18時からカワイイです

カワイイ歴は450年くらいだけど、オニイチャンとは600年前後の付き合いなのでお互いそこそこ気安い関係でもあります

オニイチャンはノーガードでひたすら殴られて勝つみたいな戦法が似合いすぎている

ではやっていく

: : : ≧s｡:.:.:.:.:.:.:.:.＜＿　 　 　 　 　　　　　 | |: : :|　　|　|| ィ≠ﾐ　　|　|｡o=≠≠=s｡|　　　　　　　　　　γ´￣￣｀ヽ:.:.:.:.:.:.(__)_ﾆ=-─━￢
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ｰｧｧｧｧ‐＜: : : : : : __ﾆ=-＿　　-‐ｧ　　　(⌒): : :|　/|￣|ｰ≧≦￣￣≧s｡‐┬rr''Ｔ´　 ＜￣`弌ー‐‐‐＜｀`YY'´,.イ「 ＞''「　　 |⌒|＿|
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|=|　 　 |_|=ﾐ::.:|: : : : |=Q_ｧ{__} |_|￣￣￣ 八八‐r=｢￣{::::／|: ｨ行ﾐ| : : : : :圦 　 　 ∨ ,ｨ┴┴|ｰ|‐乂＿|||_|⊥ ＿|¨'| l |‐|:::|‐|　(　|∨
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|/////∧: : : |i,: : : ::| | |　)__))＞‐‐＜㌻ {===} |: :|: : : :.:|　.|j{　　 ﾏﾑ＿| 口:|＿＿＿| | |＿|: |: :_|,'|￣¨||_|＿|:..:|￣￣¨ |:::|´＿」〕ト乂
三三三三三三三三三ｱ´: ,ィ＞‐‐弌　.: :|￣i| |: :|: : : :.:| ﾛ|{i　　　}i}i}､＼「」:|ｉ|:|:.:|¨:|:|〈￣￣|￣|_|_|｀Y´.|_|＿|:..:|ﾛﾛﾛﾛ:::|:::|＾|／_|┬┬
＿| |　 || |'´:.:.:|: : : : |　{: : : :.|il:弋ﾆニフ==|:.:.:ｉ|[|: :|: : : :.:|ﾆﾆ====┴┴===ﾆ|ｉ|:|:.:|: :|:|z≧==≦Zﾌ癶_|l ﾉ_|／￣|ﾛﾛﾛﾛ:::|:::厂弋_ソ⌒
-‐| |　 || |＿__|: : : : |　乂:..:.:|i|」｣_|￣|　　│:..ｉ| |: :|: : : ::.|￣ﾞ{””““ＴＴＴＴＴ「|: |:|..:|: :|:|:| |乂: : |:,,| {:..:ハ ＼＼￣|ﾛﾛﾛﾛ:::|::|~丁ﾞ丁¨¨¨
／| |　 || |-‐┐￣￣|　厂厂|i|」｣_|: : |　 r┴:…'|: :|: : : :.:|‐-ﾑ　　 ﾊﾘＴ|:|:|::|: :／¨癶､|:| |　　￣＞二二二＞ﾍ:_:|ﾛﾛﾛﾛ:::|┼┼ ┼二二
／| |　 || |_,､┴ミ::: : | _厂厂_,|」｣_|: : |　 〕is｡.,__｀`''冖冖冖''爪zz'㌻､:|:|:|:|::|ィ＿イ⌒ト|_|　 r＜ﾆﾆ＞|‐|:|:＞┴…･･･冖:|::|i丁¨丁:::| |
／|_|＿||/ ,.ィ爪_＞､|( |￣|＼|」」二」|　 .|::|::::|i:i:i:丁丁ﾌﾌ￣|彡'¨ﾌﾘ_＼／:: | :: | |　 ||_| |-‐＜__彡ィ┴=个s｡.,＿＿　　└‐┴‐┴-=
.＞┬┬rｲ「,ィi〔沙'´__)|l￣|￣|　|: :: :||_,.」⊥ﾆ=-‐　¨”＿二ﾆ=≦/__∧“¨”_|:::￣|￣||]| |‐ｰ┬ェｴ__⌒ヽ:::::￣:|＼__＼＿￣￣””¨¨““
_,⊥二二二「-'",.∠|ﾆ|￣￣~ |　|: :__jI]｣..Z⊥ニ=:|:丁|-┴弋i{　　{:::::|''¨丁〕iト　_|＿||_|_|=-'''|:|:|:|:|／(￣::::::::::ﾉ─ト￣＼| |￣ﾞY丁TT
--‐… ''“¨”￣　 _,,,|ﾆ|　　　　|‐ｧ'´_ノｭｭ |__／￣,|:::|::|-=≦｢:|ゝ　 ｀'弌__|:|::|::|::::/ヽ:::::::＼,ｨi「l┌┐,イ￣￣￣＼¨￣＼　＼＿|　|¨:|:|
]｣Z⊥ニ=＝T丁「:| |ﾆ|　　　　|　乂___ﾉノ,|/:::::::::(_|:::|::|-‐ｧァ''|~ﾞトミ＿　　￣＞く ||ﾊ::::::::::∨ニ|::::|ニ丁^TT''T''''T￣_,.､＼　＼|　|　|:|
::|i:|:{ｉ:√Ⅷ|=|=|=|::| |ﾆ|　　　　|＼::ﾏニﾑ {:::::::::::::｀'弌:|／／|│ |､　｀'''|丁了ﾆ＼＼jj::::::::::::}‐‐:|::::|─┴‐| |　||　||￣ γ´｀ヽ､　”'･**･'”
::|i:|i:Vﾆﾆ_ |‐|‐|ナ'| |二二二ﾆ|☆|:::ﾏニﾑ乂＿::::::::::::::~"''～┴ L≧s｡|_|jIx㌻“”爪jﾘ:::::::::::√「|::::|二ﾆ芥芥¨丁￣「ﾆ乂＿::::::´"''ー-


　　　　　　　　　┌──────────────────────────────┐
　　　　　　　　　│　　　「獣の国へ、カワイイの巡礼を行う」というお触れが出された時　　.....│
　　　　　　　　　│　　　カワイイの民はにわかに沸き立ちました。　　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　　　　　└──────────────────────────────┘



　　　　　　　　　　　　【のんき】１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００【しっかり】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【1D100:87】


　　　　　　　　　　　　【おきらく】１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００【まじめ】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【1D100:61】


　　　　　　　　　　　　【カワイくない】１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１００【カワイイ】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【1D100:5】

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　／＼ 　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　／::::::;;;;;;＼　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　／:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　 ヽ　　　　　　ほうほう、奉仕活動によるカワイイ運動ですか。
　　　　　　　　　ｰ=ﾆ¨￣｀丶 　　＼　　　＼:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〉 　 　 　 〉
　　　　　　　　　　　　｀ヽ　 　',　　　＼　　　＼::;;;;;;;;;;;;;;;;;／　　　,, ･~
　　　　　　　　　　　　　 i　 　 L_　　　 .> 、　　＼_;;;, イ 　　,, ･~　　　　　　　　 確かに近頃のカワイくない若者には
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　　 ハ ｀ﾞヽ、　　,＞　　 　 　 　 く
　　　 　 　 　 　 　 　 / 　　/ 　ヽ　　ｉ　 ｖ’　　　　　　　 　 V
　　　　　　　　　　　 / 　　,'　 　 :ｉ 　 |: V 　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　　　　　うってつけの修行場かもしれませんね。
　　　　　　　　　 　 /　　 (　　 　l|　　llV　　　　　　　 　 　 　 ∨　　 　　,＞…ァ
　　　 　 　 　 　 　 {)　　　｀ﾞヽ、八)　ﾚﾟ　　　　　　　　 　 　 　 ∨　　／　　,ｨ´
　　　　　　　　　　　ヽ、 ,=､　　｀゛ヾメ、 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ /　(･)/
　　　　　　　　　　　 　 ゝ='､, (・)　　　 ｀ヽ、 　 　 　 　 　 　 　 　 V , =､/
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 (・)　　　`、　　　　　 　 　 　 　,,..ゞ､ソ. 　 , イ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ、=､ （・)　)ー―--,--､-‐―≦､　　`ｰ-‐'　/
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀ｰ…‐-'`ー-…'"　　｀ヽ｡。｡･’ヾ｡。｡｡｡ ･’






　　　　 　 　 ．　´￣￣￣｀
　　　　　　 /　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　 　 .′　　　　　　７ 　 　 ﾟ，
　 　 　 　 |　　 =ﾐ　　 　 7　　 　 }　　　　　　　　　地上とはとにかく水がないのでしょう？
　　　　　　〉　 { 沁 　 　 　 　 　 ﾑ斗ﾐ
　 　 　 　 | 　 乂ﾂ　　　　　　　/　　　 ＼
　　　　 　 ゝ　　　　　　　　_ .イ　 /　l　　 ＼_,　　 お肌が乾燥しそうでいやですわね……
　　　　 　 (_(_(_)ー=ｧ　 　 　 ＼　 　 }＼ 　 /
　　　　　　　　　 .／　　 　 　 　 ヽ⌒　　￣
　　　　　　　　 Y　　　/　　　　　　ﾟ，　　　　　　　　ああ、そうだ。　保湿クリームでも研究しましょう。
　　　　　　 　 .人__彡'　 　 　 　 　 }
　　　　　　　　V/　　　　　　　　　ノ
　　　　　　　　 {　 〉ｰ──‐一　ﾟ￣|　　　　　　　　過酷な環境でも、ぷるぷるしっとりお肌ならカワイイに違いありませんわ。
　 　 　 　 　 　 ﾏ7　　　⊂⊃　　　│
　　　　　　　　　 | インスマウス産 |
　　　　　　　　　 |　　 海 の 幸　　.|
　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　|
　　 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　--―-　 、
　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　 　 　 /　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　,　　　　　　　　　　　　　　　 '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'.　　　　　　しかし、獣の国ねえ……
　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　|　　∈∋:::::::::::::::::::::::∈∋ 　 |
　 　 　 　 , ―|　　　..:::::::::::::::::::::::::::::..　　　　|―、　　　 地上に住むという、人食いの地這い魚なのでしょう？
　 　 　 ／／/l　　　／　 /　　 ',　 　 ヽ　　 lヾ　＼
　　　　ゝ-t＿_〉、　ヽ　　{ 　 　 }　　　ﾉ　 ノ__,-―'
　　　　　　　 /　　¨｀ヽ￣｀ー イ¨￣￣￣　}　　　_,.、_　そのようなものへ奉仕して、何がカワイイのやら。
.――――‐弋　　　　 ） ――‐＼＿＿__ノi―, '　　　｀ヽ――――
　　　　　　　　 ｀￣￣　　　　　　　　　　　　　i≧‐-ｘｔ≦}
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l＿ 　 .|,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣¨






　　　　　　　　 　 ／:「:|
　　　　　　　 r y′　l: |
　　　　　　　∧ ヽ ／¨＼
　　　　　　 /　 ､ ﾞ: : : : : : ヽ
　　　　 　 〈＼　｝: : :（・）:（・）
.　　　　　　{＼: : : : : : : : : : {　　　 　 ∧　　　　　　何、こう考えればいいのですよ。
.　　　　　　 ∨〈ヽ: :( 二二　_)　　　　|: ﾚ':￣|
　　　　　 　 /: くノ: : :ー─ィ」　 　 　 |: : :＜{
　　　　 　 ./: : : : : : : : : : : :|　　 　 ／: : : : : ヽ　　 元よりカワイくない連中が街から旅立ってくれて万々歳。
　　　　　 /: : : : : : : : : : : : ::.､　 ／: : ／￣￣
　　　　 ./: : : : : : : : : : : : : ﾄ: ∨: : ／
　　　　/: :ィ: : : : : : : : : : : :| ヽ:.:／　　　　　　　　　彼らが奉仕の旅でカワイクなればカワイイナイアチャン神もお慶びになると。
　　　 〈: <|l: : : : : : : : : : : : ヽ
　 　 　 ＼:＼: : : : : : : : : : : : ､　　　　　　　　. γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　 `ﾄ: :＼_:_:, ┐: : : : : :i　　　　　　　　 ｜ 成程成程！　それは間違いないですわ！ |
.　 　 　 　 |: :＼: : : <{: : : : : : :!　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　＼::::::::::::::::::::::＼::＞―――‐＜//＼:::::::∧―γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 ＼:::::::::::::::::／ 　 　 /　 　 　 ＼//}_::::::∧ ｜ これで海の都は安泰ですわ～～！|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＿／ 　 ./　 　 　 　 　 　 Υ/〉―く　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　/　　　　　　　 　 　 ＼////＼　　　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　/　 　 　 　 |　　　　　　 ＼/「￣ 　 　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　｜　 　 　 　 |　　　　　　　　＼　　　　 　 、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　.|　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　|　| 　 　 |　　　　|　 / 、　　|　　　　　　 |　　　　　＿_＼
　　　　　　　　　　　　　|　| ´￣/|　　 ￣｢￣＼| l　 |　　　　　　 |　　　　　　＼＿＿
　　　　　　　　　　　　　|　| 　 / 从|　/　|/　　 |/＼|　　　　　　 |　　　　　　　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　|　|　`汽x／/／　⌒≧ｓ､　|　　　　　　 |　　　　 ＿＿／＿
　　　　　　　　　　　　　|　＼｢　ﾋｿ／　　 　 ノ/（ 》 |　　　　　　 |　 　 ＼＿＿＿／
　　　　　　　　　　　　　|　　 |｜ﾉ　　　　　 乂ｚﾝ　/　　　 　 |　 ＼ 　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼八ヽ　　　　　　 ＿／　　 　 　 ﾊ.　　 ＼|＼　 ＼
　　　　　　　　　　　　 　 「ヽ|　 :..、　 　 　 ＿＼＿／　　　/　}＼　　 ＼ ￣￣
　　　　　　　　　　　　　　|　｢￣￣）　　　　 ＼＿＿／　　/.| /　　￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　|　｢￣￣＼＿＿＿_　..::/　　 ／　/　／}／
　　　　　　　　　　　　　 人 |￣￣{＼)　 |　 　 ∧| 　 ./ ―/／
　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　　}ヽ｜＼「｢　|　 /　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　{　　　　 〉)ﾉ____/　　＼{　　／´￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 /{　　 　 /´　　/ 　 　 |　 ／_　／　　　　　　 }
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ＼＿_/:i＼／ 　 　 -|／/　 /　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　 　 　 　 /ﾆﾆニ＼/:ｉ:／ﾆ　 　 ﾆﾆ　/　 /　　　　　 　 　 ′
　　　　　　　　　 　 　 ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆアﾆﾆ　　　ﾆﾆ　 {　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　 くﾆﾆﾆﾆ＞‐ ´{　　＿-ﾆﾆ　　　| ./　　　　　　　　/
　　　　　　　　　 -ﾆニ＞‐ ´ﾆニＯ∨ﾆﾆﾆﾆ 　 　 ﾆ|/　　　　　　　　/
　　　　　　　 -ﾆﾆ＞´ﾆﾆ／￣￣/￣￣＼＿＿_-=/　　　　　　　　/
　　　　　-ﾆﾆ＞´ﾆﾆﾆ／　　　-/ﾆ//ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼＿＿＿_ 　　 /
　　　_-=ﾆﾆ/ﾆﾆ／ﾆ‐　 　 ﾆニ|ﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼_/
　　 -ﾆﾆﾆ/ﾆﾆ/ﾆﾆ　　　　-ﾆﾆ|ﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〉
　　ﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆ/ﾆニ　　　 ﾆﾆ二|ﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　ﾆﾆﾆﾆ|ﾆ./ﾆﾆﾆ　　　 .ﾆﾆニ|ﾆ{ {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　ﾆﾆﾆﾆ＼|ﾆﾆﾆﾆ　　　 :ﾆﾆﾆ|ﾆ{＿＿＿＿＿＿___＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/}
　　ﾆﾆﾆﾆﾆ人ﾆﾆﾆﾆ　 　 :ﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＼＼ﾆﾆﾆﾆ　ヽ
　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}ニﾆﾆ　　　ﾆﾆﾆ￣￣￣￣///////＼ﾆ＼＼ﾆﾆﾆﾆ|
　　ヽﾆﾆﾆﾆ／ ≧=―　＿_ﾆﾆﾆ　　　 ニ//////////＼ﾆ＼＿＿__＼
　　 　 ￣￣ 　 ヽ0ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧=――ﾆ/////////////／:i:i:i:i:i::i:i:i:＼}
　　　　　　　　 　 }ﾆ(＼(∨)／)Ｏﾆﾆﾆ/￣￣￣＼////´＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
　　　　　 　 　 　 |ニ￣/　l￣ﾆﾆﾆニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ￣/　　　 ￣￣￣

┌──────────────────────────────────┐
│　　　思ったよりも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　それこそ、オニイチャンが信ずるよりも、人は俗世に塗れています。　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　オニイチャンが純粋に成長と挑戦の機会として設けたとは言えませんが　　　.│
│　　　それでも奉仕者政策は、長命種故の世代間格差社会によって　　　　　　　 　 │
│　　　ある種の遺民政策として機能し始めていました。　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　都市の腐る臭いは、甘くカワイイナイアチャンを刺激しています。　　　　　　　 .│
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　 /////ﾑ　　 │　　　カワイイナイアチャンは、それを改めさせようとはしませんでした。　　　　.│
　 　 　 　 　 　 /////jI斗 ''".│　　　ただ、ひとつだけオニイチャンに言ったのです。　　　　　　　　　　　　　　....│
　　　　 　 　 　 V/,／　 　 　 └────────────────────────────────┘
　　　　　　 　 　 ∨　　　　　/　　　　 　 |　　＼〉´￣〉
　　　 　 　 　 　 /　　 　 　 .|　　　　　　 |　　　 ＼／
　　 　 　 　 　 ./　　|　 |＿/|_　｜　|｜　　 :|　｜ 丶
　　　 　 　 　 /　　 :|／| ./ .|　　|　｜|￣|＼|　｜　 |
　　 　 　 　 ./　　　 |　 |/　 |　　|　｜|　 |　 ＼ |　　|
　　　 　 　 /　　　 　 ｨfｱ示ぅx　 ⌒|/ｨ===x|　/ 　 :|　　　　　民の誕生と死、髪置と、成人と、結婚において。必ず祭りを開かせなさい。
　　　＿_／　/　　　 ＼乂:.ﾟ.:ﾉ　　 　 ん:.ﾟ（ ヾ/　 　 |
　　　＼＿_,/　 　 ＼＿＞"　　 　 '　 ~''ｰ'　/ 　 .　 |
　　　　　／　 |　 ＼＿_＞　　r　　 ､ 　 "＜＿／　 ＼　　　　そして、その全てにカワイイナイアチャンが出席すると伝えるのです。
　　　　　￣￣| |　　　八　 　 乂⌒ノ　　＜＿_／　、　＼
　 　 　 　 　 人l＼　　 | ＞　　　　　　 イ l 　 人　 |￣￣
　　　　　　　　　　 ＼　|｜　| ＞＜ | 　 |　 ／　 ＼|　　　　　 私はどのような規模、どのような祭りであっても出席します。
　　　　　　　　　　　　)ﾉV ｢≧==≦´＼ |／
　　　　　　　　　　　　　／rt/⌒v rt､ /― '''"~￣＼
　　　　　　／二二二ユ＼ノ:|　|::＼／´　　　　　 　 }　　　　　いいですね、お兄ちゃん。
　　　___／　´, ―――‐}/::::/　|::::|　|:::|　　/　 　 　 }
　　/:::::::::＼　　――‐ｭ'ｨ=====z__　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-_
　　:::::::::::::::::Υ ￣￣ニ/::::/　/:::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_
　/::::::::::::::::::::|ﾆﾆﾆﾆﾆ/::::/　｜:::|ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_
.〈／￣￣＼/ﾆﾆニ／ﾞ:::::| 　 |:::::| ﾏﾆﾆﾆﾆ＞....￣....＜ﾆ-_
　∨:::::::::::::/:＼___/|　|::::::| 　 |:::::|　ﾏ＞ .|:::::|..............|:i:i:i:i:i:i)
　｜:::::::::::::|::::{ |:::::::|　|::::::| 　 |:::::|　|:::::|　|:::/￣＼_/:i:i:i:i／
　｜:::::::::::::|::八＼::::＼､::::ヽ　|:::::|　|:::::| /:/:::::::::::::::}´￣
　｜:::::::::::::|:::::::≧=―‐=≦⌒≧=―‐=≦::::::::::::::::/
　｜:::::::::::::|＼::/｀ﾆﾆ○〈＞Υ＜〉○ニ/::::::::::::: /
　｜:::::::::::::::::::/　 ﾆﾆﾆニ〈>Ψ<〉ﾆﾆﾆ/ ::::::::::::: {
　｜:::::::::::::::::::} 　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾏﾌニﾆﾆ/:::::::::::::::::::|
　 丶::::::::::::／　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|:::::::::::::::::::::|





　 ∧　 ,〈/ ../ i : 　〉::.　　...: ／:;
　.:　.　// .::/　U ,/::./　 　 /::::/
　{　 } v､ :::　 　 /::./-‐…/::::〈
　‘V　 V＼､　i {　_L,,..　-‐ﾆ‐⌒
　　′　 V‐＼ .:.V{ニ‐七¨,;;;_
　　'　　 ∧ ･/‐　'＾､ 〈　･　 ﾉ
　ｌ　　　:'　 7　＾　Y　{::≧≦
　|　　ｌ　', /　 　 . U ｛:.:.:.:./　 /::.
　|ｌ |ｌ |　,/　　.::::::. 　 ｛.:.:/　 /::
　|| || |ｌ八　_　--　　　{/　 /:
　|| || ||　｀¨「⌒　　 　 {　 　 ﾉ
　|| || ||　　〈_‐‐:､　　　　　　し　　　　　　　　　 ┌─────────────────────┐
　|| || || ｌ　 〈ゝ- へ 〉　　　　　　　　　　　　　　 │　　　文字通り、都中が大慌てになりました。　　　....│
　)＼ || |　 ,∧¨"　　,.:::　　　 _､‐　　　　　　　　└─────────────────────┘
　　　￣￣ {　｝'丶 ノ 　 _､‐'゛:::::
　　 ﾅ ‐ 　 レ_　　 _､‐､::::::::::>''゛
　 　 ｀¨ 　　 { ｌ‐＜ ／　>''゛ニニ
　　　つ　 　 { |　 _,＞''゛‐ニニニ
　　 ＿　　　ﾉ |ｌ　{　{ニニニニニ
　ィ'|| |l l＼「|| ||　{　{ニニニニニ
　|| || || || || || || ｌｌ＼ ニニニニﾆ
　|| || || || || || || ||／〉 ニニニニ


　　※髪置き：三歳を迎えた子供への儀式。七五三の三の部分

　　ナ　ゝ　　　　　　　 ナ　ゝ　 /.　　十＿``　 ｰ‐;=-　　　　　　　 　 l7　l7
　　 ⊂ﾅヽ　°°°° ⊂ﾅヽ /＾､_ﾉ　| ､.__　つ　（___　￣￣￣￣￣　o　o
　　／:｀: : : : : : : : : : : : ::ヽ__　　､/!／!ー -'!＿, 　 　 　 ＿＿__
　/: : : : : : : : : : : :/: : : : : : :＼￣: : : : : :／ /　￣/＿/ : : : : : : : ｀: : -. .､
ｨ: : : : : : : : : :/ﾚi/!/!ﾊ: :|: ! : : iヽ: : : :／/ ./ .i　.i　＜_: : : ､: : :,――― ､: :7
: : : : : : : : : :/,ｨ===､　!/|/iﾄ､: ト､: : / ./ ./　/!　!＼　{: : : } ￣　 　 　 　 Y
: : : : : : : /i/　く了｡!ヽ=' ﾄ==､ ｢: : /_i/! //__i/l/|ハﾄ､!ヽ:/　 ｰ-＿､ 　 　.l
: :/⌒ヽ/　 　 　 ￣　 　 ヽﾟ┘!:／＿人l/エ!ヾ!=r┬ ﾄ､: :7　　<＿iｿヽ /ﾆ!
: !i　　 ;　　u　　　 　　　 ,　〉　lV　　　　 `ー‐'　ヽ二!ノ!/　 u　　 　 　 ∨!
:ﾍ 　 .:'　　　　　　　＿＿　 　 !　　　　　　　　　　 〉 .!　　　　　　　　　　 〉!
　 ＼__　　　　　 ／ー― 冫　l　　　　　　　　__＿ 　 }　 　 　 　 ＿＿＿ /
　 　i:ハ　 u　　{　　 　 　.{　/ﾍ　 　 u　　.／ー‐冫 ∧　　 　 / 　 ￣￣/
　r‐/ 　 ＼.　 　＼‐―一} /|　 ＼　　 　〈　　＿ { /|　ヽ　 　 ヽ＿___冫!
/:::::＼　 　 ｀: .-　　￣￣_/r.!　　　｀　､　　ー―‐'/..|　　 ｀　-　　 ＿__ﾉ
::::::::::::::＼　 　 : . : . /￣ノ::::::＼　　 　 　.`ｰ┬―'/::＼ ＿ 　 　 　 |＿
::::::::::::::::::::＼　　　 /:￣＼-'::::::::￣:｀ ､ 　 　 .ﾄ､／:::::::::::::::::::＼ ＿_ !::::::＼__
::::::::::::::::::::::::::＼　 {::::::::/⌒ヽ、:::::::::::::::＼＿/:::::＼＿:::::::::::::::::::::::::::/＼/⌒ヽ!

┌────────────────────────────────────────┐
│　　　それまでカワイイナイアチャンは、国総出の儀式や式典にしか出席しなかったのです。　　　 │
│　　　政治戦略というよりも、カワイイナイアチャンの束縛を疎んだカワイイの民が　　　　　　　　　 .│
│　　　自主的にそうしてきたものでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　しかし、これはカワイイナイアチャンが自主的に言いつけたものであり　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　何くれとなく難癖をつける者など出ようもありませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　自分の開いた催し物に、カワイイナイアチャンが出席する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　どれほどの金銀財宝を積み重ねても、決して叶わぬ栄誉なのですから。　　　　　　　　　　　...│
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　それでも、その希少性を損なうのは――。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
　　　　　　　　　　　　 　　　 │　　　そう思った者が、畏れ多くもカワイイナイアチャンに理由を問いました。　　 　 .│
　　　　　　　　　　 　 　 　 　.│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　 　 　 　 　 　 |、　　　│　　　カワイイナイアチャンは、穏やかな笑みを浮かべて彼に答えました。　　　　　 .│
　　　　 　 　 　 　 　 |::＼　　└──────────────────────────────────┘
　　　　 　 　 　 　 　 |::::::::＼ 　 　 　 　 |::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　＼::jI斗=====く￣＼:::::/
　　　　　　　　　 　 　 ／ ／　　 ＼　 ￣｀〈_}￣〉､
　 　 　 　 　 　 　 　 /　/　 　 　 　 ＼　 　 ､∨　 ヽ
　　　　　　　　　 　 /　 |　　｜ 　 |　　　　　 |　　　 |
　　　 　 　 　 　 　 |　　|　　｜ 　 |　　｜　　|　　　 |
　　　 　 　 　 　 　 |　 N　　｜｜ |⌒ヽ|　 　 ＼　　|＼＿_ノ
　　　 　 　 　 　 　 |｜⌒|ﾊ/|　ﾊ/　l∧|　　｜　＼ |＿_／　　　　　私は私の価値を誇示しません。
　　　 　 　 　 　 　 |｜ ｨ芹ぅ|/　 ィ示ぅァ/　|＼＿.＼＼＿
　　　 　 　 　 　 　 |∧ {! 乂ﾘ　　 乂り／　 八| ＼＿＿／
　　　　　　　　　 ／＼＼＞"'　　　""￣|／ |ノ}人(　　　　　　　　　何故ならば、私はカワイイナイアチャンであり
　　　　　　　　　 ￣|/ ＼N公:. v　フ ／/　.ハ＿_
　　　　　　　　　　　　　　）ノ＼≧ ≦＼{　/　 У　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 )ﾉ /　/ }∨　／　 /⌒＼　　　　　　それが移り変わることがないからです。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　/　　　/　　 /...／￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 |＼＿/　　 /.../　　　　 ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　.!.....／　　 /.....{/　 　 　 　 ヽ　　だから、本来ならば貴方達の行いも
　　　　　　　　　　　　　　 　 {￣＼_|／＿＿,/........ヽ　　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　 　 　 〈＿_((⌒))￣＼...............{＿＿＿／}
　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::/¨＼:::::／................八＿＿_／∨　 ただ愛でるだけ、ただ眺めるだけでよいのです。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:::::/、　|::∨................イ..........∧　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　 ＼:{　ヽ_|::::| -=≦................../ ∧　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {￣　　ヽ＿＿__／ |　　＼　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣{￣|　|　 |　 |　 |　　|　 ヽ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 |　|　 |　 |　 |　　|　 |　＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /|　 |　|　 |　 |　 |　　|　 |　｜|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / :|　 |　|　 |　 |　 |　　|　 |　｜|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / ./|　 ヽ.|　 |　 |　 |　　|　 |　｜|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∧/_,|　　 /　/ 　 　 |　　|　 |　｜|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /::/::::::|:＼/　/　 / 　 |　　|　 |　｜|＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 く∨::::::::|::::/`:/　　|　　 |　　|　 |　｜|:::/〉

　　　　　　　　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ｜ 　 しかし、私をカワイイと認めるものがいます　 |
　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ




















　　　　　　　　　 /////ﾑ　　　　　　　　　　　　 ／'//|
　 　 　 　 　 　 /////jI斗 ''"~￣￣~"''　 /⌒V/////
　　　　 　 　 　 V/,／　 　 　 /　　　　　　＼::::}////
　　　　　　 　 　 ∨　　　　　/　　　　 　 |　　＼〉´￣〉
　　　 　 　 　 　 /　　 　 　 .|　　　　　　 |　　　 ＼／
　　 　 　 　 　 ./　　|　 |＿/|_　｜　|｜　　 :|　｜ 丶
　　　 　 　 　 /　　 :|／| ./ .|　　|　｜|￣|＼|　｜　 |
　　 　 　 　 ./　　　 |　 |/　 |　　|　｜|　 |　 ＼ |　　|
　　　 　 　 /　　　 　 ｨfｱ示ぅx　 ⌒|/ｨ===x|　/ 　 :|
　　　＿_／　/　　　 ＼乂:.ﾟ.:ﾉ　　 　 ん:.ﾟ（ ヾ/　 　 |　　　　　　私は、それに報いるだけのカワイイがあります。
　　　＼＿_,/　 　 ＼＿＞"　　 　 '　 ~''ｰ'　/ 　 .　 |
　　　　　／　 |　 ＼＿_＞　　r　　 ､ 　 "＜＿／　 ＼
　　　　　￣￣| |　　　八　 　 乂⌒ノ　　＜＿_／　、　＼　　　 そう示すことで、私は初めて、カワイイである我が身を
　 　 　 　 　 人l＼　　 | ＞　　　　　　 イ l 　 人　 |￣￣
　　　　　　　　　　 ＼　|｜　| ＞＜ | 　 |　 ／　 ＼|
　　　　　　　　　　　　)ﾉV ｢≧==≦´＼ |／　　　　　　　　　　　カワイイと受け容れることが叶うのです。
　　　　　　　　　　　　　／rt/⌒v rt､ /― '''"~￣＼
　　　　　　／二二二ユ＼ノ:|　|::＼／´　　　　　 　 }
　　　___／　´, ―――‐}/::::/　|::::|　|:::|　　/　 　 　 }　　　　　　それは私を、貴方達の知る私足らしめる為に、必要な行いなのです。
　　/:::::::::＼　　――‐ｭ'ｨ=====z__　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-_
　　:::::::::::::::::Υ ￣￣ニ/::::/　/:::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_
　/::::::::::::::::::::|ﾆﾆﾆﾆﾆ/::::/　｜:::|ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_
.〈／￣￣＼/ﾆﾆニ／ﾞ:::::| 　 |:::::| ﾏﾆﾆﾆﾆ＞....￣....＜ﾆ-_
　∨:::::::::::::/:＼___/|　|::::::| 　 |:::::|　ﾏ＞ .|:::::|..............|:i:i:i:i:i:i)
　｜:::::::::::::|::::{ |:::::::|　|::::::| 　 |:::::|　|:::::|　|:::/￣＼_/:i:i:i:i／
　｜:::::::::::::|::八＼::::＼､::::ヽ　|:::::|　|:::::| /:/:::::::::::::::}´￣
　｜:::::::::::::|:::::::≧=―‐=≦⌒≧=―‐=≦::::::::::::::::/
　｜:::::::::::::|＼::/｀ﾆﾆ○〈＞Υ＜〉○ニ/::::::::::::: /
　｜:::::::::::::::::::/　 ﾆﾆﾆニ〈>Ψ<〉ﾆﾆﾆ/ ::::::::::::: {
　｜:::::::::::::::::::} 　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾏﾌニﾆﾆ/:::::::::::::::::::|
　 丶::::::::::::／　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|:::::::::::::::::::::|

　　　　　　　　　　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾓ　ﾉ￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ 　 私は、貴方達とは異なる蕃神なので　|
　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ






　　　　　　　┌────────────────────────────┐
　　　　　　　│　　　そのハッキリとした受け答えは、瞬く間に都へ広がり　　　　　.....│
　　　　　　　│　　　カワイイの民達はこぞって役所へ予約申請を始めました。　 　 │
　　　　　　　└────────────────────────────┘

;:;:｀ヽ、;:;:;:;:;:;:;:;:＼三三ﾆ込、: : : : : : : : : : : :,ｨ(三三三三三三三=- ￣ |:;:;:;::::::_｣-‐ ''"~:::;:|;:;:;:;:;:;:;:;:__｣
;:;:;:;:.::.::｀丶、:::::|:: ＼三三三≧=‐----‐=≦三三三三三=-￣: : {: : : .:.:j_､‐''゛.:.:.:.:.:::::::::::::_」 -‐::'''"|;:;:
;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:|ヽ､:|: : : :`'く二二二二二二二二二二二-￣: : : : : : :j_､‐''゛「＿;;::::-‐::''''""~｢;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:
:;:;:;:;::::::::::::::|:::.:.:｀`ﾄ : : .:.`|＜二二二二二二二二-T: {: : : : :_､‐''゛| _､‐'ﾞ::::::::::::::::;:;:;:;:;:;::::::|;:;:;:;:;:;:.:.: .;:|:;:;:
~"ｉ'㍉:::::::::|.:.:.:. :. |::｀丶: :|: ｀`ｉ=＞‐…ｰ-＜ﾆ／｢: :i: ::}_､‐''゛j _､‐'「: :: ::|.::.::.::.::.:::::::::::::__ ⊥-‐ ￢冖'''"~
;:;:;|;:;:;:;:´"'=- _.:.:.:|;:;:.:.:.:｀'ト.._.:|'ﾞ:::..　　　:::::::／: : i - ｆ'´レj‐ ''"｢: : :|＿ ⊥ -‐ ￢ '':｢.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;|;:;::::::::::::::::::::|￣ "Tｰ _|: : ｀|i:::::::::..　　｀く　. . :-　T"~: :jL -‐Ｔ ￣: : ::|: : : :;:;.:.::;:::|: : : :;:;:;:;:;:;:;:|:::;:;:;:;:;:;:
;:;:;|;:;:::::::::::::::::.:.|.:. : : :|_:_:｢二Ｔ|i::::i:i:::::..　　 :　　. -‐ T ￣: :|.:.:.:.:|＿,,.. : ┴ｰ:┬‐…￢冖Ｔ ''"""ﾞ~~￣|￣
-‐…￢'Ｔ'''""￣{￣::::|: : :|__｢|i:i:i:i:i:i:㌻ ､┘ _　 i　ｰ-　- ⊥二L＿|: : : : :.:.:.:|.:.:.::::::::.:.:.:. |:::::::;:;:;:;:;:;::: :|;:;:
;:;:;::::::::;:;:;{;:;:.:.:.:.:.:.}:::.:､┴''「_｣り￣￣￣ ﾟ｡`'㍉,､￣"ﾆ=-　.._|: : :|: : : : ￣`|""''' ￢ｰ-　 ⊥::;;;;_;:;:;:;:;:;:;:|;:;:
;:;::::::::::::::;};:;:;: .::.ノ''"|: : ／|: :/ : . .　　　. :'，　｀'弌 ﾆ=-　__ _ ￣ 二ﾆ=- ⊥　 __: : :|: : : :.:.:.:.:::::「￣~~""
;:;:::::::::::;:;:}:_､‐''゛.:.:.: |／|.:.:ﾚ'ﾞ￣√￣「￣　`､　　　~"''┴∟~"''　 _. . . . : : : : : : : :￣二ﾆ=-　⊥..,,_;:;:;:;:;
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　　　 ∠__ノ　　　￣￣￣|三<⌒V::ハ::〉　　「￣＼_|
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┌────────────────────────────────────────┐
│　　　役所の奮闘（それとオニイチャンの鬨の声）によって厳正に定められた予約に基づいて　　　│
│　　　最初にカワイイナイアチャンが赴いたのは、なんと都の最下層、浄水街でした。　　　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　ここはカワイイの民でも、特に貧乏で不衛生な人たちが集まる場所です。　　　　　　　　　　.....│
│　　　（衣食住と仕事と医療が政府から受けられる分、地上のスラムよりはマシですが）　　　　　　 │
└────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　|　| 　 | |　　i|　l|　　　　　　l|　　　|　}　　 |l＿||
　　　　　　　|　i　　ｉ ｌ_j|_　　i|　 |l　　 　 l|　 　 j_ j|＞_´::::::::::|
　　　　　　　ｉ　l　　| |:::::::::＜|＿|i＿＿__j|└=:::..．:::´::/::::::::::|
　　　　　　　∨ 　 i| |::|::＼::::::::::::::::::::::::::::::::::／:::　　::/::::::::::::|
　　　　　　 　 ,　　 | |::|: 　_ヽ:::::::::::::::::::::::::::/,:::ヽ 　 /::::::::::::::|
　　　　　　　　 , 　 | |::|:　 {:::::iY::::::::::::::::::::/ !:::::::|　/:::::::::::::::::!　 /　 /
　 　 　 　 　 　 '　∧|::ヽ　l:::::ｉ i::::::::::::::::::/　l::::::ﾉ /:::::::::::::::::::|　/,　/　/
　　　 　 　 　 　 ∨.∧:::::...ヽﾉ |::'´　 ｀v　　｀ｰ'∠::::::::､:::::::::::!,// /　/
　　　　　　　　　　∨∧::::,'"＼j: 　　　:ｉ_　-　´　　　　 ':::::::: |　 〃 /　//
.　　　　　　　 　 　 ∨∧::　　　　　　　　　　　　　 j　 　::::::::|　〃 /　//
　　　　　　　　　　　 ヽ Ⅴ　〈　　　　　　　 　 　 ,ｲ　 　 :::::::| // /　／
　　　　　　　　　　　　 ヽﾍ.　 ＼ ＿　 ＿_ 　 .イ/　　　 :::::::ｌ// /／
　　　　　　　　　　　　　 ＞ｰ─｀＝‐､＿t '´ ミ/　 　__ :::::/彳／
　　　　　　　　　　　　　{ﾐr-‐t─t f´:::::::::::＞､ ＼_ノハj::ムイ|
　　　　　　　　　　　　　ゞｰ､ ﾍ.　| ゝ:::::::::ノ /　｀ﾞー'／//γ=}
　　　　　　　　　　 　 　 　 ｿ　 ヽゝ ＿＿ ノ 　　 イ/////{　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　＿　　 ≦//＝ﾐ///乂 ヽ

┌──────────────────────────────────┐
│　　　ここは謂わば、カワイイの都における浄水施設であり　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　蝦飼い、糞喰らいと呼ばれる職の持ち主達が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　生ゴミや糞尿、その他の産業廃棄物を生物を使って処理し　　　　　　　　　　　│
│　　　海を汚さないようキレイにする仕事をしています。　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　穢多というほどではありませんが、上層部ほど（オニイチャンは別です）　　　...│
│　　　この蝦飼い達を忌み嫌い、近づこうとはしません。　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　それほどの悪臭を伴う業務に就いているから当然ではありますが　　　　　　　│
│　　　彼らもまた、社会につま弾かれた者達でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
└──────────────────────────────────┘

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│　　　そんな蝦飼い達にとっても、まさか自分達の祭りが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　一番乗りにカワイイナイアチャンを迎えられるとは予想外でした。　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　興味本位で来た野次馬の大半は悪臭にエラをつまみ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　足早に退散する中、カワイイナイアチャンは伴もなく、ひとりで祭りへ向かいます。　　　..│
└──────────────────────────────────────┘


　　 /　,　.:::: .:;:::::;:/:,!:::. .::　 ::.i!:　.:;. .:.　　　　　 ,
　　,' ..; ;/::::::;i!:::;',l::,i!:::::::::::::::::i!::..::;l::i::: 　.i　l　, ｌ l
　 ,'ｉ ,' ,';,;ｨ-'‐‐､'‐' '------'.l､;;;_i!;i!:::::::::::::..:.:ｉ l l
　 !::il ,i!_;;ｨ-ﾄ､-､ヽ、　　　 ,.ィ:::_;;;;;;;｀ヽ､_::::::i ,' i
　ｌ::;' ::i!ﾄ､-　　　`i::l　　 ./::,ｨ､´ヽ '　l ヾ;::`:i! i:::i;
　l::l::::l!:ト-　　 ’ .l:;'　　.,':::i__`-　　 ･　_/::::i!;'::/:;
　ｌ:l.l:l:l::ヽ､イ;;;;;;;i':;'　　.,'::::l_,`__,....,_..,:;!ｲ:::::;i!,::;':/;
　.!l.l!i:l::::::::::　 :::::::　　 .l::::::::`ー-'‐:'´:::::::::il!;':::::/:　　　――いや、驚きましたね。
　 ll.i!!.l:::::　　　　　　　i:::::　　::::::::::::::::::::::;'i!:::::::':/
　 .'ll:l::l:::::　　　　　　,/::　　 　 　 　 ::::::/;';:::::::/
　　 'l,::l::::..　　　　　　　　　　　　 ...::::::/;':::::; '　　　　　まさか、カワイイナイアチャン様が
　　　ヽi;:::::　 ,ｨ='＝＝lii､_　　　..:::::::://:::;ｲ
　 　 　 `i::::. ヽllllllllllllllllll;r`-. ..::::::::::/:::／
　　　　　lli,;:::.　,ィ―.､　 　 ..::::::::;:ｲlイ　　　　　　　　　僕達の祭りにお越しくださるなんて――。
　　　　　llllli;;::..　　　　　..:::::;イlllllll
　　　 　 .lllllllli､:::::::::;:::;;:ィillllll' 　 il!
　　　 　 ﾉll--､lllllllllllllllllllllllllｉ,＿illl,
　　　 ,,illllll　　 'llllllllll'´￣.'lllllllllｌi!lllli、
　　／`llllllli､___ﾉlllllllli､____ﾉl'´　l!llllllｨヽ、
,,イ＿ノlllllllllllllllｲ　｀ヽllllllllllli､__l!lllllll　　＼
llllllllllllll'　　 ヽlll　　　illllllllllllllllllllllllllllli‐--illliii､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//,|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｖ//＼ 　 　 ＿＿_〉::＼////|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　 |　　 　 | 　 |　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　｜｜ |　|　ﾊ⌒l＼ |　　 |　|｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　 /⌒|ノ}ノ}ノ　ィf笊ｘ|　　 |　|　＼＿_　　　 カワイイナイアチャンはどこにでもいるからね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　 ｨf示　　 　 乂ソﾉ|　　 |､　＼＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|＼ 八vソ 　 　 　 ""/　　/ヽ＼＿_ノ
　　　　　　　 __　　　　　　　　　　 　 　 丶|　 ＞_"" 　 ′ 　 ∠ノ　/ }　}　　　　　　　　それで、どんなお祭りをするの？
　　　　 　 　 | |　　　　　　　 　 　 　 　 ∠＼|＼_＞　 ﾏ　フ　∠ イ l }ノ
　　　　　(＼_| |ユ ＿＿＿　　 　 ＿／ﾆﾆ)ノ)ノ＼ ≧s｡ ＿／┤/ /
　　　　　 ＼　 ／ﾆ//ﾆﾆﾆﾆ==ﾆ/:/ﾆﾆﾆ{ 　 　 　 )ノ{Uﾉ　____ノ､{/
　　　 ⊂ニ´_/ﾆﾆ//ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{:/ﾆﾆﾆ‐{　　　／ ／/ ./::/　|　　￣￣＼__
　 　 　 　 　 {ﾆニ{:{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-＜ﾆO}/::/　/|　　　　　_-ﾆﾆ- _
　　　 　 　 　 ￣￣￣￣ 　 　 　 ＼ﾆﾆﾆﾆ／:::::/　／|ﾆﾆﾆ=―――=ﾆﾆﾆﾆﾆニ〉
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼_／ l:::: /　/:::::|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {::|　 |:::::| ./:::::/|＿＿ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／....＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 八:ヽ_ヽ:::| l:::::/　　/:::/＼＿＿＿＿／................＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- ':::/　/:/　/　　 　 ＼＿____／ﾆ＼






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ 　≦二ミﾐY 彡三二ﾐ　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／　　≦=　　≦ﾆﾐ､ 　ヾ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ / / ／ ／ ≠〃 ヽ ＼＼ヽ　　 '
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ / / /　/　 / / l　　 Y　ヽ ヽヽ　　'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　/ /　/　 ,　 　 |　 　 l　　 ,　　ｉ　　'
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 | 　 　 /　　 　 　 |　 　 |　　 i　　 | 　|　　　　　……この間、甥が生まれたんですよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 |　 |l　　 　 ,
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　 　 　 !　　　　　 　 　 | 　jl.　 　 ∧　　　　　ここで子供が生まれてもめでたくはないと皆思っていたのですが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ丶.|i　| 　 　 　 |　| 　 ﾚ',::::!　/ /_　＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人∧＼| l 　 |ｉ　 |　レィ/:::::/ / 人＿) (＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ ｰﾍ∧ﾄt::､ｰ┴‐┴必ﾚ'::::::/ ／　 　　　 ｰ ヽ 弟夫婦がね、せっかくだからと申し込んだそうなんです。
　　　　　　　　　　　　　　　／　(⌒)　∧ `´ヽ　 |:::'´ 　 :::::/.ｲ}　　γ⌒Y　　　ヽ
　　　　　　　　　 　 　 _ イ　)　 　　γ⌒ヽ.　､_,､|,､_ノ...::／ー'　　 人＿ﾉ　　 　　ヽ
　　　　　　　　　　　ｲヽ　 ｰ　　　　 乂＿ ﾉヽヽ二ノ::::イ　　　, ⌒ヽ　　　 　◯　　( ヽ
　　　　　　　　　 /　 　 Y　　　◯　　　　　 (　ゝ- ＜ 　◯　 ゝ　_人　　　　　　　　ゝ-＼
　 　 　 　 　 　 /　　 　 |　　γ⌒ヽ　(　)　 ￣　　　　　r‐､　　 ＿　　　◯　γ⌒ヽ
　　　　　　　　 i　　　　人　　乂　丿　　　　　γ⌒Y　 ゝ-'　　(　　)　　　　　乂＿ﾉ
　　　　　　　　 |　ー　　　─ ､　￣　◯　　 　 乂_ノ　　　　r‐‐､￣

　　　　　　ト　───ﾌ
　　　　　　ヽ　　 キ
ｉ　|　　　　　 |　　ャ
|　l　 　 |　 _ﾉ 　 ハ
＞'..､i!　|　ヽ　　 ハ
::ト ::::＼j 　 <　　ハ
:::!　丶:::丶､j<　　ハ
::::ヽ　　∨::ト/＿　　　　＞
:ｉ:::::::＼　∨|i:::llト∨＼/
:i{　 ::::lｉ＼i}:li:::ｉ::||i:ｌ|トil 　 /
: ﾍ　　i::::::::ill　l:i|／}:/　 /　　　　　　　　　なので、ええ！　せっかくなのでね！
i::　ﾄ､ 　 ::l::li 　 トｲi|　 /　 　 ／
li　 |ミx､_　 　 　 :::::|　　　 ／／
! 　 iト ‐ﾐﾆﾆヽ ＿ i| 　 ／／　　　　　　　カワイイカワイイ、ぷりっぷりのエビを剥いて
l　　|ｌ!　　l｀ ﾐ三三ｿ
　 　|l| 　 |　i　　　j　　　　／
　　 |{l 　 |l　 　 | i|　　 ／　　　　　　　　 皆で啜ろうと思っているんですよ！
|l　　Ⅳl|　　 　 l| |l　／／
　 　 Ⅵ|il　 　 　 ll|
　　　 Ⅵ|i　　　　i||　　　￣￣￣　　　　　カワイイ身をずるずると啜ると、そりゃあもうウマいんです！
　　　　Ⅵ!　　　　j}　　────
＼　 　 ∨≧＝〃j
_)::＼　　ゝ三三彳
:::::::::::＼　　　　　}







　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .::|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　/::::|
　　　　　　　　　　　　　　|:::＼ ＿___ /:::::/
　　　　　　　　　　　　　　|__／￣￣{>只<}
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　　　　　　　　 　 　 　 　 /＿/:|__|:|_}__ノヽ
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　 　 　 　 |,/　／　　 　 /ﾆﾆ｡|::|　|::|｡ﾆ-＼
　　　 　 　 |　 |　　　　,/ﾆﾆニ|::|　|::|ニﾆﾆハ
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　　　　　　 ヽ＿／　　 V＿/〈〉.ハ.〈〉V_}／
　　　　　　　　　　　　　　　|....../　 }.....}
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┌───────────────────────────────────────┐
│　　　カワイイナイアチャンは忌み嫌われる理由を察しながらも　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　落ち着いてちょっと引くくらいにしておきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　考えてみれば普通の狂信者よりマシだからです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　あいつら人間の洗ってない腸とかでパーティーするもんな……という気持ちでした。　　 　 .│
└───────────────────────────────────────┘

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|　　:　: :|: : ／: : : : : : : : : ..___　　-‐|::　 　 |＼ｰー=…￢|::::　　　　　|＿＼ニ|.:.:.:|:::: : :　:|: : : : : : : :
|　　:　: :|∨二二三三￣... 　 --─ |::　 　 |　|'' " ¨¨ ￣ |::::　　　　　|　　: : :.:|.:.:.:|:::: : :　:|⌒＼: : :／
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|　　:　: :| |二二二二二￣　|　　|｀Y|::　 　 |　|ー………:|::::　　　　　|＼::::::: ィ.:.: |:::: : :　:|: : :　:.:|───
|　　:　: :| |: : : : : : : : : 弋二:|　　|　l:|::　 　 |　| :Ｙ＾Ｙ: : : ::|::::　　　　　|: :.:|⌒|.:|.:.:.:|:::: : :　:|: : :　:.:|:Ｙ⌒Ｙ
|　　:　: :| |ア---------|　::|　　|　l:|::　 　 |　|¨:|　:[￣￣|:: : : : : : : : |｀| |: : |.:|.:.:.:|:::: : :　:|: : :　:.:|.:|: : ::|
|　　:　: :| ||二二二丈ニ:|　::|　　|　l:|:: : : : :|　[ﾆ|　:|ニニ:|:: : : : : : : : | :|_|: : |.:|.:.:.:|:::: : :　:|: : :　:.:|.:|: : ::|
|　　:　: :| ||弋ニア弋:|　:|　::|　　|: :l:|:: : : : :|: :|: :|　:|⌒|‐ |:: : : : : : : : | :| |: : |.:|.:.:.:|:::: : :　:|: : :　:.:|.:|: : ::|
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　　　　　 　 　 ／//　ﾊ　ヽ　＼＼
　　　　 　 　 /'///　　 　　　ｉ　　　ヽ.
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　　　　　　 | |　|　| | |＼_　 　 　 _ﾊ　 |
　　　　　　 | |　|　| |､ヽ●ヽ　　,●'|. ｜　　　　　　ささ、どうぞこちらへ。
　　　　　　 | |　|　| | ＼＿__,-v-､.ﾉ|　.!
　　　　　　 ヽヽ.＼ ヽ.　＼､爪刈/! |　|
　　　　　　　　＼／´.￣＼ゝ二ﾆｲ/ ﾊ!　　　　　　 エビと貝を沢山用意しておりますからね。
　　　　 　 　 Χ⌒ヽi 　 　 ＼ 　 ∧ﾉ
　　　　　　 ｲ＼ ＼ |＼　　 　 `ー､
　　 　 　 ｲ. ＼ ＼_ﾉ＼｀ ―,―､　 ＼
　　　　 ｲ. ＼　＼ﾉ }　 ,＝ﾐ ＼　＼ヽヽー､
.　　　 ｲ ＼　＼ﾉｰ '　 ゝ_ノ＼ﾉ }　 } } ﾄ {.　＼
　 　 ｲ ＼　＼ﾉ /￣.ヽ　, -､ー ', -|丿| ! ＼__ﾊ
.　　ヽ ＼ ＼.ﾉ､.ゝ __ノ　l、丿　 l、丿|ﾉﾉ｀ヽ　　!
..　　　＼ ＼ﾉ 丿　 Y⌒Y　 Y⌒Y , -､ゝ- ' (⌒|






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　　　 　 　 　 　 　 |∧ {! 乂ﾘ　　 乂り／　 八| ＼＿＿／
　　　　　　　　　 ／＼＼＞"'　　　""￣|／ |ノ}人(
　　　　　　　　　 ￣|/ ＼N公:. v　フ ／/　.ハ＿_
　　　　　　　　　　　　　　）ノ＼≧ ≦＼{　/　 У　＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 )ﾉ /　/ }∨　／　 /⌒＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 |＼＿/　　 /.../　　　　 ＼
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 く∨::::::::|::::/`:/　　|　　 |　　|　 |　｜|:::/〉
┌────────────────────────────┐
│　　　勿論、蝦飼いの街にカワイイナイアチャンが行くことを　　　　　 │
│　　　多くの者達が反対しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　紛糾する中、行くと決めたナイアチャンを後押ししたのは　　　...│
│　　　他ならぬオニイチャンでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜
　　　　　　 【二ニ／‐=ﾆﾆニニニニニ二二ニニﾆﾆ=‐＼　　　　≧　 ――汝ら、鏡で以てその顔を見つめるべし！ ≦
　　 　 　 　 ﾞ⌒Ｖ‐=ﾆニニニニニニニニニニニニニﾆ=‐＼　　 ≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　≦
　　　　　　　　　|‐=ﾆニ二ニニニニニニニニニニニニニ=‐＼／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y＼
　　　　　　　　　|‐=ﾆﾆﾆニニニニニニニ二二|￣￣￣＼ニ=‐｀_
　　　　　　　　　|‐=ﾆﾆﾆニニニニニニニ二二|　　　　　　＼ニ=|
　　　　　　　　　|‐=ニニニ／⌒V二／￣￣￣　　　　　　　　＼/　＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人__从___从_从人_人／
　　　　　　　 　 ｀_‐=ﾆ二/ ⌒ヽ |二|　　　　　　　　　＼　　　　 |　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 ＜
.　　　　　　 　 　 ｀_‐=二|　　　　|＿|　　　　 　 　 ¶＼　＼_ノ　〈　　≧ 何を理由として、生まれ死ぬ者への御神の祝福を妨げるか！ ≦
　 　 　 　 　 　 　 |'⌒⌒|　　　　　　: :|　　　　　　 ＼_ﾟﾄ　 -く／　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　≦
　 　 　 　 　 　 　 |　: : : :＼＿〕　　 : :|　 　 　 　 ー=彡　⌒(　　 ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y⌒Y⌒Y⌒WW⌒Y＼
　　 　 　 　 　 　 /　　　　　: :｜　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　/　 　 　 　 : : | 　 　 　 　 　 　 　 ／ 　⌒＿_ノ　　　┌┐　/⌒⌒V⌒7　　　　　　　 　 /⌒l
　　 　 　 　 　 /　　　　　　　 人　　　　　　　　 ／／￣＼」　　 　 　 ││　　/　 /　 /　　　　　　 ／￣|＿/＼
　　 　＿＿_／　　　　　　 　 |: : ＼　　 　 　 　 ／⌒V―┘　 　 　 　 [　|/　/　 /　 /　　　 　 　 /　∧　　　 　 ＼
.　 ／　　　: :＼　　　　　　　｜: : : :＼　　　　　|　　 /　　　 　 　 　 　 |　　 　 　 　 / 　 　 　 　 /　/　 〉 　 　 「＼ ＼
／　　　 　 　 : :＼　　　　 　 |: : : : : : :＼　　　 ＼_/|￣＼＿＿_　 　 ｜　　　　　　|　　　　　 　 し┘ /　　　　 |　 |　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 | : : : : : : : : ＼　　ーr┘　　 ＼　　＼_／　　　　　　: :＼＿＿_　　　　 /　　 　 　 l　 レ┘
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |: : : : : : : : : :./＼＿_〉　　　 　 |　　 : :＼　　　　: : : : : : : : : 匸| 　 　 / 　 ／＼　 ＼
　　　　　／: : : : : : : : : :　　　＼: : : : : : : : |　　　　　　　　　 ＼　　　　　: : :/: : : :／￣￣￣　 　 /　　/　 　 | 　 /
　　　 ／: : : : : : : : : : : : :　　 　 ＼: : : : ／　　　　　　　　/: : : |　　　 : : : :/￣￣　　 　 　 　 　 /　／ 　 　 /　 /
　　　: : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　 　 　 |　　　 　 　 　 ／: : : : |　: : |: : :／　　　　　　　　　　　/　/　　　　/　／
￣￣￣￣＼: : : : : : : : : : : : : :　　　　　| 　 　 　 　 ／: : : : : :/ : : :/￣　　　　　　　　　　　　/　/　　　　└ ┘
　　　　 　 　 ＼: : : : : : : : : : : : : :　　　 　 　 　 　 ￣￣＼: :/ : :／　　　　　　　　　　　　　 └ ┘
: : : : : : : : :　 　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿　　/: : 　　　　　　＼／
: : : : : : : : : : :　　　　　　　　　　　　 　 : :＼|: :　　 　 　 　 　 |
: : : : : : : : : : : :　　　　 　 　 　 　 　 　 　 : :|:＼ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人__从_从人_人__从_从人_人／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≧ 理由さえあれば、汝らの死に神が立ち会わぬことを許すというのか！ ≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y⌒WW⌒Y⌒W⌒WW⌒Y＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,.. r=i　　　　　　　　　　　　　 r--==
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´ 　 　 .|　　　　　　　　　　　　　 }　　　 |　　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ_,.. r≦､　　　,　､　　　　　　　　 |　,.　 ´　.／　　 /　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.. r≦ i!　／　　　 ,. r==　､　　　´　　 ／　　 ,　　/　 | 「」 ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i!　 ／.／　　,　,ｲ　　　　　 `=　　　／　　　,　　　 ` ´　　 .｀´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　` .´／　　 ,　　 ＼,. ≦≧s。__} .／　　　 ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　,　　　　　　　　　　　 .､　　　 ,.ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣､　　　 /　　　　　　　　　　　 　 ヽ .／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／‐=ﾆニニニニ＼　 /ニニニニニニニ二ﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／‐=ﾆﾆニニニニニ ｀ニニ／⌒＼ニニ匚]ニ|┘
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /‐=ﾆ/ニニニニニニ二二／ﾆﾆニ二＼ノ⌒冖┛
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〈‐=ﾆ/ニニニニニニニニニニニニニ二|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |￣[:.:.:.:.:.:.:.:.:|￣|ﾆニニニニニニニニ二|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 [:.:.:.:.:.:.: /　　￣￣|ﾆﾆニニニニニ二|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / 　 }:.:.:.:.:.:/　 　 　 　 |ﾆﾆ／⌒∨二二ﾆ|　　　　　　　　３０秒、沈思黙考すべし。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈　＼＿＿_|_　　　　　　|／　　 　 Vニﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ 〔____＿_,　　　　　　　　　　 |　|二ニ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　j￣:.:./　　　　 　 　 　 　Ｌﾉ　|ニ／＼　　　　　　　　…………。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　 }:.:.:./　　 ／　 　 　 　 〔＿／⌒＼　:.:＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　＼{　 　 |　 　 　 　 　 |　　　　　　＼　　＼　　ﾌｩ…
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 └～┐　　　　　　　　　　 　 人　　　　　　　　 ￣￣＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └r‐ｭ　　　　　　　　 イ|　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 く＿　　　　　 ／　　 .:|　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　(⌒　／　　　　 }　 　 　 ／⌒＼　 :|　　　　　　　　　　　　　　　　　￣＼
　　　　　Oｈ．．．　　(⌒　　　　　　 〈＿＿／　　　　 |　　　／￣　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　└Ｌノ








　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌己┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉニ厂]┌己┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,、　''"ﾟ~~~~~ﾟ"''～くﾆﾆ(__ノ⌒ﾆﾆﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　／‐=ﾆニニニニニニ匚]ﾆﾆニニ／
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／‐=ﾆニニニニニニニﾆ|ﾆﾆ二二┗く]
　　　　　　　　　　　　　 〈‐=ﾆﾆﾆニニニニニニ二└己ﾆﾆニTつ)
.　　　　　　　　　　 　 　 /＼‐=ﾆﾆニニニニニニニニ┗冖へしｲ
　　　　　　　　 　 　 　 /　　}￣￣|‐=ﾆﾆﾆニニニニニニニニ二|
　　 　 　 　 　 　 　 　 |/　/:.:.:.:／|‐=ﾆﾆﾆニニニニニニニニ二|
　　　 　 　 　 　 　 　 〈 ‐┴一　　＼‐=ﾆニニニニニニニニ二/　　　　　　　――怒鳴ってしまい、すまない。
　　　　　　　　　　　　　)ィｭノ/　　　 |‐=ニニニニニニニニニ/
　　　　　　　　 　 　 ／⌒|:.:/　　　　j／￣~⌒Ｖニニニ二二/
　　　　　　　　　　 く　、　|/ 　 　 　 /　 　 　 } |=ニニニ二/　　　　　　　　　しかし、カワイイに貴賤などないことは貴殿らもご存知の筈。
　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　 /　　　　　　|＼‐=ﾆﾆニ|
　　　 　 　 　 　 　 　 └r‐　イ　　　　　 〔＿／　　￣￣￣|
　　　　　　　　　　　　　〔￣￣　　　　　/　 　 　 　 　 　 　 |＼　　　　　　　　まして此の度は誕生祝い。喜び祝いこそすれ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　‐=ﾆ[　　　　　 　 　 　 　 　 `'～､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈＿＿／|: : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　`'～､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼: :/　　　　　　　　　　　 　 : : :＼　　　 `　嫉妬してカワイイアピールする必要はなんらない筈です。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |/　　　　　　　　 　 　 　 　 : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 　 ￣￣＼ﾉ: :
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: :
　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|: :
　　　　　　　　　　　　　　/ : : : :／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: :
　　　　　　　　　　　／￣￣＼/: : : :　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: :
　　　　　　 　 　 ／　　　 : :／￣￣＼: :　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: :

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／‐=ﾆニ二二ニ=‐く⌒Ｌノ⌒l
　　　　　　　 　 ┏┃　　　　　　　　　　 　 ／‐=ﾆニ二ニニﾆﾆﾆ=‐＼ニニ└┓
　　　┃　　┃　━┛　 　 　 　 　 　 　 ／_／￣￣￣￣)￣＼ﾆﾆ辷彡-二己┛
　　　┃　　┃　　　　　　　　　 　 　 　 |／　｛　　　 __／:.:.:.:.:.:.:＼ﾆ辷彡-ﾆ└己┓
　　　┃　　┃　　　　　　　　　　 　 　 /＿＿,,ノ　　 ＼＿＿＿_丿ﾆ辷彡-ﾆﾆ┏┛
　　　┃　　┃　　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　＿　　}　　　j＿:.:.:.:|　＼ニ辷彡-ニ〔
　　　┛　　┃　　　　　　　　　　 　 　 〉ィ⌒~__ノ　　　~⌒ヽ丿　　|ﾆニニ|￣`┛　　　私で良ければ、貴殿らの燻る思いに向き合いましょう。
　　　　　　 ┃　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　 l⌒　　 〈:.:.:.:／ 　 　 |二/⌒＼
　　　　　　 ┛　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 　 ｜　 D　 |:.:/　　　　　|／　　 ]｜
　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 　 　 |ヽ 　 〈r─┐　|/　 ／　　 　 　 　 ／　　　　　 貴方達が何故猛るのか、自分なりに客観視したものを
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │　　r┴ーヘ　　 /:.:.　　　 〔＿／|
　　　　　━┛　　┃　　　　　　　　 　 |　　 〔￣￣`　　 　 　 　 　 |:.:.:.:.　|
　　　　　　　　 　 ┃　　　　　　　　　　|　　 ﾉ　　 ＼]　　 　 　 　 人:.:.:.:　＼　　　　　 書に認めて私に贈ってください。
　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　 ‐=ﾆ[:.:.:|:.:.:.:　　 ＼
　　　　 　 　 ／　　　　　　　　 　 　 　 ＼＿＿＿＿＿／:.:.:.:.:.:.:.|／:.:.:　　 　 :.:.＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／⌒＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |　　　　　 　 　 :.:.＼ ひとつひとつ、問答を重ねて解消していきましょう。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_／　 　　:.:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　 ／:.:.:.　　　　　　__　　┌────く二ﾆ=‐　　　　　　　　 　 　 　 　 .:.:.:＼
　　　　　　　 　 　 　 ／:.:. 　 　　‐=ﾆ／⌒＼　|＿＿＿＿　 ＼二ﾆ=‐　　 :.:／　　　　　　 　 　 :.:.:.:＼
　 　 　 　 　 　 ＿／:.:.:. 　 　 ‐=ﾆ／＼_／ ﾉ　　|　　　　　　 　 ＼二ﾆ=‐　　　　　　　　　　　 　 　 .:.:.:＼
　　　　　　　／:.:.:.:.　 　 　 ‐=ﾆ／　　:.:.:.:／⌒Y└┬──‐　　 　 ＼二ﾆ=‐　　　　　　　　　　　 　 　 .:.:.:＼







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌己 ┏く＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌己ﾉﾆTつ)ニニ〕
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └|ニﾆ-|二ニニ┗ク>
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,､ゞ''"ﾟ~~~~~~ﾟ"''～く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／‐=ﾆニ二二二ニﾆ=‐＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/‐=ﾆニニニニニニニニ=‐｀_
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /‐=ﾆニニニニ二二ニニニ=‐｀_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |‐=ﾆ｢＼‐=ﾆニ二二二ニニﾆ=‐|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |‐=ﾆ|　　￣￣￣￣￣厂:.:.:.:.|ﾆ‐|　　　　　　　　……カワイイナイアチャン。
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |‐= /　　　　　　　　　[:.:.:.:.:.:.:|ﾆ‐|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ⌒Ｖ　　￣＼　　　　　[／￣:｢V⌒l
　　　　　　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣|／|　 ∧　 ―tッ＼〕: :､イｔッ一　 |　l |　　　　　　　生憎と私は同席できませんが、どうぞ楽しんで。
　　　　　　 　 ／￣￣￣＼: : : : : 丿　:＼　 　 　 ー=彡 　|: : |:.:.:.ﾉ　 　　ﾉ＼
　　＿＿＿／ 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣| : :＼〕　　　　　　　|: : |／　　〔／: :　 ＼
／: :_＿_／　 ／￣￣￣￣＼＿＿＿/　: : :人　　　 　 　 ′　　 　 /|: :　＿／￣￣￣＼　お土産、期待しておりますぞ。
　 /　　　　／　　　　　　　　　＼　　　 : :／　 |＼　`ー=　　 =┛　/:｜　|　　　　　 : :　　 ＼＿＿＿＿_
／　　: :／　　　　　＿＿　　　　 ＼＿_:　:　　:l: : :＼　　 ―'　　／「￣＼＼＿＿_人: : : :　　＼　　　　　＼
　　　　　　　: : : :／:.:.:.:.:.:＼＿＿_丿:.:.:|　　　｜　: : :＼＿＿／: : :| : : 　 ＼／￣￣￣￣￣￣￣＼　　　　＼
　　　　 　 ￣￣￣＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|　　　｜　: : : : :Ｌノ : : : : :/＼: :　／　 　 : :＿＿: : : : : : : 　|　　　 : : :|
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　　　　　　　　　　　　　 　 　 八　　　＼{　 )//}　　 　 乂⌒ﾉ　 / /　 |　　＼＿_)
　　　　　　　　　　　　　　　　_　 ＼＼＿＞ ゞノ　　 　 　 _ "" ノイ　／ |＼＿／
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／´ 厂|＼＼＿＿＞""　 、　ノ:::）.´{∠_／ 　 |
　　　　　　　　　　　　 _/　Ｌ/　/　/｀￣￣￣)s｡.,_　 ￣￣　{. ＼ 　 人__＞
　　　 　 　 　 　 　 ／/　　└（_/´}´￣￣￣＼＞≧=―=≦＼　＼{
　　　 　 　 　 　 ／ニ＼　　―┘/____／⌒＼_}　 )　 }＿__／ 「「￣{￣＼
　　　　　　　　 人ﾆﾆﾆﾆﾆア´￣ﾆﾆﾆ{ 　 　 　 |／.::厂|ﾍ_ 　 ｢ＬＬ｢ ヽ_）　|
　　　　　　　　ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆ/.斗ｉ|/ﾆﾆﾆ|　 ﾉ＿__＞／　/＼]／|　　　　 ノ　|
　　　　　 　 ﾆﾆﾆﾆニア´ﾆﾆ|/|-ﾆﾆﾆ|／／:::::／　　/::::|――＼_　　:{　　|ヽ____
　 　 　 　 .-ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆ|／￣￣(／:::::／___　 /:::::/＼　　　､＼　　　|__})ニ}
　　 　 　 -ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆ‐ /ﾆﾆﾆﾆニ＞＜ﾆＯﾆ|/:::::/＿_|:＼＿_}／￣￣＼ﾆ「
　　　　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐　　　{ﾆﾆﾆﾆ／:::::/　 ￣￣ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆ}
　　　 　 ‐ﾆﾆﾆﾆ‐　　 　 　 ＼_／ |::::::/ 　 ｀　　 ,:|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|／￣￣ヽ|ノ
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　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ 　 ヽ::|　 　 　 /:::/　　 /::::/ 　.:}ﾆ} |ﾆﾆﾆﾆ|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≧=‐=≦⌒＼|::/　　 /::::/　　/ﾆﾉｿﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ 　 /::::/　　/ニ}/ﾆﾆﾆﾆﾆ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏﾆﾆΥﾆﾆﾆ≧=―‐=≦ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆニ}

┌─────────────────────────────────────────┐
│　　　――我ながら、実にいい預言者を持ったものだとカワイイナイアチャンは笑いました。　　　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　そんな殊勝な態度がおよそ蕃神らしからぬものだとナイアチャンは気づいていますが　　　　　 .│
│　　　蕃神の作法など在りはしません。それもまた一興と報いる準備だけすることにしました。　　 　 .│
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾆ三ﾆ　 .|　　 |
　　　　　　　　　　 .／／.＞　　￣￣　＜.|　　 |
　　　　　　　　　　// ／　 ／　／　　　__」　　 |
　　　　　　　　　　 ∠ィ‐‐'‐‐彡─-ﾑ1 ﾊ　　　.|
　　　　　　　　　 ／ (●　　∠●フ　 ﾊ　}　┌┴┐
　　　　　／／／,ム三三ミヾ　　　　７|| ム　　__ノ　　　　　　　　　――神様、神様、いかがですか！
　　　 ／／／.／　=＝=　　 ｀ヽ、　　 ﾘ./∠_
　　　　/./　 /⌒Y ﾘ 八ゝ __　　　　 .// / /}　　／/
三三ﾆ 八/ {　　ﾉ /＿ _7 ／⌒ヽ　 .|//　/ﾘ／/ ./　　　　　　　　プリップリでしょう、エビ！
. <　 / ￣ヽ.ﾊγ⌒ヽr‐ｧ/　　　　　 .|／|　 / ./ ./
　.}　|　　　 .| 八 _　ﾑイ {　乂__ 斗　〈　.ﾘ ./ / / ／　ﾓｸﾞ
イ　 乂 ＿ .V　}r 、ｒ七ヽヽーｧ/´⌒ヽヽ.|/ 斗イ　　　　　　　　　 こいつらは導師様の下水から流れる糞を喰っておりますから
γ ヽ　　　 八/ﾘ .|乂＿}　ゝ、　　　　ゝ /´　　 .Y ⌒　　ﾓｸﾞ
乂_ノ　γ ヽ　ヽ 八 {￣ { {⌒ヽ ﾆﾆ フγ⌒ヽ　 乂__
__　　　 廴_ﾘ　　 ＞ヽヽ_ヽヽ__ .} }イ　.八 ___ﾉ　 　 ＿　　　　　　　よく育っておりますし、頭もきっとよくなりますよ！
　ヽ　　　　　　 ＿　　　{ ￣　ﾘ　　　　　　　　　 Y
__.ﾉ　　　　　Y　　 ヽ　 .ゝ--ｲ　 (　) .／￣ ヽ　八 __
　　　　　　 八　　　.}　　 , -‐-、 　 /　　　　.l
＞　、 .ｨ⌒ヽ ＞-彡　　 {　　　}　 八　　　　ﾘ
　　　ﾊ {　　.ﾊ　　 r ‐ 、 ゝ--彡　　 ゝ-- 彡γ⌒Y
　　 .l ﾊゝ___ノ　 .八 ＿}　　　　γ⌒ヽ　　　 八　 ﾉ
　　 .|/ﾊ　　　　　　　　　　　　.八　　ﾉ　　＿
　　 .|/.∧　　γ⌒ヽ　　 , ‐‐ 、　￣　 /´　　ヽ
　　 .|///＼　.{　　　}　　{　　 .ﾊ　　　 .{　　　　}





　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//ﾊ
　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　 　 ////|
　　　　　　　　　　　|/,＼　　　　　　 ／￣￣＼∧/////|
　　　　　　　　　　　|///,＼ ／￣￣　　　￣￣＼}/////
　　　　 　 　 　 　 八/////＼／　　 　 ＼　　 　 ＼￣￣/
　　　　　　　 　 　 　 ＼＿_／　/　　　　　 ＼　　 　 ＼../
　　　　　　　　　　　　/　 /　　/　　　　 　 　 |　　 　 　 ＼＼
　　　　　 　 　 　 　 /　 /　　/　 　 　 　 　 | |　　 　 　 　 |　|
　　　　　 　 　 　 　 　 /　　/|　　　　 　 　 .|_|＿|　　　　　|　|
　　　　　　 　 　 　 |　 |　　 |＿　　　｜　　 | |　 |＼　　　｜ .、
　　　　　　 　 　 　 |　 |　／|　＼　　｜ 　 ∧! jI___ | 　 　 |　| ＼
　　　　　　 　 　 　 |　 |　　 |jI斗=x∧|/　/　ィう:し ㍉　|　|　|　　＼　　　　　　――うん、美味しく食べてるよ！
　　　　　　 　 　 　 |　 |　　ｨｱノ:::し'ヾ　|/　　乂:::ソ /　.|　|　| ＼￣
　　　　　　 　 　 　 |　∧　圦 乂::ソ 　 、　　 　 ぃv/　　　|　 ＿_＼
　　　　　　　　　　ノ　｜|/＼|ぃv　　　　　　　　　 /／ 　 /.|　 ＼　　　　　　　でもナイア、みんなが美味しく食べてるのを見る方が好きなの。
　　　　　　　　　 ￣/　＼　＼＿_　　　 ＿＿, 　 ＜＿_／　|／￣
　　　　　　 　 　 ／　／　＼＿／　　 ﾏ ⌒ ｿ　　／　/|　 /　　　 　 ´|
　　　　　　　　　￣￣ ＼|　 ＼　＼　　 ＿_　　イ |　/ .|／　　　　　|　|　　　　 いっぱい食べて楽しんでくれる？
　　　　　　　　　　　 　 　 ＼|　＼　|　/|　　 　 /∨/　　 　 　 　 　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 )ﾉ./　＼_ ／ 　 ＼　　　　　　　　|　|　　　　　　　＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_／＼__/　 ＼　　/ ＼＿＿( ＼／⌒＼　　　　　 ＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　　　 　 　 　 ／　　　､＿ _/　/:::|　　|:::|ヽ∧　´　　　 ＼(_／⌒　}　　　　　　）　カワイイナイアチャン！ （
　　　　　　　　　　　/　　 　 　 　 /　/:::: |　　|:::|　　 ＼　　　　　{ (_／⌒ }　　　　￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　 　 　 　 　 /{　　　　　　 /　/::::::/　　,|::::＼　　 |　　　　八 （_/￣ }　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　　　　{ﾆ＼　　､　／　/::::::/　／Ｏ＼:::＼　ヽ　　{　_ﾆ＼ {　 ｜
　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆ＼__{ｲ:|　/::::::/／ﾆﾆﾆﾆﾆ＼::}＿_＞‐ﾆﾆﾆﾆﾉ､　 .|ヽ
　　　 　 　 　 　 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞――――＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{＼____'iﾉ}
　　　　　　　　　 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　　　　　　　　|＼ﾆﾆﾆﾆﾆ／|ﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　　　　　　　　 /...＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/::|　　　 　 　 　 |::::::＼ニ／l ...|ﾆﾆﾆﾆﾆ|
　 　 　 　 　 　 /...........≧=- ニニ/::: |　　　 　 　 　 |::::::::| ∨ |::|....≧====≦
　　　　　　　　/＼＿＿{::{　　 ￣{:::::::|　　　 　 　 　 |::::::/　　/:/.....|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　 　 　 　 　 /ﾆﾆﾆﾆﾆ八:＼　　 ヽ:::::ヽ　　　　　　 /::::/　　/:/...../|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ
　　　　　　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/＼:＼　　 ＼:::＞――‐＜_:/ 　 /:∧../ﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ

┌────────────────────────────┐
│　　　臭いはともかく、味は中々のもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　とりあえずお土産は決まったなと頷くナイアチャンでした。　　　 │
└────────────────────────────┘

>>4393
だってナイアチャン、洗ってない人間の腸捧げられても食べなきゃだし……

　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'/, :　:　:; ./ :　:　,ｲ :　／　.//.; ;　:　,'ｲ :　:　ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　 /./,/＿_,'!_i!＿_.,ｲ/_／'＿-_'--'.'ｲ :.,/ :　:　:　:　ヽ,
　　　　　　　　　　　　　 ./.,'.l｀,ii､:::::::::::::::::::::;.ィ'illlli,ヽ　￣／:l　'/ :　:　:　:　:　.l
　　　　 　 　 　 　 　 　 ,' ,':::!llllllli　　 　 _,illlllllllllllllllll_, .'´ ..::::ｌ : :　 i',　:　:　:　:l
　　　　　　　　　　　　　i /:: _,,,,,,、　_,,,,,,、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::l ::.　.,','　:　: .l :　l
　　　　　　　　　　　　　l',.illlllllllllllllllllllllllllllli､_　　　　　　ヽ,:::::l ::　 i.l　:　:　l :　l
　　　　　　　　　　　 　 ll''´:::::::::::::::::::::::::::...｀ヽiiiiiiiiiiiiii;;=イ!::::l　　,','　:::::::ｉ::ｌ. : l　　　　　ささ、神様～……。
　　　　　　　　　　　 　 ll:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!::::::l　　i l　. : :,, i : :i
　　　　　　　　　　　 　 ll::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!:::::::l 　 i l ..:::::,i!.i :,i,'
　　　　　　　　　　　　　lｌ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i!.:::::::l 　 i l ...::::i!,' ,ｲ　　　　　　本日の主役が、ようやくおしめを替えましたので。
　　　　　　　　 　 　 　 .ll:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i! :::::::l　　l !...::::i／/:ヽ､
　　　　　　　　　　 　 　 l!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;l! ::::::::i　　l l.i:::;i!.;ｲ:::: i´ ｀`
　　　　　　　 　 　 　 　 ,l!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;il! ::::::::i　　　.! ,i!ｲ .l::::::.ヽ､__　　　 是非是非、抱っこしてあげてください。
　　　　　　　　　　　,.イ::::lli!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;ill!' ::::::::i　　　 ,ｲ__／::::::::::::::::;;
　　　　　　　　 ,.イ::::::::::::::llli:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;illl! .::::::::l　, イ´:::::::i'´￣｀ヽ:::::l
　　　　　　_,／　,l::::::,ｲ⌒!lllli:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,lllll! ::::::::,l／　ヽ;:::::::l　　　　l:::::ヽ
　　　_,.-‐'::::`―':::::::l　　 !lllll!:::::::::::::::::::::::::::::::::;illllll! :::::／`､＿_,ﾉ:::::::.ヽ-- '´:_,:-
,ｨ‐'´ .!:::::::,ｨ⌒ヽ:::::::::`ー' lllll!､::::::::::::::::::::::::::;ｲlllll'´ ;／::::::::::::;ｨ'⌒ヽ;::::::::::::;/´
::`―´:::::::l 　 　 l::::::::::::::::;ｲllllllii､;;;;;;;;;;;;;ｨiiilllllllll/ ,.ｲ,--､:::::::::l　　　　l:::::::::/






　　　　　　　　　 /////ﾑ　　　　　　　　　　　　 ／'//|
　 　 　 　 　 　 /////jI斗 ''"~￣￣~"''　 /⌒V/////
　　　　 　 　 　 V/,／　 　 　 /　　　　　　＼::::}////
　　　　　　 　 　 ∨　　　　　/　　　　 　 |　　＼〉´￣〉
　　　 　 　 　 　 /　　 　 　 .|　　　　　　 |　　　 ＼／
　　 　 　 　 　 ./　　|　 |＿/|_　｜　|｜　　 :|　｜ 丶
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　　 　 　 　 ./　　　 |　 |/　 |　　|　｜|　 |　 ＼ |　　|
　　　 　 　 /　　　 　 ｨfｱ示ぅx　 ⌒|/ｨ===x|　/ 　 :|　　　　　　はぁい。
　　　＿_／　/　　　 ＼乂:.ﾟ.:ﾉ　　 　 ん:.ﾟ（ ヾ/　 　 |
　　　＼＿_,/　 　 ＼＿＞"　　 　 '　 ~''ｰ'　/ 　 .　 |
　　　　　／　 |　 ＼＿_＞　　r　　 ､ 　 "＜＿／　 ＼　　　　　あ、おてて洗うねぇ。
　　　　　￣￣| |　　　八　 　 乂⌒ノ　　＜＿_／　、　＼
　 　 　 　 　 人l＼　　 | ＞　　　　　　 イ l 　 人　 |￣￣
　　　　　　　　　　 ＼　|｜　| ＞＜ | 　 |　 ／　 ＼|
　　　　　　　　　　　　)ﾉV ｢≧==≦´＼ |／
　　　　　　　　　　　　　／rt/⌒v rt､ /― '''"~￣＼
　　　　　　／二二二ユ＼ノ:|　|::＼／´　　　　　 　 }
　　　___／　´, ―――‐}/::::/　|::::|　|:::|　　/　 　 　 }
　　/:::::::::＼　　――‐ｭ'ｨ=====z__　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-_
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.〈／￣￣＼/ﾆﾆニ／ﾞ:::::| 　 |:::::| ﾏﾆﾆﾆﾆ＞....￣....＜ﾆ-_
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　｜:::::::::::::|::八＼::::＼､::::ヽ　|:::::|　|:::::| /:/:::::::::::::::}´￣
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　｜:::::::::::::::::::/　 ﾆﾆﾆニ〈>Ψ<〉ﾆﾆﾆ/ ::::::::::::: {
　｜:::::::::::::::::::} 　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾏﾌニﾆﾆ/:::::::::::::::::::|
　 丶::::::::::::／　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|:::::::::::::::::::::|
┌─────────────────────────────────────┐
│　　　一瞬「ツマミに赤ん坊でも……」みたいなノリかと勘違いしたのを上手に隠して　　　　.│
│　　　カワイイナイアチャンは手を洗って赤子に近づきました。　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　カワイイナイアチャンはその昔、別次元の地球で活動していた頃　　　　　　　　　　　....│
│　　　先輩や上司のニャルに命じられて悪質カルトをたくさん面倒見てきたのです。　　　　..│
│　　　一種の職業病でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└─────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ 　……わぁーっ、すっごい！　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ





































　　　　　　　　　　　　　　　　　ヘ　　　　　　　　　　 　ヘ 　　　　　 　　　 　 　 　 　　　く^丶
　　　　　　　　　　　　　　　　}}　〔　　ヘ　　　　〈^＼/　/ 　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　.}　}／^〉
　　　　　　　　　　　　　　　 八　乂.ノ ﾉ　 　　 　＼. 　〔 　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　}　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 　　 ＞ 　 く　 　 　　　　.}}　〔 　　　　　　　　　　　 　 　 　 　.ﾉ　く
　　　　　　　　　　　　　　　　廴ノ^＼ ＼　　 　　　八　乂 　　　　　　　　　　　 　 　 ／　ヘ_〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ノ　　＼ 　 　 　　＼ ＼ ''^~⌒~^''　／⌒^'冖'^｀　く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　廴ノ^＼ ´^'冖冖'^⌒乂〈:i:i:i:i:i:i:i:i:i／／´^'冖'^｀⌒＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´^'冖'^｀⌒ヽノ:i:i:i:i:''^~⌒廴〈:i:i:i:i:iV
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　__ノ/:i:i:i:i:i:/　　　　　　 Vi:i:i:i:i.〈乂__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : : ''^~⌒//:i:i:i:i:i:/そ ㍉　 r つ V:i:i:i:i:i:V⌒~^''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . . : : : : : :⌒)///:i:i:i:i:/　　 　 rぃ　　 八:i:i:i:i:i:〈-_-: : : : : . . .　　ｼﾞｭﾙ
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : :｡ ﾟ ｡　⌒)//:i:i:i:/〕ﾊぃvぃﾊぃvﾊ〔∧:i:i:i:i:i:i:V_-_-_: : : : : : ＼　　ｼﾞｭﾙ
　　　　　　　　　　　　　　 　／: : : : :｡ ﾟ い)-_-_-⌒)/〃　 　　　 　　　　　 八:i:i:i:i:i:〈_-_-_-_-: : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　ノぃ，: : :｡ ﾟ ｡_-_-_-: : : : :/／⌒ぃ､、、、　__,,，イ⌒〉i:i:i:ヘ.〉: : -_-_-_- : : : : :)ぃ，
　　　　　　　　　　　''^~⌒~^''　　　 ／-_-: : : : : : :/　い) : : 　　　　　 　ﾟ: ｡:ﾟ:/／: : : : : : : : ＼-_-　 ''^~⌒~^''. . ,
　　　　　　　　 '⌒廴 ノ : : : :　　Υ_-: : : : : : : : : い)⌒い): : : :}l　　}l. .(ο) : ｡ ﾟ｡: : : : : : : : : :Υ廴ノ⌒廴 ノ : : :′,
　　　　　　／廴 ノ⌒ヽ: : : 　 　 　: : : : : : :　 　 : : }l: : : :}l: : : : Ｊ : : い): : :い): : : (ﾐ)　　 　 　　　⌒廴 ノ⌒ヽ:: : : : :＼/
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　　　　〃: :乂__ノ⌒ヽ 　　　(ﾐ) 　}: : :ﾟ ｡ﾟ ｡ﾟ ｡　　　 　　:亅　　　: :　　 　}l: 　 　 　.Ｊ　　 　 　 {　　　廴　　　　 仡)(仡): 〈
　　 　 }}i: : : : : 　　　(ο) 　　　　ﾉ(ﾐ) ﾟ ﾟ｡ﾟ｡ﾟ 　　　　'⌒　　　　　　　　 ι 　　　　　　 '⌒　　　　　　　}l　　　　　(仡): : : :
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　　　　　 〉: : : (ﾐ) 　　　　_-_乂: : 〈⌒Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y⌒〉: : : : : 〉　　 　　 　: : : : : : ／⌒~^''
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　、　　'1　j　　l|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ' 1、　　 |!　　　 l,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|l1 ij}　　　|i !,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Y|l　　 　 | ; ,　,
　　　　　　　　　　　　　　　　ヘ _／^〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 く^ jN!　　,　,; l ,ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　　 ノ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　,/ |j　　,j　　|! l };　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_､ ''~　　　 }
　　　　　　　　　 　　 ヘ　〈＼/ ./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 l　 ,　　/!　 _|! {! jし､. ,　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　 _､ ''~⌒(　　 　　/
　　　　　　　　〈＼./　/　　＼.　〔　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　 |　,;!　/ｿr＝ｷzN三7　,l!　　　　　　　　__,,..､､..,,__　　　　　　ノ　　　 　 丶_､ ''~
　　　　　　　 　 ＼.　〔 　 　　}　〔　 ヘ 　 　 　 　 　 　 　　　 　 　　　　 　／! ,　{三三Z卞ﾍ三三入}!　　　 ､丶''^~｡οﾟ: : : : : ~"''～　 / 　 　　　　.厂
　　　　　　　　〈＼{　〔 　　　八 乂ﾉ ﾉ　　 　 　 ､丶⌒~"''～ ／⌒^'冖'^｀ く,　|! 1三「´　　　　　　弋､　 ／:｡οﾟ。ﾟ。: : : : : : : : : : : : :／ 丶,,__　__,,ノ　__,,　-‐==‐-　,,__
　　　　　　　　　＼.　〔 　　　 　＼　└　ヘ　／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／／´^'冖'^⌒＼,'　 , 7Zソ　　　ま” 　 　 .i!｡οﾟ。ﾟ。 : : :〃⌒ヽ: : : : :ノ( 　 　　　 　　.}''^~⌒ (　 　 　 　／ ⌒ ＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒ｿ /:i:i/:i:i:i〉rﾊ几ﾊ几いﾊΥ　　 |{:i:i!　,!　　'}}三Zz 　 　ぁ”,.イ三「￣ : : . . . . (ﾐ) (ﾐ)　 ∧　　　　　　　　　　　　　 　　　il 　　　 ﾉ　　　乂
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　　　　 　 ノﾉいぃ､、''^~⌒~"''～　　　: : :｡οﾟ : : : : : 　　 　 　 　} : : : : : : 　　　　　　　　　 　 　　 : : : }l : : :八
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. 八い) : : ''^~￣￣~"''～ 　　 く　 ﾉ 乂__ノ .:(ο). . . . 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　､ぃ(⌒〈＼　〉 Υ . . :(ο'⌒い)'/
　　〉: : : : : : : 　　　　　　　　　　Vた: : : . . . . . . 　　　　　　　　　　　、、、、、、、､､ぃいいぃ､、､、､、､〈⌒＼　〉 Υ　ﾉ. . . '⌒乂__ノ: : '/
　〃: : :い): ﾟ｡ﾟ 　　　　　　　　　　た: : . . い). . 　　、、、、、､､ぃい〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒　＼ 〉Υ　ﾉ⌒ . . . 廴ノ'⌒ο｡ : '/
　}}: : : : : : 　　　　　　　　　　　　 {{: : . . . . . . ､ぃ〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉^Υ　ﾉ⌒!{. . . . . . : : : :__ノ :。ﾟ。'/
　}}: : : : : : ｡ﾟ｡ 　　　　　　　　　　 {{: : (仡). . .｀〈⌒＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉〈＼〈＼〈＼〈＼〈＼〈＼〈＼〈＼_いノ⌒ 　ι. . . . . . : : : : : : : : : : :i{
. 八: :゜。ﾟ: : :　　　　 　 　 　 　 　 {{: : . . .(仡) . .＼〉＼〈＼〈＼〈＼〈＼ぃノぃノぃノぃノぃノぃノぃノぃノ⌒}l 　 . . . . . . . . .: : : : : : : : : (ﾐ): |{
　　〉,: : :。ﾟ。: :ﾟ｡ﾟ 　　　　　　　　 八:(仡) : : : . . . .ﾉ廴ﾉぃ_.)ぃ_.)ぃ_)ぃ_)⌒. . . . . . . . . . ！{. . . . . . . . . . ι : : : : : : : : : : : : : : : : : (ﾐ) (ﾐ)八
┌────────────────────────────────────────────────────────┐
│　　　巨大な体躯。海底人と人間を歪にかけ合わせた身体。それは地上では忌み子と呼ぶべき突然変異体でした。　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　中でもとりわけ大きなこの子は、地球ならば何らかの眷属や旧支配者として物語に冒涜の徒花を添えられたかもしれません。　 　 .│
└────────────────────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }:＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿{:::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣/.......＼_ﾉ＿
　　 　 　 ＿＿＿＿＿_／￣／￣/　￣￣｀＼.../
　 　 　 　 ＼:::::::::::::::::::::＼／　　 ,′　 　 　 　 ¨＼　　　　(⌒⌒)
　 　 　 　 　 ＼:::::::::::::::::::/　　　｜ 　 　 　 　 　 ＼＼　 　 ＼／
　　　　 　 　 　 ＼＿＿/　　　　.|　　　 　 　 |　 　 |
　　　　　　　　　　　|　 |　　　　　|　　　 　 ⌒|＼｜|　 | (⌒⌒）
　　　　　　　　　　　|　 |　　|　｜／⌒ } 　 }从　　 .|　 |　＼／
　　　　　　　　　　　|　 |　　|　｜ 　 )ノ∨lﾉ　ｨ:ぅ)灯　 | ＼　　　　へーぇ、もう喋れるのぉー？
　　　　　　　　　　　|　 |　　|　｜ｨf:て.㍉　　 乂ﾂ /イ |､￣
　　　　　　　 　 　 八　|　　 ＼|ﾉ{乂ツ　　　　 ｀""/ｲ｜＞
　　　　　　　　　　　　)ﾉ＼　＼≧=ｰ""　 ﾏ　 ﾉ　/⊂⊂ヽ　　　　やだーカワイイー！　魔法で絵画刷っていーいー？
　　　　　　 　 　 　 　 }　 ﾉ＼　￣ト. 　 ＿＿__／/￣⊂｀}
　　　　　　　　　　　＜／)ノ　)ノV＼＿＿/|―‐/ 　 .ノ´ﾉ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　＼　　　} ∨/￣￣＼{:i)ヽ　　　γ ￣￣￣ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　＼__/　 /ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆ|　　　｜ どうぞ！|
　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 |:::|　 |::|｡}==ｘﾆﾆ/ﾆﾆﾆ〉　　　乂＿＿＿ノ
　　　　　 　 　 　 　 　 {　　　 ＼　　_. -ﾆ|::| |ﾆﾆﾆ＼|ヽ==ﾍ
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　 　 _｀ﾆﾆﾆニ|::l/ﾆﾆﾆﾆ/ヽ Vニ_　　　やったぁ！　じゃあ赤ちゃんナイアの腰握っていーよー？
　　　　　　　　　　　　　　{:i>''~ﾆﾆﾆﾆﾆ＿|/ﾆﾆﾆﾆ/}::::}　}ﾆﾆ}
　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ﾆﾆﾆﾆ／.../´ﾆﾆﾆﾆ/ ﾉ::ﾉ .ﾉﾆﾆ}
　　　　　　　　　　　　　　　　＼_／{.......{ニﾆﾆﾆ/‐＝≦ﾆﾆノ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ´＼...{ﾆﾆﾆ／Ｙｃﾆ|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 -=ﾆﾆﾆﾆ≧=≦三人三|
　　　　　　　　　　　　　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼三／⌒＼-_
　　　　　　 　 　 　 -=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}/:::|　 |::::| ＼-_
┌──────────────────────────────────────┐
│　　　まあ普通の神様なら悲劇的な怪物なのですが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　カワイイナイアチャンは元々邪悪なる千の影なのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　このくらいはようつべに上がってるキュートな赤ちゃんと同じくらいの扱いでした。　　　　.│
└──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 八　乂ﾉ ﾉ　　＼ ＼　　　　　　　　　　 　　／　ヘ｜ ――はい、カワイイ！　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 　└ ヘ 　 〉　〉~⌒~^'' .／⌒^'冖'^｀　く　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ｀^'冖ヘ ＼乂〈 ⌒~^''／／´^'冖'^｀⌒＼〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }i,{＼_ソ^　　　 廴〈＼:i:i:i:i＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .}i:}:i:ｧ‐㍉　 　ｱ^つ　 }i:i:i:i:i:i:i:＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .}i.}:i.ﾄ　　 rぃ 　 　 ノ从:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　.}i.}:i乂　　　　　　　 イ⌒):i:i:i.{.:i:i:i:i:i:＼''^~⌒~"''～
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉﾉ:i:i:〕ﾊvぃﾊぃvﾊぃ〔／:i:i:i:/:i:i:i乂:i:i:i:i＼(い) : :(い) ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__彡’:i:i八　　　　　　　　⌒):i:i:i/ヘ:i:i:i:ヘ:i:i＼〉: .(い). .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　⌒〉:i:i:i/:i//ぃ､、、、__,,，イ/／: : : : )/: : : :＼〃　　　　　　　　　ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ､丶⌒V:i//ﾟ。 : }|: : 　　: :|{ﾉいぃ､、: : :い : : :{{　　　　 　 　 　 　 　 }}''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : :(ﾐ) )//。 : : :ﾘ : : : : :､vヽ`⌒~"''～ 　: : い》　　　　　　　　　　　《い)＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／(ﾐ): :(ﾐ) : : У。ﾟ。 : :　 ､丶 　　　　 (ο) 　 　　 ＼{{　　　　 き”　　 　 　 }} {: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ノぃ，(ﾐ): ､丶''^~⌒＼: :／　　 　　　　　　　 い)　　　　》　　　　　　　　　　　《い
　　　　 　 　 　 　 　 ---　　　　　 　 　 　 .''^~⌒ヽ／(仡) 　　　: : :}ぃ: : . . . . 　　　　　　　) (い): : {{　　　　　　ゃ”　　　　}}　　 . . . :i{
　　　　　　　　　　 /ﾆニﾆ'，　 　 　 　 〃　'⌒ : : /(仡) (仡). . . : :/⌒~^'': : : : . . . . . . . . . い) : : :／》　　　　　　　　　　　 《　　　. . : :八ぃ，
　　　　 　 　 　 　 {ニニニ}　　　 　 　 '⌒廴 ノ :/　　　　. . . . . : : : : : : : : : : : ‐-: : : : : : -‐ : : : : : :{{　　　　　い”　　　　 　 }}. .､丶⌒~"''～
　　　　 　 　 　 　 .､ﾆニﾆﾉ　　　 　 　 廴ノ⌒ヽ(　　. . . . . : : :／: : : 　　　　　　　　: : : : : : : : : : : : : 》　　　　　 　 　 　 　 《／οﾟ。ο。: : : : : ＼
　 　 　 　 　 __ -=ﾉ＞＜{　 　 　 　 　 }i 乂__ ノ::)ﾆ=-: : : :''^~: : : 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{{　　　　　　っ”　　　　}}。ﾟ。ο: : : : :
　　　 　 　 rくニニニニニﾆ=-_　　　　}|. . . . : 〃⌒: : : : 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾌノ⌒==＝=＝=＝=彡。ﾟ : : 　 　　 　 　　 　 }
　　　　　 ./ニニ}/ニニニニﾆﾊ　　　 .}|: : : : :/乂__ノ: : 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : :''^~⌒~^'': : : : : : 　　　　　 　 　 　　ﾉ
　　　　　〈ニﾆﾆ八ニニニニ/ﾆ}　 　 .八 : : /: : : 　　　　　　　　　　　 　　､､ぃいいいぃ､、､、　　　　 　 ノ: : :
　　　　 ./ﾆﾆﾆ/ニニニニﾆ/ニ{.''^~⌒~^'' y: :(ο)　､､ぃいいぃ､、､､ぃい'⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈ぃ､、､、　乂__／ ⌒〉　　　　　　 　. . . . . . . : : ／
　　　　.'ニニ/-=ニニニﾆ/.　　(ο) .(ο) ′: :　 ､ぃ⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒〈⌒＼〉＼〉＼〉＼〉＼〉⌒〈⌒　　: : : : :／: : : ﾉ　　　　: : : ___,,　～''~
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　　　　　　　　　　　　　　　　''^~⌒~^''ソヘ(ヘ(ヘ⌒ぃ､、、、、__,,，イ⌒ ヘ(ヘ(''^~⌒~^''
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　　　　　　　　　　　　　　 　｀^'冖冖冖冖冖い冖冖冖,} {冖冖冖い 冖冖 い 冖冖冖冖'^｀






　　　 　 ,.イ/ 〃 ,/ ｉ i l l｀`ヽ、
　　　／,/　.//.,,〃 ,ｌ l l ｌi l　　`､
. 　 / ｉ. 　i! l リl ll　i!　,,_l ｌ ｌ　ｌ i! i
　 ,' ｉl !_l､l-'‐' `´, -‐ ' ´l´!.ｌ　l ll .l
　 i. lト‐‐-､　　.i　●　./　!.l　ｌ .i! l　　　　　おやおやぁ～、やんちゃな坊やがこんなに懐いて……
　 l l!ヽ.● .i　　l, --‐'´　 | l　ｌ .i! l
　 l l ｉ `－',､_,,ｨ‐､　　 _　.l 　.l　! l
　 i ｉ l ,_／´　　｀`ヽ-ｲ'　.ｌ　 l /./　　　　　 ……本当に神様は、誰にでも優しくしてくれるんですねえ。
　 ヽl.l　 i!　　 　 　 〃 　 !И ／
　　 `ｌ　 l!　　　　　ll　　　´レ'
　　 　ヽ ll、　　　 ,lll　 ／ ,ｨi
　　　　 ヽ`====彡',.ｲ _,ｲ⌒ト、
　　　　　 ヽ ＿_ ／r‐‐､:`::´r'`ヽ､
　　　　　　　 ,ィV::;;;`‐:´,--､:`-ｲ l ヽ
　　　　　　,イヽ::::(__)::::::ゝ_ノ:,r‐､::ゝ
　　 ,ィ‐'´i::`‐':::r‐､::::::r‐‐;::::l､__ﾉ::::::
　／:::`‐' ｲ｀i:::::ヽノ::::::ヽイ::::::::::::::::::






　　　 　 　 |::＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::|
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　　　　　　 ＼＿＿/　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾆ　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 /　　　　 .|　 　 　 　 |　　　　　　　 -　　　　|
　　　　　　　　/　　　　　 |　 　 　 　 |　　　　　 　 　 -　　　|
　　　　　　 　 　 　 |　 | ∧　　　　　 |　＼　 　 |　 　 -　　　＼
　　　　　　　 |　　　|　 |　　　　 　 　 |￣￣＼　|　　　-　　　　 ＼
　　　　　　　 |　　　|　 |／ 、　　　　 |　　　　.}/|　　　 |　　　　　　＼＿＿
　　　　　　　 | 　 　 ＼|　　 ＼　　/|/ ィf斧示㍉　　　|　　　　＼＿＿_／　　　　卑下することはないよ。
　 　 　 　 　 И 　 　 ,ｨf斧ぅ示＼{　　 乂⌒ソ/　　　｜　　　　　＼＿
　　 　 　 　 　 |　　 　 ＼乂⌒ﾉ　 　 　 　 ""/　/　　/　　　　＼＿_／
　　　　　　　　 ＼「＼「￣"""　　 ′　　 　 /／　|／　　 ∧/＼|　　　　　　　　　ナイアは本当にカワイイと思っているから。
　　　　　　　　_ノ }＼　公:.　　　　､　ノ　　　/　　/}.ハ/∨
　　　　　　　　￣　 /￣￣≧s.,_ / 〉　　　ｨ/　　/ ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　 /|／　　 / / ￣＼__|　／　　/＼＿＿_　　　 　 　 　 　 　 　 ／,⌒
　　　　　　　　　　|／　　　　／ ＼／￣ハ{/　　／　　　　　　＼　　　　　　　　　／　/
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　 ､＼)__／ /::＼／{　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　 / 　 /
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　/＼_)┘/　　|:::::::|　　＼　　 ､ __　-=ﾆﾆ}　　 　 　 /　　 |
　　　　　　　　　　　__/＿__／ ／::/_-_　j::::::ﾉ＿_　-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_､　　　 |　 　 |
　　　　　　　　　　　{ﾆﾆﾆﾆ}／ﾆ∠ﾆﾟﾆ=-「ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　　　 |　　　＼
　　　　　　　　　　　{ﾆニ／／::/　　/::::/ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ ￣..＼　　 |　 　 　 |
　　　　　　　　 　 　 ‐==∨:::::/　　/::::/　 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ ￣、................/　　 |　 　 　 |
　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾆ/ |::::|　　 {:::::{　　{:::::＼ﾆ=‐ ￣ﾆﾆ|　　∨＿_／ニ 　 |　 　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 {　|::::|　　 {:::::{　　{::::::{　　}:::/ﾆﾆﾆ.|　　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ノ　　　　 |
　　　　　　　　 　 　 　 八 |::::|　 :. {:::::.ヽ　{::::::{ 　 j:/ﾆﾆﾆﾆ|　　　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　　　　 /
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼_l__ノ⌒≧=――‐=≦ﾆﾆﾆﾆﾆ|　／￣￣ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　 　 /
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆ|/　　　　　 ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ だって、今日を生きているんだもの。とってもカワイイよ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ










　　　　　┌─────────────────────────────────────────┐
　　　　　│　　　その祭りの話が広まると――人々はより一層、ナイアチャンの来訪を心待ちにしました。　　......│
　　　　　│　　　再び、カワイイの息吹が芽吹き始めたのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
　　　　　└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／‐=ﾆニ二二ニ=‐く⌒Ｌノ⌒l
　　　　　　　 　 ┏┃　　　　　　　　　　 　 ／‐=ﾆニ二ニニﾆﾆﾆ=‐＼ニニ└┓
　　　┃　　┃　━┛　 　 　 　 　 　 　 ／_／￣￣￣￣)￣＼ﾆﾆ辷彡-二己┛
　　　┃　　┃　　　　　　　　　 　 　 　 |／　｛　　　 __／:.:.:.:.:.:.:＼ﾆ辷彡-ﾆ└己┓
　　　┃　　┃　　　　　　　　　　 　 　 /＿＿,,ノ　　 ＼＿＿＿_丿ﾆ辷彡-ﾆﾆ┏┛
　　　┃　　┃　　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　＿　　}　　　j＿:.:.:.:|　＼ニ辷彡-ニ〔
　　　┛　　┃　　　　　　　　　　 　 　 〉ィ⌒~__ノ　　　~⌒ヽ丿　　|ﾆニニ|￣`┛
　　　　　　 ┃　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　 l⌒　　 〈:.:.:.:／ 　 　 |二/⌒＼　　　　　　　中々に美味！
　　　　　　 ┛　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 　 ｜　 D　 |:.:/　　　　　|／　　 ]｜
　　　　　　　　 　　 　 　 　 　 　 　 　 |ヽ 　 〈r─┐　|/　 ／　　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │　　r┴ーヘ　　 /:.:.　　　 〔＿／|
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　　　　　　　　 　 ┃　　　　　　　　　　|　　 ﾉ　　 ＼]　　 　 　 　 人:.:.:.:　＼
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　　　　　　　　　　　　 , . . f＿ . .ィ≠ｫzx. . . . . .` . . ∨　　　　　　　【信仰政策大成功です】
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