Author:やる夫達のいる日常
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婚約破棄令嬢は告られたい
クランリーダーとして求められる、たった一つの大きな資質
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._..-シ'′ ,ノ./ .,ν ,/゛ ./ / ._..-'"゛ _..-'″
../ . l゙ .,i''レ′ ,ノ/゙,, ,..-'" / _../ .,i',゙_z-‐'" メ し¨¨" ̄ ̄ ̄゛て_ニニ--‐''" ̄ ̄ ̄
/゛ ./ / ,i〃゙ ,..-'"゛ .,/ン''"゛ .‘゛ . _ノ
'" ..i | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
〃./ ┃三国志……それは滅び行く王朝を支えるべく我が身を賭して戦い続ける忠臣の物語 ┃
/ し ┃ ┃
/゛ ┃それは絶望の時代に腐敗した王朝を打ち倒し新たな国を打ち建てる英雄達の物語 ┃
┃ ┃ '
┃あるものは病に伏し、またあるものは刃に斃れ、自らの信念に、欲望に殉じていった ┃ -、.
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ .`''-..、
.i.l",! i′ i!''/ ./ l′ ___
.,ill | l /{ / ./ `\ ̄´
./リ ,! ./ }/ i! ._ / ヽ
.i''i.! .ll゙ |, .!l. ,! ミ
| | .! /l、 リ ヽ .l
││./ l ,, /゛│ `'廴 'ニー ,,_
.l l .! .ネ ! | `'-、 .`''-、
! l l ! .} { \ 廴__
ヽi .|| l、.l / ゙''-、
| ″ ∥ .l/ -.._、 ゙''-、
、 │ .、 .!| `'、`'-、 ゛
..ヽ、i,,ト .カ, | l \ ヽ, .i
.゙!//! l l ! ヽ、 /{ } ゙'、|し
l レl l !ゝ .! / ! l.!イ {
i !、.l ヽ ㍉.〟 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ ㍉、 ヽ. `乂ヽ ┃そんな理想と野望に身を焦がす人々が争い合った1800年前の物語 ┃
、.\ 丶 .'ト, ヽ ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. `-..} l\ ヽ `'-..,_ _,,〃 ._..-'"∠z-'" { ィ / イ /レ }
〟 .}ヽ, .ヽ, `'-,ヽ ´゙¨¨¨¨¨´"゙゙´ ..┴'″ `゛/ / / _..-゙ /リ
. \ \\ \ {し¨´ ~゛ {
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃中身については読者投稿どころか、普通に本でも何冊分にもなるので ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
____________
|┃┃
|┃┃
三三三 |┃┃
|┃┃
/ ̄ ̄ ̄ \ |┃┃
/ :::::\:::/\三三三|┃┃
_ / <ー>:::::<ー> .|┃┃
(((とヽ| (__人__) .j |┃┃
\ \、 ` ⌒´,;/ |┃┃て
‐=≡ /ー-.l`‐-‐< ̄``ヽ( |┃┃ て ┏━━━━━━━━━━━┓
‐=≡( ⌒⌒ ̄ ̄`r::\ヽ |┃┃ そ ┃ 割愛します。あしからず。 ┃
=≡ (´ー-、_,. -‐'´/l . ヾ_つ.;. |┃┃ て ┗━━━━━━━━━━━┛
( ̄ ̄ ゝゝ / |┃┃そ
`゙´ \/ / 三三三 |┃┃
( / |┃┃
\ J |┃┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃今回のテーマはその三国志をまとめた歴史書、正史三国志を編纂した歴史家・陳寿 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∩⌒ヾ
い )
、 . ノ
| | / ̄ ̄\
| |./ ┏━━━━┓
| | ┃でもなく ┃
| | ┗━━━━┛
| | / ̄(__丿
ト /ー、/
| \ノ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
| ) ┃その三国志に注釈を付けた裴松之について、┃
| /ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
| /三)
┌─────────┐ ,r'ニニニヾヽ、 //ニニニヽ、
│陳寿(233~297?) │ ("´ ̄ ̄ヾ)) _____ ((/ ̄ ̄`゙`)
└─────────┘ | 、ィ_ノと)' / "\, 、/"\ (つ(_,,ア |!
/ / | | i| ` イ_/ / (‐-、)、 ,(,-‐ ) \. \_Y |!
ヽ、 ' ( / `゙(__人__)'" \ / ` /
\ \l i| |! l/ /
l|l \ \ 、i|,/⌒ヾ、|!;, / / |l
\ ヾ `ー一'´ ィ / i
ヾ、 ``"´ /
゚ |! Y ィ |! 。
,. ' 、 ┌────────┐ ’ `
゚, i! `| ゜、l │裴松之(372~451)│゚ ゜ 。
ヾ从ソヾ、, └────────┘ /∨ゞ〆´ ,.,
_..〆 ..:::ソ ..:_::ノ .::j .:::ノ`ソ´::ゝ .::::...ヽ _.:::`
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃それも三国志の編纂に関する部分のみをピックアップしてお届けしたいと思います。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃とは言え、正史三国志の著者陳寿に全く触れずには語れないので極簡単な紹介を。 ┃
┃ ┃
┃正史三国志は元々、正史(国家事業で作られる公認の歴史)ではありませんでした。 ┃
┃ ┃
┃故国の蜀を滅ぼされた陳寿が、晋の初代皇帝・司馬炎に文才を買われて晋に仕えた時 ┃
┃ ┃
┃仕事の合間に晋の資料を読み耽り、半ば趣味として書き上げたものが「三国志」でした。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
: : : : : : : : i
i : : : : : : : : : : |
゙<.、: : : : :_; :、 _
__トゝ.!^≦z.、: : |:|>=≦.:、.:ニ=‐- ,
_,、,r':ハ: .:i ´ .; ; : : : |i .:.:..:.:.:.:.: ..:.: ,r'⌒ヽ、
,r'/ .: .: .:(.人.___) !l:! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
リ : : : : : : : ゙i´. `: : : :、,r': :/:|.: ┃しかし、この三国志がバカウケ。「時人稱其善敍事、有良史之才」 ┃
ノ!゙i : : : : : : :.ト-‐‐=ニ 、<: : : |: ┃ ┃
,r'リ:ヘ: : : : : : ::レ^<:ヽ::ハ: : :\|i :┃世間では文章が上手い、歴史家の才能があると評判になりました。 ┃
/ゝ:_:_: :.\ : : : : : : :: :`ソ|: : : : :.: : ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃スキルを買われて入社した奴が気付くと社内ニート。 ┃
┃ ┃
┃空いた時間で趣味に走って雇い主もびっくりの結果を残す。 ┃
┃ ┃
┃現代でも稀によくある現象です。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━┓
┃なお ┃
┗━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃この「三国志」があまりに出来が良く絶賛を受けたことで世に大いに広まり ┃
┃ ┃
┃書かれた人物の子孫に「俺のご先祖そんなんじゃねえから」と酷く恨まれる事に。 ┃
┃ ┃
┃魏の高官の子孫は晋でも高官であったため ┏━━━━━━━┓
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃あっ……(察し) ┃
i!i||!! ┗━━━━━━━┛
i!i!:; :;!i!|
!i!|i|!i i|!i|!|i!
i!i!i!!!|| ./ ̄ ̄\ |!i|!,,,
i!i!;;; / ノ ヽ ヽ ;:;:;:;!i!|
!|i | (__ )( __) | ;;;::||i!
!i| |:::::::(__人__)::| ;;;;;i|
i .| |i!i!i!i!| | ;;i!i
!!!!i ヽ |;;;;;;;;;| } !i!|
!i! ヽ `⌒´ ノ !i
i! !i / `⌒´ \ !i |!|i!
!i!;;!! (<<<) (>>>) !i!| i|!
i!ii!! |、 i、 ,i / !i!i!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃陳寿の後半生はあまり良くないものであったと正史・晋書は伝えています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃まあ、前半生も不遇だったんですが。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「三国志」はそのものは名著としてその後の時代にも高く評価され、 ┃
┃ ┃
┃「良史」陳寿の名とともに後代に伝わり現代の我々にも親しまれています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
\ /
X
/ ∩
/ ( ⊂) ____ 、__人_人_人_人_人_ 人
| |. /⌒ ⌒\ )裴注・正史・三国志 (
トニィ' /( ●) (● ) \ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Y
| / :::⌒(__人__)⌒::::: \
\ | |r┬-| |
\\_ `ー'´ _/
ン ゝ ''''''/>ー、_
/ イ( / / \
/ | Y | / 入 \
( | :、 | / / ヽ、 l
j | : | / ィ | |
くV ヽヘ_ ヽ \ 仁 」
ー 〕 \ 〉(⌒ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃後の時代には王朝の認める正式な歴史書として認定をされますが、 ┃
┃ ┃
┃この頃になると「三国志」はとある注釈書(サブテキスト)と一緒に読む事が前提となっていました。 ┃
┃ ┃
┃それが「裴注」(裴さんの書いた注釈書)、このお話の主役の書いた注釈書の事です。 ┃
┃ ┃
┃現在、「正史三国志」という場合、書名から「裴注」が省略されているものだと思って下さい。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃裴松之が主君・劉宋の文帝から勅命で注釈書を求められた時期は明記されていません。 ┃
┃ ┃
┃ただ、上奏した時が429年であったため、その数年以内であろうと考えられています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ ,,イ゙\ /入 .\
/ -‐''"_ヽ'、 l l′/`_'' \
┏━━━┓ / ../∠´ `ヾ' l lレ'´ 'ヾ ...ヽ
┃しかし ┃ / ..u i{,_,, ゚ }! l li{,_,. ゚ } ...゙、
┗━━━┛ u uヾく,_,ノ′ .ゞi-rイ .゙、
,' .u ' ' `. |
| .( 人 ) | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
| /,r`T"T"´ | `丁¨´| ./ ┃この「三国志」の注釈は困難を極めました。 ┃
| ,イ |__,∟ ⊥._|__,l|.| / ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
\ .| .i l_/ _,ノノ|| ../ く ーヘ __/ ィ>
\ .| .|Y/ ‐┴''" || ./ \_ ゙ ー'ノ
\ ..|. 仁 _,__ || .<______/ /
/ ̄ ̄ l lニレ'´ `ヾ'、 || /
/ .ヽ 「]、 ヾ>、|| .\ /
/ .ヽ`「ヽ }H| ...\ _____/
/ __ ..ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐|| \
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ \
/ ┃陳寿の書いた本文が至極簡潔だったことに加え ┃ .\
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ .\
: : : : / / : : : : : : : / | | >。, \ ,/ / / / / / /\/:::::////
ー-:/ /: : : : : :.::/┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
: : :/ /``丶、 / ┃一つの事件に対し三国それぞれの視点から書く事で断片化された記述 ┃
: :/ /: : : : :/ /:.: ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:/ /: : : :/ /`'v//| /.:.:.:.:.:.:.j{\| |ヽ ′ ,′ \/ \/:::::////
| ̄j\/ /: : : ://゚《,/.:.:.:.:.:.:.:/∧.:\| \j j \/ \// /\
|::::_|.:.:`'<_:_:_:_://_:_/.:.:.:.:.:.:.:/\ ,癶:.:.::| | | \/ \/ /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ひっそりと別の人物伝に記載され、本人の人物伝では隠される不名誉な事象 ┃
_ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
i:|:i:i:\⌒/.:.:.:.:.:.:.:/\../',/, ′ /::. '. | \ \/
i:i|i:i:i:i:i:\.:.:.:.:.:. /\ / ∧ ヘ ',/.:.:.:.:.:. ', | | /::::
i:i:|i:i:i:i:i:i:i:|.:.:.:/\ / V/ ∧ ヘ ∨、/ へ ', l | ____/::::/
\i: ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
/| ┃ある時までは事件の流れを書いてあるのに、そのある時を境にぷっつりと記述が消える ┃
i:i:i:| ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
|i:i:i|i:i:」」_i:i:i:i:i:i:i:i\', ./.:.:.:.:/ /',: : : : : : : 〕iト ____ \ /i:i:i:\::::\:\
.|i:i:i|ii|i/_|i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:\.::.::. / / ∧: : : _、‐''゛_,-∨∧/∧´ヘ 寸i:i:i:i:\::::\
⊥-‐i|i/_|i:i:i:i:i:i|≫x:i:i:i>、__/', 〈.:.:_、‐'゛〈 ∨ニ∨∧/∧'´゙i, 寸i:i:i/\
|i/ |'弌i:i: ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
''⌒≧s。/.:.:.: /i: ┃そしてまたある時は、何を言いたいのかよくわからない思わせぶりな記述 ┃
-‐'”| |⌒≧s。i ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- _| |`'| | :|``'‐ .,_ V//∧i:i:∧─- _、‐''゛,x*ヘ” /∨∧/∧/:::::::::::::::::::
”“ ー- L /|`' <,∧i:i:∧、‐''゛,、ァ'`/ヘ,∧ 〈 /∨∧/∧:、::::::::::::::::
 ̄ 'ァ┬- ..,,_ ̄ '' ┴- .._V〉/ ̄ /´レ' ∧: Ⅷ/,:∨/ ∨∧/∧\__,、<
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃これらは春秋の筆法と呼ばれ、言外に物事を浮かび上がらせる技法なのですが ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,.ィi{_jー| | |__/i, 〈'//'∧::∨∧〉.: :V∧_‘《,┘ V》<∨∧/∧\\
ィi{>''~ :| | |/⌒\i, : V//'∧::∨∧〉: :.V∧_‘《, \ `''弌jI>''~
'"__,.、、-ー| | |/⌒ヽ,|i, :〈///∧::∨∧〉''"´ / / . 〈\ 丶 `丶、
”__,,..、-=ァ| | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ニ>''~. . . | | ┃「良史」陳寿はさらに、同時代性故に皆が知っている事は極限まで省いたため ┃
´ . . . . . ..| | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
. . . . . | |_,.。s≦|: : : : :// V〉 /∥ γ´ γ´ ̄ヽ \ \
. . . . . 。s≦: : : : :|: : :/: / /: V〉 //j{ {==弋_彡'′ \
_,.。s≦⌒: : : : : : : :|/: : :〈 /: : : ∨// / 乂_ __彡
罠燃魂霊魔闘罰悪儀f裁櫃裁審闘罠f施錘闘裁燃智錘
獣錘墓赫挑罠沌冥i赫i術f緲'ⅷi櫃奮f融黒獣罠赫f施挑
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃記されてから150年余り過ぎた劉宋の時代になると「三国志」は簡素に見えるだけ。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
罰融闘燃霊亀 ``'′ `' ´ ,g$燃i審裁罠
罠魂磁砦f融f亀 ,g$挑悪裏智魔
勇獣墨墨墨墨疊、 ,ィ墨墨墨墨霊fi疾
沌鴒赫℡、 ,gf毯審冥
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃その実態はまるで白紙のジグソーパズルのような難解さを含んだ、歴史の迷宮と化してしまっていたのです。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
竜鴒魔f赫f審f爺ゎ。 gf毯闘悪魔櫃術竜
冥錘f磁獣闘罰燃裁亀、 rf龕導疾i施f挑勇竜闘
融導審櫃f智f獣砦墨翊[ ]黯霊墨儀i櫃魔裏鴒赫
墓闘罰罠砦闘緲’ [┐ ┌] `謇f審墓f罰i沌
┏━━━━━━━━━━━━━━┓ l?瀉 [┐ [┐ ?瀉f挑闘i燃f疾
┃裴松之はその迷宮に陥りました。 ┃ ?瀉 [┐ ┌] ?瀉獣罠i導f融
┗━━━━━━━━━━━━━━┛ ?瀉 [┐ [┐ ?瀉磁f儀竜試
儀櫃i奮赫?瀉 [┐ ┌] ?瀉沌魔智闘
燃冥lff審?瀉' [┐ [┘ ?瀉f赫f魂罠
挑l罰l儀?瀉 ┌ ┼┼ ┐ ?瀉i挑i獣魔
黒術墓?瀉 くrfΩ〕>' ┏━━━━━━┓
裁f審f?瀉 \/ ┃ただ、同時に ┃
┗━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃裴松之は陳寿という歴史家の限界にも気付きました。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ノ,' 〃,リ ヽ / ̄ ̄\
/./ '〈 !ゝ-,イ / ノ ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
/ ,' ; ∨!‐'‐'`´ { ( ┃「彼は書かなかったのではない」 ┃
/i : : !ハ { i) / ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓⊃!、 ノ !
┃「書きたくても書けない禁忌がそこにあったのだ」 ┃ --'¨¨! , ',
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ノ,}' 、ヘ
∨'ヽ、_.{ __,...=.._ } ''" ヽヽ _,.! ' ; ゙ ', }' ハ, ',
ヽー-、` ̄ ¬ `ヘ / '`゙´、 、 \--、 ,' ハ.}
\ ヽ、. ヽ,.. .. ノ},イ リ{ i /´ ヽ'⌒ヽ'''''ヽ、. ゙!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃例えば晋朝成立以前、司馬一族と配下による魏帝暗殺事件を全く記さぬ春秋の筆法…… ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
{ \`ヽ.、 ', / 人 {. ト-.ァ' ヘ.__, ,.- '´
,': ヽ`ヽ ` ´` ='. i} ヽ j } !_ _/
i ; >=ニ'''''''" ノ‐'⌒` . ゝイ /  ̄
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃陳寿という偉大な歴史家の文字に出来ぬ抵抗と、その圧倒的な筆力にも。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
! ノ `` ; ', ∨
∨ ,.. _...=- ...__ ハ ,{
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃簡潔な文章で前後関係を見事に描き『何かがあった』ことを読み手に伝えるその執念にも。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「現代の歴史家たる自分やらねば後世の人にはもっとわからなくなるだろう」 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
,. -─────────‐- .、
/ \
/ ;仁≧ミ .>==<、 ..\
/ ..ミ,《 (:い:)ヾゝ .,イ{ (:い:) .》` ┏━━━━┓
/ ヽミ≡彡 `ミ≡彡'" ┃「ならば」 ┃
/ ┗━━━━┛
/ / | ..:::ヽ. \
/ { | :::::::::::} \
/ .{ _rー― -‐―-::::::::::/ ヽ
| ‘、(ヽ _,、_, _ `ー´ |
| ヽー'´:::::::::::::::::::::::`丶く| |
| Y Y:.:.:.ヽー:.:.:.:⌒Y ヲ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
| に{、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:イ,/ ┃「同じ時代に生きた陳寿の出来なかった事を」┃
ヽ ゝ`ー=ー‐r‐-イ.ノ ┃ ┃
\ ヾミ _ 彡' ┃「晋に仕えた陳寿の出来なかった事を」 ┃
\ 冫ー 二二 イ ┃ ┃
┃「そして陳寿の死後明らかになった事を」 ┃
┃ ┃
┃「陳寿は個人で、自分は国家事業なのだ」 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「自分なら陳寿の残した謎を解ける」 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
';';,..
'';;';';;,.,
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
/ ̄ヘ,-v' ̄ヘ,-v' ̄ヘ,-v' ̄ヘ,-v' ̄ヘ _
ザッ ____/ ̄ ̄\___∠ ̄ ̄\___ / ̄ ̄\ __∠__\ ザッ
. / \. / \ / \ / \
. / ─ ─ \/ ─ ─/ ─ ─ \/ ─ ─ \
. / (●) (●) \..(●) / (●) (●) \. (●) (●) \
| (__人__) |. (__人_| (__人__) | (__人__) |
. \ `⌒´ ,/ `⌒´\ `⌒´ ,/ `⌒´ ,/
. / ー‐ \. ー‐./ ー‐ \ ー‐ \
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃文帝の勅命による国家事業として人手が惜しげもなく投じられ、そして何より ┃
┃ ┃
┃西晋の混乱期にかなりの数が散逸した貴重な三国時代の文献が劉宋にはありました。┃
┃ ┃
┃これらを生かした裴松之の手法は、陳寿の「三国志」には採用されなかった記録で ┃
┃ ┃
┃陳寿の残した簡潔な文章の隙間の出来事を確認、時には補完し ┃
┃ ┃
┃断片化された情報を逐一精査して断片毎の異動を補正し、 ┃
┃ ┃
┃時には準備した資料同士での異動を比較して『歴史的な事実とは何か』 ┃
┃ ┃
┃ただそれだけを求めて洗い出すという極めて地道な作業の積み重ねでした。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━┓
┃こうして ┃
┗━━━━┛
_.. -‐ ‐- .._
. __ |⌒| '´ `' |⌒| __
( \ | | / \ / \ | | / )
. \ \ | | ┃ ┃ | | / /
. \ \| | { /// /// } | |/ /
> \ {__人__} / <
. { ( ̄ ̄) \ / ( ̄ ̄) }
ゝ.,_^¨フ > < ゝ.,__ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃膨大な資料を集めた「三国志」の注釈書は完成しました。 ┃
┃ ┃
┃注釈書は簡潔な本文とは正反対に大量の他資料との比較が行われたため ┃
┃ ┃
┃ともすれば注釈の方が長くなるようなそんな状態でしたが完成は完成です。 ┃
┃ ┃
┃現在の三国志のイメージは、この裴松之の注釈によって武将の人柄や ┃
┃ ┃
┃ちょっとした逸話から垣間見える一面が元になっているものが多くあります。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━┓
┃429年 ┃
┗━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃裴松之が上奏した裴注三国志を読んだ文帝はただ一言こう述べました ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
\
\
\ ,.¬ー-,ッ-‐- ,,_
\ _,,.-'゙::: : : '" ` 丶、
`ヾ '" :..,! _,,. --ュヽ
\ ‐-=-''" 〈.. ノ_ `
\ ` 、 ,, / `丶゙'ヽ
ヾ:::::...... 、 ''" ,.- '′ ` く
゙:、:::::: .,,_ _,.-''゛ '' 、
ゝ --''"``丶、、zz==''" \
./ ヽ,
/ ──── ──── ヽ
/ _ _ ヽ
./ /´ ,..::::::::::.ヽ ヽ /´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ i
/ ,' ,;::::::::::::::::::', ', ,' ,;:::::::::::::::::::', ', l
! { {:::::::::::::::::::::} } { {::::::::::::::::::::::} i ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
.,! '、 ヽ::::::::::::::/ / '、 ヽ::::::::::::::/ / ┃ 裴世期為不朽矣 ┃
l.  ̄  ̄ ┃(裴松之は不朽の仕事を為した) ┃
_|, ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
. ‐'″ ゙ /´ ヽ /
`' 丶 人 丿 ,/
`' `ー ´ ` ー' _/'ー、,
`'-, _,,. . -'"゛ .`''-、
`''ー--、, ___,,,.... -‐"゛ \
 ̄ ̄ ゙̄´ \
┏━━━━━━━┓
┃この言葉通りに ┃
┗━━━━━━━┛
____
ィ ` 、
,ィ´ ` 、
.≠ \
7 .//ヤ \
/ /,.心 i! ヘ
7 /,≠テ:::リ ,ノ i
.7 乂Zソ i ─┼─ │ │
/.._ 7 ─┼─ │ │ ・ ・ ・
j示 --、 / │ │ ツ
7:ソ i _, =t-、_,
!¨ 冫 _,ノ . イ´ ヘ ≧‐- _
| / _, - 彡' __人__ '" \ `≧- _
ヤヽ__ノ-- '" `Y´ _, - \ ヘ
ヘ , -‐'" ̄ , \ i
\ / ',: \ _ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃後世、「裴注三国志」は「正史三国志」として国家の保護さえ受けるようになりました。 ┃
┃ ┃
┃明代に至って「三国志演義」が成立すると三国志人気は不動のものへと変わります。┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_ ,, イハ_,, _
., ィ- "´ ` ‐イフ,ィト{/ ィ‐ .ヽ
., ィ "´ ,, -‐、 _ヾト!-‐イ .ハ
., ィ "´ イ>――<,,,,_ `‐"ヽ フイハ .',
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┃現代に生きる我々にもかつてその時代に生きた人々の息遣いを感じさせたり ┃
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┃女体化したり、フリー素材として活用したり色々したり。 ┃
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┃今でも三国志の人気は止まるところを知りません。 ┃
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┃そんな正史三国志の二人目の著者とも言える、一人の歴史家について ┃
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┃今回は語らせていただきました。 ┃
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┃拙作に長らくお付き合いくださりありがとうございます。 ┃
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┃読者投稿を求めてくれるイッチにも多謝、貴方の広い度量無しに作成には踏み切れませんでした。 ┃
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┃前回の読者投稿に味を占めて二匹目のドジョウを狙っての三国志ネタですが ┃
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┃陳寿はやる夫スレで以前見たため、裴松之語りをちょっと盛ってやってみました。 ┃
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┃これで世の三国志好きが少しでも増えてくれたら幸いです。 ┃
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┃それでは失礼します。 ┃
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┃あっ!あと歴史パズルはまだ一杯残っています。同志求ム ┃
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三曹の人だ!投稿乙です。
やる夫スレは作ってなくてもなにか文章書いてた経験ある人ですよね?校正力や表現力が上手過ぎる。
乙でした
どこ作者さんですか?w
投稿乙ー
これがプロフェッショナルか・・・
すげえ構成力とエンタメちから。。。
演出力もくどくなく、メリハリが利いている。。。
乙でしたが素直に湧きでるわー
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世界中の書物が時代とともに消えていく中で、
注釈が残ることで逸書を補填するなんてケースがザラにある。
ギリシャ文化やローマ帝国時代、さらにはイスラム世界の貴重な文献が、
キリスト教によって散逸されモンゴルによって燃やされまくった中、
かろうじて残った注釈書が後世に伝えられることで、
歴史やら文化やらがかろうじて分かるなんて話が多い多い。
もっとも、そこまでは行かなくても古本文化ってのは本当に大事。