::::::::〈ﾆ/=-￣￣　　　￣｀`V∧=<. ＼　 _　　イ／|/　　　　　　　　　　　　‥‥・灰色よ？　なぜ動かぬ・・・・・
|ニﾆﾆ〉‐┘、ﾆ|ニニﾆﾆ＞ ＿ー─r"{　　　　　 ／￣　￣.V.∧￣￣　ー＜／ 　 ,、 ,、
|ニﾆ.〈-､へ 〉ﾆ|ニニニニニﾆ/￣八/ 　 　 　 i　　｀`～､、∨ .〉─={￣ へ ヽ_ ./ﾉ〃〉　　　　　　　　　　我等は動けぬ、ユキが壊れるまでは動けぬ
|=- =￣ ／ニ＼}ニニニニﾆ/ニニニ､　　　　 |　　　　　　"''～､　　丶,､ ,,､ r' /〃///）
丶-　＜ニニﾆﾆ＼ニニﾆﾆ〈ニニニニ＞─‐ へ　　　 ｀`～､、　ヽ └'へ）ノ=.|　　　ｲ､　　　　　　　　　　我等ではまだ勝てぬ・・・ゆえに、ユキを壊すために
}/＼ﾆﾆ＼ニニニﾆ＼── へニニニニニ/　　 ヽ＼　　　　 |　 /　　　　 /=_ﾉ　　/ 〈〉＼＿＿_,、_
∨　 ＼ニ＞─ニニニ＼ニニﾆ＼ニ=─" 〉、 　　 ─＼＼＿／┐　　　 L// 　 /　｀｀`～､、{==､=　　　伴侶を我等の色に染めなくてはならぬ。
　￣}　 ＼ニニニﾆ＞──ニニニニニノ_/ 　　┬‐''" ｀ゝ/ー'" ＼　　 　／　　 ′　　　　　　~ヾ==
　　└i‐ 〈 ＼ニニニニﾆ/ ＼ へ＿_/￣　　　　/}h、　　　＼　　　 丶''"~　　／
.　　 人　　─'‐ ＿r─ ./　　　 ＞　＿＿＿_／ 」:::::V　　　　丶　　　 :.　　／
　　/┐＼　　　　　 　 ｲ　　　　　　＼」─┴┘::::::::::::∨ 　 　 　 ＼　　 ,ｨi{

_､‐──　 ｀`～､｀`～､　　　　　　~"''～､、＿＿_､‐''゛　　 _/ニニニニニニニ=-＿　寸ニニニ=-_
_､‐''゛´　　　　　　 丶　 ＼　　　　　　　　　　　　　_､‐''゛　　 -=ﾆ＼ニニニニニ=-´´　 ﾏニニニニ
　　　　　　　_,､-──＼　 ＼　─────''"~　　　　 ／　/　`¨　 ￣￣￣　　　　　　 ﾏ=──
　　　 _､‐''゛r‐┴＿ ]-￢＼　 丶　＿＿＿_､‐''゛　 　 ／ 　 /　/／　　　　 ／　　　/　　　W
　 ／／　 >ニニニニニニﾆ＼　　　｀　ｰ　＿＿　 ／　 i＼　／　　　　 ／　　　　/　　 　 }
.∥ﾆ〉　 /ニニニニニﾆ/{ニニ＼　　　　　　　　　　　／∧У　　　　／　　／///　　 /　八
./=/　}/ニニﾆ､─‐ ､ /:::∨＿ニ}≧=-　＿＿＿_､‐''_､‐''/ /　　　　　＞"￣`//　　 /　/i
|=〈　 /ニニニ|ﾆ､:::::::::::|￣:::::::＞''~＼￣￣￣￣　　　　　|　　 ／/弌芯㍉.　/ｲ　 ／ ／|′
|ニヽ {ニニﾆﾆ|ニ＼:::::::､::::::::/:::::::::::/ﾆ７ア≦ニ===‐┐ .| | ./／、　¨´　＿/_､‐'/ ／
|ﾆﾆ人 }ニニﾆ.|ニニ＼::::＼::::::::::::::〈ﾆ/=-￣￣　　　￣｀`V∧=<. ＼　 _　　イ／|/
|ニﾆﾆ〉‐┘、ﾆ|ニニﾆﾆ＞ ＿ー─r"{　　　　　 ／￣　￣.V.∧￣￣　ー＜／ 　 ,、 ,、
|ニﾆ.〈-､へ 〉ﾆ|ニニニニニﾆ/￣八/ 　 　 　 i　　｀`～､、∨ .〉─={￣ へ ヽ_ ./ﾉ〃〉　　　　　　　　　　　　　　そう・・・我等の８割がそれを望んでいる
|=- =￣ ／ニ＼}ニニニニﾆ/ニニニ､　　　　 |　　　　　　"''～､　　丶,､ ,,､ r' /〃///）
丶-　＜ニニﾆﾆ＼ニニﾆﾆ〈ニニニニ＞─‐ へ　　　 ｀`～､、　ヽ └'へ）ノ=.|　　　ｲ､　　　　　　　　　　　　　　我等の２割は、それを求めていない
}/＼ﾆﾆ＼ニニニﾆ＼── へニニニニニ/　　 ヽ＼　　　　 |　 /　　　　 /=_ﾉ　　/ 〈〉＼＿＿_,、_
∨　 ＼ニ＞─ニニニ＼ニニﾆ＼ニ=─" 〉、 　　 ─＼＼＿／┐　　　 L// 　 /　｀｀`～､、{==､=　　　　　　　・・・・・・その我等は裏切り者か？？
　￣}　 ＼ニニニﾆ＞──ニニニニニノ_/ 　　┬‐''" ｀ゝ/ー'" ＼　　 　／　　 ′　　　　　　~ヾ==
　　└i‐ 〈 ＼ニニニニﾆ/ ＼ へ＿_/￣　　　　/}h、　　　＼　　　 丶''"~　　／
.　　 人　　─'‐ ＿r─ ./　　　 ＞　＿＿＿_／ 」:::::V　　　　丶　　　 :.　　／
　　/┐＼　　　　　 　 ｲ　　　　　　＼」─┴┘::::::::::::∨ 　 　 　 ＼　　 ,ｨi{

_､‐──　 ｀`～､｀`～､　　　　　　~"''～､、＿＿_､‐''゛　　 _/ニニニニニニニ=-＿　寸ニニニ=-_
_､‐''゛´　　　　　　 丶　 ＼　　　　　　　　　　　　　_､‐''゛　　 -=ﾆ＼ニニニニニ=-´´　 ﾏニニニニ
　　　　　　　_,､-──＼　 ＼　─────''"~　　　　 ／　/　`¨　 ￣￣￣　　　　　　 ﾏ=──
　　　 _､‐''゛r‐┴＿ ]-￢＼　 丶　＿＿＿_､‐''゛　 　 ／ 　 /　/／　　　　 ／　　　/　　　W
　 ／／　 >ニニニニニニﾆ＼　　　｀　ｰ　＿＿　 ／　 i＼　／　　　　 ／　　　　/　　 　 }
.∥ﾆ〉　 /ニニニニニﾆ/{ニニ＼　　　　　　　　　　　／∧У　　　　／　　／///　　 /　八
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|=〈　 /ニニニ|ﾆ､:::::::::::|￣:::::::＞''~＼￣￣￣￣　　　　　|　　 ／/弌芯㍉.　/ｲ　 ／ ／|′
|ニヽ {ニニﾆﾆ|ニ＼:::::::､::::::::/:::::::::::/ﾆ７ア≦ニ===‐┐ .| | ./／、　¨´　＿/_､‐'/ ／
|ﾆﾆ人 }ニニﾆ.|ニニ＼::::＼::::::::::::::〈ﾆ/=-￣￣　　　￣｀`V∧=<. ＼　 _　　イ／|/　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・うらやましい、うらやましい
|ニﾆﾆ〉‐┘、ﾆ|ニニﾆﾆ＞ ＿ー─r"{　　　　　 ／￣　￣.V.∧￣￣　ー＜／ 　 ,、 ,、
|ニﾆ.〈-､へ 〉ﾆ|ニニニニニﾆ/￣八/ 　 　 　 i　　｀`～､、∨ .〉─={￣ へ ヽ_ ./ﾉ〃〉　　　　　　　　　　　　　　　あれの笑顔がどうして我等に向かないのだ
|=- =￣ ／ニ＼}ニニニニﾆ/ニニニ､　　　　 |　　　　　　"''～､　　丶,､ ,,､ r' /〃///）
丶-　＜ニニﾆﾆ＼ニニﾆﾆ〈ニニニニ＞─‐ へ　　　 ｀`～､、　ヽ └'へ）ノ=.|　　　ｲ､　　　　　　　　　　　　　　　伴侶よ・・・・我とともにある伴侶よ・・・
}/＼ﾆﾆ＼ニニニﾆ＼── へニニニニニ/　　 ヽ＼　　　　 |　 /　　　　 /=_ﾉ　　/ 〈〉＼＿＿_,、_
∨　 ＼ニ＞─ニニニ＼ニニﾆ＼ニ=─" 〉、 　　 ─＼＼＿／┐　　　 L// 　 /　｀｀`～､、{==､=
　￣}　 ＼ニニニﾆ＞──ニニニニニノ_/ 　　┬‐''" ｀ゝ/ー'" ＼　　 　／　　 ′　　　　　　~ヾ==
　　└i‐ 〈 ＼ニニニニﾆ/ ＼ へ＿_/￣　　　　/}h、　　　＼　　　 丶''"~　　／
.　　 人　　─'‐ ＿r─ ./　　　 ＞　＿＿＿_／ 」:::::V　　　　丶　　　 :.　　／
　　/┐＼　　　　　 　 ｲ　　　　　　＼」─┴┘::::::::::::∨ 　 　 　 ＼　　 ,ｨi{




―それは自分が形成した封印から何かが染められていることに気づいていない




―続く

　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　/　　　　　　　　 　 　 　 ﾍ　　 ＼　　 　 ヽ
　 　 　 　 　 /　　　　 　　 　　　/{ 　 　 i　　　　ヽ 　　　ヽ
　　　　　　 〃　　 　 /　 　 /　/ ﾊ　　 ｉ ! 　 　 　 ',　　 　 ',
　　　　　　j/　　　　/　 　 /　/{ ′'　　ｉ }　　　ｉ　　}　　 　 i
　　　　　 /　　 ,′ '　 　 /　/　ｉｉ　　',　 八　　 i 　亅　　 　ｉ
.　　　　 /　　　l 　 !　　　　/ 　 ｉｉ　　 './　ﾊ __| i　/ﾊ　　 　 !
　　　　 {ﾊ　 　 !　_j.　{ r　7""　 i　 ／ヽ ｢　　| iﾌヽ |　　　 ﾊ、
　　　　/　{ 　 　 ´ { ハ|_,厶ﾆ　　　　 　　 ﾆ=从L.、 |　　 }　ﾘ ｀　　　　　　ロキソニンねむみ・・・・短いですが今日の投下は以上になります
　　　　　　'､ 　 ｛ 从ﾚ'"f'´:::::j}`　 　 　 　 ´{ﾚ:::｀}ヾ>|　 j八/
　　　 　 　 八　 ｌ ﾍ, ` 弋:::(_ﾉ　　　　　　　‘.::(_ﾉ ″j／　　 .　　　　　　　　皆さん閲覧ありがとうございました。
.　　　　　 /　 ＼l＼＼　 ｀゛´　　　　　　　　　　　　,′　　　 ',
　　　　　//　　　　　ﾍ　 '""　　　　　'　　　　'""　/　　　　　,ﾊ
　　　　　{ﾊ　 ｛　　　 人　　　　　　　　　　　　　 人　　　/ ∧ }
　　　　　{　ヽ八　　　|　 丶、　　　　´　　　 ,. イ　 }　 ／j/　 ﾉ
　　　　　　　　　＼　 ﾄ､＼ 　|`　　. __,.　ィ |　ノﾚ　j／__
　　　　　　 ｢`⌒)ｰヘ|＿厂冂　　　　　　|勹__,ノ⌒:く::.:｣、
　　　　　　 j／　）::.::.::ヽ::.::.ﾍく　　　　　　 〉::}::.::.::.::.::. i└ｧヽ
　　　　　　/　 r─-　､::.::.::.:.:},｣　 -─…─-　: ::.::.::: ;.　 -─┐
　　　　 　 {　　| {￣ 　 ＞'"　　　　　　　　　　　｀ ＜　　 ￣}亅
　　　　 　 {　　{ {　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　} }

　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　/　　　　　　　　 　 　 　 ﾍ　　 ＼　　 　 ヽ
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　　　　　　j/　　　　/　 　 /　/{ ′'　　ｉ }　　　ｉ　　}　　 　 i
　　　　　 /　　 ,′ '　 　 /　/　ｉｉ　　',　 八　　 i 　亅　　 　ｉ
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　　　　 {ﾊ　 　 !　_j.　{ r　7""　 i　 ／ヽ ｢　　| iﾌヽ |　　　 ﾊ、
　　　　/　{ 　 　 ´ { ハ|_,厶ﾆ　　　　 　　 ﾆ=从L.、 |　　 }　ﾘ ｀
　　　　　　'､ 　 ｛ 从ﾚ'"f'´:::::j}`　 　 　 　 ´{ﾚ:::｀}ヾ>|　 j八/
　　　 　 　 八　 ｌ ﾍ, ` 弋:::(_ﾉ　　　　　　　‘.::(_ﾉ ″j／　　 .
.　　　　　 /　 ＼l＼＼　 ｀゛´　　　　　　　　　　　　,′　　　 ',
　　　　　//　　　　　ﾍ　 '""　　　　　'　　　　'""　/　　　　　,ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　だってユキの半分ですからね！！！！！！！（ﾅﾆ
　　　　　{ﾊ　 ｛　　　 人　　　　　　　　　　　　　 人　　　/ ∧ }
　　　　　{　ヽ八　　　|　 丶、　　　　´　　　 ,. イ　 }　 ／j/　 ﾉ
　　　　　　　　　＼　 ﾄ､＼ 　|`　　. __,.　ィ |　ノﾚ　j／__
　　　　　　 ｢`⌒)ｰヘ|＿厂冂　　　　　　|勹__,ノ⌒:く::.:｣、
　　　　　　 j／　）::.::.::ヽ::.::.ﾍく　　　　　　 〉::}::.::.::.::.::. i└ｧヽ
　　　　　　/　 r─-　､::.::.::.:.:},｣　 -─…─-　: ::.::.::: ;.　 -─┐
　　　　 　 {　　| {￣ 　 ＞'"　　　　　　　　　　　｀ ＜　　 ￣}亅
　　　　 　 {　　{ {　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　} }

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　　　　　　j/　　　　/　 　 /　/{ ′'　　ｉ }　　　ｉ　　}　　 　 i
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　　　　 {ﾊ　 　 !　_j.　{ r　7""　 i　 ／ヽ ｢　　| iﾌヽ |　　　 ﾊ、
　　　　/　{ 　 　 ´ { ハ|_,厶ﾆ　　　　 　　 ﾆ=从L.、 |　　 }　ﾘ ｀
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　　　　　//　　　　　ﾍ　 '""　　　　　'　　　　'""　/　　　　　,ﾊ　　　　　　　　　　　　　ふらふらしてきます（ふわふわ
　　　　　{ﾊ　 ｛　　　 人　　　　　　　　　　　　　 人　　　/ ∧ }
　　　　　{　ヽ八　　　|　 丶、　　　　´　　　 ,. イ　 }　 ／j/　 ﾉ
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