|__／´￣￣￣｀(____)s｡　　　　　　　　　_　-　¨　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　-=ﾆ二三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀`丶､-=　 ￣　　　　　　　　　　　　＿　　-=ﾆ二三三三三三三三三
￣￣　丁ﾞ　''''　┬--　　｡｡...,,,＿　　　　　｀ヽ　　　＿　　--==ﾆﾆ二三三三三三三三三二ニ＝─…宀
xixixixｉxi|「二」: . ||xixixixixixixixixｉ￣¨|ﾆﾆT──￣──┐三三二ﾆ=-─　“¨”￣　　　　　　　　　　__,,
xixix匚]i|:.:.:.:.:.:.:.:.||xixixixixixixixixixixi |￣¨lー┬ｧ─r‐ァ=く　　　 _,..,_　 ｡o≦=-─-ミ　　　　　｡o≦: : : :
xixixixｉxi|:.:.:.:.:.:.:.:.||xixixixixixixixixixixi |777|xixi|' : :..:.| /: : : :Y:ﾊ'´: : : :Yﾞ|　/: : : : : : : : ヽ　fY´: : : : : : : : :　　　　【セクター：グルース　１Ｆ】
xixixixｉxi|:.:.:.:.:.:.:.:.||xixixixixixixixixixixi |///|xixi| : :.:..:| |: : : :..| | |: : : : : | | /: : : : : : : : : :.|　| |: : : : : : : : : :
xixixixｉxi|:.: : |￣￣￣￣￣￣ |￣　‐-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ⊥L:_:_:_:| | |: : : : : | | |: : : : : : : : :.:..:|　| |: : : : : : : : : :
─ﾞ＾|ｘiｘ|:.: : |_|｀'ト 二二二二二二L＿__ ￣　　-=ﾆ二二二二T───‐┐:_:_: : : : : : |　| |: : : : : : : : : :
¨￣||ｘiｘ|:.: : |_|: :|:.:.:|:ト .,:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:|＿＿＿＿　　k ¨　''　‐-=辷竺竺|: : |￣￣￣￣￣|:_:_:_:_:_:_:_
¨￣||ｘiｘ|:.: : |_|: :|:.:.:|:|: : |: : : :_:_: : : : : : : : : : : : : : : :| ∠_＼　 　 　 ＿　 ¨　'''　‐ｧ=　∠_二ﾆ＝ー┐|¨|
¨|:..:||‐ ┴─|_|: :|:.:.:|:|: :.:| ___|｀'弌s｡.,:_:_:_:_:_:_:_:_　　--==＝＝ 　 '''　¨¨|　　　　 S　　　　¨　''　‐=ﾆL|_:|
ｰ|ﾞ.:||　　　 　 ヽ:|:.:.:|:|:.:..:|:|ｉ‐|: :.:..:|￣￣￣￣: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |　｡o≦⌒ヽ　　　　　　　　　　　｀

.　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　 　 　 ＿　　 　 　 |￣￣|　　　　 ＿
　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
...　　　　Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
.　　　　(二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV　　　　　─────コレだな。
　　　　　　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V
.　　　　　　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V
.　　　 　 ／.ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ ､
.　　 　 /　　,'|　　i＞―‐＜..../／￣｀ヽ､
.　　 　 |__／　|　ﾍ＿＿／　 |　　　　　 ヽ､
.　　 　 |＼＿|　　　,'　　　　　|＼　　　　　ヽ
.　　 　 |　　　|　　　i　　　　　ﾍ　＼―----'ﾞ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /⌒,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,.､‐　￣ ¨ - _　　　　　　　　　　　/:::::/
　　　　　　　　　　　 ＿＿　　　　　　 べ:::::＼-　￣｀ヽ＼　　　　 　 　 　 /:::::/
　　　　　　　　　 ／_¨ - _ニ- _　　 〈　＼＼::へ , -､ 　 '∧　　　　　　,.､/:::::/
　　　　　　 　 ／／ -_＼ ＼ﾆﾆ>　　>､　 ヽ ヽ<　_ノ>､ }　|　　　　　　〉::｀::7
　　　　　　.／／／ 　 }　}　_|∠∨ヾ::::::ヽ　 l　　Y::/ ＼ヘ」　＿＿_　 l/::::/）､
　　　　　 /ア／　 　 / ／_二三三ニ＼::ﾊ　l　　 〉:､ 　 〉‐∠-‐┬┴/:::::∧/ﾉ>
　　　 　 /:::/　　 　 //／::::::::::::=-└,　　ヽｰ-,.､∧:/ ／]〕　 }─┴-/:::::/_/`^′
　　　　.〈:::/､　 　 .//::::::::::::／　 /￣　　　/ //､＼K─┬┬'　/￣/::::r':::::ヾ)　　　　　　ああ、間違いない。
　　　　 ∧_/ヽ　_//:::::::::／　 　 l￣￣￣￢ 〈-　_7ヽ＼───''７::::/--､:::〈
　　 　 /　/ /ヽ┴':::::::::/:＼　　∧　　　　　 ∨,:.:.:.ヽ_// ＼､ _､丶｀／ﾐ〉 }::/　　　　　　ここが─────
　　　./　/ / //::::::::::::〈::::::::::＼　∧　　　　　 ∨￣､￣＼　|「￣乂 ヾ./／l′
　 　 ヽ./ / //:::::::::::::::::＼_::::::/ヽ.　 ｰ-　　　_/　｀ト ヽ 　 ヽK､＼ ｀¨Y　/
　　　　 ＼//＼:::::::::::::::::::::::￣三ﾆ=-　_　　　l　　 L_ / _...-‐'::::＼ヽ_/_/
　　　　 　 ｀ト _ ｀ -=::::_::::::::::/三三三ノ￣/7ｧ-　_､丶｀:::::::::::::::/￣　/
　　　 　 　 .|　　 -　_　　￣/-=三＜＿__/／ 　 　 ｀`～=::_::::::|　　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　 ｎ.___◎　 ｎ.___◎　 ｎ.___◎　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　 |┌‐┘　 |┌‐┘　 |┌‐┘　 Ｏ　Ｏ　Ｏ　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣　│　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　 Ｌ.二ｺ　　 Ｌ.二ｺ　　 Ｌ.二ｺ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　 　 │　　　　　　　　　　　　　　　　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 ／　　　　　　 └───────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　,　。-‐--|  ／ よ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞也.　　　　  ／　　 |　 `ト 、　　　　 　 　 ＿　 00
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｘく 　｜　　 ｜　　　　　｜　　 　 ﾐﾒ､　　 　 　 辷l /７　 _,ノﾌ　　 に二二l　 に二二l　　 [][]「l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾞﾏじへ、　　　｜　　　　　　　　 .／リiｿ　　　　　　　くノ　　ﾚＬ!　　　　　　　　　　　　　　　 　 くノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼夊i㌧､_　｜ 　 　 　 　 ,.イ!刋／
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ く　　｀ﾟ'' ミ芝玉竺壬云=‐'´ 　 ﾐﾒ､　　　　　　「位相空間に通じる……『隠れ場』だ。」
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ ﾞﾏじへ、　　　　　　　　　　　　　.／リiｿ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 ＼夊i㌧_｜　 　 　 ｜　　,.イ!刋／
　　┌──────────┐　　ｘく　　｀ﾟ'' ミ伝竺竺竺云=‐'´ 　 ﾐﾒ､──────┐
　　│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　ﾞﾏじへ、.　｜ 　 ｜　｜　　　|　 ／リiｿ  ┌────────────┐
　　│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　　 ＼夊i㌧､.　　 ｜　　 　 　 .イ!刋／　  │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　│　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 │　　　　　　｀ﾟ'' ミ芝三竺壬云=‐'´　　　　  │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　└──────────┘　　　　　　　　　　 ｜　　　　　｜　　　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 └────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‐_二_''～､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _／／＿　 ＼__＼
　　　　　　　　　 　 　 　 /＿ヽ/ o ）r‐┘､＿',
　　　　　　　　　　　　　 {_　　 ＼ /::L￣ ¨ ┬'
　　　　　　　　　　　　　　ヽ＼　　＼:::::ヽ　_/　　　　　同箇所に２つの反応がある……。
　　　　　　　　　　　 _　-ｧ┴‐｀ヽ＿/｀ヾ:∨
　　　　　　　　　 ／　／　 ／／／／⌒,､ﾉ　　　　　　ここ一つで２つの空間に繋がってるな……。
　 　 　 　 　 　 //　/　　/　/::/ ./ ／ /＼＼
　　　　　　 　 / 　 /＿ /　　7　/ /　 .{.　　＼ヽ　　　　片方はおたくらレッドスプライトの人員でも行けるが……。
　　　 　 　 　 |　 ./　　 |　　　 /　|｀ヽ　ヽ　　「 |
　　　　 　 　 ∧_/ ＿　 !　　 /　 .|_/　　　〉､_L」　　　　もう片方は、俺らと同じアプリケーション持たねぇと無理だな。
　　　　　　　 |/　「　　 ｀ヽ￣　　　|',　 .／　 |　|
　　　　 　 　 ,〉　.| /二ヽ　',　　 　 lﾍ　ヽ. 　 |　|
　　　 　 　 ./ ＼_lヽ|:.:.:.:.'，.l／￣`ﾍ::＼__≧ L.」
　　　　　　 |　　　ﾍ l:.:.:.:〈ヽj　　　　 ヾ:::::::::::::::|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　　　　　 　 　 　 　 .＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　　　　　　 　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　　　　　　 　 　 　 　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　　 　 　 　 　 　 (二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)　　　　　　　　　となると……一度帰還して……。
　　　 　 　 　 　 　 , - ､Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV..＿, - ､
　　　　　　　　　｡ ﾟ」二7.Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V..─〈/二ヽﾟ　｡　　　　　　　　　  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　｡ ﾟィﾁ{＿　　Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V､.￣／　＿}ユｭﾟ ｡　　　 　 　 　 |　  ああ、俺らのこのアプリを配布するトコからだな。
　 　 　 　 ｡ﾟ∧少ｼ┬|＿_ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌﾉ} ..{＿.ﾉ7 /｀寸ムﾟ｡　　　　　　  ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　 　 ｡ﾟ∧V／ ヽ}　 |　', ｀T´＞―‐＜ ¨´　/ ,'　|　　|/　〃ﾞ寸ﾑﾟ｡
　　　　 ｡∧V/＼　ﾉ　 .!　 ',　}､ ｀￣￣´　　 _/ ,'　 .! 　 !　　　ハV∧｡
　　 　 ｡∧V/＼ ヽ|ー┼─-'　 Τ￣￣Τ´└─‐┼‐┤　／　 | V∧　　　　この際、ソッチが持ってるアプリ全部欲しいトコロだが……
　　　 ｡∧V-､,,　｀ ﾊ 　ｌ 　 　 　 |　　 　 .|　　 　 　 ! 　 |　　　／ヽiV/!
　　　 ｡iV/!: : : :.''-､,,ヽ ヽ 三三 |三三三|:三三三/　　|　-‐'　 　.}lV/!　　　そうもいかねぇよな。

　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 -───-
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / ,′ 　 ./　/　 ヽ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.! |＿＿/　/　　/ ∨
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |┼───┼─-　」〉
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r￢＝＝＝━─-､./」
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |:､　　 　 　 　 ,.｡*'":l∧
　　　　　　　　　　　　　 　 ∧::∨´￣ ＼ /::::::∠／|　　　　　　だろうさ。
　　　　　　　　　　 　 　 　 L」l､:::.､　　 ／;:｡*'|ｰ|　/
　　　　　　　　　　　　　　 _ゝ」､`ｰ￣-‐　／./７／　　　　　　　……それに俺らも、多分サムが持ってるアプリを全部は持ってねぇしな。
　　　　　　 　 　 　 ,.｡*'"＼＼＼´￣＞ ´　／|ヾ≧x､
　 　 　 　 　 　 ─/,- ､ヽ　ヽ∧　 ｰ-‐=≦三∧ ∨∧＼-､　　　つーかサムやイオなんかは装備そのものが違ったりするし、
　　　　　　　/ 　 　 ／∨ﾍ.　 '∧　∨斗=======-､'∧_ |:l ＼
　　　　　　./　　 ／　　 ∨ ,--､斗‐￢/　`ー──' ｀～-::l 　 l　　なんかココに来てから抱えてたり背負ったりしてるしよ……。
　　　　　 ∥￣||　　　　o」/::／＼!　　|　　|　　　　 ',　Ⅵ ∨,　|
　　　　　∥ 　 ||　　　／::／:::＼::::＼_.|　　|　　　 　 ',　|'l.　∨,_!
　　 　 /∥　　.|| 　 ./::／::::::::､::::＼::::::＼　|　　　　　.l　|'|.　 |_∧

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 r'=ヾ
　　　　　　　 　 　 　 　 (≧　￣￣〕
　　　　　　　　..,.＜ 　 ￣￣￣　≧ゝ
　　　　　　..／_／／＿ 　､　 」::::::::::::::l
　　　　 　 .ﾞｉﾞｉﾞｉ 　ﾞｉ　,.斗..::ｉ...:::l:::::::::／>　　　解ってはいたが……アンタらも一枚岩じゃないんだな。
　　　　　 　　ﾞｉﾞｉﾞｉ.／ 　l...:::|::::::l::::／／l
　　　　　　　 　¨ﾞｉﾞｉ_／::::::::|:::::／／:,/~　　　よくもまぁあんな怪しい奴らに従ってたな……。
　　　　　　　 　 《^｡...:::::::::::,(◎)=∨
　　　　 　 　　 r'⌒〃`i／／::::::〃=､
　　　　　　　　乂 ,.辷◎≦ ¨￣＿_」
　　　　　　　　　{ : : : : 〃´　￣｀ヾ : ＼
　　　　　　　　　 [￣. /　　　　　　}}: : : 〉、
　　　　　　　 　 ∧: :/　　　　　　/: : : / /ヽ
　　 　 　 　 　 /.:::∨　 　 　 　 / : ／／..:::::.＼
　　　　　　　 .::::::::/　　　　　　/:／／..:::::::::::::::::.＼



　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _　 -─-
　　　　　　　　　　　　　　　　∠-　_　　　 ＿＼
　　　　　　　　　　　　　　　/_　　　 ＞''"￣￣ﾏ
　　　　　　　　　　　　　　 , 〈_)ィ丈＿＿　_　-､!　　　　ココに来るまではもっと沢山の『幹部』の連中が生き残ってたしな。
　　　　　　　　　　　 　 　 {_∠厶-‐､::::::::＼　　|
　　　　　　 　 　 　 　 　 （　　{　}　　厂二_ ￣`l　　　　　そいつらがまとめてた部分もあるさ。
　　　　　　　　　　＿　　　＼_,_r──- ､　 }.:.:./
　　　　 　 　 ／∠＿_＼_／／∨＼　　 |寸7´　　　　　　『少佐』は本来俺らの”総指揮官”であって、前線の人間じゃねぇ。
　　　　　　 / /　 ／￣二ヾ|　　∨　,二二 !:.ヽ、
　　　 　 　 77　 /7´＿ ｀ヾj　　　ヽ'　　　 ||::.:'∧　　　　アンタらでいうところの……ゴア隊長だからな。
　　　　 　 //　.〈/ /￣¨ﾆ',∧　 ／:.|ｰ=＝'!|::::}'∧
　　　　　.//　　/ /.:　　.::/|::∧':.:.:.:.:|　　　 ||三y┤　　　キャプテン・ブライトみたいなのも本来は居たんだ。
　 　 　 .//　　〈_/.:::　 .::/::j:::::∧:.:.:.:j＿＿_,ﾘ三{ﾆ|
　　　　 [」＼　　＼::...:::/::∧::::::::＞'三ニ=-'三/=ﾉ

.　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　 　 　 ＿　　 　 　 |￣￣|　　　　 ＿
　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
...　　　　Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
.　　　　(二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV
　　　　　　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V　　　　……確かに言われて見りゃ、
.　　　　　　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V
.　　　 　 ／.ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ ､　　　　　少佐の下、『副指令』を俺らは知らねぇな……基地に居るのか？
.　　 　 /　　,'|　　i＞―‐＜..../／￣｀ヽ､
.　　 　 |__／　|　ﾍ＿＿／　 |　　　　　 ヽ､
.　　 　 |＼＿|　　　,'　　　　　|＼　　　　　ヽ
.　　 　 |　　　|　　　i　　　　　ﾍ　＼―----'ﾞ
.　　 　 |　　　|　　　|　　　　　　＼|　　　　　|



　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_
　　　　　　　　　　　　　　,.｡*'"＿／　＼
　　　　　　　　　　　　　/-‐===‐ミ　､　∧
　　　　　　　　　　　　　|/r‐ ￢‐- ＼＼　',　　　　　 　　その人も消えちまった。
　　　　　　　　　　　　　ヽ|＿_/　　 　 ヽ}､ |
　　　　　　　　　　　　　　{　　|＼／￣::::l_l_L　　　 　　　ぶっちゃけ『幹部』にしちゃマトモすぎて幹部だとは思わなかったくらいだ。
　　　　　　　　　　　　　 ∧＿l∠=-￢7 |　　}
　　　　　　　　　　　　　{ヽ⌒ヾ´ 　 　 l /　 /　　　　　 　それにその人は『ミレニアム号』には乗っていたが、
　　　　　　　 　 　 　 ＿ゝL _ﾉ＿　　イｰ＜＿
　　　　　　　　　 _／ |:::|∧丈:::::::::::::::/:::::/　/　ﾊ＿　　　ミレニアム部隊の所属じゃなかった。
　 　 　 　 ,.｡*'"ﾏ| |　|:::|:::::＼:::￣￣:::／|　 |　|:/|　 ｀　､_
　 　 　 ∠-┐`Y:| |._」:::L_:::::::::￣￣:::::::_|　 |　|:! |　 　 |　＼　　　いや、息はかかってたみたいなんだが……。
　　　 ,〈＿_ノ 　 ヾ/　　　]ﾆ=-───'￢/⌒ヾ∧､ 　 ヽ＿」
　　 ./　　∥　　　|「￣l￣　/　ー─一'　 |｀¨¨　∨:､＞　‐￢_＼

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |_ ＝＝ _|
　　　　　　　　　 　 　 ＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　 　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　　　　 　 　 　 　 .(二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV
　　　　　　　　　　　　　　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V...=≠≦ヽ　　　　…………？
　　　　　　　　＿　　イ´/::ｌVﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐='u|.V.）从　　圦
　　　　　　　从7ミヽ :::::i::::!.ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ. !|　ｊ　　i!ﾉﾊ
　　　　　　ィミ）　ヽ:::::::::}::弋ヽ:::.. ＞―‐＜ ::::// .i!　　　 !| イト、
　 　　　ｒ三｀ヽ::::::::::::::::::|:::::::::）〉::::::::::::::::::::::::::!' ﾉｲ　i　　　|l　 ク!
　　 ／: 三: : ::::::::＞==７¨｀!:::乂::::::::::::::::::::::::::((　　/　　　,| ／/ ∧
　, '::（￣￣￣７{入 ｲ　ヾノ人:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ　/　　　 /!　　ノ　∧
.,'::::::/―――{ :| !´ .|　　ヽ:::::::｀ヽ、::::::::::::::::::::弋以>　　/:::＼　　イノ〉
i::::::i　　　　　 ∨´＼ ＼　　}ｧ⌒ __〉::::::::::::::::::::::ー――ｧﾐﾐﾆ） !　　/∧
代:::>　　　　　ヾ＞‐ つ‐し':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　ヾ　｀ミ!　/　∧
ヾ三≧=ニ三＞‐'￣´ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ｀ヽニニ　爻　　 ト、


　　　　　　　　　　　　　　　　　 -─‐-　 _
　　　　　　　　　　　　　 ／／＿＿／⌒ヽ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 / // 　 　 /　　　_　'∧
　　　　　　　　　　 　 └ｧ 7￣￣￣ 7-<Oヽノ}、
　　　　　　　　　　 　 　 l__{ 　 ,..-::::::::_::=-　ﾍ　|
　　　　　　　　　 　 　 　 ､_＞':::=-_「!　∩　ノ‐'　　　　　　　　　　　その辺りは複雑なんだよ、俺も把握しきってねぇ。
　　　　　　　　　　　　 　 {二￣／ ,lﾉ_　-≦{─┬─､＿＿
　　　　　　　　　　　　　　ゝ _＞=≦;／￣_ -_二ﾆ-､/ /ニﾆヽ　　　把握する前に消えちまったんだよ。
　　　　　　　　　　　　_　-∠二_￣/　／　 ／　　　 ＼｀ r==ﾘ
　　　　　　　　　　　/r_イー‐/ __ヾ＜　　/　∨＿__」.　ヽ 　 |　　　想像は出来るが、確定ってモンが出せない。
　　　　　　　　　 _f7 | /　　./ l 。「|　　Y|　　/　＿_∧　 }.　 |
　　　　　　　　 /r=､ l |　　 |　|　 l l　　 l:i　 / /|＿| '∧./ 　 |　　　　ま……なんだ。
　　　　　　 　 /､|:::::|､」　　 l　|　 l |　　/ ／不､_l」_7lヽヘ7ﾆ!
　　　　 　 　 _L.┤:::Kﾍ ＿_ヽ|　 |」_／ / /　|　|￣|│ ∨:| |

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _ ､, _　_　_
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _,. ィ7/ i|!　i|!ﾊ ヽ￣ー､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ｲ rｆ{i　　i|!　il||l!　　}i|!　ﾊ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 {i/li i|!　　 l|!　 !||l　　 }l　　 }　＼
　　　　　　　　　 　 　 　, イ{i　|i i|!　　{l　　i||!　　j|!　　 l|　 }iヽ
　　　　　　　　　　　　　{ヽ{i|!　l i|||!　　|! 　 }l　 　 ﾘ}　　 |　}|ﾘﾊ
　　　　　　　　　　　　　|ヾi||!　　i|!　　 l|　　l　　　/}!　　　　　　|　　　　　　　　少佐達
　　　　　　　　　　　　　l{　i|!　　i|!　 　 !　　!　　/ i|! 　 l/　 　 ﾘ　　　　「『ミレニアム部隊』には秘密がいっぱいってことさ。
　　　　　　　 　 　 　 　 ﾄ∧ヾ　 i|!　　 |　　ﾘ　/　i||!　　ｿ　　 ハ
　　　　 　 　 　 　 　 　 j､　ヾ 　 i|!　　∨/　 /　 i|!ﾘ　/" 　 /|　l　　　　表に出せるものでも出せないものでも。」
　　　　　　　　　　　　　l　}､v} 　 i|!　　 }l{　 / 　 少 /// ｲ/ ﾘ /
　　　　　　　　　　 　 　 ､ヽヾ　　 i|!　　iﾘ　/////ｲ/ｲ/　///ノ
　　　　　　　　　 　 　 　 ヽトゞv≧＝＝＝＝≦リイ///佐/
　　　　　　　　　　　　　　　jゝ ´　　　　　　　　　　｀ 　＜/j
　　　　　　　　 　 　 　 r＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　　 ＼
　　　　　　　　　　　r二￣￣￣￣￣￣￣￣ | ￣￣　　＝= ゝ _
　　　　　　 　＜　　　　 ﾞ　ヾ　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　≧ _､
　　　　＜　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　＞

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　　　　 　 　 　 .＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　　　　　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　　　　　 　 　 　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　 　 　 　 　 (二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　 　 　 　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV
　　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V　　　　　　……ちなみに副指令さんの名前は？
　　　　 　 　 　 　 　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V
　　　　　　　 　 　 　 ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ
　　　　　　　　 　 　 _ 　≦ ＞―‐＜ ′≧　_
　　　　　　　 　 　 /　 /ﾆ/ﾆ/ニ/ //　//ニﾆ=-_
　　　　　　 　 　 .∧_.ｲﾆ/ﾆ/ﾆ.八//_ ｲ/二ニﾆ=-



　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _　 -─-
　　　　　　　　　　　　　　　　∠-　_　　　 ＿＼
　　　　　　　　　　　　　　　/_　　　 ＞''"￣￣ﾏ
　　　　　　　　　　　　　　 , 〈_)ィ丈＿＿　_　-､!
　　　　　　　　　　　 　 　 {_∠厶-‐､::::::::＼　　|　　　　本名は知らねぇ。
　　　　　　 　 　 　 　 　 （　　{　}　　厂二_ ￣`l
　　　　　　　　　　＿　　　＼_,_r──- ､　 }.:.:./　　　だが、サムやボンドルドが持ってる
　　　　 　 　 ／∠＿_＼_／／∨＼　　 |寸7´
　　　　　　 / /　 ／￣二ヾ|　　∨　,二二 !:.ヽ、　　　『肩書のミドルネーム』で名乗ってた。
　　　 　 　 77　 /7´＿ ｀ヾj　　　ヽ'　　　 ||::.:'∧
　　　　 　 //　.〈/ /￣¨ﾆ',∧　 ／:.|ｰ=＝'!|::::}'∧　　『ポーター』とか、『ハートマン』とかのでな。
　　　　　.//　　/ /.:　　.::/|::∧':.:.:.:.:|　　　 ||三y┤
　 　 　 .//　　〈_/.:::　 .::/::j:::::∧:.:.:.:j＿＿_,ﾘ三{ﾆ|　　　で、その人は……『ダイハードマン』。
　　　　 [」＼　　＼::...:::/::∧::::::::＞'三ニ=-'三/=ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,, ...´ﾞﾞﾞ..ﾞﾞ..ﾞﾞ.ﾞﾞﾞ.ﾞﾞﾞ.ﾞﾞﾞ.::;,,.､
　　　　　　　　　　　　　　　　　,;;. .__　-==―――==- __ヾ;,
　　　　　　　　　　　　　　　　,,ｨ///////////////////へ:..
　　　　　　　　　　　　　　　 ,;;;{////////…=～＾~~////∧}:,
　　　　　　　　　　　　　　　,.....}///////＜/////＞//////{..;,
　　　　　　　　　　　　　　 ;.....///////////ﾊｚﾊ/////////!...;
　　　　　　　　　　　　　　 i.../ﾆ√￣￣￣ }/| |/√￣￣ ｀/∧j!
　　　　　　　　　　　　　 　l//ﾆ}ﾄｰﾞ芸^ｰ //| |∧ｰﾞ芸^ｰ }///i:i
　　　　　　　　　　　　 f.:v///ﾆ/‐==‐＜///个///＞-==///∧r.､　　　　「第二次シュバルツバース合同計画副指令、
　　　　　　　　　　　　 i:::「＼/7|/////////{⊥}//////ﾍ/()/∧!:::!
　　　　　　　　　　　　 l.::l//=ﾆﾆ∨///////////////∧ﾆﾆ=‐/!.:'　　　　　サー・”ダイハードマン”。
　　　　　　　　　　　　 ヾ:!//f⌒ﾆ∧////.:./.:l.:/.:l..///∧f⌒/!/j,,'
　　　　　　　　　　　　　　∨l=シ}//７l出士出出士出l7/fシ=」/'　　　　　　少佐達と同じ国の出身で、階級は……『大佐』だった。」
　　　　　　　　　　　　　　 ∨/Y//／////////////＼//ﾞY∨
　　　　　　　　　　　　　　　 {//７////////////////∧ ///
　　　　　　　　　　　　　　　 ≧=-////////////////∧-=《
　　　　　　　　　　　　　　　 j≧ﾆﾆ=‐ -＿＿＿＿ - ‐ =ﾆ≦}
　　　　　　　　　　　　　　　/ミ≧ニニニニニニニニニﾆ≦从_
　　　　　　　　　　　　　_.:.:ｊミﾐﾐﾐ‐ﾆニニニニニニﾆ‐／ノノ从ﾆ.:.:.‐._
　　　　　　　　_....‐.:.:.:.:.:.:.:.:jミミミﾐミﾐ‐=ニニニニ=∠ノノノノﾉハ:.:.:.:.:.:.:.‐ .._
　　　　_...-.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ミミミﾐミミﾐ‐=ニニ=‐/ノノノノノノ小I:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:‐....._

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:;:;;:;:;:;;:;:;;:;::;::::;:;::;::;::;:;:;::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:.::......:.. 　.....:.:.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;:;:;;:;;:;:;:;:;;:;::;:::;::;:;:;::;:;::;:::::::::::::::::::.::.::.:.:.::.:.:.:..... 　.. ...:.:......::.:.:.:.:.:
:::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
..:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
　　..:.:.. ..　. ...:.:.:..:... ..:.:.:... . .　　..　 .:.:.:.:....　　　....:.:.:.. ..:.::..:...　　....:..
...　　...　　　　　...:.:.　　　　　　　　　　　　　.　　　　...　　　....:.:.:.:.::..

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _＿＿＿＿__　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _　-─-、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 :　´ :::::::::::::::::::::::::::::::: `丶、　　　　　　　　　 ＿　　／ . : : : : : }
　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　／:::ｉ:::::∨:∧ :::: ＞――――‐＼　　　 　 　 ／　「|　 |　 . . : : : : :乂__j}＼
　　　　＼　|＿|／　　　　　　　  :':::/:ｉ|:|::::: Ⅳ: ﾊ ゞ::::二ニ＝==―--ヽ.￣｀ヽ.　 | 　 ﾉﾉ　 |　 . . . : : : : : : : :::::::＼
　＿|　　 |/￣　　　　　　　　  //::::!: ||:|:::::::l:|::::| |　ヾ::--―==＝ニ二::ﾊ::::::::::ﾊ |　 {_{　　乂_　 . . . : : : : ::::::::::::::|
　＿ ＼,//　 /　　　／　 　 //!:::::|:::||:|::;:斗ヒT:|　　ﾍ:::::::::::::::::::::::::::／/|::::::::::::|  | 　.|_}¨¨´::::::｝. . . : : : : : :.::::::::::::|
　　 ＼//　 /──く　　　  /:i:::|: : |:::|／ _＿＿　　　 ゞ::::::::::::::::: ／::://|::::::::::::|  | 　 | |::::::::／ . . : : : : : : : :::::::::::::|
＼_|　 |::|─'　　 |　　　　　 |/|::::∠{　　 'Τ|　/ 　 　 　 〉'￣ヽ::::::::::://;ｌ|::::::::::::|  |　　| |:::::::{　. . : : : : : : :::::::::::::::::::|　　　　　　……撤退命令だ。
￣~＼,|::|／〉 ／─　　　　 | :|≦::::ﾍ.　　 |ﾘ　′　　　 / く｀ヽ |::::::;';'/; ;||::::::::::::|  |　 厂::::::::}　 . : : : : : : :: :::＼、:::::|
　　＼_|/:/￣／　　　　　　　　　　 l}　　　　　　 　 　 |　ノ.ノ丿:;';';';';';';/! ::::::::::|  |　 乂:::::::ﾉ　　. . : : : ::::::::::::)＼＼|＼　　　　どうやら『隠れ場』を見つけた様だな。
::|　/|∨:/::／/ 　 ／.:/　　　　　  _ノ　　　　　　　　　｜　 ／ ;';';';';';'; /｜::::::::::|  |　　￣￣　　. . : : ＼::::::::::::＼::＼＼ﾐ＼
::|∨:|::|///::/　／:///　／　 、　 '.　　 　 　 　 　 　 　 厂ﾍ; ';';';';';'／　.|::::::::::::|  |　　　　　　　. . : : ＼＼)＼:::::＼:｀} }､＼＼/
::|::|:::|::|::|/::/／:／/:/／::/　　}＼| :/  ､、　　　　　　　　 　 };';';';／　 　 |::::::::::::|  |　　　　　　　. .:＼＼)＼＼＼-‐∨∧＼|:::|::
/:::|:::|/:/::/:::／〉/::/:〈＼{vv::/::/:|/:〉 ､　　　　　 　 　 　 　 !;／`ヽ.　 　|::::::::::::|  :|　　　　　　　. :＼)＼＼:＼＼＼/:/::/＼＼/
＼ミ(::/::/／／､＼/:::|∧＼/::/::/::/　 ﾍ.＿,,,,,.....　　　　　　|__　　 　 　 |::::::::::::|  :|　　　　_　-=ﾆ⌒ ＼ ＼＼:＼＼/:／::／＼＼
|:::|＼`'＜／::/|::＼＼|＼∨::＼/ /:|/: /　　　 λ　/￣￣￣ |　　　 　 |::::::::::::|:::| ｉ⌒ｉ　 |　　＼-ミ)＼＼:|::::＼:＼＼／:/:＼:＼
|:::/:::::＼::＼/:::|＼::＼＼/:|/ハ∨://:/　 )　 ｢`V| /　 　 　 ／＞　..　　|::::::::::::|:::| |: : |／　　　}ﾍ＼｀丶、ﾉ::/::/＼／::::/::}＼:＼
∨／::／＼::＼|/∧:: |::::|:::|::/ハ:/:〈:/レく ＜l.　|_/ 　 　　　　　｀ ' ＜＞― ､:::|:::| |／ ＼　＼ﾉ:ハ::∨＼｀ヽ､/::::/::/::/＼{:::::＼
::|:::／:／￣＼::|＿:∧|::::|/|//::::  _,.　　　　　　｢О　　　　　　　　　　　　 ／ ﾍ.| ／＼　 ヽ＼∧＼}:: }:∨:＼:::＼/:::{::::{＼::＼:::::
::|/:／,．-ｧ'´￣＿_|:::ハﾉ::|/:;|::/ ｉ　　　　　　 |　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 l| )＼)＼) |:::}＼',:::＼}:::∨:|∧::::∨:{::::∨::＼::＼
:;::/／:::;;;/／￣い/∨/|:::/:;;  / : |: .　　　 　 /　　　　　　　　　ｉ 　 ／　　　　 l|　 )＼:::＼ﾉ:::}＼::＼::::＼|:::|/∧::::∨(::::::＼::::＼

　　　　　　　 / 〈/ : : :　　　 　 　 /　　　　　　　',
　　　　　　　 |: : | : : :ﾞ 　 　 　 　 |　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　 |Λ: :. :.|　 　 　 　 /|　　　　　/:　　|
　　　　　　　　 |Λ: :.| 　 　 |,∠ヽ|　　 ／ /　|
.　　　ノ 　 　 /　 Λ:|　　 ＼.こﾉ |　／ |==ｧ j |ト-＼
.　// /(ヽ　 /　 八 ｜　　ト ＼　　　 (└′/　|　　　　　……そうですね。
　{〈 〈 〈　∨ 八| 小　　|　|　　　　　 　　　/ Λ|
　＼　⌒　 |　　 「ﾆﾆ|　|　|ﾄ　　 ''　ヽ　 イ//　　　　　　………………。
　　 ヽ　　　｝　　|ﾆﾆ.|　| ノ　　　　 ＜「　//
　　　｝　　 ｛ 　 /=ニ从|＼　　 ／ﾆﾆ.| ./
　　 ｢⌒冖7ニ/ﾆ／ﾆﾆﾆ/=ヤ二二 /|/Λ.＼
　　 |ニニﾆ/:/／:::＼:::::/ニ/∨二 /: |ニニニ＼
.　 「|ニニ/:::::::::::::::::::::∨ニ/::: ∨ /::::ニニニニﾆ＼
　 / ｀¨:::／:::::::::::::::::::::/ニ/::::::::::∨::::|ニニニニニニ



.　　　　 //:::,'::ii:: : ,'::i　|::|: :: |:|:|::::::::|ヾ:::::::::::::::::::::::::::::i:::i
　　　　 i::i:::::i:::||:::: |:::|　|::|: :: |:|:|::::::::|　ゞ::::::::::::::::::::::::::} :|
　　　　 |::!::: i: ||:::: |:::|'´-:|‐＝i::|‐‐::|　 ﾍ:::::::::::::::::::::::::! :|
　　　　　　　　Vﾊ'´　　 ／{弐}ﾞﾞﾞｱ　　　 〉-‐-､ : :::::/ ::|　　　　　………………。
　　　　　 　 　 |　}.　　　　弋,ｿ 　 　 　.//ﾍヽ } :::::/ :::::|
　　　　　 　 　 |ノ　　　　　 　 　 　 　 ,'　）ﾉ ./ : :/ : :::::|
　　　　　　　　 iヽ　　　　　　　　　　　i　二．'::／ : ::::::::|
.　　 　 　 　 　 ヽ.　　　　　　 　 　 　 j./|::::,．'　| ::::::::::::|
　　　　　　　　　　＼ ｀ `　　 　 　 ,．'　 |/　 　 | ::::::::::::|
.　　　　　 　 　 　 　 ＼　 　 .．＜　 　 ,.i＞:　　| ::::::::::::|
　　　　　　　　　　　 　 ｀¨´|ﾍ. ┌ ''"´　 　 i 　 | ::::::::::::|
　　　　　　　　 　 　 　 ,--┤.| /　 　 　 ,.．'ヽ､ ! : :::::::::|

　　　　　　　　　　　　　　「「………………。」」






　　　　　　　　　　 ,ｨ　　　　　　　　 ＿
　 　 　 　 　 　 　 (廴,,､､､､､､､,Ｙ´//∧
　 　 　 　 　 　 　 ／　　 ､_,,　‐''^ヽ//ﾊ≧=-
　　　　　　　　　ｧ'　　　　　V　''´　 ﾊ＜ ',
.　　　　　　-=彳　　 　 l　　 l　／/ 　}＼ ',
　　 　 　 　 　 l　　',　', {　　 }≠ //　}// ﾉ廴
　　　　　　　　{l 　', {､　{　　 |〉 /　　 ∨ ﾊ''´　　　　　今更だけど……一つ聞いていいかしら。
.　　　 　 　 　 从 ノヽ｀ }　　l　/　 /　ﾊ lU}
　　　　　　 　 　 ヽ}ｈ､　ﾚ′}i/　 /.ノﾉ }ー'
　　　　　　　　　　从 ≧z}　八　 {｀ゞ,ソ
　　　　　　　　　　　　'|ﾆ/,ｲﾆﾆ≧7
　　　　　　　　　_ｧミ/ﾆ/ﾆ≦ﾆﾆ彡
　　　　　　　　/＞''^::::辷　{,ｨi{アﾆﾊ
. 　 　 　 　 ｧ'´::::::::::::ll:::ﾞ㍉アﾆﾆニﾉ
.　　　　 　 l{::::::::::::::::::ll::::::::|ニニﾆﾆ〉
　　　　 　 八:::::::::::::::::ll:::::/|ニニﾆ∧
.　　　　　 |i|　≧ー＜:㍉::::|ニニニ∧

　|::::::::::|:|:| ||::::::::::| |:::::|::::::::::|||　 | |::|: |,,..斗-- 　 V　＿__::::|:::::::::::::::
　|::::::::::|:|:| ||::::::::::| |::: : -‐ ＿,,.斗:ヒ斗====:､_ 　 〉´　__ ∨:::::::::::::::
　|: ::::::＞ﾍﾆ＝―‐く　　　 　 　 ／´|:{:::℃! l/　 /　／､　 |ﾍ::::::::::::::
.　　　　　　',　/:::/　　　　　　　　 　 ∨::歹　　 /　 ）　 ） ﾉ:∧:::::::::::
　　　　　　 |Ｖ:::/　 　 !　　　　　　　　 　 　 　 '　(´　　／∨:∧:::::::::　　　　藤丸隊員の話だったら、
　　　　　　 | ∨　 　 /　　　　　　　　　　　 　 | /Τ¨´　　 Ｖ::∧:::::::
　　　　　　 | 　 　 ／　ﾉ　　　　　　　　　　 　 |'　 |｀ヽ　　　∨:∧:::::　　　　私は──────
　　　　　　 |　人　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 ∨:∧:::
　　　　　　　　　　 　 　 　 ―‐-　　　 　 ／ 　 　 !ヽ　　　 　 ∨:∧:
　　　　　　　　　　　　　　 .　 　 　 　 　 　 　 .．　￣ヽ.　　　　 ∨::/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　.. ィ　.． 　´　　　　　　',　　　　 ∨::
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |￣| /´　　　　　　　　　　 ⊥　 　 　 |::::



　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ{　 　 　 |　　　 　 　 .|　　　　　 j|乂__
　　　　　　 　 　 ′ 　 　 i|　 ｀`～､　　 .ｌ　　　 　 　 .|　　　　　 j|(__
　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ j|　/_::::::人＼　　 　 ｌ 　 　 .|　　　　　 j|乂__
　　　　　　　　　ｌ　　 　 | j|〈{⌒≧s｡　 丶　　 |:､　　 .|　　　　　从(__
　　　　　　　　　|　　 　 |从杙 乂ｿﾉ＼　　　　|ｉｉ＼　 |　ｌ　　　 |(⌒
　　　　　　　　ノ|　　 　 l　 ＼:::¨¨´:::::‐＼　　 |i:i:i:i:丶|　|　　　 |　　　　　　違うわ。
　　 　 　 　 ｀⌒|　ｌ　　人　___＞ ´ 　　〈ﾉ＼ ﾉ ¨¨¨´ﾉ 人　 　 |ノ
　　　　　　　　　|　|　　　 ヽ圦　　　　　　 　 丶　 ／／　　 　 .|　　　　　　少佐のコトよ。
　　　　　　　　　| 人　　　　ﾊ込　　 　 <::::>　　∠ィ(　.}　　　i| |
　　　　　　　　　|（　 ヽ　　　:.　　＞　　　　　　ィ(　 .⌒}　　　i| |　　　　　　そして……『今』のことでもある。
　　　　 　 　 　 乂___ ハ　　 ｌ　　 Y廴ぅ‐＜ 　 __／　 .}　　　i| ｌ
　　　　　　　　 　 　 　 人　 .|　　　　)ヽ　　 ／⌒　 / .}　　 从
　　　　　　　_　-‐‐…‐‐-＼(　　　　 ⌒Y _ﾉ　　　 /　 }　 ./(
　　 　 　 ／　　　　　　　　､　　　　　　　Υ　　　　ゝ‐ }　/‐‐‐-ミ

.　　　　　　{:::::::!.||:::::::::::::!. | : ::::::::::::!|:|: : :|: ::::i!.i:::::l
　　　　　　 ｌ:::::| 卜．.,,::::| .|:i::::::::::::::i.|:l_,,斗孑i}.|ﾚr　　　　……今？
　　　　　　〈ﾍ.lﾄY⌒￣｀｀穴'''ナ￢ﾋ,ｲ''''''ｌ'i7.ﾊ.i .}
.　　　　　　 Ⅵ! {　 　 ／／｀! 　 　 ´|:;;;o|ﾉ .i !| ﾘ
.　　　　　　 ゝ{l入 .／／　　ﾉ　　　　`ー' 　,'ﾉ.|l'
　　　　　　　　|ﾄ-ﾊ‐---‐'"　 ､　　　　　　/／||
-=ﾆ二二ﾆ=- .l!　.ﾍ　　　　　　　　　　　.人　 .i!-=ﾆ二二ﾆ=-
|ｰ＝＝＝＝＝''´丶.丶、　 ´　　｀ 　 , ｲ'　 ゝ＝＝＝＝＝‐'"i
.|　 ＼　　　　　　　　＼＼`　　__ , イ　 .／　　　　　　　／　　|
..| 　　 ヽ',　 　 　 　 　 ｀､　　｀Y´　　, '　　　　　　　/／　　　.|



　　　　　　　　　 　 .i　i　　　ﾍ　　ヽ　　ヽヽ/　.i.∨ヽ､
　　　　　　　　　 　 {　iヽ　 　 ﾄ 、　i　　 : : :/　.| i.κﾍ
　　　 　 　 　 　 　 }　 ﾄ‐YN. .| ｲｴN!　 /: : : 丿! N ヘi
　　　　　　　　　　　iﾍ弋ツ.i ^ 　 　./.ノ .: : :|ﾉ　＼
　　　　　　　　　　　.{　l 　 ､　　　.ノ个　.: : : j 　ｬ ﾍ
　　　　　　　　　　　 l　ﾍ 　　--、　　|　 : : j ! /i.|jヽ}　　　　今までもそうだった。
　　　　　　　　　　 　 !　y.ヽ､　　　 ∠!　.: : :　y.ﾘ
　　　　　　　　　　　　|i .ｿ y^ｸ .＜ 　 !|　ﾊj>＜|　　　　　　『戦力的に』という理由で私たちを組ませることが多かったけど……。
　　　　　　　　　　　　 ﾍ .|///ﾑ | .／ ﾘi .{ ^.//ﾑ
　　　　　　　　　　　 ヽ/N////ｨイﾆﾆ{匕{/////ﾑ　　　　　不自然だと思わない？
　　　　　　　　　　 　 }/////Yjﾆﾆﾆﾆ.|匆///."､O.､
　　　　　　　　　　 r≦＞ニ､ _ 二ﾆ‐≦//////.ヽ .ヽ、　　貴方と私を組ませることが。
　　　　 　 　 　 ／rﾆﾆﾆ.／ﾆ///ﾆﾆﾆ|///////i/ヽ、ム

::::::::::ﾊ, ヽ::'､ ＼::::::::::::ヽ.＼＼::::::::::::.ゝ　　　 ＼::::／　｀Y　　　　　 _,.．‐ '' "ﾞ~￣
ﾄ､::::::::::＼.ヽ;＼ ＼:::::::::::ヽ_,,..．-‐'''""~　　　 ﾍ./ ／ﾊ　}　 ,,.． '"／
'., ＼ ﾊ: :::＼ヽ／_,.．‐''"~　 __,,.. ．-‐　　　 　 |T二二ニﾆ．ィ'"´
',ヽf´￣/:::/X. 　 　 _,.．‐''乞示可7才　　　　 }V,ﾉト／
:ﾍ∧　/:::/　.}　　　　　　 _乂廴ン 　 　 　 　 /___／
V ヽ∨::/　　|　　　　 　 　 ￣｀´ 　 　 　 　 /|´::/
.　 　〉ﾞ〈＿_ノ,　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / .|::/ _,,.....,,_
　　/∧　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　 |,''´　　　 ｀' ､
.　 i i　ﾍ 　 ｀　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　.|
.　 | |　　＼　　 ‐　　 ､　　　　　　　／　　　 .|‐┐
.　 ヽ＼__,,. ＼ 　 　 　 　 　 　 ,　'´　 　 ,．　′ |
　 　 ｀''' "~´　＼　 　 　 ,　 .i´ _,,.．- ''´　　　 　|
　　　　　　　　　 ｀ ‐ ' ´ /ｌ升　|　　　　　　　,. '"＼



　　　　　　　,./　　　　|　　　　　　 /　|　　　　　　| l!　 　 　 |　　　ﾄ､　　_ ＞
　　　　　 ／/　　/ ..:/|　 　 　 i__/ 　 | l　 　 　 l人ト､ __　　|　　　|:. Y　 |
　　　-=彡ｲ　 , ｲ...:/　lｲ 　 　 |/　｀ヽl,ﾊ　　　　|　／ ＼　 /　　　l::.. | ﾞ寸
　 　 　 　 .|　/　!.:/　　;| :l　　 |　　　 　 |　ｌ　　 |　 　 　 )ｲ 　 　 /::. ,'| 　 ＼
　　　　　　| /　 |/　 ／|从　　竓芹ミtｘ,}从　 ｌ |ｘf斧芋ミk　　 /:|: ∧! ｀Y⌒　　　　今の私はアナタを殺すという手段を取らない。
　　　　 　 | i　 厶イ:ｉ ..:| :|ﾍ　 伐, V:ツ｀ 　 ＼ト!　V:ツ　 ﾒ　／　|/ 　 　 V
　　　　 　 | |　　| }:! ｌ ..:| :|　＼|　　　　　　　　　　 　 -=彡イ　　 l! 　 ﾄ､　 V　　　　　だけど彼らが会った私というのは、
　 　 　 　 乂 　 l/ λ .:l :l　　 :ﾄ､　　　 　 　 '　　　　　　 ｲ　　　λ　 |　＼ ∨
　　　　　　　　∠イ　 ヽV　　　∨>､　　 　 ,　 ､　　　 イ:/　　　/: }　 l　 　 )ﾉ　　　　貴方を殺し、彼らの仲間の半数も消した。
　　　　　　　　 　 　 　 厶:ﾍ　　 V＼〕ｈ｡　 __　　rf〔∠:/ 　 / /　 | ./
　　　　　　　　　　　　／//∧ 　 ∨¨Y≧ｘ _　 __∠Y´/　 .ｲ /＼.ﾉｲ　　　　　　　　　そしてソレを理由に貴方達を味方につけ、
　　　　　　　　　 ___〔{//////＼　 V |ﾆﾆニ}　{ﾍﾆﾆ|/ ∠ﾆl///|:|≧zz.､
　　　　　　　　 〈＞:ﾍV///////｀ヽ! |ﾆﾆﾆﾑYヾﾍ=/イ!////// !|/////ヽ　　　　　　私も結局、彼らに協力する形で着いて行っている。
　　　　　　　　///// >＼//:.(＼//l |ﾆﾆ７ ////∧ﾆ|:|/// ／)'///////∧

　　　　　　　 |Λ: :. :.|　 　 　 　 /|　　　　　/:　　|
　　　　　　　　 |Λ: :.| 　 　 |,∠ヽ|　　 ／ /　|
.　　　ノ 　 　 /　 Λ:|　　 ＼.こﾉ |　／ |==ｧ j |ト-＼
.　// /(ヽ　 /　 八 ｜　　ト ＼　　　 (└′/　|　　　　　　最初の最初は『貴方を守る』と言いながら、
　{〈 〈 〈　∨ 八| 小　　|　|　　　　　 　　　/ Λ|
　＼　⌒　 |　　 「ﾆﾆ|　|　|ﾄ　　 ''　ヽ　 イ//　　　　　　　　今のこの状態は？
　　 ヽ　　　｝　　|ﾆﾆ.|　| ノ　　　　 ＜「　//
　　　｝　　 ｛ 　 /=ニ从|＼　　 ／ﾆﾆ.| ./　　　　　　　　　　貴方は最前線に立ち、横には私。
　　 ｢⌒冖7ニ/ﾆ／ﾆﾆﾆ/=ヤ二二 /|/Λ.＼
　　 |ニニﾆ/:/／:::＼:::::/ニ/∨二 /: |ニニニ＼　　　　　　周りには誰もいない。
.　 「|ニニ/:::::::::::::::::::::∨ニ/::: ∨ /::::ニニニニﾆ＼
　 / ｀¨:::／:::::::::::::::::::::/ニ/::::::::::∨::::|ニニニニニニ　　　　……どこが、『守っている』ように見えるの？
. /:::::::::/:::::::::::::::::::::::::/=／:::::ｆヨヨ::::: |ニニニニニﾆ/
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾆ/:::::::::::::::::::::: : |ニニニニニ/



　　　　 　 　 /}　　　＿
　 　 　 　 ／ノ''´￣ミ ､｀`''ミ―‐ｧ''´
　　　　／ 〃　　　l　 ヾ,　＼　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　〃　/　　　　 ',　　}!　　 丶　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//}!
＜　/　 ∥　　　 　 ﾄ､　　ヽ 斗　ヽ }　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,､ -=ミ、
: : : ｌ ／ l{. 　 　 ｌ　 |¨下､　',ヽヽ ',､}＞　　　　　　　　　,　‐……＜///　､､,,_　}}　　　自分で言うのもなんだけど……
: : : {-=ﾆl{　　 　 ',　|,ｨzzx ヽ}苡'Ⅵﾊ　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::{//{､　　～∥
ﾍ／ﾊ､､,,ﾘl{　 ',　 V<ツ ''　　 `u八 ﾍ　　　　＿_.／::::::::::::::::::::::::::＞==≧=-ｘ:､_)　　　それに加えて私を自分の船に乗せているのも驚きよ。
/: : : ﾊ　/ハ 　ヽ　 ヽゝ＿　rｭ ∧ }＞ﾐ-=≦ア::::::::::::::::::::::::＞''´　　 ｢　　〃´
: : : : {. V/　 ﾍ　 ヽ　 `守ﾑ―<:ヽ!ﾉニニﾆア::::::::::::＞''´￣　　　　　/＿／　　　　　　私を殺しに来たサムはおろか、普通の兵士一人、
＼厂 . 从ハ　(ゝ.ｨ心)h､ヽﾑ:::ﾉ廿≧zxﾆイ､､､,,イニニﾆ＼　　　　 ///
　从　 {　{乂ヽ',〈ニニニニﾆ/''´::::::::丶:`寸ﾐ､:::::::::}ヽニニ=＼　　///　　　　　　　　　私に何か言ってきたコトがない。
ノ′',　{ヽ{⌒　/ニニニニﾆ/::::::::::::::::::::',:::::::Yﾑ::::/:::::}ニニﾆﾆヽ///
　 　 ゝ乂　　八ニニニﾆﾆ//:::::::::::::::::::::}::::::八:i:ﾑ::::人ニニﾆ=///　　　　　　　　　　　少佐が規律を徹底しているのもあるでしょうけど……異常よ。

　　 i:::::::i::: : |::::i',;::ﾍ::::',＼　　ゞ::::,‐､::::::::::::::::::::::|::::::::::: : |: |
　　 |::::i::|:::::::|::::|:|∨＼!　　　　ﾊ:|/ ﾍ::::::::::::::::::::|:::::::::::::::| |
　　 |::i:|::|:::::::|::::|;|-'"~"　　　 /　|ヽ　|: : ::::::::::::::|:::::::::::: :|:|
　 　|::|:|::|:::::::|／,イ　　　 　 / 　 |. 〉,' :::::::::::::::::::|:::::::::: : |!　　　　だが、サムにせよパーシーにせよ……リナイもだ。
　　 |;ﾊi;ﾍ:／},例. l　 　 　 /　 　 i//‐､: : ::::::::::::|::::::::::::::|
.　 　il　i　　'ヽﾍi|/　　 　 ,'　　　　/　　＼: : :::::::|::::::::::: :|　　　　万が一の際は彼らが体を張って私を守ってくれた。
　 　 |　　 　 /　 　 　 　 j　　　　i　　　　 "'-;;::::|:::::::: : :|
　　　 　 　 く　　　　 　 　 　 　 /　　 　 　 　 ´',|:::::::::: :|　　　　それは事実で……
　　　　 　 　 ＼　　　　　　 　 /　　　　 　 　 　 |::::::: : :|
　　　　　　　　　ヽ‐　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::|
　　　　　　　　　　 ＼　　　 ,． ''"ヽ,． ''"~￣´'' |:::::::::: |
　　　　　　　　　　　　ヽ-'"　　,-'"　　　　　　　 |:::::: : :|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ||　 　 　 　 ,.．-‐|:::::::::::|,_



　　　　　　|: : ヽ.
　　　　　／ヽ: : : : :l
　　　　/　　∧.: : :.ｌ/‐―‐―‐-　、
　　　　{　　＞''´: :.ﾊ〆 　　 ／　　 ＼
　　　　八　＼: : : /∧　　 ,　 　 　 　 ヽ
　　 ／　　／⌒彡'　　  ,/　 /　 /　/　 :.
　 //　 ／　　／ ,ｨ/ 　ｉ{ 　/　/ 　/　　ﾊ
　 　{　 ,'　{ . /' /　  　i'´|　{／　／　　/ }
　　　ゝ{.　乂   !/{ / ｉ ∧ !　　/'__ 　.ｨ.ィ/
　　　　　　　　{　}' /}l i ｀{ｌ　l {　 　　>
　　　　　　 　 　 jｲ,'jﾊ{ヽ{i　{ |　‐-r´　　　　　　　その相手はジャック部隊と藤丸隊員。
.　　 　 　 　 　 ／ V///7ヽﾄ.ト .ｨ公
.　　 　 　 ,..-‐' . : : ∨//＾{ {　〉:｀￣ヽ　　　　　　　その２つ相手だけ。それ以外からは？
. 　 　 　 .: : : : : .ヽ: :.∨ヾ､ヽ/{: : : : : :.,

　　　　　　　 / 〈/ : : :　　　 　 　 /　　　　　　　',
　　　　　　　 |: : | : : :ﾞ 　 　 　 　 |　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　 |Λ: :. :.|　 　 　 　 /|　　　　　/:　　|
　　　　　　　　 |Λ: :.| 　 　 |,∠ヽ|　　 ／ /　|
.　　　ノ 　 　 /　 Λ:|　　 ＼.こﾉ |　／ |==ｧ j |ト-＼
.　// /(ヽ　 /　 八 ｜　　ト ＼　　　 (└′/　|　　　　　　私と悪魔、それらに対してはアナタを最前線に置いている。
　{〈 〈 〈　∨ 八| 小　　|　|　　　　　 　　　/ Λ|
　＼　⌒　 |　　 「ﾆﾆ|　|　|ﾄ　　 ''　ヽ　 イ//　　　　　　　『貴方が死ぬとどうなるか』を知っている人たちが。
　　 ヽ　　　｝　　|ﾆﾆ.|　| ノ　　　　 ＜「　//
　　　｝　　 ｛ 　 /=ニ从|＼　　 ／ﾆﾆ.| ./　　　　　　　　　……貴方がソレでは死なないことを知っているか、
　　 ｢⌒冖7ニ/ﾆ／ﾆﾆﾆ/=ヤ二二 /|/Λ.＼
　　 |ニニﾆ/:/／:::＼:::::/ニ/∨二 /: |ニニニ＼　　　　　貴方を殺したいかのどれかとしか思えないわよ、私には。
.　 「|ニニ/:::::::::::::::::::::∨ニ/::: ∨ /::::ニニニニﾆ＼
　 / ｀¨:::／:::::::::::::::::::::/ニ/::::::::::∨::::|ニニニニニニ　　　……あるいは。
. /:::::::::/:::::::::::::::::::::::::/=／:::::ｆヨヨ::::: |ニニニニニﾆ/



　　　　　　　 　 .i　i　　　ﾍ　　ヽ　　ヽヽ/　.i.∨ヽ､
　　　　　　　 　 {　iヽ　 　 ﾄ 、　i　　 : : :/　.| i.κﾍ
　 　 　 　 　 　 }　 ﾄ‐YN. .| ｲｴN!　 /: : : 丿! N ヘi
　　　　　　　　　iﾍ弋ツ.i ^ 　 　./.ノ .: : :|ﾉ　＼　　　　　　利用している。
　　　　　　　　　.{　l 　 ､　　　.ノ个　.: : : j 　ｬ ﾍ
　　　　　　　　　 l　ﾍ 　　--、　　|　 : : j ! /i.|jヽ}　　　　　ミレニアム部隊は貴方を。
　　　　　　　　 　 !　y.ヽ､　　　 ∠!　.: : :　y.ﾘ
　　　　　　　　　　|i .ｿ y^ｸ .＜ 　 !|　ﾊj>＜|　　　　　　　私をも。
　　　　　　　　　　 ﾍ .|///ﾑ | .／ ﾘi .{ ^.//ﾑ
　　　　　　　　　 ヽ/N////ｨイﾆﾆ{匕{/////ﾑ
　　　　　　　　 　 }/////Yjﾆﾆﾆﾆ.|匆///."､O.､
　　　　　　　　 r≦＞ニ､ _ 二ﾆ‐≦//////.ヽ .ヽ、
　　 　 　 　 ／rﾆﾆﾆ.／ﾆ///ﾆﾆﾆ|///////i/ヽ、ム
　　　　　　 ! /ﾆ/rζﾆﾆ//// 幵 .|///////|///i　　}

　,'　,'::::/:/: : ::,'|:::::| ',:::::::',:'.,. ＼::',　＼: :::::::｀､::｀､',::::::::::::::::::::::|
　i　i:::::ii::i:::::::::i |; ;;;|　ヽ;;;ﾍ;;ゝ,-''"~~~ﾞ"''‐．;;;ゝ;;;〉i ::::::::::::::::::::|
　　.|::::||::|,-'"~ﾞ"''‐．　／　　　,-'" _,,,,,,,,,,,,_　　 ﾍ;:::::::::::::::::::::::}
　　.|::::|i;ﾊ, ／￣/::::Ｘ´　　 　 　 /´/弐ヽ｀ﾞﾞiｯ;,_ ヾ::::／￣ヽ::|
　　 ヽ;|!　i　　 /::::/　 ',　　　 　 　 Οiii;; }　 ﾘ' 　 ゞ/ ／ヽ. ',|
　 　 　 　 ',.　/::::/　　 i　　　 　 　 乂;;歹　 '　　／ r'⌒',　　},
　　　 　 　 ',/::::/　　 /　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.'　　 ﾍ 　 　/::',　　　　……都隊員も？
　　 　 　 　 i:::/ 　.／　,　　　　　　　　　　　 /　　 r'´_,ノ／::::::',
　　　　　 ／|'''''"´　　〈　　　　　 　 　 　 　 ,' 　 (　　 ／ ::::::::::::',
.　　　　 / 　i　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:7´!:::::::::::::::::::::',
　　　　 i. 　 ｀､　 　 　 　 ,.-‐‐-､　　　　u　　／|/　 ',::::::::::::::::::::::',
　　　　 |　　　 ＼.　　 　 {_＿　_,.)　　　　　／　 |`丶, ',::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　丶.　　　　　　　　　　,．´　 　 |￣ハ '.,:::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　｀丶、　　　　,.　'´ 　 　 　 ﾍ,/　.|. ｀､:::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　　　　　 /｀'- ＜　　 　 　 　 　 /　　|＼ ヽ,: : :::::::::::',
　　　 　 　 　 　 　 _,.．‐'/　　　ﾍ　 　 　 　 　 ／　 　.|　/｀ヽヽ;::::::::::::',

　　　　 　 　 /}　　　＿
　 　 　 　 ／ノ''´￣ミ ､｀`''ミ―‐ｧ''´
　　　　／ 〃　　　l　 ヾ,　＼　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　〃　/　　　　 ',　　}!　　 丶　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　//}!
＜　/　 ∥　　　 　 ﾄ､　　ヽ 斗　ヽ }　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,､ -=ミ、
: : : ｌ ／ l{. 　 　 ｌ　 |¨下､　',ヽヽ ',､}＞　　　　　　　　　,　‐……＜///　､､,,_　}}　　　　ジョージ、『実り』を。
: : : {-=ﾆl{　　 　 ',　|,ｨzzx ヽ}苡'Ⅵﾊ　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::{//{､　　～∥
ﾍ／ﾊ､､,,ﾘl{　 ',　 V<ツ ''　　 `　八 ﾍ　　　　＿_.／::::::::::::::::::::::::::＞==≧=-ｘ:､_)
/: : : ﾊ　/ハ 　ヽ　 ヽゝ＿　rｭ ∧ }＞ﾐ-=≦ア::::::::::::::::::::::::＞''´　　 ｢　　〃´
: : : : {. V/　 ﾍ　 ヽ　 `守ﾑ―<:ヽ!ﾉニニﾆア::::::::::::＞''´￣　　　　　/＿／
＼厂 . 从ハ　(ゝ.ｨ心)h､ヽﾑ:::ﾉ廿≧zxﾆイ､､､,,イニニﾆ＼　　　　 ///
　从　 {　{乂ヽ',〈ニニニニﾆ/''´::::::::丶:`寸ﾐ､:::::::::}ヽニニ=＼　　///
ノ′',　{ヽ{⌒　/ニニニニﾆ/::::::::::::::::::::',:::::::Yﾑ::::/:::::}ニニﾆﾆヽ///
─────────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,,,,,,,　- =｡ト　,,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f:ﾟ,:::::::::::~:::::::::::::::|:::::::日｀::.i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i!:::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::~~:::::i!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ii:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::::::::::::::|　　　しかし……。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ii:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::::::::::::::|　　 　 　 　 　 　 　 　 　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ii:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::::::::::::::|　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　 いいの、私は決めた。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ii::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ii::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|　　　　……分かった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i.i::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|―――――― ､
　　　　　　　 //＞　,,__　　　　　　|.|:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::_, ＜´ ∨ﾟ.:::::, -､::::ﾟ:::::::::∨
　　 　 　 　 //:::::::::::::/ ｀７ｚ､,_　　| |　｡::::::::::::::::::｡ 斗''',::::::::::::::::∨　i!::ﾏ,:::}:::::::::::::∨
　　　　　　//:::::::_,,､ｲ::::://､_,,,ﾆ=-マﾄ,::::::::::::::::::::,∧:::::::',,,_:_:::::::::::∨　｀Yイi!:::::::::::::∨

　　　　　　　　　　　　　 _,.　.,____
　　　　　　　　　　　　 ,. -==ﾆ≦≡≡≡彡
　　　　　　　　　　　　 ﾋ彡彡　　 ﾉ::::..../:::Y
　　　　　　　　　　　　 l}彡彡.ノノ:::::::::::{:::::}　　　　ｽッ……
　　　　　　　　　　　　 ﾐ三彡イ:::::::::::::::l:::::}
　　　　　　　　　　　　　　　 ...::::::::::::::::::l::::7
　　　　　　　　　　　　　　寸:::::::::::::::::::::l::７
　　　　　　　　　　　　　　　 寸::::::::::::::::Y
───────────────────────────
:::::::::::::二ニ=‐-:::／//:::::::::::::// :/ ::::: |:|:::|:ｉ::::::::::ｉ|:::::::::::::| :::::: |::|:||
::::::::::::::::::::::::::::::〃 //:::::::::::::// :/:::::::::::|:|:::|:|::::::::::||::ｉ:::::::: |ｉ::::::::|::|:||
::::｀ヽ.::::::::::::::::〃　|:| ::::::::: //:::/::::::::: /|:|:::|:|::::::::::||::|:::::::: ||_:: : |::|:||
::::::::::::＼:::::::／ 　 |:|:::::::::: l/:::/ ::::::: / .|:|:::|:|::::::::::||::|:,x≦./'"´
::::: ／￣＼｛.　 　 　 　 二ニ＝=‐-=ﾆ⊥｣:ｌ::::::::::ll,xﾋi'孑'
:: /　 ,へ.　ﾍ.　　　　Y´　　　　　／::::／ Y´　　 /|iｌ(.!//
:｜ ./ / ﾍ　 ',　　 　 |　 　 　 ／::::／　　,　　　　弋ｿ'∧　　　　これは……？
:∧ 　 !　（.　｜　　　‘､　　／::::／　 　 / 　 　 　 　 ｜ﾍ
､:: ＼ ‘､　）　i　　　　 へ:´:::／　　　／ 　 　 　 　 　 |　 ',
. ＼::::＼＿＿|＿__／　　 `ｰ―　　´　　　　 　 　 冫/ 　 |
.　　＼::::::::::/ |:､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .ｲ　　｜
　 ／´ `ヽ::{ /　　　　　　　u　　　　　　,.　-一 ／
. /　 _/（　/　　　　 丶.　　　　　　　 　 　 　 ／
　　//　 ＼　　 　 　 　 ＞ ．　　　　　　　, ´ ＼＞､
.／./　　 　 ＼　　　　　 　 　 :≧ｭ.､、__,.ｲ．＜　 |i ﾊ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿,,,,,,,　- =｡ト　,,,_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 f:ﾟ,:::::::::::~:::::::::::::::|:::::::日｀::.i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i!:::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::~~:::::i!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ii:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::::::::::::::|　　　　コレは彼らが『実り』と呼んでいるフォルマ。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ii:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ii:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::::::::::::::|　　　　だがこれはただのフォルマではない。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ii::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ii::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|　　　　かなり異質で特殊で……『強大だ』。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i.i::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::|―――――― ､
　　　　　　　 //＞　,,__　　　　　　|.|:::::::::::::::::::::::::::::::.|:::::_, ＜´ ∨ﾟ.:::::, -､::::ﾟ:::::::::∨　　　この欠片一つで、身体の大幅な強化ができる。
　　 　 　 　 //:::::::::::::/ ｀７ｚ､,_　　| |　｡::::::::::::::::::｡ 斗''',::::::::::::::::∨　i!::ﾏ,:::}:::::::::::::∨
　　　　　　//:::::::_,,､ｲ::::://､_,,,ﾆ=-マﾄ,::::::::::::::::::::,∧:::::::',,,_:_:::::::::::∨　｀Yイi!:::::::::::::∨



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　_,斗=＝,f≦斗-ｔ''i!
　　　　　　　　　　　　　 　 !::i!{:::::::::::::::::::::|:::::::i!
　　　　　　　　　　　　　　　i:::::i::::::::::::::::::::::!:::::::i　　　　　だが、問題はコレは言った通り『欠片』のひとつでしかなく、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |:::::i:::::::::::::::::::::!:::::::|
　　　　　　　　　　　　　 ＿_i!::::.!::::::::::::::::::::::!:::::::!　　　　　　　これらが全て集まり、一つの完全なフォルマとなったとき……
　　　　　　　　　　fｰ=ﾆ,,_≧i!:::::!::::::::::::::::::::i!:::::::|_,斗t＞ ﾏ
　　　　　　　　　　|(i!) |:::::::::}｀i!,_i!::::::::::::::::::｡!ｋ''〈´:::::∨ﾏ)∨　　　とてつもない能力を発揮する。
　　　　　　　　 　 !::i!::::!:::::i´　,!_,７ﾄ,ﾟ:::::::::::{んﾑ　｀',::::.∨i!} ∨
　　　　　　　　　 i!:::::i!::::.:i!ア::|. ゝ-い◎' ih{ 　 -= ',::::∨:::::.∨　　　『万能増幅装置』としての能力を、凄まじい規模で。
　　　 　 　 　 　 i:::::::i!:::::i {:::::i　　　fｔ--＝! !　　　ﾏ ,::::∨:::::.∨
　　　　　　　　　|:::::::i!:::::! |:::::i 　 　.{｡!:::::::.{･}　　　 ﾏ.',::::∨:::::.∨
　 　 　 　 　 　 i:::::::i!:::::! i!}::::|　　　 ゝ---ゝ'　　　　ﾏ.',::::∨:::::.∨

　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ _ _ _ _。。_ _
　　　　　　　　　　　　　　ｨ ´　　　 　｀ ヽ ＞ ´ ｀!
　　　　　　　　　　　　 〆　　　　　　　　　　.ﾍ　　 |
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 　 ∧-ﾒ
　　　　　　　　　 　 .i　i　　　ﾍ　　ヽ　　ヽヽ/　.i.∨ヽ､
　　　　　　　　　 　 {　iヽ　 　 ﾄ 、　i　　 : : :/　.| i.κﾍ
　　　 　 　 　 　 　 }　 ﾄ‐YN. .| ｲｴN!　 /: : : 丿! N ヘi　　　　彼らミレニアム部隊は、
　　　　　　　　　　　iﾍ弋ツ.i ^ 　 　./.ノ .: : :|ﾉ　＼
　　　　　　　　　　　.{　l 　 ､　　　.ノ个　.: : : j 　ｬ ﾍ　　　　　この……どうやら６分割程度にされているフォルマを、
　　　　　　　　　　　 l　ﾍ 　　--、　　|　 : : j ! /i.|jヽ}
　　　　　　　　　　 　 !　y.ヽ､　　　 ∠!　.: : :　y.ﾘ　　　　　　既に４つは手に入れてる。
　　　　　　　　　　　　|i .ｿ y^ｸ .＜ 　 !|　ﾊj>＜|
　　　　　　　　　　　　 ﾍ .|///ﾑ | .／ ﾘi .{ ^.//ﾑ　　　　　　つまり、未発見の分はあと１つよ。
　　　　　　　　　　　 ヽ/N////ｨイﾆﾆ{匕{/////ﾑ
　　　　　　　　　　 　 }/////Yjﾆﾆﾆﾆ.|匆///."､O.､
　　　　　　　　　　 r≦＞ニ､ _ 二ﾆ‐≦//////.ヽ .ヽ、

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | :　　 : : :|、　　: .　　　 : ﾄ、: : :　　: : |:|:',ト､ヽ ﾉjﾖ{　》ニニニニﾑ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | :　　 : : :|｀、　 :|、　　　: !ヽ: : :　　: :jﾄ|: ', ∧!{￣)　{ニニニニニﾑ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 | !:　　: : :|　＼　:|＼　　 イ_え: : :　: ﾘl }! 〈　　|　,′ 寸:ニニニﾆﾆﾑ
　　　　　　　　　　　　　　 　 | !:　　:i|: L_''''弌 |、 ＼　代ソ〉:j: : :/:ﾚ':|､ ',　 |∥　　ﾉニニニニﾆﾆj}
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j :}: 　 .:i|:〔弋ツヾ!　､　ヽ′　　ﾉ: :/ :| : | ｀ヽ　!i{ 　 /ニニニニニﾆ/　　　だけどある場所は解っている。
　　　　　　　　　　 　 　 　 ノィ＾、　: V｀ "~　　　 : 　 　 　 /. ｨﾞ: : | : 「ﾆn　| |　,:'ニニニニニﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }､:　: ﾄ、　　　　　丶　　　' ゛ j| : : |: :lニ∧ | |, 'ニニニニニﾆ/　　　　『嘆きの胎』という場所よ。
　　　　　　　 ｎ 　 　 　 　 　 _,ｨ!ﾊ:　: | ＼ 　 　 　 　 _　　 .ｲ: ', : :ﾄ､:{ニ弍∠:ニニニニニﾆ/
　　　　　　　 Ｖヽ 　 　 　 　 「Eﾆ∧ : |`､:ﾄﾐis｡,_　´　　 ／　!」j､: :|ニニＥ{{ｲニニニニニﾆ/!　　　　　ソコを彼らは探索している。
　　　　∠三弌　ヽ　　 　 　 |j!}:ニ∧: |弌ヨｰ∟_｀　ｰ ゛.イニ》∧: !ニﾆﾆ》',{{ニニニニニ/ﾊ',
､ 　 ,ｲニニニヨ　|':,　　　　 ∥ニﾆﾆ'; :|ニ〈ニニﾆ≧＜ﾆ<ク∥＼:',ニﾆ/|ﾆ',{!ニニニニ/ニ∧_　　　　私たちがコチラで行動している合間に。
`丶jニニニﾆ/ｸ　!∧､､､､､∥〉ニﾆﾆ} ﾚ'::::.寸ニﾆｱﾆﾆ寸ニ/.::::::::.ヽニ{ﾆ|Ｅ',{iニニﾆﾆ/ニﾆ弌""￣
　　jニニニｱｨ!　∧∧ニﾆ∥'ニニ彡ﾚ::::::::::::寸ア{ニニ}:ヽ/.::Ｅ三ミ」:寸ﾆ!EV}Ｅニﾆ/ニニﾆﾆ',　　　　そこでこのフォルマを、ある悪魔の依頼で手に入れてる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ _ _ _ _。。_ _
　　　　　　　　　　　　　　ｨ ´　　　 　｀ ヽ ＞ ´ ｀!
　　　　　　　　　　　　 〆　　　　　　　　　　.ﾍ　　 |
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 　 ∧-ﾒ
　　　　　　　　　 　 .i　i　　　ﾍ　　ヽ　　ヽヽ/　.i.∨ヽ､
　　　　　　　　　 　 {　iヽ　 　 ﾄ 、　i　　 : : :/　.| i.κﾍ
　　　 　 　 　 　 　 }　 ﾄ‐YN. .| ｲｴN!　 /: : : 丿! N ヘi　　　　　その悪魔にこの『実り』を集め、
　　　　　　　　　　　iﾍ弋ツ.i ^ 　 　./.ノ .: : :|ﾉ　＼
　　　　　　　　　　　.{　l 　 ､　　　.ノ个　.: : : j 　ｬ ﾍ　　　　　 返すという依頼を彼らは受けていた。
　　　　　　　　　　　 l　ﾍ 　　--、　　|　 : : j ! /i.|jヽ}
　　　　　　　　　　 　 !　y.ヽ､　　　 ∠!　.: : :　y.ﾘ　　　　　　　　だけどね、その悪魔、『デメテル』というのだけれど……
　　　　　　　　　　　　|i .ｿ y^ｸ .＜ 　 !|　ﾊj>＜|
　　　　　　　　　　　　 ﾍ .|///ﾑ | .／ ﾘi .{ ^.//ﾑ　　　　　　　少佐はこのデメテルを信用していない。
　　　　　　　　　　　 ヽ/N////ｨイﾆﾆ{匕{/////ﾑ
　　　　　　　　　　 　 }/////Yjﾆﾆﾆﾆ.|匆///."､O.､　　　　　そして、恐らくこの実りを、『使いたがってる』。
　　　　　　　　　　 r≦＞ニ､ _ 二ﾆ‐≦//////.ヽ .ヽ、
　　　　 　 　 　 ／rﾆﾆﾆ.／ﾆ///ﾆﾆﾆ|///////i/ヽ、ム
　　　　　　　　 ! /ﾆ/rζﾆﾆ//// 幵 .|///////|///i　　}
　　　　　　　 .ﾑ .／ニニ////.´ﾆﾆﾆ｀ヽ.//////|///!　/
　　　　　　　/.y´ﾆﾆﾆ.////ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ//////!//.|__|
　　　　　　./ {ニニ二{///{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ./////{////|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.．‐ ''' ""~~~"" '' ‐ ．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,．'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: , '::::::::::::::::::::',::::::ﾍ:::::::::::::::::::::::::_,.．,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.'/:::/ ::::::::,'/::i::::::: i:::::::::',:::::::::,.． ''"::::::::ﾊ:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //:::/,':::::: ,'/ i::|::::: i:|:i::::::::i-''":::::::::::::::::::::::::',ﾍ.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　 //:::,'::ii:: : ,'::i　|::|: :: |:|:|::::::::|ヾ:::::::::::::::::::::::::::::i:::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i::i:::::i:::||:::: |:::|　|::|: :: |:|:|::::::::|　ゞ::::::::::::::::::::::::::} :|
  f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ |::!::: i: ||:::: |:::|'´|''|"~~|ﾞ|"'‐､|　 ﾍ:::::::::::::::::::::::::! :|
  |　　最初は未来に戻るために使うと思っていたけど……違う。　 |　　　　 Vﾊ'´　　 ／{弐}ﾞﾞﾞｱ　　　 〉-‐-､ : :::::/ ::|
  乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ　　　　　|　}.　　　　弋,ｿ 　 　 　.//ﾍヽ } :::::/ :::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ノ　　　　　 　 　 　 　 ,'　）ﾉ ./ : :/ : :::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 iヽ　　　　　　　　u　　.i　二．'::／ : ::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　 　 　 　 　 ヽ.　　　　　　 　 　 　 j./|::::,．'　| ::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ￣`　　　　　,.．'　.|/　 　 | ::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　 　 　 　 　 ＼　 　 .．＜　 　 ,.i＞:　　| ::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´|ﾍ. ┌ ''"´　 　 i 　 | ::::::::::::|

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r､
　　　　　　　　　　　 　 r､/:::＼__ノ|
　　　　　　　　　　　　ノ:::::::::::::::::::八
　　　　　　　　 　 　 ¨7::::::::::::::::::::::::＞
　　 　 　 　 　 　 　 ＜::::::::::::::::::::::::ゝ　　　　　「藤丸隊員が言っていた、
　　　　　　　　　　　　从::::::::::::::::::从
.　　　　　　　 　 　 　 　 乂{从ﾙ'.　　　　　　　『世界征服のための過去改変』をする為。
　　　　　　　　　　　＞-‐"~￣~~‐-＜_
　　　　　 　　　　　/ |　　　　　　　/ / ヽ　　　　その為の、さらなる『過去への時間遡行』。」
　　　　　　　　 　 ,'　.|　／｀`～､、{/
　　　　　　　　　 ,'　　',　　　　　　 |i　　　|
　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　.|　　　|



　　　　　　　　|　l　　 　 |. /　 l　　　　　　 |.　 '，　 |　　 　 |ハ. ', ｀ヽ}
.　　　　　　　 l{　l　　 　 |/　　 ',　　　　 　 |　　 '， |　　　　|.　　 l
　 　 　 　 　 ハ l.　　 　 | ￣￣ﾍ ﾄ.　　 　 |￣￣下､　　　 |　 !　|
　　　　　　 /　 ',　　 　 ,彡芋芋ミ{　＼ 　 ,ｨｾ芋芋ミ.　 　 |　八 |
　　　　　／ｲﾍ　',ハ　　从 乂ツ:::::::::::::::＼ |. 乂ツ ｲ　　　 |./　 ヽ　　　コレに利用するためだと……私は考えてる。
　　　　　　　　ﾍﾊ!　',　　 ﾍ´¨¨｀:::::::::::,:::::::ヽ ´¨¨｀从　　 j/
　 　 　 　 　 ﾏ7777ﾊ　　 ハ　　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 ,'77777　　　　私はね、坂本隊員。
　　　　　　　　ﾏ////ﾊ 　　 }h　　 　 ,　､　　u .ｲｲ}. 　 //////
　　　　　　　 　 ﾏ////∧　　{/)h｡　　　　　,ィ(///}　 //////　　　　　彼の話を信じた理由が、
.　　 　 　 ,ｨzzzzxﾏ////∧.　{＜::::::::≧≦::::::::::Y/ } ｲ./////-､、
.　　　 　 ｌﾆﾆﾆﾆニﾏ////∧ {::::::::::::::::∨::::::::::::::}//'////アﾆ二心　　　『彼が言っていたコトが本当になりつつあるから』だけではないわ。
　　　　　lﾆﾆﾆﾆﾆ=-……-=ミ:::::::/¨¨¨¨¨ヽ:::::＞‐……‐＜アﾆ二}!
　　　 　 lﾆﾆア´:::::::::::::::::::::::::::::::｀寸:i:i:i:i:i:ｱ'´::::::::::::::::::::::::::::::｀''寸ﾆ|!　　彼の行動、セクターの名称の合致だけではない。
　　　 　 l{ア::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾏ:i:i:i:i/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾏ}l
. 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::ﾏ:i:i/:::::,､丶`:::::::::::::::::::::::::::::::::∨　　『この実りというフォルマ』が、あったからよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ＿__ _
　　　　　　　　　 　　　　　　　　,　'´ミ:.､　､　:.､｀ :. ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／´三｀ヽヾ　 ＼ヾ:. 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 　 ,'三ニ　ヾ､　:.ﾐ､＼＼_ヾ:､ }
　　　　 ／￣ ｀ヽ　　　　 /≦三:.､　 ミ:.､＼　ヾ:､ ｀ヽ.:｝､
　　　　ﾉ ー‐､'´￣ )　　　ヾ.＞ー- ミ:.､　ミミミ､ヾﾍj |::Y}､
.　　 ｲ　.::::彡'／￣　　　 　 ∨!　　｀ヽ＞≦＞/　　 Y:::' :::::.､
　　　}　i＞＝ミ､_ノ´｀Y　 ＿{ii:､　　 r彳´,.:ゞ:仁=､　 !,' : : '. i＼
　　 {￣　　ー-､_Y:／.　 ム/＞､r- <ゝ,､____.ﾉ ノ!'　,::'. 　 　 |}､ ＼　　　　　　「私の持っている彼らの情報と
　　 |　｀i　::::::::::::::/.　　 ,'/////,ﾍ.__八__,.:　,.:±'ﾞ ﾉ〃.　　　 !、＼:.＼
　　 | 　 !　.::::::::::ﾉ　　　{/////＞:::｀::.､:::._ ﾞ´　 .,ｲ::,' 　 　 　 | ＼o＼ ＼　　　　彼らが”やれる”事、
　　 |　　!　:::::::〃　　　//＞ ' : : :::::::／/　/⌒ヽ.〃　　　　　!　　＼_ﾉ '
..　　}､ ._jｿオ´{　　＞ '　　　　　＞{´　ﾚ;ノﾍ　　 〉　　　　　 ﾊ'´￣　　　　　　　そして藤丸隊員が言った彼らの『目的』すらも
　　 |ﾐ＝彡'´ ﾑ}'´　　　　　,.: '´>ﾑ＞ ´〃 ,:ゞ=/　　　　　 .' {.,
.　　 〉＞'´￣z彡､　　　 ／／／:´,.ｲ彡' ,ｲ　〃　 　 　 　 '／´　　　　　　　　　合致しているからよ。
　 ／´　,ｲ￣￣ヽﾐ}､＞ﾍ∧　 }　ゝ . _／--,_'　　　　　　 ,'
. ∧　 /　　　　　.::::::::/ハ　＞　' ﾞ ´　　　,ｲ　 ＼　　 　 ,＿＿__　　　　　　　　彼らなら……やりかねない。」
　 ∧/　　　　 .::::::::::/＞ '゛　　 　 　 　., '　　　　 ＼　 人　　　　｀ヽ
.　　,'　　...:::::::::::::::::/ー―――――／　　　　　 ＞ ﾐ.､//＞.､　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ _ _ _ _。。_ _
　　　　　　　　　　　　　　ｨ ´　　　 　｀ ヽ ＞ ´ ｀!
　　　　　　　　　　　　 〆　　　　　　　　　　.ﾍ　　 |
　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　 　 ∧-ﾒ
　　　　　　　　　 　 .i　i　　　ﾍ　　ヽ　　ヽヽ/　.i.∨ヽ､
　　　　　　　　　 　 {　iヽ　 　 ﾄ 、　i　　 : : :/　.| i.κﾍ
　　　 　 　 　 　 　 }　 ﾄ‐YN. .| ｲｴN!　 /: : : 丿! N ヘi
　　　　　　　　　　　iﾍ弋ツ.i ^ 　 　./.ノ .: : :|ﾉ　＼　　　　　　それに彼らとこの『実り』について話したとき、
　　　　　　　　　　　.{　l 　 ､　　　.ノ个　.: : : j 　ｬ ﾍ
　　　　　　　　　　　 l　ﾍ 　　--、u　|　 : : j ! /i.|jヽ}　　　　　「第二次の部隊を消滅させるために第一次部隊を皆殺しにしたら？」、
　　　　　　　　　　 　 !　y.ヽ､　　　 ∠!　.: : :　y.ﾘ
　　　　　　　　　　　　|i .ｿ y^ｸ .＜ 　 !|　ﾊj>＜|　　　　　　　　そう聞いたとき……彼、何て言ったと思う？
　　　　　　　　　　　　 ﾍ .|///ﾑ | .／ ﾘi .{ ^.//ﾑ
　　　　　　　　　　　 ヽ/N////ｨイﾆﾆ{匕{/////ﾑ
　　　　　　　　　　 　 }/////Yjﾆﾆﾆﾆ.|匆///."､O.､
　　　　　　　　　　 r≦＞ニ､ _ 二ﾆ‐≦//////.ヽ .ヽ、
　　　　 　 　 　 ／rﾆﾆﾆ.／ﾆ///ﾆﾆﾆ|///////i/ヽ、ム

　 　 　 〈　 ＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼　 |/⌒ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : :..　　ハ
　　　 　 .＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼{⌒ヽ　V: : : : : : : : : : : : : : : : : .　　,
　　　　　　 .＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼＼{ハ　〉　V: : : : : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　{＼{寸　＼＼＼＼＼＼＼＼＼　　 .ハ: : : : : : : : : : : : : : : : :　　|
　　　　　　　 　＼＼{寸 ＞‐ﾏ寸寸寸寸寸寸ﾑ／　ﾉ|: : : : : : : : : : : : : : : : : 　 |　　　　　　「『どうぞ、我々にはもう、パラドックスは効かないから。』
　　　　　　　　　　 V { / ㌃イ　　　　　　　　　　∨ 　ﾑ: : : : : : : : : : : : : : : :.　　,
　　　　　　　　　　　}ﾑ{イ　　 .V　 　 　 ／}　　　 V /: : : : : : : : : : : : : : : : : :　　　　　　　　　そう言ってのけたわよ……！？
　　　　　　　　　　　|(:::',　　　　}　　　　 ｲ |　　 　 .VV: : : : : : : : : : : : : : : : : 　/
　　　　　　　　　　　　　乂＿_ノ　　 　 /l　|　　　 　 , V: : : : : : : : : : : : : :　-=ﾆ二ﾑ　　　　　彼らは最初にあった段階であなた達を戦力としか見ていなくて、
　　　　　　　　　　/　　　　　　　　　イ .ﾘ ﾉ　　　　　　 寸寸寸寸　-=ﾆ二　　　　　ﾑ
　　　　　　　　　　ー=ﾆイ:　 ／／／　　　　　　　 　}　　　　-=ﾆ二　　　　　　　　　 ﾑ　　　　”どうでもいいもの”だったのに、『守る仕草をした』。
　　　　　　　　　　　　　 |_／／／　　　　　　　　　 / -=ﾆ二　　　　　　　　　　　　　 厶
　　　　　　　　　　　　　　 .Y／　∠　　　　-=ﾆ二　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”実り”なんてものを集めながら！」
　　　　　　　　　　　　　 　 (　∠二 -=ﾆ二
　　　　　　　　　　　　　　　-=ﾆ二　　　　　.∠二≧ハ───=ﾐ

　/:::::::::////::::::::::/!::: |::::::::::|||　 | |::|: |:::::::|＼三二ニ＝一ﾞ|::::::::::.
　|::::::::::|:|:| ||::::::::::| |:::::|::::::::::|||／| |::|: |:::::::|　 ヽ-==＝ニ二|::::::::::::.
　|::::::::::|:|:| ||::::::::::| |:::::|::::::::::|||　 | |::|: |:::::::|　　 ヽ::::::::::::::::::::|::::::::::::::.
　|::::::::::|:|:| ||::::::::::| |:::::|::::::::::|||　 | |::|: |,,..斗-- 　 V　＿__::::|:::::::::::::::
　|::::::::::|:|:| ||::::::::::| |::: : -‐ ＿,,.斗:ヒ斗====:､_ 　 〉´　__ ∨:::::::::::::::
　|: ::::::＞ﾍﾆ＝―‐く　　　 　 　 ／´|:{:::℃! l/　 /　／､　 |ﾍ::::::::::::::
.　　　　　　',　/:::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨::歹　　 /　 ）　 ） ﾉ:∧:::::::::::　　　（だがパーシーは……。
　　　　　　 |Ｖ:::/　 　 !　　　　　　　　 　 　 　 '　(´　　／∨:∧:::::::::
　　　　　　 | ∨　 　 /　　　　　　　　　　　 　 | /Τ¨´　　 Ｖ::∧:::::::　　　あッ……そうだ……。
　　　　　　 | 　 　 ／　ﾉ　　　　　　　　　　u　 |'　 |｀ヽ　　　∨:∧:::::
　　　　　　 |　人　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　 ∨:∧:::　　　彼は、『元々ミレニアム号の乗員ではない』と……。）
　　　　　　　　　　 　 　 　 ―‐-　　　 　 ／ 　 　 !ヽ　　　 　 ∨:∧:
　　　　　　　　　　　　　　 .　 　 　 　 　 　 　 .．　￣ヽ.　　　　 ∨::/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＞　.. ィ　.． 　´　　　　　　',　　　　 ∨::
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |￣| /´　　　　　　　　　　 ⊥　 　 　 |::::



　　 　 　 　 |:::::::::::::::::::／ .|::|:i:::::|::i:::||::|:::::::::|:|:::::::::|:||:|:::::::::::::| |:::::::::::i::::i::i'i
.　　　 　 　 ,|::::::::::::::::::,.'..　!::!:!::: i::|:::||::|:::::::::|.|:::::::::|:||:|i;;;i;;;;;;;;| |:::::::::::|:::|::| !
　　　　　　 i:|:::::::::::::::彳　,．'''""""７''''メ, ／ 　　　'"´＿＿__ ~~/"'''‐!-! i　　ｿﾞッ……
　　　 　 　 |:ﾍ: ,-'"丶!　i　　　　／ ／ 　 i.　　　　 ／/,iii;ﾍ'`iﾘ','
　　　 　 　 |::::V　, ﾍ ii　|　　 ／ ／　　　/::::::::::::::::::::::.i .!!l0| ﾉ ,'
　　　 　 　 |:::::{　{　〈.||　',.／ ／ 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::ゝ= '　 ∧
　　　 　 　 |::::::',　ヽ､'||　/｀'-､____,,,-'" 　 　 　 　 　 l|l|l|l|l|l|l|,'　',　　　（私達を守ってくれたのは
.　　　　　　|:::::::::＼,,__||./　　　　　　　　　　 　 ,　　　　　 　 ,'　 .i
.　　　　　　|:::::::::::::,'　 l|::ﾍ、　　　　　　　　　　　　　　　u　/　　|　　　　あくまで今のミレニアム号の乗員というだけで、
.　　　　　　|:::::::::::,'　　.l!　　>、　　　　　　_　　 、　　 　 .／　　 }
.　　　　 　 |::::::::::,'　　　i　/　{.i .､ 　 　 　 　 　 　 　 ,　'´　　　/　　　　『サムや少佐自身』では、ない……？
.　 　 　 　 |:::::::: i.　 　 　 i 　.i.|　 ｀　、　　　　　,.　'´
　　　　　　|:::::::: !　　　 　 ',＿_|＿＿_ ｀"'‐-‐'´|＿　　　　　　　　　　　彼らの中枢、”幹部”とやらの判断じゃ、ない……！？）
　　　　 　 |:::::::::!　　 　 　 |.　　 　 　 ￣｀i　　i￣´.|
　 　 　 　 |::::::::i　　　　　 ,'　　　 　 　 　 .|　 .|　　..|

　 　 　 　 　 ハ l.　　 　 |-匕´ ﾍ ﾄ.　　 　 |｀ｰ‐-丶|　　　 .|　 !　|
　　　　　　 /　 ',　　 　 ,彡芋芋ミ{　＼ 　 ,ｨｾ芋芋ミ.　 　 |　八 |
　　　　　／ｲﾍ　',ハ　　从 乂ツ:::::::::::::::＼ |. 乂ツ ｲ　　　 |./　 ヽ
　　　　　　　　ﾍﾊ!　',　　 ﾍ´¨¨｀　　　,　　ヽ ´¨¨｀从　　 j/
　 　 　 　 　 ﾏ7777ﾊ　　 ハ　　 　 　 　 　 　 u / 　 　 ,'77777
　　　　　　　　ﾏ////ﾊ 　　 }h　　　 c‐っ　 　 ..ｲｲ}. 　 //////　　　…………。
　　　　　　　 　 ﾏ////∧　　{/)h｡　　　　　,ィ(///}　 //////
.　　 　 　 ,ｨzzzzxﾏ////∧.　{＜::::::::≧≦::::::::::Y/ } ｲ./////-､、
.　　　 　 ｌﾆﾆﾆﾆニﾏ////∧ {::::::::::::::::∨::::::::::::::}//'////アﾆ二心
　　　　　lﾆﾆﾆﾆﾆ=-……-=ミ:::::::/¨¨¨¨¨ヽ:::::＞‐……‐＜アﾆ二}!
　　　 　 lﾆﾆア´:::::::::::::::::::::::::::::::｀寸:i:i:i:i:i:ｱ'´::::::::::::::::::::::::::::::｀''寸ﾆ|!
　　　 　 l{ア::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾏ:i:i:i:i/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾏ}l



　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　: :　　　　　　:　　　　　　: : :`､ : ',　　　　 ∥ / ／ﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　 : :　　　　　　 : : 　 :　　　 : : : ﾞ弌ﾞ、　 　 ∥,'/ニニﾆミｔ、
　　　　　　　　　　　　　　　　,′　 : : :　　　:　　　 : :､　: :　　　: : : :',: :ﾞ、　 _〈ノ丿ニニニ弍
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ; :　　 : : i　　　:　　　　: ',　 : :　　 : : : :}ﾄ､:`、`┬f{　〉 ニニﾆﾆﾑ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | :　　 : : :|、　　: .　　　 : ﾄ、: : :　　: : |:|:',ト､ヽ ﾉjﾖ{　》ニニニニﾑ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | :　　 : : :|｀、　 :|、　　　: !ヽ: : :　　: :jﾄ|: ', ∧!{￣)　{ニニニニニﾑ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 | !:　　: : :|　＼　:|＼　　 イ_え: : :　: ﾘl }! 〈　　|　,′ 寸:ニニニﾆﾆﾑ
　　　　　　　　　　　　　　 　 | !:　　:i|: L_''''弌 |、 ＼　代ソ〉:j: : :/:ﾚ':|､ ',　 |∥　　ﾉニニニニﾆﾆj}　　先に言っておくわ、坂本隊員。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j :}: 　 .:i|:〔弋ツヾ!　､　ヽ′　　ﾉ: :/ :| : | ｀ヽ　!i{ 　 /ニニニニニﾆ/
　　　　　　　　　　 　 　 　 ノィ＾、　: V｀ "~　　　 : 　 　 　 /. ｨﾞ: : | : 「ﾆn　| |　,:'ニニニニニﾆ/　　　もしも貴方が藤丸隊員と行動を共にせずとも、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }､:　: ﾄ、　　　　　丶　　　' ゛ j| : : |: :lニ∧ | |, 'ニニニニニﾆ/
　　　　　　　 ｎ 　 　 　 　 　 _,ｨ!ﾊ:　: | ＼ 　 　 　 　 _　　u.ｲ: ', : :ﾄ､:{ニ弍∠:ニニニニニﾆ/　　　　私は行くわ。
　　　　　　　 Ｖヽ 　 　 　 　 「Eﾆ∧ : |`､:ﾄﾐis｡,_　´　　 ／　!」j､: :|ニニＥ{{ｲニニニニニﾆ/!
　　　　∠三弌　ヽ　　 　 　 |j!}:ニ∧: |弌ヨｰ∟_｀　ｰ ゛.イニ》∧: !ニﾆﾆ》',{{ニニニニニ/ﾊ',　　　　あの船には……戻れない。
､ 　 ,ｲニニニヨ　|':,　　　　 ∥ニﾆﾆ'; :|ニ〈ニニﾆ≧＜ﾆ<ク∥＼:',ニﾆ/|ﾆ',{!ニニニニ/ニ∧_,
`丶jニニニﾆ/ｸ　!∧､､､､､∥〉ニﾆﾆ} ﾚ'::::.寸ニﾆｱﾆﾆ寸ニ/.::::::::.ヽニ{ﾆ|Ｅ',{iニニﾆﾆ/ニﾆ弌"　　私には疑念が多すぎる。

　　　　　　　　　 　 .i　i　　　ﾍ　　ヽ　　ヽヽ/　.i.∨ヽ､
　　　　　　　　　 　 {　iヽ　 　 ﾄ 、　i　　 : : :/　.| i.κﾍ
　　　 　 　 　 　 　 }　 ﾄ‐YN. .| ｲｴN!　 /: : : 丿! N ヘi
　　　　　　　　　　　iﾍ弋ツ.i ^ 　 　./.ノ .: : :|ﾉ　＼
　　　　　　　　　　　.{　l 　 ､　　　.ノ个　.: : : j 　ｬ ﾍ
　　　　　　　　　　　 l　ﾍ 　　--、　u|　 : : j ! /i.|jヽ} 　　　だけどこのこと、
　　　　　　　　　　 　 !　y.ヽ､　　　 ∠!　.: : :　y.ﾘ
　　　　　　　　　　　　|i .ｿ y^ｸ .＜ 　 !|　ﾊj>＜|　　　　　『藤丸隊員からの報告』を、彼らに話すため
　　　　　　　　　　　　 ﾍ .|///ﾑ | .／ ﾘi .{ ^.//ﾑ
　　　　　　　　　　　 ヽ/N////ｨイﾆﾆ{匕{/////ﾑ　　　　ミレニアム号に戻る……その時には、一緒に来て欲しいの。
　　　　　　　　　　 　 }/////Yjﾆﾆﾆﾆ.|匆///."､O.､
　　　　　　　　　　 r≦＞ニ､ _ 二ﾆ‐≦//////.ヽ .ヽ、　　　彼の言う通りならば、もうすぐ『天使』と『悪魔』の軍勢が来る頃よ。
　　　　 　 　 　 ／rﾆﾆﾆ.／ﾆ///ﾆﾆﾆ|///////i/ヽ、ム
　　　　　　　　 ! /ﾆ/rζﾆﾆ//// 幵 .|///////|///i　　}　　　天使の拠点……恐らく『隠れ場』よ。ソコに私達が行くのならば。
　　　　　　　 .ﾑ .／ニニ////.´ﾆﾆﾆ｀ヽ.//////|///!　/
　　　　　　　/.y´ﾆﾆﾆ.////ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾑ//////!//.|__|

　　　　　　　　　,.．-'''""~~~~""'''‐．：
　　　　　　　,-'"::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;."-､：
　 　 　 　 , '::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;｀､
　　　　　/:::.i::::|_,..．-‐.''.""""'''‐-．,,_;;;;,,__.',：
　　　　 ,'i:::::i i ﾄ､:::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;/i´;;;;;',',
　 　 　 i:l::::::l::l:l.ヽ,::::::::::::::::::::::::::::::;;;／;;|;;;;;;;;;',i：　　　 f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
　 　 　 |ii,-'､"　 ヽ-ﾍ::::::::::::::::::::;;;;;;i_/ | ;;;;;;;;;ｉ　　　　 |　  レッドスプライトの乗員が
　　　　　　　|　　冫ｹﾄ､:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;i　　　　|　　  『天使の手に堕ちる』から…………。
　　　　　　　|　 /　i./.＼;;;;;;:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;|　　 　 ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
　 　 　 　 　 !　j　 ｀　　ゝ､ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;|：
　　　　　　　 ＼　 ｉ　 l. 　 "'''- ．_／　|;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　＼|　 ﾍ　 _,,..．-‐'"i　 |;;;;;;;;;;;|：
　　　　　　　　　　 ｀'''"i'~~　. : ::::::::::i 　| ;;;;;;;;;|　　　　…………。
　　　 　 　 　 　 　 　 _|____,,...．-‐'''"＼|;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　, -‐'‐-､ ..:::::::::::::::::::::..|;;;;;;;;;|：
　　　　　　　_,-''" _,.-'''"..:::::::::::::::::::::::::::::| ;;;;;;;ﾄ､
　　　　　 ／｀丶'" 　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::|;;i ;;;|::::｀i

　 　 　 　 　 ハ l.　　 　 |-匕´ ﾍ ﾄ.　　 　 |｀ｰ‐-丶|　　　 .|　 !　|
　　　　　　 /　 ',　　 　 ,彡芋芋ミ{　＼ 　 ,ｨｾ芋芋ミ.　 　 |　八 |
　　　　　／ｲﾍ　',ハ　　从 乂ツ:::::::::::::::＼ |. 乂ツ ｲ　　　 |./　 ヽ
　　　　　　　　ﾍﾊ!　',　　 ﾍ´¨¨｀　　　,　　ヽ ´¨¨｀从　　 j/
　 　 　 　 　 ﾏ7777ﾊ　　 ハ　　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 ,'77777
　　　　　　　　ﾏ////ﾊ 　　 }h　　　 c‐っ　 　u..ｲｲ}. 　 //////
　　　　　　　 　 ﾏ////∧　　{/)h｡　　　　　,ィ(///}　 //////　　　　　私が彼自身はともかく、言い分を信じるのは、
.　　 　 　 ,ｨzzzzxﾏ////∧.　{＜::::::::≧≦::::::::::Y/ } ｲ./////-､、
.　　　 　 ｌﾆﾆﾆﾆニﾏ////∧ {::::::::::::::::∨::::::::::::::}//'////アﾆ二心　　　こういう理由よ。
　　　　　lﾆﾆﾆﾆﾆ=-……-=ミ:::::::/¨¨¨¨¨ヽ:::::＞‐……‐＜アﾆ二}!
　　　 　 lﾆﾆア´:::::::::::::::::::::::::::::::｀寸:i:i:i:i:i:ｱ'´::::::::::::::::::::::::::::::｀''寸ﾆ|!　　　貴方は知らなかったじゃ……不公平だから、伝えたわ。
　　　 　 l{ア::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾏ:i:i:i:i/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾏ}l
. 　 　 　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::ﾏ:i:i/:::::,､丶`:::::::::::::::::::::::::::::::::∨　　　今言った通り、私はアナタに、少なくともミレニアム号までは付いてきてほしい。
　　　 　 ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::|:i:i:|／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'/
　　　　 l{::::::::::::::::::::::::::::::::::::＜二ﾆ=-|:i:i:|＜⌒>::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}!　　　彼について行くいかないはともかく……天使に、操られてほしくないから。
　　　　圦::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:i:i:|:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八
　　　 /ﾆﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:i:i:|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ｲニﾍ
.　　 /ﾆﾆﾆ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イ|:i:i:ﾄ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::: イﾆﾆﾆﾆﾍ

　　　　　　　 / 〈/ : : :　　　 　 　 /　　　　　　　',
　　　　　　　 |: : | : : :ﾞ 　 　 　 　 |　 　 　 　 /　 |
　　　　　　　 |Λ: :. :.|　 　 　 　 /|　　　　　/:　　|
　　　　　　　　 |Λ: :.| 　 　 |,∠ヽ|　　 ／ /　|
.　　　ノ 　 　 /　 Λ:|　　 ＼.こﾉ |　／ |==ｧ j |ト-＼
.　// /(ヽ　 /　 八 ｜　　ト ＼　　　 (└′/　|　　　　　それだけよ。
　{〈 〈 〈　∨ 八| 小　　|　|　　　　　 　　u/ Λ|
　＼　⌒　 |　　 「ﾆﾆ|　|　|ﾄ　　 ''　ヽ　 イ//　　　　　　　……それだけ。
　　 ヽ　　　｝　　|ﾆﾆ.|　| ノ　　　　 ＜「　//
　　　｝　　 ｛ 　 /=ニ从|＼　　 ／ﾆﾆ.| ./
　　 ｢⌒冖7ニ/ﾆ／ﾆﾆﾆ/=ヤ二二 /|/Λ.＼　　　　　　　　　　【続く】
　　 |ニニﾆ/:/／:::＼:::::/ニ/∨二 /: |ニニニ＼
.　 「|ニニ/:::::::::::::::::::::∨ニ/::: ∨ /::::ニニニニﾆ＼
　 / ｀¨:::／:::::::::::::::::::::/ニ/::::::::::∨::::|ニニニニニニ

　　　　　　　　 .／￣￣￣　＼
　　　　　　　／　　　　　　 （・ .＼
　　　　　 ／　＿＿＿＿＿＿_＿i
　　　　　l　,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　l ,'::::::::::::::::::::::::::: /|:::ｌ:::::::::::ｉ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　信頼
　　　　　,':::::::::::::::::,'　 ／ . ヽｌー ｌ::::ｌ　　　　いやぁ、今までコツコツと『疑念』を積み上げてきた甲斐がありましたねぇ。
　　　　　ｌ:::::::::::/ （ ﾋ_］　　　ﾋ_〉) |^
　　　　　ヽ〃　ｌ　　　 .,＿＿,　　 ｉ　　　　　「見返しながら書いてましたが、都隊員と少佐が『実り』について話してたの
　　　　　　l::し .!　　 　.丶_ﾝ′　:
　　　　　　　　　　≧=‐---‐''.´　　　　　　”４ヶ月前”ってマ……！？１話が２月！？！？サクっと終るって言うとったやんけ！？」

サクっと５ヶ月経っちゃいましたよりすなーしゃんヤバイヤバイ。