Author:やる夫達のいる日常
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00/07
小ネタ(歴史的な小咄31) (主にMLBの)薬物問題
Λ_Λ 調子に乗ってる、との自覚はありますが、野球史ネタをさらに。
(・ω・`) ただし、今回は影の側面についての話になります。
_φ___⊂)__
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 現在最高の選手と言われるマイク・トラウト選手の年俸は、
| 001 |/ 日本円にすると約40億円。さすがにこれは最高級の数字ですが、
20億・30億の選手がざらにいるというのが、現在のMLB。
BOO! マイナーは「ハンバーガーリーグ(長距離バス移動中にハンバーガーで空腹をしのぐ)」
BOO! /\ と揶揄されるような安い給料。
, @ / .※ > )) 一方で、メジャーで成功すれば前述のような高額年俸。
ノ) ∧,, ∧. ゞ \__/
ノヘY!ヽ 彡 /つ>ω<) * ミ BOO!
〃 ` ,.・ ヾ と) 成功するために、成功し続けるために、
/ ̄ ̄Iθ ̄ ̄\ @、 心身の疲弊を一時的にでも和らげるために…
BOO! |二二二二二二二| BOO! o 薬物への誘惑は多いのです。
| |
\ ぶぅ~!!/ \ 何それ! / ボケー
\ / バカヤロー \ #ひっこめー#
. ∩_∩ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ミ∧ハ∧彡 ∧,,∧
. (,# )(,,# ) # ,,) (# )(# ) (# )
一時の成功を得ても、薬物使用がバレると…
01/07
薬物問題と言いましたが、ここでいう薬物にはいくつか種類があります。
Λ_Λ 素人なりに整理すると、次の三つに分けられます。
(・ω・`)
_φ___⊂)__
/旦/三/ /| 1 身体強化(ステロイド、ヒト成長ホルモン等)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 2 集中力向上・恐怖心緩和(アンフェタミン等)
| 002 |/ 3 いわゆる麻薬(コカイン・ヘロイン等のドラッグ)
このうち1・2については、いわゆるドーピングですね。
ドーピングで検索してみましたが、
Wikipediaの入口程度の知識でも結構なボリュームです。
,、zxz 、
ト,:::::::ハ
f゚ '^¨ト、_L -ミ
__,、 ヒ ./:::::::{ ,、 ヽ ソウルオリンピックをご記憶の方も多いかと思います
.〈 .ハ `):::::::T:::::ヽ ヽ (リアルタイムで見たとなると、少なくとも三十代の後半でしょうか。
. \ \ ./ヽ::::::::::::::::ヽ ≧ 当時私は○学生でした)。
\ `¨チヽ:>、:::::::::::::::}ハ入 …ベン・ジョンソンという名前を覚えておられますか?
ー ' \:::::::::::::::::::::\
`ヽ::::::::::::::::_ム
}::-‐:::´:::::ハ 長きにわたり陸上界の王者であったカール・ルイスとの対決は大いに注目されました。
イ::::::::::::::::::::/::::| 陸上100mの決勝はまさしく時代を代表する名勝負!
イ::::::::::::::::::::::/:::::: ! となるはずでしたが…
/ >ャ―‐ 个---r′
'. /:::::::`ヽ | .|
競技後の検査で禁止薬物の使用が発覚し、ジョンソンは失格。
後味の悪い結末となりました。
この件でドーピングという言葉を知った方も多いのではないでしょうか
(かく言う私もそうです)。
.
02/07
21世紀に入ってからだとランス・アームストロング(自転車)の件も衝撃的です。
Λ_Λ
(・ω・`) ツール・ド・フランス七連覇の偉業を達成するも、
_φ___⊂)__ ドーピングの発覚によりそれらの偉業の全てを抹消の上
/旦/三/ /| 永久追放というのですから、これは厳しい。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 003 |/ 国内でも、これほどの目立つケースはさすがに少ないものの
ドーピング検査に引っかかって…という話を聞きます。
話を戻しまして…MLBの薬物問題(主に上記1)については、
ミッチェル・レポートとホセ・カンセコの暴露本を避けては通れません。
∧,, ∧
(`・ω・´)
U θ U
/ ̄ ̄Ⅰ ̄ ̄\
|二二二二二二二|
| |
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ パシャ
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( )】 ( )】 ( )】 【( ) 【( ) 【( )
/ /┘ . / /┘. / /┘ └\ \ └\ \ └\ \
ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ ノ ̄ゝ
ミッチェル報告書(Wikipedia)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8
禁断の肉体改造(ホセ・カンセコの暴露本)(Wikipedia)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E6%96%AD%E3%81%AE%E8%82%89%E4%BD%93%E6%94%B9%E9%80%A0
03/07
ミッチェル・レポートは、MLBにおける
Λ_Λ 運動能力向上薬物使用の実態調査報告書(2007年公表)です。
(・ω・`)
_φ___⊂)__
/旦/三/ /| それまでにも、薬物(主にステロイド)を使用している(いた)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | という話は出ていたのですが、このレポートにおいては、
| 004 |/ 禁止薬物の使用経験があるとされる選手たちが「実名で」列挙されています。
中には、当時NPBで活躍していた外国人選手もいましたし、
何より衝撃的なのは、(薬物を使用したとされる時期以前の実績だけでも)
殿堂入りを有力視されていた、バリー・ボンズとロジャー・クレメンスの名があったことです。
r- -‐
( こ `=- 〔i:i:i:☆}__
└¬ ー=(ト㌃⌒「
\ 个r:㍍ノミ=-
{ (__/  ̄ ̄{⌒ヽ 禁断の肉体改造は2005年に出版(私は未読です)。
{ ゞ ∧ ', こちらは、アスレチックス時代のチームメイトだったマーク・マグワイアと
{/ _;_ \__/ } ステロイドの注射を打ち合った、などの赤裸々な描写が話題になりました。
{0(〔SLON { ___r=} }
{ ̄ ̄∩∩ { くi:i:i:i:i(___)
{ 厶厶 {_ \i:i:i:i:i:i:〉 …レビュー等を見る限りでは、「やってしまった…」という懺悔ではなく
{ ノ{  ̄ ´ 「やっちまったぜ☆」というノリだそうで。
/\__ rー/ア‐┐
/{ ー=[r==</⌒ ‘,
. _.. / ',
r冖/ー<i:i:i〕―冖==/ /二ニ=-  ̄
互/i:i:/7/7( / \ )
/=--=冖` ̄ ‐- ......__/ ヽ ',
{ }
Ⅵ バリー・ボンズはMVPを7回、ロジャー・クレメンスはサイ・ヤング賞を7回受賞しています。
{_ Ⅵ いずれも、3回以上の受賞者は(現役又は薬物使用疑惑のある者を除き)全員殿堂入りしています。
{ 〉
{=-=〔
{i:i:i:i:i:i{
`ー<i:i:i:\
ー=='
.
Λ_Λ 04/07
(・ω・`) 近年における薬物問題は、
_φ___⊂)__ 上記のように主にステロイドの使用に関するものですが、
/旦/三/ /| 過去にはそれ以外の薬物が使用された事例がいくつかありました。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 005 |/
アンフェタミン。
いわゆる覚醒剤の類です(日本でいう覚醒剤は主にメタンフェミタンという別物質)。
集中力の持続を求められるような職務(軍隊や長時間又は不定期な勤務を要する各種業務)に
従事する人に用いられ、MLBを含むスポーツ界に広がりました。
\\
\\ _ /´'‐、
ヽヽ/::::::::::‐、_〈 ステロイド等の使用には批判的だった故ハンク・アーロンも、
/ 〈::::::::::::::: ノ'.:::ヽ アンフェタミンについては、使用したことがあると認めています。
/ヾ|'.::::/´ }/ ̄ヽ アーロンと同時代の名選手の多くが、常用とまではいかないまでも
/ ̄ ̄〈_,,/´ .} 薬物に手を出していたというのはなかなかに衝撃的です。
| `‐´ ./
`'. 〈
.ヽ '. …まあ、これらについては、分からなくはないところもあります。
.ヽ } これらの薬物は、好成績を残すのに有効でしたから。
`! / また、名前を挙げた選手達の現役時代には違反薬物ではなかった、
/ {ミニ─‐-'' ヽ というのもあります。
{  ̄ ̄ ´ } (バリー・ボンズは、薬物使用よりも偽証の方が問題視された)
| ∧
ヽ ∧
∨ ∧
∨ / ∧
_,,/ | .∧
./ ./ ヽ ∧ 投稿とは関係ないですが、ハンク・アーロンは、
_,,.-‐' '" , ィ '´ \ \ 新型コロナのワクチン注射を打ってからほどなく亡くなりました。
{!´ _,/ \ \
'.:::ヽ、_,,..-‐'' 〉/ ̄` `丶
ヽ:::〈 ヽ三三ニ彳 ;昨年は、「ミラクルメッツ」の立役者であった
 ̄ トム・シーバーが新型コロナにより亡くなっています。
.
05/07
Λ_Λ ですが、富を得て、ドラッグがもたらす享楽に堕ちる者もいました。
(・ω・`) 有名なのは、ドワイト・グッデンです。
_φ___⊂)__
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 1984年にニューヨーク・メッツでデビュー。
| 006 |/ 翌1985年には投手三冠に輝きました。この年のrWARは実に13.3。
全盛期のベーブ・ルースにも劣らないほどの活躍ぶりでした。
◯
{!ハ
ヽ !} 翌1986年も好成績を残し、「ミラクルメッツ」の立役者となりました。ことは確かです
ヽ.ヽ 殿堂入りは成りませんでしたが、一時代を築いた名選手であった
ヽ_..ヽ (ファミスタ88に「ぐでん」で登場)。
ヽ:::::ヽ ,ィ::::::ヽ
ヽ:::::|\__ ィ|/ ̄三}
\| `'ー-、 〉 / しかし、1987年にコカインの使用が発覚。以降も何度か問題を起こし、
\ !::!_-´ 早々に衰えました。
./ ∧::ノ\ …前述のロジャー・クレメンスも1984年デビュー。
/ {、 ともに薬物問題を持つ二人ですが、クレメンスは長く活躍しています。
/ /丑気
{ミ≡_ , -、{〃=、/,
|  ̄/  ̄∧ ヽ}´
| { /
..| | / Baseball ReferrenceのLeaders(単年のWAR)のページを見ると、
| | | 白黒写真の中に唯一カラーで写っているので、実によく目立ちます。
| } /
 ̄/ / ttps://www.baseball-reference.com/leaders/WAR_season.shtml
/ /
三=/
.
06/07
Λ_Λ 以上、(主にMLBの)薬物問題についてお話ししましたが…
(・ω・`) 実はこの話、かなり根深いものがあります。
_φ___⊂)__
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | アメリカの薬物問題については、以前、
| 007 |/ かっちゃん ◆IrHKpzICjw様が投稿されたオピオイド問題が衝撃的でしたが、
薬物に対する忌避感が(日本に比べて)弱いのが一因なのは間違いないでしょう。
__ 例によってBaseball Referrenceを見ていると、
/ L. 19世紀の名選手達について知ることができるのですが、
_ト、r一' T` その中に、パッド・ガルビンという選手がいます。
ノ 人” j
. ' ゝ-=1
/ {:.:.:.:.:.ノ 2年連続46勝(これでもMLB記録ではない)をはじめ通算365勝をあげた名投手ですが、
/{ ! ゞ='' 現役選手だった1889年に、猿の睾丸から抽出した
i\ `ー- _ _人 弋 テストステロン(男性ホルモン)の注射をしていたという話があります。
| ( ) ヽゞ= く 、\
弋 :¨ . \ \\\\
\: : : : . 、 ハ `ヽ `ー=1ヽ丶
\:.:.:.:.:.. : `ーァ.ノ } : ガルビンは1875年にデビューし1892年に引退しているので、
}:::::::::| | この注射がどの程度効果があったのかは分かりません。
r'7:::::::/| . しかし、好成績を残すのに有効であると判断したから注射をしたのは間違いないでしょう。
ゞ、::-イ::|、 /
 ̄`:ト- 1
/〉〈 :|
ー= "
「パッド」とは、彼が背が低く小太りだったことと、
打者を手玉に取るさまからきています。
本名は、ジェームス・フランシス・ガルビン。
.
07/07
Λ_Λ 現在、MLBでは、三度の違反で永久追放になる
(・ω・`) 三振制度が導入されています。
_φ___⊂)__
/旦/三/ /| 二度違反したアレックス・ロドリゲスが1シーズン以上にわたる
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 出場停止処分を受ける等、罰則も厳しくなっていますが、
| 008 |/ それでも薬物に手を出す選手は後を絶ちません。
薬物使用は少なからぬ副作用を伴います。
罰則と合わせると、使うことによるリスクは上がっているのですが…。
なお、パッド・ガルビンの年俸は、最高で3000ドル(1888,1889年。現在の価値に直すと…?)。
45歳で早逝しました。
歴史的な小咄31、(主にMLBの)薬物問題の投稿は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございます。
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
(´・ω・) (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・)
(っ=川o (っ=川o (っ=川o (っ=川o (っ=川o (っ=川o
 ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―  ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―  ̄ ̄`ー―′ ̄
.
アレックス・ロドリゲスについては、全体1位の逸材として、
プロ入り当初から注目の選手だったのですが、高校時代から
薬物を使っていたのでは?という疑惑もあるんですよね…。
乙
競馬もだしアメリカのお薬汚染は本当に深刻だよなって…
乙ー
>猿の睾丸
そんな原始的な方法でドーピングできんのか・・・
乙です
ドーピング禁止は競技と選手、両方の為なんですけどね……
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なら問題無かったんだろうか。
しかしアメリカなんか家畜に成長ホルモン突っ込んでるから意図しない摂取もあるだろうし、
意図しない不利益(女性ホルモンっぽい作用)もあろうだろうね。
大豆もイソフラボンが女性ホルモンみたいに作用するから代用肉ってわけにもいかんだろうし。
ヒト内分泌かく乱物質(いわゆる環境ホルモン)やらピル服用者の排泄物が
そこらじゅうにある後の世代ほど記録的に不利になるんじゃなかろうか。