|_:_:|: : |: : |: : |]□o叩ﾆ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |乂ノ口｢|: : |: : ＿|＿: : |: : : ---|─…‥
|: : |´´|￣|¨¨|]卩 _ﾛ叩|「|二二二二|￣￣￣￣||￣￣￣|冂冂「]厂000　｢|￣|￣: : |: : : : |: : : : : : |: : : : : :
|: : |: : |＿|_／ﾛ i´ ｀ｉ「 |i |口◯◯囗|　 　 　 　 ||＿＿＿|□弖◯п◯◯圦_,,|＿＿|: : : : |: : : : : : |: : : : : :
丁｢￣┌ｒ∽匚]乂ノ[] |ｉ |匚]◯＿__|＿＿＿＿[匚]◯◯ロ口Ξモ冂匚]　┌─┐￣￣¨/¨¨"丁Ｔ冖冖￢
∽◯｣Zﾕ=┬ｉＴ｢｣Z=- `｀￣￣／／　　　　　　 ＼＼￣　´" ‐=Ｚ「」Ｔ┬┐└|」口◯oo /　　　:|　| 卩叩п
¨「］ ﾛ　凹_｣ﾆ- ´　　　　　 ／／　　　　　　　 　　 ＼＼　　　 　 ´" ｰ=Ｚ/ 〈/ 匚］ /こ/　　 　 |　|　匚]
ユ_ｭュ-''"´　　　|￣ |¨|─‐─ｫ　　　　 ─‐/￣￣ ─、 ＼　 　 ───‐/7￣|、/〉o/ 　 　 　 |　|　匚]o　　　　【ギガンティック号　作戦指令室】
二二二二二／_,| 　 |: |＿_／ |二二／　　 |　　 　 |　 ＼二二/＼　　　.//　　| ＼´"''　 _　 　 | /￣/7 ｏ
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|￣::| 　 |: |￣|　　|.:. .: |￣￣|ﾆ|　　 　 |ﾆ|￣ |.:.:.:.:| 　 |￣　| |　　 :|￣ [￣￣　　‐-|　__//ﾆﾆ
￣￣／|＿__l___/| 　 l／ 〉|＿,,|_____|　 　 |'´l　　 　 l｀'| 　 |＿_,|_＿|__,ｉ⌒i|　　 :|]＿|＿＿＿＿＿￣　‐-
￣￣|.:.:|　　 　 |_|_＿|__/￣　　.∧〉|　 　 |　l　　 　 l　| 　 |〈∧　　　　＼_|______|┘　　　　　　//￣￣∨
.:.:.:.:. |.:.:|,______＿＿＿＿　　　 ∧〉 |＿＿|￣￣|l￣￣|＿_|: 〈∧　　　　 　 ＿＿＿＿＿＿　:| |　　　　|‐　_
.:.:.:.:. |.:.:|　　　　　　　　 /|　　∧〉　　＿＿＿___||__｢|￣￣￣ |_∧　　　　　|＼　　　　　　　　 | |　　　　|＼
.:.:.:.:. |.:.:l￣￣￣/　　 ./ :|:　∧〉　　/　　　　 　 　 |:|　　　 　 | ∨〉　　 　 .|　 ＼＿＿＿＿__,| |　　　　|＿
.:.:.:.:. |.:.:|￣￣￣|￣￣l　:| ∧〉　　/　　　　　　 　 :|:| 　　　　 |　∨〉 　 　 :|　　　|　　　　　　.:| |　　　　|
.:.:.:.:. |.:.:|／￣＼|　 　 l　:|'　〉　　/＿＿＿______＿,|:|　　　 　 |,＿∨〉　 　 |　　　| 　 ／⌒＼,| |　　　　|＼
.:.:.:.:. |.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:|　 　 l　:| 〉　　 |　　　 　 　 　 　 :|:| 　　　　 |　　 |　　　　|　　　|　｜.:.:.:.:.:.:.:.| |　　　　|

　 　 　 　 　 　 ＿＿__
　 　 　 _,,,,-''"´　 　　 ｀`ヽ
.　　 ／/　　　　　　　　　　 ＼
.　 / / 　　 　 　ヽ　　 　j　 　 〉
　/ / 　 　　　 }､∧　　 |〉、　八、
　|　|　　 ﾄ､　 八ｨ,」|　/　| ∨ /
　|__-‐ﾍ.| }　/Viﾆﾒ |/´ _!ﾅ.v } i
辷‐-てヾ!. |/.代ﾂ`　　 代ﾂﾃ} |ニ=- _　　　……で、あたしらが外で狩りに行ってる間に、
.＞` ー- !.　!　 　 　　,　　¨´ |｜。s≦´
: ; ; ;}|　 ∨　ﾄ､　　　　　　 ノ/| |　　　　　　　ここに核があっ『た』ことが解って、
.; ; ; ;.} 　人＼ iヽ　‘ ’　. ｲ./ | l
: ; ; ; ;.＼､ ＼　`‐.＞＜| x(＼〈ｰｰ-､__　　　　慌ててると。
: ; ; ; ; ;＼＼､＼__＼､__`^^|;;;;;;ll;;;;;;;;;;;;;;]l

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 r'=ヾ
　　　　　　　 　 　 　 　 (≧　￣￣〕
　　　　　　　　..,.＜ 　 ￣￣￣　≧ゝ
　　　　　　..／_／／＿ 　､　 」::::::::::::::l
　　　　 　 .ﾞｉﾞｉﾞｉ 　ﾞｉ　,.斗..::ｉ...:::l:::::::::／>
　　　　　 　　ﾞｉﾞｉﾞｉ.／ 　l...:::|::::::l::::／／l
　　　　　　　 　¨ﾞｉﾞｉ_／::::::::|:::::／／:,/~
　　　　　　　 　 《^｡...:::::::::::,(◎)=∨　　　　　核爆弾以外にも、いくつかのモンがねぇが……そういう、ことだ。
　　　　 　 　　 r'⌒〃`i／／::::::〃=､
　　　　　　　　乂 ,.辷◎≦ ¨￣＿_」　　　　問題は、『どこにあるか』がわからねぇことだ。
　　　　　　　　　{ : : : : 〃´　￣｀ヾ : ＼
　　　　　　　　　 [￣. /　　　　　　}}: : : 〉、
　　　　　　　 　 ∧: :/　　　　　　/: : : / /ヽ
　　 　 　 　 　 /.:::∨　 　 　 　 / : ／／..:::::.＼
　　　　　　　 .::::::::/　　　　　　/:／／..:::::::::::::::::.＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｱ⌒Ｙ/　/ 　 /　　　　　　　　　　/　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 __　　　,　 '　　 ′　　　/ /　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　 　 　 ,　./　　 ｀ｘ゛''‐-../　 _/　　　　/ /　　/　　　　　　 / 　 　 | ｌ
　 　 　 　 　 　 　 　 /' /.　　　　＼. ゛''ｨ｀゛' 7　 　　/ |ﾄ､｜|　　'　　　　　　　 　 | |
　　　 　 　 　 　 　 　 ， 　 　 ／/　 ゛'ｨ ,｀f.∥　　 汽恣ﾐ从|　/　　 　 　 '　　 |　| |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　',　.｀'＜.　 　 |　ヾシ^yﾄ/ |｜ ／ ｨ/ 　　ﾉ　| |　　　どの位の威力があるのよ、ソレ。
　 　 　 　 　 　 　 　 i　 　 /. 　 　 　 ', : :_: ﾘ|　 　 | 　 　 　 |′|^i/─-/／／ 　 |ﾉ
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 ;ｨ/// |　　从　 　 　 　 　 托孚ァ／　　'｜
　　　　　　　　　　　 乂　 {.　　 　 __ //,r'´　|　　|　　 　 　 　 j　　　ｨ(从　　/ l |
　　　　　　　　　　　 _ r─===ニ二///{　　｜　 |､ 　 r　ｧ 　´　　,ｲ:/|　　 ｲ 八|
　　　　　　　　　　　_ﾆ|─'''"　 　 厶ィﾆ>　　|　 八＼＿ 　 ‐=≦ﾆﾆ=-､／//　ﾉ
　　　　　　　　　　/　　　　 　　 ノ)-､く_　　　＼|　 /-////、　　　 　　 }　|



　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　　　　 　 　 　 .＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　　　　　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　　　　　 　 　 　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　 　 　 　 　 (二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　 　 　 　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV　　　　解らねぇが……用途を考えるに、
　　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V
　　　　 　 　 　 　 　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V　　　　　本来想定されていた揚陸艦の『通常陣形での』艦隊運用をしている時、
　　　　　　　 　 　 　 ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ
　　　　　　　　 　 　 _ 　≦ ＞―‐＜ ′≧　_　　　　４隻一気に沈められる程にでけぇだろうな……。
　　　　　　　 　 　 /　 /ﾆ/ﾆ/ニ/ //　//ニﾆ=-_
　　　　　　 　 　 .∧_.ｲﾆ/ﾆ/ﾆ.八//_ ｲ/二ニﾆ=-
　　　　　　 　 　 ＞─┐ニ「￣「￣　 ｰ=ニニニ=-
　　　　 　 　 　 i|:::|::::::::|r─|::::: |::::::::::|::::::::::i{ニニﾆ|

　　 　 __　　 | 　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 V
　 　　｀ｘ゛''‐-　　　 ,| 　　 　 /　,ｲ　　 /　　 　　}
　　　　　＼. ゛''ｨ｀゛',|　　 　 ﾒ､　 | 　 /　　 ,　　 |
　　　　　　　゛'ｨ ,｀f.| 　 　_!zミ｀"'|／|　　 /　 ,　|
　　　　　 　 　 ヽ｀'|.　　　/《! i心　　 | -/一　,/ |
　 　　｀ーｧ '´.....＼|　 　 ′　｀- '′　/芯Ｙ,イ | |
　　　　　＿ﾞｱ {.....|　/　/ 　　 　 　 　 {ｼｲ /　|/　　　　……すぐ使えると思う？
　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　　_ _ 　 　'.::/ /
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /　　　　　　　　誰かが持ってたとして。
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |



　　 　 　 　 　 　 　 　 　 r'=ヾ
　　　　　　　 　 　 　 　 (≧　￣￣〕
　　　　　　　　..,.＜ 　 ￣￣￣　≧ゝ
　　　　　　..／_／／＿ 　､　 」::::::::::::::l
　　　　 　 .ﾞｉﾞｉﾞｉ 　ﾞｉ　,.斗..::ｉ...:::l:::::::::／>
　　　　　 　　ﾞｉﾞｉﾞｉ.／ 　l...:::|::::::l::::／／l　　　　解らねぇが……恐らく、使えねぇよ。
　　　　　　　 　¨ﾞｉﾞｉ_／::::::::|:::::／／:,/~
　　　　　　　 　 《^｡...:::::::::::,(◎)=∨　　　　　　機関室の近くにあったコトを考えるに……
　　　　 　 　　 r'⌒〃`i／／::::::〃=､
　　　　　　　　乂 ,.辷◎≦ ¨￣＿_」　　　　　　恐らく俺達の船の『プラズマエネルギー』を相乗させて
　　　　　　　　　{ : : : : 〃´　￣｀ヾ : ＼
　　　　　　　　　 [￣. /　　　　　　}}: : : 〉、　　　デカく爆破するヤツだったと思われている。
　　　　　　　 　 ∧: :/　　　　　　/: : : / /ヽ
　　 　 　 　 　 /.:::∨　 　 　 　 / : ／／..:::::.＼　　　準備も込みで考えれば……早々はな。
　　　　　　　 .::::::::/　　　　　　/:／／..:::::::::::::::::.＼

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　　　　 　 　 　 .＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　　　　　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　　　　　 　 　 　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　 　 　 　 　 (二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　 　 　 　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV　　　　それに第一、ライトニング号かレッドスプライト号のどっちかが
　　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V
　　　　 　 　 　 　 　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V　　　　　方法は知らねぇが『持ち去った』として、
　　　　　　　 　 　 　 ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ
　　　　　　　　 　 　 _ 　≦ ＞―‐＜ ′≧　_　　　　居るセクターが違うんじゃ意味がねぇさ。
　　　　　　　 　 　 /　 /ﾆ/ﾆ/ニ/ //　//ニﾆ=-_
　　　　　　 　 　 .∧_.ｲﾆ/ﾆ/ﾆ.八//_ ｲ/二ニﾆ=-　　　ここは核よりもこええ、
　　　　　　 　 　 ＞─┐ニ「￣「￣　 ｰ=ニニニ=-
　　　　 　 　 　 i|:::|::::::::|r─|::::: |::::::::::|::::::::::i{ニニﾆ|　　セクターが違えば世界が違う、当たらねぇよ。他所のセクターで起動されても。
　　　　 　 　 　 ilｰ|､_::::|i二i|､_: |､____:|､_:::::i{二ニﾆﾍ

　　 　 __　　 | 　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 V
　 　　｀ｘ゛''‐-　　　 ,| 　　 　 /　,ｲ　　 /　　 　　}
　　　　　＼. ゛''ｨ｀゛',|　　 　 ﾒ､　 | 　 /　　 ,　　 |
　　　　　　　゛'ｨ ,｀f.| 　 　_!zミ｀"'|／|　　 /　 ,　|
　　　　　 　 　 ヽ｀'|.　　　/《! i心　　 | -/一　,/ |
　 　　｀ーｧ '´.....＼|　 　 ′　｀- '′　/芯Ｙ,イ | |　　　そう。
　　　　　＿ﾞｱ {.....|　/　/ 　　 　 　 　 {ｼｲ /　|/
　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　　_ _ 　 　'.::/ /　　　　　　　……フン、しっかし気に入らないわね。
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |



　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　／　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｱ⌒Ｙ/　/ 　 /　　　　　　　　　　/　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 __　　　,　 '　　 ′　　　/ /　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　 　 　 ,　./　　 ｀ｘ゛''‐-../　 _/　　　　/ /　　/　　　　　　 / 　 　 | ｌ
　 　 　 　 　 　 　 　 /' /.　　　　＼. ゛''ｨ｀゛' 7　 　　/ |ﾄ､｜|　　'　　　　　　　 　 | |　　　有志や志願の人間もいるとはいえ、
　　　 　 　 　 　 　 　 ， 　 　 ／/　 ゛'ｨ ,｀f.∥　　 汽恣ﾐ从|　/　　 　 　 '　　 |　| |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　',　.｀'＜.　 　 |　ヾシ^yﾄ/ |｜ ／ ｨ/ 　　ﾉ　| |　　　　こんな危険な場所にツッコませておいて、
　 　 　 　 　 　 　 　 i　 　 /. 　 　 　 ', : :_: ﾘ|　 　 | 　 　 　 |′|^i/─-/／／ 　 |ﾉ
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 ;ｨ/// |　　从　 　 　 　 　 托孚ァ／　　'｜　　　　　あっちの都合で私らを焼こうとするなんざ……。
　　　　　　　　　　　 乂　 {.　　 　 __ //,r'´　|　　|　　 　 　 　 j　　　ｨ(从　　/ l |
　　　　　　　　　　　 _ r─===ニ二///{　　｜　 |､ 　 r　ｧ 　´　　,ｲ:/|　　 ｲ 八|　　　　　気に入らない、地上のは。
　　　　　　　　　　　_ﾆ|─'''"　 　 厶ィﾆ>　　|　 八＼＿ 　 ‐=≦ﾆﾆ=-､／//　ﾉ
　　　　　　　　　　/　　　　 　　 ノ)-､く_　　　＼|　 /-////、　　　 　　 }　|

　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.|
　/: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:|: : : |＿: : : :|
./: : : : : : : : : /: : |: : : :.|: : :.i: : : :/ |: :|: : : : :.:|: : : : : | |: : : : : : : |: : : |　 i: : : |
': : : : /: : : : /: : : |: : : :.|: : :.|: : : |　|: :|: : : : :.:|: : : : : | |: : : : : : : |: : : |／: : : :|
: : : :/: : : : /: : : : |: : : :.|: : :.|: : : |　|: :|: : : : :.:|: : : : : | |: : ／: : : |: : : |: : : : : :|
{: : /: : : : : : : : : : : :≧斥: : |: : 三三三三: : :|: : :.:,,斗匕: : : : : :.|: : : |:_: : : : :|
|: : {: : : : : {: : : : : 入¨爪⌒ぅ＜:.|三三三 , 斗≦'⌒芋㍉x: : : : |: : :.八} : : : |
.､: :.､: : : :.:l: : : : 〃ハ　ゞ　乂心|　|三Y/　 〃乂z ソ　 犾}i: : :八: /'）:| : : : |　　　　　　まったくよ……！！
　｀¨¨¨¨¨ 乂 : 癶､: ∧　　｀¨　 √丁¨{{　　　　　｀¨¨¨´　/' : : : : / 　 } : : : |
　　　　　　　 /: : : ＼: :.､＿__ ノ'　 ﾉ　　､　　''　　　　　 彳: : : : :/ 　 ｲ: : : : |　　　　　　あのビジョンもそう……！！
　　　　　　　,: : : : : : /:.圦￣　　 く　　　　｀ ---===彡 / : : : : /_／_ i : : : :.|
　　　　　　　ｉ: : : : : /: :.|:__＼　　　_　 _　　　　　　　　 / : : : : / -=ニニニ=‐-　　_　　　私達を巻き添えて殺そうとした……！！
　　　　　　　| 　-‐=ニニニ.个　､ 　 　 `　　　　　　／ : : : : / -=ニニニニニニニ
　　　_　-‐=ニニニニニニ/　八 ＼　　 　 　 　 イ: : : : : : :/ -=ニニニニニニニニ　　地上にもどったとしても、普通の暮らしなんて、もうできないってことじゃない！
　　/ニ { -=ニニニニニ / 　 　 ＼ ＞ー　＜ 　 |: : : : : :./ -=ニニニニニニニニニ

　　　　／,,'-,,,,, 　　　　／ 　 　／ 　　　　 ,　　　　　　　V 　 　ヽ
　　　 ´ 　 ／　　 　／　 /　 ∧　　　 　 / 　　ﾊ　　 　 　∨ 　　 i
　　　　 ／　　　　,/ 　 /| 　/　V　　 　 / V　 /∨　 ,　　　∨　　 |
　　　　/,　 ,,,,,　 /　　/　| /′　∨ 　 / 　∨ /　∨/　　　 }辷,,',ｘ,}r'''''¨¨￣¨¨＞'
　　　,/,,'''''´/　'′／/ 　}'′　 　∨　/≧=≠≦　∨　　　　{ミ{ミ,,_|　　 　 x＜_
　　 /´ 　 /　　　　/≧===ミ 　 　 V/ "乂ｿ心 ｌ　/}　　　　i´￣￣￣￣＞ 　｀＼_　　　　そういう事でしょ。
　　　 　 /　/　　　∧弋ち心　　　 　　 　 `¨´　 /　　 　 　,|´￣＞ .イ ´,,.--‐‐━''
　　　　 / /|　　　　ハ　`¨ ´　　 　 　 　　 　 　 / 　,　　 　ｲ__,.，, ´|'//,｀`＼　　　　　　　私は特に……この体で地上に戻っても実験体か何か。
　　　　/'　,|　　　 　　}、　　　　、　　　　　　　　|　/|　　　///// /,'//////,'＼
　　　　 　 |　 　 　 　/ ﾍ　　　　　　　　　　　 　 | ｲ|　 　 ////,,,く.,___'//,o-､､,_ >　　　　アンタらも離反したことが知れたら終わり。
　　　　　 ,|　　　 　 /　 　 :..、　 　 -‐　　　　 ／′|　　 ///／　　　｀¨^'ﾐﾐ　 　 ｀
　　　　　 |　 　 ,， / 　 　 　 ＞...　　　　 ..イ　　　 .|_＿/''''''´　　　　　　　　　　　　　　　これはとことん……そのままの地上に戻れないわね。
　　　　　 | 　 /　}/　　　___ - ― }＞≦ 　 　 ,,.．'〔: ; ; ;|_
　　　 　　|　 /　　　　　 |; ; ; ; ; ;;ｧｰ----‐'´´//{ |: ;`＼,,,,'''冖￢､、



　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　＿ィi〔　　　　　　)
　　　　　　　　ィ(　　 　 　 ＼　　　　/ )
.　　 　 　 ／　 /　　/　　∨∧　 　./　 !
　　　　　　 　 /　　/∨　　∨ '　　/　　}　　}
　　　　ｲ　　 /　　 '　 ∨　　!　!　　　　 '　　〕.　＿
　　　/ {　　 '　　/　 　 ∨　 !　　 _　　/　　 '.　 　 ヽ　　　　　…………となると、
　　 /　　　 !　 7⌒__｀　.∨　!.|-‐=＝ﾆテア ＞ ‐─ ＜
　 　 　 ' 　 i　/ 仗　/　　∨　|ﾌ 厂　　イ./h､　─　‐=)h､　　これはいよいよ、本格的に
　　　　∧　! /　 ﾏ)　　　　!　 |_,.　　´　　'　　　h､　　＼∨＼
　　　　　 ヽ/丿　　　　　　}/　!　}⌒＼/==-　 　 ∨　　＼　　　　シュバルツバースが地上を覆うまで、ここに居るべきかしらぁ？？？
　　　　　　/∧　　　　 ｧ　　 { i /　-=ﾆニﾆﾆ=ｖ　　　 ﾐh､　ヽ
　　 　 　 　　　ヽ<　 ノ　　　 ､{!ニニニニニニ}　　　　　　)h､ ＼　　ん？どう思うよ、皆は。
　　　　　　　　　　Υ　　　　-=}ニニﾆ===ﾆニﾆヽ_　　　 　 ∨ ＼ ､
　　 　 　 　　　　　　､｡s≦ ／ !ニ／　　!ニニニニ)h､.　　　∨　∧∨
　　　　　　　　　　　 ／::::<　　 },ｲﾆ!　　 !ニニニニ〕ﾆ＼ 　　∨　∧!

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |_ ＝＝ _|
　　　　　　　　　 　 　 ＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　 　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　　　　 　 　 　 　 .(二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV
　　　　　　　　　　　　　　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V...=≠≦ヽ
　　　　　　　　＿　　イ´/::ｌVﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V.）从　　圦　　　　どうもこうもねぇよ。
　　　　　　　从7ミヽ :::::i::::!.ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ. !|　ｊ　　i!ﾉﾊ
　　　　　　ィミ）　ヽ:::::::::}::弋ヽ:::.. ＞―‐＜ ::::// .i!　　　 !| イト、　　あっちが捨てようとしたんだ、コッチから棄ててやらぁ。
　 　　　ｒ三｀ヽ::::::::::::::::::|:::::::::）〉::::::::::::::::::::::::::!' ﾉｲ　i　　　|l　 ク!
　　 ／: 三: : ::::::::＞==７¨｀!:::乂::::::::::::::::::::::::::((　　/　　　,| ／/ ∧　　が……となると、邪魔になるヤツらが居る。
　, '::（￣￣￣７{入 ｲ　ヾノ人:::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ　/　　　 /!　　ノ　∧
.,'::::::/―――{ :| !´ .|　　ヽ:::::::｀ヽ、::::::::::::::::::::弋以>　　/:::＼　　イノ〉　　レッドスプライトに、ミレニアム号……。
i::::::i　　　　　 ∨´＼ ＼　　}ｧ⌒ __〉::::::::::::::::::::::ー――ｧﾐﾐﾆ） !　　/∧
代:::>　　　　　ヾ＞‐ つ‐し':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/　ヾ　｀ミ!　/　∧　　『両合同計画班』だ。
ヾ三≧=ニ三＞‐'￣´ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／ ｀ヽニニ　爻　　 ト、

　　　　　　　　　 　 　 ≠=ヽ
　　 　 　 　 　 　 〔￣￣　≦)
　　　　　　 　 　 ィ≦　￣￣￣ 　 ＞、
　　 　 　 　 　 l::::::::::::::L 　.,　 ＿＼＼_＼
　　　　　　 　 <＼:::::::::l:::...ｉ::.. ト、 /　 ///　　特にミレニアム号だ。
　　　　　 　 　 l＼＼::::l::::::|:::...l　 ＼.///
　　　　　　　 　 ヽ:＼＼:::::|::::::::＼ //¨　　　　ヤツら、既に３回もこのシュバルツバースを、
　 　 　 　 　 　 　 ∨=(◎)､:::::::::...｡^》
　　　　　　 　 　 r=キ::::::＼＼r ヽ⌒ヽ　　　　　『攻略してる』とかほざいてやがった。
　　　　　　 　 　 L＿ ￣¨ ≧◎彡、丿
　　　　 　 　 ／ : ッ´￣　｀ﾞッ : : : : }　　　　　　となると、ヤバい。
　　　 　 　 ,.〈 : : :{{　　　　　　ﾞｉ .￣]
　　　　　,r' ﾞｉ ﾞｉ : : :ﾞｉ　　　　　　ﾞｉ: :∧　　　　　　奴ら、シュバルツバースから出られなかったとしても
　　 　 ／:::::..＼＼ : ﾞｉ 　 　 　 　∨:::.ﾞｉ
　　／.:::::::::::::::::..＼＼:ﾞｉ　　　　　　ﾞｉ::::::::.　　　　『このシュバルツバース』は吹き飛ばせるかもしれねぇぞ。

　　　　　　　　 ./　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　 　 　 　 　 ;　　　l　　　 ＼　　、　　.ﾊ ',
　　　　　　 　 .i! l　　', ＼ 　.ヽ＼ ､＼ 　 .iハ
　　　 　 　 　 ハ∨∧＼ ＼　 ＼ヽ＿∨ .l　iﾐ､
　　　　　　　 ′.:`iー‐ﾐｘ冫､＞,´　ヽ＼　 |　l　＼　　　　そうね……彼らの技術は、私達のかなり先を行ってる。
　　　　　 　 .l/　| 弋T示 ｀　　ｨ_l示7.从l ｜ |
　　 　 　 　 i|l　 ｌ　∧ゝｰ '⌒ ー‐'　/ｲ l!ｌ |', |　　　　　　このシュバルツバースそのものを越える程かはわからないけど……。
　　 　 　 　 l!∨ l.∧ ヽ、　＿_　　.ｲ .ﾘﾉⅥ!.iﾘ
　　　　　 　 　 ヽl ＼ﾄ､　＞.-.＜ヘノ　　|ﾘ./　　　　　　それでも、相当にヤバいモノを持ってるわ。
　　　　　　　　　　　　／〈. |/-〈　〉!　｀ .､l!
　　　　　　　　 　 ,. く.　　∨､__∧ﾘ　　/　＼　　　　　　私達がこのシュバルツバースの全ての力を使えるようになるとしても……。
　　　　　　　　 イ　　丶 　 ∨ .∨ 　 /
　　　　　　　ヽ　　　　　＼　 ',　.|　 ./　　　　　　　　　　そうなるまでの時間が、足りないわ。


　　 　 __　　 | 　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 V
　 　　｀ｘ゛''‐-　　　 ,| 　　 　 /　,ｲ　　 /　　 　　}
　　　　　＼. ゛''ｨ｀゛',|　　 　 ﾒ､　 | 　 /　　 ,　　 |
　　　　　　　゛'ｨ ,｀f.| 　 　_!zミ｀"'|／|　　 /　 ,　|
　　　　　 　 　 ヽ｀'|.　　　/《! i心　　 | -/一　,/ |　　　　……なら。
　 　　｀ーｧ '´.....＼|　 　 ′　｀- '′　/芯Ｙ,イ | |
　　　　　＿ﾞｱ {.....|　/　/ 　　 　 　 　 {ｼｲ /　|/　　　　　悪魔を使うしかない……か？
　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　　_ _ 　 　'.::/ /
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |

.　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　 　 　 ＿　　 　 　 |￣￣|　　　　 ＿
　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
...　　　　Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
.　　　　(二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)　　　　……あン？
　　　　　　Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV
　　　　　　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V　　　　　　どういうこった？
.　　　　　　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V
.　　　 　 ／.ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ ､
.　　 　 /　　,'|　　i＞―‐＜..../／￣｀ヽ､
.　　 　 |__／　|　ﾍ＿＿／　 |　　　　　 ヽ､
.　　 　 |＼＿|　　　,'　　　　　|＼　　　　　ヽ
.　　 　 |　　　|　　　i　　　　　ﾍ　＼―----'ﾞ
.　　 　 |　　　|　　　|　　　　　　＼|　　　　　|



.　　　 　 　 　 :'　:/　:i:/　:/　/　　　　　:i}　　:i:V
　　　 　 　 　 {:i:/　:i:/　:/　/:i/ 　　 　:i:八　　:iv
.　　　　　　 　 V　:iV. -+──=ﾐ､　　　/ 　 V:i:ｉ:i|
.　　　　｀ーｧ '.ﾞ{　　|:i{:i: ,ｨ示天气..　}V.´￣ `.}ｉ:i|　　　__
　 　 ヽ─＝＝'--. |:i{:i:{iゝﾋzり.　 :iVi:i 仗巧ｧ.i　iﾆテア´　　　　悪魔側に寝返る、って事よ。
　　　　/｀ヽ､ヽﾞ｀iｰ､|:i{:iⅣ. :.:.:.　　 　 !　｀¨´..ﾞ八i|_ イ
　ー '"{ '. 　 ﾞ'''‐-`- :i{:i八　　 　 　　　 　　／..ﾞ:i:|　　　　　　　奴ら、特にエキゾチック持ちやらロゼッタ持ちとやら……。
.　　　 ',!　 /{..ﾞ八　 |:i{　 人　　　 '⌒　 　/......:i八
.　　　　V .ﾊ{.....　＼|八:i:込|＞　 　 　 イｲ:i/}/⌒　　　　　　　アタシら程じゃないけど、雑にでも『組織』として動いてる。
.　　　　 V{ 乂__ﾉ..　＼r‐ｧ..|　　 ≧≦ 　}/
.　　　　　｀`.　　　⌒ヽ-―乂 　 　.|　　　　　　　　　　　　　　そこに入り込んで、レッドスプライトとミレニアム号を叩くのよ。
　　　　　 　 　 /　　　 ＼ :､ 　　　 |
.　　　 　 　 　 ′　 　 　 ヽ}　｀`ヽ､｀`>=く - 、

　　　　　　　　　　　 ,,...-‐'¨￣￣`ｰ､､
　　　　　　　　　 ／´　　　　　　　　　 ｀＼
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　 　 __　　 | 　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 V
　 　　｀ｘ゛''‐-　　　 ,| 　　 　 /　,ｲ　　 /　　 　　}
　　　　　＼. ゛''ｨ｀゛',|　　 　 ﾒ､　 | 　 /　　 ,　　 |
　　　　　　　゛'ｨ ,｀f.| 　 　_!zミ｀"'|／|　　 /　 ,　|
　　　　　 　 　 ヽ｀'|.　　　/《! i心　　 | -/一　,/ |　　　　それに、『アタシ』になった悪魔、『スルト』が言っていた。
　 　　｀ーｧ '´.....＼|　 　 ′　｀- '′　/芯Ｙ,イ | |
　　　　　＿ﾞｱ {.....|　/　/ 　　 　 　 　 {ｼｲ /　|/　　　　　『ティアマト』───────それに、『メム・アレフ』。
　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　　_ _ 　 　'.::/ /
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　 -──- 　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　 ／　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　／　　　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｱ⌒Ｙ/　/ 　 /　　　　　　　　　　/　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 __　　　,　 '　　 ′　　　/ /　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　 　 　 ,　./　　 ｀ｘ゛''‐-../　 _/　　　　/ /　　/　　　　　　 / 　 　 | ｌ
　 　 　 　 　 　 　 　 /' /.　　　　＼. ゛''ｨ｀゛' 7　 　　/ |ﾄ､｜|　　'　　　　　　　 　 | |
　　　 　 　 　 　 　 　 ， 　 　 ／/　 ゛'ｨ ,｀f.∥　　 汽恣ﾐ从|　/　　 　 　 '　　 |　| |　　　　悪魔達には、なんかドでかい
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　',　.｀'＜.　 　 |　ヾシ^yﾄ/ |｜ ／ ｨ/ 　　ﾉ　| |
　 　 　 　 　 　 　 　 i　 　 /. 　 　 　 ', : :_: ﾘ|　 　 | 　 　 　 |′|^i/─-/／／ 　 |ﾉ　　　　『ボス』が居る。
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 ;ｨ/// |　　从　 　 　 　 　 托孚ァ／　　'｜
　　　　　　　　　　　 乂　 {.　　 　 __ //,r'´　|　　|　　 　 　 　 j　　　ｨ(从　　/ l |　　　　　俺達の世界……そしてフジマルの事を『気に入らない』
　　　　　　　　　　　 _ r─===ニ二///{　　｜　 |､ 　 r　ｧ 　´　　,ｲ:/|　　 ｲ 八|
　　　　　　　　　　　_ﾆ|─'''"　 　 厶ィﾆ>　　|　 八＼＿ 　 ‐=≦ﾆﾆ=-､／//　ﾉ　　　　　って言ってた……。『組織』が、派閥が、ある。
　　　　　　　　　　/　　　　 　　 ノ)-､く_　　　＼|　 /-////、　　　 　　 }　|

　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　/′ 　 　　　　 /　 　 　 　　　　　　　 　　　　　 　 V
　　　　　　　　　　　 　 /l{　/　　　　 ,ｲ　　 /|　　 　 ,　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　／| 　 ./ |　　　 ﾊ　　i　　　　　　　　　　　　__ :l
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　}′　 　/'//,|　 /斗┼トXV　　 }　　　　　　　　,;　-‐''"ｘ´|
　　　　　 　 　 　 　 　 　,| 　 　 /////| / ,斧芋ﾐ、　 V　 ト、 　 　 　 　 |　r　 / 　 |　　　　　　詳しくは知らない。
　　　　　　 　 　 　 　 　 ||　j　////,;" |/ 〃ﾉc::} ﾘ 　 V　|　l 　 　 　 　 .|ﾉ .／　　 :|
　　　　　　 　 　 　 　 　 j|/ |////ﾘ　　 　 .乂;ソ .'　　 ﾍ .|　l 　 　 　 　 |／.- _　　 ｌ　　　　　　だけど、どうやら悪魔も『上手くいってない』事がある。
　　　　　　 　 　 　 　 　 '|　 | xrﾍ｀　　　　　 ´" 　　　　 .ﾍ.　ｌ　　　 　　'|" |i,　 '⌒)i__＿__
　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　 У　　　　　　　　　　　　　　 _ｌ　　 　 　 .|ﾄｰ弋_'´ ,!　 　'`'''、　天使や人間によってか、ソレ以外もからのなのか……。
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘.く　　　　　　　　　　　　　,　"´ |　　　　　/^`'ｰ-ミ,'′　､＿,,,,,＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .、　　 　_　　　　　　　 　 　 ,l 　 　 　 /////// `Y 　 ＼　　　　『気に入らない状況』が起こっていて、
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼ ‘ 　 ’　　　　 ／ 　 　 .l　　 　　/////,,,,.-""＼　　}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　 ..::;´　　　..._,,{,___ 　 ,,ﾉ‐.¨¨¨ﾟ{//////∨　|　　　　それに対応してる悪魔が、居る。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丶-..::≦::::}　　.,-'''´　　｀¨¨く　　　　 ∨ ∧/,|＼} |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,,,'''''''⌒¨`y|l''`‐--､、　 　　 ヽ,　　 　 ∨　 ∨　Ⅵ　　　　　スルトのように。

　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　＿ィi〔　　　　　　)
　　　　　　　　ィ(　　 　 　 ＼　　　　/ )
.　　 　 　 ／　 /　　/　　∨∧　 　./　 !
　　　　　　 　 /　　/∨　　∨ '　　/　　}　　}
　　　　ｲ　　 /　　 '　 ∨　　!　!　　　　 '　　〕.　＿　　　　　　　　『利害』がある。
　　　/ {　　 '　　/　 　 ∨　 !　　 _　　/　　 '.　 　 ヽ
　　 /　　　 !　 7⌒__｀　.∨　!.|-‐=＝ﾆテア ＞ ‐─ ＜　　　　　奴らには。そしてアタシらにも。
　 　 　 ' 　 i　/ 仗　/　　∨　|ﾌ 厂　　イ./h､　─　‐=)h､
　　　　∧　! /　 ﾏ)　　　　!　 |_,.　　´　　'　　　h､　　＼∨＼　　地上を囲いたい悪魔と、地上に戻りたくなくて、
　　　　　 ヽ/丿　　　　　　}/　!　}⌒＼/==-　 　 ∨　　＼
　　　　　　/∧　　　　 ｧ　　 { i /　-=ﾆニﾆﾆ=ｖ　　　 ﾐh､　ヽ　　なんだったら『悪魔にもなりたい』アタシら……。
　　 　 　 　　　ヽ<　 ノ　　　 ､{!ニニニニニニ}　　　　　　)h､ ＼
　　　　　　　　　　Υ　　　　-=}ニニﾆ===ﾆニﾆヽ_　　　 　 ∨ ＼ ､　　　　協力は出来る。
　　 　 　 　　　　　　､｡s≦ ／ !ニ／　　!ニニニニ)h､.　　　∨　∧∨
　　　　　　　　　　　 ／::::<　　 },ｲﾆ!　　 !ニニニニ〕ﾆ＼ 　　∨　∧!　　　”力”で上下関係さえハッキリ叩きつければ、
　　　　　　　　 　 　 ∨:::::::Υ ７ニﾆ,　　〕ニニニニ}ﾆﾆﾆ＼ 　∨
　　　　　　　　　　　　∨:::::人/ニニﾆ,　 iニニニﾆﾆ!ニニニヽ　 ＼　　　　アタシらにとって、優位な条件で。

　　 　 　 　 　 .::::::::::::::::::::／:::::::::_:::::::::::::-‐::::::::￣:::::::::::::::::::::::::ヽ
　　 　 　 　 :::::::::::::::::::::／::::ｘ≦:::::::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　 　 　 .`l／|:::: i::::::::::::／::／/::::::::ィ:::::／/:､:::::::::::::;:::::::::::::::::::::::',
　　　..∧....　`'|／|::::::／}／　/:::::; ' /／ 癶／＼::／:::::::::::::::::::::::: l
　 .ニlﾆ∧　　　ヽ|／　 .'　 ./ｲ::/＼､　　 .ィヾ/／/::::::::::::::::::::∧:::l　　　　悪魔に対して、優位に……！！！
'ニニlニﾆl...〉　　 ヽ　 .i　 　 .l/ 　　＼､ “´　 .／:::::::::::::::::::::/　',::l
ニニ7ニ.∧.　　　　 >. l　　　　, 　　　 ＼､〃¨ﾌ:::::::::::::::::::; '　　 ';l
ニﾆ7.ニニ l　　　　　 Y 　　　ヽ　　　　　`“¨」:::::::::／}／　　　　'l
ニ.7.ニニﾆ.lﾞ∧　　　..jIヽ　　　　 ､_　　,，イ::::::::::／
ﾆ.7.ニニニ.|.}/　／7/ |::::::､___,，-‐'"¨´:::::::::::::／



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,..‐――..、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {彡二二ミﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ゝr――ｧｲ
　　　　　　　　　　 　 　 　 ト、　　 _＞|――|＜,,　　　,イ
　　　　　　　　　　 　 　 　 |　| r＜||--|――|-,||,＞t |　|
　　　　　　　　　　　　　　 (二二i i ||　.|　　 .|　||　i二二)
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 | .ﾘ　.ト!、弋＿,ﾉ_,!イ.i ﾘ　.|
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　{　 |;;;;;;`T　 T;;;;;;;;| i !　 |　　　　ソイツぁいいや。
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾍ ﾊ　|￣弋＿_フ￣| /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 Vﾑ .| .： .r‐‐t .： //　/　　　　　で？どうやって味方になるんだ？お話しするんだ？
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 _}__|__≧ｲ i i ﾄ≦__|__,|_
　　　　　　　　　　　 　 .｡o≦└―＜-.| | | |.-＞r--┘　　　　俺達は『何処のドイツか知らねぇ悪魔』をたたっ殺してきちまったぜ？
　　　　　　　　　_　　,ゝ-　　　　 ヾ::::::＞―＜ｉ´ ヽ
　　　　　　γ´＼　　　　　ヾ　ヽー匕:::::::::::::::ﾉ　　　≧､　　　　敵意も持たれてるんじゃねぇのか？
___＿＿＿ノ　　　＼　　　　 i‐┴―‐x｀ﾞー匕.｡o＜|｀ｉ　ｰx

.　　　　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　 　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　 　 　 ＿　　 　 　 |￣￣|　　　　 ＿　　　ざわざわ……
　 　 　 Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
...　　　　Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
.　　　　(二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV　　　”奴ららしい”交渉でもいいんじゃねぇのか？
　　　　　　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V
.　　　　　　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V　　　　　ぶん殴ってふんじばってから、『お話し』だ。
.　　　 　 ／.ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ ､
.　　 　 /　　,'|　　i＞―‐＜..../／￣｀ヽ､　　　「聞いてくれねぇとお話しもできなくする」っつってな。
.　　 　 |__／　|　ﾍ＿＿／　 |　　　　　 ヽ､
.　　 　 |＼＿|　　　,'　　　　　|＼　　　　　ヽ
.　　 　 |　　　|　　　i　　　　　ﾍ　＼―----'ﾞ



　　　　　　　　　 　 　 ≠=ヽ
　　 　 　 　 　 　 〔￣￣　≦)
　　　　　　 　 　 ィ≦　￣￣￣ 　 ＞、
　　 　 　 　 　 l::::::::::::::L 　.,　 ＿＼＼_＼　　がやがや……
　　　　　　 　 <＼:::::::::l:::...ｉ::.. ト、 /　 ///
　　　　　 　 　 l＼＼::::l::::::|:::...l　 ＼.///
　　　　　　　 　 ヽ:＼＼:::::|::::::::＼ //¨　　　　いや、奴らも天使を嫌ってる。
　 　 　 　 　 　 　 ∨=(◎)､:::::::::...｡^》
　　　　　　 　 　 r=キ::::::＼＼r ヽ⌒ヽ　　　　天使をぶっ殺し続ければ……あるいは、
　　　　　　 　 　 L＿ ￣¨ ≧◎彡、丿
　　　　 　 　 ／ : ッ´￣　｀ﾞッ : : : : }　　　　　天使をぶっ殺してる悪魔を見つけて──────。
　　　 　 　 ,.〈 : : :{{　　　　　　ﾞｉ .￣]
　　　　　,r' ﾞｉ ﾞｉ : : :ﾞｉ　　　　　　ﾞｉ: :∧

.　　　　　　 　 |　　　　　　　 　 　 　 ｜　　　 　 　|　 　　|　　 　 /|　　　　 　 | 　|　|
.　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　 |　 　　| 　 　/　|　,x─―= 、 .|　|
　　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 　 |　　｜　　　　 　 |　 　 /|　　./　 |　　　 /　 |　j 　|
　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　 |　　｜　　i 　 x-―=、/.|　 /　 　|　 斤-=ﾘﾐil .′/
. 　 　 　 　 ヽ─＝＝ ＝=-- - ｜ 　 | 　　}} 　　/| ／　 |／　 　 .|／ｨﾁっ少 {　 l'|
　　 　 　 　 　 ｀ヽ､,._　ヽﾞヽ｀''iｰ､|　　ヽ 　 八　/´ｖﾃｰ≦　　　　 ´　　''ﾟ´　 　.| 　 |　　　　　…………。
.　　　　　　　 ―∨　ﾞ'''- ,_‐-`-､.|　　　＼ |　 '　ｨﾁっ_少　　　　　　　　　　　　.l 　.|
.　　　　 　 ´ 　 /ﾞヽ　　　　 ｀ﾞ'''-. |　　 　 `| 　 　　ﾟ¨´　　 　 　 　 　 　 ＇　　.| 　 |
. 　 　 ,　./　　 :|.....　＼ 　 　 　 　 |　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 八　:|
　 　 /' /　　　 乂.'. ＿＼　　　　　|　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　/ |　 |　ﾌッ……
　　　 ， 　 　 ／/　　　　＼　　　　|　　　　.|　　　　　　　　　ー一　　　 　　/　.|　.|
　　 　 　 　 /　　　 　 　 　 ゝ 　　 ∨ 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　|　.|
　 　 i　 　 /..　　　＿＿.... 　-＼__　 ＼　　 |　＼　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　 .| /
　 　 |　　　,,.,,,ｧ'´￣::::::::::::::::::::::::: : `＼∧ 　 ﾄ､、 ｀＞　―　＿＿　＿ ／ 　 　 .|/
　 　 ｌ　 ／／'　'''''''''''''''　 、::::::::::::::::::::∨∨　|`＼､__＼　 　 　 　 　 　 　 　 　 /
　 　 ／ ''´: : _,,,..-‐:::::::::: : ∨:::::::::::::::::: |: ::∨ l::::::::::: : ,ﾉ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 丶　　　 |　　/　／　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼、ﾉし;/／　　　／　　　　 　 　 　 ヽ　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―－＝　　 　 て＿_＿　 　 　 　 /　　　　　　､ﾚ( ／
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｱ⌒Ｙ/ゝ、　　（´￣￣　　　　　　/　　　　　　　'⌒ヾて＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 __　　　／/　Ｙ⌒｀＼　/ /　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　 　 　 ,　./　　 ｀ｘ゛''‐'　/　　．　　　　/ /　　/　　　　　　 / 　 　 | ｌ
　 　 　 　 　 　 　 　 /' /.　　　　＼. ゛''ｨ｀゛' 7　 　　/ |ﾄ､｜|　　'　　　　　　　 　 | |
　　　 　 　 　 　 　 　 ， 　 　 ／/　 ゛'ｨ ,｀f.∥　　 汽恣ﾐ从|　/　　 　 　 '　　 |　| |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　',　.｀'＜.　 　 |　ヾシ^yﾄ/ |｜ ／ ｨ/ 　　ﾉ　| |
　 　 　 　 　 　 　 　 i　 　 /. 　 　 　 ', : :_: ﾘ|　 　 | 　 　 　 |′|^i/─-/／／ 　 |ﾉ　　　　──────ん？
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 ;ｨ/// |　　从　 　 　 　 　 托孚ァ／　　'｜
　　　　　　　　　　　 乂　 {.　　 　 __ //,r'´　|　　|　　 　 　 　 j　　　ｨ(从　　/ l |
　　　　　　　　　　　 _ r─===ニ二///{　　｜　 |､ 　 r　ｧ 　´　　,ｲ:/|　　 ｲ 八|
　　　　　　　　　　　_ﾆ|─'''"　 　 厶ィﾆ>　　|　 八＼＿ 　 ‐=≦ﾆﾆ=-､／//　ﾉ
　　　　　　　　　　/　　　　 　　 ノ)-､く_　　　＼|　 /-////、　　　 　　 }　|

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　 　 　 　 　 　 ＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　　　　　　　　Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　　　　　　　　　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　　　　　 　 (二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　　　　　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV　　　　あ？
　　　　　　 　 　 　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V
　　　　　　　　 　 　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V　　　　　どうした、バイアン。
　　　　　　　　　　　 ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ
　　　　　　　　　 _'----/ミ＞―‐＜彡ソ´　　 ￣ ｀ヽ　　　天使か？
　　　 　 　 　 ＞'　　 ノミミ三三彡´　,r´｀ヽ ______／:ヽ
　　　　　　,::´/-‐-- '7￣￣ /￣￣7x　　　 >____ヾ､::::::',
　　　　 ／:Y l 　 ____/＿＿./＿.　 /　.ヽ　ノヽ 　.｀Y',::::::,
　　　／::;ｲ　 l￣_ -=＝＝=- __￣/ ./　r´　　ゝ￣｀)l::::::i



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.ィ: ´　　　 　 　 ｀イ　 _ _ ア_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　　　　__＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿_　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　＼ /...ヽ　 　 　 　 i　|: !　 / 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　 ___　　＼ 　 ＼　　　　|　|: |-/!:}　　i }　 }　　ｺﾂｺﾂ……
　　　　　　　　　　　　　　　 /　／／ 　 .≧ミ : 人k⌒Ｘ⌒ﾒ| :!: i/_j/|: , :ﾊﾄｖ !
　　　　　　　 　 　 　 　 　 /／ ./''´　　 ,.ｲ　',: ヽ...＼⌒r‐┴!∧《赱ﾒj/,
　　　　　　　　　　　　　　 　 _-/　 _ｨ／　.'.　.ヽ{ゞ、..`ー｀ヽ |　 {　　 　 〉　　　　どいて、ちょっと窓の外、見せて。
　　　　　　　　　　　__,,.. z≦ ./ ￣ /　 , '.ﾆ/~ ≧从r―,ｧ＞=-＜　 __/
　　　　　 __,,.. z≦; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /　./: ; ＿; ;}／; ;ーイ　　　　 ', __/　　　　　　　　　　　　　　　　　あ、ああ……。＞
　　 .r≦.; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;. ;.,/／.....................ヽ; ; /　　　　　 }´
　　 i; ; ; ; ｀ヽ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ＞'' //............./.....................'　　 　　　/　　　　　　　　……こっちじゃない。
　　,.; ; ; ;. ;. ;.',.; ; ;.＞'' ".´　 　 ,.......YAMAHA.........../ゝ、　　 ..:′
　 ,.; ; ; ; ;. ;. ;.}'"´　　　　　 　 /i.....／...........＼.......Y: ; ; ; ;.￣ﾊ'　　　　　　　　　下……降車デッキ？いや、というか……船の下……？

　　　　　　　　/⌒
　　　　　 　 　{
　　　　　　　　ゝ ´￣￣｀ ‐-､
　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::ヽ::::::Y
　　　 　／::::､::::_l,:::::,:::;､::::::,l:::::::‘.
　　　　 丁:[|/∀VWW∀W[]::::::::i
　　　　　|:::r!( ●)‐( ●）―|:::ﾊ:::|　　　　何か、いるの？
　　　　　|::八　　 , 　 　 u　|::iッ::|
　　　　　|∧::ゝ､　-　 　_, ｲハ::Ｎ
　　　　　　　　.,ｲ_＞＜,.へ、
　　　　　　　　|::;Lヽ／」:::::::ヽ
　　　　　　　　|〈:::::::::::::::::'､:::::::`､


　　　　　　　　　　　 ,,...-‐'¨￣￣`ｰ､､
　　　　　　　　　 ／´　　　　　　　　　 ｀＼
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　ｺﾝｺﾝｺﾝ……
　　 　 __　　 | 　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 V
　 　　｀ｘ゛''‐-　　　 ,| 　　 　 /　,ｲ　　 /　　 　　}
　　　　　＼. ゛''ｨ｀゛',|　　 　 ﾒ､　 | 　 /　　 ,　　 |
　　　　　　　゛'ｨ ,｀f.| 　 　_!zミ｀"'|／|　　 /　 ,　|　　　　そんな気がする。
　　　　　 　 　 ヽ｀'|.　　　/《! i心　　 | -/一　,/ |
　 　　｀ーｧ '´.....＼|　 　 ′　｀- '′　/芯Ｙ,イ | |　　　　１体じゃない。
　　　　　＿ﾞｱ {.....|　/　/ 　　 　 　 　 {ｼｲ /　|/
　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　　_ _ 　 　'.::/ /　　　　　　　　このあたりにしては、強そうだけど……何？
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |　　　　　　　　　ほんの少し強い、小さい塊みたいなのが、居る。

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　 　 　 　 |_ ＝＝ _|
　 　 　 　 　 　 ＿　　 　 　 .|￣￣|　　　　 ＿
　　　　　　　　　Vﾑ. 　 ＞‐',￣￣/`＜、...ﾑV
　　　　　　　　　 Vﾑ...f――十‐十――+.ﾑV
　　　　　　　 　 (二二|', i-､ .|＿_| ._,-i ,!|二二)
　　　　　　　　　　 Vﾑ|', |　ﾞ`i　　.i′ |.,!|ﾑV　　　　ｶﾞｼｬｶﾞｼｬッ！
　　　　　　 　 　 　 Vﾑ|.',!-弋_＿フ‐t,' |i'V
　　　　　　　　 　 　 Vﾑ ｀ヽ..iTTi .,‐=' .|.V
　　　　　　　　　　　 ｌ三三i´~|| ||~`i三三ｌ　　　　　　　　お前ら、構えろ。
　　　　　　　　　 _'----/ミ＞―‐＜彡ソ´　　 ￣ ｀ヽ
　　　 　 　 　 ＞'　　 ノミミ三三彡´　,r´｀ヽ ______／:ヽ　　　……降車デッキ！！なんか居るか！？
　　　　　　,::´/-‐-- '7￣￣ /￣￣7x　　　 >____ヾ､::::::',
　　　　 ／:Y l 　 ____/＿＿./＿.　 /　.ヽ　ノヽ 　.｀Y',::::::,
　　　／::;ｲ　 l￣_ -=＝＝=- __￣/ ./　r´　　ゝ￣｀)l::::::i
───────────────────────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　,---------､
　　　　　　　　　　　 ／|￣￣￣￣|　＼　　 ,___
　　　　　　　 〈''ヽ／　　〉二二二/　　　ヽ_./. /　　　　　　　_____..___
　　　　　　　　ヽ∨　 |　ヽ-----`　　|　 ..V ./　　　　　　／lllll／(O)
　　　　　　　 「 ` ｌー十-|　　　　/--十-∥./　　　　　／ll人ll(llllll／
　　　　　　　└－ヽ_ ヽ .| ￣￣ |　　/／'　. ￣l　　／lllllllllllllヽlllllllllllヽ
　　　　　　　　　 ヽヽ`--l_______./--イ　./ ./￣ .／lllllllllllllllllllllllヽlllllllllllヽ　　　　丁度今、報告しようと思ってたところだ！！
　　　　　　　　　　ヽヽ ト､》､　 / __,イ ../ ./　／lllllllllllllllllllllllllllllllllヽ____／
　　　　　　　　　　 ヽ.ヽヾ__〉-'　|;;;／../...〈／lllllllllllllllllllllllllllllllllllll／　　　　　　　　コッチを見ている悪魔が複数体居るが……。
　　　　　　　　　　　ヽ.._〉 弋==ア　 ./.／llllllllllllllllllllllllllllllllllllll／
　　　　　　　　　　／ｌﾆﾆ<'''| | | |'''>／llllllllllllllllllllllllllllll-ｨ--ﾍ-､_________ ______　　　戦闘の意思が感じられない。
　　　　　　　 　　」　|ヽL__>l_l_l_l／lllllllllllllllllllllllllllll／バ__＞ﾍ--≧'⊥⊥⊥..|ヽ
　　　　　　　　　 |　 |　ﾉ_____.／lllllllllllllllllllllll;ll／ﾄ､／`バ__＞ﾍTTTT| | || .| |;;|　　ただ、じっと見てるだけだ……不気味だ。１０体ぐらい、居る。

　 　 　 ／_,　　　　　　 　 　 、　 ､　　　　　　　　 ''"´　r　　/:'//, 　　　　 _,,,,,--'''''¨￣
　　 _,ィ''''"/　 　 |　　　　　 ｜＼､ﾐﾐ､ ｀`ｰ､'"´ｨ''"　　 ﾉ .／//// 　 　'''''¨ﾆ,='''''''
　　　　　 ,{ 　 　 |　　　　　　∨ _: ィfミ､:　 /´ .）　 ／／,'/////,'ゝ _,,,'-'''''''´
　　 　 　 {　,|　　 |　　 　 、　 ＼/　んﾊ》＼　f´-‐, ｨ'"．-‐''''''''''''''''}
　　 　 　,| / |　　 |　　　　 ＼X､　、ﾏzｿ　　　＞'"´.; ;.´: ; ; ; ; ; ; ／
　　　　　{ / 〈 　　ﾄ､　　　　＼ ｀`ﾐ　　　 　 ／': ; ; ;,,．'´´: ; ; ;｀`'､､_.;　　　　……降りるよ。
　　　　　 ′ ＼　 | ＼_,､__　　＼　　　　,／: ; ; ;,,／: ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;｀＼
　　　　　　　　　＼|　　　　｀,`ヽﾐ＼ ,,／ ￣￣ ゞ、¨^''-、.; ; ; ; ; ; ; ;. ;. ;.＼　　ハッチを開けな。
　　　　　　　　　　 　　　　　　ー_｀〉　　　　　　　　7,.; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;. ;.|
　　　　　　　　　　　　　　 　　　 ,/　　　　　　　 　 Φ }; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;. ;. ;.|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　｛　　　　　　　　　　　　}; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　　　　　　　 　　} ＼.; ; ; ; ; ; ; ; ; ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾄ､_
　　　　 __ 　　　　　　　　ﾄ､_　}i:i:i{
　　　　 |i:iN　　　　　　　 }i:i:{　}i:i:i{
　　　　 |i:i:i{　 　 　 }:iN　 }i:i:{　}i:i:i{
　　　　 |i:i:{　 　 　 }i:i:i:N　}i:i:{　}i:i:i{
　　　　 |i:i{ 　　 ,.ィi:i:i:i:i:i{　}i:i:{　^ ´
　　　　 li:i{ ,.ｨi:i:i:＞i:i:i:i:i{　 ^´
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,. ィi:i:i:i:i:i:i:「　　　　}i:i:i:i{
}i:i:i:i＞´li:i:{　　　　}i:i:i:i{
'´　　　 |i:i{　　　　}i:i:i:i{　　　　　　　　　　__　　　　　　　　__
　　　　 |i:{　　　　}i:i:i:i{　　　　　　　 ,. ィi:i:i:i}　　　　　　　 }i:{ ,. ｨ
　　　　 |i{　　　　}i:i:i:i{　　　__ ,. ィi:i:ｉ＞´}i:i{　　　　　　 ,.ィi:i:i＞´
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　　　　 　 　 　 }i/ 　 　 　 　 　 ￣ ´　　　 　 　 　 ´^ 　 　 　 Vi:}　,. ィ'
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ , -: :―:　 - ､
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　 ／　￣￣￣￣/￣￣￣￣7ニ=-弌_ /／ 　　i　　　　　　　　　　 ＼  ￣:::::＿_ｲ、
／　　　　　　　 /　　　　　　 |　 γγ ,　' 　　 　.!　 　 　 ﾄ､　 　 　 　∧ 〉::::::::::::::::::::. ＿＿
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_人__人＿　／三三三三三三三二 : 　 　 .l . / .l　 i　 　 l　　ﾏ　!.ゝ　 　 ∧ ::::::::::::::ハ￣　　　　　　 l .l }　l___ j .}./ .ﾉ
　　　／　￣　 -=ﾆ二￣￣￣　　 - : 　 　 .l /　 ﾏ　! 　 . l.／⌒ﾏl　 `､　　 V:::::::::::ノ二〕　　　　　 _.j. ‐'　.r‐' ｰ/／
＿／　　　　　　　　　　￣　 =-　　 i　l　　 ./―‐{ﾏ .V 　 i.斗==ミk . /.!└=‐} - _ 　‐＜∥　　　 '''""| ｢.!　j　　 '"
　/＼　　 　 　 　 　 　 　 　 ､ ＝ --│　　 {斗=ミ　V＼.｜　.ツ　} ./ .l　| 「￣￣ ｀＞　 〉　　　　　 'ﾞ .| /
　|　　＼　　　　　　　　 　 　 ヽﾆて￣ｌ　 　 l.乂ツ　　 　 ｀l　　 　 ﾉ/:_ .!　|L＞'',￣´ '＜　　　　　　　　  'ﾞ　ｎ.ｎ　 　 ,
ｰゝ _　　＼　　　　　　　　　 　 | ﾞ -`ｰ!　 　 !　　 　 　 `　　 　 ⌒7:{{ } !　ﾚ:/)i__＿__ ,　|　 　 　 　 　 　 　 ＵＵ,．／　　　─────何か用？
＿＿〕 =‐ _丶　　　　　　 　 　 |　　 i: :!　 　 ∧ 　 　 　 　 _ 　　 . : {∥.! .i:/...,!　 　'`'''、　　　　　　　　　 　 ＜／
＿〉〉::::::::::∥｀7=-　　...,,,,,＿　〔〕　彡'j! 　 　 ∧ 　 　 ' 　 　 ／{.:　∥..i .i/ ,'′　､＿,,,,,＼　　　　　 　 　 ___　　　　　　　悪魔。
二二[]＿_j{::::j{　 Y::V:::/^ヽヽ￣ _／',V　 　 .!个.） ＞--. : : :∧: ∥ ./:i:i＼. Y 　 ＼ ';';'||';';　　　　　　　  `ｰ'
‐‐‐〔〔_::::: |:::::|i＾Ｙ|::::|:::|i＾Ｙ|:::|:: ／:i:i:i:ｉ:|V:　∧l　⌒ノ} . ._＿:/　ヽ{i..ｲ:i:i:i／-＼＿_　 } '; ||;';'　　　　　　　　 ___
二二二ゝ |:::::|iゝ'ﾉ::ﾉ:::|iゝ' |:::|:: ＼:i:i:i:ｉ|八 ヾi ／￣'///////,//.／:i:i:／;{　　　ヽ　 | ';';';||';';　　　 　 　 　 `ｰ'
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／￣／＼:i:i:i∧.　(/,//////＿__//.ｲi:i:i／:i:i:i|　O 　　∧　　　　　　 　 　 　 　 ___
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　 /:i:i:i:i:i∧:i:i∧..._// ／￣//////:.|:i:/:i:i:i:i:i:ｉ|ヽ　　　 ∧　　　　　 　 　 　 　 `ｰ'
　　　　　　　　　 　 　 /　 O/:i:i:i:i:i:/:i:i八....//／'//////////,'|:i:{:i:i:i:i:i:i:i∨ー -　一}、＿　　　　　　　　　___
　　　　　　　　 　 　 __{＿＿{:i:i:i:i:i:i:i:i:/　_ ￣　 -‐=ﾆ二三￣ . 〈:ｉ}:i:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:|　　 　 　 　 　 `ｰ'
　　　　　　　　　 ＿_{:i:i:i:i:i:i:i:ｊ:i:i:i:i: ／￣:.:.:.:.:.: ___ __:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:i}:i:i:i:i:i:ｉ:i:|:i:i:ｉ:/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
　　　　　　　　 _/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ/:i:i:i:/:.:.:.:.:.:.:.:.O::.:-=‐:.:.:.O: ; ; ; ; ,:.:.:.:.∨:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|:ｉ:ｉ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:＼

　　　　　　　　　　 _ノｉ　　　　　　　　　　　　　ト､
　　　　ﾄ､　　　 ／ フｊ　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　|　＼{ﾄ从 ｲVﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　∧
　　　　 ＼　＞　　 「≦´　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　 　 ≧/　　　　∨三≦　／　 　 　 　 ヽ 　 　 　 ∧　　　　　本当に居たか……悪魔人間……その一団。鉄の船。
　　　 　 彡{　　　 　 ｨ}三ミ　{　 　 　 　 　 　 Ｙ　　　　 {
　　　　三 ﾍ茫､　　　∧三ミ ｉ　　　　 　 　 　 ｊ　　　　 ∧　　　　　アヤツ、新しき兄弟が言っていたのは、真実だったか……。
　　　　/／∧ 　 　 　 /＼トﾐ{.　　　　　　 　 /　　 　 　 ∧
　　 　 /　/　{ト､／⌒ ∨　从ｊﾄ　　　　　　 /≦芯≧､＿_」
　　　　ｲ从　|ﾄ川} ､_ ｨ ﾉ　ｊ从　　　　　　 /≧彡云≧∨ Ｙ
　　　　　∨　!从ｊ トｰイﾄﾄ{ | |　　　　　　/三三（⌒）}ミ三{
.　　　　　 ∨∧从ﾄ＼　ﾄﾄ｀ｊ |.　　　　　/三三三｀￣´ヾ　」



　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｱ⌒Ｙ/　/ 　 /　　　　　　　　　　/　　　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　 　 ´　 __　　　,　 '　　 ′　　　/ /　　　　　　　　　}
　　　　　　　　　 　 　 ,　./　　 ｀ｘ゛''‐-../　 _/　　　　/ /　　/　　　　　　 / 　 　 | ｌ
　 　 　 　 　 　 　 　 /' /.　　　　＼. ゛''ｨ｀゛' 7　 　　/ |ﾄ､｜|　　'　　　　　　　 　 | |
　　　 　 　 　 　 　 　 ， 　 　 ／/　 ゛'ｨ ,｀f.∥　　 汽恣ﾐ从|　/　　 　 　 '　　 |　| |
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　',　.｀'＜.　 　 |　ヾシ^yﾄ/ |｜ ／ ｨ/ 　　ﾉ　| |
　 　 　 　 　 　 　 　 i　 　 /. 　 　 　 ', : :_: ﾘ|　 　 | 　 　 　 |′|^i/─-/／／ 　 |ﾉ　　　　──────アンタら、何。
　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 　 ;ｨ/// |　　从　 　 　 　 　 托孚ァ／　　'｜
　　　　　　　　　　　 乂　 {.　　 　 __ //,r'´　|　　|　　 　 　 　 j　　　ｨ(从　　/ l |　　　　　戦う気がまるで感じられないんだけど？
　　　　　　　　　　　 _ r─===ニ二///{　　｜　 |､ 　 r　ｧ 　´　　,ｲ:/|　　 ｲ 八|
　　　　　　　　　　　_ﾆ|─'''"　 　 厶ィﾆ>　　|　 八＼＿ 　 ‐=≦ﾆﾆ=-､／//　ﾉ　　　　　……『何処』の悪魔？アンタたち。
　　　　　　　　　　/　　　　 　　 ノ)-､く_　　　＼|　 /-////、　　　 　　 }　|

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｒ─‐＜　　　 ＿
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　⌒ヽ ｀ ＜　　　｀＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｊ　＼　∨　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／≧⌒^⌒　　　/⌒ ＜　∧､＿
　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　ー=＝　　./云ミ　/⌒V≧ｧ´
　　　　　　　　　　　　　／　　⌒ー＝　　 　 { ゞツ / 彡/
　　　　　　　　　　　 ／　　　 ＞─＜　　 　 {彡　　苓ﾌ
　　　　　 　 　 　 ／　　　/ /　　　 　 ヽ　　 ヒ {､　 ﾉ'　　　　黄金の六角胎盤……『ティアマト』の世界じゃ。
　　　　　　　　　/ /　　　{　{　　　　　　 ｊ 从ｊ笊＾ヾｿ
　　 　 　 　 　 / ｲ 　 　 .|　|　 　 　 　 ///彡ｨゝイ ＞イﾌ､　　　大特異点、『ウロボロスの守り住まいし向こう側』から、来た。
　　　　　　　 /　 {　　　　!　､　　　 　 .|//　从爪∨　§　 ﾄ,
. 　　　　　　/　　 ∨　　∧ ∧　　　　 | {　////// 　.§　ﾊｊ
　　　　　　/　　 　 ∨ ∧　} ∧　　 　 { |.///ｲ∨　　 §_ ノ
　 　 　 　 {.　　　 　 ∨　　ﾋ　ﾊ.　　　 |　　　 ／＼　rくo



　　´ 　 ／　　 　／　 /　 ∧　　　 　 / 　　ﾊ　　 　　∨ 　　 i
　　　／　　　　,/ 　 /| 　/　V　 　 _,,斗....　/∨　 ,　　 ∨　　 |
..　　/,　 ,,,,,　 /.　　ﾒミ　　 　 /ｰ|''"r- 乂- /　∨/　　　}辷,',ｘ,}r'''''¨¨￣¨¨＞'
.　,/,,'''''´/　'′／/　 -ﾄ　　 / V　 ,x符ミlx ≦　∨　　　{ミ{ミ,,_|　　 　 x＜_
　/´ 　 /　　　　/.._,,xf斧ﾐ乂　　　 .γ";;::､Yﾞｌ　/}　　 .|-‐=＝ﾆテア＞ 　｀＼_　　　　ウロボロス……バニシング・ポイントのこと？
　　　 /　/..　　　　∥γ:;;:､ヽ　　 　 乂;ﾟシ_..　/　　 　 |ﾌ 厂　　イイ ´,,.--‐‐━''
　　　/ /|.　　　　　j{, 弋;ﾟ;ｿ　　　　　　　"｀...../ 　, 　　.|_,.　　´, ´|'//,｀`＼　　　　　その向こうの……ティアマト……ティアマト？
..　　/'　,|　　　 　　} . `"´　　 ' 　 　 　　　　/ . /|　　///// /,'//////,'＼
　　　　 |　 　 　 　/....:　　　　　　　 　　 　 /／ｲ|　　////,,,く.,___'//,o-､､,_ >　　　　アンタら、さか……ッ……。
　　　　,|　　　 　 /.....:ﾍ　　 　 └;;`　　　　'／l′|　 ///／　　　｀¨^'ﾐﾐ　 　 ｀
　　　　|　 　 ,， /　　　 ＼　 　 　 　 　 ／　斗--|/'''''¨´　　　　　　　　　　　　　　　レッドスプライト、ニンゲンの船が今攻めていた場所から？
　　　　| 　 /　}/. 　 　 　 个ト::.....__..ィ'一／　　 　　V
　　　　|　 /　　　　　　　　　 　 　 　 |:: /　　　　 　　V　　　　　　　　　　　　　　　　そこから、ココに来たわけ？

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾄ､　　　　　　／!
　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾍ∧＿,人__,/ /　　　　　　　　　　＿　　 /ｊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∨　　∨/､　　　　　　　　／´￣´　/ /!
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 | 王三三王 |　　 　　　　　/ .{　　　 / ｲ ｊ
　　 　 　 　 　 /￣￣｀＞､_ 　 | i「旡气斥} ｊ　　 　 　 　 /　 |. 　　/ｲi」. |
　　　　　　　 /　　 　　　　　｀7ｊ爿ト┘ヒｲ ﾑ　　　　　　/　　{.　　　/ /{/　　　その通りだ……貴様らに会いにな。
　　 　 　 　 /　　 　 　 　 　 / 从}从Y从ｊ从{＞─ ､ 　 |　　 |　　 / /
.　 　 　 　 /　　∨＿／　　/　ﾏ从}从从ミﾂ/　　　∧　|　　∧　/ /
　　　　　 /　　 ｲ∨ ｊ　 　 /!　＼⌒＾⌒Уｲ　　　./　⌒i∨　　∨./
　 ＿, 　/　　イ /　ｲ　　 / |　 　 ｀￣ ´　/　　　厶 　　 } ﾏ ィ≦⌒
　{伝} ｀ヽ ＿ ∨彡ﾘ　　/　|　　　　∨　/　　　　l　　　У　　{ニミ〉､
　ゝ､＜＿ 　 ｀＞､＿__厶 上_　　　　「 ７ ィ　　 |　　/　　　　{三ｿ　∨



　　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨　　　|＼　　｀
　　　　 /　　　　 　 i　　　 　/　　　　　　　　　　　　 Ｖ　 r'ゝ,　'
　　 　 /　　 ,　　　　|　　　 /　　　　　、 　 　 　 　 { 　∨,|､| }
.　　　/　,／　 　 　 /|　　/ |　　　 　 ∧　　 ,ﾊ 　　 |　　∨_}'′
　 　 / / /　　 　 ヽミト /　 | 　 / 　/　 ∨ /、|　 　|　　 'r-―一,
.　　//　/　　　　.ﾊテ抃ｘ　　| //ｧ=≠テ芋》　| 　　|　　.| .:ﾌ　_ノ　　……アタシらに？
.　 /′ |　　 　 /　ﾊヽヾjﾘ 　 ∨|/　乂Jソ /　| 　　|　　i-一´
　 　 　 |　　　 /　　ﾊ 　　　　　　 　　　　　　 _| 　 ,| 　 | ＼　　　　　　どういうこと。
　　　　|　　　/　　 　.ﾊ 　 ′　　 　 　 　 , ´￣|　 ﾘ 　/: ; ; ;＼
　　　　|　　 /　　　　 　ﾄ､　　　v'　　)　　},; ; ; ;|　/ | /: ; ;.、; ; ＼　　　どうしてアタシらがここにいるってわかった？
　　　 ｜　 /　 　 　 　 　 丶　　　 '　　 イ.j}／´/ ｰ|/.; ; ; ;.｝: ; ; ;＼
　 　 　 |　 |　　　　　 　 　 |/ 　＞＜　/´　　　　　 　＼: ; ;.|.; ; ; ;.∨―､、　　　そんな遠くから、態々来た？
　　　　 || ,|　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　 　 ,､、＼,; ;|: ; ; ; ;.＼､: ;＼

　　　　　　　 　 ﾄ､　　.ﾄ、　　　 　ゝ上ノ
　　　⌒Y ､　 　{　ﾄ､　{∧ 　≧勿勿丁≧､＿　　　　　　　 ／´￣⌒ヽ
　　_＿ ﾉ　 ＼　∨´￣＼ Y､{o{o{o{小}o}o}o}ハ─､─ ､／　　　{
　　⌒｀ﾄ　　 　У　　　　 ｀|　v士士士士ヾツ7ｊﾄ､≦人「　　　　 ＼＿_
　 　 　 }　　 ／ 　 ＿＿　 {　|　ュ､ ､_＿ ∨ｨ/_ﾉ }　＼ﾘ　　　 ＞ ´/ ﾄ、
　　＿ ﾉ　／ 　 　 斤了 　 ﾄ」　云ｊ　 茫　{ /ゝイ　司介　 ／　　/　 |∧　　　　……炎上げる新しき兄弟。
　　　 r＜　　　　　 ｀´　 　 |　　ー'ー'　　 |´　　} 　　ｊ　|／　　　 {　　{　i
　　　 {≡彡´　＿,　　　　　{∧ ⌒益ﾄ　　ﾉ　　 ∧∩　､}　　＞ ´ ＞'/　|　　　　貴様よりも、一足先に『悪魔人間』となった者から、
　　＿∨　≦彡二 ＿＿／⌒////│i ﾄ´　　　 ＞┴＜ ／　　 厶イ　./
　　 　 } ｀￣´　　　.／　　　 //// | | | ﾄﾄ　　／　　／ 　＼　　 {　　／　　　　　ここにいると言われた。
　 ＿ノ＿　　 　 ／　　　　 ////　ｊ│l ﾄﾄﾄ ∧　　/／三三ﾍ　 ﾑイ
　　　 ∨｀＼ ／　　　斗┬ //// .ｊ│| ﾄﾄﾄｊ　　　 {彡≦三三 Y　　　　　　　　　『視えている』と、言っていた。
　 　　/ｊ ＞､ {　　　　∨ i{　　　　　　　　 ∧　　　ﾍ彡三三三ｊ
.　　 ///　ﾄ }∧.　　　 ∨||　　　　　　　 ∧　 　 　 }三三三三{

　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　/′ 　 　　　　 /　 　 　 　　　　　　　 　　　　　 　 V
　　　　　　　　　　　 　 /l{　/　　　　 ,ｲ　　 /|　　 　 ,　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　／| 　 ./ |　　　 ﾊ　　i　　　　　　　　　　　　__ :l
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　}′　 　/'//,|　 /斗┼トXV　　 }　　　　　　　　,;　-‐''"ｘ´|
　　　　　 　 　 　 　 　 　,| 　 　 /////| / ,斧芋ﾐ、　 V　 ト、 　 　 　 　 |　r　 / 　 |　　　　──────────。
　　　　　　 　 　 　 　 　 ||　j　////,;" |/ 〃ﾉc::} ﾘ 　 V　|　l 　 　 　 　 .|ﾉ .／　　 :|
　　　　　　 　 　 　 　 　 j|/ |////ﾘ　　 　 .乂;ソ .'　　 ﾍ .|　l 　 　 　 　 |／.- _　　 ｌ
　　　　　　 　 　 　 　 　 '|　 | xrﾍ｀　　　　　 ´" 　　　　 .ﾍ.　ｌ　　　 　　'|" |i,　 '⌒)i__＿__
　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　 У　　　　　　　　　　　　　　 _ｌ　　 　 　 .|ﾄｰ弋_'´ ,!　 　'`'''、
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘.く　　　　　　　　　　　　　,　"´ |　　　　　/^`'ｰ-ミ,'′　､＿,,,,,＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .、　　 　_　　　　u　　 　 　 ,l 　 　 　 /////// `Y 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼ ‘ 　 ’　　　　 ／ 　 　 .l　　 　　/////,,,,.-""＼　　}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　 ..::;´　　　..._,,{,___ 　 ,,ﾉ‐.¨¨¨ﾟ{//////∨　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丶-..::≦::::}　　.,-'''´　　｀¨¨く　　　　 ∨ ∧/,|＼} |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,,,'''''''⌒¨`y|l''`‐--､、　 　　 ヽ,　　 　 ∨　 ∨　Ⅵ



　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　／| 　 ./ |　　　 ﾊ　　i　　　　　　　　　　　　__ :l
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　}′　 　/'//,|　 /斗┼トXV　　 }　　　　　　　　,;　-‐''"ｘ´|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　,| 　 　 /////| / ,斧芋ﾐ、　 V　 ト、 　 　 　 　 |　r　 / 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ||　j　////,;" |/ 〃ﾉc::} ﾘ 　 V　|　l 　 　 　 　 .|ﾉ .／　　 :|　　　　　まさか、フジ……マル…………？
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j|/ |////ﾘ　　 　 .乂;ソ .'　　 ﾍ .|　l 　 　 　 　 |／.- _　　 ｌ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 '|　 | xrﾍ｀　　　　　 ´" 　　　　 .ﾍ.　ｌ　　　 　　'|" |i,　 '⌒)i__＿_　　　フジマルのコトいってんの？
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {　 У　　　　　　　　　　　　　　 _ｌ　　 　 　 .|ﾄｰ弋_'´ ,!　 　'`'''、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘.く　　　　　　　　　　u　　,　"´ |　　　　　/^`'ｰ-ミ,'′　､＿,,,,,＼　アンタら。
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 .、　　 　_　　　　　　　 　 　 ,l 　 　 　 /////// `Y 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼ ‘ 　 ’　　　　 ／ 　 　 .l　　 　　/////,,,,.-""＼　　}　　　アイツが、私らを、呼んでる？
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　 ..::;´　　　..._,,{,___ 　 ,,ﾉ‐.¨¨¨ﾟ{//////∨　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丶-..::≦::::}　　.,-'''´　　｀¨¨く　　　　 ∨ ∧/,|＼} |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,,,'''''''⌒¨`y|l''`‐--､、　 　　 ヽ,　　 　 ∨　 ∨　Ⅵ

＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―　　　――――　　　　＝＝　￣￣￣ 　――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣―　＝＝　￣￣￣ 　――＿――＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
　＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿　　　――――　　　　＝＝　￣￣￣ 　――＿――￣￣―‐――　＿＿＿
　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿}::::＼}＼＿＿
　 　 　 　 　 　 　 ⌒＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
　　　 　 　 　 　 　 / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　/:::: /|:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 　 　 　 　 /::::::::| |:::::::::::|::|:::::::::::::::::::::::::::::::ト
　　　 　 　 　 　 l/|::::_|_| ::::::::: ┼‐:|::::::::::::::::::::::::|　　　　それにね、バイアン。
　　　　 　 　 　 　 |:::-トミ::::::/斗‐┼ ::: |:::::::::Λ|
　　　　　　　　　　八: |ﾋ八:/　ﾋツ |:::Λ|＾YV　　　　　　君とは……戦う必要がないんだ。
　　　　　　　　　　 　 }　ヽ 　 　 　 |/　　ノ|::|
　　　　　　　　 　 　 込　　 _　　　　 　ﾉ:::::ト|　　　　　　今は。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ｀　　　　 |Λ:|
　　　　　　　　　　　　　　 ]I==＜∠､-''~ 　',　　　　　　いや、もしかしたら先までっても……君と僕は、戦う必要がない。
　　　　　　　　　　 　 　 　 /＾ /￣ 　 　 ／
　　 　 　 　 　 　 　 ／　　|__Λ 　 　 ／　　　　　 ＞､
￣￣―‐――　＿＿＿￣￣―――　　＿＿＿　＝―　　￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣―
　――――　　　　＝＝　￣￣￣￣￣ 　――　＿＿――_━￣￣ 　――＿――￣＿＿＿￣―＝

　　 　 /　　 ,　　　　|　　　 /　　　　　、 　 　 　 　 { 　∨,|､| }
.　　　/　,／　 　 　 /|　　/ |　　　 　 ∧　　 ,ﾊ 　　 |　　∨_}'′
　 　 / / /　　 　 ヽミト /　 | 　 / 　/　 ∨ /、|　 　|　　 'r-―一,
.　　//　/　　　　.ﾊテ抃ｘ　　| //ｧ=≠テ芋》　| 　　|　　.| .:ﾌ　_ノ
.　 /′ |　　 　 /　ﾊヽヾjﾘ:::::::∨|/::::乂Jソ /　| 　　|　　i-一´
　 　 　 |　　　 /　　ﾊ 　　　　　　 　　　　　　 _| 　 ,| 　 | ＼
　　　　|　　　/　　 　.ﾊ 　 ′　　 　 　 　u, ´￣|　 ﾘ 　/: ; ; ;＼
　　　　|　　 /　　　　 　ﾄ､　　　v'　　)　　},; ; ; ;|　/ | /: ; ;.、; ; ＼
　　　 ｜　 /　 　 　 　 　 丶　　　 '　　 イ.j}／´/ ｰ|/.; ; ; ;.｝: ; ; ;＼
　 　 　 |　 |　　　　　 　 　 |/ 　＞＜　/´　　　　　 　＼: ; ;.|.; ; ; ;.∨―､、


―――━━――――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿―――――＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣￣￣￣―━━
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――
　　　　　　　,､く　　　. : :‰　　　　　. ::./　　:.:/　.:.:/　７　　　 ﾍ,__ノ
　　　　　　 ,:く　　　　. : :厶　　　 . . : : :.,′.:.／|　.: /　/　.:.:.:/　 :ﾊ
　　　　　　⌒ｱ　　. : : ::√　/　. : :／.:.::|.: ア￣|: .:/｀ｙﾞ　.::／:/.:/.:.|
　　　　　　　/　　 . : :.:.::|: :./.:.:.:,:ｨﾞ.:.::／j／ ｧ'´笊ぃ,幺:／./:/.:∧ :|
　　　　　　 /　. : : .:. .:::人厶ィく厶イ　　　　 　 Ｖツ⌒´　ん(:/:/:|/　　　君が憧れ、目指しているモノが
　 　 　 　 厶ｒヤ7.:.:.:.:::ﾔ〈　Ｙ　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂:/:/:/
　　　　 　 　 　 √.::::::::::ﾞく｀　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〉/|/　　　　　『力』の理論だから。
　　　　　　　　　{／[::::::::::::｀ＴＴｈ。　 　 　 　 　 　 　 　 　 厂　　　　　　　　 僕
　　　　　　 　 　 　 [:::::人:::::i:::| 　 ＼　　　　　　 　 -= 　 /　　　　　　　　 『悪魔』だからだ。
　　　　　　　　　 　 {／___＼i:::|　　　 ＼　　　　　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　j__　￣￣￣´~"' ぶｯ｡,　　　　　　　　　　　　　　君達はギガンティックに乗り、
　　　　　　　　　　　ノ⌒''　　　　　　　　 ´"'ｰぶぇｯｯく
　　　　　　　　　　｛　　　　　　　　　　　　　　　 ´""""＾:,　　　　　　　　シュバルツバースを彷徨い、悪魔と共に歩く。
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――
＿＿＿＿＿＿―――━━―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―━━―￣￣￣￣￣￣

　　　 ´ 　 ／　　 　／　 /　 ∧　　　 　 / 　　ﾊ　　 　 　∨ 　　 i
　　　　 ／　　　　,/ 　 /| 　/　V　　 　 / V　 /∨　 ,　　　∨　　 |
　　　　/,　 ,,,,,　 /　　/　| /′　∨ 　 / 　∨ /　∨/　　　 }辷,,',ｘ,}r'''''¨¨￣¨¨＞'
　　　,/,,'''''´/　'′／/ 　}'′　 　∨　/≧=≠≦　∨　　　　{ミ{ミ,,_|　　 　 x＜_
　　 /´ 　 /　　　　/≧===ミ::::::::::::V/::"乂ｿ心 ｌ　/}　　　　i´￣￣￣￣＞ 　｀＼_
　　　 　 /　/　　　∧弋ち心:::::::::::::::::::::::::::`¨´　 /　　 　 　,|´￣＞ .イ ´,,.--‐‐━''　　　　まさか、”アイツが手配した『悪魔』”だとは、
　　　　 / /|　　　　ハ　`¨ ´　　 　 　 　　 　 　 / 　,　　 　ｲ__,.，, ´|'//,｀`＼
　　　　/'　,|　　　 　　}、　　　　、　　　　　　　　|　/|　　　///// /,'//////,'＼　　　　　　思わなかったわね。
　　　　 　 |　 　 　 　/ ﾍ　　　　　　　　　　u 　 | ｲ|　 　 ////,,,く.,___'//,o-､､,_ >
　　　　　 ,|　　　 　 /　 　 :..、　 　 -‐　　　　 ／′|　　 ///／　　　｀¨^'ﾐﾐ　 　 ｀　　　　　クソ……掌の上、っていうのかしら……？
　　　　　 |　 　 ,， / 　 　 　 ＞...　　　　 ..イ　　　 .|_＿/''''''´
　　　　　 | 　 /　}/　　　___ - ― }＞≦ 　 　 ,,.．'〔: ; ; ;|_
　　　 　　|　 /　　　　　 |; ; ; ; ; ;;ｧｰ----‐'´´//{ |: ;`＼,,,,'''冖￢､、



　　　　　　　　　<ｰｭ､_
　　　　　　　　　 }ｼ　　≧ｭ､　　　　　　 _, -=-＝7ﾍ
　　　　　　　 　／　　ｒ-｀ ＞｀=､　　 イ//////／ ヾ､
　　　　　　　／　　ノ´　　／￣｀｀ｼ´////////, ｧ　 ヽ＼
.　　　　 　 /　　　_}　　／　　　／/////// ｿ (ノ　i7､}´
　　　　　 /　　　ﾉ　／　　　　/////////! ∧_,_,'!,ヾソ　　　　　　　　アヤツが呼んだ、というのは少し違うな。
　　　 　 /　　_.r'　/　　　　　/////////_ －ヾ'-'-ｼｲヽ,_ ,ィｿ-ｭ
　　　　 /　 r' 　 /　　　　　 /////／´/////＼ーｒ､＞ｭ｀イﾉ ｊ ）　　　ヤツは、貴様らは我らに有用だと言っていたにすぎん。
　　　　/　 j　　/　　　　　　!///////////////＼ヾ,　　 ヾ人/ｭヽ
　　　 /　 /　 /　　　　　／///////////////////ー-‐-‐-‐-‐-=　　貴様ら……天使が嫌いなようだな？
　 　 /　 { 　/　　　　 ／/////////////////////////////////
　 　 i　　> /　　　／////////////////////////////////////　　それどころか、悪魔にも成りたいと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 , -‐==‐ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　;;　 ;; 　 ＞｡
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /:　　_　;; r=-;､　;;ゝ_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　　;;　｀) {ililililﾘ,rｭ;;ノ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿　　 　 　 ゝ.,_　ゞ　｀ｰ''’ﾊ 从 _　　　　ツヨクモ　ナリタイハズ。
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _ ｡r≦　 !｀ニ=´≧ｰ=ﾆﾐ, ｨ.r'ｴ工王ﾖr_ｿ_〕
　　　　　　　　　　　　　　　 ／.＿_.　　_ |./../~Y;　!　!　ゝミﾑﾍｴ｣｣]ｿ｣_ ,｣ｯ　　　ソウ　イッテイタ。
　　　　　　　　　　　　 　 ,ｨﾉ￣i:l／不＼⌒'､ : ﾏゝゝﾍ＞ﾟ;´｀^''＜..,_jｬヤｱﾍ
　　　　　　　　　　　　 ,.ｲ∥/_ノ／ ;;　;; ﾊヽ ヽ::ﾟ⌒''ﾟ´ﾘ ; ﾊ　　　 　 ゞ,二メﾘ　　　ナンジラ、マコトカ？
　　　　 　 　 　 　 　 ﾑ _＞''ﾟ 　;; 　' ＿シﾐ;;ゝ二ﾆ´,ｲ 　 ;; !.　　　　 ﾐニ´ィｿ
　　　　　　　　 　 　 ＞'ﾟ ;;　' _ ｡r≦へ｀..ｰ=,_≡彡'　ﾏ 　;; |　　 「￣￣￣￣￣|　　ヒトノコヨ。
　　 　 　 　 　 .＞'ﾟ ;;　' _ r≦＼ ゞ'=.,,_ -‐=ﾂ､_ｼ′　 ﾏ　八.　　｀¨i ￣::￣ i¨´
　 　 　 　 ＞'ﾟ´ ／ . ／ﾐゝ ‐=..,,__　-=ﾔ彡ﾍｿ　　　　　ﾏ　 ﾑ.　 　 |　 .:: 　 |
　　 　 　 ! 　 Y＿,／、ゝ _ 二 =-ｰｧ, ィハ:ｼ′　　 　 　 V　; ﾑ.　 ,l|　 .:: 　 |

　　　 ´ 　 ／　　 　／　 /　 ∧　　　 　 / 　　ﾊ　　 　 　∨ 　　 i
　　　　 ／　　　　,/ 　 /| 　/　V　　 　 / V　 /∨　 ,　　　∨　　 |
　　　　/,　 ,,,,,　 /　　/　| /′　∨ 　 / 　∨ /　∨/　　　 }辷,,',ｘ,}r'''''¨¨￣¨¨＞'
　　　,/,,'''''´/　'′／/ 　}'′　 　∨　/≧=≠≦　∨　　　　{ミ{ミ,,_|　　 　 x＜_
　　 /´ 　 /　　　　/≧===ミ::::::::::::V/::"乂ｿ心 ｌ　/}　　　　i´￣￣￣￣＞ 　｀＼_
　　　 　 /　/　　　∧弋ち心:::::::::::::::::::::::::::`¨´　 /　　 　 　,|´￣＞ .イ ´,,.--‐‐━''　　　……だったら、何？
　　　　 / /|　　　　ハ　`¨ ´　　 　 　 　　 　 　 / 　,　　 　ｲ__,.，, ´|'//,｀`＼
　　　　/'　,|　　　 　　}、　　　　、　　　　　　　　|　/|　　　///// /,'//////,'＼　　　　　強くなりたいとして、どうするのさ。
　　　　 　 |　 　 　 　/ ﾍ　　　　　　　　　　u 　 | ｲ|　 　 ////,,,く.,___'//,o-､､,_ >
　　　　　 ,|　　　 　 /　 　 :..、　 　 -‐　　　　 ／′|　　 ///／　　　｀¨^'ﾐﾐ　 　 ｀　　　アンタらはアタシらに何してくれるの？
　　　　　 |　 　 ,， / 　 　 　 ＞...　　　　 ..イ　　　 .|_＿/''''''´
　　　　　 | 　 /　}/　　　___ - ― }＞≦ 　 　 ,,.．'〔: ; ; ;|_


　　　　　　　　　　　 　 ﾊ
　　　　　　　 　 　 　 /∥＼_
　　　　　　　　 　 　 j{ 乂　　＼
　　　　　　　　 　 　 {{/__,｀二}ﾚ}
　　　　　　　　 　 　 {{γﾆﾌﾉﾉ八 . __
　　 ,r‐-　　 　 　 　 {{__,,. イ ／ ‘,..ﾞ,.`!'''ヽ.　　　　　　　　スマンが、我らだけでは無理だ。
　　 }　 ﾘ. 　 　 　 　 {{ﾆﾆ} }/　_,､ﾍ....ｨヽ. ﾘ ｀!ｰ-、
　 　 ＼ ﾞヽ､..._　 ,. -┘ ,.. ._｀ヽ,.ィ ﾍ ' ,ﾉ }.__}_ノ'　＼、　　しかし……我らが行く先でならば、力が手に入る。
　 　 　 ヽ 　 　 ｀ , ) ,-ﾍ　 ,.ノ'　ﾘ　 ! ' /　　｀ｰ-,-'ﾞﾊ
　　　　　 ゝ､.__＞ _ ﾞｰ-,ｨ´ヽ.　 '' 　 } .,'　　　 　 '/ソ′　マーヤーと、その護りの許にある、我らの軍勢ならば……。
　　　　　　　　｀¨´｀¨¨´ ! }ヽ._と__ _/,/　　　　　 ﾞ´
　　　　　　　 　 　 　 　 { ﾍ.___　__　|ﾘ　　　　　　　　　　　貴様らも、強く出来る。
　　　　　　　　　　　　　 ヽ.,r‐''´￣ﾞﾞヾ、

　　　　　　　　　　　 　 　 　 _＿＿__
　 　 　 　 　 　 　 　 　 :　　　　　　　　:＜
　 　 　 　 　 　 　 ＞´:i:／　　　　　:へ　　＼
　　　　　　　　　y　:i:／　　　:ヘ　　　　V　　V
.　　 　 　 　 　 /　:/　:i:/　:/　　　　　　:V　　V
.　　　 　 　 　 :'　:/　:i:/　:/　/　　　　　:i}　　:i:V
　　　 　 　 　 {:i:/　:i:/　:/　/:i/ 　　 　:i:八　　:iv
.　　　　　　 　 V　:iV. -+──=ﾐ､　　　/ 　 V:i:ｉ:i|
.　　　　｀ーｧ '.ﾞ{　　|:i{:i: ,ｨ示天气..　}V.´￣ `.}ｉ:i|　　　__
　 　 ヽ─＝＝'--. |:i{:i:{iゝﾋzり.　 :iVi:i 仗巧ｧ.i　iﾆテア´　　　マーヤーって……あんたら、ティアマトのトコのじゃ……。
　　　　/｀ヽ､ヽﾞ｀iｰ､|:i{:iⅣ. :.:.:.　　 　 !　｀¨´..ﾞ八i|_ イ
　ー '"{ '. 　 ﾞ'''‐-`- :i{:i八　　u　 　　　 　　／..ﾞ:i:|　　　　　まさか……。
.　　　 ',!　 /{..ﾞ八　 |:i{　 人　　　 '⌒　 　/......:i八
.　　　　V .ﾊ{.....　＼|八:i:込|＞　 　 　 イｲ:i/}/⌒
.　　　　 V{ 乂__ﾉ..　＼r‐ｧ..|　　 ≧≦ 　}/
.　　　　　｀`.　　　⌒ヽ-―乂 　 　.|
　　　　　 　 　 /　　　 ＼ :､ 　　　 |


　　　　　／　　　　｀ヾ::ヽ‐===-.､＿　,.---､
　　　　/　　 .. . . . : : ::l::.:;.::.::.::.::.::.::ヽ.::.::ヽ.　 ヽ
　　　 ,'　　. : : :.:.:.:.::::::/.::l.::'.::.::.::.::.::.::.::､.::.::'､　 ,l!
　　　,'　　. :.:.;.ｚ=､_／.::./::.',.::.::.::.::.::.::.::.::､.::.::', ' .l!
　　 ,'.:　 .:.:.:,'"￣ヽ.::::;.'.::.::.::i.::.::.::.::.:',.::.::.::',.::.::',:　|
__／　 ..:.:.:./.::.;:-:､.:};.'.:.:.:.､:'.::.::__.::.::.::l.::.::.::l.::.::.'､. l
. . . .:.:.:.:.;ｨ'ゝztY::_j':.:.:.:.:.:.:｀Yz=zﾆヽ::ヽ.:j:{.::,ｨ､ﾘ. ヽ.__,ｨ'
ｰ---‐'ﾞ/.::.ゝ‐'ﾞヽl:::.:.:.:.:.:.:.:　｀¨¨..ノi:ゝ‐';ニﾞ"<､＿_／　　　　……力及ばず、敗走した。
___,,.zｧ'ﾞl::::::::.:.:::::::ﾊ::::::.....:.:.:.:.:.:.:.:.:.::l!::.:.:.:.:.::::... : ヽﾟ｡
州州;;;;;!::::::.:.:.:.:::l :.ヽ、::::::...:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:,ｨﾆ､==z=-､　　　だが、ティアマトは無事な筈。
ヾ王ﾑ;;;',:::::.:.:.:.::;' :: :: :＼::',.:.:.:.:､.:.:.:.:.:.:ｰ､:,'/;;;;;;;ヽ　}. i;;,',
王ヾl:ﾑ;;;',:::.:.:.:/ :: :: :: :: ::T';:::.:.:.:.ヽ、,;.:.:.:.l l;;;;;;;;;;｣.:.:.:/;;;i.l　　　死に切ってはおらん筈。
王王ﾐt.ヾ;'､, '.:: :: :: :: :: :: l :'､:::::::::::;',.ｨZt､ヽｰ-!rﾞ.:.;.ﾉ､Vﾞ
玉玉ﾆ==-'＿_:: :: :: :: :: ::　:: ヽ:::::;','Ｖ､_,,. -ﾆ=l ヾ三ｿﾉt､　　　アヤツが、新しき兄弟が、守っている筈だ。
玉玉ゝ‐‐-　　 ｀ヽ、:: :: :: : : ::.::.ヽゝ--‐''"二二ﾞｰｰfﾆﾁﾐt､
　　　　　　　　　　　　　　:: :: :: :: :: ￣￣:: :: :: :: :: Yﾐ/ヽ/　　　だが、敗れたのは……事実だ。

　　　　　　　　　　　 　 ､ 　 　 　 　 　 　 　 /i:.
　　　 　 　 /!　　 __　　 ヽ｀ ､　 　 　 　 　 /　|::.
　　　　　 / i　 ,ィ o i＞-､ )　 ヽ　　　　　/ 　 |:::.
　　　　 /　乂´　|: o i　　 (　　 ﾉ　　　　/　 　 |::::!
　　　　乂　　∨ !: o i　　　＞<ー- ､_ /　　 　 |::i
　　　　　 >-<　 ∧ o !_,＞´ ,ノ｀＞　/ 　 　 　 |:i
　　　　 //＼ ￣｀´　 ＿,=,｡<, <　　/　　　,....../:i＼
　　　 /´-イ>｀,=｡､￣__　､｀´u　) /,..::::::::::::::::/:/　 ヽ_　　　　　　だがしかし！！！メムアレフを守る最後の砦たる、
　　　i　　　(　 ｀=´　/, ､ヽ!i ,__.ノ .i　　　　　 i:/　　　　｀ -
　 ／｀　　　｀ーヽ|i/ i:i _ヾ/ 　 　 .|　　　 　 i:/::..　　　　　　　　　マーヤーの『幻影の城』……！！
. /　　　　　　　　　｀-=彡,´　　 　.| 　 　 　 !:!:::::::::::::......
/　　　　　　　.:.iヽ　　｀ ´　　　 　 |　　　　 i::!ノ:::::::::::::::::::::　　　　こここそが、我らの真の『防衛線』！！！
!　　　　　　　.　|!ﾉ　　　　　 _,=--:|　　　　.!:!--､::..
!　　　　　　.:::　/　　　　 ,／:::　　 |　　 　 !:!,､　　＼_ _　　　　　　そして、『攻勢の場』……！！
∨　　　 ..:::::　 i､＿＿,=´:::　　　　|　　　 !::!　 ＞i_　 ヽ￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／′　　　　　　　 ⌒ヽ　　　　　　　　　　　＜⌒
　　　　　　　　　　　／ /　　　　　　　　　　 　 }　　 　 　 　 　 -──-＼
　　　　　　 　 　 ／　 ,′　　　　　　　　　　　/　 　 　 　 ／
　　　　　　　　 ´　　　{　　　　　　　∧　　 ／　-─-　 .._{
　　　　 　 ´　　　　　　＼ ＿_,. ⌒/___｝＼ ／
.　　／ 　 　 ／⌒}／⌒ー＼,′　 　　　 _}　　　　r‐┐
. 　 ￣￣)／　　　　 　 　 　 {　　　　　　 {｛二ニﾆﾆﾉ |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _＼_}└' 　　 ハ　　　|　 :|　　　　それでありながら、
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／{_{_{_{_{_{_} |　 ,　 　{ 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 /　/　　　V/⌒| :|　 |　／ 　 :|_　　　　生意気にも『天使』が牙城、『聖域』として居る場所……！！
　　　　　　　　　　　　 /　/　　　　{{__/ | :|　 厂_ﾉ＿＼､＼
.　　　 　 　 　 　 ＿／　/　 　 　 ｢｢「「「} l　Г}　 　|　:} }　}　　しかして、マーヤーはそれをも許している。
.　　 　 　 　 　 ///r─ ､＼　　　 ＼＿ ノ　 ∨ 　 ｛_ノ_ﾉ_ﾉ
　　 　 　 　 　 {_{_{_|　 　 }　}　　　　 　 ｝ 　 /　　　 }/}/}/　　　何故なら、母たるマーヤーは、『見越して』居るからだ。
.　　 　 　 　 　 |ﾊﾊ}　　＜)ﾉ　　　 　 　 　 /　／￣￣ ',
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 └ ′　／ 　 }　　　　自分の懐に、”あえて”天使を置き、監視しているのだ。
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{ 　 　 　 ／ / 　 ′
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐--‐　　 /　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　==ミニ≧s､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 i 〔　 ゝヽニニ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八〔 ,, ,,〕|ｉニニニﾊ
　　　　　　　　　　＿__　　　　　　　　= ゞ==彡}ニニニ=!
　　　　　　　イ=〃⌒Y}　　　　　 〃＿〃＿,ノニニニ /
　　　　　／ニ=|〔: : : 〕|i=----イ≦ニニニニニニニ /
　　　　 ' 'ニ.i=人　＿人: : :/彡ニニ＝===彡ニニ／
.　　 　 i iニ人ニ≧≦: : ／':iニ＼ゞ'ニニニ彡イ´　　　=ミ､ ））　　　　＿
　　　 八　､ニニニ＼: 〃: :人ニニニ=／: : : : : ＞彡≦ニ／'ニニ=≪⌒ヽ ､ __
　　　　 /＼＼ニニニ ||､＿: : : :￣￣: : : :.才' : ／ニニ／'ニニニニニ＼　ゝ～　　　　悪魔人間よ、
　　　　'　((_}＼＼ニニ{{ハ　￣　＜: : : :〃: :／ニニ≦ニニニニニニニハ
.　　　 i　　　　 ）:.:Yニ=)),=i(⌒).ミ　ヽ: : {i: /ニ ／ 'ニ＿＿,彡 ）ニニニニ}　　　　　　あるいは未だ交わらぬニンゲンたちよ。
.　　　 |　　　　(: :.:.lニ〃ﾆ/:.:●:.:.:}　 ∨ﾊ/　 （_）　 /￣　　 ／ニニニニ /
.　　 　i　　　　　＼}ニニ/: ＼:.:.:.人　 |i__≧=--=彡 /　　／ニニニニニ '　　　　　　　マーヤーの地は、中心『メムアレフ』に非常に近い。
　　　　:.　　　　　　 ＞-==≦　　 　 ＼'ニ∧￣／{_/　 Y　￣ Ｙ　r==／
　 　 　 ’,　　　 /　　　　　　　　　／: : )ニニV　　/　　 {〔 : : :〕}　 ／　　　　　　　　　　力の恩恵を多く受けられる我らの恵みの場だ。
　　　　　　､　 /　　　　　　　　／　 ／ニ〃Ⅹ　 /　　　 　 ___彡'
.　　　　　　 ＼　　　　　　　从　 , ニニﾆ{{ 〃 ヾ　　　　　 ￣　　　　　　　　　　　　　　　その恵みを、貴様らにも享受させてやろう……！
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /ニニﾆ八､／　}}
　　　　　　　　　　　　　　＿＿Ｙ　￣ Y　 ヾ=ミﾉ'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その代わり……！！
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣人: : : :人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣

　　 　 　 　 　 / |　| ﾄ　　　 ∧ ∨__/ /　　　/　∨∨ ∧
　　　　　　　 /イｊ　{ ｊ ∨　 ＞≧三ミ∨イ≦､　　∨∨ ∧
　　 　 　 　 厶ｲ{　 |/　冫´　彡云ミヽ∨/ 广≦､　∨∨ ∧
　　　　 　 　 /　|　 |!　/　 //´＞ミﾐ＞┴┴＜三ミ. ∨∨ ∧
　　 　 　 　 幺ｲ|　 |. /　彡イ／ ／　　､∨ｨ　∨ミミ　ヽ}　　}
　　　　　　 イ/ .|　 | {　　/ /　/{　　　ｒ　　　　 ∨ヽﾄ　　|!　 |
　　　　　　　{「　|　 | |.　/ /　/ﾊ!　rュヽ　}　ｒぅ ｊ∧ﾐ}. 　 |　 ｊ|
　　　　　 　 ∨ .|　//　　∨// ∧　｀ヾ　　　´　∧ミﾄ　　|　 |{　　　　　我らとともに、この地を守れ……！！
　　　　　　 　 }ｲ|　|.{　　　{ {从{ ∧　　 /　　　ｲ从}ﾄﾄ　　}　厶
　　　　　　　　り|　| ∨　　川 }从}ﾍ 　　{__＿}　}川ﾄ}＞'７ 厶-ミ｀ヽ　　真に地球を救おうとする、我らの味方となれ！！
　　　　 　 　 ノ/|　{ 　∨　从{ 川　l }､　::::火::::ﾉ从ｊ＞イ' / 　　　Y ）
　　　　　　　 斤{　ﾊ　　}　　| || 川 {从｀￣´｀￣ﾄﾘ{　／{/ヘミ二彡'　　知っているぞ……貴様らは、外のニンゲンに棄てられたのだろう？
　　　　　　　　 ∧　| 　 |彡人从{ 从{ 川{ 仄{从{　ｲ　ﾊ′
　　　　　 　 　 　 ∨ 　 |｀￣￣∧从{ 川从{ 川/　 ∨ ﾘ　　　　　　　　その様な薄汚い魂、何故守る？そのような価値は、全くないであろう？
　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　 {　　＞从/　　 /　　　}爪
　　　　　　　　　　　　（　　　　 ヽ　　　 }　　　ｊ　　　ｲ {　ゝ



　　　　　　　　　　＿_　　＿ ト ─ ､
　　　　　　　　　/´￣｀ヽ⌒Уｨ云Y ヽ、
　　｀￢＝ ､＿/　/　/}　!　{　{{ふｊｊィ云≧､　　　　　　 ならば命と意思と、その怒り……！！
　 　 　 　 　 /　/　 ｉ　|_ｊ⌒､.彡´y/う厂￣´
　 　 　 　 　 |. ｲ　　{　|＞＜ゝｲ_'爪ｲ─- ､　　　　　　 我らに預けよ。
　 　 　 　 　 |　|　　 ∨　　　｀＼´ {从＾⌒ ﾉ＜
　 　 　 　 　 |　|　　　{､＼　　　　＼イ ｀Y　｀￢′　　 力にて、返そう。
　 　 　 　 　 |　|　　 ∧＼ ＞ー-､　　　厶
　 　 　 　 　 |　|　　　∧　i　　　　　｀丁　 ｀￢、　　　　等しく、公平に。
　 　 　 　 　 ∨!　　　　i　 }　　　　　　ト─- ､_ ｀＼

　　 　 __　　 | 　　　　　　　　　 　 /　　　　　　 V
　 　　｀ｘ゛''‐-　　　 ,| 　　 　 /　,ｲ　　 /　　 　　}
　　　　　＼. ゛''ｨ｀゛',|　　 　 ﾒ､　 | 　 /　　 ,　　 |
　　　　　　　゛'ｨ ,｀f.| 　 　_!zミ｀"'|／|　　 /　 ,　|
　　　　　 　 　 ヽ｀'|.　　　/《! i心　　 | -/一　,/ |
　 　　｀ーｧ '´.....＼|　 　 ′　｀- '′::::/芯Ｙ,イ | |
　　　　　＿ﾞｱ {.....|　/　/ 　u 　 　 　 {ｼｲ /　|/　　　　…………。
　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　　_ _ 　 　'.::/ /
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |




　　 ／´´　｀＼_/|/′ |　　(_｀ v　u　'.::/ /
.　 '/　　 　 　 |＼|ハ|　|＼_　__ .. イ /| /　　　（癪ね……フジマルの、フジマルの掌の上で動くのは！！）
　 ,|　　　　 ( )/; ; ヽ　 ∨　/`ト､､__,|/ |

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿／）
　　　　　　　　　 　 　 　 ...:.:.::::::::::::::::ア⌒¨ヽﾉ
　　　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　 　 　 　 　 /::::::::::::ヽ/::::::::::::::::::::::::::::::::::):ノ
　　　　　　　　　　イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::./,
　　　　 　 　 　 ⌒7:::::::::::::::::::::r=V::::::::::::ﾄj ∨::::::::./,
　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::ﾄ､Ｌ...∨::::::::从斗::::::::::./
　　　　　　　　 イ斗::::::::::::::::{ 斗气V:::::/ｲﾋｿ.::::,、::.,'　　　　（アイツは、アタシの『下』だった！！
　　　　　　　　　　Λ::::::r ､::《　ヒソ }／ 　 　 Ｙ人/
　　 　 　 　 　 　 　 ゝ圦　ゝヽ　　　　 ′ 　 ,ﾞ　　　　　　　ただ戦場で、マシュと一緒に『生き残ってた』だけのヤツだったのに！！
　　　　　　　　　　　　 }メ≧x､　　　 _　　， /h､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }:::ｷs｡、　　　／:::r‐｀　　　　　　アタシみたいに『生き延びた』ヤツじゃなく、偶然生きてた、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚﾊΛ 　 ｀¨_､r≦廴　　　　　　　　　　　　　戦い
　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾉ　７W√　　　〉　≧o｡,　　　アタシが『”生き”方を教えてやる』立場のヤツだったのに……！！）
　　　　　 　 　 　 ,､丶"~￣　 V /ニﾆ、　 ／　　　　 ⌒＞ｰ ､
　　　　　　　　　/　　　 ,'　_､　V　｢{ｊ　 ゝ´　 ＼　/　　　　 　 /,
　　 　 　 　 　 /　,　 　 ／　　　　| l{　　　　　　 /　/　　 　 　 /,



　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r､
　　　　　　　　　　　 　 r､/:::＼__ノ|
　　　　　　　　　　　　ノ:::::::::::::::::::八
　　　　　　　　 　 　 ¨7::::::::::::::::::::::::＞　　　　（今じゃこの差かッ……！！
　　 　 　 　 　 　 　 ＜::::::::::::::::::::::::ゝ
　　　　　　　　　　　　从::::::::::::::::::从　　　　　　こっちが欲しいモンぶら下げて、ほくそ笑んで、待っている……！！
.　　　　　　　 　 　 　 　 乂{从ﾙ'.
　　　　　　　　　　　＞-‐"~￣~~‐-＜_　　　　　偶然だろうが何だろうが、今はアイツの方が強い……！！
　　　　　 　　　　　/ |　　　　　　　/ / ヽ
　　　　　　　　 　 ,'　.|　／｀`～､、{/　　　　　　アタシらが欲しいモン、全部持って待ってる……！！
　　　　　　　　　 ,'　　',　　　　　　 |i　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　・
　　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　.|　　　|　　　そして、全面で『協力してやる』と、言ってる！！）

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ノ／ﾍ::ﾊ　'" 　 　 ´　/　　 　/_.=‐'/ ‐-----ｱ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 } . ＼｀　一　u７　　　..ｌ'´ 　/ 　 ､=-ゝ　　　（だけど、見てなさい……？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }ハWﾍ＿＿_/　　　..ｲ:. ／ 　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,,,,．‐冖¨ﾞ/　.／)／}:人: ト.ﾞ、∨ ＼　　　　アタシは知ってるんだ……『スルト』を。
　　　　　　　　　　　　 　 ,,,-‐━'¨¨'',　 　 |.ﾞ/}／ﾆ¨´ﾆﾆ|　}У　＼. 　}､_
　　　　　　　　　　　 　 /′　||　　　 ＼　 |＼二二二二|ﾉ　　　, ' ﾊ }、｀''　　”アンタを怪しんでる悪魔”が、実際にいることを！！）
　　　　　　　　　 　 　 /　 ( )j|　　　　　＼|　 `'ﾏ'''''' ¨¨:: { 　 　 l 　　 |
　　　　　　　　　　　　,|　　 ,,/ |　　／ 　　|　　　ﾞﾄ､:::::::: : ｝　 　 }( )　:|
　　　　　　　　　　 　 |　 ／　　|　/　　　　　　　　|/,＼:: /∨　　ヽ　 ,|
　　　　　　　　　　　 ｛／　　 　 V　　　　　　　 　 |'//,Ⅵ//∨　 　∨|



.　　　　　 ', ト.　＼　` ﾟ´::::::::::::::::::::: ,　　　 ∧ ,　/ 　 ヽニニニ}ト
　　　 　 　 '､　! i ～　　　　　 　 ／　u　ｲ　 ヾ/　　　 i{=ニﾆ=}!　 `
　　 　 　 　 　 i l　 丶 　 　 ー 　 　 　 　 　 。ﾟ　　 　 仁ﾆニﾆ}! 、　　` ヽ　　　　（コイツらはそうじゃないようだけど……！！
　　　　　　　､丶` ￣⌒　-　 _ 　 　 ／＿／　　　　 /=ニニニ}!=ﾆ=-　 _ -
.　　　　　 / _､､､ 〈　_ -‐　「 ヽ ＼ ´　　＼_　 -‐　/=ニニニﾆ}!=ニ=-　　　　　　　アンタが何をしようとしてるか『考えれば』。
　　　　　∠ニニﾆム　 ',　 i 　 ',　 }ｱ ヽ￣(　　 ／i/=ﾆ寸:ニﾆ}!=ﾆ=-
　　　　 /ﾆニニニ=/　/,　 }　 /　/⌒ヽ　ｰ= ‐　　 ﾏニﾆ=寸ﾆ}!ﾆ=-　 　 ／　　　アンタの性格で、アンタが悪魔に寝返るか考えれば……
　 　 _ ﾑ=ニニﾆ:=〈.／/　/　/ ／ ￣　　　_ｊ　　　　 VIニニ`守=-　 　 心
　　7　＼/　　　　　/< ／{ ノ ´={_　　　＼{　　　 _ -=ﾆニニﾔﾆ=-　　/=ニ　　　　　”違う”！！フジマル……アタシは知ってるんだよ、アンタを！！！）

　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　＿ィi〔　　　　　　)
　　　　　　　　ィ(　　 　 　 ＼　　　　/ )
.　　 　 　 ／　 /　　/　　∨∧　 　./　 !　　　　　　（アンタがやってることが……”アンタと”、あべこべだってね……！）
　　　　　　 　 /　　/∨　　∨ '　　/　　}　　}
　　　　ｲ　　 /　　 '　 ∨　　!　!　　　　 '　　〕.　＿
　　　/ {　　 '　　/　 　 ∨　 !　　 _　　/　　 '.　 　 ヽ
　　 /　　　 !　 7⌒__｀　.∨　!.|-‐=＝ﾆテア ＞ ‐─ ＜　　　　　……アタシは賛成。
　 　 　 ' 　 i　/ 仗　/　　∨　|ﾌ 厂　　イ./h､　─　‐=)h､
　　　　∧　! /:::::ﾏ)　　　　!　 |_,.　　´　　'　　　h､　　＼∨＼　　　船の奴らにも話してやるよ。
　　　　　 ヽ/丿　　　　　　}/　!　}⌒＼/==-　 　 ∨　　＼
　　　　　　/∧　　　　 ｧ　u { i /　-=ﾆニﾆﾆ=ｖ　　　 ﾐh､　ヽ　　　そこで悪いんだけど……一匹だけ、船に乗りな。
　　 　 　 　　　ヽ<　 ノ　　　 ､{!ニニニニニニ}　　　　　　)h､ ＼
　　　　　　　　　　Υ　　　　-=}ニニﾆ===ﾆニﾆヽ_　　　 　 ∨ ＼ ､　　先導してもらわないと困るってのと……
　　 　 　 　　　　　　､｡s≦ ／ !ニ／　　!ニニニニ)h､.　　　∨　∧∨
　　　　　　　　　　　 ／::::<　　 },ｲﾆ!　　 !ニニニニ〕ﾆ＼ 　　∨　∧!　　まだ、信用しきれないってところがあるからね。
　　　　　　　　 　 　 ∨:::::::Υ ７ニﾆ,　　〕ニニニニ}ﾆﾆﾆ＼ 　∨
　　　　　　　　　　　　∨:::::人/ニニﾆ,　 iニニニﾆﾆ!ニニニヽ　 ＼

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾄ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　}
　　　　　　　　　　　　　　　＞ｲ　厶─ ､
　　　　　　　　　　　　　 ／　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　　　／　　 厶-､　＞─ ミヽ
　　　　　　　 　 　 　 {　 　 /　　　/　　 　 / ⌒＼‐ﾍ
　　　　　　　　　　　　＞イ{i　　　 {　　　　{＿ノ　 ∨ }
　　　　　　　　 ／￣´　 　 ∨　　∧　　　 ＼ヽ　　∨
　　 　 　 　 　 {　　　　　　　∨　　　＼　　　 ｀ヽ　 /
　　　　　　 　 ∧　　　 「´￣ }トT7从≧ミ､＿ノミイ!　　　　……ほう、その鉄の船ゴト来てくれるかもしれんと？
　　　 　 　 　 {　＼＿ノ　　 /芹　　ィ茫ｊ 川ﾘ ｒ´//
　　　　　　　　∨　　　　　 /从　/{ ､　　/从{　´ﾚ　　　　　ありがたいことだ……天使との戦いにも、強くなる。
　　　　　　　／ ＼＿＿／从{{. ､上ｨ　/{川 {´￣｀ヽ
　　　　　　/　　　∧　　　　川ﾄ ミ=彳ｲ从ｊﾘ　　　　∧
　 　 　 　 {　　 　 ゝイ´￣￣￣｀＼/　　}　　　　　　/
.　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　ヽ.　／　　　　 /⌒、
　　　　　　　　＞─┬─ミ　＿ 　　　∨　 　 　 ／　　 }

　　　　　　　　　 　 　 　 -――-　、　＿
　　　　　　　　　　／　　　　　　　　 、　　 ::ヽ
　 　 　 　 　 　 :'　　　　　　　　　　　:ヽ　　　::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､　　　,
　　　　　　 /　　::i　　　　　:'　　　　　　　:;　　　::l.　__
　　　　　　'　　　::l　　　　　::ﾊ　:lヽ　　　::}.　 -‐''"ｘ´
　　　　　 '　　　　::l　　　　　:l V:i ,.ゝ　　:'"´ｨ''" ／
　　　　　 :､　　　　{ヽ　　　:i.／　 _...,V　: f´, ｨ'"　　　　　　　アンタらが話に誠実だったら、ね……！！
　　　　　　ヽ　　　::{‐-ヾ::{:::::::弋必 ',:/!＞'´'.ﾞi〔￣ ≧s。
　　　　　　　ヽ　　　', 弋ｧr:::::::::　　　' ,　　:'..ﾊ ｰ-ミ　 ｀）
　　　　　　　　 '　　:｀ﾍ¨´　､　　u　,　　:/...._V＼　　ヽ
　　　　　　　　　:,　　::' ヽ..._　 ‐　／,　:ｲ.....):.　　 ヾ ､　,
　　　　　　　　　 :,　::'　　　　｀ Y　,:,'　!'　　　_..._.　} ∧ヾ、
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　　　　　　　　　　　 l,　　　　　　　　　　　　　　　 :!. } :,


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　　　〈ヽ　　　　　/丶、　　　　　　　　　　　｀′　　　　 〈ヽ　　　　　/丶、　　　　　　　　　　　｀′ ,.イ　　　　　　　　 _,.ィ
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　　　　　　　　　ヽ. /　　　　　∨　 　 　 /　 /　　　　　　　　　　　ヽ. /　　　　　∨　 　 　 /　 //,／　　　L..!　　　　|　　,{ ∨
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ｰ-'　　ｒ１　　　　　　　　./　/　　　　l／ 　 　 　 | ｰ-'　　ｒ１　　　　　　　　./　/　　　　l／ .|__ 　 {ヽ　l.　l　　　 /　　〉
i´{　 　 !,l　　　_　　　　　ｰ-'　　ｒ１　　　　　　　　 i´{　 　 !,l　　　_　　　　　ｰ-'　　ｒ１　　　　 ´ヽ｀ /　l__ !　　 /　 ／
`ｰ　　　　　　|_,!　　　　i´{　 　 !,l　　　_　　　　　　`ｰ　　　　　　|_,!　　　　i´{　 　 !,l　　　_　　　 .Ｖ　　　　　　 ＼/〉　　　　 ∧
　　　　__,, i､_　　　　　　`ｰ　　　　　　|_,!　　　　　　　　　__,, i､_　　　　　　`ｰ　　　　　　|_,!　　　　　　　　　　　　 ＾　　　　　 V
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￣l　　 ｰ'´　 `ｰ-　　　　　　　 |.　!　 ｌ　 {　　　　 ￣l　　 ｰ'´　 `ｰ-　　　　　　　 |.　!　 ｌ　 {　　　　　.｀ヽ／　　 　 　 Ｖ 　 ｌ　　l
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　　　　　　　　　　　　　　}:込　　　　__　　__　 u ／::‘，
　　　　　　　 　 　 　 　 ノ‐イ:＼　　　　　　　 ／::::::|⌒
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　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ノｲ:{ r'|:/　∨　Vり:::::::::::::}/　rt芹ァﾉｲ:.:.:|
　　　　　　　　　　　　　　　 　 jﾊ＼__　　　　　　　　　　 { Vり　 /:{＼{　　　（階段に見えるが……恐らく…………。）
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }:.:.:.:|`、　　　　 　 　 　 j〉　　 /)ノ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉｲ:.:｣　　　　u　　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　_ﾉ:.八　　＼　　 ‐　 -　　 ／
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ⌒ｱ 　 ＼　　＼
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　＼　 　 　 ＼___ノ〉



　　　　　　　　　　 　 │　　　　　| ∧
　　 　 　 　 　 　 　 　 !　　　　　 |'/∧
　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 　 　 　 !　/L_　　　　　（段を上らず……真っ直ぐに……。）
　　　　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 　 ｌ　/￣〉
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　　　　　　　　　　　　　|Ｌ... _ 　 　 │　/'/∧.
　 　 　 　 　 　 　 　 　 「￣　`　 　/　 ′/ ∧.
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　　　　　　　　　　　　　/￣　｀　　￣|　　 ￣　,〉
　 　 　 　 　 　 　 　 ∠.. _　　　　 ／!-‐=ﾆ ／>..
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　 　 　 　 　 　 辷l /７　　 _,n___　　└ ﾏノ　　 [][]「l　　Ｏ　Ｏ　Ｏ　 _／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:ノ
　　　　 　 　 　 　 くノ　　　`l_ﾔ′　　くノ　　　　 くノ　 　 　 i!　　　⌒ア:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ|　　　　　　　　　　　　　 i!　 　 _,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ｎﾊ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｌ|　　　　　　　　　　　　　　i!　　　　　/:./＾|:.:./{:.:.:r芹ミｘ＼|/|:.:/　}/__|:/|:.:.:.:.|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ|　　　　　 　 　 　 　 　 　 i!　　　　 ノｲ:{ r'|:/　∨　Vり　　　 }/　rt芹ァﾉｲ:.:.:|　　（抜け……たッ……！！）
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ|　　　　　　　　　　　 　 　 i!　　　　　  jﾊ＼__　　　　　　　　　　 { Vり　 /:{＼{
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ|　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 i!　　　　　　 }:.:.:.:|`、　　　　 　 　 　 j〉　　 /)ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ|　　　　　　　 　 　 　 　 　 i!　　　　　　  ﾉｲ:.:｣　　　　u　　 　 　 　 　 /　　　　　…………ッ……！！
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ|　　　　　　　　　　　　　 　 i!　　　　　 　 _ﾉ:.八　　＼　　 ‐　 -　　 ／
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ|　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i!　　　　　　 ⌒ｱ 　 ＼　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 ｌ|　　　　　　　　　 　 　 　 　 i!　　　 　 　 xく　　　　 ＼　　　ｰr'´
　　　　　　　　　　　　　　　ｌ|　　　　　　　　　　　　　　　 i!　　　　  ／　　＼　 　 　 ＼___ノ〉
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　　　　　　　　 　 　 　 　 ｌ|　　　　　　　　　　　 　 　 　 i!　 ／　　　　　　　　 ＼__／ 　 }{∨＼
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 　　　　　　　　　　　　　 ｌ|　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　 ＼　　 　 /　　　　 }{　　　　 `　 、
　　　　 　 　 　 　 　 　 ｌ|　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 　 `、　 /　　　　　 }{　　 　 　 　 ｝
　　　　　　　　 　 　 　 ｌ|　　　　　　　　　　　　　　　｛　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／[ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ--　..,,__ 　 l

　　　　　　　 　 `7::::::::::::::::::::::::}　　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}⌒
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　　　　 　 　 　 {/| ::::::::::: | ~"''～､ !::ﾊ:::/|:::| ∨ |／‘，::::::::∧}
.　　　　　 　 　 __ﾉ:::::/｀ヽ{ｘr芹ミ､ |/ ∨ ∨ xr芹ミく ∨､八
　　　　　　 　 　 ⌒八　 ',　 Vzｿ.ﾉ::::::::::::::::::::〈 Vzｿ　.}　　}　　　　………………。
　　　　　　 　 　 　 　 ＼_',　　　　　 　 i　　　　　 　 ,'__／
　　　　　　　　　　　　　　}::　　　　　　　　　　　　　 /|
　　　　　　　　　　　　　　}:込　　　　__　　__　 u ／::‘，
　　　　　　　 　 　 　 　 ノ‐イ:＼　　　　　　　 ／::::::|⌒
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ／| ＞　 　 　 ＜ |∧:/
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /'' ‐-　.,,__,,..　-‐'‘，



　　　　　　 ／ ::::／:::::::;:::::::::::::::::::::::::::::＼/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 _／ :::::::/::::::::::/:::::::::::::::::::::/¨¨¨¨¨¨¨¨|::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::: ＼|
　　　　　￣￣/::::::::::: |:::::::::::::::::::::」＿＿＿____|___ノ:::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　 　 ./ :::::::::::: |::::::::::::::::::::::| 　 　 　 　 |::::::::::::::::::::::＼|＿_|_::::::::::::::::::::::::::::::::＼__,
　　　　　　 /::::::::::::::::::|::::::::::::::::l:::::|　　　_____　|::::|:::::::::::::::::l::::| 　 |:::|:::::::::::::::::::::::く￣￣
　　　　　 ./::::::::;:::::::::: | :::::::::::::ﾊ::::|ｚｚｚｚｚｚ‐‐ |:::ﾊ::::::::::::::::|::/　　|:∧::::::::::::::::::::::::|
　　　　　/:::／ |::::: 〃| ::::::::::: |　V〃::::::刈 　 |/　|::::::::::: /ｚｚzzz‐‐ l::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　 |:::::::|　| ::::::::::: |　　乂___ メ_　/:::::::|:::::::／〃:::::刈 V |:::::::::::|＼ト:/
　　　　　　　　 |:::::::|　|:::∧::::::| 　 　 　 ===:::::::::::::|:／:::::乂___ メ 　 |:::::::::::|
　　　　　　　　/／人 |:/ ,ﾊ::: |　　　　　　　　　　　　 　 ===　　 　 ,|::/:::::;　　　…………フゥッ！！
　　　　　　　　 　 ⌒|＼___ ヽ:|　　　　　　　　　　 /　　 　 　 　 　 ハ):::::/
　　　　　　　　 　 　 |::::::::::∧　　　u　　　　　　　　　　　　　　　 /／:::Ｖ　　　　─────マーヤー、遊びは止してほしい。
　　　　　　　　 　 　 |:::::::/|:::::.、　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /′⌒
　　　　　　　　　　　 ￣　 |:::::|　　 　 （　 ＼_________ 　 　 　 　 ′　　　　　　　もしも、万が一に天使の『聖域』に入り込んでしまおうものなら……。
　　　　　　　　　　　 　 　 レ |　 ＼ 　 ＼　　　　 ソ　　 　 イ{
　　　　　　　　　　　　　 　 / ＼　　＼ 　 ｀　　　　　 .....::::|⌒ﾞ　　　　　　　　　大変なことになると思わないかい？
　　　　　　　　　　　　　　 .　　　＼_____≧=- 　 =≦ノ Y＾ﾞ
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　ト　rｲ　　　 |

　　　i{∧ 　 ヽ.}　　　 乂ゝ' 　 　゛　_彡゛　 ,从
　 　　　 ゝN　 乂 　 从^ ::::.　　　 ,　 ﾉ　 ｨ
　　　　　　　ヽ　　ゝ 　 ヽ> ,　 `　 イ　　(_ 彡
　　　　　　　　　＞ .≧っ　)二ｺ^　 　 ｎ=-　　　　　あら、それは御免なさい。
　　　　　　　　　　 　/＜_ノ.>......‐ミx〃 )三ﾖ
　　　　　　　　　　　, 　　／. : : : : : :j　 <=='∧,
　　　　　　　　　　　,　 /.: : : : : : : : ∧〃≧゛ ﾉヽ
　　　　　　　　　　　.∨.: : : : : : : : : :_:.:ヽ_∠ 　 .ﾉ
　　　　　　　　　　　 , : : : : : : : :彡゛: :/¨ 　｀ヽヾ
　　　　　　　　　　　i! : : : : : : : : : :.／ 　 　 　 　)



　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　｀ヽｰ=‐.::::::{　 　 〇 ‐<
　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　 └ イヽ＿__ﾉ 、__}
　　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　ヽ　　　∧` ＜ 　 ゝ、::::)
　　　　　　 , 　　　　　　　　　　　 　 ﾊ　　　∧ 　 ｨヽ 　　∨ヽ
　　　　　　　　　　　　　i　 　 　i 　 ,'　 ヽ　　　＼'　_　＼　　　 ＼　　　　【鬼女　マーヤー】　Ｌｖ７９
　　　　　　 l　　　　 　 .l　　　　 　/　 ,　⌒　　　　ヽｨ斧ｧ
　　　　　　 |　 　 　 　 .| 　 　　∨　　　 __,, ＼ 　 　う.ﾊ　',　　　　　 }!
　　　　　　 l　　　　 　 .l　　　　∧ 　 _zzzx、　 ﾆ- _弋ｿ 　__彡　　リ　　　　　貴方相手でも私の『幻術』が機能しているか
　　　　　 ノ　〃　　　　l　　　　　　 ｨ う 沁　　　　 　 、 :::　 }　 　 |!
　　　　, ' ／/　　　　　 i 　 　 　 -彡乂: ソ　　　　　　　 　 从 　 〃　　　　　　知りたかったのです。
　 　 　/　 /　 　/_ ＞-i|　　　　　　ヽ ＜_::::　 　 　 　,　　/ ∧　∧
　　　　 　 i 　／{ ゝ 、__∧　　　　 　 ヽ¨￣　　　　^　 　 '.ゝ!　＼__彡゛　　　　　許してください。
　　　　　　∨　 弋 　ｒ, 　 .＼　　　　　　｀ヽ.＿　 　　　/
　　　　　　　　　　＼ﾘ ｀ヽ　　＞ 　　　　　　＼／　￣　　　　　　　　　　　　　　……とはいっても、貴方は『分岐』を見れるのでしょう？
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ´＞=二二ﾆ=-,　　〉
　　　　　　　　　　　　　 ／. : : : : : : : : :: ｀ヽﾉｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　迷う余地なんて、無いと思っていましたが？

　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿／）
　　　　　　　　　 　 　 　 ...:.:.::::::::::::::::ア⌒¨ヽﾉ
　　　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　 　 　 　 　 /::::::::::::ヽ/::::::::::::::::::::::::::::::::::):ノ
　　　　　　　　　　イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::./,
　　　　 　 　 　 ⌒7:::::::::::::::::::::r=V::::::::::::ﾄj ∨::::::::./,　　　　貴方にその意思があると分かったから、あえて見なかったんだ。
　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::ﾄ､Ｌ...∨::::::::从斗::::::::::./
　　　　　　　　 イ斗::::::::::::::::{ 斗气V:::::/ｲﾋｿ.::::,、::.,'　　　　それに、僕が来るからといって幻術を解く訳にもいかない。
　　　　　　　　　　Λ::::::r ､::《　ヒソ }／ 　 　 Ｙ人/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｾｸﾀｰ
　　 　 　 　 　 　 　 ゝ圦　ゝヽ　　　　 ′ 　 ,ﾞ　　　　　　　貴方の幻術こそが、この『世界』の、最大の護りなんだからね。
　　　　　　　　　　　　 }メ≧x､　u　 _　　， /h､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }:::ｷs｡、　　　／:::r‐｀
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚﾊΛ 　 ｀¨_､r≦廴
　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾉ　７W√　　　〉　≧o｡,



　　 　 _,ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ｎﾊ､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`、
　　 ⌒ヽ/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:|　　|:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼
　　　　　{/:.:.:ｉ:.:.:.:.:.:.:.:/｢`ﾒ、　|:.:.:.:.:,ﾊ:.:./}:.:.l:.:.:.:.:}｀`⌒
　 　 　 /:./＾|:.:./{:.:.:r芹ミｘ＼|/|:.:/　}/__|:/|:.:.:.:.|
　　 　 ノｲ:{ r'|:/　∨　Vり　　　 }/　rt芹ァﾉｲ:.:.:| 　　　　─────ココを抜かれれば、もう『メム・アレフ』の場だ。
　　　 　 jﾊ＼__　　　　　　　　　　 { Vり　 /:{＼{
　　　　 　 }:.:.:.:|`、　　　　 　 　 　 j〉　　 /)ノ　　　　　　僕らからすれば、本土決戦に他ならない。
　　 　 　 ﾉｲ:.:｣　　　u　　　 　 　 　 　 /
　 　 　 　_ﾉ:.八　　＼　　 ‐　 -　　 ／　　　　　　　　　　それはあまりにも……消耗が激しいね。
　 　 　 ⌒ｱ 　 ＼　　＼
　 　 　 xく　　　　 ＼　　　ｰr'´　　　　　　　　　　　　　　だから、ここで……これほどまで、徹底した。

　　　　　　.′　　　1　　　.ﾄ、　 ＼　＜:.:.ﾊ　　.j､___,＞
　　 　 　 　 　 　 l　ﾟ,　　　 i-＜^^ ヽ　i￣ }-＜:.:.:.:_ﾄ、
　　　　　 , ' 　 l　1rf'T　　　'、　丶､_ﾍ 1　　　ﾏ''"´.ﾉﾍ
　　　　　 l.{　　1　l..|　ヽ　 　 '､ 　 　 ,_i_} 　 　 １／. ト.}
　　　　　 l:1　　 ､ Y　　 ＼. 　 ヾrz≠ ∥　　 .} } 　リ　　　　　そういうことです。
　 　 　 　 i '.　 　ﾍ ﾍxkz='　` 丶､｀...‐j　　　 / /} /
.　　　　 　 い.　　　丶ゝ､'''　'　　　 　 ｌ　 　 /iﾉ ノ　　　　　　　して──────我が新しき子。
　　　　　 　｀..＼　　　 ﾍ.　 　 <フ　　,{ 　 .ｲ从
　　　　　　　 ｀ -丶､,_　　Y‐y...、 .ィノ1 /‐ ユ....,_
　　 　 　 　 　 　 　 　 .丁.}::::/V l＼　乂_,ﾌ' 　　　ヽ
　　　　　　　　 　 　 /`ーrｈ,/丶ニ- '１1　　　　 　 1
　　　　　　 　 　 　 .':::.::::f!l いnク=７　 い　ヽ.　　　 |
　　　　　　　 　 　 .':.:::!::::{{ﾋﾍ '､V 'ﾌ 　 丶ヽ |r‐…ｰi
　 　 　 　 　 　 　 j::.:::{::::ﾍ ｉ　ヽ. V!　　 　 丶}´　　｀Y



　　　　　 /　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　 /　／-_　　 　∨/
　 　 　　/　　　　　　　　　　　　 /　 　 　 　　/ ノ　 　-_ 　 　.∨
　　　 _ ,'　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃　　‐＝
　 ／　　　　　　　　　　　　　　 ./.　　　　　 /　 　 　...,,　}　 　　}
　 ⌒/　　　　　　　　_,,　 　 　 ,'　　　　 　 /ヽ,.≧zzzﾐ 　}　 　 .,'
　 　,'　 ,' 　 　 　 　　ヽ、　‐-〃　 ∧　　 { 　《　 ぅ㍉　 ∧ 　 /
　 　∨　 　 　 　 　 　　＼｀ヽl　　　.∧ 　 ', 　ヽ　{:::ﾘ　 {:::ﾉ　∧　　　　　ティアマトは、どうなりましたか？
　　　　ゝ　　　　　　　 　　＼..l　 　 　 ヽ 　', 　 ''　-'　 　ヽ/: : :∨/
　　　　　　从　　　　　　　 　 |　　　　　 ＼ ヽ　 ::: 　 　 　/: : : : ',
　　　　　 　 　＼(＼: : : : : : : l　　 　 　 　 　=‐-　 　 　 /: : : : : :',
　　　　　　　　　　　 ＼/}: : :∧　　　　　　 { 　 　 　-　, ': : : : : : :}
　　　　　　　　　　　　　.ﾉ: :／ ＼ 　 　 　　＼　 　 　/: : : : : : : ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　{二二‐-　_ 　 　ヽ‐-- ': : : : :_ -‐
　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::｀ヽ 　　｀ヽ　 ∨: : :_ ‐

　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿}::::＼}＼＿＿
　 　 　 　 　 　 　 ⌒＞:::::::::::::::::::::::::::::::::::＜
　　　 　 　 　 　 　 / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
　　　　　　　　　　/:::: /|:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　 　 　 　 　 /::::::::| |:::::::::::|::|:::::::::::::::::::::::::::::::ト
　　　 　 　 　 　 l/|::::_|_| ::::::::: ┼‐:|::::::::::::::::::::::::|
　　　　 　 　 　 　 |:::-トミ::::::/斗‐┼ ::: |:::::::::Λ|
　　　　　　　　　　八: |ﾋ八:/　ﾋツ |:::Λ|＾YV　　　　　────────眠っている。
　　　　　　　　　　 　 }　ヽ 　 　 　 |/　　ノ|::|
　　　　　　　　 　 　 込　　 _　　　　 　ﾉ:::::ト|　　　　　すまない……僕らが思っている以上に、彼女は消耗していた。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ｀　　　　 |Λ:|
　　　　　　　　　　　　　　 ]I==＜∠､-''~ 　',
　　　　　　　　　　 　 　 　 /＾ /￣ 　 　 ／

　　　　　　　 　 `7::::::::::::::::::::::::}　　 }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}⌒
　　　　　　　　　/ ::::::::::::: ﾄ､:::/　 　.:::::::::::::: ﾄ､:::/!::::::::::::::::::::::: |
　　　　 　 　 　 {/| ::::::::::: | ~"''～､ !::ﾊ:::/|:::| ∨ |／‘，::::::::∧}
.　　　　　 　 　 __ﾉ:::::/｀ヽ{ｘr芹ミ､ |/ ∨ ∨ xr芹ミく ∨､八
　　　　　　 　 　 ⌒八　 ',　 Vzｿ.ﾉ　　 　 　 〈 Vzｿ　.}　　}　　　　彼女はあの場で……僕らが『想定していた』以上に
　　　　　　 　 　 　 　 ＼_',　　　　　 　 i　　　　　 　 ,'__／
　　　　　　　　　　　　　　}::　　　　　　　　　　　　　 /|　　　　　　　悪魔を生み出していたんだ…………。
　　　　　　　　　　　　　　}:込　　　　__　　__　 　 ／::‘，
　　　　　　　 　 　 　 　 ノ‐イ:＼　　　　　　　 ／::::::|⌒　　　　　　戦闘の消耗も、僕らが視ていたものと、少し違った……。
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ／| ＞　 　 　 ＜ |∧:/
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /'' ‐-　.,,__,,..　-‐'‘，　　　　　　　　より、深刻だった。
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　 / .∧ ‘，　　‘，
　　　　　　　　　 　 　 　 ／¨　　　 /　 ∨.　‘，　 　¨＼

　　　　　　 ／ ::::／:::::::;:::::::::::::::::::::::::::::＼/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　 　 　 _／ :::::::/::::::::::/:::::::::::::::::::::/¨¨¨¨¨¨¨¨|::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::::::::::::: ＼|
　　　　　￣￣/::::::::::: |:::::::::::::::::::::」＿＿＿____|___ノ:::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　 　 ./ :::::::::::: |::::::::::::::::::::::| 　 　 　 　 |::::::::::::::::::::::＼|＿_|_::::::::::::::::::::::::::::::::＼__,
　　　　　　 /::::::::::::::::::|::::::::::::::::l:::::|　　　_____　|::::|:::::::::::::::::l::::| 　 |:::|:::::::::::::::::::::::く￣￣
　　　　　 ./::::::::;:::::::::: | :::::::::::::ﾊ::::|ｚｚｚｚｚｚ‐‐ |:::ﾊ::::::::::::::::|::/　　|:∧::::::::::::::::::::::::|
　　　　　/:::／ |::::: 〃| ::::::::::: |　V〃::::::刈 　 |/　|::::::::::: /ｚｚzzz‐‐ l::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　 |:::::::|　| ::::::::::: |　　乂___ メ_　/ 　 |:::::::／〃:::::刈 V |:::::::::::|＼ト:/
　　　　　　　　 |:::::::|　|:::∧::::::| 　 　 　 ===　　　 |:／　 乂___ メ 　 |:::::::::::|
　　　　　　　　/／人 |:/ ,ﾊ::: |　　　　　　　　　　　　 　 ===　　 　 ,|::/:::::;　　　　　今、僕のフォルマ……君らで言うと、
　　　　　　　　 　 ⌒|＼___ ヽ:|　　　　　　　　　　 /　　 　 　 　 　 ハ):::::/
　　　　　　　　 　 　 |::::::::::∧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／:::Ｖ　　　　　　核だったり、魂と呼んでいるのかな……。
　　　　　　　　 　 　 |:::::::/|:::::.、　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /′⌒
　　　　　　　　　　　 ￣　 |:::::|　　 　 （　 ＼_________ 　 　 　 　 ′　　　　　　　　　　そこで、休んでもらってる。
　　　　　　　　　　　 　 　 レ |　 ＼ 　 ＼　　　　 ソ　　 　 イ{
　　　　　　　　　　　　　 　 / ＼　　＼ 　 ｀　　　　　 .....::::|⌒ﾞ
　　　　　　　　　　　　　　 .　　　＼_____≧=- 　 =≦ノ Y＾ﾞ
　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　ト　rｲ　　　 |

.　　　 　 ,′ 　 　 　 |　 　 ｉ　　　 　 　 '､　.::｀:: ﾊ
　　　 　 i　　 　 / 　 |　 　 |　　　　　／ :｀ゝ::･:: ヽ
　　　　 ,ﾞ /　　/　／イ　　 ', ヽ　　く: : : :（　　,､＿,ゝ
　　　　,' /　　 !／　　',　　 ∧＼　　 ｀T´ }__人: :} ＼
　　　 //|　i　 |　　　　∨　　∧__＼ 　 |　　　レァヽ　',　　　……ふむ。
.　　 /rlﾄ|　l　 |ｨ==zzミ ＼　　ｨz=≦＞|　　　 i/: : :|ヽj
　　 | ,ｨﾍｉ　ヽ ',　 乂iﾘ　　 ＼　乂ツ､__l/　　　|､: :/
　　 l/ ﾚﾍ　 ::＼　　 ¨　 ,　　 ｀ ー─ｧ　￣　 / ∨　　　　　　ではティアマトは、今回の戦線には復帰できない、と。
　 　 　 　 ＼　::ﾊ ´´´´　　　　´´´ /　　　／
　　　　 　 　 丶:仝､　 　 ヽゝ　 　 ,' 　 ／　　　　　　　　　　　メムアレフのトコロに連れて行こうにも……
　　　　　　　　　　＞:)＞ ､ __,　＜乂 （ノ)
　　　 　 　 　 __乂,,ノﾆ((｀ー─彡: : : ｰ"￣ラ‐‐､　　　　　　　ここの戦力として貴方を運用した方が、効果的ですね。
　　　　　　/::::::::::/::::/　乂厂〉:し'彡'／: :／　 　 |
　　　　　 ,:::::::::::/::::/／／｀｡─＜／: :／　　　　 |

　　　　　　　　　　_,､ｒヤ＾　　　. ::％　　　　　　　　　　　　　　 い
　　　　　　　 _､rうﾆ　　　　. : :％　　　　　　　　　　　.:.:/__　　.::.:.|
　　　　　　　´"'ｰｯ　　　. : : ‰　 　 　 　.:./　　.::/　.:.:厶:7　　ﾍ,::L___,
　　　　　　　　,､く　　　. : :‰　　　　　. ::./　　:.:/　.:.:/　７　　　 ﾍ,__ノ
　　　　　　 ,:く　　　　. : :厶　　　 . . : : :.,′.:.／|　.: /　/　.:.:.:/　 :ﾊ
　　　　　　⌒ｱ　　. : : ::√　/　. : :／.:.::|.: ア￣|: .:/｀ｙﾞ　.::／:/.:/.:.|
　　　　　　　/　　 . : :.:.::|: :./.:.:.:,:ｨﾞ.:.::／j／ ｧ'´笊ぃ,幺:／./:/.:∧ :|　　　うん。僕は……ここから離れるべきじゃない。
　　　　　　 /　. : : .:. .:::人厶ィく厶イ　　　　 　 Ｖツ⌒´　ん(:/:/:|/
　 　 　 　 厶ｒヤ7.:.:.:.:::ﾔ〈　Ｙ　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂:/:/:/　　　　だから、そこに加えて……あらかじめコチラに回ってくれそうなニンゲンに、
　　　　 　 　 　 √.::::::::::ﾞく｀　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〉/|/
　　　　　　　　　{／[::::::::::::｀ＴＴｈ。　 　 　 　 　 　 　 　 　 厂　　　　　　手を回しているよ。
　　　　　　 　 　 　 [:::::人:::::i:::| 　 ＼　　　　　　 　 -= 　 /
　　　　　　　　　 　 {／___＼i:::|　　　 ＼　　　　　　　 　 /　　　　　　　　ティアマト程の戦力にはならないけど……それでも、
　　　　　　　　　　　　j__　￣￣￣´~"' ぶｯ｡,
　　　　　　　　　　　ノ⌒''　　　　　　　　 ´"'ｰぶぇｯｯく　　　　　　　　　僕らに、メム・アレフに大きく貢献するはずだよ。

　　　　　　　　　　　　　ノ　 　,'　 　 　　{ 　｀ヽ〈　 〉o〈 》
　　　　　　　　　　　／　 　　,'　 　　,'　人　 　 《:::｀〈　ヽ
　　　　　　　　 　 〃,' 　 　 /　 　 ./／ 　{ 　ヽ　‐=　ヽ.}
　　　　　　　　　　　.ﾘ 　 ,,..,' 　 　 { 　 　ヽ　　ｨゝ孑ヽ　∨/
　　　　　　　　　 　　从∧　{　　 -ｚzzﾐx　ヽ　ｨﾘ 》 )::, 　',
　　　　　　　　　　　 　∧‐_{ 　 从乂ｼ..　 　,＼＼_,'::::::〉/
　　　　　　　　　　　　　 　从　　＼. 　 　 　_　 ‐- ::: ／　　　　……天使達の相手が、出来そうですか？
　　　　　　　　　　　　　　_,,. ＞ ‐- ヽ, 　　(ﾉ ／∨ (
　 　 　 　 　 　 　　_ -‐.:::::::::/　ミx_ ):).＞　≦ 　 } 　 ｰ^
　　　　　　　 　 　/.::::::::::::::::::{ 　 　》_ ⌒ヾx 　　ﾉ ,'
　　　　　　　　／.:::::::::::::::::::::::',　//　{ ○ }ヾ、/ノﾉ
　 　 　 　　／.::::::::::::::::::::::::::::::}／'　 乂_ノ　∨ｰ　》



　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿／）
　　　　　　　　　 　 　 　 ...:.:.::::::::::::::::ア⌒¨ヽﾉ
　　　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　 　 　 　 　 /::::::::::::ヽ/::::::::::::::::::::::::::::::::::):ノ
　　　　　　　　　　イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､:::::::::::./,
　　　　 　 　 　 ⌒7:::::::::::::::::::::r=V::::::::::::ﾄj ∨::::::::./,
　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::ﾄ､Ｌ...∨::::::::从斗::::::::::./
　　　　　　　　 イ斗::::::::::::::::{ 斗气V:::::/ｲﾋｿ.::::,、::.,'　　　十分に。
　　　　　　　　　　Λ::::::r ､::《　ヒソ }／ 　 　 Ｙ人/
　　 　 　 　 　 　 　 ゝ圦　ゝヽ　　　　 ′ 　 ,ﾞ　　　　　　…………だけど、僕が視ている未来は少し違う、とだけ言って置くよ。
　　　　　　　　　　　　 }メ≧x､　　　 _　　， /h､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 }:::ｷs｡、　　　／:::r‐｀　　　　　彼らは確かに天使を相手にするけど……戦いの軸が、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚﾊΛ 　 ｀¨_､r≦廴
　　　　　　　　　　　　　　　　_ﾉ　７W√　　　〉　≧o｡,　　　　今回は異なるかもしれない。
　　　　　 　 　 　 ,､丶"~￣　 V /ニﾆ、　 ／　　　　 ⌒＞ｰ ､

　　　/.　 ;　 　 ;ヽ 　＼ 　 　≧彡{ 　 ﾉｰ┘＿　 ヽ
　 　 ,　　.}　 　 i 　 ／ヽ` ＜.ゝ::／¨゛ 　 　ヽ　ﾉ　 ＼
　　.i{　　ﾉi! 　　 ',〃 ｨ斥=ﾐ 　 ヽ 　　} 　　 从`　 　 　＼
　　 i! 　 } .ヽ　　ヽ 刈 ｛リ ゛ 　从 　,'　　　　 ｝　 　 ヽ＼∨
　 　 , 　 ;　_ ＼ 　.ヽ　゛ 　 　 　ﾉ 　 　 　 　 ﾉ　ﾉ　 　 ',　)
　　　 , 　ヽ_ｨzx　 ｰ=- 　 -‐彡/ 　 　 　ィ''´　 ∧　 　 ,}!
　　　　>,__〃 }ﾘ　 　 　　> .⌒.ヽ __／/　 　 ,/　,}　 　ﾉ
　　　　　{　 ヽ゛`　 　 　/　: : : : .　ヽ <　 　ノ　　i! .／
　　　　　 ,　从　 　 ^　 i　　　　　　　:.ヽ≦ 　 　 从
　　　　　∧ 　 ゝ.　 　　}　　　　　　　}　 ＼
　　　　　　 > 、　 　≧=}　 　=- -=＜　 　 ヽ　 /
　　　　 ,'^う.r 、つノ⌒ヽ／　　　　　 )　 　 　∨



　 　 　 　 ∥:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ﾊi:i:i:i:l 　i丶　 :!:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ﾘ　ﾏｉ:ﾄ､:i:i:／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:
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　　 　 , 'ﾞ-,:i:,.イ:i:i:i:ｉ:/jI斗＝=≧ﾐヾ∥:ｉ:ｉ:､ ﾞ　_V,.x≦==ミ､、寸i:i:i:,-､:i:i:i:r-
　　　　　　ｧﾞ ∥,､i:i:{(ヽ 　（ ０ ）　ﾝﾞｲ:／　 　 〃 ( ０ ) 　 ﾉ/　Yｉ/　 Vi:ｉ:l
　　　　 　 　 /八 ヽｷ 　ミ=- 　 ´ 　'｀　　　 ヽ: :.｀''=-　　彡　 j/　　 i{:i:i:l　　　　　僕によって、ではないんだ。
.　　　 　 　 　 　 ヽ　ﾞ, 　 　 　 　 ／∥　 　 　 ｀¨　　　　　　　'　 　 ∥ｉ:ｉﾑ
　　　　　　 　 　 　 ＼　 　 　 　 {: : /　　　　　　　 　 　 　 　 /　,.イ'ﾞ｀￣¨　　　　『流れ』として……こちら側も、『ニンゲン』を使いだしていたんだ。
. 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾞi.,　　 　 　 ｀ﾞ、　　　 　 　 　 　 　 　 /,.ｲ:i∥
　　　　　　　　 　 　 　 lﾑ　　 　 　 　 　 ｀ 　 　 　 　 　 　 ,ｲｧ'ﾞ寸{　　　　　　　　　これは決まっている事だった。
　　　　　　　　 　 　 　 jｧﾞヽ 　 　 ＿ 　　 　 ＿ 　 　 　 ／ :}i丶、｀
　　　　　　　 　 　 　 ＞''｀/ ヽ、　　 ‐.-. .　　　 ｀　　／: : :∥　､＼　　　　　　　　　そしてそれは、『天使』もだ。
　　　　_　ﾆ=-　''"｀　　　/　　V:.､　　　　　　　 　 ／: : : : /　 　｀　´''＜
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 V:ヽ　　　 　 　 ／ }ｉ: :　､ ﾞ 　 　 i{　　　　　　　　　　僕ら悪魔側は……ニンゲンを取り込んだ戦いを、繰り広げる。これから。
　　　　　　　　 　 　 　 i{　　　　 ﾏ:､｀ 　 ‐=＜　　∥:／　 　 　

　　　　　　 ,:く　　　　. : :厶　　　 . . : : :.,′.:.／|　.: /　/　.:.:.:/　 :ﾊ
　　　　　　⌒ｱ　　. : : ::√　/　. : :／.:.::|.: ア￣|: .:/｀ｙﾞ　.::／:/.:/.:.|
　　　　　　　/　　 . : :.:.::|: :./.:.:.:,:ｨﾞ.:.::／j／ ｧ'´笊ぃ,幺:／./:/.:∧ :|
　　　　　　 /　. : : .:. .:::人厶ィく厶イ　　　　 　 Ｖツ⌒´　ん(:/:/:|/
　 　 　 　 厶ｒヤ7.:.:.:.:::ﾔ〈　Ｙ　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂:/:/:/　　　　それが解っていたから、視えたから……。
　　　　 　 　 　 √.::::::::::ﾞく｀　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〉/|/
　　　　　　　　　{／[::::::::::::｀ＴＴｈ。　 　 　 　 　 　 　 　 　 厂　　　　　　より多くのニンゲンを、コチラに引き出せる場を作り、
　　　　　　 　 　 　 [:::::人:::::i:::| 　 ＼　　　　　　 　 -= 　 /
　　　　　　　　　 　 {／___＼i:::|　　　 ＼　　　　　　　 　 /　　　　　　　分断し、ついに、引き寄せた。
　　　　　　　　　　　　j__　￣￣￣´~"' ぶｯ｡,
　　　　　　　　　　　ノ⌒''　　　　　　　　 ´"'ｰぶぇｯｯく　　　　　　　　　……マーヤー。ここは、今までで一番大きな戦場になるよ。

　　　　　　　　　　　＜⌒ヽ〃＞
　　　　　　　　　 _ ‐　　^　　ヾ 　‐ _
　　　　　　 　 _　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　/　　　　　　　　　　　　　〈〉_}ヽ,
.　　　　 　 /　　　.　　　　ﾊ　　　 ＜＞〈 ヽ。)
　　　　　 ,　　　　　　 / /　l　　ﾄ　　 <:>ゝ,'　ヽ
　　　　　ｨ　　　'　　　l /｀ヽ∨ ∧゛＼　〈ﾉ｀ヽﾉ
　　　　　　　　 .}　　　ﾘ　 ^　∨.∧,ｨ斧ｧ
　 　　,′ ヽ⌒Y　 　≦斧ﾐ　 ∨　 ゝ′} 　 ｝!　　　　……天使も悪魔もニンゲンも、そして……『未来』すらも、
　　　i{∧ 　 ヽ.}　　　 乂ゝ' 　 　゛　_彡゛　 ,从
　 　　　 ゝN　 乂 　 从^　　 　　 _　 ﾉ　 ｨ　　　　　　ここに集うと。
　　　　　　　ヽ　　ゝ 　 ヽ> , 　´　 イ　　(_ 彡
　　　　　　　　　＞ .≧っ　)二ｺ^　 　 ｎ=-
　　　　　　　　　　 　/＜_ノ.>......‐ミx〃 )三ﾖ
　　　　　　　　　　　, 　　／. : : : : : :j　 <=='∧,
　　　　　　　　　　　,　 /.: : : : : : : : ∧〃≧゛ ﾉヽ



.　　　　　 |::::::::::::::::::::|　　　　 V:::::::::::::::} :::::::::::::::::::::::::::: |:::::::::::::√.}:::::::::::イ
.　　 　 　 ⌒ｌ:::::::::::::::|_　　　　 ∨::::::::::/::::: |＼::::::::::::::::::|､::::::::::,'^l |:::＜
　　　　　 　 ,::::::::::::::::} ｀''‐-､､,,,_ヽ::::::/:::::::::|‐''"ﾄ:::ﾄ､::::::| ＼:::::{.ｲ/::::',　　　　　うん。
.　　　　　　ﾑイ',:::::::::ﾍ ｬ'''zzzzx｀ }::/＼:::::::笊芯ﾊ¨ﾂヽ|　　7__.ｲ::::::::',
　　　　　　　　　Vl:::::::ﾍ `　Vツ ` j'　 　`''ｘ:､ゞ-''´　　　　　/:::::ト､::::::',　　　　強さはともかく……規模が、今までとは違う。
　 　 　 　 　 　 　 }::::::::::',　　　　　　l　　　　　　　　　　　　∧:::::}　 ｀¨¨
　　　　　　　　　 ノ＿__::::',　　 　 　 |　　　　　　　　　 　　/:〉 V:乂　　　　　　今後も、もしかしたら……これ以上の戦いは、
　　　　　　　　　　　　　}::∧　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｲ:〃　 ',⌒
　　　　　　　　　　　　　'´　 h､　　　　　　　__　　　　ィ:.／　　　 ＼　　　　　　起きないかもしれないよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　` ､　 ´ ￣　　 　 .イ:.／ 　 　 　 　 }､

　　　　　　 l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:∥　　　　l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ﾄ､:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:i
　 　 　 　 ∥:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ﾊi:i:i:i:l 　i丶　 :!:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ﾘ　ﾏｉ:ﾄ､:i:i:／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:
　　　　　 /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∥ ＼:ｉ{　 j: : l ∥:i:i:ｉ:ｉ:ハ:i:i/　　,Vx≦､:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:
　　 　 , 'ﾞ-,:i:,.イ:i:i:i:ｉ:/jI斗＝=≧ﾐヾ∥:ｉ:ｉ:､ ﾞ　_V,.x≦==ミ､、寸i:i:i:,-､:i:i:i:r-
　　　　　　ｧﾞ ∥,､i:i:{(ヽ 　（ ０ ）　ﾝﾞｲ:／　 　 〃 ( ０ ) 　 ﾉ/　Yｉ/　 Vi:ｉ:l
　　　　 　 　 /八 ヽｷ 　ミ=- 　 ´ 　'｀　　　 ヽ: :.｀''=-　　彡　 j/　　 i{:i:i:l
.　　　 　 　 　 　 ヽ　ﾞ, 　 　 　 　 ／∥　 　 　 ｀¨　　　　　　　'　 　 ∥ｉ:ｉﾑ　　　　　たとえここで決着はせずとも……。
　　　　　　 　 　 　 ＼　 　 　 　 {: : /　　　　　　　 　 　 　 　 /　,.イ'ﾞ｀￣¨
. 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾞi.,　　 　 　 ｀ﾞ、　　　 　 　 　 　 　 　 /,.ｲ:i∥　　　　　　　　ここが、最後の決着に大きく大きく……影響を与えるよ。
　　　　　　　　 　 　 　 lﾑ　　 　 　 　 　 ｀ 　 　 　 　 　 　 ,ｲｧ'ﾞ寸{
　　　　　　　　 　 　 　 jｧﾞヽ 　 　 ＿ 　　 　 ＿ 　 　 　 ／ :}i丶、｀　　　　　　　　マーヤー。
　　　　　　　 　 　 　 ＞''｀/ ヽ、　　 ‐.-. .　　　 ｀　　／: : :∥　､＼
　　　　_　ﾆ=-　''"｀　　　/　　V:.､　　　　　　　 　 ／: : : : /　 　｀　´''＜　　　　　【続く】
　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 V:ヽ　　　 　 　 ／ }ｉ: :　､ ﾞ 　 　 i{
　　　　　　　　 　 　 　 i{　　　　 ﾏ:､｀ 　 ‐=＜　　∥:／　 　 　 ∥

ながくなったねぇ。

うふふふふふ（サザエさん）

ってなところで寝もす。
オタッシャデー。