Author:やる夫達のいる日常
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. -‐- 、
, '"´7:_:ゝ `丶、
_ -‐ ´ ̄ ヽ `ー'"´ ̄`ヽ、 読者投稿 インディアンの文化に対する評価について
/::r:、`フ '゙"゙,ミ }
ヾ):::`;シ′ '^ /
{`ー'′ , ' みなさんおはようございます、今回はインディアンの部族の一つである
、/===--==' j ヽ
゙. ニ 、 \ ナハボ族の文化がどう西洋人に扱われたかを投稿しようと思います
ヽ、 、` ;
`^〈、、、 '^ '′ 今はスピチュアル的にもスローライフ的にももてはやされることも多い
'. ; :
, ;'′ インディアンですが
'. : : , ,
} ' ′ 彼らの文化が歴史的にどう扱われたのかという話ですね
参考資料は「アメリカ・インディアンの神話」という
ポール・G・ゾルロット著の本になります
.
/ ̄ ̄\
「 ヘ \
(●)(● ) |
| | |
|__`___ |
| .|
l /_.{
アニニ<//〉、__ __
,./ /\ / : : : : : : > : :\
_/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
/. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´
/ :./ ̄>< :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
/ : : :ム / : : : : ̄ ̄ ̄ ̄~゙''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
{ : : : : : :\、 : : : : : : : : : : : : : : : :\. : : :∨ : :l
ヽ: : : : : : : : ̄"\ : : : : : : : : : : : : : : : / : : :{
1850年、米国陸軍騎兵隊所属の軍医であったジョナサン・レザーマン博士は、アリゾナ地域に住むナハボ・インディアンと
三年間生活を共にしました
彼はのちに次のような感想を漏らします
「彼らの宗教については、ほとんど何も知られていない
あらゆる調査結果を結合したところ、宗教らしき宗教は皆無のように思われる」
ナハボ族の歌唱についてもこう言いました
「唸り声の連続で、不快音以外のなにものでもない」
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
.| ( ●)(● ) | また、ナハボ族には伝統というものがないことを明言した上こう言います
.| | │
| __´___ .| 「自分達の民族の起源や部族の歴史については、彼らは何も知るところがない」
.| u |
r、 r、ヽ / そして当時の白人の役人の間では通癖になっていた言葉でこう決めつけます
ヽヾ 三 |:l1.ヽ /
\>ヽ |` } > < 「ナハボ族は勤勉さに欠け、道徳心乏しく、なんら教科されていない民族だ」
ヘ lノ `'ソ ヽ
/´ /,1 | | 彼は別に差別主義者でもなければ過激な白人至上主義者でもありません
\ ノ .| | |
当時はこのような考え方が主流で当たり前だったのです
野蛮で宗教も文化もない民族に、神の威光を伝え文化を与えるのが文明人の務めという考えが
植民地時代には普通だったのですから
でもレザーマン博士の報告書はアメリカ政府のまぎれもない公式報告書で
1856年に報告されそれ以降30年間ほど政府官僚などに幅広く読まれ
アメリカのインディアン政策に影響を与えたという意見もあります
従わぬ部族は屈服させ政府が定めた居住区に押し込むか、武力で絶滅するという
強圧政策の標準的な根拠になってしまったわけですね
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \
/ '´ ̄` " ̄ ̄` ヽ
l ;::ィ=ミ ィ=ミ l
| ´"' , "" |
l ヽ i
\ 、__,__, 丿
\ /
_,/ / i! : .: / ヘヽ、
_...... .-.:::::´::/:::::/ ヘ、 / l:::::ヽ、、
ハ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! /i / !::::::::l::::::`::.- ... _
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レザーマン博士の報告書から十数年後、同じく軍医の職にあったワシントン・マシューズ博士は
同じ民族についてレザーマン博士とまるで異なる報告をしています
レザーマン博士が全く無意味と言ったのと全く同じ祭式を見て
「そうした集まりは、その寓話、象徴性、彩色儀礼の複雑さにおいて
他の民族の同じような祭式と比べてもおそらく引けを取ることのない」と明言します
____
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/ 〃 ̄ ヽ 〃 ̄ ヽ ',
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ヽ ヽ::::::::::ノ , '
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マシューズ博士はこう付け加えます
「全部採集しようとしてもしきれないほど沢山の、長大な神話や伝説を持っている
それらはまさに古代ギリシアのそれに匹敵するほどの、数多くの神々や英雄達を祭った万神殿にほかならない」
しかしマシューズ博士の論文は民族史学者、民俗学者、博物学者、その他の学者からなる
比較的小さくあまり影響力のないグループに注目される程度でした
その後半生においてマシューズ博士の仕事は、学会では高い評価を受けますが
官僚にはいささかのインパクトも与えませんでした
マシューズ博士の論文は「この問題についてはこのような別の見方があるのか」という指摘をするだけのものになりました
しかもその真価を認めた米国人の数は極めて少なかったそうです
ナハボ族と数年しか関わらず、ナハボ族の文化よりも地域風土を熱心に研究したレザーマン博士の論文の方が
ナハボ族と八年共存し、さらに調査を深めるためにもう十年、ワシントンとナハボ族居住地を往復した
マシューズ博士の論文よりも米国では優勢だったのです
____
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丶 ´(メ` __x
o 、 ´ ゙サ "
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. / rー'ゝ 〆ヽ
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| ヽ〆 |´ |
マシューズ博士は絶望したりナハボ族のために立ち上がるわけでもなく
ナハボ族の居住区に通ってはさまざまな儀式や語り部の話を記録し続けます
彼についてはほとんど資料が残っていませんが、どうやら地位や名誉に関心がなく
ひたすら自分の興味あるものを収集研究するのが好きな、いい意味で研究馬鹿な博士だったようですね
_____
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/ ヽ
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この本が執筆された1970年代でもまだ人種差別意識が根強く残っていましたから
マシューズ博士のことを、一握りの研究者は彼の公正無私な考察の真価を認め
先駆的人類学者として認めていましたが、一般大衆にはほとんど知られていませんでした
今現在マシューズ博士のことを知っている人はほとんどいなくても、彼の残したナハボ族の伝承などの資料は
後の世の学者に影響を与えたと思うと
彼はナハボ族の語り部として現代に影響を与え続けているのかもしれませんね
. -‐- 、
, '"´7:_:ゝ `丶、
_ -‐ ´ ̄ ヽ `ー'"´ ̄`ヽ、 マシューズ博士がインディアンにも文化があると発表したから
/::r:、`フ '゙"゙,ミ }
ヾ):::`;シ′ '^ / 今現在スピチュアルやスローライフ的にインディアンが
{`ー'′ , '
、/===--==' j ヽ 注目されているのかもしれませんね
゙. ニ 、 \
ヽ、 、` ; 今回はこれでおわりです、では失礼しますね
`^〈、、、 '^ '′
'. ; :
, ;'′
'. : : , ,
} ' ′
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乙でした
この人みたいな学者が各部族ごとにいたら
もっと多くの伝承が残ってたんやろなって
インディアン乙でした
にしても、ほぼ正反対の報告が上がってもそんな結果になるって怖い
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そりゃ自分たちに都合が良いほうしか受け取らないだろう
現代から見ればその頃の英国紳士だろうと野蛮で独善的だし、ましてや力こそ正義のアメリカ人なんて言うまでもない