読書的な小咄　98　「ニセモノの錬金術師」






　　　　　　　　　　　　　　　　,イ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　 ムゝ / ノ
　　　　　　　　　　　　　 　　 　{　 ﾉ
　　　　　　 　　ｨ⌒ヽ＿ｨ⌒ヽ <＿ゝ
　　　　　　　　弋＿ﾉ::::弋__ノ　 |　|
　　　　　　　 　〈::::イ￣ヽ:::/ 　 |　|
　　　　.　　　　　〉|彡　ミ|〈　 　|　|
　　　　　　　　＜:::|'"￣｀|:::〉 　.|　|　　　　　　　　　  みなさんこんにちは。
　　　　　　　 　イ;;;| 　　 |∨ ／ ,ｨ
　　　　　　　 　, 一|　　 .|一´ ／　　　　　　　　　　  なんだかんだでみんな大好き異世界モノ。
　　　　　　　／ ／| ',　./ "￣
　　　　.　　/　/　 .| .∀|　　　　　　　　　　　　　　　  なろうなんか基本無料で読めて懐にも優しいですよね。
　　　　.　 /　/　　.|　　|
　　　　.　/　/　　 .|　　|　　　　　　　　　　　　　　　  私も大好きですよ、基本的には。
　　　　.　i　 |　　　|　　.|
　　　　　厂”〉　　/　　.|
　　　　　{　　ヽ　/　　八
　　　　　( i　ﾍ_)　　 　 　＼
　　　　　 ｀ー´　 ヽ､＿ノ　 iヽ,,, ＿
　　　　.　　 〈　 　 ／ ヽ　　ﾄ-､　　｀￣￣｀ヽ
　　　　.　,ｨー＼　ヽ　 /　／=-､ヽ＿　 　 　 }
　　　　　辷ー.＿_ノ　廴＿二三〉 　 ￣｀ー'
　　　　　　 ￣

















　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ　 ＿
　　　　　　　 ／￣｀ヽ 　,ｨ´￣　　ヽニ
　　　　　　 /　 　 　　∨　 　　＿ﾉ,_ﾍ～
　　　　　　 | 　 ｀ー─､ ´￣ﾍ〈　≡　|　　　　でも、主人公がやたらと周りから持ち上げられるのを見てるのが最近ちょっと辛い、
　　　　　　 |　　　──’入　 ﾄ､￣￣!
　　　　　　 |　 ´￣ヽ　 ｨ　i　 | i　　 /　　　　 地球技術無双もいい加減食傷気味、じつは小説よりも漫画のほうが好き……なんてこともあったり。
　　　　　　 ｀ー-'￣”./ |　|　 | |　　|
　　　　　　　 /　　　/　|　.|　 | |　　|＿　　　  今回は、そんな人にもオススメしたい完全無料異世界漫画「ニセモノの錬金術師」を紹介します。
　　　　.　　 /　　　/　 .|　.|　 | ゝ､＿　＼
　　　　　　/　　　/　 　|　 l　 |　ノﾉﾉ｀ーゞ


.

　　　　　　　　　　　　　 _,r--.､ ___
　　　　　　　　　　 _r''￣!　　　!　 ￣i,___
　　　.　　　　　　r" i,,.--.'''''''''''.-.､ ／　 `.､
　　　　　　　　,r''''ﾌ""￣￣:`ヽ､　ヽ、　, ' i､
　　　　　　　f´,r': ;r'´,イ: : /: : : :ヽ、`､,.- 'ヾ,､
　　　.　　　 ﾚi´:,ｲ :./ ,!: :,i' : : ,i: : : :`､ i,　　 .i i,
　　　　　　　 i__i_i /　i : /i : :.,!i : :i: : : i i , , , i' i,
　　　　　　　 'ﾒ/ｶ　　i: ! i__: ,!.i: :,! : : : i.i　　 i': i,
　　　　　　　ﾉ/ﾉ/　　`' 7" '''i､i: i : : : :.!-.,,,,,ﾉ : i　　　　 作者は杉浦次郎先生。
　　　　　　i´i,_,/　　　 .i' し'ﾉ,' ヽi,: : : : ! : : : : : :!
　　　　　　i,　 ′　　　 ､=' '　 ,.ｲ : : : :i : : : : : :.i　　　　  たまに漫画の広告なんかで見る「僕の妻には感情がない」の作者さん
　　　　　　 ,', ､　　　　 r´￣　 .i : : : : !: : : : : : .!
　　　　　　,! i.　　　　　i　　　　 !: : : : :! : : : i : :i　　　　　 と言えば知っている方もいらっしゃるでしょうか。
　　　　　　!:,!i,　　　　 i　　　 ,r'i: : : : :i : : : :.!: :,!
　　　　　　i:ii :`i:T'''''i''''''''''''7´7'i : : :i:,!: :,i: : i: :,!　　　　　 ニセモノの錬金術は、杉浦先生がpixiv上で公開されている作品になります。
　　　　　　i;|'i :,i i､,r'''i---/_/__.i; : :,iｲ /.i :/i /
　　　.　　　　ヾヾ,! .,ri /''i'i´　　 .V´.iﾚ'　ﾚ' i/
　　　　　　r----',-'-'-､:i.i　　 _, --'ヽ、
　　　　　 ,!:.:.:.:.:.f´:.:.,r'￣:ヽ<'´,r'´￣ `'
　　　　　 !.:;,;,;,;,;i--.'i;,;.:.:.:.:.:.:.`,
　　　.　　フ￣.´ﾉ:.:.:i:.:.ヾ,:.:.:.:/









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  r-‐y'⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  jr一 ヽ､_ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 弋＿)_,,|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  {　.::i
.　　　　　　　　　　　　　,ｨ-､　　,ｨ‐-､　.|　.::l
　　　　　　　　　　　　  弋_ノ三;,弋_ノ ./　./
　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::i彡 ミ} /　./
　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::| 　 ｀ヽ　./
　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::i ﾍ　 　',/　　　　　　  この杉浦次郎先生、かつては「裏次郎」の名義で某ロリコン御用達な成年誌で活躍されていました。
　　　　　　　　　　　　,ｨｰ'ﾊ::::,廴_ヽ 　 }
　　　　　　　　　　 ／ ...:::ﾘﾊﾑ　　 .＼;;}　　　　　　　 あまりにも頭おかしい（褒め言葉）内容から、「LOの異端児」とか「鬼才」とか煽り文に書かれてたりした方で、
　　　　　　　　　／　..:::_,.ﾍ.〈　　　　　｀)
.　　　 　　　　 /　..:::／　.i ゞ　　　　　 .l　　　　　　　 「この人ストーリー漫画書いたらどうなるんだろう」みたいな意見はその当時からあったりしました。
.　　　　　　　　＼ ..::＼　 |　　　　　　　!
　　　　　　　　　  ＼ノ｀y'"ﾄ-‐､　　　　|
　　　　　　　　　　　 ヽ　ヽ( 　ノ　　　　｀ヽ _
.　　　　　　　　　 　　〈　 　ﾉ'"　　　　　　　　｀＞ ､
　　　　　　　　　　　　/｀ｰ'　　　 .＿.,,,　　　　 　..:::ヽ
.　　　　　　　　　　 .,/ ....::::::::r-'"　 !　￣｀ーz,　 ..::/
　　　　　　　　　 ／ ..::::_. -'/　　　.|　 　　　 /　..::/
　　　　　　　　／ ..:::,,／　/’　　 ! |　　　　 /　.::/
　　　　　　 ／ ..:::,／　　/　!　 　 /　　 r-ノ....;;;〈＿,, .r-､
　　　　 r-ム ::／　　　 弋　 　j /　　　{　　　　 　　二三ゞ
　_,. -イ　　.:::/　　　　　　 ｀ー-'　　　　｀ー--z_＿＿_,,ノ
/　 ;　 ;　　 /
ゞ_人_人_,,ノ


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_..　 --　 ミ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,，'"　...........:::::::::::::`ヽ-、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.:::::::::::::::::::::::::::::.. 　:::....　`　、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  . '...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...:::::::::::...　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.: .:::::::::::::::/:::::::::::::/!:::::::::::::::::::::.　　:::,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .′　　　　 /　　.::::/ l:::::::::::::::::l　　　　 ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  .′　　　　　.: 　 .::/　 l　　　　　　　　　.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ;　:　　.:　 _厶-‐:::/　　 l:.....;l::::::::l:::::::　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : .::　 .::::::::/ l.::::::::/　 　 .l::::ハ::::::l:::::::　 ::lj
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i:::　.:::::::::/　lｲ:::/　　　　.l/　 ',:::::l::::::: .::::l!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::/ｘ≦==ミ　　　　 x==ミ､:l::::::: :::::j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |i::::;:::::l'　　　　　　　　　　　　　`l:::::::::;::;」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾘ:/::::::l　　' ' '　　　 ,　　　 , , ,　.l::::::::;:7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ｲ::::::::ﾍ　　　　　　　　　　　　　,'ｲ::::;'ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  .l:::::::::ト'、　　　｀　‐--‐'　 　 / ,l:::/、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l:::::::::l　丶　　　　　　　　　 ／::l/:::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .l::::;i:::l　　　丶　　　　　. イ　　Ｖ::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  l/ }､l　,. --j `　--　´　l　 　 ‘,::::::::::ヾ‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ﾉ　`く　　　　　　.L｀ヽ　 .}::::::lﾍ}　ﾞ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.イ　　　　＼　　　　ﾉ　　 }__ﾉ:::ﾊ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,，-‐'7　 l　　　　　 ヽ _,， '　　　 }　`＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　_,，-‐'　　 , '　　.l　　　　ノ^ l' -､　　　　/　　 l　`　 .,_
　　　　　　　　　　　　　　　. ,ノ 　　　　／　　　 l　　,イ l　/　 /ヽ　　 /　　　 l　　　　`丶、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　before


　　　ストーリーは、トラックに轢かれてチート付きで異世界転移した主人公パラケルスス（本名サコガシラ）が、

　　　生活向上の為に奴隷を購入するも、そこから様々な事件や困難に巻き込まれていく、というもの。

　　　ここだけ見るとめっちゃテンプレ異世界モノ。






　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; 　 　 案
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::/: l:::::::::::::::::::::::::i';:::::::::::::::::: l　　 　外
　　　　　　　　　　　　　　　　　  i::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::/: : l:::::::::::::::::::::::::l‘;:::::::::::::::: l　 　　小
　　　　　　　　　　　　　　　　　  l::::::::::::::l:::::::::::::::;i::::::::::/ : : :l::::::::::i:::::::::::::l: ‘;::::::::::::::;l 　 　 .賢
　　　　　　　　　　　　　　　　　  l:::::::::::::::;:::::::::::::;Ｔ::‐::/__: : :‘;:::::: l:::::::::::::l: : :';::::::::::Ｎ　 　　 し
　　　　　　　　　　　　　　　　　  l::::::::,:::::::;::::::::::;'｜__/: : ｀`: :‘;::::::l:::::::::::::l-―';:::::::l-l　 　　 い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:::::::::,::::::V:::::::ｘ彡==ﾐｘ、: : ､‘;::::l';:::::::::i:l : : : ',::Ｎ: l　 　　 バ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l::::::::::,:::::::V:;〈{{　　 ｘ=ﾐﾏx、 :jﾊ::l‘;:::::::N: : : :;,.斗=l　 　 　 ト
　　　　　　　　　　　　　　　.　　 ！::::::::,:::::::V. ヾ、　{l{lＯl} ﾞ: : : :‘;:, ‘;:::::l : :ｘ''" ｘ==l　　 　 ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　‘;:::::::::::.:::::::ﾊ: : :.ｘ._`=='’. : : : : :ヾ: ‘;:::!: "　　{l|{Ｏl　 　　.ン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘;::::::::::::､:::V}: : : : :~^''^: : : : : : : : : :‘;:!: : : .　ゞ==l　　 　 ト
　　　　　　　　　　　　　　　. ／￣＼::::::::::::＼::::、: : : : : : : : : : : : : : : : ‘!: : : :`''￢-l　 　　 ン
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　 ヽ:::::::::::ﾄ＼:::、: : : : : : : : j: : : : : : : : : : : : : : :_」 　　　を
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i:::::::::::ｌ∧ `　.,、: : : : : : }: : : : : : : : : : : : : :￣l 　　　.し
　　　　　　　　　　　　　　　　　な　 　 l.ィ:::::::',.∧　　｀¨¨´　　　　　　　:　:　: : : : : : l　　　 て
　　　　　　　　　　　　　　　　　ぎ　　　/:::::::::::'､.　 、　　　　　　　　　　　　　　　　: :l　　 　来
　　　　　　　　　　　　　　　　　さ　　　l::::::::::::::::::、 　 、　　　　 , --､　　　　　　　　.l　 　　る
　　　　　　　　　　　　　　　　　ち　 　 l'､::::::::::::,ヾｘ､.　＼.　　　Ｖ{_　 ヽ　　　　　　　l 　　　ん
　　　　　　　　　　　　　　　.　　ゃ　　 .lハ:::::::::::,　ヾｘ、　＼　　 `ー- '　　　　　,，"∧ 　　だ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ん　 　 l:::::';::::::::::',　　　　　　ヽ　　　　　　　 ,，'": : : /∧　 ね
　　　　　　　　　　　　　　　.　　：　　　j:::::::::;::::::::::,　　　　　　}　、　　 ,，　" : : : : : // }::::、　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　.　　：　　 /:::::::::::';::::::::l　　　　　_/　 ｀¨¨´丶　　: : : :　/' ./::::::::ー‐i'
　　　　　　　　　　　　　　　、　　　 ./::::::::::::::ﾊ:::::::l　 ＿_r'"::!　　　　 }　｝　　　　　　/::::::::/　}/
　　　　　　　　　　　　　　　.＼＿／::::::::::::::/ .}:::::ﾉ／:::::::::::::::', 　　　く　　　　　／　 {:::::::::{　　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　after


　　　　　　　しかし、話が進むにつれそうしたテンプレは鳴りを潜め、

　　　　　　　物語は様々なキャラクターが縦横無尽に暴れ回る能力バトル的な方向へと舵をきっていきます。

　　　　　　　.

　魅力その①　キャラクターがすごい







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ......:::::::::::::::::::::::...　　　,
　　　　　　　結　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ﾉ/
　　　　　　　ば 　 　 お　　　　　　　　 　 　 .:::::::::::::::::::::.＼:::::::::::::::::::::::∧ノ　　　　　僕
　　　　　　　れ 　 　 兄　　　　　　　　　　 /人(::::::i::::(:::(__ ＼::::::::::::／. . :.　　　　　 の
　　　　　　　て　　　 さ　　　　 　 　 　 　 .´　　 ＼｢￣　　　　＼／ . . . . i　　 　 　 赤
　　　　　　　る　　　 ん　　 　 　 　 ∠二ii /⌒　　 　 ⌒＼　　│ . . . . . |　　 　 　 い
　　　　　　　の 　 　 と 　 　 　 　 /====i|　　 ┐　　　┐　　　│. . . . . .　 　 　 　 糸
　　　　　　　か 　 　 　 　 　 　 　 ｉ====八 　 り 　 　 り　 　 　 ＼jI斗/　　　　　　は
　　　　　　　も　　　　　　　　　 　 |=====ｲ　 r‐　　　　　　　　　　　　|′
　　　　　　　し　　　　　　　　　　　|===i　 |　　 ｰ'　　　　　 　 　 　 ｰ┘
　　　　　　　れ 　 　 　 　 　 　 　 |===|　　 　 く,____　　 　 　 　 ／
　　　　　　　ま　 　 　 　 　 　 　 广ﾖ=iｈ　　 ＼　ヽ_,ノ　 　 　 く_
　　　　　　　せ　　　 　 　 　 　 〈__,,ﾖ=ilﾉ____ 　 　 ー‐=≦三三ﾉ⌒＼
　　　　　　　ん　　　　　　　　　　　|∨/==(⌒＼／￣ 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |. 〈====＼,,ﾉ　 　 i　　　　　　　　　　 ＼


　　　この作者さん、「一見普通だけど実はヤベー奴」を描写するのが大変に上手く、

　　　ニセモノの錬金術師でも、敵味方問わず登場するキャラクターの多くが

　　　非常に「濃い」狂気を抱えており、そこが作品の魅力となっています。
















　　　　　　　　　／.: : : : : : : : :.:|: : : : : : : : : : : : : : : ﾄ､: : : : : : : : : : ﾄ､ｨ ≦⌒＼: : :ﾄ､: : : :ヽ : : : : : : : : ﾄ､: : : : : :
　　　　　　　 ／: : : : : : :.:.／: : {: : : : : : : : : : : : : : :.:|　＼: : : : ﾄ､: ／ ＼:.:.:|　u. ＼:}　ヽ: : : :ﾟ. : : : : : : : i: :ヽ: : : :
　　　　 . ..:イ : : : : : : : : :/: : : :∧: : : : : : : : : : : : : :.:{　 　＼: : }／ヽ}　　＼}_＿____ﾘ　　 }: : : :', : : : : : : :} : : }/⌒
　 -=≦: : : : : : : : : : : : /:.: : : : :∧: : {:.: : : : : : : : : :.:ヽ　　　ヽ l　　　,ィ'''""~￣¨¨`＼　│: : : :} : : : : ∧|.: :./ /
　　　／: : : : : : : : : : : /:.: : : : : : ∧: :ヽ: : : : : : : : : : : :＼　,ノ ﾘ　,／ ／ ⌒ ヽ　　　　】`|: : : :.:}: : : :./: :ﾘ:.:/ /
. 　 /.:.: : : : : : : : : : :.:/.:.: : : : : : : :∧: : {＼ : : : : : : : : : : Χ　　 〃　f 　 　 　 ﾊ´ 　　】 .!: : : :ﾉ : : :/: : : : {　ヽ
　 /--──　―一' 7: : : : : : : : : :.:人　', u＼: : : : : : : 〃＿ﾞ≧ {{　八 　 ° 　 }　　 ,,. │ ／.: :.／:.: : : : { 　人
　　　　　　　　　　 ./: : : : : : : : : : : :.:∧: ',　 　 ~"''‐ イ　　 　 　 ヽ 　_ヽ 　 　 ノ~　,〃≦彡'/／:.: : : : : : {
　　　　　　　　　  /:.: : : : : : : : /{:.　/.:.{ヽ{⌒≧=- 　 `ー , ; 　 　 　 ､ _＿二 _≦彡　　 |　/: : : : : : : : : :.|　 ⌒
　　　　　　　　　 { : : : : : : : : / .|:.:∧: :＼〃 Y ヽヽ　　 ´ 　 　, , , , , , ; ; ; ; ; ; ; ; ; 　　　|: : : : : : : : : : : :.:|
　　　　　　　　　 |: :从: : : : :/　 !/　 ', : : 【i 八 ・ﾊ V_,,,ｪ-=::' ' ' ' '　　　　　　　 　 　 　 |.:.: : : : : : :.:{: : : :|　/`ｰ
　　　　　　　　　 ﾚ'　 {: : : :/　　{　　　}: : : :ヽ ヽ__ﾉ }ﾞ　　　　　　　/:／:/／:/:／:/:／　 | : : : : : : : : ヽ: : ﾚ': :{
　　　　　　　　　　　　 ヽ: : {　　　　 　 |: : : :.:∧ ー /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,,　ι人: : : : : : : : : : ＼: : :
　　　　　　　　　　　　　 ＼{　　　　　　!:.: : : : ∧　/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞﾞヽ　　＼: : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　 　 ﾉ／.:.:}: :ハ ＼　　　､　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼: : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  ／ }／ﾉ: : :∧　　 　 　 　 　 _ ,イ￣￣⌒¨ｰ7　　　　　　　 ＼: : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.: : :/:∧　　　　 _　イ　 　 ,ｨ=+一'　 / 　 　 　 　 　 　 ,＼: : : : : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  ／: : : : : : : :ハ　　　 ＼__ｪ= 　 　 　　_ イ　　　　　 　 u　／ 　 ヽ: : : : : : :
　　　　　　　　　　　 ＿,,,　==-- 一': : : : : : : : : :/　　＼　 　 ヽ 　 _,,.-‐''"　　　　　　　　 　 ／　　 ／　ヽ: : : : :
　　　　　　　　,　´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /　 　 　 ヽ　 　 `´　 　 ,,.　　　　　　　 　 ／　　 ／　 ／　＼: : :
　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /　　　　　　 ＼ 　 `ｰ ﾞﾞ　　　　　　　 　 ／　　　く 　 ｨ　　　　 ヽ: :




　　　　　特に女性キャラクターは、ほぼ全員が狂気と共に強い「怒り」を腹の底に秘めており、

　　　　　それが剥き出しになる戦闘時の迫力や、普段とのギャップが大変に魅力的です。

　　　　　.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ⌒ヽ
　　　　　　 ,ｨ´￣｀ ヽ ﾞ｀ｰ─'⌒＜　　 ノ
　　　　　 〈　 .ｨ⌒!　 〉从:::::::从:::::::｀ヽ/
　　　　　　ヽ　廴ﾉ　/:::r-‐─-､i:::::::::〈
　　　　　　  ＞‐- ‐':::ノー── ゞ_:::::::＼
　　　　　　　ノ::::::::::::::{ 　 彡　　 ミ !:::::::::::〉
　　　　　　　＼::::::::::::｀ヽ─'￣｀ー"＼::::〈
　　　　　　　　 〉:::::::::::人　　　　　　 　｀ヽ
　　　　　　　／:::::::::::〈　 ヽ　┌- .,_　　　　＼　　　　　　　　 また、個々のキャラづけがきっちりしているため、
　　　　二二廴__:::::::::::ｽ￣〉-く￣! ｀ー‐-z三〉
　　　　|乂乂乂 .〉::＿∠_＞-､＿}　ヾ:::〉　　　　　　　　　　  ご都合主義というか、ストーリー進行の為にキャラがブレたりすることがありません。
　　　　|モ i乂X〈:〈　　i .l　　 | |　i 　 ,リ
　　　　| |　|乂X}ヽ＞./ .|　　 |.|　|　　　　　　　　　　　　　　 読者目線でキャラの行動に納得がいく為、安心して物語に浸ることができます。
　　　　|￣´乂Xi}.|　|ﾉ ./　　/ﾉ　|
　　　　|乂乂乂!} |　|_ノ　　 |´i　.|　　　　　　　　　　　　　　 個人的には、「上手い作者」ってこれができるのが大きいと思います。
　　　　|乂乂乂l} |　| i　　　.| .|　.|
　　　　￣￣￣｀ .|　| .〉　　 |　|　.|
　　　　　　　　　  |　|´　　　ヽ !　.i
　　　　　　　　 ／|　|　　　　　｀ー-､
　　　　　　　 /　._|__|,,　　　　　　　　｀ヽ
　　　　.　 　/　 .{ 　八　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　/　　_!　　　Ｌ,_"￣ヽ　　　　　　',
　　　　　入　 ｲ　/ 　 ヽ　〉 廴jヽ　　　　　 }
　　　　ｲ　人 廴人　　 レ’　　ヽ,,}　　　　./
　　　　　ノ　 ＼　 ｀ー '　　　　　 |　　　／
　　　　ヾ､__　　i　　〈　　　　　　　.〉　r" _,. -‐─一､
　　　　二ニ￣"　 　 〉　　　　 　/　　￣ ..二二二二}
　　　　＿＿＿＿＿ﾉ　　　　　　廴＿＿´　　　 ｀ヽノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣










　　　　　　　　　　　　＼:::丶:::.､　 ∧　　　 ∧::|:::::::::::::　　,.　　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ＼:::.丶::.　 ∧ 　 　 ∧ゝ::::::::::__ノ　　　　 　　 ヽ
　　　　　　　　　　　,ｨ''"´７＼:::.＼:.　∧,:::. 　 ∧:::;:::::::;ゝ..　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　,,ｨ'";;;;;;;;;/　　＼:::.丶､/　.∨　 ∧::;..'　　 ...　　　　　　　　　ﾞ.
　　　　　　　　 ,';;;;;;;;;;;;;;;/　　　　＼ー':.､　 ∨　　.〉.;=-､...　　　u　　　　　　 i!
　　　　　　　　{;;;;;;;;;;;;;;/　 　 　 =･､＼:::::.､　 ∨ /(;;;ｨ''"...::　　　 し　　　　　 l!
　　　　　　　　；;;;;;;;;;/′　　　　　.:::｀ﾞ.＼::::.....::У'"´.:::::: : : .　　　　　　　　　,j-､
　　　　　　='"´ゞ;;;/　　　　　　　-.:::::::::::メーイ::::;=･===､: : : :　　　　　 __,,ｨ';;;;;;;
　　　　　　"　　ヾ,′　　 　 　 　 　 (´.::::::::::::::ヾ､｀`ヽ::: :: : :　　　　　,,ｨ';;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　 .{　　　u　　 u　　　 '`::..;;，:::）:::ヽ:::: : : :　　　　　 ,ｨ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　  !　　　　　　　　　 ,ヘ_,..､　´　　　　　　　　　　 ,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　　.:ﾊ.　　　　　　　　 ')ｿｰ'､ﾟi_　　　　　　U　　　　 ;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　 .::::;ﾄ､　　　　　　　 ﾉ{　 .;'/´　　　　　　　　　　　;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　.:::::;:! i:ヽ.　　　　　､｛:`ﾆﾟﾉ　　　　　　　　　　　　 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　:::::;::! |::|　ゝ.　　　　ヽ二　　　　　　　　　　　　　 !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　　::::::;:| |::|　 人　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ｨﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ´
　　　　　　　　 :::::;:! !::|　　　ヽ､　　　　　　　　　　　　　　 .．イ::| l!''`ｰ'ｰ'¨´




　　これは戦闘描写にもあらわれていて、

　　登場するキャラは修羅場において油断やつまらないミスといったことを基本しません。

　　ほぼ全員が自分の目的や信念に沿って考え抜き、最適と言える戦略で行動します。

　　実はひとり油断しっぱなしのヤツもいますが、それもそーいうキャラだからです。


　　.

　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 ..::::::::::::::::::::::|:::::::::::ぃ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　 /::::::::::::::j::{::::::l :::::::::::|l :::::|::::::|::::::::|:::::::::::::::.
　　　　　　　　　 /::::::::::::|:::厂ゝ::｝￣＼|l、:::|::::::|::::::::|:::::::::::::::::.
　　　　　　　　　/ ::::::i::::::|/: : : : : : : : : :||:＼ト ､|::::::::|i::::::::::::::::::.
　　　　　　　　 .::::::::::::|::::/: : : : : : : : : :斗-―:.:.:.|::::::::|i:i::::::::::::::::::.
　　　　　　　 .:::::::::::::::|:/: :´￣｀ヽ: : : : :.||: : : : :.:|::::::::|i:i:i::::::::::::::::::.
　　　　　  ／イ :::::::::||: : : : :--､: : : : : :.||⌒: : :.:|::::::::|i:i:i:i::::::::::::::::::.　　　　　　　　　　  個人的にお気に入りのキャラクターは主人公の奴隷の「ノラ」。
　　　　　　　　}:::::::i:ｉ:|| : 斗==ミ､: : : : :.:|l斗==ミ! ::::::|i:i:i:i:i:::::::::::::}:::.、
　　　　　　　 .::::::/:i:i:||:く 弋尢ﾅ : : : : : |ｌ:弋尢r|::::::::|:⌒',i:i:::::::::小::::＼　　　　　　　　 異郷出身の呪術師で、スペック的には普通の人間にも関わらず、
　　　　　　　i:::::/ :i:i:i|ﾄ : : : : : : : : : : :.:/′ : : : :|::::::::|_): :.}i:i::::::::::|　 ー ＼
　　　　　　　| ::{i:i:i:i{ ||: :, : : : : : : : :′: : : : : : : :|::::::::|／:/iハ:::::::|　　　　　　　　　　　  狂気とも言える精神力と知恵だけでもって、
　　　　　　　|:/| :i:i:iゝ}｡ ｉ: : : : : : : : : : : : : : : : : |::::::::l｡:ｨi:i:|　|:::::::
　　　　　　　リ :,i:i:i:i:小八: : : : : : : :⌒ : : : : : : :|::::::::|i:i:|i:i:|　|::::/　　　　　　　　　　　  神殺しすら成し遂げるスーパーヒロインです。
　　　　　　　　　:,i:i:i:i:{　ヽ＼ : : : : : : : : : : : :.:ｨi:|::::::::liノ}:ノ　jィ
　　　　　 ｢:|｢:| 　＼:i:{　　｝ゞ:::＞::... ___;. : : ´: |i:|::::::::|
　　　　　 |::||::|　　　ヾ　　　　＼人|: : : : : : : : |i:|::::::::|
　　　　　 |::||::l　 　 　 　 　 　 　___|:_:_:_:_:_:_:_:_|i:|::::: ﾉ
　　　　　 |::f斗-､　 　 　____,,...入＿＿＿＿_,，｛三｝ぅ￢…‐-　 、
　　　　　／: :_:_:_}う¨ﾌ¨ {_) ー|-- : : : : ::--γ/::::/ヽ ・／:.:.‐-:.ノヽ














　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,...--――--...,,, 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 ,.r'''::::::::::::::::::::::::::::::;;:｀''´__;;;;::::｀ヽ　　 　 　 ,...-､
　　　　　　　　　　　　 ,.r''::::::::::::::::::::::::::::::::;;:''::::::ヾ:;;;;;;｀ヽ.-+―-...､／;;;;;;;;i
　　　　　　　　　　　,r''::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:'':::::::::::::::!;;;;;;;;;;;;;;）:::::::::::::::ヽ:;;;;;;/
　　　　　　　　　　 ,i::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;''::::::::::::::::::::〉;;;;;;／::::::::::::::::::::::::ヾ:!
　　　　　　　　　  ,i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::!:/:::::::::::rｰi:::::::仁!:::::i
　　　　　　　　　 l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::''７::::;;;;;:ヾ:::::l
　　　　　　　　　 l::::::;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::;;::::::::::::::::::::::l:::::::;;;;;:::::::::::l::::illlllllli::l::/
　　　　　　　　　 l::::;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::;;::::::::::::::;;;;;;;;;l:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ:llllllll!ﾉ''
　　　　　　　　　 l:::;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::;;:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::l
　　　　　　　　　 l:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::l
　　　　　　　　　 l;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r''　l;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;i
　　　　　　　　　 .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　ヽ:;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i''　 　l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!　　 ヽ;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l　　　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l　　　　l;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l　　　 l;;;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　 .!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|.　　　　l;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;| 　　　l;;;;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;l　　　 　 ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;|　　　 l;;;;;;;;;;/
　　　　　　　　　　　　 ヽ:;;;;;;;;;;;ヽ.　　　 　 ヽ;;;;;;;;;;;;;）　　　!;;;;;ノ
　　　　　　　　　　　　　  ヽ:;;;;;;;;;;;;）





　普段からベタベタイチャつくのは嫌いだけど、SEXは好き。

　ビジネスライクでドライだけど、実は主人公にベタ惚れなのが言動の端々から窺える。

　敵にはまったく容赦が無く、自らと家族に無礼たマネをする相手には、徹底的に報復する。

　特に報復にかける執念は凄まじく、作中では「奪われた物は絶対に奪い返す羆」と評されます。

　読者から見ても、イヤなヤツにハッキリ「嫌いだ」と言ってくれるし、

　理不尽には絶対に応報してくれるので、見てて気持ちいいキャラです。

　.

　　　　　　　　魅力その②　　異世界描写









　　　　　　　　　　　　　　　　　　  ィ⌒ヽ──── ィ⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　  /(⌒>::::::::::::::::::::::::/ /⌒八
.　　　　　　　　　　　　　　　 　　{　∨:::::八:::::ノ}z:::{　{＿ﾉ　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::/＿＿___＼乂＿__,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀):| 　 　 　 ｀¨}:::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  (:::|　　　三ミ./::::::::::::(＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀|￣￣￣￣}:::::::::::::::::::::::〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　|::::::::::::::::::: /　　　　　 みんな大好きテンプレ異世界、しかし全く独自性がないのもアレですし、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  /　　　 　 　./＼::::::::::::: (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　  / 　 　 　 　 ∧　 )::::::::::::: ＼　　　　 長大な設定があっても、延々それを読まされるのも苦痛です。
　　　　　　 -─ ､　　　　　　　 　 ′　　　 　 ./i:::) /::::::::__:::::::::::)
.　　　　 ノ＿_　　 ー-､　 　＿／　　 　 　 　/ .{/ (__:::｀ヽ ＼:::(
.　　 　 (　　　｀ヽ　 　 .} .<´三)＿＿＿l l_,／　/　　 )::::::::)　 ∨
.　　　　 〉==─　　　　厂¨} 　 　 | | | | | |　 　 | 　l (::::::: (　 |　ヽ
　　　　 {　　　　　　　 　 ./＼ 　 .| | | | | |　 　 |　 |. ＼::::j　 !､　 ;
　　　　 乂＿_人＿_人／＼. ＼ .| | | | | |　 　 |　 |　　∨　 | |　 |
　　　　　　　　　　　　　　　  ＼. ＼ 　 　 　 　 .|　 |　　　 　 | |　 |












　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／ 　　 ｢＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　＼　 　 >ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::|＼＿/＼／＼_＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　  ):::::::::::::::/＼::::::::|　 ｜｜ |　　 ｜ |:::::::::::::::::∧:::::::::::::(⌒´￣ヽ::::::::
　　　　 ノ(⌒～⌒ ＼/ ⌒|　 ｜｜ |　　 ｜ |:::::::::〈〉:::∨::::::::::::::::⌒～'´:::::::
　　""~.:.:.:ゝ　_　　　　 ／へ　｜｜ |　　 ｜ |::::_:::::::::::／￣￣/ヽ:::::::::::::::::::::
　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.~""""〈　〈　 ＼|_/　:|　 　 ∨∨ |.:.:／|　　 ／　 ′.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨ 〉 |　|　|　 |　 　,/　 |　|:/　 ´￣　 ＼/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　_:_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈＼.∨　|　|　|　 |　　∧＿|　/ ./　　　　 ／.:／⌒丶.:.:.:
　　　　⌒⌒ヽ.:.:┌‐∨.:.|￣＼|＿／￣/.:.:.:.:.|　 |_/　　　 ／.:.:.:(　　　　__).:.:
　　　　　　　　 ＼＼　＼＼／〉∧-TT′.:.:.:. ￣/｀>ｲ￣/.:.:.:.:.:.:｀"⌒´.:.:.:.:.:
　　　　　　⌒　　 ).:.:＼＿>Ｌ_|∧ ∨||.:|￣＼.:.:/／__|／γ⌒　　⌒ヽ.:.:.:.:.:.:
　　　ノ⌒　　　　⌒ヽ.:.:.:.:￣ ＼∧_〉||.:|　　 |.:.:￣.:.:.:.:.:ノ⌒　γ⌒　　　⌒
　　: :　:　.　.　　　　⌒ヽ､: : : : : ＼〉/V＼_,/　⌒ヽ__ﾉ'´　　　(_
　　_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ ⌒～ ｧ'⌒∨　　/　　　　 )　　　　　　 ) . . . . :
　　: : : : : : : : : : : : (⌒ ⌒ ⌒´　＿⊥＿｣＿　　　　　　　. . . : : .:.:.:.;:;:;:;:
　　:　:　:　:　:　:　:　:｀":"":""　｢丁¨了Ｌ-＜￣＼ " "":"" '' ～　- - -
　　.　.　.　.　.　.　.　.　.　. __∧/ /.:.:./∧　 　＼/ }　.　.　.　.＿　.　.　.　.　.
　　＾´￣｀`ｰ─---　＿__＞く∨＿/__/　　＿__∨__,､＜￣ / ＼─‐---
　　: : ～～､ γ⌒丶: : く ,／;';';'　-二___-￣＜//　＼＼　,:､ : : ＼ : : :::.:.:
　　´　　　　乂_　　__ノ: : <;';';';';'. . : : :.:.:.:.:～ _;';';'ﾐh､＿: : く:::::＼ : : :: ／＼
　　:　.　...　　　´　　　⌒'⌒_-￣. . .＜⌒　　　　⌒⌒ヽﾍ: : ＼:::｀>-<::::／
　　乂_　　 -￣￣＞ｒｧｧァ廴＿. . . . (淡淡ｧｧｧｧｧ～ｒ'´}: } ～: Ｙ三三Ｙ: : :
　　　　_､-¨_二二jﾚ'{｀7'┬‐ ｧ'⌒7＿. .｀````／ }　 :}..｣..ﾉ　　 ,ｨ'ﾞ::::::::~| ～
　　　ノ__ﾚ'ﾞ_､-‐／__jノし'　_/. . ./＿_｢￣￣ {:;:　j 　 }　　 _､+'”|::[]::::::::|＼
　　ｨi{i:i:i:i:/厶イ;:;:;:;:／　 /.:.:⌒>.:.:.:.:.:.:>. :,､-=ｧ─＜_､+'”＼／|:::::::::／￣¨¨
　　i:i:i:i:i:i:i:iシ'´ i''"´: : ::/'"/⌒}￣冂￣:7⌒V:;.:,_､+'”xXXX／￣ヘ'＿＿
　　""""~. . し'ﾞ. : : : : : 廴_}__丿. .|. | . . | . :::|ｧ'"xX狄狄狄|¨¨¨|::::::|　＿￣
　　.　. xX狄狄狄狄狄狄狄狄狄乢乢_|...:::::|ﾆ¨￣__￣￣二二ﾆ=-Ｌ｣_　|
　　,ｘX狄絲絲絲貅貅貅-‐''"　　　　 込__ノ辷辷辷＞へ、　:,　:,　:,　 ＞
　　狄絲絲貅貅貅‐''"`　　　　　,:　,:　,:　｀｀　:,　＜　__‐⌒＼　:,　:,　i'＾'r'



　その点この作品では、魔法や錬金術といった異世界技術や、

　それを内包する社会制度などの設定がなかなか作り込まれており、

　また、設定の開示もストーリーの進行に伴ってとても自然に行われます。

　.

　　　　　○　 ○
　　　　　 ヽ从ﾉ
　　　　　　 |M|　《》
　　　　《)　.|W|　 ||
　　　.　lヽ､MW_ノj
　　　　 ￣"|え|￣　　　　　　　　　　　　　　　A
　　　.　　　 |ん|　　　　　　　　　　　　　 　　 .| .i
　　　　　。 .|た|　　 。　　　　　　　　　　　　 .l　.l
　　　　 ∧__|め|＿_∧　　　　　　　　　　　　 {　 .|
　　　　 ヽ─j⌒ヽ-イ　　　　　　　　　　　　　}　　',　 　 ,ｨ⌒ヽ
　　　　　　　{r-‐ｨ⌒)　　　　　　　　　　　　　',　　ヽ　 〈 ○,.ノ､
　　　　　　 〈,,＿ﾉT´ }　　　　　　　　　　　　　∨　　ヽ､弋=～=ゞ,ィ⌒ヽ
　　　　　　　廴＿ﾉ　ヽ､　　　　　　　　　　 　　∨　　 　ヾ ミ .i::::{ ｲ⌒) .〉
　　　　 　　　 |　| !＿_人　　　 　 　　 　 　 　 巛＼ 巛　 ＼ノ::::廴￣´,ﾉ
　　　　　　 　 |__;ﾍ ＼　 ｀ｰ- ,＿　　　　　 　　 ゞ　ヽ巛　U_,ｨ"::::::｀ー'"　　＿
　　　.　 　 　/+　+ヽ ｀ー､＿＿　￣￣"‐-───､_i巛　〈::::_::::::::::::::::〉__ノ:::::::ヽ　　　　　  ……なんかさっきからすごい当たり前のことを褒めている感じになってますが、
　　　　 　 　{ 十十 〉　　　　 　 ￣￣｀ー───z　　｀ゞノノ ヽ:::::::::::ゞ:::::::r-､＿＼
　　　　 　 　弋人_j´　　　　　　　　　　　　　 　／　　　ゝ::/　　廴_r-‐､＿ﾉ　　　￣　　　　 読み易い、上質な作品ってこーゆー基本的な部分がきっちりしてるんですよね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　／ 　　　 　ヽ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　/　　　　　 ／|　|　　　　　　　　　　　　　　　　　 総じて読んでて非常にストレスフリーな部分が最大の魅力でしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　/　　　　 ／　 .|　i
　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　　　 ./ 　 , ＜￣￣￣｀ヽ
　　　.　　　　　　　　　　　　 　　　　　　/　　　　/ .,ｨ"　 , -‐'"　　　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 　i／　 .／　　　　　　 /　　　〈⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 ,,.イ　 　 　　/　 ／　　　　　 　／＼_iヽ／ ⌒}
　　　　　　　　　　　　　　　 ,.-‐'"　 　 　 　　　　 /　　　 　　 ／”＼＿　　 　⌒〉
　　　｀ヽ､　　　　　　　　 ／　 　 　 　 　　 　 　 /　　　　,,イ"ー─-､　lノヽ.＿ノ
　　　　　　＼　　 　　 ／　　　　　　 ,＞´￣￣/　 　 ／_ノ　　＿＿ﾉ〉
　　　　　　　　｀ー─/　　　　　 ,＞ ,〃　 〉　./　　／ ＿, -=─'＿_ﾉ
　　　　　　　　　　　〈　　　　-イ ,イ　,／¨ ／ 　　　　＿＿＿＿_ノ
　　　＿＿＿＿,,.. -‐ヽ､＿,ｨ' "´　,／　　〈　　 ,／￣
　　　　　　　　　　／　　　　 　 ,／　　　　 ゞ-ｲ


　　　.

　　　　　注意点








　　　　　　　　　　 /⌒ヽ/::::::::::::: ,ｨ ⌒V⌒)
　　　　　　　　　　(　○　)人::::::::(＿_　 　 {__
　　　　　　　 　 　 ＞一'ノ￣￣｀¨(　　　　　Ｌ_
　　　　　 　 　 　 (:::::::::::| 彡　　ミ |｀ー─z＿/＼
　　　　 　 　 ＿　 ｀ヾ::: ﾄ───-!::::::(　　　＼_　､
　　　　　　　{:::::｀ｰ一'):::|#　　　　 |::::::::｀ーz　　}　.}
　　　　 　　　￣):::)　(:::::|　.::::　　./::::(_￣(::( 　/　/　　　　　注意としては、絵ですかね。
　　.　 　 　 (￣¨´(￣:: ∧　　　 ∧:::::::)　 )::)ノ　/
　　　　　　 　￣)　｀)_,/./|　　# ﾊ∧￣￣￣___,/　　　　　　 元々ラフ漫画として公開されている為、絵自体は非常に簡素です。
　　　　　　　　　　 /　 .(八 　 ∧j　|￣￣￣
　　.　　　　　　　 /　　　)ハ　八 ＼､　　　　　　　　　　　　  まあ、無料作品なのでその辺はしょうがないかな、と。
　　.　　 　 　 　 /　　／ ／∨ /＼ )＼
　　　　　　　　 /　　(　 (　　　(　　 ).　 ＼
　　　　　 　 ／　　 　 　 )　　　＼　　　　 ＼
　　.　　　／／　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＼
　　　　 /∠＿　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼}
　　　　´　∠＿　,イ}──一'"￣｀ミ三二}＼＿〉













　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　 , ─-､　r-‐､/　　,ｨ´￣￣｀ヽ　　／
　　　　　　　　　　　　(　○ ,ｨ´:::::::::￣"〈　ｨー､　　 |,.／
.　　　　　　　　　 ＿　廴＿〈::::::::::::::::::::::::ヽ.廴ノ　／　＿＿
　　　　　 ,.-‐' ￣＿｀二 彳:::ｨ'￣￣ヽ__:::::｀─イ´Lｨ"::::::::::::ヽ
　　　　 /　.ｨ'￣”　　　弋:::::/／￣ ＼ /:::::::::::::レ､!::::／￣ヽ_i
.　　　　i　.i　　/￣⌒ヽ-"　|彡　　ミ　〉:::::::::::::::::::::::::ﾄ､　＼  　　　　　　無料、という部分も、いや無料ではあるんですが、
.　　　　|　|　　!./⌒ヽ::::::::/ﾞ| "￣￣｀/ヽ､＿人＿_ノ　 ヽ　 ヽ
　　　 く,￣ﾍ､ ﾘ　ー､｀ｰ'　.|　　　 　/／￣｀ヽ　　　　　　|　　| 　　　　　R18Gな描写が含まれる為、pixiv会員にならないと読めない話が多いです。
　　　　/　　　｀￣ヽ |　　　|　　　　/　／￣｀ヽ　 　 　　 .| 　 |
　　　　＞　　　 ‐-､〉廴＿|　 　　/_,ノ /￣｀　　　　　　 /　 / 　　　　　別にお金かかるわけじゃないんですけど、ちょっと面倒です……と、思いきや、
　　　 〈　　　　　　　}.ー─|　　 ./＿_ノ　　　　　 ＿lヽ／ ／
　　　　廴_人_　　_ノ ￣￣| 　 /　　　　_,.-‐-､／　　　＿ヽ
　　　　　　　　￣　　　　　l;;;;;/　　　 ｨ'　r-─､　　　　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  {　/　　　 ',　　 　ノ


.

　　　　　　　　＿
　　　　　　　,ｲ++ヽ, A　　　　 　 ＿
　　　　　　 ム==イ {　|　　{⌒Ｙ´二j
　　　　　　　〈　ﾍ "j}　廴　7==ヽ,,,,,,〉
　　　　　　　 廴ノ .〉ﾍ　 ｀= ミ_ﾉ::,ｨ=弋
　　　　　　　　ヽl-'"ゝヽ､＿ノ!}:::::廴_ノ 　 　 ＿
　　　　　　　 　　＼　＼_,イ　!}:::;/─-､ ,ｲ￣　 ヽ　　  なんと、第一部完結に際してPDF版が公開されまして、pixiv会員じゃなくてもまとめて読めるようになってます。
　　　　　　　　　　　ヽ､＿ i＿i,;;ﾘー-､　ヽ　 　ｰ }
　　　　　　　　　　　　　 ./￣ヽ/　　　ヽ　.i　ｰ　/　　　無料PDF版はすぐ公開終了するらしいので、興味がある方はお早めにどうぞ。（↓がURLになります）
　　　.　　r-‐-z .ｨ=､　 ./:ﾟ￣ﾟ/ 　 　 / ゞ-ﾍ,,／
　　　　　{ ! i!　|/.:.:.:.ヽ/.:.:.:.:.:.{　　.／ ノ{　　}　　　　　  ttps://sugiura-g6.fanbox.cc/posts/2060491
　　　　　ヽ　　∧.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:.! ／ .／ ,ィﾍ”
　　　　　　{　Ｃ ∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゞ_, イ"”ヽ ﾍ
　　　.　　　＼　 .∧ー､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}　 ',
　　　　　　 　 辷_ノ　　￣弋.:.:.:.:.:.:.:,,,..イ　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　｀￣￣　 辷＿ﾉ















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ⌒ヽ
　　　　　　　 ,ｨ´￣｀ ヽ ﾞ｀ｰ─'⌒＜　　 ノ
　　　　　　 〈　 .ｨ⌒!　 〉从:::::::从:::::::｀ヽ/
　　　　　　　ヽ　廴ﾉ　/:::r-‐─-､i:::::::::〈
　　　　　　　  ＞‐- ‐':::ノー── ゞ_:::::::＼
　　　　　　　　ノ::::::::::::::{ 　 彡　　 ミ !:::::::::::〉
　　　　　　　　＼::::::::::::｀ヽ─'￣｀ー"＼::::〈
　　　　　　　　　 〉:::::::::::人　　　　　　 　｀ヽ
　　　　　　　　／:::::::::::〈　 ヽ　┌- .,_　　　　＼　　　　　　 また、現在作画担当をつけての商業版の連載企画も進行しているようです。
　　　　　二二廴__:::::::::::ｽ￣〉-く￣! ｀ー‐-z三〉
　　　　　|乂乂乂 .〉::＿∠_＞-､＿}　ヾ:::〉　　　　　　　　  ネームラフでもアニメ化待った無しな面白さだけに、そちらも楽しみですね。
　　　　　|モ i乂X〈:〈　　i .l　　 | |　i 　 ,リ
　　　　　| |　|乂X}ヽ＞./ .|　　 |.|　|
　　　　　|￣´乂Xi}.|　|ﾉ ./　　/ﾉ　|
　　　　　|乂乂乂!} |　|_ノ　　 |´i　.|
　　　　　|乂乂乂l} |　| i　　　.| .|　.|
　　　　　￣￣￣｀ .|　| .〉　　 |　|　.|
　　　　　　　　　　  |　|´　　　ヽ !　.i
　　　　　　　　　 ／|　|　　　　　｀ー-､
　　　　　　　　 /　._|__|,,　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　.　 　/　 .{ 　八　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　/　　_!　　　Ｌ,_"￣ヽ　　　　　　',
　　　　　　入　 ｲ　/ 　 ヽ　〉 廴jヽ　　　　　 }
　　　　　ｲ　人 廴人　　 レ’　　ヽ,,}　　　　./
　　　　　　ノ　 ＼　 ｀ー '　　　　　 |　　　／
　　　　　ヾ､__　　i　　〈　　　　　　　.〉　r" _,. -‐─一､
　　　　　二ニ￣"　 　 〉　　　　 　/　　￣ ..二二二二}
　　　　　＿＿＿＿＿ﾉ　　　　　　廴＿＿´　　　 ｀ヽノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣


　　　　　.

　　　　　　　　　　　　　　　　/⌒y-<⌒Y⌒Y⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　,ｲ,-‐､　 {.,_　　　　 _ノ
　　　　　　　　　　　　 　　〈 ( 癶　r==i　ｲ｀ヽ　{
　　　.　　　　　　　　　　　　Y´::::∨,.-‐廴　ノ ノ
　　　　　　　　 　 　　　　／─-一{ ｨー､入_ノ
　　　　　　　　　 　　　／￣ ミヽ　ヽゝ-ノ |　|
　　　　 　 r-‐──' "￣￣￣ヽ )　i::￣:i　|　|　　　　 ＿＿ノ
　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　/::ﾊ::::| .|　|　　　／　　, '＼
　　　　　　　　｀ー- ..,＿＿,　 ,イ”／/::/ / ./　　/　　　　　　 |　　　　　　 個人的にはここ数年て読んだ異世界モノの中では、
　　　　　　　　　　　　　 　〉　ヽ::< ー{:::|/　/ ー十-‐　　　　　|
　　　　　　 　　 　 　　 　/　　ノ::::〉　l:::l ／ 　　.|　　　　　 ー十一　　　　  一、ニを争う傑作でした。
　　　　　　　　　　　　　 i　 イ::ｨ'´　_/:/´　　ー十‐-　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　 |　　!::l　　{〈::i　　　　　 |　　　　　　　 |　　　　　　 異世界モノが好きな方なら、まず読んで後悔はしないと思います。
　　　.　　　　　　　　　　{　　 ゞ　 .|　ヾ　　　　　|　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　|　　　　　　　.|　　　　　　/
　　　.　　　　　　　　　　 |　　　 　 |　　　　　　　|　　　 　　/
　　　　　　　　 ＿＿＿　 ',　　　　ヽ　　　　　　.|　　 　 　/
　　　　　　　ｨ´　　　　￣ヽ､_　　 　ﾍ､　　　　　|　 　　　/
　　　　　　　{　　　　､　　　　　　 　　 ＼　　　/　　　　/
　　　　　　　 ＼　　　ヽ　　　　　　　　　 ヽ_／　　　.／
　　　　　　　　　＼　　 ＼‐- ､＿＿_ノ　　　　 ＿_ノ
　　　　　　　　　　 ＼　 　＼　 　 ∨　　　r-‐'
　　　　　　　　　　　　＼　 　＼ 　 ∨　　 l
　　　　　　　,ｨ─- ､ 　　〉　　　i　 　∨　 ヽ
　　　　　　 ﾑ一　　 ￣”　　　　}　　　＼　　＼
　　　　　　 廴＿,　　＿, -‐'￣´　　　 　 ＼ 　 ＼
　　　　　　　　ヽ＿ノ　　　　　　　　　　　　 ヽ　 　＼















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ⌒ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ムゝ / ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  {　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　 ｨ⌒ヽ＿ｨ⌒ヽ <＿ゝ
　　　　　　　　　　　　弋＿ﾉ::::弋__ノ　 |　|
　　　　　　　　　　　　 〈::::イ￣ヽ:::/ 　 |　|
　　　　　　　　.　　　　　〉|彡　ミ|〈　 　|　|
　　　　　　　　　　　　＜:::|'"￣｀|:::〉 　.|　|
　　　　　　　　　　　　 イ;;;| 　　 |∨ ／ ,ｨ　　　　　　　　　　　 といったところで「ニセモノの錬金術師」の紹介を終わります。
　　　　　　　　　　　　 , 一|　　 .|一´ ／
　　　　　　　　　　　／ ／| ',　./ "￣　　　　　　　　　　　　　  それではお付き合い頂き、ありがとうございました。
　　　　　　　　.　　/　/　 .| .∀|
　　　　　　　　.　 /　/　　.|　　|
　　　　　　　　.　/　/　　 .|　　|
　　　　　　　　.　i　 |　　　|　　.|
　　　　　　　　　厂”〉　　/　　.|
　　　　　　　　　{　　ヽ　/　　八
　　　　　　　　　( i　ﾍ_)　　 　 　＼
　　　　　　　　　 ｀ー´　 ヽ､＿ノ　 iヽ,,, ＿
　　　　　　　　.　　 〈　 　 ／ ヽ　　ﾄ-､　　｀￣￣｀ヽ
　　　　　　　　.　,ｨー＼　ヽ　 /　／=-､ヽ＿　 　 　 }
　　　　　　　　　辷ー.＿_ノ　廴＿二三〉 　 ￣｀ー'
　　　　　　　　　　 ￣






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おわり

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.

以上です、ありがとうございました。