: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : :＿: : : : : : : : : : : : : : : ､＿_人__／ : : : : : : : : : : :
: : :＿| : : :` / : : : : : : : : : :￣｀ヽ （＿_ : : : : : : : : : :
: : : : : : : :￣ : : :._,rｰく´＼Ｙヽ　 |　( : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : ,-く ヽ.＼ ヽ. }'　l　/_<: : : : : : : : : : : : :
: : : : : ＼_: : :{　-!　l _｣_ﾉ‐´ / : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : ＿）　 ヽ　ﾞｰ'´　　　 /: : : : : : : ＿: : : : : : : : :
: : : : : ￣＼,　 ゝ、 　 ﾉ　 ｲ: : : : : : : :.＿|: : : : : : : : :
: : : : : : : :.:.:}　　　ヽ　　　　l: : : : : : : : : : : : ` / : : : :
: : : : : : : :／⌒　 　}　　　　l: : : : : : : : : : : :￣: : : : : :






　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　入ります
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　……できない子くん、この部屋だよ
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _,n＿00
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､　　　　　　　 　 　 　 　 └l ｎ |　 　 ,⊆.己　　 _,n___
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!　　　　　　　　　　　 　 　 U Ｕ　 　 ｀ﾌ_厂　　 `l_ﾔ′
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::









.　　　　　　　　　　　　　　 /ﾍ⌒{// ／イ´　　　―-}
　　　　　　　　　　　　 ／７ /ヽｲ/ /´　　　　―＝-ミヽ
. 　　　　　　　　　　　ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼　ヾ｀ヽヽ、
.　　　　　　　 　 _ , -‐"´ハ　ﾊ　ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
.　　　 _,,. -‐''"´　　　 ／　　　　　　　　　　　 ＼　　　 ＼　　ﾍ　　　　　　　　  ┌──────────────────┐
.　　　 ￣￣／　　 ／　　　　　／　l　　ﾍ　　　　＼　　　　＼　ﾍ　　　　　　　  │まずは、ストレートに驚きが脳内を支配した │
　　　　　／　　／　　　　　／/　　l　　　 ﾍ　＼　　　　　　　ヘ　ハ　　　　　　 └──────────────────┘
　 　　／　　 ./　　　　　／　/　　 l　　　　 ﾍ　　＼　ハ　　　ヽヽ　ヽ
.　　 /　　 　/　　　　／　　　　　　l　　　　　ﾍ　　　＼　　ゝ、ﾊ ',　ハ
　　/ 　　　/　　　／　／l　 / 　l　 l　　 l　　　 ＼　　　＼　i 　 ﾊ V}
.　 l　　　/　　 ／　／　 l-/ 　 .|、　　　l ,.ｨ≠=ミi＼　　 ﾍ　ﾏ∧　}　}',
　 l　　 /　　 /　／i　　 l/二二 l　　 　ﾉ"　.f  ﾊ　 》ﾍ＼　ﾍ　ﾏ∧,ヽ i}
.　 l / ﾒ　 　／　 l　　 ／ f  ﾊ ヾ.l　　/　　 .乂ﾉ　 / / 　|　 i| 　 　 ＼ ＼
.　 /　i　／/ l　　彡ｲ《　 乂 ﾉ 　 l: :/　　　　ｰ= ./ / 　i|　 ﾘ　　 　 ハ≧=－
　／ヽ{/l　 l　 i　 弋`　ヾ　_ ノ　.|i/　　　　　　 /イ} 　 ﾘ　/　 ＼　　　 ＼　　　　　　　…………！！
　 　 　 .l　　ﾍ k 　ヽ＼ ＼　　　　　　,　 　 　 　 　 　 ハ/ ／ |i　＼　　 ハ
　　　　 l　　　-ﾍ 　ヽ .}‐一　　　　 　__　　　 u　/} //　　 　 i!　　 ハ　　 |
　 　 　 l　　　 l lli＼ ヽﾄ､:ヽ　　 　 　　 ｀　　　 ｲ| 〉∧　　|　 ﾊ　 　 /}　　i!
　 　 　 l　　　iﾍ　l　　ヽﾘ　 ＞　　　　 ＿_,.ィ --――-､ .l　/　}　 ./ i| 　/
　 　　　l/l　　l　 .／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿　　　　＿＿＿_ヽ　　 |　イ　|//
.　　　　　 ヽ　l　 }=‐-＿＿_　　　　　　　￣ｰ=三三三三ﾐ､　 /／　 /
.　　　　　　 ヽl ./三三三三三≧=-＿_　　　　　￣ｰ=三三!
　　 　 　 　　 /-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_　　　　 ￣`＼
.　　　　　　／ｰ-_､　 ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
.　　　　 ／=‐＿＿＞､_　 　 ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､

／ || || || ,／ .|| |;　:　"　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : 　 ;:ﾞ:　;";ﾞ|; ; :: 　: :;:　;": :"#
| |l || ||,／|| || || |; ::ﾞ .:;　 : 　 ;:ﾞ: :; ; ;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　ﾞ;　 |:　: 　;; |＼　::　ﾞ::
| |l ||,／|| || || || |　;　 : 　 ;:ﾞ:#　;": :; 　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　 |　::　　 | ||.＼ ; ;"　 　 　 ┌──────────────────────┐
| |l／.|| || || || || |;　:　"　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : 　 ;:ﾞ:　;"ﾞ;|　;; "　.| || || ＼ ;　　　　 │オブジェクトの収容室は何もこのような牢屋ではない  │
／..|| || || || || || |　;;:　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; ﾞ|;; ;　ﾞ 　＼ || || |　　　　　 └─────┬────────────────┘
| || || || || || || || |; ::ﾞ .:;　 : 　 ;:ﾞ: :; ; ;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　ﾞ;　 |: :　; ; ":　＼.|| |;　　　　　　　　　　　　　  │
| || || || || || || || |;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :;:　;": :; 　;　;:: .: 　"　;; ﾞ:::|　::　;　::;　.; ﾞ＼! :　　  ←──────┘
| || || || |ﾚ|| || || |　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　# |;;";;ﾞ　;;　"　::　;　::
| || || |ﾚ|ﾚ|| || || |　;;:　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; ﾞ|　::　;: :;:　;": :;　; ;
| || |ﾚ|ﾚ||_|| || || |;;　:　 " ;　 : 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : ": :; 　ﾞ;　|:: :;:　　::　;
| |ﾚ|ﾚ||_|| || || || |　;;:　;　,; 　 ;:ﾞ:　;": :; 　;　 : 　 ;　;": :; 　 | : :;:　;": :
ﾚ|ﾚ||_|| || || || ||　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼　 :　;": :;
ﾚ||_|| || || || ||　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼: :;:　;　;; ":
|_|| || || || ||　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼: :;:: :; 　;







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∩∩∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　　　　　　　　r‐-⊥儿儿j-っ
　 　 　 　 　 ∩∩∩　　　　　　　　　 　 -=ﾆ二二ﾆ=-　　　 　　 ｀ヽ ＿＿_／
　　　　　r‐-⊥儿儿j-っ　　　　　　-=ﾆ二二二二二二＼　　　　　 ｛:::::::::::]
　　　　　　｀ヽ＿＿,/´　　　　　∠二二二＞' "{⌒ﾞ＜二 ┌────────────────────────┐
　　　　　 　 〈 ::::::::::|　　　　　 〈二二＞'" ､/　　＼　　Χ. │それは無為にオブジェクトのストレスを高めるだけである　│
　　　　　　　 |:::::::::::| 　 　 　 　 ＼/ 　/ ∠＼_ 　 -＼＼　└────────────────────────┘
　　　　 　 　 l:::::::::: |　　　　　 　 /　 /イ　O｀　　 O　}＼〉　l 　 　 　 |::::::::::: |
　 　 　 　 　 |::::::::::::|　　　　　　/　/ |　 ､__　 　 　-- '　,′/　　　　 _|:::::::::::｜
.　　　　　 　 l:::::::::::::|　　　　　 ｛　l|　|　｀｀　 ―‐､‐ ､　　　{　　　　 /⌒::::::::: |
.　　　　　 　 |:::::::::::::]__　　　 　 Χl 八　　|　　　　＼|　|　　＼＿／:::::::::::: ／
.　　　　　 　 |:::::::::／:::::::.. 　 ／　人　 i　└―――┘ｲ　　ﾄ. ∨:::: /:::::／
　　　　 　 　 ＼::::::::::::::::::::::`トミ/|　 ) ﾉ,≧=- 　 -=≦ﾉ 　 ﾉﾉ/:::::::/::／
　　　　 　 　 　 ｀`　::::::::::::::::＼::人_ 　 ∨ ∧　　 { ／　 　l//::::::::／
　　　　　　　　　　　　｀`　::::::::::＼::∧　 ∨ ∧　　{　/|　|　〈::::／＼＿_
　　　　　　 　 　 　 　 　 ／｀`　::::＼:|　　∨ ∧　:l /八∧　∨　　 　-､ ｀ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 / 　 / 　 ＼:::|ﾉ＼ |⌒>＼|' 〉::::::::::}ノ　 　 　 l　〉 　 〉
　　　 　 　 　 　 　 　 〈 　 /　　　　∨:::::::)'::::::＼_／ ――|　　l　　　∨　／
　　　　　　　　　　　 　 ＼ ＼　　 　 ∨:::::::／￣/[_]、 　,/|　　|〉 }　　＼{＿,ノ
　　　　　　　　　　　　　　 }　　　　 　 ∨:::::∨ 　 / |:|＼/::′　　/　　　　＜
　　　　　　　　　　　　 ＿ﾉ　　 /|　l 　 ∨::::::＼_/　|:l　 ∨|　 　 　 /＼　l＼ ＼

 ┌──────────────────────────────────────┐
 │知性を有するオブジェクトには、異常性や性格に応じた収容室がそれぞれ提供されている　 │
 └──────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　iﾞ￣ﾞi
　　　　　　　　　 /＿__ヽ
　　　　　　　　　　　|| ! 　 　 ,.､
　　　　　　　　　　　|| ﾟ 　 　.| |￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　||　　　　| |
　　　　　　　　　　　||　　　　| |＼￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　 　 ⊆⊇　 　 i_i＼ﾉ´ー-'´ﾞ￣ﾞ｀ー－'´, --
　　　　　　　　　　　　　　　　　　`ｰ､ ヽ ´　￣ﾞ｀ヽ￣ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ヽ＼ヾ　　;　!　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ヽ＼ ｀ﾞ　´　　　 ゝ-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ゝ｀ー─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ゝニニニﾆﾆニニニ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'-ﾟ






　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ　　　　　 　 　 　 　 ┌───────────────┐
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l　　 　 　 　 　 　 　 │……だけど、物事には限度がある　 │
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（○）　（○）|ハ|　　　　　　　　　　　 └───────────────┘
　　　　　　ヾi∨|　u ,,,　　'　,, |´　　　　　
　　　　　　　ヽT､,_　 ⊂⊃_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │これは……”収容室”なのか？ │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └─────────────┘


　＝==--　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 じ）|（ J
　 　 　 　 　 ￣　＝==--　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .//|ﾊﾏ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　--==　￣
　　　　　　　　　　　　　　　￣　＝==--　＿　　　　　　　　　 〈〉〈〉..{｜}　〈〉〈〉　　　　　　　　　　＿　--==　￣
　　　r==-　 ＿　　　　　　　　　　　　　　 ￣　＝==--　＿ 〈〉〈〉〈〉　|　〈〉〈〉〈〉　　 ＿　--==　￣
　　　|8 ＿＿　　￣￣　 =--　＿　　　　　　　　　　　　　　（__ 乂乂.人.ノ ノ___）==　￣　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　|8|| ||　| ￣￣ 　==--　＿＿￣　　＝--- ､　　　　　　　｀￣ ´　　｀￣´　　　　 ___　　---===　　￣￣￣＿＿ 　 !
　　　|8|| ||　| 　　　　　　　　　　　　　￣　=--ｒ 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 i __　　--===　　￣￣　　　　　　|8|
　　　|8|| ||　|　　　　　 　 　 ／　 　 　 　 　 || ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　　　　 ／／　　　　　／...|| ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　　　／／　　　　　／　　.|| ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　 ／／　　　 　 ／　　 　 || ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　 ／　　　　　／　　　　　.|| ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　　　　　*x　　　 　 　 　 _||_! 8|__　　　　 　 　 　 :|　　　　　　　　 ||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|8|
　f´￣￣￣｀i!￣　Y}　　　*※* 　　r　''.７ ￣　{{￣ }　　　　　　　　 |　　　　　 　 　 |r--------------------- ｫ | |　　　ノ} ＿
　 i!　　 　 　 i!　　 ,ﾘ　 ＿（＿）＿＿',　 i　　　　}}　 !＿＿＿＿　　 .|　　 　＿＿＿ ||　}￣二二_ﾉ二二二　 ￣| 　 | | |　}ヽ{ ノ ノ
　 .i!　　 　 　 i!　　乂＿_￣.|　|￣　--', .!.ィf==ソ　 i　　　　　　　￣ |￣￣　　 　 　 || 〈 /　　　 j　　　　　 }　　}}　 .| | |　乂}/ _ア
　　i!　　　　　 i!　 　 ｀￣}}　|　|　| }＿ }　{　|　　　　|　　　 ＞-― ==ニ　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ニニ＝--- ┤＞､}/ ＞
　　i!　　　　　 i!　　　　　ﾘ . !　!　! i￣￣ !　|　　　　|　　 /　　｀ ￣￣￣￣!ニニニ＝＝---- r　´ ￣ア´　i　　　　i 　| {_ノ||＜ア
　　i!　　　　　 i!　 　 　 .{{＿|　|__|__＿＿_|　|　　　　{---i　　 ＿＿＿＿＿j_　　　　 j　 　 　 ｜　 ,イi　|　　|　　　　|　.|.　__||__
＿_}-r------r-r----r-!. _j　{､ ｀´　 　 .L.」￣￣ｰ’　　レ'乙ﾉ乙j　i　 }　　}￣￣　 .T ー ､　}　/!　!|　　　ｊ!　＿＿j__.j　{ 　　}
　　｀　　　　　 ｰ’　　　.ｰ’ ￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ￣`ー''`ー--　 j..＿__ゝ-'　--――　ニ　　　　　　 ー‐.'




.

　　　　　|┃:::::::::::::::
　　　　　|┃＿　_二ｚ<＿:::::::::::::::　　　　　　　　  ┌──────┐
　　　　　|┃‐ ´￣｀'┴＜:::::::::::::::　　　　　　　　  │いや…しかし  │
　　　　　|┃　　　　　　　＼:::::::::::::::　　　　 　 　 └──────┘
　　　　　|┃,　,.　 ,.l　　, 　ﾞｉ:::::::::::::::
　　　　　|┃寸T　ハT７} ｨ, ｌ:::::::::::::::
　　　　　|┃（●）　（●）| ハ|:::::::::::::::
　　　　　|┃　　　 , 　u. |:::::::::::::::
　　　　　|┃ 　 ― 　 _ノ:::::::::::::::　　　　入っていいんですかこの部屋…？
　　　　　|┃ィ::ニE7 l:::::::::::::::
　　　　　|┃::::／ヽﾄ:::::::::::::::
　　　　　|┃:|´ ￣｀i:::::::::::::::
　　　　　|┃:::::::::::::::






　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　│逆に、この部屋こそが…部屋の主に対して不釣り合いなのかもしれない │
　　　　　　　　　　　　└──────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼／ ／>
　 　 　 　 / 　 .　　　　 ／　.　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　　　 　 　 <／　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 . 　 /　　 　 /　 , '{, '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .　　　　  ┌─┐　　　 |　初めまして、できない子　|
　　　　　 ｉ　/　 　 　 '　 /∨　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i　　　　  └─┘　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　 　 　 j,/　　　 　 i　/i,/　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 .　　　 　 　 l
　　　 　 /　,ノ　.　　 | '　′　　　　　　　　　 /　　　　　　　 　 　 l,　 | ｌ　 . 　　 ｉ |
.　　 　 /／'{ 　 i　　 |{　i　　　　　　　　　 ｉｲ'i　　jﾊ　　　　i　 　 ,1　 |_|　 i　 　 | |
.　 　 ノ'　　‘,　 l　 　 　.l　　 　 　 　 ｉ　　｣.|_l　_厶j　　　　l 　 ./ |　厶|　 |　　 ,ﾊ|
　　　　　 　 ‘,　l　　 　 i| 　 　 ｉ　　i/|　 从{ l__,厂!| 　 　 jﾊ _厶rl /i} i}　 | 　 .′
　　 　 　 　 　 ､|　　　　,ﾊ l 　 ｌ　　|ｉ,|_.厶斗j/i厂jハ　　ﾉ　}八ぅ'少'ノi　｜ /
　　　　　 　 　 .′　 　 j/从　｜　弋|人_う'少′ 　 }／　 ｉ　　 ¨¨´　 l　/}/
.　　　　 　 　 / /　 　 //,八＼l、　　'＼ ｀¨¨¨´　　　　 　 |　　　　　　j./ ′
　　 　 　 　 /　j 　　j///ｉ　 }>､_＼　 、 ＼　　　　　 　 　 }　　　　 　 /
　　　　　　/ ／ｉ　 　l///|　 |/,|77介､{｀¨⌒　　　　　　　　　　し　　, ′
　　　 　 ノ'´　　 　 ､l///|　 |/,|//|ｉ川＼ 　 　 　 　 　 __, ，　 　 ／
　　　 　 　 　 　 ､　 {///i__,ﾉ/,|//||i´{ 　 丶、　　 　 ´　　　　,∠..._
　　　　　　　　 　 ＼l＼/{////|//ﾘヽ.＼　　 ｀　　 　 　 　 ／　　　 ｀ヽ
　　　　　　　　 　 　 ｀　｀７⌒7//,′　＼丶.　　　　 　 -rく　　　　　　　 .
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ノｨi　,/// 　 　 　｀　 ミー‐‐　､,｣ .ハ　　　　　　 i
　　　 　 　 　 　 　 　 　.ノ'∨//{,　　　　　 　 　 ￣￣｝}ﾘ′ }　　　 　 　 l
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ///　 ＼_　　　　 　 　 　 { {iｈ　　 　 　 j　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 {//　　　　　　　　　　　 　 {爪,|rっ　　　 {　　　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐‐‐-
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ´: : : : : : : : : } : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　　　 ／ : : : : : : : : : : : : {: : : ￣￣＼: :.＼
　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : ／: : : : : : : }: : : : : : : : : ＼: ‘:.,
　　　　　　　　　 　 /: : : : :.／: : : : : : : : : {: : : : :＼: : : : : : : :‘:,
　　　　 　 　 　 　 /: : : :／: : : : : : : : : : : :}: : : : : : :＼: : : : : : :‘:.,　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌─────┐
　　　　　　　　 　┣ : :./: : : : : : : : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : : : : : ┫　　　　　　　　　　　　　 　 │何故ならば │
　　　　　　　　　　l┗: : : : : : : : : : : : : : :.__}__: : : : : : : : : : : : : :┛l　　　　　　　　　　　　 　 　 └─────┘
　　 　 　 　 　 　 l: : ┗ : : : : : : : : : : ／-‐-‐＼: : : : : : : : : ┛: : l
　　　　　　　　　 l: : : : ┗　: : : : : :／::.　　　　 .::＼: : : : 　┛ : : : l
　　　 　 　 　 　 l: : : :l: : : ┗　:.／::.　　　　　　　..:::＼　┛: : : :l : :l
　　　　　　　　　l: : : :l: : : : : : ┗::.　　　　　　　 　　..::┛:/:/: : : l : l
　 　 　 　 　 　 l: r=ﾐl: : : : :./　　 ┗　━　━　━　┛　∨ /: : :l=ｫ
　　　　　　　　 l:八　l: : : : /--‐='' ^`ヽ 　 ｀¨´￣￣三ﾆ ｧ: /: : :l. |
　　　 　 　 　 .l:./∧.l: : : :.`r气__ﾅミ　　＼　　 彡气__,ﾉﾉ ∨: : : :l/ｌ
　　　　　　　 /: :/: :.l: : : : l ≧=-　--　/:.:|　　　-‐=≦　　 l.: : : : l: l　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　 　 　 ./: : : : : l: : : : l:.:.:.:.:.:/　　 /:.:.:.|　　　　　　 　 　 l　: : : l: l　　　　　  |　今日はよろしくお願いするよ　 |
　　　 　 .／: : : : : :.l: : : :∧:.:.: 〈　　 / :.:.: |　　　　　　　　　 l: : : : :l: :l　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　 　 乂: : : : : : l: : :./:.∧:.:.:.:＼,/:.:.:.:.: |　　　　　　　　 　l: : : : :.ｌ :l
　　 　 　 　 ｀Y: : : : : :. :./: :ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､_|___,　　　　　　　/l: : : : : : ﾉ
　　　 　 　 　 }: : : : : : :/: : : :.,＼,,:.,,､'':.:'':.:'':.:'':.:'':.:''_, ,, , ／:/ : : : : :｛,
　　　　　　 ／: :./: : : /: : : : ∧:. ＼,, ￣ 二二,￣ ,,, ／｝:./: : : /: : :｛,
　　　 　 ／: :.／: :. :./: : : : /: ∧:.:.:.:＼,,:.:,,:.:,,｛ ,, ,,／://:./: : : /: : : :.｛,
.　　　／: :.／: : : : :/: : : : /: :/: :ｌ:.:.:.:.:.:.` =‐-‐= ´__//: : : : : ｛: : : : : :｛,
　 　/: :.／ : : : : : /: : : : : : :/ : :ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／ ./: : : : : : : : :＼: : : :.｛
　　｛: :/: : : : : : :./: : : : : : : : : : l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /　　{: : : : : : : : : : : :＼: : ｛
　　 ∨: : : : : : : :{: : : : : : : : : :./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　 乂: : : : : : : : : : : :ﾉ: : :＼

　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　 │ここには、神が住まうのだから  │
　　　　　　　　　　　　　　　　 └─────────────┘







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――┐　 　 ＿＿　.r―‐　　　　　　　　_r―‐┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /::::: r―┘　.／::::::::::::| :|:::::r=ミ::＼　　　／　＿|__ ｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 人:::::::＼. 　 /:::::/￣￣　|:::::| __ﾉ::::::| 　 / .／　_rｧ_ ＼. ‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼:::::::＼ |::::::|　　　　 |:::::||:::::: ／　　j　| 　 ｒｧ rｧ　 |　{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__,〕::::::::| ､:::::＼＿__.｜:｜￣　　　〈 　 >く´　 ｀`><.　 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::::::::::::::::::/.　＼::::::::::: |. |:::::|　 　 　 　 ＼__ 　￣￣　__／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣　　　　 ￣￣　 ￣　　　　　　　　　≧===≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S e c u r e　，　 C o n t a i n　，　　P r o t e c t



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　68話(前半）「　　　 　 　 　 」












.

　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l　　　え、えすしーぴー343さん……いや、SCP-343様…？
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　u ,,,　　'　,, |´　　　　　え、えっと…きょ、きょうは、その、あ、よろしくお願いいたひひゃふ……
　　　　　　　ヽT､,_　 ⊂⊃_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`







　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　　　　　どうしたんだい？
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　　　　　 少し硬いようだが
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |

　　　　　 ､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　 ＞ ７ ￣､-人 ￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／{:;o）　　 　 　 ＼
　　 >{　 ,' 　| ､ ゛´ ,.　 ,.l　　, 　ﾞｉ
　　 |　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ
　　 ′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ≡）　 （≡）|ハ|　　　　　　　　　いっ、いやいやいや！
　　　　i⌒ヽ'(1. ''' 　＿'_　''' ﾉ川／⌒)
.　　 　 ヽ 　ヽx＞､.｀⌒´_,イ ｌ |::::ヽ／　　　　　　だって、その……SCP-343さんって……
　　　　 ∧　人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ|　,:::::ﾊ








━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -＝＝＝＝ミｘ
　　　　　　　　　　　　　　 　 ≦七――: : ::ﾉ:::::}::::::::::::l
　　　　　　　　　　 　 　 ／ /{;:;:;:;:――＜⌒冖≦⌒:::l
　　　　　　　　　　　 　 {《》《:} ＞七千《》《》《》《》《》《》{
　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　ﾉ《》《》《》ｒ＝――――‐,〈
　　　　　　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 　 　 　 |　この世界を創った、神様なんですよね　 |
　　　　　　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　 　 　 ,　 }!:ﾑr´.〈ﾄ｀rｧｿ、 :/^:|　|　 |　|',
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,　 |:: ∧ィ⌒〔⌒ヾｘ从N! ﾘ　　 :| ∨
　　　　　　　　　 　 　 　 ,　:j::}´/　 r‐こ＝ｧ ﾐﾊ{: | /　　 i!　 ∨、　 ｒ‐‐‐≠-- .、　　　,,_　zzxｧ
　　　　　　　　　　 　 　 ,　//: ﾉ　/: :^゛^ヽ:;}　 :l:::匕　　./: :/ヽ___.Y_... rｔ=≠≦‐≦ﾆ=￢'' ´
　　　　　　　　　 　 　 rﾘ　:{シ ∠: :j : :/: : ﾘ . : ::/　　 /: : : r=人　　｀''ー≦千ｲ {
　　　　　　　　　 　 　 ,　　}! ／ ﾉ/　 {: : /: /:::ノ　　./: ／　弋_　￣冖ｔ廴＿　 イﾉ
　　　　　　　　　　 　 ,　.／ :〈　/ﾉ／　 /: : :∠: : ／; /えﾉ; ; ;气冖￢zzﾉ_ﾉ-- ィ
　　　　　　　　 　 　 , .:/　: ...:::j　:|:〃:/.:::::/: : :::/; ; /}|／/／;{; ;ﾄ｀''+。 r‐ｧ_zr '
　　　　　　　　　　  ,／　 ノ ／　/　/. ::::ノ乂　ｲ; ;/; ;};/;j;|;{'; ;||; |ﾆﾆ≧= ラ:}| ||
　　　　　　　　 　 ,;:　／ ／. : : : : : : ／: :／/´; ;/; ; ;|;/;|;|;|; ;;||; |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ;;|| |
　　　　　　 　 　 ,:;　　 ﾚ　: : : : : : ノ／: : : /ﾉ; ／; ; ;;|、;!;!;!∨|;;;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ || {
　　　　　　　 　 ,; /＼/ ノ: : : : : : 乂:/:／:|:∨; ; ; ; ; ;;!弋ム;;; !;;;|!ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}} i!
　　　　　 　 　 /ﾉ/ヽ: /　: : : : :/　}/ﾉ: :|:::|:/; ; ; ; ; ; ; {; ;`ミx; i!; ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; ;∨
　　　　 　 　 ,;:j:/ﾉ从}　 : : : ::∧乂シｒイ/; ; ; ; ; ; ; ; ; ;{; ; ; 气、; ;;ヽﾆﾆﾆﾆ |; ;|; ;|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,　　　　あぁ、そうだよ
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （　　　　 私がこの世を創ったんだ
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /
　　　　　　　　　,　 j/　/　　　　　　　／ :.:.:.: ＼｛　l
　　　　　　　　　}　 　./　　 　 ＼　 /　イ:.:.:.:.ﾄ : |　|
　　　　 　 　 　 ,　／/　　　 　 .| ＼　　.l:.:. ｌ:.:.:.: |　|
　　 　 　 　 　 ﾉ＼　{.　　 　 　 |　　　 　 ::..ｌ〉:.:.:.|　|
　　　　　　　　|{{ {ﾉ　|　　　 　 /　　 　 　 ::.|:.:.:.:.:l　|







　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜　　　　　　  ┌────────────────────────┐
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼　　　　　│そう…このSCP-343…さん、は この世を創った張本人だ  │
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ　　　　 └────────────────────────┘
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　u ,,,　　'　,, |´　　　　か、軽い…！　ふわぁぁぁぁぁ……！　ほ、本物のかみさま……！ふわぁぁ…！
　　　　　　　ヽT､,_　 ⊂⊃_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l　　　　　　そりゃあ緊張しますよ！
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │正真正銘の、神様なのである！　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └──────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━　 |　神的存在の方とは面識がありますけど……　| ━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　 ,'　　{_ ..． -‐―‐‐-　．.._
　 　 　 　 　 |　／　　　　 　 　 i i ｉ.　　ヽ_.
　 　 　 　 　 ﾚ´　　　　　,. ＜{)ﾉﾉﾉ‐f‐- ．‘ .，___
　　　　　　 ./　 　 ..:::..／.r '´.///{ {　f´ r ‘ ，＼_
　　　　 　 .ﾉ　 　 ::γ!　r '´ l{{::::: { {　　　 　 ,'＼
　　　　　 （　　　 ::/ノ　r '´./{{{:::γﾆ.= ､　　{
　　　　 　 (.　　　::!′　 　 {::::::::/:::://.〃ヽ. 乂..
　　　　　　.｀!　| .//.| r‐‐- ､:::::{::ノノ⌒ヽ〃ヽ. ｀ 　　　　　最近話題のFall Guysってゲームやってみたいんだけど、
.　　　　　　.ﾉⅥ//|. !.{::::::::::::::::::‘, {. （（((〈　〃ヽ
..　　 　 　./ /l | {/八.}::::::::::::::::::::‘,　γ´｀‘，〃 ヽ　　　　　いかんせん俺の小遣いじゃまだ足りないんだよなぁ……
　　　　　/ ﾊ { | | {　.}.} :::::::::::::::::: ‘,. {　　　‘，
　 ,γ　 ｌﾞ {..{ ﾄ.!.{ |　//:::::::::/´￣` ‘,|.　　 　‘，　　　　　　  あーやってみたいぜ
. （ (___ノ.ノ ﾉﾉ.ヽlﾉノ/:::::::::/././/./::: 'ゝ、　　 .}γ
.　｀ｰ一´ /ノ-=彡ノ:::::::::/././/./::::::::‘,　｀¨.´//　 ┌───────────────────────────────────┐
　　　　　´ l´l.l.ｌ r'´::::::／././/.ｌ|::::::::::: ‘,　　 {.,'　 │SCP-2996：ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1443362058/646-　 │
.　　　　　　! ｌ.l.ｌ |',:::::::|.l_/./_.|._l|::::::::::::lﾆ'，　.|{　　 └───────────────────────────────────┘
　　　　 　.//l.l.ｌ..!､',::::|.|《.《. 《 〈ﾉ::::::::::::lﾆ} 　 |',　　　※10話






:::::::,,-一':::::::／:::::::,＜::::::::::::::::::ﾉヾ /　,,/{:::::
＜:::::::::＿／:::::::::::::::::::／￣￣__,--,ﾆlノ-|::::
:::::::::／:::,,-┬､::::＿／ニェ（｀´））''　 // ﾉﾄ､
＿ノ::::::/| | ⊂￣ 　　く_　tｯミﾐヽ､_| |//_/:::
:::::::::::ハ｜ヽ|＼ 　||　　｀ー‐´二＝/¨ﾞﾉ::::（
:::三/ r'⌒-､|　　 }ｒヾ　/:::::{´　　　|　/:::::::::}
:::::/　 ゝ､Oﾉ|　 //　　　::::::::ヽ 　llll| /:::::::::ﾉ　　ご安心ください、我らが主よ
::/　　 .//´ﾉ|　 ´　　　　　　　ヾ,-ｨ/:,r─'':::
'　　　//　＼＼　　　　　r=＝＝彳（:::::::::／　　現実でその遊戯を再現して貴方様に捧げてみせましょう
　　ノ/|　　　.＼＼　　　 ´￣￣ｸﾊ::::}::::::|:::::
　 ||　||　　　　　＼＼　　￣て´/　|::ﾉ:::::|::::/






　　　　　/　/ .|　　 l|　│　　|　|　│　 |
　　　　　|　|　 |斗‐∧　|　 ｌ .|｀ﾞト.､!　 /
　　　　　|　|　 ﾄ､|,斗ミ∧ /j/>‐＜|　/
　　　　  ﾍ∧　l / f:::ﾊ　 　 　 f:::ﾊ ∨|/│
　　　　　/　∧ﾄゝ.ﾋ::ｿ　　　　 ﾋ::ｿ ﾉ / /l
　 　 　 ムイ　ﾍ　xxx　　 ,　　 xxx　/l/ j　　　　　　公式でキャラクターの骨格が公開されていたので、
　　　 　 　 | 　 ﾍ 　 　 ＿＿_　　　/| 　 |!
　　　　　　∧　　ゝ、　 ヽ - ' 　 . ｲ |　　|l　　　　　　あれを見本に不遜な人間を見繕い█████ してキャラクターを作って
　　　　　　| ∧ 　 l |＞　　　. イ│i│　 |
　　　　　　|　 |　　|ヽ　　 ｀´　 |＼.l |　　l　　　　　　我らが主に捧げます、どうぞ殺戮の落とし合いをお楽しみください
　　　　　　|／', 　 |　 ＼　　　/　 ｀'|　　|
　　　　 ／ 　 ∧　|　 　 ヽ　/ 　 　 |　　|　　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　お前らマジで帰ってくんねぇかな……　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　＿　 　_,
　　　　　 ＿__,＞ Ｙ´'ー-､　　　  ┌──────────────────────────────────┐
　　　　 ＿>ｚ二_　＿__`ー≧＿_ │財団へ来てたくさんの、自分の想像を超える存在と邂逅してきた私だけども……　 │
　　　　 ＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜ └──────────────────────────────────┘
　　　／　　　　　　　 ヽ ｀Ｙ′之＞
. 　 /　 ,　　l、　、 ,　､ |　 ヽ　}<　  ┌───────────────────────────────────────────┐
　　ｌ ,ｨ {７Tハ　T寸寸 |　　}ノ　|　 │流石にここまでの……適した言い方は思いつかないけど…いわゆる”大物”と出会ったことは、無かった │
　　|ハ |（●）　（●）　/ / ,/ﾚ′　 └───────────────────────────────────────────┘
　　　　`| 　　ヽ 　u.　「)'/|/
　　　　 ヽ､_ 　ロ 　_,.ィT/　　　　でもでもっ！
　　　　　.　 'f ^'il＾''r'
　　　　　　,' l　 l　 { ､　　　　　　ストレートにズバリ、この世の中を創った神様なんて…！
　　　　　　ﾚ!　,ﾊ　 '､〉
　　　　　　｀l｀"　｀"１　　　　　　いやまさかそんな凄い御方と会えるなんて……
　　　　　,r'´　 　 　　ヽ、








　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼　　　　  ┌────────────────────┐
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {　　　　  │何か、私に用があると聞いているのだけど……  │
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {　　　　 └────────────────────┘
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　大げさだね
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛　　　 確かに私は神ではあるが……
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {　　　 そう畏まられるとこちらが困る
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,　　　　私は、今日は君と楽しくお喋りをするつもりなんだからね
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : ┌────────────────────────────────┐
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : │神様ほどの偉大なる御方が、いったい私なんかに何の用があるのだろう…？│
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : └────────────────────────────────┘
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |

　　　　　　 （⊃￣￣＼
　　　　　（⊃　　 _ノ　　＼
　　　　（⊃　　 （ ●）（●）
　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　できない子くんにはまだほとんど神様のことを説明していないんだ
.　　 　 　|　　　　　　 　 }::＼
　　　　 ／ヽ　　　　　　 }:::::::＼　　　 なので説明を交えながら交流していこうと思う
　　　／:::::::::ヽ､＿＿__ノ::::::::::::::）
　 ／::::::::::::::::.ﾍ.:.ﾔ､:::>７|:::＿::/
　|:::::::::::::::::::::::::::ゞ／￣￣（＿)
　 ＼:::::::::::＼　／|　ＪＪＪ　（
　　　＼:::::::／:::::ヾ ､／⊂＿）






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,‐-r'　　　　　　　あぁ、構わないよ
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　できない子くんには私のことを是非知ってもらいたいからね
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　　何から話すんだい？
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |

　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　／　　__,ノ　｀⌒
　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●）
　 　 　 　 　 　 　 | 　　　（___人__）　　　　　　　まずは簡単な概要からかな
　　　　　　　 　 　 |.　 　 　` ⌒´ﾉ
　　　　　　　　　　 |　　　　　 　　|　　　　　　　　神様…恐れ多いことではあるが、ナンバーを付けさせてもらっていて、SCP-343
　　　　　　　 　 　 iヽ 　　　　　　|
　　　　　　　　　　 }､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、
　　　　　　　　　 _ﾊ,>-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７¨. ヽ
　　　　　　　__／ :}Λ::√ У: : :./ : : : : : : / : : : : ＼
　　　　,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : : : : : : ∧
　　　r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : : : ／/: : .ヽ
　 　 } : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : : :/ : : : : : : . ＼
　　 f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : : : i :/:,: : : : : : : : : : .ヽ
　　/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : : : :V: {: : : : : : : : : : : : .＼
　/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : : : :rヽ: : : : : : : : : : : : : : .＼




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　 　 |　見てわかる通り、人種不明の全知全能のように見える男性だ　  |
　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜
　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜
　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|　　　　 　 　 |　まぁ、見えるというか実際に全知全能であらせられるんだが　 |
　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./　　　　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ
　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|
　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|
　　　　 　 　 .| }{ﾉ]_「　/　}: : :.|: : : : /: : : : : : : : ／ 　 　 ｛|
　　　　 　 　 l _{{」」_,　{　ﾉハ: : : : :〈: : : : :∧: :/　　 ./　「,ﾊ
　　　　　 　 .l {}（￣` / 　 　,}/⌒Y/＼: :〈　.}/ 　 　∧　}} ∧
　　 　 　 　 l }{,「'｀　/ 　 　 　 　 ,j{. 　 ＼{.　 　 　 /　}　{{_ ∧
　　　　　 　l_／　　 ,　　　／　　　　　　　　 　 　 /　　}　`7_,∧
　　　　 　 .ｌ　　 　 /＼　/　　　　　　　/　 　 　 /　　.人　 `ﾏ{,{,
　　　　　　l　　　 /　　|　　　＼　　　　|　　./　/　 　 　 ‘，　 ﾏﾊ
　　　　 　.l　　　 l　　 .|　　　　 |　　　｜　/　/　　　　　　.〉　　'ﾏ:,
　　　　　 l　　　 l　　　|　　　　 |　　　 |　 l　/　　 　 　 ／　　　／

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　 ／￣￣＼　　　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　／　　 _ノ　　＼　　　　　　 |　なるほど、確かに見た目からして神様は全知全能のようですね |
　　|　　　 （ ●）（●）　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　.　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　.　 |　　　 　∩ ノ ⊃　　　　えぇと、それから…神様と財団の出会いの話か
　 ／ヾ.､_　　ﾉヾ､＿ノ
　(.:::::::＼ ／::::.／ノ:│
　 ＼:::::..“::::／＿|::::::|
　　　＼::／Φ:::::::::::/
　　　　　￣　￣￣



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,.. ．-‐ ヘ　　 　 　 　 　 　 ／ 　／
　　　　　　　　　　　_...　-―ｙ´　-=　 ､　　 ＼　　　　　　　  ＼／ ／>
　　　　　　　　 , '´　　,　' ‐-　´　　　　　｀"'' ､ヽ､__　 　 　 　 　 <／
　　　　　　　／　　／　　　　　　　　　　　　　　＼ヽヽ　　　　　 ┌─┐
　　　　　 ／　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ!　｀､　　　　└─┘
　　ー=二,　　 /　　　 　 　 i　　　　　　　　　　　　 丶　　＼
　　　　／　　/　　 　 　 　 ﾊ　　　　 ハ　 ∧　ヽ　 　 l　 iヘゝ
　　　 / ,、　 i　 　 /　斗 /-‐ヽ　　　|　Ｔ/ 卞､　}　　,.}　 ヽ､
　　　〃/　　i　i　 i　 _. |厶≦.　＼　 |　≧zy__ Vヽ　　| 　 〈
　　 　　| 　　|　l、 |　ゝ辺立ﾉ｀　　＼|　込乃ﾘ_7　〕　 |　∧_ゝ
　　　　 |　　 ヽ八 |　 　 　 　 　 　 i 　 　 　 　 　 /　　ii 　 |
　　　　 |　　 （ イ|＼　　　 　 　 　 ﾚ　　 　 　 　/ ∧　|　i| |　　　　　あっ、それとっても気になります！
　　　　 ﾘi　　　゛､ﾍ　　　　　　　　　　　　u.　　/イｿ ﾚ′ハ|
　　　　　/,　　　　丶 　　　　　　- ‐-　　　　 　 /,.'　　 i |　　　　　　どういう経緯で神様と財団が……
　　　　 /'　|　i　　 ||＼　　　　　　　　　　　　　/ ||　　 ﾊｊ
　　　　　　 | ﾊ　　|i|　|i＼　　　　　　　　　　／　|!i| 　 i|
　　　　　　 ﾚ　|　.|i!|　|i!| 个　　　　　 　 ィ　|i!|　|i!| 　 ｉ|
　　　　　　　　 }　|i!|　|i!|　|　　｀　 -　´　 |　|i!|　|i!|　i　|
　　　　　　　　/／|i|　|i!|　|,　　　 　 　 　 |　|i!|　|i!| ﾊ　|
　　　　　　　　　　 ヾ/i/ﾍｿ　　　　　　　　ヽ ヾ /i!/　ﾚ′

　　　　　　　  f´￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　  |　うん……　 |
　　　　　　　  乂＿＿＿＿ノ　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　始まりはプラハだったんだ |
　　　　 　 ／＼　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　r======＼
　　　　 |　＿:|　|＼>
　　　＿|__|＿|_,,|| || ⌒ヽ　　　'"⌒ー⌒
　　 ∨///////＼|　　　）　　　　　　　　ー'"⌒　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （
　 　 |￣￣￣~|＼ ＼　(_ ノ⌒(. . . . . . ⌒　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ）
　 　 |　 ｉ⌒i　 | |　Y__　　　　　 ) . . . . . . .⌒　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (　　　　　　　　. . . . . . . . . . .
　 　 |　 |＿l　 | | | |∩〕　　　. .:　　　　　 　 　 ｒ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （⌒　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿
　 　 |　　　　　|　 r===ﾐ　　　 　 ⌒⌒ヽ　 　 Y　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　. . .　 　 　 　 |＿
＿＿l_______ 　 |　　|　 | |　　　　　　　　ノ :　　乂　　　　　　　　　　 　 　 　 　 . （　 　 　 　　 　 . . . .＿＿＿|＿
----------＼ 　 |　 | |　　. . . . .　　　⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つ 　　 　 　 . . . . .|　＿＿＿:|
--------＿＿＼_|＿|_|＿＿_＿ 　 　 　ﾉ⌒ー　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 . ( 　 　 　 　. . . . . . . |　|┼|:|┼||
';'; 　- ／------------ 　-=:＼＼　　 　 　　 　 　 ーー'"⌒¨¨´. . . . . . . . . . . .　 　 　 　 . . . . . . | 森森森森
';';';';／--------- 　 -=　┌‐┐ ＼＼　　　. . . . . . . . . . .　　. . . . . . . . . . . . . . . . ..　 　 　　. . . . . .L __ 　ﾆ=-|
;、;、;、;、====‐‐‐―――┴‐┴---=:.＼　＿＿_　 　　　　　　　　　　　　　　 _　　　　　　　　　　∠二ﾆ=＝-―
,,:',,:',,:',,:',,:'爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻Xx.. . . :::｀〈⌒ヽ　 '⌒ヽrー''⌒ヽ_／.:::V⌒ヽ__/^ー vXx i　| ⌒ｉｉ ⌒ｧ爻
,,:',,:',,:',,:',,:',,:',,爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻㌻　 : : .:::::∨: :.∨　: ::::＼ : : :: : : ::厂 : : : :::::::::＼:x爻爻| _|＿_||_xｨ爻爻
;、;、;、;、;、;、爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻㌻-―………. . . . . . . . . . . . . . . ……………―-xX爻(爻爻爻爻(爻爻
,,:',,:',,:',,:',,:',,:'爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻㌻ 从∨从';';';'; ';';';'; ';';';'; ';,:' ,,:',,:',,:' ,,:',,:' ,,:',,:',,:' . : : : :爻爻〈竺竺竺竺ﾆミ
;、;、;、;、;、; ';爻爻爻爻爻爻／::|:: ||爻/≧s｡.,_从r,,..xx从';';'; ';';';';'; ';';';;';'; ,,:' ,,:' ,,:' ,,:' ,,:';',,:' ::.爻爻|｜::::||:::::| ﾆミ
,,:',,:',,:',,:',,:',,:',,:'爻爻／／ ||爻| |::／ ||爻 ≧s｡.,_/≧s｡.,_从从从人ｭ ,,:',,:r=|从Xxxx ,,:' ,,:',,:'＿＿ヾ |└― 円爻x
'; '; '; '; '; '; '; ';';'爻 | |::::|:: ||爻| |::::|:: ||爻| ┼ | |　≧s｡., | 寸　Y从|_|Xxx|／￣￣＞''//////＞―/￣￣x|/|爻x
;、;、;、;、;、;、; 爻 | |::／ ||爻| |::／ ||爻| 士 | |　 　 |／　　＼￣￣￣／-ﾆア／////＞'"　　　 ,: ∧ﾚ爻爻x／
,,:',,:',,:',,:',,:',,:', ',:'爻 | |::::|:: ||爻| |　／ｘ爻 森森 　　　|_　　 -‐=＝＝===-- _ｉ ∨/ ／二二ﾆ=- √|,,:',,:',,%%%､／
／⌒ヽﾞ彡⌒ヽ爻 | |::／ ||爻￣~ ／ xi==========|　r‐┐ r‐┐ 扉|　　|田　∨,'二二ﾆ＝=-| |/| L,,:',,:'%%%%Y
::　／:|￣￣￣|爻 |_|　／／　ｉ ／／x |―,　　＿　　|　|田|　|田|　==|　　￣|＼　､-=＝ﾆﾆ二 L/￣￣ ゞ%%%㌻
／|／|￣￣￣|爻 ￣~／　　≧s｡_| |xｉ|コ:|　 |┼|￣:|　 ___ 　'⌒i　ｉ⌒i　 ｉ⌒ｉ　 ｀` ＼-=＝ﾆ二 L　|///_|___｡%%
／|／|￣￣￣|爻　／　-----／:|| |xｉ|: : |　 |士|￣:|　|田|　|//l　|//|___|//|＼　　　 ＼-======＼__:| 　┐ ㌻
　 |／|二二二| ≧s｡., ----／／:|| |　|: : |　　 　 ￣|====-jI斗七さ二二￣|　 ｀`～､＼＼ -=＝ﾆ二 L　└┐
／|／|＿Π|_／　 '⌒ｉ≧r _／|/| |l／ |二二二二二/￣ 二=-　　　　　　　 |＼　　　　　＼＼ -=＝ﾆ二L　 └┐
／|／|＿＿| |／|| || | |:||::|: :|/| ／| ／-_-_-_＼　 　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 ｀`～､、＿_:＼＼-=＝ﾆ二L
／|／|＿＿| |　 || ||_| |:||::|: :|／ : |l -_-_-_-/ /:|＿　　　　　　　　 　　 　 　 | ＼ 　 　 　 　 　 ＼＼-=＝ﾆ二L
／|／|＿＿| |／|| li／|:||::l : : : ／||-_-_-_:/ / /二二ﾆ=--　_　　　　　　　 　＼ ｀`～､、　　　　 ｉ⌒ｉ　-=＝ﾆ二L

　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　　　　 ,　　 |´　　　　　　プラハって…チェコのですか？
　　　　　　　ヽT､,_　 ―　 _ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`





　　 　　 ／￣￣＼
　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　 |　　　 （ ●）（●）
　　　 |　　　　 （__人__）
　　 　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　そうだ
　　　 |　　　　　　 　 }
　　　 ヽ　　　　　 　/　　　　　最初に神様が人の目にとまったのが、プラハの街道でのことだったんだ
＿__ｲ.ヽヽ、___ ＿ノﾞ-､.
:　 　| 　';　＼_____ ノ.| ヽ
　 　 |　　＼/ﾞ（__)＼,| 　i
　 　 ＞　　 ヽ. ハ　 | 　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人　　　　　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼　　　　　　　　 |　えっと、何でプラハにいらっしゃったんですか？　 |
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,　　　　　　　　　　　　　なに、大した用事ではないさ
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　　　　そうだな……いわゆる”自分探しの旅”ってやつかな
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |








　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　u ,,,　　'　,, |´　　　　　。o（神様もそういうのやるんだ……）
　　　　　　　ヽT､,_　 ⊂⊃_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`

　 |｜l: 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_
　 |｜l:┌| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::＼
　 |｜|: |::|　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿__/＿＿＿_‘，
＿|└!: |::|　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |＿___＿＿_|｀丶、
￣[＼ └|　　　 　 癶￣￣￣￣￣￣￣￣| | |￣￣| | |丶､
　 | ,,_＼｜＿＿＿凵: |￣|　 |￣|　 |￣|　 | | |　 　 | | |　　 ｀丶､＼＿
　 |｜|　`|::::::::::::::::: |::|: |＿|　 |＿|　 |＿|　 | | |＿＿| | | ┌┐　,,_｀ ＿＿ ＿　　　　　　　 　＿
　 |｜l:┌|::::::::::::::::: |::|￣|＿＿＿_＿__＿__,|_|___＿＿,|_|　|::::|　  ／: : : : : : :￣｀`丶、 　　 ／＼_￣”¨¨
　 |｜|: |::|＾＾＾＾＾＾＾|::|★|￣￣￣￣￣￣~ | | |￣￣| | |　＾^　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼  ¨＼　｜￣”¨¨
　 |└!: |::[￣|　|￣||::|☆|¨|　 |￣|　 |￣|　 | | |　 　 | | |　|¨ﾞｌ /: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{  ,,＿＼| |”| |¨ｉ
＿|　　└[＿|　|＿||::|＿|: |　 |　 |　 |　 |　 | | |＿＿| | |　|::::||: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={ ^|: ＿: :| |_,| |_,|
￣|´"‐　,|＿＿＿_,|::|　￣　　￣　　￣　　:|_|＿___＿,|_|　＾^ |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {  |｜｜:|
　 |　ｉ＾ｉ　|￣|　|¨:|｜|￣￣￣￣￣￣￣￣| |:|￣|￣|:| | ┌ |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rｯｧ,  〉 |└┘:| |”| |¨ｉ
　 |　|: |　|　 |　|　|｜|　|￣ |　|￣ |　|￣ | :| |:|二|二|:| |　|::::||: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ| |¨"ｉ::| |_,| |_,|
　 |　|: |　|￣　 ￣ .|::|　|＿_|　|＿_|　|＿_| :| |:|二|二|:| |　| ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐ |＿|,,|,,,,...､､､､
　 |　|: |　|＿＿＿_,|::|＿＿＿＿＿＿＿＿| |:|＿|＿|:| ／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r' .　　　_,,..　-‐…
　 |　|: |　|,___ 　 　 |::|　　　　　　　　　　　　￣￣￣  ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」　　 ／ .:.:.:.:.:.:.:　　　　　…………
─|　|: |　|─-=ﾆこ|::|二二ﾆﾆ‐‐‐　　　　　　　　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　  /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　_|_⊥‐'′　　　　 |::|　〕ニニニニニﾆ　　　　　 人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼　  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
￣　　　　　__　　-=ニニニニニニニニ　　　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
__　　-=ﾆニニニニニニニニニニニﾆﾆ　　　　  ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼ ､.:.:.:.:.:.:.:.:
ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ　　 ／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉　　 ＼.:.:.:.:.:
ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ　　  〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼　　　　 ＼.:.:










　　　　　　｀フﾞ´,,:: -- ::､　　　　　　　,r''"''''''ヽ:::｀ヽ.　　　　　（〃彡三ミミ::｀ヽ
　　　　　 ,rﾆｭf::r-‐t::::::::ヽ　　　　　f´,,..、　r"::::::::::i　　　 　 /"~´　　　i三ﾐ::::i,
　　　　　/,,,　Y.. -‐ ヾ::::::::l 　 　 　ノﾞ f･=　 7:::::::::::l.　　　　f:､　‐-:、　(ミﾐ:::::::l
　　　 　 ﾑﾟﾞﾞ' く､'ﾟ`　 ﾞ'"):::l　　　　ヽ''　　　　ﾞ'⌒ﾘ:ﾉ　　　　ﾉﾟｦ　''・=　　ﾘ::r-､ﾘ　　　　ん？なんだ？
　　　　　l=,,;;:. l=､　 ..::" ,)ヽ、　　　j⌒　　　 ﾄ'"fノ　　　　 l (-､ヽ'"　　 ﾞ'´ﾉ),）
　　　 ／`ゝ-''^ヽ''"　 ,/: : : :＼　　ヽ、: : : '" ノ^i,　　　　　lｨｰ-､　　　　ﾉ-ｲ　　　　　  あそこにいる奴、こっちを見て……
　 　 /rf´ i′　 ,f^ヽノ:,. - - 、 ヽ,,. -ﾃ）　,／　　｀ヽ、　　 t_ﾞﾞ 　 _,,.. :: "　 l、
　　　ﾞ'ﾞ　 l　　　l: : j :f´: : : : : ヽ,/　　 '''"´　　,,.: -　 ヽ 　　 ｀ﾕﾞ"　　　　,ノ::ゝ､
　　　　　 !　　 /: :ﾉ l: : : : : : : ノ,　　　　　　,:'"　　　ﾞヽ i,.r‐(´::::〉　　 ,.ｨ":::::/::::::
　　　 　 /-‐-/: :/: l: : : : : : ,/ /　　　　　/　　　　　　,f´:::,::ヽfﾄ--テ:::::::::ノ:::::::::

　 |｜l: 　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_
　 |｜l:┌| 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::::::::＼
　 |｜|: |::|　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿__/＿＿＿_‘，
＿|└!: |::|　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |＿___＿＿_|｀丶、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　　◎
￣[＼ └|　　　 　 癶￣￣￣￣￣￣￣￣| | |￣￣| | |丶､　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | |　ｒ､　　　　[][]「l
　 | ,,_＼｜＿＿＿凵: |￣|　 |￣|　 |￣|　 | | |　 　 | | |　　 ｀丶､＼＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |_|　＼>　　　　くノ
　 |｜|　`|::::::::::::::::: |::|: |＿|　 |＿|　 |＿|　 | | |＿＿| | | ┌┐　,,_｀`|／＼＿　　　　　　　 　＿
　 |｜l:┌|::::::::::::::::: |::|￣|＿＿＿_＿__＿__,|_|___＿＿,|_|　|::::|　｜｜|　　　∨＼　 ＿　　 ／＼_￣”¨¨
　 |｜|: |::|＾＾＾＾＾＾＾|::|★|￣￣￣￣￣￣~ | | |￣￣| | |　＾^　 └┘| ｒへ　　　 ∨＼￣¨＼　｜￣”¨¨
　 |└!: |::[￣|　|￣||::|☆|¨|　 |￣|　 |￣|　 | | |　　　　 　 ／＼.　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼
＿|　　└[＿|　|＿||::|＿|: |　 |　 |　 |　 |　 | | |＿　　　　  ＼　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ 　／
￣|´"‐　,|＿＿＿_,|::|　￣　　￣　　￣　　:|_|＿__　　／＼　＼／.　 　　　　　　　　　　　　　　  ＼／ ／>
　 |　ｉ＾ｉ　|￣|　|¨:|｜|￣￣￣￣￣￣￣￣| |:|￣|　 ＼　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 <／
　 |　|: |　|　 |　|　|｜|　|￣ |　|￣ |　|￣ | :| |:|二|　　　 ＼／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─┐
　 |　|: |　|￣　 ￣ .|::|　|＿_|　|＿_|　|＿_| :| |:|二|　 ┌―┐.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └─┘
　 |　|: |　|＿＿＿_,|::|＿＿＿＿＿＿＿＿| |:|＿|　 └―┘
　 |　|: |　|,___ 　 　 |::|　　　　　　　　　　　　￣￣
─|　|: |　|─-=ﾆこ|::|二二ﾆﾆ‐‐‐
　_|_⊥‐'′　　　　 |::|　〕ニニニニニﾆ
￣　　　　　__　　-=ニニニニニニニニ
__　　-=ﾆニニニニニニニニニニニﾆﾆ
ニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
ニニニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ
ニニニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ
ニニニニニニニニニニニﾆ







　　　　　 ,r=ヽ、　　　　　　　　　　　　r';;;:;:;;:::;;;;;;;;;;;;ヽ、
　　　　　j｡ ｡ﾞLﾞi　　　　 rﾆ二`ヽ.　　　Y",,..、ｰt;;;;;;;;;;;）
　r-=、　l≦ ﾉ6)＿　　　l_,.､ヾ;r､ﾞt　　 lｦ '・=　 ）rテ-┴- ､　　　　　　　　　　　　　　　　！？
　｀ﾞゝヽ、`ｰ!　ﾉ::::::｀ヽ､ L､ﾟﾞ　tﾉ`ｿﾞ`ｰ ﾞiｰ'　 ,r"彡彡三ﾐミ｀ヽ.
　　にｰ `ヾヽ'":::::::::::: ｨ"^ﾞiﾌ　 _,,ﾉ　,　　ﾞtﾌ　ﾞゞ''"´　　 ﾞifrﾐソﾍ,
　,.、　｀~iヽ､. ｀~`''"´　ﾞt　（,,￣,　frﾉ　　 ゝ-‐,i ,,.,...、　 ヾミく::::::l　　　　　　　　　　　　　な、なんだ！？
　ゝヽ、__l::::ヽ｀iー- '''"´ﾞi,　ヽ　ヽ,/　　　/　　lｦ ｪ｡､　　 〉:,r-､::ﾘ
　W..,,」:::::::::,->ヽi''"´::::ノ-ゝ ヽ､_ﾉｰ‐ﾃ-/　i　/ ,, 、　　 '"fっ)ﾉ::l
　　￣r＝=ミ__ｨ'{-‐ﾆ二...,-ゝ、'″ ／,/｀ヽl : :`i- ､ヽ　　,.:ﾞ''" )'^`''ｰ- :、　　　　　　　　 あの男、急に消えたぞ！
　　　 lﾐ､　　／ f´　 r''/'´ミ)ゝ^),ノ>''"　 ,:ｲ`i /i､ヲﾞi　.:" ,,.　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ﾞ
　　　 !　ヾ .il　　l　　l;;;ﾄ､つノ,ノ ／　　 ／:ﾄ-"ﾉﾞi　　,,.:ｨ'"　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.　 　 l　　　ハ.　l　　l;;;;i _,,.:イ　/　　 ／ 　,ﾚ''";;;;｀ﾞﾞ" ヽ_,,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　 人 ヾﾆﾞi　ヽ.l　 yt,;ヽ　 ﾞv'′ ,:ｨ"　　/;;;;;;;;;;;;;;r-'"´｀i,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 r'"::::ゝ､_ﾉ　　ﾞi_,/　 l ヽ　　ﾞ':く´　_,,.〃_;;;;;;;;;;;;f´' 　 　 ll;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　 ｀￣´　　　　 ／　　l　 ヽ　　　ヾ"／　 ｀ﾞ''ーハ.　　 　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
　　　　　　　 ／　　　 l　　ﾞt　　　 `'　　　　 ／^t;＼　　,,.ゝ;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂　　　　ふふ、人間の前で姿を消して別の場所に現れてみせ遊んだんだ
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ ー_-〈: : : : :｝
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,　　　皆良い反応だったよ
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ∧＼| ｀ｰ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／'　/:.∧　!|　　　　`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　＿彡/∠.-==≧ﾊ　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾁ＿　＿　　　　 |ﾊ　　　　　ﾞ､
　　　　　　　　　　 ／´￣　　　　　ﾞ　．　 |! ヽ.　　　　 |
　　　　　　　 　 ／ ,　　/　　　＼　　　ヽ　　 |ﾊ 　　　 !
　　　　　　　　/　 /　　|　　|　 　 ヽ　　　ﾞ．　 ∧　　　|
　　　　　　　 ｲ 　.' ＿_ﾘ 　 | ﾞ． 　 l　　　｜　' ,∧　　 !
　 　 　 　 ／.'｜ |　,ヘﾊ　ハT＼ ┼　　　! / /ﾊ从　 |
　　　　　　　|　|　| 升ｫｧ|/　冰二ト|　 　 ∠、 .ｲ.|∧　{
　　　　　　　ヽ.|　ト| !`"/　 ´乏うﾇ>'　 ｲ,ﾍ }ィ´!.|　| | |
　　　　　　　　ヽ. |ヽ|l　ヽ　　　／´/／う-',ｲ!|　| !　!ﾊ !
　　　　　　 　 　 ＼　ヽ　r_､　u.　´ ...-riﾁ　l|.!_ﾉ |　|' |.|　　　　お、お茶目ですね……
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼__.....-＜　 |-r_／|.|_／l|/　!'
　　　　　　　　　　　　　　ゝY´Y´Y´/Y7ﾘ　,' |　／　/
　　　　　　　　　_＿＿＿_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{､＿レ_
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　 　 　 　 |::::::/:::::::::::／＼::::::::::::::::::ヽ:,':::::::::::::::{
　　　　　 　 }:::/::::::::／──.＼:::::::::::::::::l:::::::::::::::::|
　　　　　 　,':/:::::／..{＞＜}........＼::::::::::::l::::::::::::::::{
　 　 　 　 /::':::;ｲ.............'...................｀ヽ:::::::|::::::::::::::ﾊ

　　　　　 .／￣￣＼
　　　　　/　ヽ､_　　　＼
　　　　（　（● ）　　　　|
　　　　（人__）　　　　　 |
　　 .r-ヽ　　　　　 　　 |　　　　そして、それをきっかけに目に留まり、財団は彼に接触し、収容施設へ来てもらえないかと打診したんだ
　　（三） |　　　 　　　 |
　 　.>　ノ　　　　　　 /　　　　　そして神様は喜んでそれを承諾してくれたよ
　　./二/ ヽ　　　　 /
　 ////　へ>个／ <
　.|////ヽ ／＼／//)
　　￣￣ |＼////／|






　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　　　　 ,　　 |´　　　　　　来てもらえないかと打診……
　　　　　　　ヽT､,_ 　 σ　_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`

　　　　　　 （⊃￣￣＼
　　　　　（⊃　　 _ノ　　＼
　　　　（⊃　　 （ ●）（●）
　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　　　当然だろう、なんせ世界を創った神なんだ
.　　 　 　|　　　　　　 　 }::＼
　　　　 ／ヽ　　　　　　 }:::::::＼　　　　　　財団なんかに確保ができるわけがないだろう？
　　　／:::::::::ヽ､＿＿__ノ::::::::::::::）
　 ／::::::::::::::::.ﾍ.:.ﾔ､:::>７|:::＿::/　　　　　　お願いする他ないというわけだ
　|:::::::::::::::::::::::::::ゞ／￣￣（＿)
　 ＼:::::::::::＼　／|　ＪＪＪ　（
　　　＼:::::::／:::::ヾ ､／⊂＿）





　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　　　　 ,　　 |´　 　 　 　 　 まぁ、確かに神様を確保っていうのはおこがましいですからね
　　　　　　　ヽT､,_ 　 σ　_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`

　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ 一）（●）
　　|　　　　 （__人__）
　　 |　　　　　｀⌒´ﾉ　　　　　　　　　　　確保もだし、収容ももちろん出来ない
　　 |　　　,.<))／´二⊃
　 　ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃　　　　　　　　　　神様がこうして財団に留まってくれているのは、彼の善意なんだ
　　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
''"::l:::::::/　　　 __人〉　　　　　　　　　　　 当然、オブジェクトクラスはSafeだ。危険なんてあり得ないからね
:::::::::|_/ヽ. 　 /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|





　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　　なに、気にすることはない
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　　 君たちも大変だろう
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {　　　　　それにここも中々面白い
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,　　　　　居心地などは私の好きにすればいい話だしね
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |

　　　 　　ー- 、 ヽ、 /　　／＿　, --㌦...　ヽ、} |
　　イ　　　､＿ ＼　Y　 ,イ二ユ℡x.､　ﾘ　　　ｲ/|
　 {（,イ ＿_ ,..ﾆﾕ￣￣≧イ__才|　　＼｀ー＝' ´,ｲ）
　 ヽ￣　／　　 γ／￣　　　　|/　 ﾍ ヽ ＿ム='ﾟ
　,-､ ＞／　　　{　　 |　　 i_　ィ　　.} ﾊ　 ｀　､ _
ｲへ/'./ /　　.//　 ィア￣　 　　 ,ィ　 ﾊ＼　　､｀ヽ
{ヽム/ / 　 .//|/　 ,仁二フr‐ '　|.}　/ .}　＼　 .j　|
｀ｰ,ｵ　l　 ﾅ丁 {ﾄ、 . 云z込.}､/　ィイ　/ ヽ ヽ／イj
￣ '　 j　　{,.芯zxヽ　代ソ,./ｲ/ ./ .升' .|　ﾊ∧　'ｲ　　　　好きにすればいい…というと？
ｰ-{　iﾊ 　λ以,　i ｀ ゝ￣ ' ｲ　/ィ'　ﾚ .j /ﾉ'　} ,ｲj
　八 {` 寸込　　 ヽ　　　　ｰ'‐'ｲｭ}ﾉ/,イ/'　 -' ´ノ
　　 ヾ、 ｀ヽﾊ　　　,. _　　 　 / jｰ-{（- ､
　　　　　　　　＞　 ￣　　／ｨY|:::::::｀:::::::ヽ
.　　 　 　 　 ,､　／::::≧∧/`´ノ:::::::::ﾊ::::::::}
　　　ト､/￣ィイ:::::::::::ヾー一:,､:::::::::':;:::i:::::::|







　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　 ／　 _ノ　　　＼
.　　　　　　 　 |　　　（ 一）（●）
　　 　 　 　 　 |　　 　 (___人__)
　　　　　 　 　 |　　　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　　当初神様が財団に来てくださった際、
　　　　　　　　 |　　　 　 　 　 }
.　　 　 　 　 　 ヽ　　　　　⊂ﾆヽ　　　　　財団は愚かしいことに一般のオブジェクト用の部屋をあてがったんだ
　　　　　　　　 ／＼　　　　r┴│
　　＿　-‐=ﾆ/二_　 ＼--/ニﾆ }
　/ニニ二二|二ﾆﾆ_ __/{_(_ｵﾉ　|＿_
ノ二二二|ﾆﾆ＼二ﾆ=_　 |　|　　| |二ヽ
ニニニニ|二二_＼二ﾆ_ |　|ー‐ﾍ|ﾆニ|
ニニ二二|二二二_＼二ﾆ ｣___／ﾆ=_=|
ﾆニニニ/二二二ﾆﾆ=_二=|二二二ﾆ=_
ﾆﾆニ／二二二二二二=_　|ﾆﾆニニニ|
二／ヽﾆニニニ二二二二| |二二二二|
=く　　 }ﾆニニニニニニ二| |二二二二|

;:;:;:;:;:;:￣　‐　_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:;‐‐|二::::::::|::|::::::::::::::::＼:::＼::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ］ |:::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::￣　‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::─二|二::::::::|::|::::::::::::::::::::::＼:::＼|＿,,...､､､　--‐:Ｔ ｢　:|:::::::::|
:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::￣　‐　__:::::::::::::::::ー‐‐二二三二|二::::::::|::|z┬…￢冖　¨¨￣::::::::::::::::::::::::::::::|:::|　 |:::::::::|
:::::::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::.:.:.:.:::::::::::::::::丁二ﾆ=-‐￢冖¨　　　.|二::::::::|::|i:ｉ:|:::::::::::::::::＿三二ﾆ=‐…￢冖T |:::|　 |:::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　|二::::::::|::|i:ｉ:|ｆ　　￣ 　　　|::|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|
::::::::::::::::::::::::: . .　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　|　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
:::: . .　　　　　　　　　　　　　　　　￤　　　　　　　　　　　 |　 |　その部屋は神様が住まわれるには酷く殺風景なものだったんだ　  |
:. .　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ：　　　　　　　 　 　 　 |　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　’　　　　 　 　 　 　 　 |二::::::::|::|i:ｉ:||　　　　　　　|::|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |二::::::::|::|i:ｉ:||＿＿___,,,,....⊥|⊥.　　---─|:ｉ|:::|／|:::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |二::::::::|::|i:ｉ:||---ー…￢冖|Ｔ'" 　 ¨¨~￣|:ｉ|:::|／|:::::::::|
--‐‐…　．　　　___　　　 　 　 　 ￤　　　　　　　　　　　 |二::::::::|::|i:ｉ:||　　　　　　　|::|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|
─┬ｒー: :|厂: : . .　 　'.　　　　　 ￤　　　　　　　　　　　 |二::::::::|::|i:ｉ:||　　　　　　　|::|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|
　　|::|: : :| |::::-─-::. .　j-‐…‐.　　：　　　　 　 　 　 　 　 |二::::::::|::|i:ｉ:||　　　　　　　|::|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|
ｰ…￢ﾆi| |/::::::::::::::.:｀.'′_　 =-ｉ　 ｉ　　　　　　　　　　 　 |二::::::::|::|i:ｉ:||　　　　　　　|::|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|／
""丁|￣:| |{:::::::::::::.:.:.:.|￣. .　　￤-‐…‐-　　　__　　　 　 |二::::::::|::|i:ｉ:||＿　　　　　｜|::|　　　　　　 |:ｉ|:::|　 |:::::::::|
: :.: |::|: : :| |乂_:::::::::: : |::.:.:... . . ┤　　　　　　　 　 　 　 …|二::::::::|::|」_|＿￣￣~¨¨¨::::|┗…─----::::|:::|／|:::::::::|／
_... :|::|-‐:| |¨|_|￣　┬|‐ ￣　　　　　　　　　　　　　　　　 |二::::::::|::|:::::　　￣　　　''::::::::…─--=ﾆ二 ／::::::|:::::::::|:::::
_,. ⊥L..._| |‐ ‐ ｰ　　┘　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |二::::::::|::|::::::　　　　　　 :::::::　　 　 　 　 |￣￣／|:::::::::|:::::
_,．-=ﾆ二｣ ‐　‐　..　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |二::::::::|::|:::::::　　　　　　.::::::　　　　　　　|:::::／:::: |:::::::::|:::::
ﾆ=‐'`｀: : : . .　.　.　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |二::::::::|::|::::::::　　　　　.::::::　　　　　　　　／:::::::::::|:::::::::|:::::
: : : : : . . . .　.　.　.　.　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿　　　　|二::::::::|::|:::::::::　　　　 .::::::::　　　　　　　 |::::::::::::::::|:::::::::|／
: : : : : : : : : : : . . . . .　.　.　.　　.　　.　　　　 ／:::::::::⌒ﾆ=- 　 _:::::|::|::::::::..　　　　.::::::::::. 　 　 　 　 └─|￣::|:::::::::|
: : : : : : : : : : : : : : : : : : . . . . .　.　.　.　.　. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣⌒ﾆ=-　　_...:::::::::::::....　　　　　　　　￣￣￣￣
.: : : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣⌒ﾆ=-　 _　　　　　　::::::::::::::::::::::

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{　　　　 　 |　しかし、神様は寛大な心で我々財団を許してくださった　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={　　　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'　　　　　　あぁ別に構わないよ
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　気にしないでくれ
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　　こっちでどうとでも出来るからね
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━







　　　　　 ､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　 ＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　| ､　,　,.　 ,.l　　, 　ﾞｉ
　　 |　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ
　　 ′Ｊｉ, ﾞｉ ﾞｉ （ ≡）　 （≡）|ハ|
　　　　i⌒ヽ'(1. xxx 　 '　xx,ﾉ川／⌒)　　　　。o（神様という凄い存在なのに、とってもお優しいんだな……）
.　　 　 ヽ 　ヽx＞､　 °_,イ ｌ |::::ヽ／
　　　　 ∧　人lﾊ:::::l,三|:::/ｌ|　,:::::ﾊ

　　　　　　 （　〃::::::::::::::::::::::::::::::::::Z_
　　　　　　 　>＾::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞ、　　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 　 　 　 〃::::厂7⌒￣ 厂ﾘﾐ:::::::::::了　　　　　　 |　そしてある日、財団職員が神様の部屋を訪れたんだが……　 |
　　　　　 　 ｹ:::ﾄ! ＿ 　　 ﾘ＿ ミ:::::::::::ゝ　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　 　 　 7::l　ｒﾓﾃi　 ﾁﾓﾃﾐヽ:::::::ﾉ
　　　 　 　 　 Yﾍ. 　　l　　　　　 ﾐ^ﾚ′
　　　　　　　　 Ⅵ，　〈　　　　　ﾐソ　　　　　　　　　　　　　神様、少しよろしいでしょうか？
　　　　　　　　　　‘，　＿　　　/
　　　　　　 　 　 　 ‘，,￣,,　,.ｲ |　　　　　　　　　　　　　　お話をお聞きしたくて……
　　　　　　　　　　 　 `r― 'ﾞ　　|
　　　　　 　 　 　 　 , ┤　 　 ,　ト､
　　　　　　　　 　 ,./ ｒﾘ i 　 /　 ¨i ＼
　　　　　　 　 -‐ / / 　:!　/　 　 |　 ヾ＼_
　　,.　-‐ 'ﾞ　　　/ ∧‐-　 -‐ ／ |　　 |　　￣　ー-ミ
　〃　　　　 　 /　iヽミ二二彡'.:.:.|　　 |　　　　　　　　ヽ
　| 　 　 　 　 /　 ：:.: : : : : : : : : :.:|　　 |　　　　　　　　　i
　| ‘， 　 　 /　　，: : : : : : : : : : ::|_, -┘　　　　　　　　 |
　|　 Ⅵ　　_フ　 ’: : : : : : : : : : :.:.|＼ 　 　 　 |　,　　　　|
　|　　 |　 ｢　　 ’: : : : : : : : : : : : :|　 ＼　┃　V'　 　 　 |
　ト 　 |　 |　　 ’: : : : : : : : : : : : ::|　　/ ‐╂　ｌ| 　 　 　 |
　|　　 |　 |　　l: : : : : : : : : : : : : : |　 ,　　　　　| 　 　 　 |
　|　　 |　 |　　l: : : : : : : : : : : : : : |　 i　　　　　| 　 　 　 |
　|　　 |　 |　　l: : : : : : : : : : : : : : |　 |　　　 　 | 　 　 　 |
　|　　 |　 |　　l: : : : : : : : : : : : : : |　 |　　　 　 | 　 　 　 |




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∧＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣1i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 《
　　　　　 　 　 　 　 　 ノ＿＿＿..ィ　　 　 　 　 　 ≫
　　　　　　　　　 厶ィ///////////廴_
　　　　　　 　_{ィ//////////////////7
　　　　　　／ }//////////ﾊ///////ｲ
.　　　　　　／//ｲ{￣l}￣´ﾘ　{///////{
　　　　　　　/Ｖ/{　､　　､／　ヾ//=ﾐ//
　　　　　　　 /}/i! tｫ　　‐ｔァ　　li!　 y′
.　　　　　　　　　ﾞﾍ　i　　　　　　 l　/{　　　　　　　！？
　　　　　　　　　　　. ヽ　　　u.　 .八ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 -‐ 　 ／　i
.　　　　　　 　 　 　 　 ヽ.　 ／　 　 Vヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 丁　　 /　/　 〉､__
　　　　　 　　　　　　 __ /∧　　　./　 /　　　｀ 　 ．
.　　　　 　 　 　 ．　´／/　　　　/ 　 ′　　　　　　ﾟ ｡
　　　　　　 　／　,／　厶===彡′ /　　　　 　 　 　 i
.　　 　 　 　 ′／　／:.:.:.:.:.:.:./ 　 / 　 　 i　　　　 　 |
　　　 　　　 | /　 ,/:.:.:.:.:,;,;,;,;/　／　　 　 .ｌ　　　　 　 |
　　　　 　　 | ＼ .':.:.:.:.:.:,;,;,;,;′ ＼　　 　 .!　　 　 　 ￤
　　　　　 　 | イ i:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,| 　 　 ｉ　　　│　　　　　│

　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 |　こ、ここは……　　|
　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿ノ



..,,_　　　　　 　 ~^ 　┬　,,_ 　　　　|＜＿⌒＜⌒ヽ　/＜ノi:i:i:i:ｉ:||i:i:＼＼ｉ:ｉ|‐|i:i:i:i:ｉ:ｉ◯|i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ //i:i:i:i:i:i:i:ｉ|　　｡s≦
　　　~^　''　‐-　　＿|三三二ﾆ=-:| 　 |/⌒7　(＿_)⌒ヽ`'〈￣〉||〈￣〉＼j:|‐|i:i:i:i:i:i:◯|i:i:i:i:i:i:i:i:i:|//i:i:i:i:i:i:i:iｒ≦三- ￣
　　　　　　　　 　　 |i:i|￣　 ー-=ﾆ| 　 |乂_(⌒ヽ／ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ─────‐ ┬─┤::::::|:::::::::::
ｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚｚ|i:i|￣””¨¨７⌒<＾Ｙ⌒7辷＿⌒|　やぁ、よく来てくれたね　  | ｚｚｚｚｚｚｚｚｚzzzzz|ｚｚｚi|:: :: :|:::::::::::
　| |　　　　　　　　 :|i:i|￣””¨¨⌒～'ﾆi{／⌒＿＞  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ ﾆﾆﾆニ:|　　　 　 |　　 |:: :: :|:::::::::::
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨へ　 |i:i|￣¨¨ｼ⌒７⌒>jﾚく⌒ヽ{⌒　　 　 　 |i:i:i|　|　|口:||:[|-|]|..:|:|ﾆニ∧二|　　　 　 |　　 |:: :: :|:::::::::::
＿＿＿＿,／ 　 ＼|i:i|￣￣ しｲ⌒´　iしノ⌒i⌒ヽ　　　　　|i:i:i|　|　￣　¨ﾞ|‐l　 :|:|ﾆﾆ:Ｉ奎Ｉﾆ|　　　 　 | ＿..|:: :: :|:::::::::::
￣||￣￣| |￣￣￣:|i:i|￣￣　辷厂厂i|く{　　 }乂__＼ 　 　 |i:i:i|　|＿___＿,|-|___,|:|ニ/｀¨´Ⅵ｢＼,__　 | | |:::|:: :: :|:::::::::::
　 ||　 　 | |　 　 　 :|i:i|---─‥ ﾉ乂ﾝｋ乂_彡ﾍ爻⌒Ｘ¨¨￣ヽi| |:::|:::::::::_:_:|‐|_:__|:|ﾆ辷ｚ辷」:|::::::::::|　 | | |:::|:: :: :|:::::::::::
幵||幵幵| |幵幵幵i|i:i|ニ二 　 -‐ ｰ弌|乂j{_彡ソ:|￣￣￣￣¨| |_」-:√Ⅶ|‐|ニニTく_大__,>|::::::::::|二ヽ┴:|:: :: :|:::::::::::
爻||爻爻| |爻爻ｧ'＾|i:i|-‐　__　-‐　~ 弌|-j｢_彡′|::::::::::::::::::::::::|─ｰ/　　V|-|::::::|:|::|〈::::::::::〉_|()二二｝二｝二二二):::::::
¨¨¨＞─| |─://'´ |i:i|-‐　__　-‐　＜辷 ＞i─ー|￣￣￣￣¨|.: : : ￣}{￣|‐|￣￣7 ￣￣　 L|_|￣ｉ|::::::|_,,,|:: :: :|:::::::::::
¨:|´ｒ:zzzzzzｚ//　　|i:i|-‐　__　-‐ _｣_　　 　 |ＺZZ|::::::::::::::::::::::::|ＺＺア¨)(¨¨:7ＺＺＺ/　　　 　 　 　 　 |::::::| | ﾄ、: :|:::::::::::
　|　￣＼＼//_,,.、 |i:i|-‐…_二二::-:￢　　 |＞'"|::::::::::::::::::::／ ア＿___＿/＜ﾆ7ｉ　　　　 　　 　 　 |::::::| | | |＼|::::::::::
　|_,,..　ｰ//丶＼　 .|i:i|｀'ｉ┌…￢冖ｈ:::|　＜＞''"|::::::::::::::::く_／〕二二二〔: :/:::/|i|　　　　　 　 　 　 |::::::| |_| |　 ＼::::::
　|＼　 //　　＼>　|i:i|: :|::|　　　　　 |:::|　　_｣-‐┷ーｰ---| |/..||(二二)(.:./.::/|ｉ|i|　　　　 　　 　 　 |::::::|　　 ＼　 ＼
　　┘└　　　　　　|i:i|: :|::|　_　 ‐／＞　　_|＞──‐─＜| |／|l_)):|::|_))/: :/|i|ｉ|i|ﾍ＿＿＿___＿＿,|::::::|＿＿__＼
　　　　　　　　　 　 |i:iト |::￣:::／ ／::::::::::::::::｀¨¨¨アア─‐| |／i」((_|⊆⊇ /|i|i|ｉ|//　　　　　　　　　|::::::|　　　　 　＼
　　　　　　　　_ -二 ┴ |丁”乂く:::::::::::::::::::::::: :／ ／| : : : | |..　..∠/ﾆﾆﾆ/|i|i|i|//二二二二二二　|::::::|二二二二|
　　　　 __ -二- ¨　　　└′　..| |ﾆ=-- 　 ---ｒ''"ノ |　　 |_|　 (())＾|i:i:i:|i:|i:|i|i|//＿＿γ:ヽ＿_______|::::::|＿＿＿ x=
　　_ -ﾆ=- ~　 　 　 　 　 　 　 | |／￣⌒＾^' | |／ ｲ:|　　　　　　. ...|i:i:i:|i:|i:|i|//　　　　|:::::::|　 　 　 |::::::|　　　／´
_-ﾆ_- ~　　　　　 　 　 　 　　　| |: : : : : : : : :.:| |／: |_|　　　　　　. . |i:i:i:|i:|i:|//　 　 　. |:::::::|　 　 　 |::::::|　　/:::::::::::
'"~　　　　　　　　　　　　　　　 |_|: : : : : : : : : :| |　　　　　　　　. . . ..|i:i:i:|i:|://　　　　. ..|:::::::|＿＿Г|::::::|　　{ｉ⌒i:::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . . |_|　　　　　　　 　 　. |i:i:i:|i://　　　　 . . |:::::::|:|:::::::::::Ｙ⌒Y￣＼　,}:::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|i:i:i:|//　　　　　. . |:::::::圦＿＿乂ソ＿＿∨}:::

　　　　　　　　　　　　　　　　　＼､ ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　＿, -≧ヽｫ｀ヽ､ヽ､ ､　 i
　　　　　　　　　　 ｀ヾミ￣::::::::::::::｀`‐- ､::::｀ヽ｀ヽi_|i　i　 ､
　　　　　　　 　 　 _, -‐ﾞ:::::-‐'⌒｀ﾞヽ､_::::::::＼:::::::::ii｀:`|i､　i 　 i
　　　　　　　　-‐'"ﾗ,ｨ- ‐- ､__:::::::::::::::::｀ヽ､＼ヽ､::ii:::/ｨﾍ }i　ﾉ
　　　　　　　　 ,イ´:::::::::::_, -‐'⌒｀ミヾ､/:::::/ﾍ:i:i,ｨ::ﾉ,ﾍ:::::i/ﾚ'
　　　　　　　 '´￣/:::::‐'´:::,ｨ彡三ミヾ､iiヾ､ii､､NiヾY,ﾍi,ｨ,,'彡ﾆｭ､
　　　　　　　　_,-"7::::,彡/:彡,ｨ三　　 i 　 ii　　 ii　　 }i　|､::､ヽ｀ヽ､
　　　　　　　　　,=ｲ彡ｨ/;三,彡三　　 i　　ii　　　i　　ﾘ　ｉ:::,ｨﾄ､i
　　　　　　　　　　 |:,-‐､三三彡　　　i　　 i　　　i　 /　 |:/ﾞ}i }i
　　　　　　　　　　ﾉ:{ ⌒ヽミj 　　　 ￣二=ｪ,,,,,,, ﾉ ',,,ｨ'"7:{ / /
　　　　　　　　 -'´jﾍ　/,｀ ミ　　　　 fモ;ﾃヽ.　　　泛ﾌ/ﾘヽ
　　　　　　　　　 /'´}ﾍゝ_, ミ　　　　 　 　 ""　　i ﾞﾞ　/
　　　　　　　　　　　j::::ゝ-i ﾐ　　u.　　　　　　　　i　 /
　　　　　　　　　-‐'´|::::|　 ､　　　　　 　 　 　 _ ノ /
　　　　　　　　　　 __ﾞ从　　＼.　　　　　, --　,　 /
　　　　　　　 　 ,イ　7.　　　　 ＼　　　ゝ-―'　/　　　　こ、この部屋の変わりようはいったい……
　　　　　　　 /"　ﾑﾉ　　 i　　　　＼　　　, ", /
　　　　　 _,イ　　 {´ 　 　 i　　　　　 ｀ﾌ‐＋‐'
　　　．＜　,'　　 ,'　　　　 i　　　　　/　　＼｀ヽ､_
．＜　　　 ,'　 　 |　　　　　i　　　 ノ　ヽ　　 ＼　 ｀≧‐- ､
　　 　 　 ,'　　　 |　　　　　 i 　 r´　　 }N　　　ヽ
　　　 　 ,'　　　　!　　　　 　 i　i　　　 ,ｲ ﾞﾄ､　　 ＼
　　　　 ,'　　　　 {＼　　　　　　　_,-'´/　.ハ　　　 〉
　　 　 〈　　　　　ﾄ､ ｀ヽ､-‐ヽ　 ´ .／ ／　 ﾍ　　/










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'　　　　　少し模様替えをしてみたんだ
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　 あてがってくれた部屋も悪くはないんだが、
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　君たち財団職員のような客人をこの部屋に向かえるにあたり、
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉　　　 少し寂しげだったからね
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,　　　　　私は君たちと交流したいと思っている
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （　　　　　　来客とお茶を飲み、会話を楽しむ…それは幸せの一つの形だ
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|　　　　　孤独は、毒と似ている
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /







┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴　　　  |　ごらん、暖炉もあるだろう？　  |
┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
┬─┬─┬..──────────────────..┬┬─
┴┬┴┬┤l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l..l├┴┬
┬┴┬┴┤ﾐ..|´￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣｀|..ﾐ├┬┴
┴┬┴┬┤ﾐ｜　　　　　　　　　　　　　　 　 　 :;:, .: 　 　 .｜ﾐ├┴┬
┬┴┬┴┤ﾐ｜　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 :', .:　　　....｜ﾐ├┬┴
┴┬┴┬┤ﾐ｜　 　 　 　 　 　 　 ::... .　　　. .':::;:, .:　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
┬┴┬┴┤ﾐ｜　　 　 ':;:.　:::. .　..:.:λ:: ::'; ::,)､::.:;.:,:;.:　　 |　こういうのは雰囲気作りが大切だからね、静かな炎は人を落ち着かせてくれる　  |
┴┬┴┬┤ﾐ｜　　 　 ':;ヾ::.:ｿ)人ノ从:.ｿ）ノ　）:.: .;,.'　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
┬┴┬┴┤ﾐ｜.　　　　　 　 ::Vィ'　　(ソﾍ （::.:.:'.,; :　　　....｜ﾐ├┬┴
┴┬┴┬┤ﾐ｜　　　 　 ',:; .::）　　　　　　　て:;;':　　　　　 ｜ﾐ├┴┬
┬┴┬┴┤ﾐ｜　　　　 　 :.（ノ　　　　　　　　（::　　 　 　 .｜ﾐ├┬┴
┴┬┴┬┤ﾐ｜. 　 　 　 ::::）　 　 ﾍ ｿﾊ　　　,ゞ.:　　 　 　 ｜ﾐ├┴┬
┬┴┬┴┤ﾐ｜......;: . .:::: .:ｿ　　　ﾉ:.::.:.. :（　　　 （: :　　　　｜ﾐ├┬┴
┴─┴─┤ﾐ｜.ﾞ::.: :::..::..:（　　　 （::..::..:::.::ﾉ　　　　）:::　 　 .｜ﾐ├┴─
　 　 　 　 └･┘　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └･┘ ￣

　　　　　 　 　 　 　 　 ノ＿＿＿..ィ
　　　　　　　　　 厶ィ///////////廴_
　　　　　　 　_{ィ//////////////////7
　　　　　　／ }//////////ﾊ///////ｲ
.　　　　　　／//ｲ{￣l}￣´ﾘ　{///////{
　　　　　　　/Ｖ/{　､　　､／　ヾ//=ﾐ//
　　　　　　　 /}/i! tｫ　　‐ｔァ　　li!　 y′
.　　　　　　　　　ﾞﾍ　i　　　　　　 l　/{
　　　　　　　　　　　. ヽ　　　　u. .八ﾘ　　　　　凄いですね……何だか部屋そのものも、外から見るよりも広く見えます
　　　 　 　 　 　 　 　 　 -‐ 　 ／　i
.　　　　　　 　 　 　 　 ヽ.　 ／　 　 Vヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 丁　　 /　/　 〉､__
　　　　　 　　　　　　 __ /∧　　　./　 /　　　｀ 　 ．
.　　　　 　 　 　 ．　´／/　　　　/ 　 ′　　　　　　ﾟ ｡
　　　　　　 　／　,／　厶===彡′ /　　　　 　 　 　 i
.　　 　 　 　 ′／　／:.:.:.:.:.:.:./ 　 / 　 　 i　　　　 　 |
　　　 　　　 | /　 ,/:.:.:.:.:,;,;,;,;/　／　　 　 .ｌ　　　　 　 |
　　　　 　　 | ＼ .':.:.:.:.:.:,;,;,;,;′ ＼　　 　 .!　　 　 　 ￤
　　　　　 　 | イ i:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,| 　 　 ｉ　　　│　　　　　│






　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　些細なことだよ
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　それよりも、用があって来たんだろう？
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　　椅子にかけるといい―――
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |






┌─────────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 │
└─────────────────────────────┘

┌─────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
└─────────────────┘　　　　　　　|　お茶と菓子と――会話を楽しもうじゃないか |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
┌────┐
└────┘

　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）
　　　　　　　　　　|　　　　 （__人__）
　 　 　 　 　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　神様にとっては、部屋の模様替えも自由自在というわけなのさ
　 　 　 　 　 　　　 |　　　　　　 　 }
　 　 　 　 　　　 　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　さらに……
　　　　　　　　　　　 ヽ､.,＿＿ __ノ
　　　_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
　　/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_　l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
　丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::







━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　 . : : : : : : : : : : : : ｀丶、
　　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
　 　 　 　 　 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　; : : :|: : : : : : : : : : : : : ∧ :│: : | :│
　　　　　 　 | : : :| :|: :| :l : : : |: : :|:_;イ∨| : :│: |
　　　　　 　 | : :八:￢|八 : : :|: : :|/斗≦|: : : : : |
　　　　　　　' : : : :V斗≦ : : | : /　)i{ﾊ ｲ: : ｢｝: |
　 　 　 　 　 ∨Ｖ:爪　)i{ﾊ＼|∨　乂り |: : :|ﾉ: :|
　　　　　　　　∨＼ゝ乂り　　　 　 ///|: : : : : :|　　　　よ、よろしければ何か神様の力を見てみたいんですけど…
　 　 　 　 　 　 ∨:∧//　　　' ＿　　　| : : |: : :|
　　　　　　　　　 ∨込.__　　　 ー′イ_|: /│ : |
　　　　　　　　　　|＼: ∨|.:〕lアT__／ /: : :厶,_∧
　　　　　　　　　　| : |＼ﾏ　7|/｢＼__/: : :/　　V∧
　　　　　　　　　 ,ﾞ: : |:_:/ ∨　>く／ |: : / 　 　 V∧
　 　 　 　 　 　 /: : :｢　　/　 ｛_,,ﾉ　│: |　　　　ﾉ: ∧
　　　　　　　　/ : : ∧,,_〈　　　| |　 │: |_____,,,丿: :|: |
　 　 　 　 　 / : : /: :|__圦　　 | |　 │: |＿_＿〕 : :|リ
. 　 　 　 　 〈 : : /: :丿　,ﾉ　　 | |　 │:/　 　 ∧: : ＼


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  : :￣｀`丶、　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 : : : : : : : :.＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　 : : : : : : : ／{　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  : :｀~^'≪==={　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ﾞ|: : : : :/-‐' {　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 :ｿ|: : : :/rtｯ,　〉　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.: ┌─┐ :.:.:.:.:
  _,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.: │壁│ :.:.:.:.:
: : :|: : :.｛ , ,, , r‐‐　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.: └─┘ :.:.:.:.:
: : |: : :.｛,,,-‐r'　　　　　　ふむ…　　　　　　　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  : :|: : : :＼,_」　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ／l: :ト､: :.|　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　 ﾉ: :Lﾉ: : ＼　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 〈: : : : : : : : : ＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　  ＼{＼{＼〉　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
 ＼　　　　　　/　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　  ＼＿＿／｜　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:











　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿_
　　　　　　　　　　　 . : : : : : : : : : : : : ｀丶、
　　　　　　　　　／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
　 　 　 　 　 / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　; : : :|: : : : : : : : : : : : : ∧ :│: : | :│
　　　　　 　 | : : :| :|: :| :l : : : |: : :|:_;イ∨| : :│: |
　　　　　 　 | : :八:￢|八 : : :|: : :|/斗≦|: : : : : |
　　　　　　　' : : : :V斗≦ : : | : /　)i{ﾊ ｲ: : ｢｝: |
　 　 　 　 　 ∨Ｖ:爪　)i{ﾊ＼|∨　乂り |: : :|ﾉ: :|
　　　　　　　　∨＼ゝ乂り　　　 　 ///|: : : : : :|
　 　 　 　 　 　 ∨:∧//　　　' ＿　　　| : : |: : :|　　　　　　　　　？
　　　　　　　　　 ∨込.__　　　 ー′イ_|: /│ : |
　　　　　　　　　　|＼: ∨|.:〕lアT__／ /: : :厶,_∧
　　　　　　　　　　| : |＼ﾏ　7|/｢＼__/: : :/　　V∧
　　　　　　　　　 ,ﾞ: : |:_:/ ∨　>く／ |: : / 　 　 V∧
　 　 　 　 　 　 /: : :｢　　/　 ｛_,,ﾉ　│: |　　　　ﾉ: ∧
　　　　　　　　/ : : ∧,,_〈　　　| |　 │: |_____,,,丿: :|: |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿　　　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　 　 　 　 ／　／　　　　/^'≪: : : /: : : :  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 ／　／　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　 ／　／　　　　　　 |: : /:/: :/: : : :｀~^ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　 |　　|　　　　　　　　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : :  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　　　 　 　 　 ┌―┐
　　　　　　 |　　|　　　　　　　　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : :  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　　 　 　 　 　 ｀フ∠　　　[][]「l　　Ｏ　Ｏ　Ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　　　 　 　 　 └'＾ｰ┘　　　くノ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :L |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　　　　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:










　  / : : : : : : : : : : : : :∧ : : :ヾ : : : : : : : :∧:l｀＼ : ∨: : : : : :
　 , : : l: : : : : : l!: : : :/==刈二≧ｘ : : : : : ,'´l:l=‐-`､ ∨: : : : :
 ,.::: : :{!: : : : : :{! : :.,' 　 ,ｘ≦三ミヾ.: : : :./彡:!≧ｘ　ヾﾒ､.: : : :
  {: : : :∧: : : : :.{: :./., イ 　 ,　 ､ ヾ: :＼:/´ ,,ﾘ､ 　 ｀ヽ ﾊl: : : :
  {: : : : :∧: : : ∧/ヾ{　　　(.::・::)　. : : :´ :..(.:・::)　　　,} l:lx:. : :
 :: : : : : ∧: : : ∧　ヾ　 　_｀¨´,.: : : : : : ::.ヽ¨´__　 ,ｲ　l:l:}: : :
  { : : : : : : : : : : :∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !: : :　　　　！？
  ヽ : : : : : ヽ: : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　u.　　!: : :
　　ゞ: : : : : lヾ: : : ヽ 　| 　 /｀.....＝‐-........-‐=＝,　　 　.}!: : :
　 ,': : : : : :,{　｀ヽ : : { U　 {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 　 　 /! : :
　 ,': : : : : :/:ゞ=-∧.:.:.',　　 ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　, イ:.!: : /
  /: : : : : /: : : : : :.∧ : ',　　 ゝ:::::::::::::::::::::::::,彡'ﾁ爪{: l : !: ∧
 /: : : : : / : : : : : : /: :＼ヽ: ｀≧ｘ=‐‐─ ﾁ,.ｲ : : : : :`､l /,ｲ ∧
  : : : : :/ : : : : : : / : : :|:｀ヽ'ゝ、 ￣/::∨∧:∧ : : : : : : T=‐‐

f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|　壁を通りぬけて、そしてハンバーガーを片手に、また壁から戻ってきたんだ　  |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿　 　＿___
　　　　 　 　 　 　 　 ／⌒ヽ､＿／Y }　,＞<　　 (
　　　　　　　　　　　 ﾉ　　 　 }　ﾑγ_:_:_^ . ::～､ ,∠-=-v
　　　　　　　 ／⌒ヾ　　　　　ノ　,ｲ 「-v￣｀＜Y 　　　/
　　　　　　 /　　　　(⌒＞≦_.ィツ / _ﾉ「⌒ ァ ′　　.「ス
　　　　　　 ゝ　 　 r': //}/゛。 ｀~ﾆ二_,ム　/　　 x-一’　｀￢
　　　　　 ノ　　 　 }:.Λ〃 　 。 {　　 　 /　　 ／　　　　＞"´
　　　 　 」　　　　 (:.:{W{ 　 。 　.}　　　/　 　 　 　 　 イ
　　　／　　　　　r’ :Wﾑ 　　　。} 　 ,､　 ,､ 　 /ﾊ.ﾍ　 ′
　 　 ｀ヽ_ノ⌒}ヽ `わ;Vﾑ　 　 ／　 /Ｌ! i{.ﾑ　 !｀ 1`V
　　　　　  ｀ -ﾍ　 ⌒t__}￣￣ ､　　 l　 { .｝　V j　 |　}　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 八　 /「./　､_　 _ゝ__ス　 V 　.jス　 j ,′　　　　　  |　それも、壁を通りぬけて数秒程で、だ　  |
　 　 　 　 　 　 ヽﾑ,l/Y´　 ￣　　 　 ／　／　 ／´　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　 ／´
　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　 -r―一 ´
　　　　　　　 　 　 　 ﾑ　　 ..,,,＜才
　　　　　　　　 　 　 {_ニﾆ＞'''゛　ｌ
　　　　　　　　　　　　}　　　　　　|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l
　　　　　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 l
　　　　　　　　　　  /　　 　 　 　 !
　　　　　　　　 　 /　　　　　　　ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ∧＼| ｀ｰ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／'　/:.∧　!|　　　　`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　＿彡/∠.-==≧ﾊ　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾁ＿　＿　　　　 |ﾊ　　　　　ﾞ､
　　　　　　　　　　 ／´￣　　　　　ﾞ　．　 |! ヽ.　　　　 |
　　　　　　　 　 ／ ,　　/　　　＼　　　ヽ　　 |ﾊ 　　　 !
　　　　　　　　/　 /　　|　　|　 　 ヽ　　　ﾞ．　 ∧　　　|
　　　　　　　 ｲ 　.' ＿_ﾘ 　 | ﾞ． 　 l　　　｜　' ,∧　　 !
　 　 　 　 ／.'｜ |　,ヘﾊ　ハT＼ ┼　　　! / /ﾊ从　 |
　　　　　　　|　|　| 升ｫｧ|/　冰二ト|　 　 ∠、 .ｲ.|∧　{
　　　　　　　ヽ.|　ト| !`"/　 ´乏うﾇ>'　 ｲ,ﾍ }ィ´!.|　| | |
　　　　　　　　ヽ. |ヽ|l　ヽ　　　／´/／う-',ｲ!|　| !　!ﾊ !
　　　　　　 　 　 ＼　ヽ　r_､　u.　´ ...-riﾁ　l|.!_ﾉ |　|' |.|　　　　壁を通りぬけて、財団の外まで行って、ハンバーガーを持ってきて……
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼__.....-＜　 |-r_／|.|_／l|/　!'
　　　　　　　　　　　　　　ゝY´Y´Y´/Y7ﾘ　,' |　／　/　　　　　それを、数秒で……
　　　　　　　　　_＿＿＿_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{､＿レ_
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　 　 　 　 |::::::/:::::::::::／＼::::::::::::::::::ヽ:,':::::::::::::::{
　　　　　 　 }:::/::::::::／──.＼:::::::::::::::::l:::::::::::::::::|
　　　　　 　,':/:::::／..{＞＜}........＼::::::::::::l::::::::::::::::{
　 　 　 　 /::':::;ｲ.............'...................｀ヽ:::::::|::::::::::::::ﾊ





　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　　その件も模様替えも別に大したことではないよ
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　　　神の力というにはいささか見栄えに欠ける
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,　　　　　ハンバーガーが食べたい気分だったから
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/　　　　　丁度良いかなと思ってね
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼　　　　私はハンバーガーを食べ、来客者は驚き喜んでくれる
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |　　　  ふふ、言うこと無しというものさ
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |

　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|
　　　　　　ヾi∨|　u ,,,　　'　,, |´　　　　か、神様って気さくなんですね……
　　　　　　　ヽT､,_　 ⊂⊃_ ノ
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l　　　　　　……あれ？
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :::::::::::::::...
　　　　　　　 　 ;'"';　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ::　　　　　　　 ::.
　 　 　 , '" ﾞヽ.　ﾞ"　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ::　　　　　　　　　::.
　 　 　 ﾞ､.,_ ,. '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ::: 　 　 　 　 　 　 :::
　　　　　　　　　　　{＼＿＿,rへ､　 ､　 ,,　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :::::.　　　　　　　　　.::
　　　　　　　　　　　＼ __　　　 　 ＼} V (　　　　 　 ＿　_　　　　　 　 　 　 ::.　　 ::.　　　　　　　　.::
　　　　　　　　　　　／　　　　　　 |ﾐk. 　 ,＞' ´￣／ 　 　 　｀＞､　　　　 :::.　　 　 　 ..　.....　..
　　　 　 　 　 　 ／　／　　　 　 从ミ} イ　　　　/: : 　 　 　､　 　 ＼　　　  ::.　　　 　.::
　　　　　　　　　＞'´　　　　　　　　∨ 　 　 : : :,': : 　 {: : :} ＼: : : : 　',　　　　 ::::::::::
　　　　　　　　　`7　　　　 　 　 　 从＿　　: : :.|: : 　 |: : ﾘ'ﾞ￣ﾊ,: :i､: :}
　　　　　　　　　/: :　: : 　 　 　 : :,　ﾄﾐ､ ` ‐-:._,{: : : :人:.〔r弋ﾔ'j从〉/
　 　 　 　 　 　 {: :　: :　　　　　: :ﾉ　ﾄﾐ､: : : : :.{{`ﾍj: : :∧,j ヽ‐'　` -,　　　　……何だか、そういえば、私って最初、
　 　 　 　 　 　 ﾘ : : 　 　 　 　 彡 /}}＼＼ : : ゞ､_ﾍ: :{　,,,,,,,　　 　 {
　　 　 　 　 　 /,ｲ: :　　　　　 　ｲ/| ﾄ､: :ヽ: ヽ､: :〉＞-ﾐ､　　u.　　,ｨ　　　　凄く緊張していたはずなのに……
　　　　　　　 /'　l: : : :　　　 　 /': :| ||/＼: : : :,Ｘ　 　 ゝ　 　 　 　 {
　　 　 　 　 　 　 ', : : : : 　 　 ,': : :.| ||　　＞rくrﾍ_　　　　`　 　_　ﾉ　　　　いつの間にか凄く落ち着いている…？
　 　 　 Ｏ　　　　  ＼: :　　　　: : : :| |ﾊ　　　〕: : :.¨`ｰi_　r' ￣
　　　 　 　　　　　　 }: : : : : : : : /| | || | 　／: : ＞､ : : ￣}
　　　 ,:'"ﾞ' ,　　　　　 ﾘﾊ : : : : :./ ,ﾘ| || |／: : : : : ｀＼＼:./
　　　 ﾞ､.,,. '　　　　　　  从 i: :| {　　|ｲ| |: : : : : : : : : : ＞〈
　　 　 　　　　　　　　 　 从 Ⅳ　/: ://: : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 ﾘ　./,' //: : : : : : : : : : : : : : : : }
　　　　　　　 　 　 　　　 　 　 / {.〈/: : : : : : : : : : : : : : : : : |

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　 -｀ 　⌒　ヽ､_　 　　＼
　　　　　　　 　 　 　 ´ 　 ●）(● ）　　 　 |
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （_人＿)　　　　｜　　　　　　　　　　　　気づいたかい、できない子くん
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '､　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　 　　 |　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　SCP-343……神様と話していると、緊張なんて消えてしまうのさ
　　　　　　　　　　　　　　 　 | ､　　　　　.ｨﾊ､_
　　　　　　　　　　　　　　 　 ≧ｭ─ｰ ´　／.......ヽ　　　　　　　　　いわゆる、多幸感を覚えるだろう？
　　　　　　　　　　　　　　／/Y:::ﾊ､￣／...:::::::::::...＞、
　　　　　　　 　 　 　 ,.＜..::/:r〉:::li　`y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
　　　　　　　　　　　/.::::::::/:::｛,'::::|i　 / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧
　　　　　　　　　 　 j ::::::::::> :.{::::::l　/ .:::＜:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
　　　　　　　　　　　i :::、:::〈 :::i::::::ﾚ .:::::::／::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}
　　　 　 　 　　　　 ｉ :::Λ::::', ::i:::::/ .::／::::::::::::::V..::::::::::::::::::::ｲ',
　　　　　　 　 　 　 | :::::Λ:::::', :i::/ .::::::::::::::::::::::V..:::::::::::::::::::::ﾊ:i






　　　 　　ー- 、 ヽ、 /　　／＿　, --㌦...　ヽ、} |
　　イ　　　､＿ ＼　Y　 ,イ二ユ℡x.､　ﾘ　　　ｲ/|
　 {（,イ ＿_ ,..ﾆﾕ￣￣≧イ__才|　　＼｀ー＝' ´,ｲ）
　 ヽ￣　／　　 γ／￣　　　　|/　 ﾍ ヽ ＿ム='ﾟ
　,-､ ＞／　　　{　　 |　　 i_　ィ　　.} ﾊ　 ｀　､ _
ｲへ/'./ /　　.//　 ィア￣　 　　 ,ィ　 ﾊ＼　　､｀ヽ
{ヽム/ / 　 .//|/　 ,仁二フr‐ '　|.}　/ .}　＼　 .j　|
｀ｰ,ｵ　l　 ﾅ丁 {ﾄ、 . 云z込.}､/　ィイ　/ ヽ ヽ／イj
￣ '　 j　　{,.芯zxヽ　代ソ,./ｲ/ ./ .升' .|　ﾊ∧　'ｲ
ｰ-{　iﾊ 　λ以,　i ｀ ゝ￣ ' ｲ　/ィ'　ﾚ .j /ﾉ'　} ,ｲj　　　　　　　道理で…最初はずっと緊張しっぱなしだったのに
　八 {` 寸込 '''''  ヽ　　 '''''ｰ'‐'ｲｭ}ﾉ/,イ/'　 -' ´ノ
　　 ヾ、 ｀ヽﾊ　　　,. _　u. 　 / jｰ-{（- ､　　　　　　　　　　　　　神様とこうして少しお話しただけで心が落ち着きます
　　　　　　　　＞　 ￣　　／ｨY|:::::::｀:::::::ヽ
.　　 　 　 　 ,､　／::::≧∧/`´ノ:::::::::ﾊ::::::::}
　　　ト､/￣ィイ:::::::::::ヾー一:,､:::::::::':;:::i:::::::|
　 r才¨￣／::::､::::::::::::::::::::::::::j　｀ ＜ﾍ:l:::::::ﾚｭ_ｨi　　　　＿＿_,ィi＿
. く{:.:.:.:.:.λ::::::::::ヽ::i:::::::::::::::::/　 　 　 丈:::::|￣ヽ￣ﾚУ:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ、
.r'::|:.:.:.:.:.ハ::::::::::::ﾊ:}:::::::::::::/　 ';　 　/:.:.ﾊ:::|:.:.:.:.:/￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
‐::ﾊ:.:.:.:.{:.:ﾊ:::::::::::::ﾊ:::::::::::/　　 ｉ ／:.:.:.:.:.:}::|:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／:{＼:.:.:/:ﾊ::::::::::::::ﾊ:::／￣云手ユ:.:.:.:ノ:::{､::.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.|:.:.|:.:/:.:.:ﾊ:::::::::::::::ﾍ:.:.:.:.:.:'ｰｨ'十‐ ''´::::::λヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.|:.:.:.∨:.:.:.:.ﾊ:::::::::::::::::ﾍ-‐≦ｭ:.:.|:::::::::::::::::j:ﾊ:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／/
:.:.:`:.:.:.{:.:.:.:.:.:.ﾊ::::::::::::::::::ヽ:.:.:.:.:.:. |:::::::::::::::::|:::ﾊ:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:／:.:.:ﾊ
:.:.:.:.:.:.λ:.:.:.:.:.:.{:::::::::::::::::::::ﾍ:.:.:.:.: |:::::::::::::::::|::::λ:.:.:.:.:.:.:.:.＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:.;:::::::::::::::::::::::ﾍ:.:.:.:.:;:::::::::::: : |:::::::;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ:.:.:.:.:.:;:::::::::::::::::::::::::ﾍ:.:..:.;::::::::::::::::::::::::;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ:.:.:.:.:;:::::::::::::::::::::::::::ﾍ:.:.:;::::::::::::::::::::::λ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾍ:.:.

　　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　 　 　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　 　 　 | 　　　（ ⌒）（⌒）
　　 　 　 　 　 l　　　　　（__人__）　　　　これも神様の為せる御業というわけだね
　　　　　 　 　 l　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |　　　　　あと、神様のご尊顔も、実は君と私が見ているのとで違うんだよ
　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　 l
　　　 　 　 　 　 _,ゝ､　　　_,ノ
　　　 　 　 ,､-='l　＼_,ﾝ g<＼
　　　　 / ＼　└〆＼ i=i|＼'＼
　　　 丿 　　ﾞi 　 ＼　＼=il　/　i!
　　 　 l　　　　l 　　　＼＼| /＝|l
　　 　 |　　　　|　　　　　＼i/ 　 ||





　　　　　　　＿,-｀^--y＜＿
　　　　　」＼　_-=--　--　ｚ＜＿
　　　＿＞>　　,-‐ ´￣￣　｀┴＜
　　 「　之′y´　　,.　　,.　　　　　ヽ、.　━┓
　 　 」i　,r'　　/　太太v''〈　､,　ｿ　ヽ　 ┏┛
　　 /､　/ｿ　/ﾘ　（●） 　ﾘ入ｯ　,､ /　　・
.　　　J l | ｲ lﾞi　 　　 　, （●）::/ﾍ/　　　　　　　　　　……？　どういうことですか？
.　　 　 lﾞi ﾞ!)!|ﾍ. 　 　ヽ 　　 ノ
　　　／:::::::::::::::::ヽ､__ 　,. ｨく
　　,r'::::::::,'::::::::／　　 l::::::::::::l

┌─────────────────────────┐
│　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼　　　 　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,　　　　　　　　　　　 │
│　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,　　　 　 　 　 　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
│　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l　　　　　 |　神様のお顔は、観測者によって顔の造形が違うんだ　 |
│　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
│　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜　　　　　　 　 　 │
│　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜　　　　　　 　 　 │
│　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト　　　　　　 　 　 │
│　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼　　　　　　　│
│　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./　　　　　　　 │
│　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ　　　　　 │
│　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|　　　　 　 　 │
│　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|　　　　 │
│　　　　 　 　 .| }{ﾉ]_「　/　}: : :.|: : : : /: : : : : : : : ／ 　 　 ｛|　　　　│
│　　　　 　 　 l _{{」」_,　{　ﾉハ: : : : :〈: : : : :∧: :/　　 ./　「,ﾊ　　　 │
│　　　　　 　 .l {}（￣` / 　 　,}/⌒Y/＼: :〈　.}/ 　 　∧　}} ∧　 　 │
│　　 　 　 　 l }{,「'｀　/ 　 　 　 　 ,j{. 　 ＼{.　 　 　 /　}　{{_ ∧　　 │
│　　　　　 　l_／　　 ,　　　／　　　　　　　　 　 　 /　　}　`7_,∧　  │
│　　　　 　 .ｌ　　 　 /＼　/　　　　　　　/　 　 　 /　　.人　 `ﾏ{,{,　 │
│　　　　　　l　　　 /　　|　　　＼　　　　|　　./　/　 　 　 ‘，　 ﾏﾊ  │
│　　　　 　.l　　　 l　　 .|　　　　 |　　　｜　/　/　　　　　　.〉　　'ﾏ:, │
│　　　　　 l　　　 l　　　|　　　　 |　　　 |　 l　/　　 　 　 ／　　　／ │
└─────────────────────────┘

　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 ヽ_　　＼
　　　　　　　|　　　 （⌒ ）（⌒）
　　　　　　.　|　　　　 （__人__）
　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　基本的に、年上の男性のように見えるというのは共通しているけどね
　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }
　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 }
　　　　　　　　 ヽ 　　　　　ノ
　　　　　　_,,,,ノ|､￣／/／/ ＼、
　　_,,..r''''"/　|　＼`'／　 /　 | ￣`''ｰ-､
　 / 　 　 /　 |　 ／＼　 / ／　　 　/　ヽ
　ﾉ　|　　＞　|／）::::/＼/　＼ 　　ノ　／}
　{ 　 |　{　　 | ,r":::ヽ　/ 　 /　　/　// ハ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'　　　　　　　　ま、あまり気にしなくていいよ
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　　 気まぐれと、あとは相手が気持ちを落ち着けるよう、
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　　　　潜在的な意識を読み取りそうしているだけさ
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　楽しくお喋りしたいからね
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r ´二ニ フ、
　　　　　　　　　　　　　　　 _ 　　/　 '´,. 二ノ⌒
　　　　　　　　　 ＿＿_.-‐'´ `-i/　　γ_)⌒）（⌒)
　　　　_,.＜￣￣　　 : : : : : : : : l　　 r/´（___人__）　　　　こうしてわかるように、神様はとっても気さくな御方でね
　 _,.＜　　　　 : : : : : : : : : : : : :l l__ノ 　　 ｀ ⌒´ﾉ
　l,,　　　　 : : : : : : : : : : : : : : :ﾉﾉ　|　　　　　　　|　　　　　人々とお話されることを楽しみとされているんだ！
　l; : : : : : : : : : : :-─＜二二´　　 ﾄ　　　　　　 |
　 ＼ : : :￣`'''''´ノ : : : :l`-, : :`-＜ヽヽ,　-ｰｰr´
　　　＼ : : : : :'´ : : : : : l : :l :＼`-‐ヽ　 ゝ--< lヽ、
　　　　　＼ : : : : : : : : : : : l : : :＜ : : :∨∧::〈ヽ: :､>＞、
　　　　　　　`‐,_ : : : : : : : :l : : : : :ヽ : : ∨ |:Λ | : :ヽ : : :ト-､
　　　　　　　　　 `-, : : : : :l : : : : : : ＼ : :ヽ|:::::| l : : :/ : : : : : ,
　　　　　　　　　　　＼ : :ノ: : : : : : : : : ＼ : .､:::|,| : / : : : :l.: : {
　　　　　　　　　　　　 V: : : : : : : : : : : : : :ヽ: ',::ｌl: / : : : : :l : ∧
　　　　　　　　　　　　　V: : : : : : : : : : : : : : :ヽ:V : : : : : : :l : :.∧







　　　　　　,_　　＿
　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　＞ .,,_ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
＜之′Ｙ　　　　　　 　　　＼
　 >{　 ,'　　　　 /,　,.　 ,.l　　, ﾞｉ
　|　ヽ,{ 　　　 l |i’寸寸TハT７}ｌ
　 ヽﾚⅣ 　　__ハ 　（ ●）ハ|
　　　 V ﾄ'　(__1　 　　　　ゝ　　　　そういえばお話の中で何度もそういったことが出てきていましたね
　 　 　 Vィ　　丶,　　　‐,.ノ
　　　　　　|　l　/:::ニヨ'　　　　　　　会話を楽しみたい…と

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'　　　　　　　　あぁ、そうだよ
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　　　他者との会話は私が最も好むものの一つだ
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|




　　　　　 .／￣￣＼
　　　　　/　ヽ､_　　　＼
　　　　（　（● ）　　　　|
　　　　（人__）　　　　　 |
　　 .r-ヽ　　　　　 　　 |　　　　神様は人々と話すことを大いに楽しまれ……
　　（三） |　　　 　　　 |
　 　.>　ノ　　　　　　 /　　　　あらゆる事柄の分野に対し、知識を有しておられる
　　./二/ ヽ　　　　 /
　 ////　へ>个／ <
　.|////ヽ ／＼／//)
　　￣￣ |＼////／|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　 　,ヘ
　　　　　　　　　　　　　　＼/　 ,. -‐::''''''''''::‐-...,
　　　　　 　 　 　 　 　 /＼　／::::::::::::::::::,:::::::,:::::::＼　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 ゛‐' /::,:.∧:::::::::::::.|:::::ﾉ:::::::ｌ、ﾍ  |　SCP-343のもとを訪れることはここのスタッフの日課になり……　 |
　　　　　　　　　　　　|￣| ｌ:::|::.ｌ　i.:: :::::::/-‐‐、::::|:::::::ｌ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　 　 　 　 　 　 　 ゛´　ｌ.: |.'i￣_、、 i |ﾉ__　ｌ: : ｌ:::::::|
　　　　　　　　　　　　　 　 i.: ﾍ'/＾ヾ`Ｖ　´　 `|.: .|`i.: .ｌ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 i.: ｌ/// ┌‐‐ 、' '' |.: ! ﾉ.: |　　　　　 __,.. - 、
　　　　　　　　 _,,,,　　　　　 i ,.!、 　 ｌ　 　 | 　 〉ﾉ、: : ｌﾍ _,.. - ''.: .: : : : : ヽ
　　 　 　 , ‐ ´.: i.: ゛'- .,,._　 ﾍ 、゛ ‐ ｀ー‐'　'´,|/ｌ 〉'//｀｀゛゛.: 、.: .: .: : : ,.: ｌ
　　 　 ／.: : : : : ｌ,.: .: ,. : : ` T.Y、 ｌk´　/ |、　,>´ｿ .ｌ ｌ.: .: .: : : ﾍ.: .: .: .: i: : |
　　　 i゜.: .: .: .: .: ｌｌ.: /.: .: ＼: 〉.〉＼〈＼|><-''゛　 ｌ: : i.ﾍ、.: .: .: .: ヽ.: : : ｌ.: .: ＼
　　　 ヽ.: .: .: : : : : K__.: : : ,,/ /　y ヾ!　〉〈 ｌ==.ｌ ゝ、〉iT＼_,.-'゛''''.i: : /.: .: .: ｜
　　 　 ﾉ゛、: : : : .丿　 ` ´　/~ｌ__,.|　　./:: | .!　｜ 　.〉' ｌ:::::::::i　　　｀ｚ..: .: : : /.ｌ
　　　〈　　`‐- イ　　　　　/:::::::::| |　　i: : :|　`‐' 　./ｌ:: :|.、: : .ｌ　　 　 |‐‐‐‐‐"|
　　 　 ＼＿＿/　　 　 　 i::::::::: ! ｌ 　 ｌ: ::｜　　　　 |.,: : ヽ::::、:ｉ.　　　!.、_____丿
　　　　　　　　　　　　　　|::::,:::::i_.> 　i:: : : i　　　／ |.ｌ.: .: ヽ |、:i







　　　　　　　　_＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ソ
　　　　　　 　 ア:::::::::::::::::::::ｲ::::::::r::::::ﾍ:;;;;::::く⌒
　　　 　 　 　 Z:::::::/::::::rr´Τ￣|!￣´ |　!}:::::ヽ
　　　　　　　　ﾉｨ:/::::::::ｱ{　│　 {　 　 } ﾉ i:::::ﾊ
　　　　　　　　　{::::::::::::z 　 ＿_⊥,,　 'r＝ !::|
　　　　　　　　　イ:::::::::l　 ´r==ﾐﾞ　　ｲ=ミ.ﾊﾘ　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　 　 　 　 　 从⌒､l　　　　　　　|　　 l　　　　 |　全てのスタッフが訪問の後多大なる幸福感を覚えると報告しているんだ　 |
　　　　　　　　　　 ヽ　ﾍ　　　　　　, 〉 　 ′　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　 ｀ｰヽ　　　  ＿ _,　 /
　　　　　　　　　　　　　从 ､　　　　,　 /
　　　　　　　　　　　　　 ﾙ　 ヽ　__;_;_'ｲ
　　　　　　　　　　　　　　│　　　　　├ ､
　　　　　　　　　　 　 　 / j　　　　/　 H　ヽ__
　　　　　 　 　 　 　 ／/　/　　　/　 　 |　　l ＼
　　　　　＿＿　-‐　／　/　　　　　　／!　　V　　 ‐-　＿＿
　　　／　　　　　 ／ 　 ∧､＿＿_ ／//|　　 V　　　　　　　 ＼
.　　/　　　　　 ／ 　 　 | ///////////|　　　V　　　　　　　　 ＼
　　{　　　　　　 ＼　　　|/////////// |　　　 V　　　　　　 　 　 |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　／　　/　　　　　　　　　　　　　从　　　　　 　　＼
　　　　　/　　　 i　　 |::::　 ヽ　　　　　　　　　ゝ,
　　　　 .′ '　　ﾊ　　 ヾ:::　 |＼ 　ﾊ　| 　 ヾ;.　 |:::::　　　 　 ヽ
　 　 　 | | │. /　＼. 　 ヾ　|　 ! /　!. !　｜ i::: :ト.::::
　　 　 | | │ﾊ.|　 _ _､　　 | ,.x }/─ トl . /　i::::/:::∨ヽ:::::::
　　　　 |ﾊ　V. イ´　　｀ミ､.ｌ ,x=≠ミ.z/／ ,/ V::::::::::: ::::（::::::!
　　　　 l!　ゝ.　 l,x＝ミ､　 `　　　 　 ｲ／ / ) |:::::::::::::::::::＼
　　　 　　　7∨ 　 　 　,:　 　 　 　f^1 /l/./ノ::::::::::::::: ﾊ::::ﾉ
　　　　　　　　ﾊ　.　　　　　 　 ,　 j　l .j l　l rイ:::::::::::::::::::::　　　わかりますわかります！
　　　　　　　　　　ゝ　　 ｀ 　 ´___ﾉ .ﾉ'´/.ﾉ.ｲﾊi!:::::::::::::: /
　　 　　　　 　 _,,. -‐---. ／　 　 , 　/ノ|　ヾ.::::::::::::ﾊ　　　　　  まさに今、自分がそれを体験していますから！
　 　　　 　 　/ ニ二二ﾆ / 　　　　__ イニ＝-∨ゝ::
　　 　　　 　/三三三三 ナﾒｘ　r＜''"´_,,. -‐''"´ヽ
　　　　　　/_,,. -‐''"´　 l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;^'':三三三三ﾆゝ
　　　　／　　　　　　　　l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/三三三三三ヾ
　　／　　　_,,. -‐''"´三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l三三_,,. -‐''"´}
　/ _,,. -‐''"´三三三三.l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´_,,. -‐''"
　{ 二二二二二＝＝=-l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l-‐''"´三ニ==-}





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　 　/￣￣＼＼
　　　　　　　　　　　／　　　　　ヽ　ヽ､
　　　　　　　　　　 |､　　　　　　　ﾞi ﾞiﾍ
　　　　　　　　　　〔＼｀'‐-∪　　　└'　i
　　　　　　　　　　|∩　＼＿　　　　 ＿|　　　　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ヽ
　　　　　　　　　　|∪＼　|´｀''''''''''''''''''''i|　　　　　　　　  |　それと、収容室には監視が置かれていたんだが……  |
　　　　　　　　　/　|||/ 　｀''''''´´￣ｌ 「'''/　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　,-ｌ ｌ ｌ
　　　　　　　　　＼iiiiiiiii　　　/／／　 ヽ___
　　　　　　　　／ﾍ｀'''''ヽ　　　　 　ｪｭ 丿＼　ヽ
　　　　／￣|::::::::::＼　　＼__(⊃-‐‐⊂)‐ﾞi::::ヽﾉ
　　　/　　　 |::::::::::::::ﾞi　　　｀'‐‐‐‐'´　　　ﾍ::::ﾍ
　　/　　　／::::::::::::::::::|　　　　　　ヽ　　　　ﾍ::::::/ﾍ
　　|　　／―--､::::::::::|　　　　　　　ヽ　　　　ﾍ/　ﾍ
　　|　/　　　　　ﾍ::::::::/　　　　　　　∧___----|　　ﾍ
　　ｌ/　　　　　　/／　ﾞi　　　　,,-‐‐'　　　　　/―''''〈
　　└―--､,-‐ｌ|　　　　　,--‐'＿　　 　　 　 |／￣　ﾞi

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,.. ．-‐ ヘ
　　　　　　　　　　　_...　-―ｙ´　-=　 ､　　 ＼
　　　　　　　　 , '´　　,　' ‐-　´　　　　　｀"'' ､ヽ､__
　　　　　　　／　　／　　　　　　　　　　　　　　＼ヽヽ
　　　　　 ／　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ!　｀､
　　ー=二,　　 /　　　 　 　 i　　　　　　　　　　　　 丶　　＼
　　　　／　　/　　 　 　 　 ﾊ　　　　 ハ　 ∧　ヽ　 　 l　 iヘゝ
　　　 / ,、　 i　 　 /　斗 /-‐ヽ　　　|　Ｔ/ 卞､　}　　,.}　 ヽ､
　　　〃/　　i　i　 i　 _. |厶≦.　＼　 |　≧zy__ Vヽ　　| 　 〈
　　 　　| 　　|　l、 |　ゝ辺立ﾉ｀　　＼|　込乃ﾘ_7　〕　 |　∧_ゝ
　　　　 |　　 ヽ八 |　 　 　 　 　 　 i 　 　 　 　 　 /　　ii 　 |
　　　　 |　　 （ イ|＼　　　 　 　 　 ﾚ　　 　 　 　/ ∧　|　i| |
　　　　 ﾘi　　　゛､ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　/イｿ ﾚ′ハ|　　　監視ですか……
　　　　　/,　　　　丶 　　　　　　- ‐-　　　　 　 /,.'　　 i |
　　　　 /'　|　i　　 ||＼　　　　　　　　　　　　　/ ||　　 ﾊｊ　　　　 今日ここへ来た時には、部屋の前や近くに誰もいなかったですね
　　　　　　 | ﾊ　　|i|　|i＼　　　　　　　　　　／　|!i| 　 i|
　　　　　　 ﾚ　|　.|i!|　|i!| 个　　　　　 　 ィ　|i!|　|i!| 　 ｉ|
　　　　　　　　 }　|i!|　|i!|　|　　｀　 -　´　 |　|i!|　|i!|　i　|
　　　　　　　　/／|i|　|i!|　|,　　　 　 　 　 |　|i!|　|i!| ﾊ　|
　　　　　　　　　　 ヾ/i/ﾍｿ　　　　　　　　ヽ ヾ /i!/　ﾚ′






　　　　　　　　　　　　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　　／　　__,ノ　'ヽ､_
　　　　　　　　　　　|　　　( ●) (●）
.　　　　　　　　　 　 | 　　　（___人__）
　　　　　　　　 　 　 |　 　　└ー '´ﾉ
　　　　　　　　　　　 |　　　　　⌒　|　　　　　　 　　　　　, ｧァ┐
　　　　　　　　 　 　 i ヽ　　　　　　|　　 　 　 　 ┌､　　///./ ７　　　　あぁ、これは昔の話でね
　　　　　　　　　　　 }､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、　_ |　l ／//./' /
　　　　　　　　　　 _ﾉ >-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７ ﾉ　/　ヽ_/' /　　　　　ある日監視役の警備員が職務を放棄したんだ
　　　　　　　　__／ :}Λ:::√ У: : :/ : : : : : : / /／　 ／　丿
　　　　　,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : |　　/　　／
　　　　r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : ﾍ　 {　　ｲ　　　　　　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 　 } : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : :「ﾑ ＿_厶┐　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　職務を放棄…！？ |
　　　 f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : :i : : |｀ ー一一'|　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : :V : :| : : : : : : : |
　　/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : :r : :|.: : : : : : : |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　 　/￣￣＼＼　　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　／　　　　　ヽ　ヽ､　　  |　その理由を問われた彼は、肩をすくめて　 |
　　　　　　　　　　 |､　　　　　　　ﾞi ﾞiﾍ　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　〔＼｀'‐-∪　　　└'　i
　　　　　　　　　　|∩　＼＿　　　　 ＿|
　　　　　　　　　　|∪＼　|´｀''''''''''''''''''''i|
　　　　　　　　　/　|||/ 　｀''''''´´￣ｌ 「'''/　　　　　　あんたも彼が来客を好んでるのを知ってるだろ
　　　　　　　　　|　　　　　　　　　,-ｌ ｌ ｌ
　　　　　　　　　＼iiiiiiiii　　　/／／　 ヽ___
　　　　　　　　／ﾍ｀'''''ヽ　　　　 　ｪｭ 丿＼　ヽ　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　／￣|::::::::::＼　　＼__(⊃-‐‐⊂)‐ﾞi::::ヽﾉ　　　　　　　 |　と、一言答えた　  |
　　　/　　　 |::::::::::::::ﾞi　　　｀'‐‐‐‐'´　　　ﾍ::::ﾍ　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　/　　　／::::::::::::::::::|　　　　　　ヽ　　　　ﾍ::::::/ﾍ
　　|　　／―--､::::::::::|　　　　　　　ヽ　　　　ﾍ/　ﾍ
　　|　/　　　　　ﾍ::::::::/　　　　　　　∧___----|　　ﾍ
　　ｌ/　　　　　　/／　ﾞi　　　　,,-‐‐'　　　　　/―''''〈
　　└―--､,-‐ｌ|　　　　　,--‐'＿　　 　　 　 |／￣　ﾞi

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


.

　　 　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　 　　　　　　　　 /ﾉ　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　　　　. （ ●）（ ●）　 　 |
　　　　　　　　　　 　 　 | （人__） 　 　　 |　　　　　　　　　　　　　　監視というのは神様に対してではなく、
　　　　　　　　　　　　　 |　⌒ ´　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　神様の収容室に許可なく入ろうとする職員に対してのものだったんだが……
　　　　　　　　　　　　.　.|　 　 　 　　　　|
　　　　　　　　　　　　.　丶　　　　　　　/　　　　　　 -
　　　　　　　　　　　　　／.>＿　 　　 /::::::i:::ヽ._　 /　 |　　　　　　 この件があってから色々変わってね
.　 　 　 　 　 _ ,,､-ｰ／ !// ー　ﾍ￣/:::::::::l::::::::.　!　　|
　　　　　　,´:::::::::::::く::::::::/　i　 / 　 ヽ::::::::::!:::::::::::y　　.|ヽ.　　　　　スタッフがここへ毎日訪れることを許可されたのもこれの後だ
　 　 　 　/::｛::::::::::::::::＞:i 　 l7i　　　/:＼:／::/:::/　 　 i::::::i
　　 　 　,'::::::i::::::::::／::::::l　 /;;;;l　　/::::::::〉:::::/:::/　　　∧:::::!
　 　 　 /:::;::::∨:::::l::::::::::i　/;;;;;;l.　/::::::::/:::::/:::::i　　　　　＼　　　　 神様はもちろん、無害だし……
　 　 　/::::ヽ:::::〉:::::l:::::::::l /;;;;;;;;l. /::::::／;;;;;;i:::i::::|　　　　　　 丶
　　　 <::::::::::ソi::::::::l:::::::::li;;;;;;;;;;;l/::／,､;;,､;;:l!::l_ |　　　　　/　 λ
　　　 !:::::::ゝへ､;;;::::!::::::」--‐‐'''""ﾞﾞ｀ヾゞＭ.　　i　　　　/　　/ i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　／　 ／　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ／/ 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ "／　／i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝイ ／!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `'




　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　私としても勿論構わない
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　色んな客人と話してみたいからね
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {　　　　　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,　　　　　　　　 |　…とのことだからだ |
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/　　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　故に現在は全てのスタッフに接触の許可が与えられていて、 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -‐ ￣￣ ‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　rn　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　}ｲ　　　　 |　どんな時でもスタッフが会いたいと思った時間に彼と会うことができる　  |
　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　.=-‐斧‐-､.　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　 ﾄ､_|､_.レ-＜二-‐――-二ﾑi__ノ|＿,
　　　　　　　　　　　 ≧: : : : : :ﾄ{fﾓﾃ")厂frﾓﾃ")}': : :´≦､
　　　　　　　　　　-=彡,: : : : ﾐ辷￣￣ 　.i￣￣フ; : : : :ヽ=ｨ　　　　神様、会いに来たお。聞きたいんだけど、
　　　　　　　　　　　　'´|ｲ/: :ﾄゝ　　　　｀i　　　'´ﾉｨ: : ﾇ'≦
　　　　　　　　　　　　　　'リ7､　 　 　 ∠〉 　 　 彳ヾ`｀　　　　　　 何で人間をつくるときに女の子に猫耳を付けてくれなかったんだお？
　　　　　　　　　　　　　　 _/　｀ ‐-　__＿_,　＜´ ∨
　　　　　　　　　　　,=イ´ ゝ､　　　　　　　　　　 　 〉ヽ､　　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 ｨ＜　　 ｀ヽ､二‐- ､＿＿＿,　-‐'´_ノ´ `ヽ､　　　　|　神様になんてこと聞いてるんですかこの人　  |
　　　　　　-‐'´　　　　　　　　　｀ゝ――――‐'"´　　　　 　｀ ‐-　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　  ＿＿＿__
　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､　　 ヽ､　　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　  存在しないからこそ、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |
　　　　　　　  君はそれをより貴ぶことが出来るだろう？　　　　　　 ／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜
　　　　　　　  幻想だからこそ嗜好は無限に深くなるわけだね　　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼
　　　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|
　　　　　 　 　 |　神様も真面目に答えなくていいと思いますよこれ |  /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./
　　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ : : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　 　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　　／ 〉 _ノ　 ヽ､_ ＼
　　　　 ／ ／' （ ―）（― ）　|
　　　 ./　/／〉　（__人__） 　│
　　　 .ｌ　 ´ イ| 　 ｀⌒ ´　 　|　　　　……と、神様の説明はこんなところだろうか
　　　 .ｌ　 　 ｉY 　 　 　 　 　 |
　　　./　　 ﾊ !　　　　　　　/
　　 ./　　/　 ' ヽ　 　　　 /
　 　ｌ　　　／　　.〉-r:::┬〈、
　__「 ー‐1 　.／Λ 〉.:〈 7//＼
　ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
　|//////|//////∧::://///////}
　|//////| ///////∨/////////{




　　　　 　 、
　　　≦｀ヾＹ´-＝＝＝- .
　＜　ヾ〃,　　　　　　　 　 ＼
　　_> ｿｨ'　 !　､　,　 　 ,!　　、ヽ
　＜戈Y 　 |　 ,寸寸T ﾊT7 } ,　!
　　ﾉヾ!　　 ヽ! ゝ( ●)　(●)|ハ|　　　　総合すると、神様はその名の通りこの世を創った神様で、全知全能であらせられ、
　´⌒八ｿ　　(lv!　　 　 ＾ 　 |
　　　　|::ヽ. ｼ゛　　　　￣　 ,　　　　　　　とても気さくな方で、他者との会話を楽しまれ、話しているととても落ち着いて幸福な気分になる……
　　　　|::::|!ヾx　 ､　　 　 イ
　　　　|::::|!::|　`/⌒ヽ_〔

　　　　　　　　/:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
　　 　 　 　　/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
　 　 　 　 　 |/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
　　　　　　　　　j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
　　　　 　 　 　 　 |:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
　　　 　 　 　 　 　|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
　 　　　　 r ､　　 .l:ﾊ: . {:.:ム⊥/二　',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .://
　 　　　　 |　}　　　 ∧: ∨{代辻ﾘ '　 ヽ:j 代辻リノ/:./ｲ　　　　　といったところでしょうか
　 　　　　 |　| 　 　/: ∧:_＼ 　　　　　　　　　　 ∠:イ::.|
　 　　　　 |　| 　 　!:/;;/|:∧ 　　　　　 ; 　　 　 　 /: |ヽｊ　　　　　 他のオブジェクト……なんかと比べるのは神様に失礼ですが、
　　　　 　 |　|, - ｖ⌒};ｌ |' /;＼　　　 ＿ _　　　　ｲヽ:|　〉〉
　　 　 　　|／　,　ヽ l!;L./;ム};;＞ .. 　 　　 .. イ;∧ニﾆノ　　　　　 概要は意外とあっさりしておられます
　　　　　 {　- ―-､〉!-‐; ; ; ; {;ミ;＼＞-＜ ／; ﾉ; ;` ; ､
　 　 　　/　- ―-､〉 ; ; ; ; ; ; ヽ; ;ヾ; ; ; ; ; ; ; 彡; ; ; ; ; ; ;＼
　 　 　　{　　-r‐ｫ }}; ; ; ＼; ; ; ; ヽ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ
　　　　　l 　　 ;　し'l ; ; ; ; ; ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ',
.　　　　　l　　　ヽ .ﾉ; ; ; ; ; ; ; ; ＼; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;',




　　　　　　 （⊃￣￣＼
　　　　　（⊃　　 _ノ　　＼
　　　　（⊃　　 （ ●）（●）
　　　　　|　　　　 （__人__）　　　　それだけ神様が無害で善良な御方ということだね
　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
.　　 　 　|　　　　　　 　 }::＼　　　他のオブジェクトは厄介な性質を有していたりするものだが、
　　　　 ／ヽ　　　　　　 }:::::::＼
　　　／:::::::::ヽ､＿＿__ノ::::::::::::::）　神様は誰よりも凄まじい力をお持ちでありながら、我々に対して良くしてくれているからね
　 ／::::::::::::::::.ﾍ.:.ﾔ､:::>７|:::＿::/
　|:::::::::::::::::::::::::::ゞ／￣￣（＿)
　 ＼:::::::::::＼　／|　ＪＪＪ　（
　　　＼:::::::／:::::ヾ ､／⊂＿）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'　　　　　さて、私に関しての話も終わったところで……
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　できない子、何か私にお願いしたいことでも無いかな？
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |






　　　　　　 !/ /　 　　 .ヘヽＶ｣∠ヽ. 　 ＼＼＼　　　　　　　　 ／|
　　　 _＿ノ／　..　- ､￣　≠‐　- :.:｀ヽへ　　＼＼}　 　 　 ／　 |＿_
　 　 　 ﾌ　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:.:Ｖ| !　　 Ｖ {　 　 ＼　　／
　　　 //／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Ⅵリ : : : : : :、　　　  | 　 ＼
　 　 i//: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨ﾊ: : ｉ: : ､: ＼　　　 ￣￣
　　　 /:: : : : ::| │: : : : : : : :ヽ: : : : |: : : : | ∨｝ : }: : :厂｀　
　　　 |: : |: : :/|: :|: : : : : ヽ│: | : : : |: : : : ﾚﾚ∨｝:ｊ!: : ﾄ､　　
　　　 |: : |: : ｌ:八:|: : : : : : :ﾄ|、:|＼ : | : : : :}∨ｊ/: :ｊ!: : :ﾚ
　　　 |: :ｉ|: : |　 人: : |: : 八|∨￣| ∧: : : ﾙ─く/Ｖ⌒ヽ
　　　 |: :ｉ|: : |／　_＼|: /　　γ⌒ヽ |: : //⌒Y｝:厂! !
　 　 厶八.:ハ.γ⌒ヽ　　 　ゝ __ノ |: ∧し///.:|!ﾉ| {　　　　　　　　　うえぇっ！？　そ、そんな恐れ多い！
　　　　 |: :＼∧ゝ __ノ 　 　 　 　 　 (|/＼＼イ : :ﾊ∧ゝ
　　　　 |／∨/ ／/ ）　,　　 u. （＼　ヽ　',ヽＶ Ｎ　　　　　　　　　　それよりも私に何か用があったのでは無いのですか…？
　　　　 　 〈/　{∨ /　　 　＿ 　ヽ丶 |　| | |八
　　　　　 　 {　 |/ 〈、　　￣　　　 }　j_|　ｌ | |＼　　　　　　　　　　　だから今日私はここに呼ばれたものと……
　　　　　 　 　 j　　} ＞　　 _,..　ィﾉ　｀　 ｀　}　 〉ー---――-､
　　　　　 　 丶、 '⌒丶　 ∨|く／　　　　　/　/　　　　　／
　　　　　　 /{￣＼ 　 　 ＼ ﾏ7　 　 　 　 /　/　　　　　/　　　　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　それは別に後でも、もしくは平行してでも大丈夫だ
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　 　 折角こうして知り合ったんだ
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {　　　　何か君を楽しませてあげたいというのが、
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/　　　　 言うなれば神心ってやつだ
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |

　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿__
　　　 ＿≦'´ - ――　- z<
　 ＜戈／　 　　　　　 　 　 ｀フ
　　　> {,　 　 /　　　　　　　 　 ヽ
　　　|　{　　　l,　､　,　　,l_ 　 ､　 !
.　 　 Ｖ'､　　　l｀寸寸T ハT7 },. l
　　　 　 !ヽ　(l| 　( ●)　(●):ｲ ｿ　　　う～～ん…ど、どうしよう……
　　　 　 |::ヽ. ｼ゛　u.　　,　 　,
　　　 　 |:::::|!:!`ゝ.　　 ‐　 イ







　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／{　 ／!
　　　　　　　　　　　　　　/ 　 V　　}
　　　　　　　　　　　　　_{　　/　　厶_
　　　　　　　　　　　 ／　 　 {　 ´　　 ｀ヽ、
　　　　　　　　､__／　　_x≦三三≧､　　 ＼_,
.　　　　　 　 　 `ーｧ ´　　 　 　 　 ｀}ﾄﾍ　　く
.　　　 　 　 　 　 /L_　　　　　　　 　 WN　　 ﾄ.
　　　　　　　 　 /　 /　　　　 　 , ､＿ｊ　} V　 l
　　　　　　　　 lﾑ__｣{､　i　　 ＴV二厶｣　Li〔l　ｌ
　　　　　 　 　 |　 |　|从仏{　{　V从仏从|　|　|
　　　　　 　 　 |　.|　|/ _ニ 　 　 　 ニ_ ヾ|　| /
　 　 　 　 　 　 ｛ |　{　{_:::ﾂ　　　　{_:::ﾂ　}　| ｝ 　　　　……えーと、それじゃあ……
　　　　　　　　 　 |　|　　 　 　 '　　 　 　 |　l/
　　　　　　　　　　＼|、　　　 /ヽ　　u,　 |／　　　　　 今まで他の職員さんに神様が見せた御業を何かおひとつ、私にも見せてほしいです
　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ 　 ､ 二 .. ．´
　　　　　　　　r 、　　,. -r-{ﾉ,　　 ｛‐- 、_　　, 、
　　　　　　　　|. }　／{　 {　V　　　 } 　 }　｝、{. |
　　　　　　　　|. |/　　 、 ヽ V⌒ ∨　/　/　 |. |
　 　 　 　 /⌒V^V　　 ＼　 |: : : : |　 ／　 {＾V⌒ヽ
　 　 　 　 |、_〉_｝　!　　 　 ト |: : : : | /!　　 ﾉ　{_〈 { ∧
　　　　 　 lノ　ﾉ　ﾉ　　　　j　|: : : :｜ j　　 {　 ヽ V 　｝

　　　　　 .／￣￣＼
　　　　　/　ヽ､_　　　＼
　　　　（　（● ）　　　　|
　　　　（人__）　　　　　 |　　　　　神様へのお願いにしては控えめだね
　　 .r-ヽ　　　　　 　　 |
　　（三） |　　　 　　　 |
　 　.>　ノ　　　　　　 /
　　./二/ ヽ　　　　 /
　 ////　へ>个／ <
　.|////ヽ ／＼／//)
　　￣￣ |＼////／|





　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （(＿＿__⌒＼ノ＿_
　　　　　　　 　 　 　 　 (＿＿＿＿＿) ＼／￣＼　＜￣｀
　　　　　　　　　　　　 　 ⌒ヽ __＿ ⌒ヾ:..:／¨＼ 　 　 　 ｡
　　　　　　　　　　　　　　　　_／＿＿＿V⌒ヽ　 ＼　　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ─　　 　 　 　 ﾐﾒ､::.　　　丶　　　　＼
　　　　　　　　 　 ／　　　　　　 丶 ／　　　　::　　i　　　　　　 i⌒
　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　 　 ﾟ　　　　　 i　　|　　 　 ＼ 人
.　　　 　 　 ／　 　 　 |　　　　　　 　 ﾟ　 　 　 l　 Λ　, 　 　 |丶 ＼_
. 　 　 　 ／⌒/　l　　 l　　 :|.　　　　　|__ノ.:::　|: /　 V　 　 八　＼⌒
　　　　　　　 　 ｲi　　/＼ 斗　i| l.|　　ﾚ⌒'　ノ　　　 }:。 　 　 ＼⌒
.　 　　　　　 /　从ﾊ/　 ｫf七ｱ'乂| l Ν _)　/　 /　 Λ:。　　丶　＼_ノ|
.　　 　 　 　 i /　 ,以　´ 辷ｼ_ 　 И/　　 ィ　 / 　 ,{i |::|　／|　| ＼__ノ
　 　 　 　 　从 　 ッ′　 ,,,,,,,,, 　 　 　 仄:::.　　　 /i{i |::|｜　| /
　　 　 　 　 　 ＼Λ　　　　　　u,　　　′ V 彡ィ.:| | ┘li ! 　ｌ′
　　　 　 　 　 　 　 　 - ‐　　　　　　 　 　 {⌒　|: | |:l¨¨V　　　　　　　　　い、いきなり神様に何かしてもらえるって、
　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 Λ 　 |: | |:|
　　　　　　　　　　　　　　ｰ‐　､.-....‐/V.::::::::｝__ |: | |:|　　　　　　　　　　　突然すぎて意外と何が良いか思いつかなくて……
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｝㏄㏄C℃ﾟ° :::｀ヽｌ:|
　　　　　　　 　 　 　 　 ____＿_厂￣￣::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'　　　　　　　構わないよ
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　 何もこれを以て関係が終わるわけでもないんだ
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　　 今は素直に楽しめることを楽しめばいいさ
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ,. ┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼}ヽ/{　 ,' f´}
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／-､r‐｀ |　｀{
　　　　　　　　　　　　　　　r‐-､　　_|　　ｌ-‐ ､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 r‐{ヽ／ Ｘ´.}　　|　　 }
　　　　　　　　　　　　　 { {,.'＼　　 ｀ヽ　 | __ノ
　　　　　　 　 　 　 　 　 〉　　 ヽ　　　l　 |´
　　 　 　 　 　 　 　 　 f´　',　 　 ',　 　l　 !　　　　　まずは……こうかな
　　　　　　　　　　  ／｀|　　.',　 　 ',　　 !　}
　　　　　　　　　  /　　 |　 　.',　 　 ',　 　_ﾉ
　　　　 　 　 　 ,'　 　 ,ﾊ　 　 ',　　　'　　}　　　　　　　　　　  ┌─────────┐
　　　　　　　　  |　　　i::::!　　　　　 　 r‐'　　　　　　　　　　　│神様が、指を鳴らす　│
　　　　　　　　  | 　 　 ﾞ '　 　 　 ＿__ﾉヽ　　 　 　 　 　 　 　 └─────────┘
　　　　　　　　 ∧　　　　　≧=ｲ　 　 　 l
　　　　　　　　|　ﾊ　　二彡´ ノ　　　 　 l

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∴.::.::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:。.:.:.:。.:.:ﾟ｡　｡　　｡　　｡　゜。°　ﾟ｡゜｡ ....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｡.:.::::::::::::::::゜::::゜::::∴::::::::::゜.:.:.:.:
。.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::。.::.::.::.::.::.: ☆ .:.:.:.:.:.:.:.:。°'。゜　,　。　°｡　ﾟ　。　°:..、 ;.:.:.:.:.:.:.::::::ﾟ:::::::::::::。:::::::::::::゜:::.:.:ﾟ.:.:。.:.:.:.:
.::.::.::。:::::::::::.::.::.:.:.:.:.:.:.:::::::::。::::.:.:.:.:.:.:゜.:.:.:.:.:｡.:.:゜。°　゜　｡　°゜　ﾟ'。　 ； °.:.:.:.:.:.:::::::::+:::::::::::゜::::::::::ﾟ::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.
.:.:.:.:::::::::::::::::ﾟ::::+::::::::::::::::::::::::::::+.:.:.:.:゜. ┌─────────┐ﾟ　｡゜；.:.:.:.:.:.:.:.::.::.::｡.::.｡:.::.::.::.::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.´
::::::::::::::::::::::::::::::::。。.::.::.::.::.::ﾟ.::.::.::.::.::　 │瞬間、”夜が現れ”た  │　 ゜ ゜　.:.:.:.:.:.:.:.:゜.::.::.::ﾟ.::.::::::::::::::::::::::::::::／.::::::
.::.::.::.::.::｡.::.::.::+.::.::∵.::.::.::｡.::.::∴.::.::.::.::└─────────┘　 ゜　 ﾟ+。.::.::.::.::゜.::｡.:.:.:.:.:.:.:.:.:。.:.:.:.:.:.:.:.{.:.:.::::::
: :°.:.:+.:.:.:.:.:.:.:.::.::.::.::｡.::.::.::.::.::.:゜.::.::.::.:*:.::`.::.::.::.::.::.::゜.:.:｡.:.:｡.:.:.:゜' ｡　°∵｡　゜ﾟ。　.::.::.::.::.::。゜.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:乂::::::::
: : 。ﾟ: .: .: .: .: °.: .:.:.:.:.:.:°.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∴.:.:.:.:｡.:.:.:.:.:.:.:゜.:.:.:.:。.:.:.:.:.:.:.°。°。 °+　:.:.:.:°.:.:.:。.:.::::::.:.:.:.:.:.:.:.／⌒::::
゜: : : :°: : , .: .: .:°.:.:。.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:+.:.:ﾟ.:.:.:.:.:.:.:.:.:∵.:.:.+.:.:.:°.:.:.:.:.:。°*　 ＊゜。　 ；.:.:゜.:.:.:.:.:.:。.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ.:.:.:::::::::
: : : :°: : ．.: .: .: .: 。.:.:.:.:｡.:.:.:.:*.:.:.:.:.:゜.:.:.:*。.:.:.:.:゜.:.:.:.:.:+.:.:.:。:'′｀:. : °。　 ゜.°｡゜; : :.:.:.:.:.:.:.:.:ノ⌒⌒.:.:.:.:.:⌒＞
:　:　:　:　: : : : : : : .: .: ｡: .: .: .:゜ 。.: .: .:゜ .:。.: .: .:｡ .: +.: 。.: .:.:　　　 : : :　　。　.゜。　: : : : :.:.:／: : : : :.:.:.:.:.:.:.:.:ノ: : :
:　:　:　:　:　:　: : : : : : ::.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ゜.: .: .: .: .: .: .: .: .　　　.: : :゜: : 。 ｡゜　　　　　　 ( : : : : .:.:.:.:.:.:ノ⌒: : : :
⌒ヽ⌒ヽ: : : :　:　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　°　: : : : : : : : .゜ + ﾟ　 .......γ⌒ ～ ｒ～⌒う: : : : : : :
: : :⌒: : : ）　:　:　:　:　:　: : : : :　:　:　:　:　: : : : : : : : : :　:　。　゜　: ﾟ　゜: : 　　. . ^ .:.:.:.:(_:_:_:_:_:_:ノ: : : ノ　(: : : : :
__ノ⌒:　:　:　:　:　:　:　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :　:　:　:　゜ ．: ゜: : :　:　:　:　: : ...:.:.:.:.:.:.:ノ: : : : :ノ⌒: : . .⌒ヽ
:　:　:　:　:　:　:　:　:　:  ＿_∧ .:　.:　.:　.:　.:　.:　.:　.:　.:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　.　.　.　.ノ⌒: : : ノ⌒　.. : : : : :Ｙ⌒
: : ノ⌒)つ　:　:　:　::  i「￣ :　:　.　.　　.　.　.　.　.　　.　.　.　.　　　　.　.　:　ノ⌒ヽ　　　　　　(　　⌒丶､: : : :丿
⌒. . : :)へ ～ ～ ⌒ 》 :　: ._.　.　.(i:i:)　.　.　.　.　:　:　　　ノ⌒丶､　ノ⌒. : : . ⌒ヽ　__ ノ⌒ン　　　　): : ノ__　 -
⌒)<⌒　　)、.　.　  ≪  　　_{i:i:)　　{i:i:ﾊ　.　.　.　.　ノ⌒:　:　:　:　ノ⌒. . : : :⌒　　　)　　)⌒＿　　-‐　　￣||
　　　 )　.　. )乂　. .　　　　{'Ｙi:)'　.|i:i:{i:{　.　.　.　.'⌒～.　.　(⌒´　ノ⌒　＿,,..　　--─　￣|　.　.ノ　　　　 ||　__ノ
　　　⌒　　　　⌒丶､　＿_ ｢i:i:i廴｣i:i:i:i:}--┬─┬─┯… ￢　T　丁￣.　　　|　.　.　.　 　| .　 ⌒～～　 ||




≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡

　　　　 　{ 　　V_{＿＿__,.＼　　__{＿__j{　　i::: 　 　　＼
　　　　　　',::{ :::Ｖ＿二,__　　＼___廴_＿{､ 　{:::: 　 　　　＼
　　　　　　　{ 　弋忙尤}”　　　弌忙朮｢ﾊ 　{:: 　　 　＼::: }　　　―――――ッ！？！？
　　　　　　　ヽ　 ＼￣u. 　 　 　 ＼厂/ノ}　}::: 　 ､ 　 　ヽl

≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡二三二≡＝‐≡二三二≡＝‐＝≡

　　｡ 　　　:::::　　　　　　　　　　　　*　　　　　　　　　　*
　　　　　 ::::;;::::　　｡　　　　　　　o　　　｡　　　　　　　o　　ﾟ　　ﾟ
　　　　　　:::::　　　　　　　　｡　　　　　　　　　　　｡　　　　　　　　　　　｡
　　　ﾟ　　　　　　　.　　　ﾟ　　　 ::　　　　.　　　ﾟ　　　 ::　　　　　　　+
　* 　　　　　　　　　　* 　　　::;;::　　ﾟ　　　* 　　　::;;::　 ┌─────────────────┐
　　　:::　　　｡　　　　ﾟ　　　　　::;;;::　　　　ﾟ　　　　　::;;;:: │室内用プラネタリウム――の比ではない ｜
　　　　　　　　　　　*　　　　::;;;:　　　　　　o　　　　　+  └─────────────────┘
　::　　, 　　 ;　　　 ;　　::::;　:::::　　　　　　　　｡　　　　　　　　　　　.　　　ﾟ　　　 ::
.　｡　　　　　　　o　　ﾟ　　　　　　　.　　　ﾟ　　　 ::　　　　 　　　　　　　* 　　　::;;::　　ﾟ
　　　　　　｡　　　　　　　.　　　　　　　* 　　　::;;::　　ﾟ　　　｡　　　　ﾟ　　　　　::;;;::
　.　　　ﾟ　　　 ::　　　　　.　｡　　　　ﾟ　　　　　::;;;::　　　　 　　　　　　*　　　　::;;;:
　　　* 　　　::;;::　　ﾟ　　;　　　　　　　*　　　　::;;;:　　　　　　 ;　　　 ;　　::::;
　　ﾟ　　　　　::;;;::　　　` :.　 ;　　　 ;　　::::;　　　　　　　　 　　　o　　ﾟ
o　　　　　+　::　　, 　　 ; 　　　o　　ﾟ　　　　　　　　　　　.　｡







　:::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::。:::::::::::::::..☆ . :: . 。 　: . ..　..:...。::::::::::。:::::::::::::::::::。::::::::::::::
　::::。::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::ﾟ:: : :　..:..　..　..:..　.｡.　. .: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。
　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｡:::::::::::::::: : :｡ ::..　｡.:　　. .　: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　:::::::::::::::::::::｡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ:::::::::::::::::::::::::::: :: : :　. . .　: :　..:。.: :::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::
　::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::。::::: 。:. ..　:☆. . : :::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::
　:::::::::: ┌───────────────────┐ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::
　:::::::::: │辺りを見回しても――まるで、外だ。外の景色│ ::::::::::::。::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::☆::::
　:::::::::: └───────────────────┘ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::。::::::::::
　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .　..: 　::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::. .☆ .:::::::::::::::::::::::::。
　￣`''--､__,,,＿,,,,__,;;w--─--､＿__:::::::::::::。: . :.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::::::。::::::::::
　　 　　＿　 ___　 _＿__--─ｰ──~'''~`─-､.＿,,､w─''""￣ ￣￣`''--､__,,,＿,,,,__,;;ｰ-‐''''"~~~
　─''"~　 ￣　 ￣　　 ￣^ｰ-‐''''"~~~`‐-‐''~^ﾍ,,__,, ＿＿　　　　　　　　　　　　(;; ;: : 　　 ::::
　::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;;; .; : :;;;::: ::;;;;;;::::::::::::::
　::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;;(;;;;;(;;;;;○;;;;;;;;;○;;;;;::::::::::
　::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;;(;○;;;○;;;;);;;○::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(;;;;○ゞil/;;;;);;;;;)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　(;;;;| il|;;);;;;;;;;;

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,　　　　星明かりを頼りに、相手との会話を楽しむのも一興だ
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （　　　　　お気に召したかな？
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /
　　　　　　　　　,　 j/　/　　　　　　　／ :.:.:.: ＼｛　l





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿z‐ ､　 ,ｲ ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ヽ ＿_≧: . : ∨:ﾚ': . :＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧: . : . : . : . : . : .￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜:ノ＿: . : ヽ: . : . : . : . ＜ヽ　 ｨ
　　　　　　　　　　　　　　 ＿ . . .＜:￣: .＜: . ミﾏﾐ⌒}: . : . : . : .￣: /
　　　　　　　　　　　　　　 >: , : . : . : . ｨ. : . : ヽ／ ∨:!: . : . : . : .＜
　　　　　　　　　　　　　∠: . : . ｲ: . :/_|: |: . : . :∨: .}!:|: .ｨ: . : . : . : |
　　　　　　　　　　　　　　ﾌ: . /｀!: ノ-. !:.|: .|: .|: .|: / |;|/:.ﾚ1: . : .≦
　　　　　　　　　　　　　　7ﾊ佗!　　它!>!: .!: ,: /:/: ,'!;!: . : ﾚ: . : く
　　　　　　　　　　　　　　　 /'　　　　　　Ⅵｲノく: ./!|;|: . : . : .r＜_,ノ
　　　　　　　　 　 　 　 　　 '.　 _　　　　u.　 _ ノイｌ;J;|: . : ｲ: .|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　ヽ.　　　u.　　ｲＺll;;| !;!ｰ': . :/ |:.人　　　こ、ここは……外なんですか？　え、部屋が…部屋？
　　　　　　　　　　　　　　　　　` ‐　Z_ ｨv:V:.:{L;!.|;|Vﾘ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉､ :. :. ／＼.L!　　　　　　　　　幻…？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.ヽﾆ彡:. :. :. ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　|:. :,:. ∧:. :. :. :.ヽ{:. :. :. '.,
　　　　　　　　　 　 　 　　　　　|:.V:./=ﾍ:. :. :. :. :', :. :. : :|　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 　 　　　　　　　|:.,:/ ∞ ヽ:. :. :. : .;:. :. :.::|　 |　幻か、我々が時間を超えて移動したのか、部屋に”夜を持ってきた”のか |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:.{!　　ヽ　＼:. :. ::|:. :. :.:|　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:. ヽ　　　　　ヽ:._:|:. :. : |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　|:. :. ':, 　 　 　 　 .|:. :. : |
　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　 |:. :. : ',　　　　　　|:. :. : |
　　　　　　 　 　 　 　 　 　　　　|:. :. :.:|ヽ　 　 　　|:. :. : |
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:. :. :.:|　',　　　　 |:. :. : |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　|:. :. :.:|　 〉 　 　　|:. :. : |

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　　　　そんなことは君にとって些事として処理すべきだ
　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |
　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜　　　　本質はそんなところには無い
　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜
　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./
　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ
　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|
　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|
　　　　 　 　 .| }{ﾉ]_「　/　}: : :.|: : : : /: : : : : : : : ／ 　 　 ｛|






　　　｡　　　　　　.　　　　　｡　　　　　　　　　 '　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　.　ﾟ　　　。　　　ﾟ
　　　　　　　ﾟ　　.　　　　｡　　　　　　　　　　　　゜　　　　+　　　゜　　　　　　｡　　　　　｡　　　 ﾟ　　。　 　　ﾟ
｡　　 '　o　゜ 　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　゜　　　　+.　　　　　 ;／　　　　゜　　　　　　　　　｡　　　'
　　゜　　　　　。　　　　　　　　　　　　゜　　　。　　o　　　　　　ﾟ　　　　ﾟ'　　　　　　　　☆　　. 　'　　　　　 ｡
　　　*　.　　　　　　゜　　　　　　　　　。　　　　　　　　゜　　　　　+　　　　　　｡　 　　　　　　　゜　　 　ﾟ
　　ﾟ　　　　　　　　。　　　　　　.　　　　　　　　+　　　 　。　　　　　　　　+　　　　　　゜　　　｡　　　　 ﾟ
。　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　｡
　 　ﾟ 　　,;|　大切なのは、今我々は夜の下で会話を楽しんでいるということだけだ　  |
　　｡　 　ﾟ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ  +　　゜
　　　　　｡　　　　　　　　　　,;／　　 '　　　゜　　　　　　　　　　　 　o　　　　　ﾟ　　　ﾟ　　　　　　　　.
　。　　　　　　　　　　　　　*''　　　　　　　　　　*　　　　　　　.゜　　　　　。　　　　゜　　　　　　　。
'　　　　　　゜　　　　　　 。　 　ﾟ　　　　　　　　ﾟ　　　゜　　　+　　　　　　　　　　゜　　　　　　　｡　 '　　　゜
　　　｡　　　　　　.　　　　　｡　　　　　　　　　 '　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　.　ﾟ　　　。　　　ﾟ
　　　　　　　ﾟ　　.　　　　｡　　　　　　　　　　　　゜　　　　+　　　゜　　　　　　｡　　　　　｡　　　 ﾟ　　。　 　　ﾟ
｡　　 '　o　゜ 　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　゜　　　　+.　　　　　 ;／　　　　゜　　　　　　　　　｡　　　'
　　゜　　　　　。　　　　　　　　　　　　゜　　　。　　o　　　　　　ﾟ　　　　ﾟ'　　　　　　　　☆　　. 　'　　　　　 ｡
　　　*　.　　　　　　゜　　　　　　　　　。　　　　　　　　゜　　　　　+　　　　　　｡　 　　　　　　　゜　　 　ﾟ
　　ﾟ　　　　　　　　。　　　　　　.　　　　　　　　+　　　 　。　　　　　　　　+　　　　　　゜　　　｡　　　　 ﾟ
。　　　　　　+　　　　　　 。　　　　　*　　.　　　　゜　　　　　　　　゜　　　　　　゜　　　　｡　　　　　｡
　 　ﾟ 　　,;／　　　　。　　　.　　　　　　　　　　+　　　　　 。　　.　　　 　'
　　｡　 　ﾟ 　　。.　　　　　+　　　　　　　　 。　　　　　　　　　. 　'　ﾟ　｡　　　　　*　　.　゜　　　+　　゜
　　　　　｡　　　　　　　　　　,;／　　 '　　　゜　　　　　　　　　　　 　o　　　　　ﾟ　　　ﾟ　　　　　　　　.

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　　難しいことを考えず、驚くといい、笑うといい、楽しむといい
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {　　　　 あるがままを受け入れ、ありのままに振る舞うんだ
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {　　　　~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |





　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｲ´／￣イ-
　　　　　　　　　　 　 　 　 {、 | {/　＿―二ア、
　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝ ＼´＿_ ´　　　　＞、
　　　　　 　 　 　 　 　 , イ´　￣　 　 ￣ ヽ、"´　　＼
　　　　 　 　 　 ／´｀/、　_　　　　　　／´￣｀ヽ　、　　,
　　　 　 　 　 /　 ／　　｀　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　 ',
　 　 　 　 　 ,'　/　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 }　 }
　 　 　 　 　 ｉ /　　　　　　 /　　　　ヽ　　 ',　　　 }　.l　 |
　 　 　 　 　 |'　_i 斗-‐＝/、.ｉ　　　 斗-‐=| 、　 ﾘ　, 　 }
　 　 　 　 　 | ´ }　|　 /、_ {　|　　　　}.　　 |　｀ /　/　　ﾘ
　 　 　 　 　 |　 :|　ゞ‐-r、_ヽﾊ　　　 }_z-r=ｧ　 ,　 {　　 ﾄ
　　　 　 　 　 ,　.|　 { | ら云ド　ヽ　 /ら云} "　ﾊ、ﾊ　　{
　　　 　 　 　 ヽ ! 、ヾ 弋-ソ　　　｀"弋‐ｿ　/ ｲ　} ヽ　 |ヽ
　　　　 　 　 　 ヾ　ゝ ＼_,,,,,,,,　　,　　,,,,,,,,,,,//}　ノ ヽ ヽ l
　　　　 　 　 　 　 ,　ヽ￣　　　　　　　　　　 人　　　 ヽﾐ　　　　なるほど…！なんだか、そんな気分になってきました！
　　　　　　　 ,.-―', 　 ｉ＼　　　 --　　 　 イ -――--､ヽ、
　　　　 　 　 !＿　 ゝ、ｌ￣￣￢ｰ-＝ニ二-＝＝＝＝ﾐ､
　　 　 　 　 /三三≧=-＿＿　　　　　￣ｰ=三三三三ミ､
　　　　 　 /三三三三三三三≧=-＿_　　　　　　￣ｰ=ミ､
　　　　　/￣ー＝ﾆ三三三三三三三三≧=-＿＿　 　 　 ＼
.　　　／￣￢ 、　 ￣ーﾆ三三三三三三三三三三三三≧=ヽ
　　 /　＿　　＿_ｰ ､　　　　￣ー=三三三三三三三三三三ミﾞ､
　　{／　　　　　　　￣　‐- _　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣ ＿ヽ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 ,. ┐
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼}ヽ/{　 ,' f´}
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／-､r‐｀ |　｀{
　　　　　　　　　　　　　　　r‐-､　　_|　　ｌ-‐ ､
　　　 　 　 　 　 　 　 　 r‐{ヽ／ Ｘ´.}　　|　　 }
　　　　　　　　　　　　　 { {,.'＼　　 ｀ヽ　 | __ノ
　　　　　　 　 　 　 　 　 〉　　 ヽ　　　l　 |´
　　 　 　 　 　 　 　 　 f´　',　 　 ',　 　l　 !
　　　　　　　　　　  ／｀|　　.',　 　 ',　　 !　}
　　　　　　　　　  /　　 |　 　.',　 　 ',　 　_ﾉ
　　　　 　 　 　 ,'　 　 ,ﾊ　 　 ',　　　'　　}
　　　　　　　　  |　　　i::::!　　　　　 　 r‐'
　　　　　　　　  | 　 　 ﾞ '　 　 　 ＿__ﾉヽ
　　　　　　　　 ∧　　　　　≧=ｲ　 　 　 l
　　　　　　　　|　ﾊ　　二彡´ ノ　　　 　 l

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌─────────────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │再び指を鳴らすと、中身の入ったティーカップが2つ出現する │
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └─────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　--------　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 --------
　　　　　　　　　..:　　´　　　　　　　　　　　　 ｀　　 :..　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　´　　　　　　　　　　　　 ｀　　 :..
　　　　　　　〃　　　　　　 .................................　 　 　 　 ﾍ　　　　　　　　　 　 　 　 〃　　　　　　 .................................　 　 　 　 ﾍ
　　　　　 　 ::.　　 .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...　 ノｲ　　　　　　　　　　　　　 ::.　　 .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...　 ノｲ
　 　 　 　 　∨≧ ., :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　,.　≦.／:　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨≧ ., :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　,.　≦.／:
　　　　 ＿ 　 :　｀ ー-　二ニニニニニ二　-一　´. . /　　　　 　 　 　 　 　 ＿ 　 :　｀ ー-　二ニニニニニ二　-一　´. . /
　　　/　r---､｀ヽ　　　 　￣￣￣￣￣　　　　　　　/　｀ヽ　　 　 　 　 　 /　r---､｀ヽ　　　 　￣￣￣￣￣　　　　　　　/　｀ヽ
　 　 i　 i'　´　 ヽ )　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 ＼　　　 　 　 i　 i'　´　 ヽ )　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 　 ＼
　　 入　:.　　　　 ｀.　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 ﾍ　　　　  入　:.　　　　 ｀.　　　　　　　　　　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 ﾍ
　　i.　 ＼ ｀　 ー---､　　　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　 　 　 　 　 :　　　　i.　 ＼ ｀　 ー---､　　　 　 　 　 　 　 　 　 , '　　 　 　 　 　 :
　 ハ　　　｀　 ー---､ヽ　　　　　　　　 　 　 , '　　　　　　　 　 /　　　  ハ　　　｀　 ー---､ヽ　　　　　　　　 　 　 , '　　　　　　　 　 /
　　　＼　　　　　ﾊ　　｀ﾍ.,_　 　 　 　 　 _,.／　　/　 　 　 　.／　　　　 　 ＼　　　　　ﾊ　　｀ﾍ.,_　 　 　 　 　 _,.／　　/　 　 　 　.／
　　.　.　＼　　　　 ＼　　　　　￣￣￣　　　　／ 　 　 　 ／　　　　　　　　　＼　　　　 ＼　　　　　￣￣￣　　　　／ 　 　 　 ／

　　 　 　 　 　 　 　 ┌───────────────────────────┐
　　 　 　 　 　 　 　 │そして入れ替わりに、景色が満点の星空から、元の部屋に戻る　 │
　　 　 　 　 　 　 　 └───────────────────────────┘

　＝==--　　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 じ）|（ J
　 　 　 　 　 ￣　＝==--　＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .//|ﾊﾏ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　--==　￣
　　　　　　　　　　　　　　　￣　＝==--　＿　　　　　　　　　 〈〉〈〉..{｜}　〈〉〈〉　　　　　　　　　　＿　--==　￣
　　　r==-　 ＿　　　　　　　　　　　　　　 ￣　＝==--　＿ 〈〉〈〉〈〉　|　〈〉〈〉〈〉　　 ＿　--==　￣
　　　|8 ＿＿　　￣￣　 =--　＿　　　　　　　　　　　　　　（__ 乂乂.人.ノ ノ___）==　￣　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　|8|| ||　| ￣￣ 　==--　＿＿￣　　＝--- ､　　　　　　　｀￣ ´　　｀￣´　　　　 ___　　---===　　￣￣￣＿＿ 　 !
　　　|8|| ||　| 　　　　　　　　　　　　　￣　=--ｒ 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 i __　　--===　　￣￣　　　　　　|8|
　　　|8|| ||　|　　　　　 　 　 ／　 　 　 　 　 || ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　　　　 ／／　　　　　／...|| ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　　　／／　　　　　／　　.|| ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　 ／／　　　 　 ／　　 　 || ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　 ／　　　　　／　　　　　.|| ! 8|　　　　　　　　　　|　　　　　　　　 ||　　　　　　　　　　　　　　　　　 |8|
　　　|8|| ||　| 　　　　　　　*x　　　 　 　 　 _||_! 8|__　　　　 　 　 　 :|　　　　　　　　 ||＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|8|
　f´￣￣￣｀i!￣　Y}　　　*※* 　　r　''.７ ￣　{{￣ }　　　　　　　　 |　　　　　 　 　 |r--------------------- ｫ | |　　　ノ} ＿
　 i!　　 　 　 i!　　 ,ﾘ　 ＿（＿）＿＿',　 i　　　　}}　 !＿＿＿＿　　 .|　　 　＿＿＿ ||　}￣二二_ﾉ二二二　 ￣| 　 | | |　}ヽ{ ノ ノ
　 .i!　　 　 　 i!　　乂＿_￣.|　|￣　--', .!.ィf==ソ　 i　　　　　　　￣ |￣￣　　 　 　 || 〈 /　　　 j　　　　　 }　　}}　 .| | |　乂}/ _ア
　　i!　　　　　 i!　 　 ｀￣}}　|　|　| }＿ }　{　|　　　　|　　　 ＞-― ==ニ　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ニニ＝--- ┤＞､}/ ＞
　　i!　　　　　 i!　　　　　ﾘ . !　!　! i￣￣ !　|　　　　|　　 /　　｀ ￣￣￣￣!ニニニ＝＝---- r　´ ￣ア´　i　　　　i 　| {_ノ||＜ア
　　i!　　　　　 i!　 　 　 .{{＿|　|__|__＿＿_|　|　　　　{---i　　 ＿＿＿＿＿j_　　　　 j　 　 　 ｜　 ,イi　|　　|　　　　|　.|.　__||__
＿_}-r------r-r----r-!. _j　{､ ｀´　 　 .L.」￣￣ｰ’　　レ'乙ﾉ乙j　i　 }　　}￣￣　 .T ー ､　}　/!　!|　　　ｊ!　＿＿j__.j　{ 　　}
　　｀　　　　　 ｰ’　　　.ｰ’ ￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ ￣`ー''`ー--　 j..＿__ゝ-'　--――　ニ　　　　　　 ー‐.'

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　　　　紅茶は好きかな？少し喉を潤そうか
　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |　　　　　好きな方を選ぶといい
　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜
　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜
　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./
　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ
　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|
　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|
　　　　 　 　 .| }{ﾉ]_「　/　}: : :.|: : : : /: : : : : : : : ／ 　 　 ｛|
　　　　 　 　 l _{{」」_,　{　ﾉハ: : : : :〈: : : : :∧: :/　　 ./　「,ﾊ
　　　　　 　 .l {}（￣` / 　 　,}/⌒Y/＼: :〈　.}/ 　 　∧　}} ∧
　　 　 　 　 l }{,「'｀　/ 　 　 　 　 ,j{. 　 ＼{.　 　 　 /　}　{{_ ∧
　　　　　 　l_／　　 ,　　　／　　　　　　　　 　 　 /　　}　`7_,∧
　　　　 　 .ｌ　　 　 /＼　/　　　　　　　/　 　 　 /　　.人　 `ﾏ{,{,
　　　　　　l　　　 /　　|　　　＼　　　　|　　./　/　 　 　 ‘，　 ﾏﾊ
　　　　 　.l　　　 l　　 .|　　　　 |　　　｜　/　/　　　　　　.〉　　'ﾏ:,
　　　　　 l　　　 l　　　|　　　　 |　　　 |　 l　/　　 　 　 ／　　　／







　　　　　　　　　 　 　 　 ､　　__
　　　　　　　　　　　ｨ　‐､|V´ <
　　　　　　　　　　／__/:＼∧. :.＼
　　　　　　　　／￣. : . : . :⌒ヽ. : .＼
　　　　　　　/. : . : . : . : . : . : . :∨. : .',
.　　　　　　/. : . :,-､. :斗- ､.:|. : .|. : lヽl
.　　　　 　 l. :|. : _l__!.:.:｣_｣i__ :!.:ｌ.:.!. : !　｀
　　　 　 　 ヽi: |.:(●＼|●).:l :l./:!.:/
　　　　 　 　 ヽ. /⌒ヽ、 ''iﾚ!ｲ /ﾚ　　＜ゴクッ
.　　 　 　 　 　 /　__　r∩ﾚ<ﾚ'
.　　 　 　 　 　 ヽ辷）_}　{ス　　　　　　　　あら、ありがとうございます
　　　　　　 ／ ,ｨ′匚}＼ ＼ヽ
　　　　　　｀ｰ/　　　　　　ヽノ
　　　　　　／　　　ヽ　|　 　 ｀ｰ--、
.　　 　 ∠ィ￢'⌒ヽ i　|　　　　 ／}}
　　　　ヽ/　　　　　》　! __＿,ノ}｀く
　　　　　廴.__　 　 《__,＞′ 　 〉'
　　 　 　 　　｀ｰｲ＾Y'⌒i⌒!^ｰ'
　　　　　　　　　 |　|　　|　|
　　　　　　　　　 }ノ　　 し'

::::/::...　　　　　　　　　　　 　　 　　∧　　 ﾄ　　 　　　　　　／　　　　　　　　　ヽ
::/ :::.. ,　　　　　　 　　　 　 　　 　/　ゝ　 |　＼.　　　 　／ 　 　 　 　 　　　 　　 ',
::::::::: /　　　　　　　　　　　 ｲ　　/　 　 ＼!　 　ゝ- ､／ 　　　　　　　　　　 　　　 ',
::::::: ′ /!　　 /　 　 /　　/ |　 ∧　　　　　 ／,. - /　　　　　　　　　　　　　　　　 i
:::::: |　/:::. 　 /　　 / | 　/: │i/　 |!　　　　'　/　ﾚ′ 　　　／　　　／　 ／　　 　 |
:::::: ﾚ′::: 　,′　 .′|　ハ　|/　 　|!　　　│ ﾄ /　/ 　 　 /　 ,.．／ 　,イ　 　　 　 |
::::::::::::::.::　 / 　 　|　 |/ 　 j/ 　 　 |!　　 　| 　 |　ｲ　　 / /／､./　／ ,.′ 　 　　　|
::::::::l:::::::　∧　 　 |　 | 　　 　　　　　　_,．`| ゝ !/ ! 　 / /　 　/／　∨　　　　　　│
:::::::ｲ::::　/　ﾊ.　 ::|　 | _,.,... 　-‐… '" 　 　ゝ 　l　|　/ /　 　イ ヾ, Y′ ,′ ／　 　!
／ :|::　/: / ∧　::|　 |! 　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 |,/!/　　 　 rｨﾌﾍi!　 /,イ　　,　 ,′
　,∧ ノ:V 　 /:＼|　 | 　 　 　　 　 　 　　 　 　　 ′ 　 　 　 ﾚ'　,イ　/　/　 /　/
　　イ ::: ,′′/:ハ　|__ 　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　 　　 　　 i'ｰ|　'　/ ／' , '
　_.ノ :: /　|　 |:::/ 　 |::::ヽ. 　 　 　 　 　 　 　 u.　 　 　　 　　 　|　|/　,／/／
'´::::::::::,′ |　 ﾚ′　ﾉ :::: |　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l　　　 　 ´
:::::::::::/ 　 :ト､　_ ..イ ::::::: `ー…'l, ヘ　 　　 　 　 　 　_　　 ー─'
:::::::: ′ 　ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/._　 ＼　　　　　　　`r`ｰ′　　　　　　　ぷはぁ、いやー……しかし凄いですね
:::::::,′ 　' ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: フ　＼　　　　 / ´
::: / 　　/:::::::::::::::::`　:::::::::::::::::::::::∠　 　 　 ` --- '　　　　　　　　　　　　一瞬で部屋が夜の野外に……そしてまた戻って
::/ 　　/::::::::::::::::::::::::::＼::::::::「 ⌒`…`
:′　 ,′::::::::::::::::::::::::::::::＼: |
　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'　　　　しかし、君も能力を持っているだろう？
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |

.　　　　　　　　　　　　　　 /ﾍ⌒{// ／イ´　　　―-}
　　　　　　　　　　　　 ／７ /ヽｲ/ /´　　　　―＝-ミヽ
. 　　　　　　　　　　　ｲ-‐-＝ミ、( 〉ノ_ｿ∠"勹ミ ＼　ヾ｀ヽヽ、
.　　　　　　　 　 _ , -‐"´ハ　ﾊ　ﾏｨ――-ミ、_、｀ヾ‐-、ゝ＼｀￣
.　　　 _,,. -‐''"´　　　 ／　　　　　　　　　　　 ＼　　　 ＼　　ﾍ
.　　　 ￣￣／　　 ／　　　　　／　l　　ﾍ　　　　＼　　　　＼　ﾍ
　　　　　／　　／　　　　　／/　　l　　　 ﾍ　＼　　　　　　　ヘ　ハ
　 　　／　　 ./　　　　　／　/　　 l　　　　 ﾍ　　＼　ハ　　　ヽヽ　ヽ
.　　 /　　 　/　　　　／　　　　　　l　　　　　ﾍ　　　＼　　ゝ、ﾊ ',　ハ
　　/ 　　　/　　　／　／l　 / 　l　 l　　 l　　　 ＼　　　＼　i 　 ﾊ V}
.　 l　　　/　　 ／　／　 l-/ 　 .|、　　　l ,.ｨ≠=ミi＼　　 ﾍ　ﾏ∧　}　}',
　 l　　 /　　 /　／i　　 l/二二 l　　 　ﾉ"　.frﾊ　 》ﾍ＼　ﾍ　ﾏ∧,ヽ i}
.　 l / ﾒ　 　／　 l　　 ／ fｒﾊ ヾ.l　　/　　 .乂ﾂ　/ / 　|　 i| 　 　 ＼ ＼
.　 /　i　／/ l　　彡ｲ《　 乂ﾂ 　 l: :/　　　　ｰ= ./ / 　i|　 ﾘ　　 　 ハ≧=－
　／ヽ{/l　 l　 i　 弋`　ヾ　_ ノ　.|i/ 　 　 　 '''' /イ} 　 ﾘ　/　 ＼　　　 ＼　　　　え！？
　 　 　 .l　　ﾍ k 　ヽ＼ ＼　,,,,　　 　,　 　 　 　 　 　 ハ/ ／ |i　＼　　 ハ
　　　　 l　　　-ﾍ 　ヽ .}‐一　　　　r 　ァ　　  u　/} //　　 　 i!　　 ハ　　 |　　　いやいやいや……私の能力なんて
　 　 　 l　　　 l lli＼ ヽﾄ､:ヽ　　　　　　　　　　  ｲ| 〉∧　　|　 ﾊ　 　 /}　　i!
　 　 　 l　　　iﾍ　l　　ヽﾘ　 ＞　　　　 ＿_,.ィ --――-､ .l　/　}　 ./ i| 　/　　　神様と比べるのもおこがましくて……
　 　　　l/l　　l　 .／￣￣￣｀￢ｰ-￣＿　　　　＿＿＿_ヽ　　 |　イ　|//
.　　　　　 ヽ　l　 }=‐-＿＿_　　　　　　　￣ｰ=三三三三ﾐ､　 /／　 /
.　　　　　　 ヽl ./三三三三三≧=-＿_　　　　　￣ｰ=三三!
　　 　 　 　　 /-=ﾆ三三三三三三三三≧-＿_　　　　 ￣`＼
.　　　　　　／ｰ-_､　 ￣‐=三三三三三三三三三三三ニ＝-ヽ
.　　　　 ／=‐＿＿＞､_　 　 ￣ｰ＝三三三三三三三三三三ミ､
　　　　 i／￣　　　　　 ￣ｰ- ＿　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣＿_ }






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂　 　 　 　 ここ　　　　　　　　　　　　　　ﾒｱﾘｰ・ｽｰ
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　　　財団で活動するにあたり、【収容体質】と名付けられているその能力
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ　　　　 中々面白いもののようだね
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜

　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿≦―'´＿＿ _二z<＿
　　　 ＞ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　 ＜戈､　Y　 /　　　　　　　　＼
　　　 >{　/ 　 l,　､　,　　,l_ 　 ､　ヽ
　　　|　ゝ{　　 l｀寸寸T ハT7 } ,､ l
　　　∨ヾﾊ ∨ゝ　（●）　（●）|ハ|　　　　　私もいまいち詳しく知らないんですけどね、自分の能力のこと
　　　　　　ヾi∨|　　　　 ,　　 |´
　　　　　　　ヽT､,_　 ―　 _ ノ　　　　　　　　確か、一応は【現実改変能力】にカテゴライズされてて……
　　　　　 　 　 |　lヽ::ニヨ7l
　　　 　 　 　 └l´:::／ヽ |`





　　　　　　　＿,-｀^--y＜＿
　　　　　」＼　_-=--　--　ｚ＜＿
　　　＿＞>　　,-‐ ´￣￣　｀┴＜
　　 「　之′y´　　,.　　,.　　　　　ヽ、.　━┓
　 　 」i　,r'　　/　太太v''〈　､,　ｿ　ヽ　 ┏┛
　　 /､　/ｿ　/ﾘ　（●） 　ﾘ入ｯ　,､ /　　・
.　　　J l | ｲ lﾞi　 　　 　, （●）::/ﾍ/
.　　 　 lﾞi ﾞ!)!|ﾍ. 　 　ヽ 　　 ノ　　　　　　　　　……で、その中でも少し特殊？らしいとかなんとか
　　　／:::::::::::::::::ヽ､__ 　,. ｨく
　　,r'::::::::,'::::::::／　　 l::::::::::::l





　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{　　　　　　　　　　　そうだね、そもそも君の能力は…秘匿というほどでもないが、
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,　　　　　　　　　　まだ研究の余地があることも含め、君自身にも詳細は明かされていない
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　 しかし私は知っている
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　 君の能力は、一般的な現実改変能力からは外れたものだ
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ﾞｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ, ｌ　　　　今回説明を受けたSCP-████ 、超危険でコワー……
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ　（●）　（●）| ハ|
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1 u.　　, 　 　|
　　　　　ﾞｉTィ.,_ ∩　/777ノ　　　　　　 これが収容違反起こしたらって思うと寒気がするなぁ、絶対脱走しないでほしいなぁ……
　　　　　　│「（丶_//// l
　　　　　　└l´::ヽ　 ／ ¨


　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　と、君が思えば、”流れ”が起きる 　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ



　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　/´￣￣￣｀｀ヽ
　　　　　　　　　|＿＿＿＿ﾆﾆﾞi
　　　　　　　　　ｌ___---i―'''''へﾞi　　　　　　　　SCP-████ の収容体制に不備が見つかったぞ！
　　　　　　　　　ﾞi０）ｌ-､ﾍ／　　〉ｌ
　　　　　　　　　 ｌ　　　　　　／/ﾍ　　　　　　　オブジェクトが脱走する前に見つけて幸いだった……
　　　　　　　　　/￣,'ｌｌｌｌｌｌｌ,'　｀　ノソ
　　　　　　_....,,_.. ＞――-､___/ﾉ/｀ﾞﾞﾞ'ヽ
　　　　／　　　 ﾆ　　'　　ﾞi　　　 ﾍ｀'‐､ ＼
　　　 /　 ,--'''´ l　　　　　|　　　　ﾍ广 　 ゝ､　　　　 　　　　　　　　　,‐､
　　　 rメｰ-..__ ,ﾉ　　　　,--―――――────|ｆ |l三三三三三「」∥|≡
　　　 ,'′　　 |　　 _....l''"￣￣￣￣|┗━━━━━广ｴ∩∩∩∩＝コ┘
　　　l心、　 ﾉ　 ｌ´　＿ヽ／￣｀i⊃ ''ｌ　|　＼（ﾍ　　　　（(ﾉ　　　ノ
　　ﾉ 　ri|￣￣￣￣」ｔヽi′　 　|Β │　　｀'''--―'''''''´´￣￣´
　　'、 _厂||　ｌコ[illl田田]ヽ＿＿lΒ 　|
　　 ヾ ﾍ ﾞi＿‐‐‐――┘_| |　| |　　ﾅ






　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　/´￣￣￣｀｀ヽ
　　　　　　　　　|＿＿＿＿ﾆﾆﾞi
　　　　　　　　　ｌ___---i―'''''へﾞi　　　　　　　　　　　　SCP-████ に対して、より有効な収容方法が発見され、確立されたぞ！
　　　　　　　　　ﾞi０）ｌ-､ﾍ／　　〉ｌ
　　　　　　　　　 ｌ　　　　　　／/ﾍ　　　　　　　　　　　これでさらに厳重にオブジェクトの収容が可能となった！
　　　　　　　　　/￣,'ｌｌｌｌｌｌｌ,'　｀　ノソ
　　　　　　_....,,_.. ＞――-､___/ﾉ/｀ﾞﾞﾞ'ヽ
　　　　／　　　 ﾆ　　'　　ﾞi　　　 ﾍ｀'‐､ ＼
　　　 /　 ,--'''´ l　　　　　|　　　　ﾍ广 　 ゝ､　　　　 　　　　　　　　　,‐､
　　　 rメｰ-..__ ,ﾉ　　　　,--―――――────|ｆ |l三三三三三「」∥|≡
　　　 ,'′　　 |　　 _....l''"￣￣￣￣|┗━━━━━广ｴ∩∩∩∩＝コ┘
　　　l心、　 ﾉ　 ｌ´　＿ヽ／￣｀i⊃ ''ｌ　|　＼（ﾍ　　　　（(ﾉ　　　ノ
　　ﾉ 　ri|￣￣￣￣」ｔヽi′　 　|Β │　　｀'''--―'''''''´´￣￣´
　　'、 _厂||　ｌコ[illl田田]ヽ＿＿lΒ 　|
　　 ヾ ﾍ ﾞi＿‐‐‐――┘_| |　| |　　ﾅ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ　　　え！？　SCP-▲▲▲っていうのが収容違反したんですか！？
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ○）　 （○）|ハ|
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　u.　Д　 ノ川　　　　どんなオブジェクトなんですか？　…ふむふむ、凶暴…うわぁ怖いなぁ……。　え、弱点は雨ですか
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ　　　　　　早く再確保されるといいなぁ……



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　と、君が思えば……　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　/´￣￣￣｀｀ヽ
　　　　　　　　　|＿＿＿＿ﾆﾆﾞi
　　　　　　　　　ｌ___---i―'''''へﾞi
　　　　　　　　　ﾞi０）ｌ-､ﾍ／　　〉ｌ　　　　　　　天気予報では晴れだったのに、急にSCP-▲▲▲の移動予測地点に雨が降ったぞ！
　　　　　　　　　 ｌ　　　　　　／/ﾍ
　　　　　　　　　/￣,'ｌｌｌｌｌｌｌ,'　｀　ノソ　　　　　　雨により弱っているオブジェクトを発見！想定より容易に確保できた！
　　　　　　_....,,_.. ＞――-､___/ﾉ/｀ﾞﾞﾞ'ヽ
　　　　／　　　 ﾆ　　'　　ﾞi　　　 ﾍ｀'‐､ ＼
　　　 /　 ,--'''´ l　　　　　|　　　　ﾍ广 　 ゝ､　　　　 　　　　　　　　　,‐､
　　　 rメｰ-..__ ,ﾉ　　　　,--―――――────|ｆ |l三三三三三「」∥|≡
　　　 ,'′　　 |　　 _....l''"￣￣￣￣|┗━━━━━广ｴ∩∩∩∩＝コ┘
　　　l心、　 ﾉ　 ｌ´　＿ヽ／￣｀i⊃ ''ｌ　|　＼（ﾍ　　　　（(ﾉ　　　ノ
　　ﾉ 　ri|￣￣￣￣」ｔヽi′　 　|Β │　　｀'''--―'''''''´´￣￣´
　　'、 _厂||　ｌコ[illl田田]ヽ＿＿lΒ 　|
　　 ヾ ﾍ ﾞi＿‐‐‐――┘_| |　| |　　ﾅ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」　　　　　　　なるほど、重宝されるわけだ
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼　　　　　　　君の能力は財団にとって非常に有用というわけだね
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |








　　　 　　　　　 ､_　 ＿
　　　　　　　ｚ-‐` Y＜_＿
　　　　　 ＿≦ 　／´ 　 　｀ｚー - ．
　　　　　 ＜戈／　 　 　 ／ 　 　 　 ＼
　　　　　　>　/　　　 　 /　　　　　 　 　 、
　　 　 　 从　{　　　　　i!　ﾙi!　　| ; 　|　i!
　　 　 　 }　ト 、　　　.ﾍﾊ! 　ヽ､.,Ｔﾄ､ﾊ! !
　　　　　八!ヽミ　　　!r),ﾘ　 　 （ ●,/ ノ
　　　　　　　 |::ヽ.　ｼ゛｀　　　　　　 {´　　　　　自分で能力を使ってる実感はあまり無いんですよね……
　　　　　　　 |:::::|!:!`ゝ＼___　　 ｀ ノ
　　　　　　　/:::/:/／::::::::ミゞ｀￣　　　　　　　何か不思議な感覚を覚えるわけでもないし、いつの間にか発動されているというか
　　　　　　　｀￣ /::::::::::/´　|:､

　　　　　　　　　　　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　 　 ／ 　／
　　　　　　　　 　 　 　 ＼／ ／>
　　　　　　　　　 　 　 　 　 <／
　　　　　　　　　　　　　 　 ┌─┐
.　　　　　　　 　 　 /ｊヽ　　 └─┘
.　　　　 　 　 　 ／　 ﾉ
　　　　　　　 ／　 ／
　 　 　 　 ／　 ／
　　　　　/　　/　__
　 　 　 /　　/／　 ＼
.　　　 /　 .／　　 ／⌒ヽ　　　　　　　　　　　君の能力によって生まれる”流れ”は漠然としたものではない
.　 　 /　 /　　 ／　　__　 ＼
　 　 {　　 '　／　　／　 ＼,ノ
　　 ∧ 　/　 　 ／　　ﾉ__,. 〉
.　　　∧　　/　　　_／ （__/
.　 　 　 ヽ　　　　　人
　　　　　 ﾊ　　　　 　 }
　　　 　 　 i　　　　　,ﾉ






　　　　　　　＿,-｀^--y＜＿
　　　　　」＼　_-=--　--　ｚ＜＿
　　　＿＞>　　,-‐ ´￣￣　｀┴＜
　　 「　之′y´　　,.　　,.　　　　　ヽ、.　━┓
　 　 」i　,r'　　/　太太v''〈　､,　ｿ　ヽ　 ┏┛
　　 /､　/ｿ　/ﾘ　（●） 　ﾘ入ｯ　,､ /　　・
.　　　J l | ｲ lﾞi　 　　 　, （●）::/ﾍ/
.　　 　 lﾞi ﾞ!)!|ﾍ. 　 　ヽ 　　 ノ　　　　　　　　　　　…？
　　　／:::::::::::::::::ヽ､__ 　,. ｨく
　　,r'::::::::,'::::::::／　　 l::::::::::::l

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　 __ ,..､
　　　　　　　　　　　　 ﾄヾ{､ヽ,
　　　　　　　　　　 　 く辷二}ﾘ
　　　　　 　 ,<)}ヽ､_　/r一'¨’
　　　　　　　　⌒Yﾏ/ｲ７
　　　　　　　 　 「ftr=＝=z-　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 l!{i |.　　.|ヾ}　　　　　　 |　例えば君が「A氏の家の窓際に置かれている花瓶が割れてほしい」と願う　 |
　　　　　　　　 .川 |:.　　|　　　　　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　 　 /ｲﾊ′　.∧
　 　 　 　 　 　 { /::　　　∧
　　　　 　 　 　 /::　　　　 ∧
.　　　 　 　 　 /::　　_ 　 　 ∧
　　　　　　　　|:::.´　　　　　　|
　　　　　　 　 ∨:.　 　 　 　 .:
　　　　　　　　 ∨:.　　　 　 .:′


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'　　　　　　　　一般的な現実改変能力者の場合、
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　　そのまま花瓶に対し力を奮うことが出来る
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_　／: : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 (:::::::::T:::::::::y--- ､＼
　　　　　　　　　　　　_､+''"~: : : : : : : ~"''～､、:::): :＼
　　　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : :.r―‐---.ｒ r‐r‐-,＿_
　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : ゝ--'"¨としししし|￣
　　　 　 　 　 /: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : :',: :├―― ､＼
　　　　　　　 ′: : :＼:/|/!: : : : :ハ:／:;: : :!: : : : !: :.!　　 　 }: : }
　　　　 　 　 |: : : : /|/＼.',: : : :.!／　V ＼|: : : : |: :.}　　　　}: : }
　　　　 　 　 | : : : |γ忝ﾐ‘, : : |,jI斗- ､　 !: : : :.|: :.}　　　　}: ﾊ!
　　　　　　　 ＼ : :|{{ んハ ＼_| んi:ハ 狄|: : : /: :/.　　 　 }/
　　　　　　　　　＼圦乂:ソ　,: 　乂__ソ ′: :／⌒i　 　 　 /　　　　さいきっく・花瓶割り！
　　　　　　　　　　(　　　　＿　 ―┐　 厶ｲ{　_／　　 　 /
　 　 　 　 　 　 　 |＼　　乂＿＿_/　 　|: : 厂　　　　 ／
　 　 　 　 　 　 　 |: :个c｡.,_＿＿_,.､丶´!: :.|､ 　　　／
　　　　　　 「 ) 　 .!ハ|　, ---┤　 　 　.|: : !ﾉ 　 ／
　　　　　,-｜!_　　　　f⌒＼＿＿_,,.､丶从ﾘ ､／
　　　　　＼Уハ 　　 |　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　{　 　 }＼　.!　　　　　　　　　:.　　　　 }
　　　　　 人＿,/ 　 ＼ 　　 ,′　　　　　:. 　 　 ,′
　　　　　　　＼　　　　　 　 ′ 　 　 　 　 　 　 ′
　　　　　　　　 ≧s｡.　　 　 !　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 ≧=‐┤　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　　　 _,,..　-‐　'' "´::＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /≧==≦// /:::::::::::::::::::::::::‘,
　　　　　　　　　　　　　　/////////|｜:::::::::::::::::::::::::: ‘,
　　　　　　　 　 　 　 　 //|////＼/ 〉 ＼::::, -',::::::::::: :: ',
　　　　　　 　 　 　 　 .///|///|///＼‐=≦//∧:::::::::: :: ',
　　　　　　　 　 　 　 〈// ,′/ !/////＼/////∧::::::::::::::',
　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼,′/////∨/／⌒ヽ//∧:::::::::::: ',
　　　　　　　　　　　　　 〈＿＿|＿___〉'　　　　|￣　∨:::::::::: ',
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |―--一''"|　　　 ＼:::::::::乂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::::::| 　 　 　 }:::::::::::::::＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:::::::::::::: :: |　 　 　 .乂::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨:::::::::::::::| 　 　 　 　 ≧=‐-‐=≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,′::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,′::::::::::::::/



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　割りたい、割る。そう思うだけで花瓶は割れる　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　 __ ,..､
　　　　　　　　　　　　 ﾄヾ{､ヽ,
　　　　　　　　　　 　 く辷二}ﾘ
　　　　　 　 ,<)}ヽ､_　/r一'¨’
　　　　　　　　⌒Yﾏ/ｲ７　　　　　　　 　 　 　 　 　 __　　◎　　　ｎ ∩　　__
　　　　　　　 　 「ftr=＝=z-　　　 　　　　　　　　　  | |　ｒ､　　　　Ｕ |｜ └┘/7　　　[][]「l
　　　　　　　 　 l!{i |.　　.|ヾ} i　　　 ;’ 　　　　　　　　 |_|　＼>　　　　くノ　　 ＜ノ　　　　 くノ
　　　　　　　　 .川 |:.　　|　  |　　　'　　　’
　　　　　　 　 /ｲﾊ 丶　　　 |　　/　／
　 　 　 　 　 　 { /::　 ＼、ﾉし;/／
　　　 　 　 　 　 ―－＝　　 　 て＿_＿
.　　　 　 　 　 /::　　_　 ゝ、　　（´￣￣
　　　　　　　　|:::.´　 ／/　Ｙ⌒｀＼
　　　　　　 　 ∨:.　 '　/　　．:
　　　　　　　　 ∨:.　　　 　 .:′

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

.　 　 　 　 　 ｛ /　　　/　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　 ﾉ/　 　 / ／.／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　 　 　 　 ／　　 　 /://　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ　　 　 　 　 :.
.　　　　　／ イ　　 .{/: :/　　　　　　 ／　　　　　　　|　 ｉ 　　　　ｌ |　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
.　　　 ／ ´　 | .}　 . : : ': .　　　　　 /1　 ／',　 　 　 | 　| 　　　　l |　　　  |　だが君の場合、それは出来ない　  |
　　　 　 　 　 |:/　: : : :|:i: .　　/ / /__| ./ 　 l　　 /} ハ 八　}､　 ﾊ|　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　 　 　 　 / /: : : ∧|: : .　{./l:/　 |/‐￣｜　/ j 仁/¨ ∨｜/
.　　　　　 　 / .' :,/.://小:､: . |{ ∧茫歹¨`　|／　ｲ茫歹/丿//
　　　　　　 /　:{〃:///八`＼:{　　 ￣￣　　 　 i　 ￣￣ / //
.　　　　　 厶イ|:{|:////: /ヘ_ﾄ＼　　　　　　　　}　　 　 /イ/
　　　　　 　 　 |:|////: ////j/}:､　　　　　　　　　 u. 　 /　　　　　　そうですね……そういうわかりやすい、”超能力”！って感じの
　　　　　 　 　 ﾚ＼'/､////} }（| :＼　　　　- ―　 　 ／
　　　　　　　　　 　}:＞- '///::ヾ : : `: . 　 　 　 　 ィ、　　　　　　　　ことは一度も出来た試しが無いんですよね
　　　　　　　　　　 /∨/}'//:::::::::＼ ､＿ ＞: -＜:::::::::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 У'／:::::::::::::::::`ー‐:.ヽ//::}::::::::::::::::.
.　　　　　　 　 　 　 /／::::-:::､:::::::::::::::::::::::} }/:::::::::::::::::;:::::
　　　　　　 　 　 　 /:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::| ｌ{::::::::::::::::/:::::|







　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |　　　　　　　　　　　しかし、君の能力を以て花瓶を割ることは可能だ
　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜
　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜　　　　　　　　　　 もし君が「花瓶を割りたい」と願った場合……
　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|　　　　　　＜　まず花瓶とは関係ない所で、"何らかの事象"が起きる　 |
　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ
　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|
　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|
　　　　 　 　 .| }{ﾉ]_「　/　}: : :.|: : : : /: : : : : : : : ／ 　 　 ｛|

　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,.. ．-‐ ヘ
　　　　　　　　　　　_...　-―ｙ´　-=　 ､　　 ＼
　　　　　　　　 , '´　　,　' ‐-　´　　　　　｀"'' ､ヽ､__
　　　　　　　／　　／　　　　　　　　　　　　　　＼ヽヽ
　　　　　 ／　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ!　｀､
　　ー=二,　　 /　　　 　 　 i　　　　　　　　　　　　 丶　　＼
　　　　／　　/　　 　 　 　 ﾊ　　　　 ハ　 ∧　ヽ　 　 l　 iヘゝ
　　　 / ,、　 i　 　 /　斗 /-‐ヽ　　　|　Ｔ/ 卞､　}　　,.}　 ヽ､
　　　〃/　　i　i　 i　 _. |厶≦.　＼　 |　≧zy__ Vヽ　　| 　 〈
　　 　　| 　　|　l、 |　ゝ辺立ﾉ｀　　＼|　込乃ﾘ_7　〕　 |　∧_ゝ
　　　　 |　　 ヽ八 |　 　 　 　 　 　 i 　 　 　 　 　 /　　ii 　 |
　　　　 |　　 （ イ|＼　　　 　 　 　 ﾚ　　 　 　 　/ ∧　|　i| |　　　　　何らかの事象？
　　　　 ﾘi　　　゛､ﾍ　　　　　　　　　　　　　　　/イｿ ﾚ′ハ|
　　　　　/,　　　　丶 　　　　　　- ‐-　　　u. 　 /,.'　　 i |
　　　　 /'　|　i　　 ||＼　　　　　　　　　　　　　/ ||　　 ﾊｊ
　　　　　　 | ﾊ　　|i|　|i＼　　　　　　　　　　／　|!i| 　 i|
　　　　　　 ﾚ　|　.|i!|　|i!| 个　　　　　 　 ィ　|i!|　|i!| 　 ｉ|
　　　　　　　　 }　|i!|　|i!|　|　　｀　 -　´　 |　|i!|　|i!|　i　|
　　　　　　　　/／|i|　|i!|　|,　　　 　 　 　 |　|i!|　|i!| ﾊ　|
　　　　　　　　　　 ヾ/i/ﾍｿ　　　　　　　　ヽ ヾ /i!/　ﾚ′












　　　　　　　:'　　'　　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,　,:　'　　'　　　,:',　　:'　　'　　　,:',:　'　　'
,:　'　　　　　　　　'　　　,:',　　　'　　　,:'　　'　　　,:'　　　,:　'　　'　　　,:',　　:'　　'　　　,:',:　'　　'
　　　,:　'　　　　　　　　'　　　,:',　　　'　　　,:'　　'　　　,:'　　　,:　'　　　,:'　'　　　,:'　　　,:　'　　　　　'　　　,:'
　　　　　　　　　　　　　　 　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,　　　　　　　　　　　　　　'　　　,:'　　　,:　'　　　　　'　　　,:'
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　,:',:　'　　' f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ　　  ,:'　　　　,　　:'
　　　　　　　'　　　,:'　　　,:　'　　'　　　,:',　　 |　例えば、小さな風……　 |'　　'　　　,:'　　　　,　　:'
　　　　　　　　　　'　　　,:'　　　,:　'　　'　　　, 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ　 　 '　　　,:'　　'　　　,:'　　　,:　'　　　,:'
　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,　　　　　　　　　　　　　　,:　'　　　　　　　　'　　　,:',　　　'　　　,:'　　'　　　,:'　　　,:　'　　　,:'
　　　　　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,　 　　　　　　　'　　　,:'　　　,:　'　　　　 　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,
　　'　　　,:',　　　'　　　,:'　　　　　　　　 　　　　　　　'　　　,:'　　　,:　'　　　　　 　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,
　　　　　　'　　　,:',　　　'　　　,:'　　 　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　'　　　,:'　　　,:　'　　'　　　,:',　　　'　　　,:'
　　　　　　　　　┃　　┃┃
　　　　　　　　　┏━━┛　　　　　　　　　┃　　　　┃　　　　 ┃
　　　　　　　　　┃　　　　 　 　 ━┃　 ┏━ ┃　┏━ ┃　┏━ ┃　　┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛
　　　　　　　　　━━━┛　 　━━┛　　　 ┃　　　　.┃　　　 　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,'　　　,:'　　　,:　'　　'　　　,:',　　　'　　　,:'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　'　　　,:',　　　'　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　'　　　,:',　　　'　　,:',:　'　　'　　　,:'　　　　,　 　　　　　　　'　　　,:'　　　,:　'

f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|　例えば、どこかの誰かが投げた、本来ならばゴミ箱に入るはずだった、ゴミ箱に弾かれた空き缶……　 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /ニｰ-.､　　　　　　　 ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /二:二:｀ヽ＼　　　　　　 |　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /:.:.:☆..::｀.ヽ::ｼ　　　　　　 |　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /:☆.:.:.:.十.:.:./
￣￣￣｀ヽ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.　'^￣￣￣　　　/E N E G Y./
　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　 　 　 ／　　　 　 　 　 　 /:￣:￣.☆￣/
　　　 　 　 　 ＼　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　  {:.:.☆:.:.:.:.:.:.:./
　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　／　　　　　　　　 |　　|　 ＼:.:.☆.:.:.:/
　　　　　　　　　　　 ､人_,　　 ／　　 　 　 　 　 　 |　　|　　　  ￣￣
　　　　　　　　　　  ｀):.　 て ---------　 　 _　　  ＼　＼
　　　　　　 　 　 , :　 ´Ｙ＾｀;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ : 、　 ＼　＼
　　　　　　　　　 {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
　　　　　　　　　 ト:､＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__,ｲ_
　　　　　　 　 　 |::::|::::::￣丁::::￢:::::::─t─::爪::/:∧
　　　　　　　　　 |::::|:::::::::::::|::::::::::|:::::::::::::|:::::::::| /:/:::: ',
　　　　　　　　　  |::::|:::::::::::::| ::::::::|::::::::::: | ::::::::/:/:::::::::: ,
　　　　　　　　　  |::::|:::::::::::::| :::::: | ::::::::: |:::::::::|::|::┌ ､:::i
　　 　 　 　 　 　 |::::|:::::::::::::|:::::::::|::::::::::::|:::::::::|::l::::ヽ. l::::!
　　　　　 　 　 　 |::::|:::::::::::::| :::::::|:::::::::: |:::::::::|::l:::::: } l:::|
　　　　　　　　 　 |::::|:::::::::::::| ::::: | :::::::: |:::::::::|::|::::::ﾉ l:::|
　　　　　　　　　　|::::|:::::::::::::|::::::::|:::::::::::|:::::::: l:::!:::Lノ:::l
　　　　　　　　　　 |::::|:::::::::::::| ::::::|::::::: ::| :::::: |', ', ::::::::/
　 　 　 　 　 　 　 |::::|:::::::::::::| :::: | ::::::: | :::::: !::', ', ::::/
　　　　 　 　 　 　 |::::|:::::::::::::|:::::::|::::::::::|::::::: i::::ﾍ_',:/
　　　　　　　 　 　 ｀ ＜::::::::::|::::: |:::::::: |:::::::＞ ´∨
　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣

f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|　例えば、どこかの誰かが、いつもより少し歯磨き粉を多めに出してしまう……　 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　 ／ 　　　　　　　／
　　 　 ／ 　　　　　　　／
　　　　＼ 　　　　　 ／
　　　 ／　　　　　／
　　 ノ＼／ ＼／
　　(　ノ
　∥∥∥∥∥∥
　ШШШШШШ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
（＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿）









　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 |　例えば、ある地点で鳥が一枚、羽を落とす……　 |
　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ


　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 r― ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヾ ヽ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ　}　l
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 / /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ミ　 / 彡
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヾ､/ 彡
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /ﾞ´

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　　　”きっかけ”は何でも有り得る
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛　　　　　　小さなきっかけだ
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {　　　　　　本来ならそれは起こらなかったきっかけだが、
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/　　　　　　 その”きっかけ”こそ、ができない子、
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､　　　　　　　君の現実改変能力で生み出されたものなんだよ
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |




　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ∧＼| ｀ｰ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／'　/:.∧　!|　　　　`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　＿彡/∠.-==≧ﾊ　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾁ＿　＿　　　　 |ﾊ　　　　　ﾞ､
　　　　　　　　　　 ／´￣　　　　　ﾞ　．　 |! ヽ.　　　　 |
　　　　　　　 　 ／ ,　　/　　　＼　　　ヽ　　 |ﾊ 　　　 !
　　　　　　　　/　 /　　|　　|　 　 ヽ　　　ﾞ．　 ∧　　　|
　　　　　　　 ｲ 　.' ＿_ﾘ 　 | ﾞ． 　 l　　　｜　' ,∧　　 !
　 　 　 　 ／.'｜ |　,ヘﾊ　ハT＼ ┼　　　! / /ﾊ从　 |
　　　　　　　|　|　| 升ｫｧ|/　冰二ト|　 　 ∠、 .ｲ.|∧　{
　　　　　　　ヽ.|　ト| !`"/　 ´乏うﾇ>'　 ｲ,ﾍ }ィ´!.|　| | |　　　　　きっかけを、生み出す……？
　　　　　　　　ヽ. |ヽ|l　ヽ　　　／´/／う-',ｲ!|　| !　!ﾊ !
　　　　　　 　 　 ＼　ヽ　r_､　u.　´ ...-riﾁ　l|.!_ﾉ |　|' |.|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼__.....-＜　 |-r_／|.|_／l|/　!'
　　　　　　　　　　　　　　ゝY´Y´Y´/Y7ﾘ　,' |　／　/
　　　　　　　　　_＿＿＿_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{､＿レ_
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　 　 　 　 |::::::/:::::::::::／＼::::::::::::::::::ヽ:,':::::::::::::::{
　　　　　 　 }:::/::::::::／──.＼:::::::::::::::::l:::::::::::::::::|
　　　　　 　,':/:::::／..{＞＜}........＼::::::::::::l::::::::::::::::{
　 　 　 　 /::':::;ｲ.............'...................｀ヽ:::::::|::::::::::::::ﾊ

　　　　　　　　　　l┗: : : : : : : : : : : : : : :.__}__: : : : : : : : : : : : : :┛l
　　 　 　 　 　 　 l: : ┗ : : : : : : : : : : ／-‐-‐＼: : : : : : : : : ┛: : l
　　　　　　　　　 l: : : : ┗　: : : : : :／::.　　　　 .::＼: : : : 　┛ : : : l
　　　 　 　 　 　 l: : : :l: : : ┗　:.／::.　　　　　　　..:::＼　┛: : : :l : :l
　　　　　　　　　l: : : :l: : : : : : ┗::.　　　　　　　 　　..::┛:/:/: : : l : l
　 　 　 　 　 　 l: r=ﾐl: : : : :./　　 ┗　━　━　━　┛　∨ /: : :l=ｫ　　　　　　　 君の現実改変能力の強さ自体は、そこまで強くない
　　　　　　　　 l:八　l: : : : /--‐='' ^`ヽ 　 ｀¨´￣￣三ﾆ ｧ: /: : :l. |
　　　 　 　 　 .l:./∧.l: : : :.`r气__ﾅミ　　＼　　 彡气__,ﾉﾉ ∨: : : :l/ｌ　　　　　　　むしろ、一般的な現実改変能力者を下回るほどだ
　　　　　　　 /: :/: :.l: : : : l ≧=-　--　/:.:|　　　-‐=≦　　 l.: : : : l: l
　　　 　 　 ./: : : : : l: : : : l:.:.:.:.:.:/　　 /:.:.:.|　　　　　　 　 　 l　: : : l: l　　　　　　　その上、目的に対し直接 力を使うこともできない
　　　 　 .／: : : : : :.l: : : :∧:.:.: 〈　　 / :.:.: |　　　　　　　　　 l: : : : :l: :l
　　　 　 乂: : : : : : l: : :./:.∧:.:.:.:＼,/:.:.:.:.: |　　　　　　　　 　l: : : : :.ｌ :l







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿z‐ ､　 ,ｲ ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ヽ ＿_≧: . : ∨:ﾚ': . :＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧: . : . : . : . : . : .￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜:ノ＿: . : ヽ: . : . : . : . ＜ヽ　 ｨ
　　　　　　　　　　　　　　 ＿ . . .＜:￣: .＜: . ミﾏﾐ⌒}: . : . : . : .￣: /
　　　　　　　　　　　　　　 >: , : . : . : . ｨ. : . : ヽ／ ∨:!: . : . : . : .＜
　　　　　　　　　　　　　∠: . : . ｲ: . :/_|: |: . : . :∨: .}!:|: .ｨ: . : . : . : |
　　　　　　　　　　　　　　ﾌ: . /｀!: ノ-. !:.|: .|: .|: .|: / |;|/:.ﾚ1: . : .≦
　　　　　　　　　　　　　　7ﾊ佗!　　它!>!: .!: ,: /:/: ,'!;!: . : ﾚ: . : く
　　　　　　　　　　　　　　　 /'　　　　　　Ⅵｲノく: ./!|;|: . : . : .r＜_,ノ
　　　　　　　　 　 　 　 　　 '.　 _　　　u.　　 _ ノイｌ;J;|: . : ｲ: .|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　ヽ.　　　　　　ｲＺll;;| !;!ｰ': . :/ |:.人
　　　　　　　　　　　　　　　　　` ‐　Z_ ｨv:V:.:{L;!.|;|Vﾘ∨　　　　　　私の能力ってそこまでのものでも無いんですね………
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉､ :. :. ／＼.L!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:.ヽﾆ彡:. :. :. ＼　　　　　　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ　 　 　 　 　 　 　 |　まぁ、聞いてくれ。まだ途中だ　　|
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　|:. :,:. ∧:. :. :. :.ヽ{:. :. :. '.,　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　 　 　 　　　　　|:.V:./=ﾍ:. :. :. :. :', :. :. : :|
　　　　　　　 　 　 　　　　　　　|:.,:/ ∞ ヽ:. :. :. : .;:. :. :.::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:.{!　　ヽ　＼:. :. ::|:. :. :.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |:. ヽ　　　　　ヽ:._:|:. :. : |

　　　　　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 　 |　君が能力で起こした、小さなきっかけは……"連鎖"を起こす  |
　　　　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 r― ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ヾ ヽ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　}　l　　　　　　　 　 ／ 　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 / /　　　　　　　  ／ 　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ミ　 / 彡　　　　　　　 ＼ 　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ､/ 彡　　　　　　 　 ／　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /ﾞ´　　　　　　　　 ノ＼／ ＼／
　　　　 　 　 　 　 /ニｰ-.､　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (　ノ
　　 　 　 　 　 　 /二:二:｀ヽ＼　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∥∥∥∥∥∥
　　　　　　　　　 /:.:.:☆..::｀.ヽ::ｼ　　　　　　　　　　　　　　　　ШШШШШШ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　　　　　　　　　　　　　　 　 （＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿）
　　　　　　　  /:☆.:.:.:.十.:.:./
　　　　　 　 /E N E G Y./
　　　　　　 /:￣:￣.☆￣/
　　　　 　 {:.:.☆:.:.:.:.:.:.:./
　　　 　 　 ＼:.:.☆.:.:.:/
　　　　　　　　 ￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、　　　　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼　　　　　  　　 |　では”羽”と仮定しよう  |
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{　　　　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉　　　　 君の能力によって”必然的”に落ちた羽は、
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐　　　  ”偶然”落ちた先にいた誰かの鼻をくすぐり くしゃみを引き起こす
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」　　　　　 近くにいた猫はくしゃみに驚き跳ね上がる
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼　　　　　 跳ね上がった猫に気を取られ、犬の散歩中だった飼い主はリードをうっかり離す
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼　　犬は勢いよく走りだす
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼　　　　 その先には犬が大の苦手な人間がいて、走ってきた犬に酷く驚く
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |








　　　　　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 　 |　そして恐怖に駆られた犬嫌いは、近づけさせないために思わず近くにあった石を犬に向かって投げる　 |
　　　　　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　,.．‐､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __,.．-''" ,.　 ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ , -‐' ）゛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 , ' ／　, イﾞ｀￣￣￣ﾉ　  ￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣―　＝＝　￣￣￣ 　――＿―　　　 　 ／ レ:ﾍ
　　　　　　＿＿＿＿＿　‐―イ　　　/　≦ﾆ￣￣　　　　  ＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿　　　――――　　　　＝＝　￣￣￣　　　　 / ／::::::ｌﾉ
　　　　　　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i 　u.　i　　r‐､ ｀ 　.,　　　 ￣￣―‐――　＿＿＿￣￣―――　　＿＿＿　＝―　　￣￣＿　　　　　 ｰ'──'
　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',_　 -゛u.　｀ヽ､｀ -‐'
　 　 　 　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､　　　／｀ヽ_ゝ
　　　　 　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾘ　￣
　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::_　-‐　゛

　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　……そして、恐怖で焦って投げられた石は目標を外れ、近くのA氏の家の窓を破り……  |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　 　 　 　 　 　 　 　 __ ,..､
　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄヾ{､ヽ,
　　　　　　　　　　　　 く辷二}ﾘ
　　　　　　　 ,<)}ヽ､_　/r一'¨’
　　　　　　　　 ⌒Yﾏ/ｲ７　　　　　　　 　 　 　 　 　 __　　◎　　　ｎ ∩　　__
　　　　　　　　　 「ftr=＝=z-　　　 　　　　　　　　　  | |　ｒ､　　　　Ｕ |｜ └┘/7　　　[][]「l
　　　　　　　　　 l!{i |.　　.|ヾ} i　　　 ;’ 　　　　　　　　 |_|　＼>　　　　くノ　　 ＜ノ　　　　 くノ
　　　　　　　 　 川 |:.　　|　  |　　　'　　　’
　　　　　　　　 /ｲﾊ 丶　　　 |　　/　／
　　　　　　　 　 { /::　 ＼、ﾉし;/／
　　　　　　　　　 ―－＝　　 　 て＿_＿
　　 　 　 　 　 /::　　_　 ゝ、　　（´￣￣
　　　　　　　　 |:::.´　 ／/　Ｙ⌒｀＼
　　　　　　　　 ∨:.　 '　/　　．:
　　　　　　　　  ∨:.　　　 　 .:′




.

　　　 　 　 ./: : : : : l: : : : l:.:.:.:.:.:/　　 /:.:.:.|　　　　　　 　 　 l　: : : l: l
　　　 　 .／: : : : : :.l: : : :∧:.:.: 〈　　 / :.:.: |　　　　　　　　　 l: : : : :l: :l
　　　 　 乂: : : : : : l: : :./:.∧:.:.:.:＼,/:.:.:.:.: |　　　　　　　　 　l: : : : :.ｌ :l
　　 　 　 　 ｀Y: : : : : :. :./: :ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､_|___,　　　　　　　/l: : : : : : ﾉ 　　　　　……これで、無事花瓶を割る事が出来たというわけだ
　　　 　 　 　 }: : : : : : :/: : : :.,＼,,:.,,､'':.:'':.:'':.:'':.:'':.:''_, ,, , ／:/ : : : : :｛,
　　　　　　 ／: :./: : : /: : : : ∧:. ＼,, ￣ 二二,￣ ,,, ／｝:./: : : /: : :｛,
　　　 　 ／: :.／: :. :./: : : : /: ∧:.:.:.:＼,,:.:,,:.:,,｛ ,, ,,／://:./: : : /: : : :.｛,　　　　　　恐らくは、”偶然の連鎖”に関しては、
.　　　／: :.／: : : : :/: : : : /: :/: :ｌ:.:.:.:.:.:.` =‐-‐= ´__//: : : : : ｛: : : : : :｛,
　 　/: :.／ : : : : : /: : : : : : :/ : :ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／ ./: : : : : : : : :＼: : : :.｛　　　　　現実改変能力とは違う独立した別種の力なんじゃないかな
　　｛: :/: : : : : : :./: : : : : : : : : : l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /　　{: : : : : : : : : : : :＼: : ｛
　　 ∨: : : : : : : :{: : : : : : : : : :./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　 乂: : : : : : : : : : : :ﾉ: : :＼







　　　　　　　　　/　　 /　　/
　　　　　　　　./　.／/ 　 /　　　　　　　　 　 　　.仆
　　　　　　　 / ／　,′　 }　　　　　　　　　＼　 /｜
　　　　　　 ｰ ´　　｜　 /|　　　　　　.ﾊ　ﾙi　Χ　｜
　　　　　　　　　　 .,!　 / |.　　　　 　 l　V 　V　 ＼｜
　　　　　　　　　　ﾉ.!　ﾊ l　　　　　　 | xぁ壬ミヽ　 X　　　　 　　　}
　　　　　　　-=´__　!´　ハ. 　　　　　ド;Vｲ￣｀ヾヽ.　｀ 、 ,　　　　.ﾊ
　　　　　　　　／./三三;|. ｀　　　　　.| V ﾊﾟCxz::ヾ＼　y'!　　　 ./{ .X´
　　　　　　 ／　/三三=;|　　　　　 　 |　 か::ゞﾂ::::::バ　　i!,从　/　 ￣ヽ、
　　　　　　{　 ./三三三;|.　　　　 1､　!　 ゞ.＿_＞'　　　　´　 .)　　　　 ,,x示
　　　　　 r|　/三三三=∧　　　　 |.!ヽ|　　ー-‐　　　　　　　　　　　　　 ,か
　　　　 /=|/三三三三三ﾍ　　　　|.l.　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　L_x　　　　　　　…………
　　　／三}三三三三三=| ﾊ　　　 |::'.　　u.　　　　　　　　　　　　　　 　 た_
　 ／三三|三三三三三=.＼}从　　|:::丶　　　　　　　　　　 ,　　　　 　　.ゞ≠
／三三三＼三三三三三三＼:.).从::::::::＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　今のは例えだが、君の能力とそれによってつくられる流れはこういったものだ
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　 ルーブ・ゴールドバーグも誇らしいことだろうね
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　【収容体質】と名付けられているが、君の能力の本質はこうだ
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |






　　　　 　 、
　　　≦｀ヾＹ´-＝＝＝- .
　＜　ヾ〃,　　　　　　　 　 ＼
　　_> ｿｨ'　 !　､　,　 　 ,!　　、ヽ
　＜戈Y 　 |　 ,寸寸T ﾊT7 } ,　!
　　ﾉヾ!　　 ヽ! ゝ( ●)　(●)|ハ|
　´⌒八ｿ　　(lv!　　 　 ＾ 　 |
　　　　|::ヽ. ｼ゛　u.　　￣　 ,　　　　　……なんというか
　　　　|::::|!ヾx　 ､　　 　 イ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 f´￣￣￣｀ヽ
　　　　|::::|!::|　`/⌒ヽ_〔　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　うん？　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿ノ

　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ﾞｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ, ｌ　　　別に私は、自分の能力を何よりも凄い！とか、自分に対し万能感を持っているとか、
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ　（●）　（●）| ハ|
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　u.　 , 　 　|　　　　　　そういうことは決して無かったんですけど……
　　　　　ﾞｉTィ.,_ ∩　/777ノ
　　　　　　│「（丶_//// l
　　　　　　└l´::ヽ　 ／ ¨






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾄ､／ 　 ノ{
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 （ _　-‐┴- ¨⌒¨ﾆ=一
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞-‐===＝ﾏ ヽ二 ＿ノ
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ 　/ 　 　 ｀ヽ ∨}　｀ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　　′ l /l{ 　 　 、　 　 ヾＹ 　＼
　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　l　l＿{_　 l_　!　 l　∨i:} |　 | ）
　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　l　l| 八 　|｀Τ刈 　} l:| |∧|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 |＼ 代弌＼|ィ斥ト}　八 丿]:ﾘ
　　　　　　　　　　　　　 丿　八 ¨¨'　　｀¨¨ノｲﾌ|:|ﾙノ ′ 　　　　そうやって詳しく聞くと……ちょっとショボく感じますね
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼ 丶　u.. イ:|ノ|:|/{（
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀T::::: {　 |:｣　|｣ ′＼　　　　　要はピタゴラ装置をスタートさせるだけの能力なんですよね
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ノ-:::::へ..＿
　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 |::::::／＼::::::::::､ ::::: |
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |／¨∞¨ ヽ::::: ｉ::::::::|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |{　　　　　　＼|::::::::|
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:}　　 　 　 　 ,'|:::::: |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 l::|　　　　　　 { |:::::: |
　　　　　　　　　　　　 　 　/:::l　 　 　 　 八|:::::: |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{　　　　　　　 わかっていないようだね
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　えっ？　 |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿ノ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」　　　　　　 　 君の能力は一般的な現実改変能力と比べ、様々な利点がある
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　　　　　まず、"花瓶を割る"という目標を達成できるなら、
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ　　　　　　 一般的な現実改変能力でも、君の能力でもそこに差は無いだろう？
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ　　　　　　どういう手段であれ、結果、花瓶を割ればいいわけだからね
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /　　　　　　それに、現実改変能力は明確に花瓶を割るという意思で、目標を定め、
　　　　　　　　　,　 j/　/　　　　　　　／ :.:.:.: ＼｛　l
　　　　　　　　　}　 　./　　 　 ＼　 /　イ:.:.:.:.ﾄ : |　|　　　　　　　能力を使用する
　　　　 　 　 　 ,　／/　　　 　 .| ＼　　.l:.:. ｌ:.:.:.: |　|
　　 　 　 　 　 ﾉ＼　{.　　 　 　 |　　　 　 ::..ｌ〉:.:.:.|　|
　　　　　　　　|{{ {ﾉ　|　　　 　 /　　 　 　 ::.|:.:.:.:.:l　|
　　　　　　 　 |} .{ 　 |　　 　.,:'′＼　　　　 :.:.:.:.: l.｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━ |　だが君にはそれは必要無い　 | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ∨、ﾉ}　,
　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿人　} ／ Y　￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　＞　- ― ー ― -ミ 　 ⌒¨ﾆ=一
　　　　　　　　　　　　　 ／ /.　　　　　　　　　　＼. 　ヾ_　　　　　　　　　　  ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : .
　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　,　　l　　　　 ＼　　ヽ　　二 ＿ノ　　 　 　 : :A氏の家の窓際にある花瓶、割れてくれないかなぁ……: : .
　　　　　　　　　　　　/　　　　/　ヽ}!　、　 　 　＼　 ヽ　｀ヽ　　　　　　　　: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : :
　　　　　　　　　　　　　,′　/｀^~`八　{＼ 　　　　＼. }　　　＼
　　　　　 　 　 　 　 ｉ: /　　r笊ﾃ斥 　ヾ:,　ヽ 　　 　　ヽ 　　ｉ⌒｀
　　　　　 　 　 　 　 |/　　　{　うrり　　　}ﾊ^~`ト､, 　.ﾄ､j　 乂
　　 　 　 　 　 　 　 ﾊ　　　ﾊ　　　　　　　r笊斥ﾘ　 ,'　　 〈¨⌒
　　　　 　 　 　 　 /　',　 　{ j　 　 　 ′ 　 うrり　ﾊ{　} 　 )
　　　 　 　 　 　 　 　 i}　 圦　 　 　r_､　　　　,レ/ /　(　　(
　　　 　 　 　 　 　 　 iﾊr'ﾍi,ﾄ､　　　　　　　 彡　/　/　 /⌒ヽ
　　　　　　　　　　 　 　　＿ﾘ ﾄ`　 ＿ ,.｡o个､ﾙ'}　/　ﾘ´
　　　　　　　　 .／￣￣´ー-ニヾ::::::::::::::{==ー―t'-､/
　　　　　　 　　,!=‐-＿＿　　　　　￣ー=ﾆニニニ三ﾞ、
　　　 　 　 　 /三三三三　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 　 /￣ー=三三　 |　そう君がそれを願うだけで、後は君の思考に頼ることなく、能力によってきっかけと偶然の連鎖が起こされる　 |
.　　　 　 ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　 　{ ／´￣　―‐-　＿　　￣￣ー＝＝＝＝＝＝＝‐ ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
━━━━━━━━━━━━━ |　君自身の、目標に関しての知識も関わってくるが、能力がある程度サポートしてくれる　  |　 ━━━━
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ



　　 　 　 　 　 　 　 　 __ ,..､
　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄヾ{､ヽ,　　　　　　　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 く辷二}ﾘ　　　 　 　 　 　 　 　 |　これが君の能力の強みの一つだ　 |
　　　　　　　 ,<)}ヽ､_　/r一'¨’　　　　　　　　　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　 ⌒Yﾏ/ｲ７
　　　　　　　　　 「ftr=＝=z-
　　　　　　　　　 l!{i |.　　.|ヾ} i　　　 ;’
　　　　　　　 　 川 |:.　　|　  |　　　'　　　’
　　　　　　　　 /ｲﾊ 丶　　　 |　　/　／
　　　　　　　 　 { /::　 ＼、ﾉし;/／　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　 ―－＝　　 　 て＿_＿　　　 |　自動的に、目標達成へと能力が使用され、偶然が勝手に起きてくれる  |
　　 　 　 　 　 /::　　_　 ゝ、　　（´￣￣　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　 |:::.´　 ／/　Ｙ⌒｀＼
　　　　　　　　 ∨:.　 '　/　　．:
　　　　　　　　  ∨:.　　　 　 .:′

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐　　　次に、”距離”だ
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ∧＼| ｀ｰ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／'　/:.∧　!|　　　　`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　＿彡/∠.-==≧ﾊ　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾁ＿　＿　　　　 |ﾊ　　　　　ﾞ､
　　　　　　　　　　 ／´￣　　　　　ﾞ　．　 |! ヽ.　　　　 |
　　　　　　　 　 ／ ,　　/　　　＼　　　ヽ　　 |ﾊ 　　　 !
　　　　　　　　/　 /　　|　　|　 　 ヽ　　　ﾞ．　 ∧　　　|
　　　　　　　 ｲ 　.' ＿_ﾘ 　 | ﾞ． 　 l　　　｜　' ,∧　　 !
　 　 　 　 ／.'｜ |　,ヘﾊ　ハT＼ ┼　　　! / /ﾊ从　 |
　　　　　　　|　|　| 升ｫｧ|/　冰二ト|　 　 ∠、 .ｲ.|∧　{
　　　　　　　ヽ.|　ト| !`"/　 ´乏うﾇ>'　 ｲ,ﾍ }ィ´!.|　| | |
　　　　　　　　ヽ. |ヽ|l　ヽ　　　／´/／う-',ｲ!|　| !　!ﾊ !
　　　　　　 　 　 ＼　ヽ　r_､　　　´ ...-riﾁ　l|.!_ﾉ |　|' |.|　　　　距離？
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼__.....-＜　 |-r_／|.|_／l|/　!'
　　　　　　　　　　　　　　ゝY´Y´Y´/Y7ﾘ　,' |　／　/
　　　　　　　　　_＿＿＿_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{､＿レ_
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　 　 　 　 |::::::/:::::::::::／＼::::::::::::::::::ヽ:,':::::::::::::::{
　　　　　 　 }:::/::::::::／──.＼:::::::::::::::::l:::::::::::::::::|
　　　　　 　,':/:::::／..{＞＜}........＼::::::::::::l::::::::::::::::{
　 　 　 　 /::':::;ｲ.............'...................｀ヽ:::::::|::::::::::::::ﾊ

　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 　 |　現実改変能力には一般的に距離の制限がある　 |
　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　周囲に力を奮うに留まり、目が届かないほど離れた場所に対し現実改変は起こせない　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
//, ----､　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　花瓶を割りたいのであれば、花瓶の近くにいる必要がある　　|
／: :_:r＾＾＾ヽ___　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
: : :(_ふふふゆ)
,.　´: : : : : : : ~"''*､　 　 　　　　　　　 こんにちは！
:／: : : : ;,!: : : : :!: : :＼
: : : :/.:/｜: : : :ハ: : : :.:.　　　　　　　　すみませんが御宅にある花瓶を割りたいのでお邪魔しますね！
: :／⌒ ､|: : ／　 Ⅵ: : :‘,
:γんﾊ　|／　二ヽ | : : : |
杙 Vソ　　　.んﾊ 狄: : : :!
| ::::　　　　　 Vソ ﾉ: : :／
|　　┌―　、 :::　厶イ/
|＼　乂:::::ノ　　 ﾉ: : ,//
TT≧=‐r-‐=≦/: :.,′//.　　＿＿＿＿＿
.| |ヽ 　ハ!　ﾊ.厶イ⌒i/. 　 〈＿＿＿＿ 　 〉
＼　μ　,}ﾚ'　}　　|_ /. 　 　 - ､　　　／　 ′
//`ｰ一'　　 ', 　,へ 〉　　　 ＼ ＼／　／
..　　::　　　　ﾉ 〈ヽ　}//　 　 　 >　　 <
　　　　　 ／　/￣ /.　　　　／ ／＼　＼
// 　　　 ハ　 　 //　　 　 ー ' 　 　 `ー '
//　　　/　 ',,__／
＿＿＿_〉　//　 　 /.　　 　 　 　 　 0 0 /7
::|:::|::::|::::| // 　　 //　　　　　　　　　　 <ノ








　　　　　　　　　　　　　　　　　, -――- ､
　　　　　　　　　　　　　　　 ／三三三三=ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /三三三三三三ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 l三  ┌──┐  三}
　　　　　　　　　　　　　　 l三  │A氏  │　 /
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ=  └──┘ {
　　　　　　　　　　　　　　　∨ﾆ三三三三/
　　　　　　　　　　　　　　__/三三 三三／　　　　　　　　　　帰れ
　　　　　　　_, 　-　 '" ´三三三三三 ヽ､_
　　　　 ／三三三三三三三三三三三三三三ヽ､
　　　／三三三三三三三三三三三三三三三三ヽ
　 ／三三三三三三三三三三三三三三三三三三＼
／三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三＼
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三＼
三三三三,三三三三三三三三三三三三三三三三三三三＼
三三 ／　ヽ三三三三三三三三三三三三三三三!､三三三三ヽ
三／　　 　 ヽ三三三三三三三三三三三三三三|　｀ヽ､三三三 ＼

　 　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　しかし、君は違う |
━━━━━━━━━乂＿＿＿＿＿＿＿ノ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　目が届かなかろうと、君の能力は距離に縛られない　  |　　　　　  __ ,..､
　　　　　　　,_　 　＿　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ　　　　　  ﾄヾ{､ヽ,
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　 　 　 　 　 く辷二}ﾘ
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　,<)}ヽ､_　/r一'¨’
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 　 ⌒Yﾏ/ｲ７
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　 「ftr=＝=z-
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 　 　 l!{i |.　　.|ヾ} i　　　 ;’
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 川 |:.　　|　  |　　　'　　　’
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●）　 （●）|ハ|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　  /ｲﾊ 丶　　　 |　　/　／
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　　　 -　 .ノ川　　＜花瓶割れないかなー　　　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 { /::　 ＼、ﾉし;/／
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 ―－＝　　 　 て＿_＿
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 /::　　_　 ゝ、　　（´￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::.´　 ／/　Ｙ⌒｀＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨:.　 '　/　　．:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:.　　　 　 .:′

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





.

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　さらに、だ
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛　　　　スクラン……いや、君はまだ知らないか
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |








　　　　　　　＿,-｀^--y＜＿
　　　　　」＼　_-=--　--　ｚ＜＿
　　　＿＞>　　,-‐ ´￣￣　｀┴＜
　　 「　之′y´　　,.　　,.　　　　　ヽ、.　━┓
　 　 」i　,r'　　/　太太v''〈　､,　ｿ　ヽ　 ┏┛
　　 /､　/ｿ　/ﾘ　（●） 　ﾘ入ｯ　,､ /　　・
.　　　J l | ｲ lﾞi　 　　 　, （●）::/ﾍ/
.　　 　 lﾞi ﾞ!)!|ﾍ. 　 　ヽ 　　 ノ　　　　　　　　　　なんです？
　　　／:::::::::::::::::ヽ､__ 　,. ｨく
　　,r'::::::::,'::::::::／　　 l::::::::::::l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐　　　　　簡単に言って「現実改変能力を阻止できる装置」があるとしよう
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」　　　　　　　それにより、仮定は省くが、現実改変能力者は現実改変を起こせない
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼　　　　　　　
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼　　　　能力を使っても、装置の範囲内であれば”現実は揺らがない”
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |







　　　　　|.:.:.:.:|.:.:.:ｌ.:.:.:.:.:.:.:/　|.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‘，
　　　　　|.:i{.:.:ｌ.:.:.|.:.:.:.:.:.:/　 |.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　∨.:.:.:.f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　∨{.:.|.:.:.|.:.:.:.:.:.l　＿L:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|＿　∨.:.:. |　一般的な並の能力者は、装置の範囲外で能力を使うしかないわけだ　  |
　　　　　 Ⅶ.:.|.:.:.|.:.:.:.:.:|￣　|.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::..|　￣　＼.: 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　 　 j!.:.:∨.:.、:.:.:|　　 j:/ ＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i{　　　　　ゝ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧　　}ﾞ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}　　j
　　　　　　 |.:ﾄ､.:.:.:.＼.i{斗丐竿ミ｡＼.:.:.:.:.:.:il{　｡ｨ筏竿ミ ＼.:.:.:.:.:.:./.:.:|　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
　　　　　　 Ⅴ ＼.:.:.:ゝ　}{~”　　　　　＼.:.:.:.{　　　　~~”ﾟ i {ゝ､.:／.:.:.:.|／￣¨丶、.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.l
　　　　　　　　　　＼.:＞ }{ : : : : : : : : : : ＼:j : : : : : : : : : ｝ｉ : :　|.:.:.:.:.:|　　　　　　＼.:.:.:ﾊ.:.:.:.:.|
　　　　　　 　 ,ｲ⌒ヽ.:.:.:| }{ : : : : : : : : j: : : : : : : : : : : : : : ｝ｉ : :　|.:.:.:.:.:|　　　　　　　 〉′i.:.:.:./
　　　 　 　 　 {　　　　ﾟ｡ﾄj,{　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }｛　,ｲi!.:.:.:.:.:|　　　　　　　/　'，!／　　　サイキックパワーが使えません…！
　　　　　　 　 ﾟ｡　　　　}ﾍ;j　　　　　　＿＿＿＿ 　 　 　 j ﾚ　{ |.:.:.:.:..l　　　　　　 /　　 |
　　　　　　　　 ヽ　　　/ｉ　　＼　　　匕　――一'）　　,．'~ 'ﾟ　`|.:.:.:.:..l　　　　　／　　　 |
　　　　　　 　 　 ≧x_/.:|＼　　 7::ｧ ､￣￣￣￣,, ｡"　　　　　　|.:.:.:.夊　　　／　　 　 　 i
　　　　　　　　　 l　 | |ヾ|　 ＼/:::/　　≧ｭ一'　　　　　　　　　　j／ヽ:::::〉''´　　　　　　　|
　　　 　 　 　 　 |　 | |　　　　ヾメ　　　　　　　　　,ｒ'"¨´'　,　　　　　／　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　.|　 | |／⌒¨ヽ＾ヽ＼　　　　　ｒ'"¨{　　　　　¨｀ヽ.／　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　 　 .|　 ﾚ′ ／＾ヽ}　|　　＼　　　|　r┴‐――　　　　‘，　　　　　　　 　 　 !
　　　　　　　　　.|　〈　　'　　　 〉/　　　　￣　j　{　＿＿　_　　　　　|　　　　　　　　　　｜

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　x＜: : : : : : :＞x
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＜: : : : :／~~∨~＼: : : ＞:、
　　　　　　　　 　 　 　 ／ : : : : : ／^~^~^~^~^~＼: : :. :.＼
　　　　　　　　　　 　 /: : :/: :/: /　≫=-‐　‐-=≪,ヽ : : : : ＼
　　 　 　 　 　 　 　 /: : :/: :/≫'^　　 　 　 /　　　　 ^'≪: : : :｝
　　　　　　　　　　 /: : :≫'^: /　 .,.. -‐' ﾉ　{ ゝ-ﾍ,,＿_‘:,: : :≪,　　　　……しかし、距離に縛られない君は違う
　　　　　　　 　 　 l: :〃: : : /__／-‐‐:::＼　　 -=ｧ===ミ‘:, : : ∧
　　　　　　　 　 　 |〃: /: :/　　斗-=ｧ::::::::Y　 〃 roY　》 ‘,: /:｛　　　例え、君の近くに装置があったとしても、
　　　　　　　 　 　 |: : /: :/｛≪__ｒ0ノ'^/::::: |　 ＼¨¨¨¨¨´　.｝: : ｛
　　　　　　　 　 　 「＼: /: : ＼＿ 　 〈:::::::::|　　　`　 　 　 /: : : ｛　　 ”装置の範囲外”できっかけを生み出す能力が発動する
　　　　　　　　　　 | ｛　ﾄ.,: : : : : : ＼　ヽ::::r::::n､　　　　　〈: : : : : ＼　~~~~~~~~~~~~~~~~
　　　 　 　 　 　 　 〉:.、ｿﾊ: : : : :}: :∧'' ,, ,,'',, ,,',, ,,'' ',, , ,',, |＼: : : : :|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　＿　 ｿ l〃_／7
　　　　　　　　　　ｰ=彡　 ￣　　　　　二≡=
　　　　　　　　　　　／　＜ 彡ミｖ彡ﾐ　　 ＼
　　　　　　　　　 _ノ ／　　　,=＝=､　＼ ＼ ,ゝ､
　　　　　　　　　　才/　　　,.'≦ヘ ＼　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　 /;ｲ　　／　　 　　　 ヾ ∧　 |　半径10mまで能力が発生しないのであれば、それよりも遠く　 |
　　　　　　　　 ノ／ 　/　　　　　　　　　ヽ ゞ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　 　 　 　 /イ 〃　iｿ .ﾊi　 iヽ八　}　} |/
　　　 　 　 　 　 厶/ {　{朴- {　 | -‐ ﾚ´ .i|
　　　　　　　　　　/ ｿ|　|笊之＼}尓乃| ,ｖ|
　　 　 　 　 　 　 j/| 人 ゝ　　 ｉ　　 u. 从ﾉ
　　　　　　　　　　　Y　　 ヽ 　 - 　 ／ﾚトゝ
　　　　　　　　　　　　　 　　 ≧ｘ≦＜三＝ヽ　　　　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ,‐=三=ｰ=二三三ｿヨヽ　　　 　 　 　 |　100ｍまでであれば、それよりも　 |
　　　　　　　　　　　,‐=ﾆ三三三三三三三i|三ヾ　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　/三三三三三三/　｀ ゝ=≦ヨｊ
　　　　　　　　 　 |三三i|三三三／ー‐″　｀,ﾖi|
　　 　 　 　 　 　 |三三||三ﾆ=‐´　　 )　　　..:'ヨ|
.　　　 　 　 　 　 |三三|ﾍ､:.. 　､ 　..: ′　 　 {ヨ|　　　　　　　　　　　　　 　 　 f´￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 　 　 |三三l　 ヽ　　　 　 　 　 　 |ヨ|　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　…………… |
.　　　　　　　 　 |三三|　　 丶　　　　　　　　|ヨ|　　　　　　　　　　　　　 　 　 乂＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　|三三|　　 　〉 　 　 　 　 　 〈ﾖ|
　　　　 　 　 　 |三三|　　　/　　 　 　 　 　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 |三三|　 ／　　　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　 ∠三三|／　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　 　____乂　　ヽ　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼
　　 　　‐ﾆ　-‐ 　入　ﾍ　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＞‐-､
　　　　　　／,ノ　 / ヽ_ ゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＞
　　　　 r´.／ｿ ﾊ l　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　丶､＞
　　　　　｀|　/,ﾉ ﾚ 　 　 ./　　　　　　　i　　　　　　　　　　　　　　　丿＞
.　　 　 ＜|　　　　　　　/ 　 　 　 　 　 |　　　 　 　 　 ＼　　　　　/＞
　 　 　 ＜|.　 　 　 　 /　　　　　　　　 |　　　　　 　 　 　＼ 　 ,△
　　　 　 ∠＼　　 　./ 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　,⊿
　　　　　　 　 ＼　 /　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　 ／

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　　　　君の能力の発生源の特定は、その特性故、追いづらい
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　~~~~~~~~~~
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛　　　　　　 だから実際に射程の制限がどれほどなのか財団は
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　　　　 把握できていないが……
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,　　　　　　　わかっているだけでも相当に、遠距離に能力を発生させ、
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/　　　　　　　　目標までの偶然の連鎖を自動的に引き起こす
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |

.

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　　　　　　　　　　＼､ ＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　＿, -≧ヽｫ｀ヽ､ヽ､ ､　 i
　　　　　　　　　　 ｀ヾミ￣::::::::::::::｀`‐- ､::::｀ヽ｀ヽi_|i　i　 ､
　　　　　　　 　 　 _, -‐ﾞ:::::-‐'⌒｀ﾞヽ､_::::::::＼:::::::::ii｀:`|i､　i 　 i
　　　　　　　　-‐'"ﾗ,ｨ- ‐- ､__::::::::::::::::f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　 ,イ´:::::::::::_, -‐'⌒｀ミヾ |　君の能力に関して財団が一番驚いたのは、この距離の縛りの無さだ |
　　　　　　　 '´￣/:::::‐'´:::,ｨ彡三ミヾ､ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　_,-"7::::,彡/:彡,ｨ三　　 i 　 ii　　 ii　　 }i　|､::､ヽ｀ヽ､
　　　　　　　　　,=ｲ彡ｨ/;三,彡三　　 i　　ii　　　i　　ﾘ　ｉ:::,ｨﾄ､i
　　　　　　　　　　 |:,-‐､三三彡　　　i　　 i　　　i　 /　 |:/ﾞ}i }i
　　　　　　　　　　ﾉ:{ ⌒ヽミj　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　 -'´jﾍ　/,｀ ミ　　  |　君の性格を考慮して、君自身にも能力についてある程度の開示が認められているが、　 |
　　　　　　　　　 /'´}ﾍゝ_, ミ　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　j::::ゝ-i ﾐ　　　　　　　　　　　i　 /
　　　　　　　　　-‐'´|::::|　 ､　　u.　　 　 　 　 _ ノ /
　　　　　　　　　　 __ﾞ从　　＼.　　　　　, --　,　 / f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　 　 ,イ　7.　　　　 ＼　　　ゝ-―'　/　 |　これに関してだけは、少なくとも現状においては、伏せられることになっている |
　　　　　　　 /"　ﾑﾉ　　 i　　　　＼　　　, ", /　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　 _,イ　　 {´ 　 　 i　　　　　 ｀ﾌ‐＋‐'
　　　．＜　,'　　 ,'　　　　 i　　　　　/　　＼｀ヽ､_
．＜　　　 ,'　 　 |　　　　　i　　　 ノ　ヽ　　 ＼　 ｀≧‐- ､
　　 　 　 ,'　　　 |　　　　　 i 　 r´　　 }N　　　ヽ
　　　 　 ,'　　　　!　　　　 　 i　i　　　 ,ｲ ﾞﾄ､　　 ＼
　　　　 ,'　　　　 {＼　　　　　　　_,-'´/　.ハ　　　 〉
　　 　 〈　　　　　ﾄ､ ｀ヽ､-‐ヽ　 ´ .／ ／　 ﾍ　　/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





　　　 　 　 　 　 l: : : :l: : : ┗　:.／::.　　　　　　　..:::＼　┛: : : :l : :l
　　　　　　　　　l: : : :l: : : : : : ┗::.　　　　　　　 　　..::┛:/:/: : : l : l
　 　 　 　 　 　 l: r=ﾐl: : : : :./　　 ┗　━　━　━　┛　∨ /: : :l=ｫ
　　　　　　　　 l:八　l: : : : /--‐='' ^`ヽ 　 ｀¨´￣￣三ﾆ ｧ: /: : :l. |
　　　 　 　 　 .l:./∧.l: : : :.`r气__ﾅミ　　＼　　 彡气__,ﾉﾉ ∨: : : :l/ｌ
　　　　　　　 /: :/: :.l: : : : l ≧=-　--　/:.:|　　　-‐=≦　　 l.: : : : l: l　　　　　………まぁ、私には関係ないことだが
　　　 　 　 ./: : : : : l: : : : l:.:.:.:.:.:/　　 /:.:.:.|　　　　　　 　 　 l　: : : l: l
　　　 　 .／: : : : : :.l: : : :∧:.:.: 〈　　 / :.:.: |　　　　　　　　　 l: : : : :l: :l
　　　 　 乂: : : : : : l: : :./:.∧:.:.:.:＼,/:.:.:.:.: |　　　　　　　　 　l: : : : :.ｌ :l
　　 　 　 　 ｀Y: : : : : :. :./: :ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､_|___,　　　　　　　/l: : : : : : ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂　　　　　　また、つまり、君の近くに現実改変能力を阻止する装置があろうと関係ないように、
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,　　　　 　目的の近くにその装置があろうと関係ないんだ
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （　　　　　　連鎖自体は現実改変の関わらないものだからね
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|　　　　　 それと、君はこの能力を矮小なものと言ったね
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜　　　　  ショボい…と
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /





　　　　 　 、
　　　≦｀ヾＹ´-＝＝＝- .
　＜　ヾ〃,　　　　　　　 　 ＼
　　_> ｿｨ'　 !　､　,　 　 ,!　　、ヽ
　＜戈Y 　 |　 ,寸寸T ﾊT7 } ,　!
　　ﾉヾ!　　 ヽ! ゝ( ●)　(●)|ハ|
　´⌒八ｿ　　(lv!　　 　 ＾ 　 |　　　　　　まぁ、普通の現実改変能力者さんよりも…いわゆるヒューム値が低いらしいですからね
　　　　|::ヽ. ｼ゛　u,　　￣　 ,
　　　　|::::|!ヾx　 ､　　 　 イ
　　　　|::::|!::|　`/⌒ヽ_〔

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'　　　　　それは君の能力で考えれば、それほどデメリットは無い
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　 何故なら自動的に処理される”連鎖”に関してはどうとでもなるからだ
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼　　君の能力の強さ自体は、きっかけ一つ生み出す程度あれは良い
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|






　　　　　　　　 ､_　　＿
　　　　　　 ｨ-‐ ` Y　＜＿＿
　　　＿ヾ ￣, -‐　´￣｀┴＜
　　　 ＞ Y　　/ ､　,　　,l_ 　 ､＼
　 ＜戈､ / 　 l｀寸寸T ハT7 } ,､l
　　　 >ゝ{　　 ゝ　（●）　（●）ハ|
　　　|　ヾﾊ ∨ゝ　　　　 ′　 |
　　　∨ヾヾi∨|　　 　 ￣ 　 丿　　どういうことですか？
　　　　　　 ヽTT､,_ 　　 　_,ｨ
　　　　　　　　|　lヽ::ニヨ7l
　　　　　 　　└l´:::／ヽ |`

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -=＝=- 、
　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ:_／:-: :=: :≦=_
　　　　　　　　　　　　　　 /-‐: : : : : : : : : : : : ｀　　　､
　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : :f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　 ,　 ´: : : : : : : |: : : : : : : |　例えば、一般的な現実改変では対処できないことがあったとしよう　 |
　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : ､:: : : : | : 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : :/: : ::＼: :.:.| : : :.:j{ .: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　〃: : : : : : : :.:i!:.:ハ:.: : : : : : :｀ー‐-＝=: : : : :∨: : : : : ＼
　　 　 　 　〃: : : : : :: : :.| !:L=-‐: : : : : :ヽ: ､＼ヽ､＼: : : : :V: : : : ヽ: ヽ
　　　　　_ノ: : : : : : : : -‐|=:.!　　Vヽ: : : : :!＼{　＼}==ヽ.: : : .Ⅵ: : : ::ﾊ: :＼
　ー=ﾆ=イ: : : : : : : : : : :;' ∨＿　V{ ＼ :｜　　 , ‐ ､ 　ミ Ⅵ:..i:!: : : : :i! ＼}
.　　　　 /|: : : : : : : .:.:|:.:|〃　- 　　ヽ　 ヽ|　 　i!　　 i!　 }}　V: :i!: : : .::i!
　　 　 /:.:|: |: : : : : : : |: {　 i!　　i!　　　u 　　　 ｀ ‐　　 〃　 }:: : : : : :/　　　　ふぇぇぇん！！
　　　/: : :| :|: : : : : : : i! ヽ 　 - '　　 　 　 　 　　-､　r≦ 　 　}/:/:../}/
　 　 i!:/: :∨: |: : :|: : ∧　≧　ｒ'　　 　 　 ' 　 　 　 し　　　　ｲ／: くｨ_　　　　　私のサイキックパワーが通じません！
　　　!' {: : : ヽ(＼:{､: : :ﾊ　　し　　　　r～ ^⌒ヽ　　　っ　　ハ: : : : : :｀　、
.　　 {!　､: : : : ＼ ヽ＼:_:＞　　　　　i!　　　　　　､ 　 　　 /イヽ､_:_:: : : : :＼
　　　| 　 ､{　 　 　_>/: :/　　し　　　i! 　 　 　 　 i!　　u /　　　　＼￣＼: ::｀
　　　　　　ヽ　　＞/: ::{ 　 ヽ 　　　　､　　　　　ノ　　／　　￣　 ＜　　　｀ヽ}
　　　　　　　　/ 〃: : : i!　　 ＞　　 　 　ｰ 一 　　, 'ｨ　　 　　 　　　 ＼
　　　　　　　　　{: : : : {ヽ 　　　　＼　　､　　　　イ /
　　　　　　 /　　ﾚヽ: : ､　　 ヽ　　 ヽ　　 ≧≦ 　,'　　　　　　　　　　　　}
　　　　　　{　　　　　＼:{　　　　＼　　　　　　 ／

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━







　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ　　　ということは、一般未満の私の能力ではさらにどうしようもないですね
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●）　 （●）|ハ|
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　　　 ～　ノ川　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　それは違う　 |
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|　　　　　 今言っただろう？
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　　君の能力の強さは”きっかけ”さえ生み出せればそれでいい
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ　　　　あとは連鎖に巻き込めばいいんだからね
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ　　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|　　　　　　　　 |　……どういうことです？　 |
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　|ニニニニニニニニニ┌───┐ﾆ|　　　 　 |　SCP-978を知っているね？ |
　　　　　　　　　　　|ニニニニニニニニニ  |- -- - - |二|　　　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　|ニニニニニニニニニ└───┘ﾆ|
　　　　　　　　　　　Ｌ三三三三三三三三三三三三三=」
　　　　　　　　　　　 |ﾆ|＿＿＿＿|ニニﾆ|＿＿＿＿|ニ|
　　　　　　　　　　　 |_二二二二ニニニニニニニニニ_|　　　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　 　 　 　 　 　 　 |ニニニニ  γr-- ヽニ（(Ｃ)）二|　　　　　  |　えぇ、欲望を映し出すカメラですね　 |
　　　 　 　 　 　 　 　 |二二二ニﾆ{ ｛l回l} }二二二ニ |　　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　 　 　 　 　 　 　 |二二ニニﾆ乂 ｰ‐ ﾉ二二二二 ト､
　　　 　 　 　 　 　 ∠|二二ニニニニニニニニニニ ∧　｀`丶、
.　　　　　　　 　 　 |= |≧====================≦ ﾊ　　　　｀丶、__
.　　　　　　　 　 　 l=人＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ ﾉl　　 　 　 　 　 　 ￣ 　‐- ､
　　　 　 　 　 　 　 ￣|ニニニニニニニニニニニニニﾆ|￣　‐-　__ 　 　 　 　 　 　 ｀`丶
　　　 　 　 　 　 　 　 |二[---------------------]=,|　　　　　　　￣　 ‐-　　 　 　 　 ` ､
　 　 　 　 　 　 　 　 人ニニニニニニニニニニﾆニニ ﾉ　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｀`丶　　 　 ｀`丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　 ‐-　__}


┌──────────────────────────────┐
│SCP-980/欲望カメラ　※63話　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14796/1533644896/2178- │
└──────────────────────────────┘

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」　　　　　　君は知らないが、君はそのカメラを使って私を撮っているんだ
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　~~~~~~~~~~~~~~~~
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼





　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●）　 （●）|ハ|
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　u.　Д　 ノ川　　　え！？そうなんですか！？
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l　　　　 おかしいな、全然記憶に……
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ

　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,　　　　　　　　　　　　　　あぁ、そこは気にしなくていい
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　　　　　それで、だ
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐一　 ／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　　　　　　私はそのカメラにある細工をしてあった
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {　　　　　　　　私に対して使用された際、何も写らないようにするというね
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,　　　　　　　 機械そのものへの軽い細工だ。”専門家”がいたとして、それを見れば
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|　　　　　 　 異常があるとわかる程度の
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　　　 その程度ではあるが、それで十分だった
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ　　　　　 財団の人間が私に対して不信感を抱くことなどまず無いからだ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ　　　　　本当の私を知らないくせにね
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|　　　　　案の定、SCP-980の細工を指摘する声は今まで無かった
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　x＜: : : : : : :＞x
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＜: : : : :／~~∨~＼: : : ＞:、
　　　　　　　　 　 　 　 ／ : : : : : ／^~^~^~^~^~＼: : :. :.＼
　　　　　　　　　　 　 /: : :/: :/: /　≫=-‐　‐-=≪,ヽ : : : : ＼　　　　　　 だが、写真には私の”欲望”が映っていた
　　 　 　 　 　 　 　 /: : :/: :/≫'^　　 　 　 /　　　　 ^'≪: : : :｝
　　　　　　　　　　 /: : :≫'^: /　 .,.. -‐' ﾉ　{ ゝ-ﾍ,,＿_‘:,: : :≪,　　　　　　写真の内容については気にしなくていい
　　　　　　　 　 　 l: :〃: : : /__／-‐‐:::＼　　 -=ｧ===ミ‘:, : : ∧
　　　　　　　 　 　 |〃: /: :/　　斗-=ｧ::::::::Y　 〃 roY　》 ‘,: /:｛　　　　　重要なのは、「細工が修正されていた」ということだ
　　　　　　　 　 　 |: : /: :/｛≪__ｒ0ノ'^/::::: |　 ＼¨¨¨¨¨´　.｝: : ｛
　　　　　　　 　 　 「＼: /: : ＼＿ 　 〈:::::::::|　　　`　 　 　 /: : : ｛
　　　　　　　　　　 | ｛　ﾄ.,: : : : : : ＼　ヽ::::r::::n､　　　　　〈: : : : : ＼
　　　 　 　 　 　 　 〉:.、ｿﾊ: : : : :}: :∧'' ,, ,,'',, ,,',, ,,'' ',, , ,',, |＼: : : : :|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　  |　君はまだ知らないが、財団にはとある機械の修理……いや、”機械の手術”を得意とするオブジェクトがいる　  |
　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. - ..､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｲi:i:i:i:i:i}　　　　　　　　　　　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　_:人:i:i:i:ﾉi_　　　　　　　　　　　　 　 　 |　手術…ですか？　|
　　　　　　　　　　 　 　 　 ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿ノ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:'，
　　　　　　　　　 　 　 　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i　　 　 |　引っかかるだろうが、まぁ、とりあえず修理と同義と思っていればいい　 |
　　　　　　　　　　　　　i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}i:i:i:|　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:}
　　　　　　　 　 　 　 　 i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/
　　　　　　　　　　　　　 ﾊi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ}
　　　　　　　　　　 　 　 　 {i:i:i:i:i:i:iﾊ:i:i:i:i:i:|
　　　　　　　　　　　　　　　i:i:i:i:i:i:i{.:}i:i:i:i:ｉ:|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i:i:i:i:i:i:i|.:|i:i:i:i:i:|

　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　 |　調べたところ、君がSCP-980を使用する前日に、カメラはそのオブジェクトに渡されて”手術”が施されていた　 |
　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ


　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,..:⌒ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::｝　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｛＿　　　　　　　　 ′
　　　　　　 　 　 ＼ 　 　 ７:::::::::::::::::⌒＼　　　　　　　___　 　 　 　 　 /::::::::｀ ＜　　　　 ./
　　　　　　 　 　 　 ｀r―‐{:::::::::::/::::::::::::::::＼　 　 　 　.｝｛　　　　　 ／:::::::::::::::::::::ヽ　　　/
　　　　　　　　　　　  |　 　 ー y:::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　 |　|　.,....-一.::::::::::::::::::::::::::::::｝__ イ
　　　　　　　　　　　  |　　　 　 i:::::::::::::::::::::::::::::.　　　　 |　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::У　　 |
　　　　　　　　　　　  |　　＿＿|:::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿.|/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 　 .|
　　　　　　 　 　 -―' ´　　 　 ヽ::::::::::r= ､:::::::::::j；;:;:;:;:/:::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::／ー――'―
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 V'⌒ヾ _}}::;；;:;:ヽ:;；：i::；;:/;::;:/;:;.:/:;:;:::::::::／　　　　＿_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ―=≦.ト=ヘ1く::；:;:；;:;j―;:|:;:;:{:;:；;{；:;:{；:;:;:;:∠＞　　　,　.￣))
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ;:；'::‘：；＼｝；：:;:;{///ヽ:;:ヽ;:;:､;:;:;､:;／≧＝≡三＜ 二
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,;;';;';：;,,;・;';;';,;;';;'｀ ＜/彡´;ー;ー,;；：;,,;・;';;';,;;　　ヽ (＿))
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ・;';;';;,;;';;';：;,,;・;';;';;：,,;;；　:;:,，　　　　　　　　　￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :；'::‘： :．,；:







　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　　できない子
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　　 君はSCP-980と接触する前に、
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　　　予め財団からSCP-980の効果について説明を聞いていたね？
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/

　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ　　　えぇ…そうです　軽い概要程度のものですが
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●）　 （●）|ハ|
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　　　 -　 .ノ川
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ





　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ∨、ﾉ}　,
　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿人　} ／ Y　￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　＞　- ― ー ― -ミ 　 ⌒¨ﾆ=一
　　　　　　　　　　　　　 ／ /.　　　　　　　　　　＼. 　ヾ_
　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　,　　l　　　　 ＼　　ヽ　　二 ＿ノ
　　　　　　　　　　　　/　　　　/　ヽ}!　、　 　 　＼　 ヽ　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　,′　/｀^~`八　{＼ 　　　　＼. }　　　＼
　　　　　 　 　 　 　 ｉ: /　　r笊ﾃ斥 　ヾ:,　ヽ 　　 　　ヽ 　　ｉ⌒｀　　 基本的には当日まで説明を受けないことが多いんですけどね
　　　　　 　 　 　 　 |/　　　{　うrり　　　}ﾊ^~`ト､, 　.ﾄ､j　 乂
　　 　 　 　 　 　 　 ﾊ　　　ﾊ　　　　　　　r笊斥ﾘ　 ,'　　 〈¨⌒　　　驚いたり、危険を感じなきゃいけないですから
　　　　 　 　 　 　 /　',　 　{ j　 　 　 ′ 　 うrり　ﾊ{　} 　 )
　　　 　 　 　 　 　 　 i}　 圦　 　 　r_､　　　　,レ/ /　(　　(
　　　 　 　 　 　 　 　 iﾊr'ﾍi,ﾄ､　　　　　　　 彡　/　/　 /⌒ヽ
　　　　　　　　　　 　 　　＿ﾘ ﾄ`　 ＿ ,.｡o个､ﾙ'}　/　ﾘ´　　　　　　　でもあまり驚かなくていいようなオブジェクトに関しては、
　　　　　　　　 .／￣￣´ー-ニヾ::::::::::::::{==ー―t'-､/
　　　　　　 　　,!=‐-＿＿　　　　　￣ー=ﾆニニニ三ﾞ、　　　　　　　 「数日後こういうオブジェクトの詳しい説明を行う」という感じで……
　　　 　 　 　 /三三三三三≧=-＿　　　　￣ｰ=三三､
　　　　　 　 /￣ー=三三三三三三三≧‐-＿＿＿＿｀ヽ　　　　　　そういうこともたまにありますね
.　　　 　 ／=＝ｰ-＿ ￣ｰ=三三三三三三三三三三三ミ､
　　　 　{ ／´￣　―‐-　＿　　￣￣ー＝＝＝＝＝＝＝‐ ヽ

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'　　　　　　その説明を聞いて君は思ったんだろう
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　 「他者の願いを映すカメラなんて面白い、しっかり撮れるといいな」
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　 といったようなことを
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |　　　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/　　　　　 　 ＜　そして、能力は発動した  |
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |









　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 |　そのカメラには誰も知らない不備があったわけだ　  |
　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,..:⌒ヽ  |　そのままでは、完璧に”しっかり撮れない”　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::｝ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　 　 　 ＼ 　 　 ７:::::::::::::::::⌒＼　　　　　　　___　 　 　 　 　 /::::::::｀ ＜　　　　 ./
　　　　　　 　 　 　 ｀r―‐{:::::::::::/::::::::::::::::＼　 　 　 　.｝｛　　　　　 ／:::::::::::::::::::::ヽ　　　/
　　　　　　　　　　　  |　 　 ー y:::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　 |　|　.,....-一.::::::::::::::::::::::::::::::｝__ イ
　　　　　　　　　　　  |　　　 　 i:::::::::::::::::::::::::::::.　　　　 |　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::У　　 |
　　　　　　　　　　　  |　　＿＿|:::::::::::::::::::::::::::::::::|＿＿.|/:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 　 　 .|
　　　　　　 　 　 -―' ´　　 　 ヽ::::::::::r= ､:::::::::::j；;:;:;:;:/:::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::／ー――'―
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 V'⌒ヾ _}}::;；;:;:ヽ:;；：i::；;:/;::;:/;:;.:/:;:;:::::::::／　　　　＿_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ―=≦.ト=ヘ1く::；:;:；;:;j―;:|:;:;:{:;:；;{；:;:{；:;:;:;:∠＞　　　,　.￣))
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ;:；'::‘：；＼｝；：:;:;{///ヽ:;:ヽ;:;:､;:;:;､:;／≧＝≡三＜ 二
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,;;';;';：;,,;・;';;';,;;';;'｀ ＜/彡´;ー;ー,;；：;,,;・;';;';,;;　　ヽ (＿))
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ・;';;';;,;;';;';：;,,;・;';;';;：,,;;；　:;:,，　　　　　　　　　￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :；'::‘： :．,；:

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　だから君の能力は連鎖を起こし「カメラを治療できる人物」へと、カメラを送り届けた　  |
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|　　　　　この事からわかるように、目的に対し君の能力が強くある必要は無い
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　 偶然の連鎖の中で、目的を達成することができる要因へと引き渡してやればいい
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （　　　　そして君の能力はそれが出来るといったわけだ
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|　　　君の本当の強みはここにあるんだろうね
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜





　　　　　　　　　　　　 　 /　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　/　　　　 l　 　 　 　 　 ',: : .　　{
　　　　　　 　 　 　 　 　 '　　　　　　　 　 　 |　　　　　　 /　　 ｉ　　 ｌ　　l　　 　 　 , : . 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 :　 　 　 ｌ 　 } 　.:|　:|､　　:i　 　 :| ヽ　 }　　｜　 |　　　　　:} : : .　 l ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l .　　　　| 　 '　/ l　:| ', 　 l　 　 :|　 }: 八　　|　　|　　　:　 : : : : .　 l
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: .　{　　 !　/ ./- !　|_ :,　 :,　 　 |＞}/―ヽ　{∨ |　　　}　. :' : : : .　|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: : . ',　　l /j:/ ￣ヽ:{: `ヽ　ヽ 　 |　./´￣　＼ ∨! 　 . : . : 八 : ､ 　{
　　　　 　 　 　 　 　 　 l: :､: .､　 ∨/{￣だ茫}不 ＼{＼｜　ｱ¨だ茫} ¨}.:}　. :/: : /: .:l: : '; .　,
　　　　　　　 　 　 　 　 ∨ﾄ､:.ヽ. 八　ヽ.ゞzツ 　　　:l　 ＼.　 　ゞｚツ ノ 八 / : :∧: ::|､: :}:､: :,　　　　そんなことがあったなんて……
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ ヽ: ＼ ヽ　 　　　 　 　 :}　　　　　 　　　　/.:／}. :〈/∧: | }: :　＼､
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ､: : ト:＼ 　 　 　 　 :{　　　　 　 　 　 /イ//ｲ : ∨∧:! |:/　　 ＼  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }＼＞ 　 　 　 　 　 ` 　 　 　 u. 　 　 /:∨∧ : :∨ﾊ| /　　　　　 |　だが、まだ話は終わらない |
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :}:|/ヽ　　　　　　　　　　　　　　 　 ｲ∧∨∧: ∧∨　　　　　　  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾚ 1}|'/{ ＼　　　 　 ―　-　　　　／.:∨∧∨/V///|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /人ﾏ＼,:}　 、 　 　 　 　 　 ィヽ: : : Ｖ:∧.V//／ :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　': ∧ヾ 　 ＞: .　　_ . : ´: :{/}: : : :}//ﾊ.:`く/ ＼|　　　　　　　　　え？
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::＼＼＿ : : : : : : : : : //{ ー┴‐ ┴ｰ＜//ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _」::::::::`ー―　＼ : : : : //:::|:::::::::::::::::::::::::::::::＼∧
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿ノ:::::ヽ::::::::::::::::::::::＼＼ : //::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ}
　　　　　　　　　　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.∨（:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.

　　　　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　 |　そのオブジェクトにはね、いかなる場合においても、　 |
　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ }
ｨ彡三ﾐヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ノ´ 　　ｨﾐ三ミヽ
彡'⌒ヾﾐヽ__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ー´　　　彡ッ⌒'ミ_
　　　　　ヾ､.　　　　　　　　　　　　　 　 ,. - ..､　　　　　　　　　　　　　　　　ｨッ
　　＿　　　　｀ー―　 　 　 　 　 　 　 ｲi:i:i:i:i:i}　　　　　　　　 　 　 '―ー´　　　　＿
彡三ミﾐヽ　　　　　　　　　　 　 　 　 _:人:i:i:i:ﾉi_　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨﾐミ三ミ_
彡'　 　 ヾ､ 　 　 ＿ノ　.　 　 　 　 ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ　　　 　 　 　 ､＿　　　 ､ッ 　　　'ミ_
　　　　　　｀ー '　 　 　 　 　 　 　 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}　　　　　　　　　　　' ー´
　,ｨ彡三ﾆﾐヽ 　＿_.ノ　　　　　 　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:'，　　　 　 　 ､_＿　　,彡ﾆ三ミﾐ,
彡'　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}　　　　 　 　 　 　 ￣´　　 　 ヾミ_
　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　 |　機械的・人工的・非生物的な他のSCP、財団の所有する各種機器と接触させる事を禁じられているんだ　 |
ﾐ 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　 ｨﾆﾆ=- '　　　 　 　 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|i:i:i:}　　　　　　 　 ' -=ﾆﾆヽ
　　　　,ｨ彡'　　　　　　　　　　　 i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/　　　　　　　　　　　　 ヾ､'ミﾐ
　　 //　　　　　　　　／　　　　  ﾊi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/　　　　　　 ＼　　　　　　　　ﾐヽ
　彡' 　 　 　 ＿＿,ノ　 　 　 　 　 }i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:}　　　　 　 　 　 ヽ,＿＿ 　 　 　 'ミ_
　　　　　　／　　　　 　 　 　 　 　 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ}　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　 {i:i:i:i:i:i:iﾊ:i:i:i:i:i:|　　 　 　 　 　 ､
　　　　　　ｨﾆ=-- '"　　 　 　 　 　 i:i:i:i:i:i:i{.:}i:i:i:i:ｉ:|　　　 　 　 　 　 ゛' --=ﾆヽ
　　　　／　　　　　／　　　　　　　  i:i:i:i:i:i:i|.:|i:i:i:i:i:|　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　＼
　　 ノ　　 　 ＿／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼＿　　 　 ヽ
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼







　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ∧＼| ｀ｰ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／'　/:.∧　!|　　　　`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　＿彡/∠.-==≧ﾊ　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾁ＿　＿　　　　 |ﾊ　　　　　ﾞ､
　　　　　　　　　　 ／´￣　　　　　ﾞ　．　 |! ヽ.　　　　 |
　　　　　　　 　 ／ ,　　/　　　＼　　　ヽ　　 |ﾊ 　　　 !
　　　　　　　　/　 /　　|　　|　 　 ヽ　　　ﾞ．　 ∧　　　|
　　　　　　　 ｲ 　.' ＿_ﾘ 　 | ﾞ． 　 l　　　｜　' ,∧　　 !
　 　 　 　 ／.'｜ |　,ヘﾊ　ハT＼ ┼　　　! / /ﾊ从　 |
　　　　　　　|　|　| 升ｫｧ|/　冰二ト|　 　 ∠、 .ｲ.|∧　{
　　　　　　　ヽ.|　ト| !`"/　 ´乏うﾇ>'　 ｲ,ﾍ }ィ´!.|　| | |
　　　　　　　　ヽ. |ヽ|l　ヽ　　　／´/／う-',ｲ!|　| !　!ﾊ !　　　えっ―――――
　　　　　　 　 　 ＼　ヽ　r_､　u.　´ ...-riﾁ　l|.!_ﾉ |　|' |.|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼__.....-＜　 |-r_／|.|_／l|/　!'
　　　　　　　　　　　　　　ゝY´Y´Y´/Y7ﾘ　,' |　／　/
　　　　　　　　　_＿＿＿_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{､＿レ_
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　 　 　 　 |::::::/:::::::::::／＼::::::::::::::::::ヽ:,':::::::::::::::{

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |　　　　　　　　　そのオブジェクトにSCP-980が渡されたこと、
　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜
　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜　　　　　　　　 そしてオブジェクトから再び財団に渡されたこと、
　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼　　　　　　恐ろしいほど緻密な偶然によってそれは為された
　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./
　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ　 　 　 財団も把握していない
　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|
　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|
　　　　 　 　 .| }{ﾉ]_「　/　}: : :.|: : : : /: : : : : : : : ／ 　 　 ｛|
　　　　 　 　 l _{{」」_,　{　ﾉハ: : : : :〈: : : : :∧: :/　　 ./　「,ﾊ
　　　　　 　 .l {}（￣` / 　 　,}/⌒Y/＼: :〈　.}/ 　 　∧　}} ∧
　　 　 　 　 l }{,「'｀　/ 　 　 　 　 ,j{. 　 ＼{.　 　 　 /　}　{{_ ∧
　　　　　 　l_／　　 ,　　　／　　　　　　　　 　 　 /　　}　`7_,∧
　　　　 　 .ｌ　　 　 /＼　/　　　　　　　/　 　 　 /　　.人　 `ﾏ{,{,
　　　　　　l　　　 /　　|　　　＼　　　　|　　./　/　 　 　 ‘，　 ﾏﾊ
　　　　 　.l　　　 l　　 .|　　　　 |　　　｜　/　/　　　　　　.〉　　'ﾏ:,
　　　　　 l　　　 l　　　|　　　　 |　　　 |　 l　/　　 　 　 ／　　　／







　　　 　　ー- 、 ヽ、 /　　／＿　, --㌦...　ヽ、} |
　　イ　　　､＿ ＼　Y　 ,イ二ユ℡x.､　ﾘ　　　ｲ/|
　 {（,イ ＿_ ,..ﾆﾕ￣￣≧イ__才|　　＼｀ー＝' ´,ｲ）
　 ヽ￣　／　　 γ／￣　　　　|/　 ﾍ ヽ ＿ム='ﾟ
　,-､ ＞／　　　{　　 |　　 i_　ィ　　.} ﾊ　 ｀　､ _
ｲへ/'./ /　　.//　 ィア￣　 　　 ,ィ　 ﾊ＼　　､｀ヽ
{ヽム/ / 　 .//|/　 ,仁二フr‐ '　|.}　/ .}　＼　 .j　|
｀ｰ,ｵ　l　 ﾅ丁 {ﾄ、 . 云z込.}､/　ィイ　/ ヽ ヽ／イj
￣ '　 j　　{,.芯zxヽ　代ソ,./ｲ/ ./ .升' .|　ﾊ∧　'ｲ
ｰ-{　iﾊ 　λ以,　i ｀ ゝ￣ ' ｲ　/ィ'　ﾚ .j /ﾉ'　} ,ｲj
　八 {` 寸込　　 ヽ　　　　ｰ'‐'ｲｭ}ﾉ/,イ/'　 -' ´ノ　　　　……そんな………ことが
　　 ヾ、 ｀ヽﾊ　　　,. _　 　u. / jｰ-{（- ､
　　　　　　　　＞　 ￣　　／ｨY|:::::::｀:::::::ヽ
.　　 　 　 　 ,､　／::::≧∧/`´ノ:::::::::ﾊ::::::::}
　　　ト､/￣ィイ:::::::::::ヾー一:,､:::::::::':;:::i:::::::|
　 r才¨￣／::::､::::::::::::::::::::::::::j　｀ ＜ﾍ:l:::::::ﾚｭ_ｨi　　　　＿＿_,ィi＿
. く{:.:.:.:.:.λ::::::::::ヽ::i:::::::::::::::::/　 　 　 丈:::::|￣ヽ￣ﾚУ:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ、
.r'::|:.:.:.:.:.ハ::::::::::::ﾊ:}:::::::::::::/　 ';　 　/:.:.ﾊ:::|:.:.:.:.:/￣:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
‐::ﾊ:.:.:.:.{:.:ﾊ:::::::::::::ﾊ:::::::::::/　　 ｉ ／:.:.:.:.:.:}::|:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／:{＼:.:.:/:ﾊ::::::::::::::ﾊ:::／￣云手ユ:.:.:.:ノ:::{､::.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.|:.:.|:.:/:.:.:ﾊ:::::::::::::::ﾍ:.:.:.:.:.:'ｰｨ'十‐ ''´::::::λヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　だが、”痕跡”は残っていたんだ
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　もし財団がそれに気づいて、
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {　　　　君の能力によってオブジェクトにSCP-980が渡ったことを
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {　　　　知られてしまえば……
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/　　　　　君に対しても何らかの対策はとられていただろうね
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､　　　　　　対策、処置…いや、物騒に”処罰”と言えるかもしれない
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |






.　 　 　 　 　 ｛ /　　　/　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　 ﾉ/　 　 / ／.／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　　 　 　 　 ／　　 　 /://　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ　　 　 　 　 :.
.　　　　　／ イ　　 .{/: :/　　　　　　 ／　　　　　　　|　 ｉ 　　　　ｌ |
.　　　 ／ ´　 | .}　 . : : ': .　　　　　 /1　 ／',　 　 　 | 　| 　　　　l |
　　　 　 　 　 |:/　: : : :|:i: .　　/ / /__| ./ 　 l　　 /} ハ 八　}､　 ﾊ|
　　　 　 　 　 / /: : : ∧|: : .　{./l:/　 |/‐￣｜　/ j 仁/¨ ∨｜/
.　　　　　 　 / .' :,/.://小:､: . |{ ∧茫歹¨`　|／　ｲ茫歹/丿//
　　　　　　 /　:{〃:///八`＼:{　　 ￣￣　　 　 i　 ￣￣ / //
.　　　　　 厶イ|:{|:////: /ヘ_ﾄ＼　　　　　　　　}　　 　 /イ/
　　　　　 　 　 |:|////: ////j/}:､　　　　　　　　　 　 u. /　　　　　　　　………………
　　　　　 　 　 ﾚ＼'/､////} }（| :＼　　　　- ―　 　 ／
　　　　　　　　　 　}:＞- '///::ヾ : : `: . 　 　 　 　 ィ、
　　　　　　　　　　 /∨/}'//:::::::::＼ ､＿ ＞: -＜:::::::::ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 У'／:::::::::::::::::`ー‐:.ヽ//::}::::::::::::::::.
.　　　　　　 　 　 　 /／::::-:::､:::::::::::::::::::::::} }/:::::::::::::::::;:::::
　　　　　　 　 　 　 /:::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::| ｌ{::::::::::::::::/:::::|

　　　　　　　　 　 　 X　／　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　  /　/丶　　　　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　 　 十＋　　　　　 /: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　 　 　 |　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.r=ﾐ　r=ﾐ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　　　……と、そこで私の出番というわけだ
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /






　　　　　　　,_　 　＿
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●）　 （●）|ハ|　　　え？
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　　　 ～　ノ川
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼　　　　君のことを食堂で知り、色々と調べることで
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛　　　　そのオブジェクトとSCP-980の接触に辿りついた
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {　　　　そして―――”痕跡”を消した
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |






　　 / 　 　 l　　 　 　 |　　　　　 　＼　　∨// |　 |　│l　 　 　 ヽゝ
.　 /./　　　|　　 　 　 |　 |　　│ ヽ.　ヽ.　| '/　| 　{　│|　|　　　　）
　/./　　/　|　　 　 　 |　 |､ 　 ﾄ.　│ 　|　| l　/ヽ. _＞l│ |　　|　/
　| |　　 |　 ﾄ. 　 　 　 |　 Ｌ≧ |‐＼|　　|　| |./　/ l ::| |│ |　　{ ｛
　| | 　　|　 | |ヽ 　　　l＼|￢ `'＿_ |　 ｲ　| | Ｙ/ ｲ::::| |/j/ 　 　ヽヽ
　| | ',　 |　 |ﾉ─ヽ　　| 　ﾁ斤万:}ﾉ l　/l　ﾊj l },ｲ::|::::|　　 　 　 　 ト.ゝ
　}人ヽ　',　lr≦云＼ |　　.ゞ--≠　|/　}ノ ﾉ// l:::|::::|　　　 l　 ﾉ}ﾉ
　' 　ヽヽ ヽﾄ⊥斗'　l｀　　　　　　　　　 r‐'､y│|:::|::::|　 |　.ﾉ /
　　　 丶ﾊ 　.≧　　'､　　　　　　u.　　 ﾉ 　 lゝi |:::|::::|　 | ｲ /　　　神様が、痕跡を――？
　 　 　 　 },ｲ∧　 　 ｀　_＿　　　 　 , '　/∨::|| |:::|::::|　 |. ﾚ
　　　　　　 ﾚ'　＼　 　｀ ニ´　　　∠/ヽ': : : ::lﾚ|::::Τ＼Ⅳ
　　　　　　　 　 　 ｀　 、　　 　∠/Ｙ: : : :／／/＼::| 　 ｀
　　　　　　　　　　 　 　 ｀ ＜∨: : : : : ／／: /: : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 >二二'_´／: : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',
　　　　　　　　　　　 　／: :.∧: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,
　　　　　　　　　 　　/: : :∠___i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|　　　　　　君に興味が湧いたからね
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝　　　　 つまらないことで財団にどうこうされてはたまったものじゃない
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,ーr'　　 　　　　　　思えば、私が痕跡を発見しそれを消すことまで、
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　　　　連鎖の中に組み込まれていたのかもしれないな
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　　　　神をも流れに巻き込むとは、なるほど大したものじゃないか、【収容体質】は
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼






　/　 /　　　　　　 　 ハ Ｙ::/　　　　 　 　 ／　　　　　　 　 　 ＼
　|　ｲ　 !　　　　　　　　ヽV｀ｰ-　　　　　/　　　　　　　　　　　　 ヽ
　|/｜　|　　　　　　　 |　 ﾄ､　ﾐ､　 　 　/　　　　　　　　　　　|　　　',
　|!　|　｜　　　　　　　}　 |ヾ､　｀ｰ-､_ | ! 　 　　 /　　 ノ/　/　　,　ﾊ
　|　 !　 |　　　　　　　/　∧　　丶　　 _|{　　　| /　 ／／//|　　/ i　}!
　　　',　|　　　　　　 / ／ヽ　､　　＼/r'ぃ　　 | |　/／∠＝i 　 | /}ハ
　　　 Ⅵ　 　 　 　 /ｲ::ﾊ:::',＼＼　　| {∧ﾄ､　 | | /　 ｀k T:ｆヽ､ |/ ﾉ
　 　 　 }　　　　　　 /:/ |::::|ヽ 　丶八 ゝ､{∧　ﾄ!' 　 　 ヽiｿ　 |ハ
　　 　 / /　| 　　 　|::|　|::::|　 ＼　 ｀　>､_　 ＼{　　　 　 ｀　　＼
.　　　/ ∧　|!　　　 |::|　|::::|　 　 ｀ｭ､,/　 　',　　｀　　u. 　 　 　 /　　　　　……私の知らないところでそんなことが……
　　 ノ'´　ヽ ﾊ　 ヽ入ヽﾉ::::| |　 |/rY!ﾞ 　 　 丶 　 　 　 　 　 -r′
　　　 　 　 ＼＼　}　｀ ｰ､::i |　,'　|三,ﾍ　　　　｀　 　　　　　 ,´
　　　　　　　　ヽヽ|　　|　|:::||,ｲ　ノ､三三ｲ廴､　 /｀rｰ　---′　　　　　　で、でも……
　 　 　 　 　 　 　 |　 /!/|:::川／＼＼三三三≦ ／
　　　　 　 　 　 　ﾉ／　 /;'／三三ﾆミ二二ﾆ--ソ＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣｀ヽ
　 　 　 　　 　　 ´　　／三三三三三三三三三三ﾆ｀ ｰ､　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　なにかな？　 |
　　　　　　 　 　　 ／三三三三三三三三三三三三三三ﾆヽ　　　　　　　　　 　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　 　　/三三三三三三三三三三ハ三三三三三ﾆ',
　　　 　 　 　 　/三三三三三三三三三三/　ヽ三三三三三ﾆ!

　　 /　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　/　　　　 l　 　 　 　 　 ',: : .　　{
　 '　　　　　　　 　 　 |　　　　　　 /　　 ｉ　　 ｌ　　l　　 　 　 , : . 　 ヽ
　  :　 　 　 ｌ 　 } 　.:|　:|､　　:i　 　 :| ヽ　 }　　｜　 |　　　　　:} : : .　 l ＼
　 l .　　　　| 　 '　/ l　:| ', 　 l　 　 :|　 }: 八　　|　　|　　　:　 : : : : .　 l
　 |: .　{　　 !　/ ./- !　|_ :,　 :,　 　 |＞}/―ヽ　{∨ |　　　}　. :' : : : .　|
　 |: : . ',　　l /j:/ ￣ヽ:{: `ヽ　ヽ 　 |　./´￣　＼ ∨! 　 . : . : 八 : ､ 　{
　 l: :､: .､　 ∨/{￣だ茫}不 ＼{＼｜　ｱ¨だ茫} ¨}.:}　. :/: : /: .:l: : '; .　,
　 ∨ﾄ､:.ヽ. 八　ヽ.ゞzツ 　　　:l　 ＼.　 　ゞｚツ ノ 八 / : :∧: ::|､: :}:､: :,
　　 ＼ ヽ: ＼ ヽ　 　　　 　 　 :}　　　　　 　　　　/.:／}. :〈/∧: | }: :　＼､ 　　　　神様に助けていただいてもらっていたのはとてもありがたいんですが…
　　　　　 ､: : ト:＼ 　 　 　 　 :{　　　　 　 　 　 /イ//ｲ : ∨∧:! |:/　　 ＼
　　　　　　 }＼＞ 　 　 　 　 　 ` 　 　 　 u. 　 　 /:∨∧ : :∨ﾊ| /　　　　　　　　何だか、それって私自身の…財団に対する裏切りなのではないかと
　　　　　　 |: :}:|/ヽ　　　　　　　　　　　　　　 　 ｲ∧∨∧: ∧∨
　　　　　　ﾚ 1}|'/{ ＼　　　 　 ―　-　　　　／.:∨∧∨/V///|
　　　　　　　/人ﾏ＼,:}　 、 　 　 　 　 　 ィヽ: : : Ｖ:∧.V//／ :|
　　　　　　　　　 ': ∧ヾ 　 ＞: .　　_ . : ´: :{/}: : : :}//ﾊ.:`く/ ＼|
　　　　 　 　 　 　 |:::＼＼＿ : : : : : : : : : //{ ー┴‐ ┴ｰ＜//ヽ
　　　　　　　　　  _」::::::::`ー―　＼ : : : : //:::|:::::::::::::::::::::::::::::::＼∧
　　　　　 ＿＿ノ:::::ヽ::::::::::::::::::::::＼＼ : //::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ}
　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.∨（:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.





　　　　　　 ．　´￣ __　　ﾚ'　 二ニ=-
　　　　　ｲ　　　 ／　 ヽ ／＼　　＼
　　 ／ .:'　　 ／ 　 　 ﾊ!　/＼｀　 　 ト __,
.　　　 /　　.ｲ 　 　 　 ﾄﾍ==≧──‐く￣
　　　〃　 '　　　　　 l |/‐‐　　 .　-＜￣￣｀　、
　　 /　 /　　　/ ｌ　∧l　 　 ／　　　　　　　　　＼
.　 /　 /　　　,　/ 〃　　　 '　　　　　　　　 　 　 　 、
-彳　/　 ｲ　　/l.ｲl　　　/ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
.　ｉ ｌ ′l　!　 / 介1　　 i　　　　　　　　　　　　　 　 ∧
.　| { 　 |　　/　!:::ｌ:|ﾐ､　 !　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
.　|∧　:l　! ｉ　 |:l::!:!　 Y :ﾍ|　 レ'/／≠‐ﾍ.　 |ﾑ　 }　ﾘ
　 ヽ. Ⅵ､Ⅳ　 {::::!:!＼乂　ﾄ､ {　´ ｬ=≠ｫ　＼ﾄ{_! / /′私は、自分の能力で財団の活動や……
　　　　　 |　 |、　|:| i77'　ﾍ　ヽ　　 ` 秘′　i必lﾚｌ/
　　　　　 ｌ∧l i　 !:!/厶　 　 　 　 u. 　 　 　 ∨{{　　　　少しでも、悲しい思いをするオブジェクトの手助けをしたいと常々思っています
　　　　　/ 　 ﾉ／/{//∧＿ ＼　　 　 __ _　.ｲ
.　　　　　　 ／/// ゞ.////厶. l＞ .　　 ／　　　　　　　しかし、私の能力で財団が禁止していることを引き起こしてしまったのであれば……
. 　 　 　 ／////////ミ======く　 ￣
　 　 　 /// `ヽ//////////////ヽ　　　　　　　　　　それはつまり、危険な要素を含んでいるということです。私の能力が…
. 　 　 /////// //////////////∧

　　　　　　　　/:/: . :/: . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :ヽ: . :}: .| ﾉ
　　 　 　 　　/:/|: . /: . : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . : .:',:.:|:∧
　 　 　 　 　 |/ :|: /: . : .:/: . : . : . :{: . : . : . : . : . : . : . : . : ', |'
　　　　　　　　　j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : . : /: . ｨ: . }: . : . : . Ｎ
　　　　 　 　 　 　 |:|: .:.:|: . : /ｌ: .:.∧: . : .:,': ./ |: . ﾊ: }: . : . |
　　　 　 　 　 　 　|:|: .:.:|: . /‐|: ./-､',: . :.|: ﾑ-|: /‐}:.|: . ://
　 　　　　 r ､　　 .l:ﾊ: . {:.:ム⊥/二　',:.::.|/.二L' .⊥ｊ: .://
　 　　　　 |　}　　　 ∧: ∨{代辻ﾘ '　 ヽ:j 代辻リノ/:./ｲ
　 　　　　 |　| 　 　/: ∧:_＼ 　　　　　　　　　　 ∠:イ::.|
　 　　　　 |　| 　 　!:/;;/|:∧ 　　　　　 ; 　　 　 　 /: |ヽｊ　　　　ですので、事の次第はきちんと財団に報告して、
　　　　 　 |　|, - ｖ⌒};ｌ |' /;＼　　　 ＿ _　　u.　ｲヽ:|　〉〉
　　 　 　　|／　,　ヽ l!;L./;ム};;＞ .. 　 　　 .. イ;∧ニﾆノ　　　　そのうえで私に対する処置を考え直してもらった方がいいのではないかと……
　　　　　 {　- ―-､〉!-‐; ; ; ; {;ミ;＼＞-＜ ／; ﾉ; ;` ; ､
　 　 　　/　- ―-､〉 ; ; ; ; ; ; ヽ; ;ヾ; ; ; ; ; ; ; 彡; ; ; ; ; ; ;＼　　　もちろん神様のご厚意には感謝しかありません
　 　 　　{　　-r‐ｫ }}; ; ; ＼; ; ; ; ヽ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ
　　　　　l 　　 ;　し'l ; ; ; ; ; ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ',　あくまで自分の能力に対して、自分の心に従いたくて……
.　　　　　l　　　ヽ .ﾉ; ; ; ; ; ; ; ; ＼; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;',






　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿__
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : ≫=======≪,
　　　　　　　　　　　　　　≫'^: : : : : : : : : : : :‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : : : : : : : : ‘,
　　　　　　　　　　　　　　|: :l : : : : : :|: : : :ｌ: : : : l
　　　　　　　　　　　　　　|: :|: : :|: : : |: : : :|: : : : |
　　　　　　　　　　　　　　|: :ｌ: : :|: : : |: : : :|: : : : |　　　　　　なるほど、君はしっかりしているね
　　　　　　　 　 　 　 　 丿/: : /: : : : : :. :.|: : : : |
　　　　　　　　　　　　／: : : :./: : : /: : : : : : |: :｜
　　　　　 　 　 　 　 〈: :./: : /: : : /: : : : : : : |: :｜
　　　　　　　　　　 　 ∨: : /: : : /: : : : : :l: : : : :.ト
　　　　　　　 　 　 　 ,ﾉ: : : : :.／: :./: : : :.|: : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　〈: : : : ／: : : / : : : : :|: : : : : : : : :|
　　　　　　　　　　-=ミ, : /: : : : /: : :/: : :.|: : : : : :.‘,./
　　 　 　 　 　 / })({_}}ﾊ: : : : : /: : :/ : |: :.|: : : : : : :‘,｀`ヽ
　　　　　　　　′{{ ﾉﾉ　}: : : : :ｌ: : : |: :｜: :l: : : : : : : :|
　　　 　 　 　 | }}「｛{{　ﾉﾊ: : : :|: : : |: :/: : : : : : : : : :/　 　.{|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐‐‐-
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ´: : : : : : : : : } : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　　　 ／ : : : : : : : : : : : : {: : : ￣￣＼: :.＼
　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : ／: : : : : : : }: : : : : : : : : ＼: ‘:.,
　　　　　　　　　 　 /: : : : :.／: : : : : : : : : {: : : : :＼: : : : : : : :‘:,
　　　　 　 　 　 　 /: : : :／: : : : : : : : : : : :}: : : : : : :＼: : : : : : :‘:.,
　　　　　　　　 　┣ : :./: : : : : : : : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : : : : : ┫
　　　　　　　　　　l┗: : : : : : : : : : : : : : :.__}__: : : : : : : : : : : : : :┛l
　　 　 　 　 　 　 l: : ┗ : : : : : : : : : : ／-‐-‐＼: : : : : : : : : ┛: : l
　　　　　　　　　 l: : : : ┗　: : : : : :／::.　　　　 .::＼: : : : 　┛ : : : l
　　　 　 　 　 　 l: : : :l: : : ┗　:.／::.　　　　　　　..:::＼　┛: : : :l : :l
　　　　　　　　　l: : : :l: : : : : : ┗::.　　　　　　　 　　..::┛:/:/: : : l : l
　 　 　 　 　 　 l: r=ﾐl: : : : :./　　 ┗　━　━　━　┛　∨ /: : :l=ｫ
　　　　　　　　 l:八　l: : : : /--‐='' ^`ヽ 　 ｀¨´￣￣三ﾆ ｧ: /: : :l. |
　　　 　 　 　 .l:./∧.l: : : :.`r气__ﾅミ　　＼　　 彡气__,ﾉﾉ ∨: : : :l/ｌ　　　　　だが大丈夫だ
　　　　　　　 /: :/: :.l: : : : l ≧=-　--　/:.:|　　　-‐=≦　　 l.: : : : l: l
　　　 　 　 ./: : : : : l: : : : l:.:.:.:.:.:/　　 /:.:.:.|　　　　　　 　 　 l　: : : l: l　　　　 財団に報告することではないよ
　　　 　 .／: : : : : :.l: : : :∧:.:.: 〈　　 / :.:.: |　　　　　　　　　 l: : : : :l: :l
　　　 　 乂: : : : : : l: : :./:.∧:.:.:.:＼,/:.:.:.:.: |　　　　　　　　 　l: : : : :.ｌ :l　　　　君は気にしないで黙っていればいいさ
　　 　 　 　 ｀Y: : : : : :. :./: :ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､_|___,　　　　　　　/l: : : : : : ﾉ
　　　 　 　 　 }: : : : : : :/: : : :.,＼,,:.,,､'':.:'':.:'':.:'':.:'':.:''_, ,, , ／:/ : : : : :｛,
　　　　　　 ／: :./: : : /: : : : ∧:. ＼,, ￣ 二二,￣ ,,, ／｝:./: : : /: : :｛,
　　　 　 ／: :.／: :. :./: : : : /: ∧:.:.:.:＼,,:.:,,:.:,,｛ ,, ,,／://:./: : : /: : : :.｛,
.　　　／: :.／: : : : :/: : : : /: :/: :ｌ:.:.:.:.:.:.` =‐-‐= ´__//: : : : : ｛: : : : : :｛,
　 　/: :.／ : : : : : /: : : : : : :/ : :ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ／ ./: : : : : : : : :＼: : : :.｛
　　｛: :/: : : : : : :./: : : : : : : : : : l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /　　{: : : : : : : : : : : :＼: : ｛
　　 ∨: : : : : : : :{: : : : : : : : : :./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　　 乂: : : : : : : : : : : :ﾉ: : :＼
」




　　　　　　　　　　　　　　 |＼_ ￣ﾄ､ｰ―-､
　　　　　　　　 ＿＿＿＿_＞　＼| Ｌ＿＿_|
　　　　　　　　 ＞＿＿＿__　　　　__＿　＜
　　　　　　　　l／　 　 　 　 ヽ　／ 　　 ＼!ゝ
　　　　　　 ／　　　 　 ／ﾐヽ Vr勿＼　　 ＼ヾ
　　　　　／／　　＞-―┴┴-　∠.:＼lVVV＼＼
　　　 ∠／　　／　　　　　　　　　　　　ヽ　　　ゝ　》
　　　 /:/: . : /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : .. :ヽ: . :}: | ﾉ
　　　/:/|: . /: . : . : . : . :/: . : . : . : . : 　.　　 ',:.:| :∧
　　　|/ :|: /: . : .:/: . : . ﾊ:: . : . : . : . : . :　 . 　', |'　 |
　　　 j:/!: . : .,': . : .:／: .|: . : .// /ﾚ'|i ト､|:　. Ｎ　　ｌ
　　　　 ハl 　 l i.〃　　__＼　|. , _´_　＼ヽ l i |.| l　l|
　　 　 ヽ!　 ハ 〃_,r=＝ﾐ　ヽ! 　r＝=､ ∠ l l !.| l　|
　　　 　 i Y/ 　 Y　　 　 　 　 　 　　　 / 》 ///i |　|　　　　なるほど…そうですか、わかりました！
　　 　 　 | l !　 .ハ ´´ 　　_ '＿　　´´ イ/ ./ﾚ'| ト､|
　　　　　 ハ～､ゝ＞.、　　Ｙ　 ｿ 　 ∠//ﾚﾍ ﾄヽﾊﾉ　　　　確かにわざわざこれくらいのこと、財団に言うほどでもないですね……
　　　　　　　 ﾚｋ レ 　｀＞.- _　一´ﾑ ム/r
　　　　 　 　 　 ,／￣｀＞　-- ' _ ´ﾑ ム/　 、　　　　　　 神様の言う通りにしたいと思います
　 　 　 　 　 ／l　ヽ｀ ＼ー 、.　 　イf´┐Y　 ヽ
　　　 　 　 /　　＼　＼i＞ ー ´く ､｀ヽ　　}　　 }
　　　　 　 /　　/￣/7へ、 : : : : : v〉　　　ﾉ　　 i
.　　　 　 /　　 .{　　　　＾､} : : : : :/　　　 //　　 !
.　 　 　 /　　 f::.＼　　　　ヽ : : :」ー―‐く/　 　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　　　　-‐　　: : : : : : ｀`ヽ、
　　　　　　　　　／: : :　　-‐: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　 　 ./: : :／: : : ＼: : : : : : : : : : : : : : .,
　　　　　　　 /: : :/: : : : : :. :.＼: : : : : : : : : : :. :. :,
　　　　　　 ./: : : :}: : : : : : : : : :.＼: : : : : : : : : : :人
　　 　 　 　.｝: : : /ハ∧: : : : : : : : : : : : : : : -=: : : :＼
　　　　 　 /: : : /^~^~^'＼: : : : : : : : : :-=: : : : : : : : : {
　　　 　 .〈: : : /　 　 　 　 ＼: : ,, -= : : : : : : : : : : : : {
　 　 　 　 ｝≧===========≦: :/: : : : : }: : : : : : :. :.{
　 　 　 　 ｝: /-‐‐ﾍ　ゝ -‐=‐-∨ /: : : : }/^ヽ: : {: : ‘,
　 　 　 　 ｝/:}《弋ツ}　　 〃弋ﾂ∨ : : : : }f,lソ}: : { : : ‘,
　　　 　 .〈: :∧ ｀¨¨　　　｀` ¨¨¨ ｝: : : : :.乂_,/: : :{: : : : ＼＿__　　　　　　と、君の能力の強みを色々と語ったが……
　　　　 　 〉/:∧　　., 　 　 　 　 〈: :/ : : : :乂: : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 _,,ﾉ: : { ∧　 }　　 　 　 　 ∨: /: : : : :}: : : : : : : ＼: : : : :/７〉　　　反面、大きな弱みも存在する
　 　 　 ｀ﾌ: : :{: :∧　`　, ,,, ,,, ,, 　　＼: : : : : {: : : : {: : : : :.＼: : ∨｛
　　　　 〈: : : :.＼: :ヽ,'' -==‐-､　　／｝: : : : :.}: : : : }: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 ｀¨¨`Y ＼∧, ,,'',,,', ,,, ／／: : : : : : {: : : : {: : : : : : :}: : : : {
　　　　　 　 　 .}: :./ : :ゝ--‐＜　〈: :./: : : : : : : : : : }: : : : : : }: : : : {
　　　　　 　 　 .}: /: : :/: : : :/ :}. 　∨ /: : : : : : : : : {: : : : : : }: : : : ,
　　　　　　＿_丿: : : /: : : :/: :/　　 ∨: : : : : : : : : :.}: : : : : : : : : :/
　　　　　/: : : :／: :./: : : :/: :/　　/　｀¨¨¨ｱ: : : : : : : : : : : : ／}/
　 　 　 〈: : : 〈: : : 〈: : :{-‐'^~ 　 /--‐‐　/: : : : : /＼: : : : /‐- ､
.　　　 　 ＼: : ＼:. :.＼{　　　　　　 　 ,／ ／}: : /　　} : : / 　 　 ＼
　　　　／ ,ﾉﾊ: :ﾊ「}ﾊ「　　　/　　　　/:.／　 }: /　　　}: :/　　　　　 |
.　　　/　　 　.}/　　　　　　/　　　　/ﾊ{　　 .}/　　　　}/　 ,/　　 　 |






　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ∧＼| ｀ｰ､＿
　　　　　　　　　　　　　　　 ／'　/:.∧　!|　　　　`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　＿彡/∠.-==≧ﾊ　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　　 ,ィﾁ＿　＿　　　　 |ﾊ　　　　　ﾞ､
　　　　　　　　　　 ／´￣　　　　　ﾞ　．　 |! ヽ.　　　　 |
　　　　　　　 　 ／ ,　　/　　　＼　　　ヽ　　 |ﾊ 　　　 !
　　　　　　　　/　 /　　|　　|　 　 ヽ　　　ﾞ．　 ∧　　　|
　　　　　　　 ｲ 　.' ＿_ﾘ 　 | ﾞ． 　 l　　　｜　' ,∧　　 !
　 　 　 　 ／.'｜ |　,ヘﾊ　ハT＼ ┼　　　! / /ﾊ从　 |
　　　　　　　|　|　| 升ｫｧ|/　冰二ト|　 　 ∠、 .ｲ.|∧　{
　　　　　　　ヽ.|　ト| !`"/　 ´乏うﾇ>'　 ｲ,ﾍ }ィ´!.|　| | |
　　　　　　　　ヽ. |ヽ|l　ヽ　　　／´/／う-',ｲ!|　| !　!ﾊ !
　　　　　　 　 　 ＼　ヽ　r_､　　　´ ...-riﾁ　l|.!_ﾉ |　|' |.|
　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼__.....-＜　 |-r_／|.|_／l|/　!'　　　　弱み…ですか
　　　　　　　　　　　　　　ゝY´Y´Y´/Y7ﾘ　,' |　／　/
　　　　　　　　　_＿＿＿_ﾉﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ{､＿レ_
　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::,:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ
　　　　　　　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　 　 　 　 |::::::/:::::::::::／＼::::::::::::::::::ヽ:,':::::::::::::::{
　　　　　 　 }:::/::::::::／──.＼:::::::::::::::::l:::::::::::::::::|
　　　　　 　,':/:::::／..{＞＜}........＼::::::::::::l::::::::::::::::{
　 　 　 　 /::':::;ｲ.............'...................｀ヽ:::::::|::::::::::::::ﾊ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　距離に縛られない反面、君の能力は”即効性”に欠ける |　　　  __ ,..､
　　　　　　　,_　 　＿　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ　　　  ﾄヾ{､ヽ,
　　　　　､-ー'｀Ｙ ＜,__＿　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　 　 　 　 　 く辷二}ﾘ
　　_＿≦ー`__＿　_二ｚ<＿　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　,<)}ヽ､_　/r一'¨’
　　＞ ７ ￣､-‐ ´￣｀'┴＜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 　 　 　 ⌒Yﾏ/ｲ７
　＜之′Ｙ´／ 　　　　　　　＼　　 ┌─────────────────┐　　　　  「ftr=＝=z-
　　 >{　 ,' 　|､　,　,.　 ,.l　　, 　 ｉ　　│連鎖を繰り返した果てに目的を達成する ├→　　　 l!{i |.　　.|ヾ} i　　　 ;’
　　|　!､{　　| 寸寸T　ハT７} ｨ,ｌ　　└─────────────────┘　 　 　 川 |:.　　|　  |　　　'　　　’
　　′Ｊﾞｉ, ﾞｉ ﾞｉ（ ●）　 （●）|ハ|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　  /ｲﾊ 丶　　　 |　　/　／
　　　　　ﾞｉ|ﾞｉ'(1　　　 -　 .ノ川　　＜花瓶割れないかなー　　　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 { /::　 ＼、ﾉし;/／
　　　　　　　ｨ二三三三ﾆ}l　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　 　 　 ―－＝　　 　 て＿_＿
　　　　　　 / 仁／　 A ｀ﾄ　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 /::　　_　 ゝ、　　（´￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |:::.´　 ／/　Ｙ⌒｀＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨:.　 '　/　　．:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:.　　　 　 .:′

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　＿　 ｿ l〃_／7
　　　　　　　　　　ｰ=彡　 ￣　　　　　二≡=
　　　　　　　　　　　／　＜ 彡ミｖ彡ﾐ　　 ＼
　　　　　　　　　 _ノ ／　　　,=＝=､　＼ ＼ ,ゝ､
　　　　　　　　　　才/　　　,.'≦ヘ ＼　　　 ﾍ　 ＼
　　　　　　　　　 /;ｲ　　／　　 　　　 ヾ ∧　 |
　　　　　　　　 ノ／ 　/　　　　　　　　　ヽ ゞ |
　　　　 　 　 　 /イ 〃　iｿ .ﾊi　 iヽ八　}　} |/
　　　 　 　 　 　 厶/ {　{朴- {　 | -‐ ﾚ´ .i|
　　　　　　　　　　/ ｿ|　|笊之＼}尓乃| ,ｖ|
　　 　 　 　 　 　 j/| 人 ゝ　　 ｉ　　 　从ﾉ　　　　　なるほど……確かに、偶然を幾つも引き起こす必要があるならば、
　　　　　　　　　　　Y　　 ヽ 　 - 　 ／ﾚトゝ
　　　　　　　　　　　　　 　　 ≧ｘ≦＜三＝ヽ　　　それだけ始まりから終わりまで時間がかかるわけですね
　　　　　　　　　　　　　 ,‐=三=ｰ=二三三ｿヨヽ
　　　　　　　　　　　,‐=ﾆ三三三三三三三i|三ヾ
　　　　　　　　　　/三三三三三三/　｀ ゝ=≦ヨｊ
　　　　　　　　 　 |三三i|三三三／ー‐″　｀,ﾖi|
　　 　 　 　 　 　 |三三||三ﾆ=‐´　　 )　　　..:'ヨ|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿ ___
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／ }: : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: /: r‐vミ: : : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ===∠=======
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ:｛: {.rｯｧ　rｧｧ}: :|
　　　　　　　　　　　　　　　 r'′:ﾉ:ハ 　,{ 　 / /乂　　　　　　 きっかけや連鎖の内容によって多少は違いもあるだろうが、即効で無いことは確かだ
　　　　　　　　　　　　 　 __,ﾉ: :ノ:/: :ﾉ　-_,-〈: : : : :｝
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ: :／: :/:Y} ＼__,,.ｲﾉ:.{: :八,　　　　　　故に君の能力は、本来成すべき財団での収容問題に関しては強いが、
　　　　　　　　　 　 　 〈: : ｛: : :｛:｛ﾉ　{　　/{: : { /: :ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ／}￣￣j/ ‐-ヽ /　＼{､: （　　　　　　　突発的な受け手に回ると途端に弱くなる
　　　　　　　　　　　　/}}ノ.,　 　 　 　 ＼　,/　　｀`ヽ
　　　　　　　　　　 　 |{{｛ノ^ヽ,　　 　 　 ｝｛.　　 　 Y|
　　　　　　　　 　 　 / }}ﾉ　/::..＼　 　／--＼　 　 |.|
　　　　　　　 　 　 ./{{ 「　∧＼::.. ￣ _,／　＼｀¨¨/｜
　　　　　 　 　 　 /ｲ}/　/　‘,::..＼　　 　 　 　 ^∨ /
　　　　　　　　　,　 j/　/　　　　　　　／ :.:.:.: ＼｛　l
　　　　　　　　　}　 　./　　 　 ＼　 /　イ:.:.:.:.ﾄ : |　|
　　　　 　 　 　 ,　／/　　　 　 .| ＼　　.l:.:. ｌ:.:.:.: |　|
　　 　 　 　 　 ﾉ＼　{.　　 　 　 |　　　 　 ::..ｌ〉:.:.:.|　|
　　　　　　　　|{{ {ﾉ　|　　　 　 /　　 　 　 ::.|:.:.:.:.:l　|
　　　　　　 　 |} .{ 　 |　　 　.,:'′＼　　　　 :.:.:.:.: l.｜
　　　 　 　 　 |{{「 　 |　　　/　　　　＼　　　:.:.:.:/:l｜
　　　 　 　 　 |},ﾉ 　 |　 　 |-‐=ﾆo二o三「o」「≧x,|



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　　　　　　＼ 　 　 　 ＼////
　　　　　　　　/　　　　　　＼/
　　　　　　　 /　　　　　　　　ヽ　/ /
　　　　　　 /{　　　　　　　　 　∨ /
　 　 　 　 /∧　　 .,　　 　 　 　 ∨/
. 　 　 　 // ∧　　{　　　　　　　///　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　 　 　 / // }　 jヽ._　 　 　 }///　　　　　　 |　例えば、君の目の前の人物が突然刃物を切りつけてくる　  |
　　　　　　 　 /{ ノヾ|`ミz､ ヽ }// /　 　 　 　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
.　　　　　 　 // ＼　|:::: :.{ ヽノ///
　　　　　　 //　 //`|:::: : :i¨ヽ/ /
　 　 　 　 /　　//　 |:::: : :i 　 |/
　　　　　　　　　　　 |:::: : :i 　 |
　　　　　　　　　　　 |:::: : :i 　 |　 /
　　　　　　　　　　　 |:::: : :i 　 | ./
　　　 　 　 　 　 　 /|:::: : :i 　 |//
　　　　　　　　　　/ .|:::: : :i 　 |//
.　　　　　　　 　 /　∧:: : :i 　 |//
.　　 　 　 　 　 / .//∧ : :i 　 |/
.　　　 　 　 　 　 /// ∧ :i 　 | ./
　　　　　　 　 　 //　//ヽi 　 |/
　　　 　 　 　 　/ 　/ 　 　 ＼|

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 .／: : : : : : :￣｀`丶、
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /^'≪: : : /: : : : : : : :.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: :/: :/ ^'≪: : : : : : : ／{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : /:/: :/: : : :｀~^'≪==={
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : :/: :/: :r=ﾞ|: : : : :/-‐' {
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: :/: :/: : :| ｿ|: : : :/rtｯ,　〉
　　　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : /: : :人_,|: : :.｛ ｀¨　 ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／: : :/: : : : /: :|: : :.｛ , ,, , r‐‐
　　　　　　　　　　　　　　／: : :　/: : : : /: : :|: : :.｛,,,-‐r'　　　　　　君が能力で自分の身を守ろうとした際、
　　　　　　　　　 　 　 ／: : : : ／: : :. :./: : : :|: : : :＼,_」
　　　　　　 　 　 　 ／: : : : ／: : : : : :/: : :／l: :ト､: :.|　　　　　　　 まずは”きっかけ”を生み出し、そこから偶然の連鎖を発生させる必要がある
　　　　　 　 　 　 .人: : : : : : : : : : : : :　／　ﾉ: :Lﾉ: : ＼
　 　 　 　 　 　 　 　 }: : : :　／￣￣￣ 　 〈: : : : : : : : : ＼　　　　 それでは間に合わない
　　　　 　 　 　 　 ／: : : : /===ミ　　　　　 ＼:＼: : : :.〈｀^＼
　　　　　 　 　 .／: : : : : :/=彳Y,}}　　　　　 　 ＼{＼{＼〉
　　　　　　 　 〈: : : : : :. :.{=={{_{{ {{　へ　　　　　　　　 ＼
　 　 　 　 　 　 ＼: : : : : {,+〉r=彡 {　　＼.　　　 　 　 　 |　　　　　通常の現実改変能力者であれば、
　　　　　　 　 　 ,ﾉハ: : :.j=ﾍ{,　 　{.　＼　＼　　　　　　/
　 　 　 　 　 　 　 　 }/ﾊ{ソ「　 　 {　　　＼　＼＿＿／｜　　　　 知覚できないほどの不意打ちでない限り、どうとでも対処できる
　　　　　　　　　　　　　/=l=L、 　′￣＼　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 l==r='^　/ ＿__ 　 ＼＿　　＿／|　　　　　だが君はそれが出来ない
　　　　　　　　　 　 　 .l_「　 　 ∧　　　＼　　　　　　　イ
　　　　　　　　　 　 　 l={,　　 /　∨￣＼ ＼　 　 ／:.:.:.|
　　　　　　　　　　　　l=「　　/.　　‘，　 　 　 　 ,/:.:.:.:.:. |






　　　 　　ー- 、 ヽ、 /　　／＿　, --㌦...　ヽ、} |
　　イ　　　､＿ ＼　Y　 ,イ二ユ℡x.､　ﾘ　　　ｲ/|
　 {（,イ ＿_ ,..ﾆﾕ￣￣≧イ__才|　　＼｀ー＝' ´,ｲ）
　 ヽ￣　／　　 γ／￣　　　　|/　 ﾍ ヽ ＿ム='ﾟ
　,-､ ＞／　　　{　　 |　　 i_　ィ　　.} ﾊ　 ｀　､ _
ｲへ/'./ /　　.//　 ィア￣　 　　 ,ィ　 ﾊ＼　　､｀ヽ
{ヽム/ / 　 .//|/　 ,仁二フr‐ '　|.}　/ .}　＼　 .j　|
｀ｰ,ｵ　l　 ﾅ丁 {ﾄ、 . 云z込.}､/　ィイ　/ ヽ ヽ／イj
￣ '　 j　　{,.芯zxヽ　代ソ,./ｲ/ ./ .升' .|　ﾊ∧　'ｲ
ｰ-{　iﾊ 　λ以,　i ｀ ゝ￣ ' ｲ　/ィ'　ﾚ .j /ﾉ'　} ,ｲj
　八 {` 寸込　　 ヽ　　　　ｰ'‐'ｲｭ}ﾉ/,イ/'　 -' ´ノ　　　。o（何となくわかるな……）
　　 ヾ、 ｀ヽﾊ　　　,. _　　 　 / jｰ-{（- ､
　　　　　　　　＞　 ￣　　／ｨY|:::::::｀:::::::ヽ
.　　 　 　 　 ,､　／::::≧∧/`´ノ:::::::::ﾊ::::::::}
　　　ト､/￣ィイ:::::::::::ヾー一:,､:::::::::':;:::i:::::::|

┌──────────────────────────────┐
│自分の能力がきっかけの発生と偶然の連鎖というのは知らなかったが　 │
└──────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│能力の発動まで、”タイムラグ”があるのは知っていた　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────────┘


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　 ┌─────────────────────────┐
　 │__　　　　　　　|　　　　　　　　　＼　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │
　 │　＼ 　　　　　|　　 　 　 　 ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
　 │＼　＼　　　　|　　 　 　 　 ）できない子君ッ！　　　　 　 　 　 　 　 　 　 （
　 │　 ＼　＼　　八　　　　　　 ）　　　何をしているふ せ ろ ッ ッ ！ ！ ！  （
　 │≧ミｔ､ 　 ＼ |　　，　 　 　 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Ｙ
　 │/////,≧s。＼ 　 ＼　　　　　　　　　 |　　　 ＼　＿＿__＼＿　　 │
　 │////////,心 } 　 　 ヽ　　　　　　　　 |　　‐=≦ 　　　　 　 ／　　│
　 │　 {///r―/ﾘﾏﾍ　　 　 ＼　　　　　　／　　　｡s≦三三三≧　　 │
　 │Ⅵ乂/ﾉ　 Ⅳ　　　　　　　 ＼　　　 /　 ィぁﾁ///////,笊三〕iト　 │
　 │.乂　⌒ ,少　　　　　 　 　 　 ＼　　￣〈/ん/////////リ ⌒)三ﾍ │
　 │∧≧=≦_　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　 )////} 　 Ⅳ　 /三/ │
　 │　 ,　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　ぃ 乂//ノ　か　 ‰,／　│
　 │　∧　　;;;;;;;;;;;　　　　　　　　 　 　 ;;;;;; ＼ 乂 ⌒^),少´　　ｱ^　　　 │
　 │ヽ ∧　u.　　　　　　　　　 　 　 　 ;;;;;; 　 ＼{ ¨¨¨¨´　　 ／　　　　 │
　 │.　＼{　　　　　　　　　　　　　　 　 ;;;;　　　　　　　　　／　 　 　 　 │
　 └─────────────────────────┘





　　　　　 　 　 　 　 　 ／//////////ム
　　　　　　　　　　　　//////////////ﾑ
　　　　　　　　　　　　!//＞ ´￣ i　 i　 ヽ!
　　　　　　　　　　　　i//::::::::::::::::::ヽ　ヽ､_j
　　　 　 　 　 . ＜￣ ヽ::::::::::::::::::::/ ￣￣ ゝ　　　　。o（……ッ　おいおいおいおい、何故動かない……）
　　　　　　／::::::::::::::::｀ヽ ヽ、::::::::{u. ＝=/
　 　 　 　 i::::::::::::::::::::::::::∧;;;;ヽ::::::ヽ、___}＿＿＿＿__r､
.　　 　 　/::::::::::::::::::::::::::::::};;;;;;;∧へ [|二二二二二二|]

　　　　　　　　　 ┌──────────────────────―────────────────────┐
　　　　　　　　　 │だから、以前命の危機に晒された時も、少しでも早くと 能力の発動を最優先し、ひたすら集中していた  │
　　　　　　　　　 └───────────────────────―───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　j:::::::::::ｉ!:::::::::::::ｉ!::ｉ
　　　　　　　　　　 　 　 ｉ:::::::::::::ｉ!:::::::::::∥:ｉ　　 -―-
　　　　　　　　　　　　　 !:::::::( ≠ヽ r=;:ﾉ,'ヾ´ 　 ヽ 　 ＼　　　　　。o（恐怖で硬直しているのか……？）
　　　　　　　　　　　　　i^ｉ::::u.::::::::ｉ:::::::::/　ｉ!　　　.H　 　 ＼
　　　　　　　　 　 　 .｡o| | ヾ::::::::::::::::::廴zzzzx＿ﾉc　　 ＿_＼
　　　　　　　γ´ 　 　 弋　 rfマrf´::::frt≦二≡=ｰ　＜　　 X



┌──────────────────────────────┐
│ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12973/1444921855/337-　 │
└──────────────────────────────┘
　※11話

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━