///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　埋めネタ　　諡（おくりな）のこと
　
　///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三
　
　
　





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┌────────────────────────┐
│春秋時代のスレ2つ書いて、どちらも完結したのは　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│草野球の試合で決勝タイムリー打ったレベルの自慢　　.....│
└────────────────────────┘


┌─────────┐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌──────────┐
│　鄭の荘公・寤生　......│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　斉の相国・晏平子　......│
└─────────┘　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────────┘
　　　　　　　　 _ , -―-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__,,,,.....,,,,,__
　　　　, 'ﾆニﾆ､::::(0::::::::::ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _, - ´二,,,,,,,,,,,ニ_｀''' - 、
　　　　 ￣￣ヽ':::::::::::::::　　ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／_,:::--------ー:::::;;_ヽ:.、`ヽ、
　　　　　　　　　）:::　 ....　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／"　　　　＿＿＿_　　　 ｀ - ｀;::.,'ヽ
　　　　　　　　/　　　　::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ _,,.::-''´￣:::::::::::::::::::￣｀'':::-:、 ,-ｰ,ヽ!、
　　　　　　　 /　　　　　　::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　/,.-´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　　)_ `'!,
　　　　　　　/　　　　　　　:::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　!:"::::::::::::::::::::::＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__::::::::::::ヽｰ-y'´'''!,}
　　　　　 ／￣￣￣＼ ::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　|::::::::::::::;-´￣　/! /　　　　!, ｀' -;;;:::::::::::| 　 ﾉ|
　　　　　─　　　─　 ＼::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　|::::::／ 　 |　_,廴!/　　　　　_',,,,i_,　`,ヽ:::::`''"!. |
　　　　（●）　 （ ●） 　　＼:::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　 !:::/　　 /!´ /　 !　　 　 　 　 ヽ! `ヽ!, ヽ;:::::::::i,}
　　　　|　（_人__）　　　　　 | :::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　 >　　 / '| /　　_　 　 　 　 __　 ` 'ヽ'　　`;::::::/
　　　　＼｀ ⌒´　　　　　／/::::::::::::::/::::|　　　　　　　　　　　　/　 　./　 ﾚ_,.-=ｰ　　　　　 ,-=-ヽ,　`i　　 i::/
　　　　　 |￣||￣￣￣￣　/:::::::::::::::/:::::|　　　　　　　　　　 　|　 　 ,'　　/　/:::c.,　　　　　 /::c:,　ヽ !　　i!´
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　　　　　　|　 ||　　　　　 |:::::::::::::/::::::::/　　　　　　　　　　　 .|　 　 ||　} .'... `ー"　　 ,　　　`-- '.... /　　! /
　　　　　　 |　.||　　　　　|::::::::::::/::::::::/　　　　　　　　　　　　|　 　 | `,,| ::::::　　　　　　　　　　　:::::/　　/´
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　　　　　　　|　||　　　　　|::::::::{::::::::/　　　　　　　　　　　　　|　 　 |　 ／ヽ、　　　 　o　　 　 _../　　/　.|
　　　　　　　 | ~ 　　　　 .ヽ::::|:::::::/　　　　　　　　　　　　 .　|　 　 | /＿ _,,,,..｀ -i .,,____,,,..ｨ ´／　　/ 　 .|
　　　　　　　　|　　　　　　 .ヽﾉ::::/　　　　　　　　　　　　 _／| ,　　|-´　 ｀;:i-'--' 　 　 　 !_,/　　 /　i!,　 |
　　　　　　　　λ　　　　　　　　:::|　　　　　　　　　 -=ﾆ´, 　 | i、 .|　　　 .|:|　 、　　　　／_,..ｨ　/-、! i　|
　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　::::|　　　　　　　　　　　 /　　 `!/、 !　　　 |:|　　ヽ 　-ﾆ=´　 | /　　`, } .!
　　　　　　　　　 ト､＿　 | 　　 ::::::ヽ､　　　　　　　　　 |　 /i　,iヽ`ヽi　 i　|:|　　　　　　　　 /ﾍ{　　　| !/
　　　　　　　　　|　　　|~7　　::::::::::::::｀ヽ、　　　　　　　 | / | ./|　　　`　 |/へ、　　　　　_ノｨ' . 　 　 .| '
　　　　　　　-‐Ｗ~フ　{　　ト､:::::::::::::::::::ヽ、　　　　　　 ﾚ　 ! | |　　　　　|'　　`ヽﾆ二ﾆ=" ||/　　　　|
　　　　　　ｚ＿_,―'￣Σ　Z ￣ヽ―-､＿ﾉ
　　　　　　　　　 '―ｚ＿,┴'~

　　
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┌──────────────────────────────────┐
│臣下が主君を呼ぶ場合、スレ内では「我が君」「王よ」で通してきたけど　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│当時リアルでは「主君」「主公」「主上」がデフォだったらしい、自信ないけどｗ　　 　 │
└──────────────────────────────────┘

　　　　　　 γ´ 、　 ||　 || 　 ||　||　　　　
　　　　　　　ゞﾆｨ　　||　 ||　　||　||　　　
　　 　 　 　 　 ||,. -‐　'''　¨¨o'' ‐''､　　　
　　　　　　　　|,. ,.ｸ-.:─.:‐.:- .. .,_　!　　
.　　　　　　 ／.:/'.: ／｀ゝ.; .: .: ;.　､≧.､　
　　　　　　/: .:/'／ 　 　 　 ￣　 　 ヽ:.ﾍ
　　 　 　 /.: .:ii.:.〉'"｀''ｰ-､,,　　　 ,.ｨヽ !.:}
.　　　　 /.;.- ll;/　ヾ ﾓｱﾌ''　　 k''tｧ‐ ｌ/　
　　　　/.:.i　 ll'　　　 ￣　　　　 |｀¨´　! 　　　では、主君（きみ）とそれがしは
　　　 /.: .:!　;lｌ　　　　　　　　　 ,!　　 ﾘ　　
　 　 /.: .: .ゝ_ll　　　　〟＿＿_´､　 〃　　　　ここで待機しておきまする
　 　 !.: .: .: .:.:ﾊ.　　 〃´　　　　,ﾊ. /:i　　　　
　 　 ゝ.: .: ,ｨﾉ ﾍ　　'' -─ ─ 'ﾞ　ｿ.:.:|　　　
　　 　 ｀／ヽ　　ゝ.　　　　 ¨　 ,ｲ: .:/　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ´ ７７　￣　｀ ､
　　　／: : : : ＼　　＞　-ﾏ7- ﾞ￣´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ,' ,'　　　　　　ヽ
,. ＜ ＼: : : : : : :＼ ゝ=イ!|ゞへ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　 　 l　l　　　　 　 　 ',
　 　 　 ＼: : : : : : :ヽ.　 |.!|　ﾞii: :＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　＿ ｌ　l　　　 　 　 　 l
　 　 　 　 ＼: : : : : : ヽ |ﾙ 　 !: : :i.｀≧　､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　j´＿｀|　|´￣￣｀''' ‐- ,|
　 　 　 　 　 ＼ : : : : : ヽ.　　 ll: : :l　　　　＞ ､　　　　　　　　　　　　　　　./´γ´｀YY´￣｀ ､ヽ　　∧　　マイマスター
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : ヽ 　 ll: : :|　　　　　　ﾍ　　　　　　　　　　　　　　/　/ゝ __ﾉ 乂＿_ノ ヽヽ　 ∧　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　/_| ,＞ﾉ (｀ｰ‐＜´ 　 jヽ　∧　なぜディ〇ニーに身売りしたのです？
赤壁の戦いで劉備と行動を共にする孔明　　　　　　　　　　　　　　/　/ ハ／ハ　＼　/ 　／ヽ＼ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　./＿＿_/ /i!l!l!l!＼ >_.／厶ノ＿＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｺｰﾎｰ　　. _＿ゝ-------'　　　 ／　＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　ヾ ､　　　　　　／　／　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　EP7～9にご不満のベイダー卿


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┌────────────────────────────┐
│自分を指して言う場合は寡人と言い、諸侯の場合は寡君と言う　 　 │
└────────────────────────────┘

　　　　　 /　 ,':. : l　　　. :. :|:／ |: :. |　||　 　　 |:|ヽ:.:.:!:.',
　　　　　/　 /　　|　.: .: .: :.ｲ:. :. |:|:. ,'　ﾘ　 　 　リ_ 〉､:ﾄ､!
　　　　 / 　 ' ...: :.|:. :. :. :. :. |:. :.,'|:!:/. _,;≠　　　　'ｲ¨ﾍ| i!
　　　　'　　/:. :. :. l:. :. :. :. :. :l:. ///∠　　　　　　 iﾊ　!ﾘ　　　 本スレでの自称は「私」か「嬰」でしたが
　　　/　　/:./:. :. :|!:. :. :. :. :. ﾚ'〃/　:.｀ヽ 　 　 　弋! {
　　 /　　/:./:. :. :.:|!:. :. :. :. :. :.|　 !!:. Ｃ:.:.:}　　　　　　､ ',　　　 諱である嬰を用いるのは、諸侯や卿のような
　　'　　 /:/:. :. :. :ハ:. :. :. :. :. :',　{ヽ._ｰシ　　　　　　 　 !
　/　　 ｲ/:. :. :. :/: ∧:. :. :. :. :. :',　　　　　 　 　 　 　 　,'　　　自分より身分が高い者、ないし同格者との会話時です
./　 　〃':. :. :.:, ':. :.{　';. :. :. :. :. :.'.,　　　　　　　　　 　 /
.　 　//:. :. :／-―‐:＼_;. :. :. :. :. :.'.,　　　　　　　 ｃ　 '　　　
　　//:. :,. く'"ヽ、､:._,,.:. :〉､:. :. :. :. :.'.,　　　　　　　ィｰ ､_　　　　普段は「寡人（わたし）」でした
　, ' .',r'´ヽ._)　　ヽ: ::: :ノ!　＼:. :. :. :.＼ ―t‐''ﾌ¨〃　　 ｀丶､
,/　 !ﾄ､`ー ぇ　ー '　,. ┤　 __.>-―ｧ-ヾ　 ヾ､.ノ　　　　　　 ｀',
　　 |:＼)ク´_..,,, =＜_,､クｯ´::::::ﾉ￣　　　 ｀ヽ、､..　　　　　　　ﾉ
　　 ';. :.（／:.:{{__ ,,._;ｼ:ｎY:::::::::::）　　　　　　　 ヽ、￣ ¨´ 　.／
　　　＼:. :. :. :￣¨〃!:Ｕ:!::::::::く　　　　　　　　　 ヽ._,... - '´　　　　 /
　　　　,'::. :/:. :. :_,'/! !r'ﾌ:::::::::::）　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　/
　　　 /:. :ｲ:. r' ~~Ｙ´~~ヽ::::::::く　　　　　　　 　　　　 ' ,　　　 　, '
　　　,.!:. :.,'!:. t ..;;人 ..:;;ﾉ(:::::::::::｝　　 ヽ. 　　 　 　 　 　ヽ.　　, '
ヾ ／:.|:. :| |:. :. :. :. :l ,.―':::::::::::::｀ヽ　　 ＼　　　　　　　　＼/　　　　　　/





　　 ／￣￣＼
　／　　 ＿　＿＼
　|　　　 　･　　・　|　　AAがやってられっか夫なんで「オイラ」と自称してたけど
　|　　＠　 （__人_）
　|　　　　　｀ ⌒´/　　実際は「寡君（わたし）」でやんす
　|　　　　　　 　 }
　ヽ　　　　　 　 }
　　ヽ　　　　　ノ　　　　寡は少ないって意味で、へりくだった表現でやんす
　　　/　　　 く ＼
　　　|　　　　　＼ ＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､


.

　　　　　　　 ,,. -‐'''''"""''''''ｰ- ､
　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 /::::::::::::::::;:::::::;ﾍ;::::::､:::::::::::::::::ヽ,
　　　 /::::::::::::;:::/!:::::/ | ヽ:::::i､::::;::::::::::::::i
　　.　i:::::|:::::/:;/,|;;;/　 |　ヾ;;;|._i::|i::::::::::::::i
　　　l:::::|:::/'!/ _|/_｀　|　 ´ i_|. i;|`!::::::::::::|
　　　|:::::|::i. ,|r'r:::ヽ`　'　　'r:::ヾ,l､|::::::::::::|　　　他国へ使いに行った時
　　　|::::::l:| i　{:::::::::|　　　 {::::::::::i　iﾞ|:::::::::|
　　　|::::::::| !　io:::::ﾉ　　　 io:::::::i　l !:::::::::|　　　自国の君主を指す場合は「寡君」で
　　　|::::::::|　　`'''"　　　　 `''''"　　|::::::::::|
　 　 |:::::::::l　　　　　　'　　　　　　/:::::::::::|　　　相手国の君主は「貴君」と呼んでたで
　　 /7::::::::ヽ、　　　 iーi　　　 ／:::::::::::::|
　　//:::::::::::::::;`'':;,､,　`''" ,..ｨ､'ﾞ:i!::::::::::::::::|
　 /ﾆ>::::::::::::::i;'-'〈| ｀`''"´　|〉ヾ,i:::::::::::::::|　　　この辺のマナーは現代とあまり変わらへん
　/ ﾆ>:::::::::i'"　　 l　　　　　.l　　｀`!:::::::i::|





　　　　　　　　　　　　 _＿＿＿＿
　　　 　 　 　 　 ┌＜二三三三三≧
　　　　　 　 　 　 ∨三三三三三三７
　　　　　　　　　　 ∨‐' ´￣￣二二ﾕ＿　　　　　
　 　 　 　 　 r=＝ﾆ二ニ三三三三三二≧　　　本スレでは相手を「貴殿」って呼ぶ事があったけど
　　　　　　 　｀ヽ三斗‐〒::￣｀::.:‐＜三／
　　　　　　　 　 /:::/.::/:ヾ.:ヽ::::ヾ:.::.ヽ､ ヽ　　　　実際は「子（あなた）」が一般的な呼び方
　　　　　　　　 〃:/ﾄノ `ヾﾐ､｀ヽゞ:ヾ､:ヽ|　　
　　　　　　　　 ﾚ!小ｌ●　　　 ● 从　|:l:i|
.　　　　　　　 　 ﾚ|l⊃　､_,､_,　⊂⊃:`ﾒ:ﾉ　　　　「子」には先生って意味もある
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ゝ._）　　/:./⌒i
　　　　　　＼ /　 ﾚ'｀＞,､ __,　イﾚ/ ヽ/　　　　論語で多くの書き出しが「子、曰く」なのは
.　　　　 　 　 ＼/::::{i´ 〈/iﾄゝ　|}:ﾍ､__∧
.　　　　 　 　 　 ｀i:::{|　　/| 　　|}ゝ　 ノ　　　　「（孔）先生は、こう申された」って意味


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┌─────────────────────────┐
│自称、他称はどうにかなるけど、避けて通れないのが　　　　.│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│貴人が崩御した後、追贈される称号「諡（おくりな）」　　　　......│
└─────────────────────────┘

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　＼　　　
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　─　　　─　　＼　　
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　 　 （●）　（●）　　　|　　周王朝の2代・成王と、5代・穆王は
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　 （__人__）　 　 ／　　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ､　 　 ￣　　　／　　　　生前すでに呼ばれていたらしいお
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 ／　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　_.ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （　.(　　　　　　　　　諡号制度の始まりは、7代・懿王以後というのが定説
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ）ノ　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (（
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ノ　　　　　　　　　　初代・武王はいつからそう呼ばれたのか不明
　　　　　　　　　　　　　　／￣￣＼／￣＼
　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣｀.　 ＼　 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 、　　　 、
　　　　　　 　 　 ／　　　　　　　　　　　i　　　　 l
　　　 　 　 ＿／ 、　　,ｲ　　　　　　　　　　　　/
　　 　 　 （ 　 　 ）_／＿＿＿＿＿＿ノ＿＿ノ


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┌───────────────────┐
│そこで諡について、少し深掘りしていきます　 .│
└───────────────────┘


　　　　　　　　　　　　 /￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 /￣ヽ
　　　　　　　　　　　 〔=±==〕　　　　　　　　　　　　　　　 〔==±=〕
　　　　　　　　　　 (( (･ω･ )　))　　　　　　　　　　　　　(( ( ･ω･) ))
　　　　　　　　　　 (( ｏ┳ｏ)　))　　　　　　　　　　　　　 (( (ｏ┳ｏ ))
　　　　　　　　　　 ((　[圓]Ｊ )) ｶﾞｶﾞｶﾞ　　　　　　 ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] ))
　　　　　　　　　　 ::::┻┻:::::　　　　　　　　　　　　⌒Ｙ⌒Ｙ⌒　┻┻
　:::....::::::........　.　.::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........　.　.::::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........　　
　:::::... .... ..::::::::::::::::....::::::........　.　.::::::... ....::::::::::.. .. . ...　.::::..　.　.　.::　:　:..　.　...　
　　.::::　..　. .... .. .. 　　. ...　...　　　　..::　　　. .. .　.. 　　...　　　　　　 .. .. 　　. ...





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┌───────────────────────┐
│諡号は、崩御した貴人の事績を評価して選定する　　.....│
└───────────────────────┘

┌───────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　i!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　＿＿＿ﾉ;}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　 ,　 ´: : : : : : : : ｀ヽ、,_ _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　／: : : : : : : : : : : : : : :＼: ::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　/: : : l: : : : | : : : : : : ﾄ、 : ヽ : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　/: : : : l : : : 八 : : : : ./: .ヽ_ : ヽ: : |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　 ,: :: : : : !: : :ﾉ 　ヽl＼/　　 　ヽ:ノ: : |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　 l: :「ヽ: :| : ﾉ TT　　　　TT 　:i: |: : ::j　　紀元前628年12月9日に死にました　　　　　　　　　　　　 .│
│　 ヽ:ヽｨ: : :|　　Ｕ　 　　　Ｕ 　 |: | : :,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　 ＼: : : :i O゜, ,　　　　　, ,　:l:八丿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　ヽ :::|_ 　　　　＿,　　　ｨ~　　　　　翌日、棺の中で牛の声で泣いたという伝説がある　　　　.│
│　　　　　ヽrｹ､=‐-t--r-ァ:イ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　 　 　 　 ｀　., '｀iヽヽ//､::i|:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　/　 ,'个-｀_8:、｀､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　　　 /　 ,'::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: 、ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└───────────────────────────────────────┘
　　　　　　24代目の晋君・重耳


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　l//l///////!///　l///l|:::::::::::::ハ:::::l　',::::::l:::::|::::::::::::|::::l　　　　
　|//|/// |//-!//‐-!//､ ',:::::::::/ ,:..l::::l-―､::l､::|::::::::::::|:::,　　　では、薨去なされた先君の諡号を決める
　',//!/// |/::_l//＿_l/:::::::::l:::::/:::::::l::/＿＿ﾘ ',::|::::::::::::|:/　　　
　 ､/|////!::' ﾄ-'::::::ﾊ｀:::::::::l::/::::::::::/ﾄ-':::::ﾊ ｀ `!::::::::::::!′　　
　　 ,!////!:::::込二ソ::::::::::::/　　::::::::込二ソ　　|::::::::::::|　　　　 在位は9年と長くはないが、混乱していた晋を安定させ
　　 l|////|:::::::::::::::::::::::::::::::::::, 　 :::::::::::::::　　 　 |::::::::::::|　　　
　　,/|////!:::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　 　 |:::::::::::,|　　　　 城濮にて楚に大勝し、周王より伯(覇者）を賜り
　　l/',////l/::､::::::::::::::::::::::::::_ _　　　　 　 ...:::,.イ::::::::::,::.　　　
　　|//､///l///＞:...._:::::::::::::::　　　　_ .....:＜:::/:::::::::/::::.　　　　践土の地に諸侯を招集し、天下を修めた
　　|///',//| ///////l＞　. _ .　＜ |::::::::::::::::/:::::::::/::::::::.　　
　　|////､/!///////l＼::::::::::::::::／.| : ::::::::::/:::::::::/::::::::::l　　　その事績は歴代の晋君でも最上位であろう

　　　　　　　　　　　晋の卿・趙衰





　　　 /:.:.:.l:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:./:ｲ　ヽ:.l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.l＼
　 　 /:ｲ:.:,:.:.:.:.:.l:.ﾄ:.:.:.ll:.{　　 ',:ﾄ､:.:|ヽ:.__l:.:.:.:l:.ヽ
　　　l:l:.:.:ｲ:.:.:l:.:|_| ',:.:.|ﾘ　　　ﾘ ,斗!´ ﾘl:!:.:.:.|､:.:..
　　　 |:./人:.:.:.:|ﾘ　ﾄ-!､　　　　　,ｨ示オ!:.:.,:.lヽ:.
　　　 |/ｲ:.:.:､:.:.|下示ォ　　　　　 込j　|:.:./､!:.　　　ああ、異議はない
　　 　 ､:|:l,:.:,ヽ:.:.　 込ｿ　　 ,　　　　　 |:./ｲ/:.,
　　　　 l从l:.l,ゞ,ミ､　　　　　　　　　 　 /,-':.:.:.:,　　　ならば諡号は「文」で良かろう
　　　　　　 '，:ｰ-`､　　 　　vっ　 　 ,.ｲ:.:l:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　l:.:.:.l:.:l:.＞　 . _　　　,.イ:.:.:|:.:.:.,:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　|:.:.:.|:.|:.:.:.:.:.:lr,l　￣　　!ﾆヽ､:.:.l:.:.:.:.:.:.　　　周の文王と同じだが
　　　　　　　|:.:.:.|, -r''"´ {　_　　,- /　　｀ｿ｀ヽ､:.:.:.
　　　　　　　|:.:,ｲ　 |　 　,＿_｀_＿,/　　 /　　/｀ヽ:.　　その諡号に相応しいと思う
　　　　　　 ,:.:/ l､　 ､　 l::::::::::::::::/　　／　／　 /　､.
　　　　　　,:.:.ﾄ,　＼　＼ ,:::::::::／,. -´, - ´　　 /　 　,:.､
　　　　　 /:.:,'　Ｙ　 ｀ヽ､ﾍ::::/イ_, - ´　　　　l l　　　 ,:.:.
　　　 　 /:.:., 　l'　　　　 ｀ ij￣ 　 　 　 　 　 |,!　 　　 ､:.:.
　　　　 ,:.:.:.:l　 |　　　　　　　　　　　　　　　 〈　　　　　',:.:.:､
　　 　 /:.:.:.:l 　 ､　　　_,ノ l　　ゝ　　　　　　　､　　　　　､:.:.:＼
　　　 ,:.:.:.:.:.|　　 }　　　　　､　　 　　　　　　　 l,　　　 　　 ,:.:.:.:.:.

　　　　　　　　　　　晋の正卿・先軫





　　　　　　 ／. . . . .／. . . . . . . . . . . . /. . . . . . . . . .＼
　　　　　　. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . /. .　. │. . . . . .　＼
　　　 　 .′. . . ./ . . . . . . . . . . . . . . |. . . .　.| . . . . . . . . . .
　　　 　 . . . .　/ . . . . . . . . . . . . . . . |. . . .　.|. . . . |. . . . . .|
　　　　 ｉ . . .　.| . . . . . . . . ./ . . . ／ |. . . .　.|. . . . |. . . . .l |
　　　　 | . . .　.| . . . . . . . ./＼ ／ 　 |. . . .　.|、 . . |. . .│|ﾉ　　　「文」・・・天地を営み、道徳を識り、学に勤しみ、問を好んだ
　　　　 |. ./. . .| . . . . . . ./. .／＼_,､八 . . . . | Х. .|. . .│|
　　　　 ∨. ./.ｉ|. . . . . . /l ,.斗午斥 　 ＼. .斗-ミV|. . .│|　　　　　　　　また民を愛し、慈しみ、憐れみ、礼に従った
　 　 　 ∧. .|l.人|ｉ | . |/　く　rＪ}}￤　　　 ヽ_j丁｝V. ./.∧|
.　　　　|. .j￣＼八| . | 　 　 乂_ツ　　　 　 ﾋツ　〈／./　　　　
.　　 　 乂. .__,ノ| {_＼ト-　￤ 　 　 　 　 　 , 　 ｉﾄ |／
　　　 ⌒〈`j⌒Y＞r‐ヘ. 　 し　　　　　　 　 　 八　　　　　　　　大変宜しいと存じますわ
　 　 　 　 ＞‐く_,ノ厶｝:.丶　　 　 （`フ 　　 ／
　　　　　　　　　厂￣＼ 　 　 　 　 　 ,.　イ　　　　　　　　　　　以後、先君を文公と称します
　　　　　　　 ／>､.　 　 ＼　　 /≧=（＼
　　　　 　 ／／　 ＼ 　 　 ＼/|　　　|＼＼

　　　　　　　　　　　　晋の卿・欒枝


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┌────────────────────┐
│こうして死後、重耳は晋の文公と呼ばれる　　　 .│
└────────────────────┘

┌─────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　＿＿＿ﾉ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　 ／彡　　　　　　 ﾐ｀ヽ、,_ _　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　／: : 彡　　　　　　 ﾐ: :＼: ::ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　/: : : l: 彡　　　　　 　 ﾐ : ヽ : :ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　/: : : : l : 彡　　　　　　 ミ_ : ヽ: : |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　 ,: :: : : : !: : ﾉ 　　　　　　 　ヽ:ノ : : |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　 l: :「ヽ: :| :ﾉ TT　　　　TT 　:i: |: : ::j　　11代の晋君は文「候」　　　　　　..│
│　 ヽ:ヽｨ: : :|　　Ｕ　 　　　Ｕ 　 |: | : :,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　 ＼: : : :i 　 , ,　　　　　 , ,　:l:八丿　　私は文「公」で、爵位が違う　　....│
│　　　　ヽ :::|_ 　　　　＿,　　　ｨ~　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　　ヽrｹ､=‐-t--r-ァ:イ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　 　 　 　 ｀　., '｀iヽヽ//､::i|:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　/　 ,'个-｀_8:、｀､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　　　 /　 ,'::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: 、ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
└─────────────────────────────┘
　　　　　　　　　晋の文公



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┌───────────────────────┐
│諡号の選定基準は「逸周書・諡法解」に拠り　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│全部で183字あり、上中下の3ランクに分けられる　　 　 │
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　　.r"⌒'i
　　|　　　|‐‐-----‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐--==--‐‐''''"´｀ﾞﾞ'i
　　|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　 .|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　 .|　　　|　すぎやま先生フォーエヴァ―　　　　 .|
　 |　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　 |　　　|　　　　多くの名曲をありがとう　　　　　|
　.|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　.|　　　|　　ゲーム作曲家最上位ランクです　 .|
　|　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　|r"⌒'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　ﾞ'ゝ-‐‐---=＝=‐‐‐‐----‐‐‐‐‐‐‐‐-------┘




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┌────────────────┐
│美諡（上諡）が最も多くて130文字　　　.│
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　　　　　 　　　　　／￣＼
　　　　　　　　　　|　　　 　|
　　　　　 　　　　　＼＿／
　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　／￣￣￣ ＼　　　　　　　　
　　　　　　　 ／＼:::::::／:::::: 　＼　　　　「武」・・・剛強で物事の道理を正す。威信あり、叡智と徳を備える
　　　　　　／::<●>:::::<●>::::　　＼　　　　　
　　　　　　|　　 （__人__）　　　　　　|　　　戦に勝ち、敵を平定し、民を刑に服させ
　　　　　　＼　　.｀ ⌒´　　　　　／＿　　　　
　　　　　／/　　　　　 　 　 　 　 ヽ　／＼　志を誇り、これを極めること多し
　　　 ／　/　　　　　　　　_　 　 　／　 ／　..
　　／|￣￣￣￣￣￣￣（__.ノ￣|＼／|　　　
　　　 |　 　　　　ワゴン　 　 　 .｜　／　　　
　　　 |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|／　　　　　

　　　　　　晋の18代・武公




　　　　/＼＿＿_／ヽ
　　 ／''''''　　　'''''':::::::＼
. 　 |（●）,　　　､（●）､.:|　　
　　|　　 ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,　.::::|
. 　 |　　 ´ﾄｪｪｪｲ｀　 .::::::|
　　 ＼　　｀ﾆﾆ´　 .:::::／　　　「献」・・・聡明で賢く、素晴らしい気質
,,.....イ.ヽ｀ー ｀ﾆ´ ―ノﾞ-､
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ　i
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i　|
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |｜

　　晋の19代・献公





　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _　　_
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　Y　 ヽ　　　　　「恵」・・・穏やかな気質で民を慈しみ、民を愛し、よく与えた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　/　　　　　 ヽ　
　　　　　 　 　 　 / ノ Ｙ ヽ　　　／　/ﾆＹﾆヽ　 ＼　　/　＼Ｙ/ヽ
　　　　　　　 　 /（ ﾟ )( ﾟ ）　ヽ ｜　/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ　 |　/　（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ　　　　
　　　　 　 　 ／::::⌒｀´⌒::::　 ＼／::::⌒｀´⌒::::＼／　 ::::⌒｀´⌒::::＼
　　　　　 　 |　,-）＿＿＿（-，　|　,-）＿＿＿（-，|　　,-）＿＿＿（-、|　　　　　　　　
( (´(　＼ 　 |､.　　|-┬-|　　　　|､　　 |-┬-|　　 .|　　　　|-┬-|　　 .|　　／ )｀) )
(,＼＼＼＼ ＼　　`ー'´　 　 　 |　　　 `ー'´　　　|　　　　 `ー'´　　/　／／／／ﾉ
　＼｀´｀( !､＼ ＼　　　　　　 　 |　　　　　　　　　 |　　　　　　　　／／ノ )´｀´／
　　 ﾞｉ ゝ(, 　　＼ ＼ 　 　 　 　 .|　　　　　　　　　 |　　　　　　 ／／　　 ﾉゝ /
　　　＼__' ｨ,,_､　| 　＼　　　 　 .|　　　　　　　　　 |　　　　　／　|　､_,,ｨ '__／
　　　　　 ﾞｉ＿ ／ 　 　 ＼＿＿｜　　　　　　　　 ｜＿＿／　　　＼ ＿/
　　　　(ッ(ッ:: ｀゛''ｨ.,_｀゛''ｨ.　　／　　　　　　　　　　＼　　 _,.ｨ''"´_,.ｨ''"´ : ヾ)ヾ)
　　　　ミ,,(ッ(ッ.／ ／｀゛'ｨ.,／　　　　　　　　　　　　　＼'"´_,.ｨ'"´＼ ＼ヾ)ヾ),,ミ
　　　　. ﾞミ,,(ッ(ッ::. ／::　,′　　　　　　　　　 　　　　　　ヽ　　::＼ .::ヾ)ヾ),,ミﾞ
　　　　　　ﾞミ,,(ッ(ッ. :: （ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　/） ＼.ヾ)ヾ),,ミﾞ
　　　　　　　ﾞミ,,(ッ(<<</ 〉　　　　　　　　　　　　　　 〈 ヽ>>>)ヾ),,ミﾞ
　　　　　　　　゛ミ,,(/ ー ノ　　　　　　　　　　　　　　　　ヽー' ヽ,,ミ"
　　　　　　　　　　゛ ＼　　＼　　　　　　　　　　　　　 ／　　／"
　　　　　　　　　　 　 ｜　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　／　　　 |―――――|　　　 ＼
　　　　　　( ( ⌒ ( ⌒ ( ⌒ ) ＿⌒)　　　　( ⌒＿( ⌒ ) ⌒ ) ⌒ ) )

　　　　　　　　　　　　　　　　　　晋の22代・恵公




　　　　　　　(⌒
　　　　　　,..::'｀￣￣｀:ｰ-､
　 　 　 ／.:.:.:.:.／＼:.:.:.:.ヽ:＼
　　　 /: :/:.:.:./　 　 ｀ｰ-=､ゝﾍ
　　　 |:.:.:i:.:.:.:l 　-‐　　 ‐- ﾄ､:ﾊ　　
　　　 |:.（|:.:.从　　=　　 =　l:.i/
　　　 ヾ:.ヾ:.:.:.!＠,,　、_,　 ｊ:|ｿ
　　　　 ヾ、ヾゝ、　 　 ,ノ!//　　　「成」・・・民を安んじる政治を行った
　　　　　　／ ヽ{　　ﾄ､ヽ l:′
　　　　　∧＼　 ﾏ三ｿ|　＼
　　　　./: : ＼＼ ヾ-〃　/∧

　　　　　晋の27代・成公


┌─────────────────────┐
│名が体を表していない奴がいる気もするけど　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│死後の評価なんてこんなもん　　　　　　　　　　　　　│
└─────────────────────┘


.

┌───────────┐
│平諡（中諡）は33文字　 　 │
└───────────┘

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /⌒
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {i,,..　 　..,,
　　　　　　　 　 　 　 　 , ....:.:´:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...,
　　　　 　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__ノ｀ヽ
　　　　　 　 　 　 ,／:.:.二ﾆ=‐-/:.:.:.:.-=ﾆ二:.:.:.:.:.〈:.:‘:.,
　　　　　　　 　 .:.:.:.:.::.:./:.:.:.:.:.: ′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:.‘:,
　　　　　　　　/　ｱ:.:.:/:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∨.:‘,　　　「悼」・・・早世を憐み、その恐懼する所に従う
　 　 　 　 　 /　/:.:.:.:′:.:.|:.:И:.|:.:.:.:.:.:.: ハ:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.‘
　　 　 　 　 　 /:.:./:.:.:.:. /|斗匕!:.:.:.:.:.: ′「:.:ト:.､j:.:.:.:.}:.:.:.|
　　　　　　　　:.:.:.′|:.:.:.:| |:.:|, -ﾊ.:.:.:.:/ 　 !:/-､:.:|:.:.: ハ:.:|
　　　　　　 　 |:.:ｉ:.:.:.ﾄ:.:.:.| |:〈 しﾍ∨:.′　 しﾍ l:.:|.:./:.:.:|:.:|
　　　　　　 　 |:.:|:.:.:.l:.∧|:,　 込ｿ　/　　　込ｿﾞ|/ﾚ:.:.:.:.:|:.:|
　　　　　　 　 |:.:ﾄ､ :|:.:.:rべ　 ､､、　 ' 　 ､､、 　/:.|:.:.:..从|
　　　　　　　　 ､|　∧:.ﾙ　 　 　 　 -─-　　　　　|:.:.::|:.|
　　　　　　 　 　 　 　 :.|　　 　 >｡.　　　 .｡< 　 　 |:.:.∧|
　　　　　　　　　　 　 ､:|　_ ...ｧ{ ＼　~ﾟ　／ }＞..../:. ′
　　　　　　　　　 _ ........＼..../.. 　 　 >.<　 　 ....∨:./^...... _
　　　　 　 　 　 ′...............〈... ∧　〈i:ｉ:i:ｉ〉　∧ 厶ｲ...............ﾟ
　　　　　　　　 |.......................∨....∨ 〉i:〈 ∨....∨......................|
　　　　　　　　 |......＼...........〈........ ∨i:i:i:∨ ........〉.........／.......|

　　　　　　　　　　　　　　　晋の30代・悼公





┌────────────────────────┐
│「玄」も中諡に入るけど、唐の玄宗皇帝しか知らない　　......│
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　_, -' ´_＿＿＼
　　　 ,　'´　_,-'´, -――- ゝ、
　　／　 .／ ／　 　　　　ｌ ﾄ、＼　　　なお諡は「至道大聖大明孝皇帝」
　　＼__/　/l　/　／　 , /l'|　ﾄ､l ',
　　　l |　/ ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l　!　　8世紀まで下ると、複雑に長文化したですぅお
　　　l |　l　|　 （○） / （●） .｣　|　　
　　彡彡彡　 　 （__人__） 　 .ミミ　　　　「玄」の意味は調べても分からなかったですぅお
　　　　＼　　　　　｀⌒´　　　／

　唐の9代・玄宗（在位・712年～756年）


.

┌───────────────┐
│そして、悪諡（下諡）は20文字　　　　│
└───────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f´ ヽ{_　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＞-〈 .〉-､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {__　/{　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _＿　　　　　/´　｀~
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　＾`ミx　/
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､_　　　 __ -zzzzzzzzzx｀ﾐX!l≦三ミx､
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゞilｧ州州州州州州州州州ilix､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｨ州州州州州州州州州州ilﾑ
　　　　　　　　　　　　　 　 ーｨiﾘ'州州州州州州州州州州州ilﾑ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲilⅣ州州州ﾊl州州ilﾊl州州州州州l　　　「厲」・・・乱暴で、傲慢で、親しまれず
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ州Ⅳ州州〃.l}Ⅷ州iⅣﾊl州州州州州l
.　　　　　　　 　 　 　 　 ,州ア,州炙/　fil!　Ⅷﾒil!　　Ⅵﾘl}州州州il!　　　　　　　　無辜の民を殺戮した
　　　　　　　　 　 　 　 ,州ﾞ　 州l' ′　ilij　　` ilij　　 lⅣｲilﾘli,州州l,
　　　　　　　　　　　　 ,ilﾘ′　ili}'..l　　 ilﾘ　 　 ilﾘ　　　 ,ｨilﾘ　j州州ﾄﾐ､
　　　　　 　 　 　 　 　 ﾘ　 　 i}!　{　　　 -r ┐　　　　〃' ,.イilへl}ｌｉ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 '} 从　　 　 ヽｿ　　　　 ,ｨ佳ilﾊﾘ-─ヾ､＿
　　　　　　 　 ＿,,..-──ッ'""´＿＼　　　　　　　,ｨ州州il'￣ _ 二 ､　　　 ‐　
　　　　　　　　　　_,,.. -‐''"゛￣　　　　≧=-r　　 ,.｣''芍ilﾊi''"~!_,,. -､　　　　'゛
　　　　　　　__　'^　　　　　　 _､　　 ﾞ'ｰ{777x v',ｨ777ﾄ､-x_,,　　　　　 ＿＿ 二
　　　　　　　　"　　　 ,..-''"´　　　 __x"´ヽ￣ッ'""ﾞﾞ~"''´　　　　　 　 　 　 ‐-　
　　　　　 _,. ''　　　 "´　 _,.　　　　　　　　　/'　　　　　　　　‐''　　 　 　 　 ￣
　　　　 　 　 　 　 ‐´　'ﾞ　　　　　 _..-'"゛　　　　　　　　' __,,..
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -‐'　　　　　　　　　　　　''""ﾞﾞ￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　晋の29代・厲公





┌─────────────────┐
│隋の煬帝で有名な「煬」も悪諡　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│西周時代の宋に6代目・煬公がいる　　　.│
└─────────────────┘

　　　　　　　／　　　　}/　　　　　　　　　＼
　　　　　 ／ イ⌒ヽ.　{,　 ､__　.＼　 ＼　` ､ヽ
　　 　 　.{／./i:i:i:iｲ Ⅵ　／i:i:i∨　＼　 ＼　Ⅵ
　　　　／　/i:i:i:/ {i:i:/{_/i:{i:i:i:i: ∨ 　 .　　 　 ∨
　　 　.{　.:/i:i:i:/¨ {i:i:{⌒`ｰⅥi:i:i:i　　　∨　　　∨
　 　 ./ ../i:i:i:/ 　 |i:i:{ 　 　 .Ⅵi:i:i}　 ﾄ､ ∨　}.　 }　　「煬」・・・礼儀なく、衆を遠ざけた
　　 / .,ｲi:i:i: {　 　.Ⅵi　　　　Ⅵi:i:}　 Ⅵ .∨.}.　 |
　 ./ ./ |i:i:i:i:{__　　 .Ⅵ　　 　 .Ⅵi:i＼..∨　} i 　 |
　ｲ.ノ../|i:i:i:i:}..＿｀ ､ Ⅵ　　ｘｚ=--i:i:i:}　}.　| i 　 |
..▽　 {/i:i:i:i:i: 篷'㍉.　Ⅵ .´,ｨ尨ﾃ¨アi乂 八.
　　.／./i:i: /　`ｰ=`　 i}i 　ｰ`¨=彡i:i} 　/＼.＼　‘，
　 　 ./i:i:i:/ .ﾑ　　 　 /′　　　　　}i:} ./: : : : ￣￣￣￣
　 .／i:.,イ: :　∧　　　.　　　　　 　 }i:}/: : : : : : : : : : : :
=彡イ: : :: : : : { ..､　､_`_´＿__／　.}i:}: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : { i　＼.`ｰ-= ´　 ／}i}: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : { {　 　＼ 　　.／/ .▽: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : Ⅵ　 ＼r.￣ .}／　/: : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : ＼　 / / }　|　 ./: : : : : : : : : : : : :

　　　隋の2代・煬帝（在位・604年～618年）





　 /.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:______.:.:.:.:.:.:.:|
　|.:.:.:.::.:.:／"""'''''''''''''''""""￣　　 ヽ.:.:.:.:.:|
　|.:.:.::.;:/　　　　　　　　　　　　　　　 |.:.:.:.:.:.|
　|.:.:.:.:::|__　　　　　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:|___　　　　4代・丁公の子で、名は熙
_-|.:.:.:.:／　　　　　　　　　　　　　__　＼.:.:/　 ￣
　 |.:.:.:| ''"""＝==;;　　　　;;==＝""'''　 |.:.:〆　　　　兄の5代・ﾋﾞﾝ公の後を次いで宋君となり
...l"''| .| -<''''{ u}'';,."'',,、 .,,;;''l"{ u}｀'>´　|/ソ|
.丶(ヽ.|　.:.:￣￣　　"'|.:.:''.:.:.:.:￣￣　 　/　/　　　　　ﾋﾞﾝ公の次男・鮒祀に弑された
　＼(ヾ　.:　　　 　　　|.:.:.:.::.:.:.:　　　　　///　　
.　/丶｀'、　　　　　　.:'　　　　　　　 　/,;'/丶　　　　分かってるのはこれだけ
　|　 ｀-丶　　　　　'丶　-　　　　　　/-''　 |　　
　　　　　＼　　　　＿　_　＿　　　／
　　　　　　 |＼　　　　--　　　 ／ |　　　　　　　ちなみに鮒祀は7代の宋君となったが、諡は厲
　　　　　 ,-|　　＼.　　　　　／　　|-.
　　　　　ﾉ、ヽ　　　`'---''"　　　//丶

　　　　宋の6代・煬公（在位年不明）


.

┌─────────────────┐
│11～14代の周王の諡はこんな感じ　　　...│
└─────────────────┘

　　　　　　　 　 ,　'´￣￣｀ ｰ-､
　　　　　　　 ／:.∠二二二ヽ:.:.＼
　　　　　　に二ﾌ:.:.:/＼:.:.: ﾄ:.:.ｌ:.:ﾊﾍｽ
　　　　 　 《　/:.:. ｲ' ＼ ヽ:.l　／从:.l 》　　「宣」・・・美諡。善を聞き、あらゆる事に通じた
　　　 　 　 ⅣV :.:.!. ●　　　 ● ｌ小/
　　　　　　 l:.:（l:.:.⊂⊃　､_,､_, ⊂l:.l:.!
　　　　 　 .ｲ:i⌒ヽ:.i　　 （_.ノ 　 ﾉ:.lﾘ／⌒)
　 　 　 　 从ヽ 　ヽx＞､ __,　イj:.ｲ::::ヽ／.
　　　 　 　 　 ∧__,ﾍ}::ﾍ三l:::::/ "　',:::::ﾊ
　　　 　 　 　 ヾ_:::ッﾘ :::∨:／　 　 .>'''´

　　　　　　　　周の11代・宣王




　　　　　　　　　　　　 ,-''ヽ-^ヽ/'ヽ
　　　　　　　　　　　/'"　//､/　l |＼ヽ
　　　 　 ＋ ／| 　 //, '///｀´| | | 　ヽ､ヽ　　　「幽」・・・悪諡。早々に1人になり、地位より転げ落ちた
　　　　　　 /::::|　〃 {_{ |_| |::::::::|_|_|ﾘ .ｌ彡|
　　　　　　∥:::|　|!小_ｌ━:::::::::::━|_| ｌ │ |　　　　　　　　人の意見を聞かず、世は常に乱れていた
　　　　　　∥:::|　ヽ| | ●:::::::::::::● |　| |、|
　　　　　　 |￣|.　　| l⊃　＿__, ⊂⊃ | |ﾉ.|
　　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ｀ー'　 　j /⌒i !
　　　　　　　＼ /:::::|　l＞,､ __,　イァ/　 /│
.　　　 　 　 　 /:::::/|　|　ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
　　　　 　 　　｀ヽ< |　|　　ヾ∨:::/ヾ:::彡'　|

　　　　　　　　　　　周の12代・幽王





　　　　　　　　　　 　 -‐ '´￣￣｀ヽ､
　　 　 　 　 。 　 ／　／" ｀ヽ ヽ　　＼
　　　　　 o　　　//, '/　　　　 ヽﾊ 　､　ヽ
　　　　　　 ﾟ　 〃 {_{-‐　　　 ‐-ﾘ| ｌ │ i|
　　　　　　　　 ﾚ!小ｌ三　　　 三 从　|、i|
　　　　　　　 　 ヽ|l/// ､_,､_,　/// 　|ﾉ│　　「平」・・・美諡。よく治めて災いなく、定めに従って事に臨み
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 　　 　 　j /⌒i !
　　　　　　＼ /:::::|　l＞,､ __,　イァ/　 /│　　　　　　　　　　　　常に大道に則った政治を行う
.　　　　　 　 /:::::/|　|　ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
　　　　　　　｀ヽ< |　|　　ヾ∨:::/ヾ:::彡'　|

　　　　　　　　　　周の13代・平王




　　　　　　　　　 ､ ＿　　　＿ ＿
　　　　　　　　　　ゝ:::: '´::::::::::::::::::::::＞ ､
　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::i:::::/､:::::::::::ヽ、
　　　　　　　　 〃::::::::::::::::::::::|::/　 ∨::::ﾍ::::＼
　　　　　　　　 ﾚ:::!:::::::::::::::::/|/､＿ i::::|::::∧￣｀
　　　　　　 　 ノ::::|::::::::::::／ / 〈●〉|::::|､:::∧　　 「桓」・・・美諡。遠くの地を服従させ、勤勉な民を敬い、僻地を併合した
　　　　　　　´￣i::|::::::／　　　 """ |:/ノ:::::∧
　　　　　　　 　 ,:::|::ﾍ　　 r‐-､ 　 ,:/:::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　 /:::|:::::/⌒l ｀ﾆ｀, イ／　::::::::ﾄ､ ﾍ
　　　　　　 　 /:::::|::/　 / .|三/ /／￣ヽ:::::i　 ヽ
　 　 　 　 　 /:::::::|::|　　l ヾ∨ / ヒ二彡,:::::|

　　　　　　　　　　周の14代・桓王


.

┌───────────────────┐
│悪諡の中で、ちょっと興味あるのが「霊」　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│この時代で割とよく見る諡号だけど・・・　 　 　 │
└───────────────────┘

. 　 　 　 　 　 　 　 ／VVVVVVVⅵ
　 　 　 　 　 　　／　　　　　　　　／
.　　　　 　 　 ／ 　 　　　　　　　　＞
　　 　 　　／　〃廴,／ ゛゛＼　＼＞　　「霊」・・・死して志は成る、乱を招くも損なわず
. 　 　 　 f' ,／　　（ 　　　　 ヾ, ﾍﾍ
.　　　 　 |i│ ─ 　 　｀ヽ 　 　 }_} ヾ,,　　　　　　鬼神や仙人の道を知るを極め、労せずして名を成し
.　　.━　.ﾄ.:| （●）　 （●）　 §小.N
. 　┃┃ 乂|　　（__人__）　　　§ N　　　　　　　死して後に神となり、鬼神や先祖をよく祭った
. 　 ⊂ ヽ∩　゜。 ｀ー´　　。゜　　　ヽ
.　　　.乂＿＼ 　∞　　　∞ 　／攻 ,)
　　　　　＼∞ゝ､__∞∞＿ 　 "　／
　　　　　　 ＼　　＿＿＿＿ ｡／

　　　　　　　斉の24代・霊公

┌──────────────────────┐
│悪諡と言い切れない、なんか意味ありげな諡号　　　..│
└──────────────────────┘


.

┌───────────────────┐
│そこで、霊と諡された周王について語る　　 　 │
└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　' ´ 　￣ ￣ ¨　｀ ' ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:: :: :: ::/:: :: ::/:: :: ::／::,ｲ ::/ :: :: :: ::',
　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿_ , - ─‐- ､　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,':: :: :: :/:: :: ::/:: :: , ' :／.,' :/､ :: :i:: :: ::'
　　　　　　　　　　 　 ,　'´￣　　 ,-‐｀ヽ_,￣ ｀ヽ,　　　　　　　　　　　　　　　, :: :: :::,':: :: ::/:: ／./:/　/::/　 i i::|:: ::i :l　　183もある諡号を全部なんて
　　　　　　　　　　／ヽ　　　／　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　 ./ヽ,::,-,':: :: :/:／ ´/'´ヽ. !/　　 ﾘ､!:: ::|: |
　　　　 　 　 　 , '　 　 ',　 /　　　　　　　　　　ヽ､　ヽ, _　　　　　,　-─- ,|:: :: /-|:| :: :!ﾘx==zx　 　 !　　'￣' !:: ::l ::!　　とても調べ切れません
　　　　　　　　/　　　　 i ,'　　　　　　　　　　　　　｀　─‐'r,-‐ ' ´　　　　 ヽ:: ヽ .|:|:: ::|　{.ん:ﾊ　　　　　x=z .|:: :,' ::|
　　　　　　 　 '　　　　　| !　　　　　　　　　　　　　　　 　// 　 　 　 　 　 　 ＼:｀'|:ヽ､:!　弋_ノ　　　　 んﾃﾐ レ':: |:!
　　　　　　　 |　　　　　 |.|　　　　　　　　　　　　　　　　,' '　　　 ,　　　　　　 ',　｀.!:: :::|｀　　　　　　　 弋ノ ./:: :i::/!
　　　　　　　 ',　　 　 　 |.|　　　　　　　　　　　　　　　 , ,'　　　　',　　 　 　 　 V/|:: :: |　　　　　 　 ,　　　./＼ :ﾚ　　　
　　　　　　　　,　　　 　 ヽ'､　　　　　　　　　　　　　　 i ,　　　　　'　　　　　　　', .|:: :: ﾄ､　　　, -､　　　 /i　　｀!　　
　　 　 　 　 　 ',　　　　　　 ｀ -､　　　　　　　 　 　 　 |.i　　　　　 ヽ 　 　 　 　 '｜:: ::!　＼　ヽ{,ヽ ｀ヽ､´:|　　　　　　澪ちゃんのサービスカットで勘弁
　　　　　　　　　,　　　　　　　　　｀ ‐ ,￣´　　　､　 　 |i- ' ¨ ' -　 -ヽ　　　　　 .',! :: ::! ,-/'｀‐ '.＼＼＿｀'､,
　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　ヽ,-──-＼　/ヽ,_　　　　 _.／'､　　　　　' :: ::| , '　　　　　＼t＿r-､ｺ _
　　　　　　　　　　'　　　　　　　　　　　　ヽ　　　 　 ¨!　　　￣ ￣ .r'　　',　　 　 　 '.,::|-‐r‐ ､　　　 | |:: ::|｀ヽ,/,ヽ､
　　　　　　　　　 　 ',　　　　　　　　　　　　' ,　　　　 ',　　　　　　 ,'　　 ,- ,　　　　　 ',!　 |　　 　 　 | |:: ::|　 } _i´/,｀､
　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　　　 　 ',　 　 　 ヽ,　　　　 /　.／　　ヽ　　　　　',　.!　　　　　.| |:: ::|　 i　!/./, ' }
　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　　　　 　 ,　　　　　 ｀┬- '-r,´, ＿_ - ノ',ヽ　　　 ,　 ,　　　　　| |:: ::|　 '､　´ 　./
　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　 　 　 　 　 　 ',　　　 　 　 |　　　｀ ── ´　 .'　　　　 ヽ, ,　 　 　 _|_|:: ::| '´　　　 , '
　　　　　　　　　　　　　　　､　　　　　　　　　　 ,　　　　　　!　　　　　　　　　　 ,　　　　　ヽ,　　／　 .|:: ::|　　　／
　, -‐- ､　　　　　　 ＿　 　 ',　　　　　　　　　　,　　　　　 .|　　　　　　　　　 　 ',　　　　　 ',､　　 　 .|:: ::| , 　'
./　　　　 ｀'　 ,__　/　　 ｀'　,__',　　　　　　　　　 '　　 　 　 .|　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　',ヽ 　 _ .|:: ::|'
|　　　　　　　　　￣￣ ￣￣ ｀'ヽ　 　 　 　 　 　 ',　　　　　!　　　　　　　　　　　　|:',　　　　　, ｀¨´　.! :: !
|　 ヽ__　　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　 '　　　　 .i　　　　　　 　 　 　 　 | :ヽ　 　 　 ',　 　 .|:: ::|
|　　　　i｀'- ,　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　　　　i　　　　 | 　 　 　 　 　 　 　 　 |::,'ﾘ.',　　　　'　　　|/|::!
{　 　 　 ',　　 ｀　､　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|　　　　,　　　　　　　　　　　　 ﾚ　　ヽ　　　 ',　　 ! .!/
',　　　 ,　{ 　 　 　 ｀t- , _　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　 /　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ',　　　'
ヽ,!J,_|､,!_l　　　　　　ヽ-'-'‐' ‐-　_＿　　　　　　/＿ _,　'　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '　　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ '─‐ ´


.

　
　
　
　
　///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　埋めネタ　　ヒゲの王様
　
　///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三///三
　
　
　









.

┌───────────────────────┐
│本スレの主役・晏嬰がまだ幼児だった頃の周・・・　　　　│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　 ,／´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　燕　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : ' ' : .:　　　　　　　/´｀‐´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　:　　　　　 　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　: ' ' . . . . . : ' ' ＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　 :　　　:　　　　　　　 ｀|　　　　 ､‐-､
　　　　　　 :　　　　　　　. .　　　　.　　　' ' ' ' ' '　　. :　　　　 　斉　ヽ＿､ノ´　　 ｀～´｀ゝ
　　　　　　　:　　　　　 :　　' : : : : ' 　　晋:　　　　 衛　:　　　 　　　　　　　　　　　 ＿ノ｀´
　　　　　　　 :　　　. : '　　 . :　 :　 :　　　 . : 　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´
　　　　　　　　' ' . . :　　: '　　　　 :　　: : ' '　 ' :　　曹　　　魯　　　　　　　/｀‐´
　　　　　　　　　　　:　　 :　 　:　　◎周　　　　:　　　　: ' ' : . .　. . : ' : ' ' /
　　　　　　　　　: ' '　　　 : .　　. . :　　　　　　　 . ' : . . .　宋' 　.' :　 :　　/´
　　秦　　　　　:　　　　. . :　　 : .. .' ' :　　 .鄭 :　　　　　: . . ' ': '　. : '　 （
　　　　　　　　: .　 : ' ' '. : '　　　　　　 ' :　　 ' ' : . . 陳　 　: . . :　:　　　 ｀＼
' ' ' . . . . . . . . .　' : .: : '　　　　　　　: '　　 : ' ' ' ' ' :　　　　　: ' '　' ' :　　　　~|
　　　 :　　　　 ' ' ' . . 　' ' ' :　' ' ' ' ' : . . : ' '　　　蔡　' ' : . . :　 　　 :　　呉 　|
　　　:　　　　　　　　 ' : . .　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　｀ヽ
　　 :　　　　　　　　　　　 ' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' :　　　　　|､
　　　' ' :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　 ＼
　　　　　' ' ' ' .　　　　　　楚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 越　　　　　丿


.

┌─────────────────┐
│前572年9月15日、周の簡王が崩御　　.....│
└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　ｆ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　　　　 　 　　 ､:::::::r‐ ､::::::::::::_　-‐　'¨ヽ、:::::::::::::::::::::::::ヽ、
　　　　　　　　　　　　ﾉ::::::/　 /´lf'l|´　　　　　 　 Y:::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　（:::::::/　　! 　l! ヽ、　　　 　 　 V:::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　 丶::i , -=＝ｨ　､ ､_,z=≠ｚ 、 ヾ::::::::::::::::::::::::丶　　「簡」・・・美諡。他者に優しく振舞い、謗る事をせず
　　　　　　　　　　　　 ﾉ::! r‐ｔﾃ　}　　　 ￢テ- ｀ 　〉::::::::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　　　　　　　　t､::l　f　 　i　　　　　｀¨ヾ､　（:::::, -‐､::::::／　　　　　　　　　怠けることなく徳を積んだ
　　　　　　　　　　　　　(i!　!　　j　　　　　　　　ll r'ﾞ::Y/　　i::::::)
　　　　　　　　 , -r‐‐,--l　! 　 i__　　　 　 　 　ｊｌ ｿ:::ﾉ ) }　l::イヽ
　　 　 　 　 ／!:.∥:.///∧i　　　ヽ‐'　　 　 　 !ｌ 彡'ﾞ ‐'　/'ﾞ:.|//`ー
　　 　 　 ／　 i∥:./‐-､/∧　　 `=＝ﾆヽ　　 il　　(__ ／:.:.:.:.!/////
　 　 　 /　　 　T　　　　V:∧　　　‐-　　　　 jl ／/　 /:.:.:.:.:.l/////　　　なお泣いてるのは出オチだから
　　 　/ 　 　 　 !　　　　 V/∧　　 　 　 　 r'／　　／:.:.:.:.:.://////
　　　j　　　　　 l　　　　　 V//｀ー-t―‐'ﾞ　 　 _y､:.:.:.:.:.:.:.:///////
　 ／　　ヽ　 　 !　　　　 　 V//∧〉､二ｆ 二二ィ∧:.:.:.:.:／///////
　i　　　　 丶　 i　　　　　 　 ヽ//////∧ V////:∧／/////////

　　　　　　　　周の22代・簡王（在位・前586年～572年）


.

┌──────────────────────────┐
│次の周王に即位したのが、簡王の嫡男・泄心であるが・・・　 　 │
└──────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 ＿＿__ __
　　　　　　　　　　　　'ｰr‐‐r､`､ ＼
　　　　　　　　　　. ‐'　￣￣￣ ｀' ､ヽ.　　　 1
　　　　　 /.　　／ :　 ∀　 / 　 　　＼ ､　　l |　　　Aがひっくり返って∀ガンダムなら
.　 　 　　l.　　/　 __､ == ./＿__　　　　l i　 ﾉ l　　
　　　　　li 　 l r'´rｰ`r‐i´ r‐‐､｀ヽ　　 l ﾚ'　/　　　Eがひっくり返ればヨガンダム（大嘘）
　　　　　|li　 l ヽ.__ﾆﾉ^ヽ....ﾆﾆ´-' ,. - '　 ／
　　　　　ヽ`'┴ー--｢￣|l-‐‐ ''"´　　 ,ｨ l
　　　　　　ヽ､＿ 　｜__.|| 　 　 _,,.. イ /┘
　　　　　　　　＞二j^ーﾍiﾆ二 --く.∠.__　　rー--
　-‐'' ´|　rｧ-―､-‐/7 7'''ブ￣｀く　　＼ 　 |
　 　 　 |　ﾄ--‐'ノ　| |　|　 ゝ--‐'ｿ ,. -‐'ヽ |
　　　　 ﾚへｰ＜..　| |　| 　 ＞‐ｧ'⌒ヽ､-へ|　　　　
　　　　（　　））ｰ､｀| |　ﾚ''´. -‐ﾄ､ 　 ﾉﾉ　 〈

　　　　　　　　23代目の周王

┌──────────────────────┐
│この人、生れた時からヒゲが生えてたんだってｗ　　　│
└──────────────────────┘


.

　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃









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┌─────────────────┐
│前568年春、周は戎から攻められる　　.....│
└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　 ,／´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　燕　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : ' ' : .:　　　　　　　/´｀‐´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　:　　　　　 　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　: ' ' . . . . . : ' ' ＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　 :　　　:　　　　　　　 ｀|　　　　 ､‐-､
　　　　　　 :　　　　　　　. .　　　　.　　　' ' ' ' ' '　　. :　　　　 　斉　ヽ＿､ノ´　　 ｀～´｀ゝ
　　　　　　　:　　　　　 :　　' : : : : ' 　　晋:　　　　 衛　:　　　 　　　　　　　　　　　 ＿ノ｀´
　　　　　　★　 : 　. : '　　 . :　 :　 :　　　 . : 　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´
　　　　　　　　' ' . . :　　: '　　　　 :　　: : ' '　 ' :　　曹　　　魯　　　　　　　/｀‐´
　　　　　　　　　　　:　　 :　 　:　　◎周　　　　:　　　　: ' ' : . .　. . : ' : ' ' /
　　　　　　　　　: ' '　　　 : .　　. . :　　　　　　　 . ' : . . .　宋' 　.' :　 :　　/´
　　秦　　　　　:　　　　. . :　　 : .. .' ' :　　 .鄭 :　　　　　: . . ' ': '　. : '　 （
　　　　　　　　: .　 : ' ' '. : '　　　　　　 ' :　　 ' ' : . . 陳　 　: . . :　:　　　 ｀＼
' ' ' . . . . . . . . .　' : .: : '　　　　　　　: '　　 : ' ' ' ' ' :　　　　　: ' '　' ' :　　　　~|
　　　 :　　　　 ' ' ' . . 　' ' ' :　' ' ' ' ' : . . : ' '　　　蔡　' ' : . . :　 　　 :　　呉 　|
　　　:　　　　　　　　 ' : . .　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　｀ヽ
　　 :　　　　　　　　　　　 ' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' :　　　　　|､
　　　' ' :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　 ＼
　　　　　' ' ' ' .　　　　　　楚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 越　　　　　丿

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│※戎は西戎とも言うので、多分★の辺り　　　..│
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドドドドドドドドド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　
　　　　　　　　　　　　　 __　　　　　　　　 　 __ 　　　　　 　　　 __　　　　　　　　 　　　 __　　　　　　　　 　　　 __
　　　　　　　　　　　　/´＿ヽ 　　　　　　 /´＿ヽ　　　　　　/´＿ヽ　　　　　　　　　/´＿ヽ　　　　　　　　　/´＿ヽ
　　　　　 　　　　∧ﾐ∧ω･,)>　　　　∧ﾐ∧ω･,)> 　　　∧ﾐ∧ω･,)>　　　　　　∧ﾐ∧ω･,)>　　 　　　∧ﾐ∧ω･,)>
　　　　　　　　　./・ ・,ミ:と{::) 　　 　./・ ・,ミ:と{::)　 　　./・ ・,ミ:と{::)　　　　　　./・ ・,ミ:と{::)　　　 　　./・ ・,ミ:と{::)
　　　　　　　　　(｡｡ノ　　ヽﾋゝ　　　(｡｡ノ　　ヽﾋゝ　　　(｡｡ノ　　ヽﾋゝ　　　　　(｡｡ノ　　ヽﾋゝ　 　　　(｡｡ノ　　ヽﾋゝ
　　　　　　　　／/ヽ　/　 しﾉ　　　／/ヽ　/　 しﾉ 　　／/ヽ　/　 しﾉ　　 　　／/ヽ　/　 しﾉ　　 　　／/ヽ　/　 しﾉ
　　　　　　 ／　（　へ　/:/|.| 　 ／　（　へ　/:/|.|　 ／　（　へ　/:/|.|　　　／　（　へ　/:/|.|　　　 ／　（　へ　/:/|.|
　　　　　　　　　　ヾ i | |‐"U 　　　　　ヾ i | |‐"U　　　　　ヾ i | |‐"U　　　　　　ヾ i | |‐"U　　　　　　　ヾ i | |‐"U
　　　　　　　　　　　｀ | | 　　　 　　　　　｀ | | 　　　　　　　　｀ | |　　　　　　　　 　｀ | |　　　　　　　　　　｀ | |
　　　　　　　　　　　　,Ｕ 　　　 　　　　　　,Ｕ 　　　　　　　　　,Ｕ　　　　　　 　　　　,Ｕ　　　　　　　　　　　,Ｕ
　



　
　

　
　
　
　
　　　　　　　 ＿,　 　 ＿, 　 　 ＿　 　 ＿ 　 　 ＿ 　　 ＿,　 　 ＿　 　 ＿　　　　　　　　＿,　 　 ＿, 　 　 ＿　 　 ＿ 　 　 ＿
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　　　　　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　　　　　 |￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|￣|＿　|
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　　　　　　　　　∧,,∧　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　　　　　　　　 ∧,,∧　　　　　　　　　　　　∧,,∧　　　　　　　　 　 ∧,,∧　　
　　　 　 ∧,,∧（・ω・´） 　 　 　 ∧,,∧（・ω・´）　 　 　 ∧,,∧（・ω・´）　　　　　　 ∧,,∧（・ω・´） 　 　 　 ∧,,∧（・ω・´）　
　　　 ε=━┓Ｏニ)< > 　 　 ε=━┓Ｏニ)< >　 　 ε=━┓Ｏニ)< >　　　　　ε=━┓Ｏニ)< > 　 　 ε=━┓Ｏニ)< >　
　　 　 /　　 ノ lﾐl_, (ヾゝ　　 　./　　 ノ lﾐl_, (ヾゝ　　　./　　 ノ lﾐl_, (ヾゝ　　　　　 /　　 ノ lﾐl_, (ヾゝ　　 　./　　 ノ lﾐl_, (ヾゝ　　
　　　 (o_o,ｲ 　 ヽ´|(__) ﾉ~⌒）(o_o,ｲ 　 ヽ´|(__) ﾉ~⌒.(o_o,ｲ 　 ヽ´|(__) ﾉ~⌒）彡 (o_o,ｲ 　 ヽ´|(__) ﾉ~⌒）(o_o,ｲ 　 ヽ´|(__) ﾉ~
　　　　 　 ﾉ　 　 ヽ| |￣ノl　ﾉ　　　ﾉ　 　 ヽ| |￣ノl　ﾉ　　 ﾉ　 　 ヽ| |￣ノl　ﾉ　　　　　ﾉ　 　 ヽ| |￣ノl　ﾉ　　　ﾉ　 　 ヽ| |￣ノl　
　　　　　 / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ ./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_　　 / /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ＼ヽ_ ./ /~ヽ ﾉ'''''''~ヽヽ
　　　　　 ヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉ ヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉ　　 ヽニﾌ|_|　　　(_/　　ヽﾉ ヽニﾌ|_|　　　(_/ﾉ
　　　　　　　 　 (_ヽ　　　　　　　　 　 　 (_ヽ　　　　　　　　　 　 (_ヽ　　　　　　　　　　　　　(_ヽ　　　　　　　　 　 　 (_ヽ　　　　
　
　
　
　.

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　周都
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　　　　（⌒ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l　　　　　＿ ＿
　　　（　⌒　≦＿_　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　（＿（＿ ｀＝―
　　　　￣￣￣￣　　 　 　 　 　 　 　 ＿≧　　 ⌒） ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /||ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣　―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _][]||[][_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿_ ＿　　 　 　 　 　 　 　 　 ||ﾛﾛﾛ||
　　　　　　　　＿　 　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ―＝　　）　）　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　（　（⌒　＝―　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣ ￣　　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||[[l||l]]||
==lｭ、 　　rl========lｭ、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ||[[l||l]]||、　　　 }､
　　rl=========ｭ　　　　ヽrl==========lｭ　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　､＿＿_ノl_ノＷ;:;;||[[l||l]]||:;WＬノＶ;:;ヽ
　 /　 　 　 　 　 ∧　　 　/　　　　　　　　　ヽ　rl========lｭ　 rl=======lｭ　　　rl=========lｭ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl======
. /　　　　 　 　 /　 ',rl===============lｭ　/　　　　　　　 ヽ/　　　　　　 ヽ　 /　　　　 　 　 　 ヽ　rl=========lｭ、/
/＿＿＿＿＿/＿_/　　　　　　　　　　　　 ∧＿＿rl====================lｭ　　　 rl========================lｭ＿＿＿
三三　三三三|三/　　　　　　 　 　 　 　 / 　', 三/　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧ 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ',=====
三三　三三三|::/＿＿＿＿＿＿＿＿__/＿＿, /　　　　　　　　　　　　　　 　 /　 ', /＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 ',＿＿
三三　三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/＿＿,|三三三三三三三三三三三三三三|三三


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　　　　　　　　　　　　　┌┐､
　　　　　 　　　　　　_____｀ヽ　ヽ
　　 　 　　　　　.　-└┘-｀､l　 ヽ　　　　戎は強いし、周だけじゃ勝てんのよ・・・
　 　 　　　　／　　 　　　　　＼　ヽ.
　 　 　　　/　 ∀　 ／　 u. 　　ヽ　/l　　　卿士、晋に救援を請うてきてくんね？
　　　/　　l　.-､__.ｨ---､　　　　　ﾚ　|
　　　l.　　l　Ｋ)l_l-く＞　ゝ　　.　´.／｜　　　こう毎年襲われちゃ、敵わん
　　　|ゝ､_|└/＼―--_'.　　´　／|ヽ_|　 ＿＿＿_＿
　　　ヽ　｀￣|￣|￣￣　　　／７/￣　／＿＿￣｀＼＼
　　　　｀'　､_.|＿|＿_____.／___//　　／∠　 　 　 　　＼＼
　　　＿_/「l__｀ﾉニニニ/￣l￣＼_/￣￣￣￣￣￣￣/￣ヽ
　　/　(/)￣///￣(/)'＼￣￣￣/　|￣￣　　　　　　//￣ヽ
　'/＼/　　///　　/__／＼　　　|　　＼　 　 　　　　//
　l_/(￣ヽ///　 ／￣￣ヽl＼ 　|＿＿＿＿＿＿__//





────────────‐　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／:::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::/⌒Ｙ⌒ ＼
─────────￣￣￣￣￣￣　 .　　　　|::::/　（ ●）（●）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |::::>　　 （__人__）　　　承知しました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　　　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　>　　　　　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´⌒´-－ヾｖーヽ⌒ヽ
　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣　　　(　　　 　　　 ／＼　/⌒＼
────────────　　　　　　　　|　 　ﾉ＾ 　　|　　　|///// ＼
─────────────　　_--_ 　　,ゝ　　ヽ　 　＼ /￣￣￣￣.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼　＼　 /＼ :ｊｊｊｊ>二二)　|　　（））　　,-,,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |三＼　 /=＝＝┬　/〈￣　 ｿ　　　　（ （＿）
────────────　　　|三　　|（　　　 ヽ　ヽ　ヽ-´ 　　　　　ゝ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）三／|_ヽ　　　ゝ/ ） 　　　　１//　　/
─────────────　/三　＼　　ゝ　　 ヽ　　　＿ 　　　/￣￣/
──────────　　（＼ゝ二＿＼　　ヽ　　　ヽ ￣/　＼/　|.| 　|.| ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＼＼＿ ＼ 　　ヽ　(　) ＿　／ 　 |;||'　/￣ヽ
───────────── ＼＼＼ヘ ＼ 　/＿ /　　/ヽヽヽ /|:|__|、ヽ.ヽヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |.|.＼（(＼ _ﾍ|/　 / ＼/ニ////| ||：| :||　 ||. | |
────────────　　|.| |0二＼＼,'ｰ-,'ゝﾉ|()ニ/////|| |:0.|.:||ゝ ||: | |
─────────────　ゝゝ＿/　/{r^ttヽニニ(ニ,ノノノノヽヽ 二_ﾉ/.//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝー　ノ_ノｰ‐^　　　　　　　　　　ゝー‐ノノノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　卿士・王叔陳生


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　　　　　 ●┃┃








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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　 ,／´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　燕　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : ' ' : .:　　　　　　　/´｀‐´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　:　　　　　 　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　: ' ' . . . . . : ' ' ＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　 :　　　:　　　　　　　 ｀|　　　　 ､‐-､
　　　　　　 :　　　　　　　. .　　　　.　　　' ' ' ' ' '　　. :　　　　 　斉　ヽ＿､ノ´　　 ｀～´｀ゝ
　　　　　　　:　　　　　 :　　' : : : : ' 　●晋:　　　　 衛　:　　　 　　　　　　　　　　　 ＿ノ｀´
　　　　　　　 :　　　. : '　　 . :　 :　 :　　　 . : 　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´
　　　　　　　　' ' . . :　　: '　　　　 :　　: : ' '　 ' :　　曹　　　魯　　　　　　　/｀‐´
　　　　　　　　　　　:　　 :　　　　:　　周　　　　:　　　　: ' ' : . .　. . : ' : ' ' /
　　　　　　　　　: ' '　　　 : .　　. . :　　　　　　　 . ' : . . .　宋' 　.' :　 :　　/´
　　秦　　　　　:　　　　. . :　　 : .. .' ' :　　 .鄭 :　　　　　: . . ' ': '　. : '　 （
　　　　　　　　: .　 : ' ' '. : '　　　　　　 ' :　　 ' ' : . . 陳　 　: . . :　:　　　 ｀＼
' ' ' . . . . . . . . .　' : .: : '　　　　　　　: '　　 : ' ' ' ' ' :　　　　　: ' '　' ' :　　　　~|
　　　 :　　　　 ' ' ' . . 　' ' ' :　' ' ' ' ' : . . : ' '　　　蔡　' ' : . . :　 　　 :　　呉 　|
　　　:　　　　　　　　 ' : . .　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　｀ヽ
　　 :　　　　　　　　　　　 ' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' :　　　　　|､
　　　' ' :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　 ＼
　　　　　' ' ' ' .　　　　　　楚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 越　　　　　丿


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┌───────────────┐
│だが、晋は王叔陳生を捕えた　　 　 │
└───────────────┘

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　.....;::|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.<ヽ>‐ ´ ||￣||￣||｀＾''く,r｀>､　　　　《》　《》
　.....;::|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .,心>ｲ'__||＿||＿||＿||＿||__ヾk,. ﾍ　　　《》　《》
　.....:::|　　　;; : .　.　　　　,　;..　 　 　 ム,.//'￣||￣||￣||￣||￣||￣||;V‐''',　　 《》　《》
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::/⌒.Y⌒､＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:::/（　）　（　） ((●　　((●
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|∪ （__人__） <::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|::: 　|　　 |　 　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 |　　 |　　 }　なんでやねん？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　|r┬-|　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ヽ `ー'´　ノ__


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┌─────────────────┐
│　周王、晋を問い詰める（当たり前）　　　.│
└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ／￣|
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　 　　／　 〃 |
　　　　　　　　　　　　　　　 ||.　　 　 , ＜´¨|二/､|
　　　 　　　　　　　　　　／八　　 ／　　　　　　　ヽ 　 　　,ｲ
　 _＿＿＿＿＿__　　 / |/|:::|　 /　　　 |　l　o ,　　 ',　　 //
／　　　　　　　 　 ￣/　:! |::::|l∨　 ,＿__|　|__/ /　　|　 / /　　　おい晋公！わりゃ覇者ちゅうて調子ぶっこいとんのか
￣￣￣￣￣￣二_ /　|/ .|::::||　＼/`ｰﾍ|i==∠＿_　|／, '
　　　　　　　 　　　/　//￣|:::|￣Y ＼==彡く`ｰ´Y／.／　　　　　周王の使者を監禁するちゅうんはどういう了見じゃ！
＼　　　　　 　 ─/　//| 　 |:::|　 |＼　 /￣/￣￣_／＿＿＿_
//＞x＿＿＿___/　 | | |　　|:::|　 |￣￣／￣二ﾆ=─　、＼　 ￣二>､
///// ／　＞ /＿__LLl　　|:::|　 |─＜＿　　　　　　＼＼ ＼／ 　 　＼
二ﾆ=|/　／||　|　 .!||　ﾉ　　|⌒|　|∧　',　　￣￣　─＿＼＼├─ 　 　 ＼
// /∧ /　 ||　|＿|_|　|　　├┤　!/∧ ',　Y￣二ﾆ=、　─＼＼￣￣ 　　　i
/////|/　　||Ｏ',　 |||　|　　 |:::|　 |//∧ ',.人＿＿＿|　　　　 ＼∨/　　　　,
＼＿__||二=─‐ ',　||| .|　　 |:::|　/////|:＼＿＿＿＿＿　　　　| |￣￣　 /
＼＿／＝＝/二 ', ＼ ＼＿|::|_//////|::::::|＼::::::::::|:::::|:￣￣￣|:.|　　　／
　　　|　|　 　| |　|(_',　￣||::::|/_|三＼//!::::::|===ﾆ二::::::二二二//|　 ／＼
　　　|　|　　 | |　|(ﾆ',　　||:::|　|／￣｀ヽ|:::::::|::::::::::|::::|::::::|:::::::::::://::'／　　　＼
　　　| [二]　| |　|(二',　 ||:::|　|.　　　　 |:::::::|::::::::::|::::|::::::|::::::::://::/＼
　　　〉　| 　 :| |　|(二_＼|∪| / 　 　 　 ＼:::＼::::::|::::|:::::|::::::://::/　　＼
　　　＼∧＿ﾍ＿＼ノ|￣|＿/　　　　　　 i＼::::＼|___|__|＿//::/＼　　 ＼ ＿_
　　　　　￣￣￣¨¨¨.┴┼　 　 　 　 　 　|　 ＞────=彡＼ ＼　 __/
　　　　　　　　　　　　　　ヽ─=ﾆ二￣￣￣￣￣￣二ヽ_/ 　 　 .＼ ＼| |
　　　　　　　　　　＿＿　 /　　　　　 ＿＿＿　　　　　|　　　　　　　＼_| |＿
　　　　　　　　 ／　　／∨￣￣￣￣　　　　／￣ ｀ヽ.|　　　　 　 　 　 ＼ |
　　　　　　　／　　／ ヘ .〉───=ﾆ二＿/　◯　｡　Y´￣￣＼ 　 ┌─┴
　　　　　 ／　　／／:::::ﾉ/ ∥　　　　　　＼|￣＼＿__ﾉ!￣￣＼ .＼　 ￣￣
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┌──────────────────┐
│この時の晋君は、名君と名高い悼公　　　....│
└──────────────────┘

　　　　　　　　　／
.　　　　　　　 .:./
　　　　　　 　{:.{_　-‐.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....,
　　　　　　　 〉{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..,
.　　　 　 　 .:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
　　　　　　.′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,
　　　　　 .:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|:.}|⌒i!ﾄ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.　　　　　{:.:{:.:.:.:|:.:.:.:.::ﾊ}xrzx|､}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
.　　　　　{:.:{ﾟ，.:|:.:.:.:/　} r'ハ} }:.:.:::｢　}:..:|
.　　　　　 ､{|ﾟ，{＼ ′　 ゝ ’　}:.::::レ:.ﾊﾍ
　　　 　 　 |::::∧　 ｀　　　　　 ,!:::::’::::〈　　　士魴、京師（周都）に行き、王に釈明せよ
　　　 　 　 |::::i!介s。. ‘ '　　イ_|::::ﾊ⌒
　　　　　　‘,:::::{　　　≧r ´≦　|:::ハ{
　　　　　　 ‘,:::| 　　 　」ﾊ._　／|::j!≧､
　　　　　 　 ‘, { 　,イﾆﾊ.ｲ:＼ﾆ}::j!ﾆ./ ｀ ､
　　　　　　　　ヽ ﾊ ハ'/　}{＼､j/_./　 ／‘,
　　　　　　 　　 /　.'ﾆiｲ∨ﾆﾆﾆﾆ/ ／　 　‘,
　　　　　　 　　,’ /ﾆﾆ.∨ﾆﾆﾆ.ヽY　　　 　 {
　　 　 　 　 　,’　!ﾆﾆﾆ ∨二 ﾆﾆ|　　 　 　 !
　　　 　 　 　 L.ハﾆﾆﾆﾆ∨ﾆﾆﾆ:}　　　　　 |
　　　　 　 　 　 ,’ ∨ﾆﾆﾆ.∨ﾆﾆ└┬ ―┬'
　　　　　　　 　,’　 ∨ﾆﾆﾆ.∨ﾆﾆ.ﾆ.l 　　 !
　　　　　　　　,’　　 }ﾆﾆﾆﾆ .∨ﾆﾆ .|　　 .{

　　　　　　　　　　　　　晋の悼公




　　　　　　　　　　　 , -‐､　, -‐､
　　　　　　　　　　 　 -‐ 'V￣￣｀ヽ､
　　 　 　 　 　 　 ／　／" ｀ヽ ヽ　　＼
　　　　　　　　　//, '///|! !∥ ヽﾊ　､　ヽ
　　　　　　　　 〃 {_{」 」ヾ_/」｀ヽﾘl　 |　i|
　　　　　　　　 ﾚ!小ｌ● |＿| ●| 从　|、i|　　あいまむー
　　　　　　　 　 ヽ|⊃‐‐､_,､_,‐‐⊂⊃ |ﾉ│
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ゝ._）　 　j /⌒i !
　　　　　　＼ /:::::|　l＞,､ __,　イァ/　 /│
.　　　　　 　 /:::::/|　|　ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
　　　　　　　｀ヽ< ヽ.|　　ヾ∨:::/ヾ:::彡'　|

　　　　　　　　　　　晋の大夫・士魴


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　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃









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　　　　（⌒ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l　　　　　＿ ＿
　　　（　⌒　≦＿_　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　（＿（＿ ｀＝―
　　　　￣￣￣￣　　 　 　 　 　 　 　 ＿≧　　 ⌒） ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /||ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣　―　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _][]||[][_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿_ ＿　　 　 　 　 　 　 　 　 ||ﾛﾛﾛ||
　　　　　　　　＿　 　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ―＝　　）　）　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　（　（⌒　＝―　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣ ￣　　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||[[l||l]]||
==lｭ、 　　rl========lｭ、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ||[[l||l]]||、　　　 }､
　　rl=========ｭ　　　　ヽrl==========lｭ　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　､＿＿_ノl_ノＷ;:;;||[[l||l]]||:;WＬノＶ;:;ヽ
　 /　 　 　 　 　 ∧　　 　/　　　　　　　　　ヽ　rl========lｭ　 rl=======lｭ　　　rl=========lｭ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl======
. /　　　　 　 　 /　 ',rl===============lｭ　/　　　　　　　 ヽ/　　　　　　 ヽ　 /　　　　 　 　 　 ヽ　rl=========lｭ、/
/＿＿＿＿＿/＿_/　　　　　　　　　　　　 ∧＿＿rl====================lｭ　　　 rl========================lｭ＿＿＿
三三　三三三|三/　　　　　　 　 　 　 　 / 　', 三/　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧ 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ',=====
三三　三三三|::/＿＿＿＿＿＿＿＿__/＿＿, /　　　　　　　　　　　　　　 　 /　 ', /＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 ',＿＿
三三　三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/＿＿,|三三三三三三三三三三三三三三|三三



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　　　　　　　　/::::/::::／　　　／／:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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　　 　 　 　 ,':::::::::/::::::::::／/:/::/|:::|::::::......./ |....|........ |　|
　　　 　 　 ,'::::::〃:::::::::/-/,.┼ト､:::|::::::::::::::/|:::::|:::::::Nヽ!
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.　　 　 　 i:::::::::|:|:::::::ﾄ､ ﾚ＝ﾐヽ　Ⅵ:::::,.ィ存ﾐ､ |::::::::::ﾄ::|　　王よ、王叔は戎に対して二心を抱いています
　　　　　 |::::::::|:|:::::::::| ｀┐　　　 ,　V/´iじｸ }}Y|:::::::::| ||
.　　　 　 |::::::::|::|:::::::∧. └--　 」´⌒Yゞｨ　ｸ::::|:::::::::|乂　　使者としての使命を疎かにしました
　　　 　 |::::::::|_」::::::::| ヽ　　 r--- ､_' ￣￣∧:::!:::::::::|
　,. -―┴一'´ !:::::::::!　 ＼　|　　 ）/　　 イ::::::::::::::i!::|　　　　だから捕えたのです
'´　　　　　　　 |:::::::::|　　　＼`　 ´ ＜ヽ|::|::::::|::|:::::|:::|
　　　　　　　　 |:::::::::|　　　　　¨/　　 _,.|::::::::::|､:|:::::|:::|
　　　　　　　　 |:::::::::「＼　　　　,. -‐　 |::::::::::|　ヽ:::||::|
　 　 　 　 　 　 |:::::::::|　 ヽ　 '´　　　　 |:::::::::| 　 !::::!|::|





　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,i―''''''― 、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ! .|　　　l .|
　　　　　　　　　　　　　　　│｜　　 l .!
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !　!..　--| .',
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | .|　　　 ! .',
　　　　　　　　　　　　　 _.. -'!''"'''''''''''ゝ/,、
　.!',,　　　　　　　　　／ﾞ.、　　u.　　　　 ,／ﾞ''-､　　　 　 　 　 　 / .,!
　 ｌ ヽ　　　　　　 ／　　 .ﾞ;;ii,,..........,,,,,,,ii;;、　　　 ＼　　　　　　 ./ : :.!　　ホンマかいな、それ・・・
　　ｌ　＼　　　　./ .,./ '"゛ ._,,,,,、　　,..,,,,,,,_´ﾞ'''-､、 .ヽ　　 . _..‐ﾞ ::.::./
　　..ｌ,　 ｀'-､,,,　!./ . _..ｨ'"゛　　!　　 |　　　　ﾞ/'ｰ_,ﾞ;;ii.ｌ ｰ''´._,,.. -ｰ''"'
　　　ヽ　　　　 ´￣ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ´ﾞﾞﾞ|ﾞ'''''ｒ'":ゝ｀ﾞ'|ﾞ￣￣￣::::.,..-‐'"゛　　　　　_
　　　　.`-.._　　　　　　　 . l　.,'::.::.::::i!_,|:＿__.::ｰ''"　　　　　　_..i-''',゛:
: ―''''''''''''''''''!'!'.ｌ'''―‐;;ﾆ｀-ﾞ.￣￣￣　ﾞ'- ,,_ .i|　　　　　,, / ´::::＼ .ｌ:
　　　　　　　　../-‐"゛　 　_,,,,.... --―ｰ-　..,,..',　_.. ｰ'ﾞ゛::::::::::::::::_.../
..`''ｰ　,,,、　.／..-''''''''''"ﾞ´:::.::.::::::::::::::::::::::::::::::::::.,ﾞ.:::::::::::::::::::::::,ｒ'"　 .｀゛
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　＼ ｀''く　 .,..、 　 .l　 ::.::.::::.ｌ　　',　　 ._..-',ﾞ,;;;;゛,,,ゝ　 ＼　 ＼::::.＼
　　 ｀.、 .i '′ l::.::._.′::.::.::::::." ',,_,ﾞ二∠/「´　　 _.ィ　　 .ヽ　 .ヽ.,- ﾞ'゛
　　　 ! 　.ｌ ﾞ‐'′:l　　ｰ''''"´　 :::::::::::::|　i,i--ｰ'''´./ 　　　 ,i"_　　/ "ﾞﾐ
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　　　 　,,. -‐‐--.,,_　　　ｌ　 ,,. -‐‐‐'''''''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀丶､
　　　,i'´　　　　　　 ヽ､ ,,.!'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀丶､
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　 /　　　　　　　　,:'´!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　　　　,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶
　i!　　　　　　　 ,:'´　 !､;;;;;;;; ,,. -‐‐'''"´ 　 　　,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　!　　　　　　 ,:'/ ,,. -‐‐--,,. -‐‐'''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　 　 ,:'/ ,:';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　 　 　 //!,:';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;i､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ　　　　王の御前で異心を述べるなど、とんでもない！
　　 　 　 // i:';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i､;;;;;;;;;i､;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　 　 // ,i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i｀i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i;;;;;;n;;iヽ;;;;;;;;;;;;;;ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ　　　何卒、よくお調べください
　　　　 //　i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ii;;;;;;i　i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;ｌ　 i;;;;ｌ,,.i!-‐i;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　,i!　　i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ.i;;;;ｌ 　i;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ i;ｌ ,.イ;;ｌ. i!　 ヽ;;;;;;;;;;i‐､;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　i! 　　i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｌ‐i;;;ｌ‐-､i;;;;､;;;;;;;ｌ　i! ,.ｨ,.'t‐- ,,,　i;;;;;;;;;;;i ,i;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;ヽ
　　　　! 　 / i;;;;;ｌ.ﾄ､!;;;;;;ｌ　i;ｌ,.-ｭ-ﾐ ヾ;;;ｌ 　! ./ｲ'';;;;;;i　!　i;;;;;;;;;;;y'ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;ヽ
　　 　　 　ｌ /.i;;;;ｌ ﾄ､!､;;;ヽ. i' !'´;;;;;i　 ヾ!　　　ヽ;;;;;;;ﾉ i 　i;;;;;;;;;;ｌヽ;;ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;ヽ
　　 　 　 　ｌ / i;ｌヽ!､ヽ!;;;;ヽ!､ヽ;;;;;i　r‐'''"''┐　 ｀´ ,,,.」　i;;;;;;;;;;;;ｌヽ;;ヽヽ;;;;;,,. --‐‐''''ｱ丶､;;;;;;;;;;
　　 　 　　,.!' _,,i;ｌ,,,_ヽ､‐!;;;!ヽ　 ｀,,,,..」 ｌ　 　 '''''""´　i　　ｌ;;;;;;;;;;;;;ｌ ヽ‐'''"´　　　　　 i　　　 丶､
　　 　 　　 ! /　 ,,　ヽ!　!;;;;''''""´ 　 iｰ‐ｧ''"´´｀`i　 U / ｌ;;;;;;;;;;;;;ｌ. ヽ　　　　　　　 i
　　 　 　 　 i' 　‐i;ヽ､,,)　!;;;;;;;｀丶､.　丶! 　　　　 ｌ　 ,.'´　ｌ;;;;;;;;;;;;;ｌ　ヽ.　　　　　　 i
　　 　 　 　 iヽ 　 i　i　 　!;;;;;;;;;;;ヽ. ｀丶､丶 　　 '´,.' 　　/ｌ;;;;;;;;;;;;;ｌ 　ヽ 　　i.　　　i
　　 　 　 　 i.iヽ 　 i　i　 　!;;;;;;;;;;ヽ /　　 !｀丶‐ '´　 　 / ｌ;;;;;;;;;;;;;;ｌ. 　ヽ　　ｌi　　　i
　　 　 　　／r'´＼. i　ヽ--!;;;;;;;;;;;ヽ!　　　 !　　ヽ､ 　 /　 ｌ;;;;;;;;;;;;;;;ｌ　　ヽ.　i i　　 i
　　 　　.／　ヾヽ. ヽ. ｀｀‐ｪ-i;;;;;;;;;;;;;!　　 　 !　 　 >､∠.　 ｌ;;;;;;;;;;;;;;;ｌ 　　 〉　i, i　　i
　　 　／　　 　ヽ.ヽ　 　ノヽ. i;;;;;;;;;;;;;!　　 ／!　/ﾌ;;;ｌi;ヽ､.｀ｌ;;;;;;;;;;;;;;;ｌ　／　 　i, i　 i





　　　　　　　　　　　　 ＿＿__ __
　　　　　　　　　　　　'ｰr‐‐r､`､ ＼
　　　　　　　　　　. ‐'　￣￣￣ ｀' ､ヽ.　　　 1
　　　　　 /.　　／ :　 ∀　 / 　 　　＼ ､　　l |
.　 　 　　l.　　/　 __､ == ./＿__　　u.　l i　 ﾉ l　　まあ、そこまで言うなら信じるわ
　　　　　li 　 l r'´rｰ`r‐i´ r‐‐､｀ヽ　　 l ﾚ'　/
　　　　　|li　 l ヽ.__ﾆﾉ^ヽ....ﾆﾆ´-' ,. - '　 ／　　　（諸侯の盟主やっとる晋がヘソ曲げたら困るしなあ・・・）
　　　　　ヽ`'┴ー--｢￣|l-‐‐ ''"´　　 ,ｨ l
　　　　　　ヽ､＿ 　｜__.|| 　 　 _,,.. イ /┘
　　　　　　　　＞二j^ーﾍiﾆ二 --く.∠.__　　rー--
　-‐'' ´|　rｧ-―､-‐/7 7'''ブ￣｀く　　＼ 　 |
　 　 　 |　ﾄ--‐'ノ　| |　|　 ゝ--‐'ｿ ,. -‐'ヽ |
　　　　 ﾚへｰ＜..　| |　| 　 ＞‐ｧ'⌒ヽ､-へ|
　　　　（　　））ｰ､｀| |　ﾚ''´. -‐ﾄ､ 　 ﾉﾉ　 〈


.

┌────────────────────────┐
│真実は不明であるが、ほどなく王叔陳生は周に帰国　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│特に処分された形跡はない　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└────────────────────────┘

　　　　　　　＿＿
　　　　　 ／::::::::::::＼
　　　　／::::/　_ノ　::::＼
　　　　|:::::/ u（ ●）（●）
　　　 ｜:::>　　 （__人__）
　　 　 |::i 　　 　 |r┬| .}　　僕が戎に通じている？
　 　　 | 　u　　　 |　| | }
　　 ,..-'ヽ　　 u　｀ﾆﾆ }　　そんなわけないでしょう！
　 ./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ
　/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f"　 、　　　 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ　　　 ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r'　　 `　､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、　 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ




.

┌───────────┐
│なお、晋の本音は・・・　 　 │
└───────────┘

　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣＼__／￣＼　 ／＼
.　　　 　 　 /⌒ヽノ'⌒ヽ___/: :／⌒:￣:￣ヽ : ∨: : :／￣￣ヽ　　　晋君の基本方針は非戦なんで
　　　　　　/: : : : :＼: : :.:(_/: /: :{ :| : :| : l : :∨: V): : : : : : : : : }
　 　 　 　 |: : : : : : : : : :(_/ |: :∧l:几:│.:|.: : :Ｎ: :V_) : : : : : : : |　　　つい去年、戎と盟約を結んだばかりなのよね
　 　 　 　 |: : : : ／￣:（_/:/|,厶┴└┴┴__┘V: V_) : : : : : : :|
　 　 　 　 |: : : : ﾉ: : : : /: { ,ｨｆ笊ﾊ　　　 ｆ芹ﾐ､ V: : | : : : : : ＼|　　　いくら周王の要請でも、戎と兵火を交えるのはちょっと・・・
　　　　／￣￣: : :_:／:l : :l 八 じﾘ　　　 じﾘ　》 |: : :ﾄ､ : : : : : : ＼＿
.　 　 /: : : : ／￣: : : : |: : ∧　　　　 '　　　　　│ : |　＼＿_: : : : : : :ヽ
.　 　 ＼: : : ＼: : : /￣|: : : ∧　　　　　　u.　　│ : |　　　　 ｀ヽ＼: : : }
.　　　　 ＼: : : :Ｖ´　　 Ｖ: : : ∧　 ⌒ ⌒ 　 　 /: / |　　　　　　}: : : : ;ﾉ
　　　　　 __): : : :＼_,ノ　＼: ｢｀ヽ　　　　　　イ: :/jノ　　ﾄ､＿／ : : : : ヽ
.　　 　 ( : : : : : : : : (　　 　 ヾ　　|｀ ー　〔　 j／　　　　ヽ: : : : :/⌒ｰ一'
.　 　 　 ＼;(＼＿__;ﾉ＿＿＿____/　　　　|＿＿__　　　　/ :_:_:_:{
　　　　　　 　 　 　 /　　　　　 /､＿＿＿}}/￣／ヽ　　(__(_
.　　　　　 　 　 　 / 　 　 ＼ ∥　　 　 　 ||_／　　 ‘,
　　　　　　　　 　 i　　 　 /　 {{､＿＿__／|l＼　　 　 i
　　　　　　　　　　|　　　 {　　{{　　　　　 ∥　{/　　　|
　　　　　　　　　　|￣￣＼　 {{　　　　　/　／　　 　 |
　　　　　　　　　　|　　　　 ＼{ﾄ､＿＿,ｨ{／　　　　　 |
　　　　　　　　　　|　　　　　　ヽo＿_ o/　　　　　 　 ,
　　　　　　　　　　|　　 　 　 　 |　　 } /　　　　　　　′
　　　　　　　　　　|――― ､　 |￣ヽ/　　 　 　 　 /
.　　　 　 　 　 　 ∧　　　　　＼}　　│　　　／　 ′
　　　　　　 　 　 {　∨　　 　 　 |､＿_|　　／　　/

　　　　　　　　　　　　　　晋の正卿・韓厥

┌──────────────┐
│これでも名君と名宰相です　　　　.│
└──────────────┘


.

┌─────────────────────┐
│これ以降、王叔陳生は周での立場が微妙になった│
└─────────────────────┘

　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　 .／:::::::::::＼
　　　　　　.／::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　|:::::::/ ⌒~Ｙ~⌒:i
　　　　　　|:::::i　 （ ●） （●）
　　　　　　|:::::>　　 （__人__）　　　すんごい損な役回りでした・・・
　　　　　　|::　　　　　`⌒´i
　　　　　　ヽ.　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　ヽ　　　　　ノ
　　　　／ 　 ＼　　　　 　 ＼
　　 　 |　　　　 ＼, -‐- 、-‐- 、
　　 　 |＼　　　　 ＼.　　（"￣ .入
　　　　|　　＼　　　　" ￣￣￣　　）
　　　　|　　／ ＼,,＿＿＿＿＿__人
　　 　 |　　　　　　／＼　　　 ＼ 　＼
　　　　ヽ,_＿＿_／;__＿＼　　　 ＼,,_ ＼,,__
　　　　　　　　　　　　　　（＿＿＿＿__）＿__）




.

　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃











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┌───────────────────┐
│前563年、周の王叔陳生と伯輿が争った　　.....│
└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 -‐ '´￣￣｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／::::::::::､::::::::::::::/ 　 て
　　　　　　　　　　　　　　　 ∠／::::::::/'´￣￣｀｀ 　　ヽ　　　アンタ、ブレワイの事をスカスカゲーつったでウイッシュね
　　　　　　　　　　　　　　 　ノ／/::::/　__ノ　ヽ､ ヽ　　｜
　　　　　　 　　　　　　　　　ｲ /: :从　（●）（●） 　ﾚレ|　　　全世界のゼルダファンを敵に回したッシュ
　　　　　　　　　　　　　　∠二_|ﾊ.　|　（__人__）　 ./ﾉ
　　　　　　　　　　　　　l´＞,へ｀lﾍ　{ 　 ｀⌒ ´　　|
　　　　　　　　　　　　,／　/:::.::|ﾗ, ＼{　 　　　　..:/⌒ヽ.
　　　　　　　　　　 ／　　./:.::.::.|　　 ﾍ｀ｰ 　 　 　|　　　 ＼ _--..,_
　　　　　　　　　／;　　ヽ¨ﾞ゛'' ―- ...､､　 _______,⊥ -ー"´´ 　　　 ｀'‐ゝ
　　　　　　　　./::::::':;.. 　!､ 　　　　　　￣　　　　　　　　　　　≡三　　⌒
　　　　　　　 /'::;:::::::::::'::,l! ＼　 　　　　　　　　　　　　....._≡三三,r'　　　
　　　　　　　;!　 '::;::::::::::::l:.:.:....゛'''‐-　...＿＿＿....　-ー ＼ : : : : :／　　　
　　　　　　　l.　　　''::;;／＼:.::.:..:.:.i!　　　　　　　　　　　　 } : : :／　　　　
　　　　　 　 |:.:..　　／　　　＼:::.:.:.:!　　　　　　　　　　　　l: :／　　　　　
　　　　　　　:!::::.／　　　　 　. ＼::.::ﾞ:、.　　___＿＿＿､,,r'／ 　 　　　／:
　　　　　　　 ﾞく　　　　　　　　　 ＼:.:.ﾞ: ￣　　: : : : : : :／ 　　　　／ : : 　　　　　　　　　　
　　　　　　.　 　`　、　　　　　 　 　 ＼::ﾞ:.、ｰ-----／ 　　　　／:: : : : :　　
　　　　　　　　　 　 ｀ﾞ　‐-　 .,,__　　　_,,.＞　　　 ／ 　　　　／: : : : : : : 　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　 　 ／　 　　　／　￣゛'' ―-　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::＼　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､　　　 　　　　／⌒Y⌒ﾞi::::::＼　　　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　周の卿士・伯輿　　　　　　　　　　 /|＼　｜ ヽ　　　 　　（●）（● ）゛i:::::::|　　 　 /　!　　 　/!ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| l　 ヽ |　　ヽ　　　　（__人__）　　く:::::::|　　　 /　 ｜　 ,' / 　!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ﾍ 　　!　　　ヽ　　　（｀⌒ ´　　　　　| 　　 ,'　　　!_／ /　　j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　',　 ヽ　|　　　.　　　　 { 　 　 　 　 　 | 　 　 !　　 　', ／　　 /
　　　　　　　　謎解きダンジョンのないゼルダはパチモンです　　　 ',　　ヽ!≡　　 l　 　　 {　　　　　 　 ﾉ　 　　!　　≡ ! 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ 　　 ≡　　!　 　　　ヽ　　　 　ノ　＿ 　 l　　≡ !　　 ,.'
　　　　　 OWゲーならオリジナルタイトルで出せばいいのです　　　　 .＼ 　 ≡　｜　　 ,.-ﾉ /　! ト､トく　 ｀メ､_',　 = /　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　≡　!　 ／てノしｲ_人人ノ､　　　　ヽ　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼― |／ヽ　,ｲ- ､ヽ　/　 　ｲ´￣￣ヽ_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　ヽ／　 l　　ヽi ／￣｀!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣ 　　　 〉―く ｧ―‐‐j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ＿ﾉゝ-- ノ!


.

┌───────────────┐
│この時、霊王は伯輿を援けた　　　　│
└───────────────┘

　　　　　　　　　　　　　┌┐､
　　　　　 　　　　　　_____｀ヽ　ヽ　　　　　
　　 　 　　　　　.　-└┘-｀､l　 ヽ　　　　
　 　 　　　　／　　 　　　　　＼　ヽ.　　　
　 　 　　　/　 ∀　 ／　 u. 　　ヽ　/l　　　歴代最高売上ゼルダを否定するのはアウトな
　　　/　　l　.-､__.ｨ---､　　　　　ﾚ　|
　　　l.　　l　Ｋ)l_l-く＞　ゝ　　.　´.／｜
　　　|ゝ､_|└/＼―--_'.　　´　／|ヽ_|　 ＿＿＿_＿
　　　ヽ　｀￣|￣|￣￣　　　／７/￣　／＿＿￣｀＼＼
　　　　｀'　､_.|＿|＿_____.／___//　　／∠　 　 　 　　＼＼
　　　＿_/「l__｀ﾉニニニ/￣l￣＼_/￣￣￣￣￣￣￣/￣ヽ
　　/　(/)￣///￣(/)'＼￣￣￣/　|￣￣　　　　　　//￣ヽ
　'/＼/　　///　　/__／＼　　　|　　＼　 　 　　　　//
　l_/(￣ヽ///　 ／￣￣ヽl＼ 　|＿＿＿＿＿＿__//

┌─────────────────────────────────┐
│>>1の趣味でアホな会話してるが、実際は王叔への不信が原因と思われる　　....│
└─────────────────────────────────┘



.

┌──────────────────┐
│そのため、王叔陳生は怒って出奔した　　　│
└──────────────────┘

　　　 　 　 |i|:　 //　　　　　　　　|　　　 .;.:;|　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　 　 　 |i|　// 　 　 　 　 　　 |　 　'; .;.:;|　　　　　　　　　　　　　 　 |
,.;；:｡;:；;:：､; |i|　/　 ,.;；:｡;；;:：､;.,,.　,|　　　 .;.:;|┛,.;；:｡､ 　　　　;:；;:：､;　　 |　　,;:：､;
　：、;:;":i";`;:;"　,.;i；';.,,　：、;:;":;";,;|　　　 .;.:;|　.;：、;:;":;"　;`;i;"　.;：、;:;"i;`;:;"　；;:
　　,.;；:｡;:；;:：､; 　 ：、;:;":;";`;:;":｡;:,|　　　 .;.:;|：、;,.;i；';.,,　　;",.;；:｡;:；;:　：､;　；;:：､;
,.;i；';.,,　　,.;；:｡;:；;:：､;;i；';.,,;,　 ;:;":;"|,; 　　 .:.:;|;"” :､：、;:;":　　;";`;:;",.;　i；';.,,;`;:;"；、
￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣ﾞ|　　　 .:.:;|￣￣￣｀|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣
.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,.,.;:.;;|　/　, .:.:;|_;;:,_.;;,;_.;;_|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.＿＿;;,;_.;;
￣￣ﾞ|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|　　　 .:.:;|￣|￣￣￣￣￣|￣￣￣／:::::::::::::＼
_,;:_;;_;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|　　　 .:.:;|_;;_|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:.／:::::::::::/⌒Ｙヽ　　言っても分からぬ
￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣ﾞ|　　　 .:.:;|￣￣￣｀|￣￣￣￣ |:::::::::::::i　（ ー）|
.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,.,.;:.;;| ; 　 ﾞ .:.:;|_;;:,_.;;,;_.;;_|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_|::::::::::>　　（__人）　バカばかりです・・・
￣￣ﾞ|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|　,"　 .:.:;|￣|￣￣￣￣￣|￣￣|::::::i　　　　 ⌒ﾉ
_,;:_;;_;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|　　　 .:.:;|_;;_|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:.ﾝ　　　 　 　 ノ　＝３　　ﾌｩ
￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣ﾞ|　　　 .;':;|￣￣￣｀|￣￣￣ ／⌒ヽ､　 　 _ノ￣
.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,_.;:._;;:,_.;;,;_.;;|.;:,.,.;:.;;|　　　 .:.:;|_;;:,_.;;,;_.;;_|.;:,_.;:._;;:/ 　 ﾉ ＼__ィ ´.;;,;_.;;
　　,,.　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　 .:.:;|　　　　　　　　　/　 /　　　　'|.
　　　　""　∧∧　　 　 　∧___∧　''‐--‐''´ "ﾞ　　　　　　　（　　y　 　 　 |.
　　　　　　(,,ﾟДﾟ)　　　　（　´∀｀） 　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　＼　　　 |
　　　　　　(i　　i)　　　　（　　 　 ）　 　　　　　　　 　 ﾟ"　　,.、^＼ｨﾝ､＿＿)、


.

┌────────────────────────┐
│霊王は王叔陳生と敵対していた史狡を殺して宥めた　　.....│
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 ＿＿__ __
　　　　　　　　　　　　'ｰr‐‐r､`､ ＼
　　　　　　　　　　. ‐'　￣￣￣ ｀' ､ヽ.　　　 1
　　　　　 /.　　／ :　 ∀　 / 　 　　＼ ､　　l |
.　 　 　　l.　　/　 __､ == ./＿__　　　　l i　 ﾉ l　　
　　　　　li 　 l r'´rｰ`r‐i´ r‐‐､｀ヽ　　 l ﾚ'　/
　　　　　|li　 l ヽ.__ﾆﾉ^ヽ....ﾆﾆ´-' ,. - '　 ／　　　　王の卿士が出奔って
　　　　　ヽ`'┴ー--｢￣|l-‐‐ ''"´　　 ,ｨ l
　　　　　　ヽ､＿ 　｜__.|| 　 　 _,,.. イ /┘　　　　　諸侯に噂されると恥ずかしいし・・・
　　　　　　　　＞二j^ーﾍiﾆ二 --く.∠.__　　rー--
　-‐'' ´|　rｧ-―､-‐/7 7'''ブ￣｀く　　＼ 　 |
　 　 　 |　ﾄ--‐'ノ　| |　|　 ゝ--‐'ｿ ,. -‐'ヽ |
　　　　 ﾚへｰ＜..　| |　| 　 ＞‐ｧ'⌒ヽ､-へ|
　　　　（　　））ｰ､｀| |　ﾚ''´. -‐ﾄ､ 　 ﾉﾉ　 〈





┌─────────────┐
│史狡にとっては、ひでえ話　　　.│
└─────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 , r=ﾐ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　 　 　 ,.:-─::-..､　 　 　 　 　 　 　 　 '/〈 　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　rｲ´￣ミ､＼ ＼　　　　　　　　 　 '//|　.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│.　　　 　 　 　 /j:::}::::::::::::::Vハ::::ヽ　　　　　　　　 .'//|　 !　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　 　 　 　 ,.:':/::/::i:::::::;::::::}:::::}::::::}　.､　　　　　_＿ '/L.._|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　 f´／::/:::/:::::::{::::/::::::!:::::乂ノ}　　　 <Y从}/,}､... ¨７　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　　　 从x'/:::/:::::;i::::Y⌒ヾx／⌒７广￣¨７￣￣　　 　{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　ヾ廴斗zｲ:|:::::}　　 fﾟ 　 　 i' 　 　 ,'　　　 _.｡s≦´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　　　　　ｰ=彡ム斗　./j}　　　 {　　 .,厶斗: ´|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　 　 　 　 　 　 　 '//｛／.从 　 　 ∨ ハ＿ｆ⌒ヽＬ,　　　　　,r=ミ:､　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　 　 　 　 　 　 　 '//[_／　　　　　 ∨　}　 ｀ヾ､　/ 　 　.／:::::::::::::::.　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　　　　　　　 '//!　　､　　 　 　 ヽ/＿二=彡　　.／:::ﾚ⌒≧x､i　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　　 　 '/∧　　＼　　　 　乂 　　　 　 ／::::::: {　　　　_,レ＜⌒:.　　　　　　　　　　....│
│　　 　 　 　 　 　 　 　 '/∧　　　｀≧=-　:._ ヽ. 　 ／:::::::::::::::} , ::＜´:::::::/::::::::: i　　　　　　　　　　 .│
│　　　　　　　 　 　 　 　 '//＼　　　　　　　　＼ｖ':::::::::::;＞:::´:::::::::::::::::::;:::::::::::::: |　　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　 　 　 　 　 '//∧　　　　,　　　　 ,＞:'了::::::::::::::::::::::::::::::{/⌒≧:､|　　　　　　　　　　 │
│　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 '//∧　　 /　　　　/　./´:::::::::::::::::::::::::::;＞.{　　　　 |　　　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　 　 '//∧　/　　　　/　/ :::::::::::::::::::::::; i ´　.从　 　 　 |　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 '//X＿＿. イ　/::::::::::::::::::::／/ }　　.| ∧　　　 .|　　　　　　　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '{ ＼　　　／ :::::::::::::::;イ //r┴i　 {　'∧　　　|　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧／ヽ.／}:::::::::::::::::〃///厶ミvﾍ__V}　,i　　　|　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　ム,}　_｡s≦｀≧=-彳'/////＼＼ﾟｰ=癶､.}　 　 |　　　　　　　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣　　　　'/////// '　.'///＼＼ 　　} ! . 　 |　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　 　' 　 　 　 '///,ﾟ ｰ=彳 | 　　.|ﾉ}　　　　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 '//////{⌒ﾐ彡べ　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'///{ミx｡､　　 ｀≧s｡　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'//｀≧s｡三三z彡’　　 　 │
└─────────────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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┌────────────────────────┐
│しかし王叔陳生は成周に帰らず、黄河沿岸に住んだ　　　.│
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . ........
　,'::...⌒ヽ⌒)　　　　　,..::.⌒⌒ヽ､　　　　. . ........
（:::::　　　　ヽ　　　　　 (::　　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　". . ........
(:::: 　　ゝ　　　）　　　（:::　　ゝ　　　⌒)　　　　　　彡　. . ........
::::　　　　　ゞ　⌒ヽ 、（:　　::(::　.⌒ヽ:: 　）　. . ........
::::::::　　　　　　　　　　(:　　::（:::　　　⌒)::.　）　　　　　　　　　　　　　. . ........
:::::::::::::::､⌒　:::ゞ　　（::::::　::::（::::::ゞ　　　　）　 ）　　　　　　. . ........
.....（:::::::::　　　ヽ::::::::::ﾉ::::::::ゞ　　　　 　　　　　　::）. . ........　　　　彡
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-:.:..:_..:.:.:._.:.:..:.‐.:..:､._..-..:..:..､.‐.n＿＿＿＿＿＿＿|:::::::::::::::::::::::::::::::|::.::.:;_:.::-.::.:;.::._:.::;::-.::_;:.':.:;.‐､.:_.;.
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二||二二二二二二二_　--　、二二二二二二二|:::::::::::::::::::::::::::::ｉ|二二二二||二二二二二二二二
二||二二二二二二二入　 　 _>￣￣￣￣￣￣ .|:::::::::::::::::::::::::::　|二二二二||二二二二二 二二二
￣||￣￣￣￣￣￣ /:::/トイ::::|￣￣￣￣￣￣￣ ヽ::::::::::::::::::::/　ｉ￣￣￣￣||￣￣￣￣￣￣￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣ /:::/:::|::::|:::::|　　　　 　 　 　 　 　ヽ￣￣￣　ノ|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ニニニニニニニ/:::/:::;ｲ:::::l:::::|三三三三三三三三_,,ゝ　　　 (,_ニニニニニニニニニニニニ ニﾆ ﾆ
　　　　　　　　／:::/:／:.!::::::l:::::l三三三三三三三/´　 `ー-一´｀ヽ
　　　　　　_∠ニフ': : : :.',::::::l:::::ｌニニニニニニ　/　　､　　　　　 ,　|


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┌───────────────────┐
│晋の悼公は王室の争いの調停に入った　　　 │
└───────────────────┘

　　　　　　　/　/　　　　　　　　　　　　　　:::::::ヽ:::::::ヽ
　　　　　　/ ::.〃::./　　　　　　　　　　 :::::::.ｌ,:::::::::ヽ::::::::ヽ
　　　　　/:::::〃::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ.:::::::::ヽ:::::::::.ｌ
　　　　/ ::::〃::::/::::::::::lﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ｌ,:::::::::: ｌ,:::::::.!
　　　 /:::::::lﾞlﾞ::::.!::::::::､:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,､:::::::.ｌ:::::::::　ｌ::::　l
　　　.!::::::::|:.!:::│:::::│!:::::::::::::::::::::::::::::、:　!.ｌ:::::　l::, ::::::::.!::::::l
　　　!::::::::.!::l:::::',:::::::::| l::::::::::::::::::::::::::::.!:::::/　ｌ:::::::.!.!::::::::│:::│
　　 .,!::::::::,!:::l:::::',::::::::',:.ｌ.::::::.:::::::::::::::::,|:::::/　　!:.!::',:!::::::::::l:::::::l
　　　!::j:::::',:､:l:::::.ｌ.::::::.ｌ::lL::::',::::::::::::::/|:ノ｀''～',,!::::.!:::::::::,!:::::::|
　　　',,'!:::::',:ヽ:l.::::.ｌ､　l',.l ヽ l',::::::::::::|l/ /iｰ､、l::::::/:::::　ｌ:::::::l
　　　ﾉ |:::::!:::: ｌ',､: ! ヽ', ｌ 　｀l.ｌ.:::::::/　 lノト/｝ ｌ:::/:::::::::!::::::::!
　　　　,!:::　!::::::'小 !　ﾞ'ゝ ″!l::::::/ 　 ﾞﾞ￣ﾞ"　l::/:::::::/:､::::/　　　王と王叔陳生の仲違いは晋にも責任がある
　　　　 !r|:,,,l::::::::l',　"""　　　｀″　　 ゛ﾞﾞ　　l/:::::::,ｉ,'|!/ﾝ
　　　　,,ﾞﾚ-i.ｌ:::::::l　l'ｭ、　　　─--　　　　,ｨ'イ::::::〃l!ﾞ'゛　　　　けど、一諸侯の晋が卿士の争いに介入するのは僭越
　,／´　　　! ',::　l　', ﾞ','､､.　　　　　_,,.ィ″ /::　/″
/ 　　　　　 / !:::::l　'' , `' ､｀'';;‐フﾞ│　 ,!ﾞ'イ:::./
!　　　　　　　｀'i',::ﾘ､ 　｀'ｰ＿大ｯ'" l　 ./ 　!:::,i|　　　　　　　　　智子羽、如何すべきか？
l 　　　　　　　/!..レ:',..ｌ｀ﾞ'─‐　''ﾞ─ !_,　!　/ / ',
ｌ　　　　　　　､ , !|L.ｌ, !＿＿＿＿/ '"　| .|/゛ 　l
.ｌ　　　　　　　ｌ,! {　l,　ｌﾆﾆﾆﾆﾆ,/ 　 ／ l′　 /
　ｌ,　　　　　　 ｌ　ヽﾚ,∧＼ ／/　　/ t　　　 /
　 ｌ　　　　　　 ｌ 　`,'　 !　　　/　 /　/　　　/
　　',　　　　　　l　　{ 　 ｌ　　/ 　/　/　　　/


.

┌───────────────────────────────┐
│前566年に韓厥は老齢で引退し、この時の正卿は智子羽　　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│この人物も士会や超武に劣らず、波乱の人生を送った名宰相の一人　　.....│
└───────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　 　　　　_,,.．----､..,,_
　　　　　　　　　　___,.∠''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀''-､..
　　　　　　　 ,.;''"''"´;;;;;;￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀:;､;;;｀;､
　　　　　　.,::'´　,:';,:';;,:';;;;,:';;;;,:';;ｌ;;;ｌ;;;;;ｌ,ｌ,;;;;;｀､;｀､;;;｀ｌ,
　　　　　,:'´　 ,:';,',';;;;,',';;,'ｌ;;;;,ｌｌ;;;ｌｌ;;ｌｌ;;;;ｌｌｌ,;;;;;ｌ,｀ｌ;;;ｌ,;;;;｀ｌ,
　　　　　　　 ./;/,ｌ;;;,ｌｌ;;,',ｌ;;;,ｌ .ｌ;ｌ ｌ;;ｌ,;;;;;ｌｌ.ｌ;;;;;ｌ;;ｌ;;;;ｌ,;;;;;;;;ｌ,
　　　　　　　/;;/,ｌ;;;;;ｌ;;;ｌ'ｌ;;;;ｌ'　ｌ;ｌ ｌ,ｌｌ;;;;;;ｌｌ,ｌ;;;;;ｌ ｌ;;;;ｌ;;;、;;;;ｌ,
　　　　　　,/;;;/;;;ｌ;;;;ｌ;;;ｌ ｌ;;;;ｌ　'ｌ;ｌ 'ｌ;'ｌ;;;;,ｌ.ｌｌ;;;;;;ｌ.ｌ;;;;ｌｌ;;;ｌ,;;;;;;;ｌ,
　　　　 　//;;/;;;;ｌ;;;;ｌ;;;rt;;;;;ｌ~` '　└-ｌ~`;;;;;;､ｌ;;;;;ｌｌ;;;;ｌ,;;ｌ,;;;;ｌ,
　　　　 .,/./ｲｨ;;;;l;;;;;ll,　￣‐‐　　　　‐‐ ￣　l;;;;;ll;;;;;l,;;;ll;l l,l,
　　　 .,/ //l;;;l;;;;;l;;;;;l l, "´￣　　　　￣｀`　,ll:;;;;ll;;;;;l;;;;l.l;l　｀'､,
　　　　.,:' 　l;/l;;;;;l;;;;;l;;;l,　 　 　丶　　　　　,l;l;:;;;ll;;;;;l;;;;;l 'l
　　 　 　 　 ll└-l;;;;;lﾚ;ゝ　　 「￣Τ　　 ,:´;l;;;;;;ll-┘''´ '　 我が国で法を司るのは范氏
　　　　　　　　　 l;;;;;;l'´ヽ｀.､...`:,_.ノ ,,.．'´,:' l;;;;;;l　'l
　　　　　　　　　 l;;;;;;l　丶l,;;;l｀'‐-‐'"　l;;/ト.l;;;;;;l.　l　　　　 范ｶｲならば良い知恵があるでござろう
　　　　　　　　　 l;;;;;;l　　 y'´　　　　..　'' ､ l;;;;;;l 　l
　　　　　　　　　 l;;;;;;l_,．'"　　　　　　　　｀,l;;;;;,l. 　l
　　　　　　　_,,.．-v､l, _____　　､_,:'______　 .,l;;;;/`-､l_
　　　　 ,,. ''"´　　　｀l,　　 　 　 　 　 　￣,l;;/　　　｀`''､..
　 　　,/　　　　　　　´　　 　__　　　　　　 ′　　　　　　｀:､
　　　.,l　　　　　　　　　 ,:'Ⅴ　lr､　　　　　　　　　　　　　　l,

　　　　　　　　　　　　晋の正卿・智子羽


.

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨ　　　　　　　　　　（{
　　　　　　　　　　　　　　(( _　-=＝=＝=-　．_ )）　 _＿
　　　　　　　 _ｨ爪ふ_,,,ｨ　}}　　-= - - =-　 　 {{Y　ｨf=ム
　　　　　　 从{己})）ソﾐ=〃　　　　_ _　　　　-=ﾐ{　弋ソ人ヽ
　　　　　 ,' と辷イr_ﾉ　　　　　／　　　　　ヽ　､__」ﾄ､_ﾆ彳　 }
　　 　 　 {　 ﾉヾイ　　　　　／　 /　　　　　　＼￣　 Yﾊ　　 ヽ
　　　 　 / /　__ ﾉ　　 　 〃/　 ,'　　　　　ヽ　　 ヽ　 ハ　　 　 ',
　　　　イ　　77!　　　　/　 {　 .i　　　　　i　 i　　　| 　　i! }　　　}!
　　　　/ 　 // |　　　 ,'　　|i　 |i　　 /　 :|　 |　}　 i　　 :| |!　 　||
.　　　/　　イ　 !　　　i　/　|!　.ﾘ__ｨ/i　　ﾘ　八 Ⅴ从　 :| |!　　 ﾘ
..　　/ ／ / 　 ｲ　 i　|!/-=≠=く　/ﾘ　 /-/―‐ヾ/　 　;{ |　　 /　　　卿士ではなく、その臣を通じて裁けばいいのです
　　,' ｲ 彡 ﾊ　{i!　 l　|!r(Y⌒ミﾒ}）　 ／ ,ｨﾁ示ｧ_ }ｿ　　ハ!　　i
.　/　.{{　　{ﾘ.川,　 |　ﾄ八ムzソﾉ　　　　弋zブ　,　　i　　 i!　 │　　　これならば形式上、問題はありません
　{　 乂　 / 　 ﾘ 　i　|ﾊ ゞ辷ツ'　　　　　' 冖｀ /　　|　　 |　　 !
　ヽ　 　 /　　/　　|　| ∧{{_　　　 　' 　　　　　/,.'z　|　　 | 　 八
　　＼ 彡 ／,'　　 |!　!i{　 ゝ.　　　´=｀　 　 イ / 　 ﾘ　　 j　./　 ヽ　　　私が周に行き、調停しましょう
　　　 }　/　/　　 ∧　ヽ　 j⌒}r､ 　- 　＜iム,'　　/　　 八 {!　　 　ヽ､
　　　 i ,'　.,'　　 /　 ヽ　 ＼　　⌒)__r- '^Y´ 7 ,イ　　　　　＼　　　　 i
　　　 /　/　　./　　　　}　Y.）　 　　 ))　　　ム　 i ヽ 　　　　　｀ヽ､　 .!

　　　　　　　　　　　　　　　　晋の卿・范ｶｲ



.

　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃








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┌────────────────────┐
│范ｶｲは王庭で王叔陳生の宰（家臣の長）と　　　.│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│伯輿の大夫・瑕禽の証言を聴いた　　　　　　　.....│
└────────────────────┘

-ー|────── 冖Ｔ二二二二二二二二二二二二二二|/7　/7 /7ﾊ /7ﾊ /７||:::| ﾊ＿,|:|::|| || || l|::|::|: : : : :
￣ ｢￣￣￣￣￣￣~|￣〈＼｢|/7／>: : : : : : : : : : : : : _:_:､-‐ ┴'宀7７［ＺZＺZZZZＺ||:::|ZＺＺ |:|::||_||_||_l|::|::|: : : : :
＿ﾉ: : : : : : : : : : : : : :|:::辷二二二ｺ: : : : : : : : : : : : ／,;',;',;',;',;',;广广丁ー | |─| |┐ ||:::| | |: : |:|::|ＺZＺZ|::|::|: : : : :
　´^^^^^^^^^^^^^^^^^^弋/////リ＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾^^^''～ミ|‐ﾉ|ｰ:|‐[ＺＺＺＺＺZZＺ||:::|ZＺＺ |:|::|　　　 |::|::| : : : :
: : :::|::丁丁丁丁丁丁:冂 ∨ ////　:　:　.　.　　　　　　　　　　 |丁|ｰ:|─|‐| |─| |─ ||:::|_| |: : |:|::|　　　 |::|::| : : : :
: ::::::|i:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:i|ｉ:|　∨_//　　:　:　.　.　　 　 　　　　　　└ＬＬ,,|＿|_,| |＿| |＿_||:::|_| |＿|:|::|　　　 |::|::| : : : :
　─|i:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:i:|i:i|ｉ:|__/∨〈＿＿＿＿∠ﾆ二二二二二二＼＿＿＿_|_|＿|_|＿_||:::|_|_|＿|:|::|　　　 |::|::| : : : :
　￣￣￣￣＞二二＞i:i|/:/.| |v:,￣|￣／二二二二二二二二二＼_:_:_:_:: : : ──‐[匚]──⊥Ｌ二二|::|::| : : : :
　￣￣￣￣￣＞二二＞'′|_| 'ｖ:,￣|￣￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣￣|　ｒ＜￣￣￣￣ ≧s｡　　|｀`～､、￣￣￣｀
￣￣￣￣＞二二＞ﾆﾆ＞:, :, :, :, :. :. :.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣≧s｡≧s｡　　　　　 　≧s｡ ≧s｡｀`''ｒ──
￣￣￣￣＞二二＞ニ＞ :, :, :, :, :. :. :.　　　　　　　　　　　　　. : : : : : : -=ﾆ≧s｡[三三三三三三］: : : :｀`ｰ──
￣￣￣￣＞二二二＞:, :, :, :. :. :. :.　　　　　　　　　　　　. . . : : : : : : : : : : : : : : : : ＼￣ ＼:::|＼|　＼￣｀丶、: : : :
￣￣￣￣＞二二＞ :, :, :, :. :. :.　　　　　　 　 .　.　:　:　:　:　:　:　 : :,　:,　:; :; :; :; :; :; :; ＼￣ ＼::::|＼|　＼￣｀`ヽ、
二二二二二＞:, :, :, :,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:; :; :; :; :; :: :; :; :;＼￣ ＼::::|＼　 ＼＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　___　 　__　_))r-､ィ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 {薔}　　　　　 λ廻 }⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　／.／　　　　　　 辷ﾆｿ
　　　　　　　　　　　　　　/　/　　 l　　l　l　 l　(( ＼
　　　　　　　 　 　 　 　 /　/　ｌ　 ｌ|　/i| i|　i|　|　| ｌ ＼
.　　　　　　 　 　 　 　 /　/ l　|　l | / i|/_|/ |　!　! |　　＼
　　　　　　　 　 　 　 / 　| /!　| r//　 ｲ示ﾊ|/! /l l　 i
.　　　　　　 　 　 　 /　 /ﾚ' l　l必}）　 弋沙/ l l　l|　 |　　　では、両者の訴えを聞こう
　　　　　　　 　 　 /　 /　　 l,ﾘゞ彳,　　　　　 ﾚ!　ｌ　｜
.　　　　　　 　 　 /　 /　　　/ ﾉ八　 _　　　　 /　/　 i!
　　　　　　　 　 /　 /　　　/　 l　l　ゝ､　　 _ ｲ　/ 　｜
　　　　　 　 　 .′　i　　／　 / /　/＿fTフ./　/ ﾍ. ｜
　　 　 　 　 　 i　 ／ ／　　/ /　/r| ／ノ　i　 i! しﾍ　ヽ
　　　　 　　　 / / ／　 　 / / ／ﾉfi　ﾌしﾍ!　 |ｨ⌒´ﾍ
　　　　　　　/ / /　　　 / / {　 {　ﾉ≫≪　|　 |ノ⌒てi
　　　　　　　i i　ﾉ　　 ／ /　ヽ　У|≫≪ λ　 ＼￣｀＞
　　　　　　 // ( 　　 (　　＼　 i fてzr-z＿ﾉ ＼　 ＼　ノ
　　　 　 ／ﾉ　　i　　　＼　　)　 )　　　⌒乙　 /　　/


.

＼　　 　　　　 　　　　　　　￤　　　　　　 　 /
　 ＼　　　　　 　　　　　　　￤　　　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　／￣￣　ヽ,
　　　　　　　　　　　　/　　　　　 　 ',　　　　　　/　　　　　柴門小戸（身分の低い、貧しい者。ここでは伯輿の事）が
　　　 ＼　　　 ﾉ//,　{0}　 /¨`ヽ　{0}　,ﾐヽ　　/　 　
　　　　　＼ ／　く　 ｌ　　 ヽ._.ノ　　　', ゝ　＼　　　　　　　上にいる者を凌駕しようとしているホー
　　　　　／ ／⌒　 ﾘ　　　｀ー'′　　 ' ⌒＼ ＼　　　　　
　　　　　(　　￣￣⌒　　　　　　　　　　⌒￣　＿)　　　　　下が言う事を聞かないんで、上の者は苦労してるホー
　　　　　　｀￣￣｀ヽ　　　　　　　　　　　/´￣
　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　
　　－－－ ‐　　　ﾉ　 　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　 ／ 　　　　　　　 　 　ﾉ　　　　　　　 －－－－
　　　　　　　　 /　　　　　　　　 　　∠＿
　　－－　　　|　 　 f＼　　　　　　ﾉ　 　 ￣`丶.
　　　　　　　　| 　 　|　　ヽ＿＿ﾉー─-- ､_ 　　）　　　　－　_
.　　　　　　　 ｜　　| 　 　　　　　　　　　/　　/
　　　　 　　 　｜　｜　　　　　　　　　　,'　　/
　　　　／ 　／　　ﾉ　　　　　　　　　 　| 　 ,'　　　 ＼
　　　　　　/ 　 ／ 　 　　　　　　　　 　|　 /　　　　　 ＼
　　　／_ノ　／　 　 　 　　　　　　　　,ﾉ　〈 　 　 　 　 　 ＼
　　　　(　 〈　　　　　　　　　　　　 　ヽ.__　＼　　　　　　　　＼
　　　　　ヽ.＿>　　　　　　　　　　　　　　＼__)

　　　　　　　　　　王叔陳生の宰






　　　 /　: : /::/: :,:′: :′: /: : /: : ｉ : :!┗┓{: : :
　 　 ,′: : ,'::/: :/: : : /: : /: : :;′: :!: : ｌ: :ｒ┛｀Y: :　　（下の者が上を凌駕って、晋に対する皮肉かよ・・・）
.　 　{: : : : : :; : ,' ^) :;': : :,':⊥.」_: : :i: : :ｊ: :} : : : ｉ:
　　　',　:{｛:::{ : ::（( : { :{ :{ ⊥..」_｀:.ﾉ:／: ;′: : :ｊ:
.　 　 从从八;ゝ=:)） ｀｀　Ｔiｊ:７ヽ／:/: / . : : :,′
　　　　 〉〉〉 〈(必ﾘ, || | ||ﾞｰ'／: ／: / .:/ : /: :　　　　では、次に瑕禽、申せ
　　　 　ｊ ｉｊ : : ｊ{((′ 　　u /: :: /: : ::{ : :{: : {: : :
　　　　,','/. : :八　　 ー　 ,'. : ::;' : : : :', : :', : : : :
.　 　 / /. : :/.: :ｊ＼　　　 {: : :::{ : : : : :ヽ.: :､: : :
.　　ノ /.: :ノ. : :ﾉ :ﾉ:`￢ァﾍ、: ::、: : : : : :＼: : :


.

＼.　、　 　 ＼　　　　＼ 　 　V 　 ./　/　　　/　 ーァ　 _
　 ＼ ＼　　＿＼＿＿_..＼ 　 V　/　/　　　/　　／　　 /
＿＿＼ ＼＼＿　　　　　 ¨　ミ V　./　　 イ　　　 ∠　（＿
＼　　　　／　　　 ＞＝-　　　 ノ　'ー=　ミ　＿＿　　　　（
.　　￣／　-＝／　　　　 　 イ |　　　　　 ＼　　　　￣　　 ＼
　　／／　　　　　_ -＝二 ./　 |{　　　　　　 ヽ　＿＿　　　　　 ー--
.／／　　　 　 ≦　　 ./　 / 　 .|v,　　 　 　 　 ‘，＿＿.　＝－ ／
／　　彡 　 　.／　　/　 ｲ.　　.:| ‘，　　　　　　 ‘，　　　　　／
　　イ　　　.／　　.,./　./.:|　　　|.　‘，　　　　　　 ‘， ___ .／
／　}　　／　　　//　./　:| { 　 :|　　‘， ＼　　　 　 辷 ､
　　.}l　/ /　　 ./_'　ノ　　| ﾊ　.:{　 ,,.斗丐. ＼　　　ハ）.}　　　今より200年の昔、平王が東遷（※）した時
. 　 }l　　 ／ 弋弋_ツi 　 |'.　v从.癶辷ソ､ 　 　 　 ﾄ././
.　 八 ／　{ ｉ.　　 ¨¨´　　 　　　　 　　　　 Ｙ､从　ﾉ__/　　　伯輿の先祖を含む七姓の大夫が王に従い
　/　 ｨ Ｖ　ﾊ　　　　　　　 |　:.　 　 　 　 　 } ヾ ｧﾊ从
./／ _彡:V　::.　　 　 　 　 |　 :.　　　　　　./ 　./ニ |　　　　　祭祀で用いる犠牲を準備しました
　／ニニ V .∧ 　　 　 ､_ |_　-　　　　　./ｲ　/ニﾆ.|
ｲニニニニヾ　 ヽ　　 　　 　 　 　　　／/　ノニﾆノ廴__
ニニニニニﾆヾ ﾏ＼　　----一　　　 /.イニ ／ニニﾆ≧､
寸ニニニニニハiニ.ヽ　　 ￣　　_　≦ニﾆ／ニニニﾆニニ≧ ､
　ヽニニニニニﾆニニ ＼ _　:≦ニニニイニニニニニﾆニニニ ＼
.　 ﾉ.vニニニニニﾆニ ≧≦ニニニ.／ニニニニニニニニニニニ..＼
／ニﾊニニニニニﾆ //ニ∧ Ｖﾆ. ｲニニイニニニニニニニニニニニ,
ニニニVニニニニ .//ニﾆ／Vﾆ/ニニニニニニニニニニニニニニニ,
ニニニ. Vニニニ .//ニ ノ　　｀¨¨ｧニニニニニニニニニニニニニニ=i
ニニニニVニニ_.//ニ=.〉 　 　　　Vニニニニニニニニニニニニニニ.|

　　　　　　　　伯輿の大夫・瑕禽


┌───────────────────────────────────────┐
│※東遷・・・前770年、周都を鎬京（現在の長安市）から洛邑（現在の洛陽市）へ遷都した　　　　.│
└───────────────────────────────────────┘


.

　　　　　 、
　　　　　 ヽ｀丶、　　　i＼　　 　 ,
　　　　　　 ＼　　｀ ｰ-ヽ. ＼,／/
　　　　　　　　＼,　　　　　　　　｀マ
　　　　　　　　,イ 　　／　　　　　　 ＼
　　　　　 ＜´ 　　　/　 /　,　　 ,、　＼ヽ、
　　　　　　 ノ　　　/　/　ル'l　/ ヽ　　ヤ´
　　　　　　＞　彡/　/i ,ｲ-、|/,-‐i＼　 i
　　　　　　￣ゝ /　/.ii/ Tｱ　〈Tｱ|. | ＼!　　　その者の言う「柴門小戸」がいなければ
　　　　　　 　 ソノ（| .||　　　 　〉 .l. |
　　　　　　　　　｀ヽ| ﾘ、　　-‐／|jﾘ　　　　　　平王の東遷は叶わなかった
　　　　　　　　　　　Ⅵil ＞ーi´入＿_［］_,ｸ
　 　 　 　 　　,ィ 7il/:/il il il il i／／｀ー‐'ヽ　　　平王はそれを理解なさっていた、故に彼らを頼ったのです
　　　　　　　/　/il/ :iニ二ｴﾆi-/|　( (_))　　|ﾆi
　 　 　 　　/　 |il | :| il　il　il/./ｌ└┐　　　 :|
　　　　　 ./　　|il | :|il　il　il | :|il il/└―‐'⌒ヽ、
　　　　　/　　 :|il | :|il　il　il | :|il.〈＿__　　　　, ヘ
　　　　./　　 /ヽ | :|il　il　il | :|il il il /￣ヽ／　　 ヽ





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　 　 -‐ '´￣￣｀ヽ､
　　 　 　 　 　 　 ／　／" ｀ヽ ヽ　　＼
　　　　　　　　　//, '/　　　　 ヽﾊ 　､　ヽ　　　　七姓を末永く頼りにするにょろ
　　　　　　＿　〃 {_{ノ　　　 ｀ヽﾘ| ｌ │_i|_
　　　　 く　●　>小ｌ⌒　　　 ⌒ 从く　●　>　　「代々職責を失ってはならない」と盟約を結ぶにょろ
　　　　　 ＼／ ヽ|l⊃　､_,､_,　⊂⊃　＼／
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ゝ._）　 　j /⌒i !
　　　　　　＼ /:::::|　l＞,､ __,　イァ/　 /│
.　　　　　 　 /:::::/|　|　ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
　　　　　　　｀ヽ< |　|　　ヾ∨:::/ヾ:::彡'　|

　　　　　　　　　　　　周の平王
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


.

　　　　　　　　　　|ヽ　　 |､　 /　　|　ﾊ、
　　　　　　　　　　|ｌ　＼ .|∧,′　 乂|_∧__
　　　　　　　　　　|ｌ　　 ＼　l!　　　´　　　 ｀＞、__
　　　　　　　　 　 .';　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧､
　　　 　 　 　 　 　 ';._　　./　　　 　 　 　 　 　 ＼:i
　　　　　　　　_,...:≦ ;′.,′　 ; , .ｌ .,､,､ 　 　 　 ﾄ.＼
　　　　　　￣｀ヽ、　.l　 ;′;!:.,ｲ;' .;!:′ '; ';　　　∧＼〉
　　　　 　 　 　 　 `l:|　;'..:;:' //; ;./;′　.';.',　　　 l∨ ＼
　　　 　 　 　 　 　 ,ﾘ.:;'. /_;'_;'//;'/　　＿;:l　|　　∧';ト､.＼
　 　 　 　 　 　 　 /.ｌ/.://___ﾒ//,′≦zzzﾐ .| ;ハ　ﾄ､＼￣
　　　　　　 　 　 　 .|!ﾊ≪辷ﾘ/　 　 _込シ| ;!.′.从〉У｀　　王叔が相になってから、賄賂が横行し
　　　　　　 　 　 　 .|/::';　　　　　　　　　 ﾘ:;'/ ／:／
　　　　　　 　 　 　 .|! 从　　　l. _　　　　///.ｲ／　　　　　　刑罰は寵臣に任されています
　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　 .、__　　 ./／ ./
　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　 　 .イ＿_ﾉ〉､_　　　　　　
　　　　　　　　 　 　 ＿　　　 〈ヽ _／￣::.::::::::::::/　　　　　　　　　王臣みな巨額の賄賂に苦しめられており
　 　 　 　 　 　 ＞'´ 　 ｀ヽ__イ、:::::::::::;:::-::―::〈__,ｨ.._　/ ７
　　　　　___ ／　　　　 ／//.::::::＞≠'::::::::::::::::::／.У∨.::/　　　我々が柴門小戸になったのは、これが原因ですぞ
　　'; ／　　　　　.._..,／..:;':/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ／　 ゞ=べ>、
　 ／ 　 　 　 　 　 ;':::::::〃::::::::::::::::::::::::::::::::／У　 ／７　 r‐＜.〉
..ｲ/　　　　　　 ‐ｧｲ:::::::〃:::::::::::::::::::::::::: ／　,〈　　 `¨´　　`ーｲﾍ
　　　＿＿_...＞′从::〃:::::::::::::::::::::::::::/　／..::〉/＼_　　　　／　{ヽ
　　　 .／＼　　　.|:::::::ﾘ:::::::::::::::::::::::::::〈::.〈　　 ＼＞'　＿_／　　 | ハ







　|ヽ∧＿　　　　晋も、よくよく考えてよ
　ゝ ＿＿＼ 　　
　||´・ω・`| ＞　上下共に、公正じゃないといけないの
/　￣￣　 ､ヽ　__＿＿＿＿＿
└二⊃　　|∪=|　|───　／
　ヽ⊃ー/ノ　　　￣￣￣￣
　　　￣｀´￣


.

　　　 /　: : /::/: :,:′: :′: /: : /: : ｉ : :!┗┓{: : :
　 　 ,′: : ,'::/: :/: : : /: : /: : :;′: :!: : ｌ: :ｒ┛｀Y: :
.　 　{: : : : : :; : ,' ^) :;': : :,':⊥.」_: : :i: : :ｊ: :} : : : ｉ:　　（こいつも晋にチクチク嫌味言ってきやがる・・・）
　　　',　:{｛:::{ : ::（( : { :{ :{ ⊥..」_｀:.ﾉ:／: ;′: : :ｊ:
.　 　 从从八;ゝ=:)） ｀｀　Ｔiｊ:７ヽ／:/: / . : : :,′
　　　　 〉〉〉 〈(必ﾘu 　　　ﾞｰ'／: ／: / .:/ : /: :
　　　 　ｊ ｉｊ : : ｊ{((′　　　　!i!i!:: /: : ::{ : :{: : {: : :　　　双方の言い分は分かった
　　　　,','/／/'}n.　r-‐‐-､ ,'. : ::;' : : : :', : :', : : : :
.　 　 / /ｲ / /./,n､ ￣￣ {: : :::{ : : : : :ヽ.: :､: : :　　　では、王のご意向を
.　　ノ /.: | ' / '|//　`￢ァﾍ、: ::、: : : : : :＼: : :
　　　i: : : |　　　.ｲ⌒'‐|｀i´￣｀7　, ‐-､: : : : |: :
　　　|: : :,|　　ノ"´￣/'　　'´ ､｀'´　　　ヽ: : :|: :
　　　|:,〈/　 /_〉､_,　'_,-‐､_,‐､i´　　　　　 ）: :|: : :
　　　 ./,','｀‐'´,'/ヽ_｀´××_ /　　 　 　 /: : :|: : :
.　　　/,',',',' ,',',/‐'´ ｀'､,‐'"´./　　　　 _ノ: : : :|: : :
. 　 /´　' '　' '｀i　　　　　　/　　　　,/"ﾉ´:|: : :|: : :




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┌───────────┐
│王は伯輿に味方した　　　 │
└───────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　＼　　　　 　　 イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　＼　　　 ／ ./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}三二ﾆ====ミ　 ＼／　　′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,． ´　　　 　 　 　 ｀ ／　　, '　　　　（本心では王叔陳生に味方したいんだけど・・・）
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /｡　//＿＿＿__　 ／　　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /L/〈/＿＿＿_／／　　／∨/∧　　　うーん・・・伯輿の方が筋が通ってるなあ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＿／)::::::<二/／　　.／　　|,//∧
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / L ／＝=/　／　　 ／__　　∧＿_ﾉ
───────‐‐‐ﾐ　　 ∧　 |＞==ﾆ二　　 ／　|__|　 /__}￣
　 　 　 　 　 ＿＿＿　 ＼　|　￣|　 |　!　　　／＿＿＿／ ノ
　　　　　　＿＿＿＿＼　＼＼|__!__ﾉ　|─=ﾆ￣　　／ﾆ二}
￣ ￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣ ＼　 》─く二二Ｖ二二二＼∧二＼二二ニ＝＝─- 　　__
　　　　────────┐|/￣￣／　　γ⌒ヽ　ﾏﾑ　γ⌒ヽ￣＼＼　　　 　 　 　 ＼
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＼　　　　　 　 　 　 　 　 　 │|＼/ /　　　￣　‐-　＿　ﾏﾑ　 ／　　　｀ヽ＼＼　　　　　　　　＼
＼＼　　　　 ＿＿＿＿＿／　|/∧ ＼＿＿＿＿＿＿|　ﾏﾑ　ヽ＿＿__ノ 　 ＼｀ー─────ﾐ
　 ＼＼　　　　　 　 　 　 　 　 |//∧＿＿＿＿＿　　　 　 ﾏﾑ　　　　＿＿＿　∨￣￣　 　 　 　 |
　　| i＼＼　　　　　　 　 　 　 .| ///|　|　　　　　　二ﾆ==─卅─=ﾆ二　　　　| ||＼　　　 　 　 　 ′
　　| |.　＼＼＿＿＿＿＿_＿/　 //!　!　　　　　　　|　　|l　 |||　　|　|　　　 　 | ||　 ＼　　　　　 /
￣//　　　＼＿＿＿＿＿＿/　///|　|＼　　　　　 i|　　|l　 |||　　|　|l　　　　／||　　　＼　　 ／
. //　　　　　　 / ／||　 |i|　 !　　　/|　|　 ＼　　　　i|　　|l／　＼.ｌ|　|ｌ　 　／ 　||　　　　　 ／
//　　　　　　 / /||. ||__//　 |　　 　 !　! ニニニニニニ／＿　＿＼ニニニニ= ||　　　　／!
/　　　　　　 / / i||　＼＿／　　　　　 |　　　　 |　　　|　　　 |||　　　|　　|l　　 　||＿,．イ　 |
　　　　　　 / /　/|　　 　 .＿＿　 　|　|　　　　 |　　　|　　　 |||　　　|　　|l　　 　||　　 　 　 |
　 　 　 　 / /　/ 　　　／　　　｀ヽ　∨＼　 　 l!　 　 |　　　 |||　　　|　　|l　 　　||　　 　 　∧
__.　　 　 / /￣　 |　 .//　　　　　 |／＼　＼　 |　　　　　 　 |||　　　|　　　　 　 ∧　 　 　 /∧
o))　 　 / /　　　 |　//|　　　　　　＼ 　 ＼ .＼　　　 |　　　 |||　　　|　　| 　 ／/∧　　　　 /∧





　 　 　　 , へｒｧｫ7フｘ- ´　￣　－　、
　 　 　 　／ 　ｲゞﾝ7ﾊ__　　　　　　　　　ヽrｧ7、__
　　　 　/　　　i ゞアン'ー,　　　　　　　　　　ｖｼ｝　　、
　　　　i　　　　ﾄ、　　　//　 ,　／　　　　　　ド'　　　i
　　　　|　　 　 |　 、　/./ ／, //, /|//　 .|　 ドﾐ、 　|
　　　　|,ﾉ ,　　.|　　V /／／//ｒ'/ //| |　|　｜　＼ .|
　　　／／　　 |　　 ｝ .. |ｒｧｫﾒヾ/ﾉ//-ﾄ|、|　/ﾄ、ヽ ｀ 、
　 ／／　　　, '　 ／... . ﾄK乃ｯﾘ）　 .　,ｒ=ｫx'ﾉｲ |　 ハ 　 ）　　　　　
／／　　　／,'／ゝi　 ... ﾄゞアﾝﾂ　　 　弋ﾘ/.| |／ 人メ、　　　王が左様に申されるならば
／　　　／ ,','　　 .,|　　 ＼...))　 . 　 , 　　 / .| |, イ／＼　 、　
／／／ヽ.//　　,ﾍゝ 、 　 ＼　　‐-　　 ｲ／| |　 |　　　＼ ＼　　晋も従いまする
. （／　　// 、ﾉ￣ へ⌒ヽ、 ）_． 、_ .ィﾍ ノﾉ |,　 ゝ、　　 ）　.）
ﾍ ＼ 　 | |　 ）＼　 　 ＼_ｿ/ミ,',ニニシ　ゝ､ l　　　 ＼／ ／
　＼ ＼ﾉﾉ／　く´ _ ., …´/　　y>ul--‐‐''¨.ﾍ＼.　 ／ ／
　 　）　Y　　, イニ＿___,ノ　　!乂ゝ__ゞ__! ヽ i ヽ,／ ／　 ＼
　 ,/　 /　/　　|　　しー　　　 io .l　> i ,.l ( l　 （　 （　 　 　 ）
／　, ｲ　 i　 　 、　｀ヽ⌒ 、,, .′′'＾＾_"_^i.. 　＼ ＼ 　／
　／　 ＼ ｀　、　ゝ　ﾉ　　ｲ　　`　~ 　　′　 　　 ） 　）'


.

┌──────────────────────┐
│王叔は伯輿より有利な主張を提出できなかった　　　.│
└──────────────────────┘

　　　　　　}ヽ
　　　　　　i. !
　　　　 　 {. {
　　　　　　':, ':,
　　　　　 　 ヽ ヽ　　　　　　　-‐ '´￣￣｀ヽ、
　　　　　 　 　 ＼＼　 　 ／::::::::::､::::::::::::::/　 て
　　　　　　　　 　 ＼＼∠／::::::::/'´￣￣｀｀ 　　ヽ　　　I won !
　　 　 　 　 　 　 　 ｀ -ノ／/::::/ _ノ　 .ヽ、ヽ　　｜
　　　　　　　　　　　　　ｲ /: :从 （●）（●）　ﾚレ| 　　　You lost !!
　　　　　　　　 　 　 　 　 |ﾊ　|　　（__人__）　./ﾉ_
　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ|　　 ｀ ⌒´ 　ﾉー 二 ー　__　 rv､
　　　　　　　　　　 　 　 _,. -一ヽ　　　　 　 }ー- .,__ 二ー-.,｢| | ト＿　　　　　__,. -‐ァ
　　　　 r-､_　 _,. --一′　　 　 ヽ_　　　_ﾉ　　　 　 　 　 　 ヽ__,.ﾉ―- ¨ニ¨-一 '"´
　　 　 三　 ｀}　　＿＿＿_　 　 　 　 ￣　　 　 　 ＿__,}_,. -‐'
　 　 　 ´￣´ ￣　　　　　 ￣} 　 ・　　 　 ・　 {￣
　　　　　　　　　　　　　　＿人　　 　 　 　 　 }＿
　　　　　　 　 　 　 ／￣ヾ;;;;;へ　　 　 　 　 /ト、 ￣ヽ
　　　　　　　　　　/　 ヽ　　':;_;;;;;ヽ ＿＿_ ノ;;;}x}　　　 ';
　　　　　　　　 　 {　 　 ';ｰ-ﾉxi;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{x{-ｧ　　 }
　 　 　 　 　 　 　 i　　　}　/x/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}x} {　　 ﾘ
　　　　　　　　　　 }　　 {　{《《《《《《《《《《《《《《《《. ';　　{
　　　　　　　　　　ﾉ　　 }　 {I{;;II;;II;;II;;II;;II;;II;;II;;}I}　}　　|_
　　　　　　　　　mmｎノ 　 朋朋朋朋朋朋朋朋　L,.-,__つ





　　　　　　 　 　 ＿＿＿
　　　　　　　：／::::::::::::::::＼：
　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::＼：
　 　　　 　：|:::::::::::::::::::::::::::::::::::|：
　 　　　 　：|:::::::::::::::::::::::::::::::i│：
　　 　 　 　 | :::::::::::::::::::::::::::> |
　　 　　　：｜::::::::::::::::::::::i　　| ：　　　デスヨネー・・・
　　　　　　　ヽ￣￣￣　　　/ ﾟ。
　　　 　 r "　　　 　.r　　／
　　　　：|::|　　　　 ::::|　:::i　　　　　　周に戻れないのはともかく
　　　　：|::|:　 　 　.::::|　:::|：
　　　　：`.|:　 　 　.::::|　:::|_：　　　　名誉ぐらいは回復させたかった・・・
　　　 　：.,':　 　 　.::（　　:::}：
　　　　 ：i　　　　　　`.-‐


.

┌────────────────┐
│結局、王叔陳生は晋に出奔した　　 　 │
└────────────────┘

　　　　　　　　 ,.　-‐　　　　　　　　　　 ｀ヽ､ _＿_
　　 　 　 　 ／／´　　　　　　　　　　　　　 f^jr= K.
　　　　　　/ /　 ,　　　　　　　　　　　 　 __,{くﾘﾆﾘ_ﾉ
.　　　 　 / /　, ｲ　　　　　　　　　　　　 {{"　 ﾚ'T,ﾊ
　　　 　/ /　/ / 　i　i l ヽ.　　　　　　　　　' j i　 l }
　 　 　 ' ,' , ,' / |i　ｌ　ｉ l　l ヽ.　i　　　 i 　 //l l　 l l
　　　　ｌ i ｉｌ ! l　 l , l ,.斗l‐l‐‐l､ ｉ ｌ l　 l　//ｌ l l　 ｌﾘ
　　　　| l斗l-ト､ﾒ. li　l､l_l__l__Ni l l l　 j//　l l l　 ﾘ
　　　　| i　l l⊥ﾑヽlヽﾄ ｨ弋ｯﾂﾌｌ l l j/,ｨヽ. l l l 　|
　　 　 乂Nﾒ'::::;; ::} ヽ　　｀￣´　l/!〃 rチ｝ｌ l l　 |　　　王叔どの、晋に参られよ
　　　　　　 ヾr‐ '´,　　　　u.　　　/'　 _,.イ lV !　 !
　　　　　　　 '､　　　　　　　　　　　, ﾍl__ll__//l　lﾊ　　　晋君は貴殿を気に掛けておられる
　　　　　 　 　 ＼　 ^^　　 　 　 ／　__Ｖ//,i| l　小.
　　　　　　　　　　|iヽ、　　_,.　 '　_,ｒく|　∨/Nﾊ　ｌハ
　　　　　　　　　　|l ! l｀Ｔl | >v'てﾉ { ! / ∧| ト┼l--ヽ.
　　　　　　　　　　|小l _,ﾚ l斗} 八_ jｲてlﾊ/| l　 い　　 ＼
　　　　　　　　 _,斗j 「　l　l//_{　/　L＿ｌ/´ｌ l　 ヽ.ヽ
　　　　　　　 /　　 i j ,ﾑ斗r{　V{＿〉〉/ﾄ{ , 'い　　 ヽ ＼
　 　 　 　 　 {　　.//'Zて｀ｿ小r┘_//　l/　 ヽヽ
　　　　　　r‐ﾄr‐/ん'て }　i { ┤l７/{__ノヽ､_　 ヽ＼　/






┌─────────────────────┐
│王叔陳生に代わって周の卿士になったのは　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│単の靖公である　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
└─────────────────────┘


　　　　　　ﾉ|　　　　　 ,＿、
　　　　　 |ﾘ,_._,－￣￣___　`'"`-- 、
　　　　　/|`　　 ／＜´:::::::::::─-　 ＼
　　　　./ ∧　r'　r:::　　＿ ,　　::::::::::::ヽ
　　　(　」:::::　　,,、.r !⌒　　ﾘ ||　　＿＿ヽ
　　 ./r　 i'`"`　　ヽ|　 .＿ |ﾉ |　,－-、|
　　/∧|`'　　　　 ,／￣　　　 ヽ:::::::::::::　｝
　 / ´　|`￣ヽ　　　r兒`ﾘ　　　ﾐ　r─, ﾘ
　 {.! 　ヽ乍|.|　　　　`'~　　　　 ∨ '-.!
　　　　 ! `'ﾉ　　　　　 　 　 　 　 .ﾘ::/
　　　　 |　 ヽ　 　 　 　 　 　 　 __,,,ｿ
　　　　　i　　--──'　　　　　ﾉ |::ﾉ
　　　　　ヽ　　　-　　　　 　／　 |
　　　　　　.`　　　　 　.　ｲ　　　 |へ
　　　　　　　 .ヽ＿__.／　　　　 ﾉ　　＼
　　　　　　　　　 ／|　　　　　／　　　 ハ
　　　　　　　　／　 ﾊ　　　 へ'　　　　ノ　　``ヽ

　　　　　　　　　　　　単の靖公


.

　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃










.

┌──────────────────┐
│前561年、周王は斉君に王后を求めた　　　│
└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　 ,／´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　燕　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : ' ' : .:　　　　　　　/´｀‐´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　:　　　　　 　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　: ' ' . . . . . : ' ' ＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　 :　　　:　　　　　　　 ｀|　　　　 ､‐-､
　　　　　　 :　　　　　　　. .　　　　.　　　' ' ' ' ' '　　. :　　　　●斉　ヽ＿､ノ´　　 ｀～´｀ゝ
　　　　　　　:　　　　　 :　　' : : : : ' 　　.晋:　　　　 衛　:　　　 　　　　　　　　　　　 ＿ノ｀´
　　　　　　　 :　　　. : '　　 . :　 :　 :　　　 . : 　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´
　　　　　　　　' ' . . :　　: '　　　　 :　　: : ' '　 ' :　　曹　　　魯　　　　　　　/｀‐´
　　　　　　　　　　　:　　 :　　　　:　　周　　　　:　　　　: ' ' : . .　. . : ' : ' ' /
　　　　　　　　　: ' '　　　 : .　　. . :　　　　　　　 . ' : . . .　宋' 　.' :　 :　　/´
　　秦　　　　　:　　　　. . :　　 : .. .' ' :　　 .鄭 :　　　　　: . . ' ': '　. : '　 （
　　　　　　　　: .　 : ' ' '. : '　　　　　　 ' :　　 ' ' : . . 陳　 　: . . :　:　　　 ｀＼
' ' ' . . . . . . . . .　' : .: : '　　　　　　　: '　　 : ' ' ' ' ' :　　　　　: ' '　' ' :　　　　~|
　　　 :　　　　 ' ' ' . . 　' ' ' :　' ' ' ' ' : . . : ' '　　　蔡　' ' : . . :　 　　 :　　呉 　|
　　　:　　　　　　　　 ' : . .　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　｀ヽ
　　 :　　　　　　　　　　　 ' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' :　　　　　|､
　　　' ' :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　 ＼
　　　　　' ' ' ' .　　　　　　楚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 越　　　　　丿


.

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,　'゜::／:::::／::::::／:::::::::::::／::::::::::::／::: : : : :／: : : : :／: : : ／: : : : :／: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,，'’::::／:::::／::::::／:::::::: : :／: : : : :／: : : : : :／: : : : ／: :_:_:∠､､ｒｎｭ￢Ｔ匚
　　　　　　　　　　　　　 __,,.，‐ﾆ｀::::::／:::::／::::::／::: : : : :／: : : : :／: :_:_:_:_:∠､､ｒｎｭ￢Ｔ匚辷｣ｴﾆ=-‐≠冖
　　　　　　　厂〕ｰ=ﾆΞ__,． ' ´:::::／:::::／:::: ／: :_:_:_:_:∠､､ｒｎｭ￢Ｔ匚辷｣ｴﾆ=-‐≠冖 '' ＾｀|:::::::::::|: : : : : :
　 ｢]´"''冖￢ｧｧﾆｱ厂／:::::_:_:_:∠､､ｒｎｭ￢Ｔ匚辷｣ｴﾆ=-‐≠冖 '' ＾｀: : :|::::|: : : : : :.:乂_└ｔ:::|:::::::::::|＿,,,...､､
　 [＿_,,.､､ｒｎｭ￢Ｔ匚辷」ｴﾆ=-‐≠冖ﾆ_,三二=-‐Ｔ￣:::|: : : : ＿＿,,,,...⊥⊥　 --─…|::::|ﾆ|:::::::::::|＿三二
　└辷￢冖ﾆ二¨¨＿,,..ﾆ=-┬冖¨￣_」..⊥..--＼_:|: : ::::|￣￣＿＿三三二二ﾆﾆ＝-ｰ＼`┴┐::::|‐':::/: : :
　　　 　 ´´´´￣￣　 　 |　::::|ﾆ二￣＿,,....　--‐‥|: : ::::|¨¨￣ 　 　 . : ::|::::|　 . . : : : : : :.::￣|￣::::::|￣: : : : :
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　::::|￣￣　.:.:|::::| : : : : .:.:.|: : ::::|　　　　＿_,,.　⊥⊥　　---‐‐…￢|　　::::|¨¨””￣
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　.:::|_,.　　--┴┴‐‥￢''|: : ::::|ﾆ二￣＿＿_＿＿＿＿＿___＿＿_|　　::::|＿＿＿
　　　 　 　 　 　 　 　 　 : 　 :|--‐‐=≠宀冖　'''　 Ｔ: : :::l丁￣「:| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
━…‥‥ ‐ ‐　　　　 　 　 ￤: : : : : : : :.:.::|: : : : : :|: : ::::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
／／／／／ , ,　　　　　　　　 　 . . : : : : : |: : : : : :|: : ::::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
／／／／／／ , ,　　　　　　　 　 　 . . : : :|: : : : : :|: : ::::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
⌒丁Ｔ冖宀￢━…‐　　　　　　　　　　 . . |: : : : : :|: : ::::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
　　|:::| 　 　 　 　 |::|　　　　　　　　　 　 　 .|　. : : : |　　::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
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. .: :|:::| . . 　 　 . : |::|: .　｜　￤　　　　　　　　　　 .:|　　::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
: .: :|:::| : : . . 　 . : |::|:: : .｜　｜:.:: . .　　　　　　　　 : 　 . | |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
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:_.: :|:::| : : : : : : : : |::|:: : :｜　::|:: : : : : : : : : .　　　　 : 　 . :￤ ::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
¨ﾆ=- 　 _: : : : : : |::|:: : :｜　::|: : : : : : : : : : |: .　 　 : 　 . ｉ |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
|＼¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨~¨:|::　::|: : : : : : : : : : |: : : : . .ｉ　　::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
|: : |＼__ . .　.　　　 　 　 |::: :::|＿＿＿＿＿|＿: : : :|　　::| |　::::|::| | | | | | | | | | || :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
|＼|: : |＼＿.:.:.:.:.: : : . . . ｀¨¨´‐ ‐‐─二二二二二|　　::| |　::::|::|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|| :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
|: : |＼|: : |＼＿_.:.:.:.:.:.:.:.:: : : . . 　　　　　　‐ ‐─二|　　::|≧=≦‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐| :::| | | | | | l|　　::::| | | | | |
|＼|: : |＼|: : |＼＿＿ _ _.:.:.:.: : : : : . . .　　　　　 　 |　　::|-二二二二二二二二| :::|_|_|_|_|_|_l|　　::::|_|_|_|_|_|_
|: : |＼|: : |＼|: : |＼＿＿__ ___ _ _.:.:.:.:.: : : : . . .　　（'ｰ-‐')ﾆ-＿--二二二二二:| :::|＿＿＿_|　　::::|＿＿＿
ﾞ＼|: : |＼|: : |＼|: : |＼＿＿＿____ __ _ _: : : . . .　　￣￣　 --二二----二二二ﾆﾆ二二二:|　　::::|二二二
;:;:;:;:＼|: : |＼|: : |＼|: : |＼＿＿＿____ _ __ _ _　. . : : . .　　　　　　　　 - --二二二二二二ﾆ|　　::::|二二二
;:;:;:;:;:;:; ＼|: : |＼|: : |＼|:／＼＼　　　　　　　　　　. . .　　　　　　　　　　　　　　　 　 ‐ ‐‐二|　　::::|二二二
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾞ＼|: : |＼| ／　 ∠|＼＼＿＿＿______ _ _ _　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　::::|‐二二
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:＼|.:／　 ∠|＼ ＼＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　::::|　　 ‐‐
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／　 ∠|＼＼:＼ ＼＼＼＿＿＿_____ _ _ _ _　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /|　　::::|ヽ
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／　 ∠|＼＼:＼＼:＼ ＼＼＼　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|`ｰ‐‐‐‐' |ﾆﾆ‐


.

　　ＮVVVVVVV＼
　　＼　　　　　　　　＼
　　＜　　　　　　　　　｀ヽ､
　　＜／　／"" ＼ .ノヽ.　＼
　　　//, '〆　　　　 ）　　＼ ヽ　　　　　周王の使いが来たっス
　　〃 {_{　　　　ノ　 　 ─ │i|
　　ﾚ!小§ 　（＞） 　（＜） | ｲ ━　　　斉から后を迎えたいと言ってきたっスよ！
　　　ﾚ § ::::⌒（__人__）⌒ |ﾉ ┃┃
　　/　　　゜。 　 | | | ||　。゜　∩ノ ⊃
　　(受＼　　∞ `ー‐'　∞ ／＿ノ　　　つまりこれは、王が斉を最も信頼してる証っス
.　　＼　“　　＿∞∞＿ノ∞／
　　　　＼。＿＿＿＿　　／

　　　　　　斉の霊公





　　　　　　　　　 ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
　　　　　　　　 　 ＼　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 　 ヽ 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　 　 　 ⌒≧x　　 ／＾^＼/ ＼　＼
　　　　　　　　　 　 彡　 〆　　　　 ） 　 丶　∨
　　　　　　 　 　 　 〃　ﾊ 　 　 _ノ　　 ―　Y:ｉ|　　　・・・とまあ、嬉しいのは事実っスけど
　　　　 　 　 　 　 ｲ　从§　 （ ●）　（●） |从　　
　　　　　　　 　 　 乂ｲ§　　 　 （__人__）　 |　　　　　実は返礼の仕方とか知らねっス
　　　　　　　　　　　　 / ﾟ o 　 　 ｀ ー´　／ ∩ノつ
　　　　 　 　 　 　 　 （　　　∽　　　　∽　／＿_ノ　
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　＼∞∞＿／　／　　　　王を相手に礼を失するわけにはいかねえっス
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＿＿＿＿＿／


.

　　　　　　　　　_,. -:‐;-. .._ ＿＿__ _,._
　　　　　　　　 /.::/:.:;ハ:::::::.::.:.:.::.:::::::ノ７
　　　　　 　 　 !. :;. :.:!　j｀ ￣｀f´￣ゝ./:!
　　　　　 　 　 !:::;::.:::| ´　　　i |.i　　 {:::.j
　　 　 　 　 　 !.:;'.:::::|　　　　 ┴　　 j::::.!
　　　　　　　　j:;':.:::.::|‐=rｯ‐-､_,.rｯァ「::::|　　先王の礼辞があります
　　　　　　　 /;'::.:::::.:!　 _,. -‐'i丶_　ﾉ.::::|
　　　　　 　 '^!:::.::::::.:|`´ 　 　_' 　 j/.::::;'|　　天子が諸侯に后を求めた場合の返答についてです
　　　 　 　 　 |:;ﾉ::::::.:!ヘ 　 ´　｀／.::::/ﾘ
　 　 　 　 　 _」､:::::.::::!＼｀ - ｧく ﾚ'j;/
　　　　　　 / ＼ゞ｀`ﾞ｀: : ｀: 〈｀ヽ＼
　 　 　 　 /'´￣｀　 ‐- .:_ : . :＼ﾄ､ ＼
. 　 　 　 /　　　　　　　　 ｀丶.: :ヽ:V´:i
　　　　 / 　 　 　 　 　 　 、　 ＼: i:ヽ.:!
　　　　,'　　　　　　　 　 　 ',　 　 ヽ.: :ﾘ
　　 　 i　　 . -───-　._ i　 !　　ヽ:.|
　　 　 | ／.: : . : . : . : . : . : .｀v′ 　 ヾ!
　　 　 |': : : : _,. -───‐--､}　　 　 :|
　　　　!: : ／　　 　 丶　　 　 j!　　　 /|

　　　　　　　斉の大夫・晏弱





　　　　　　　　　＿_／.:;、::::.＼－-―=－.::::::::/ｉ::|
　　　　　　 　 .´.:::::::::::/ ∨::::::::＼｀.:::::: ／.:::::/ .l::|
　 　 　 　 　 ｲ::::::::::::/ 　 ├──┰―――″ l::|
　　　　　　　i:|::::::::::::|　　 ノ　　　|┃|　　　　 _ノ:::|　　　即ち、こう答えるのです
　　　　　 　 ｌ:|::::::::::::|　　　　　　 |┃| 　 　 　 l::::::|
　　　　　 　 |:|::::::::::::| 　　＿　 　 ┻　　　 　 ヽ::::|　　「寡君には、夫人の産んだ娘は〇人、妾の産んだ娘が〇人おります」
　　　　　 　 |:|::::::::::::| ,ィ<て赱=､　　　,ｨｧzｫ､、〉::|
　　　　　 　 |:|::::::::::::|´ヽﾆﾆﾆ -へ._／ゝﾆﾆｲ |ﾞ::::|　　　
　　　　　 　 |:|::::::::::::|　　　＿＿／ ｉ＼＿_　　|ﾟ::::|　　もし娘がなく、姉妹や従姉妹がいる場合には、こう答えます
　　　　　 　 |:|::::::::::::|、　/　　　　　 〉　　　ヽ/.:::::|
　　　　　 　 |:|::::::::::::| ヽ′　　 ､＿＿_　　　/.:::::::|　　「先君の遺した娘が〇人おります」
　　　　　 　 |:|::::::::::::|＼　　　　｛　　Ⅴ　　/.:::::::i::|
　　　　　 　 |:|::::::::i:::|　 丶　　　ヽ__/　　,.::::::::ｉ:::|::!
　　　　　 　 Ⅵﾊ:::l:::|＿＿ ＼　　　　　ｲ:::/ｉ:::|:::|::!
　 　 　 　 　 ｝ﾆⅥ:::|三二≧、 ¨¨¨ ´ト､/ .l:/!/ﾚ
　 ／ヽ ___　ﾉ‐=ﾆ∨三二ﾆ= ＼　 　 |ニ!_ ′
. / -' ﾉ′ }_ヽ＼＼-=ﾆ二三二ﾍ 　 /三!|.＼
/　　{| 　 /ｰ'} ＼＼＼=ﾆ二三ﾆ=ヽ/=三!|..... ＼
|　　 ＼　|　 |... /ヽ､＼＼-=ﾆ三.ﾆ/-=三!|............＼
.＼　　 ｀ |　 |....|　 |..「ヽ、＼-=ﾆ / =ﾆ三!|................ ＼


.

┌────────────┐
│斉君は婚姻に同意した　　　 │
└────────────┘

　 　　ＮVVVVVVVV＼
　　　　＼　　　　　　　　＼
　　　　＜　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　＜／　／"" ＼ .ノヽ.　＼
　　　　　//, '〆　　　　 ）　　＼ ヽ　　なんだ、それでいいっスか
　　　　〃 {_{　　 ⌒　 　 ヽ_　│i|
　　　　ﾚ!小§ （●） 　（＜）　 | ｲ　　簡単っスね
　　　　　ﾚ §.　　（__人__）　　 |ﾉ
　　　　　　＞　　　|ｒ┬-|　　 ｨ
　⊂⌒ヽ /　 　　 　`ー'　　　く　/⌒つ
　　 ＼　ヽ　 /　　 　　　　＼　ヽ　/












　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃











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┌──────────────────────────┐
│前558年2月、周の劉夏（定公）が斉に行き、王后を迎えた　　....│
└──────────────────────────┘

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣＼
　　　　／　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　なぜ3年もかかったかは謎
　 　 l:::::::::.　　　　　　 　 　 　 　 _.,.,_|
　 　 |::::::::::　　（ー）　　　 （ー）////ﾞlﾞl
　　　|:::::::::::::::::　 ＼＿＿_／　.l 　/　!.|
　　　ヽ::::::::::::::::::::　 ＼／　　　| 　 　| |
　　　　　　　　　　　　 　　 　　l　　 /./

　　　　　　　周の大夫・劉夏





┌───────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　　　r‐,z≦:::::::::::::::≧s。　　　　　　　　　　......│
│　　　　　　　　　,ｨ７::::＞''"::::::::::::::ヾ::ヾ:::ﾍヾ＼　　　　　　 　 │
│　　　　　　 　 /::/:::／::::::/:::::::i:::::::::::'､:::ヽ:::::∨:ヽ　　　　　　 .│
│　　　　　　　/::::i:::/:::::::::::i:::::::::}::::::1:::::Y::::::Ｙ:::|::::::ゝ､　　　　....│
│　　　　　　　|:::::::Y:::::|::::::i:::::::::j::::::::j:::::::i:::::::1:::k::::::刈　　　　　│
│　　　　　　　j::::γ:::::i:::::::{､::::/:::/::∧:::::k::::::jｲ|::::::::ﾘ　　　　　..│
│　　　　　　　从j:::::::::|ヾ_ﾅヾ一'^´⌒ゝﾍ::::::|:::j:::::刈　　　　　 .│
│　　　　　　　{::ki::::::::イ¨芍　　　　ｲ丐ゞi::::j::::j:::/j/　　　　　　│
│　　　　　　　ゞjゝ;Ｋ:｣ ^` '　　　　　¨゛厶イ,:;,j/:i　　　　　　　 │
│　　　　　　　　 }:::::1ゝ　　　　´　　　　　_,.ィ:::::::::|　　　　　　　│
│　　　　　　　　 i::::::j::i:::ゝ､　ヾ_＾ｱ　　ｨ7::::i::::::::::::i　　　　　 　 │
│　　　　　　　　ｲ:::::i::j::::::/::＞,._　 -‐1::i::::::|::!::::::::i　　　　　 　 │
│　　　　　　　　ﾑヘУ:/≠仆rｧrｨ⇒寸::::::j::!:::::::::i　　　　　　 .│
│　　　　　　　/f￣7:::/ 〔￣孑⌒≦¨”i:::::::iｧ⌒ｫ::::i　　　　　.....│
│　　　　　　 / f__У/　／7。i |＼/　 i::::::i~7⌒ﾍ:::::'.　　　　　..│
│　　　　　 /　 У:,ｨ　/ /｡ 　! |　　　 j:::::::i＾　　 ﾊ::::::､　　　......│
│ 　 　 　 /　 /:/,λ/ /｡, 　 | .| ＞''~1::::::iﾞ　　 　 i:::::::',　　　....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　斉の公女　　　　　　　　　　　　　......│
└───────────────────────┘


.

┌───────────────────────┐
│天子の后を迎えに行くのは卿と決まっていたため　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│卿ではない劉夏を派遣したことは非礼とされる　　　　　..│
└───────────────────────┘

　　　　 　 　 ；ﾄ VVVVVVV_ﾉ＼；
　　　 　 　 　 ；＼　　 　 　 　 　 ＼；
　　　　　　　 　 ；ﾊ　　　 　 　 　 　 ＼；　　　
　　　　　　 ；⌒≧ ／　 ／＾＾＼〆 ､　＼；
　　　　　 　 　 ；彡　 〆∪　　　＼　＼　ヽ；
　　　　　　　　；〃　ﾊ 　 _ノ 三 ゝ､＼　l　 |；　　迎えに来たのが大夫ってどういう事っスか？
　　　　　　　　；ﾙ从§.（ ｡ ）三（ ﾟ ）u.ヾ　 |；
　　　　 　 　 　 ；乂§ノ（ （__人__）　　 从ｲ；　　周の天子は斉をバカにしてるっスか？
　　　　　　　　　　；＼⌒　 |++++| ﾉL／；
　　　　　　　　　　：／　　　`ｰ一ﾞ ⌒ ＼；





　　　　　,,,--'''"￣￣￣￣￣｀::､
　　　 ／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 /　:::::::::::::::::::::::::::毛:::::::::::::::::::::.l､
　　 |　::::::::::::::::::::::;;;;;::--------:;;;;;:.|
　　 |　::::::;;;::::''''':::::::::::::;;:::;;-====-､ﾞ丶
　　 |;;;;;;;;;;(;;::::::::::::;;;-''"　　　　　　ヾ_ﾉ　　ボクは王から命じられただけだよ
　 　 |:::::::::: 　　（●） 　 　 （●）　　 |
　　　|::::::::::::::::: 　 ＼＿＿_／　　 　 |　　じゃ、公女を連れて周都に戻るね
　 　 ヽ:::::::::::::::::::.　　＼／　　　　　ノ






　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _.　-‐'≦￣￣|:￣￣￣￣￣￣￣￣::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／二ﾆ　 ＿＿　 :|　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ハ .{ |´.__ :|　|　 |　:l:　|　　{二二二二二}　　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {丁j | | {__} |　|　 |_ノ....:|　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 v_|_j |..|:　　:|　￣　　　::|　　　　　　　　　　　　 |
　　　　 　 　 　 　 　 ,､__,　　　　　 　 　 .＿j!￢!.!　　 |　　　　　　|　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　 　 　 ｨﾊﾐﾐ､　　 　 　 .＿ィ　 |l　 .|　　.:|　　_...._　　|　　　　rﾆ;　　　　　　rﾆ;
　　　　　　　　　　　,ﾄj∠=ゝ＜::¨::｀丶 { ￣￣￣|　 r;.| ／V｀ﾌヽﾉ　r---イﾉ　　　r――'-ク丁7ヽ
　　　　　　　　　 　 jl=!//::::':::::::::::ﾊ:::::} l､＿＿_...|　　 |ﾊ〈ﾍ|| '}〉ﾊ　￣＼￣￣￣￣ ￢7､¨ﾍl:l| / ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 　 k'::!:::::{::::::::::::jlll!::ィ⌒vj!聿__!　　 !'/ヽj:|'/ｲﾊ',　　　 〉〉　　　　　　/　ﾗﾍ|| ｿ:ｲﾊ
　　　　 　 　 　 　 　 l::ヽ!:::::',:::::: r'-V v!{ｿﾊ|二ﾆ|　　 { !ヾﾍ|/／} }､z_イ＿＿＿＿≧{∠ド､ﾞｗ'/ぐ　!
　　　　　　　　　　　 ﾊ:::::ヽ＼}:::ｨ￣{≧o≦}l≧≧|―-{ {==(.)===}l l―┬――――┬┬―‐'≦ニ_j}
　　　　　　　　





┌──────────────────┐
│多分、あまり深く考えてなかったと思ふ　　　│
└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　 ,-=-､
　　　　　　　　　　　 ／￣~＼
　　　　　　 〈`9､.iヽr.=∀=,ｭ/|　　あれ？劉夏って卿じゃなく大夫だったの？
　　　　　　　ヽヽ' ヽ二口l二ノi_
　　　　　　　　 `(-l|,`ΦlΦ/,|=-〕　　まあいいか　わっふるわっふる
　　　　　　　　　 （/(=|Θ|=)ヽ`6_）
　　　　　　　,,,　／≠_」　 ﾋ_キヽ　,,,
　　　　　　　　　￣￣　　　　￣


.

　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
　　　　　 ●┃┃












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┌─────────┐
│前552年、晋・・・　　.....│
└─────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　　 ,／´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　燕　　　　　 ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : ' ' : .:　　　　　　　/´｀‐´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　:　　　　　 　　 (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　: ' ' . . . . . : ' ' ＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　 :　　　:　　　　　　　 ｀|　　　　 ､‐-､
　　　　　　 :　　　　　　　. .　　　　.　　　' ' ' ' ' '　　. :　　　　 　斉　ヽ＿､ノ´　　 ｀～´｀ゝ
　　　　　　　:　　　　　 :　　' : : : : ' 　●晋:　　　　 衛　:　　　 　　　　　　　　　　　 ＿ノ｀´
　　　　　　　 :　　　. : '　　 . :　 :　 :　　　 . : 　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´
　　　　　　　　' ' . . :　　: '　　　　 :　　: : ' '　 ' :　　曹　　　魯　　　　　　　/｀‐´
　　　　　　　　　　　:　　 :　　　　:　　周　　　　:　　　　: ' ' : . .　. . : ' : ' ' /
　　　　　　　　　: ' '　　　 : .　　. . :　　　　　　　 . ' : . . .　宋' 　.' :　 :　　/´
　　秦　　　　　:　　　　. . :　　 : .. .' ' :　　 .鄭 :　　　　　: . . ' ': '　. : '　 （
　　　　　　　　: .　 : ' ' '. : '　　　　　　 ' :　　 ' ' : . . 陳　 　: . . :　:　　　 ｀＼
' ' ' . . . . . . . . .　' : .: : '　　　　　　　: '　　 : ' ' ' ' ' :　　　　　: ' '　' ' :　　　　~|
　　　 :　　　　 ' ' ' . . 　' ' ' :　' ' ' ' ' : . . : ' '　　　蔡　' ' : . . :　 　　 :　　呉 　|
　　　:　　　　　　　　 ' : . .　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　｀ヽ
　　 :　　　　　　　　　　　 ' '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　' :　　　　　|､
　　　' ' :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　 ＼
　　　　　' ' ' ' .　　　　　　楚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 越　　　　　丿


.

┌───────────────────────────┐
│欒盈は施しを好んだので、多くの士が欒氏に帰順していた　　　　.│
└───────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,r‐''''''''''‐-..,_
　　　　　　　　　　　　　　　 　,,r‐‐': ; ;; : : : ; :; : : :ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　　　|: : : :;`;､ヽr'´_ヾ ; : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 l:: : /;ヾヾv' ´ ヾ:;: ; ; : ;ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 l: : l_{'´ 、　　｀ヽﾘ|:ｌ : : : |　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 l::小{_●_r‐r'´●j从: :|､:|
　　　　　　　　　　　　　　　 　l: ::|l⊃　､_,､_,　⊂⊃:.:|ﾉ|　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 l: ::|､　　　　 　 　 j: : :| :|　
　　　　　　　　　　　　　　　　 l: ::./⌒l,､ __,　.イァト|/ :|　　
　　　　　　　.　　　　　　　　　.| /::::::/:::::::::::::::::::::::::::ヽ :|
　　　　　　　　　　　　　　　　 | |:::::::l:::::::::::::::::::::l::::::::::, :|
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　晋の大夫・欒盈

　　　　　　　　､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o, ､o,
　　　　　　　n('o')n　　n('o')n　　n('o')n　　　n('o')n　n('o')n　n('o')n　n('o')n
　　　　　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ
　　　　　　l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l
　　　　 ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ　　ｎﾊﾊｎ
　　　　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l 　 l(ﾟﾜﾟ*)l
　　 ∩∧∧∩∩∧∧∩　∩∧∧∩∩∧∧∩ 　 ∩∧∧∩∩∧∧∩
　　 ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ
　 ∩∧∧∩∩∧∧∩　∩∧∧∩∩∧∧∩ 　 ∩∧∧∩∩∧∧∩
　 ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ　　ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ ヽ(ﾟワﾟ*)ﾉ
　　 | 　　|　　　| 　　|　　　 .| 　　|　　　| 　　|　　　 .| 　　|　　　| 　　|
　　 |　　 ）～ . |　　 ）～ 　 |　　 ）～ . |　　 ）～ 　 |　　 ）～ . |　　 ）～
　　 し'｀Ｊ　 　　し'｀Ｊ　　　　し'｀Ｊ　　　し'｀Ｊ　　 　 し'｀Ｊ　　　し'｀Ｊ


.

┌────────────────┐
│范ｶｲは欒盈の勢力を恐れていた　　　.│
└────────────────┘

九　　　|　　 　 　 　 i､　　　__　　ミｘ、 　_,､
　i :.. 　｜　　　　 __, }ﾉィ¨´　　｀ヾ:､≧( ん}ｧ
　⌒):　 |　 　 　._ｒУ　 /　　 /　　ヽヽ y/}ヾく
　 く 　 〈　　 　７" //ｲ　 {　ｲ　i　 ﾊ∧} ﾘ　}ヾ:、
　　 } 　 ヽ.　／ / / 《　 /_,ﾉハ|＿_| l　|　|　 　|
　／　　 　| { 　　{ｨ|弋l|ヽ　　 ヽ　 V!/l　|　　　|　　　今はワシが晋の正卿やで
　| 　　　　{ 　　　ﾉ||必!}｝ﾆ　 千三込、}ﾑ.　 　|
　 ＼　　r┘　　　|｀ﾞﾃｿ´　　u.　　 　 　 }! 　 　ﾄ､　　あいつのが人気あるんは国を乱す
　 　 }　 ｀￢　 　⊂⊃　　　　 　 ⊂⊃厂l| 　　｜{
　 　 ヽーヘ{ 　 _ -＞､　　　　　　 _∠i　ハ 　　|　＼　　どげんかせんといかん
　　　　　　　　<／　　　}￣｀７Ｔブ´.　∨　|　　 |　　 丶　
　　　　　　‐￢　　　　/　　　| 「.　,ノ　　＼|　　 Ｌ.　　く
　 r≦-‐　 ￣|ｌ　　　 |　　　 |　｀ﾌ⌒{ 　　　ヽ　　{＿.　 ＼
　　|　　　　 　 |l 　　〈　　 ／　j′　 |　　　　 ∨Tー-ﾐ､.　|
　　 | 　 　 　 (＾ｰ ､　 ＼く　　「　　 ｜ 　 　 　 V{　 　 j〉ソ
　　　| 　 　 　 ｀7　｢￣｀ヽｰ＜　　　〈　　 　 　 ｜｀　　ﾘ





┌──────────────────────────┐
│なお、欒氏の当主は欒黶、その妻が范ｶｲの娘・欒祁で　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│両者の間に産まれたのが欒盈。つまり欒盈は范ｶｲの孫　　 　 .│
└──────────────────────────┘
┌──────────────┐
│范ｶｲ━━┳━范鞅　　　　　　　　..│
│　　　　　　┃　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　┗━欒祁　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　┣━━欒盈　　　....│
│　　　　　　　　 .欒黶　　　　　　　　 .│
└──────────────┘


.

┌───────────────────────┐
│ほどなく欒黶が死に、欒盈が欒氏の当主となった　　 　 │
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ 。s:-―:.:＜
　　　　　　　　　　 　 　　　 。s≦j!ヽ:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:.｀:.､
　　　　　　　　　　　　　　 /,'.:.｀ヽj!.:._':,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..∨
　　　　　　　　　　　　　　.':.ｉ.::Y´ィｱ＿ ';.:.:.:.:.',:.:∨.:.:.:',
　　　　　　　　　 　 　 　 j!.:|:.:.| -/ィ⌒-}―l:.:.i:.:.|';.:.:.:.|
　　　　　　　　 　 　 　　 '.:..:.:..Y笊x　_ィｆ笊ｱY: :|.:∨.:|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /.:'.:.:::ﾑ ｰゞ)' 　ｰゞi-'|.:.:|.:.:∨l/
　　　　　　　　 　 　　 /:ｲ.:.:..::!∧　 　 　 　 Ⅶ.: |;.:.:.∨/
　　　　　　　　　　　 ,:/　!.:.:.:.:|.:.:.丶　ｰ '　.イ:.:.:.:|ﾑ.:.: ∨/
　　 　　 　 　　　　　i:!　 !.: .:.:.:,:'.:.:.介-イi!　|:.:.:.::|.:ﾑ:.:.:.∨/
　　　　　　　　 　　　|{　 |.:.:.:.:,'.:.. :/ |.:{三三|.:.:.:..|.:.:.ﾑ.:.';.∨/
　　　　　　　　　　　 |{　,:. :: :/- ―≦_　￣_|.:.:.:.:|｀ ＜';.:{､∨
　　　　　　　　　　　 |{ ,:.:.:.::/　　　 ⌒　´　 |.:.:.:.:|´ 　　｀ヽヽ:,
　　　　　　　　　　 　|{'.:._:ノ　　　　　　　 　 |.:.:.:.:| 　 　 　 ∨＼､
　　　　　　　　 　＞　 ´　　　　　　,:'　　　　|.:.:.:.,:　　　　　 |　　＼､
　　　　 　 　 ィ_≧=―_-_s。.ィ≦´＿ 　 　 |.:..:.:i ', 　 　 　 |',//　 ｀:､
　 　 　 　_,.:´::::￣::::::-...._／_-_-_-_-_-_｀ヽj!.:.:.:.|ハ ＿ ＿ |:.∨　　 ｀:､
　　　　　 }:::::::::::::::＿::::::/::::::::::::::::......｀ヽ-_-j!.:.:..'　{-_-_-_-_,}:.:.∨
　　　　　∧::::::::::::≧s。{::-::::::::::::;:.:::::::::::::＼j!.:.:.!　「r;_-_-_-_}.:.:.:∨
　　　　　　丶::::::::::::::::::ィ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::j!.:.:.|_vL-_-_-_-」.;.:.:.:.∨
　　　　　　　　≧:.r::´:::;.::≧s。::::::::::::::::::::::ィ|:.:.:|/:.:}::::::::::::'::{.:.:.',.:.:.:.∨
　　 　　　　　　/:.j!::::::;':::::::::::::::::::::￣:::::::::::::ﾊ:.:.{.:.:.:}.／:::::::_{.:.:.:.:';.:.:.:.∨
　　　　　　　　,.:.:j!::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ﾏﾑ.:.「-_-_-_-_!.:.:.:.:';:.:.:.:.,
　　　　　 　 　!:.:.:}::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:.:.ﾏﾑ:L-_-_-_-」.:.:.:.:.:';.:.:.:.:＼
　　　 　 　 　 |.:.:.}:::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ{.:.:.:.:.}:.:i.:Ⅵ::::::::::{.:.:.:.:.:.:.:.';.:.:.:.:.:.＼


.

　 　　　　　,r-''´入^>''´ ''''ヽ､／,｀',_,_
　 　　　 ,_ tYｿｦ／　　　　　　　 >ヾKﾐ ｀i
　　 　 /　/　 ﾌ　　r　　　　　i　 ゞ Vi .人
　　 　 i　'　　il　l 　 >　　　V |　 |　 .l　　丶　　欒盈、我が君からの下命である
　　 　 ',　　/ .|i |',r､il__　　/__i_.i_.l　 .| i　　 i
　　　　 ',　 ゝ Vil/λ=j､iノ´__iﾊ_i/ il　',　　,ﾞ　　著の地に城を築けとの仰せだ
　　 　　 i _　/jrvX薇.ﾉ　　ｲtﾞjｱﾊイ/　　,'
　　　　 / ti, -Y^ﾄ　　　＿　｀ ´//j i.　　 |.　　　　　　　　　　 ,､,､,、
　　　　 y´Yi　廴t>､ `、_ノ　／,､ｙ/ﾌ　 　i　　　　　　　　 ,´l////
　　　 ( 　,ﾍ::|:::tﾉ| ﾋr｀ - ＜ｿ￣|:￣|`、　(　　　　 　 　,.､l　　／
.　　　ヽ/:::::::|::::::::l.　　＼ ／　　l::::::::l::::::ヽ ）　 　 　 ／＼＼ l
＼　　/:::::::::::|::::::::l　　／＼　　.l::::::::l:::::::::::ヽ　 　 ／:::::::::::.ﾍ ゝ
::::::＼/::::::::::;:|:::::::::l／＼_／＼.!:::::::::l::::::::::::::::＼∠::::::::::::／
:::::::::::ヽ::::::/. |:::::::::::ｌ　　ハ 　/::::::::::|＼::::::::::::::;´::::::::::／
.＼::::::::::::/.　.i::::::::::::::V　　 V:::::::::::::l　　 ヽ:::::::::::::::／
　　￣￣) 　 |:::::::::::::::ヽ　./:::::::::::::::|　　　丿￣￣
　　　　 i.　　 |:::::::::::::::::∨::::::::::::::::::|　 　 (
　　　　/　 　 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|.　　　ﾍ






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , ィ´￣｀ ヽー- ､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : :,ｨミヽヾー≧－,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : i: : ;'　　｀｀ﾞ~´ﾍ: : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: : : :,' : ｊ≧＝=ｒ=＝ｒｌ: : !　　　御意！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: /: : : :,' : /__ノ＜_三三!ﾍ: ﾄ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ノ : : : / : /＞=＝‐ ´ ｀ヾﾊ |:',　　著へ行ってきます
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : :/: : /xxx 　　　(ﾌﾟ　xx）!ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ : : : : : /: : :/＞ ､　　　　　　ノ: :|: :i
　　　　　　　　　　　　　　　, ィ ´: : : : : : : :/: : :/｀ヽ-=≧7TTｊ l´: :l : !ィヾ}≧ｧ
　　　　　　　　　　　　　　ｲ: : ; : ; : : : : : :ノ: : ;ｲｌ, -ｌ_　　｀￣i: /l｣7777777//_
　　　　　　　　　　　　　 ｌ: ;イ: /: : : : ;＿＿ノ≧!彡ｌ､_ー‐/ﾆｌ'/>//////////7
　　　　　　　　　　　　　 ｊ/ ,' /: : ﾉ:l/: : : /三三ﾊ　V三7 !,ィ:::::<//////////{
　　　　　　　　ｰ､　　　　 ノ: : ／j: : : ;ィ（/´ ヽ≧｀ｰ｀≦::::::::::::::::ｊ_,ィ///////ﾊ
　　　　　　　/::　 ヽ　　　彡' ノ_,ィ: /:::::::ｿ　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!＞''´＼ヘ!
　　　　　　 ｊ::::　　　)　　　　　　 (ｲ:::::::::::{ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　r-､{:::::::..　 ｲ　　　　　　　;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　 /
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(´￣｀::.　　 .::..__.:::´⌒ヽ　　　　　';::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / 　 /:::::::::::::::／＿＿__
　ヽ::r'⌒ヾヽｨ.: :ヽ:::　 (_ -､　 ＿_, ゝ､::::::::::::::::::::::::::::::ヾ＼ /:::::::::::::; ｲ　　　　/ ヽ,
　　Y::　..::::::..　　ノ::: ::..::　 ﾉ　ｌ　　 ,ィ　>､::::::::::::::::::::::::::::::｀´:::::;::-''´￣｀＝－'､　/
　　 ゝ､::_　　::　　｀ー--　イ{　ヽ´-‐ ´　　｀ーｒ,--ｧ――''''´　　　　　　　 ｀ー'
　　　　　 ｀て_,-ｒ'｀ー--　＿＝-=-　　　　　　｀ー'


.

┌─────────────────────┐
│范ｶｲは欒盈の帰国を禁じ、そのまま追放した　 　 .│
└─────────────────────┘

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _＿＿＿,,,,,.....　-一ｧ-_　　_─────‐─ｧ
　　　　　　　 　 　 　 　 /￣;´;;､;;;ヾ;;;, -──--､,!｀丶｀ヽ／　　 　 　 　 ,!
　　　　　　　　 　 　 　 /__;イ´ヽ｀丶　 ｀　､　｀ヽ　　ヽ ;/　 　き　 だ 　 ,!
　　　 　 　 　 　 　 　 //　　　 {､　　＼､　 ＼　ﾊ　　 ', i 　　 ら　 が　 ,!
　 　 　 　 　 　 　 　 //　ﾉ　　　!＼　　ヽヽ ､ ヽ　',　　ｌi　　　き　　 　 ,!
　　　　　　　　　　　/′ |　|　　ﾊ ヾ__　　　', ヽ ',　i　　.ヽ　　│　　　 ,!
　　　　　　　　　　 /ｌ　　ｌ　　　},イ´| ヽ |ﾊ　!　　|　{　 | .:.:〉　＿＿＿,,,!
　　　　　 　 　 　 /│　! i　　 ｌ　,ｨ,ｨ≠ミﾐk ｌ　 | !　ｌ　 !.:/／.:,:ｨ:.:.:.,!‐ｌ,!
　　　 　 　 　 　 /! }　∥|＼　i-ｫ´ ｨぃ.　ｌ´|　ﾉﾘ　}　 |、 t ヽ.{::::::::::::_|,!
　 　 　 　 　 　 / ﾍ ', ﾊ {　 ヽ{ ｷ　ﾏソ / ﾉ.ｲ　!　|　 ｌ､ヽ ヽ、＞"´_ ,!
　　　　　　　　/　　.N{-､`　　　 `　‐- ' ´　 |　{　|　 ﾄ､ヽ￣　,≠´　,!
　　　　　　　 / ＼　仟rヾヽ＝､､　　　　　　 ﾄ､ヽ_,　',　＼￣　＿　 ,!
　　　　　　　/　　 |｀ヾr'ｿ'!,}　　　ﾞ"¨´ ノ}　　| ﾘ ﾊ　　ヽ、｀,孑‐-､ 7
　　　　　　 /::i　ﾊ､{　ﾊ｀》¨ ｀ヽ´__ ｨ,彡'ﾉ　 /ﾚ　|`ｌ　　　,＞、 ヾ　,'
　　　　 　 /　　　} `､', !《ヽ、　｀¨ ‐　´　／__!　!ｌ=ヽ､_,ｽ　　ヽ-､}′
.　　　　／ ｀ヽ ノ　__ヽj､_r'´≧__,　　_／::f´; ｌ　:　､ 》〈　 ＼　ヽﾉ ,!
　　　 /　 /´ヽ ,-´-' /_ ﾉ　　 ヽ_ゝ､' {_f´｀ｰi　 ＼ヽ/ ＼　丶　ヽ
.　　 /　 /　/´＼, -､__(,-、　　　{´_r 7/　rﾚ'ヽ、　 ﾍ.　　＼　＼ｿ
　　　`´,'　/　 ／　　}　　_｀ﾌ ､_ ,｀　 ゝ‐-'　ヽ、/￣´＼　｀ヽ`´
.　　　 / }/　 ｲ　 ヽ､　 { {´r-､fﾘ　　　　　　　 ｌ　r'´孑-｀ヾ､ｿ,!
　　　　¨ﾉヽ/ﾉ´}/::,{-‐｀`ヽ.､_ゝ'｀}{´{r､_r‐┐r-,i_r-'　 ゝ､/　,!
　　　　 `¨´ `¨´　　　　　　　 ｀`ヽ.､.. `　 ヽ´　｀}　　　 , ′ ,!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀`ヾ､　ﾉ::丶、／　　 ,!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀`ヽ､ '　　　　,!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀`ヽ､　,!





　　　　　　　‐━━──-　．
　　　　イ: : : : : ///＼: : : : : ＼
　　/: :/: : : : : / ￣￣ ＼:_:_: ---ヘ
.　/: :/: : : : : /　u.　　 分 分　＼}: : : 、
　′ |: : : : : :|─────　 ､　 | : : : Υ
　 : : |: : : : : :|:::::::::::::::::::にス::::::＼!: : : : :!
′: : |: : : : : :|:::::::::::::::::::にス:::::::::::|: : : : :|
: : : : |: : : : : :l:::::::::::::::::::::　､:::::::::::::|: : : : :|
: : : : |: : : : : :l￣￣￣＿＿＼::::::::|: : : : :|
: : : : |: : : : : :|U　　 /　 　 |　 ＼::|: : : : :|
: : : : |: : : : : :l.　　 / 　 　 .|　u.　 |: : : : :|　　　ファ─ファファ─のファ────────？？
: : : : |: : : : : :ト　　ニニ¨¨　　　.ｲ|: : : : :|
: : :_:_|: : : : : :|::| 「::::::::::::〕iト: ≦|　|: : : : :|　　　なんで追放？？？？
／　 |: : : : : :｢廴ゝ::::::::/::ｌ|: : : :|　|: : : : :|　　　
、 　 |: : : : : :|ｰ‐ ￣￣ 一ヽ : :|　|: : : : :|
::＼_ |: i : : : :|＿＿＿__　 ､　Ⅵ　|: : : : :|
::::::::/|: l : : : :|::::::::::::::::::::::＼レ::ヽ |: i : : :|
::::::,:: |: l : : : :|_:_:_:_:_:_∧:::::::|:::::::::::|: l : : :|
:::/|i: |: l : : : :|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼::|:::::::::::|: l : : :|
::': |i: |: l : : : :|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉﾄ::::::::::|: l : : :|
: :！ |: l : : : :|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|: :＼i:|: | : :/＼


.

┌────────────────────────┐
│同年秋、欒盈は楚に奔り、欒盈の党人が叛乱を計画　　　│
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 ,,,r‐''''''''''‐-..,_
　　　　　　　 　,,r‐‐': ; ;; : : : ; :; : : :ヽ
　　 　 　 　　　|: : : :;`;､ヽr'´_ヾ ; : : :ヽ
　　　　　　　　 l:: : /;ヾヾv' ´ ヾ:;: ; ; : ;ヽ　　欒氏の財産は実母の欒祁に
　　　　　　　　 l: : l_{ノ 、　　｀ヽﾘ|:ｌ : : : |
　　　　　　　　 l::小{_●_r‐r'´●j从: :|､:|　　ほとんど接収されてしまいました・・・
　　　　　　　 　l: ::|l　|｜､_,､_,.|｜ |: : :|ﾉ|
　 　 　 　 /⌒､l: ::|､ |｜ ゝ._）|｜ j /⌒i!
　　　　　　＼ /:|: ::|, ＞,､ __,　イァ/　 /|　　つまり范ｶｲと欒祁は最初からグルだった
.　　　　　 　 .＼|: ::|::::::::::::::::::::::::::ﾍ､__/::|




┌───────────┐
│欒盈の党人の皆さん　　.....│
└───────────┘

　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､　　　　　　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､　　　　　　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
　　　　　 ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃　　　　　　　　 ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃　　　　　　　　ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,　　　　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,　　　　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,
　　　　　　　 `､||i　|i　i　l|,　　　　　　　　　　 `､||i　|i　i　l|,　　　　　　　　　　`､||i　|i　i　l|,
　　　　　　　　 ',||i　}i |　;,〃,,　　　　　　　　　　',||i　}i |　;,〃,,　　　　　　　　　　',||i　}i |　;,〃,,　　　　､__人_从_人__/し､_人＿入
　　　　　　　,rｰィ＾Ｙ^＾7ゝ,､､ミ　　　　　　　 ,rｰィ＾Ｙ^＾7ゝ,､､ミ　　　　　　　 ,rｰィ＾Ｙ^＾7ゝ,､､ミ　　 ､_）
　　　　 　 　 ﾍ _ヽ-┴ - く ﾍ;;ミ　　　　　　　ﾍ _ヽ-┴ - く ﾍ;;ミ　　　　　　　ﾍ _ヽ-┴ - く ﾍ;;ミ　　_）　 范ｶｲはひどい奴だ！
　 　 　 　 　 {/ ,-ｧ‐￢ｰ-、ヽ{;;ミ　　　　　　 {/ ,-ｧ‐￢ｰ-、ヽ{;;ミ　　　　　　{/ ,-ｧ‐￢ｰ-、ヽ{;;ミ　 ｀)
　　　　　 　 Y,;-　　 ｰ､　ヽ.i|,];;彡　　　　　 Y,;-　　 ｰ､　ヽ.i|,];;彡　　　　　　Y,;-　　 ｰ､　ヽ.i|,];;彡　'´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
　　　　　　　iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ　　　　　 iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ　　　　　 iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
　　　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
　　　　　　　 ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　　　＿,,ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　　　＿, ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　 　＿,,＿＿
　　　　 　 　 ｒﾞi　}~~　｝ ';;:;lﾉ＼ミミミ=三＝;.ｒﾞi　}~~　｝ ';;:;lﾉ＼ミミミ=三＝;ｒﾞ:.i　}~~　｝ ';;:;lﾉ＼ミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
　／￣￣:(Y^ハ,“二ﾞ´ ,;／　　厂／￣￣:(Y^ハ,“二ﾞ´ ,;／　　厂／￣￣:(Y^ハ,“二ﾞ´ ,;／　　厂Y :::::￣::::ヽ
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Y::￣｀:ｰ:てl　| ＿_|　　|＿_ /　 Y::￣｀:ｰ:てl　| ＿_|　　|＿_ /　Y::￣｀:ｰ:てl　| ＿_|　　|＿_ /　 ! つ.:.::‐'￣:::ヽ〉
　＼::::::::::｀ ヽ　ﾞﾌ´`卉’ ト‐'　 / ＼::::::::::｀ ヽ　ﾞﾌ´`卉’ ト‐'　 / ﾉ＼::::::::::｀ ヽ　ﾞﾌ´`卉’ ト‐'　 / ﾉ !:::::::::::::／


　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､　　　　　　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､　　　　　　　　　　,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
　　　　　 ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃　　　　　　　　 ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃　　　　　　　　ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,　　　　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,　　　　　　　　　　ﾞ､';|i,!　　'i i"i,
　　　　　　　 `､||i　|i　i　l|,　　　　　　　　　　 `､||i　|i　i　l|,　　　　　　　　　　`､||i　|i　i　l|,
　　　　　　　　 ',||i　}i |　;,〃,,　　　　　　　　　　',||i　}i |　;,〃,,　　　　　　　　　　',||i　}i |　;,〃,,　　　　､__人_从_人__/し､_人＿入
　　　　　　　,rｰィ＾Ｙ^＾7ゝ,､､ミ　　　　　　　 ,rｰィ＾Ｙ^＾7ゝ,､､ミ　　　　　　　 ,rｰィ＾Ｙ^＾7ゝ,､､ミ　　 ､_）
　　　　 　 　 ﾍ _ヽ-┴ - く ﾍ;;ミ　　　　　　　ﾍ _ヽ-┴ - く ﾍ;;ミ　　　　　　　ﾍ _ヽ-┴ - く ﾍ;;ミ　　_）　范ｶｲを殺して欒子を迎えよう！
　 　 　 　 　 {/ ,-ｧ‐￢ｰ-、ヽ{;;ミ　　　　　　 {/ ,-ｧ‐￢ｰ-、ヽ{;;ミ　　　　　　{/ ,-ｧ‐￢ｰ-、ヽ{;;ミ　 ｀)
　　　　　 　 Y,;-　　 ｰ､　ヽ.i|,];;彡　　　　　 Y,;-　　 ｰ､　ヽ.i|,];;彡　　　　　　Y,;-　　 ｰ､　ヽ.i|,];;彡　'´⌒V＾'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
　　　　　　　iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ　　　　　 iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ　　　　　 iil|||||liill||||||||li!=H;;;ﾐミ
　　　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ　　　　　{　 く；ｧｿ　 '';;,;'' ﾞ};;彡ﾐ
　　　　　　　 ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　　　＿,,ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　　　＿, ﾞi　[`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ　 　＿,,＿＿
　　　　 　 　 ｒﾞi　}~~　｝ ';;:;lﾉ＼ミミミ=三＝;.ｒﾞi　}~~　｝ ';;:;lﾉ＼ミミミ=三＝;ｒﾞ:.i　}~~　｝ ';;:;lﾉ＼ミミミ=三＝-;;;;;;;;;''
　／￣￣:(Y^ハ,“二ﾞ´ ,;／　　厂／￣￣:(Y^ハ,“二ﾞ´ ,;／　　厂／￣￣:(Y^ハ,“二ﾞ´ ,;／　　厂Y :::::￣::::ヽ
/::::::::::　 辷! ヽ、`ー-‐'´　　／i/::::::::::　 辷! ヽ、`ー-‐'´　　／i/::::::::::　 辷! ヽ、`ー-‐'´　　／i　 r)::::::::::::::::::ヽ
l::::::::::::::　:うi　rヘ<r┴､ 'ｰ'ヾ　 l::::::::::::::　:うi　rヘ<r┴､ 'ｰ'ヾ　 l::::::::::::::　:うi　rヘ<r┴､ 'ｰ'ヾ　 .l　ﾍ）::::::::::::::::::|
Y::￣｀:ｰ:てl　| ＿_|　　|＿_ /　 Y::￣｀:ｰ:てl　| ＿_|　　|＿_ /　Y::￣｀:ｰ:てl　| ＿_|　　|＿_ /　 ! つ.:.::‐'￣:::ヽ〉
　＼::::::::::｀ ヽ　ﾞﾌ´`卉’ ト‐'　 / ＼::::::::::｀ ヽ　ﾞﾌ´`卉’ ト‐'　 / ﾉ＼::::::::::｀ ヽ　ﾞﾌ´`卉’ ト‐'　 / ﾉ !:::::::::::::／


.

┌───────────────────────┐
│そこで范ｶｲは羊舌虎（叔虎。叔向の弟）を含む　　　　.....│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│欒盈の党10人を殺し、伯華、叔向、籍偃を捕えた　　　...│
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　　‐r　　　　　　　　　　　　　　 ﾆ|二ｌｌ
　　　　　　　　　　　ﾆ|二ｌｌ　　　　　 ,.-ー｛7'r　￣￣ ｛ﾞｉ＼ 　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　 　 　 　 　 ＼　　 　　　　. 'ﾞｉ 　 ,r'　　､.　∧､．,,vﾞｉｱ　 　　　　　　　　　　　や
　　 　 　 　 　 　 　 　 や 　　　　　　i　 ﾞｉ　i∨ ∨｀　 {ﾞｉ｀｀　　 　　　　 　 　 　 　/
　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 　 　 ∧　′ !　　 　 ○ﾍﾞｉ　　　　　　　 　 　 　　/
　　　　　　:⌒)　　　　| 　 　 　 　　∧ 　i　'l {薔}　　　゛゛), ﾞrっ）　　　　　　 ┼
　　　　 　 　 :丶　　┼ 　 　 　 　 ∧ 　|l　》 　 i`￣1　ｲﾞｉ/　/｀ 　 　　　　　９
　　　　　　　　 .::）　９　　　　 　　∧ 　 ﾍ !´ '''┴─＜. ﾝ !／:
　　　　　 　 )⌒'　　 　 　 ／|─c.ﾞｉへ／　＼＿}ll{＿／　/＜i 　　　　　　　　　　　　　　　　　'⌒)　（::
　　　　　(　　⌒）　　　　く 　| 田 |ノｰ.-､ﾉ＿　 　 　 　 ｀）_ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　.:::）
　　　 （⌒　　　.::ヽ　　 　 ＼|ー ┘　　　　　´:　　 　 　 人_＞､　 　　　　　　　　　　　　　　（::.
　　＿ 　 ::..　 　 .::) l.￣　l＿ 　　_　　　　　　ﾉ.　　 　 　 〃⌒ｌ ＼　　　　　　　　　　　　　　　（::.　　　.::
　　 　 Ｌ　（　　 .::）┘＿＿.｜　　　　　　 .／.　　　 　 ./_}ﾚ'⌒}／　　　　　　　　　＿_　　　　´　　　.:.ノ
　　 ＿＿＿( 　 .:.:）| lﾆﾆﾆｌ｜　　　　　rく_ 　 　 　 _／ﾉ:八_ｘ┴┐┌─┐　 　 |　 　 |　　（　　　. .:.:）
　　| l二l二l│＿:ﾉr| lﾆﾆﾆｌ l￣￣￣l　（Lr-､_r-､_r‐く／⌒ゝ=‐''　｣ ﾛ＿￣￣l | 日　| （⌒　　.::人r─
　　| l二l二l│ｪｭｭ:il| ｌﾆﾆ |￣￣￣￣￣|｀７=ァ─一'"　┌───冖| []├冖冖ー‐┐ 　 　 　 )￣|
　　| l二l二l│┌｢￣￣￣￣￣l┐ロロ |ｌ/:::r'ｰ─┐　┌l　[] [］ 　冂| []│[] [] [] []│￣l 　 ...::）　|
　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 （　　　　　　范ｶｲ、絶賛大暴れ中　　　　 　 　 　 ）
　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾆﾆ)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ニ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ニニニﾆつ
　　　　　　　　＿ _／　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ニニく
　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /ﾆ（ニ）八　　　　　　 　 　 　 ヽ〇＿
　　　　　　　　　／〇＼　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 (ﾆ/　　 ヽﾆ)　 　 　 　 　 　 _＿／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「L（ニ）」}　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽニニソ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }ニﾆ{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /ﾆﾊﾆ)
　(（ﾆ）う
　 ヽﾆく_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (（ニV)
　　(/￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ノニ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くニニく　　　　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽﾆ)　　　　　　　（ニL
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 とニニ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （ニニニニﾆ）

　　　,=ﾆヽ
　　/ニニつ _
　　L二二ニノ




　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿
　　　　　 　 　 　 　 ,.=＝=, ＜　 　 　 丶、
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ /,　ィ ､i､ 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　 ,'　' ﾚ'!'　'　 !|iﾄi,　　　ｉ
　　　　　　　　　　　　 ! .|├‐ ､　　-冊|　i　 |　　范ｶｲは無茶苦茶な奴です
　　　　 　 　 　 　 　 │ | rェ､　　 ｨｃｭ|ｌ　|　 !
　　　　　　　　　 　 　 ｌ　| ｉ ｰ′　　ｰ' || ,ﾊ　|　　　早く何とかしないと
　　　　 　 　 　 　 　 /　 〉ゝ　ｰ‐ｭ　u ﾘ !　ｌ∧
　　　　　　　　　　　 i 　 ﾊハ＞r‐ ´iУﾚ､　|　|ｌ
　　　　　 　 　 　 　 | 　 冫y'〉 ゝ ／ﾌｨ くヽ|!　|!　　あれで法に明るいってのが厄介ですよ・・・
　　　　　 　 　 　 　 |　　て ∧ィ'┤ > yそｉ冫　||
　　　　　　　 　 　 ./　∠三三/| |〉r００｢7 　 i ∥　　
　　　　　　　　 　 /　 r'ュマ　,と⌒ヽl i∥!　　ヾ!|!
　　　 　 　 　 　 /　 〈　 { ガ そ　　 丶,ﾊ|　　　〉i|
　　　　　　　　　i　　 ﾉ 「　ジ ├ァ‐､　　丶,‐ ´| |ｉ
　　　　　　　　　| 　 (　 '＿ン_」/　　 丶、　 　 | ||

　　　　　　　　　　　　　　　　叔向


.

┌───────────────────────┐
│40年後に晋が民に公開した法は、范ｶｲが編纂した　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│晋法の集大成だったそうで、ほんと頭は良かった　　 　 │
└───────────────────────┘

　　　　 　 　 　 　 　 ___　　　 　 _＿＿___　　　　　))
　　　　　　 　 ＿√ｨ⌒)),　＜　｀ヽ　／　　｀＞ ､((_r≦ヽ
　　　　　　　/　厶=ﾐ ∠__　　 ｀　　　　　　´── {f以}〉）＼
.　　　　 　 /　 《ゞツ辷ー　　　　 　 　 　 ﾆ 二￣　｀ﾍﾞ((_) ､＼
　　　　　 /　/　((¨´　　￣　 　 　 　 ｌ　　　　　ｉﾄ､　　 ∨　 }　 i
.　　　　 /　/　(__))　 　 i 　 i　|　ｉ　l i|　|li｜｜il| | i　　 }　 ,′｜
　　　　 '　/　　 　 |　i|　l 　 i　|　|　l l|　|li｜｜il| | l ｉ　/　 {　　 ,
　　　 〈　｛　　/　 i|　l|　|　ｌ i　|　|　l l|　|li｜｜il| | l i　{　　ヽ 　 ヽ
　　　　 ,　',　/　　ｌ|　l|　|　| l　| ))ｉ ｌ ｉ|　|li｜｜il| | l　lハ　　 .　　 }
　 　 　 ﾊ　i {　　 il|　l|　ｌ　|, =彳｜! l| ,｣li⊥⊥⊥L!　l　ﾄ　　}　　,′
　　　 /　l　ｉ ヽ　 il| ! |　| r{辷ト､ | | ｌ|　| l⊥⊥_! l |　ｌ　ｌ }ヽ　　/!
.　 ／′　! ｉ　 ト ､ハl|　l/ﾊﾞY^ト{　| ﾘi イf弐_ケ｀l ヽｌ　 / /　 //
／ /　　　}∧　ヽ　ヽヽ　ゞ弋ソソ　 　 　 ` 冖'＾ ∧ l　 { /　 / ′
.　/　　 ／　 ,　　）　} ハ ｀￣)）　　、　　　　 　 /　}ﾊ　ﾊ　　'　|
　′　（ 　 　 }　/　//　∧　((　　 ､＿,　　　　 ｲ　ｲ　'、ハ　l　 !
　 　 　 ヽ　 / /　 { 　 /　 > 、　　　　　　　イ ﾉ/,小、 ＼j　ｌ　 ､
　 　 　 丿 '／{　　ヽ　{ .ィ｀Y´ ＞　..　＜ﾉ⌒´// i|　｀丶､＼ヽ　＼
　 　 ／ ／ ｨ　）(⌒ヽ.i.=fjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfjfj=.i: r￢　) ）　',　 ヽ
.　／ ／　// /／⌒) .|　　　　　　　　　　　　　　　　|_） ｛_ .ｲ　　ｉ　ｉ｜
　 ／　　 '/.／　 　 ゝ.|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 .| ニ、ー- 、|　lハ
' /　　　/ /　　　　　　|　 おまいらもっと褒めろ　 .|　 　 ヽ　} } ヽ丶 '、
/　 　 /　′　　　 .r‐┴､　　　　　　　　　　　　　.／´ヽ　 　} ' ハ　ヽヽ.＼
　 　 /　！　　　　(｀ ｰ､ ヽ　　　　　　　　　　　／ ／ヽ } ／ .ｲ　ｉ　　i　}　 ＼
　　 {　 　 ヽ／　 .r'ｰ-､ ゝ',　　　　 　　　 　　(_.／ ／　 |／ /　 ! 　 l ﾉ 　 ヽヽ
　　∧　　 〈　　　　〉- ..__｀ﾞ)　　　　　　　　　　 ゝ-´__ -'｛　〈　 /　 ／　､　　ｉ｜


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　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
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┌─────────────────────────────┐
│　楚からも出奔した欒盈が周を通った時、周の西境で略奪に遭った　..│
└─────────────────────────────┘

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　　　　__,,__　._／　　　　　 .´　　　　　　 .ﾞ''-､　 　　.‐､_::::::::::＼　　,.::'　..,.::;;.,...!　..;;i~"'- ､
ニ';-'"~:::..:.:.｀''ー-、＿＿,,,､-‐- ..,,__　　　　　　　　　:::::::::.'ｰ.ﾞ''＼ ,!　..:;:.,..　　;　　'　 ,.::.:. "'-､
　.... ~""'''ｰ-　．..,,__＿::.:...　　:::..:.:.:::...~""''""´`'t　　　　　　　　´｀''´..,::.:;;::::...　 j　　　｀ｰ- - 　ﾞ':.,''ｰ ．..,,__　　 ..,,_,,_＿
　.,,.::..　.::.　..:.　 　;;,,　　￣￣~~""'' - ､..::;.:..:...　　`:,、　.:.:;;.::.:.:...　..:::,:,::,.　　,::...i,　 .:;:,....　.::.:.:..:.. 　ﾞ':, 、,;;;,　~""'''　:::...　￣
ニ″::::::　　 .::...　　　;,,,,;;　 ;;　　 ;;:.　　 ~"'-､ ::::::;;.::.:;..:.:.:..... 　.:.　......:::;.::.:....　/ ｀"'' ｰ- ､,　 　 ..::..　｀ ヽ　 .,;;:. -　　:::::..　_,
　､,_　;;　　　　　　,　　　　　　　　　　　 　 　 ,,_,__､　　:.:.:...:.;:.:.::.:.....　,::.　,､- ´　､,...::...　,＿＿　｀　　.;:.　;.:...　 __,,..､､．-''"~~,::
.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　- ．._, ､,,.....､,__　　　　　,.,:;,.:-‐‐''"~,:;;;.~~"''' ｰ一''''""~,,:::;;;;;;;;:.;;;;;';;;;;:.;;;
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　　'':'`::'::',:'':';:;..,.　　　　　　　 　 　 ';:;:;..,'':'`::'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::'.,　　..,"'`',:'':'`::'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::'.,"'`',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'':'`::'::',:'':';:;..,.　　　　'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':';:;.

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 八（_ し｛__
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 } Ｙ(　 }＼ V ｖ｛ｖ___
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼}＼ )Υ (　 | {　/ /｛___　　　
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿}｜}＼＼＼|_{__{ ｛｛｛Ｙ｛__
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒}ト} }√￣　　 ｀＼{｛｛,/⌒　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　 　 __　　　　　 ＼{V//　　　　　 身ぐるみ置いてけーー！
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {　 ／　{＿＿___ノ　 ﾉ } {/{ {　　　　
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {_/　___, 7{_o __ﾉ'⌒ {　 ∨{ し|　　　　嫌ならスライム責めだぜヒャッハー！
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 7 ィoi＾　⌒7从从　　　 }7ハ し|　　
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {__辷{＿rｔヘ 　 } }　　　　　} }川/{　
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 7　 ___ﾉ二二二} 　{　　]∨/厶|/{/　　
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 Ｖ//////{　 {　 {/ }[ }/八/　　　　　　 -――-
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ∨//// {　 {　 {Λ　}｛/Λ{_____,//／ 　 ____　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 _________/ ^Λ ∨___,,,ﾉ 　 　 {/Λ厂}｢￣￣」{/　　　^} ｢￣)　)
　　　 　　 　 　 　 ／￣￣} }　　 /　　 Λ { .,__,,..ノ＾　_,ﾉ　 /　}}　　} 　 {　{______ﾉﾉ 　 　}　　　}
.　　　　 　　 　 ／　 　 ____,ﾉﾉ｛,/　　　 {人_　 　 　 ﾉ }二}　　}}}　　} 　 {　　　　　　　　_} } {___}
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　　　　　　　 {{　　　　　　 　 /　　　 　 {　__{__　　{ 二}二}　　/　 　 　/{ _}_/-=ﾆﾆﾆﾆ=- 　 __}
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　　　　 Ｌﾉ {二二二二二二 },,ノ　{{　 }}　 }}　 }}　 }}二ﾆﾆ=-{　{=ｖ=={ﾆﾆ＞┐__,／ニニニニニ二}
. 　 　 　 　 {二二二二二二/ 人_,{{　 }}　 }}　 } 　人ＷＷＷ{　{　 　 {ﾆﾆﾆﾆ| ニニニニニニﾆ二/
. 　 　 　 　 {二二二二二／　　 ⌒}ﾆ==---==ﾆ{二ニ从ニ{{　{　 　 {ﾆﾆﾆﾆ| ニニニニ二二二/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　盗賊


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 { ヽ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ノ　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　（ o）　（o）､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　ｒ､_,ィニﾆｰｧ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 ｀´　　　 ｀　ｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ｰ　＿　-―'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ｌ /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,　―､　ｒ　　|!ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　､{　 !|ｌ　イﾌ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　>ヽ　　　　　　´~
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　｀　-　ー―-- ､ｒ－l
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 ／: : : : : : : :ヽ: : r┴―' ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　!　　　／: : : : ; : : : :'; : : ヽ ヽ＿, ィ'ヽ　　ひ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : ｲl: : ; : : '; :_: :ヽ : : ヽ_ゝ: 〉　 ぃ
　　　ビ　　 　ヘ　　　　　　　)ヽ.　/: : : : :/:j l: : ; : : : /ミヽ､; ｨ彡'ｌ: : !　　ｌ
　　　ビ　ヘ　イ　　ﾉ{　　　　⌒' /　: : : /: /:l: : :!: : :/_　　　　_＿ｊ: : l　　ん
　　　ッ　 イ　　　　ヾ　ｒ ､　　　/: : .　 /: /: r-､:l : /≧＝=≦三 | : !
　　　て　　　　　　　　　}　ヽ-./: : : : ｲ: ノ: :,ｊ＞ヽ: ﾊ三三lﾄー-イ!: lﾍ　　　　ﾉゝ
　　　る　　, ､　　　　　_ｊ　　 /: : : : : : /: : :ﾊ＿, ｲ:j三三三／｀rﾍ: lｲ　　　　ヽ'
　　　 ｌ　　 ｌ　',　　 ,イ　　　/: : : : : ／: : :/ ｒｊ　　 ｌ　|　 |　　＿ｊィﾉ: |j　　　 _
　　　？　ノ　　ー､{　　（ｒ/: : : : :／: : : : : ｲ {　　　ｊー-ｆ＝テ_´ﾍ!: : i　　　/ l　　　　　　　　　オ
　　　　／　　　　　 ヽ　 /: : : : /: : : : : : : 人ゝ-ｒ‐'ｊ＿_　ィ: T: l　|: : |　_ノ　 {　　　　r　　オ　ラ
　　　/　　　( 0}　{0ｊ　V : : : : /:ヽ｀ ´￣￣ヽ:フ: : ﾉr==イ⌒Yﾊ　 !: :l´　　　　ヽ　　 l　i　 ラ
　 　 {　　　　　　　　 /: : : : :ｲ: : :）　　　　 　 Y: /　 ∨/　　 l: ヽ〈ｊ : }ﾉ　(0 )　　ヽノ　 ＼
　　　!　　 ｀＝==＝/: : : : :/　!: /　　　　　 　ﾉ'　　　ﾊ　{　　 ｌヽ/: : /_＿,ィ　　ｨ´　　　　　ヽ
　　　 ｀ー--　--／: : :ﾊ: :{　 l: l　　　　　　 /i　　　 j｀ゝﾍ　 　Y: : /ヽ,二＿_/　　　　　　　　',
　　　　　　　　　{: : : : : ヾ: :ゝ ヽ＼_＿,, ィ: :{ l　　　/ー'　 ヽ　　）､:ヽ-‐') 　 {　　　　　　　　 ｊ
　　　　　　　　　 ｀ヽ: : : ;ィ : : ｀ー‐')ー-､: : :ヾ､　__{　　　　 ｀ー'　 ￣￣｀　　ヽ＿　　　　__ノ
　　　　　 ,,, --－　￣￣　ー--― '　　-'-ゝ､: : ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣
　　　イ´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　); ノ


.

┌──────────────────┐
│欒盈は無一文になり、周都へ向かった　 　 │
└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /￣　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　-――　　┴-､
　　　　　　　　　　　　／　　　　-――､　 ハ　　 }
　　　　　　　　　　｢￣　ヽ　´　　　　　　V　　ヽ_ノ
　　　　　　　　　　|　「≧ｚｭ､‐''´￣￣ヽ　V　　ｲ!
　　　　　　　　　　|　ﾊ 　 ﾉ　　ヽ､＿　 i　 K´　 |　　ううう・・・なんでこんな目に・・・
　　　　　　　 　 　 ', 　Y´,ィ　　 ｚ､＿,. ｊ　 |　ｊ　 ｊ
　　　　　　　　　 　 ',　 他ｊ　　　 k_ﾘ 　|　 !´　／　　　周の行人（賓客の対応をする官職）に会えば何とか・・・
　　　　　　　　　　　 |　|　　　　　　　u !　 | ィミｰ'
　　　　　　　　　　　 |　ﾄ　 ﾏ￣￣}　イ| 　|(⌒
　　　　　　　　　　　 |　|　 ￣￣￣７　 !　|　｀ー､　つ
　　　　　　　　　　　 |　|　　　　　 /L__ |　ｊ＿､ 　＼
　　　　　　　　　　　 ヽ !　　　　 / |　　 |/　　 |　　　､
　　　　　　　　　　　 　　　　　　i　 L＿　　　 ﾉ 　 　 ｊ
　　　　　　　　　　　　 　 , 　 　 |　　 　 ヽ 　 { 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　し　　 ゝーｒ－'　　　ヽーｲ|　　　っ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　|ｌ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / ,　　 　 |　　 　 　 　 　 |ｌ
　　　　　　　　　　　　　 　 ｀　 　 　 |　　　　　　　　ハ　　､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　L＿　　ｒ― ＜　　＼　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |　　　ヽ　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |　　　　＼　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　 |　　　　　 ヽ　　　 ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 L　＿_｣　　　　　　　 ー―'


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　　　　（⌒ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l　　　　　＿ ＿
　　　（　⌒　≦＿_　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　（＿（＿ ｀＝―
　　　　￣￣￣￣　　 　 　 　 　 　 　 ＿≧　　 ⌒） ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /||ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿_ ＿　　 　 　 　 　 　 　 　 ||ﾛﾛﾛ||
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　　　　　　　（　（⌒　＝―　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣ ￣　　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　　￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ||[[l||l]]||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　||[[l||l]]||
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　　rl=========ｭ　　　　ヽrl==========lｭ　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　､＿＿_ノl_ノＷ;:;;||[[l||l]]||:;WＬノＶ;:;ヽ
　 /　 　 　 　 　 ∧　　 　/　　　　　　　　　ヽ　rl========lｭ　 rl=======lｭ　　　rl=========lｭ､;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;rl======
. /　　　　 　 　 /　 ',rl===============lｭ　/　　　　　　　 ヽ/　　　　　　 ヽ　 /　　　　 　 　 　 ヽ　rl=========lｭ、/
/＿＿＿＿＿/＿_/　　　　　　　　　　　　 ∧＿＿rl====================lｭ　　　 rl========================lｭ＿＿＿
三三　三三三|三/　　　　　　 　 　 　 　 / 　', 三/　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧ 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ',=====
三三　三三三|::/＿＿＿＿＿＿＿＿__/＿＿, /　　　　　　　　　　　　　　 　 /　 ', /＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　 ',＿＿
三三　三三三|'|三三三三三三三三三|::::::::::::/＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/＿＿,|三三三三三三三三三三三三三三|三三


.

　　　　　　 　 　 　 , ': : : : : : : : : : : : : . .
　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
　　　　　　　 ／. : : : : : : : : ' ´ ￣　￣　　｀丶: .
　　　　 　 ／ : : : :/: : ／　　　　　　　　　　　　¨〟
　　　　　/::: : : : : /:／　　　 　 ＿＿＿＿　　　　ヽ
　 　　　 し:／￣Y´彡　　／ へ|///////|へ＼ 　|
　　　　　　　　　 |ﾐ三 ／/ |　　 ´　＼/ ｀　　　|＼|
　　　　　 　 　 r┴─〈///.| ●　　　　　　● . |//|￢
　　　　　　　 　＼'';;;;; ∨∨ ＿＿＿＿＿＿　 l/.N /　　晋の卿・欒盈が面会を希望ですか？
　　　　　　　　　　〉､＿|　　 |　　 　 　 　 　 |　jv.／
　 　 　 　 　 　　厶ｲ//ゝ.　 ! 　 　 　 　 　 ﾉノ＞　　　　晋を出奔したと聞いていますが
　　　　　　　　　　∠斗|//＞ゝ───‐＜/＞
　　　　　　　　　　　　　´／＼　　／:＼ ／ﾍ　　　　　　　お会いしましょう
　　　　　　　　　　　　／:::: : : :｀:´: :i⌒i : : : : ＼
　　　　　　　 　 　 ／::::: : : : : : : : : ﾞ:':": : : ﾍ: : :〉､
　　　　　　 　 　 〈 　＼: : /:::: : : : : :i⌒i: : : :∨ ／ヽ
　 　 　 　 　 　 r'_＼　 ＼::: : : : : : : ﾞ:':".: : : :∨ヾﾍﾐ
　　　　　　　　 ´〃´ ｀i::´::: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　ﾉ:::: : : : : : : : : : :_: : : : : : :ゝ
　　　　　　　　　　　　｀T 〟､: :_:_:_:_:/ ＼:_／
　　　　　　　　　　　　　＼.　　　　／|　　　/
　　　　　　　　　　　　　　 ＼_　／　 ＼_ ./
　　　　　　　　　　　　　　 ´f‐‐t`　　´f‐‐t｀
　　　　　　　 　 　 　 　 　 └‐┘ 　 .└‐┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　行人


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,. : ´: : : : : : : : : :.｀: .、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／〃: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : .: : : : : : :｀Y: : : : : : : ｀ヽ:.
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:/ : : : : : :_: ミ: : : : : : : : : : : ',:
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,' ,': : : : : :.／⌒ヽ: '⌒ヽ: : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　 　 　.: : : : : : : /　　 _つ 　 　 ' : : : : : i:　　此度、晋君の罪を得て、亡命することになりましたが
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 : :ｉ: : : : : ,'　　 ヽ＞＜｀　　i: : : : :.|:
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｉ: :|: : : : :.[≧ト､　　　 _,z≦]: : : : :.|:!　　周の郊外にて略奪に遭い、行く場所がなくなりました
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ : |: : : : 込モｭヾ　　 ｨ ｒテ入 : : : :!:!
　　　　　　　　　　　　　　　　l: : |: : : : :.（｀¨¨´）⌒（｀¨¨´） : : : :｜!
　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : |: : : : :.|　￣　　､　　￣　| : : : : |: ',　　
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l : :.|: : : : :.lゝ　 　 -　-　　 ｲ: : : : : : :.′　　ここに、一命を賭して進言させていただきます
　　　　　　　　　 　 　 　 　 .: : : |: : : : :;ﾞ: 介o｡.　　　.イ_: :| : : : : |: : ,
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,': : : : : : : : : : :/|　　｀¨´　｜:Ⅵ.: : :. :.|..:.:′
　　　　　　　　　　　　 　 /.: .: :.;ﾞ: : : / :.:小l　 　 　 　 ﾚ:::}<: : : : : : : :',
　　　　 　 　 　 　 　 　 /.: : : :/.: : :/　¨´|::::`ｒ＝=ｫ''´::::/　ﾞ : : : : : : : .:.
　　　　　　　　　　　　 /.,．-‐/ : : /　‐-人__||弖_,|l:::::_/_　- V: : Vー ‐-ミ
　　　　 　 　 　 　 　 /:/　　/.: : :/　　　　　 ｀¨¨¨´￣　 　 　 V: : V　　　　ヽ





　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 _＿＿＿＿＿＿
　　　 　 　 　 / 　 　 ／　　　　　　　　　　 ＼|
　 　 　 　 　 .′　j／　 ,.　-―――‐-　.,　　 〉
　　　　　 　/　　 j|:..／/-∠、. . . . . /--. ＼｛
　 　 　 　 〈＿／上|. /　━　＼／∨ ━ V/庁=、
　　　　　　　　 ＼　|/　┌────　┐ ∨ｿ／
　　　　　　　　 　 ）､_;,. ！　　　　 　 　 |　;_／　　　はいです、お聞きしますです
　　 　 　 　 　 　 ⌒ 介:. ､　_＿＿＿,,ノイ｛
　　　　　 　 　 　 　 ⌒7⌒＼／＼／＼'⌒
　　　 　 　 　 　 　 　 ,′　V/, ○∨　 ∧
　　　　　　　　　　 　 j＿＿,Ｖ/○ j　　′〉
　　　　　　　　 　 　 ｛＿_＿,ﾉ　　人＿＿ク
　 　 　 　 　 　 　 _,ノ＼冖┘　へ. └冖 ＼_
　　　　　　　　　 ｛丈____＼／-―-＼／___丈｝


.

　　　　　　　　　　　　　　, -‐ '"ﾍ／¨∨
　　　　　　　　　　 , -‐ '"　　 ,イ　　　 ∨
　　　　　　　　 　 / 　 /　　　/ﾍﾍ/∧　∨
　　　　　　 　 　 / 　 /　　¨7¨¨　　　 V ∨　　 昔、欒書は王室のために尽力し
　　　　　　　　 / 　 /　　　7T¨¨　　　　V ∨
　　　　　　 　 / 　 /　　　/　廴ﾉ　　　　V ∨　　周王から恩恵を施されました
　　　　　　　 /　 ./　　　/　　　　　　　　 V .V
　　　　 　 ／　　/　　　/＞ ､ 　　　　 , ＜.　.V　　
　　　　 ／　　　/　　　/　 x≦::::::::::::::≧､ﾉV　V
　　 ,:へV　　　/　　　/　 /:::::::i:::::::::::::ヽ:ﾊ　V　}
.., -‐マ::::V　　/　　　/　 〈:::::::::}::::::::::::ノ:::::〉 l　 l
..Z　　 {:::::}　 /　　　/　　　ﾔﾌ───| tｯ　 l　i!
＜　　 {:::::}　/ルｲ／　　　　 | 　 ∧　 | 　 　 ﾚ'



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.　　　　　　　 　 　 　 (/ 〈〉　 《/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :) )　 <>ヽ)
　　　　　　　　　　　 .:({　　　　《ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :(/　　 　 〉)､
.　　　　 　 　 　 　 /::八　 ∧　 V/: : : : : : : __ ,, .... ,, ＿ : : : : : : <､. <> ノ〉: : )､
　　　　　 　 　 　 ({: : :辷､ ∨　ノﾉ: : :,　-< 　r､ 　　　 ,,＜　　7⌒ミ ､彡': : : ﾉ /!
　　　　　　　　　 》 }: : : : 辷=彡' ､丶`,,..　=-''　/｀ ¨ ´　 ､ `''´ ヽ　/: : : : : : (://
.　　　　　　　 　 <> ＼: : : : : : : _＼ / ./　　 　 　 　 　 　 }　 　　.V￣　／: :({/
　　　　　　　　　　 ＼<>: : :_ -　　 / ./　　　　 }!　　　　　 }i　　　　V.／.- ´
　　　　　　　　　　　└'　: -_ ､丶`′　　　　　/i　 　 　 　 ﾊ　　　　 --_`_､　　　　　晋の正卿を勤め、楚を破り
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨi〔--- =,'　,　　 　 ./　　　　　　 .′V/　　 }i　 ⌒　　
　　　　　　　　　　　　　 >/ /　　　 {　　　 ./‐ '' V/　　　/⌒''ｰ　　 '/ 　 .V/　　　　暴虐な主君・厲公を弑逆し
　　　　　　　　　　　　　 7./.　 　,:　::.　 　 :ｨう灯　 ` "´ ｧう灯　 ,　　'/　　 V/
　　　　　　　　　　　 　 /.'　　　 i{　八　　 { ゞ ┘　　　 └ '' ./ ./　 　.'/ .＼　　　　　周から公孫周を迎え、晋君（悼公）に据えた
.　　　　　　　 　 　 　 /　　　　 ハ　 人　八　 　 　 　 i〉　.∠／{　 　　 '/　　　＼
　　　　　　 　 　 　 , '_,,彡　 //　'，　　 ` ⌒　　　､_　 ,　 　 /　 .V/　　 .'/　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　 　 .′　'，　　　 ，` ｡　　　　　,..:i〔　　　}　　　i }ヽ　　　 　
　　　　　　　　　　　 　 ／ ./　　　 ゝ，　　 .＼ },,＞s｡ィ-,　　　　.ﾉ　　　| }　＼　　
　　　　　 　 ／　　　／　.,　　　　　　　' ＜　　.＼ ヽ　//:!　　 ∠ ／　/{_(　　 　.-

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　欒盈の祖父・欒書　
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐ '"ﾍ／}
　　　　　　　　　　　　　 , -‐ '"　　 ,イ　　|
　　　　　　　　　 　 , ＜l　　　　　 ./ミ彡|.|
　　　　　　　　　 ／ 　 l　　　　　-/-.V　||
　　　　　　　.　 /　 　 .l　　　　　-/r- V .||　　ですが、欒書の子・黶はその功労を守れませんでした
　　　　　　　　/　　　 .l　　　　　./. し　.Ⅵ|
　　　　　　　./　　　　.l　　　　　/　　 U¨Ⅵ
　　　　　　../　　　　 .l　 　 　 / 　　　　／.|　　　もし周王が欒書の功を棄てぬとあらば
　　　　　 ノ　　　　　 l　　　　/‐──≦|　|
　＿_ ／　　　　　　　l　　　 /7¨￣￣ヽ |　|　　　この盈にも、行くべき道が開けるでしょう
　ﾏ:::|{　　　　　　　　.l　　　//:::::::}:::::::ノ |　|
,-‐ﾏ|{　　　　　　 　 .l　　 / .{:::::::::}:::::::}　|　|
.Z__{:}{　　　　　　　　l　　/　├tｯ┴‐┤ |　|





　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　´　　 ＿＿　 ヽ
　　　　　　　　　　　／　　　　／　　　 ｀ヽ ＼
　　　　　　　　｢￣　　￣｀　　　　 ィﾍ　　　､
　　　　　　　　|　　　　　　　,,ィ彡＝ｚﾊ　　　:.　 ､
　　　　　　　　|　　｢≧ｚヾ''~´　　　　 ヾ.　 　 i　 ﾊ
　　　　　　　　|　　|!´　　　　　　　　　　',　　　| 　 :.　　　しかし王が欒書の功を棄て、黶の罪を問うなら
　　　 　 　 　 　 　 i!　　　 　 　､＿＿＿ X 　 ト
　　　　　　　　　　　L_ノ　　　　　ｒ　　＿,,zｧ　 |　ハ　　　盈は晋に帰国して処刑され、遺体を晒す事になりましょう
　　　　　　　 　 ', 　 ´__zｫx　 　 ｧ‐=芒tｊ ﾒﾍ　 ﾚ　 。
　　　　　　　 　 ﾊ　　7 沙^　i:　　　 ´￣　 ｊ　　ｌ! 　 !
　　　　 　 　 　 ハ　 八,,,　　′　　　　''''　ﾉ　　|　　ｊ　　　全て、周王のお心に従います
　　　　　　　　/　_〉　　 ヽ　　　｡⌒)　　 ｲ/　　ｊ
　　　　 　 　 /／⌒ヽ　　 ヽ≧ ｭｰ＝彡 /　　/　　 ′
.　　　　　　 /{　　　　 ﾏ　　 V＝ー≠イ {　　/　 　/
.　 　 　 　 /　!　　　　　',　　 ｢￣｀ヽ　　 |　 /　⌒〈
　　　　 ／　　|　　　　　 ｌ　　|　　　 　 　 ! /　　　　.
　 　 ／　　 　 i!　　　　　ｊL　ｊ　　　　　　 ﾘヽ＿　　 ｊ
　　　　　　　　｣L　-＝　⌒|/　　　　､　　ｊ　 　 ￣￣7
　　　　　　　　｢　　　　　　_ｊ!｀　ー―'―〈＿　　　　/
　　　　　　　　ﾏ＿＿　彡イ{　　　　　 /｀ー＝==ｲ7
　　　　　　　　 ｀T￣￣　　 j!　　　　 〈　　　　　 //
　　　　　　　　　ﾏ　　＿　ィニニニ＝＞｡＿　　7


.

┌────────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　┌┐､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　 　　　　　　_____｀ヽ　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　 　 　　　　　.　-└┘-｀､l　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　 　 　　　　／　　 　　　　　＼　ヽ.　　　晋が欒盈を出奔させたのは范ｶｲの過ち　　　　　　　　　　　 │
│　 　 　　　/　 ∀　 ／　 　 　　ヽ　/l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　/　　l　.-､__.ｨ---､　　　　　ﾚ　|　　それを知っていながら看過するのも同罪やな　　　　　　　......│
│　　　l.　　l　Ｋ)l_l-く＞　ゝ　　.　´.／｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　|ゝ､_|└/＼―--_'.　　´　／|ヽ_|　 ＿＿＿_＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　ヽ　｀￣|￣|￣￣　　　／７/￣　／＿＿￣｀＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　｀'　､_.|＿|＿_____.／___//　　／∠　 　 　 　　＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　＿_/「l__｀ﾉニニニ/￣l￣＼_/￣￣￣￣￣￣￣/￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　/　(/)￣///￣(/)'＼￣￣￣/　|￣￣　　　　　　//￣ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　'/＼/　　///　　/__／＼　　　|　　＼　 　 　　　　//　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　l_/(￣ヽ///　 ／￣￣ヽl＼ 　|＿＿＿＿＿＿__//　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
└────────────────────────────────────────┘






　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ :}
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ : : :|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : |
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / : : : : : : : '.
　　　　　　　　　　　　　　 　 /: : : : : : : : : :,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 / : : : : : _　　――　　_
　　　　　　　　　　　　　　　, : : : : : :　-‐…━…‐ : :¨　　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 ′ : : ／　　　　　　　　 ＼ : : : : 　､
　　　　　　　　　　　　　　　: : :.:/　　　-‐…━…. ､ 　＼ : : : : :＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : /　／:}､＿:::::::::::::::::::::＼　　, : : : : : :＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i|: /　/::／　　 ｀¨⌒¨¨´　〉'.　 ′ : : : : : :.＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i| :　/::r　　　　　　　　　 　､:∨ } : :.／ : : : : :＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 :|〈::::ﾉ　〇　　　　　　〇　{::∨_／ｰ―――　′
　　　　　 　 　 　 　 　 　 r　￣　　 r　　　　　　　　､　 Y　 `
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `　　∧　　　　　　　　　　　 ,　_ ／　　　・・・と、王は申されました
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀¨ム 乂　　　　　　 ノ　.′
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞　　＿＿　　 ＜　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /７ : ∧ 　　 _　　　/: ∨､　　　　　　欒子を襲った賊を捜索しましょう
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /. , :/ : :＼／ :＼_./ : } :}　∨　　　
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 {　У : : : : : : : : : : : : : :ﾄ､　八
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ` ′ : : : : : : : : : : : : : : : Y
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i{ : : : : : : : : : : : : : : : : : :八
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ : : : : : : ハ : : : : :.／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `　 ＿/ へ＼_ イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼__ /　　＼_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {/　　　　`┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　司徒


.

┌──────────────────────────┐
│王は司徒に命じ、欒盈が奪われた物を全て取り返させた　　......│
└──────────────────────────┘

┌──────────────────────────────────┐
│　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､_人_从_人__/　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _）　　　　　　　　　　　　　...│
│　,..r;;:　　（　 人)　 )　,;｀ｰ､　　　 　 　　　 |　ヽ丶　　　　　　　_）　消　　汚　　　　　　　....│
│　ヾゞ､　　ゞ'´　　　'｀´　　 ｀ヾ､　　 　　─|─　　　　 　 　 　　_）　毒 　 物　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　-‐':､ゞ'｀` 　,l　　 　 　/ |　ヽ 　 　 　 　 　　 _）　だ　　は　　　　　　 　 │
│ヾ､ ゞ;;.　　,r-､　　　｀ヾ､　　　　ヽ､　　　　　 　 　　 　 　 　 　 _）　 l　　　　　　　　　　　　│
│, rヾ 　　 ,r!/r'ヽ　　　　'｀　　　　　 ＼　　 　 　＿|＿　　　　　 _）　っ　　　　　　　　　　　 │
│　　　_,,,.,ﾉ､_ ヽ,　　　　　　　｀ゞ;;　 　 ;:､　　　　／|　　　　 　 　｀)　！　　　　　　　　　　　.│
│,r‐'''"　,.r ,ｲ彡ミﾐヾ､　　　　　　｀`　 ´;;i　　　　　　　　　　　　　V^V⌒W^Y⌒　　　　　......│
│__,.;;,ｨ'´　,:;;;;彳彡ミ;j｀､　　　　　　　　`i;:､　　　　　　オ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│;;　ヾ､彡;;;ﾉﾘ;jjjjj;;;jr'　i 　 .　ノ;;:''　｀ﾞ｀､　｀`ｰ､　　　　 　 　 　 　 　　　 　 ,ｨ　　　　　　　....│
│彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;ﾚ 　,t'´ 　 　 　　 　　 ,.､ｰ､　　ゝ　　 　 ｫ 　 　 　 　 　 　 i|l;　　　　　　　....│
│;'ｲ;;;'ヾ｀`ヽ､ｨ;;i ,ri'´　 　 ヽ ヾノ　,ry' il'Yﾞr　 　 ヽ､　　　　　　　　　　　　,j|l;;　　　　　　　　│
│j'´ '´ '´／ゞ';;::`´ヽ 　 　｀`´ｰ　 ﾞi　;;: ,r'　　　　　 )　　,r､　　　　　 　,rヾlir'ﾐ,　　　　　　　..│
│　　/ ,;:' '´/　ｰ≡;i{､　　　　　 ／ヾr'´　　,.　　　'`;;:､　〉ゝ　 r-ｰ-､_ ,{i＝i= }i､　　　　　　...│
│ｰr-､j　,!　,;',;'ｨ;;:ｲ''｀`ゞ､_,､-‐'´ヽ:;/　､　｀`ヽ　　;:､　｀' (´　 ｀ゞ､;;;;'',,fi､,≡:;ｲ＝=､　　　　...│
│,,:'　 ｀`ゞ､,;;ゞ､ "´ｲ ,...　`'彡 ,／´　　｀ヾ､ヾ　　　'　　　 ｰ､ 　ii;j ｀i;;!'´ﾆil';;;;ゞr､_,r'ミ　　　..│
│'　　　ｰ‐─　,rｰ'ﾞｰ─-､_j;:r'´　　　　 ヾ,ゞ　　　　　　　　 ､ ゞ,ﾐ;:l;;l　　,! 　,!,i;;'´¨/　　　 　 │
│;.　　　r-‐;;'"}　　　　　　　　　　　 ｀`ヾ､　 ﾉ　　　　　　　,;;;:　(i,;)））､,,:;!､__,:};!_,.､l　　　　......│
│....　　　_,,,ｨ､ i　　　　　　　　'ヾ人　　､}(　/　　　　 ノ　　 ,r'i　 r'"ヾ-‐i‐-:;ｲ, / ヾ　　　 　 .│
│　　　　,.r'´,ｨ'l､　　　_ｨ;;､　　　､,.ミﾐ'´　,;:'´ﾊ　　　'´　　,j　,r'　 }ミ,r;}ゞ‐'─l:::.i 　,jl　　　　　│
│,l:.　　　ヾ;'´ｲ'´ﾄ､_　　j (＿,r'´（`'´`ｰ'´,ﾉ　 i; l　　（｀'´ Y´　　 　 ,ｲ≡＝‐-ゞ､,r'　　　　　 .│
│ｷ:.　　,.彡;:､　　　 }ヽ、'´　｀　　　､,;{　　　ﾞﾚ　　 ,ゝ'　　　　　　　 i;;;:: ,;:li三ﾐ;}jlK　　　　 　 .│
│'i　　　,r'"´,;ゞ､_,.イレ'ﾞ､　　　　　　　　　,.{ i'　　 )　　　　　　　 ,ｲ　;;;;;;jk三ミ}ﾞkiヾ､　　　......│
└──────────────────────────────────┘


.

┌─────────────────────────────┐
│そして候人（賓客に道を案内する者）を送って険道を越えさせた　　　....│
└─────────────────────────────┘

.: : : :.〉: : }: : : : : :|.: : : :. :.∧: :`、: : : : : :| : :ヽ: : : : : :}__ﾄ､.＼.:}
￣＼: : /ﾊ: : : : :.{__: :/￣￣＼:ヽ: : : : : | : : ‘: : : : :∧: ＼.:.:ﾊk
.: : : :.∨|!_∧.: : : :.￣乂 ,,,,,,,,,,ﾉ : 〉: : : :人 : : }＿: :/ :ｊ}: : :∨ｲ¨`､
.: : : :.j: :|!-_∧: :／￣` 、: :￣￣`、: :/￣＼/: : :.`ヽ: ｒ─‐ﾍ廴.:.厶
､＿ / ∧_-_∧′.: : : :. ヽ.:: : : : :.ｉ``ヽ.: : : :.}: : : : :.{.:.:k.:.:.:.:/＼.:.:.:∧
￣￣`＼〉-_刈 : : : : : : ｲ: : : : : : |: : :.}: : : : L : : : : 〉: :ﾍ､_L.:.:.:〉:.j.:.ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _､‐‐
＿＿: : :.＼'""ヽ､､､、: : }￣｀ヽ_ 」√ ＼イ⌒＼: :,,{: : :.∧ ヽ.:.:.{ｲ.:.:.:.k　　　　　　　　　 　 ,,､　　　 ｒ'"^ｲ..........
: : : : :.`､: : `: : :.|: : : :ﾊ : }: : : : :∨＼ : : /.: : : :.j{: :/: : : : :∨}Ｙ:.ヽ,イ从　　_,,,,____　 ,,.／￣ﾘ..＼___/........^..........
: : : : : : i!: :￤: : ∨: : ∧￣＼: :」 : : ,}: : {: : : : :{⌒ヽ─ ､,,/.:.廴:/､.:.:::ハ／..i...........∨....〉......|..............{......./...........
: : : : : : {: :厶: : : :∨ : : 〕: : : : Ｙ: : : ﾉ;,: :乂＿,ﾉ: : : :〉¨ヽ:`ヽL,/:.:.:ヽ.:.:..{........＼,.......}／......./..............ﾊ.....{......!......
.: : : : : :.レ'"^ヽャ气￣＼＿＿|: : ,/￣￣＼: :￣厂{ : イ￣＼.:＼,＿刈ﾄ､_.........^.....＼....../.....i........................厶....
`,.: : : : : :.＼: : }: : : : Ｙ ヽ: : : :/￣ ヽ.: : : :. :.＼__{ : ∨¨＼: : ∧::::〉:::∨:::::{ ...........〉...._}...厶.....i.........__/....._/.........
厶: : : : : : : :|: :ｊ: : : : :.}!: :∨￣}、: : :.|.: : : :. :. :.|.: : : :.}! : : jli : :.∧::}ｲ￣｀Ｙﾊ───‐=ミ、...∧.../......^ヽ.........{..
""￣{_.: : : :.|イ: : : : : :}!: : ﾄ､__ｊ: :ヽ: :|￣ヽ、: : |＿,,,,/＿__ﾘ: i : :∧{廴,,,,,ﾒ'"　　_｣Ｌ∟ﾆﾆ}.......／............/........ｲ.
: : : :;′ヽ: :/: :￣＼/￣ヽ」: : :.〉: :И}: : : :ﾊ: : {: :∧-__〈￣＼__＿込　　　　　 ﾄ､:i:i:i:i:i:i:/:,:,:!:,:,:,:,:,:,:,ｒ'":,:,:,:,:,:,:,:
: : : :＼: :j￣￣￣＼〉: : :.}: :￣ ヽ: : ﾘ: : : :} |⌒＼ ∧: : }.: : : :.〉 ´￣＼　　　　乂_:i:i:i:i:i{:,:,:,:,:,:￣,:,__|:,:,:,‐-:,:,:,:,
: : : : :.√＼.: : : : : :.|￣￣＼____/¨¨^`、/￣＼: : ＼}'""~￣ヽw'´: : 刈}　 　 　 .:.:｀`～､、;.;.;.;.;.;.;.;.∧;.;.;.;.;.;.;ｉ.;.;
.: : : :./: : : : 〉＿＿∧.: : : :./ : : ∨: : : : x-___: :}: : : :j!.: : : :.ｒ‐从Ｙ⌒ヽ"　　　　　:.:.:.:.: .: .:｀`～､、.;.;.;.＼;.;.;.;.;.;.;
⌒ヽ ＼＿/＼: : : : :.ヽ ／: : : : :.∨: : : :ｷ: : : :Ｙ´￣｀＼､'`乂､ィ''"~　　　　　　　.:.:.:.:.: .: .: .: .: ; ;,｀ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;
／⌒: :＼.: : : :.`、⌒ヽ}ｊ/⌒ : : : : ∨ : : }!-_-_ﾘ、＿＿/;;;:,,:,:..''"　　　　　　　　.:.:.:.:.: .: .: .: .: 　:,:,:,:,:,:,:,∨;;;;;;;;;;;
ﾍw/⌒: : /￣￣￣〕ｲ从Ｙ⌒丶__,,,,,〕「ﾉ冖: : : :/;;;:,:,:,:.:.:,　　　　　　.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:,:,:,:,:,:,:,∨;;;;;;;;
w//⌒ヽ刈芹ミx､〈从乂ﾊｗ'"＾ 　￣￣＾ヽ　ィ;;;:,:,:,...　　　　　.: .: .: .: .: 　　　.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :,:,:,:,:,:,:,:,:∨;;;;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . -‐- .　　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /_-_-_- ､＞o　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾚ'｡ W ｡Ⅵ.　　斉はこっちです
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ゝ「　ﾌノ´　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘Y_i⌒ヽ＞.　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「＿／ >、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ_ﾉ￣‘ '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‘-'　　 　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　候人


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　/!_
　　　　　　　 ＿ ＿__ ,.、　　　`ｙ'
　　　　　　 /　,.､ヽ／ﾍ ヽ､　　　　　_,ｨ　　　　　王よ、感謝します
　 人_　　　l /‐'ﾞ`'"'ｰ､ l　l ＼　　　 〉ﾍ　　　　
　｀Y　　　 ,!ﾅ⌒ 　 ⌒ヽl　l　 ｀ヽ､ ＿_　　　　　　　　斉に行って斉君を説得すれば
　　　　　　彡＝Ｌｒ＝ｉミ |　ヽ 　 　 　　｀丶､　 　 ＿　　　　　　
　　　　 　 （⊃'´＿ｰ'⊂⊃、 ＼　　　　　 　 ｀ヽ'::::ノ　　ワンチャン晋へ帰国して卿に復帰・・・
　　　 　 　 !＞､,ヽﾉ　__ ,.ﾍヽ、　ヽ 　　 　　　,ノr'⌒ヽ　　　　　
　　　 　 　 ヽ ｿ:::￣::／:::::::＼ヽ　 ﾄ--‐─'ブ::::ﾉヽ、 l､__,ｨ　　
　　　　　　_∠メユ:ム∠;::::::::;ゝヽ-｀ﾆヽ、 ｀￣　 　
　　 　 　 ‘=＝勹 ﾄ＝=ｲ_;／:::}､___ 　 ｀ゞ=‐'　　　
　　　　　　　　　|-ﾄ`丶ﾆ７:::;ノ/／-.､　　　　　　　
　　　　　　　　r==,７､＼_lス＜〈,〃ヾヽ　　　　　　　
　　　　　　 /´〃'| |''ヾi└rヾﾕ､ ,＞),!ｌ｝　　　　　　
　　　　　　｛ { {! c|j　},!}　ヾゝｲノヾ‐シ　　　　　　　
　　　　　　 ヽヾ､ _,.ノノ　　 ￣　｀~´　　　　　　　　
　　　　　　 　` ー‐''´








┌───────────────────────┐
│この後の顛末は晏嬰スレ1話参照。つまりバッドエンド　 │
└───────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　, -‐ '"ﾍ／}
　　　　　　　　　　　　　 , -‐ '"　　 ,イ　　|
　　　　　　　　　 　 , ＜l　　　　　 ./ミ彡|.|
　　　　　　　　　 ／ 　 l　　　　.`-/-'ﾞV　||
　　　　　　　.　 /　 　 .l　　　　　 /ll∩lV ||　　　なんてことだ　
　　　　　　　　/　　　 .l　　　　　./llll∪llⅥ|
　　　　　　　./　　　　.l　　　　　/　/￣| .Ⅵ　　　おっぱいは正義ではなかったのか
　　　　　　../　　　　 .l　 　 　 /　 /＿_l／.|
　　　　　 ノ　　　　　 l　　　　/‐──≦|　|
　＿_ ／　　　　　　　l　　　 /7¨￣￣≧x |
　ﾏ:::|{　　　　　　　　.l　　　//::::::::::::::::::::__[]>
,-‐ﾏ|{　　　　　　 　 .l　　 / .{::::::::::::::::::「|　|
.Z__{:}{　　　　　　　　l　　/　├──‐┤|　|

┌────────────┐
│范ｶｲが悪いよー范ｶｲが　 　 │
└────────────┘


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　　　　　 ●┃┃
　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
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┌────────────────────────────────┐
│前550年、王城の北を流れる穀水と、王城の南を流れる洛水が溢れた　　　　.│
└────────────────────────────────┘


:::::::::'/　　/'　/　/　,:'//,:　'　/　'　/　/　,:'/,。　　。　/'　/　/　,:'/,:　':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::/,:　'　/　'　/　/　,:'/,　　:'/　　/'　/。っつっっつっつﾟ/　/　,:'　/　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::/　/　,:'/,:　'　/　'　/　/　,:''__っﾟー＝＝っ。つ　つ。っっつ　　ザザザーー
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　/,:　'　/　'　/　/　,:／　　／／彡≡≡≡ミミ　　　っ。つ。っつつ/;;;::;;::,iiiiii!!lllllliiiiiiiiiiii/￣//￣//￣/
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｜: :|ヱヱヱヱヱヱ爻ヾ;:ﾐ:ﾉ⌒ﾆ＝==≦ ／.:＾刈狄ﾐ　. . . : :.::| : : └-　　,___|____| : : . .
｜;: |ﾆ　　 ﾆ‐　_:;.:,;';';';';';';';'.:.:.:.:.:.:.:.:i:i:i:iう爪.:.: : : 渊ﾐ;ﾐ;.:.: .: : : : |: : : : : ::::::;:;:;:;:;:;:;:;:::: : : : : . . .
┘ ;:|ΞΞ二　二Ξ二‐‐　__::::::.:.:.:.::: : :i:i:i:;:;:.:.:.: .:渊州;:;: : : : : :|__ : : : : :.:.:.:.:.:.:.: : : : : : . . .
:::;:::;:|二‐ ‐　　　‐　　‐　　‐‐二‐‐　 _: :i:i:;:;::::::.:.:.:渊淵;:;: : : : : : : ´"'　 ‐-　　__. . . : : : :
;:;:;:;:;|二 ‐‐‐　　　‐ ‐‐二二二‐ ‐　　二ﾆ-　_:::::::渊渊;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : ´"'　‐-　　_
;:;:,,ノ三二─ ‐　　　‐ ‐‐二二‐ ‐　　 ‐三二二ﾆ- ｣j_;:;:;:;:;:;::;.:,:;.:,.::.::.::.::.::: : : 　:　:　:　:　: : : :
-ﾆ三二‐‐ ‐　　　‐ ‐‐二三三‐ 　　 ‐ΞΞ‐　‐二三ﾆ‐　_i:i:i:i:i:;:;:;:;:i:i:;:;:.::. : : :　:　:　:　: : :
三三二二─　　　　‐ ‐二二三二--二三二‐　‐‐‐三‐　　二-　_;:;:i:i:i:i:;:;::;.:.::.: : : : : : .:.:.:.:
三Ξ二二‐‐ ‐　　　　‐　 ‐ ‐‐二ΞΞ二‐　　‐ ‐‐三─ ‐ ‐　　 二-　_;:;::;.:,:;.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
三三二……一 ‐ ‐ ‐　　　‐‐ ‐二三二‐ ‐　　‐ ‐三‐‐ ‐ ‐ ‐ ‐　　　 二=‐ _;:;:;:;:;:;::;.:,.:.:.:.:
‐三三‐　　　‐‐ ‐ ‐ ‐　　　 ‐…二Ξ二…‐二　　ΞΞ‐ ‐……‐ ‐　　　　　 二‐ __;:;::;.:,
三三──二二─ ‐ ‐　　　 ‐…二ΞΞ二二三二…‐ ‐　　　　‐ ‐…二二ΞΞΞ二‐ _
　三二二三三二二─　　‐…二Ξ三三三Ξ二二……─ ‐ ‐　　　　　　　　‐ ‐ ─…ﾆ
ΞΞ二ΞΞ二… ‐ ‐　　‐二三三三Ξ二二Ξ三三二二……── ‐ ‐　　‐‐……二二


.

┌────────────────────────────────────┐
│穀水が王城の西で南下し、洛水にぶつかり、水流によって王城の一部が破損した　 　 .│
└────────────────────────────────────┘

;:;:;:;:;:;:＼ ＼;:;:;:;:;:/ﾆﾆ/　　　,|／;:/;:;:;:;: / /:i|洲i洲|::|/;:;:;:/;:;:;:;:;:/:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　 ノ'^ｼ⌒　⌒ヽｰ～'⌒　⌒ー-=
;:;:;:;::;;:;:;|:＼ ＼;:/ﾆﾆ/　　 ／l/;:;/;:;:;:;: / /::j|ｉ洲洲|/|::::::/::::::::::/:/:::;.:,;:;:;:;:;:;:;:;:　 '＾:､ﾉ : : :　;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::
:::::::: :. :|.:.:.:.:lヽ ＼ﾆ/　 ／ /.|.:./.:.:.:.: / /.:./|i洲i洲|.:|.:./:::::::::::/:/;:;:;:;:;:;:;:;:　　 ノ:　, 'ﾟ　;　.::::::::::.:.:.:.:.:.::::::::::::::　 ;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:::|::.:.:.:|_/＼ ＼／　 /　|/ : : : / /.:./,i|]洲洲|: |/.:.:.:.:.:./:/.:.:.::::::::､､丶ノ´ j乂 　 {ノ ,;:;:ノ:| i'⌒::;:;⌒ヽ: : }　 )
;:;:;:;:.::.:l.::..√/ニﾆ＼ ＼ / 　 | : : x/ / |//i|i洲i洲|/|:::::::::::://:.: : :｡,ノﾚ'.:i'´　;ノｨ'⌒ヽノ　ｼ'ﾞ.: 川　::j//.:.:ノ ノ　(::
.:.:.:.:.:.√￣7ﾆニ///:＼ ＼　 |／ /::/　|/ ||i洲i洲|: |.:.:.:.:.://.:.:.:.:.:.:乂__ノ......'″.:）.:.:'′ノ´ .:　 ,;　.::′.:.:.(⌒　 ノ´
ｰｰｰ,|　　ｼニﾆj{_/ ー:ヘ　＼|- /::/　 :｢~||洲ｉ洲i|"|⌒＾//￣ ￣ ￣ ｰ ｰ_ _ _彡'⌒ノ´..:　 ／ ).:.:′.:.:.:　)⌒.:.:.:.:
: : ,､ｼ|／/二ﾆj{/.:|.:.:./:/:|＼__∨::/　　 〉:||ｉ洲i洲|: |: : ://: : :-＜ ⌒￣.:.:.: : : 彡'⌒　;　／　 ノ: ;　.:.:.:.:.:/:::::::::／
.:'´／　 /ニニj{.:.:.|::://: :.|／//:::/＼／: .||i洲ｉ洲|.:.|.:.:// - _｡ ; ﾟ　｀`' ' ' ' "´　_ _ __彡'′ノ´: :ノ.:,､-=彡.:／´: :ノ
／｜ ,.:'二ﾆ=j{ . ..|// ｡: :|≠/:::/__/:/ｰｰ||ｉ洲ｉ洲|: | ://.:.:.:.:.:.:二＾^'ｰ-　__　　　_ _ __彡'′γ´/´　/　／ : : ／::::
　　|ノ_'二ﾆ=j{　ノ|/＿／__,/:::/_x'_/＝=」「洲洲i|. |//　　　　　. . . . . . : : : : : : : : : : :ﾆ=-'ﾟ　ノ　.:'"⌒.:.:.:.:::(:::::ノ⌒
　 /{乂∥二j{-=ミ； ｡￣｡;/:::/;:(＿);＼_｣「ｉ州ｉ洲|.://: ; ;_. . . . .__　-～～.:.:.:.:.:.:--‐‐==彡'^⌒.:.:.:.:.:.:.:.:::::::,､シﾞ
／|ﾉし∥二j{___彡' ( 。ﾟ /；:/｡ﾟ゜,｡∴,__ﾄi「ｉ洲ｉ洲|//: : : : ´"'ﾆ=‐-=ァ'"⌒　ｰ-=ﾆ二￣＿. . . .. __彡'^77'′
: :ハ(_∥二j{'"^て＞イく二77==ｧoﾟ ；ﾟ i「州洲洲/.:ﾟシ⌒.:´´⌒ヽノ_。-～__-～'⌒　　　　　　　 ,､-彡′. . . : : :
.:ﾟ　 ）_7二(__)＜　　　 くi:i:i:州_ｱ.:.:.:ﾟ.:;;;;i｢川州洲ｉ'ﾟ (__ノ'＾ ｰ ｰ '⌒　ノ⌒ｿ.　.　.,､-ｧぅう⌒＞'"´ ／　. : : : .:.:.:.:.:.:
从( (_'二j{以⌒ーｧ'^ｰ-　￣ｱ.:.:ｎ.:.:<_i「川洲'"ﾟ゜∵；｡ .: .: .:／､__ノ⌒ ～ _　⌒''ミミ之:;シ;:;:;:;:ノ⌒ヽ: : : :.:.:.:.::::::::
＼／|ニj{／｀` >'ﾞ : : :／￣__.:.:(()).:.:,,i｢州i州i洲|'"⌒''ミぃく⌒)　｀`'' '' ｰｧ'⌒ヽ　 ＼　｀丶ヘ､:::::::::::::.:.:.:.:,､- ⌒
＼|／¨´.:.:.:.:／-ミ.:／　　//￣｀㍉=｣「州)ﾉしル'⌒うぃ、ノし'′. . : : : :)⌒ヽ､....　　　｀``｀　　丶､.:.:.:.:ノ.:.:.:.:::::::::
＜|　＿,|￣　｀ ｰヘ　　 〈￣＼　　｀'i｢州Ｉj　'⌒つ　　　　｀°' ''　　　､ノノ;:;:;:;:;:;:;:;:ミミ之__. . . : : : : ｀`｀｀`'～～ｰ
／| /７｜‐　_　　　 ＼: :＼:::::::＼__,i｢州ﾙし ﾟ }　　　. . . . : : : : : : : : ⌒ ミﾐぃ､、.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;￣⌒｀`:;:;:.:.:::.:.:.;:;:
　 |'７　 |　　　￣　-イ : : : :＼:::::::::i「ﾙ'ﾟ ,.:ﾟ　,丿　　　ノ⌒;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒丶;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:


.

　　　　　　　　　　　　{　　　　　　7￣ﾞ''ｰ.._　　.lﾊ,_／　　　　　　　　　 ／'´
　　　　　　　　　　　　 入　　　　 7　　　　 ＼. lハ二ﾆ=,,＿　　　　／
　　　　　　　　　　　／: : ヽ　　　￤　　　　　　ﾞ| .ﾔ〃i冫､￣^''-ｨ'"　　　　／
　　　　　　　　　　 /: : : : : ＼-''彡　　 ､.　　　│ .!　./: : : ＞'ｪ　ﾑ　　　ノ’　　　これが地球温暖化による異常気象か
　 t　　　　　　　.ψ: : : : : : ..,,~　　　 　│　　_ ﾘ　!|'く: : : : :: / ゝ　ゝ　弋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　ﾞ＼　　　　　　|: : : : : ￤　　　 　 l: │　/介l　个､ ＼: : /: : :;＼ ＼　ﾞﾍ-‐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　なんでやねん　　|
　　　` ＼　　　　￤: : : : : : ＼ ヽｬ､_ﾘ　レ久万}　,ｌ:::ム　 ＼　/: : ｀,, ヽ　 _ノy　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
　　　　 ｀个,,　　　 '、: : : : : : : ＼_ ≧丈ﾌン .ﾘ　 ﾘ::::::lﾍ　　 ﾞ〈: : : :│ ﾍノ lii
__....-‐‐''丁''-`ｰ＿ ﾍ: : : l下三チﾏ∥辷マ ノ　 ﾉ ｝::::ハ　　　　!: : /1　.!:　|!!ﾉ　　やはりCO2排出削減せんならんわ
　　　　 │ ﾉﾐミ-,,￣`ー､上ｰ---‐"lｌ丿癶.く　 ./.ﾉ::::ﾒ ,!　　　 l ﾍ/::::|　.|: :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ´￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　!　l!::::ﾞﾞﾞ〈/ﾞ''‐.._ ＾￣`ｰ―‐ﾆ∧ 　ハノ./;;;;;ｿ　ﾘ　　　 |　 ﾍ::: |. │: : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　荒れる話題やめ　|
　　　　　!　!: ｀‐./.:.:│￤''ｰ-....,,＿　 ﾔ匕´:::::ﾝ广ﾑ　./　　　│　　ﾍ::|　.|: : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、＿＿＿＿＿＿_ ﾉ
　 ___..-│￤: : : ￤.:.:.:ﾍ.　｀:,, ﾞ''ｰ-二"^_....- 彡ﾞ.:＼j∠　　　 !!　　　 ﾍ| │: .
￣ 　　　!│.._: : : !.:.:.:.:.:＼.　゛ｰ--彳ﾞﾞ一'''"ﾍ: : :　 　　　　／"ﾞﾞﾞﾞ￣ｰ-ﾍ│／_
---,,__,,_ .! ｛_ミ｀‐ｭ　.:.:.:.:.:｀ｰ...._　 弋|!　　 　ﾍ　　　 　,ｨ＜ｲ"￣ﾞ''､､ ∥ ∨　　　　とりま、川を堰き止めて城の修築作業せな
　　　 ﾍﾍ│ヽ..._: : | 　　.:.:.:.:.:.:.:.:.: ￣　　　　　 ﾞﾍ¨く´　 y ﾞヽ　 　　l ∥　 ト-..
　　＿...У│｛:::::::::::ﾄ　　　　　　　　　　　,,..-´く´ヽ.＼　!　　 ﾞヽ　　ﾘi ﾞﾍ　ﾔ
――ｰ 、:: ＼ ＼:::::ﾔ＼　　　　　 _,_-‐二　　 ＼ ヽ ＼ 、　　＼_ﾉﾉ　　ﾊ .ﾔ
: : : : : : : iiY､: ＼.＼::ﾔ　 `＞--‐'''''ン''ヾ￣ﾞﾞ''' ､,ヽ ＼, ＼`--‐ﾍ ∥　　ﾉ .ﾔ


.

　　　　　　　　 　 　 -─､─- ､
　　　　　　　／':´: : : : : : :ヽ: : :.｀ヽ､
　　 　 　 ／　　. :　　: : : : : : : .　　 :.ヽ
.　　　　 /, : :　, ' /:　! 、 　 i : : .　:ヽヾ:!
.　 　 　 }': : ／:i :!: : i: :.',: : :.i ; :,!: : : ',: ﾞi
　　　　/.: :/: : :i:ﾊﾄ､:i : :', : :,!i ;ｲ: : ､: ': :ヽ
　　　　',: :,': :〃‐弋‐　､ﾊ :/ﾚ'木:､: ; : :V:!
　 　 　 ヽ!: /'、くでjl`　ソ´ ｲJ}`y〉: ; : }ﾘ
　　 　 　 N: : :ゝ｀　　　　 　 　 ´/: :ﾘ:./　　　王よ、お待ちください
　　　　　 V: : : :≧　　　'　　　∠; ' : :i'
　　　 　 　 ヾ: :､ミ、　 ￣´　 ,ｲ:":/,':/　　　　古来の民は山を崩さず、藪を埋めず
　　　　 　 　 ｀＼:､:i＞ ＿ イ〃／'"
　　　　 　 　 　 , -ｿ　　　　 ド､　　　　　　　川を塞がず、沢を開かなかったとか
　　　　 　 　 ／　ヽ／スrヽ / ｀ ヽ､
　　　　　r_'´　 　 // ／/､ヾ　 　 　 ｀ヽ
　　　／. : :｀ｰ-､/ ' / ,レク､ヽ　, -‐':´:｀＼
　　/:::. : : : : : ::::l　　 "／ヽ｀ l !:::: : : : : : :::::ヽ
.　く_::::.: : : : : : : ﾞｉ　　 {;Y;} 　 ﾚ:::: : : : : : : :::::::i
　　! i｀ヽ､:::: : : : ﾞi　　 ヽ/　　!::::: : : : : :, -─r'
.　 !: |　　',｀ヽ;;::: : 〉.　　}{　　ｨ::: : : /イ,'　　 ﾊ
　｜ 　 　 '　/::::::/　　 ハ　　ヽ:::::::! ,.'　　　;' |
　 |　　　　　 ゞ::/　　 /;|.|ﾄ、　 ヽ:/ ′　　 '　|

　　　　　　　　　王太子・晋


.

　　　　　　　　　　　　／　　 ｀｀'´　 ｀ 丶、
　　　　　　　　　　／:.　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　/::::::::　　.　 / ..:.　　 　 　 　 ﾞ､
　　　　　　　　 ,':::::::::::.:...::.　,'::.:::::.::::::.::...:. ヽ. 　 ',
　　　　　　　　,':::/::::::::::l:::::..i:::;:::::::i::::::l:::::l::::...',::.. i
　　　　　　　　 ';':::/::/ハ:::::ﾄ､!:::::::l:::;ｲ:::::;!､::::i::::;'　　山には土が集まり、藪は万物が集まる
　　　　　　　 　 i/:l/､‐_.-ヾﾞ ﾍ::i:ｲ/斗ﾚ‐ﾄヽ:l;/
　　　　　　　 　 ヽ::､:',ヽ'iﾌﾄ　 ヽ' ' ｨｱiﾞゝ//:::/　　　川は気を導く場所で、沢は水が溜まる所
　　　　　　 　 　 丶:';:ヾ ￣　　,　　 ￣,ｲｨ::／
　　　　　　　　　　　>ﾍヽ.　　 _ﾞ _　　 ,.ｲ／丶、
　　　　　 _,,.. ＜¨´　　　 ',＞ 、　,.イ/　　　　　 ＞ ..,,_
　　　　　∧:::::::::::::':..,　　　'､-､ ¨ ,.-/　　　 ,..:':::::::::::::/ヽ
　　　　 /´ lヽ;::::::::::::::'::..､ 　',　 　 /　　,,..:'::::::::::::::／　 ｀ヽ
　　　　/　 __ヽ＼:::::::::::::',ヾヽ、　/,..イ//::::::::::::::://　　　 i
　　　 /　 !＼＼-､:::::::::::::', ¨‐-l\ｆ‐ﾆ /::::::::::::::/,..-､ 　 　 l
　.　 /　　 l　 ＼＼＼::::::::'r''"´7ヽ　 ＼:::::::::／ ／l　　　　i
　　/　　　 l　　　＼＼＼::ヽ__/　 ヽ／::::::／ ／　 l　　　　 l
　.〈　　　　 l　　　　 ＼＼＼　　 /:::::::::／ ／　　　l　　　　,ﾉ




　　　　　　　 　 　 　 , -‐-'´ー- ､._
　　　　　　　　　　,､' : : ,:-'´: : : : : : :＼
　　　　　 　 　 ／: : :／: : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　 /:/ : /: : :, : : : : : :/: : : : : : : ヽ
　 　 　 　 　 !': : :/: :／;.､=7;､イ;i: : |: : : : ､: ヽ
　　　　 　 　 !: : /': :'´ ;| 'iｧz;､,'ﾄ|: :/;ｲ: : : }: i l
　　　　　　　 !: : : : : : :{ 　`''゛'｀ !/'´/ｲ;ｨ:/: ﾘ'!
　　　 　 　 　 '; : : : : ;|ヾ　　　　　,ｨ')y'/;ｨ:/　　　天地開闢より、物が集まって高地（山）となり
　　　　　 　 　 ヽ:|'; :{ﾍ 　 　 _ 　 ゝ./!'´ !'
　　　 　 　 　 　 /' ヽ! ､　　　´,. ィ':i/　　　　　　　物が帰して低地（沢）となった
　　　　　　 _,,..../　　　 /｀ ‐' ´l／ﾘ゛
　　　　　　ﾉ　｀丶､　　{、　　 ´　　　　　　
　　　　　/ ' ‐- ､ 　 ＼ﾄヽ、　　　　　　　　　　　　高地からの流れが川谷を造り、気を導いた
　　 　 ,ｲ;;;:::､:_:::::::｀ヽ､ _＼!｀)、
　　　 i;/　　　 ヽ::::::::::::', ｀>ヶ､:>　　　　　　　　　そして低地に水が溜まり、万物を潤わせた
　　 　 !　　　　　'､:::::::::::',∨|:ﾊ! ',
　　　 /　　　　　 iヽ､:i::::::',. |:| ';〉 i
　　　/　　　　　 l 　 /::::::::',.L!　';. !
　　 /　　　　　　| ! /::::::::::::l　　 ハ
　　/　　 　 　 　 V::::::::::::::::l / /　 ',
　 /__,.､ -‐┐　　 l::::::::::::::::l　/　　 ,〉
　　　｀|　　　'7:ｰ‐'､:::::::::::/ /|__／|
　　　 |　　　 |;;:::::::::）:::::::〈　|:ヽ 　 |


.

　　　　　　　　　　　　,,=----"~~=-,,,,,--,,
　　　　　　　　 ,-=^"~　　　　　　　　　　 ~＼-,,,
　　　　　　　 ,/　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ、
　　　　　　 /　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　 ./ /　/　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　/ /　/ /　/　　,　　　i　 ヽ　|　　ヽ　　　　　　ヽ
　　　　 / /　 |　|　|　　 |　　　|　　ヽ ヽ　　ヽ　　　　　　ヽ
　　　　 | ||　i |　 |　| .|　|　　　|　 |　)ヽヽ　　ヽ　　　 ,,　　|
　　　　 | ||　| | ヽ|　| |　||　|　/|　| / ヽ＼　　 ヽ　　　|　　|
　　　　　| |　| |　|,,ヽヽ　|| .| /~~ヽ|~=-| /iヽ　　|ヽ　　|　 /|
　　　　　 'ヽ|| |ヽ|~ヽj''ヽ|V|/ "i^j~^-, |/ |ヽ＼ |　 |　 |　/ i| 　　川の流れを塞ぐのは、万物の秩序を狂わせます
　　　　　　　 || /ヽ　 ,　　　　　'~　　 /　// | ヽ|　　|/　/ /　
　　　　　　　　/　 | ./　　　　　　　　　／/／| | | ／　./ /　　　　予期せぬ事態が起きるかもしれません
　　　　　　　　| / ヽ　　　　　　　　　"ノ／　　| ／　　 ./
　　　　　　　　| |　　ヽ　 ー-　　　　 ∠~,,,／／ ／　／　　　　　何卒、古の教えに従ってください
　　　　　　　　 |ヽ ||　 .iヽ　　　　　　,,-~/／/／　／
　　　　　　　　　 ヽ|ヽ　|ヽヽ＿,,=-^~　／　／/／-,,,,,
　　　　　　　　　　 '　 ヽ| ヽ,,,-="ヽ　　　　　　 |~~~/ ┐
　　　　　　　　　　　　　,,-=^　　　 |　　　　　　 |／　　ヽ
　　　　　　　　　　　　/　　　　 .／|　　　　　 ／　　　　　ヽ





　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿__/.l　　 /〉 　 　r┐
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／{￣ヽ　 ./　l　///／￣/ / ､　　　そうは言っても、城は直さんとアカンし
　　　　　　　　　 　 　 　 〈〈と二:::)〉 .|　 l_/ { {′　 ⌒ 　 '.
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣|　 ／∧ rf__/＿　　 }／〉　　直すには一時的にでも川を堰き止めんと無理やしなあ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {／‐〈 .∧＞￢イ-‐／￣＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::/::＼ `=∠二／￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:::::/:::::::::::＼／:::/　〈￣　／￣/^i/7　,-､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '::::|＼＿__)/::::::〈＿＿_xく.　　/::/::/／／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::::::::|::::／　/ 　 　fﾆﾆ´>:‐＜:::く＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣7Tニニ二　イ＿　　　 　 ｀ヽ:::::::y─‐'
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　／￣V⌒ヽ＿_彡}　 ＼　　　　　 ￣
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 //￣7:ﾄ､／{ｉ──┐ 　 ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀¨>| | .// :|　　 | r‐┐∧　　　}＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 .／ .| |// .八＿.ﾉ||　//　 ＼xく＿/
　　　　　　 　 　 　 　 　 __∧/　　ﾚ' ／＼＿／||_// ＼ 　Vハ　＼
　　　　　　　 　 　 　 　 // /＼／／　　 .／〉　|.／＼　＼ }＿ﾄ､_/＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 〈/ /　　 X＿＿／￣　　　　　 ＼／＼ 　＼.　＼
　　　　　　　　　　 　 　 ＼　／／　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＼> 　 .＼　.〉


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　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　＼　　__　　／
　　　　　　　　　　　＿　（ｍ）　＿ﾋﾟｺｰﾝ
　　　　　　　　　　　　　　|ミ|
　　　　　　　　　　　／ 　.｀´　 ＼
　　　　　　　　　　　　 ＿＿__ __
　　　　　　　　　　　　'ｰr‐‐r､`､ ＼
　　　　　　　　　　. ‐'　￣￣￣ ｀' ､ヽ.　　　 1
　　　　　 /.　　／ :　 ∀　 / 　 　　＼ ､　　l |
.　 　 　　l.　　/　 __､ == ./＿__　　　　l i　 ﾉ l　　　せや、ええ事思いついたで
　　　　　li 　 l r'´rｰ`r‐i´ r‐‐､｀ヽ　　 l ﾚ'　/
　　　　　|li　 l ヽ.__ﾆﾉ^ヽ....ﾆﾆ´-' ,. - '　 ／
　　　　　ヽ`'┴ー--｢￣|l-‐‐ ''"´　　 ,ｨ l
　　　　　　ヽ､＿ 　｜__.|| 　 　 _,,.. イ /┘
　　　　　　　　＞二j^ーﾍiﾆ二 --く.∠.__　　rー--
　-‐'' ´|　rｧ-―､-‐/7 7'''ブ￣｀く　　＼ 　 |
　 　 　 |　ﾄ--‐'ノ　| |　|　 ゝ--‐'ｿ ,. -‐'ヽ |
　　　　 ﾚへｰ＜..　| |　| 　 ＞‐ｧ'⌒ヽ､-へ|
　　　　（　　））ｰ､｀| |　ﾚ''´. -‐ﾄ､ 　 ﾉﾉ　 〈













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┌──────────────────┐
│前549年、斉が周都の築城に協力した　 　 .│
└──────────────────┘

┌─────────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　そこにいるよ　　　　　　うわっ、いたのか　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　　　 　ヾ~ｿ~~ソ　　￣￣￣￣∨￣￣　　　　　￣￣∨￣￣￣￣　　　　　ヾ⌒ｿ⌒ソ　　　　│
│　　　　　　　/xx.３　　 　 　 　 　 Λ＿Λ　　　　　　∩∧ ∧ 　　　　　　　　　　εxヽ　　　　　　 │
│　　　　　　 \xx ３　　　　　　　　（　´∀｀）　　　　 　ヽ（；ﾟДﾟ） 　　　　　　　　　 εxx￥　　　　　..│
│　　　　　　 |xxx ３,,,, 　 　 　 　 ［|　　　　）つ　　　　　　＼⊂＼ 　　　　　　　　,,εxxx.|　　　　　 .│
│　　　　　　 ゝxx,へイ⌒）　　 .　 ｜ ｜　| 　　　　　　　　.〇-､　）～　　　 　/` /＼xxソ　　　　.....│
│　 ∧＿∧.ミゞ　◎WW　　 　 　 （_＿）＿） 　 　　　 　 　 　 　∪　　　　 　（´∀｀＿_く彡　　　　 .│
│　（　｀∀´）（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣（（￣@　　　　　　 │
│　（　つ　/￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//￣//人＼＼　　　　　...│
│　　　 /￣//￣//￣//￣//￣///￣//￣//￣//￣//￣//＿＿＿＿＿∧＿＿＿＿＿　　　...│
│　　/￣//￣//￣//￣Λ＿Λ//￣//￣//￣//￣//￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│/￣//￣//￣//￣//（　　　　）￣//￣//￣//￣//￣//　　　　オミャーモナー　　　　　　　　..│
│@,==@,==@,==@,==@,（　　　　つ==@,==@,==@,==@,==@,==@　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　｜　　　　　　ﾉ　ﾉ　 ﾉ　　｜　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　 （＿（＿_）　ｵﾏﾀｾｰ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
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　　　 　 |＿.|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|＿|_＿＿r‐r r r┐
　 　　／　　　⌒ｗｗ⌒　　＼　　匕ゝLL |　　
　　／　　 （ ◎） 　（◎）　　　＼　　`┐　|　　　晋に睨まれると厄介だからな
　 /　∵∴⌒Y__人__Y⌒∵∴ 　ｌ　　 .|　 |
　 |　　　　　　｝r┬-｛　　　　　　 |　　 |　 |　　　こうやって王の歓心を得ておくんだぜファック
　　＼ 　　　　　`ー'´ 　　　　　／　　/　 |

　　　　　　　斉の荘公
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





　　　　　　　　　　　　{　　　　　　7￣ﾞ''ｰ.._　　.lﾊ,_／　　　　　　　　　 ／'´
　　　　　　　　　　　　 入　　　　 7　　　　 ＼. lハ二ﾆ=,,＿　　　　／
　　　　　　　　　　　／: : ヽ　　　￤　　　　　　ﾞ| .ﾔ〃i冫､￣^''-ｨ'"　　　　／
　　　　　　　　　　 /: : : : : ＼-''彡　　 ､.　　　│ .!　./: : : ＞'ｪ　ﾑ　　　ノ’
　 t　　　　　　　.ψ: : : : : : ..,,~　　　 　│　　_ ﾘ　!|'く: : : : :: / ゝ　ゝ　弋
　　ﾞ＼　　　　　　|: : : : : ￤　　　 　 l: │　/介l　个､ ＼: : /: : :;＼ ＼　ﾞﾍ-‐
　　　` ＼　　　　￤: : : : : : ＼ ヽｬ､_ﾘ　レ久万}　,ｌ:::ム　 ＼　/: : ｀,, ヽ　 _ノy　　　斉は嫁さんの故郷やからの
　　　　 ｀个,,　　　 '、: : : : : : : ＼_ ≧丈ﾌン .ﾘ　 ﾘ::::::lﾍ　　 ﾞ〈: : : :│ ﾍノ lii　　
__....-‐‐''丁''-`ｰ＿ ﾍ: : : l下三チﾏ∥辷マ ノ　 ﾉ ｝::::ハ　　　　!: : /1　.!:　|!!ﾉ　　晋と何かあったら仲介ぐらいしたるで
　　　　 │ ﾉﾐミ-,,￣`ー､上ｰ---‐"lｌ丿癶.く　 ./.ﾉ::::ﾒ ,!　　　 l ﾍ/::::|　.|: :
　　　　　!　l!::::ﾞﾞﾞ〈/ﾞ''‐.._ ＾￣`ｰ―‐ﾆ∧ 　ハノ./;;;;;ｿ　ﾘ　　　 |　 ﾍ::: |. │: : :
　　　　　!　!: ｀‐./.:.:│￤''ｰ-....,,＿　 ﾔ匕´:::::ﾝ广ﾑ　./　　　│　　ﾍ::|　.|: : :
　 ___..-│￤: : : ￤.:.:.:ﾍ.　｀:,, ﾞ''ｰ-二"^_....- 彡ﾞ.:＼j∠　　　 !!　　　 ﾍ| │: .
￣ 　　　!│.._: : : !.:.:.:.:.:＼.　゛ｰ--彳ﾞﾞ一'''"ﾍ: : :　 　　　　／"ﾞﾞﾞﾞ￣ｰ-ﾍ│／_
---,,__,,_ .! ｛_ミ｀‐ｭ　.:.:.:.:.:｀ｰ...._　 弋|!　　 　ﾍ　　　 　,ｨ＜ｲ"￣ﾞ''､､ ∥ ∨
　　　 ﾍﾍ│ヽ..._: : | 　　.:.:.:.:.:.:.:.:.: ￣　　　　　 ﾞﾍ¨く´　 y ﾞヽ　 　　l ∥　 ト-..
　　＿...У│｛:::::::::::ﾄ　　　　　　　　　　　,,..-´く´ヽ.＼　!　　 ﾞヽ　　ﾘi ﾞﾍ　ﾔ
――ｰ 、:: ＼ ＼:::::ﾔ＼　　　　　 _,_-‐二　　 ＼ ヽ ＼ 、　　＼_ﾉﾉ　　ﾊ .ﾔ
: : : : : : : iiY､: ＼.＼::ﾔ　 `＞--‐'''''ン''ヾ￣ﾞﾞ''' ､,ヽ ＼, ＼`--‐ﾍ ∥　　ﾉ .ﾔ


.

　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　
　　　　　　 　 　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　
　　　　　　　　 l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ﾍ 　
　　 　 　 　 　 l　　　/　　　　,|　　　　　　　 i　　　　　 　ヽﾉ　
　　　　　　　　i,//　/ 　 　,　/! i、,　　 i　　　i　　　.　　i 　 l　.
　　　　　　　　/,i　//　　/| / l/ i　l、 　!　∧ i、 iヽ 　. lﾍ　!　
　　　　　 　　.i .i // _,,. -ｰ-.,,,__　i | ヽ　!　l i_⊥r|┼iヽ. | i |　
　　　　　　　 |　l//! 　/　／~ｒ-｀''’　 V | /ｲ)ヽ＼　 i i　| ﾉ 　
　　　　　 　 　い/ | ,/ ゝ　　 ヒﾉ　　　　i/　ゝﾉ　　/ヽ!ノ　　　
　　　　　 　／＼!ヾ/　　ﾍ　 、,,　　　　 ，　　、､ /　　|　　　　
　　　　　／ ／ヽ;;::v＼丶 ゝ 　／⌒ヽ､＿_　　ノ/　li. l　　　何を思いついたかと思えば・・・
　　　　/　,へ＿ ＼;;:::::＼＼　 !　　　 　　　）　イ ./）ﾉ　　　　
　　　　l /　　 　 ＼ヽ;;::::::i｀へ ＞　＿ 　／／/ !/ |'　　　　諸侯に修築作業をやらせて
　　　　 |　　　　ゝ　 Y;;:::::| 　 _ﾆ ｰ..,,__,..イ::::/　　　|　　　　　　
　　　　 |　　　　　ヽ　|;;:::::レ´　 〉―)>、｜/／　　|　　　　咎が行くように仕向けただけですか！
　　　／　　　　__　丶|;;::::::::l　 , >／／:::/／　 　 　ヽ　　　　　
　　/　　　　　　　へ ゝ:::::::::l <_,..!／:::::/　　　　　　　ヽ
　 /、_　　　　　　　　 ｒ’::::::::| ／:::_ ; :/　　　　　　　_,,. 」　　そんな事をしても秩序を乱す事に変わりはありません！
　　　 , ～_　　　　　　|:::::::::::::::／''~ﾌ　　　　　　／
　　／;;;;;;;;;ーr― ＝-i'　--ーi'　　 ^{=-‐ー -r'
　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　 　 　 |;;;;;;;;;;;;;;;ヽ 　　|　　　　｜






┌────────────────┐
│翌年、荘公は崔杼に弑逆される　　　　│
└────────────────┘

┌───────────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　i!i||!!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　　　　　　　　i!i!:;:;!i!|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　!i!|i|!i　　　i|!i|!|i!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　　　i!i!i!!!||__Ω＿__!i!|i|!i|!,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　i!i!;;;　／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼:;:;:;:;!i!|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　　!|i　　　|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿||i!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　!i|　　　／（ ◎）}liil{（◎）＼　　;;;;;i|　　　そ・・・そうだったのかファックーーー！　　....│
│　　　i .　／：： ⌒Y__人__Y⌒ ：：＼　;;i!i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　!!!!i　 |　　　ヽ　|!!il|!|!l|　/　　　|　　!i!|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　!i!　＼　　　　|ｪｪｪｪ| 　 　 ／　　!i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　i!　!i　　　／ 　　　｀⌒´　　　　＼　　!i　|!|i!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　!i!;;!!　　(<<<)　　　　　　　　（>>>）　!i!|　i|!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　 i!ii!!　　 |、　i、　　　　　　　,i　　/　　!i!i!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　i!!!;;;;　　ヽ＿/　　　　　　　ヽ__/　　!i!|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
│　　　i!iii;;;;;　　|　　　　　　　　　　|　　!i!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└───────────────────────────────────┘

┌───────────┐
│いや絶対関係ないで　　　 │
└───────────┘


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┌──────────────────┐
│前547年12月、晋の韓起が周を訪問　　　　.│
└──────────────────┘

::.　　　　　　　　　　　　　　　,ﾑ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　 　,ﾑ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　 　 ,ﾑ:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　ム:::::::∨l::::: |::::::::::::::Ⅴ／:::/::::::.　　　　　　 l
　　　　　　　　　　　　　　,ﾑ::::/-　、l::::::::::::／::::::::/:::::::/:.　 　 / 　　l
　　　　　　　　　　　　　 ﾑ::::::lﾏヽ、 |::::::／ー -　_ l:::ｲ:::::.　 ./.　　 ﾄ|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /::l ﾍ・ ヽl／　　　_　＿.l/ l::::::::. /./| 　 ﾊl
　　　　　　　　　　　　　　 ハ| 　｀　　　　　　 ・ ＿ ｹ l/::::,ﾍ/ l:/|/
　　　　　　　　　　　　　　　　l 　　　、　　　　　　　　　lﾍ/ 〉./::l/
　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾄ,　　　　　　　　　　　　　　　 /:,ﾍl
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　　　　　　　　　　　　／ﾊﾍ/　　　晋の卿・韓起と申します
　　　　　　　　　　　　　　 　＿ 〉、ー-　　　　　　　.: ://
　　　　　　　　　　　　　, イ「l　|: : ヽ　　　　 .　 ＜　 ﾑ,　　　　
　　　　　　　　　　 .z匕:　:　ﾍ ｀、: :.ﾍー　´: :　　　　　.l｀ヽ、
　　　　　　　 　 ／:　:　:　:　:　:　ヽ、 : : : : : :　　　 　 / /:　｀ヽ、
　　　　　　_ｚ七:　:　:　:　:　:　:　:　: ｀ヽ、: : : 　　　 ／ /:　:　:　: ヽ、
.　　　　 /　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:::::::＼::::::::::／::::::::::　:　:　:　:　＞ｘ
　　 　 /:　:　:　ﾍ :　:　:　:　:　:　:　:　:　｀ ::::｀ー´:::::::::′:　:　:　:　:　:　:　ﾍ
　　 　 |:　:　:　:　ﾐ.:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:/: |
　　　　l:　:　:　:　: | :　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　: l:　l





　　　　　　　　　　　　{　　　　　　7￣ﾞ''ｰ.._　　.lﾊ,_／　　　　　　　　　 ／'´
　　　　　　　　　　　　 入　　　　 7　　　　 ＼. lハ二ﾆ=,,＿　　　　／
　　　　　　　　　　　／: : ヽ　　　￤　　　　　　ﾞ| .ﾔ〃i冫､￣^''-ｨ'"　　　　／
　　　　　　　　　　 /: : : : : ＼-''彡　　 ､.　　　│ .!　./: : : ＞'ｪ　ﾑ　　　ノ’
　 t　　　　　　　.ψ: : : : : : ..,,~　　　 　│　　_ ﾘ　!|'く: : : : :: / ゝ　ゝ　弋
　　ﾞ＼　　　　　　|: : : : : ￤　　　 　 l: │　/介l　个､ ＼: : /: : :;＼ ＼　ﾞﾍ-‐
　　　` ＼　　　　￤: : : : : : ＼ ヽｬ､_ﾘ　レ久万}　,ｌ:::ム　 ＼　/: : ｀,, ヽ　 _ノy
　　　　 ｀个,,　　　 '、: : : : : : : ＼_ ≧丈ﾌン .ﾘ　 ﾘ::::::lﾍ　　 ﾞ〈: : : :│ ﾍノ lii　　　　ようきたの
__....-‐‐''丁''-`ｰ＿ ﾍ: : : l下三チﾏ∥辷マ ノ　 ﾉ ｝::::ハ　　　　!: : /1　.!:　|!!ﾉ
　　　　 │ ﾉﾐミ-,,￣`ー､上ｰ---‐"lｌ丿癶.く　 ./.ﾉ::::ﾒ ,!　　　 l ﾍ/::::|　.|: :　　　　　けど、何の用事で周に来たんや？
　　　　　!　l!::::ﾞﾞﾞ〈/ﾞ''‐.._ ＾￣`ｰ―‐ﾆ∧ 　ハノ./;;;;;ｿ　ﾘ　　　 |　 ﾍ::: |. │: : :
　　　　　!　!: ｀‐./.:.:│￤''ｰ-....,,＿　 ﾔ匕´:::::ﾝ广ﾑ　./　　　│　　ﾍ::|　.|: : :
　 ___..-│￤: : : ￤.:.:.:ﾍ.　｀:,, ﾞ''ｰ-二"^_....- 彡ﾞ.:＼j∠　　　 !!　　　 ﾍ| │: .
￣ 　　　!│.._: : : !.:.:.:.:.:＼.　゛ｰ--彳ﾞﾞ一'''"ﾍ: : :　 　　　　／"ﾞﾞﾞﾞ￣ｰ-ﾍ│／_
---,,__,,_ .! ｛_ミ｀‐ｭ　.:.:.:.:.:｀ｰ...._　 弋|!　　 　ﾍ　　　 　,ｨ＜ｲ"￣ﾞ''､､ ∥ ∨
　　　 ﾍﾍ│ヽ..._: : | 　　.:.:.:.:.:.:.:.:.: ￣　　　　　 ﾞﾍ¨く´　 y ﾞヽ　 　　l ∥　 ト-..
　　＿...У│｛:::::::::::ﾄ　　　　　　　　　　　,,..-´く´ヽ.＼　!　　 ﾞヽ　　ﾘi ﾞﾍ　ﾔ
――ｰ 、:: ＼ ＼:::::ﾔ＼　　　　　 _,_-‐二　　 ＼ ヽ ＼ 、　　＼_ﾉﾉ　　ﾊ .ﾔ
: : : : : : : iiY､: ＼.＼::ﾔ　 `＞--‐'''''ン''ヾ￣ﾞﾞ''' ､,ヽ ＼, ＼`--‐ﾍ ∥　　ﾉ .ﾔ


.

　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　　 ﾄ、
.　　　　　　/　　　　　　　ｲ l　　　　Ⅴ　　　　　　　　　 　 ' ,
.　　 　 　 /　 ./:.　 　 Ⅴ/_ |　 ﾄ　　　　　 ﾘ　　　ｲ|:::　　 |ﾍl
　　　 　 ,ﾍ　./ _::.　 　 ./　 ￣ ｀ヽ |　 :. .Ⅴ/　 /　l:::: /　 l
　　　　　 /Ⅴ/ヽ|: 　|./,-┰－-ﾏ　l　 |:Ⅴ/- ―‐ |:::/　　.|
.　　　　　lﾍ:::|.　 l:　 l'　ﾍ ＿　 ,　　ﾍ　ﾚ /ｱ┰ - _|/|:./ハ|
　　　　　　,ﾍl　　|::Ⅵ 　 　 ￣　 　 　Ⅵ/　、＿ ﾁ　.l/Ⅳ
　　　　　　　|:.　 lﾍﾊl　　　　　　　　　　　　　￣　　/:Ⅳ
　　　　　　　lﾍヽ＿　　　　　　　　　　　l　　　　　　l:::::ﾊ
　　　　　　 　 |::::::|ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l
　　　　　　　　lﾍ:::l. l　　　 ．　　　　　　　　　　　 /
　　　　　　　　　Ⅵ　:.　　　 ー -　　　 _，　　　,　　　　（※）晋の士として、時事を奉じに来ました
　　　　　　　　　,ﾍl.　 ヽ、　　　　　　　　　　／
　　　　　　 /￣ﾑ/　　　 ｀ヽ　　　　　　　／　　　　　　　他の目的はありません
.　　　　　 /　　　｀ヽ　　　　 ｀㌧.、 　 ／
　　　　／　　　　　　｀＞ｭ、　　　 ｀　.lﾄ、
　 ＿,/　　　　　　　　　　　ﾑ　　　　 ｲ　 ー 、
　　 ﾑ　　　　　　　　　　 / 　ｌ 　　　/　 / 　 l
　　　 ヽ　 　 　 　 　 　 /　　 |　　./＼/.　　 |

┌──────────────────────┐
│※諸侯の卿大夫は、周王にとって士階級に相当　 　 │
│　　時事とは四季の貢物　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└──────────────────────┘




　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿__/.l　　 /〉 　 　r┐
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／{￣ヽ　 ./　l　///／￣/ / ､
　　　　　　　　　 　 　 　 〈〈と二:::)〉 .|　 l_/ { {′　 ⌒ 　 '.　　　　　韓氏の当主は古の礼をよう知っとる
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣|　 ／∧ rf__/＿　　 }／〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {／‐〈 .∧＞￢イ-‐／￣＼　　韓氏は晋で栄えるやろな
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /::::::/::＼ `=∠二／￣￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:::::/:::::::::::＼／:::/　〈￣　／￣/^i/7　,-､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '::::|＼＿__)/::::::〈＿＿_xく.　　/::/::/／／
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼::::::::::::::|::::／　/ 　 　fﾆﾆ´>:‐＜:::く＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／￣7Tニニ二　イ＿　　　 　 ｀ヽ:::::::y─‐'
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　／￣V⌒ヽ＿_彡}　 ＼　　　　　 ￣
　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 //￣7:ﾄ､／{ｉ──┐ 　 ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀¨>| | .// :|　　 | r‐┐∧　　　}＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 .／ .| |// .八＿.ﾉ||　//　 ＼xく＿/
　　　　　　 　 　 　 　 　 __∧/　　ﾚ' ／＼＿／||_// ＼ 　Vハ　＼
　　　　　　　 　 　 　 　 // /＼／／　　 .／〉　|.／＼　＼ }＿ﾄ､_/＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 〈/ /　　 X＿＿／￣　　　　　 ＼／＼ 　＼.　＼
　　　　　　　　　　 　 　 ＼　／／　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＼> 　 .＼　.〉


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┌──────────────────────────────┐
│6年後、韓起は晋の正卿となり、その子孫は戦国時代に王となった　　......│
└──────────────────────────────┘

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　　 　　　　　　　,､-''"￣￣￣"''‐ 、
　　　　　　　.,／　　　　　　　　　　　"''‐、
　　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　 ＼、
　　　　　./　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　.　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ＼
　　　　/　　　　　　　 |,　　　　　　　　　　　　　iヽ,
　　　 ,i　　　　　　 ,　　i,　　　　　　　　　　　　　i,
　　　,i　　　　|　, ./i ,、 i,　　　　　　　 l`,　i,　 l` l,
　　 丿l　　　i　/|/　ii i　i,　　　　 / /l/ i l, .i　 l
　　　 i　　　 i / l─--A　i,　　　 / //￣ﾘリ　 l
　　　 .l /ヽ　l　,'--r-,-、＼,i、　/,､t'')''"`　i/ヾ
　　　 .ｿ l　l　l　丶-｀-　　　 ヽ/　----''　 lｿl
　　　　　i〉 ｈ l　　　　　　　　　　　　　　　 l ｿ
　　　　　　弋l l　　　　　　　　 l　　　　　　l/
　　　　　　　i　l　　　　　　　　　　　　　　 l
　　　　　　　 i.l l,　　　 .、　　　　　,　　 ./
　　　　　　　　 i　l＼　　￣￣　￣　 .／l
　　　　　　　　　 ll　　＼　　　　　,､-' lｿ
　　　　　　　 l￣　ｌ　　　`丶---''　　 l￣"''‐
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　　　　　 　 ━━━━　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●　　●
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┌────────────────┐
│前545年11月25日、周王が薨去　　　....│
└────────────────┘

┌───────────────────────────────────────┐
│☆．。　．：*　゜☆．　　。．：＊::::::::::::::::゜☆．。．　：＊☆::::::::::::::::::　。．：＊゜☆．。．：＊　　　　　　　...│
│:::::::::::::　::::::::::::::::::　:::::::::。．：　＊　　・゜☆　　　::::::::::::::　::::::::::　:::::::::::::::::☆．。　．：*・゜☆．　　。　　　 .│
│::::::::::::::::::::::::　:::::::::::::::．：＊゜☆　　　::::::::::::::::　:::::::::::::::::::::::::．　：*・゜☆．:::::::::::　:::::::::::::::::::::☆　　　　　　│
│。．：　＊・゜☆．。．　：＊　☆．。,-=-､::::．：＊゜☆　　　:::::::::::::::::::::。．：・゜☆．。　　　　　　　　　　　....│
│:::::::::::::::::　＊　:::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣~＼::::::::::::::::::::::::::::::．：＊・゜☆　　　:::::: 　　::::::::＊゜☆．。　　　 　 │
│::::::::::::::::::　:::::::::::::::．：＊〈`9､.iヽr.=∀=,ｭ/|::::::::::::．　：*・゜☆．::::::::::::::::::::::::::゜☆．　　　　　　　　　　　　 │
│：　　　::::::::::::::::::　:::::::::::::ヽヽ' ヽ二口l二ノi_:::::　　　＊　　゜☆．。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　.│
│☆．。　．：*　゜☆．　　。 `(-l|,`ΦlΦ/,|=-〕．。．　：＊☆::::::::::::::::::　。．：＊゜☆．。．：＊　　　　　　　│
│:::::::::::::　::::::::::::::::::　:::::::::。．：（/(=|Θ|=)ヽ`6_）　::::::::::::::　::::::::::　:::::::::::::::::☆．。　．：*・゜☆．　　。　　　 │
│::::::::::::::::::::::::　:::::::::::::::．：,,,　／≠_」　 ﾋ_キヽ　,,,:::::::::::::::::::::::::．　：*・゜☆．:::::::::::　:::::::::::::::::::::☆　　　 　 .│
│。．：　＊・゜☆．。．　：＊　￣￣　　　　￣::．：＊゜☆　　　:::::::::::::::::::::。．：・゜☆．。　　　　　　　　　　...│
│:::::::::::::::::　＊　::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::　☆．。::::::::::::::::::::::::::::::．：＊・゜☆　　　:::::: 　　::::::::　　　　　　　　　..│
│::::::::::::::::::　:::::::::::::::．：＊・゜☆　　　:::::::::::::::::::::::::．　：*・゜☆．::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
└───────────────────────────────────────┘

　 彡彡 )　　　 彡彡 )　　　 彡彡 )　 　　　彡彡ミミ　 　 　( ミミミ　　　( ミミミ　　　( ミミミ
　彡彡彡と　　彡彡彡と　　彡彡彡と　 　彡彡ミミミ　 　つ ミミミミ　つ ミミミミ　 つ ミミミミ
　 |::::::::::::　ヽ　 |::::::::::::　ヽ　 |::::::::::::　ヽ　 　/ ::::::::::::: ヽ　　/　::::::::::::::|　/　::::::::::::::|　/　::::::::::::::|

　 彡彡 )　　　 彡彡 )　　　 彡彡 )　 　　　彡彡ミミ　 　 　( ミミミ　　　( ミミミ　　　( ミミミ
　彡彡彡と　　彡彡彡と　　彡彡彡と　 　彡彡ミミミ　 　つ ミミミミ　つ ミミミミ　 つ ミミミミ
　 |::::::::::::　ヽ　 |::::::::::::　ヽ　 |::::::::::::　ヽ　 　/ ::::::::::::: ヽ　　/　::::::::::::::|　/　::::::::::::::|　/　::::::::::::::|


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┌───────────────────────────┐
│最初にも述べたが、産まれた時から髭が生えていたらしい　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│そのため、神とみなされて、死後に霊と諡された　　　　　　　　　.....│
└───────────────────────────┘
┌─────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　 ＿＿__ __　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　'ｰr‐‐r､`､ ＼　　　　　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　. ‐'　￣￣￣ ｀' ､ヽ.　　　 1　　　　.....│
│　　　　　 /.　　／ :　 や　 / 　 　　＼ ､　　l |　　　　　.│
│.　 　 　　l.　　/　 __､ == ./＿__　　　　l i　 ﾉ l　　　　　 │
│　　　　　li 　 l r' (●）r‐i （●）.｀ヽ　　 l ﾚ'　/　　　　　 │
│　　　　　|li　 l ヽ.__ﾆﾉ^ヽ....ﾆﾆ´-' ,. - '　 ／　　　　　.....│
│　　　　　ヽ`'┴ー（__人__）-‐‐ ''"´ 　 ,ｨ l　　　　　　　...│
│　　　　　　ヽ､＿ 　|r┬-|　 　　_,,.. イ /┘　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　＞二`ー'´iﾆ二 --く.∠.__　　rー--　　　│
│　-‐'' ´|　rｧ-―､-‐/7 7'''ブ￣｀く　　＼ 　 |　　　　　　│
│　 　 　 |　ﾄ--‐'ノ　| |　|　 ゝ--‐'ｿ ,. -‐'ヽ |　　　　　　.│
│　　　　 ﾚへｰ＜..　| |　| 　 ＞‐ｧ'⌒ヽ､-へ|　　　　　　..│
│　　　　（　　））ｰ､｀| |　ﾚ''´. -‐ﾄ､ 　 ﾉﾉ　 〈　　　　　　...│
└─────────────────────┘
　　　　周の23代・霊王（在位・前572年～545年）

┌─────────────────────────┐
│「霊」という諡が単なる悪諡ではなかった証左であろうか　 　 │
└─────────────────────────┘


.

┌───────────────────────┐
│周王には多くの男子がいたが、太子・晋が早世し　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│他の子も戦乱に巻き込まれて殺害された　　　　　　　......│
└───────────────────────┘

　　　　　　　-‐‐- 、
　　　　 ／　　　　　ヽ
　　　　!　 !　人|,.iﾉl_ﾉ）　　なお私は晋の叔向とレスバして勝った事もある
　　　　i 　乂-‐　－! i
　　　　＼ヽ .ゞ　- ﾉノ　　　その3年後に死ぬと予言し、実際に死んだ
　　　　　　｀｀フ　i´
　　 　 　 　 / ＼ﾉゝ　　　　　元々、病弱だったらしい
　　　　　　/__i |丱!_|_
　 　 　 　 / ∧== 1､ニて
　　　　　/ / ﾉ　　　',
　　　　{ｧノ〃　　　　'、
　　　　　 〈　　　　　　'
　　　　　　 ` ┬ ｧ.rｰ´
　　　　　 　.　 |　| |
　　　　　 　 　 |.｜|
　　　　　　 　　!~.i !
　　　　　　 　 i｀'´~)~)




　　　　　
　　　　　　　　　　　　　＜⌒／ヽ-、_＿_
　　　　　　　　　　 　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　還
　　　　　　　　　　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　定
　　　　　　　 　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　姑　
　　　　　　　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　稠
　　　　　 ＜⌒／ヽ-、_＿＿／　溌
　　　　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　趙車
　 　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　弱
　＜⌒／ヽ-、_＿＿／　延


.

┌──────────────────────────┐
│数少ない存命の王子・貴が王となった。周の景王である　　　　.│
└──────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　,､　-- ､i!__
　　　　　　　　　　,　'´　　　　　　　｀`ヽ､
　　　　　　＿ ,／　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　「景」・・・美諡。義を広め、義を施して力強く行った
　　　　 　 ∠　　　　　li　 ﾄ､ ､　 ､　　　　 ヽ
　　　　 　 /　　　 ,　, |ヽlヽ!ヽ､|ヽ!ヽ　 　 　 l　　　　　　　　深い思慮を以て、その意思を成し遂げた
　 　 　 　 ﾚ!　　./Viﾚ'　 , -ｰニｰ-､ﾚ､　 　 .l
　　　　　　 |　　|i ,-ｰ､　　　'⌒iTｯ 　 .| /`ヽ!
　　　　　　 ヽ,　',　ﾊT:}　　　　 ﾞ´　　　`　ｿﾉ
　　　　　　　　`ヽ',　''´ﾉ　　　　　　　　 _,イ-､
　　　　　　　　　　{l　　`　　　　 　 　 / ヽ┤ |｀`ｰ- ､
　　　　　 　 　 　 /入　　￣　　　　,　　　./　 |　 　　 `ヽ､
　　　　　　　　　 ﾄ､ ゝ>-ｰ' ￣`ヽｲ　　　/　　.|　　　　,､ '" ＼
　　　　　　　　　 了､_　　　　　　　.〉　 ./　 　 |　　 ／　 　 　 ヽ
　　　　　 　 　 　 /ヽ｀`ｰ-l'　　　 |　　/__　　 |　　/　　　　　　　l
　　　　　 　 　 　 |　 ＼　 ,' 　 　 l`ｰ''|　 ヽ､. |　 ﾉ　　　　　　 　 l
　　　　　　　　 　 |　　　`,' 　 　 .lヽ::::ﾉ　　　 ｀　l　 　 ／ 　 　 　 l
　　　　　　　　　　l　 　 ./　　　 ト-辷 　 　 　 `Y　／　　　　　　 l
　　　　　　　　 　 l　　 ./　　　　|　　ﾄ､＿　　_-/　　　　　　　　　|
　　　　　 　 　 　 |　　/　　　　 |　　　 lヽ ｀　　l　　 　 　 　 　 　 l
　　　　　　　　　 L_../　　 　 　 ﾄ, 　　 |　l.　　 l　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　 ゝ/　 　 　 　 ハ　　 ヽ |　　 lｰ､＿,. -‐-t-､__,ノ
　　　　　　　　　　 l　　　　　 /　 ヽ　　　ヽ　　 `l　　　 　 /￣´

　　　　　　　　　周の24代・景王（在位・前545年～520年）


.

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────────┐
│　　 ／￣￣＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　／　　 ⌒　⌒＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　|　　　 　･　　・　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　|　　＠　 （__人_）　　景ってそういう意味でやんすか　　 　 │
│　|　　　　　 |ilililil|/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　|　　　　　｀ ⌒´}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　ヽ　　　　　ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　/　　　 く ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
│　　　|　　　　　＼ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　斉の景公　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　ー=､､
　　　● 　　　　　　　　　　　　　ヽヽ､
　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　ヽl
　　　● 　　　　　　　　　　　 ,　-　‐ゞ―　-　､
　　　　　　　　　　　　　　, 　´ 　　　　　　　　　　ヽ
　　　● 　　　　　　　 ／　　　 i､　　 l 　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　 / /　　 /|/丶　 |ヽ　 i　　 |
　　 　　 　　　 　　 / //　 /　||　ヽ　 l ヽ　l 　　|
　　 　　 　 　　 　 / //|　/　　ll　 ヽ　 l 丶 l ､　|
　　　　　　　　　　l　|/ | /　　　|　し ヽ |　 ヽ」ゝ l
　　　　　　　　　　|　|　|ﾒ - ､　　　　　 ヽ ‐ ´　ヽ|
　　　　　 　　　 　| 　　i　　__　　　　　　　 r ´ヽ　|　　「思慮深い」って、景公の事績と
　 　　　 　　　 　 | 　 i |　´　ヽ 　　　　　 ヽ __ ﾉ　|
　　　　　　　　 　 |　　i | ヽ - '　　　　　　　　　　 |　　　対極にあるワードだと思う・・・
　　　　　　　　　　| 　 i|　　　　　　　　　　　　⊂⊃
　　　　　　 　 　 　| 　小⊂⊃ 　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　 |　　ﾊ 　　　　　　　　　　　　　 |
　　　 　　　　　　　|　　i| ヽ　し 　　　っ 　　　　イ|
　　　　　 　　　 　　|i　 i| i　 l ＞ 　､　_　　イ 　| i|　 /
　　　　　　　　　　　| i　i| l　 l　-‐ﾆ| 　　　 lﾆ ヽ､|　/
　　　　　　　　　　　 |iヽ l レ ´　 丶　　　／ 　　 | /､
　　　　　　　　　　　　| ヽlヽ　　　 ヽ　 ／　　　　|/　,
　　　　　　　　　　　　ﾚ´ ヽヽ､ 　_ ゝY´ヽ - ,　‐
　　　　　　　　　　　/ ヽ　　　　ヽ　､l _」　／ 　／
　　　　　　　　　　 /r ‐ ､　　ヽ　　ヽｙ､´　 ／　　| 　 i
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│霊王の墓は河南城の西南、柏亭西周山の上に作られ　　　 .│
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│そこは民の祭祀が絶える事がなかったという　　　　　　　　　 │
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│景王の時代になると寵臣が増え、王室が乱れた　　　│
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　　 　 i /::::''ﾍ;i　 ヽ　　　 : ::　 ／_,. -ー- .,_＼: : : : : : : : : :://;;ｒ'て　｜　　＜　好　＞
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　　　　ヽ　 :::: ヽi 　 　 　 '　|　　＿　　　　＿　　|: :: : : : : : /;;/:: :::: : :|　　　＜　だ　＞
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│そして景王の没後、王室は大乱に陥ったという・・・.│
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　　　　 　 ﾏ///////ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }/////ｲ::::::::_::::::::::::::::::::::::::从　　
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　　　 　 　 {'////////,ﾊ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｛'/////,{ .|r≧=〈_{_＿　 .}:::ﾉ　　　本スレ最終話で名称だけ出た
　　　　　　 {/////////,ｷ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Ⅷ////,ゝﾄ､ｰ一' ﾄﾐ:::::)-ﾚ
. 　 　 　 　 {/////////,ｷ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅷ__//＞ﾐ　, : .､ﾊ　　,ｲ'　　　　　「王子・朝の乱」の事やで
.　　　 　 　 {/////////,ﾊ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 jｲ'///＞ 爻､ ￣｀　 iﾐ
.　　　　　　 {///////＼/ﾍ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /{////////,＞爻ﾎﾎ''"　　　　　なおこれは大乱ならぬ大輪のポーズ
.　　　 　 　 ｷ////////,＼,ヽ_ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／'∧////////／777ヽ
　 　 　 　 　 ﾏ///-ォ7ﾌ//////,7ヽ.　　　　　　　　 ,.ｲ////,ヽ////／///////,ヽ､
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　　Vﾊ}V/////: : : : V///以／￣//ﾊ.j
　　 {{ {:.`ｰ‐‐/: : : :､ : :￣ : : : .: : : : ): : }　　諡ってのは、色々と事情が絡んでるようでして。
　　 ﾊ }: .: : : :`ｰ ‐' : : : : : : : : :./: : し: /
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　　　　 !: {;';'}ィ二二二≧:.};';'} : : :ｒ''.!─‐､
.　　／人ﾉ;';'} `ｰ── ''~: };';'} : :.ﾉ : !_　　 ＼　　　 重耳の時代、鄭に文公という君主がいましたが
. ／　 .／ヽ;';＼从从＿／;';';'}／: : :.|　＼.　　',
/　 .／　　|ﾍ;';';';';';';';';';';';;';';／: : :i : :.|　　 | 　　',　　　　お世辞にも名君とは言えない人物でした。
　 /　　 　 |: .＼;';';';';';';';'／: : : : :} : :.|　　 |　 　 i
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