タンジェロ・ポッターと秘密の部屋

第百八話　ハグリッドファミリー


　母親は巨人、父親は小さな人間


　　　　　　　　　　　　　　　 . 　´￣￣￣￣ ｀　 .
　　　　　　　　　　　　 ゝ ´　　　　　　　　　　　　｀　、
　　　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 ＿　____　　　　、 丶　｀ .
　 　 　 　 　 　 　 ′　　 　 /＝‐ﾞ‐＝＼　　　＼　＼　'.
　　　　　　　　　 ′　　 　 /　　　　　　　ヽ　　　 ヽ＼＼'.　_,
　　　　　　　　 /　　　 　 /　 　 　 　 　 　 ｀ .　 　 i＼＼ V（
　　　　　　　／ / 　 　 ｉｲ　　　　　　 _＿＿__ヽ. i　|＼　､ } Xて
　　　　_..　'／ ｲ　　,　 ﾑ!‐＝､　　 ´￣￣ ‐-　| |　|ヽ　 ､Y∠、
　 　 ´　／.／/　 ./　/ゞ==ミ 冫　　 斗气≡尨 !　|､ゝ､,/Y⌒ヽ
　　 　 /／　/ ,　/| /}圦_ｿ　,,,′　　 弋zｿ_ノﾞ |.'|　|/ ﾊ｀Y|
　　　 /′　/ / / |/ⅰ^ﾞ""　　 　 　 　 ｀ﾞ~´　 ! |　|　)｝ /'|
　　　,′　 ﾉｲ /　|'　 .　 　 　 !　　 　 　 　 　 　 | /　{' /　|
　　　　　 ´　ﾚ　　!　八　　　　｀　´　　　　　　　 l,′__/ﾉ,丿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　__ _　　 　 　 　 j /　ﾊΓ
　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　 ´￣-゜｀　　　　　 //Ⅵ ﾘ
　　　　　　　　　　　　 　 　 ､　　　　　　　　　　ｲ/　　j!
　　　　　　　 ＿＿　＿＿＿|＼　 　 　 　 ／　 /
　　　　　　 /. ﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆ|　　ヽ. _　 イ/　　/ ､
.　　　　　,ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼ニ|　　＼'//／　　 'ﾆﾆﾆ≧x
　 　 　／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼　　ヽ　　　　　　{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧x
　　　/´ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=＼　 丶 　 　 　 ト､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧､
.　　/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼　　　 　 　 !　 Уﾆﾆﾆﾆﾆﾆ　}



　　　　 　 　 /　　 　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　ヽ
　　　　　 　/ 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　',　 　 　 　ハ
　　　　　　,'　　 　 　/　/ 　 i　 　 　 　i 　　|i　|　 　　　　　',
　　　　　　i　 　 i　　i　||　i　| i! i|　 　 i|仁ﾆ||=|l 　i　　　　　i!
　　　　　　|　　| i　　|　|| |仁|∧||　　|/ﾘr==|ｊﾐﾘ 　|　 　　 　|}
　　　　　　|　　| |　　|　ﾘ,,x===y|　　j} '　r'ハ )〉 　i　　 　i　l}
　　　　　　| i　　!　　|/|〃 .ｒハ i|/l/　　弋_り　|　ﾉ 　|i　 |i i!
　　　　　　ji |　∧ 　　|从 弋り　 　　　　￣´　|,/ /　ﾘ　八l
　　　　　　　|/iｊ　| /ﾊ |l 　 ￣ 　　i"　 　　.:.:.:.:.| /　,/　/
　　　　　　　　　　ij　|/lﾊ ..:.:.:..　 　｀　　　　　　|/　/ j/ﾆl二l二ﾆi、
　　　　　　　　　 ∠lﾆl二lﾍ　　 　 ⊂ﾆ⊃　　 , l八|Ｎji　ﾄ、　 〃 　ヽ
　　　　　　　　／　 　 　 i　 ＞ ｰ- -ﾆ 　 ..∠ /　　|　　|　）　|　 　 ___ヽ
　　　　　　　 ∧　 i|　 　 |　ゝ／ ,　 　＼´／/　 　/　　i 　　　　　ｌｌ三=|
　　　　　　／＼＼ｌ| 　 　| 　ゝ／ ,　 　　＼ｆ´｀il / 　 　　　　|　/ ||三彡|
　　　　 匸 　 　　N|　　　|/　〉 <　　 　 　　＼∠ 　 　　　　　ｙ　 ||三彡ユ
　　　／ 　＼ 　　| || 　 　　　＼_大　　　 　／／＼ 　 　i 　/　 　ヾ≧ｼﾞ　 ＼
　 ／　　　 　 　 入|| |二ﾆ|￣ | | 　 ` ‐-／／　　　＼_ _|___|__　 　__ -=＝=- ヽ


　それが俺の家族だった

　　　　　　　　 /　 /　　　　　　　　　　 ＼＾´￣ ＼　 　 丶 　 ＼::. 　　＼￣｀ヽ
　　　 　 　 　 .′ /　 　 　 　 　 ∧　　 　 ＼ 　 　 ＼ 　　 ＼　　＼ｰ=ミ:.＼
　　　　　　　 :　　′　　　　　　 ,′V　　 　ヽ＼＿____‘，　　　ヽ　　ヽ≧x＼.＼
　　　　　　　 ｉ　 i 　 　 :ｉ　　ｉ:　,′　∨　　ｉ　ﾄ､ V－-　V　 ‘,　｀ .ｰ-ミ 丶:≧=-ヽ.
.　　　　 　 i　|.　:!　　　 |　　|: /　　,ノ∨:　|　|　' | _≦xrぇ　　'.　　ヽ　　＼＼ ￣ヽ ﾞ､
　　　ヽ　､ ﾄ､|! .:　　　 ｜　 |/ _,ィ´￢ ‘,::｜:|　 |圦t沙'′∨　'、　　＼　　ヽ‘:,　　丶'.
　 　 　 ＼＼j{ :ｉl　　 　 !　:｜´ _-=ﾆzx. ヽ| :ﾄ､ :!|:/:/:/:,′ ∨　＼、 　 ＼　 ヽ'.　　　ヽ
　　　￣≧＼λ:|　　　　　　|:!,ィ禾㍑ノ 　 | :|　ヽ!　　　　　　∨:ト､ヽ＜:.　 ＼　ヽ
　　　　´￣,ゞ＼j　　　 　 　 f斗ゞ'´ ./:/　 | i! ,　ﾘ　　　　　　 ﾚ::|　Ⅵ 　 ＞　.丶　　　　　あああああああああっ！
　　　　 　 { :{{{ヽ!　　 　 .　 　 | :/:/:/:/:/　| l　　′　 　 　 　 |ｲ:|　 ｿ　　　　　＞ヽ
　　　　　　丶ヾ::i　　　　i　　 ！　　　　　 //　　 ,ｰ ｰ-　，　 ハ:|　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　 ＼:!　 ｉ　 ｜　　 :　　 　 　 //_,／,ィニフ,′　　 　 |
　　　　 　 　 　 iﾊ　|　 ∧ 　 ！　　　　// `ー…≦ιﾟ　 　 ﾊi　l
　　　　 　 　 　 l:|:Ⅵ|　　心:. 　',.　 　 //　　　　　　　　　　/,'{{　!　　_＿__
.　　　　　 　 　 ⅱ Ⅵ!　　 ﾄ＼　ﾏ＞//　　　　　　　　　　//小.___／￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 ヽ　Ⅶ＼　!　｀＼＼'/　≧x．. 　　　　　ｲ/　　Ⅴ_.. ィ 　　　　'.
　　　　　　　　　　　　　　＼、／ﾞ｀メヽ　 　 ￣三Ξ三 /′　　 Ⅴ　　 ＼　　 ‘.
　　　　　　　　　 　 　 　 　 У　/" |:|＼､　 　 　 ￣￣　 　 　 i　Ⅴ⌒ーﾉ　　　｀く￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　/　 ,′｀l:{､ ∧ ＼　　　　　　 　 　 |　 Ⅴ .／　　　　　　Y⌒ヽ.　＼


　母は巨人らしく知能が低かった


　普段は山野に住み、時たま父に連れてこられる俺と会うだけだった

　　　 　 　 　　.
　 　 　　　　, ´ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 　 　, '　　　　　　　　　　、
　 　 　　/　　　　, '　　　　　　　 　　/
　 　 　 , 　 　 　/ 　 , '　 　／ ,　　,　　　　 　 　 　 　 ' ,　　　',
　　　　i　　　　 | 　 / 　　,' 　/|　 /|　,' 　　　;　 　 　 　 i 　 　 i
　　　　| 　 　 　　　|　　 /　 仁| 仁| |ｭ|　i 　 |＼ 　' , 　 l 　　　|
　　　　|　　i 　 　 　 　 　　,' 　 |/　リ |　 } 　 |ﾆ| |ｭ　li 　|i 　 　j
　　　　||　 | i　 　 　　i　 　|r==＝ﾐ、｀| ./　|| | _|/ |　|ii　 |i
　　　　ｊ|　 | |　 | 　|　l 　i| |　fｭﾆ｀ｊ ;　l/Ｍ/リﾃ==、リ||　||　|/
　　　　 ',　i| |　i| 　|　||　i| |､弋辷′　′　　 fｭﾆｊ　〉 ||　/　j
　 　 　 八|| i|　i|　|| 　　i| | ｀¨￣　 　 　 ,,,　弋辷　 /ｿ 1 |/
　 　 　 　 丶| |ﾄ、i||　i| 八| :.:.:.:.:.. 　　 　丿 　 　¨´,' l　|　|
　　　 　/￣八',　ヽ| /i| |　　　　　　　　 　 　 　.:.: 八| ∧ |
イ￣￣｀;:;:;:/　　 　|/八ﾄ、 　 　 f=＝=-ｧ　 　　, '　/| |　ﾘ
;:;:;:;｀ヽ,;:;:;:;:;i　　　　　｜　 ＼　　丶―‐´ 　　／/|/　|/
;:;:;:;:;:;:;:;ヽ:;:;:ｌ　　 　 　　、 　　丶、　ﾆ´ _　イ|八|ヽ、 ′
;:;:;:;:;:￤:;:;:;:;:i　　 　 　 　`、　　　　￣,ｲ 　　|;:;:;:;:;:;:;∧
;:;:;:;:;:;:;:＼;:;:;l　　　　　　,へ＼　　　 〈 j 　　 |;:;:;:;:;:;:;i;:;:;',
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽj 　　　　／;:;:〈 　＼　　 /へ、　',:;:;:;:;:;:;|;:;:;:i


　父は小さな人間


　どうやら、事故で山に取り残されて死にかけたところを母に救われたらしい


　普通のマグルがなぜか巨人に愛された


　それが、俺の父親

　母は恐ろしくないのか、と父に聞いたことがある


　　　　　　　　　　.．＜￣ `ー-=ミ
　　　　　　 　 ／　　　　　 　 　 　 ｀ ､
　　　　　　　/ 　 　 　 /　 　 　 　 　 ‘，
　　　　　　,　　 ,　/　/　　　　　　　 　 ‘，
　　　　　 .′ 　|:_|_ｲ|　ｉ:i　 _i:j_　　 　 　 i
　　　　　 !　. : |:!N±Ⅵ:ﾚｲﾉ±|:.i　　 　 |
　　 　 　 　 . i |Vf'｡}`　 　 ｨ=ミﾚ/　　　｜
　　 　 　 |　ｉ:.N　ゞ'-　　　弋ｿ ｲ /　　　|
　　　　　 !　:.:ﾄ!　　　<　　　¨　ﾉｲ.:/　　八　　　まぁ、気を抜くと握りつぶされそうだから怖いね
.　 　 　 八　:i::{　　　 _　　　　　ﾉｲ.: , ./
　　　 　 　 ヽﾄ:i＼　‘= '　　　　ｲ/.:/./
　　　　　　　 ヾW::ｉヽ. __　 イ |:i/.:/./
　 　 　 　 　 厂ﾊ⊥ヽ'//／　|辷'＾′
　 　 　 _rっｲ　/.| ﾊ|　　　 　 l＼∧
　_,*＜＞／| /　l′l＿　 /　ﾉ､/ ﾞ|ぅ､
く`＜　　 　 ﾚ　 .|へ　 |　　/〈./＼| ヽ＼


　割とのんきだが豪胆な父親だ、そう思った

　 　 　 i　　　　　　i　　 　 　 　 i　　 i:　 　 }
.　　 　 i　　　　　　| 　　　　　　 }　　 i:::.　 /　ﾊ
　　　　i　　　　　　|　　　　　　 ,'　　　|::::i /,ｲ
　　　　|　　　i...| i ハ{',　i{　ﾊ / ,ｲ}　厶孑ﾊ
　　　　|　　　iY|ﾊ!へi､ﾄ､| {ｧｲｨ'|,'_|/升=!-从ｿ
　　　　|　　　ﾄ! V./ﾂ弋乂从¨´:: /´¨/⌒ﾑ､ｿ　　　　　　　　まぁ、命を助けてもらったし
　　　　|　　　!|'ﾊ i{　{:i!ﾘ.　　　　　 　 {:: 〈〉ﾘ:〉|
　　　　|　　　',|. ﾑ` .乂ｿ　　　　　　　乂_ソ‘ ,'
　　　　i　 　 .:::|:: ﾑ.　　 ,'　　　　　　`¨　'"　 ,'.　 .::::|::.. .:::　　　これくらいは普通だと思うよ
　 　 　 i　　..:::::|.: : i.　 /　　　　　　　　　　　 }::::::::: ,'::::::::::::
　　　　 '　　::::::::::::: ', 　 ヾ ´　　　　　　　　　/:::::::::,'::::::::::::::
　　　　　', ::::::::::::::: 人　　 　 　 　 　 　 ,　　//: : /:::::::::::::::
　　　　　 ', .:::::::::::::::::: ＼　　`ー──''"　 //}:: /:::::::::::::::::::　　　何より、たぶん彼女は僕と君のことを愛しているからね
　　　　　　',|', i', ',　i', ﾊ |ヽ､　　　¨ 　 　 // ,ｲ::::::::::::::::::::::
. 　 　 　 　 ! ' ',ﾄ､',､{乂{ヾ､爻.､　　　　　_ ｡r≦/ 从从从


　不思議と、父はよく愛について語った


　小さい俺は、父が語る愛の話が、なぜがしっくりときた

　俺がホグワーツを退学になりアフリカに行くことになっても、嫌な顔一つしなかった

　父は、今思うと豪胆で、慈愛深かった人なのだろう





　父は、数十年前に亡くなった











　　　　　　　　　　　　　　　-=≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`i:.、
　　　　　　　　　　　　　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:irゥミrｩ-=ミ:.、
　　　　　　　　　　　　　 ／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`:.､.　`　､　＼
　　　　　　　　　　　　 .:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:irｩ-ミi:`:.､　 ヽ.　ヽ_
　 　 　 　 　 　 　 　 .:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`..､　 ヽi:iヽ 　 ', 　l ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 ′i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i/ .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼　＼,}　　i　 |　|
　　　　　　　　　　　|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/l:i/　 |i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉﾊ　　　　　　 　 ､
　　　　　　　　　 　 ｲi:i:i:i:i:/|i:i:/ .|′　 Vi:i|＼i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}　　　　　　　　}
　　 　 　 　 　 　 　 |i:i:i:i:/｀|メ､,　　　　 V{ 　 ヾ|ヾi:i:i:i:i:iⅣ
　　 　 　 　 　 　 　 |ﾊ:ｉ:ﾊ. ry,,_㍉　　　､_ヽ＿＿__Vi:i:i:Ⅳ
　　 　 　 　 　 　 　 |　Vi:ﾊ 夊ラ'ヽ}　　 `ﾞ￣￣￣ﾞ Vi:iV　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　 　 ヾN.　　￣　　　　 匁fラ　ブ从/:　　　　 　 　 /　　　……しつこい夢だ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　`　￣　 }/{:　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　 　 , 　 　 /　　　　　 　 　 　 : :, 　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　′　　`　　　 　 　 　 　 . : ﾊ: :　　　＿_}＿_　　　　いや、まぁわるかねぇんだけどな
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 , 　 r ､＿　 　 　 u　: : ｨ爪: : .／: : : : : : :.ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ′　` - ､_ヽ　 　 :／: /:ｲハ/: : : : : : : : : : }_
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　　....:::: : : :/: :ﾄ､/ : : : : : : : : : : : ﾊ
　　 　 　 　 　 ＿＿＿／￣ﾞヽ_／｀ー::≦::: : : : : : /: : : :{::::. : : : : : : :/ : : : } ＿_
　　　　　　. .´ : : : : ／:∠＞'´　 　 l: : : : : : : : : : :/: : : :∧:::::. : : : : :/ : : : : ＼: : ＼
　 　 　 ／: : : : : : : : :く　　　　　 　 　 　 : : : 　　.:　　 : : ∧:::::::. : : / : : : : : : : ＼: : ヽ

　　　　　　　　 ＿ ＿__　ヾ､
　　　　　＿__　,.,.-≧ｰi:i:＞､}､__
　　　　　　`ァi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=-
　　 　 　 ／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
　　　　イi:i:i:i:i:i:i:/{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヾ`
　　 　 /i:i:i:i:i:i|:/　Vi:iト'ミi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊ
. 　 　/;ｲi:i:i:i/|′　Ⅴ,_ ィ ヾ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:!
　　 〃｜:i:i:Lミ､　 ≦斗ry Viγヽi:i:iﾊ
　　　　 |:i:i:i:ﾄゞ'`　　 -`ﾞ'〃 jﾊ}::' }iﾊ}　　　よっと
　　　　 Nヾ:i　 ﾉ　　　　　u　　　/i′
　　　　　　八　`　　　　　　　;:Yi:i:{
　　　　　　　　　ヽ二三}　　ｲ.:从ヽ
　　　　　　　　 ヽ 　 　 ..イ:l:.／: : : ヽ　　_.＿＿__
　　　　　＿ _／: ｀爪:.:.:.:.:.ｌ |ヽ : : : : }ァ7:/_:_:_:_:_:ゝ.、
　　r /:_:_:_/:_|ヽ: : : :ﾊ:.:.:　l |:∧: : : /´￣: : : : :/: : : :ヽ
　./: i: : : : : : |:.:ﾊ: :/:. }:　 '/: :.∧／.:.: : : : : : :/: : : ＿_:}
　l: : l: : : : : : |:.:._Ｖ￣`　__,}: : : : : : : : : : : : :./: : : {ヽ }/!
. ,l: : l: : : : : :_ア.:/｀ト-イ /`: .､: : : : : : : : i: :ｉ: : : :.{.ｰX┤
..{ : : ! : _:_:_:_ヽ: :| l ﾄ-/ l |: : : / : : : : : : : l: :|: : : :.{,/ |`,!
.ﾍ: :∧:.|-ａ-|: ﾍ:|　 Ｖ　　|: : / |￣￣￣|: l: :l: : : : :`ー' |


　正直、今でも父は頭がおかしかったんじゃないかと思ってる



　巨人に救われ、子を成し、そして嫌な顔せずその半巨人を育て上げた


　たぶん、父は普通の人間からしたら立派な狂人だ

　　　　　　　　　　　　　　　＿ . .≧=-. . ､}ヽ
　　　　　　　　　　　　ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼i:ト. _
　　　　　　　　　　　　／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:≧､
　　　　　　　　　　 ／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼
　　　　　　　　　イ/i:i:i:i:i:i:i:i:ﾊi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ﾊ､
　　　　　　　　　 /i:i:i:i:i:i:/|'　 VﾄVヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ|
.　　　　　　　 　 ′i:i:i:i:i′　　 ヾ{ ／Vヾi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
　　　　　　　　　i/|:i:i:i:i:|＼,　 ､=イr芍=ﾐVi:i:i:i:,:､ｉ:ｉ:i:iN
　　　　　　　　　　|:i:i:ｉ:ｉ:f'苡｀　　´_ゞ'_〃从ｉ:ｉ/　Ⅵiﾘ　　　　よっと
　　 　 　 　 　 　 从:ｉ:N ￣/　　　　　　　　}/〉: /i}ﾘ
　　 　 　 　 　 　 　 ヾ l　　`　　　　　 　 　 _　/i/
　　　　　　　　　　　　　　　 r　　-､　　　　/:.:.ﾊ:{
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､　V　＿_}　 　.ｲ:.:.:.{iN
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...イ.:.;.:.:.:.:>'｀ヽ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,`ｰ匕.:.:.:.:.:.:l:.:／: : : : V
　　　 　 　 　 　 　 　 ＿_ ／: : :∧:.:. 　 ／: : : : : : : }-､__ ＿_ ＿＿
　　　　　　 　 _/:二 /: /:∧: : : : :∧　　,|:´ヽ: : : : : /､＿/＿/＿_／:｀
　　　　　　　/ l: : : :￣￣|:.:.:, : : /　' 　 .ﾊ: :∧: : : /: : : : : : : : : :/: : : :
　　　　　　_r―― 、: : : :|:.:.:′/｀ヽ　 .／i: :.:∧／: : : : : : : : : :/: : : : :
　　　　　/ 　 ＼　 i: : : : :´.:_:Vー､__,r―/: : : : : : : : : : : : : : :./: : : :r=
　　　 ／ 　 ＼　}:/ﾄ: : : :／: :′l　V l　 |￣￣/: : : : : : : : : :/: : : : :|＼
　 　 ,l　　 ＼,/-'-イ.: : :.| : : {＿＿＿＿|: : : /: : : : : : : : : :/: : : : : :|￣
　　ｲ:ｌ　｀>､/　 　 /‐┐ | : /三 [三] 三|: : /￣￣￣￣|:;,,l : : : : : : ヽ
／: :/　 　`' / r＜ : :｜ |: :| ￣l ￣ l￣ |: /|-: :､o : :イ |:;;;, : : : : : : ＼


　だが、その父の狂気がなければ自分は今こうして生きてはいない


　それはわかっている


　だから、父と、そして愛してくれた母には感謝している

　　　　　　　　　　　　　　　-　― 　 　 　 _
　　　　　　　　　　 γ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＞.,
　　　　　　　 　 　 f:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＞.,
　　　　 　 　 イ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ
　　　 　 ／:;:;:;:;:;:;:;、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;＼
　　　.γ:;:;:;:;:;:;:;:;:;ハ;:;:;λ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ﾊ
　 　 /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/　ﾊ;:;:i　＼;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: 八
　　./:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/　　 ﾊ;:.　　 ヽﾊ :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧ ｀ﾐ;､
　 /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;,'　　　　ヽ;:, 　　__ ｿヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; ∧　 ヾ
　〃:;:;:;:;:;:;:;:;:;i!ー=＝ｧ､ ヾ;f ￣,x≡ﾐ≦_ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∧　　ヽ
　i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i!x=≡≧､ 　 ＼ ´て::::;ﾃﾊ;:;トv;:;:;:;:;:;_;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;∧
　!:;:;:;:;:;:;:;:ⅳ:;|て::::;)　 ｀　　　　　 ¨´　 ﾊ;i　∨;:;:/, ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾍ
　!:;:;:;:;:;:;:;:;:ⅳi　｀¨ 　 .!　　　 　 　 　 　 ,ﾘ　 ∨;:| !　i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾊ　　　ん？　エレン、それは？
　i!:;:;:;:;:;:;:;:;:iﾊi!　 　 　 ヽ　　 　 　 　 　 ′ 　 ∨;i! ,ﾉ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| i!
　i!:;:;:;:;:;:;:;:∧ '　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵｊ!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;! ﾘ '
　ﾘ:;:;:;:;:;:;:;:;:∧　　 　 　 　＿　　 　 　 　 　 　 r 'ﾘ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!
　 j∧:;:;:;:;:;:;:;:;:,　　　　　´ ￣_ ｀　　　　　　　/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!
　　　ﾊ:;:;:;:;:;:;:;:;:.,　　　　　　＿　 　_　 　 　 ｨ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;ﾘ
　　 　 ﾘ:;:;:;:;:;:;:;:;:＞ ≦////////////≧ｭ.,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i!
　 　 　 j!ﾘ从ﾊﾊ!/////////////////////,＞､;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾘ
　　　　 ﾉ//////////////////////////////〉;:;:;:;:;:;:;:;:;!
　　　斥ﾆﾆ ァ = ｧ' ',,' '_///////////////////〉ﾘ;:;ﾄ:;:;;:;:;!
　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧ｭ､////////////// ﾊ;:;i　､;:;i!
　 ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〉////////////} 　 ｿ 　ﾘｿ



　　　　(⌒∨⌒)／::"＼
　　(⌒＼:::::::::／⌒(⌒∨⌒)
　(￣＞::(⌒)<:::(⌒＼:::::::／⌒)
　　（￣／:::::::: (＿＞::(⌒ )::＜
　　／(（⌒∨⌒（＿／::::::＼__）
　 / (⌒＼::::::::／　（＿∧＿）`∨⌒)
　<(__＞::(⌒)::＜＿)/（＿＼::::::::::／⌒;
　|ヽ（＿／::::::::＼＿)（＿＞::(⌒)::::::／｀
　|　ヽ. （＿∧＿)　//　(＿(ﾉ:::::::＼＿)
　 |　　＼し|.|J　　//／／（＿∧＿)
　　l　　　`.:7￣￣￣￣￣/
　 　ヽ　　／　　　　　.:::／
　　/￣￣ヽ ~￣ヽ　／
　　ヾﾆﾆ=／./ﾊゞ＼=ﾆﾝ
　　　/ ／　/ヽ ＼
　　 （__￣l/_　V｀"

　　　　　/ :::::::::::::::::::::::::::::::::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
.　　　　/:::/:::::::::::::::::::::/ ::::::/ ::::::∧ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::∧
　　　　::::/:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::/ 　､ ::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::|
　　 　 |/| ::::::::::::::::::: ::::::::/|::::::/　 　 '､:::::::::|::::::::::|:::::::::::::::::: |
　　　　　| ::::::::::::::::::::| :::/ :|:::/　　　 　 ､:::: |::::::::::|:::|::::::|::::::::|
　　　　　l ::/:::::::::::::/|::/　 |/　　　　　　 ＼|＼ :::|:::|::::::|::::::/
　　　　　∨ﾊ:::::::::/￢トｋ,,,_　 　 　 　 　 _,,,＞￢∨::::/ ::/
　　 　 　 　 「ハ::{　灯芹卞r≧''　　 x≦芹卞汀 }:::// }
　　　　　　　｝ ∧{　ゝ乂,,ン ｀　::l　 　´ 乂,,ンノ　}/ｲ　}
　　　　　　　　　ﾊゝ　 ｀¨¨´''"　 |　　`'　｀¨¨´　　 ' 　,ﾉ
.　 　 　 　 　 ＼　、　　　　　　　j　 　 　 　 　 　 ﾑ /
　　　　　　　　　ゝﾍ　　　　　　　　　　　　　　　 /-'′　　　父がここに埋まっているからな
　　　　　　　　　　　 、　　 　 　 ｀ ´　　　　　　/
　　　　　　　 　 　 ＿ゝ　　　 -─ ─- 　　　.ｲ＿
　　　　　　　　　 /　 iiiii|＼ 　 　 ー 　 　 ／iiiii､　＼
　 　 　 　 　 　 / 　 iiiiii| 　丶　　　　　／　 |ｉiiiiii、　　　　　花を供えた
　　　　　　　　/　　 iiｉiiｉ| 　 　 　 ー　　　 / |iiiiiiii|　　　、
　　　　　　 ／　　　iii／　　　　　　　　　/　 ＼iiｉ|　　　 ＼
.　　 　 　 /∧　 　 「　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　∧ }



　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　 　 .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / :::::::::::::: |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／|:::::::::::::/::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　 .:::::::::: /::/　 :::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／──::::::::: /:∠ -- ::::::| :::::::::::::::::::: |
　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∠斗劣ミ/::::::,..／xr斧ミ:::::/ :::::::::::::::::::: |
　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::∧,):::/　..:::::: ／ 　 i{,):::ﾘ }:/|::::::/::::::::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|:/　｀"´ /::::／　　　　｀"７:;　 ::::/::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ j{　　　　.::::/　　　 l　　　/'"　,: / :::::::::::::::::: |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ　　　　| /　　　　　　　　　 /:::／:::::::::/:::::/
::::::::::::::::::::::::」::::::::::::::::＼　　 |ﾉ　　､ 　 ,　　　　 ｲ:::'::::::::::／::／　　　　そう……
──　￢´ {::::ハ√￣　＞　　　＿＿＿　 イ.:::::::::::: ／ /'"
／ ´⌒ヽ　 |:::V､:{;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i ／:::::: イ;iー＜
.　　　　 ∧ {ノ;i;i;i;＼;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i; /:::::／;i;i;i;i;i;i;i;i;iﾉ-､
　　 　 　 ∧;i;i;i;i;i;i;i;i;i｀丶;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i; {::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i/´　　ﾍ
　　　　　　∧;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;＞;i;i;i;i;i;i;i;i;i; |:/;i;i;i;i;i;i;i;i;i/　　　　ﾍ
　　　　　　　 ＼;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i; ＼ .,__j{;i;i;i;i;i;i;i;i／　　　　 　 .
　　　　　　　　　＼;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;　イ 　 　 　 　 　 |


















　「きれいな、白いカーネーションね」





















To Be Continued→

以上、急に生えてきた復権派はエレンの父ではないことを示すためだけの突発回
では明日
おやすみ