Author:やる夫達のいる日常
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読書的な小咄69 沙中の回廊
00/22
作 宮城谷昌光
Λ_Λ 連載 朝日新聞(1999年9月~2000年8月)
(・ω・`) 単行本 朝日新聞社
_φ___⊂)__ 文庫本 文春文庫(←!)
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 上巻(文庫) ttps://www.amazon.co.jp/dp/416725915X
| 001 |/ 下巻(文庫) ttps://www.amazon.co.jp/dp/4167259168
文藝春秋は宮城谷先生の作品を集めているようで…
(なにしろ、現在も連載を持つ現役の作家なのに、もう全集が刊行されているくらいです)。
.
01/22
Λ_Λ 皆様を見ていると、自分は何とも平々凡々な人生を歩んできたな、とつくづく思います。
(・ω・`) 一応大学までは行きましたが、これといった実績も資格もなく…
_φ___⊂)__ まあ、就職活動や見合いでは、最終的には何とかなったとはいえ33-4や26ー4ばりの連敗続きでしたが…
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | さて、話は変わって。
| 002 |/ 個人的な印象ですが、宮城谷先生の作品世界においては
その時代のキーパーソンというべき存在があるように思います。
殷周革命期においては太公望、戦国時代においては孟嘗君、三国志においては曹操、というように。
.
02/22
Λ_Λ では、春秋時代においては、たれが該当するのでしょうか。
(・ω・`) 春秋時代といっても、その始まりは紀元前770年(周の東遷)でいいとして、
_φ___⊂)__ 終わりはいくつか説があります(教科書レベルでは紀元前403年ですね)。
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 紀元前481年(魯の年代記「春秋」における「獲麟」の記事のある年)
| 003 |/ 紀元前453年(知氏が滅び、晋の実権が、事実上韓・魏・趙の三氏に帰した年)
紀元前403年(周王により、韓・魏・趙の三氏が正式に諸侯として認められた年)
他にもいくつか説はあるということですが、個人的にはこの三説で考えています。
とはいえ、これでは長すぎるので、もう少し範囲を絞ってみましょう。
.
03/22
Λ_Λ
(・ω・`) 春秋時代というと、教科書レベルでは「春秋五覇」という言葉で語られますが、
_φ___⊂)__ そもそも、覇者が生まれた背景には、南の大国・楚の脅威への対応という事情があります。
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 周王と対立した鄭の荘公、春秋五覇の筆頭というべき斉の桓公と管仲のコンビ、
| 004 |/ 十九年の亡命の末に覇者となった晋の文公。
そして、晋と楚の、三度にわたる大会戦(※)と和平。
それらを踏まえて考えると…
※城濮(じょうぼく)の戦い(紀元前632年) 晋の勝利。晋のみ君主が参加。
癡(ひつ)の戦い(紀元前597年) 楚の勝利。楚のみ君主が参加。
眦陵(えんりょう)の戦い(紀元前575年) 晋の勝利。両国とも君主が参戦。.
04/22
Λ_Λ 斉の桓公の薨去(紀元前643年)から晋楚の和平(宋の会同。紀元前546年)の間の約百年が、
(・ω・`) 春秋時代の中心ということになります
_φ___⊂)__ (これより以前は南北の接触は比較的少なく、これ以降は各国内の政争が激化、ともっともらしく理由付けます)。
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | は、あらためて、この時代のキーパーソンは…というと、
| 005 |/ 本作の主人公・士会(字は季。范武子※)ではないか、と。
※范という邑を食邑としていたことからこう呼ばれる。晋が韓・魏・趙の三氏に分かれる
前の、六卿の一つの范氏の祖でもある。武は、諡としては文に次ぐ最高級のもの。
.
Λ_Λ 05/22
(・ω・`)
_φ___⊂)__ 士会が歴史上に名を表した期間は40年
/旦/三/ /| (紀元前632年に晋の文公の車右(※)に抜擢され、紀元前592年に正卿(宰相)を退く)。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 006 |/ 長い春秋時代を通じても一二を争う名将(覇者である楚の荘王にも勝利)であるばかりでなく、
長く中原の覇権国であった大国・晋において、在任期間わずか二年ながらも最高の宰相と称えられた人物です。
※戦車の右側に立つ戦士。戈などの得物を使う。なお、中央には御者、左には指揮官
(重要な局面では御者と入れ替わることがある。弓矢を使う)が乗る。
.
06/22
Λ_Λ 事実関係を書いただけでも格好いい人物ですが、本作においてはさらに魅力的になっています。
(・ω・`) 配下の弗(後に范氏の貴臣)・筲(同、家宰)・杜辛(同、馬正)達(※)の存在も光ります。
_φ___⊂)__
/旦/三/ /| ※彼等の名前はあくまで架空のものですが、士会を支える家臣は確かに存在しました。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 卿(大臣)はともかく、その家臣の氏名まで出てくるのはもう少し後の時代のこと
| 007 |/ になります。
例:趙鞅(ちょうおう、趙簡子)の家臣の董安于や尹鐸、魯の季孫氏の陽虎等。
では、あらすじや印象に残る言葉などを紹介します。
.
7/22
Λ_Λ まず、ごく大まかな概要。
(・ω・`)
_φ___⊂)__ 上巻 傑人・士会の苛烈な生涯(単行本の帯から)
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 孤舟、戦雲、城濮、祥雲、離愁、分流の六章。
| 008 |/ 士氏の末子として生まれた士会は、武術の腕を磨き、法官たる父の士缺(しけつ)や
兄の士縠(しこく、字は伯)とは異なる道を行こうとします。
晋の覇権を確立させた名将・先軫(せんしん)にその武勇と軍才を見出され、文公に抜擢されました。
無位無官から士・大夫と、少しづつ累進してゆく士会。
しかし、覇権国となった晋の前途はg、順風満帆とはいきません。
下巻 宰相・士会の清冽な生涯(単行本の帯から)
余炎、惜暮、新生、旗鼓、敖山、大法の六章。
正卿・趙盾(ちょうとん。趙宣子)のやり方に反感を覚えた士会は、晋を去ります。
秦に亡命した士会は、ここで軍才を存分に発揮して秦の康公(穆公の子)にも信頼されますが晋に連れ戻されました。
∧,,∧ ∧,,∧ ある因縁のあった郤缺(げきけつ)の策によるものです。
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ がて、政変を経て郤缺が正卿になりますが楚の脅威が迫りつつありました。
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) 一度ならず勝利するも楚の野心はやまず、全面対決となった邲の戦いに敗れ
| U ( ´・) (・` ) と ノ 覇権を失います(ただし士会の率いた上軍は無傷で撤退)。
u-u (l ) ( ノu-u 数年の後、ついに士会が正卿になります。彼は何を為し、何を残すのでしょうか。
`u-u'. `u-u'
次から章ごとの概要を。書いてていうのも何ですが、かなり長くなりました。
お忙しい方・(史実含めて)ネタバレNGの方は08から19をスキップしてください。
.
08/22
孤舟
Λ_Λ 「人を斬る飄(かぜ)であった」
(・ω・`) 秦の後援を得て君主の位についた重耳(晋の文公)ですが、
_φ___⊂)__ 間もなく、先君の側近であった郤芮(げきぜい)が乱を起こしたために窮地に陥ります。
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 文公を助けるべく駆けつけた士会の前に現れたのは、凄まじい棒術の使い手でした。
| 009 |/ 冒頭の「人を斬る飄」とはこの男の棒の動きによるものです。
士会が文公の敵ではないと分かると男は去ります。
夜の闇の中、文公を探す士会は、舟中にいた敵兵と思しき傷ついた男を見逃しました。
二人とも、その後の士会に少なからぬ影響を与える人物となります。
∧,,∧ ∩
(`・ω・´)ツ 士氏は、士会の祖父の士爲(しい)の時代には大司空として献公(文公の父)のもとで活躍しましたが、
(つ / その後の驪姫の禍(りきのわざわい:献公の夫人となった驪姫の讒言により、
lヽlヽ/ ) 太子申生が自害に、公子重耳が亡命に追い込まれる)による混乱の中で、力を失いました。
(;;: ( / ̄∪,n__n lヽ,,lヽ
, ― 、と # ⌒つ,,,∧ ノ (;;::)ω・) 孝子・申生を死なせた献公や、兄をさしおいて君主となった恵公に恭順せねばならない士氏。
<<:;;:) ) c(;;:)ω・`ノ|,,ノ| / つと そんな状況に憤懣やる方ない士会は武芸の腕を磨きます。
U( (U_つ ⊂⌒ (´・ω(;;;) ゝ._JJ 法官の家であった士氏においては異端児というべき存在でした。
し' `J そんな士会に、日本でいう寄親のような存在である先軫から、ある密命が下されます。
精強な郤氏の兵を一蹴する男。男の名は… 知りたい人は「介子推」を見るべし。
.
09/22
戦雲
Λ_Λ 密命の背景には、周王室の内紛がありました
(・ω・`) (春秋左氏伝をみると、数十年に一回は王位継承争いが…)。
_φ___⊂)__ 王自身でさえ命の危機に晒されるほどの。
/旦/三/ /| 諸侯としては周王の危難は救わねばなりません。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | とはいえ、即位してから間もなく、また、臣下に背かれるなど、
| 010 |/ 晋国内でさえしっかりと治まっているとは言い難い状況。
いったいどうすべきか…迷う文公に正しい道を示したのは、最古参の重臣・狐偃(こえん)でした。
文公は周王室の内紛を鎮め、名声を得ます。
また、介子推の功績を見逃していた自らの過ちを認めるなど、君主として成長していきます。
士会もまた、人格的成長を遂げます。運命が、大きく動き始めました。
.
10/22
Λ_Λ 城濮
(・ω・`) 中原においては名実ともに大国となった晋ですが、それは、楚の脅威の矢面に立つということでもありました。
_φ___⊂)__ 三軍(中・上・下軍)を編成した晋は、まず、楚によって窮地に立たされた宋を救うべく、楚に与する諸国を伐ちます。
/旦/三/ /| (宋には、流浪の公子であった文公を手厚く遇してくれた恩義がありました)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | (一方で、衛・曹など、かつて文公を冷遇した諸国への報復も兼ねています)
| 011 |/
この当時における最強国である楚との戦いに備え、中軍の将(元帥)となった先軫は、様々な策を講じます。
三舎を避けて楚王への義理を果たし、決戦の時を迎えます。
.
11/22
Λ_Λ 祥雲
(・ω・`) 城濮の戦いが始まりました。
_φ___⊂)__ 前述のとおり、晋は君主の文公自らが出ているのに対し、楚は、成王は既に撤収し、令尹(宰相)の子玉が迎え撃ちます。
/旦/三/ /| 士会達の奮闘、先軫の策により、晋は辛うじて勝利を得ましたが、子玉率いる楚軍の強さは凄まじく、
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 彼が敗戦を恥じて自殺したと聞くまで文公は安堵できませんでした。
| 012 |/ 凱旋の途上、士会は文公の車右に任ぜられます。君主の車右になるということは、
国一番の勇者と認められたということ。妻を娶り子に恵まれるなど士会家は華やぎます。
楚に与していた鄭を攻める中で、かつて文公の帰国を助けた秦は晋を出し抜こうと図り、
対抗して晋は鄭の公子蘭(のちの穆公(名宰相・子産の祖父))を太子とさせます。
.
12/22
Λ_Λ 離愁
(・ω・`) 文公の側近で読書の師でもある胥臣は、ある人物を文公に推挙しました。
_φ___⊂)__ かつて文公を殺そうとした郤?彭の子・郤缺です。
/旦/三/ /| 野に下っていた郤缺ですが、礼を知る者であるとして召されました。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 名君のもとに名臣達が集う。晋にとって最も佳い時期でしたが…在位9年にして文公が薨去。
| 013 |/
その葬儀の時、西からの軍勢が。それは、鄭を取ろうとする秦のものでした。
春秋五覇の一人に数えられる秦の穆公は野心も大きく、間者の報告もあって軍を出したのです。
鄭の商人・弦高の機知もあって秦軍は目的を果たせずに撤退しますが、
晋はその帰路を攻撃して大勝利をおさめます。
しかしそれは、士会にとっては文公の薨去に続く哀しい別れの始まりでもありました。
:::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: 文字通り秦軍を殲滅した晋軍は、
::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::: 敵将の百里孟明視(百里奚(「買われた宰相」の主人公)の子)・白乙丙・西乞術を捕らえます。
:::::::::::::::::: ::::::::::::::::::: しかし、ここで襄公(文公の子)は、浅慮により、一つの過ちを犯しました。
::::::::::::::::: ::::::::::::::::: 義母たる文嬴(ぶんえい:文公の妃たる?魂姓の女であることを示す。穆公の娘)の訴願をうけ、
:::::::::::::::: :::::::::::::::: 独断で敵将三名を釈放したのです。
::::::::::::::: ∧,,∧ :::::::::::::: これに先軫は激怒し襄公に向かって唾を吐くという無礼を行いました。
:::::::::::::: _..( ´・ω・).. ::::::::::::: 先軫も士会と同様、若い頃は悍馬に例えられた激情の人であったのです。
:::::::::::::.'c(,_U_U `.:::::::::::: 襄公も怒りましたが、先軫を罰することはできませんでした。
::::::::::::::::::.... ....:::::::::::::::: しかし、これを悔いた先軫は、続く狄との戦いで自殺的な突撃を行い戦死。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 士会は何かと目をかけてくれた恩人を喪ったのです。
.
13/22
Λ_Λ 分流
(・ω・`) 総司令官たる先軫が戦死するほどの苦戦を強いられた晋軍でしたが、
_φ___⊂)__ 敵の君主・白狄子を捕らえたことで奇蹟的な逆転勝利をおさめます。それは、郤缺の功績でした。
/旦/三/ /| 郤芮の謀反により滅びかけたとはいえ郤氏の勢力は大きくその兵は精強。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 郤缺自身は温厚かつ誠実な人物ですが君主にとっては警戒対象であり、彼の代での復活は難しいと思われました。
| 014 |/ 郤缺は、子の郤克に未来を託します。
後任の元帥(中軍の将)には、先軫の子・先且居(せんしょきょ)が任ぜられました。
またしても秦との戦いがおこりますが、晋はこれを再び大破。先且居は良将であることを示します。
先代には及ばぬまでも名君の襄公と、良将・先且居。晋は平安を保つかと思われましたが…
紀元前622年。晋は重臣4名を一挙に失いました。うち3名は老齢と言える年齢でしたが、
もう1名は、まだ十分に若かったであろう先且居でした。
先且居の子・先克の器は父に遠く及ばず、
∧,,∧ ∧,,∧ 後任の中軍の将(正卿を兼ねる)は狐射姑(こえきこ。狐偃の子)が選ばれました。
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ ところが、ほどなくして趙盾に変えられます。
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) 狐射姑が失態を犯したというわけではありません。
| U ( ´・) (・` ) と ノ 襄公の傅(ふ:もりやく)であった陽処父が介入したのです。
u-u (l ) ( ノu-u 陽処父はもともと趙衰(ちょうし。趙成子。趙盾の父)の家臣であり、趙盾を高く評価していたゆえの判断でした。
`u-u'. `u-u' このとき趙盾は、恐らく30歳前後。少壮といえる年齢です。
大志を抱く趙盾は、さっそく様々な改革に着手するなど精力的に動きますが、
秦の穆公の薨去という重大事に対して反応しないなど、軍事外交のセンスに疑問符がつきます。
また、独善に陥っているのではないか、との指摘も。
そんな中、襄公が若くして急死。晋の前途に暗雲が立ち込めます。
.
14/22
Λ_Λ 余炎
(・ω・`) 襄公は、恐らく二十代の前半で薨じました。
_φ___⊂)__ その子はまだ幼いため弟達のたれかを擁立しようということになり、趙盾は秦にいた公子雍を推しました。
/旦/三/ /| 群臣の多くも同意したのですが、降格後沈黙を保ってきた狐射姑は陳にいた公子楽を推して対抗しようとします。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 国論がまとまりきらない中、士会は公子雍を迎えるための(名目上は秦の穆公の弔問の)
| 015 |/ 使者に選ばれますが、趙氏と狐氏の私闘に巻き込まれつつあることを悟り迷います。
この時点では趙盾の方が正しいとは思うものの、正当性はどうか、というわけです。
たれも非難せずに黙って去った介子推に思いを馳せながら、秦に向かいました。
∧,,∧ ∧,,∧
∧∧ (・` ) ( ´・) ∧∧ 秦に着いた士会達は公子雍を迎えるための準備に取り掛かります。
(ω・` ) U ) ( Uノ( ´・ω) その頃、晋では血で血を洗う抗争が起こります。
| U u-u u-u (U ノ まず、無断で晋に入国しようとした公子楽が趙盾の手の者により殺されます。
u-u ∧,,∧ ∧,,∧ u-u これにより、(国外にいる公子で)公子雍以外の候補者はいなくなりましたが、
(・ω・`) (´・ω・) これに怒った狐射姑は一族の者を使って陽処父を殺害。趙盾も反撃し、最終的には狐射姑は晋を追われます。
(l U) (U ノ 趙盾が勝利し、これで何の問題もなく公子雍を擁立…と思われたのですが、
`u-u'. `u-u' 襄公夫人の哀訴に心動かされた趙盾は、前言を翻して太子を擁立することに決めました。
そして、公子雍を送り込もうとした秦軍を攻め、撃退しました(令狐の戦い)。
趙盾の無礼な行いに憤った士会は、秦へ亡命します。
∧,,∧ ∧,,∧ 白乙丙は士会を快く受け入れました。
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ そればかりか、康公(穆公の子)に士会を重用すべきであると進言します。
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) それには、当時の秦のおかれた周囲の状況が大きく影響していました。
| U ( ´・) (・` ) と ノ この当時の秦は、東は晋と、西は戎と敵対していました。
u-u (l ) ( ノu-u 穆公の時代にはそれらの勢力との関係は悪くなかったのですが、
`u-u'. `u-u' 穆公も百里奚も亡い今どうしても軍事的な衝突が避けられなくなっていたのです。
秦と晋の間で辺境の邑をめぐる戦いが起こる中、晋では、兄の士縠達が乱を起こして先克を殺し、
ほどなく殺されるという事態が発生。士会は、秦に骨を埋めることになろうと思いますが…
.
15/22
惜暮
Λ_Λ 晋との戦いが本格化し、ついに康公自らが軍を率いることになりました。士会もそれに随伴します。
(・ω・`) この頃、中原諸国は必ずしも晋に好意的ではないため、趙盾は関係改善に苦慮しており、
_φ___⊂)__ 秦に構っていられないという状況でした
/旦/三/ /| (時の楚王(穆王)が薄徳※で諸国の支持が得られなかったため、かろうじて覇権は維持できた)。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 016 |/ この機会に秦は令狐の戦いに報いることにします。士会の軍才が存分に発揮される時が来たのです。
秦を勝利に導くだけでなく晋に過大な損害を与えない(勝ちすぎて消えぬ恨みを与えない)。みごとな采配でした。
秦が急に強くなったことを訝しむ趙盾に対し、郤缺は士会の存在を指摘します。
※父の成王を自殺に追いやって即位。成王は「熊の掌を食べてから死にたい」と願ったが聞き入れなかった。
∧,,∧ ∧,,∧ 国難に対処するため亡命した者を呼び戻す。狐射姑か士会か。
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ 趙盾は、士会を呼び戻すことにしました。
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) とはいえ、今や士会は康公の信頼も厚く本人も戻る気はさらさらない。
| U ( ´・) (・` ) と ノ となると…策が必要になります。
u-u (l ) ( ノu-u 郤缺が策を立てました。魏寿余という者が食邑ごと秦に服属したいと願い出て…という少々込み入った策です。
`u-u'. `u-u' 話を聞いた士会はいやな予感を抱き康公にも訴えますが、事が事だけにそうもいかず。
結局、連れ戻されることになります。
不本意ながら帰国した士会のもとを、郤缺・郤克父子が訪れ、趙盾を誤らせないことを約しました。
初対面の郤克が士会に強い敬意を示します。そんな中、新たな楚王が。
.
16/22
Λ_Λ
(・ω・`) 新生
_φ___⊂)__ 新たな楚王・荘王は、服喪期間を終えて聴政を始めるや否や、臣下の粛清と昇進を押し進めます。
/旦/三/ /| 覇気あふれる新王を戴く楚が中原への攻勢を強めるのは明白。交通の要衝である鄭が今後の主戦場となります。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 017 |/ 一方、晋においては、趙盾が孤立しつつありました(宋への対応について次卿の荀林父が趙盾の意向に背く等)。
軍事的にも失態を演じ、君(霊公)との対立が深まります。
ついに士会は卿となり、国政にも関与する立場に。そもそも接点が少ないということもあったでしょうが、
士会は霊公には嫌われていません。しかし、霊公は士会を活用する術を知りません。
楚が君臣ともに優れた時を迎えようとする中、晋は君も正卿も佳いといえない状況下にあったのです。
/ )/) 霊公と趙盾の対立は深刻なものになっていきます。
/ ソ
⊂ う 特に君たる霊公は言動が荒れ、熊の掌がよく煮えていないといって料理人を殺すありさま。
( ).∧_∧ これを知った士会は諫めますが行いは改まりません(趙盾が諫めてももはや聞く耳を持たない)。
V''`と(*・ω・)
と ,イ ノ,,ノl さらには、趙盾に刺客をさしむけますがこれは失敗
lヽlヽ / ,_ づ ( ) (失態もあったとはいえ長年正卿を務めるだけに趙盾には威厳があり、君命と自身の信義の板挟みになった刺客が自決)。
( ) (ノ´ ⊂ く
と___⌒つう と 、 _ r''′ ついに霊公は公宮で趙盾を殺そうとしますが、かつて助けられた者が趙盾に恩を返して脱出させます。
趙盾は亡命を図り、国都は騒然とします。その時、士会と郤缺は…
「わたしは正義を知りたい。それに遵奉したい。それゆえ、今日から疾になる。
∧,,∧ どうか随会(士会。随は食邑の名)どのも疾になってもらいたい」
∧,,∧ \(ω・´ ) lヽ,,lヽ 郤缺は酒を飲み、士会にも勧めます。
(;´・ノω) ×ool_フ ( ) かつて父が謀反を起こして滅びかけた郤缺はここで進退を誤るわけにはいきません。
/_」 y ) つ < ∞ \と、 ゙i いわば勝った方に従う。狡猾といえばそうかも知れませんが、
と(__(_lつ )__\_\ヽ_)、) どちらもよろしくないという状況では選びようがないというのもまた事実。
結局、趙盾の一族の者が霊公を殺害して趙盾を呼び戻す形で決着がつきました。
.
17/22
Λ_Λ 旗鼓
(・ω・`) 霊公が若くして(恐らく十代で)亡くなり、新君主をたれにするか。
_φ___⊂)__ 郤缺は公子黒臀(こくとん。文公の子)を推し、認められます。
/旦/三/ /| 周で静かに暮らしていた黒臀は思いがけなく君主の位に就きますが、決して居心地のよいものではありません。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | しかし、黒臀(成公)は静かに耐えることのできる人でした。
| 018 |/ 趙盾は引退(異母弟を引き立てる代わりに自分が引いた)し、晋は新たな時に。
覇権国として鄭を従えるべく軍を発した晋は、鄭ではなく楚領を攻めるという大胆な行動に出ます。
もちろん士会のたてた策戦です。
楚は一本取られた形に。尋常な手段では晋に勝つことはできません。ではどうするか。
∧_∧_
(・ω・` )  ̄"⌒ヽ 荘王は、伊達に春秋五覇の一人に数えられているわけではありません。
/ ) ヽ' / 、 `、 この時の荘王の行動は、士会でさえ驚かせるものでした。
γ --‐ ' λ. ;! こちらも鄭を攻めるのではなく他のところを攻めるのですが…それは、周でした。
f 、 ヾ / ) 周都付近にまで達した荘王は、周王室が持つ宝器「九鼎」について問いました。
.! ノヽ、._, '`"/ _,. '" いわゆる「鼎の軽重を問う」です。
.|  ̄`ー-`ヽ 〈 < _ ヽ. 周王朝滅亡の危機でしたが、応対した王孫満のみごとな回答もあり、
∧,,∧ ∧,,∧ !、__,,, l ,\_,ソ ノ さすがの荘王もそれ以上のことはできませんでした。
∧ (´・ω・) ( ´・ω) 〈'_,/ / / 長い春秋戦国時代を通じて強国であり続けた強大な楚がなぜ天下をとれなかったか。
( ´・ω) U) ( つと ノ | | イ-、__ その一因は、周の考えた「天」に代わり得る概念を示せなかったことにありました。
| U ( ´・ω) ( ´・) .l.__| }_ l
u-u (l ) ( ノ. _.| .〔 l l
`u-u'. `u-u' 〔___! '--'
.
18/22
敖山
Λ_Λ 趙盾の引退により正卿になった荀林父が一歩引く形で、郤缺が正卿になりました。
(・ω・`) 謀反人の子が宰相になったのです。成公は名君の資質を見せ正卿は謙譲の人。
_φ___⊂)__ 晋は再び佳い時を迎えると思われましたが…成公が急逝します。
/旦/三/ /| そんな中、楚が鄭を攻めたのをうけ、郤缺・士会は軍を率いて応戦し勝利します。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 翌年、またしても楚は鄭を攻めます。今度は士会自らが上軍を率いて迎え撃ちます。
| 019 |/
士会「この戦いは、かならず勝つ」
荘王「敵将は、士会か」
覇者たる荘王が命の危険を感じるほどの、鮮やかな勝利でした。
しかし、その後も、楚は鄭を攻めます
(晋楚の相次ぐ戦いのために疲弊した鄭は、子産の登場まで両面外交を続けることになります)。
∧,,∧ ∩ 老いを自覚した郤缺は、晋にとってのもう一つの脅威・赤狄を服属させることを
(`・ω・´)ツ 最後の仕事として世を去り、士会を尊敬する郤克が継ぎます。
(つ / その頃、鄭の両面外交に業を煮やした荘王が軍を発します。
lヽlヽ/ ) 晋も全軍を挙げて応戦せねばなりませんが、戦いには時宜というものがあり、
(;;: ( / ̄∪,n__n lヽ,,lヽ 晋はそれを逸する状況に陥りました。
, ― 、と # ⌒つ,,,∧ ノ (;;::)ω・) 総司令官たる荀林父は撤退すべきと思いますが踏み切れません。
<<:;;:) ) c(;;:)ω・`ノ|,,ノ| / つと 士会が珍しく熱弁をふるい、撤退することの正しさを説きます。
U( (U_つ ⊂⌒ (´・ω(;;;) ゝ._JJ
し' `J 「可をみて進み、難を知りて退く」
中軍の将(正卿。第一位)の荀林父、上軍の将(第三位)の士会が撤退を唱え、
以下の三将(上軍の佐・郤克、下軍の将・佐)も同意。
6名の司令官のうちの5名までが撤退と言っているのに、
マーマー ∧,,∧ ∧,,∧オマエラヤメ 中軍の佐たる先縠(せんこく:先克の子)が反対(※)し、軍議は停滞します。
∧∧(´・ω・)(・ω・`)∧∧ 実は、楚軍も進軍か撤収かでひと悶着あるのですが、双方ぐだぐだしている中、
(´・ω・) U) (U とノ(ω・` )ケンカイクナイ なし崩し的に開戦し、晋は中軍・下軍が壊滅的な損害を出す惨敗を喫しました。
|し U∧∧ ∧∧と ノ 唯一、士会率いる上軍だけは、敗戦を予期して十分な備えをしていたために無傷で撤退。
u-u( ・ω・)=つ);:)ω・`) これが、邲の戦いの顛末です。
(っ ≡つ=つ⊂⊂) ※卿で反対したのは先縠だけでしたが大夫の中にはこの戦いで立身しようとした者がいました。
( /∪ バババ∪ ̄\_)
オラオラ!!
.
19/22
Λ_Λ 大法
(・ω・`) 邲の戦いに敗れ晋は覇権を失います。
_φ___⊂)__ 荀林父は死を願いますが、士渥濁(しあくだく:士縠堝の子)の救解によって止められました。
/旦/三/ /| 楚の敗将は自殺し晋の敗将は生き残る。両国の違いはこんなところにも表れています。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 実際、敗戦の責めを負うべきは先?堝でしたが、
| 020 |/ 視野狭窄に陥っていた先縠は狄を手引するなど売国的な行動をとった挙句、攻め滅ぼされました。
また、この機会に君主権の強化を図ろうとする屠岸賈(とがんか)によって趙朔(ちょうさく:趙盾の子。趙荘子)が滅ぼされます。
敗戦後も唯一晋の同盟国であった宋が楚の猛攻の前に下り、晋は暗い時代を迎えようとしていました。
Λ_Λ
(・ω・`) しかし、救いはありました。
_φ___⊂)__ ふっきれた荀林父が、狄・秦との戦いでみごとな勝利を得たのです。
/旦/三/ /| 徐々にではありますが晋の力は回復していきます。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | そして、ついに士会が正卿になります。士会が正卿になったことが知られると、
| |/ 暴れていた赤狄が撃滅され、国内の賊はすべて逃げ出したといいます。
周王室の内紛を鎮めた士会はそこで儀礼について笑われますが、それをも糧とした士会は新たな国法を定めました。
世にいう「范武子の法」です。范武子の
法は、長く晋国で重んじられたといいます(子産以前なので、非成文法です)。
七十歳になり、引退を考えるようになった士会。
∧,,∧ ∧,,∧ その彼の前に、凄まじい怒気を発する郤克が。
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧ 郤克は、晋が主宰する諸侯会同(今でいう国際会議)への出席を求めるべく東の大国・斉に使いしたのですが、
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) その際、その容貌を笑われました(郤克は障害があり、容貌も醜悪でした)。
| U ( ´・) (・` ) と ノ 郤克の怒りをみた士会は、自身の後任に郤克をすえることでその怒りを鎮めることにします
u-u (l ) ( ノu-u (実際、正卿となった郤克は職務に精励します。
`u-u'. `u-u' のちに晋は斉と戦い大勝しますが、これは郤克の私憤による戦いではありません)。
士会は、最後まで進退を誤りませんでした。
.
20/22
Λ_Λ …こうして読み終えたところで、
(・ω・`) なぜ、私が「(宮城谷作品世界における)春秋時代のキーパーソンは士会」と考えたか、
_φ___⊂)__ について、もう少し追記します。
/旦/三/ /| 一つは、「作品内での評価が一貫している」ところです。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | たとえば、本作での趙盾について皆様はどう思われたでしょうか。戦下手、考えが一貫していない、独善…。
| 021 |/ いろいろと(どちらかというと否定的なものが多く)あるでしょうが、
彼を主人公とした短編「孟夏の太陽」を読むと、また違った感想が出てくると思います。
(事実関係は変わりませんが、趙盾の心情を踏まえて考えると…)
ですが、士会については、他作品を読んでもそう大きなずれは生じないと思います。
.
21/22
Λ_Λ 士会については、このような話があります(あとがきから)。
(・ω・`) 趙武(趙盾の孫。趙文子)により晋楚の和平が成ったときのことです。
_φ___⊂)__ 彼は、楚の令尹・子木から、次のような質問を受けました。
/旦/三/ /| 「范武子(士会)の徳とはどのようなものであったのでしょうか」と。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | この当時、士氏は士会の曽孫・士鞅(しおう、范献子)の代。
| 022 |/ 彼も卿の一人ですからこの場にいたかも知れないし、趙氏は士氏と親しいとは言えません。
いくら士会が楚史上最高の名君の荘王に勝ったことがあるとはいえ、異例の質問だと言えるでしょう。
なお、趙武は次のように回答しています。
∧,,∧ ∧,,∧ 「夫子の家事治まる。晋国に言うに、情を隠すこと無し。その祝史、信を鬼神に陳べて、辞に愧ずること無し」と。
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) 士会は、国民にも鬼神にも嘘をつかなかった、と言うのです。
| U ( ´・) (・` ) と ノ よく「天地神明に誓って」などといいますが、士会は、たれにも愧じることのない生涯を送った、ということです。
u-u (l ) ( ノu-u そして、子木からこの回答を聞かされた楚の康王(荘王の孫)は「五代を光輔した」と絶賛しました。
`u-u'. `u-u'
.
趙盾は作品によって色々印象が違いましたね
22/22
Λ_Λ もう一つは、後世への影響です。
(・ω・`) 士会の家は、玄孫の士吉射(范昭子)の時に趙鞅に敗れて晋を追われるのですが、
_φ___⊂)__ その子孫にいわゆる「遠交近攻」策をとった秦の宰相・范雎(はんしょ。
/旦/三/ /| 「青雲はるかに」の主人公)がいます。作中の彼は、士会の末裔であることを誇りにしています。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | もう一人は…漢の高祖・劉邦(「劉邦」の主人公)。士会が晋に連れ戻された際に、
| 023 |/ 秦に留まった士氏の末裔だという説があるそうです。真偽のほどは定かではない、
というか、非常に怪しいものですが、庶民から一代で成り上がったといわれる劉邦が、
実は大国の名将・名宰相の末裔であった可能性が、というのもなかなか面白いです。
最後に、蛇足ながら。
これは、きわめて個人的な感想ですが、
宮城谷先生は司馬遼太郎の(歴史小説の分野における)後継者と言うべきポジションにおられる人物です。
そう考えると、宮城谷作品世界における士会(、太公望、孟嘗君)は、
司馬遼太郎作品世界における坂本龍馬のような存在なのではないか、と。
「沙中の回廊」の紹介は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました。
【一投稿を終え、休憩】
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
(´・ω・) (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・) (´・ω・)
(っ=川o (っ=川o (っ=川o (っ=川o (っ=川o (っ=川o
 ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―  ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄`ー―  ̄ ̄`ー―′ ̄
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投稿乙でした
すっごい力作で、読んでて面白かったです!
投稿乙です! 面白かったです!
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読書的な小咄71 バッタを倒しにアフリカへ
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| | ( 丶 丶三  ̄三 二>ヒ升f⌒! U`y′ 蝗害(こうがい)
| | \ \ \_ 斗rヒ巛 Y 叭__ノ! |
| | >‐\ \l ,小 八 | jL_j 一部のバッタ類の大量発生による災害のこと。
l | {{ { { { { {\__ノ l └r‐込、/斤テリ‐┐ (Wikipediaより)
l ! `ー仁二二二二>-/))ヘ`ト=ィ  ̄||
_____ノハ} !! // `^′ !!__
`⌒´ || トf′  ̄`′
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`´ ̄ l_!
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_ -=ニニニニ=- _ _ - ァ
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/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽi:i:i:i:ー<
∥i:i:i:i:i:i、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:i',i:i:、
'i:i:i:i:i、i:i:i マ> ´ ̄ ̄.|:i:i:i:i:_i:|i:i:〉 蝗害は、国単位での食料危機を引き起こす大災害です
i:i:i:i:i:i| マ " /んう|:i:|Y Y"
|Wi:ir -==、 らソji:i! / 直近では2019年より始まり、1年経った今もなお収まっていません
i{иi;i、{ らソ 、 ' ,、ィi:i{
|i:i:ム 、 /!i:i:i:i:i:、
jW:> \ ゝ ' .イ |i:i:i:i:i:i:iヽ
-、 " |i:i:≧- __ イ / >i:i:i:i:i:i/、_
Ⅶ |i:i7i:i:i:i:〉. / / /!i:i:イ  ̄ 、
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r 、.Ⅶ _ /i:i:i/::! ∨ /::::::|:i:', 、
ノ 、 Ⅶ - 7!|:::| / /::::::::/hi! ∨
{ 、 ヽ∨〉/ i:i:i!::!./ /::::::::/. 爪 ∨
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/
三三三三三三≧s。 _______ ____ /
三三三三三三三三≧{............................../ ....>― 、`ヽ /____
`ヽ三三三三>'|::::::::l:::/:::::::::::/:::::::::::/ ./ /´ 某SF小説においては
___丶._ノ / /| }、| /} .〈 / /
/入__ \ / / ,| j l / ,| /`ー ' / 「人類文明の開闢以来の果てしない戦争」
/ \ \ ,/ヽ/ ,八___/、ノl /
`ー―< \ \_ \ )ー`ヽノ:::〈|:.. ./ ̄ ̄`/ 某農業エッセイでは
 ̄ ̄  ̄ : `ー‐`< _〉ノ__>_> /kノ Y __ _/、
: : : : : : : : : : : : : ̄(_,ィ_ / /_ V_/ \\__ 食べ物はおろか藁、紙、着ている物まで食べられた
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::| l: : ⌒: ー―‐'⌒ー. .`ー⌒V_>
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::| |_,, - _二二ー‐ュ: : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::(_ノ一.´: : : : : : : ̄: : : : : : : ……とまで言われています
〈 i:i:/i:i:i:/i:i:r'アi/i:i:i:i:i:!i:i:i:i:i:i:i:i:i:i、i:i:i:i:i:i:i:i寸j
. 、i:i:i/i:/i:i:i:i:i:/i:i:/i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:ii!i:i:i:i:ム、i:i:i:i:i:i:i∧
\i:i:i:i:i:i_i:イi:i:i7i:i:i:i:i:i:i:i!i:i:i:i:i|Ⅶi:i:i:i!_マ、i:i:i:i:i:{ヽ
}i:',i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:7i:i:i:i:!|i:i:ムマi:i:_{ 寸i:i:リ " 寸i:iム '
,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i|ゞ―" ,z- ,爪i:ト _
〈i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i!:i:i:i:i:', _ -- ,_ ィう:}!i , 'i:i:i:\ー
マi:i:i:i:i:i:i,- 、{|i:i:i:i:i:i∨ら心 ヾ 、心' | ,/}i:i:i:}! ヽ そんな災害に立ち向かう、バッタ研究者の著作
トi:i:i:i:7 f 、 守i:i:i:i:i、乂_ソ 〉 ', ,i:斗" }
ji:i\i|、 、 _ ` 寸i:i:\ /
,i:i:i:i:|i:i:i:\__rr,、  ̄ ` 、ー== ァ 『バッタを倒しにアフリカへ』
〈i:i:i:斗i:i:i:i:i:i:i:K > ._  ̄ / 著者:前野 ウルド 浩太郎
γ< ∧i:i:i:i:i:i:i:、〉― 、≧ - イ ttps://www.amazon.co.jp/dp/4334039898
>、  ̄Ⅶi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ
/ ∧ 丶__> ´ ̄ `マ∨__
/ / ー= ´ 寸i:i:iト.、 ご紹介いたします
. √ / / /, "ー<〕ト、
. / / ∧ }i:i∧
.
_
i>≦i:i:i:i:i:〕iト.,
. ヽ ̄ ̄'i:i:i:i:i:i:i:i:´i:i:i:i:i:i\
〉__/i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:ィi:i:i:i:i:i:i',
〈i:i:iノi:i:i:i:i:i/i:iニ ー―Li:i:}
/Li:i:i/ vi:i:i:!ソ` ヒソ i まず、著者の名前にご注目
' i:i:丶 丶{ ' }!
Ⅶi:i:i:i` _ イ」
]i:i:i:i',\∧ー " 前野 『ウルド』 浩太郎
/ ⌒ヾr,\|!:〉
, ヾ. }!ヾ,
. / i:|! }」 この『ウルド』というミドルネームは、
. , \ i:|! | ゙, アフリカのモーリタニアでもらい受けたそうです
. | ∨' , iヽ
. | .∨/ .| ! 「~~の子孫」という非常に名誉な意味があるとのこと
. / ∨ f_\
i _ 斗――>―"=-、`ヽ
丶 ∧ ∨ }!
,
|,\.
______| "\.
|' "\.
| ."\__
| | ̄ ̄"
| "|.
ζ″ "|.
ζ" ".|.
|,, "|.
,_______| "| このミドルネームからも分かる通り
゙γ"λ, モーリタニア "|.
~) MAURITANIA "|. アフリカに(というよりモーリタニアに)
ぐ. "|.
), "|. がっつり染まっている方です
) ★ヌアクショット "|.
_)". ."|__
丿" "ヾ
丿" /"
""γ⌒⌒⌒⌒"ч 。 /"
゛ヾ, ,,,べ〟 ..ノ^^~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
゛ヾω γ
.
_ -=ニニニ=- 、
_ ―,:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\
`\ /i:i:i:'i:i:i:∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ
{i;i;7i:i:/i:i:i:__!-Ⅶi:}_}i:i:i:i:} 、
乂{i:i7i:i:i:i| _ _, 、|:i:i:i!
/i:i{r 守{'らリ 紗}:i斗
 ̄人丶` ' 7' 『バッタを倒しにアフリカへ』も
,}7:ト - イ{、
_/|i:i∧、 > イ/、i:i::ト モーリタニアの文化・慣習・自然の描写が
/' |i:7:∧ 、 ./':::}寸! Y
/ マ! ',:∧ 、.//::::! |! | とても多い本となっています
/ Y:i ',::::::<./:::::, リ .Y
, 、 マ,、',:::::/:::::/ ,}! |
爪.〉'::::::/ 7" !
, 7 | ./:::::::/ .7 |
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二ニ=-.: .: .: .: .: . . . . . : _:_:_:_:_:_:_:_: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:_、‐''゛,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´
二二=ニ-,,,,,,,,,,,,__ . . . ヤギ食文化 ‐‐''''"""´___:_:_:_:_:_:_:、-‐ァァァァ==‐- ``,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´
,,,,,,,,,,,,,,ニ=-"""" . . . ;_:_:_,,.、丶`´ ,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´
_,,,,,....、、、、、---== 砂漠に潜む天然・人口の罠 ´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´,.:'´ ,.:'´ ,.:'´
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`` ̄__ -=≦三二=- 結婚に関する異文化 などなど…… ´ ,; : : : : :
三三三三三三三三二二 ,;∴:∵ : : : : :
三三三三三二=-  ̄ ̄__ノ=- : : : : ; ,:∵∴∵∴ : : : : :
三三三=- ̄ _ノ=-⌒ . : : : : ,∵∴∵`` : : : : :
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: : ,/ヘ:: j乂):.:.:.:.:.: j !:.:.:.:.:.:_,,.、丶 ´ > ´ __ :. : :
: : マ ,}. -―jV:. : :_} W'' "~ _,,.、丶´_,,.. -‐ '' "´>´
:. : :ヘ三三ノ j V-=! W-= '"´ ̄ ̄ >''~ . しかしこの本の本題は、
、:. _,.ヘ丶 ノ j;,ヾ'./ァr /:. : : ・ 人類の敵である蝗害(こうがい)の研究
、ヽ/ .ヘ', 、 ノ;,ィ+ヌ,ノ!"''< ィi「・:.:.:.:.:.: ,
ィ`ー=r.、__,、、ィー=イ)}.!Y ` <_,,.. -‐=''"~ ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
./ ァィ'" ァ"' <ノ.!:! V:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : ,:.:.:.:.:.:. バッタを調べ、対策を練る!
,/j`ー-イ`"´,ノ,ハ!:V V:.:.:.:.:.:.:. : ・:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._:_:
ィ 乂 ヘ ̄_ ノj`ヾ .V、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ニ=-- そのために人生を捧げる!
ン:.:.:.:.:.:ヘ. V` <,ノ ゝ.V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : ̄ ̄イ
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ v:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ v:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /:.:.
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〕\:、.: _. 人  ̄ ̄ .:.:. 人 | .:.:.| どこに出しても恥ずかしくない、
| .:.: (.:\.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:/ 厂 ̄
|.:.:.:.:  ̄.:\.:.:.:.:.:.\(´ / 立派な研究魂です
|.:.:.:.:.:.:. 〔 ̄\.:.:.:.:.:.\/
人 .:.:. / ̄ ̄ \.:.:.:.:.:.\
/  ̄/ ̄ ̄/ ̄ ̄\.:| (※なおアレルギーがあってバッタをキメると死ぬ)
/ ,: ∧
/ / / '_
.
ヽ、
\
ヽ、 >=ァ‐― - 、__ ,. '了)
\ ,. --―┤r, l ;' `フ二二ニ ー=ァ'´ .::/ だが! それがしたいのに!
\ '´ ヽ、 l ;' ,ィチニ三三,. ィ⌒) ,∠二ニ =―
`丶、,ィ ' 了丶-┬ァ=r‐代」` ‐-ァ'´ / ) )三ニ二三ニ 研究対象のバッタが い な い !!
--―――--- 、」 rく l /ノ `アー<_ ,イ/ /.:/__フ7ァァァ┬-
l人ノ | ィ,ィ'´ ,イ三>‐y' / /.:/__ 二二ニニ= (※アフリカまで研究に行ったらバッタがいない時期だった)
ヽ、 ノr'´ ノ 斤三三 Y´ ノ l.:/ 三三三三二二三
`ーァく ト、 ̄丁 7 / ノ/ー== ニ三三三二 発生するまで待つには研究費がもたない!
// `ヽ、>、 八/ //L⊥ノ′
// `ー― 、>r‐ 'ヽヽ、 就 職 活 動 せねば!
// | | `))
ノ'′ l:| ´′ 世間にバッタ研究をアピールせねば!
l:|
|:l
ノj′
_ -======-≧、 ,-― - 、
_,<i:i:i、i:iトi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i\__, < ´
γi:i:i:i:i:i:i:i:i:i寸i:i:ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨i:i:i:i:}!
. /i:i:i:i:i:i:i:i、i:i:i:i:i寸i:i:∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:iWi:i〈
/i:i:i:i:i:iWi:ム寸_i:i:i:i:i∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|! ……研究者の世知辛い苦労も
'i:i:i:!斗"ヾ,´―_,,,_ !:i:i:ii!、i:i:i-、i:i:/i:i{⌒'
| |:i:i}- _、 仗:ソ }i:i:i:i:i:!Y/ マ:i:i:i!丶 たっぷりと、しかしコミカルに魅せてくれます
7 !:i仗j /}:i:i:7}! }レ/i:i:i:i:{
{ ,i:i:i} 丶 / ,i/ _,,/i:i:i:i:i:i',
. /i:i:i:、 _ '⌒}i:i:i:i:i:i:i:',
"´ 丶 "ー _ |i:7i:,i:i:i:i:} ̄ \
、_ < / }i:i:i:ii:i/ 、
_,/i:i:i', ,/ ,i:i:i:i/ _ 丶
.
前野ウルドさん!
この本持ってるけど、面白いよねぇ
\ ''"゚~ ̄~~゚"'' _,ノ
/ )/ .:.:.:.:.: / .:.:.:.:. \.:.:.:.\__
) ̄ ̄\-∨/.:.:.:.:.:.:/ .:.:.:. |.:.:.:.|:\.:.:.:.\):)
\ (∨__/ /.:.:.:.:\_.:.:.:|.:.:.:|/ .:| \
/\__|__.:.:.:/.:.:|__/|__|_/⌒T´ .:.: \
〈:.:(.:. /|\.:.:.:.:./ .:. | ィ⌒| .:.:.:..| .:.|
\:/.:.:.:|.:.: \.∥.:.:.:|,ィfて⌒ ヒリ ⌒ヽ八/
{.:.: 八: Y⌒{.:.:. 八乂;;ツ i〉 i
八.:.:.:. ヽ{ ( \.:.:.:.\ 八 「一生かけて好きなことを研究する」
\.:.: 个 ..-く  ̄ ̄ σ /
_ _ /ヽr―ァ ヽ.:ノ.:.:.: /.:|~ ニ=- __,/ 言うは易し、行うは難し
⌒\ \)∨( ノ)>―/.:.:.:/.:.人 ̄\ ∧.:.:.:.:├┐
\/⌒>''/ /⌒/ ̄ ̄ \ \\\|\ :人 ̄\ 壮大な苦労話をここまで面白おかしく書ける人はなかなか貴重です
<>'"〕〔ノO.:| / \ \ \\! O、 \‐|
|_ -=~ 〈.:.:.:\ / \:\_\ \ 〈.:ハ:Y(ニニヽ
|  ̄⌒:/ / />ヘ :::O\\(-- 〈\
| 〈 人 /__〕 /.:.|\\└┐}__,|
\ /
\ /
\ /
\ /
\ /
i¨ヽ、 \ /
_ ヽ `ー、_ _ ヽ‐、 /
{ ヽ、 \ヽ `ー、 / rjヽ{ ) ヽ 「軽い本を読みたい」
ヽ ‐、`ヽ、 \`ヽ、 ` - 、_.. ィ´ | { || ヘ
ヽヽヽ `ヽ、 \_.ヽ=ニ了 { !`¨´|_j__,ノ} 「脳内にアフリカ成分を補充したい」
ヽ`、\ ` <二Ξ彡'フヽ ヽ ヽ、 ハニサ二ニニコ
ヽ`<\ ` ー<イ }¦} ヽ_>t七ミぅ⊥ィ!| |:! 「研究者の苦労を垣間見たい」
ト ヽΞ≧、 `リ〈_仁二У 〉′ `^` |:|
`ゝヽ_∠z>、_ >┴‐┘__う′,' ヾヽ、 「昆虫だいすき!」(←CV香川照之)
ヽヽ/ f_ _ニ-‐ ¨´ レ‐:{ `┘
ヽヽ-={ { `ヽ、` 、 といった方にはとてもオススメです
_.)卞 ! i \ヽ、
´' ̄ | l H
}_} ヽヽ、
// └' おしまい
r' r'
`´
.
お目汚し失礼しました
前にスレで名前があがった本ですが、とても面白かったのでぜひとも詳しく再紹介したかったのでやらせていただぎした
紹介乙です
こういうバイタリティあふれる方はすごい
投下乙!
この人も覚悟キメた人だよねえ。
この本面白いからオススメだ!
乙ー
投下乙でしたー
前野先生の文章センスはホント凄いと思います
バッタ博士の本面白いよね
そして何気に紹介してる猫猫の原作も蝗害エピあるね
読書的な小咄:72 ゴクウ(MIDNIGHT EYE ゴクウ)
寺沢武一 作
公式HP:ttp://www.buichi.com/books/detail.php?id=80
. / ./ /
| /{ / ./ / / / /
. V ∨.:/ ./从ノ{ / /⌒ / i :| ! / / /
{ |:/ ./ |⌒≧、 / / .:' :| :! :| / / / /
从 .:( .| ) \( / .::| :! :| .{ / ( 〃 /
\ :| 芹≧x∨ _ノ ノ从 人 斗从人( 八 { ./
) :|. 乂辷汐‘, x≦二二二二彡⌒\ 〉 ∨
、 / .! ) ( ヒツか ノ) ,/
⌒フ |. / >─彡 / ´ |
. し ´/ノ ! / .::: | ′ {
/( .∧ 〃 .:::::: ノ .' ,}
〈 八 .:∧ ( ) / ノ j
___V .∧ `ー ((__彡´/ |
__ -一 ¨⌒.: .: .: .: .:.:.)ノ´ ∧ _、 ,ィ 从
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 、_/.: .: .: /l/⌒ ̄ ̄¨ マ=‐一 ⌒ ノ / /
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: /l/⌒>- __ノ ア´ ノ从 /
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:/l/ .:∧ ′ 丿 ′
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: /l/.: .: .: :∧ /-=彡 У
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:(/ .: .: .: .: .: .: \ / /
.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:. ー─── ´
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【コブラ】
OK,俺の兄弟分の作品の解説を始めるぜ! 今リメイクしたら当時よりもっとウケるかもな
ノ ノ/////////////////////ゝ、_ノ///≧=-/-=≦///ム__r'/////////⌒V////////
_//////////////////////////////ム======ニ//////////////! ∧ }////////
////////////////////////>''"´...../......../...../∧..ト、`゙. </////∧{:::}ノ////////
////////////////////>'___......../......_/....././ ゞ_>ミ{ \////:::|/////////
//////////////////'".....´.. ̄>'"._..<___//./>"´< ̄ `ゝ_,>、|:::ノ/////////
/////////////////|..i......... /y斥うx>-` /ー'"y斥うミx |....|....|...〉{//////////
////////////,>''"´v>''"..〃{::fiiり:}゙ "{:fiiり:} ヾ ┝━┥{::::}.`゙'</////
、//////>''"ー-==≦、<...ゝ ゝゞぅン ゞぅン ' i|....... |.. }::{.......丶
 ̄  ̄ /../ . ......//斗.\_> ´^`゙ ´ ^゙` ,仆..|....|..{:::リ............\
i / //. /......///|........ ∧ j〉 / !...|....|∧:)..............`ー一
i_/" /.../. / . ...{////|............∧ ,仏イ....|....|/○..............‘,
i / イ.../..........{//<|........|....i/\ ` .... ´ .ィ |....j . |/○................‘,
/.∠ /../___j/ へ .......|....|´ ̄:〕ト、 イ⌒=- .|........ |/{::ト、__.....‘、_
´ ) /'////,|........|....|こ⌒ヾ}、> 升{⌒=-::__/|..........|/ゞ爻  ̄(_
 ̄ ̄ ̄ Y^// l l///|........|....|-=-ミリ `ー=≧≦=一" У ̄ ̄; ...........|////| |
´ ̄  ̄ ̄/////l l///|........|....| .::r'ーァ''" ̄ ̄`ヾ--〈::::... | | .....i..|////| | ̄ ̄  ̄`
i //////l i///|........|....| ′:/ \:::`ヾ::. | | .....i..|////| |
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【加藤茉莉香】
インターネットが一般的じゃない時代にネットワークを最大の武器にした作品ですからね。
それじゃ、恒例のあらすじの解説いってみましょう!
〃/ \
/ , { / 〃 _ ィ il ト }
{/i 人_( { {{ /´ ノ ,.リ /丿 リ
! イ /´\_从 { / _..イ,厶..< ー彳, '´ ,
_', !イ⌒.≧x、」ヽj `て_ ..x≦゙⌒ヾ. レi/ ./`ヽ
 ̄ : : : : } l 'く弋ェ㌻> ヽ ( く弋ェ㌻>‐ ( l.. l
: : : :、_丿 l ` "_´ィ } ヽ.`_" ´ ノ l::: !
: : : : ヽ. __..ィ l } {`´ 1: / . ヽ
: : : : : : : : :j ,イ ゝ-彳 , ′ 乂__.ノ l' / l| 1
: : : : : : : :.:レ' } ノ イ ( j {ゝ- '′ l/ リ .ノ
、: : : : : : : : ト ' __.ノ `ー ⌒ ′ ノ 乂__ , j {/
:.\: : : : : : 乂_____, ', 、 _ .. -= く^>.、 ノ / 人_,
: : : \: : : : : :.、__.ノ ', ` ー '' ´ \....>.、 /乂__ 、__..ノ: :
:.: : : : .\: : : :.乂____ン 、 、 _, \.....>.、: : : : : : : : : :
: : : : : : : .\: : : : : : : : : ..、  ̄ ̄ //:.` 、....): : : : : : : : :
: : : : : : : : : :\: : : : : : : :..ヽ . イ‐ ´.: : : : :`´: : : : : : :/:
: : : : : : : : : : : :`: ..、: : : : : : ` ー─、‐. :´: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : :
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【コブラ】
舞台は西暦2014年の東京シティ。なんてこった、もう追い越しちまったぜ。
ただネットワークがリアル現代より遥かに進歩しているぜ。
工場が完全にオートメーション化されていたり、次元移動ミサイルなんて物騒な
兵器が設計図だけとはいえ存在してやがる。
∥ニニニニニ 乂w乂 ニニニニニニニニニニ\
∥ニニニニニX ニニニ Xニニニニニニニニニニ个==ァ
||ニニニニニニニニニ==--=ニニニニ《》ニニニニニ∥
∥ニニニニ=‐'´フ厶イ !=‐-\ ` =ニ()ニニニニ∥┐
/ニニニニ/ / / /|/ ァ笊 Yコ ()ニニニニ∥ノ
{{ニニニ>' ィ ァ笊 Vり !爿 ()ー──'”
\ニニ升≦∧ Vり | i () ∧
/ ハ ' | | 从 ∧ゝ
//小 rっ /| |>ァ 厶斗匕 ̄l
r‐</ ィ゙/::]ト ィ' | |::::/< __以
以_/ ¨フ|:::::::lL.≧γ⌒) -─=ニ ̄) ̄l | │\
/ / ス|〉<⌒ヽ / 〈 | | | 〉
// / ィ丿 Y⌒ヽ _ -=ニ」 | | . 斗匕‘,
く/┌〈 ノ >─=廴_ノ ̄ .)斗匕::::::::::::::::::‘,
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【加藤茉莉香】
1987年から見た21世紀ですからねー。で、主人公である風林寺悟空は
東京シティで探偵業を営んでいます。
前職の刑事時代にマフィアを単独で叩き潰したりして、
この人も素で中々のスーパーマンですね。流石寺沢作品の主人公
〃 /
/ /
イ /
j / 知
(ゝ'′ |
`7 r | ら
{/ 小イオ j ノヽ ,j |
从 (≧ミZ イ ノイ ) ノイ| ん
代 ,j 7込X 代辷ニニ=ミ |
(_ )| >'' } 7芯ーテ 〉 の
弋. | ノ ` ̄ ∠__
㍉j Y ''' (㍉ヽ か
.:<: : : :∧ 弋__ ノ j \
..く : : : : ><㍉ゝー- -一テ ノ彡ヘ \
__,ィく : : : : :.(㍉イ:∧ === / /: :.)从イヽ、 ____
,. ...<´ ̄ ̄ .: : : : : : : : : : : :弋 _,;rく /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,:く . : : : : : : : : : : : : : :<: : : : : : : :`¨T ニ二三 /: : : : : : : : : : : : : :_;.>'': : :
/ .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `''<: : : 人 ______彡': : : : : : : : : : : :≧''¨: : : : : : :
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【コブラ】
流石に俺ほどじゃないがね。腕利きの探偵である悟空だったが、ある日、同僚の刑事たちが
不審死する事件に首を突っ込んで捜査を始めるんだが、ドジこいて捕まっちまうんだな
_} / ィi:i:i:i:iゞ_彡'ヘ
_ \ / /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iУi:i〉
// /\__r‐-廴_/ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:C=γ⌒ヽ
/i:i/ /i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i| ん:i:i:i:i:i:i/|i:i:i:i:{▼
/i:i/ /i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:| |i:i:i:i:i:i:i:i{!i:i:i:i乂▲_λ
|i:i:l |/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iリ 川:i:i:i:i:i:iゝ`ー-c_r'i:i:i:i:|
|i:i:l |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i://i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iトミ、i:i|
川j l:i:i:i:i:i:i:i:i//i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iリ
///i:i:ir─ "/i:i:i:i:i:i:i:ji斗‐''” ̄¨アー‐ァ←'′
{i:i:{ {:i:i:i:i:i| ri"i:i:i:i:i:i:i:/ ../.../...//..../.i.....}
\\\i:i:i| |i:i:i:i:i:i:i/./ ...i.../...≠...癶 j../.../
/\\У /i:i:i:i:i/ヽ/ .... |// ィ''炸゙ ..//
/........\ムイj_j_/{ k /......../ イ ゞリ ィ
/..........::/:/:::::::/.../.ゝ/ ー=升廴 ゝ ` 乂
/ /..:::/:/r</l../ | ...........| /
. ー=彡 .......::/:/ ::::|i:i:i:i:ト |i....|....| __
/........:::/::::/::::::::斗:i:i:i:レii\ レ ....|....|_ ′
/ .../::::/::::/≪i:i:i:i:iヾi:i:i:i:i:γ⌒I....|....|i:i≧ 一'
.........../ ::r‐⊂⊃‐ \、i:i:i:i:i:i:i:i://i:i| |....| ..Ⅳ/l ト|..|\
ー=彡'..../:::::::/ゞr ‐──‐ \、i:i:i:i://:i:i:| |....|....|Yi:i| ト|..|_}
. /.../..::::::::λ__j _ 斗‐=彡'i:i:i:i:| |.. ハ..| リi:| |_j.リ,ハ
.. //.../ ...::::::: / / /  ̄l ̄| l | | |i:/:i:i:i:i:i:i:| |/ |.|/ゝjソレ|/_j_j
. /.../.../ ..:::::::: /ゝУ/ /|l | l | | |i|:i:i:i:i:i:j斗巛○|トミi:i:i:i:i:i:i/\
../.../ ..:::::::: / ::::::::〉ー ┴l┴‐-=イi:ト-<i〆ノ ハリ ヾi:\、i:i:i:i:i/
.../.../...::::::/:::::::::::::::ハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ 丿 ハi://i:ト 〈
..../.../...::::::/ ::::::::::::://∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧i:i/ V:i:i:| 0 }
...../.../...::::::/ :::::::::::::////ム:i:i:ト :i:i:i:i:i/ ∨ゞ... ‘,i:八 |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【加藤茉莉香】
黒幕の名は白竜幻二。表向きカジノやクラブを経営する実業家ですが、
裏では各国に兵器を売りつける死の商人です。
A国に兵器を売りつけた直後、対立するB国にも同じ兵器を売りつけてますね…
うーん、極悪人。
ィ⌒V¨¨}/フ_
_ -<⌒ . . : :::::¨⌒>、
ノ . . . : : : : ::::::::::::::::::::: . \
(\} . : : : : : : : : :::::::::::::::::::: : .∧
/⌒ . : : : : :::::::::/::/:::::::::: . 从
{// /{ ::/}/}人{::::::::::::::::: :. .)
( .{/{_( (从( ィ符) \ !⌒V::: {
V(_ :::{ィ弐 l} ` 、 _)}7) :}:::: し
) ∧ ノ 、 \) Y ,/::::::.ノ
`乂ハ ( _ ) _ ィ' _彡}∧:::::::し
_ -ニ⌒ミ, (ZZZZzzzzー≠ニ⌒ -=彡 /ハ:::::厶
⌒\. :.:} ノ/∧ _ .,ィ / _,厂\彡
/ ̄| 、 }.:.:.| ⌒∨从 、 __ イ _彡_三三\
. { _/ \ ノ.:.:.{ _}=─=彡:::::/ニ二三⌒`> _
. ∨ \ |=z彡 ´::{::::::::::::::::: / ニ二三三二二ニ>
. \ \/__))(⌒ヽ ´=ニ二 、:::::::::::: / ニニ二三三三三二ニ=
. (_厂 ̄>、V_,∧ _ ィ ´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ニニ二三三三三三二ニ
(,; ィ二二)}三_}二ニ:  ̄¨二ニ=- _:::::::::-=ニ二三 ̄ ̄三三三三二二二
〉  ̄ ̄ ̄)二lノ三ニ=_:::::::::::::::::::::::::::\::_ -≠ニ二 ̄三三三二二二ニ
( ─=ニ⌒)={三三二ニ_ ::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::二三三三二二ニ=
\ ─イニ}}三三二ニ ::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::二三三三二二ニ
\ ニ三} ,ノ三三ニ=:::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::二三三三二二ニ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【コブラ】
海賊ギルドの連中と同じようなもんさあ。
捕まった悟空は白竜の開発した強制催眠によって自殺させられそうになる。
他の刑事達が死んだのもコイツのせいだったんだな
寺沢作品恒例の美人の姉ちゃんが孔雀みたいな羽を広げて催眠にかけるワケだ。
// V∧
// Y⌒Y \\
// V V \\
. // ==―‐== . _ 〈∧〉 \\
// >´″/:/ :/,.イ: :i: : : : >..、 〉〈 \\
. V∧ /: :/ ×/: / / :八.斗匕 :V:ヾ〈∧} )〕
∨∧ /:i|: : レ夊≧く.ヽ //≠ヌ≦、 〔以ノ 〉.〈 //
. ∨∧ ;' /ト、彡〈 {iしハ // イし i} 〉 孑7〈∧〉 //
∨∧ :./ i|: :ヽ 乂弋ツ 弋 ツ/ ; : : | 〉.〈≧ー―‐―‐‐ ″
\_\厶斗匕___.i| : : ハ ~¨ , ¨~ /i|: : i! ∧〉___
/____ノi|: : : ∧ 、_ _ ... -ァ /、:}: : i| ∨______〕
イ {ト、: :;′\ ヽ / / V: : ! §____人
///≧ー――゙W: : ::ハ ./ > ー‐ イ`ヽ リ: : ! リ | | | |
. 〈// / / / !|: : ;′.V 〔 ≧ー≦ 〕 .ヒ ¨ ̄ ̄ ヽ | | |〉
V / / / .i| : ハ::::::∨ハ 〔 〕 ノ. ノ  ̄¨ヽ V. ┼イ"
/、;′./ / .|: :|:::::::::::∨ .ヽ ヽ ノ 厂 `ヽ 〉:::::::::〕、
. 〈:::::::::::_:::::::::::::::::|: :!:::::::::::::∨ / 〈 ソ ∧ \Vハ
/ ̄ ̄ /:::::::::::::::从 |:::::::::::::::::\ / / `7 /ヽ.\,イ Vハ
. 〃. /:::::::::::::ノ i| iト、:::::::::::::ハ ヽ ____/ / ;′ 〃 V::::::::::Vハ
/ ∧/:::::::::::::/ i{≧==≠―‐ 〉イ〔_ _〕ト、/ <{ / \ V::::::::::Vハ
. / ̄:::::::::::::::::::/ i}!丁〕::::::::::::::::/ / i|i ヽ V `Y ⌒くi] \ }::::::::::::Vハ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【加藤茉莉香】
あわや、と思われた悟空ですが、なんとナイフで自分の左目を潰し、この境地から逃れます。
運転しながら自分の目を突き刺すなんて、恐ろしい事しますね……
\
ん み 狂 こ \__
だ . な 気 こ }⌒ヽ、_,ノ}
: お の. は }
: か 世 } ⌒ヽノ)
し 界 } ⌒'く
い だ / }__〉
/ }、 ノ /
}\ / }ノノ ー‐く{
\ ァー=ニ7~´ ノ _ ̄\\_ } )
} /} ,′ {/ \厂)\_丿 /ーァ
}' \ / 人__/ ァく/ 〈
} (_ (_ } }ノ
八__丿 __ Υ /
. 〈 l (_ ノ { /
ソ `ヽ _ {,/
} } 厂 \ーく
/}ノゾく /^>、\
}. . . . . . . \ /_/ ー'
. . . . . . . . . ..\} :、 /
. . . . .. . . . . . . .}:、 ー‐ァ=≠ニ ´
. . .. . . . . . . . . . . .} xく (
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
【コブラ】
やらなきゃ死んでたんだ。それくらいやってもらわないとな。
そしてその一部始終を見届けていた『ある組織』は悟空を救い、
カレの左目にとある義眼を組み込んだ。
| i:i:i:i:i:i:i:i7rヘi:i:i:i:i(/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:(:):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i i厂 ̄ ̄}
| i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i(:)i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i |////} i
j j:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i;≫f´⌒ 、゚:゚:゚:八:゚:゚:゚゚"''<(:)j:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i |/// , ,
'/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/: : :i|:. `≧=‐: : /)) :ハ:)「:゚"'<:i:iハ 、'//
' 'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:j ': : : : :八{ /笊そミ、`ヾ : /:ヾ)、: : : 丶j≫一'"
/ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/.: :/ ∠,, \ r:{刈 i} V : : :八:_;≧=‐´
. / ん'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i : : : 笊_ハ 丶 乂)ソ ′ | : : :'⌒: : : : : : : \
{ {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i : :i {i乂)ソ \ | : : : j,ノ: : : : : : : : : : .、
丶.Ⅵi:i:i:i:i:i:i:i:i:i、.:i: :、 ′ | : : : i: : : : : : \: : : : : ≧=‐一
、≪:i:i:i:i:i:i:i:i:i:八 : :≧=‐ -‐:ァ : : : |: : : : : : : : : : : : ヽ
ー―=≦: : : j人 v::::ノ ,: : : : j: : : :\ : : : : : : : : ≧=――‐-
八 : : : : ii: : . /{ : : : : : -‐ュ: : : : : : : : : : :ヽ
i : :V: : : i|:_:_:_;≧ ..__, 厶: : i八:Vi| |: : : : \: : : : : : \
l :i : v : : 「'///Пヽi_, -:‐=ニ三ヘ : : : 丶| |: : : : : : : : : : : : : : : : 、
j八: :丶: iレ///,| Ⅳ}「厂`ヽ//} |\ : : i」\: : : : : : : : :≫ : : : : : : ≧=一
丶 : : : v'//,| i;V};ハ Vノ |/,}丶:{/「ヽ ー―‐'(ヽ: : : : ≦.
, -:‐―一\: : V/ノ/ハ釟 丶、 l/,Nハjノ\\ ̄ ̄ ̄ ̄}: : : : : ヽ
/) 丶爪 '///{ 丶 `ヽ_)ノ/⌒レ{////\丶厂 ̄厂ヽ: : : : : ‘,
r ´⌒ Ⅳ丶/,ハ \ )(⌒)iト、゚≦゚○o。. 丶П} \: : : : }
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【加藤茉莉香】
その義眼は可視光線はもとより赤外線・紫外線・エックス線を感知可能なセンサーを持ち、
ファイアーウォールさえ突破して全世界のネットワークにアクセス可能な
超高性能コンピューターの小型端末機”神の目”だったのです。
いやー、80年代にこんな発想出てきませんよ。ちなみにこの義眼を与えた組織なんですが…
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: : : : : : : : :ソハ /ミマ ̄ ̄ /: : : : : : : : : : : : :
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【コブラ】
劇中では明かされなかった。作者インタビューによると未来に存在する組織、らしいな
どうしてヤツを救ったのか、どうやって過去のことを知ったのかも不明のままだ。
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/>'´イ/////////////>ミ、.ミ, 、_ノ iヽ/
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イ:.:.:./:./ ̄「 ̄ 伐:Jリ ` .イィミ、/.Y}//
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:/:イ:.:./ i:.|.|:.:.:| ム`¨´:.:.:.:./{ 川! .i | . ./Yヽ
イ:.:.:/_ノ:.|.|:.:.:l7 .{ `'く:.:.:.'._ .' |、 V /、 l ,、
ー<__/ |:.:.:|{ l、. 、/ l:.:.i ヽ ' |.ン./、 >' /'.
'. ヽ|:.:.:| ̄}.‘. >ヘ:.:l、 、 / ´ 厶'´ .イ __l
} .|イ:.|ニミx.l/:)-ヘ:.:i 、/ _二つ、ヽ
└==ァ' |/:::_:`'く、-:::ヽl />'´ .〈 j
く / }:::::::::::::::}ノ:::::::lク / `ー┐
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【加藤茉莉香】
今やったら考察が捗りそうですね。
そして義眼と共に超合金製で伸縮自在、無限大に出力を上げられるショック波を
発射する「如意棒」を与えられた悟空は白竜を倒し、世界を破滅に導くことも可能な
“神の目”の力を使い様々な事件の調査解決に乗り出すのでした。
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| { { , イ ,ィー-{.| イ ( ハ从{ ヽ.人
| 从 { {. |' ̄ミ从弋辷ニニ二二辷弋 ヽ
| 从ハ 'イ(℃j yー- \Y `Y
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| / { `''' ー-イ
| 从_,イ ヽ 、 , ゝz彡 ,イ /
| { j ヘ { / ∠___ /{
. | ryー─‐z──,-- 、 _ィヽ 小、____ ノ / ∨ /.: 人
. | {j__ノ__ノ__ チ≦  ̄ ̄ ̄ ̄ ト辷 -- / ヽ | /.: :. :. :. :ヽ
. ├─‐---トィj `ミー-- 人 /_ / ノ /.: :. :. :. :. :.
|:. :. :. :. :. :V ト 、. / _,ィ斤 .:'.: :. :. :. :. :. :.
|:. :. :. :. :. :{ ヽ、__ 彡 '`ア´ ___./.:. :. :. :. :. :. :. :.
|:. :. :. :. :. :.ヽ. / ト-彡: : : : イ:. :. :. :. :. :. :. :.
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【コブラ】
というのが一章のストーリーだ。文庫本で全4巻とさっくりと読めるのもいいな。
あとOVAでアニメ化もされててな、中々丁寧に作られてるんでこいつもオススメだ
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\::::::::::>'"´ ィ .| \ ! ト、 弋亡ソ / 乂亡ソ / :| :| | 〉 ハ <:::::::::::::::::/ /
.  ̄´≦彡イ / | V \ | :| | 〈 〉 ´"''ー-'--'
/ / :| | ヽ⌒\ i. / | :| | V/∧
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./ / 〃 /:|/ / |」=-ヽ __ , イ、_ハ_| :| 1 { }} \. \
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【加藤茉莉香】
主人公であるゴクウの声優さんは松田重治氏。はい、ムックの人です。
意外と思うでしょうけど、これがマッチしてるんですよね。
(__ ――ヽ_
な Р と だ | __,/⌒ 彡ノ
い R く ろ .| 7 ⌒ヽ
か は .に .う | (__ノ }__
ら し な .| { イ
な .て | 乂_,ノ ノ | / |( ノ
( 7 r―{ ( jァ¬いノ 「Υ {
_____ __ _ 八 どう どう ( |ノ ノ _ノ
/ \ \⌒)Λ  ̄ ノ'" (__ノイ _ノ
| ∠\_| ⌒ヽΛ 乂_,r _ノ ノ八_彡
| __) _)Λ//こ ̄ \__
| ______ノ 〈Λ___ イ /) /| /| /| \
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.√二/ | |_,ノ __,ノこ| (/ / /
|二| 八 _,ノ |ニニニニ| <二 二] |/
|二| /ニニニニ| ( ̄ ̄\ニ|\ [二 二>
人二 \ニニニニ| ( ̄ \ )/
\ 二\___彡( | [ [ノノノ j/
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【コブラ】
氏の唯一の主役作品だそうだ。
古い作品だがDVD化もされてるんで見るのはカンタンだぞ。
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んi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧=ミト、i:iんi:i:i:i:i:i:i:i:i:Y⌒Yi,
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γヾj:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i>'" ............ / .... イ...| \.......i..|:(...)i:i:i:i:iー‐┐|
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//i:i:i} |i:i:i:/ /.... |.....|.. {.. /./ __ , ./ 弋゙り'゙ 小ハ (...) ̄ ̄ ̄
//i:i:i:j:j:j |i/ イ|..... |.....|..././,xf≠‐ / ´゙` | w.§
. \\厂 \ \ v′/川 γ| ../ イ 〃 / j〉 |....∨ハ
/ j、 l | ': / ̄)圻f゙\..\ __ 八...ト、 }\
. { 〈 } | / l/ /ゝ_j |...... iー 一 r ::::::: ∨ /.|......|.. }ノ\.\
. 爪 \ ノ^ _/ /.|.....|..i .|...... ト、 \::::::/ ,......|......|./∧ ー一
{ iλ j´ / ┴=ミi .|...... |ハ.>... ,.イ..... |......|......∧
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\ \ | ○ >:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|......|:i:j=彳i:j=-─У:::弋,,丿ヾ...从i──┬くi:i、 ...\
i:\ \ `ー―-イ一:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|......|:i:i:i:i:// ̄/ .:: } j/:. Ⅵ ̄| |,i:i:ir≧、.....ヽ
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【加藤茉莉香】
そして肝心の”神の目”ですが、ネットワーク時代には恐ろしい武器となります
劇中で確認されてるのだけでもビルのセキュリティの乗っ取り、気象衛星のコントロール。
電話局へシグナルを出し、コンピュータ再現で喋れないのに声を出して電話する。
米ソの軍事ネットワークに潜り込んで兵器の情報を漁る等々……
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〈/ /^ヽ ィ /〉 } ハ /⌒) _
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八{ | r' 弋ツフ 代ツフt |//::::::::::::::::::::ヽ ノックをするべきだったかな?
/ヌ Ⅵ し{ _人レ'^{::::::::::::::::::::::::'.
/::::::::乂_ (_ ( ⌒) ) } ミ::::::::::::::::::::::::::i
. /:::::::::::::::::≦_从 入__..ニ イ 厶ィ'乂::::::::::::::::::::::::::::|
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【コブラ】
まさにやりたい放題だな。しかし、能力もそうだがそれをアッサリ使いこなす
ゴクウの頭の回転の早さも凄まじい。
これが敵だったら大して使いこなせないで死んじまうだろうぜ。
| !:::::::::::ヾソイ、__//::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,...:::::::::::/ /
| |:::::::::::::::"`:: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::((::)):::::::,' /
ノ ,!:::::::::::::::::::::::::::_,.-─ァ'' ̄'77、ー-、_:::!:ヽ:::::::! ゙
/, ':::::::::::::::::::::, '" / / / ィ./ ヽ |ヽ_ `{::::}::::::| {
//::::::::::::::::::::::,'./ / , ' ., '-'// _.,ィヾ、ヾヽ_},ィゝ、::! ゙.
//:::::::::::::::::::::/./--l/、K'_ //,r''" 、y=ュ、`[ {:::|Уヽ. ヽ
l |::::::::::::::::::::::|/| !//ィチマ/' Уi乂v;KF):(! |,)y ヽ, ../三三三
゙.!:::::::::::::::::::::l l/ヾ i乂v’ ヾ''" ’,' {:::},'/ ヽ / /三三三
ヾ、::::::::::::::::/ヾ、 \ヾニ' /:. ,' ヾ!j、.∧/ / /三三三
`ー‐---'' | ̄ヾ- ヽ ___ / ,'8__ ∨ ∨../三三三
/! |l ゝ、 \!::::/_...-/ //iリ:::::∧∨ /三三三
/ | li | |>.-''":::::::,.' ,'/:::::::::∧∨ /三三三
, '/ ゙、 l!. !::::!f´:::::::::::/ /_,:::ノ / ./三三三
/´ ヽ ゙、!:::|.},r‐''ニ--''"ー.r''",r‐''" ヽ三三三
_,ゝ- 、 / / \三三
_,..-'ゞ、_.ノ _,../ / /三三
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【加藤茉莉香】
頭の回転だけでなく、宝蔵院裏秘流五行風林という棒術を使い
悪人を薙ぎ倒していくアクションシーンも見どころの一つですよ。
時代がようやく追いついた「早すぎた名作」是非見てみてくださいね。
以上、キャプテン・コブラと加藤茉莉香でした!
おしまい
以上です。ご視聴ありがとうございました
個人的にはコブラもいいけどこっちのほうが好みかなーと
乙ー
乙!
面白そうじゃん!
良く考えたらゴクウどころかコブラも読んだ事無いわ、世代では無かったと言うのもあるけど
乙です
あの裸ネクタイにしか見えないファッションはもう唯一
絶対変態にしか見えないのに、ゴクウがやってると格好いい。ズルいw
投稿乙でした!
神の目を使って幸せそうな夫婦を覗いて、やさぐれるシーンが印象に残ってます。
ゴクウだー
寺沢武一氏のハードボイルド&スタイリッシュは流石ですねえ
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文字化けを修正していただき、ありがとうございました。
と同時に、お手数をおかけしましたことをお詫びします。