Author:やる夫達のいる日常
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読者投稿祭りに触発されて私も作ってみたのですが20レス程投稿してもよろしいでしょうか?
ジャンルは三国志です
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/ \ ∩ノ ミ ___
/ / Λ_Λ/ ⊃ /\ \
/ / (゚д゚*)_ノ / \__\ ミ /∧
/ /\ ミ U U / / / ./ / /
/ / \ / / ./ / /
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/ / 彡  ̄ ./ / /
\ / ミ @ヽ、 ∧ ∧へ~ / / /
\ /\ ( ∧ ∧ (・Д・,,)_ノ / / /
\/ ∧ ∧へ~ (,,・Д・) ∧ ∧ ./ ____ / /
(・Д・,,)_ノ (,,・Д・)/ ~(∧∧) / /
∧ ∧‐@~(__ノ∧ ∧ (,,・д・) / / ミ
∧ ∧(・д・,,)_ノ _(,,・Д・) / /
(・Д・,,)_ノ. _/_ ~(__ノ 彡 / /
∧ ∧ 丿 ./ _/ _ / /
(・д・,,) / ∧/∧ ̄ノ .//
彡 _l_ / (・Д・,,)´ //
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~( (,,・д・) (・Д・,,)./ // ミ
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/ //∩ ∧∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 時は二世紀末、漢王朝の命脈はいよいよ尽き、天下は大いにひっくり返った。 ┃
┃ ┃
┃ 「生民百遺一(百人に一人しか生き残れない)」と言われた時代に人々は絶望し ┃
┃ ┃
┃ 新たなる救いを求めた。そして天は三人の天才達を世に送り出した。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━┓
┃ 彼らの名は三曹。 ┃
┗━━━━━━━━━━┛
+ + +
. + /■\ /■\ /■\
( ´∀`∩(´∀`∩)( ´∀`)
+ (( (つ ノ(つ 丿(つ つ
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 人心の荒れ果てた時代、言葉で人を惹き付け文学界を席巻した親子鷹。 ┃
┃ ┃
┃ 武力のみならず文学による中華の再統一を試みたこの三人の作品を通して、 ┃
┃ ┃
┃ 三国志の戦争以外の魅力を紹介しようとするのがこの読者投稿の趣旨です。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 劉備とか孫権については触れません。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
_,.>
r "
三曹って誰? \ _
_ r-''ニl::::/,ニ二 ーー-- __
.,/: :// o l !/ /o l.}: : : : : : :`:ヽ 、
/:,.-ーl { ゙-"ノノl l. ゙ ‐゙ノノ,,,_: : : : : : : : : :ヽ、
__l>ゝ、,,ヽ /;;;;;;;;;;リ゙‐'ー=" _゛ =、: : : : : : : :ヽ、
/ _________`゙ `'-- ヾ_____--⌒ `-: : : : : : : :
...-''"│ ∧ .ヽ. ________ / ____ ---‐‐‐ーー \: : : : :
! / .ヽ ゙,ゝ、 / ________rー''" ̄''ー、 `、: : :
.l./ V `'''ー-、__/__r-‐''"゛  ̄ ̄ \ ゙l: : :
l .,.. -、、 _ ‐''''''''-、 l !: :
| / .| .! `'、 | l: :
l | .l,,ノ | ! !: :
/ '゙‐'''''ヽ、 .,,,.. -''''''''^^'''-、/ l !: :
r―- ..__l___ `´ l / /: :
\ `゙^''''''―- ..______/_/ /: : :
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 三国志ファンでもあまり聞きなれない方もいるであろう呼称『三曹』ですが、 ┃
┃ ┃
┃ これは曹操、曹丕、曹植の三人を後世の人がまとめて「三人の曹氏」として ┃
┃ ┃
┃ 建安文学の代表格としてこう呼ぶようになったのが始まりです。 ┃
┃ ┃
┃ 他の名文家たちと合わせて三曹七士などとも呼ばれています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ なお自衛隊とは無関係です。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
┏┓ ┏┓
┗╋━━━━╋┛
┏╋────╋┓
┃| 曹操 |┃
┗╋────╋┛
┏╋━━━━╋┓
┗┛ ┗┛
〈〃〃:/ /.:::::::::::::::::::::::::.、
/{{川;/ _彡,::::::::::::::::::::::::::ハ
,′ __彡,:::::/:::::::ノ:.:::::::::l
_,′ x仁ニ=‐ァ ∨//.::::::::::::::l
〈::{ 彡 ,二ニ,ノ |:::彡⌒Y::::::::|
`トミ {:; 〃_(:ツ ′ |:::| / l }|:::::::;
イゞ〉 \ |:::| 〉 八:::/
l / |:::レ' /!::::/
/ |:::| 人/!
`¬ ^ー-=ミ 八::.、 |
x彡ニ-―一 `丶、 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
〃 { ー‐ ハ::┃ 曹操は言わずと知れた魏の建国者、有能な為政者、軍人として有名ですね。 ┃
!| | | ┃ ┃
l:| | ,イ | ┃ 同時に学問、音楽、建築、陶芸、格闘、狩猟、囲碁、剣術…etcでも高名で ┃
. !:| 'ノlノイノ:丿 | ┃ ┃
. リ /.::::::::::. イ /|:┃ 当然の如く、詩人としても後世に名を残しています。何をやっても大体有能。 ┃
/ /.::::::::/ j, / ┃ ┃
┃ 正史三国志の著者、陳寿は「超世之傑(未来まで語り継がれる英雄)」と評し ┃
┃ ┃
┃ その多彩な才能を歴史上のそれぞれの分野の偉人と比較して誉め称えます。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 尖った才能の持ち主にありがちな繊細で神経質なイメージを抱きがちですが ┃
┃ ┃
┃ 歴史書の伝える曹操の性格は豪放磊落なお調子者なものの怒ると怖い。 ┃
┃ ┃
┃ 長時間はしゃぐ躁病っぽさもあって明石家さんまさんを彷彿とさせます。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
, -ー’'ー、 | .| / | /_,i.|__ミミ,ヾヾ
く,、 / ̄i }. 〉 | i /彡`-ーi i´ミミミミミヾ
/./ /,/ i{ |/ ,,ィ'|,i/,ィ'_"´,'_、、彡彡ミミ
,// ,// ヽ`,i////´ l (_/ / ヾヾ彡彡ミ
!/ い, {/ / r'r,、ヽ` ー'´ ri i、 i/彡彡
〉彡'./ `´ ヽヽヾ, i/.レ/i〈_,彡彡、
ヽ、,ヽ、/ミミ/ r--、、ヽ`i i _,/,/ `ヽ彡
.ヾミミミ/ __ir'^ヽヾ V/ ´ ̄
.=彡彡ミ/ ´ ̄,\丿! ´
.彡.彡ミ/ / , -- 、,
彡彡/_ _ , / , - _`_'.ー-、ヽ、ヽ
彡,ノ'~:::;:::;:::::`ヽ i´/ く, , -、ヾ、, `_ヽ、
, - '"7´i/,ヽ、``' `i, . ヽ\丿 _i `ヽ'
'/ ; / \ \ ヽ `''丿 `>、`,, -
,i ./i,r- -、ヽ、\ !;:ヽ, ´ ,/ミ
i .i i ヽヽ, \ヽ;:i, ./ミミ
、. ヽ ヽ、 ヽ\ ヽi::::| /i,/iミミ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ、\ `'ヽ、,_ノ ._,,>'i;::i ./:;/´/ミミ ┃ そんな彼の作風は性格同様に雄壮剛毅、細かい技法に拘らず、 ┃
, `ヽ `ヽ- '"´~, -'"/:/ //:/:/´ミミミ ┃ ┃
彡 _/::/ ,/i:::::i/;;;::iヾ、ミミ ┃ 自らの感情を開けっ広げにして、風景を写実的、現実的に描写し ┃
彡彡`ー---―=ニ"´/:;:!,´i;:i:::i:::i::i::i、!;:、ヾミ ┃ ┃
,|/.|;::i::i;:;::i::i:i:ヽ;:::ヾ、 ┃ 何に恥じる事なく志を高らかに歌い上げるのが特徴です。 ┃
________.,,,,,.. ---_-_ニ-| |:::i::i:i::::i::i::::、;:ヾ;:::ヽ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
'''"""""""~~~ ヽ! i、ヽi::i::::ヽ;::゙ヽ !
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ では、そんな曹操の詩の中から感情と風景の表現が特徴的な一篇を見てみましょう。 ┃
┃ ┃
┃ ()内は意訳です。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ ""`````````````-ヽ
"````::::``ヽヽヽヽ丶\丶丶\
ミゝゝヽ丶 ヽヾヾ```"
ミ``ゞミ_ __ - ヾ" ヽ 、__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
ミミミミミ"ノ ミ;,,,;ヽ ー _ - 丶 ) 苦寒行(寒い苦しい…) (
ミヽ丶"" ヾ ヽヾ ゝ ヽソ = │ ) (
ミ``ミ丶/:::: _  ̄ミミ,, ` _,,--=彡 ) 北上太行山、艱哉何巍巍 (
ミ|;;;;;;;;;;;;;"" ゝ  ̄`ーヾヾ /__""" ) (太行山に行ったときの話なんだけど、山がクッソ険しい、つらい) (
/ミミミ ::::::::::: /⌒----" 丶ツ;;__/ ) 羊腸阪詰屈、車輪為之摧 (
`ミミ/⌒彡 :::::::::: ヽ ヾ│ ) (羊腸阪は名前通りグネグネ曲がる、車輪折れ砕けたったorz) (
ツ;;;;;;"|ヘ 彡 :::::::::::::::::: " \ | ) 樹木何蕭瑟、北風聲正悲 (
彡;;;;;| ゝ 彡 :::::::::::::::::: " 丿 ) (樹木は風で何か悲鳴みたいな音出しててマジで何なのこれ? (
彡彡;;;;ゝ_彡 ::::::::::::::: ,,,,,,,,;;;;;;彡 _ミヾ ) 熊羆對我蹲、虎豹夾路啼。 (
彡/ソ;;;"" ツ ::::::::::/, ,,,;;;;;;;///"""" "; ) (クマは寒さで動けないし、虎や豹も泣いてるとかヤバない?) (
彡丿/;;| 彡 :::::::::::/, //;;;ツ""_/ ̄ ̄/丶" ) 溪谷少人民、雪落何霏霏 (
彡彡丿彳彡 :::::::::::/,, /ソ;;;""/::::::::::::::::::| 丿 ) (渓谷には人も来ないから、行軍で騒いだら落雪あるわな…) (
彡ソソミイ丿彡 ::::::::/ゞ /ソ;;"/--ー⌒ヽ___ゝ ) 延頸長嘆息、遠行多所懐 (
彡彡ミミ| 彳彡 :::::::::ヾ /;" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄____ヽ ) (あーもうどうすんのこれ……溜息出ちゃうわ……ハァー) (
彡″│ 彡/ \ ::::::`,,,, ミミ::;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;ミ ) 我心何怫鬱、思欲一東帰 (
巛ミ ヾ\ 丶_ ""ミミミミミミミミミミミミミ ) (もうダメぽ……、ってか帰っちゃダメなんこれ?ダメ?ハイ) (
ツミ ヾ丶 ゝ ""ミミミミミミミミミ( ) 水深橋梁絶、中路正徘徊 (
) (橋落ちてる?踏破?え?深いんだが…道他にないの?マジ? (
) 迷惑失故路、薄暮無宿棲 (
) (完全に迷った…帰り道もわからん、夕方なのに宿営も不可…) (
) 行行日已遠、人馬同時飢 (
) (そんなこんなで数日が過ぎた……食糧も尽き始めた……) (
) 担嚢行取薪、斧氷持作糜 (
) (背嚢背負って薪を集めて氷を斧で砕いて水分補給、粥で嵩増し) (
) 悲彼東山詩、悠悠使我哀 (
) (昔の遠征の辛さ歌った東山詩はマジだったんだな、帰りてぇ~) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y
┏━━━━━━━┓
┃ ほぼ愚痴。 ┃
┗━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 今度は先程の素直な苦寒行とはうって変わって志を歌い上げた見事な一篇です。 ┃
┃ ┃
┃ 老境に至った曹操が自らの老いと向き合い、それをも超克しようとする渾身の作で ┃
┃ ┃
┃ 雄壮な志と、底抜けに明るい曹操の性格がよく表れたものとなっています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
f⌒irN ./ : : :::::::::::::ミ三ニミ三ミミ三二ニニ-
.ヽ.' ' : ::::::::::::::ミ三ニミ三ミミ三二ニニニ-
.| . : ::::::::::::::::::_.ミ三ニミ三ミミ三二ニニニ-
.| .. . . . : : : ..:::::::,,,`ヾニミミミ三ミミ三二ニニニニ-
{ ィヤ'¨’` /::::::::'ミミ三ミミミ三二ニニニニ-
ゞ\ .// ,,ィ,.'.:::::::::::.ミミ三ミミミ三二ニニニニ-
,ゝ. ヽ, ゝ_/ イ´ゞ以'..:::::::::::::.ミヽ〉 j lミミ三二ニニニニ-
`ゝ夬} ヾ 丶. .:::::ミヽy´/ミミミ三二ニニニニ-
'i!´.| .:::::::ミミヽイミミミミ三┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
.'. | , ..::::::::::::ミミミ ヾミミミミミ ┃ 歩出夏門行(夏門を歩み出でて) *一部抜粋 ┃
'.〈__ -´ ..::::::::::::::ミミミミ ヾミミミミ ┃ 神亀雖寿、猶有竟時 ┃
》彡イ ヾミ三ミミミメ、.:::::::::::..ミミミミイヽミミ ┃ (神亀は長生きと言っても寿命はある) ┃
《リイ下ニニィ´ `ヾ.ミ.、:::::::ハミミミ、 ┃ 騰蛇乗霧、終為土灰 ┃
’,ハ ー-´ .:::ヾヾ寸ヤヾミミミ、 ┃ (騰蛇は霧に乗り空を飛ぶが、ついには土となる) ┃
ヾ', ::::/ヾミハ ┃ 老驥伏櫪、志在千里 ┃
.ト,.,,、,.,、,.,.、,.ィ/ 丶ミミ ┃ (だが老いた名馬は厩にいても、志は千里にあり) ┃
iリノリノリノリi, ゝ, __ヽ ┃ 烈士暮年、壮心不已 ┃
'リトリトリトリハ、 ┃ (信念ある男は年齢は言い訳にならならず燃える魂は消えない) ┃
ゞミハミミミミヽ、 ┃ 盈縮之期、不但在天 ┃
┃ (残りの命は、天だけが決めるわけじゃない) ┃
┃ 養怡之福、可得永年 ┃
┃ (体を大事にして心を安らかに保てば長生きも出来る) ┃
┃ 幸甚至哉、歌以詠志 ┃
┃ (これこそが幸福というものだ、さあ君達も志を歌え!) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ このように曹操の詩は壮大な精神世界と写実性の同居する心地良さがあり ┃
┃ ┃
┃ また、素直な感情の表現は哀愁や苦痛を共感を受け手に与えます。 ┃
┃ ┃
┃ 粗削りな巨岩が曹操という人の詩のイメージだと私は考えています。 ┃
┃ ┃
┃ 曹操の詩は、素直な表現でもって新たなる時代を切り開いたものでした。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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. ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
. ┃ 後代、この飾らなさが彼を次に紹介する曹植の下として評価 ┃
. ┃ ┃
┃ される原因となってしまいますが、巨岩の如き存在感が ┃
∧∧ ┃ ┃
( :::::) ┃ 三国時代の詩、そして文学に与えた影響は計り知れません ┃
(| :::,) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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'"´`''"´"''""''''""''"''''"""''"""'''''"''"'''""'''::::::::''"""''""''''''''""''"''''"""''"""'''''"""'
''"''''""""''"""'''''"""''""''''""''"''''"""'''''"""::::::::::'''''"""''""''''''''""''"''''"""''"""'''''"""'"''"""'''''"""''"
'"´`''"´"''""''''""''"''''"""''"'''""'''''"''"""'''''":::::::::::::::"''""''''''''""''"''''"""''"""'''''"""'
┏┓ ┏┓
┗╋━━━━╋┛
┏╋────╋┓
┃| 曹植 |┃
┗╋────╋┛
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┗┛ ┗┛
_,_.-、,-‐、 ,. '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、 \
,ノ `^"!_._ /: : ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,-'i^""''{ 、ト-.,_`^┐ //: : / : l: : : : : : ',: \: : : : : : : :ヘ: !: -、: :! : :: : : ヽ
}./. `ー, 〉`´ `'、_} /: : : /: : ハ: : :: : : : ',: : `\: : ___ :l:|: う :j Ⅶト : : : : : :ヽ
|::::.. `‐'´ | ′: ./: : : | ヘ : :: : : : :', : / テ==ヾ、ィ': : .Vf : : : : : : : ∨
|:::::: |┼ l {1: : : : : .メ、 \: : :: : : V/ / ヽ`: : : Vf 二、\:: l _ ノL
|:::::: |__ ノL.从N: : : : ィテ≧ : : : イ; {l l| : : : ,'l/::::::ヾ'! : : ! Y´
|:::::: | .`Y´ 八.: イ // ', \: ´! ', j: : : : : |{:::::::::::}:レ! ._ . ,-、 /)
|:::::: |、__ ヽ!l' ll j ` ` \_ _ノ.!: : : ;: !ヾ:::::::ノl : ! :´: : : :|__ / ////)
|::::::: .|/ ト、_、 j|| ll  ̄///|: :: : . |ヘ二ノ| ://: : `Yニ{ レ,.=゙''"/
|:::,.--―¬''''''¬‐-..,,,_ |人/ 〉l_ ', { ヽヽ_ノ ヘ | : : : /'´ : :/ノ:! : _:_:_:フ7_/ _ノ '"‐'つ
|'´::::..._,,...-----....,,,,_ ヽ{ .\j:: : :`ヽ ヘ //// マ/::::::::::::j .|: :/: -' /´ ,...<: : : :レ {l ! ´ ,二ニ⊃
}‐'""´-‐‐¬‐‐‐--..,`ヽ{─'-. : : : : : ヽ ヽ ` ー ' /!//≦>'´: : : : : : : : ::| メ\_, ィ─"
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ ::::::: : : : : : : : ヽ ト _ < | j/!j: : : : : : : :l: : : : : : <_`メ.ノ
>ーーー-------‐''"´._ .、:::::::::::: : :┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
`Y´ ヽ:::::::::::: ┃ 曹植は曹操の嫡子の中では2番目の男子です(庶子含めるともっと下)。 ┃
_ ノL_、:┃ ┃
Y´ ┃ 三国志をよく知らない人でも、学生時代に漢文の授業で作品に触れた人は ┃
┃ ┃
┃ きっと多いことでしょう。 ┃
┃ ┃
┃ 文才でもって知られる彼ですが、当時は文武に才を認められ曹操も後継者を ┃
┃ ┃
┃ 同母の兄から曹植へと変える事を検討したとも言われています。 ┃
┃ ┃
┃ しかし、放埓な性格と酒好きが祟り、飲んだくれて仕事をサボった事が発覚。 ┃
┃ ┃
┃ 完全に信用を失い、兄との後継者争いにも敗北し、以降干されます。 ┃
┃ ┃
┃ しかし、文才だけは三曹の中でも最高とされ、後代もっとも評価されました。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 曹植は天才にありがちな奔放で権威を無視するような自由人でした。 ┃
┃ ┃
┃ また、当時はあまりメジャーでなかった仏教も、そのお経の響きが面白いと ┃
┃ ┃
┃ 周囲を顧みる事なく取り入れるロックな芸術家気質が記録されています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ二)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ、, -―――-、 , ―=-( ̄ ̄ヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| /` ´ <´ フ /
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|, -、 / / `ヽ(_,、二フ
:::::::::::::⊂ユ::::::::::::::::::ム=≦/ /7 ヽ, -- 、
::::::::::::,-―、::::::::::::::::メ,_) /:::/ /| ヽ > )
:::::::::::::7 く:::::::::::::::::::マ_) /⌒| /|:| 仆 | .( く
::::::::::::ヽ_,、 ヽ::::::::::::::::|_) Ⅷ ,イ /|:|:|| /:|.|| | フ l
:::::::::::::::::::::`゙::::::::::::::::::|、::::::ヾ彡.ト /:|:|:|:|| /|:∥| | |`ー'´
:::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::|::≧、У| |∨:|:|:|:|:|ヽイ:|:|:|:||:|| | || _ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
::::::::::::::::::フ)::::::::::::::::::|´:::::::/:::| |,-- ソ:|| /ハ 廴二7 ┃ そんな彼の作風は、感情のままに動く性格通り ┃
::::::::::::::::( ヽ:::::::::::::::::|:::::::/:::::| ■□■□=、 メl // ,--, ┃ ┃
:::::::::::::::::::::)ノ:::::::::::::::::|::::/::::::::ゝ□■□■/_,イ //.< 7 ム / ┃ 抒情的かつ、幻想的で発想に高い技巧が伴い ┃
:::::::::::::::::::´:::::::::::::::::::::|::/,イ´ ■□■□■、:::::::|〆 \ ( ,、 ヽ ┃ ┃
::::::::::::::::(⊃::::::::::::::::::::|:::::::/ イ□■□■□ ト、::l Dヽ `´ ヽ_) ┃ 後代の人に『詩聖(文学界の孔子)とまで ┃
:::::::::::::( ̄ヽ::::::::::::::::::|:::::/ l|■□■□+| |::V __ ┃ ┃
:::::::::::::::::7 く_:::::::::::|:::/ .,':l□■□■::::::| |:├ 、 ゝ ) ┃ 言わしめる程の高い評価を勝ち得ています。 ┃
:::::::::::::::::`´`ー=::::::::|/ ./:::|■□■□::::::| .l | \ ( く ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|{ /::::/□■□■:::::::| .lノ \ ヽ .| ./
:::::::::::::::::⊂ ̄ヽ::::::::::::|ヽ/:::::| +■□■□:::::| | \ / | /
::::::::::::::::::::( く:::::::::::::|::::::::::::|::::□■□■/ | .| ヾノ
::::::::::::::::::::::::7 |::::::::::::|:::::::::::弋|■□■□ .| |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 彼の作品の中でも『洛神賦(洛水の女神)』はとりわけ高く評価されています。 ┃
┃ ┃
┃ 美しくも艶めかしく、肉感的で儚い、そんな相反する描写で女神との逢瀬を描き、 ┃
┃ ┃
┃ 別れ難き哀切を描いた一世一代の詩賦に世の人は心を打たれ涙しました。 ┃
┃ ┃
┃ 建安文学の悲壮な無常観と乗り越える希望が織り込まれた傑作だと思います。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ __
/ \
( / < ヽ
==||== || || ' \ \ .{ミ}
==!!== .|| i i , ./ i| \ ` // ',
ll / / / 八 \ \ i i // }
|/}. |ヽ i'⌒,斗< }ヨ
. l .l 八\ 、,癶ソ .| /セ]] /__
- + - }ト ぅ ヽ > | /j /三三/
l i 圦' .7'.八 ハ〈三三〈
| 人个 ー‐ / / /⌒ヽ /.、
从 N ≧- 公 ' / V ∧
| レ' | ' / ∧
.. 人/ノ ノ|/ i / ∧
( / j / l / ∧
/ ̄7ソ / ∧,,..ノ| / ∧
/ / `´∩ ' ∧ ///| /
/ , _| / / - / , ', ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
i i _i ヽ / / / ┃ ですが長いのでここでは紹介しません。 ┃
人_ 、 ( \)´ /⌒) / / | ┃ ┃
v  ̄ ̄/// ̄ , / ノ イ | i ┃ AAや吹き出しと合わせると大変なの。 ┃
// 、__ {k{{ /ノ // | | ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
i Y _ノ{k{ 、\ / // | | |
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 興味がわきましたら是非検索してみて下さいね。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 曹植の詩は現代人が読んでもあまり違和感のない根源的な感情が描かれています。 ┃
┃ ┃
┃ ここで紹介する七哀詩は同名で当時の文人たちがテーマを変えて創作していますが ┃
┃ ┃
┃ 曹植のものは美しい情景描写から始まり、女性への問い掛け、そして女性の嘆きと ┃
┃ ┃
┃ くるくると情景が転換し、短い中にも様々な趣向が凝らされています。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/
(( _
.-┘゙ー ´  ̄ ‐- 、
イ // \ ヽrュ
/ / / / ト、 ヒ}
/ ,.イ j / i| || ` ‐- _||丶
/ / i | ! 斗 ー-| __ | | | || |‐-
l / | | |ム八 」⊥ _i「゛ 丨 丨i」| |!
jハ. | | |化ソ ヽ l´ヒィ_ト | 仗ミi、|l ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ| } ハ| ´ ィ \{ | | ハ_ィiリ/ ! ┃明月照高楼、流光正徘徊 ┃
ト 、 | | ハ | ハ彡 / ,ノ ┃(明月高楼照らし、月明りさまよう) ┃
| )ハ マ冖ヽ / 乂j }._ ∠イ ┃上有愁思婦、悲歎有余哀 ┃
| ,イ ト、 \ _ ノ ,. / イ ___/ ┃(楼上に思い悩む婦人は、嘆いても余りある哀しみがある) ┃
|l l l Y {冫、 __ ... ´ / ,ハ ―┤ ┃借問歎者誰、言是客子妻 ┃
l| ∥ !|\/ } 〃! 卜.ー┘._ ┃(「嘆く貴方は誰ですか?」「私は旅人の妻」) ┃
|! {. . |丨' ´| \ / | | `丶. ` ┃君行踰十年、孤妾常独棲 ┃
j / l | | ,ハ ト、| `ヽ ┃(「夫は十年前に旅立って、私は一人で待っています」) ┃
, i l | | / { } r 、 レ┃君若清路塵、妾若濁水泥 ┃
j l j/ j,.イ\ 〉 Ⅵ |\,/ | ┃(「あの人は路上の塵、私は濁った川の泥」) ┃
! ゙l j ノ\ \j || ハ r| ┃浮沈各異勢、会合何時諧 ┃
{ ハ Y'´ \ \__/ 丿 '. k| ┃(「元は同じ土なのに、塵は飛ばされ泥は沈み、二度と会えない」) ┃
/ ,ハ===ハ \広厶イ」 マエ| ┃願為西南風、長逝入君懐 ┃
┃(「西南の風となり、貴方の胸に飛び込みたい)」 ┃
┃君懐良不開、賎妾当何依 ┃
┃(「でも、受け入れてくれなかったら……どうしよう……」) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 1800年程前の会いたくて震える系女子です。 ┃
┃ ┃
┃ 会いたくて震える系女子も10年前の話ですが。(震え声) ┃
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃曹植の詩は父、曹操の雄大な作風を受け継ぎ、激しい感情を技術で巧みに乗りこなし ┃
┃ ┃
┃さらなる高みへと昇華させ、新たに幻想的な詩の世界を構築したものと言えます。 ┃
┃ ┃
┃よく磨かれ、そして光を放つ美しき宝石が私が持つ曹植の詩のイメージです。 ┃
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_ { { __,ノノ
. ん:.:.:.: Y rォ/二}厂 _
_乂:.:.:Cノ≧====彡≧ {ハ} /:.:.:.:`ヽ
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\:_:_:Cノ8/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、パ。≧=≦_
γ:::::ヽ8′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} :} 8/: : : :\
{C:::::::} |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ /。゚_\:_:_:_:/
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んハ}}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.7/゙´:.:.:.:.:.:.:.:. / /{{:::::::::C}}
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. }}{ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.< /}__,>'′
〈0{ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:/>'′
∨8 ,:.:.:.:.:.:.:. /:/ r'′
V8ヘ≧=≦≦(,ノ ノ
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┃彼は破滅的な性格故に失脚して為政者としてその才能を発揮する事はありませんでしたが ┃
┃ ┃
┃詩の世界において数百年後の唐詩全盛期に現れる異才・杜甫に詩聖の座を奪われるまで ┃
┃ ┃
┃常に輝きを放ち続け、そして今でも我々に瑞々しい人間の根源を見せてくれます。 ┃
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┏┓ ┏┓
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┏╋────╋┓
┃| 曹丕 |┃
┗╋────╋┛
┏╋━━━━╋┓
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孑ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ !ハ ソミ、
爻ミミミミミミミミ彡'´ ハソ〃 !リ ヽミ、
爻ミミミミミミミシ´ /ハ ' ハ! }´
彡′; ; ; ; ;ヾ, _,,rミ
彡 ; ; ; ; ;ミミシ ,yチ㍻≧=ュ、 ,,㎡"¨`〉
爻 ; ; ミミミミリ t=ーtッ=ァ`¨ f、セツ´ヽ
彡; ミミミミミミ、 `¨¨ , ヽ¨´ '
彡ミミ{ ミミミミ, ` ー ー ゝ, {
≦彡ミヽ r ミミミ, λ __ ノ 、 .
,爻ミミミヽ ゞミメ γ _ ! }
,爻ミミミミ>- ' ´ ー= ` ;
Yミミ≧=r :. :、 イ、
ゝ/;';';{;'ヽ\ ' :::::..、 __ イ,ハ;'≧ 、
イ;';';';';';V∧. \ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ィ´;';';';';';';';';';';' Vハ. \ ┃最後に紹介する曹丕は曹操の嫡男、曹植の同母兄で廃嫡されそうになった人です。 ┃
≦;';';';';';';';';';';';';';';';';'; V;∧ \ ┃ ┃
;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'V;';'\ , ┃結局は曹植や他の弟との後継者争いに勝利し、曹操の跡継ぎとして魏王に即位。 ┃
;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';'V;';';';'ゝ/ ┃ ┃
;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';V;';';'/ ┃漢の献帝に禅譲されて、皇帝に即位。漢を滅ぼし妹に罵倒されたりもします。 ┃
┃ ┃
┃即位してたった数年、風邪をこじらせて崩御してしまいますが、そのたった数年で ┃
┃ ┃
┃曹操の晩年には反乱と貧困、飢餓で崩壊の様相を呈していた魏を生まれ変わらせ ┃
┃ ┃
┃何一つ揺らぐ事のない帝国へと大きく変容させた名君でした。 ┃
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃正史三国志の著者陳寿は曹丕の文才をこう評します ┃
┃ ┃
┃文帝天資文藻、下筆成章、博聞彊識,才芸兼該 ┃
┃(文帝曹丕は天与の文才があり、筆を下せばそのまま文章となった) ┃
┃(物事をよく知っており、記憶力が高く、様々な事に才能があった) ┃
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イ彡三ミ三ミミヾミヽ,,
,イ彡〃7イノハ! __ .{`゙゙゙゙ヾメ
イ≦彡メ /≧=-、 `} ‐-‐Ⅵ
.イ彡´ 彡 、 == , 、‐≡ニ
彡ノ 彡' `ー一 '丿ー ヽミメ、
イ彡ャ-彡{ /r ニ二ゝ--= ,,.)、 i うわっはっはっ!
彡i r、 彡 ! /Y‐- .."二_ ‐ ァl l
彡l )彡. l:::::::::::::::::::::::::::::l l
イメ、 ` 彡ト、 l:::::::::::::::::::::::::::::j l
川 i:it‐''''''' ヽ:_:.:.:.::::::::::::::ノ .j
川 ll ゝ、  ̄ ̄ ̄ ノ
- ‐ ¨ ̄Т !`ヽ  ̄ ¨ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
.l ヘ \ ー' ┃そしてこう続けます。 ┃
.ヘ ヘ .\ ‐-- ┃ ┃
┃若加之曠大之度、励以公平之誠、邁志存道、克広徳心、則古之賢主、何遠之有哉 ┃
┃ ┃
┃(でも性格が『クソ悪かった』)※意訳です※ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃そんな彼の作風は合理性重視、物事のありのままを追求するものでした。 ┃
┃ ┃
┃弟の曹植が父の壮大さ、感情の豊かさを受け継いだのに対し、 ┃
┃ ┃
┃曹丕は現実的視点、写実性をより強調する方向で父の作風を受け継ぎました。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃彼の文章はその性格の悪さとは裏腹に、食べ物に関するものが面白く ┃
┃ ┃
┃またその写実性も相俟って、読む人の笑いを誘います。 ┃
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/三彡' ア'⌒ヽV}三三三三}リノムi{く
}ニ彡イ´ _,ノj厂 ヽ ̄⌒´ }_}
jレ_,z彡 '⌒ヽ__} ノ'⌒ E{ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
イァ‐にi{ ,≦ニミx_ ヽ 厂 ̄ __ ヒi ┃真定群梨、大若拳、甘若蜜、脆若浚、可以解煩飴 ┃
}f7^ヽ三 r―=ミx__ 人__ィf三二}i∧ ┃(真定の梨、大きこと拳の如く、甘きこと蜜の如し) ┃
. {_{ i三 人_nノ'⌒二 {_n_丁モ^} ┃(歯触りはしゃくりとし、甘いものへの執着を抑えるには十分と言える) ┃
}_i (}三 \___// }ト、_ モ/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
}人 }三` _r ー-- }i ノ
/\ノ丁三 // 乂___ ,人___ 「/\
 ̄ ̄/////{|/{ ⌒` ( ∠二\`二_ } {/l//// ̄ ̄) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
/////////∧{ \ (_r――――┘ //l// / ̄\ ┃飲食之物、南方有橘、酢正裂人牙、時有甜耳 ┃
/////////{/∧ \_ ー‐' ィ///( (__厂}// ┃(南方に橘という果実があり、歯にしみる程に酸っぱい。甘いものは僅かである) ┃
/////////|∧ ',  ̄¨¨ブ¨¨´ /////,〕ー―┐ |// ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/////////|/∧ ',__  ̄ / ////____厂}_└┘/
/////////|//∧ ` '´/ /// └ァ ┌‐┘////
/////////|///∧ / / / ̄/ ///////// ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
/////////l////∧ \ / //  ̄ ̄|_{///////// ┃葡萄醸酒、甘於麹米、酔而易醒 ┃
――――――――┐ \ / ////[レ'〉__/////////// ┃(葡萄で酒を造ると、米麹の酒のように甘く、酔っても覚め易い) ┃
一'⌒i二二二二二二{\_/ //////<_//////////// ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
__/)////////// -――――――-///////////////
__////////// \__//////////
___ノ/////////,ト、 -―――――- { { {//////////
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ とにかくありのまま、見たままを文章にし、『詔勅』として発するのが曹丕の特徴です。 ┃
┃ ┃
┃ 上の文章も全部『詔勅』として記録されたものでした。 ┃
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///////////////////  ̄\ ヽ/////
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┃そんな曹丕ですが、現物を写実するのではなく自らの志を見事に描いた文章が残っています。 ┃
┃ ┃
┃これが世に名高い「典論・論文」です。 ┃
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{ l i l i ,'ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ≧
',l i l i {ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
x≦ゝ、 l iⅦミxミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
/ ,イil州シ ̄ Ⅶ寺;\ `゙''マ三三三
/例洲/ Ⅵ ヾx_\ }三三二
! '/洲,' ,..、 ヾ/ _,.、、_ }三二二
併il,'_,....、 ` 'ー‐ '´ x圭圭圭≧x イ三二二
′/圭圭ミx_ { ,′_,ィ圭彡''゙´ _ 、__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
{~__`゙等:=- `等;ィrt;ァ'' " ̄,ノ )典論 論文(儂の論文集 文章について語るの巻) *一部抜粋 ) (
‘, ヘ‘'″.ノ,r ::::::_`¨¨_´, ) (
/ _ ̄, / ` )蓋文章経国之大業、不朽之盛事 (
{  ̄,r′ ヽ、 )(思うに文学振興とは、国家の統治の大事業であり永遠に残るものだ) (
‘, _λ ___ノ ` ‐- )年寿有時而尽、栄楽止乎其身 (
| i ゝ-‐ ´ __ ', )(人の命は何時かは尽き、栄華も快楽も生きてる間だけのこと) (
l l ,. ニ = -─ ¨ ´ _ヽ. ‘,ヽ)二者必至之常期、未若文章之無窮 (
l l }-───… ''' "´ ノ i )(こんなものはどうでもよい、文章は永遠に残る) (
l l _,. ''´ ! )是以古之作者、寄身於翰墨 (
',.  ̄、¨¨  ̄ )(だから昔の人は文章に自分自身の魂を込めて書いたのであり) (
ヽ、  ̄ )見意於篇籍、不仮良史之辞 (
/,'>.、 _ _,. -‐ )(その文章さえ残るのであれば、歴史に名前を残す必要はない) (
)不託飛馳之勢、而声名自伝於後 (
)(権力によって名前を残す必要もない、文章を読めば自然と知るのである) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y Y
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┃「人間とは、国家とは、文学である」と宣言し、人は文章によって過去とも未来とも繋がれる ┃
┃ ┃
┃そう高らかに述べて、文学に留まらぬ別の地平へと自らの思想を発展させたものです。 ┃
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┃ それまでの虚飾に満ちた詩の世界を素朴で雄壮な詩で切り開いた曹操、 ┃
┃ ┃
┃ 現代にも通じる心情描写と幽玄な空間を描き出し幻想的な世界を作り上げ詩聖となった曹植、 ┃
┃ ┃
┃ そして中原の地に新たなる価値観、「文学こそ人間であり国家である」と皇帝自身が宣言した曹丕。 ┃
┃ ┃
┃ この三曹の活躍によって、戦乱によって荒廃した人心は、文学による新たな時代の到来を予感し、 ┃
┃ ┃
┃ 絶望の漢末の世から希望の魏初へと時代は移り変わっていくのでございました。 ┃
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゚ o . 。 . . , . , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
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。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚., . ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 ゚
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. . . , 。 . . , .
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。 ∧∧ ∧∧ 。
( :;;;;;:::) ( :;;;;: )
┏━━┓
┃なお ┃
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_,,,、
,-、, ,/ }
,) ) ,i´ ,, 幽 {,
‐---‐´ ,|´ ,,--、 ヘ,-、_ /ノ´ ,} _,,,、,二i
{ ,i´,、 __,,,,,ノ´ },ノ´~
-‐`‐、, ヽ,,,__-、 ,-==,‐´ `~´{
ヽ, 涼 ,!" ,‐-´ !,, 冀 ,ゝ, ∠ヽ--,
| ヽ, ), 并 { {´ ~,`青 /~~
!、 ヽ , }~`‐ッ { ,/ ̄,~,} ) /´
ヽ ,_,--´`~ `ヽ,_ ,} ヽ-、,ノ´エン ,{´ } ` {
ヽ 雍 ,-! 司隷 i~ヽ,_-‐‐´ ( 徐 \
,ノ‐~´`~ ̄ヽ‐-、`ヽ ´~´、 豫 ,_ヽ--‐´ヽ
i´~ / ~~ ヽ _ 、-´ `ヽ
| ´‐´ヽ, `/,-´ ヽ
| _ヽ `} -=二,
} 、‐´ ~‐-i }
/ ヽ, 荊 、´~~ 楊 ,、ヽ
/ 益 (´i_} ,) {
/´ ヽ } 、-´
/ { } {,
´ )_,,,,、 !_,,, , ノ´
‐---、 {`ヽ-‐´ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ヽ,, } ┃魏では曹丕、曹叡と皇帝が立て続けに若死にし、人々のこの希望は裏切られ、 ┃
"‐-、 ノ ┃ ┃
ヽ_-‐´ ,_ ┃曹一族は人望を失い、その隙に司馬一族の晋が天下を統一する事になるのでした。 ┃
ヽ --‐´ ~ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━┓
┃おしまい ┃
┗━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃拙作に長らくのお付き合い、どうもありがとうございました。 ┃
┃ ┃
┃スレを貸してくれたイッチにも多謝。 ┃
┃ ┃
┃僅かなりとも戦争以外の三国志の魅力を皆様にお伝え出来たら ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
、__人_人_人_人_人_人_ 人
)幸甚至哉、歌以詠志 (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y
そういえば果物大好きでしたね
だから雄山か
ちょっと待ってくれ
今投稿してる人明らかにベテランやる夫スレ作者だろこれ…
構成力と演出力がイッチを遙かに超えてる…
投稿乙ー
乙
みんなゴイスー
投稿乙。しかしついに中国史の話まで投稿されるようになったか……
内容や構成も手馴れてるしこれベテランやる夫スレ製作者からも注目され出したってことでは?
もしかしたらそうした作者たちも押し寄せて本当にカオスな場になっていきそう……でも知的興奮は増えそうで良いw
曹植は曹丕に粛清されそうになったのを、豆の詩を詠んで華麗にくぐり抜けたのしか知らないわ
乙ー
曹魏は曹操から続けて有能な統治者を輩出できたのに残念だった
おつおつ
ルバイヤートの話といい酒好きピーキーキャラに便利やなハクさんww
>>4567>>4573
やる夫スレは人生初制作、初投稿なのでそんなに誉めないで(もっと誉めて)
吹き出しを挿入できる機能のついたエディター使えばこんな感じにすぐ仕上がるので
興味があったら導入するといいと思うよ
今回使ったのはOrinrinEditorとやる夫スレ用mlt集積所スレでダウンロードした全部入り
>>4595
いやいや、すぐに自分専用のスレを立てる作業に入るんだ
初心者でこれ、はいくらエディタが優れてても普通は無理だぞ
下手な作者はまずこんなにセリフを読みやすく区切る作業さえできんのだ!
>>4595
>>4597
そうだそうだ!いつも説明のセリフが糞ダラダラ長くなって困ってるんだぞ!
おかげで読みにくいとか言われる羽目になるんだ!
ひどいおまけ
上の読者投稿にあった
、__人_人_人_人_人_人_ 人
)幸甚至哉、歌以詠志 (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | 試しにエディタを使って作ってみた
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | このコマ一つ作る間に国際、国内、一話作れてしまう私のスレ
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
おしまい
|
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もっとも、300年後に自分どころかその親も祖父もめちゃくちゃくになじった文章が、
後世に残されて古今東西の名文を集めた文選に収録されるとは思わなかっただろうけど。