Author:やる夫達のいる日常
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読者投稿 ファイザーの『mRNAワクチン』って何? 解説しよう!
,
〈 | __
_ -=ニニニ(_ノ´
7i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iマiヽ
' /i:i:i:i、i:i:i:iヽi:i_i:i:}`
/i:i:(i:i:i:マi:i:_i:}i fマ:i! 今月中にも開始される、新型コロナウイルスのワクチン接種
Ⅶ、__ __}:i r/:i:i}_
}i:〉、 '_ _ "/,:}i:i/ ヽ mRNAワクチンという新たなタイプのワクチンが目につきます
_ ./ > イ/ }〈 ∨
∠_,__i{_Y-==- 、 Y
/ ./ / 了 |.、 ですが
i / / ∥ √∨
|. !.〈. ∥ ′ 丶 「そもそもmRNAって何だよ!解説読んでも分からん!」
. 、 乂丶_、 /イ },
\ フ Y / N _.ハ という方も多いと思います
 ̄ ト _ < |ニv'ニニニ',
7ァr _ 斗'ニニ/ニニニ、
,/:/!ニニ|ニニニニニ/ニニニニ なので、ちょっと噛み砕いて解説させていただきます
√{::|ニニ|ニニ7ニニニニニニニ|
∥ーゞ―ニニ'ニニニニニニニニ
∥ニニニニ|ニニニニニニニニニニニ|
○----●
○--●
●
.●--○
●----○ 「遺伝子」や「DNA」という単語はご存知かと思います
●----- ○
●----○
●--○ これら遺伝子やDNAは、生命の設計図と言われています
○
○--●
○----.●
○.----- ● 人間の身体も、そしてウイルスも
○----●
○--●
● 遺伝子という設計図を元に作られています
.●--○
●----○
●----- ○
.
_ -=ニニニニ=- _ _ - ァ
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`i:i:i:i:i:i:< j
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽi:i:i:i:ー<
∥i:i:i:i:i:i、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:i',i:i:、
'i:i:i:i:i、i:i:i マ> ´ ̄ ̄.|:i:i:i:i:_i:|i:i:〉
i:i:i:i:i:i| マ " /んう|:i:|Y Y" さて、その遺伝子ですが、人間においては
|Wi:ir -==、 らソji:i! /
i{иi;i、{ らソ 、 ' ,、ィi:i{ 細胞の「核」の部分に収納されてます
|i:i:ム 、 /!i:i:i:i:i:、
jW:> \ ゝ ' .イ |i:i:i:i:i:i:iヽ
-、 " |i:i:≧- __ イ / >i:i:i:i:i:i/、_
Ⅶ |i:i7i:i:i:i:〉. / / /!i:i:イ  ̄ 、
.Ⅶ 乂i:i:i:/∧/ / /::Yッ / \
r 、.Ⅶ _ /i:i:i/::! ∨ /::::::|:i:', 、
ノ 、 Ⅶ - 7!|:::| / /::::::::/hi! ∨
{ 、 ヽ∨〉/ i:i:i!::!./ /::::::::/. 爪 ∨
遺伝子のイメージ _
,..:::´::::二:::r-ミ::::::、
/::/´ {_`oく ̄ }
./::::/_人_ノ::`ー'/ /! ト、ノ
/:::::{:::::::::::::::::::、::::_`'::ヘイ::::i`ヽ‐- 、
!::::::{::':"ハ´:::j!::__ハ::::ノ:::::::::ト、_ヽ¬`
{::::::i::=≠、_( ¨¨っ) !:::::::::::. }
ハ::::(つ_ノ '  ̄ i::i::::::::::! ! 核(ここ)で一生過ごす
{::::,::::!、 .(ー---´ソ ,::::::::::::ノi ⌒ヽ
o::o::::;> 、 ̄ ̄ , イ:ノ::::イ:::o! ! 外に出たら負けだと思ってる
_ - ‐  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二フo:::ヽ l
{辷――――――――――≦ ´ -‐"´ ヾ::::::. .!
'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ :::::::::. ヘ
.l ! :::::::::. .ヘ
.j : ::::::::::::. ヽ、
/ : 、:::::::::ヽ ` - 、
/ 、 ゝ::::::::::::>_ ノ
弋 ___ ヽ _ -‐"````
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―――`  ̄
.
これは分かり易く解説する流れの雰囲気
転写のキャラ化かな
これは間違いなく引きこもるw
_
i>≦i:i:i:i:i:〕iト.,
. ヽ ̄ ̄'i:i:i:i:i:i:i:i:´i:i:i:i:i:i\
〉__/i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:ィi:i:i:i:i:i:i',
〈i:i:iノi:i:i:i:i:i/i:iニ ー―Li:i:}
/Li:i:i/ vi:i:i:!ソ` ヒソ i
' i:i:丶 丶{ ' }!
Ⅶi:i:i:i` _ イ」 ですが、遺伝子は生命の設計図
]i:i:i:i',\∧ー "
/ ⌒ヾr,\|!:〉 ずっと引きこもっていられたら、
, ヾ. }!ヾ,
. / i:|! }」 人体は傷を治したり成長したりできなくなります
. , \ i:|! | ゙,
. | ∨' , iヽ
. | .∨/ .| !
. / ∨ f_\
i _ 斗――>―"=-、`ヽ
丶 ∧ ∨ }!
タンパク質を合成して、人間の身体を作る工場(リボソーム)のイメージ
,.y __ r-、r=、__
,-/ {{i´r//} z--、ヾ、 /ヽ、 < ヽ Y Ⅵ ト ヽ
{ 〈 / \∨/ \ /,′ /
ト、_ ,. - ≧ ./ /ニニニニ:、 \ 7 ̄: ` :ト、/
>'´: : : : : :', / /`ー ミ元ヲ'´ ∨ ヘ 7: : : : : : : :.`Y
',: : : : : : : : :', .// ,イ `ー '´ニ`ー '´Vハヾ 7: : : : : : : : : 7
. ',: : : : : : : : :',Ⅵ /:i 「 ̄ ̄ ̄ ̄`i |、 ' 7: : : : : : : : : 7
',: : : : : : : : :', },{ (! |VVVVVVⅥ |', |7: : : : : : : : : 7
',: : : : : : : : :', | Y |:::::::::::::::::::::::::::! レリ.': : : : : : : : : 7
',: : : : : : : : :',:/.i !:::::::::::::::::::::::::::| | ': : : : : : : : : 7
∨: : : : : : : :ト、ヘ│:::::::::::::::::::::::::::! 从: : : : : : : : :./ てめー外出ろ!
∨: : : : : : : i: Y`!:::::::::::::::::::::::::::::i': :i: : : : : : : : :/
∨: : : : : : :i: : :ト、∧∧∧∧∧|: i: : : : : : : :./ こっち来いやコラァ!
∨: : : : : : i: :.| |:.i: : : : : : : /
∨: : : : : i: └┬:┬┬─r:.┘!: : : : : : /
∨: : : : :',: :..:.|//! |//|: : :,': : : : : :/ 設計図がなきゃ、俺(工場)が
,': : : : : : :',: :..|//! |//|: :,': : : : : : {
i: : : : : : : : ゙,.:.|//! |//|:/: : : : : : : | 仕事できねーじゃねーか!
i: : : : : : : : : : j//.∧i///!: : : : : : : : :i
|: : : : : : : : : /i/./:::∧//ハ: : : : : : : : :i
.
/::::::::::::::::::ノ ̄/V
遺伝子 /:::/~~~ヽ_/r-x ̄乂
´::::::´_ノ ̄ ̄ヽ/ヽーう_/
/::::::/:/:::|::::::::::::::廴/::f^ヽ|
,:::::::::|´戊ヌ从从r符ミ::/ヘ八
|:::::::::,0。Vソ///乂_ソ ,::::::/::::::,
|:::::::::| /~~!~。0/:::::,)::::::|
人:::::::\\...............|../::::::/:::::::〈 うひゃぁぁぁぁっ!?
\:::从f^ヽ―≦,:::::/ヽ::::::::::,
/f´ ⌒ヽ-ン^ヽ´ ( |::::::::::::, いや!引きこもってたい!
/〈 У ヽ) 、::::::::::,
./人≧―r `、 人 〈:::::::::,:::,
,:::i::::::≧――ノ二二二ノf^Y|::::::::| :, 遺伝子(わたし)のコピー持っていっていいから許して!?
|:::|::::::_」^/:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ、__,::::::::! ,
|:::|::::::ヲ-f:i:i:i∧:i:i:i:i:i:i:i:i:/\ レ┐ |
从:: 、::ヽ ∧/ ∨\:i/ \ ー´::! !
\\∧ / | \/ \ /\::! 从
_ -====- _
r _v i:i:i:i:'i:i:i:i:i:i:i:i:i:丶
ヽ__7i:i:i:i:i:7i:i:i:_/!i:i:i:iトi:i:i',
〈i:i:i|i:i:i:i:i7i:i{-= 、"―_寸}!
Yi:|i:i/` |i:i:!らリ 紗/i:| ………こうして、遺伝子はコピーを生産工場に渡します
'''7i:i.、 ⌒ ' :!i:i:!
|i:i:i:i:7丶. - / 丶
{i:i:i:i:ト > イ ただまあ、遺伝子ってむちゃくちゃ長いので
_ / `寸!\ /|i:',_
/ Y|:\ 丶!}i \ 必要な部分だけ短くコピったほうが効率的って理由もあります
/ φ::::::v ::E- ̄',
, }:i! У,:::ii:i!ミ !}、
| \ '" / /:::|'" ∧ }ヽ ト _ そして、その短いコピーこそがmRNA(メッセンジャーRNA)です
| 丶./ /:::::| |:::リ } Y
.
これは分かり易い
mRNAのイメージ
/: : :./: : : :/: : :/ : ハ: : :.|ヽ: : :i: : :ヽ i
/: : :/: : : :/: ://:/ }: : ,' ',: :|: : : Ⅵ
ノi⌒ヽ : : //__\ /: , ' , '|:∧ : : : |
/:.ハ ,: :/ ィら汀 ヽ // /_ |: : : :|
/ .:.:.:ヘ ∨_ 〈弋_ソ r=ミ、 }: : : :|
∠ イ:/ ,}ィ´⌒ヽ ` ∧: : ∧
{ _〉、 ' //∧∧:.' ,
〉 `¨´ 」 「 フ , 'イ:/ \!
〈 ー―‐'´}ヽ、 ⌒ /
_/ ヘ ノ ` -‐ ァ7 ´
/ / 「ハ ー '´} |_ お待たせしました!
j/ / ヘ ヽ イ |i , ヽ_ ̄ヽ、
| / ヾ `< /∧'´ -‐ミ| \ 設計図です!
ー=ミ
リボソーム ' ハ
, へⅥ ,. へ
/ ヽ/ 、
. / /ヾヽ∠ヘ \ 待て
, ' / V ヽ
/ / _', ハ いや、情報(中の人)は完全に同じだが!
. / ト ., i i、/ ', i i
. ' , Ⅵ- 、`'' `' r ⌒ !V i なんか色々と違くないか!?
. j /! l { } 乂__,リ .l. |}
/ | l ゞ='’ l |
| ! u i Ⅳ
| ,:i l _,、 ,i /ヽ ハ/{_
. j/,ハ |ヘ ⊂ニ===ニ二- ' 人/ }./_ ! ※mRNAとDNAは『情報は』同じなのだが、
',! >. _,. イ7≦ヽ´ ゙Y,、ヾ__,
, --{==ヘ─‐j fニニ{=┐: : : 「ヽ '⌒フ 鏡合わせのように精密な正反対となっている
_}ヽハィ,∠_: : rVニ=ム', l l二二ニ/: : ト、ノ ヽ
≧ ーz_∨ニ=ム', l l二ニ=/:.r‐' ,.
.
_ -=ニニニ=- 、
_ ―,:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
`\ /i:i:i:'i:i:i:∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ
{i;i;7i:i:/i:i:i:__!-Ⅶi:}_}i:i:i:i:} 、
乂{i:i7i:i:i:i| _ _, 、|:i:i:i!
/i:i{r 守{'らリ 紗}:i斗
 ̄人丶` ' 7'
,}7:ト - イ{、 つまり、DNAは人間の設計図の『原本』でしかなく
_/|i:i∧、 > イ/、i:i::ト
/' |i:7:∧ 、 ./':::}寸! Y 実際には、mRNA(必要箇所だけのコピー)を参照して
/ マ! ',:∧ 、.//::::! |! |
/ Y:i ',::::::<./:::::, リ .Y 人体は成長や修復を行ってるわけです
, 、 マ,、',:::::/:::::/ ,}! |
爪.〉'::::::/ 7" !
_ -=ニニニニ=- _ _ - ァ
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`i:i:i:i:i:i:< j
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽi:i:i:i:ー<
∥i:i:i:i:i:i、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:i',i:i:、
'i:i:i:i:i、i:i:i マ> ´ ̄ ̄.|:i:i:i:i:_i:|i:i:〉
i:i:i:i:i:i| マ " /んう|:i:|Y Y"
|Wi:ir -==、 らソji:i! / さて、では本題
i{иi;i、{ らソ 、 ' ,、ィi:i{
|i:i:ム 、 /!i:i:i:i:i:、 mRNAワクチンについてです
jW:> \ ゝ ' .イ |i:i:i:i:i:i:iヽ
-、 " |i:i:≧- __ イ / >i:i:i:i:i:i/、_
Ⅶ |i:i7i:i:i:i:〉. / / /!i:i:イ  ̄
.Ⅶ 乂i:i:i:/∧/ / /::Yッ 先ほどまで登場してた、タンパク質工場のリボソーム
r 、.Ⅶ _ /i:i:i/::! ∨ /::::::|:i:',
ノ 、 Ⅶ - 7!|:::| / /::::::::/hi! 彼が主役です
{ 、 ヽ∨〉/ i:i:i!::!./ /::::::::/. 爪
,、-'´ -‐'''"´イ /-―‐、
/ /ミ、/彡! ヽ
/ / /‐―z'=| ',
/ /| / | | ',
i | / | / | |!
l.,、-! /ニ|/ ,||-| l
',,= i /´, Tヾ ィ-ァ- ! l
/ -| /ヽ-'| じ' | l
l (! /` ー' ´ ヽ- イ l
ヽ、」 / l | .l
r'´ l ハ / | i
. r┘ l ヽト-、._ ,、-‐――-、_,ィ/ |/
┘ r-、ヘ└‐‐‐`‐‐、..._,,、r‐'-ュ___ ← リボソーム
ヽr┘ `ヽ,:::::::::::::| |:::::::/::// / l
-' ‐--、_\:::::::ヽ'、 ヽ!// `''i_ 人体のあらゆるタンパク質を合成できる
.
丶 i
‐- 、___ _______ , -‐‐r
─ キ `>'´ `ヽ/ ,メ
ヽ / \ / 「先ほどまで、リボソームが使っていた
V /i ト、 〈
/ /__/ l l \_ \', 設計図は、人体のmRNAでした」
_rvク ,/ /´i /` l l ´ \` ヽ
て_.う/ /,r===、 ,r===x \ \ rvっ
<ー-‐イ ハ′ ` ´ `ト、 \_乙 う
\ \| // , ‐--‐、 /i/ i_ノ ̄ ̄ く⌒′
\ ゝ、 { i ノ〉 /
\ 仄ゝ ____ノイ´/ /
\i / \_し___/ i / ← 人体のmRNA
/ ,r─'人\ ヽl/
/  ̄ ̄ \〉 ',
「しかし、ここで使われる設計図が
_
, 、 \ ` -、_ 人体のmRNAでなく、
// ゝ:::::::::|__
__ノ::/ // |ヽ \::::ヽ:::\ 『敵コロナウイルスの一部パーツ』
|::::::| /:::l |:::::|_ゝ::::▽:::〉
/::::::`ーノ:::::l \__:::::::::::::::/ の設計図だったら?」
\::::::::::::/ ̄  ̄\::::\
/:::::::/ \:::\
/::::::/ \:::\
/:::::/ ∧ .∧ }:::::::}
/::::/ |::::|.r-──---、|::::| }::::::::}
. /::::/ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| /:::/
\:\ /:::::::::::::○:::::::::○::::::::\ /::/
ヽ:::_`.‐/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /::/
\::|:::/(:::ヽ ̄V ̄ ̄V ̄ノ::::)\:::|::::/ ← 人体のmRNA(?)
\ヘ:: ヽ::\ /::/ /:::∨:/
`ニ=\:::`ー―´:::/:::::::::::< ……ではなく、ウイルスの一部分の設計図
\:::::::::::::::::|  ̄ ̄
.
,.ィ . ̄ ̄ `ヽ
リボソーム ,ィ弋 ,' _ .`YYYヽ ,,―- .、
_/ \`./\.,、`ヽ、`ヽ!下YYー< >,、
____/ /./`Y´|∧ \ \l_ l人リノ: : : : : : : : : : : : : : : \
. ,,< ̄: : : : : : :.:::.://| ./l/、 ll,.ィ∨ ∨.Y\!\: : : : : : : : : : : : : : : : : :.∧
/. : : : : : : : : : : : : : :/l: : |/i.伐ヌ lj,ィ圦 ∨ /: : : Y: : : : : : : : : : : : : : : : :.:∧
. / . : : : : : : : : : : : : : : : :| : :! .∧ ; ! / /:: :: : :.|: : : : : : : : : : : : : :. ∧
/,,――< : : : : : : : : : : l : :∨!ノ\_-=≡/!./ /: : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :. ∧
\ .: : : : : :.:/ . : ::∧ |又千ヲ/1 . / : : : : l.:.: : : : : : : : : : : : : ∧
\ .: :.::./ : : . |.∧.人 `Y´ _| . | `ー: :〉.: : : : : : : :. ∧
`'<_l . : //く . \ \ .\! : : : :./.:.: : : : :: . ∧
/| . : : :l: : .\ \ \ ,' | : :: :/.: : : : : >―- 、 ∧
\/ ./: :/ : : : |: .: . ∧. .__∧ .! : : .|____ >'’ \ |
\ / ./: :〈 : : :.|: : :.::.:..∨_>r'´∨l : : |: : : : : :.:| `ー ´ ∨
∧ 〈: :: : l ..:::.::| ,, '´ ̄: : ./ ./ : . .!: : : : : : |
. \|: .∨ \: :! : : :. |_,,< ̄/ l : . .|: : : : : :.:| ./
. >.、 _ _/ヾ / .∨ : : : :|弋: ::::::::::/ i! | : ! : :..:.: | ∨ /
\_ 戈. / |___ .!  ̄ ̄. _. | . : :| : : | |/\ タンパク質工場であるリボソームは
/ ∧, -= ,,<戈 .∧戈 / | : : :| / >
\/ ,イ戈>八≧ノ l. / /!,.ィト=<ニト==-イ / / 『敵コロナウイルスの一部パーツ』
. 弋 `ヽ!,.イノ ̄弋_ツ.∠ ./././_ \ \,.イ |/
>< ,.イ ̄`ヽ,.イ.i.弋/ | |! | 弋ノ .》-、 /\ を設計図どおりに生産します
/  ̄  ̄  ̄ ̄ 戈. し'レ弋ノ ,.イ .\/
`ー = - -<_ / 精密に、そして大量に……
_,,..、、、、、..,,_
、-''".:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `丶、
//.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:`、
.:'.:.:.:.:.:.:.:|..|.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:. /. `、
/.:.:. |.:.:.:.:.:|.:| | ∨ /:.:.:. __ そうして作られた、『敵コロナウイルスの一部パーツ』
.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:|./.:.:.:|.:\.:.:.:|.:.:.:∨.:.:.:..〈 / /
i______r---  ̄ ̄ ――:|.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:|_/
|.:.:. .:.| __ ________|.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:|_〉 人体が自ら作ったものであるにも関わらず、
|:.:.:.(.:| |'//| | //| |.:.:.:.:|⌒Y.: |」
| .:.:.: j  ̄ `  ̄ /⌒( 八( 人体の免疫機能はそれを敵と認識
 ̄:八 __ --く|
个 .,_ ヽノ イ.:./:ノ 攻撃&データ収集を行い、抗体が作られます
|.:.:./| | ̄/ /:./:/
厂| | |// ロ'⌒ \
/ || |// |.:| | ヽ ……まぁ、そもそも元・風邪ウイルスの一部分ですしね
ノ .|| /:::::/ L( / |
.
,
_、 ::''"~ ̄~~~"''.:<(
/ :..:|: \.. \ \
.:'.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:| .:.: | :.:.:. |\.:.: \
/:..:.:|.:.:.:.:|.:.:.:.:|⌒.:|∧.:.:|⌒ .:.:.:.. \
//:.:|.:.:.:.:|__/  ̄ ⌒ \.:.:∨:〉 以上がmRNAワクチンの仕組みです
_/⌒.:.:.:. /|.:.:.:.:|.ィ芥笊 ィ芥㍉ハ.:.|/
⌒\ \ |.:. / :|.:.:.:八 乂;ツ Vツ/|.:.八 標的の一部パーツの設計図を送り込み、
7.:/|.:/.:rへ.:.:.:.:.\:/:/: i〉 :/:/:.|/ |:.:〉
. 〈.:.:. |〈.:.:{(八  ̄ ̄ . ‐┐ 八/ 人体に標的を合成させるわけですね
\_.:ノ人_^ヽ ( Y /| ______
|.:./|.:.:| ̄八\ .イ.:.\-=ニ〔 |
'⌒:|.:.:|.:.:(.:.∧ =- --く|.:|.:.:.:.: \ \_ -==-
|.:.:|.:.:.:\ム / / ̄ /⌒ 〇、 ∨-_-.|.- ………ここで
八.:.:.:.:.:.:.: \ハ //√ニ/ O 〈 -_ |-
⌒> _.:.:.:.:.:.: ) \// √(\ /| ).:..Y-_|-_ 「それならウイルスのパーツを
/| /|ニニ/::((O // /:{_\ _ヽ| ___彡ヘ-|-
, | _/_\:人:( .:〈_ \ |/\ 直接注射したら良くない?」
_| |r←―‐<::::::O /::::〔 ̄ ∨____/
| _/ 二二V:::/::::〉::::::::Y ___ ∨~\_ と思った人は鋭いです
_,/ ⌒ニL}::/⌒::::::/ └く--( 八 | \\
_,,..、、、、、..,,_
.、-''".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.~:''~、、
/.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:\
.:' :/.:.::'.:.:.:.:.:.:.:. \.:\.:\.:.:.\(\
__/ :/ : : : |.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:\.:\.:\.:.:.\
∨/ .: .: .: .|.:.:.:.:.:|.:.: \.:.:. \/_:ハ.:.:. (\
| . : .:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|.:.:.:\\.:.:.:.〉 |:.:/.:.\
_| .:/.:.:.:/.:.|.:.:.:.:.:.\___/  ̄ _ノ∨.:/):/ mRNAワクチンの最大のポイントは
|八_/ :/..:.:.: |.:.:.:.::..: \ ┐.:V:/
ノ /|.:.:.:.:.:.:/ 」:、.:.:.:.:.:.:.:.:\_,ノ^ } 『細胞の内部で』
< /人: ̄八 ( \.:(\ .:.:.:.:/::/:/: ノ ,'
 ̄(.:.:.:.:\.:.:.:.\_^__\  ̄ r___ '_/ _ ウイルスのパーツが作られることなのです
て ノ|.:.:.:.:.:.:\} ニ- _ ⊂/ / // ノ、
/_:|.:.:\.:.:.:. \ / ̄ |¬ー(_人 |
/ \_\___\ ∧ |〈 i 〈 '_
.
??一郎「俺たちが正義だ!!」
マイ??「Believe Your Justice」
''"゚~ ̄~"''~、、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:./⌒\
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ~"''~、、 .:.\ ウイルスには、他の生物の細胞に入り込み、
/ .:.:. //.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:\
' :. /.::'.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ .:.:.:. その中で増殖するという特徴があります
{/. :/ ..:.:.:.:.| :|:∧ .:.:.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:|
/.:.:.:./.:.:.|.:.:.:.:| :| |.:.:.:.:.:.| |.:. | .:.:.:.:.:.:.\__))
/.:.:.:./ .:.:.:|.:.:.:.:|八 j .:.:.:.. | |.:. | .:.:.| .:.:.:. | ̄ ̄ それらウイルスや、
/.:| .:/:|.:.:.:.:|__/⌒\ ̄ ̄/⌒⌒''|.:.: |:|:|\
/' | :Y |.:.:.:.:| __ __ |.:.: |:|:|_ 細胞そのものが敵へと変貌する癌に対抗すべく
|: |.八.| .:.:. 《⌒)ハヽ 〃)ハ^》|.:.: |:|:|/\
|:/|.:.:..:\.:.八 乂ツ 乂ツ 厂.:|.:// \ 『細胞内の敵を、免疫システムに報告する』
/ :|.:|.:.:.:.:.: 〈⌒/:/:/ 、 :/:/: /.:.:./ |
/ |.:|.:.:.:.:.:.|.:〉.、 イ.:/ | という機能が人体に備わってます
/ 八.:.:.:.:.:.:.|//个 . ⊂ ' /(..:/ / _.、-''"〉
〈 |: \.:.:.:/| 〕| > _ イ 〔,,,〕/ _.、-''"_.、-''"|
\ | 〔__,〕| \ / 〔_,〕 _.、-''" 人
 ̄\ |__〔__,〕|___)__/ /.:.// ̄ ̄ ̄ ̄\,〉 ※MHC(主要組織適合遺伝子複合体)クラス1
 ̄ ̄\ノ \';';';';';';';';';';';'';o;\ // 〈 というのが活躍します
_,/ \\ Y ̄ ̄/ ヽ:__》ノ | / ̄\' ̄ ̄ ̄ ̄|
/:/: : :>-----<: : :.',: : ∨ ハ ←MHCクラス1の抗原提示で
〈: : :{: : /:::::::、:::::::::::::::ミ、: }: : :.i ./ ハ 殺る気マックスの免疫細胞
∨:./ィ  ̄ 、:',::::::::: -- 、:.、: :.|∨/ }
∨:::::::、 ゚ ..ノ:::}_::::::、 ・ V\:!'/ / \_人_人_人_人_人_人_人_人_/
r├ 、:::::::::::彡/ \:::::ー.::':::::::K ∨ ) (
j ハ j;;;ハ;;;} 〈 };;;;r;;;;;;;;;ィ;;ノ |_ -、 < ウイルスはどこじゃ!? >
八.`i{;;;{ ;;j _ -- 、乂;;;;;;{,/::}}/ィ }} ) (
ゝiヽ;;;;) 「 ー― -ヽ };;;;;;;;r } .ノ/ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
', };;: }//´:.ー.、_リ };;;ハj __ ィ `ヽ
∧じ .V{:_:_:_:_:// J ノ:::{ .V }
∧};} `こ二 ´ ./;;;;;;; 〉 ト、_
∧ ¨¨ /;;;;};;;;;;:{,/_ ト} `''< ただ単にウイルスのパーツを注射するだけでは、
/,,n`iー― =≦,,ノ;;;;;;し;;;;/;;;;;} | } `
> ´/;;;;;;} ハ ', };;;ハ;;/;;;;;/;;;;;( リ ウイルスのパーツは細胞内にさほど入り込まず、
__.> ´ /、^じ .∧ {;;;V;;;;;;;;/_;;;;;;;;;} ト、
// r;;;} ,,i 、\. V } };;;;;;;;;;;/;;;;;\;;;;し.! .\ ワクチンの効果は格段に落ちます
{ /| /\.\|、_ し^//ヽ:::::ヽ';;;ト、 ー-
| | _/ |/ |ヽ. } ヽ -//;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;|;;;}
.| |/ j .| rー―=≦;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;|;;;し、 一方、設計図であるmRNAなら、細胞内にさえ
| | _ノ;;; /ヽ ! ハ n,};;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r ア;;;;;;;;;;;;;;;;メ
i! i! (;;;;;ノ しヘ;;;;ー、i };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;V;;;;;;;;;;;;;;{⌒ 送り込めれば、元のmRNAの数十倍もの
{ i! {;;;;;;} (;;;) };;;;;;;;;;i! ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;乂
V };;;;;;ー.,,;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;r;;;ー―;;;;;;―---、 ウイルスのパーツを細胞内で製造可能です
\ };;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; }
ヽ 〕;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;|、;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ー―;;'|
} {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ };;;;,,| 効果の差はとても大きいです
.
.:''"゚~~~"''~、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.\
/.:|.:.|.:.: |.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.∨: ヽ__
.:.:. |.:.|.:./|.:.:.:|、| :. |.:.:.|.:.:.:(_/
|⌒|~~ ̄  ̄  ̄ |.:.:.|.:.:.:.:|
|.:.(j 弋ラ 弋ラ..:..:|ヘ:.:/ 「細胞内の敵を発見!」の報を受けると、
⌒( ' ' ` ' ' ⌒ _厂
个 _ ▽ イ.:ノ 攻撃的な免疫細胞たちが殺る気になります
|.:.:/う爪/.:/\
/〕〔 |/〕:〔 ∧
/ 从(// j:从 / '. 感染してしまった細胞(内部でウイルス増殖中)や
/ |// / |
| \|/_ //⌒ | 血液中を漂うウイルスなどの敵を、積極的に攻撃し始めます
| |'⌒ / |
_ -=ニニ =- .._
/// ', ', ` <
_____{ 免 疫 系 | | ヽ
/―- __ ̄ ̄ ̄ ミ、| | Y
/: : /: : : :/`'''ー― ― \ | |
/: : /: : イ::::::::} /::j从ハ / ≧z._|_} 敵「来いよ免疫!武器(抗体)なんか
,: : :/: : i }::::::::},ィ ¨¨T:::| / __ \ 捨ててかかってこい!」
,: : : : Y { /:、::::::::、・ ._ノ::::}/::| / ./}/ } } ト
{: : : :/{ 八・ }::--、ヽ;;;;{-''´ |/| ./ r .イ }_ -、
 ̄/ 乂{i!:〈 じ ト, }/ __/ .i i 免疫細胞「やろう、ぶっ殺してやる!!」
iハ 从{´ _ -、 };;i ,: : : :}从トト{/
乂{八: ',ー.7:\ n,};;{,/ |i ./(_,,;;;;;;;;
v/: : /} };;;;;/_,n | ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;
\ ー― ' ;/};;;::::{ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/、 抗体が作られる前だろうが、
ヽ.._ イ;;;;`ミ、J /⌒/;;;;ノ;//
.ィ /⌒};;;ノ /\ { i≧x;;;;;{ ;// 免疫細胞が直に殴りに行きます
/ | .{ \ ハ .| | / \//
i i | /\ } / /;;;;;;;;;;;;;;;し;,、 これを『細胞性免疫』といいます
| | | / .}=-- ./ ..イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/| | .ー'、ノ;;;;;;;;;;} /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
', | ノ;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;し,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
''"゚~ ̄~~"''~、、 インフルエンザのワクチンは
/ / .:.:.:.:| |.:.:.:.:.:.\.:.:.\
.:'.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.| |.:.:.:.: |:.:.|.:.:.:.:.:.\ 『重症化は防げても、感染は防げない』と言われます
/.:./ .:.:.:.:.|.:.:.:.:.|_|.:.:.:.: |.:.:| \.:.:.:.::.\
.'.:./.:.:.|.:.:.:.|.:__|└――┘⌒\.:.:.:.:.|
 ̄ ̄|:/ .:.:.:|.:.:.:.| ,.斗=ミ x=ミ,|\__| ※現行のインフルエンザワクチン=不活化ワクチン
 ̄ |.:.:.:. /| .:.:.〃 ノハ ノハ|.:.:.:.:.|
\__ノ.:./.: |.:.:.八 乂;ツ . : :.、乂ツ|.:.:.:.:.| 感染(細胞内に侵入)する能力をもたない
〈.:.:.:.:Y 八.:.:.:.:.:、 |.: |.:.:|
).:.: 八 (〈冖''⌒ 八厂 安全ではあるが、細胞性免疫が誘導されない
⌒ |\__ rノ イ
|.:.: / : 个 /:ハ
|.:./.:.:.:.:.|.:./{ =-- |_.:.:.: | それと違いmRNAワクチンでは、重症を防ぐどころか
|.:.:.:.:.:.:./.八 /〉Y.:.:|
|.:.:.:.:.:/| | \_/ /〔____〕\ 『感染すらさせない』絶大な効果を期待できるのです
/〔__〕 | | \/ / |:.:.:| \
↑の細胞性免疫が、感染前のウイルスすら殺しまくるのです
.
アンタ元ネタAA白血球やろw
〈 i:i:/i:i:i:/i:i:r'アi/i:i:i:i:i:!i:i:i:i:i:i:i:i:i:i、i:i:i:i:i:i:i:i寸j
. 、i:i:i/i:/i:i:i:i:i:/i:i:/i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:ii!i:i:i:i:ム、i:i:i:i:i:i:i∧
\i:i:i:i:i:i_i:イi:i:i7i:i:i:i:i:i:i:i!i:i:i:i:i|Ⅶi:i:i:i!_マ、i:i:i:i:i:{ヽ まだあります
}i:',i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:7i:i:i:i:!|i:i:ムマi:i:_{ 寸i:i:リ " 寸i:iム '
,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i|ゞ―" ,z- ,爪i:ト _ mRNAワクチンのもう一つの特徴は、開発スピード!
〈i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i!:i:i:i:i:', _ -- ,_ ィう:}!i , 'i:i:i:\ー
マi:i:i:i:i:i:i,- 、{|i:i:i:i:i:i∨ら心 ヾ 、心' | ,/}i:i:i:}! ヽ
トi:i:i:i:7 f 、 守i:i:i:i:i、乂_ソ 〉 ', ,i:斗" } mRNAワクチンが『本質は設計図でしかない』
ji:i\i|、 、 _ ` 寸i:i:\ /
,i:i:i:i:|i:i:i:\__rr,、  ̄ ` 、ー== ァ ということが、大きな利点です
〈i:i:i:斗i:i:i:i:i:i:i:K > ._  ̄ /
γ< ∧i:i:i:i:i:i:i:、〉― 、≧ - イ
>、  ̄Ⅶi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ それはつまり、新しいウイルスが出現しても
/ ∧ 丶__> ´ ̄ `マ∨__
/ / ー= ´ 寸i:i:iト.、 『設計図の情報だけ変えれば、即座に対応できる』
. √ / / /, "ー<〕ト、
. / / ∧ }i:i∧ ことを意味します
.. -‐=''"゚~ ̄~~"''~、、
/ / / |: \ \
.' . :.: .: .:|:|.:.:.:|.:. \.:.: \ \ 今までは、ワクチン開発に何年、何十年とかかっていました
/ : /.:/.:.:.|.:.:.:.| |:|.:.:.:|\.:.:.\:.:.:.:.:.: `、
/ : /.:/ .:.:.:|.:.:.:.| |:|.:.:.:| |.:.:.:. |.:.:.:.:.:|.:.:.:.:`、
.:.:.:/.:/.:.:.|.:.:|.:.:.:.⌒| :.:/ |.:.:.:⌒.:.:.:. |.:.:.:|.:.:. 長い世代をかけて、毒性を弱めたウイルスを作ったり
| :/ :.:.:.:.: |.:.:|.::/  ̄  ̄  ̄\|.:.:.:|.:.:|
| .:.: |.:.:.:.:.|..:.|斗tf=== ==fミx |.:.:.:|.:.:| 有効性の高いウイルス株はどれか、手探りで見つけたり……
| .:.: |.:.:.:.:.|.:.:|乂ぃ ┘ 、 └ ぃツ |.:.:.:|.:.:|
|.:.:.:.|/⌒:| 八///////////.:.:.:.:|.:.:|
|.:.:. | |.:.:. \ __彡イ/
|.:.:.人⌒ ´ ̄ ̄ /:( mRNAワクチンで大変なのは、基礎的な技術開発だけです
| .: .: .:`.:.:个 ^ ^ イ.: :|
人 .:.:.:.:.:.:.: |.:.| 〕> .. .:.:.:.:.| .: | (最初の着想は1990年代 → 2020年に大急ぎで実戦投入)
\:\ .:.:|.:.|〈:| ニ=-‐<.:.:.:.:. | .: |
\:\|:.:| 、\ / /ヽ.:.:.:.:.:.:/ それさえ完成すれば後は超速です
/\.:.:.| \\ / / ∧ .:.:./
/ | (___) \\/ / / (___)\
/ :| (___) \ / (_) \
/ |.:.| / / |.:.| \ 今回の新型コロナウイルスでは
/ |.:.|: / / :|.:.|: |
/ \ 八 |\ / / 人八 ∧ ウイルス遺伝子の全データ取得から、モデルナ社が
/ \\ / / / |
| | / / / | 「初期の治験の結果が有望だった」と発表するまで4ヶ月でした
| \ / / / |
| |/ / / |
.
_ -====- _
r _v i:i:i:i:'i:i:i:i:i:i:i:i:i:丶
ヽ__7i:i:i:i:i:7i:i:i:_/!i:i:i:iトi:i:i',
〈i:i:i|i:i:i:i:i7i:i{-= 、"―_寸}!
Yi:|i:i/` |i:i:!らリ 紗/i:| 大きなメリットは上の通りですが、
'''7i:i.、 ⌒ ' :!i:i:!
|i:i:i:i:7丶. - / 丶 気になるのは安全性です
{i:i:i:i:ト > イ
_ / `寸!\ /|i:',_ しかし、原理的にはかなり高いと言えます
/ Y|:\ 丶!}i \
/ φ::::::v ::E- ̄',
, }:i! У,:::ii:i!ミ !}、
| \ '" / /:::|'" ∧ }ヽ
(⌒) (⌒)
| |__/ /
| \
/ (・) (・) \ mRNAワクチンと同じく、
| /二二●二.\|
|/ /.| | | |\| 『細胞内に侵入して、細胞性免疫も誘導する』
\|/|\|/|\|/ノ
\_|_|_|_レ という既存のワクチンがあります
/ ○ \
(__(| |)__)
ゝ__) (__,ノ
| | 弱毒生ワクチン
/ 人 ヽ
,/ー‐/ 〉ー ) 毒性を弱めただけの、ウイルスそのものです
(⌒ ) (__)
 ̄ ̄
/⌒\ 弱毒生ワクチンには、欠点があります
人___;:::::\ -‐…‐-ミ ________
\:::::\ /:::::::::::::::::::::/:_______:::::::`ヽ__ ウイルスそのものが変異し、毒性が復活しうるのです
\:::::ヽ::::::::::::::::::://::::::::::::\ `丶::::::::}
/:\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 乂_ノ
/::::ミ:::::::::____::::ヽl:::::::::::::::::::::::::; しかし、mRNAワクチンは『ウイルスの一部パーツ』の
':::r。テ}::::´r。テ=- 八::::::::::::::::::::::::}
|:::::::::/::::::::::::::::::/⌒:::-‐=7 :::::′ それも『設計図』でしかありません(=変異しません)
|:::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::つ::/:::::/
|::::::{__..,):::::::::::::::::::::::ι'::ノ:::::/
;:::ノ=ミ:::::::::::::::::::::::::; ̄::::::::::{ ウイルスの本体or一部が細胞内に入るのは同じでも、
,:ヽエエエゝ:::::::::::::,/::::::::::::::::}\
/:::::::}:::::::::::::::::,::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::\ 安全性では圧倒的な差があります
/:::::::::::::: ー一::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.
○----●
○--●
●
.●--○
●----○
●----- ○ また、mRNAは非常に壊れやすいです
●----○
●--○ 壊れにくいよう加工しないと、流通すら難しいほどです
○
○--●
○----.● ファイザーのワクチンの保管温度が-75℃ですよ?
○.----- ●
○----● 医薬品として異常すぎます
○--●
●
.●--○
●----○
●----- ○
\ ''"゚~ ̄~~゚"'' _,ノ
/ )/ .:.:.:.:.: / .:.:.:.:. \.:.:.:.\__
) ̄ ̄\-∨/.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:. |.:.:.:.|:\.:.:.:.\):)
\ (∨__/ /.:.:.:.:\_.:.:.:|.:.:.:|/ .:| \ しかしこの特徴は逆に考えると
/\__|__.:.:.:/.:.:|__/|__|_/⌒T´ .:.: \
〈:.:(.:. /|\.:.:.:.:./ .:. | ィ⌒| .:.:.:..| .:.| 『すぐ壊れて機能を失うので、想定外の悪さをしない』
\:/.:.:.:|.:.: \.∥.:.:.:|,ィfて⌒ ヒリ ⌒ヽ八/
{.:.: 八: Y⌒{.:.:. 八乂;;ツ i〉 i ということでもあります
八.:.:.:. ヽ{ ( \.:.:.:.\ 八
\.:.: 个 ..-く  ̄ ̄ σ /
/ヽr―ァ ヽ.:ノ.:.:.: /.:|~ ニ=- __,/ 総じて、非常に安全度が高いワクチンだと言えます
( ノ)>―/.:.:.:/.:.人 ̄\ ∧.:.:.:.:├┐
>''/ /⌒/ ̄ ̄ \ \\\|\ :人 ̄\ 気を付けるべきは、むしろ添加物へのアレルギーかと
〔ノO.:| / \ \ \\! O、 \‐|
〈.:.:.:\ / \:\_\ \ 〈.:ハ:Y(ニニヽ
_. -=ニニニ=- ._
. γi:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:>、
vi:i:i:i:i:i!:i:i:i:i:寸i:iヾvi:i:ト__
. _|i:i:i:i:i:i|i:i:i:、i:iv寸' I_k1:I:〉 以上、mRNAワクチンの解説でした
j Yi:i:i:i_{Wi:i:'.、 , 丶Y"
<_ィi:i:i〈_>, マi:i:i:>'" _. ィ ′
7イi:i:>r - __ ゝィァx 今までのワクチンの常識を尽く覆す、
,-(i:i:i:i:i_\ 小リ "''i{ ∨
√  ̄ ヽ`iY/! }\ Y_〉 革新的なワクチンです
| 丶 、}!. | | ,〉 |チⅦ
| \ 〉}!∥/! !ニト、
∧ \ 廴/i′ ! .∧、.Ⅳ \ これは一刻も早く打ってみたいですね(猫猫並感)
. ∧ イ /| ∨ } \ /〉
,}、 、 丶 ! Y /
, イ〈 \ \ N ̄ 丶 おしまい
.
投稿乙
おっつおっつ
投下乙でしたー
わかりやすかったです
乙です
とても分かり易かったです
「設計図」で体内で作られたウイルスが変異することは(一部パーツだけだから)無いと考えて良いんですかね?
乙~
これまでの常識から考えて開発が速すぎると思ったけど裏付けのある新方式だったのか
乙でした 面白く解りやすい
こんなに逼迫した状況でなければもう少し様子を見たい技術かなあ(慎重派
乙
科学の発達にびびる
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自由意思に任せるらしいが罹患が死に直結する以上打たないなんて選択肢は無い訳だが
インフルエンザ予防接種で3日間寝込む身としては恐ろしい
あと赤卑の野郎が運搬業者漏洩しやがった何事もなければよいが・・・