Author:やる夫達のいる日常
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ありがとうございます。5レスほど投下させていただきます。
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ はじめまして、この度競馬に関する小咄を披露させていただきます。
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i 皆さんは、恐らく競馬で血統といえば○○の種牡馬の仔!のように父親をみて議論されるものだと思われます。
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ ここで、母親の影響に関しては名牝の仔といった例外を除いて無視されやすいのが現実です。
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', しかし、実際には子供というものは父親と母親の2要素によって構成されているのは至極当然の事実であり、
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ また、この中で種牡馬よりも繁殖牝馬から強く競争能力を遺伝するとの研究結果も明らかとなっています。
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ ここで、あまり競馬に詳しくない方への血統に関する軽い前置きをさせていただきます。
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i まず、現代競馬においてほぼ全ての競走馬は三大始祖と呼ばれる
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ 17世紀前後に存在した3頭の偉大な種牡馬の系譜を引いています。
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', (まぁ、Mr.Prospectorの直系などなど一部アメリカンダミーと呼ばれる都市伝説的な例外は存在しますが、、、)
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ 脇道にそれる前に話を戻しますが、現代競馬はこの3頭から枝分かれ的に派生して○○系という血統を構成しています。
系統分けに関してはさまざまな分け方があり一概にこれ!と言い切ることは困難なのですがね、、(汗)
最近の例で説明するならそろそろサンデーサイレンス系からディープインパクト系が派生しているよね、、?みたいなところですね。
.
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ ここで、本題の牝系についての説明に入ります。この牝系は一般に「ファミリーナンバー」と呼称されております。
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i この起源は1895年に出版されたブルース・ロウの著書に遡り、この本では、当時のサラブレッドの母方を遡り、
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ サラブレッドとして定義づけた原点である「ジェネラルスタッドブック」の初版まで遡り、
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', 三大始祖のように原点となる母親別に系統分けしました。
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ ここで、重要になるのが、この系統分けの際に、順番を当時のイギリスの根幹競争(いわゆるクラシック競争)の
「エプソムダービー(ダービー)」、「オークス(オークス)」、
「セントレジャーステークス(菊花賞)」(()内は現在の日本競馬で対応するレース)
において優勝馬の排出数が多い系統順に並べ1~43の番号を付けたことが始まりとなります。
〈ヽ /^〉 この分析において、まず当時画期的であったのは、
∞´ ̄ ̄` ̄\
//:::::::/ /\::::i:i:V 1~5号族を優れた競走馬を多く輩出する「競争族」、3・8・11・12・14号族に関して
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ 優れた種牡馬を多く輩出する「種牡馬族」と呼称し、
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ 必ずしも競争能力の高さと種牡馬能力に相関があるわけでないことを明らかにしたことがあります。
/´LM 」tー〈 〈 ',
/ く央 ゝj⊥,\ 勿論、時代が経た現代では必ずしも競争族が繁栄しているわけでは無く、
,/ー、{ ハ /ー、! \
また研究の結果から74号族、更にはアメリカンナンバーなど新たな牝系も確認されています。
ここまで、ファミリーナンバーのルーツに関しての説明を入れさせていただきましたが、
ここからさらにこのファミリーナンバーの面白さについて解説していきたいと思います。
.
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ ここで、少しだけ遺伝子学の方に寄り道しますが、
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i みなさんはミトコンドリアについて恐らく学生時代に少しは聞き覚えがあるのではないかと思われます。
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ このミトコンドリア、ざっくばらんに説明するなら生物がエネルギーを生成する際に極めて重要な役割をもつ細胞で、
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', 「母親のみ」から遺伝する細胞でもあります。そうです、ここでファミリーナンバーとの関連が生まれてくるのです!
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ エネルギーの生成過程が母親ごとに異なるのであれば、競争能力に関してもファミリーナンバーごとに違いが出るはずなのです!
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ 実際にこれを提唱したのが競馬予想家として活躍されている高柳氏であり、
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i 氏はこの系統を「極軽系」「バランス系」「地力系」の3系統に独断と偏見で分類されました。
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ 勿論各ナンバーごとに細かな特性の違いはあったりしますし、振り分けに関しても自分とも一部異なる点もありますが、
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', それぞれの系統に関する説明は以下の通りとなります。
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ 「極軽系」:スピード&瞬発力に富み、平坦なコースといった高速馬場に適性がある反面、タフなレースに脆さを見せ、
また体質的にも脆いことが多い系統
「地力系」:スタミナやパワーに富み、重馬場などの消耗戦に強く、またタフでレースを使いつつ良化することの多い系統
「バランス型」:解釈が少し別れやすいですが、個人的にはあまり癖が無く
種牡馬の特徴をそのまま伝えやすい血統だと思っています。
.
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ ここで、具体例を挙げて特に「極軽系」と「地力系」の系統に関して説明を入れていきたいと思います。
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i 「地力系」と「極軽系」に関して、近年の例で最も比較のしやすい2頭を挙げさせていただきますと、
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ 今朝JCに出走を決め話題となった八冠馬「アーモンドアイ」
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', 同じく、JCに参戦を表明している昨年皐月賞馬「サートゥルナーリア」、
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ この2頭は共に父親が「ロードカナロア」であり、
また、母の父がサンデーサイレンス系ということで父系から見ると似通った存在として一般的に知られております。
しかしながら、ファミリーナンバーを確認した際に、アーモンドアイは「極軽系」としての特徴が強い8号族、
サートゥルナーリアは「地力系」の特徴が強い16号族出身となっています。
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ この違いがこの2頭の場合ではかなり、大きく作用していたようで、
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i この2頭は昨年天皇賞秋と有馬記念の2度にわたり対戦をしていたのですが、
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ 高速馬場であった天皇賞秋ではアーモンドアイが圧勝、サートゥルナーリアは6着と完敗。
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', しかしながら格付けの完了したと思われた有馬記念は急坂コースでありタフなレースとなり、
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ 他の要因もあったにしろアーモンドアイは9着に惨敗を喫し、
反対にサートゥルナーリアはリスグラシューというこれまた地力系出身の怪物牝馬には敗れることとなるも2着と善戦しました。
このような極端な事例が毎回起こるわけではないのですが、分かりやすく特性を示した事例として挙げさせて頂きました。
.
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ 他にも軽く馬名のみで極軽系と地力系、バランス系に属する名馬を紹介させていただきますと、
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i 極軽系:ダイナカール一族(8号族)、オルフェーヴル(8号族)、
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ ディープインパクト(2号族、ただし解釈によってバランス系に属することも)、ウオッカ(3号族)など
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', 地力系:メジロマックイーン(7号族)、ゴールドシップ(16号族)、
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ アグネスタキオンなどアグネスレディー一族(1号族)、エルコンドルパサー(5号族)などなど
バランス系:メジロラモーヌ(9号族)、アパパネ(9号族)、
ナリタブライアン(13号族、ただし個人的には極軽系寄りではないかと)、スカーレット一族(4号族)などなど
このように、競馬を知っている方であれば、もしかしたらなんとなく系統ごとの特色を感じ取れるかもしれないですね。
〈ヽ /^〉
∞´ ̄ ̄` ̄\ このような投稿は初めてのことであり、長々と駄文の書き殴りをしてしまい申し訳なかったのですが、楽しんで頂けたら幸いです。
//:::::::/ /\::::i:i:V
/ /:::::∠ム/ ー-V>>>i 最後に、話題のジャパンカップの3頭の3冠馬に関してなのですが、
j::v、!● ● i::::::::〈_ゝ
l::::〈 ワ /:::::i y'ハ 無敗牡馬三冠馬のコントレイルは地力系で若干バランス系にも近い1号族、
しヾ`ーゥ t-!,、_У / ヽ
/´LM 」tー〈 〈 ', 無敗牝馬三冠馬のデアリングタクトも同じく1号族、
/ く央 ゝj⊥,\
,/ー、{ ハ /ー、! \ 牝馬3冠を含む8冠馬のアーモンドアイは先ほど解説させていただいた通り極軽系の強い8号族となっております。
このファミリーナンバーの違いがどう世紀の一戦に関わってくるかも気にして観戦していただけると面白いのではないかと思います。
繰り返しになりますが、長々と駄文をご高覧頂きありがとうございました。m(_ _)m
機会がありましたら、また何か競馬に関しての小咄を投稿させていただきたく思います!
.
投稿乙です!ファミリーナンバーは初めて聞きましたね……なかなか面白い血統学でためになりました!
しかしダイナカール一族が極軽系でアグネス一族が地力系なのはちょっと意外ですね。
個人的なイメージでは逆な感じがしてました。
お疲れさまです
牝系が大事とは言われますがそういう分類があったのは初めて聞きました
なるほどと思える部分もあり面白いですね
>>6619
ありがとうございます。ダイナカール一族は少し足元が弱いところがあるのと、中山阪神より東京京都コースでのG1の勝ち星が多いことが多いところに極軽系らしさがあると思われる点ですね!
また、アグネス一族は1号族自体が地力系の中ではバランス系に近いところがあるので極軽系っぽい印象があるのかもしれないですね。
また、ファミリーナンバーだけが全てでもないので地力系に属していてもあまりらしさを感じられないこともあるかと思われます!
>>6620
ありがとうございます。興味をもっていただけたのであれば幸いです。
5代血統表などの牝馬側に小さく記されている「F(稀にAやB,C等も)-〇〇-×(×はアルファベット)」がファミリーナンバーにあたるので見かけた際は気にしていただけると嬉しいです!
投稿乙ー
超絶専門的な内容でたのしい
これらを取り入れた競走馬育成ゲームが出てほし・・・・・・・・・・すごい難しそう。あと作る人が死にそう。1作目を改良していく形じゃないとメーカーも体力的に死にそう。
ちなみにファミリーナンバーの調べ方はどうするのかなと思って検索したところ、
JBISサーチホームページ(ttps://www.jbis.or.jp/index.html)で馬名を入れて検索
→結果が出たら小さくある血統のマークをクリック
→出てきた血統表ファミリーNoの欄にある数字がファミリーナンバーとなるみたいですね。
あと各ナンバーがどの系統に属するかはこちらを参照でいいのかな?
ttps://www.uma-nekoya.com/profile-1/高柳式血統評価/
投稿者ではないのに勝手に調べたあげく、なにか間違いがあったらすいません。
>>6621
セガのスターホース系列が牝系を使っているのが現状一番近いのかなと思います。
自分が楽しんでいるダビスタのアプリで一時期ファミリーナンバーが使われていそうと仮説が立ったこともありましたが結局別方面から公式に否定されたこともありましたね、、
>>6622
>>6623
そうですね!netkeibaさんなんかでも5代血統表の母親の下に記されている数字が同様にファミリーナンバーを意味しています!
基本的に系統の参照はそちらのサイトを参照していただけるとよいかと思われます!
自分はそちらにくわえてこちらの記事の分析も併せて参考にしたりしていましたね!
ttps://familynumberlab.blog.fc2.com/?cat=1&page=0
>>6624
なるほど、たしかに中山や阪神は少しパワーがいるイメージですし、
言われてみるとダイナカール一族はあまりそこでは活躍していないですもんね。
>>6626
おお、netkeibaの血統表でもファミリーナンバー載ってたんですね!ならこっちの方がいろいろ使い勝手が良さそうです。
あと載せて下さったサイトもファミリーナンバー詳しく解説されてますね!教えて頂きありがとうございます!
>>6627
いえいえ~!
ただ、netkeibaの方は偶にファミリーナンバーが記載されていない場合があるのが難点ですね。。
そのようなときにJBISの方で母系を辿っていくと高確率で載っているので、JBISをサブとして利用するのがオススメかと思われます!
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ウィニングポスト8は基本的に7の発展形だけど7との一番の差異がこの牝系の概念の有無だったりする