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　|　|.　! |　|　|　.| |　!::::| | | :| | 　 | :::::: |│| | | | | | | | | | | | | | | |　　　【ライトニング号　一室】
　|　|.　! |　|　|　.| |　!::::| | | :| | 　 | :::::: |│| | | | | | | | | | | | | | | |
￣￣　¨¨¨ﾟ　＝=.　 ｰ┴┴┴≧f┬┬i──────────
┬────────‐┬─ｰ┘|::::|├───‐┬─────　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
十―――――――――!　　 　 .|::::|├────!─────　　　　  |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
互]二二二i二二二二二二] 　 　 |::::|｜二二二二!二二二二二　　　　  |　　無い……無い……無いッ！？！？　　　 |
三三}二二二二二二二二]　　　 .|::::|├────|───┤TT　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
┬┬┬┬┬　TT ΤΤΤΤ!　　｜::|｜―・ ―‥:| ―　―｜:| |　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
｜｜｜｜｜　:| |　:!　|::::|::::|｜ 　｜::|│　 　 　 　 |　　　 　 |:::| |
｜｜｜｜｜　:| |　:!　|::::|::::|｜ 　｜::|│　 　 　 　 |　　,､　　|:::| |
｜｜｜｜｜　:| |　:!　|::::|::::|｜ 　｜::|│　　￣｀ヽ..|　ｬ′':ｧ |:::| |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‐-=ニヽ
　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　　　　 　 |　　　 |　　　　`、　　　　　　　　　　　　　 _,,..-'
　　 , .-─‐ 　 　 /　　　/　　　| 　 　 　 　 |　　　 |　　 | 　 `、 　 `、　　　_＿_,,..-‐''"_,,..-‐''
　 .(ﾞ　 ( ,,__　 _　/　 　 /　　 |　|　　　|　 　 | 　 |::` ―――――‐==＝ニ-―‐ ‐''"´
　　 ｀ '' ｰ- ニ ~"ﾆ = - ‐　 |　|　　　|　　　　 八xf庁㍉x､　　` 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　|　 　 | /:７::::{　U } )}　　 ||　　　　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 |　　 八　　　　　　　}r‐-{:::::乂,,ノｲﾉ　j　|| 　 j 　＜⌒
　　　　　　 　 　 　 　 | | 　 　 ＼乂__| /|/　＾　 ＾'''―‐'j＾　 ﾉ ﾉ|　 ﾉ ノ 　＼　　　　（仕舞って置いた『杯』がッ……無い！？！？
　　　　　 　 　 　 ｜　|八 　|　 　 | 　|　　　 ＿　　　u ﾉ 　''^~￣￣^ヽ＼
　　　　 　 　 }/|　｜ 　 {:.＼{＼　 |　八 　 ｆ＾-- 〉　イ／　　　　 　 　 j　　　　　　　そんな、どうして！？！？
　　　 　 　 　 八 从　　{:.{ .:.:.:.:.）八 ∪ ＼ ｀⌒　　 / 　　　　　　　　ノ
　　　 　 　 　 　 ＼｛＼ い:.:.:.:.:.:.:.: 个:.....　　 　 　 / 　 ／ 　 _､-‐＜ }　　　　　　　あ、アレが無いと、アレが無いと力の増強が……！？
　　　　　　　　　　　＼ ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧=≦√／　　／: : : : : : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼{＼{＼＼厂Λ　/.　 　 ／.: : : / : : : :. :.}　　　　　　彼に私が、対抗する術が……！！
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　｛　/　　| ./:i:i∨ 　 ／.: : : : :.ｆ: : : : : : :.}
　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 ∨{　　 |/:i:ｉ:ｉ/　／　ｰ―＜_{.: : : :. :. :.Λ　　　　　　助ける術が消えてしまう！！ど、どこにッ……！？）
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 { 　 　 ＼　 ／^∨／　　　　　 　 {.: : : : : :. :. :.,
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ 　 　 ∨:i:i:i:i/　　　　　　　　　{.: : : : : :. :. :.′

　　　　　　　　　　　　　　　　　/´l　　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　 |.／ /
　　　　　　　　　　　　 /´',　　l　 /　 /
　　　　　　　　　　　　 |　 ',　｜./　 /
　　　 　 　 　 　 ｆ´',　 ', 　 ,　j , 　 /
　 　 　 　 _　　　{　 ',　 , 　 ', {,'　 /
　　　　　 '､｀丶　, 　 ',　',　　V 　 !〉
　　　　　　 ＼　　', 　 ',　〉 ´/　　 |　　ﾄﾝッ……
　　　　　　　　丶、ヽ　 '、／ 　　 ,'
　　　　　　　　　　＼} 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　 |　 　 　 　,/
　　　　　　　　　　　/　　　　　/l
　　　　　　 　 　 　 { 　 　 　 / ,'
　　　　　　　　　　　i＼　＿,/_/
　　　　　　　　　　　 >'´:::::::::::::｀ヽ





　　　　　　　　　/}　 ,'　　{　　　　Ｎ　　　:. 　 ∨　　∨)　 ∨
　　　　　　　 　 〉　 .:　　 {　　　　{　＼　 }　　 ∨　　∨――ｧ
　　　　　　　　 '　　 {　　 :.　　 ＼{　, ' ＼ﾊ　　 ∨　　∨乂Xｖ
　　　　　　　　| {　　{　　　　､　　 ＼ ,ｨi斧竿ｱ　 〉　　 ∨乂X}　　　　ｽｩッ……
　　　　　　　　| {　　{　 { ￣　＼　　 ＼乂ｒソレｲ　　 　 ﾄ乂X.ｖ
　　　　　　　　| {　　{　 { ｨｆ斧㍉＼, '⌒)　 　 　 }　　 　 } ＼乂ｖ
　　　　　　　　| ∨　{　 {《 乂ﾂ　,　　　　　　　 ノ　　　 ,'　　 ＼}　　　　　───────使徒、キリエライト？
　　　　　　　　|　∨ i　 Ｎ　　　　　　　　　　 ⌒７　 ／: ､ 　 　 |
　　　　　　　　 ,ﾉ ∨　 {.人　　　 ｒ　　　ｧ　　　/ ／: : : : :ｖ　　 |　　　　　どうかしましたか？
　　　　　　　／ 　 ∨　{ : : ＼　　　　　 　 　 ,'ｲ ∨¨¨＞､∨　 |
　　　　　　 ⌒７¨¨ .∨ }: : : : :＞__　 　 　 ／　＿レ´ 　 } :∨　|　　　　　何か、物音がしましたので。
　　　　　　　　|　　　 ﾊ八: : : :{ (＿}＞＜　 _＞ ´　　　　:: : ｖ　|
　　　　　　　　|　　　,'　 　ｖ: : {　　　)　 　 「/　　　　〈〉　ト､ :Ⅵ
　　　　　　　　|　　 /　　　{: : 入　　|‐　 ‐/　　　　　　　,}:::〉＼|
　　　　　　　　|　 ./　　　 :{／　〈〉　|　　/　　　　　　　 ,'::/　　 ＼
　　　　　　　　|　/ i　　 .: :{　　　 　 |__ /　　　〈〉　　　/,:'　　〈〉　 ｀ヽ
　　　　　　　　|./　{　　.:　:{　　　　　レ　　　　　　　 ／　　　　　　　　 〉

　　　　　 　 　 　 　/　　　　　　　　　　 　 |　 　 | 丶
.　　　　　　 　 　 　 　 | 　 　|　 　 　 　 　 |　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 |　　| 　 　|　 | 　　　　　| Λ　|　|　|
　　　 　 |　　　 　 |　　| 　 　|　 |　| 　 　 -|‐‐∨|　|　|
　　　 　 |　　　 　 |　　| 　 　|　 |　|　　　,斗-ミ|｜ |　|
　　　 　 |　　　 　 |　　|　 　 |　八:::::::::::::八;;;;ﾉ | 　 |　|
　　　 　 |　｜ 　 　 　 |　　　　|　 ＼{　人 ＿ﾉ イ/　ﾉ　　　　　アナ、スタシアッ…………！？
　　　 　 |　｜ 　 　 　 |　八　｜　　 }/丶　　 八|
　 　 　 ﾉ ﾉ｜　　|｜　|　　 |＼　　　　　　　　　 j
　　　　／ |｜　　|八　|　　 |　　└　　’　uｲ 　 ﾉ
　　　　 　 |人　　|　 |＼　　|　　　　　　 ｜|　 /
.　　 　 　 /　 ＼ |　 |　｢＼ 　 ＞-＜ 　ﾉ|｜/
.　　 ／￣:~''- ,_ 　 八｜　 ＼Λ　 ﾉ Λ }／
　　/ : : : : : : : : ~''- ,_ ＼　　 {　}／}/ 〉



　　　　　　　　　　　　∧ :.　　.:　 :i. 　 　　:}　　| .:} 　 :ハ乂､
　　　　　　　　 　 　 八X|　　 | {　{:　　　 人　:八|　　.}　.＼x〉
　　　　　　　 　 　 ∧乂 |　　 | {　八 　 /　斗ｬ斧ｱ　.}　|　 /,
　　　　　　　 　 _ノ乂＞ | .ｖ　| レｬぅミｘ　　　弋り　 ∧人　 /,
　　　　 　 　 　¨７￣厂八 乂 Ⅵ　ﾋり　　　　　　)／:ノ　.}　　/,
　　　　 　 　 　 /⌒7　　　＼ ｀ヽ)､　　　｀ 　 　　 .ｲ_　　.}　 　./,　　　　　ごめんなさいね？
　　　　　　　　/　 / .}　　　.} ＼　　 >.　　 - '　.／ﾍ人　.:　　　 /,
　　　　　　　　　 /　.} 　 　 }　　)／　／ ≧ー '¨／　　＼　 　　/,　　　　なんせ今までよりも船の中も静かになってしまって……
　　　　　　 ,'　 ,　　.:}　　　 ﾚ ／ 「¨¨　　　∨¨/　　　〈〉　＼　　/,
　　　　　　　／　 .: .:　　　,'　　　ﾉ　　　〈〉　〉〈　〈〉　　　　　 ｀ヽ./,　　　　今まで以上に、物音が気になるようになってしまったの。
　　　　　,ﾚ　　　.:　.:　　 / 　 ,イ〈〉 　 　 ／ Ｙ:＼　　　　　　　　 ＼
　　　 　 |　　 .:　　.:　　.:　　 ﾊ:{　　　 ／　-○, -==-〃笊ﾆｘ　 　 人　　　……それに。
　　　 ／| {／　　/　　.:　　 ∧:{〈〉 ／/ .:　 ／:::::::::::::::ﾚ　 )}ハ　／-_-｀ヽ
　 ／ :／:. ､　　/　　.:　 　.∧-{　/　/ .:　ノ)＿::::::::::::::乂ノ_／_,'-_-_-_-_∧
／ ／　人　＼　　 .:　　 .:∧-_レ　/ ／ ¨¨ ― ヽ:::::::::::,'il∨:::v-_-_-_-_-_∧

　　　　　　　　　＜＿人/ /　/　　　　　 ::.　　　　 ∨　-=ﾆ∧
　　　　　　　　　∧乂／ .:　.:　　　　　　 /＼　　 　 ∨ ﾚ乂Xv＼
　　　　　　　　 ∧.／　　'　,　　　　　 　 '　　 ＼　 　 ∨　¨¨¨｀ヽ}
　　　　　　　　〈／　　　{　.}　i　 {　　　 {　, -― ＼|　 }ﾊ 　 ＼　　＼
　　　　　　　 ／　　 .::　{　.}　{　 { 　 　 {　 　　　　 ∨　　.＼　　¨¨¨¨｀ヽ　　　　　　　　─────たった二人の使徒ですもの。
　　　　 　 , '　　 　 .:　 ﾊ　}　{　 {　　　八 ィ=≠ミ ,' 人{　∨　　　＼　「　　⌒＼
　　　　　/／　　　/　 　 レ､八/^^¨¨¨　 ＼　　　／　: ＼.∨　､　　.＼＼　　　　　　　困っているのであれば、助け合うべきでしょう？
　　　　 ,'　　　　 .:　　　 ／ ∧ 　 　 　 :. 　 　 　 ∧　|: :　＼)　 ＼　　　⌒｀ヽ
　　　／　　　　イ　　　</　'　 :.　　　　　　　 　 .: ﾌ|　|: : :　　 　 　 ＼　　＼
　 ／　,'　　／ .:{　　＿＿人　　＼:. 　 ` ´　 .ｲ／ .i　 .＼: : 　　　　　　　　　＼　　　　……ね？
／ 　 / .／　　.:{／　<>　　　　　　＼ ＞＜ ／　　ﾙ､ :〉 :＼: .　　　　 　＼　　 ＼
　　 ./　　　　／　　　　　　<>　　　　∨ﾆﾆ/　　　<> ∨〉　 〈入　　　　　　　　　　｀ヽ
　　/　　　／　　　　　　　　　　　　　　∨ ,'　　　 　 　 ∨〉　　　｀ヽ　　　　　ｖ　　　⌒ )
　./　　／{<>　　　　　<>　　　 　 　 ／∧,＼　　　　 　 ∨〉　　　<>＼　　　　ｖ

　　　　　　　　　　/　　　 /　　　 　 　 　 　 `､　　 　 ',
.　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　 ト ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |-‐- ､　　　　　 |　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　|　　|　　　　　 　 　 Nｘ≠ミヽ　　.! 　 |　　　 |　 ……と、言いたいところですが、
　　　　　　　　　|　　|　　　　　 　 　 |-ん:ﾊ} }　　..|　　|　　　 |　 助け合う以上に、私はその『答え』を知っています。
　　　　　　　　　|　　| 　 　 　 .|＼:::::|　ゞ-'イ|　 　|　　|　　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　　　　|∧　 　 　 |`､|:::::＼{ー '''´ .|/} 　l
　　　　　　　　　|　|　　|､＼|　　 　 　 　 　u　 /　/　 /
　　　　　　　　　|　|　　|込　　　　<　フ　　.ｲ/　/|　∧
　　　　　　　　　　八　 |:::::≧s｡.　　　 　／ /イ　.∨
　　　　　　　　　　　 ＼|:::::::从ヽ __￣_,, -‐¨八─　 .,,_
　　　　　　　　　　　　＞- / ~￣／ |　　　　／　　 　 　 ｀ヽ
　　　　　　　　　 　 ｲ　　./　 イ　　∧　 .／　 　　　　＞''~: :



　　　　　　　　　＜＿人/ /　/　　　　　 ::.　　　　 ∨　-=ﾆ∧
　　　　　　　　　∧乂／ .:　.:　　　　　　 /＼　　 　 ∨ ﾚ乂Xv＼
　　　　　　　　 ∧.／　　'　,　　　　　 　 '　　 ＼　 　 ∨　¨¨¨｀ヽ}
　　　　　　　　〈／　　　{　.}　i　 {　　　 {　, -― ＼|　 }ﾊ 　 ＼　　＼
　　　　　　　 ／　　 .::　{　.}　{　 { 　 　 {　 　　　　 ∨　　.＼　　¨¨¨¨｀ヽ　　　　　　『コレ』でしょう？？？？
　　　　 　 , '　　 　 .:　 ﾊ　}　{　 {　　　八 ィ=≠ミ ,' 人{　∨　　　＼　「　　⌒＼
　　　　　/／　　　/　 　 レ､八/^^¨¨¨　 ＼　　　／　: ＼.∨　､　　.＼＼　　　　　探していたのは。
　　　　 ,'　　　　 .:　　　 ／ ∧ 　 　 　 :. 　 　 　 ∧　|: :　＼)　 ＼　　　⌒｀ヽ
　　　／　　　　イ　　　</　'　 :.　　　　　　　 　 .: ﾌ|　|: : :　　 　 　 ＼　　＼
　 ／　,'　　／ .:{　　＿＿人　　＼:. 　 ` ´　 .ｲ／ .i　 .＼: : 　　　　　　　　　＼
／ 　 / .／　　.:{／　<>　　　　　　＼ ＞＜ ／　　ﾙ､ :〉 :＼: .　　　　 　＼　　 ＼
　　 ./　　　　／　　　　　　<>　　　　∨ﾆﾆ/　　　<> ∨〉　 〈入　　　　　　　　　　｀ヽ
　　/　　　／　　　　　　　　　　　　　　∨ ,'　　　 　 　 ∨〉　　　｀ヽ　　　　　ｖ　　　⌒ )
　./　　／{<>　　　　　<>　　　 　 　 ／∧,＼　　　　 　 ∨〉　　　<>＼　　　　ｖ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i､
　　 __,､rf〔ｲｨ,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ､rf〕三≧ｔ┐
　　寸气三三心　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {三芹三にノ
　　　ｰ''⌒`7ﾆ∥　　　　　　　　　　　　　　_｡_┌ﾟ'┐　　ｔ{ 　 　 }ｧ　　Гﾟヽr ｡、　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅷﾑ
　　　　　　 {ニ{{　　　　　　　　　_｡_ ┌ﾟ┐ l　| |　 i|　＿_心ｚz沁 ___　| 　 |j　 |　rﾟ┐　,｡_　 　 　 　 　 　 ﾉ州}}
. 　 　 　 　 Ⅶﾆﾐh､　　　 ┌ﾟｮ　l　i|_,|＿|Ｌj,,_LL,,_ﾘ´.::::::.Y`｀｀`Y.::::::.ヽ_,.､l｣_,,｣,,_L,,j__｣__｣__r'ﾟｮ　　　 _.ィ(こﾆ∥
　　　　　 　 Ⅴ三三≧=＝￢冖⌒zzzz」{hｎZZZｈ{:::{ γ气ｰ芹ヽ}j:::::{hZZﾍ｢Vhi,Zzz､rzﾚ＾`^¨二三三三㌻　　_,n＿00　　＿＿　　__
　　　　　　　　¨`ヾﾐミｈヾﾐ､㍉ニニニニ!|二二二}{}ﾉ} (_ｰ'（０)ｰ'_)!|∨!!二二二}j二二ニ抖匕ｨ彡',ｨｉ㌻´　　　└l ｎ |　 　└‐┐ | └┘/7　　　[][]「l　　○ ○ ○
　　　　　　　　　　　 寸ﾆh､ヾミｈ｡､,_`ヾミ三三三ﾘ三{{沁トｧｬﾔ{三!三j三三三二斗匕´／,ｨｉｱ,ｨi{//　　　　　 　 U Ｕ　 　┌‐┘ | 　 ＜ノ　 　　　くノ
　　　　　　　　　 　 　 Ⅶこ心心心ﾏﾑﾐhｔ≧=‐￢冖¨¨⌒´￣｀⌒¨¨冖￢‐=≦二∠心心心ﾞ///∥　　　　　　　　　　　　　￣￣
　　　　　　　　 　 　 　 }}I[λ〈ニ二ニﾆ＝=…‥‥フ━…‥…━'弋_冖冖冖￢ァ＜__二う〈///i{
　　　　　　　　　　　 　 }}二ﾑ‘,　　　　 ＼冖￢＜､、_　　　　　　　_,,.､､＞ニ^^ﾞア´　　　　/ ////i{
　　 　 　 　 　 　 　 　 jjニ/∧ﾞ，　　　_,.ィ('″　　　　 _二ﾆ=‐=二_　　　　　 冫 ､、　　　/ ∧ﾞ、//,
　　　　　　　　　　　　∥=// ∧ﾞ，七冖冖)(二ア^^＾＾⌒￣￣￣￣⌒`弋ニﾌ二¨¨``ヽ/ /∧ﾞ、 //
　　　　　　　　　　　　{{=//' /,'∧二ﾆ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ニ二ノﾑ∧`、//,
　　　　　　　　　　 　 {{∥L/／厶ニ二三三二二ニﾆ冖冖冖冖冖ﾆニ二二三三二ニﾆミﾐﾑﾑ ∨ⅱ
　　　　　　　　　　 　 ||j{ﾆア／　　　　 　 　 ｀`ヾミミ心、　i|ｉi|ｉ　,ｨi{xく<＞''`｀ 　 　 　 　 　 `寸ﾑｉ}‘i}

　　　l　　　　　　　l　　　　　　　　　　 lﾍ　　}、　　　　　　　　　　＼ 、　　 ヽ：
　　　|　　　　:　　　l　　　　　　　　　　 l l　　l_＼　　　　l l　l　　　　ヽ ＼　　l
　　　l　　　　 ::.　　 l　　　　　　　 lV　/-l　/　　 ＼　　 l l　|　 ＼　　i　　ヽﾊ：
　　　i　　　　　｝、　 ':.　　　　　　 }イ/x云ﾉﾐ 、　　 Y　/从ﾉ　　　ヽV
　　　|　　　　 /　}　　 i　　　　　 /_ﾉｲﾉ::.ﾊ　　:::::::::::::} /ヽ、　　　　 }：
　　　l　　　　/　 l　　　lﾍ　　　 l/ ＼弋zｯﾉノ:::::::::::::::::::::::::::l　　　　,
　　　l　　　 /　　l　 l　 l　V　　 i{　　　　　　　　　　　　　　l　　　 /：
　　 /　　　　　　ﾉ　 ;　 　 }{　　 :ヽ　　　u　　　　　　　　　 ,　　　 {：
　　,　/　　　　 /　　l　;　 / ＼　:人　　　　　　　　 、-ァ 八　　　l：
　　l / l　　　 //　　l /　/　　 ＼ﾑ ヽ　　　　　　　　　　ん{ ＼ﾊ l
　　l/　 ,. 　 / l　/l　　　　　 ＼　＼ヽ}_、__　　　　　　_ ﾊ
　　 　　 '　/　 V ﾍ　　　 /　/ﾉﾆ＞ヽﾆﾆﾆ=-「　￣人＼{：
　　　　　 V　　　　 乂　{∧/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞　´　￣｀　、：
　　　　　　　　　　　　＼lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ／　　　　　　 　　 ,：



　　　l　　　　　　　l　　　　　　　　　　 lﾍ　　}、　　　　　　　　　　＼ 、　　 ヽ：
　　　|　　　　:　　　l　　　　　　　　　　 l l　　l_＼　　　　l l　l　　　　ヽ ＼　　l
　　　l　　　　 ::.　　 l　　　　　　　 lV　/-l　/　　 ＼　　 l l　|　 ＼　　i　　ヽﾊ：
　　　i　　　　　｝、　 ':.　　　　　　 }イ/x云ﾉﾐ 、　　 Y　/从ﾉ　　　ヽV
　　　|　　　　 /　}　　 i　　　　　 /_ﾉｲﾉ::.ﾊ　　:::::::::::::} /ヽ、　　　　 }：
　　　l　　　　/　 l　　　lﾍ　　　 l/ ＼弋zｯﾉノ:::::::::::::::::::::::::::l　　　　,
　　　l　　　 /　　l　 l　 l　V　　 i{　　　　　　　　　　　　　　l　　　 /：
　　 /　　　　　　ﾉ　 ;　 　 }{　　 :ヽ　　　u　　　　　　　　　 ,　　　 {：　　　　　ソレ……どうして……というか、空……ッ！？
　　,　/　　　　 /　　l　;　 / ＼　:人　　　　　　　　 、-ァ 八　　　l：
　　l / l　　　 //　　l /　/　　 ＼ﾑ ヽ　　　　　　　　　　ん{ ＼ﾊ l
　　l/　 ,. 　 / l　/l　　　　　 ＼　＼ヽ}_、__　　　　　　_ ﾊ
　　 　　 '　/　 V ﾍ　　　 /　/ﾉﾆ＞ヽﾆﾆﾆ=-「　￣人＼{：
　　　　　 V　　　　 乂　{∧/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞　´　￣｀　、：
　　　　　　　　　　　　＼lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ／　　　　　　 　　 ,：

　　　　　　　 |　|　 :{　　　　　.{　　/,　　　　,ｨ　.∨　:|　　ゝ人
　　　　　　　 |　|　 :{　　　　　.{　　 /,　　　,' }　 }.∨::|　　　|
　　　　　　　 |　|　 :ﾚ:{　－―‐‐-　 /,　　/‐}―‐ ∨|　　　|
　　　　　　　 |　.　 　 ∨ヤ示ミｘ ∨　　 ｘﾔ斥示ﾗ..ﾉ　　 人
　　　　　　　 |　.∨　　∨ 乂_ノ　 人　 〈　乂_ソ　/ /　／ ∧　　　　　あら、ごめんなさい？
　 　 　 　 　 乂　∨＼ ∨¨¨¨^^^ 　｀~~^　　　　 ~〈／ 　 /∧
　　　　　　　　 ト 　 :､ ＼(　　　　　　i　　　　　　 ∧ 　 .:　./∧　　　　宇宙卵を取りに行く前……
　　　　　　　　 |　＼{｀ヽ_ Ｎ　　　　　　　　　 　 .:　 ∨ .ﾊ 　./∧
　　　　　　　　 |　 :|　　{　{　 : .　　　 ‐ 　　　. :　　　 ｖ |　 　 ./∧　　　マンセマットも私も、アナタの事を気にかけていたのですよ？
　　　　　　　　 |　 :|　 人 {　　 | ＞　　　＜ . |ｖ 　　　| |　∨　./∧
　　　　　　 　 人　.:　　　｀ヽ__人 | |¨「.|¨| |_Ｌi∧　　 .ﾚ　　∨　./∧　　　それで、アナタの様子を見に来たら……。
　 　 　 　 　 /　　 人　　　　＼　＞-Ｌi.└ /　 ∧　　　,: 　 ∨　./∧
　　　　　　 /　　＿＿＼_　 , =ﾆ=､　　　　/　＿,∧　　 .|― - ､　./∧
　　　 　 　 ﾚ ´　　　　　〉_ヽ〈　　}:}￣￣ﾆ=-　　 ∧　　.|　　　　ヽ ./∧
　　　　　 ,'　　　　　　／-､＼ ､　}:}　　　　　 　｀ヽ.∧　 ﾄ､　　 　 }　./∧



　　　　　　 ／　　}　./　 　 　 {　　　 　 　 　 ∨　　,.　 ∨∨}
　　　　　 /＿＿ノ　,　　　　　.{　 /,　　　　　　∨ 　 |　　{⌒
　　　　　　　 |　|　 :{　　　　　.{　　/,　　　　,ｨ　.∨　:|　　ゝ人
　　　　　　　 |　|　 :{　　　　　.{　　 /,　　　,' }　 }.∨::|　　　|
　　　　　　　 |　|　 :ﾚ:{　－―‐‐-　 /,　　/‐}―‐ ∨|　　　|
　　　　　　　 |　.　 　 ∨ヤ示ミｘ ∨　　 ｘﾔ斥示ﾗ..ﾉ　　 人　　　　　その『魔杯』を、呑みたくなさそうにしまっていたので……
　　　　　　　 |　.∨　　∨ 乂_ノ　 人　 〈　乂_ソ　/ /　／ ∧
　 　 　 　 　 乂　∨＼ ∨¨¨¨^^^ 　｀~~^　　　　 ~〈／ 　 /∧　　　　困ってるだろうと思い、私が貰ってしまいました。
　　　　　　　　 ト 　 :､ ＼(　　　　　　i　　　　　　 ∧ 　 .:　./∧
　　　　　　　　 |　＼{｀ヽ_ Ｎ　　　　 ＿ _　　 　 .:　 ∨ .ﾊ 　./∧　　　　ごめんなさいね？
　　　　　　　　 |　 :|　　{　{　 : .　　乂　ｖ 　　. :　　　 ｖ |　 　 ./∧
　　　　　　　　 |　 :|　 人 {　　 | ＞　　　＜ . |ｖ 　　　| |　∨　./∧　　　使徒キリエライト。
　　　　　　 　 人　.:　　　｀ヽ__人 | |¨「.|¨| |_Ｌi∧　　 .ﾚ　　∨　./∧
　 　 　 　 　 /　　 人　　　　＼　＞-Ｌi.└ /　 ∧　　　,: 　 ∨　./∧
　　　　　　 /　　＿＿＼_　 , =ﾆ=､　　　　/　＿,∧　　 .|― - ､　./

.　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　 ト ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |-‐- ､　　　　　 |　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　|　　|　　　　　 　 　 Nｘ≠ミヽ　　.! 　 |　  |  でも、聞こえてしまいましたから。
　　　　　　　　　|　　|　　　　　 　 　 |-ん:ﾊ} }　　..|　　|　  ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　　　　|　　| 　 　 　 .|＼ 　|　ゞ-'イ|　 　|　　|
　　　　　　　　　|∧　 　 　 |`､|:::::＼{ー '''´ .|/} 　l
　　　　　　　　　|　|　　|､＼|　　 　 　 　 　u　 /　/　 /
　　　　　　　　　|　|　　|込　　　　<　フ　　.ｲ/　/|　∧
　　　　　　　　　　八　 |:::::≧s｡.　　　 　／ /イ　.∨
　　　　　　　　　　　 ＼|:::::::从ヽ __￣_,, -‐¨八─　 .,,_
　　　　　　　　　　　　＞- / ~￣／ |　　　　／　　 　 　 ｀ヽ
　　　　　　　　　 　 ｲ　　./　 イ　　∧　 .／　 　　　　＞''~: :



　　　　　,--ｖ　　 {　 .i　　∨　　∨＿＿.{_　　 　 　 ,'　　　ヽ　 人ノ}　 〉　 }　　 ∨
　　　　./　 /　 　.{　 .{　　 ∨ ,／∨　　.}　 　 　 　/ 　 　 _斗＝ミ 　./ 　 :}　　　.∨
　　　 /　 ..'　　 　{:　 {:　 　 ∨　　∨　 八　　 　 ,' |　 ィ爪:::::j ﾘ ハ|'　　　,　:}＿　∨
　　∠ _ _/.| 　 　 {:　 ∨　　　{:　　 ∨__==ミ　　 八|　　,ゞ''"ﾟ￣｀ 　|　 　 ﾊ　ト､　＼ｖ　　　　　　「こんなモノ要らない」、と。
　 　 　 .:{　|　　　 :.　　∨　　 {:　 ;ｨ八::::::以ヽ、/　　　　　　　 ""　 レ}／　 /　 ＼　Ｙ ､
　　　／　Ⅵ　　　 ∨　　:..　　∨《乂少''ﾟ´　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 ,〈_∧　 }　:}　}＼
　 ／　 ／ ﾊ　　　　∨　 　＼ .∨　""　　　 　 　 .:　　　　　　　　⌒７__／　 ノ　　　 　 |＼＼　　　聞いていましたので。
／　 ／　 　|　　　　:{∨　　:{ .＼　:. __　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /〉､　　:/　　　　　　|: /　 ＼
　 ／　　 　 |　　　　:ﾚ ∨　 {　 , ＞ ⌒　　　　　 _　　　　ｧ'　　　 ｨ |　:}　 / 　　 　 　 　/　　　　　マンセマットもあの時は少々荒れていましたから……
／　　 　 　 |人　 　 {　 ∨ 八/^ 〉 ＼　　　　　　` ー　´　　　 .:: {人 '　/　　　　　　　人
　　　 　 　 .:⌒ ＼　:{　　∨　{　人　　 ＞:..　　　　　　　　　 ／:¨¨¨入 .:　　　　　　　/ 　 :.　　　　私なりの親切であり、
　　　　 　 .: 　 ./　＼､　　.:　 <>　　／¨¨√:＞ｓ。　　 　 ／　 |:::／　 ｖ　 　 　 　 ／　　　::.
　　　　　 .: 　 /　　　｀ヽ .:　　　　／　　　{:::::::::}∧_＞‐＜　∧ ∨　 　 {　　　　 ／¨¨¨　ヽ、::..　　後で口裏を合わせてあげようと思っていましたが……これは、これは。
　　　 　 .:　 ./　　　　 ／　　　／　 　 　 .{::::::/ ∨_∧__∧...∨.::　　　　|　　　イ　　　　　　 ＼:::..

　　　　　　　　＿.:-ﾆ二/　/　　/　　 /　/ 　 :/　　 :/ | 　 　 :　　　　　　-=- ∧∧
　　　　　　　　＼　　　　　.:　　:|　　 ﾊ　　　 .:　　　 　 ∨　　 |　　　　　　 　 《○》__
　　　　　　　　　／￣¨|　 |　　 |　　 |　　　　ﾊ　　　:|￣∨ 　 |　　　　　　　 乂Ｘ乂ﾉ
　　　　　　　　 ,' 　 　 :|　 |　　 |　　 |　　 　 | ∨　　| 　 ∨　 |　　　　　　　 　 Ｙ∨
　　　　　　　　 |＿＿ﾊ 　 :. 　 :|　　 |　　 　 |　∨　 |　　 ∨ノ}　　　　　　.:| 　 　 /{
　　　　　　　　　　　　 |ﾊ :∨　 ｖ　　|　 　 　| 　∨　|ｒ笊うぅｘ.}　　　　　　.:| 　 　 /{
　　　　　　　　　　　　 |ハ :∨　 ｖ　 :.　　　 :|　　∨ | ん:(:):示}　　　 ,' 　 .:| 　 　 /{　　　　どうして突然に力を放棄し、
　　　　　　　　　　 　 人　＼:＼ハ　八　 　 ∨　八ﾉ 乂ｒｊ:ノ ,'　　　/　　 ,' 　　　:/{
　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＞¨¨^^^^¨¨＼|　　　　　　　 ／　 ／　　／　　　　:/{　　　　また突然に、力を求めるようになったのですか？？？
　　　　　　　　　　　　　 八　　 :|　　　　 ′　　　　　　　　￣￣厶-=ﾆ }|　　　　 :/{
　　　　　　　　　　　 　 /　ﾊ　 八　　　　　　　　　　　　　　 　 〃⌒ ／:::::: | 　 　/{　　　　　使徒キリエライト。
　　　　　　 　 　 　 　 /　 ::::∨:::::＼ 　 　 ∨　　ノ　　　　　　 ＜￣｀ヽ:::::::::| 　 　/{
　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ::::／|:::::::::::::>　　　　　　　 　 　 　 :::|::::::∧　　＼　　 　 :/{　　　　まだ不安定な状態であるというのなら
　　　　　　　　　 　 /　::／　 :|:::::::／ /:::>:. __　........:::::≦　 　 |::::::::::}　　　 ∨ 　　:/{
　　　　 　 　 　 　 / :／　 　 :|:／　 ,'::::::::::::::::::::::}_:::::::::」￣L _|::::::∨　　　　{:::ﾊ 　:/{　　　　私の『歌唱』で心に少しでも安らぎを差し上げますし、
　　　　　　　　　 /／　　　 ／　 〈〉 |::::::::::::::::::::/X］二|_ ><＿|＼/　<>　　 {:::ハ　:/{



　　　　　　'　 .:　 /　 　 　 　 /　∨　 }　　　　　} 〉　　　　 ∨
　　　　　 |i　 |　　　　　　 　 '― -} ＿}　　　　 :|{^}　　　　　}
　　　　　 |i　 |　{　 {八　　 /　　　}　　}　 　 　 :|乂　　　 　 }
　　　　　 |i　 |　{　 {　 ∨ /¨≧=-ミ　:}　 　 　 :|¨¨¨ヽ　　　}　　　　力に溺れているというのならば……
　　　　　八ノ{／＼{　　∨　 {:::::rj::)≫}　 　 　 :|乂Ｘ乂＼　}
　　　　　　 { 　 ' 　 ＼　ﾉ　 ´¨¨¨ `　,'　　　　　|乂Ｘ乂X.:＼　　　　諭さねばなりませんね。
　　　　　　 {　　　　　　　　　　　　 ／⌒}　　 ,ｲﾊ乂Ｘ乂X乂＼
　　　　　　八　　　　　　　　　　　　　　 八／}人}乂Ｘ乂X乂_ノ　　　それとも……もっともっと、
　　　　　　　　　､　　 ,　　　　　　　　　 へ＿.ノ∨乂X7´¨¨
　　　　　　　　:.　｀ ¨　　　　　　　　　　ノ´{: : : : : :廴＿ﾉ　|　　　　　私程度では考えられぬ程に、深い深い理由なのでしょうか？
　　　　　　　 ハ　　　　　　　　... . :::　　　 {: : : : :　　 　 　 |
　　　　　　 /　　`¨¨¨¨￣| ¨´　　　∧　 ﾉﾄ､ : : : : 　 　 　 |
　　　　　　,'　　　　　.}　　|∧__∧_/　 Ｙ : ﾚ}｀ヽ: :　　　　　|
　　 　 　 /　　　　 : /　 八} {　} {　}　 ＞ ´　 /: : :　　　　 |

　　　　　　　　　/　 　 /　　 |　|　　　|　 　 | 　 |::`ト ..,,___　　`、 　 `、
　　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 |　|　　　|　　　　 八xf庁㍉x､　　` 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　|　 　 | /:７::::{　U } )}　　 ||　　　　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 |　　 八　　　　　　　}r‐-{:::::乂,,ノｲﾉ　j　|| 　 j 　＜⌒
　　　　　　 　 　 　 　 | | 　 　 ＼乂__| /|/　＾　 ＾'''―‐'j＾　 ﾉ ﾉ|　 ﾉ ノ 　＼
　　　　　 　 　 　 ｜　|八 　|　 　 | 　|　　　 ＿　　　u ﾉ 　''^~￣￣^ヽ＼　　　　ッ……ッ゛ッ！！！！
　　　　 　 　 }/|　｜ 　 {:.＼{＼　 |　八 　 ｆ＾-- 〉　イ／　　　　 　 　 j
　　　 　 　 　 八 从　　{:.{ .:.:.:.:.）八 ∪ ＼ ｀⌒　　 / 　　　　　　　　ノ
　　　 　 　 　 　 ＼｛＼ い:.:.:.:.:.:.:.: 个:.....　　 　 　 / 　 ／ 　 _､-‐＜ }
　　　　　　　　　　　＼ ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧=≦√／　　／: : : : : : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼{＼{＼＼厂Λ　/.　 　 ／.: : : / : : : :. :.}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　｛　/　　| ./:i:i∨ 　 ／.: : : : :.ｆ: : : : : : :.}



　　　　　　　/.　　　　 /／　　　　　　　 |　　 ,∨
　　　　　　 /　 　 　 //　 / /　　　　 ,　|　　 }. ∨
.　 　 　 　 ,　　　　 〈/　　'　' 　 　 ／|. 　 　 ,' 　 '/
　 　 　 　 ,　　　　 ((|.　　|　|　,ィ''"￣|　 l{ ,ｲ　|!　}
.　　 　 　 l　　　,ィｱ |.　　|　|　lｨぅ笊`V .ﾊ灼' 从/　　　　主は全てを見ています。
　　　　　 |　,xくX/ r从　 |　Vi{　ゞﾟ'-ノ:::::::＼′
　　　　 r＜乂ア　 { ヘヽ.ﾄ､__l{从　　　　 　 /　　　　　　　私にはともかく、主相手に沈黙は意味を成しませんよ？
　　　　 |乂／　　　 `h､人　　　　　　　　　/
　　　　 |／.　　　　l　　 oへ.　　　　 　 ,:ｧ/ |　　　　　　……ま、いいでしょう。
. 　 　 　 l　　　　　ｌ 　 / |―､　::.....,,_　　/|',.|
　　　　　l　　　 　 l 　 ＼|　　`'くｶ'￣￣: :| ',!　　　　　　それほど焦るような理由があるのならば
　　　　　　　　　　'　　 '　　　　 　 ｀ ヽ: : :|　'｡
　　　　 ′　　　∥ 　 '◇　　　　 　 　 ヽ |　 }.!　　　　　吐いてでも戻しましょうか？
　　 　 /　　 　 ∥ 　 '　　　　　　　◇　　Ｙ ./ }
.　 　 /.　　 　 ∥ 　 '　　　　　　　　 　 　 ∨/　　　　　　それほどに欲しいならば。
　　 /　　　　 ∥　　|　　　<>　　　 　 　 　 V

　　　　　　　　　∧乂／ .:　.:　　　　　　 /＼　　 　 ∨ ﾚ乂Xv＼
　　　　　　　　 ∧.／　　'　,　　　　　 　 '　　 ＼　 　 ∨　¨¨¨｀ヽ}
　　　　　　　　〈／　　　{　.}　i　 {　　　 {　, -― ＼|　 }ﾊ 　 ＼　　＼
　　　　　　　 ／　　 .::　{　.}　{　 { 　 　 {　 　　　　 ∨　　.＼　　¨¨¨¨｀ヽ
　　　　 　 , '　　 　 .:　 ﾊ　}　{　 {　　　八 ィ=≠ミ ,' 人{　∨　　　＼　「　　⌒＼
　　　　　/／　　　/　 　 レ､八/^^¨¨¨　 ＼　　　／　: ＼.∨　､　　.＼＼　　　　　　……むしろ、それ程までの行動に出る理由ならば、
　　　　 ,'　　　　 .:　　　 ／ ∧ 　 　 　 :. 　 　 　 ∧　|: :　＼)　 ＼　　　⌒｀ヽ
　　　／　　　　イ　　　</　'　 :.　　　　　　　 　 .: ﾌ|　|: : :　　 　 　 ＼　　＼　　　　　　最早信用に値するかもしれませんね。
　 ／　,'　　／ .:{　　＿＿人　　＼:. 　 ` ´　 .ｲ／ .i　 .＼: : 　　　　　　　　　＼
／ 　 / .／　　.:{／　<>　　　　　　＼ ＞＜ ／　　ﾙ､ :〉 :＼: .　　　　 　＼　　 ＼　　　　そしてそれ程の理由ならば、話していただければこそ、
　　 ./　　　　／　　　　　　<>　　　　∨ﾆﾆ/　　　<> ∨〉　 〈入　　　　　　　　　　｀ヽ
　　/　　　／　　　　　　　　　　　　　　∨ ,'　　　 　 　 ∨〉　　　｀ヽ　　　　　ｖ　　　⌒ )　　私も大いに賛同し、協力できるというものです。
　./　　／{<>　　　　　<>　　　 　 　 ／∧,＼　　　　 　 ∨〉　　　<>＼　　　　ｖ
_/　／　 ﾊ　　　　　　　　　 　 　 ／　 {//}　 ＼　　　　　∨〉　　 　 　 ＼　　　:. ＼　　　　なにせ貴方は……使徒に選ばれる程清らかなのですから、ね？
　　　　 /∨　　　　　　　　　　／ﾆﾆﾆ:乂ﾉﾆﾆ=Y＼　　 　 ∨〉　　　　　　〉　 　 :.　 ＼

　　　　　 // ／　　　　　 ／　　　　　　／　／　　　 　 　 l　　　　　ヽ
　　　　　 {／　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 　 l
　　　 　 / 　　 ／　　 /　　　　　　 ／　/　　　　　　　　　|　　　　　　|
　　　　,'　　／/　　　　　　　　　／ /　/i　　　　　　　　　 ;　　　　　　|　　（えぇ……ええッッ！！！
　　　　l ／　/　 ／　|　{　　 ／　 ^{ヽl､{　　/　　　　 /　 ,　 /　　　　|
　　　　　　　l／/　　 Vﾊ　 /　　　,ｨV-ﾐﾑ　{l　　　　/　　　　　　　　 |　　　それで力が手に入って、彼が手に入るならば、
　　　　　　　　 {　　　　＞V::::::::::::::　 ん示Vﾊ　　　/　 /　/
　　　　　　　　　　　　 、::::::::::::::::::::::､弋_ソ^ 　Y　 /　　　　　　　　　　l　　　吐いたモノでも汚物でもなんでも、喜んで呑みますよ！！
　　　　　　　　　V　　 i　　　　　　　　　　　　　}　;　　　　 l
　　　　　　　　　 l　{ ,从　　　　　　　　　u 　 /　　　　　l　l　　　　　　　l　　　だけどッッッ！！！！）




.　　‘，　　 ＼　 　 　 ＼～､、　　＼　　　 　 |. /　　　　　　　イ　　　　　　 〈
..　　　　　　　 ＼　　　　 ＼　 ｀`～､＼　　　 }/　　　　　 /ニニ=-､　　　　　ヽ
　 　　 ‘，　　　　＼＿＿＿＼::::::::::::::::::::::::::::: 　 　 　 　 /ニニニﾆ∧＼　{＼ ‘，
　　　　　　　　}　　圦　　 }　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /ニニニニﾆ∧. ＼　 ＼{：　　　（嘘の理由を言っても信じず、
　　　　　　',　 ﾊ 　 　ヽ.　 ＼　　 　 　 　 ﾌ　　　　u　 / ､､～`｀::::::｀`～､、
　　　　　　 ∨　ヽ　　　ヽ　　　　＜＿_／　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)：　　　　　　　本当の理由を言えば、受け入れない！！
　　　　　　　　　　＼　　 ´" ‐- ..　　　　　　　　　／:::::＞''"ニニニニニ.ｲ
　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ　　　　 　 ｀丶、　　　　／:::::.／ニニニニニニニ.|：　　　　　　　　彼を、今の力で『完全に消し去る気』でしょう！？！？
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀`～､、　|＼ゝ ＼_､‐''゛:::::／ニニニニニニニﾆﾆ|：
　　　　　　　　　　　　　　　　　＞''"　　　　　｀`～､､::::＼ニニニニニニ八　　　　　　　　できるんでしょう！？今の貴方ならッッ！！！）
　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　 　 　 　 　 ＼:::＼ニニニニニニ＼：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　‘，:::∨ニニニニニニ`¨¨¨~"''*､：

　　　　　　　　　|∧　 　 　 |`､|:::::＼{ー '''´ .|/} 　l
　　　　　　　　　|　|　　|､＼|　　 　 　 　 　u　 /　/　 /
　　　　　　　　　|　|　　|込　　　　<　フ　　.ｲ/　/|　∧
　　　　　　　　　　八　 |:::::≧s｡.　　　 　／ /イ　.∨ 　　　　　　（なら、最早『あの杯』は……。）
　　　　　　　　　　　 ＼|:::::::从ヽ __￣_,, -‐¨八─　 .,,_
　　　　　　　　　　　　＞- / ~￣／ |　　　　／　　 　 　 ｀ヽ
　　　　　　　　　 　 ｲ　　./　 イ　　∧　 .／　 　　　　＞''~: :
　　 　 　 　 　 　 / .|　　　／=}.___,' ﾆゝ'´ 　 　 ＞''~.:.: : : : :.}
　　　　　　　　　/: : | 　／ﾆ/ ⌒/ﾆﾆ/　 ＞''~　　 ./ : : : : :.:|
　　 　 　 　 　 /: : : |／ニ./　　/ﾆﾆ/／‐-　､､',　/／: : : : :




.　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　 ト ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |-‐- ､　　　　　 |：
　　　　　　　　　|　　|　　　　　 　 　 Nｘ≠ミヽ　　.! 　 |
　　　　　　　　　|　　|　　　　　 　 　 |-ん:ﾊ} }　　..|　　|　　　　（望めない。
　　　　　　　　　|　　| 　 　 　 .|＼ 　|　ゞ-'イ|　 　|　　|：
　　　　　　　　　|∧　 　 　 |`､|:::::＼{ー '''´ .|/} 　l　　　　　　 力を得る方法は……もう、悪魔を狩り、
　　　　　　　　　|　|　　|､＼|　　 　 　 　 　u　 /　/　 /：
　　　　　　　　　|　|　　|込　　　　<　フ　　.ｲ/　/|　∧　　　　　新たな『杯』を作るしかッッ！！）
　　　　　　　　　　八　 |:::::≧s｡.　　　 　／ /イ　.∨：
　　　　　　　　　　　 ＼|:::::::从ヽ __￣_,, -‐¨八─　 .,,_：
　　　　　　　　　　　　＞- / ~￣／ |　　　　／　　 　 　 ｀ヽ：
　　　　　　　　　 　 ｲ　　./　 イ　　∧　 .／　 　　　　＞''~: :
　　 　 　 　 　 　 / .|　　　／=}.___,' ﾆゝ'´ 　 　 ＞''~.:.: : : : :.}：

　　　　　　　　〈／　　　{　.}　i　 {　　　 {　, -― ＼|　 }ﾊ 　 ＼　　＼
　　　　　　　 ／　　 .::　{　.}　{　 { 　 　 {　 　　　　 ∨　　.＼　　¨¨¨¨｀ヽ
　　　　 　 , '　　 　 .:　 ﾊ　}　{　 {　　　八 ィ=≠ミ ,' 人{　∨　　　＼　「　　⌒＼
　　　　　/／　　　/　 　 レ､八/^^¨¨¨　 ＼　　　／　: ＼.∨　､　　.＼＼
　　　　 ,'　　　　 .:　　　 ／ ∧ 　 　 　 :. 　 　 　 ∧　|: :　＼)　 ＼　　　⌒｀ヽ　　　　　使徒、キリエライト？
　　　／　　　　イ　　　</　'　 :.　　　　　　　 　 .: ﾌ|　|: : :　　 　 　 ＼　　＼
　 ／　,'　　／ .:{　　＿＿人　　＼:. 　 ` ´　 .ｲ／ .i　 .＼: : 　　　　　　　　　＼
／ 　 / .／　　.:{／　<>　　　　　　＼ ＞＜ ／　　ﾙ､ :〉 :＼: .　　　　 　＼　　 ＼
　　 ./　　　　／　　　　　　<>　　　　∨ﾆﾆ/　　　<> ∨〉　 〈入　　　　　　　　　　｀ヽ
　　/　　　／　　　　　　　　　　　　　　∨ ,'　　　 　 　 ∨〉　　　｀ヽ　　　　　ｖ　　　⌒ )
　./　　／{<>　　　　　<>　　　 　 　 ／∧,＼　　　　 　 ∨〉　　　<>＼　　　　ｖ
_/　／　 ﾊ　　　　　　　　　 　 　 ／　 {//}　 ＼　　　　　∨〉　　 　 　 ＼　　　:. ＼
　　　　 /∨　　　　　　　　　　／ﾆﾆﾆ:乂ﾉﾆﾆ=Y＼　　 　 ∨〉　　　　　　〉　 　 :.　 ＼




　　　　　　　　　　　　　　 　 `゛　|　.:{ :::　:::::ﾄﾊ　 `゛ 　 ＼{　　　 !　 　 　 ` ━━━='",'::./::::: 　 ;::　ｌ |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 } .:::l ::::. ::::::l`ﾄ、　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾚ'}::::::: 　 ;::　;: l
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l ::::ﾑ::l::. ::::{::込　　　　　　　　　　　　　 　 　u　 　 /ｰ‐1::::: 　 ,'::: ﾊ ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;::::/ ゛::ｌ゛:::::ｌ::,:::::＼　　　　　ﾏ￣￣ｿ　　　　　　 ,.ｲ:::::::::i!:::: 　 ,':::: ｉ::: l
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,':ｼ　　ﾞ{ ∨::{ハ::::::,:` 、　　　　 ￣　　　　　 _..イ::::::::::::::i!::::　 /:::: λ: ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/'　　 　 ゛ .ヾ:{　ｌ::/ Ⅵ ｀　.　　 　 　 　 .　＜::::::::::::::,:::::/::::　 / ｌ::: '　Ⅵ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｒ=-゛-亠'￢ 　 　 ＞ -　＜´ 　ｉ::::/ }::::::/'::ｲ ::::　/　i!:/　　ヾ、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , イﾆﾐ.､_ ｲ　　 ヽ/　　　 ＞　. _　 　 　 　 L;'　i!:::;'' ; '　i::　/　 ,:/　　　　｀
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　 ヾ'　　　　　 ヽ、　　　　　　＞　._　,r'　ﾞrミ/　　　i! ノ 　 ;/
　　　　　　　　　　　 , -　" 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ヽ　　　　　　　/` Y ﾍ.　ﾊ ヽ､ - '<
　　　　　　　　　　／　　 　 　 ﾞ　、 　 　 ＼　　　　　 ゛、　　　　 /i:i:i:i:i:i:ヾ　lﾊ　 ヽ、゛ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　,''　　 {　　 l　　 .:　　　　　　.{　　　　　 　 　 　 　 .,'l::　　'l:　　 ,′ 　 |　　　l
　　　　　　　　　　 　 　 　 {　　　l　　 {　　.:{　　　　　　 l　 :{　　.　　　　　　 :/ }::　,' l: 　 /: 　 :　l　　l
　　　　　　　　　　　 　 　 j}　　　|　　 l　　:::l　　 l　　　::{　 :l 　 ::　　　　 斗/ -|-/ミ}＿/}:::　 　 i 　 .l　l
　　　　　 　 　 　 　 　 　 l:|　　　|　　 ゛　 ::::i　　:{　 　 :::l　::l 　::::.　　 　 .::/‐━l/＿jミ/､l:::　 :　;　　 |
　　　　　　　　　　　　　　{::i　 　 |　 　 ゛　:::ﾊ　 :ﾊ　　 ::::゛ ::i!　:::::l　　 .:::/ -ァ7乞气''｀ヽ|::　::　;.:　l　ｉ
　　　　　　　　　　　　　　l::ｷ　　 i　 :　 ﾞ　:::::ﾊ　 ::゛　　:::::゛::::i　::::j{:...::::,''　´　fﾔし寸}　 /| :: 　/　 ::　i i!　　　……その杯の力は要りませんよ、使徒アナスタシア。
　　　　　　　　　　　　 　 ｷ::ﾍ　　l　 : 　 ﾔ::::::{ﾞ 、:::ｌ ､　::::::l ::{〉. ::ﾊ:::∧　　　 Ⅵ｀´iﾘ　　 | :　/　　::　l i!
　　　　　　　　　　　　　　 乂ﾍ　 l　.:l ::　 ヾ::::l　ヾ::l~ヾ. ::::{´゛　ヾj〈/　ゝ.、　　`ー'′　〃: /::　　,::　l i!　　　私が仕舞った『杯』が、
　　　　　　　　　　　　　　 　 `゛　|　.:{ :::　:::::ﾄﾊ　 `゛ 　 ＼{　　　 !　 　 　 ` ━━━='",'::./::::: 　 ;::　ｌ |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 } .:::l ::::. ::::::l`ﾄ、　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾚ'}::::::: 　 ;::　;: l　　　何処かに消えたともなれば焦りもします。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l ::::ﾑ::l::. ::::{::込　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ｰ‐1::::: 　 ,'::: ﾊ ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;::::/ ゛::ｌ゛:::::ｌ::,:::::＼　　　　　ﾏ￣￣ｿ　　　　　　 ,.ｲ:::::::::i!:::: 　 ,':::: ｉ::: l　　　　信徒達が誤って使用しては、と思ったのです。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,':ｼ　　ﾞ{ ∨::{ハ::::::,:` 、　　　　 ￣　　　　　 _..イ::::::::::::::i!::::　 /:::: λ: ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/'　　 　 ゛ .ヾ:{　ｌ::/ Ⅵ ｀　.　　 　 　 　 .　＜::::::::::::::,:::::/::::　 / ｌ::: '　Ⅵ　　　　……なにか、考えに間違いが？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｒ=-゛-亠'￢ 　 　 ＞ -　＜´ 　ｉ::::/ }::::::/'::ｲ ::::　/　i!:/　　ヾ、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , イﾆﾐ.､_ ｲ　　 ヽ/　　　 ＞　. _　 　 　 　 L;'　i!:::;'' ; '　i::　/　 ,:/　　　　｀
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　 ヾ'　　　　　 ヽ、　　　　　　＞　._　,r'　ﾞrミ/　　　i! ノ 　 ;/
　　　　　　　　　　　 , -　" 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ヽ　　　　　　　/` Y ﾍ.　ﾊ ヽ､ - '<
　　　　　　　　　　／　　 　 　 ﾞ　、 　 　 ＼　　　　　 ゛、　　　　 /i:i:i:i:i:i:ヾ　lﾊ　 ヽ、゛

　　　 人 :∨　　 '　 .:　　　　　　　 ﾄ､　　　:}　　∨ﾊ
　　　 「 ＼}　　 .: 　 ' ∨　　　　 　:} :∨　　}　　 ∨ハ
　　　　〉'´ }　　 {　　　 ∨　　　　　}￣∨　:}　 　 ﾄ--ｖ
　　　　レイ　　 {　 ﾄ､＿ 　　　 　 ,ｨﾁう笊㍉　　 }乂∧
　　　　　Ⅳ 　　{　 {　＼ﾙ ＼ 　./　乂ツ 　:}^) v乂X∧　　　　　いいえ？
　　　　　| ∨　　＼{ ,ｨﾁ笊㍉ )ノ　　　　　　:,ノ :八　　∧
　　　　　|　∨八　＼《 乂ソ　　 .:　　　　　　': :/　　　　∧　　　　何も間違ってはいません。
　　　　　|　 ∨　＼　＼　　　　　　　　　　人:/　　 　 　 ∧
　　　　　| 　 ∨　　＼八>.　　　 ｖ ァ 　 .:ｲ /: : :　　　　　∧　　　信徒達を大事に“していた”貴方の考え、
　　　　　|　　 ∨: : : : : : :　＞ｓ。　　 ／　|,': : : : :　　　　　∧
　　　　　|　　 八 ＞――／ , -}　¨　　　人入: : : : 　 　 　 ∧　　　素晴らしいものです。
　　　　　| 　./: /-_-_-／〈〉/　人〈〉=〈〉= /　 ヽ: : :　　　　　∧
　　　　　|　,': :/-_-.／　 　 { 〈/〈〉}{〈〉}{=/　 〈〉 }＼:　　　　　∧
　　　　 人／「-_／　 　 　 {　　　 ^　　/　　　　 }-_ ＼　　　　∧



　　　　/　　　　　　　　　　　　,　l　 l　　　i
　　　　 /{　　 l　　　　　　 }　 |　l　 |　　　l　　　　　（……していた、か。ええ、そうなってしまいましたね。）
　　　 , l .|　l　l　　;　l　　/ﾉ／l　l　 |
　　　 { | |　l　l　　l　l　 //_ｨf云 l　 |　　 /　　　　　それ以前に……使徒アナスタシア。
　　　 | l |　l　l、　l　{　/　 弋ツ/　 |
　　　 i l l　lVﾍ＼{Vヽ/　　　 lｲ/ /il　/　　　　　　　いくら私の都合を汲み取ったといえ、
　　　 ヽﾊl {　:.ム　　`_ _ 　　 人/ //
　　　　　 l ﾊ　:.　}＞__ 　　イ/ l/|/　　　　　　　　　黙って他者の物に手を出す事は恥じ入るべきではありませんか？
　　　　　　　 V_　ィﾆﾆﾆ==ﾆﾆﾆ＼__
　　　　　　　　　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/　￣　 、　　　アナタらしくもありませんよ。
　　　 ／　　　 /Vﾆﾆ＜ﾆ＞=ﾐ= /　　　　　 ヽ
　 ,　　　　　　/=ミﾆ＼_彡ﾆﾆﾆY　　　　　　　 　

　　　　　　. : 　 　 /　　　 ./　　　　　　　　　　　　---ミ　./,　　　　　＼ /,
　　　　　/　　　　/ 　 　 ./　　　 ／ ／　　　 /　　 　　　 ＼　　　　　　 ＼(_
　 　 　 /　　　　/　　 . : ′　 ／ ／ ／　　 /　 ／_.､､､.._ 　}　　 ｌ　　 　 /∧
　　　　′　　　/　. : : : .{　)／)／)／　. : : /. ／ _)ぇてうメ_.}　　 |　　　　 /∧
　　 　 . : : : . ./. : : / 　 {　　　 　 ⌒¨¨¨¨¨¨´　.乂v_ン　ノ〉}　　 |. 　 　 　 /∧
　　　 {|. : : . /. . . / 　 从　　　　　 　 　 　 　 　 `ー　 ´ ／　　　|､　　　　　/∧----ミ
　　　 {|. : : . . . . /　　 /∧　　　　　　丶ノ　　 　 　 　 ／　/　. : :( ＼　　)⌒ /∧-_-_-_　　　ええ、申し訳ありません。
　　　 乂. . . . . / 　　　/　　　　　　 _　　　　　　 　 ／. : :./ｌ. : : :八⌒＼(-_-_ ./∧-_-_-_
　　 ／⌒¨¨¨ｱ　ｌ　　./　　/,　　　　　　丶　　　 ／. : : : / . : : :/⌒　}-_-_-_-　./∧-_‐　　　　何分私もまた、貴方と共に最終決戦を控えている身……。
　／_〕　 　 　 　 |　.:/　 　 .}|.＼　　　　 　 　 ／. : : /　/　}. : /　 　 .}-_-_-_-_- ./∧-_-_
_-_-_〕＜＞　　　|. : 　　　　}|　　ぅ‐　 ‐=ﾆ／______.ノ　/　ﾉ. :/　　 　.-_-_-_-_-_　 /∧-_-_　　信徒達の魂を背負う前の私は、
_-_-_〕　　　　　. : /　　　　.:}|　/∧　/. :／⌒¨¨¨¨¨.ノ ／⌒　 　 　 八-_-_-_-_　　./∧-_-
_-_-_-_　　　　__ノ　　 　 　 }|　　　V ／　<〉　￣￣　　<＞　　　　 /-_-_-_-_-_ｌ　　 ./∧-_　　力への渇望が勝ってしまっていたのかもしれません。

　　　　〈　　　∨　,'　 ,'　 :.　　 :.　　　 　.{　　　　　　 } .∨ ＿＿＿ .∨　　　　∨
　　　　　＼ ∨　 .:　 .:　　:.　　 :.　　　　 {:.　　　　　　}￣∨　　　　　 ∨　　　 .:∨
　　　　　,--ｖ　　 {　 .i　　∨　　∨＿＿.{_　　 　 　 ,'　　　ヽ　 人ノ}　 〉　 }　　 ∨
　　　　./　 /　 　.{　 .{　　 ∨ ,／∨　　.}　 　 　 　/ 　 　 _斗＝ミ 　./ 　 :}　　　.∨
　　　 /　 ..'　　 　{:　 {:　 　 ∨　　∨　 八　　 　 ,' |　 ィ爪:::::j ﾘ ハ|'　　　,　:}＿　∨
　　∠ _ _/.| 　 　 {:　 ∨　　　{:　　 ∨__==ミ　　 八|　　,ゞ''"ﾟ￣｀ 　|　 　 ﾊ　ト､　＼ｖ
　 　 　 .:{　|　　　 :.　　∨　　 {:　 ;ｨ八::::::以ヽ、/　　　　　　　 ""　 レ}／　 /　 ＼　Ｙ ､
　　　／　Ⅵ　　　 ∨　　:..　　∨《乂少''ﾟ´　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 ,〈_∧　 }　:}　}＼　　　　　しかし今ならば……
　 ／　 ／ ﾊ　　　　∨　 　＼ .∨　""　　　 　 　 .:　　　　　　　　⌒７__／　 ノ　　　 　 |＼＼
／　 ／　 　|　　　　:{∨　　:{ .＼　:. __　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /〉､　　:/　　　　　　|: /　 ＼　　その様な下賤な行いをも必要としません。
　 ／　　 　 |　　　　:ﾚ ∨　 {　 , ＞ ⌒　　　　　 _　　　　ｧ'　　　 ｨ |　:}　 / 　　 　 　 　/
／　　 　 　 |人　 　 {　 ∨ 八/^ 〉 ＼　　　　　　` ー　´　　　 .:: {人 '　/　　　　　　　人　　　　　　……ああ、そうそう。
　　　 　 　 .:⌒ ＼　:{　　∨　{　人　　 ＞:..　　　　　　　　　 ／:¨¨¨入 .:　　　　　　　/ 　 :.
　　　　 　 .: 　 ./　＼､　　.:　 <>　　／¨¨√:＞ｓ。　　 　 ／　 |:::／　 ｖ　 　 　 　 ／　　　::.　　　　　使徒キリエライト。
　　　　　 .: 　 /　　　｀ヽ .:　　　　／　　　{:::::::::}∧_＞‐＜　∧ ∨　 　 {　　　　 ／¨¨¨　ヽ、::..
　　　 　 .:　 ./　　　　 ／　　　／　 　 　 .{::::::/ ∨_∧__∧...∨.::　　　　|　　　イ　　　　　　 ＼:::..　　　万が一、万が一の話ですが。
　　 　 , '　 /　　 　.／__ -=＜　　　　　　 レ〈ﾌ_}{__∨._.∨_／　　　 　 .|　　　 {　　　　　　　　 ＼:.

.　　　　　　　 　 　 /　　/　　　　　　|　　　|　　　　　　|.　　 ハ　　　　　　　　 ::.
　　　　　　　　　　/　　/　　　 /　　 |.....|　:| 　 　 |.　　|　　/　 ',.　　|.　　　　　 ::.＼
　　　　　　 　 　 /　　/　 ｜　|　　　|.....|　　　　　| 　 jI斗ャ=ミ､　　|:　:　|　　　::.　 ＼
　　　　　　　　　　 ／　／ |　｜　　∧ :|.　　 　 ∧　/ ∨　　　|.　　　　　|　 　　::.　 　|　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　／ 　⌒￣|　　　　　　/ミ八　　　 /　∨ xｆ芋芋ミｋ　/　　　|　　 　 ::.　　|　　　　  |
　 　 　＼／　.:／/　　:|　　　 |　　|:::ハ　＼　 |　　　　 ん:::::ﾊ |　ｲ　　　　　　　　::　　|　　　　  |　　　 メム・アレフの尖兵と化している藤丸隊員。
　　　　　 ￣￣　　　 　|　　　 |　　|こソ 　　＼!　　 　 .乂こソ／ |　　　/　　|.　　 |　丿　　　　 |
　　　　　　　　　|　　 　|. 　 |　| ＼{""´　 　 ､　　　 　 ` ー‐ ''　 .| 　／.　:　:|.　　 |　　　　　　  ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　　　　| : |　 八　｜ |　　｀｀｀　　　　　　　　　　｀｀｀＿乂／|:　:　:　|.　　 |
　　　　　　　　　| : |　　　＼| 从　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒7___ノ|　　　∥　　 ﾄ､　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　| : |　　 　 /.:.:.:.:::.　　　　　-‐　‐-､　　　　　　/　　　|.　　 / ハ　ﾉヽ＼　　　  |　　アナタが破れ、私が戦うとなった場合……
.　　　　 　 　 　 ＼|､　　 / |.:.:.:.:.:.＼　　 　 　 　 　 　 　 　 ／.:.:.:.:::.: |　　/　:!　!/　　⌒　　　 |　　 恐らく、私は勝てます。
　　　　　　　　 　 　 ＼　|　 .:.:.:.:.:.::.:.＼.　　　 　 　 　 　 イ.:.:.:/.:.:.:.:.:.:| 　∧　{　|　　　　　　　  ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ{ 　',.:.:∧.:.:|.:.:|う｡、　__ 　. ,,｡sく |.:. /|.:.八.:.:.|／　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　∨　∨}ノ　|　　　　 　 　 　 {.:/. }/　 ＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ニニニニニニニニ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|ニニニニニニニニﾆﾆ∧
　　　　　 　 　 　 ｣Ｌ∟ﾆﾆ∟Ｌ｣__／|ニニニニニニニニニﾆ∧＿＿＿
　　　　　　　　／　　　　/:::::://///／￣/ ⌒ヽ＼￣￣￣￣￣|:::::::::::::/ ￣
.　　　　　 　 / 　 　 　 /::::::////／.　　人_＿ﾉ 　 ＼::::::::::∨//|::::::::::/　 　　　　＼
　　　　　　 ,'　　　　　/::::::::|...／^ ＼　　　　　 　 ／ ^＼::::::∨/|:::::::/

　　　　　　　　　　　　　　 |　|　 :{　　　　　.{　　/,　　　　,ｨ　.∨　:|　　ゝ人
　　　　　　　　　　　　　　 |　|　 :{　　　　　.{　　 /,　　　,' }　 }.∨::|　　　|
　　　　　　　　　　　　　　 |　|　 :ﾚ:{　－―‐‐-　 /,　　/‐}―‐ ∨|　　　|
　　　　　　　　　　　　　　 |　.　 　 ∨ヤ示ミｘ ∨　　 ｘﾔ斥示ﾗ..ﾉ　　 人
　　　　　　　　　　　　　　 |　.∨　　∨ 乂_ノ　 人　 〈　乂_ソ　/ /　／ ∧　　　　彼の再生能力……
　　　　　　　　 　 　 　 　 乂　∨＼ ∨¨¨¨^^^ 　｀~~^　　　　 ~〈／ 　 /∧
　　　　　　　　　　　　　　　 ト 　 :､ ＼(　　　　　　i　　　　　　 ∧ 　 .:　./∧　　　　どうやら、肉体に依存していないようですね。
　　　　　　　　　　　　　　　 |　＼{｀ヽ_ Ｎ　　　　 ＿ _　　 　 .:　 ∨ .ﾊ 　./∧
　　　　　　　　　　　　　　　 |　 :|　　{　{　 : .　　乂　ｖ 　　. :　　　 ｖ |　 　 ./∧　　　魂、あるいは粒子。
　　　　　　　　　　　　　　　 |　 :|　 人 {　　 | ＞　　　＜ . |ｖ 　　　| |　∨　./∧
　　　　　　　　　　　　　 　 人　.:　　　｀ヽ__人 | |¨「.|¨| |_Ｌi∧　　 .ﾚ　　∨　./∧　　そういったモノがある限り、彼は魔力より這い出る。
　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　 人　　　　＼　＞-Ｌi.└ /　 ∧　　　,: 　 ∨　./∧
　　　　　　　　　　　　　 /　　＿＿＼_　 , =ﾆ=､　　　　/　＿,∧　　 .|― - ､　./∧　　　ここに出現し続ける。
　　　　　　　　　　 　 　 ﾚ ´　　　　　〉_ヽ〈　　}:}￣￣ﾆ=-　　 ∧　　.|　　　　ヽ ./∧
　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　　　／-､＼ ､　}:}　　　　　 　｀ヽ.∧　 ﾄ､　　 　 }　./∧　　それこそ、メム・アレフやシュバルツバースの力の限り。
　　　　　　　　　　　　 {　　　　　　{::{　 //´〉ｖ.人‐=二=-　＼　 ＼､ﾉ　.〉　　　} 　 ./∧
　　　　　　　　　　　　 {　　　　　　> ニﾆﾆ ／　　　　　　　　　､　　＼ノ　　 　 }　　 ../∧　　　　─────が。
　　　　　　　　　　　　 {　　　　　/　,'　　　/　　　　　＼　　　　 ＼　　＼￣ ＼}　　　 ./∧

　　　　　　　＼ :'　　 　 　 　 ∨　 :i　　 　 　.＼　　 ∨乂X∧
　　　　　 　 ／¨} 　 |　 { 　 　 ∨　{＼ ＿＿ 　 ＼　 ∨乂Ｘ∧
　　　　　　〈＿ _} 　 |　 {　　　　∨:{／＼　　　　　 ＼人乂X乂〉
　　　　　　　　　{　　 　 {　　　　　 :{　 ,ｨぅ笊示ｧ 　 /｀ヽ ＼乂(　　　　天啓やマンセマットと意見交換の結果……
　　　　　　　　　:. 　 |　 {　　:}　　　{　　 乂ｒツ＼八{⌒ )　　＼〉
　　　　　　　 　 ∧　　　　　 }　 人(　　　　　　　　 ﾚ／: : :　　/,　　　　彼の魂と粒子が、『シュバルツバースのエネルギーの大きさ』に
　　　　　　　　　 八人　 ＼八(　 ,　　　　　　　　 ,イ : : : : :　　/,
　　　　　　　　　　　ﾄ､.＼　∧　 　　　 　 　 　　 八{__ : : : : :　 ./,　　　耐えられなかった場合、自然に消滅する可能性が高いのです。
　　　　　　　　　　　|　＼} 　人　　 　ｖ⌒)　　 .::　/∧ヽ : : : :　 ./,
　　　　　　　　　　　|　 ∧　　 /,ｒ――― ､ イ /｀}{⌒}　 ＼ : :　 ./,
　　　　　　　　　　　|　　∧　　 ＼¨¨「/´／￣｀ヽ{:{ ,ｲ　　　)､＿　./,　　　　なにせほぼ無限の大きさのエネルギーを無限に受け続ける。
　　　　　　　　　　　|　 /　 ゝ-ミ　ヽﾙ / / ￣￣ ∨ :}　 ／<>＼｀ヽ
　　　　　　　　　　　|　'　<>　　　ヽ .{_八{／￣￣　∨　　　　　　　　 ＼　　　それはどのようなモノであっても不可能であり、
　　　　　　　　　　　|/　　　　　　　} 　 〈/⌒＼　　　∨　　<>　　　　<> ＼
　　　　　　　　　　 〈　　　　　<>　 |　　|　　　　＼ _　 ∨　　　　　　　　　　 ､　　ましてやシュバルツバースを含む
　　　　　　　　　　 人　　　　　　　　　　　　　／(∧　　∨＿ _　　<>　　　　 }
　　　　　　　　　 /-_∧<> 　 　 　 |　　|　 ／ /＿∧　　人)ヽ　＼　　　　 　 }　　　この世のモノでできているのならば、尚更です。
　　　　　　　　　{-_-_.∧　　　　　　　　|¨<> /＿＿∧　⌒､ 入 　 ＼　＿＿

　　　　　　　　 ＼/　 /　:{　　　　i　　 　ｖ　　　　＼〉__　∨
　　　　　　　　　/}　 ,'　　{　　　　Ｎ　　　:. 　 ∨　　∨)　 ∨
　　　　　　　 　 〉　 .:　　 {　　　　{　＼　 }　　 ∨　　∨――ｧ
　　　　　　　　 '　　 {　　 :.　　 ＼{　, ' ＼ﾊ　　 ∨　　∨乂Xｖ
　　　　　　　　| {　　{　　　　､　　 ＼ ,ｨi斧竿ｱ　 〉　　 ∨乂X}
　　　　　　　　| {　　{　 { ￣　＼　　 ＼乂ｒソレｲ　　 　 ﾄ乂X.ｖ
　　　　　　　　| {　　{　 { ｨｆ斧㍉＼, '⌒)　 　 　 }　　 　 } ＼乂ｖ
　　　　　　　　| ∨　{　 {《 乂ﾂ　,　　　　　　　 ノ　　　 ,'　　 ＼}　　　　ですので。
　　　　　　　　|　∨ i　 Ｎ　　　　　　　　　　 ⌒７　 ／: ､ 　 　 |
　　　　　　　　 ,ﾉ ∨　 {.人　　　 ｒ　　　ｧ　　　/ ／: : : : :ｖ　　 |
　　　　　　　／ 　 ∨　{ : : ＼　　　　　 　 　 ,'ｲ ∨¨¨＞､∨　 |
　　　　　　 ⌒７¨¨ .∨ }: : : : :＞__　 　 　 ／　＿レ´ 　 } :∨　|
　　　　　　　　|　　　 ﾊ八: : : :{ (＿}＞＜　 _＞ ´　　　　:: : ｖ　|
　　　　　　　　|　　　,'　 　ｖ: : {　　　)　 　 「/　　　　〈〉　ト､ :Ⅵ
　　　　　　　　|　　 /　　　{: : 入　　|‐　 ‐/　　　　　　　,}:::〉＼|











　　　,'　 　 :/　 　 :. 　 :|＼　　　　　 ＼　∨　　 Ｙ　ｖ__　 　 　 ｖ
　　　|　 ／ﾊ　　　∨　八　｀ヽ　　　　　:.　∨　　乂ノ乂＞:. 　 }
　　　|／　|　:|　　　∨　　＼　Ｎ^¨¨｀ヽ人　:.　 　 }ヘ＼乂X＞|
　 　 　 　 |　:|∨　　:∨　　　＼ｬぅ笊示㍉∨　　 :}¨ﾊ　:＼乂Ｘ}
　 　 　 　 |　:| :∨　　 :〉人　_　　 込__ﾊリ　}　　　} )} |　　 ＼X}
　 　 　 　 |　:|　ハ　 :/　　｀ヽ　　　 ¨¨¨　_/　　:|八 ∧　　　 ¨:|　　　　　『歌唱』によって、
　 　 　 　 | :八　::ﾉ ./ <　　　 　 　 　 　 ⌒） 　 |ノ:}｀ヽ､ 　 |　 |
　 　 　 　 ﾚ　| ＼ﾙ|　　　　　　　　　　　　厶へ〈:::::}　　 ＼ |　 :.　　　　　“彼の魂と粒子への飽和攻撃”こそが、
　　　　　　　人　　 |　　　　 　 -=ャ　　　　　ﾉ人:::::|　　 |　ﾊ　/∧
　　　　　　 '　　∨:人　 　 ヽ _　 ノ　　　　..ｨ::　 ∨ |　　八{　　 /∧　　　　彼への回答であると結論付けました。
　　　　　　 　 　 ∨:　＼　　　　　　　　　.::::::: 　　_〉|　 ∧ ∨ 　 /∧
　　　　　　　　 　 ∨: :.　＼　　　　　　イ:::::::,へ　〉-|　∧￣∨ 　 /∧
　　　　　　　 　 　 ∨: :.　　 ヽ-..:ｓ≦ヽ＿＿〉ィ　　:レ　　　 ∨　　/∧　　　　通常の攻撃や魔法での飽和攻撃では間に合いませんが、
　　　　　　 　 　 　 ∨: :.　　　＼　「¨¨¨＞　　　 〃/　 <> 　 ∨　　/∧
　　　　　　　　　　　 ∨:　＼　 　}ノ ／　　　　　/ /　　　　　　　 ::､　/∧　　　超長時間連続の粒子級の微細攻撃……
　　　　　　　　　　 　 ∨:　　ヽ／レ'　　　　 　 / /　　　　　　　　　 ＼/∧
　　　　　　　　　 　 　 ∨:　 /〈〉 {　　　<> 　 / /　　　　 　 　 　 　 　 ＼ :.　　私の『歌唱』ならば、可能であると。
　　　　　　　　 　 　 　 ∨ /　　,人　　　　　/ /　　　　　　　　　　　　　　＼}

　　　　　　　　　　　 　 　 j}　　　|　　 l　　:::l　　 l　　　::{　 :l 　 ::　　　　 斗/ -|-/ミ}＿/}:::　 　 i 　 .l　l
　　　　　 　 　 　 　 　 　 l:|　　　|　　 ゛　 ::::i　　:{　 　 :::l　::l 　::::.　　 　 .::/‐━l/＿jミ/､l:::　 :　;　　 |
　　　　　　　　　　　　　　{::i　 　 |　 　 ゛　:::ﾊ　 :ﾊ　　u::::゛ ::i!　:::::l　　 .:::/ -ァ7乞气''｀ヽ|::　::　;.:　l　ｉ　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　l::ｷ　　 i　 :　 ﾞ　:::::ﾊ　 ::゛　　:::::゛::::i　::::j{:...::::,''　´　fﾔし寸}　 /| :: 　/　 ::　i i!　　 |　　  何も私の歌唱が直接倒すわけではありません。
　　　　　　　　　　　　 　 ｷ::ﾍ　　l　 : 　 ﾔ::::::{ﾞ 、:::ｌ ､　::::::l ::{〉. ::ﾊ:::∧:::::::::::::Ⅵ｀´iﾘ　　 | :　/　　::　l i!　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　　　　　　　　　 乂ﾍ　 l　.:l ::　 ヾ::::l　ヾ::l~ヾ. ::::{´゛::::ヾj〈/::::ゝ.、:::::::`ー'′　〃: /::　　,::　l i!
　　　　　　　　　　　　　　 　 `゛　|　.:{ :::　:::::ﾄﾊ:::::`゛:::::::＼{:::::::::::::!::::::::::::::::` ━━━='",'::./::::: 　 ;::　ｌ |　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 } .:::l ::::. ::::::l`ﾄ、　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾚ'}::::::: 　 ;::　;: l　　  |　　 私の歌唱で負荷を掛け、
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l ::::ﾑ::l::. ::::{::込　　　　　　　　　　　　　 　 　 　u　 /ｰ‐1::::: 　 ,'::: ﾊ ｌ　　 |　　 あとは彼の再生能力という名の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　;::::/ ゛::ｌ゛:::::ｌ::,:::::＼　　　　　ﾏ￣￣ｿ　　　　　　 ,.ｲ:::::::::i!:::: 　 ,':::: ｉ::: l　　  |　　 『シュバルツバースから来る超熱量の負荷』で、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,':ｼ　　ﾞ{ ∨::{ハ::::::,:` 、　　　　 ￣　　　　　 _..イ::::::::::::::i!::::　 /:::: λ: ｌ　　 |　　 耐久限界を越えさせるだけです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　/'　　 　 ゛ .ヾ:{　ｌ::/ Ⅵ ｀　.　　 　 　 　 .　＜::::::::::::::,:::::/::::　 / ｌ::: '　Ⅵ　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｒ=-゛-亠'￢ 　 　 ＞ -　＜´ 　ｉ::::/ }::::::/'::ｲ ::::　/　i!:/　　ヾ、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 , イﾆﾐ.､_ ｲ　　 ヽ/　　　 ＞　. _　 　 　 　 L;'　i!:::;'' ; '　i::　/　 ,:/　　　　｀  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　 ヾ'　　　　　 ヽ、　　　　　　＞　._　,r'　ﾞrミ/　　　i! ノ 　 ;/　　　　　　|　  ウロボロスならばまだしも、
　　　　　　　　　　　 , -　" 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ヽ　　　　　　　/` Y ﾍ.　ﾊ ヽ､ - '<　　　　 　 　 　 　 |　 『復活と循環に特化していない彼』ならば、ソレが可能。
　　　　　　　　　　／　　 　 　 ﾞ　、 　 　 ＼　　　　　 ゛、　　　　 /i:i:i:i:i:i:ヾ　lﾊ　 ヽ、゛ﾍ　　　　　　　　　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_

　　　　　　　　　　　　　　　　___　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒~"''s｡ヽ　　　　 　＼
　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　　　＼＼　　　　　 ＼
　　　　　　　　　「¨¨¨, '　 　 ＼　　　　 ', ',　　　　　　 ',
　　　　　　　　　 ＼/　∧　　　 ＼　　　 / 〉　　　　　 /,
　　　　　　　　　 ｒ ,'　/　∨　　 　 ',　/　∨(⌒)______ ___,,ｖ
　　　　　　　　　 ｀}　.:　　|＿　_　　∨　/　 ｀¨´＼乂ｘ乂ｘ,
　　　　　　　　　　{　|　|　| 　 ＼　　 ∨ /　「㍉　　~"''～=ｖ　　　マンセマットの知識や
　　　　　　　　　　{　|　|　|ｨぅ笊ア　　,∨　 } ) ∨　:.　　　 /,
　　　　　　　　　　 ',　　',人 ∨ノ　＼ 八　/}〈 /∨　 :.　　　/,　　　今までの悪魔やシュバルツバースの観測。
　　　　　　　　　　　}人( ,'　　　　　　)'　}/　ｒ彡　∨ 　 :.　　 /,
　　　　　　　　　　 　 　く　　　　　　　　 　 人　　 .∨　　　 　　.,　　　それに、私の『歌唱』そのものがヒントとなっていました。
　　　　　　　　　　　　　　＼,　 ｧ　 　 　 ／／＼　　∨　　　＼　＼
　　　　　　　　　　 　 　　 　 ＼　　　..: }／ 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　……主はやはり、私達に勝利の道を必ず残しているのですね。
　　　　　　　　　　　　　　　 ∧ 丶＜／　　 　 　 　 　　＼　　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　 　 　 　 / ,'／)　〃 　 ∧　　 　 　 ＼　＼　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　/／／)　 {　 　 ∨　　　　　∧ ＼　＼　　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　／／／　　 ',　　　　　　　 　 ∨　　＼　＼　 ＼　＼　＼



　　　　　／　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　 　 　 /　　 　 -‐―-ミ　　　 　|　|
　 　　／　　　　　　　|　 　 　 　 |　 　 　 |　　/　　　　　　　　/　　　 } ｀　　 　ヽ ∨：
　　／　　　　　　　　 |　　 .{　　 .|　 　 　 |　./ 　　 / ./　／ｘｆ忙㍉_ ,'　　　八　ヽ ∨
　　￣⌒7　　　　　　.|　　 ﾊ　./ |　 　 　 |:./ !　 ／／／=／{ しﾘ　 /ヽ | ./　|＼‘，∨：　　　　そんな、モノ、いつの間に……調べて……。
　　　　　　　　　　　 ∧　/!. ∨ヽ!　　 　 :|/　!／／イ:::::::‘，乂ﾂ　./　ﾉ |/|　 !　 ⌒
　　　　 |　／|　　　/　 ∨.{　ゞ 〈|　　 :ﾄ　|｀ー─::::':´:::::::::.{::::ゝ --- イ　　 .!: /　　　ト､‘，　　　どうやって、調査を……。
　　　　 |/　 .|　　/　　　　 ＼ ‐-八　.:|∨　　　　　　　　/　　　　　/　　 　!/　　　 .|　＼',：
　 　 　 　 　 |　/　|　 ／|　　　￣ | ＼|　　　　　　　　＿　 　u　 ／　　　∧　　 　 /　 　 ＼
　　　　　　　 ∨　 |／　 |　　 _..　 |　＼　　　　　＜　　ノ　　 .／}　 .ﾊ　/　‘，　 ./
　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　／　|::｜　　＼　　　　　　　　 　イ　/ ／ ∨　　 } 　/：
　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨　　.|::｜　　　 ＞　　　　　　／　 ∨　　 　 　 　 |／
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ノイ ''　‐-　..,,__＿＞‐　|￣＼‐-　＞─＜：
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＞─/　　　 　 　 　 　 / ∨ ＼　＼　｀`～､、 ｀`～､、
　　　　　　　　　　＞''"~／　　〈　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　〉､　　　 ∨　　 　 W：

　　　|　 ／ﾊ　　　∨　八　｀ヽ　　　　　:.　∨　　乂ノ乂＞:. 　 }
　　　|／　|　:|　　　∨　　＼　Ｎ^¨¨｀ヽ人　:.　 　 }ヘ＼乂X＞|
　 　 　 　 |　:|∨　　:∨　　　＼ｬぅ笊示㍉∨　　 :}¨ﾊ　:＼乂Ｘ}
　 　 　 　 |　:| :∨　　 :〉人　_　　 込__ﾊリ　}　　　} )} |　　 ＼X}
　 　 　 　 |　:|　ハ　 :/　　｀ヽ　　　 ¨¨¨　_/　　:|八 ∧　　　 ¨:|　　　　貴方は戦災孤児。
　 　 　 　 | :八　::ﾉ ./ <　　　 　 　 　 　 ⌒） 　 |ノ:}｀ヽ､ 　 |　 |
　 　 　 　 ﾚ　| ＼ﾙ|　　　　　　　　　　　　厶へ〈:::::}　　 ＼ |　 :.　　　　悪く聞こえてしまうかもしれませんが……
　　　　　　　人　　 |　　　　　　　 　 　 　 　　 人:::::|　　 |　ﾊ　/∧
　　　　　　 '　　∨:人　 　 ∨　 ｀ヽ 　 　 　 ｨ　 ∨ |　　八{　　 /∧　　　戦いへの知識と経験は遥かに私よりも知り、
　　　　　　 　 　 ∨:　＼　　　　　　　　　.::::::: 　　_〉|　 ∧ ∨ 　 /∧
　　　　　　　　 　 ∨: :.　＼　　　　　　イ:::::::,へ　〉-|　∧￣∨ 　 /∧　　　実行できるでしょうが……それ以外を、得る機会を失っていた。
　　　　　　　 　 　 ∨: :.　　 ヽ-..:ｓ≦ヽ＿＿〉ィ　　:レ　　　 ∨　　/∧
　　　　　　 　 　 　 ∨: :.　　　＼　「¨¨¨＞　　　 〃/　 <> 　 ∨　　/∧　　　しかし。
　　　　　　　　　　　 ∨:　＼　 　}ノ ／　　　　　/ /　　　　　　　 ::､　/∧
　　　　　　　　　　 　 ∨:　　ヽ／レ'　　　　 　 / /　　　　　　　　　 ＼/∧　　忘れていませんか？



　　　　　＼ ∨　 .:　 .:　　:.　　 :.　　　　 {:.　　　　　　}￣∨　　　　　 ∨　　　 .:∨
　　　　　,--ｖ　　 {　 .i　　∨　　∨＿＿.{_　　 　 　 ,'　　　ヽ　 人ノ}　 〉　 }　　 ∨
　　　　./　 /　 　.{　 .{　　 ∨ ,／∨　　.}　 　 　 　/ 　 　 _斗＝ミ 　./ 　 :}　　　.∨
　　　 /　 ..'　　 　{:　 {:　 　 ∨　　∨　 八　　 　 ,' |　 ィ爪:::::j ﾘ ハ|'　　　,　:}＿　∨
　　∠ _ _/.| 　 　 {:　 ∨　　　{:　　 ∨__==ミ　　 八|　　,ゞ''"ﾟ￣｀ 　|　 　 ﾊ　ト､　＼ｖ
　 　 　 .:{　|　　　 :.　　∨　　 {:　 ;ｨ八::::::以ヽ、/　　　　　　　 ""　 レ}／　 /　 ＼　Ｙ ､　　　　　　──────私は、『学者』。
　　　／　Ⅵ　　　 ∨　　:..　　∨《乂少''ﾟ´　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 ,〈_∧　 }　:}　}＼
　 ／　 ／ ﾊ　　　　∨　 　＼ .∨　""　　　 　 　 .:　　　　　　　　⌒７__／　 ノ　　　 　 |＼＼　　　最初から、このシュバルツバースを『解き明かすため』
／　 ／　 　|　　　　:{∨　　:{ .＼　:. __　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /〉､　　:/　　　　　　|: /　 ＼
　 ／　　 　 |　　　　:ﾚ ∨　 {　 , ＞ ⌒　　　　　 _　　　　ｧ'　　　 ｨ |　:}　 / 　　 　 　 　/　　　　　　ここに来ている者ですよ？？？
／　　 　 　 |人　 　 {　 ∨ 八/^ 〉 ＼　　　　　　` ー　´　　　 .:: {人 '　/　　　　　　　人
　　　 　 　 .:⌒ ＼　:{　　∨　{　人　　 ＞:..　　　　　　　　　 ／:¨¨¨入 .:　　　　　　　/ 　 :.　　　　　貴方達は『未知の知的生命体に備えた者達』にすぎず、
　　　　 　 .: 　 ./　＼､　　.:　 <>　　／¨¨√:＞ｓ。　　 　 ／　 |:::／　 ｖ　 　 　 　 ／　　　::.
　　　　　 .: 　 /　　　｀ヽ .:　　　　／　　　{:::::::::}∧_＞‐＜　∧ ∨　 　 {　　　　 ／¨¨¨　ヽ、::..　　　我々こそが、本来の『シュバルツバース調査の要』。
　　　 　 .:　 ./　　　　 ／　　　／　 　 　 .{::::::/ ∨_∧__∧...∨.::　　　　|　　　イ　　　　　　 ＼:::..
　　 　 , '　 /　　 　.／__ -=＜　　　　　　 レ〈ﾌ_}{__∨._.∨_／　　　 　 .|　　　 {　　　　　　　　 ＼:.　あらゆる方法での調査をできるように集められた、天才達ですよ？

　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　　　　 　 |　　　 |　　　　`、
　　 　 　 　 　 　 /　　　/　　　| 　 　 　 　 |　　　 |　　 | 　 `、 　 `、
　　　　　　　　　/　 　 /　　 |　|　　　|　 　 | 　 |::`ト ..,,___　　`、 　 `、
　　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 |　|　　　|　　　　 八xf庁㍉x､　　` 　 　 ＼　　　　　　「貴方が知りもしない、
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　|　 　 | /:７::::{　U } )}　　 ||　　　　 ＼
　　　　　　 　 　 　 　 |　　 八　　　　　　　}r‐-{:::::乂,,ノｲﾉ　j　|| 　 j 　＜⌒　　　　理解もできず、やり方も思いつかないような
　　　　　　 　 　 　 　 | | 　 　 ＼乂__| /|/　＾　 ＾'''―‐'j＾　 ﾉ ﾉ|　 ﾉ ノ 　＼
　　　　　 　 　 　 ｜　|八 　|　 　 | 　|　　　 ＿　　　u ﾉ 　''^~￣￣^ヽ＼　　　　　『技術的に高度な方法』を使っただけです。
　　　　 　 　 }/|　｜ 　 {:.＼{＼　 |　八 　 ｆ＾-- 〉　イ／　　　　 　 　 j
　　　 　 　 　 八 从　　{:.{ .:.:.:.:.）八 ∪ ＼ ｀⌒　　 / 　　　　　　　　ノ　　　　　　　……さらには、マンセマットという識者に、
　　　 　 　 　 　 ＼｛＼ い:.:.:.:.:.:.:.: 个:.....　　 　 　 / 　 ／ 　 _､-‐＜ }
　　　　　　　　　　　＼ ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧=≦√／　　／: : : : : : ＼　　　　　　『ソレにもたらされた知識と能力』！」
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼{＼{＼＼厂Λ　/.　 　 ／.: : : / : : : :. :.}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　｛　/　　| ./:i:i∨ 　 ／.: : : : :.ｆ: : : : : : :.}



　　　　　　　　　＜＿人/ /　/　　　　　 ::.　　　　 ∨　-=ﾆ∧
　　　　　　　　　∧乂／ .:　.:　　　　　　 /＼　　 　 ∨ ﾚ乂Xv＼
　　　　　　　　 ∧.／　　'　,　　　　　 　 '　　 ＼　 　 ∨　¨¨¨｀ヽ}
　　　　　　　　〈／　　　{　.}　i　 {　　　 {　, -― ＼|　 }ﾊ 　 ＼　　＼　　　　　　　当然……ソレを『知ること』にも使うと思いませんか？
　　　　　　　 ／　　 .::　{　.}　{　 { 　 　 {　 　　　　 ∨　　.＼　　¨¨¨¨｀ヽ
　　　　 　 , '　　 　 .:　 ﾊ　}　{　 {　　　八 ィ=≠ミ ,' 人{　∨　　　＼　「　　⌒＼　主の為、主のご意思の実行の為。
　　　　　/／　　　/　 　 レ､八/^^¨¨¨　 ＼　　　／　: ＼.∨　､　　.＼＼
　　　　 ,'　　　　 .:　　　 ／ ∧ 　 　 　 :. 　 　 　 ∧　|: :　＼)　 ＼　　　⌒｀ヽ　　　それを長じて信徒の為。
　　　／　　　　イ　　　</　'　 :.　　　　　　　 　 .: ﾌ|　|: : :　　 　 　 ＼　　＼
　 ／　,'　　／ .:{　　＿＿人　　＼:. 　 ` ´　 .ｲ／ .i　 .＼: : 　　　　　　　　　＼　　　根本にある、悪魔との戦いでの勝利の為。
／ 　 / .／　　.:{／　<>　　　　　　＼ ＞＜ ／　　ﾙ､ :〉 :＼: .　　　　 　＼　　 ＼
　　 ./　　　　／　　　　　　<>　　　　∨ﾆﾆ/　　　<> ∨〉　 〈入　　　　　　　　　　｀ヽ　　　全てを総動員して調べただけですよ。
　　/　　　／　　　　　　　　　　　　　　∨ ,'　　　 　 　 ∨〉　　　｀ヽ　　　　　ｖ　　　⌒ )
　./　　／{<>　　　　　<>　　　 　 　 ／∧,＼　　　　 　 ∨〉　　　<>＼　　　　ｖ　　　　　　　貴方が戦っている間もね？使徒キリエライト。
_/　／　 ﾊ　　　　　　　　　 　 　 ／　 {//}　 ＼　　　　　∨〉　　 　 　 ＼　　　:. ＼

　　　　　　　　　　　　　|　　:|　　|　　|　　　{:.　　.:　　ﾊ　 　 }乂〉
　　　　　　　　　　　　　|　　:|　　|￣::|　　　{:.　 .ﾊ　,' 人　　:レ'
　　　　　　　　　　　　 人　 :.レｬﾃ==ｖ　 　 :.　∧／ﾚ￣i　 ∧
　　　　　　　　　　　 /　　＼　ｖ乂シ 乂＿八ｬﾃ笊㍉ .:}　　∧　　　アナタの願い、叶う事を祈っていますが。
　　　　　　　　　　　/　.:　　:{＼〉　　　　　　　　ゞシ ./:∧　 :∧
　　　　　　　 　 　 /　.: ∧　{:∧　　　　　′　 　 　 / ∧　､　:∧　　ソレは主の御命よりも優先されるかと言えば……
　　 　 　 　 　 　 /　.: 　 ∧／〈＼　　､　_ _,　 　 .::　人:∨ :＼:∧
　　　　　　　　　/　.:　　 ／　　∨.}＼　　　　 ／　／,　｀:∨　 ｀ヽ＼　　　　申し訳ありませんが、『絶対に』有り得ない。
　　　　　　　 ／　.:　　./　　〈〉　∨〈Ｙ＞‐＜'　／//　 　 :∨　 ∧＼＼
　　　　　　／ 　 .:　　/　　　　　　∨ー〔〕‐/／ ://　 　 　 :∨　 ∧　＼ｖ
　 　 　 ／ 　 ／|　　八∨　〈〉　　 ＼　 ,／　 ://　　〈〉　　 :∨　:



　　　　　 |　 {　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　/　　　＼　/　　　　}／㍉
　　　　　 | 　 ',　　 　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　　 ,ｨぅ≠㍉　)'　　　　　}厂} ｖ}
　　　　　 |　　 ＼　　 {i　　　 {i 　 　 |　　 |　 〃　,ｒ'ﾊ　ﾞｖ　}　　　　 }乂ｖ∨
　　　　　　　　　　＼　',　　　 {　　　 |ヽ　八／　　ｖjﾘ　　_/　　 　 , '乂ｖﾍ}
　　　　 　 人　　　 } )人从乂{＼人人 )'　　　 　 ー ‐　⌒)　　,／ }乂ｖⅥ　　　　　──────ですから、
　　　　　　　|＼　　}圦　　　　　　　　　 ′ 　　　　　　__／　／　　}乂ｖV{
　　　　　　　|　 ＼人__',　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒¨７　　　　{乂ｖV{　　　　　貴方が倒せず、彼が主に信仰を捧げないというのならば、
　　　　　　　|　　　 |　 ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　..:{　　　　 ∨乂ｖ{
　　　　　　　|　　　 | ,/　 ::..　　　　 　 ´　 ｀　　　　　 ／　{　　　　　 ',乂ｖ{　　　　　私が殺す他ありません。
　　　　　　　　　 　 |　　　　 :::...　　　　　　　　　 　..ｲ　　 .{　　　　　　＼八
　　　　　 　 '　　　 '　　　　　 　 ＞s｡　　　　　 ,,...::: {　 　 {　　　　　　　　　' ,　　　　そうなれば恐らく、貴方はもう彼に殺されていると思うので……
　　　　 　 /　　 ,/　 　 ／　　　_,,≧} ｀≧=≦´ 　 　{｀ヽ　{　　　　　　　　　　＼
　　 　 　,/　　 ,/　　／　　　,／　{　}∧__∧_____∧__{　　＼　　　　　 　 　 　 　 ＼　　信仰を磨き、祈りを捧げ、全力を賭して、戦ってください。
　　　　　　　　/　／　　　,／　 　 ∨∨¨,∨===∨　 ∧　　',

　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　　　　 　 |　　　 |　　　　`、
　　 　 　 　 　 　 /　　　/　　　| 　 　 　 　 |　　　 |　　 | 　 `、 　 `、：
　　　　　　　　　/　 　 /　　 |　|　　　|　 　 | 　 |::`ト ..,,___　　`、 　 `、：
　　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 |　|　　　|　　　　 八xf庁㍉x､　　` 　 　 ＼　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　|　 　 | /:７::::{　U } )}　　 ||　　　　 ＼　　　　|　　使徒、キリエライト。
　　　　　　 　 　 　 　 |　　 八　　　　　　　}r‐-{:::::乂,,ノｲﾉ　j　|| 　 j 　＜⌒　　　ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　 　 　 　 　 | | 　 　 ＼乂__| /|/　＾　 ＾'''―‐'j＾　 ﾉ ﾉ|　 ﾉ ノ 　＼：
　　　　　 　 　 　 ｜　|八 　|　 　 | 　|　　　 ＿　　　u ﾉ 　''^~￣￣^ヽ＼：　　（力……力をッ！！！！
　　　　 　 　 }/|　｜ 　 {:.＼{＼　 |　八 　 ｆ＾-- 〉　イ／　　　　 　 　 j：
　　　 　 　 　 八 从　　{:.{ .:.:.:.:.）八 ∪ ＼ ｀⌒　　 / 　　　　　　　　ノ　　　　　急いで力をつけなくては！！！
　　　 　 　 　 　 ＼｛＼ い:.:.:.:.:.:.:.: 个:.....　　 　 　 / 　 ／ 　 _､-‐＜ }：
　　　　　　　　　　　＼ ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧=≦√／　　／: : : : : : ＼　　　　何をしてでも、なんとしてでもッッ！！）
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼{＼{＼＼厂Λ　/.　 　 ／.: : : / : : : :. :.}：


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　　　　　　　　　　　　　　　 : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　 : :　　　　　　来てくれる／倒せる　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 : : .
　　　　　　　　　　　　　　　 : :　  彼が　　　『愛してくれる』　　程の、力をッ……！！　 : : .
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　　　　　　　　　　　　　　　　　{/:.:.:ｉ――---―z＿------- ―=＝ ﾆ ニ二　　　　　 　二ニ ﾆ ＝=――
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　　　　　　　　!乂jヾ芹ｦ　ﾐ＼,! i＼＼　　　　　　　　　　　　　)　　　　　（
　　　　　　　　 i / 　￣ 　　ｙ´!　!　∨　　　　　　　　　　　 ,　'´⌒`Y´⌒` ､
　　　　　　　　　!＼フ厂￣ !i ト-ゞ i　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　 　　 ＼
　　　　　　　　∧￣≪!　／＼＼:::::::i
　　　　　　　　　i＼ タ! ／´　_｀ーi　i　　　　　　　　　マンセマット……『今回の貴方』はえらく、
　　　　　　　　　iノ勹ﾍ　　/　　　く:::::i
　　　　　　　 ／／　!!　!　─=二 │::::i　　　　　　　　小賢しいのね。
　　　　　　 /升i二＝ / i　≧　　　´∨ i
　　　　　　i ト!│　 人│　　入￣─│　i　　　　　　　アナタだけは、ちゃんと準備を整えている。
　　　　　　i│i i太　/│　　　/＼＿　｀!　i
　　　　　　i i　i ┼二=!　　　＿ユ/　　　＼　　　　　　出来る限り、万全にね。
　　　　　　 ／　　ゝ≡≧／　　　　　　　　/丶
　　　　　／/ / 壬三三ミﾍ　　　　 　　　 /　丶
　　　 ／ノ　/　 /　│￣▽i　　　 　　　/:::::::::::丶
　　　≪ヘﾍ＿人＿ │　!　＼　　　　/＼:::::::::::::::丶
　　　　 /│ 　 ｀ Y　＼＿!＿ i＼　／　　 ＼:::::::::::丶
　　　　/　 i　　　　i　　　　　iクi　　　　　　　　＼:::::::丶
　　　 /:::::::i　　　　∥　　　　レﾍ　　　　　　　　　∨　丶
　　　/:::::::　ト傘傘ィi　 　　ノ! 　 ﾍ　　　　　　　　/:::::::::丶

　　　 　 　 　 　 　 　 ::.::.:|::.::.::.::/::./::.::.::.:/::.:/::.::}::／个个_、=＼
　　　　　　 　 　 /|　 |::.:/|:＼|::.|::.'::.::.::.::/::.:/::.::.'/_/==!::乂_)_彡'
　 　 　 　 　 　 //l　 |::.:ｨ冬ﾐj从/ー-:/､ /::.::./{={===ﾄ､:|＼=＼
　　　　　　　　///,　 |::.;:　じ　　　芹㍉j/::.::./::.ゝ==彡=|::　 ＼=＼
　 　 　 　 　 〈///l　 |: { 　 ′　 　 うり》|／)／／//_|=|:| ｒ-=ﾆ／
　　 　 　 　 　 '///＼:八　､　　　　｀~´　,ｒｼﾊ/////,.=/::〈==＜　　　　　まぁ、その信徒達の『前”狩り”』
　　　　 　 　 　 '//＞‐‐ ､　　 ´ 　 ,....-r-=彳///<=彳::.:| ＼==〉
　　　　　　　　 ／　‐┐＼}　ー=≦　-‐┐ /////ハ/|::.::|　　｀´　　　　　自体が万全ではないともいえるけど、
　　　_,.....　-‐/　 ノ ∪＼))＞┘¨´　_,... `//////|=|,/ :.::|
　／ニ二二/　 ＞彳::.::.::.|___／|　 　:/　///////|/ ::.::.::.|　　　　　　　　それでも、出来る限りでは最善ね。
/ニニニ二＞'"／=|::.::.::.::|/__〉＜_　:／/// -‐彳/＼::.::.::、
＼￣////// /=／:|::.::.::.::|/　|=＼＼　{/ /////////〉::.::|＼　　　　　　褒めてあげましょう。
　　"''＜////＼= 八::.::.::.:、　|==|l＼＼〉///＞'"///::.::.::|　 ＼
　　　　　〉￣/=/｀¨¨ ＼::.:.}:,.人=乂_,〉=〉_／//／∨l::.::.::.|　　　＼
.　　　　////=/: : 　 　　):/′　＼=/／/////::::::::/ l::.::.::.|　　　　 ＼
─────────────────────────────────────────
.　　　　　 |::::::::::::::::::::|　　　　 V:::::::::::::::} :::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::√.}:::::::::::イ
.　　 　 　 ⌒ｌ:::::::::::::::|_　　　　 ∨::::::::::/::::: |＼::::::::::::::::::|､::::::::::,'^l |:::＜
　　　　　 　 ,::::::::::::::::} ｀''‐-､､,,,_ヽ::::::/:::::::::|‐''"ﾄ:::ﾄ､::::::| ＼:::::{.ｲ/::::',
.　　　　　　ﾑイ',:::::::::ﾍ ｬ'''zzzzx｀ }::/＼:::::::笊芯ﾊ¨ﾂヽ|　　7__.ｲ::::::::',　　　（僕らの仲間達をマグネタイトに変えた……か。
　　　　　　　　　Vl:::::::ﾍ `　Vツ ` j'　 　`''ｘ:､ゞ-''´　　　　　/:::::ト､::::::',
　 　 　 　 　 　 　 }::::::::::',　　　　　　l　　　　　　　　　　　　∧:::::}　 ｀¨¨　　　元のライトニング号のクルーに、ジャック部隊基地で連れて行った生き残り、
　　　　　　　　　 ノ＿__::::',　　 　 　 |　　　　　　　　　 　　/:〉 V:乂
　　　　　　　　　　　　　}::∧　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ:〃　 ',⌒　　　　　　それに……『マーヤーの戦場』で得た、
　　　　　　　　　　　　　'´　 h､　　　　　　　__　　　　ィ:.／　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　` ､　 ´ ￣　　 　 .イ:.／ 　 　 　 　 }､　　　　　レッドスプライト号からの信徒達、か……。）

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,､...::''"´:::::::::::::::｀"''＜　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ヽ　_ -_=_=_ｧ
　　　　　　　　　　　　／"´::::::/:::::::::: ',:::::＼::::::::::ヽ／-￣=_=_={
　　 　 　 　 　 　 　 /::::: /:::/:!::::|::::::::: ',:::::::::',｀`:::/＼=_=_=_=_=.＼
　　　　　　　　　　　|::::::/:::/:: !::::| :: |::::::',:::::::::',ー:{=_=｀`ー―＜´-=_=-
　　　　　　　　　　　|:::: |::::| :: |:::::',::::| :::: |:::::::: |:／＼=_=_=_=_=_=>　 ＼=＼
　　　　　　　　　　　|:::: |::::|＼|:::::::',::|＿,,|､､ :|:|::／|/ヽ=_=_=_=_/　　　/_=_/　　　　ええ、その通りよ。
　　　　　　　　　　　|:::: |:::ァﾃミ､::: ',| 抖羔ミ|:|___:::{_=_|￣ -=-＿_ 　 ＼_/
　　　　　　　　　　　|: 从{ヾ乂ｿ ヾ⌒　V(ソ)〉./＾ヽ＼∧_=_=_=_=_=_=_-_　　　　　でもこれも決まっていたこと。
　　　　　　　　　　 /::::::/ﾊ　　　 ,　　　　　　　>／ :::/=∧￣￣￣ヽ_=_＼',
　　　　-==ﾆﾆ=-./::::::/ .八　　　　　　　　γ´::::::::::/二=∧::＼　 　 ￣ヽ=　　　　加速せずとも、後でこうなっていた。
　　　￣-=ﾆ二=/::::::/二ﾆ=＼　`　　　　イ　{二ﾆ/二二=/:::::::::ー―――
　　　　　＼ﾆﾆ/:::／二二二ﾆ＞‐=ﾆ ''"´　　>ﾆ/二二=/:::::::::::::＼ :::::::::::::　　　　変わりはしないわ。
　　　　　　 ヽ/／二二二二ﾆﾆン {　|　 　 /|ﾆ/二二=/::＼＼:::::::::::::::::::::
　　 　 　 　 /{ ＼二ﾆﾆ==- "´￣/7＼　 / .i./二二ﾆ=- _:: ＼＼::::::::::::::::::



　　.　　　　 　 '/::::::::::::::::::::!.:::::::ﾄ、::::!:::::::::::::::::::::::|:::::::|:::::::::|::::|弋》＼
　　　　　　　　|:::::::::|::::::::::::!:::::::::|:::::斗:::::::::::::::ｰ}::┼卜ｌ::::::::| 彡 |ﾏ　¨＼
　　　　　　　　|::::.::::|::::::::＼!::／|＼八::::::::::::::: ﾊノ　|丿｀}メ: 彡 }__:::::／
　　　　　　　　|.:::::|:::::::::::: | ＼_jｚ≦　＼　　/ 　示⌒`≪ |:::::/　| ＼|
　.　 　 　 　　|:::::{:.::::::: .V　≠⌒７l　　 ヽ/　　 | ト-ﾘｊ　》　/ﾍ|　|　　　　　　　…………。
　　　 　　 　 | ::::从:::::::::|〃 {ト-りｊ_　　　 　 　 ゞｰ＜ .'　ｲｿ/.|　|＼
　　　 　　　 | ／// }::::从 ゝ ＞''". . 　 　.:　　 : : : : : : :　}丿 |　| //＼
　　　　　　／.////|:::::::::::∧　: : : : : : :　　′　　　　　　 ｲ'//⌒/////＼
　　　　／////// |:::::::::::′ﾍ　 　 　 　 　 _　　 　 　 , '///////////// ＼
　　　　(,ﾍ ＼///, |:::::::::::::::: 个　_　 　 　 ⌒ 　 　 ／＼　/////// ／ヘ＜
　..　／／|//＼　/　 /／ 　,ﾘ　　{＞． _　　　,..イﾘ.　　 ＼//// ／/////}
　／////j/////::::::::::::::::::::/　　　＼ヽ 　￣ 　// 　 　 　　＼／/////// |
. | ////′// ,ﾑ::::::::::::::::::::ｉ＼　　　 　 ＼x 　　〃 ／　　　／　ヽ //////|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 __　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,┌‐┐＞､　　　　　　　　　　　　　　　　　　....|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:i人__ﾉ:i:i:i:i:i`､　　　　　　　　　　　　　　　　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:i/:i:iV/:i:i｀ヽi/7　　　　　　　　　　　　　　　　　..|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {乂:i:i:i:V/:i:i:i:i:乂__　　　　　　　　　　。　　　　 　 |　ｺﾞﾎﾟﾎﾟﾝ……
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 Υ{:i:i:i:i:V/:i:i:i:Υヽi＼　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　 _／i圦:i:i:i:i:V/:i:i:/.:.:〔:i:i:i:｀ヽ､　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　 グェイラ、次の準備に取り掛かります。
　　　　　　　　 　 　 　 ,､イ「l{:i:i:i:i〕＼:i:i:V:i:/.:/.:〔:i:i:i:i:i:}l:i:｀`～､、　　　　　　　　|
　　　　　　　　　 　 ／i:i:i:i:i:i:l{:i:i:i:i:〕.:.:.｀¨¨´.:.'.:./〔:i:i:i:i:i:}l:i:i:i:i:i:i:i:i:iト､　　　　　　 .|　　　　　　 医療班から受け取っている各員のカートリッジの確認です。
　Ｏ　　　 　 　 　 /ｉ:j{i:i:i:i:i:i:i:l{:i:i:i:i:i〕.:｀丶、.:／.:.〔:i:i:i:i:i:}l:i:i:i:i:i:i:i:iΛ/,　　　　　.....|
　　。　　　　　　/:i:i八:i:i:i:i:i:i:l{:i:i:i:i:i:〕.:.:.:.:____.:.:.:.:〔:i:i:i:i:i:}l:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:/,　　　　　 .|
　　　　 　 　 　 {:i:/:i:∧:i:i:i:i:i:l{:i:i:i:i:i:〕.:.:r{｣｣_ﾄ､.:.〔:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:/,　　　　.....|
　　　　　　　 　 〉:i:i:/:i∧:i:i:i:i:i＼:i:i:i:〕/ 乂_ﾉΛ:〔:i,､ -‐- ､:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:/,　　　　　|
　　　　　　　　/:i:i:i:i:i:/i:i:＼:i:i:i:i:i:i厂/　　　　,､＜///////｀ヽ、:i:i:i:i:ｉ:ｉ/,　　　　 .|
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　　　　　　　　　　　|:::: |:::ァﾃミ､::: ',| 抖羔ミ|:|___:::{_=_|￣ -=-＿_ 　 ＼_/　　　　　…………。
　　　　　　　　　　　|: 从{ヾ乂ｿ ヾ⌒　V(ソ)〉./＾ヽ＼∧_=_=_=_=_=_=_-_
　　　　　　　　　　 /::::::/ﾊ　　　 ,　　　　　　　>／ :::/=∧￣￣￣ヽ_=_＼',
　　　　-==ﾆﾆ=-./::::::/ .八　　　　　　　　γ´::::::::::/二=∧::＼　 　 ￣ヽ=
　　　￣-=ﾆ二=/::::::/二ﾆ=＼　`　　　　イ　{二ﾆ/二二=/:::::::::ー―――
　　　　　＼ﾆﾆ/:::／二二二ﾆ＞‐=ﾆ ''"´　　>ﾆ/二二=/:::::::::::::＼ :::::::::::::
　　　　　　 ヽ/／二二二二ﾆﾆン {　|　 　 /|ﾆ/二二=/::＼＼:::::::::::::::::::::



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　　　　 _ノ///／////／／／彡彡／／／／／ﾉｿ |人ヽ
　　　　　フソノ／//／／イ／////／／／i（ |!// ﾊｌ　 ））
　　　　　/フイ／（／//／ノ／/／ノl// 　 |! /_,,..ｨ　',　'"
　　　　ノｿ//／/ﾊ／ノ／彡彡ｿ/　 ヾ! 　 　 "　__!　 ,!
　　　　ﾌﾊ/i|）//ハ//／/"ヽ彡i　　　　　　 ｨ''"!Tﾞ　 i
　 　 　 　 ｿ|ﾉ/／//ノ/;!i ヾヽi!i|　 　 　 　 　 ｀ ゞ'　　',
　　　　　　iソｿﾊi !|ｿ/ハV（"i |ﾐ　　　　　　 　 　 　 　 ヽ　　　　　貴方が私の……曽祖父だからです。
　　　　　 "ﾍｿ|ハiｿ/i ﾊﾍヾ、ﾞ iﾐ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 >
　　　　　　　 ゞｿﾊｿ/i i|ﾍゞ＼ｊ "　　　　 　 　 　 　 -,.　'　　　　　　岡部　倫太郎博士。
　　　　　　　　 iｿﾉハ!iソ!ﾘ':::::::::!　　　　 　 　 　 ＿ ｊ
　　　　　　　ヽJｲｿ/ﾉiｿソ:::::::::::|; ,　　　　　　 '''ー'"）
　　　　　　　　　!ｲ/ｿ":::::::::::::::i　ヾ : .,　　　　　　　 i
　　　　　　　　 "!ｿﾘ::::::::::::::::::::i::::::::::::::::＞　、 　 　.:|
　　　　　　　　 /" ヽ、::::::::::::::::i::::::::::::::::::／　｀ 　 :ノ
　 　 　 　 　 /:::::::::::::::ヽ、:::::::::::i:::::::::::::::i
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　　　　　　　　 ,イ´:::::::::::_, -‐'⌒｀ミヾ､/:::::/ﾍ:i:i,ｨ::ﾉ,ﾍ:::::i/ﾚ'
　　　　　　　 '´￣/:::::‐'´:::,ｨ彡三ミヾ､iiヾ､ii､､NiヾY,ﾍi,ｨ,,'彡ﾆｭ､
　　　　　　　　_,-"7::::,彡/:彡,ｨ三　　 i 　 ii　　 ii　　 }i　|､::､ヽ｀ヽ､
　　　　　　　　　,=ｲ彡ｨ/;三,彡三　　 i　　ii　　　i　　ﾘ　ｉ:::,ｨﾄ､i
　　　　　　　　　　 |:,-‐､三三彡　　　i　　 i　　　i　 /　 |:/ﾞ}i }i
　　　　　　　　　　ﾉ:{ ⌒ヽミj 　　　 ￣二=ｪ,,,,,,, ﾉ ',,,ｨ'"7:{ / /
　　　　　　　　 -'´jﾍ　/,｀ ミ　　　　 fモ;ﾃヽ.:::::::::::泛ﾌ/ﾘヽ
　　　　　　　　　 /'´}ﾍゝ_, ミ　　　　 　 　 "":::::::i ﾞﾞ　/　　　　　なんでダルがッ……！！
　　　　　　　　　　　j::::ゝ-i ﾐ　　　　　　　　　　　i　 /
　　　　　　　　　-‐'´|::::|　 ､　　　　　u　 　 　 _ ノ /　　　　　　皆がああなって！！！
　　　　　　　　　　 __ﾞ从　　＼.　　　　　, --　,　 /
　　　　　　　 　 ,イ　7.　　　　 ＼　　　ゝ-―'　/　　　　　　　　俺達だけが助けられたんだ！！
　　　　　　　 /"　ﾑﾉ　　 i　　　　＼　　　, ", /
　　　　　 _,イ　　 {´ 　 　 i　　　　　 ｀ﾌ‐＋‐'　　　　　　　　　　ここに来る前からの友人までッ……！！
　　　．＜　,'　　 ,'　　　　 i　　　　　/　　＼｀ヽ､_
．＜　　　 ,'　 　 |　　　　　i　　　 ノ　ヽ　　 ＼　 ｀≧‐-
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　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　/｀ｨ‐": : ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 /＞／ : : }: :i: :', ヽ
.　　　　　　 　 　 　 ___>ノ'..: : : :.,' . }: : }: :}
　　　　　　　　 ／ｨ´　 /i{..: : : :.,': :,': :.ﾘ}ﾊ'
.　　　　　　 　 {'" ,. 彡ｲ.}: : : : ,': :,'.: : ﾊ,i ﾍ　　　　　　信徒がマグネタイトになった事を伝えるのは……酷よね。
　　　　　 　 　 　 V　　/: : /. ,': :,': : /=ﾐ', :ﾍ
　　　　　　　　　　　　/: : /: :,': :,': :./-=ミﾍ :ﾍ　　　　だけど、彼は私を作ったボンドルドの、
.　　　　　　 　 　 　 ｲ: : /: :/: / : /ﾆﾆニﾑﾍ :ﾍ
.　　　　　　 　 　 ,ｲ: : ｲ.: :/: /: :./}ﾆﾆﾆﾆﾆ》ﾍ: :ﾍ　　　　少し上のお父さん。
　　　　　　　　,.ｲ: :, ｲ: : / /: : /=ﾘﾆﾆﾆﾆﾆ≧ﾍ : ﾍ
. 　 　 　 　 ／: : ｲ: : :./.:./: : ﾊニVﾆﾆﾆﾆツ} . ﾍ: :.ﾍ　　　　信徒達の友人であり、仲間。
　　　　　／: :／ : : ／ ,ｲ　/:/ﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ{ﾆ{　　', : : }
　　　 イ: : ／: : ／,': :/.:.:./:/ﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ〉 !　　 } : ,'　　　　辛いコトを知る必要はないけれど。
　.イ: : :.／.: : :.ｲ /: :/: : / /ﾆﾘ　}ﾆﾆ{ﾆﾆﾆ》_!.　 ,',':ｲ
.: : : :.／.:.:／/: :/: : : :./ : ∧/__{ﾆニﾑ.ﾆﾆﾆ', ｀ヽｲ
: : ／: :／.:./: :/.: :,' . ,': : ,' ,ｲﾆﾆﾆﾆニﾍﾆﾆﾊﾆ＝'

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿ _
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 , ｨﾟ¨　 　　　　｀ヽ,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /７　　　　　　　　　>
　　　　　　　 　 　 　 　 　 _∠ ' _,,..　-─ ─-　.,,.._  >、　　 　 　 　 ｎ 00　 ＿_　　　　_　　　　_　　　　_　　__
　　　　　　 　 　 　 　 　 ,　''"´ ......:.:.:.:.:......　　　　  ｀　 ､ ､　　　　,⊆ ⊇､　 コ L　 ,ノ /　　,ノ /　　,ノ /　└┘/7　　　[][]「l　　Ｏ　Ｏ　Ｏ
　 　 　 　 　 　 　 　 ,. 'ﾞ ﾞ　......._ ... , .  -──-　､　_　　　｀ .､ 　　 ￣U￣　 ￣￣ └1_|　 └1_|　 └1_|　 　 ＜ノ　　　　 くノ
　　　　　　　　　　／ ／　, .'. ´ ......　　　　 :.:...　　　｀丶､　　  ＼
　　　　　　　　  , ´ 　{  ／　 :...........　　　　　:(::::..　　　 　 ＼　  < `.､
　　　　　　　 / {, ,. ´　　  . :.:.:.:.. ,,.. -──-.:. 、 ::.... .　　　 ヽ、  ；ヽ
　　　　　 　 ,'　 i  /　 .　　　　,. .´　　　　 _ ...:: .: 丶、 ..:.　　　  ヽ } ｀．
　　　　　　 i　　  ,′　　 ＼ ／　  ﾞ :..､ .て: : :~: ｰ､; .:. ヽ 　　　　  ｀, 　　 i　　 　 ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
　　　　　　ｉ　　  ,'　　　 　 /　　　 /ﾐγｰ;;;,,ｰ､ ........::.:.:',　　　　　 ',　　 l　　  : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : .
　　　　　 |　　  l i　　　　 i'　　　 _,{...ξ...;.;.;.;;.;.;.;,.,....,,.. :  l　　　  ∧ !　　 |　　 : :　  せめて、ほんの少しだけ思い出させる事くらいは、　　　  : : .
　　　　　  |　　  | ．　　　 l　　 ,:.:.:.:::...,{ヾノ､ﾉ､ﾉ､入ｰ､ｊ､}　　　 ∧| |　  ｜　 : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : .
　　　　　 |　　  l　 γ～  !ﾏﾃﾃﾃﾏヽ.:. . . .. .:. : : : : :｀.ｙ､ !>‐‐ ∧/ l　　 |　　 : :　  させてあげましょう。　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 : : .
　　　　　　l　　 l  vヾ,　　 ', 　　 ∨/ . .::. : : : : : : :.. _< ,'）　　 ! 7  !　　 l　　  : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 : : .
　　　 　 　 !　　 ', ∨　）　}､､  ） _人: . . .: .. :_ - ￣　 /  　　 」v ,′　 ,!　　　 : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
　　　　　 　 ',　 丶 （　(　 ゝ、 ＼ >.:_‐<＠　　　 ／　　　 {  /　　 ,'
　　　　 　 　 ヽ　　 ｀､ {　{　ｒｲ　 ｀ ｰ-　_＿_　-‐ ´　 　 　 　 ,.' 1　 /　 ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
　　　　　　　　 `.､　　 ＼{　 <≧ﾍ/　　　　　　 　 　 　 　 ／　 !  , '　 : :　　  分岐に乱れが出ない程度に。　　　  : : .
　　　　　　　　　　＼ ｌｪ 丶､ ｚｚ┤　 __,,,...＿　　　 　 , _ ´  ＝／　　  : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
　　　　　　　　　　　  ` ､  ＿ ｀ ー　...　＿_  _...　－ ' ´ 　 ,　´  」
　　　　　 　 　 　 　 「　 ｀丶､.　　　├―.....┘　　　 ,　''"　 　 」
　　　　　 　 　 　 　 」　　 └ ｀`''　ｰ-- --‐　'''"´ 　　　ﾞ亡√
　　　　　 　 　 　 　 」　　　　　　　　　　　　　 〃　c))　　　7
　　　　　 　 　 　 　 」ｖｎ　　　　　　　　　　　　ゞ_ノノ　℃)７
　　　　 　 　 　 　 　 「ﾞ^'　　　　　　　　　　　　　　　　　　7
　　　　　　 　 　 　 　 ｀￣‐＝＝=＝＝＝＝＝┴＝==‐ ′

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ィ━━‐- ､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　.|　　 l　　 l',
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∥‐-!　　.!-‐￢',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∥ﾆ二＿_二ﾆイﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧{、　 |　 l　　 ﾉ|/l　　　　……ボンドルドさん！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　| ∧:、/「　|ヽ /uｲ´|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _>､」｀＼l___!／´lﾉ∠-､
　　　　　　　　　　　　　　　__／7 / ＼ /´　ヽ／´／⌒ヽ　　　　アメ……じゃない！サムの『ＢＢ』が！！！
　　　　　　　　　　　　,.｡*'"/ /7¨'＿＿`ー＜'7 77=-､／/､＼
　　　　　　　　　　　/　　 /|/ユ'´/　　　 .7ｰ＜￣｀l:::/:::::l.　＼＼
　 　 　 　 　 　 　 /| 　 ./:/　.∥ !　　 　 l　 !　　｀ヾ::!::::: |o　　| r､
　　　　　　　　　 ／ヽ／:::{　 ∥ .!　　 　 l　 |　　　　|l::::::::＼　 |_l　〉、
　　　　　　　　 /　　 ∨::::へ .!|　|　　　　|　 |　　　　||:::::::::::::｀ｱ　ﾏヾ〉
　　 　 　 　 　 |　　／ ／:::＼>､_|　　　　|　 |　 ,.｡*'"＼::::::::::〈. 　 ∨ﾍ
　　　　　　　　 ７「　 /＼::::ヽ'＼＼二二二「￣　|||ヽ::::::＼::::::.＼＿∨ﾊ



　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　　　　　　　＿＿__
　　　　　　　　　　　　　　／_:::::ｉ　　-　二三――- ヽ､_
　　　　　　　　　　　　　 i::/ _i::::|′／--　　　_＿ヽ:::丶::｀ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 j::jｲｱ:::j_ /　　　　.:::::::::::::::￣ｰ::::}―┴‐-､
　　　　　 　 　 　 　 　 /:::{/:::::: ｏ｀ヽ､ ／o:::::::::-=二-――<::::ﾉ¨´
　　　 　 　 　 　 　 　 ,::ｨ::::i-―- ､　ｏ＼　 ／示ミヽ::x＜二ﾉ´~二ヽ-‐
　　　　　　　　　　　　j　ｉ:::j　　　　 ヽ　　Y //ィiｲム ｉ二ニ/_斗／
　　　　　　　　　　 　 ｉ　|:::ｌ　　　　　/.::::://={ i!ゝ／ｨlﾆ_-ｲi::::::::j　　　　　（アクティブレーダー……？
　　　　　　　 　 　 　 |　|:::{　　　　 ,′:::j! {ﾆゝ=ﾆ＝‐}二//:::::::′
　　　　　　　 　 　 　 !　|:::l　　 　 /i:::::::乂_ｰ-ﾆ二二ﾆ¨ノ:::::::::′　　　　　いえ、アレはあくまでサム達の装備に付いているモノであって、
　 　 　 　 　 　 　 　 {　 !:::ｌ　　／:::乂_::::::::::￣ ｉ{￣￣::::::::::::,斗
　　　　　　　　　　　 ‘，‘，::， {::::::.:.:.:.:.:.:.￣} o ｌ!-..― 77／　|　　　　　　　この『波長』は……『ＢＢ』が自力で出している？）
　　　　　　 　 　 　 　 ‘，‘，::，!:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ　 ｌ}::::::///′　 .|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ‘，‘，:::，::::::.:.:.:.:.:.:.:ﾉο}ゝ'///　　／.|
　　　　　　　　　　　　　　 ＼＼:::＼:::::.:.:.／　／////　 ／／.!　　　　　『ＢＢ』、どうかしましたか？
　　　　　　　　　　　　　　　　＼＼:::＼/　 ／///／:　/／ ／|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼::::} ////／:::　ノ/　/:.:.:.:ｌ　　　　　何かありましたか？？？
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヾ〈＞'入／／::-二-‐′:.:.:.:',
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (ｰ-／:::／:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:∧

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,-､.／.: : : :. :.＞､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {:::ｿ.: : : : : : : :. :. :.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉': : : : : : : : : : : : : ﾊ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : :.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: : : : : : : : : : : : : : : :.ﾘ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ｲ.: : : : : : : : : : : : : :. :.ﾊ!
　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ｲ: : : : : : : : : : : : : : : :.､{
　　　　　　　　　　　　 　 ／.: : : : : : : : : : : : : : :. :.ﾊ
　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}─＜､
　　　　　　　　　　 ／.: : : : : : : : : : : : : : : : : :. :./ﾆﾆﾆ＞＞
　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :{ﾆﾆ／''"



　　　　　　　　　 　 　 ＿＿_
.　　　　　　　 　 ＞''´: : : : : : ｀''＜
.　　　 　 　 　 , : : : : : : : :　_:,､: : : :ヽ＿＿
　 　 　 　 　 /: : _|^'㍉: : :/::::::ヽ::::::::::::::::::::/
　 　 　 　 　 { : |: |｀ヽ ﾐ: :|::::::::::::',:::::::::::::∠__　　　　　何てことは無いわ？
　　　　 　 　 _ソlｨzx　 }汽',::::::::::::ヽ‐＜::::::::::＼
　 　 　 　 　 |　　" 　　'ｿ }:}:::::::＞‐`　　￣￣ヽ､　　　サムと繋がれていない間、暇だったから、
　　　　　　　 l ﾔzzzzzxイ: :￣{::＼:_:_:_:ヽ＿
　　　　 　 　 ﾍ._Vニニﾆ圦: : : ￣＼:::::::::::::::＞　　　　腕を伸ばして、外に触れただけ。
.　　　　　　,,､､､､lニニニニ| : : : : : : : :｀ヾ/＼
.　　　　　 lﾆﾆ＼二≧=-二|: : : :: : : : : : : : : : :` ､　　　外の『粒子』を、振るわせたかったから振るわせただけよ。
.　　 　 　 |二ﾆﾆ＼ニニニﾊ : : : : : : : : : : : : : : : :｀'＜
.　　　 zzz|ニニニﾆヽニニ二､ : : : : : : : : : : : : : : : : : : ｀''～､、　　　　　少し強引にね。
　　　∥　 寸ニニニﾆ∨ニニﾍ : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＞､: : ｀''＜
　　　 ゞ=ｱ　V|　　∨ニ∨ニﾆﾆ＼ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :` ､: : : :｀　､
.　 　 〃/　　 l)h､_./二ﾆ∨ニニﾆ=＼: : : : : ＼ : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : ` ､

　(＼ヽ　　　　　　　　　___
⌒＼＼　　　　／:i:i:i:i:i:i:i:i:｀丶「＼
:i:i:i:i:i∨⌒＼_/:i:ir===ミx:i:i:i:i:i:}}h､}
:i:i:i:i:i:i}r=ミx(:i:i:i:i:i:i:ヽ⌒ヽ:i:i:i:i:i:i:i:i}
:i:i:i:i:i:i}(_)⌒ヽ:i:i:i:i:iノ:i:i:i:i}}:i:i:i:i:i:i:ir}
:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:ﾑV :i:i:i:i:i:i:∥:i:i:i:i:i:i; ′　　　　　おやおや、そうでしたか。
:i:i:／ﾑi:i:i:i:i:i:i:ﾑゝ===彡/ i:i:i:i:i//
イ:i:i:i:iﾑ:i:i:i:i:i:i:i:}V乂:i:i:〈:i:i:i:i:i://　　　　　　　して、粒子を振るわせて、何がしたかったのか……
:i:i:i:i:i:i:i:ﾑ⌒rヽ:i:i:＼:i:rミ＼／ '
:i:i:i:i:i:i:i:i ﾑ:i{{ }}:i:i:i:i:i＼) ヽイ　　　　　　　　お教え願えますか？興味があります。
:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iﾑゝ':i:i:i:i:i:i:i〈



　　　　　　　　　　　　　　 ＞:'':´￣ ｀: :'' : ＜
　　　　　　　　 　 　 　 ／:/: : : / : : : : : :卜､:ヽ
　　　　　　　　　　　 , : : :/: : : /: : : : : : : : : : ヾ:∨
　　　 　 　 　 　 　 //: : ′: :/:|:l: : : : |: |, : : ミx=ミ
　　　　　　　　　　∥′:l:‐-:/､:|:l : : : ﾊ | ㍉:=:/::::ﾄ::ヽ
.　　　　　 　 　 　 {ｌ.|: : ｌ: |:/ 　 |:l: : :|:ｌ''⌒ヽ ﾏ:::::: |::::::::∨
　　　　 　 　 　 　 ! |: : Ⅳl{_　､从: : !ｨzzｚｚｘ |::::::::|､:::::::/　　　　　秘密よ。
.　　　　　　 　 　 　 |:ｌ从,｀¨¨''　　ヽ:{　ﾋ勿.ｲ l;;;;;;;｣|＼/:､
.　　　　　　 　 　 　 | : : l　　　　:l　　 　""　/ﾄ､＿:|:::| V∧
.　　　　　　 　 　 　 | : : ﾍ.　 r‐. .､､、　　 .ｲ､: l : :|::::::|　V∧　　　だってこれはただの……。
　　　　　　　 　 　 /| : : :|:.＼ ゝ: :_:ノ . ィ´／:. l. :.|::::::|ニ7⌒
.　　　　　　 　 　 //| : : :|: l :｣ >､.｡＜/ ./: :＞'＾ﾆ|::::::|ﾆ/
　　　　　　　 　 // .| : : :|／Vr―‐ 'ﾞ　/ ﾋ:二ニﾆ|/ﾆ=/
　　　　　_　.-==＞‐|: : :ﾘﾆﾆ{二｀´　 /､　／´￣ ﾊﾆﾆl
.　　 x＜二ﾆﾆ/　 ,ｲ: ／ /:/ ､,　 　 ,-､::ヽ.　　 /　ﾔﾆl
　／ﾆニニ二{ヽ,ｲ: :/　 /:/ﾌ:ハ 　 ∧　ヽ::ヽ.i/　　 |ﾆ',
　⌒''＜ニニ:l./: : :∧∨:/: : {　 　 ﾊ::ﾍ　ﾉ::;ハ　 　 'Vｶ
.　　　　　寸=/: : :/　ゝ:_:／　l､　ノ　V:::::イ　　ヽ　/／{:∨

────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　/: : : : :ﾊ}ー'_ }｀ イ: : : :∧　　　丶
　　　　　　　　　　　　 }从: :ﾊ 　 =ﾆ 　 从: : : ::ﾊ　　　　　、
　　　　　　　　　　　　　　 /　ゝ　　　イ　{ ＞-:=ﾍ
　　　　　　　　　　　　　＜＼　}_::.　_ノ´. : : : : : : ::}　　　　　,ﾍ
　　　　　　　　_ ｡r≦　　 　　 ￣ ￣　 　-=: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　}::　　　　ノ: : : : : {　　　　　　 }
　　　　　 /　　　 {/　　　　　 -=二　　　: : : : /　　ﾊ　　　＿ ノ
　　　　　 }　　　　　　　　, ´　 ＿:.. :　　　　　　　/　ゝ￣:　フ
　　　　 /　　　　 {:... ,　　- 二: : : : : : : ミ　　　　　 /´ ￣
.　　　 /　　　　　　　　　:__　　　　　　　　ヽ: : : : : :{
　　　 ﾄ　　　　　}: /　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ}
　　　 ,　＼＿_　ﾘ　　　　　　　　　 ＿　　　　　　　::.
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　　|:　 　 |　　 ::::::::::::|　　　　　 ＿__　　　　　　　　　　　　　　　　.　.　.　. . . . . . . . . : : : : : : : : : : : : : : : :
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　　|::　　_|_..　-:::::::::::|　　　　　/´"'Ｙ´ |　 　 |　　　　　　 __-┐　　　　　　　　　　　.　.　.　. . . . : : : : : : : :
　_..|::-::::::|::. . .:: :::::::::|.　　　　/〉　　|￣|‐--‐|　　　　 　 .|¨|::::|＿_,,.．-ｩｩｧ‐ｧ￢ｉ　　　　　　.　.　.　. . . . . .　　　　【ミレニアム部隊前線基地　一室】
:::::::|:::::::ノ|~¨´""´￣|〈＼/7// /〉 :|: : |.:.:.:.:. |　　 　 ,.‐-:|: |／／／／／／ ／アァｰ-　_　　　　　　　. . . .
⌒ﾞ|¨゛: : |: : : : : : :.:.:| :ト「]Ｖ/_//　:|: : |.:.:.:.:. |　　 ／　　.|: |‐ |‐ |¨:|¨|￣|／ ／／／／／|
: : :|: : : _」＿_______,ノ ﾉ｀¨¨¨´(⌒ヽ|: : |.:.:.:.:. |　　|二ﾆ=-|: | : | : |: :|: |: : |￣|--ｔ__／／.:.:.:|
: : :|: :ノ　　　　　_　- {::... 　 .:::::_) /|: : |.:.: ．冖￢ｰ-　 __|: | : | : |: :|: |: : |: : |: : | :|¨|.:.:.:. :. |
｀¨¨´　　　 _ -ﾆ￣　.乂┌‐ー‐┐::::￣└=ﾆ,,__　　　　 :|: | : | : |: :|: |: : |: : |: : | :|: |.:.:.:／¨ﾆ=-　　__
　　　_ ‐ﾆ￣　　　 　 　 :|｢￣￣||　 : : ::::|二二二ﾆ=‐- |: | : | : |: :|: |: : |: : |: : | :|: |:∠..__:::::::::::::::: ／|
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　　　　　　　　　　　　　 lﾆﾆﾆﾆﾆl　　 . . . : : : : : : : : :.:.:|:_| : | : |: :|: |: : |: : |: : | :|: |.:| ｉ ||￣¨¨"|:|:::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 . . : : : .:.:.:.:￣¨¨冖ｰ- ⊥__|＿| :|: |_j~¨| ￣¨¨¨::|:::::::|__
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.　　　　　　 　 γ´　｀ヽ_, '´　｀ヽ　　　　　　　／／ﾆ=-　　_　 . . . : : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.　　　　　　　 ∧　　　 八　　　∧、　　　　／／ __ 　. . : : ⌒ﾆ=-　　__　　. . . : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.

　　　　　　　　_＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ
　　　　　　 　 ア:::::::::::::::::::::ｲ::::::::r::::::ﾍ:;;;;::::く⌒　　　  ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : .
　　　 　 　 　 Z:::::::/::::::rr´Τ￣|!￣´ |　!}:::::ヽ　　 : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　ﾉｨ:/::::::::ｱ{　│　 {　 　 } ﾉ i:::::ﾊ　　 : :　　 お節介にすぎないから。　  : : .
　　　　　　　　　{::::::::::::z 　 ＿_⊥,,　 'r＝ !::|　　　 : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : .
　　　　　　　　　イ:::::::::l　 ´rﾋzﾃﾞ　　ｲtﾃ ﾊﾘ　　 　 : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :
　　　 　 　 　 　 从⌒､l　　　　　　　|　　 l
　　　　　　　　　　 ヽ　ﾍ　　　　　　, 〉 　 ′　　　　　────────ダル？
　　　　　　　　　　　 ｀ｰヽ　　　　＿ _　 /
　　　　　　　　　　　　　从 ､　　　　,　 /　　　　　　　……なんだ？
　　　　　　　　　　　　　 ﾙ　 ヽ　__;_;_'ｲ
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　├ ､　　　　　　なんだ……今の。
　　　　　　　　　　 　 　 / j　　　　/　 H　ヽ__
　　　　　 　 　 　 　 ／/　/　　　/　 　 |　　l ＼
　　　　　＿＿　-‐　／　/　　　　　　／!　　V　　 ‐-　＿＿
　　　／　　　　　 ／ 　 ∧､＿＿_ ／//|　　 V　　　　　　　 ＼

　　　　　　}|　＼::::::::::::::::::::::::::::／　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　 　 　 /:|　　　丶:::::::::::::::／　　　　　　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
　　 　 　 ゞ|　　／ /￣/￣　　　　　　　＿_/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　 　 　 | 　 {　 { 　 {　　　　　　　　　彡==ミ:::::::::::／￣｀ヽ::::::::′
　　　 　 　 ﾄ､　|　 |　　 ＼　　　　　 　 　 　 　 }:::::::::｝ ／ 　 |:::::/
　　　　　　 `　㍉、　　{　 　 ＿__／￣￣　　　 {::::::::, 〈:... }　 ｌ::∧
　 　 　 　 　 | 弋ｯ＼　ゝ イ㌃vｯ‐ ､　　　　　　):::::〈　ﾉ: 　 /:::}}∧　　　　　……どうしたんだ？
　　　　　　　 　　　　|　　　　＼..　　　-==　　　ヾ::::::} ゝ ／}::ノj:::∧
　　　　　　　ｨ}　　　 |　　　　　　　　　　 ￣　　　リノr‐ ′ ´／:::::::::.　　　　倫太郎。
　　　　　 ／〈〉:、　 ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 ／::::.:.:.:.:::::::.
　　 　 ／:.:.:.:／ﾑ　＼＿.:^　　　　　　　　　　　　 　 ′ ｲ::::.:.:.:.:.:.:.:.:.::::ﾄ､
　　　/:〈〉: ｲ二ﾆﾑ 　　 ､＿__ 　 　 　 　 　 　 　 ／／::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|ﾆ}
　 　 ∨:.:/ニニニム　　ゝ ＿_＞　　　　　 　 ／／::: ィ ~|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノﾆﾑ
　　　 |∨二二ニニ∧　　 --　　　 　　 　 ／ｲ::::::／　〈〉|:.:.:.:.:.:.:.:／三三ｔ.、
　　　 ’ ∨ニニニニ=:　　　 　 　 　 　 ィ_ﾊ::::::／　〈〉 　ﾉ:.:.:.:.:／三三三三＼
　　　　 }､＼二二ニニゝ .. ＿_____,. イ三ﾆ∧:::| 〈〉　 ／:.:.:.:／三二ニニニﾆﾆ
　 　 　〈＼ } ヽﾆニ二三三{{三|.|.|三三三三ｉ::| 　.／:.:.:.:／三二二二二ニﾆﾆ



　　　　　　　　-‐'"ﾗ,ｨ- ‐- ､__:::::::::::::::::｀ヽ､＼ヽ､::ii:::/ｨﾍ }i　ﾉ
　　　　　　　　 ,イ´:::::::::::_, -‐'⌒｀ミヾ､/:::::/ﾍ:i:i,ｨ::ﾉ,ﾍ:::::i/ﾚ'
　　　　　　　 '´￣/:::::‐'´:::,ｨ彡三ミヾ､iiヾ､ii､､NiヾY,ﾍi,ｨ,,'彡ﾆｭ､
　　　　　　　　_,-"7::::,彡/:彡,ｨ三　　 i 　 ii　　 ii　　 }i　|､::､ヽ｀ヽ､
　　　　　　　　　,=ｲ彡ｨ/;三,彡三　　 i　　ii　　　i　　ﾘ　ｉ:::,ｨﾄ､i
　　　　　　　　　　 |:,-‐､三三彡　　　i　　 i　　　i　 /　 |:/ﾞ}i }i
　　　　　　　　　　ﾉ:{ ⌒ヽミj 　　　 ￣二=ｪ,,,,,,, ﾉ ',,,ｨ'"7:{ / /
　　　　　　　　 -'´jﾍ　/,｀ ミ　　　　 fモ;ﾃヽ.　　　泛ﾌ/ﾘヽ　　　いや……なんていうか……今……。
　　　　　　　　　 /'´}ﾍゝ_, ミ　　　　 　 　 ""　　i ﾞﾞ　/
　　　　　　　　　　　j::::ゝ-i ﾐ　　　　　　　　　　　i　 /　　　　　　ダルが視えた気がするんだ。
　　　　　　　　　-‐'´|::::|　 ､　　　u 　 　 　 　 _ ノ /
　　　　　　　　　　 __ﾞ从　　＼.　　　　　, --　,　 /　　　　　　　なんとなく。
　　　　　　　 　 ,イ　7.　　　　 ＼　　　ゝ-―'　/
　　　　　　　 /"　ﾑﾉ　　 i　　　　＼　　　, ", /　　　　　　　　　思い出した、ような……もっと、違うような……。
　　　　　 _,イ　　 {´ 　 　 i　　　　　 ｀ﾌ‐＋‐'
　　　．＜　,'　　 ,'　　　　 i　　　　　/　　＼｀ヽ､_
．＜　　　 ,'　 　 |　　　　　i　　　 ノ　ヽ　　 ＼　 ｀≧‐- ､

: : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : : :ｲ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : :l
: : : : : : : : : : : : : : : : :|: : : /　い:i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l : : : : : : : : :/
: : : : : : : : : : : : : : : : :ﾚ' /＿_ V∧: :ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : :! : : : : : : /: ′
: : : : : : : : : : : : : : : : :|:/　　-- V∧: :', V: : : : : : : : : : : : : : :/ : : : : :イ : ′
i: : : : : : : : : : : : : : : : kr─ テ示ﾍK不:', V: : : : : : : : : : : : :/ : : :／ : : : ′
|: : : : : : : : : : : : : : : : ﾄ,っら些zノヽ', ヽ:!　＼:＼: : : : : : : / : イ/ : : : : :′
.';: : : : : : : : : : : : : : : :|　　´´　｀｀　　ヽﾘ 　　＼:i＼: : : :/' ´　/ : : : : : ′
∧ : : : : : : : : : : : : : : l　　　　　　　　　　 　 　 ヽ ハ: :/　　 /: : : : : : ハ　　　　……まだ辛くても、仕方が無いわ。
.ハ: : : : : : : : : : : : : : :l　　　　　　　　　　　　　　 ′ﾚ'　　　': : : : : : : ′ヽ
　 '; : : : : : : : : : : : : : :|　　　　　　　　　 　 　 　 j　 　 　 ｲ: : : : : : : :′　 |　　　そういう時は早目に寝ましょう。
　　: : : : : : : : : : : : : : |　　　　　　　　　　　　　 ´　　 ／: |: : : : : : : ′　 /
.　　;: : : : : : : : : : : : :|:|　　　　　　　　 　 _,　 　 　 ／: : : :!: : : : : : :′　/　　　　……なんとなく……私も、ダルが視えた気がするから言うのだけれど。
..　　; : : : : : : : : : : : :|:|､　　　　　　 ´￣　　　　イ |: : : : : !: : : : : :.′　′
...　　i : : : : : : : : : : : |:|　＞　　　　　　　　　 ´　　 ! : : : : |: : : : : ′ /
　 　 |: : : : : : : : : : : :|:| //O/7＞　___　 ´ 　 　 　 ! : : : : l: : : : :′/



　　　　　　　　 __〉､__.ｨ≦ﾆヽ.}）　j〉
　　　　　　,ィ彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ﾆ'く__
　　　　､_＿)';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミミヽ
　　　　　 /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾐ iﾄﾘ
　　　 　 ,'ｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾊ ﾞ!
　　　　　 ﾉj;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ ｉ! l　　　　　そう……そうだよな！
　　　　　　{!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヾ.}. !
　　　　　　'＾ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　ﾄ.　|　　　　　やっぱり今、ダルが……！！
　　　　　　　　ゞ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;（.　 |::ヽ}
　　　　　　　　　ﾍ;;;;;;;;;ﾉｲｿ`　├‐′　　　　　　　　　　　　　「だけど……。」
.　　　　　　　 　 ／￣￣￣＼ |
　　　　 　 　 　 {_,.= ‐‐＝ー ､＼_＿．-―-､

　　　　　　　　　　　　　　　　 ｉ　　　　　　　 ／|　　　　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 |　　　/^|　　　 　 | ／―八: |:　 　 　 | 　 　 　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 |　　://`|　　　 　 i弌T斥≪ |:│　　 /　:|　:/　　 :|
　　　　 　 　 　 　 　 |　 :｛ {':::|　　　 　 i　とゝ)少癶:|　　:/　 人/　　　 |
　　　　 　 　 　 　 　 |/ 　 ､ヽ| 　 　 　 | :::::::::　　　　∨:厶斥≪|＼|　 │
　　　　　　　　 　 　 /　 　 丶| 　 　 　 |　 　 　 　 ∠ ｲ　V)少癶 /　　i
.　　　　　　　 　 　 /　 　 : : : | 　 　 　 |　　　　　　　 /　　::::::::::/ｲ　　 i　　　　言いたくないけど……ダルはもう、
　　　　　　　　 　 　 　 . : : : : | 　 　 　 |　　　　　　　´　　　　 厶:　　　|
　　　 　 　 　 ／ 　 . : : : : : : :|　　　　 :|　　　 r:::::，　　　　　ｲ: : :　　　|　　　　とっくに死んでしまっているかもしれない。
　　　 　 　 ／　　. : : : : : : :厂|　 　 　 :|　　　　　　　 　 イ　│ : : 　　 |
　　　 　 ／　　. : : : : : : :／　 i　　　. : :|＼ 　 　 　 . : : : :|:　│: : : 　 i |　　　　マーヤーとの戦いの時でも、既に。
　　　　　￣ ／￣￣　＜　　　i　 　 : : :l｀　`ァ=＜: : : : : :|:　│: : : 　 i |
　 ／ 　 　 /　　　　　　　＼ 　i :　　: : :|　':/牙| i: : : 丶: :|:　│: : : 　 i |　　　　だって、天使の方に連れてかれちゃっていたから……。
. /　　　 二二ﾆﾆ二二　　　＼i : 　 : : :|//＿| |ﾉ.:.: : : : :､|:　│: : :　/j/
/／_. : . : . : . : . : . : . : . :＼＼八　 : : :.|/　｛ l小.: : : : : : :ヽ　| : : : / ,'　　　　　もしかしたら、サム達に……殺されてしまったかも……しれない。
´. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : ＼＼|＼|: :.| 　 l. ﾚﾍ.ヽ: : : : : : ﾄ､| : : / /
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . ∨ } /＼|＼ ∨ﾍ. 》 ＼xヘ: l　| : /
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : ∨　　　＼∨⌒V　y┴-､ ＼| /
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : ∧　　　　 〈　　 |／ ＼　 　 ∧^ﾏ＼
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : ー=ﾆ二/　 　 　 ＼_人 ＼　　　　　∨. : .｝
. : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : |/　　　 　　|　（丶　　　　 　 |. : ./

　　　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　i:::::::::::::::::::::::::::::;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　 7::::::::::::::::::::::／　　＼;::::::::::::::／ ヽ::::::::ﾊ
　　　　　 i::::::::::::::::::::/　　　　　　 フiヽ　 　 ｷ:::::::::i
　　　　　ﾍ:::::::::::::::::/　　　　 　 ￣ノ,ﾉ　　 　ﾔ:::::ノ
　　　　　　ヽ::::;;::::::i'　 ,,....､＿＿､　　,　 , -- i:::/
　　 　 　 　 ﾔ,' ヽ::i　　　y-o-､-')' /''-o-､ 7ﾔ'
　　　　　　　 〉　.i:::i　　　, -‐'"　　.iヽ　 ￣,i /　　　　　あッ……。
　 ＿＿＿＿,>,v.i:::i　　　　　 　 　 i　　　 .7'
::::::::::::::::::::::::::::::/､ﾍ:i,　　　　　　 ,- /　　　/..､　　　　　　…………。
:::::::::::::::::::::::::::::i:.:,､ヽﾍ　　u　 ,-'＝==i　　/:::::::::｀ﾞ''ｰ-､,_
:::::::::::::::::::::::::::::ﾍﾍヽ:ヽヽ　　 ｀ﾞ''ｰ--'　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ＼ヽ:7-＼　　 ‐ 　 ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:':7:::::::i　7‐‐‐‐'"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ



　　 　 　 　 / .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
　　　　 　 .,′::::::::::::::::::::::::::::::::;;::::::::::::::::::::::::::）
　　　　　　| .:::::::::::::::::::::::::::::／　　 　 ヽ::::::::::}
　　　　　　{:::::::::::::::::::::::::::::（　　　　　　人;;;ノ
　 　 　 　 ｊ:::::::::::::::::::::::::::〃　　　　　　　 ））
　　　　　 （::::::::::::::::f⌒:::::（　　 ─-､__,　ｲ
　　　 　 　 ＼::::::::::{　　}::::}　　 　 rｧ‐` /
　　　　　　　　）:::::::| 　 |::::|　　'"　　 　 {　　　　　暗い……ようだが、ソレも事実だな。
　　　　　　　 (::::::::::(　　彡 　　　　　　, |
.　　　　　　　 ` ┬‐’ {　　　u　　　　_r'　　　　　紅莉栖の懸念も、正しいよ。
　　　　　　 　 　 |　 　 ＼　　 　 ＜￣
　　　　　　 ＿＿|＿＿＿＼　 　 　{　　　　　　　ソレは、私だって解っていたからな……。
　　　 　 　 |::::::::::::::::::::::::::::::::|　┬一'

　　　　　　　　 _ノ///／////／／／彡彡／／／／／ﾉｿ |人ヽ
　　　　　　　　　フソノ／//／／イ／////／／／i（ |!// ﾊｌ　 ））
　　　　　　　　　/フイ／（／//／ノ／/／ノl// 　 |! /_,,..ｨ　',　'"
　　　　　　　　ノｿ//／/ﾊ／ノ／彡彡ｿ/　 ヾ! 　 　 "　__!　 ,!
　　　　　　　　ﾌﾊ/i|）//ハ//／/"ヽ彡i　　　　　　 ｨ''"!Tﾞ　 i
　　　　　 　 　 　 ｿ|ﾉ/／//ノ/;!i ヾヽi!i|　 　 　 　 　 ｀ ゞ'　　',
　　　　　　　　　　iソｿﾊi !|ｿ/ハV（"i |ﾐ　　　　　　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　 "ﾍｿ|ハiｿ/i ﾊﾍヾ、ﾞ iﾐ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 >
　　　　　　　　　　　 ゞｿﾊｿ/i i|ﾍゞ＼ｊ "　　　　 　 　 　 　 -,.　'
　　　　　　　　　　　　 iｿﾉハ!iソ!ﾘ'　　 !　　　　 　 　 　 ＿ ｊ
　　　　　　　　　　　ヽJｲｿ/ﾉiｿソ　　　|; ,　　　　　　 '''ー'"）
　　　　　　　　　　　　　!ｲ/ｿ"　　　　i　ヾ : .,　　　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　 "!ｿﾘ　　　　　 i　 　 　 ＞　、 　 　.:|
　　　　　　　　　　　　 /" ヽ、　　　　 i 　 　 　 ／　｀ 　 :ノ



　　　　　　　　 /::::i:i:::::::!::::::::i::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　 / i;:::::i:!::::::!_::::::i:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　　｛ i |!:::::!:::::::!;｀ヽ;_:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　　 乂i|:::::::i:::!::!ﾇ;:::!i:::::::::::i:::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',　　　　ごめん……ごめんなさいッ……！！
　　　　　　　 　 ハ:::ハ:ヾi''!汽､:::::i::i::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　ノ　 ｀ﾞ iﾑっ"´ヾｿ::::::::::::::::iｭ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'　　　やっぱり、やっぱり言うべきじゃなかったッ……！！
　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　 i::::::::::::::::iｧﾊ::::::::::::::::::::::::::::::!::::i
　　　　　　　　　　',　 　 　 　 　 　 ハ::::::::::::::V/:::::ヽ::::::::::::::::::::!::::i　　　　だ、だけど……！！
　　　　　　　 　 　 ｀!ュ　　　　　 ノ/::::）､:::::::::Y::::::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::',
　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　 ／/:::::::/iヽ:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::!::::::ヽ　　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　　＿ ,../::::::::/_,.i::::＼::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::＼　　　　　 |　　……いや。
　　　　　　　　　　　　￣ ﾉ:::!／:::::::/　　 ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::ヽ　　　　  ヽ＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　 　 i　　　　　　/::／::::::;イ{　　　 　 ＞ :::_::::ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::＼

　　　　　　　　_＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ
　　　　　　 　 ア:::::::::::::::::::::ｲ::::::::r::::::ﾍ:;;;;::::く⌒
　　　 　 　 　 Z:::::::/::::::rr´Τ￣|!￣´ |　!}:::::ヽ
　　　　　　　　ﾉｨ:/::::::::ｱ{　│　 {　 　 } ﾉ i:::::ﾊ
　　　　　　　　　{::::::::::::z 　 ＿_⊥,,　 'r＝ !::|
　　　　　　　　　イ:::::::::l　 ´rﾋzﾃﾞ　　ｲtﾃ ﾊﾘ
　　　 　 　 　 　 从⌒､l　　　　　　　|　　 l　　　　　クリスの言う通りだよ。
　　　　　　　　　　 ヽ　ﾍ　　　　　　, 〉 　 ′
　　　　　　　　　　　 ｀ｰヽ　　　　＿ _　 /　　　　　でも俺達は、いつどこでなのか……本当に殺されたのか……
　　　　　　　　　　　　　从 ､　　　　,　 /
　　　　　　　　　　　　　 ﾙ　 ヽ　__;_;_'ｲ　　　　　　ソレはあえて、知るべきじゃない。
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　├ ､
　　　　　　　　　　 　 　 / j　　　　/　 H　ヽ__　　　何よりさ。



　　　　　　≧:::::/::::::ｲ /　　　＿⊥_　　　　　　　　|!＼::::::::::::く
　　　　　　/::::::|!:::::::{　{!ｧ=＝─ T　｀ヽ　　　＿　ﾉ　　ﾊ:::::::::ヽ＼
　　　 　 フ::::::::{!:::::ｲ　　　　　. . : {!: .､　　　二　｀ﾐt､ノ' }::]::::::::ﾍ　ヽ
　　　　∠ｲ:::::::::::::/　　 r‐‐示‐┐ﾍ:ノ　　/: : :ﾍ 　　ヽ　|::::::::::ﾊﾘ!
　　　 　 ﾙ::::::::::::/　　　l　ヒツ ,,! 　ヽ　　 いr--ミ　　　 }::::::V
　　 　 　 |:::::::i::::′　　　　　　 ＾　　 . .-‐┤_弋心｀ﾃ 　 }:::::::|　　　　　あの時ダルは俺に、俺達に言ってくれてたよ。
　　　　 ノ'l::::::|:::l　　　　　　　　　　/:r; : r､}　｀ｰ￣ " 　 |::::::ﾊ
　　　　　 /⌒Vi　　　　　　　　　　＼: : : :ﾉ　　　　 　 　;:::::::|　　　　　『助けてくれ』、じゃなかった。
　　 　 　 | 　 ﾊ|　　　　　 　 　 　 　 ヽ／　　　　　　　∧::ﾘﾍ
　　　　　 い ( ﾘ　　　　　　　　 ＿＿＿　　　　　　 　 'ハ!　　　　　　『逃げろ』って、『こっちに来るな』って言ってくれた。
　　　　 　 ＼　　　　　　　 ／　　　　　　ヾ　　　　　 /´l
　　　　　　　ヽ__!　　　　　( ＿＿＿　　　 |　　　　 /　/　　　　　　　最後まで……俺達が生き残るために、
　　　　　　　 |::::|:ヽ　　　　　　　　　　　 ｀'　　　　/ノ/
　　　　 　 　 ﾊ:::! : ヽ　　　　　　　__..ィ:7　　　. :/ ／　　　　　　　　　俺達が間違って後を追わないように、
　　　　　 　 ﾉ'l:::|: ﾍ: :ヽ　　　 ,　,　ー　　　／:/イﾘ
　　　　　　　 ｲ:ﾊ: : :ﾍ : ＼　　'　; , '　　／: :ｲ:ハ!　　　　　　　　　　　来るなって……だから。
　　　 　 　 　 川: : : : ﾍ: : ; : ; ー:-:‐: : : ／:ﾊ{

　　　　　　　　 ,イ´:::::::::::_, -‐'⌒｀ミヾ､/:::::/ﾍ:i:i,ｨ::ﾉ,ﾍ:::::i/ﾚ'
　　　　　　　 '´￣/:::::‐'´:::,ｨ彡三ミヾ､iiヾ､ii､､NiヾY,ﾍi,ｨ,,'彡ﾆｭ､
　　　　　　　　_,-"7::::,彡/:彡,ｨ三　　 i 　 ii　　 ii　　 }i　|､::､ヽ｀ヽ､
　　　　　　　　　,=ｲ彡ｨ/;三,彡三　　 i　　ii　　　i　　ﾘ　ｉ:::,ｨﾄ､i
　　　　　　　　　　 |:,-‐､三三彡　　　i　　 i　　　i　 /　 |:/ﾞ}i }i
　　　　　　　　　　ﾉ:{ ⌒ヽミj 　　　 ￣二=ｪ,,,,,,, ﾉ ',,,ｨ'"7:{ / /
　　　　　　　　 -'´jﾍ　/,｀ ミ　　　　 fモ;ﾃヽ.　　　泛ﾌ/ﾘヽ　　　　・ ・　・ .・ ・ ・ ・ ・ ・
　　　　　　　　　 /'´}ﾍゝ_, ミ　　　　 　 　 ""　　i ﾞﾞ　/　　　　　　ダルの言うとおりに、
　　　　　　　　　　　j::::ゝ-i ﾐ　　　　　　　　　　　i　 /
　　　　　　　　　-‐'´|::::|　 ､　　　　　 　 　 　 _ ノ /　　　　　　　ダルの方には、向かないようにしようと思う。
　　　　　　　　　　 __ﾞ从　　＼.　　　　　, --　,　 /
　　　　　　　 　 ,イ　7.　　　　 ＼　　　ゝ-―'　/　　　　　　　　　そっちを向いたら、俺らもそっちに向かっちまうよ。
　　　　　　　 /"　ﾑﾉ　　 i　　　　＼　　　, ", /
　　　　　 _,イ　　 {´ 　 　 i　　　　　 ｀ﾌ‐＋‐'　　　　　　　　　　　俺達の調査は終わっちまった。
　　　．＜　,'　　 ,'　　　　 i　　　　　/　　＼｀ヽ､_
．＜　　　 ,'　 　 |　　　　　i　　　 ノ　ヽ　　 ＼　 ｀≧‐- ､　　　　だから。
　　 　 　 ,'　　　 |　　　　　 i 　 r´　　 }N　　　ヽ



　　　￣ｱ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト､ヽ
　　 ｰ=ﾆ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;::::;;;;;;;;;;;r‐-ー ' ￣}￣ l::::::ト､} }
　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Z　|!　　　|!　　　　　 |　　|::::ﾊ　メ､
　　　ノｲ::::::::::::::::::::::::::::::::::ｱ 　 |{　　　{　 　 　 　 }　 _i:::l　|　 }
　　　　ハ::::::::::::::::::::::::::::/　 　 从　　 ヽ 　 　 　 ﾉ／ |:::! ﾉ
　　　　　И::::/⌒ヽ::::::/　　 ´￣丁¨＝＝ァ 　 ﾁ＝' ﾊﾍ
　　　　　　ﾘ::| ⌒　 ';:::l　　　　　z==＝彡　 ..　{^　　 l　　　　　　　大人しく……ミレニアム部隊の邪魔をしないように、
　　　　　　　 ﾊ　　( i:::|　　　　　 　 　 　 ´ :::　|　 　 ′
　　　　　　　　 ﾄ　　ﾊ::!　　　　　　　　　 　..:::　〉 　 ′　　　　　　ここでじっと、座るか横になってゆっくりしてようぜ。
　　　　　　　　 |:::＼＿｀　　　　　　　　　　 ｰ '　　/
.　　　　　　　　从:::|　　l　　　　　　､＿＿_　 -ｧ　′　　　　　　　　動かなきゃいけない時に動けるように、皆の分も休んでおこう。
　　　　　　　　 　 N　　 ＼　　　　　｀ー─‐ ´　/
　　　　 　 　 　 r┴､　　　 ＼ 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　……ダルみたいにな。
　　　　　　　　/　　　＼　　　 ＞　　　; 　; , 'ノ

　　　　　　　 / i;:::::i:!::::::!_::::::i:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　　｛ i |!:::::!:::::::!;｀ヽ;_:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
　　　　　　　 乂i|:::::::i:::!::!ﾇ;:::!i:::::::::::i:::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　 　 ハ:::ハ:ヾi''!汽､:::::i::i::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　ノ　 ｀ﾞ iﾑっ"´ヾｿ::::::::::::::::iｭ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'　　　　……うん。
　　　　　　　　　ヽ　　　　　　　　　 i::::::::::::::::iｧﾊ::::::::::::::::::::::::::::::!::::i
　　　　　　　　　　',　 　 　 　 　 　 ハ::::::::::::::V/:::::ヽ::::::::::::::::::::!::::i
　　　　　　　 　 　 ｀!ュ　　　　　 ノ/::::）､:::::::::Y::::::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::',
　　 　 　 　 　 　 　 i　　　　　 ／/:::::::/iヽ:::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::!::::::ヽ
　　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　　＿ ,../::::::::/_,.i::::＼::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　￣ ﾉ:::!／:::::::/　　 ヽ:::::::ヽ::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::ヽ
　　　　　 　 i　　　　　　/::／::::::;イ{　　　 　 ＞ :::_::::ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::＼
　　　　　　　ゝ､＿_,,.／::/:::::;イ;:;:;{ i ／二ﾆ二"'''　￣｀ヽ:::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::｀ー ､＿



　　　　　　　　　　　　 ,， : : : : : : : : : : : : : : . .,__
　　　　　　　　　,.　: ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::}
　　　　　　　　 /: : : : : : .:::::::::::::::::::::::: : : : : :.:::::::::Ｌ
　　　 　 　 　 /:::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｨ､::::}
　　　　 　 　 ｛:::::::::::::::::::::::::::::／⌒ー―‐┬ヾ＼∨
　　　　　　　　〉::::::::::::::::::::::::/　　　 　 　 ノ　ﾉ　ﾉ :,
　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::ゝ　　　　　　　　　 ／ }
　　 　 　 　 ｛::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 　_,,..　---/ {ｨｆﾞ　　　　　……そうだな。
　　　　 　 　 丶::::::::::::::::::::::::7　　 ´　ィﾂ`,:　　 :,　│
　　　　　　　　　 ):::::｢ ｀ヽ:::｛　　;　　　　　 　 　 :､│　　　　そうだ。
　　　　 　 　 　 〈::::::ゝ　 L}:::} 　 ',　　　　　　　-:/│
　　　　　　　　　 ｀ヾ::::ヽ __ゞヽ　　　　　 　__　 ィ　,　　　　　多分、休むことができるハズなのに休んでないことが気になって、
　　　　　　　　　　　∨　　 ‘. 　 　 　 　　 ｀¨¨´　.′
　　　　　　　　　 　 /:.:.＞.....‘ 、　　　 　 　 　 　 |　　　　　　ダルがお前達に何か言いに来たんだろう。
　 　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＞....==--　 .,＿__,ノ
　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:ーとr ､…ぃ、　　　　『せっかくの休みに暗い顔で起きてるなんて！』……とかな。
　　　　　　　　　 〕ﾄ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ o 。＜:.:/ﾆ},ハ　＼}、
　　　　　　　　｢二ﾆﾆ=-　:.:.:.:.:.＞....._ﾟ/:/二{-　ﾄ､ 　い　　　　そんなコトをしているくらいなら、寝てる方がマシだと教えに来たんだろう。
　　　　　　　 /ニニニニニ=-　:.:.:.:.:.:.:/ﾆニﾊ　ヾ′　　,
　　　　　　／ ｭ-―‐去―-　ｭﾆ==-;/ニニ/j}　　 　 　 ′
　 　 　 ／r彡 　―……―=ミ ミ ､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　　　 ＼

　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{;;!ﾊlﾄ,'/ゞミ{;ヘﾍ／　　 ヾ.! ﾉﾘﾞ､;;;;;;;;ﾄ､
　　　 ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;!　l;!'　　　|;!　　　　　　 };!　　 ﾐ;;;;;;;ﾘ|`
　　 ノｲ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾑ;!　{;!､　　 ヾ!　　　　　__ﾘｨ=-､ i;;;;;/j'
　　 ,厶;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡､ ﾞl!ヾ､　　ヾ!　　　∠イ´＿　 !;;/′
　　　　ﾉ;;;;;;;;;／;;;;;;;;;/　ヽ !＿__,,,ィメ'''　　,' ｨﾁ＝ｸ　 !'
　　　　ﾊ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧　／'`二二ﾑ‐ ＼　{　' ﾟ¨´　　.!
　　　　ﾘﾍ;;{￣｀ヽ;;;ﾞ､　　　 《 辷ﾉ ゝ　　　!　　　　　 !　　　　　　……アイツなら言うよ！
　　　　　 ヾ!ゝ`!:.!＼;ﾞ､　　　　　　　　　　 ヽ　　　　 !
　　　　　　ヘヽ.ヾ::ﾑヽﾞ､　　　　　　　　,　　　､　　　!　　　　　　休みでも出たくない時は意地でも出なくて、
　　　　　　　'"＼､｀¨_/`､　　　　　　 .::{ _＿ /　 ,　,'
　　　　　　　　ノﾑ;;ﾄ`　　 ＼　　　　　,　　　_ ／　,'　　　　　　寝てる事が如何に素晴らしいかを話してくる！
　　　　　　　イｿ人{＿＿＿　ヽ　　　'`ー ´__　　 ;
　　　　　　　/￣￣　　 　　 ＞.､＞　.　　 ´ ＿__,'＿__　　　　それが無理なら、責めて家から出たくないから家に呼ぶ！
　　　 　 　 /_＿＿＿　　　　　　＞．_＞"´　　　　　　｀ヽ.
.　　　　　 /二ﾆ＝― ＞――‐‐"￣　　　　 　 　 　 　 　 ＼



　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 __
　　　　　　　　　　　　　　　/｀ｨ‐": : ｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 /＞／ : : }: :i: :', ヽ
.　　　　　　 　 　 　 ___>ノ'..: : : :.,' . }: : }: :}　　　　　　　 ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : .
　　　　　　　　 ／ｨ´　 /i{..: : : :.,': :,': :.ﾘ}ﾊ'　　　　　　 : :　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 : : .
.　　　　　　 　 {'" ,. 彡ｲ.}: : : : ,': :,'.: : ﾊ,i ﾍ　　　　　　: :　　　そういう奴だよ、アイツは。　 : : .
　　　　　 　 　 　 V　　/: : /. ,': :,': : /=ﾐ', :ﾍ　　　　　 : :　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 : : .
　　　　　　　　　　　　/: : /: :,': :,': :./-=ミﾍ :ﾍ　　　　 : ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :
.　　　　　　 　 　 　 ｲ: : /: :/: / : /ﾆﾆニﾑﾍ :ﾍ
.　　　　　　 　 　 ,ｲ: : ｲ.: :/: /: :./}ﾆﾆﾆﾆﾆ》ﾍ: :ﾍ
　　　　　　　　,.ｲ: :, ｲ: : / /: : /=ﾘﾆﾆﾆﾆﾆ≧ﾍ : ﾍ　　　　　そう……これはお節介よ。
. 　 　 　 　 ／: : ｲ: : :./.:./: : ﾊニVﾆﾆﾆﾆツ} . ﾍ: :.ﾍ
　　　　　／: :／ : : ／ ,ｲ　/:/ﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ{ﾆ{　　', : : }　　　　それでいて、嘘よ。
　　　 イ: : ／: : ／,': :/.:.:./:/ﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ〉 !　　 } : ,'
　.イ: : :.／.: : :.ｲ /: :/: : / /ﾆﾘ　}ﾆﾆ{ﾆﾆﾆ》_!.　 ,',':ｲ　　　　　ただの誤魔化しの為に過ぎないわ。
.: : : :.／.:.:／/: :/: : : :./ : ∧/__{ﾆニﾑ.ﾆﾆﾆ', ｀ヽｲ
: : ／: :／.:./: :/.: :,' . ,': : ,' ,ｲﾆﾆﾆﾆニﾍﾆﾆﾊﾆ＝'　　　　　　ボンドルド。
／: :／: : /.　,': : ,': : ,': : ,'ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾍﾆﾆﾊﾆl
: :／: : :./.　 ,': : :.{: : {.: : {ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾍﾆﾆﾍﾆ'､
':/: : : :/　　,'. : : {: : {.: : ﾊﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾍﾆﾆﾍ=ﾍ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　r┐
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _|r「二ニニミ､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 √∨{{:i:＞､:i＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　√　人}}:i:i:i:i:i:＼:`、:iヽ、
　　　　　　　　　　　　 　 　 √／i:{ {:i｀丶、:i:i:`:i`、乂>
　　　　　　　　　 　 　 　 　 Υ>､:i:} }:i:i:i:i:i:iヽ__,,:､丶´{
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ハ从イｰ‐=彡人⇒┬‐ﾉ　　　　おやおや、そうですか。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 / ノ ﾉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i厂
　　　　　　　　　　　　　 　 ｀¨＾Υ_,,..　-‐　'' "二L　　　　　　なるほど。
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/,:i:i:i:`:、
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,､＜´＼:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/,:i:i:i:i:ト ､　　　詳細は解りませんが……。
　　　　　　　　　　　　 ／　／:i:i:i人:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/,:i:i:i:`、｀ヽ
　　　　　　　　　 　 ／　 /人:i:i:i:i:i:i:＼:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:/,:i:i:i:i`、 Λ　ええ。
　　　　　　　　　　/　 ／:i:i:i:i:＼:i:i:i:i:i:i∨:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/,:i:i:i:i`、:i{
　　　 　 　 　 　 人 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ:i:i:i:i:i}:i:i:i:i:i＿:/⌒ヽ:i:i:i:i:〉人

　　　　　　　　　 　 　 　 ,....-―.､
　　　　　　　　　　　　　 {::i~二i:::|--n- ､
　　　　　　　 　 　 　 　 ,!:j´-‐:!::廴.!ｌ:::.. 丶
　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ,.ｨ::∩i‐-::､::｀ヽ::::...ヽ
　　　 　 　 　 　 　 / ／:::|::i! |:ｌ:::::::::::ヽ:::::ヽｨ⌒ﾞj
　　　　　　　　　　 ' :ｉ:::::::::|::i! |::!:::::::::::::‘，:::∨¨(,.､　　　））
　　　　　　　　　　j　l::::::::::|::i! |::ｌ:::::::::::::::::〉:::/:://ｭﾊ
　　　　　　　　 　 i! :|:::::::::::!:ｉ! l:::ｌ:::::::::::;ｨ{／(:::{({i二!}　　　　　　貴方はきっと、優しい事をしたのですね。
　　　　　　　　　 j ﾄ∧:::::::::ｌ::ｉ! l:::ｌ::::::://ヽ:::::ﾊ;Ⅶァﾉ
　　　　　　　　　 | {//i'＼::::ｌ::ｉ! l:::ｌ／////}::::∧ゞ¨　　　　　　　『ＢＢ』。
　　　 　 　 　 　 乂 ∧'//ヽｌ::ｉ! l:::ｌ/////j::::/ヽ='′
　　　　　　　　　　　ヽ∧///ｌ::ｉ! l:::ｌ'//／:::/:;::':j!i¨ ‐-､
　　　　　　　　　　　　 {::::ヽ//ｌ:ｉ! l:::ｌ'/::::／;:'::ノ::i!..::....　｀ｉ-､
　　　　　　　　　　　／´.＞x＼!::!j::ﾉ'／:;::'／::::::i!:::::::::::: i::::i!｀ヽ､
　 　 　 　 　 　 r‐'ﾞ　.:::::i!:::＼＞--.':::::{／:::::::::/i!::::::::::: i::::i!::::....ｉ }¨)
　　　　　　　／i! i .:::::::::i!ヽ:::::::::ｰ-‐::'::::::::_;x＜::i! ::::::::::ｉ:::i!::::::::j!:i!::i!｀ヽ､
　　　　　 ,r'i　..i!::ｉ:::::::::::i!:::::`ｰ-::::::::::_;x＜:::::::::::i! :::::::ノ::j!:/ヽ/::i!::i!:..`.ｰ _¨ - ､
────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　,,,‐‐ ─ 丶
　　　　　　　　　／:⌒　:::::::::::　 ＼
　　　　　　　　/::::::: 庁二＞!￣´及
　　　　　　　 │ 弋从! ﾐヲ　∇升i｀
　　　　　　　　!乂jヾ芹ｦ　ﾐ＼,! i＼＼　　　　　ええ、そうしたつもりだわ。
　　　　　　　　 i / 　￣ 　　ｙ´!　!　∨
　　　　　　　　　!＼フ厂￣ !i ト-ゞ i　　　　　　ボンドルド。
　　　　　　　　∧￣≪!　／＼＼:::::::i
　　　　　　　　　i＼ タ! ／´　_｀ーi　i　　　　　今回のはアメリやサムは関係なく……。
　　　　　　　　　iノ勹ﾍ　　/　　　く:::::i
　　　　　　　 ／／　!!　!　─=二 │::::

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:.:.:.:.:.￣￣:.:.:.:...
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　　　　 　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　　　 　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.ヽ:.:.:.ヽ-.... __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.i､ﾆ=-=}
　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　 　 　 :.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.:.ｉ:.:.l:.:.:.:.:i:.:.:.|:.:.:.:.|/∨__/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.|:.:.|:.:.:.:|:|:.:.:|／从_/,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 :.:.:i:.:|:.:.:.:i:.:.:.＿__:.:.:ﾄ､.:.:l:|:.:/,斗ｧﾆ∨,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __ ノ_丿:.l:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.|,斗=ﾐ从'' い} ∧ﾆﾆ〉　　　　　　　　多分、貴方の為にやった事よ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {(　乂__彡:.:.:.:|:.:.:.:.≫灯ハ　 　 ､"´ }ハ／__
　　　　　　 　 　　 　 　 　 　 　 　　　　　 '/≧=‐-.　 -‐┐:.:.:.:. ゞ'"´　　　　 /|=_|ニニﾆ=-　_　　　私を作ってくれた、アナタの為に。
　　　　　　　　 　 　　 　　　　　 　 　 　 　 '/ニニ二ﾆﾆ|_|:.:ｉ:.:.:|　　　ー　 ′_ |=_|ニニニニニ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿_'/ニニニニ|_|:.:|:.:.:|≧=-　　-彳 /=/ニニニニﾆ/
　　　 　　　　　 　 　 　 　 　 　　 _-匕ニニニﾆ=_ニﾆﾆ|_|:.:|:.:.:|　/(　　 （ニ/=/ニニ/ニﾆ／
　　 　 　 　 　 　 　　　　　 __...イニニニニニニﾆ=ニニ|_|:.:|:.:.从|__≧=--:〈=/ﾆﾆ／二／
.　　　 　 　　　　　 　 _ -=ニニニニニニニニﾆﾆ=ニニ|_|:人:.:.:.:.＼=〕￣＝=-__´ニ／　　　　　　　　　　　　【続く】
　　　　　　　　　　／ニニニニニニニニニニニ＼ニﾆ／_=/＼:.:.:.:.＼=_＼/¨ ‐==-_、
　　　　　　　　 　 {ニニニニニニニﾆ=-‐⌒７ニﾆﾆ／=_／ /=_＼:.:.:.:.|=_=_＼_ニ　〉/
　 　 　 　 　 　 　 '/ニニニニニニ乂_　 　 _|ニニ〈=_=〈　 /=_/=/|:.:.:.|＼=_=_＼ //

　　　　　　　　 .／￣￣￣　＼
　　　　　　　／　　　　　　 （・ .＼
　　　　　 ／　＿＿＿＿＿＿_＿i
　　　　　l　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ　　　　 あまりに酷い事が起きた。
　　　　　l ,'::::::::::::::::::::::::::: /|:::ｌ:::::::::::ｉ
　　　　　,':::::::::::::::::,'　 ／ . ヽｌー ｌ::::ｌ　　　　 でも、ソレをそのまま教えないのは優しさになると思うんだ。
　　　　　ｌ:::::::::::/ （ ﾋ_］　　　ﾋ_〉) |^
　　　　　ヽ〃　ｌ　　　 .,＿＿,　　 ｉ　　　　　 偽善かもしれんがね。
　　　　　　l::し .!　　 　.丶_ﾝ′　:
　　　　　　　　　　≧=‐---‐''.´　　　　　　　「ただ、彼の曽祖父が友人を思い出した。それだけでいいじゃないか……。」

　　　　　　　　　　 /　　　/　　　　　　　 　 |　　　 |　　　　`、
　　 　 　 　 　 　 /　　　/　　　| 　 　 　 　 |　　　 |　　 | 　 `、 　 `、
　　　　　　　　　/　 　 /　　 |　|　　　|　 　 | 　 |::`ト ..,,___　　`、 　 `、
　　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 |　|　　　|　　　　 八xf庁㍉x､　　` 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　|　　　|　 　 | /:７::::{　U } )}　　 ||　　　　 ＼　　　　「ヤクから足を洗って
　　　　　　 　 　 　 　 |　　 八　　　　　　　}r‐-{:::::乂,,ノｲﾉ　j　|| 　 j 　＜⌒
　　　　　　 　 　 　 　 | | 　 　 ＼乂__| /|/　＾　 ＾'''―‐'j＾　 ﾉ ﾉ|　 ﾉ ノ 　＼　　　　（少し）幻覚とかに苦しむ事なく
　　　　　 　 　 　 ｜　|八 　|　 　 | 　|　　　 ＿　　　u ﾉ 　''^~￣￣^ヽ＼
　　　　 　 　 }/|　｜ 　 {:.＼{＼　 |　八 　 ｆ＾-- 〉　イ／　　　　 　 　 j　　　　　　　好きな人の顔を見られるようになったら……。」
　　　 　 　 　 八 从　　{:.{ .:.:.:.:.）八 ∪ ＼ ｀⌒　　 / 　　　　　　　　ノ
　　　 　 　 　 　 ＼｛＼ い:.:.:.:.:.:.:.: 个:.....　　 　 　 / 　 ／ 　 _､-‐＜ }
　　　　　　　　　　　＼ ＼＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧=≦√／　　／: : : : : : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼＼{＼{＼＼厂Λ　/.　 　 ／.: : : / : : : :. :.}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　｛　/　　| ./:i:i∨ 　 ／.: : : : :.ｆ: : : : : : :.}



　　　　　l: : : |'' _..-‐ '' ￣: : : ;ゞソゝｿ: l: :l　　　　　　　　　 ＼　 Ｙ／　./　 ｀ヽ　　 ｀ヽ､　 ｖ
　　　 　 .l: : ',|'´: : ; : : : ｌ､ |!: ;l､; ﾊlﾍ､ヾ: :|　　　　　　　　　「ヽ)／) 　 /　　　 .:}　:. ､　　､　.∨
　　　　　 l : :_ｌ:l: l: |'､: : :|ﾍl',斗七下ヾ!|' : l　　　　　　　　　〉‐{／ 　 ｲ　　　　　　 :. ﾊ　 .∨ゝ-
　　　　 　 l : : l|!lﾍ'l､＼;'　ｧf乞ｿ　| : : l: : :!,　　　　　　　　 レ'　 　 .:　:.　　　　 }　　| .:}　　∨乂}　　　　「「欲しいでしょ？？？
　　　　　　 ｌ: : :l,ﾍ芯ｱ` ,　　　 "´ !: : :!_: : :∨　　　　　　 ∧ :.　　.:　 :i. 　 　　:}　　| .:} 　 :ハ乂､
　　　　　　　!; : :l､"　　　　　,　　,.ｲ: : l三＞ｰ-　､　　　　八X|　　 | {　{:　　　 人　:八|　　.}　.＼x〉　　　ホラ。（超遠回りマッチポンプ）」」
　　　　　 　 |ﾍ: : l＞　_　｀ 　 ／,r|: : !＜´　 　 　 ヽ　 ∧乂 |　　 | {　八 　 /　斗ｬ斧ｱ　.}　|　 /,
　　　　　　 ./´ﾍ : l ｰ-‐､￣ソﾆﾆ.l : lﾆﾆ＞　　　　 l_ノ乂＞ | .ｖ　| レｬぅミｘ　　　弋り　 ∧人　 /,
　　　　　　.,' !　 ﾍ: :', ／ﾆ≧､ソﾆl: ;'´￣　　　 　　 ¨７￣厂八 乂 Ⅵ　ﾋり　　　　　　)／:ノ　.}　　/,　　　　「売人とヤクが向こうから来たカンジ。」
　　　　　 ./ﾍ　＞ﾍ: ', ￣ |ﾆﾊリ｀|:,'　　　 １　　　　l:/⌒7　　　＼ ｀ヽ)､　　　｀ 　 　　 .ｲ_　　.}　 　./,
　　　　　/: : ∨ﾆ-‐＼　　ﾚ' ﾍl　l/　 　 　 lﾆ三二/　 / .}　　　.} ＼　　 >.　　 - '　.／ﾍ人　.:　　　 /,　　　【クスリダメ絶対！！（手遅れ）】
　　　　./: : : : ',´　 _,|　ﾞヽ ゝﾑ ソ　　 　 　.|´￣￣'l: :/　.} 　 　 }　　)／　／ ≧ー '¨／　　＼　 　　/,
　　　 /: : : : : :ﾍ'´三! _,,_　ヽソ'　＞-‐＜　|-‐-,'　 ,　　.:}　　　 ﾚ ／ 「¨¨　　　∨¨/　　　〈〉　＼　　/,　　「だから１回やると何度も捕まるまで追い込まれるんだよ！！
　　, ': : : / : : : ﾍ三ムﾆﾆヽ､　 ﾑ三三二ヽﾆ三 ／　 .: .:　　　,'　　　ﾉ　　　〈〉　〉〈　〈〉　　　　　 ｀ヽ./,
　,.' : : : /: : : : : :ﾍ三三≧＜　 ﾚ'ヽﾆ三ﾆｿ'三,ﾚ　　　.:　.:　　 / 　 ,イ〈〉 　 　 ／ Ｙ:＼　　　　　　　　 ＼　現実でもそうらしいよ！！気を付けようね！！（啓発）」

薬物反対啓発の描写を入れるとか……ここはどれだけ健全なスレなんだ……！！

　　　　　　　　,r'Ｚヽ　　　　　＿,,,;:-､s-──--ﾐ,,_
　　　　　　 　 ＼l／　　_,:r'''"n ,,　　　'l;　ﾞl!　　 ﾞl!, ﾞヽ､
　　　　　　　　　　　,;rii"　,　 ,ﾘ,ﾊﾍヽﾞi, l,　ﾞli.　　 ﾞlli, ﾞlli,ﾞ'i;
　　　　　　　　 _,;r'" ,il'　;il' ,i'ｸﾉ ﾘ ﾞいﾐﾞゝ,､ﾞゝ　　ﾞli;lli, 'li;,ﾞi,
　　　　　　_,;r''"　 ,;il'"ノﾉノ ｼ'＿＿　　`''弋ﾐヾミヽﾞ;llllli;, l'}
　　　_,,:-''"　　,,;ill;'",;i'-''""二二￣`　　　,,:''''''ｰ-ﾞlll;iii,'lllli,'} ミ川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川 彡
,>iii''"　　 ,,;ｨ彡''"/f"　　r'''("llli)`　　　　,/"'flliiﾐヽ.|!li,'llllliﾘ　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 三
ll'"　　　,:i''　 }i　lﾞ {!　　　　`￣　 '"　　　i ､ `'''"　,;llll,lllll;ﾂ　 三　 でも一歩踏んで考えると、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 三
.いi'　.;i'　r' ;il　i'{　`ﾞ　　　　　 　 　 　 　 ﾞi､　　　クｼ''"　　　三　  その薬物反対啓発の教えを逆手にとって　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 三
　`i,　:lli,　　ﾞli :l: ﾞ'':､　　　　　　　　　..　　　 i;　　　.|　　　 　 三　  性的じゃない悪趣味っつーか社会の闇描写のエンジンにしたの、　　 三
　　ﾞi,　ﾞllii;, ｰﾞ''li､　　　　　　　 　 　 ' -'''; r'"　　　 |　　　　　三　  メチャクチャ対象年齢のレーティング上がらねぇ──────！？　  三
　　　ﾞi,　,l''llli;,　,,ﾐ　　　　　u　 　 　 ＿－　　　　 /　　　　　 三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 三
.　　　 ;ﾚ　 'llllli;　 ﾞ:､　　　　　　'"￣ 　￣`''ヽ　 /　　　　　　 彡川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川　 ミ
　　　 "|　　,ill'l!.　　ﾞi､　　　　　　　　-==　　　./
　　　 _|　　,il' 'ﾞ　　　ﾞ'ゝ､　　　　　　　　　　　/
　　/" ヽ､　{,,_　　　　　`ﾞ'''ｰ::,,,_　　　　　　 /　　　　　　　　　「元からＲ元服スレにしてあるからセーフ。」
　,/　　　 `''''ｰﾐ=-:;,,_　　　 `'￣`''''ー---r''
　　　　　　　 　 　 　 ＼,-､_,:-ー､`ー-'''7ｰ:､__　　　　　　　　【防衛線は張っとけぇッッッッ！！！！！！】
　　　　　　　　　　　　　＼　 `ヽ　`ー''''"'＜,,_ `ヽ､

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞'´ : : : : : : : ｀'＜
　　　　　　　　　　　 　 　 ｧ': :/ : :/: : : l : ', :',: : :＼
　　　　　　　　　　　　　 /:/:./: : /: ,': : :|: : l: :l : ﾍ: :∨==ミ
　　　　　　　　　　　 　 ,:./:./: : :.l: :.|: : : | : :|: ｌ : : }ﾊﾐ{::::¨ﾄ::::｀''＜
　　　　　　　　　 　 　 ,': ,: :l: | : :l: :.|: : : |: :, : l: : :.j: |(::人:::::::::¨¨::ノ
　　　　　　　　　 　 　 |: |:.┼=ミ､,,__,, : /:./,_＞''~´:从:::::ﾊh､ノ´
　　　 　 ､　　 　 　 　 |: ⅣV|:_:_|从ﾊ//ｲ从:_;/_;∨1:::|::::::|::::::アl
.　　　　　',ﾑ　　　　　 |: ﾚ:ｨ灯:Jﾊ　　　　ｲJ心㍉从:::!::::::l ／::/　　　.斗‐ｧ　　　　「そして一転してやさしみ溢れる
.　　　　 　 V＼. 　 　 |: l: lﾍ ∨ソ　　　　弋 ソ〃 }{し'::::ﾊ{:::::,ｲi7―ｬ:::::／
.　　　　　　 Vﾆ＼＾＜|: l ﾍ ',　¨¨ 　　,　　 ¨¨　/.ｲイ::::::ｱ ／//:::::::/''´　　　　　　　『ＢＢ』ちゃんの行い……。」
.　　 　 　 　 lニニヽ　|: l: : ﾄ､､　　､　_　, 　　 / 〈:::::>イ／ﾆﾆ/⌒¨
　　　　 　 　 ',ﾆﾆ二ﾍ|: ｌ: : |　 )>､　　　　　.ィ　　 V 　/ニニ/
　　　 　 　 　 ',ﾆ二二ﾍｌ: : :',　　/　≧≦　',　　　　}〉/ニニ/　　　　　　　　　　【自分の親ともいえるボンドルド、
　　　　 　 　 　 ヽ二二ﾍ: : :.寸"　　 ﾊ　　 寸　 ＿/ニニ/_
　　　　　　　　 /ニニﾆﾆﾊ : : : ＼／　＼　 /¨´　/ニニ/ニ}　　　　　　　　　　そのボンドルドの先祖に、せめて偲ぶ機会を与えるのだ……。】
　　　　　　 ｧ'´ニニ＞''~´:::::`～､: :ヽ¨¨/￣¨'''‐＜ニﾆ/ニニヘ



　　　　〈　　　∨　,'　 ,'　 :.　　 :.　　　 　.{　　　　　　 } .∨ ＿＿＿ .∨　　　　∨
　　　　　＼ ∨　 .:　 .:　　:.　　 :.　　　　 {:.　　　　　　}￣∨　　　　　 ∨　　　 .:∨
　　　　　,--ｖ　　 {　 .i　　∨　　∨＿＿.{_　　 　 　 ,'　　　ヽ　 人ノ}　 〉　 }　　 ∨
　　　　./　 /　 　.{　 .{　　 ∨ ,／∨　　.}　 　 　 　/ 　 　 _斗＝ミ 　./ 　 :}　　　.∨　　　　　　　　　「なお現実で行われた行為とその結果。」
　　　 /　 ..'　　 　{:　 {:　 　 ∨　　∨　 八　　 　 ,' |　 ィ爪:::::j ﾘ ハ|'　　　,　:}＿　∨
　　∠ _ _/.| 　 　 {:　 ∨　　　{:　　 ∨__==ミ　　 八|　　,ゞ''"ﾟ￣｀ 　|　 　 ﾊ　ト､　＼ｖ
　 　 　 .:{　|　　　 :.　　∨　　 {:　 ;ｨ八::::::以ヽ、/　　　　　　　 ""　 レ}／　 /　 ＼　Ｙ ､　　　　　　　【だからなんでお前ぇはそう一々怖ぇえんだ！！！！
　　　／　Ⅵ　　　 ∨　　:..　　∨《乂少''ﾟ´　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 ,〈_∧　 }　:}　}＼
　 ／　 ／ ﾊ　　　　∨　 　＼ .∨　""　　　 　 　 .:　　　　　　　　⌒７__／　 ノ　　　 　 |＼＼　　　　ルートラスボスとはいえどうしてそこまでッッッッ！！】
／　 ／　 　|　　　　:{∨　　:{ .＼　:. __　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /〉､　　:/　　　　　　|: /
　 ／　　 　 |　　　　:ﾚ ∨　 {　 , ＞ ⌒　　　　　 _　　　　ｧ'　　　 ｨ |　:}　 / 　　 　 　 　/
／　　 　 　 |人　 　 {　 ∨ 八/^ 〉 ＼　　　　　　` ー　´　　　 .:: {人 '　/　　　　　　　人　　　　　「私はね原作のリスペクトの仕方が基本……
　　　 　 　 .:⌒ ＼　:{　　∨　{　人　　 ＞:..　　　　　　　　　 ／:¨¨¨入 .:　　　　　　　/ 　 :.
　　　　 　 .: 　 ./　＼､　　.:　 <>　　／¨¨√:＞ｓ。　　 　 ／　 |:::／　 ｖ　 　 　 　 ／　　　::.　　　 『原作の彼らは実は凄かったんだ』という基軸なのよ。
　　　　　 .: 　 /　　　｀ヽ .:　　　　／　　　{:::::::::}∧_＞‐＜　∧ ∨　 　 {　　　　 ／¨¨¨　ヽ、::..
　　　 　 .:　 ./　　　　 ／　　　／　 　 　 .{::::::/ ∨_∧__∧...∨.::　　　　|　　　イ　　　　　　 ＼:::..　だから原作よりも描写では強くなる。ラスボスになったら、こうよ。」
　　 　 , '　 /　　 　.／__ -=＜　　　　　　 レ〈ﾌ_}{__∨._.∨_／　　　 　 .|　　　 {　　　　　　　　 ＼:

ってなところで本日も寝もす。
オタッシャデー。