, - =.'''.= - 、
　　　　　　　//////////∧
　　 　 　 　 i///////////ﾊ　　　　　　　　　どうも、乙あり＆沢山の安価投票感謝です。
　　　　　　 / V｀__｀｀ ´´´_ ﾄ
　　　　　　ﾊ　',　弌ﾃ　rﾁ　',l'r -　　　　　　　>>4130さんの言うように敵キャラ（しかも条件つきのようなもの）という安価にも関わらず
　　　　　　//>　　　 , '､　 ,'/,|//
　　　　 　'//ﾊ　ヽ 　 ¨　/|//!//　　　　　　　沢山集まってくれて感謝です。
　　　　　　///ヽ　＞ - ' ///　〉
　　　　　　 /＞''＞=-=＜//7'し　　　　　　　当初は２～４キャラと言っていましたが、折角なので、各軍団１名ずつ採用という形にさせてもらおうかと思います。
　　　　　 　 ///////>-- '
　　　　　　　>- ､l//ゝ- =7777


　　　　　　　　 ＿　､- ､
　　　　　　-<7/////////≧､
　　 -ﾆ////////////w､///ヽ
　 ノ////////////斗='' ｀ヽ/ﾊ　　　　　　　　また、このたび、『やる夫達のいる日常』様にこのスレをまとめていただける事になりました。
　＜///Vヽ(ゝ′　 ' ￣｀　　Y¨｀ヽ
　///V／,,, 　　　　　0 _,　　　',ヽ .l　　　　　　　ttps://yaruonichijou.blog.fc2.com/
　 ﾚi! / .f　　0　,　　 ＿　　　　',　ﾉ
　　 ヽ　　　 _,　　／　　 >､　　 Y/≧　　　　　　これを励みにこれからも頑張っていきますので、引き続きどうかよろしくお願いします。
　　　ﾍヽ　　　　i　 _,.．'//ﾊ　　_Vｖ -ｫ -
　　　 ﾊ ',　　 　ヽ7///＞/ﾞ／ ／フ-＜　　　　本日の更新は、20:00ごろを予定しております。
　　　　　> 、　　 ヽ'//　/ ,, -- ､　　/r '
　　　　　 　 ＞=,,,,,　ニ/7ゝ _ノ777/l　 ,
　　　　＞ ::::::::::',　＼_/ヽ///////ノr==
　　 ／::::::::::::::::::ヽ　　l/l/::::::::::::::::ヽ l///

>>4151
イッチ個人としても、読み返して考えをまとめる意味で、
出先でも確認しやすいですしまとめていただけるのはありがたいです。

>>4152
三重の分類はwiki見ても微妙なんですよね……。
とはいえ、一応三重を入れればキンキが２府５県で７つの領地になるので、
割と丁度いいのでこのスレではミエをキンキ扱いとさせていただきますです。


それでは、もう少ししたら再開します。

┌─┐
└─┘
┌───┐
└───┘
┌──────┐
└──────┘
┌───────────┐
└───────────┘
┌───────────────────────┐
└───────────────────────┘


_,ｨ夭:}:／: : : : : : : : :＿;ﾉ　　　　　ヽ
三三|: : : : : : : :.´:/´　　　　　　　　∧
三三|: : ｰ:-: :-:.:く__ 　 　 　l　l　 l　　 :,
三三|: : : : : : : r‐､;ﾉ　 l:.. 　l{: l　l l l :l; l
三三|: : : ; ィ´:.l l　　　 l __,./ム斗l l ll ,′　　　　　　　お父様が……病に、伏せられた？
三三|: : : : : : _:.〉!　i'厂l ／_,､l/l/从/l'
三三ﾄ､: : : ´:ゝ,ヾ､ ヽ/ _／f:i　　'､
ヾ三三∨:二:r'__ l ∨'　 ｀ヽﾘ 　 　ヽ､
: :.ヾ三ミ､: : : : ;ノﾄ､ ',　　　 ｀　　 　 ,′
-､: :ヾ{ y ヽ: : ゝ l　', ',　　 　 　 r=; ′
､ ゝ-､:｀ｰ'ミｭ､:ﾉ l　 l　!　　　　　｀/
　｀ヽ､｀ｰ'ヾミﾐｌ　l､　l　!　　 　 　 ′
　f:´￣｀::‐:＜..!　lミｭl　!＿ _,. - '
/: : : : : : : : : : l　 !三l　!三三ミｮｭ､_
: : : : : : : : : : : l　 l三l　!三三三三/
: : : : : : : : : : : l　 l三l　!三三ミ彡′


: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:＼
: : : : ＼: : : : ; ｲ: : : : : : : : : .i:.: : : : ヾ＼　　つ
: : : : ／＼／ .,': : : : : : ﾊ: : :.}: : : : : :.i//
: :ﾊ;/　　　＼/／i : :／　!: :/i: : : : : : :i′
:/　气テﾃZ=,　 /／ -‐‐''"　!: : : : : : :}
{.　 　l::::;;;::::i 　 　 　 ﾃ=ｪx_ /: : : : :.}:.;'　　　　　　　　　　そうや。
　 　 乂::::ソ 　 　 　 |::;;;::｢./: : : : :./i/
　　　ｘｘｘx　　　　　 乂ソ厶イ:_;ィ′　　　　　　　　　　　そんな素振りは見せやんかったんやけどな……。
:､　　　　　　　 　 　 ""　i : :ﾉ ＼＼
　＼　　　r‐ ― ｧ　　Ｕ 八i'　　/／　　　　　　　　　　　せやけどついこの間、急に政務の最中に具合を悪うされはって、
..r‐/≧:..._　 ￣　__,　 イ: :i　　／
"　＼　　/　￣ 　　 　 !: :i　　　　　　　　　　　　　　　　医者に見せた所、緊急入院って事になって現在は絶対安静になっとる。
i　　 /‐'iハ　　　　　　 |:.;'
ﾊ__,/》《∧_}＼.　 　 　 |/
,／ /|| |ﾄ､!　　＼
＿/ .|| ||　 　 i 　 }
　　 /ハ!　　,/　　i
　　 　 　 　 {　/　.!
　　　　　　　ｉ/　　|＼
　 　 　 　 　 }　 　 　 ＼
　　 　 　 　 /　　 　 　 /

　　　 　　 　 　 　 　 　 , -､/￣ヽ 　　__
　　　　　　　　　　　 __（　　しヘ 弋／　)＼
　 　 　 　 　　　　／ー'　 　　＼ 　　　└ヘ＼
　　　　　　　　　└ヵ　　　　　　　　　　　 　 |＼
　　　　　　　　/￣＼　　　　　　　　　　　　　〕　＼
　　　　　　　 └┐　　　　　　　　　_ 　 -―-＼　　ヽー､
　　　　　　　 ┌┘ 　 　 　 　,.　　 ／　 ヽ　＼ 了 　　ト ∠ム　／ ヽ
　　　　　　　　廴　　　　　／ 　　/　　　　　　 ヽ｀つ　 ∨Y　 ￣〕マ７_
　　　　　　　　 r┘　　　/ 　 　 　 　　 　 　 |　　|└┐　|　|　 rﾍ´ ＼ ｊ! 　 ＿
　　　　　　　　 ｀つ 　 ./ 　 　 　 　 　　 |　　|　　| | 〔.　｜｜＜_ﾑ__＞　￣__
　　　　　　　　　〔＿　.′ 　 　 　 　 　　|　 | ||　｜ｉ　｀)｜｜　〔 ﾍ＼ ＜　　　　　　　　　それで……お父様は無事なの！？
　　　　　　　　　　　ヽ| |　:　　|　 |　　　 |　 | ||　 ﾚﾊ 弋 |r= 、r┘ |　＼ ｀
　　　　　　　　　　　　| |　|　　|｜| 　　　|　 川ィﾁﾚ,_|　({ﾍ參〉） 　！ 　 ＼　　　　　　　　いつ、治るのだわ！？
　　　　　　　　　　　　| |　|　　|⊥从_| /ｊ／/ィi´うﾊ｢|　|广7_ハ 　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　＼＼ヽ７了7ヾ　　　　 ゞ- '｜ |∨/ 　 ＼　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＼| ヽ　ゞン　　　　　　　｜ | ∨ 　　　 ＼　　＼
　　　　　　　　　　 　 　　　　|　∧　　　 ｀ . - 　 U__|　ハﾍ 　　　　　＼　　＼
　　　　　　　　　　　　　 　 　|　l|　＞＿　　　　／　j /￣ヽ.ﾏ＿　 　　　＼　　＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 /∧|／　　 __ｱ=ﾐく入`マ"￣￣ ／　　 　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　／/　ﾍ　　　/-ゞ參r' _≧　＼￣/___〉 　　 　　　　　＼
　　　　　　　　　　＿__／∠ ヽ＿＼イ　　 ｀T1く, ―‐ 　∨　　ヘ,__
　　　　　　　　　　＼ 　 ＿...ニニニ＞ 　 　｣ K_,／￣ヽ　〉￢　　　＼_
　　　　　　　　　　　 ￣　 ＿／　__〔　　／　　| ゝィ厂ﾄ 　Ⅴ | |　 廴 厂 ヽ
　　　　　　　　　　　 ＜二、≦二.＿ヽｲ　　　 |　　｢ 广ヽ.ノ　|/ 　　＼ 　 /
　　　　　　　　　　　　　　冫￣_.ｱ／　/　　　　 /（　 ┬―＼　　　　　|　 ヽ
　　　　　　　　　　　 　 ／ --≧＞　/、　__　　ゝ┴イﾍ 　 　　　　　 /!　　ﾉ
　　　　　　　　 　 　 ／　 　 ヾ＼　 ん}｝丿 `ｰ'￣丿　 ﾄ ＿ 　　　　 / r‐'´
　　　　　　　　　　 く　　　　　　｀ ＝＝' （￣￣￣　　　ﾄ　　 ￣ ー‐' ノ
　　　　　　　　　　　 ＼＿＿,....., 　 　　 ﾉ 　 　 　　／,!　＼――＜__
　　　　　　　　　　　／　　　　　＞ｰ―'　　　　　／　/　　 /　　　　　ﾄ
　　　　　　　　　_／　　　　　／　| 　 　 　 　 ／ 　 /　　 /ﾍ　　　 ／ﾍ＼
　　　　　　　　/ ＿__ 　 　／|　　ヽ　　　ー '´　　 / 　　/　　ヽ＼＿〉　ヽ ＼
　　　　　＿＿L｛　　｀　ノ /∧　　 ＼　　_,.. 　 　/　　 /　　　　＼　　｀　、＼＼
　 　 　　|　　＿＿　￣__ノ/　 ヽ　 　 ￣　　　　/ 　　/ | 　　　　　＼
　　　　　し'⌒i 　 　　く　/　　　 ＼　　　　　　/　　 / ｜　　　| 　 　 ＼
　　　／　　　弋__r‐､　У　　　　　　　　　　 /　　 /　｜ 　 　 | 　 　　　＼
　 ／　イ丁j　/ 　　 ﾌ　　　　　　　　　　　 /　　 /　　|　　|　　|
　‘ 'レ/ノ　{_/　　／　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　||　　|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／:::: ::..ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::: : : : :..
　　　　　　　　　　　　　　 ...::　￣￣￣ :: ＞:.､
　　　　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::: : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　 .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : :ヽ
　 　 　 　 　 　 　 /:::/:::::::::::::::::::::::i:::::::: : ヽ: : : : : :..ﾊ
.　　　 　 　 　 　 /:::/::::,′:::i:::::::::::|＼:::::: : : : : : : : : : :`　　　　　　　　……命に別状はない、けど、お医者はんの言う事には、
　　　　 　 　 　 /::::: : ::i: ::::/|::::::: 八　ヽ::::::::ﾊ: : : : : : :トi
.　　　　　　　 　 ::::i ::::::ﾄ :::{　:::::::::::: 斗 )::::/ j:: : : : : :::| |　　　　　　　予断は許されんちゅう状況らしい。
　　　　　　　　 i:|:::i::::::::| Ⅵ＼::{＼:{　ィ斥云トi: : : : : ﾘ入
.　　　　　 　 　 〉:::i::::::::| ィ斥云ト ヾ　 V辷リ j::/::::／}
　　　 　 　 　 /:::へ::::::〃 V辷ﾘ　　　　｀¨　 ´ｲ:::く::::入
　　　　　　　 乂{__/::≧=- ｀¨　　　‘　　　 "　′::::〉:: : :＼
　　　　　　　　　｀＞:ト{:::∧　 "　 　r　、　U,ｲ i:::/: : : : : : ＼
　　　　　 　 　 　 　 ヾ|::|　 ＞　　　　　　／/　|::i＼:::: : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　 　 　 |:::　　 　 ｀こj¨　´{/八　|::i 　 ヽ::: : : : : : :＼
　　　　　　　　　　　　 {:i　　＿／　　｀Y´　　У:'ー- ､ }:::::: : : :}＼::}
　　　　　　　　　 　 　 ヾ´　　/　　 /　八　　 ::/　　 　 `ー-　､　 }j
　　　　　　　　　　　 ／ ` / 〈＿彡ﾍ,/　へ _彡　 　　　　i　 　 ＼
　　　　　　　　　　／　　./　　　 _, 斗=r'⌒ヾ　　 　 　 　 |
　　　　　　　　 ／ 　 ＼j 　 　 〃⌒氷{　 　 》　　　　　 /　　　　八
. 　 　 　 r― '　　　　 　| ＿＿{{_ 〃}i ヾ==''　　　　　　i　 ＼
. 　 　 　 |／⌒ヽ＿　 ／　 r―　'　〃 {{　　　　　　　 八　　 `ｰ　　　＼
　　　　／　　 　 　 ／　 ⌒ヽ }　　 {{ | }}　　　　　　　 　 〉 　 　 　 　 　 ヽ

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ○）（○）　　　　　　　そ、そういう事なら、こっちとしても止めるつもりはないだろ！
.　|　　U　 （__人__）
　 |　　　　　|r┬-|　　　　　　　　真紅、早く帰って親父さんを見舞ってやった方がいい！
.　 |　ι　 　`ー'´}
.　 ヽ　　　　　u 　}
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　 く　　＼
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､


　　　　　 ｀i}:::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,. .ｨ
　　　　　　　,､:::::::::::::::l_　　　　　　　　　　　　　　　　　／::／
　　　　　 　　 ヽ::::::::::::i′ 　　　　　　　　 　 　 　 　／:／　_
　　　　　　　　　 ｀^i::::::', _　　　　　　　 　　　　　∠_,r:::i´／　　　　　　　　　確かに、家族の一大事とあらば、そう判断すべきなんだろうが……。
　　　　　　　　　　　ゞ:::::',ヽﾆ_ｰ-_-___--､　　　 ｀　 ^￣
　　　　　　　　　　　　>ﾍﾊ　　 .弋::ﾉ_＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこの喧しいのが言っている『帰る』というのは、
　　　　　　　　　　　 ノﾌ:::∧
　　　　　　　　 _,,..ｒ:::￣:::::::::::',　　　　　　　　　　 　 　 i　　　　　　　　　　　そういった一時的、という意味ではないのだろう？
　　　　　_　..':´:::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　 l　　　,
　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　 ｰ-　　 ´　　ｲ′
　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　-､　　　__, ｪt7 ´/　　　/
　./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　ヽ、　　￣　 ./　　　/
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ .、　 ｰ--　　´　　／
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::ヽ　　　　　.__／





　　　　＿＿
　　 ／ノ　ヽ＼
　／.（○）（○）＼
　|. u.　（__人__）　|　　　　　　　　　ん、ん？　どういう事だろ？
.　|　　　　　　　　|
　 |　　　　　　 　|
.　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　 ヽ　　　 　/
　　　/　　　　ヽ
　　　|　　　　　|
　 　 |　 　 . 　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,／ : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　　　 　　 　 　 　 　 　 ＿_ ／: : : : : : : :ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . :' ￣: : : : : ￣ ｀ 丶、: : :| i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、: :＼: 〉:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ': : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ ＼-._＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／/ : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :ﾞ＞.､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /,'/::/ : : : !: : : : :.l 　.Ｘ∧ヽ: :i: : ﾊi:ﾞ', :l ;｀iヽ、丶
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /::/: : :| i::!|: : : ', レ'　ヽﾘ　∨!: :〉:.}｀〉!丿:|　 ヽ.:ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i /::/: : : :! l:.l iﾊ: : :'＼ xﾔ叭カ　〉:k┤:´:ヽ:/!.　　〉.:〉　　　　　　　……そこの顔はええけど性格悪そうな兄ちゃんの言う通り。
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:{::/l: :i : :.-什ｰ ＼:.〉　 弋 _ソ /ｲ :Ｙ´丶: !:/ 　 /:/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:／.!: i !: :i　 i xﾔ叭　｀ﾞ　　　　　 ´　l :i. 　,!ﾘ./ 　.／　　　　　　　　ウチは……いや、ジュン様は、真紅に『キンキ』の一角。
　　　　　　　　　　 　 　 　 _ 　　 /::/　　 ヽ:!ヽ:i',: :｀ 弋ソ　　　　　　　　　 l :レ,'.;/ 　 ´
　　　　　　　 　 　 　 　 /´冫＼/:/.　　　　 ＼'ﾏヘヽ.　 　｀　　　- 　 　 　 |:ﾄ'.:〈　　　　　　　　　　　　　ミエ国の領主の座を開けて、待ってる。
　 　 　 　 　 　 　 　 _ ヘ､＼ﾞ／:/　 　 　 　 ( :｛: : !: 〉.　　 く 　 　 l　 　 ／|!{iヽ!
.　　　　　　 　 　 /´ 　 〉 .! / /.i:!　　　　 _.／ヽ: 、l: :!:ヽ、　 ｀ － ′ ／　 }!ヽ　 , -─ ‐ ､
　　　　　　　　　〈 ,弋!丶.ｖ｀ /　.!　 _ -彡: : : : :｀: ﾞ -!: _: : ≧‐　_ .イ 　 ／|!　／./ 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 i.　 　ヽ 　 〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{　　　　 　 ／ }- ´　 .' /　 ′ 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ヽ　　 ）イ／: : : : : : : : : : :／　　 l:.! 　 　 　.//.ﾏヽ　　　/　　 　.l　 !　　l　　 　＼
　　　　　　　　　　　ヽ　′く: : : : ／ : : : :／　　　　 i:! 　 _ -/イ /　 冫__./　　 　.l i　.!　　 !　　　　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ヽ:／; : : : : /　　　　　, -ヽ ´　 ' _.十_' ´　　　　 　 　 i l!/ 　 　 !
　　　　　　　　　　　　∧　　　Ｖ: :.;': : /　　　　 ／ 　, '｀ ／´.入.　＼　 　 　 　 　 |､´. 　 　 |
.　　　　　　 　 　 　 /: :冫　　　∨i: : :i 　 　 ／　　 /　/　 ./ l.∧　　 !　　　　　　　 ヽ、　　　　　　_. -
.　　　　　　　　　　 {::／　i　　　 弋: : {　 ／ 　 　 ./　 ヽ_ｲ　/.|! ヽ _./　　　　　　　 　 ×　　　 γ
.　　　　　　　 　 　 l::{　　 ﾔ 　 　 丶::匕>､　　　 /　　　|i.　/　li　　　　　　　　　　　　 l 丶 　　./
　　　　　　　　　 　 l:!　　　l.　　　 　ﾞ.冫`　〉　　.i　　 　 |! / 　.|i　　　　 　 　 　 　 　 /　　!　／＼


　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、　　　　　　この家を下野し、我が方の国を支えてくれんか……。
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,　　　　　ちゅう話や。
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　U　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　 l　　　 ／　 }‘,　　　　　 　/　　　　　　 /　‘,
.　　 /　　　　　　　 l　 ／ 　 　 l ‘,　　　　 ／　　　　　　 /　　 ‘,




　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼　　 　 ヽ＿,
.　　　　　　　 　 　 ／　ノ　　＼ ＼　　　 ヽ(_／
.　　　　　　　 　 　 |　 （○）（○）　|　　　　) (　　　　　　　　　なっ、なにィ！？
　　　　　　 　 　 　 |　ｕ（__人__）　 |　　　ノ (｀
　 　 　 _ __ 　 　 　 |　　|!i!i!i!i|´ 　 |　　´⌒＼
.　　　ｒ( ＼＼r､　　‘，　｀ ⌒´　　ﾉ
　　　 ＼＼＼ヽ}　 　 ヽ　　　 　 /
　　　r─ヽ ` 　 ヽ　　/　　 　 '⌒ヽ
　　　 ￣｀ヽ　　 　 ＼|　　　/　　　ﾉ
　　 　 　 　 ＼＿___　＼_／ 　 ／|
　　　　　　　　　　　＼　　　／　　|
　　　　　　　　　　　　 |￣ 　 　 　 |

､ー.:.:|::: |:.::ﾉj ! ﾊ　|　 l!　　 　 j　 |　　l
､_ｰ ､|　 | }　{ﾄTﾆ､ﾄﾆ|Ｔ{　l　/|　 ﾘ 　 }
{:｀:::::j'ﾆ､{:ｲ　|ヽ{ィｯ.}ヽヽN /_ﾒ、/　! /　　　　　　……ミエの？
!マ:::{j_ｿ/:ﾉ　!|　｀ｰ'　　 　ｲｨl.i},/　//
l　ヾへ´::|　 | l　 　 　 　 〉 ｰ'/ｨイ´
ヽ　 ＼ヽ!　 ﾄ lU　　 ,.= ､ 　 ﾊ　|
トヽ　　｀,|　 l｀l !、　 ヽ.ノ　,.ｲ{ l　!
|　,. イ￣l 　 !:ﾊ l丶-_-＜　　l l　!
:'´.:.:.:l:::::::} 　 !:::ﾍV<rj1:::::::＼ ﾊ　!
....:.:.イ}:::ﾉ丶､ヽ::::ｿヽﾁ':::::: .:::::| |j>ヽ、
:／::/:.:久＿＿｀ '‐く:::::::ヽ:::_ イ!　 ﾄlヽｰ-- ､r-v､　　 __
:::::/:.:.:ヽ､:::＿＿::＞,ゝ:::: .::ヽ┴-　L}:::}:.:.:...　ヽ:.:.:〉‐´／
:::/.:.:.:ィ:ヽ-　二 _＜＼:: .::::/ ｀二＞､Y::::...　:.:...ｰヽ ｲ_〉
/:／::/.:.:.:７::､-‐= イl:::ヽく:.:..｀ヽ_＜_:｀i:::::::::..:..:..:::ノ- '
´‐ ´ ..:.／::::::::7ｰｱ::! l:: : ヽヽ:.ｰ-_,＜.:ト-- ⌒ ｰ'


　　　　　　　　　　　∧
　　　　　　　　　　　|　|　　　へ.
　　　　　　　　　 .‐┴　／　　 　＼
　　　　　　　／　　 ／// // / //..|
　　　　　　/　ハ／ /// // / // ハ　　　　　　こちらからは大きく離れているが故に、情報はあまり入ってこないが……。
　 　 　 　 |　　〉＿＿＿＿/ // / ハ
　　　　　/ 　/ / U ト‐‐┘ `┬:､__V1　　　　　あの地区は、【チューブ】との境となる重要拠点、だったか。
＿＿_ / 　.|　| ―――― ､_ `‐‐ | /
　　　/ 　　|　|　　　　　　/　　`‐‐/
　　/　　 　|　ﾚ^|.　　　 /　　　 //
　 {＿＿＿!_.ヘ」　　　/　　　,_//＼_
　/　　　 ハ　　　　　/　　　/ハ| 　　|＼


　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　_ノ　 ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|　　　　　……申し訳ないが愛宕さん。
　　　　　　　　　 （__人＿）　　 　 |
　　　　　　　　　　'､｀⌒ ´　 　U　|　　　　　一から、俺達にもわかりやすいように説明して貰えるだろうか？
　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 {
　　　　　　　　　　 ヽr｀ｰ- -=´ <
　　　　　　　　/⌒'' ー─,,　　　 ＼
　　　　　　　 /　　　　　　　　　 ｨ　}
　　　　　　 ノ　　　/　　　　　 　|　|
　　　　／　　　｀ヽ i:　　　 　 　 |　|
　　　（__.ィ´ヽ,ム、〉i　　　 　 　 |　|
　 　 　 / ゝ/　/ 7-､
　　　　ヽ／　/　/ /'Y

　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　　, ' : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼
　 　 　 　 ／/.: : :/:/: : : :.|, :ヽ: : : : ヽ: :
.　　 　 ／／' : : /:/|:.|: : : |‘，|`、: : : :',⊥_
.　　　/／/: :.:.::/|_|｜l: : :｜_l_lノ|',: : :.:.|__: : :`丶、　　　　　　　　　　……せやな、順を追って説明してった方がええやろ。
　　　 (／|: ｌ: : {八｢ＴＴ､: ！ |/__|ﾊ : : :|: |￣¨''　 :＼
　 　／／|: |: l∧'笊丐　＼:、「苅｢》: :人′ 　 　 ﾉ: :〉　　　　　　　　まず、ジュン様は……。
　　( <＿.|八＼ﾊ 乂:ﾘ　　 　　ｰ┘l:ｲ>､:＼　___彡 ´
　　　￣￣/:／| |',　　　 '　　　　　 | |: : 〉:/
　　　　 　 ＼、| 込、　　 ,､　 　. ｲ:| | _／',
　　　　　　　　 | | 　｀ 　 .,_.　イ|ｲﾊ| |: : : : ',
.　　 　 　 　 　 | |＿__／ｒ}　　 ノ Ｖ:/: : : : : ',
　　　　　　　　∧|　/　 /ｰn彡　 /へ、: : : : :',
　　　　　　　　| |　 {_／＼八　　　 ﾉ 　 ＞､ : ',
　　　　　　　　| |　／⌒i|「＼＼／　　 / ヽ `、 ,
　　　　　　　 / / ((__ノ八､＿))　　　 /　 　'￢: |
.　　　　　　 / ,　　｀７/　 |｢￣　　　ｌ |　　　　 ∨
.　　　 　　　ヽｉ　　　/　　 { 　 　 　 ｌ | l 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　ｌ V　　　　　　 〉
.　　　　　　　八　　　 　 　 　 　 　 ∨`、　　 _,, ィ
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 〉　`冖¨
　　　　　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 /　 　　 `、 　 `、
.　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 　 /　　　　　 〉　 　 〉
.　　　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 {:　 　 　 ／　　／
.　　　　　　／　　　　　　　　　　 人　　 ／　　／
　　　　　　 ＼　　　　　　　 　 　 　 ｀／　　／




　　　　　　　／: : :＿＿____/ ／ : : : : : ／　/: /　 |: : : : : :|ヽ: : : : :ヽ＼
　　 　 　 ／: ''7´: : ∧: : :/:/ : : : : : ／　 ∨ / 　 :|: : : : .:.:　||',: : : : :‘，＼
　 　 　 ,'／　/: : : : |: :＼:|｜: : : :／　　　/Χ　　　 : : : : /　|| ',: : : : : ‘，: :
　　　　(:(　 /: : : : : |: ＞┘|: : :.:/ _,,x====ミ ＼　′ : //　 :ﾘ　': : : : : :.|ヽ |
　　　　 ＼/＿: : : ／: : _: :∧: : |⌒ん::::::l |　 　 /: : ／厶斗＜｜ : : : | ﾄ | |､　　　　　　あ、これ、『順』と『ジュン様』をかけた訳ちゃうで！
.　　　 　 /￣: : : / : ／ |: :|Ｖ＼|　 | {::::: リ　　,厶イ　　宍ﾐ、　 |: : : : :| |: |∧ヽ
　　　　 /: : : :.:.:八: 圦　|: :|:　　 　 乂_少' 　　　　　 　ん::ｌ|＼./|: : : : :| |ノ　 ': i
. 　　　/: : : : : : : :.:＼(ヽ|: :|　　　//////　 　 　 　 　 | {:::ﾘ　 {/: : : :./l/　 　 }ﾉ
　　　/ : : : : : : : : : / ＼|: :|ﾍ　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾋ少　_/ : : :／ノ　　_／
　 ／: : : : : : : : : :./ ＿_.|: :｢`,>、　　　l⌒　 　 、　　 ////　ＴＴТヽ＼
／: : : : : : : : : : :／　 　 |: :|Y　＼　.,　乂　　　　＼　　　　　 |｜:|　　) )
: : : : : : : : : :.:〃　　 　 八::l |　　 ＼≧ｘ._　‐---‐'　　 　 ,.ィ:　|:｜　／
: : : : : : : : :／{___　　　　　 | |　　／ 　 　 ＼ニﾆ===ﾆ二　 　 :|:｜
: : : : : : ／￣　　　　　 　 　 |　 ′　　　　　 ',　)　／＼´￣＼:|:｜
: : : : ／＿　　　　　　　　 　 ∨　　　　　　　├｛ {　、　｝　 　 /:/
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　　　　　　　　　　　　　　　_＿__
　　　　　　　　　　　....:::::::::::::::::::::::::::::::::.､
　　　　　　　　 . .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..-‐=￢ :..､
.　　　　　 〃 /::::::::::::｢ﾚク::::::::::::::::::::::::::::::::::.　　　 }:.:}　ﾉ}
.　　　　　 {{　|::::::::::::::}｣＼>　---　:::::::::/ V:}┐_ ノノイ:/　　　　　　　（この人、割と面倒臭い……）
　　　　　　　 |_　 -=ニニニニニニ=‐/　 〈{:.:.:.:.}」:.:.／
　　　　　　 ／ニニニニ=.:.:.ｒ(j弌ミ,､:.{　　 }:.:.:.:.:｢＼:.,　　　　　　　　うむ、わかった……わかったから、続きを頼む。
　　 　 　 く-‐ i:.ｌ:.疋辷_:.:.:.〃しiﾊ＾ ｱ:〉云ｧ:.:}:.:.:| 　 }}
　　　 　 /　　 |:乂:て㌃ヽ/　 V)ﾝ　}:/:ﾊ　}:./:.:八　 ﾘ
.　　　　 {　　　|/　汽り　　　　　　　〕-‐…‐　ﾐ
.　　 　 　 、　 　 /:.:.:.....,__　__　　 ｧ’
　　　　　　 ` ｰ‐┥:.:.:.:.j_/　　　　{　　　　　 　 　}
.　　 　 　 　 こ　┗‐ '′　　　　　`、　　　　　／
　　　　　　　　　　　　 /　　　　 　　　ｰr--‐
.　　　　　　　　　　　　{　　　　　　　　 ｛

: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:＼
: : : : ＼: : : : ; ｲ: : : : : : : : : .i:.: : : : ヾ＼　　つ
: : : : ／＼／ .,': : : : : : ﾊ: : :.}: : : : : :.i//
: :ﾊ;/　　　＼/／i : :／　!: :/i: : : : : : :i′　　　　　　　　　　　ほな言わせて貰うけど、ジュン様が病で伏せはった事で、
:/　气テﾃZ=,　 /／ -‐‐''"　!: : : : : : :}
{.　 　l::::;;;::::i 　 　 　 ﾃ=ｪx_ /: : : : :.}:.;'　　　　　　　　　　　　　現状、オーサカを含むキンキ地方を束ねるんは、
　 　 乂::::ソ 　 　 　 |::;;;::｢./: : : : :./i/
　　　ｘｘｘx　　　　　 乂ソ厶イ:_;ィ′　　　　　　　　　　　　　長女である『水銀燈』様になっとる。
:､　　　　　　　 　 　 ""　i : :ﾉ ＼＼
　＼　　　r‐ ― ｧ　　Ｕ 八i'　　/／
..r‐/≧:..._　 ￣　__,　 イ: :i　　／
"　＼　　/　￣ 　　 　 !: :i
i　　 /‐'iハ　　　　　　 |:.;'
ﾊ__,/》《∧_}＼.　 　 　 |/
,／ /|| |ﾄ､!　　＼
＿/ .|| ||　 　 i 　 }
　　 /ハ!　　,/　　i
　　 　 　 　 {　/　.!
　　　　　　　ｉ/　　|＼
　 　 　 　 　 }　 　 　 ＼
　　 　 　 　 /　　 　 　 /


　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　 |　 　　( ●) （●)　　　　　（前に聞いた……真紅の姉貴さんかな）
　　　　 .|　 　　 （___人__）
　　　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　なるほど……まあ、それはわかるんだが。
　　　　　.|　　　　　 　　|
　　　　　人　　　　　　丿　　　　　　それが真紅がミエの領主となる事に、どう繋がる？
　　　/⌒　 ＼ __ _ ／
　　 /　　　　　　　＼
　 ./　　人　　　 ./　ヽ
　〈　　<　 　 　 / ＼　＼

　　　　　　　　　　　　　　　 ／`｀: : : : : ､
　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　. . . : ::'"ﾟ~￣~ﾟ"'＜: : : : : : : :､
　　　　　　　　／. . : : : : : : : : : : : : : : : .､: : : : : :ヽ
　　　　　　　/. . : : : : : : : : : : : :: : : : : : : ﾊ: : : : : : `､
　　　　　　/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧=‐--: :|
　　　　/'`: : : : : : : : : : : ｀`丶、 : : ､: : : :／⌒--‐''"ﾞ「⌒ヾt-､　　　　　　　……あんたらが知ってるかどうかは知らんが、
　　　　{: : : : : : j: : : : :j}'ヽ : :ヽ＼ソ`､: : :｝: : ト}: : : : : :}　　 j}　ヾ
　　　　{: : : : : : i!: : : : : i　　 X´ﾞ　＼}: :i!: ィ㌻､ヽ: : : : ﾟ:,　　}!　　　　　　　　キンキってのは他の地方と比べて特殊な統治体制を組んでる。
　　　　ﾚ': : : : :｛i: : : : : :|　/,　 ∨ミk }:i!从,'ア }|:Ⅵ: : : : ’､人
　　　ノ!: : : : : i｛ i: : : : :{ヾ　抖斗劣　}:∧: :} ソ|: :}!: : : : : : :`､⌒＼　　　　このキューシューや、シコク、チューゴクとはちゃう。
　　　　i: : : : : :i:{-ｔヽ:＼:人　 乂 ツ　 ｿ 人: :}' |: ｿ: : : : : : : : :`､＼ ＼
　　　　i: i!: : ﾚ:´{　jI斗恣　　　　　　　　　 ∧:}　|: : : : : : : : : : : ｀､) ,ﾉ　　　あくまでもキンキの各地は各々の国で纏めるような形なんや。
　　　　i: iヽ: :i: : ＼　 ｖツ　 　 　 　 　 U ｲ　|:｝ `､: : : : : : : : : : : :}'
　　　　ヾｿ'ヽ:ゝ: : ＾'～　　　 ､_　ノ　　 /　　 |!　　＼: : : :-‐-､: : : }
　　　　　X/⌒`'ﾄ: i´　い｡.,_　　　_　　ｲ　　　|!┐　　／;　　 　 ＼
　　　　 {: :i　　　{: （ 　i: i 　 ￣　　　　l 　 ／j!　ヽ／ ,'　　　　　　＼
　　　　 ＼{　　　｀⌒ぅ:-ｔ　　　　　　　ア″　　y'´　　;　　　　　　　　＼
　　　　　　`　　　　　　　i!　　　　　 ,玳　　　/　　 　 :　　　　　　　　　 `　､
　　　　　　　　　　　　　 j!　　＿＿_,圦　＿/　　　　　',　　　　　　　　　　　｀　,
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛´⌒`芥´⌒ヽヽ 　　　　＼__　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛　 　八　　 ｝｝　　　　　　　`､　　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ==ソ i iヾ==″　　 　 　 　 　 }　ノ'ヾ⌒"´　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　〃　i i　　　　　　　　　　　　ﾄｔ--'＼ 　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {〃　　i i　　　　　　　　　　　　　}　　　＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　彳　　　i i 　　　　　　　　　　　　 }　　　 ノヽ　　　　　 ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ　_＿＿ へ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: :/≦/ヽ／Y: : :|ﾌ､　　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : ://: ´: :´/: /: : : l: : ヽゝ､|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: ////: /: / /|:.|: : :||: : : ヽ:|ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/:/ 十-/:ﾒ-|_||_: : || ',: |: : |: :ｉ　　　　　　各地、その領主が収める事で、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／///: :/.rえ冬､|:| |: : |ﾒ-ｉ_|: : |: :||
　　　　　　　　　　　　　 　 /: : ///://,'.辷.ｼ ｀ﾘ |: :|7=ァ､｀ |: :.|:|　　　　　中央の負担を分担する……地方分権ね。
　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : //:.|∧/＼　　　　 ヽん:ﾅ〃: ,': ,'l:|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : :/|: :|/ヽ7|　　　　　 ′｀´ ./| /: / ﾘ
　　　　　　　　　　　　　/: : :,' |: /| 　 |:|. 　 　 ｀丶　　 .人/|:/
　　　　　　　 　 　 　 ／、ヽL|_ |: |.　　|.＞､　　　　, イ://||/
　　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:｀ヽ｀|:｀､｀ヽ､≧ｽ´: :||:/: : :|
　　　　　　 　 　 ∠:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:|:::::ﾍ　　/7´|､:,' |: : /||
　　　 　 　 　_≠｀:.:ヽ/――ヽ:.:.:.:.:.|:::::::::ﾍ/ゝ/||::',ヽL:/:/|
　　　　　　／￣‐‐／‐‐‐‐‐/::::｀ヽ､＼:::::::ﾍ´ヽ┤:ヽ:.｀ヽ/
.　　　　／::｀ヽ￣::::____:::::::/::|:::::::::::::::｀　＞_:ﾍ‐‐|::::/:._ヽ/|
.　 　／::::::::::__::::-::::::::‐／￣::::::::::::::::::::::＼::::｀ヽヽ}:ヽ､:::ヽ:.L_
　／:::::::::--＿:::::::＞´ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ヽ:::/:::::::::}:.ヽ
/:::::::::::::::::::::::::￣,'　　 　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::}´:::::::::,'ヽ_ヽ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ、.　　 　 ヽ:::::::::::::::::‐‐-----:-/:::::::::/::::::::::::ヽ
　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　ゝ::::::::::::::::::::::::0::::::0:ゝヽ::::{:::/::::::::::::ヽ
　　　＼::::::::::::::::::::::／ ＼　　|----::::::::::::::::::::::/::::|::::::｀ｌヽ:::::::::::::::::::ヽ

　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、　　　　　　　そうや。
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、　　　　　メリットとしては、そっちの秘書官さんが言うとるように、
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ　　　　各地で政務をおこなってくれるから願ったりかなったり。
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ　　　なんやけど……。
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　U　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　 l　　　 ／　 }‘,　　　　　 　/　　　　　　 /　‘,
.　　 /　　　　　　　 l　 ／ 　 　 l ‘,　　　　 ／　　　　　　 /　　 ‘,


: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:＼
: : : : ＼: : : : ; ｲ: : : : : : : : : .i:.: : : : ヾ＼　　つ
: : : : ／＼／ .,': : : : : : ﾊ: : :.}: : : : : :.i//
: :ﾊ;/　　　＼/／i : :／　!: :/i: : : : : : :i′
:/　气テﾃZ=,　 /／ -‐‐''"　!: : : : : : :}
{.　 　l::::;;;::::i 　 　 　 ﾃ=ｪx_ /: : : : :.}:.;'　　　　　　　　　今まではジュン様の力で各地の家々を纏めてたけど、
　 　 乂::::ソ 　 　 　 |::;;;::｢./: : : : :./i/
　　　ｘｘｘx　　　　　 乂ソ厶イ:_;ィ′　　　　　　　　　　当然ながら、病で伏せったが故に代行となった水銀燈様には、
:､　　　　　　　 　 　 ""　i : :ﾉ ＼＼
　＼　　　r‐ ― ｧ　　Ｕ 八i'　　/／　　　　　　　　　　力はあれどそこまで纏める力がまだ無いねん。
..r‐/≧:..._　 ￣　__,　 イ: :i　　／
"　＼　　/　￣ 　　 　 !: :i
i　　 /‐'iハ　　　　　　 |:.;'
ﾊ__,/》《∧_}＼.　 　 　 |/
,／ /|| |ﾄ､!　　＼
＿/ .|| ||　 　 i 　 }
　　 /ハ!　　,/　　i
　　 　 　 　 {　/　.!
　　　　　　　ｉ/　　|＼
　 　 　 　 　 }　 　 　 ＼
　　 　 　 　 /　　 　 　 /


　　　　　／￣￣＼
　　　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
　 　 ｜　 　 ( ○) (○）　　　　　　　（……俺も、親父からオーイタ一国を貰っただけでてんやわんやだったしな。
　　　｜ U　　（___人__）
　　　 .|　　　　　　　__ﾉ__　　　　　　　一大勢力の代表に、いきなりなったとなりゃ、そりゃ運営も上手くいかんだろ）
　　　　|　　　 　_／ ___＼ヽ_
　　　　 ､　　　 '-／____ヽ　 |
　　　　 ﾉ ､　.＿'-〈 　、ヽ　 |
　　　 ,´ 　 　 　 　 ヽﾉ}　　　|
　　 /　　　　　　 　 　{　 　/
　 ./　　/　　　　　 　/　　 {

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _Lﾆ=---=ﾆL_ ｨi〔:.:.:.:.:.:.:.:｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:~''＜:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
　　　　　　　　　　　　　 　 　 .ィi{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:マL:.:.:.:.:|
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:.:.:.:.:.:./:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.寸!.:.:.|
　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:|
　　　　　　　　　　　　.:／:.:.:.:.:.:.:./:.:/:.:.:.:.:/.:.:.:/:.:.:v/:.:V/:.:.:.:.:.:~''＜Ⅵ:!
　　　　　　　　　 　 ///:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:　V:.:V/:.:V/:.:.:.:.:.:V/:.:~''マ
　 　 　 　 　 　 　 //:.:.:.:.:.:.:.:.:_」L」_|{:.:.:.:.:.:.ｉ:.|　 }:_LV;,;_}:.:.:.i.:.:.:ｉ:.V/:.:.:.:.:丶　　　　　　　そーいう事もあって、水銀燈様は考えた。
　　　　 　 　 　 ／:.{:.|:{:.:.:.:.:´.:.:/V{ {｀/.:.:.:.:|:.}　´ﾘ 　}.:/ ｀:.:l:.:.:.|:.:}:~ﾞ'＜:.:.:.:.＼
.　　　 　 　 　 .:.／ヽ.{:.'/:.:.:|:.:.:　====V/:.:.{/　=======|:.:.:l.:.:.:|:/:.:.:.:./, ~'マ:.:.＼　　　まだジュン様の威光が残る内に、『キンキ』地方。
.　　　　　 　 /:.:| 　 　V/:.:.:|v:.{.　 う:.:.:|＼:{　　　う:.:.:.|　|:.:.;.:.:./:.:＼:.:.:∧ 　 ＼:.:.:.
　　　　　 　〈.:.:.: 　 　 　 ＼!:Ⅵ:.　乂::ﾉ　 ｀　 　 乂:::ﾉ　.:./:ア:.:l＼:.ヽ.:.∧　　　 :.:.:〉　　７つの領地を、それぞれ桜田家の者で固める事にな。
.　　　　　 　 ＼| 　　 ／イ　 |:.:.:}　　　　 ,　　　　　　　/ｲ:.√}/|:.Vヽ:.ヽ:∧ 　 /ア
　　　　　　　　　　　〈.:.:.:.:|.　 |: 込、　　　　　　　　 　 .ｨi{.:√　 }/ 〉.:／.:.:.:.:.. /'^
　　　　　　　 　 　 　 ＼:.{　　:.:.:|　.〕iト . 　＾　　　 ＜.{-}:.√　　　／:V/:.:.:.:.:.:.寸
　　　　　　　　　　 　 　 ｀　　Ⅶ| 　 　 　 〕i≦　　　 .ィi{:/　　 　 　 |:.:V/:.:.:.:.:.:.:.:寸
　　　　　　　 　 ＞- 、　　　　Ⅵ　　 _､‐''゛ }　､丶`　 /′~''＜　　 }/ ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:寸
　　　 　 　 ア´　く.ヽ Ⅵ、　　 _,､‐''゛/　 ィｉ{Ｙ｀ヽ　　　　　′　 ~''マ　　V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ⅵ
　　　 　 ア　､ ヽ　Ⅵｲ / .ア´.　　　 ￣ _,Ⅵ{r彡'＼　　 /　　　 /　 ヽ　 V/:.:.:.:.:.:.:.:.: }
.　　　　 { ‐┐}　}.　}　 　 / 　 }　　､丶｀　/＾Ⅵ''＜ ､￣　　 　 　 　 　 V　V/.:.:.:.:.:.:.:.:
　　　　从.　{.ﾉ.ｲ.ゝ' _ノ　　　 ,　 {{　　　 // |:.Ⅵ　 ~^'x,, 　　　′　　 　 寸}:.:.:.:.:.:.:.:.:/
.　 　 　 公　 _ 　 ｲ ／　 　 /.　 Ⅵ　.ｨｉ{7　.!:{ Ⅵ 　 //　 　 　 　 　 　 　 ＼.:.:.:.:／
.　　　　 / 　　　/　　 　 　 , 　 　 ~^~7:7　　'/,　寸:ア　　 　 {　　　　 　 　 　 寸
　　　　/ 　　　//　　　　　{　　　　　 .:7　 　 '/,　　　　　　　八}　　　　 　 　 　 }
.　　　/　　　 /〈.　　　　　 {　　　 　 .:7　　 　 '/,　 　 　 　 / Ⅵ.　　　 　 　 　 /


　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　'　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　,.イ　　　　　/
　　　　　　　　　　　　,.　- ' ／三三_ 　 /
　　　_　　　　　,_,.. ／　　／￣￣￣　｀ヽ　r-ｧ― ､
　　/　ヽ　　／..ｆ|　　 　-|　　　　　　　　　ヽ〔 三 　ヽ.
　｜　　 ヽ/....三ｌ　　 　ｖ'　　　　　　　　　　 ヽ./　　　|!
　f　　　l! .|三三l　　　f　　　　　　　　　　　　　＼　　ｊ
　__ゝ,.　ｌ. l.三三|　　 ,'./ /　　　　　　　　　　　　 　Ｖ,.,_＿
.７ ゝｫ　ゝ!三三|　　ﾗ/ /| 　　l | l　　　l　｀!　　　 ヾ三.　/　　　　　　　…………キンキ地方のそれぞれの国の領主を、
　　攸.　　|三,ｒ !　Lｲ､ j. l　ｨ　l |.il:l　　l l　,l　　　 i 〕三 /
　　 ｹヽ　 ヽ:::::::ヽ ﾉ 刈l lメ lv'l |il|l|　 /　/ |l　 l　!/|＼　Ｌ　　　　　　　私達に任せる、という事なのだわ？
　 /　〉'´ヽ　〉ｒｔ:ヾ|　ﾚ!ヾｖｒｌ'ﾙヽｊi ﾘ　/　/ !|: !　ﾚ'　|ニﾄｖ'
　'Y |i ヽヽ√ﾐfr@jY/, f´Ｙﾐ-ｧ｀ｌヾ'ﾚ' //__/ノ//　rｲ｀!i
　＼ヾ,/¨ヽ ヽﾍ`´〃l ﾍ ゝ-'　　　　 'r'::ﾒ j／/　/:::L_ｌ!
　　　ヾ!l! |-l＼'ﾍ::ｿ　 ﾊ!　　　　　　　t_ｸ/　|/,_∧::|
　　.__　||､　|:!　'rゞ:|!　|　ヾU　　　　 ,　 /if |　 f　ﾙﾍ
　　＼｀|| ヽ|:! ,f三::|!　ﾄ___i|　　－､　 ／ﾍ｀ヽ　| /∧ ＼
　　　 | ﾚ　 ´`!､三.|!　'＼.|!　　　, r ´=ｰ､ｊ-,. ヽ// f'|｀ｰ,i
　　　 ヽ　 l　　Vゝﾐ＼　　＼-ｒ ',＝＝　／　ヾ'∧　 |　 l |
　　　　l　 l　　 |八,ｊ- .＼ _ヽ＼く三=　（　　ｖ'/　ヽ_ﾉ　 l j
　　　　l　　　　l　<´＿　　　￣ ＼三　　＼ ﾚヽ＼　＼ `
　　/⌒l　　　　|` 三三⌒'ー - 、　＼　　　へｌ　｜,r--ｫ

　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、　　　　　　　　現状は、桜田家の息女が各々の家に仕官をする、
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,　　　　　　　っちゅう形で統治しとるが、それをあえて代表にする。
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ　　　　　 目に見えて桜田家が支配をしているとなれば、
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ　　　　早々この統治を乱す者は出てこんやろっちゅう話や。
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　　　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ


　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ--ヽヽ: : : ＼
　　　　　　./: : ／: :/: : :/: : /: : : :|: : : : : : : : : : : :＼/ヽ|: : : : : ヽ
　　　　　./: :,〃: : / : : /: :/| |: : : :|: : |: :l: :ヽ: : :ヽ: : :ヽ,'|: : : : : : ',
　　　　 /: ://: : :/: : : /|:/　|: |: : : |: : |､:|､__ヽ: : : ',: : : ヽ: : : : : : :ｉ　　　　　　理屈はわかりますが……それで、各々の領主は納得されているのですか？
　　　　,': :/ ,': : :,',-: ナ┼--ﾄ|',: : : |_メ七´＼丁 ‐-',＼: ヽ: : : : : :|
. 　 　 / / .|: : : :|: : ,'〃ら云､ ヽ: : :|　.,≠う卞7､､: :ｉ､ヽヽヽ: : : : : |
　　　 .ｉ ｉ　 |: : : /: /ヽ 代:::う　　＼:| .´代:::::::j 〃y: |ゝｉ ヽｉ: : : : : : |
. 　 　 | |　 .ｌ: : /:|: ｉ:ヽ ､辷ｼ　　　　ヽ　..辷_ﾒ ´ /:ヽ|ヽ|　':|: : : : : : |
. 　 　 |:|　　|: :,'　|:|:＼ヽ　　　　,　　　　　　　 //: /.||/　　ｉ: |: : : : : |
　　 　 |　 　|: ｉ: :/||: :ﾊ ＼　 　 ｀　 　 　 　 ／ /:/´.|　　　 ',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||: :/ | | |人　　 　 r 　ヽ　　　　／/　　　　　　',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||:/: /　|:|.　 ヽ、　　￣ 　 　 .イ|//　 　 　 　 　 ｉ: :|: : : :|
　　　　　　 .|:/: :,' 　 |　　 　 ＞.､_ 　 ＜´ //l　　　　　　　　 .|: :|: : : : |
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.　　 　 　 　 , : :／／.: : : : :/ / : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : ＼: :＼: :　　　　 そこは大丈夫や。
　　　 　 　 /／　': : : : : : :/ /|: : : : : : : : : : : : : :∧ : _|: : : : : : : ‘，ヽ: :|: :
.　　　　 　 | |: / : : : : : : /ﾄ:,| |.:| : : : : : : : : ／|厶イ´∧ : : : : : : : ',　} ﾉ＼　　　　根回しはちゃんとしとるし、一部反対する者もおったけど、最終的には賛同してもろとる。
　　　　　 八∨: : : : : : :.:| ∨＼|＼: : : :.:.／／　　 |:/　‘，: : : : : |.:|ノ＿__:
　　　　　　／| /|: :∧: :/|＿,,ｘ=== ＼／ 　 　 =====ｘ,__|: : : : :.∧|: /　＼
.　　　 　 /:.:八l:＜　 ＞ |⌒ﾞ|/ ｌ/|　　　　 　 　 |/ l//l⌒|: : :.／＼|/,,_
　　　　　{ く￣ ∧ ∨:(＼､　|/ ｌ/|　　　　 　 　 |/ l//| ,厶:イ＼: : :ヽ　￣ノ
.　　　　　＼_＞|: :/'ＴＴ:/ 　.乂_ソ　 　 　 　 　 乂__ン　/ : :|　 ,): ／
　　　　　　　　 ,＞ヽ|:.:〈　　　　　　┬ ＾ー‐<　　 　 　,厶=ﾆ￣⌒
　　　　　　 ／ 　 　 |: : l＼　　 　 　 ､＿＿ノ_,. -‐　´　　 　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,／ : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　　　 　　 　 　 　 　 　 ＿_ ／: : : : : : : :ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . :' ￣: : : : : ￣ ｀ 丶、: : :| i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、: :＼: 〉:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ': : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ ＼-._＼|　　　　　　　　　　その為にも、真紅には戻ってきてほしい。
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／/ : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :ﾞ＞.､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /,'/::/ : : : !: : : : :.l 　.Ｘ∧ヽ: :i: : ﾊi:ﾞ', :l ;｀iヽ、丶　　　　　　……この事は、ジュン様も納得をしての。
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /::/: : :| i::!|: : : ', レ'　ヽﾘ　∨!: :〉:.}｀〉!丿:|　 ヽ.:ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i /::/: : : :! l:.l iﾊ: : :'＼ xﾔ叭カ　〉:k┤:´:ヽ:/!.　　〉.:〉　　　　そして、【領主代行】水銀燈様直々の言伝や。
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:{::/l: :i : :.-什ｰ ＼:.〉　 弋 _ソ /ｲ :Ｙ´丶: !:/ 　 /:/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:／.!: i !: :i　 i xﾔ叭　｀ﾞ　　　　　 ´　l :i. 　,!ﾘ./ 　.／　　　　　　首を縦に振ってくれんと、ウチはテコでも動かんで。
　　　　　　　　　　 　 　 　 _ 　　 /::/　　 ヽ:!ヽ:i',: :｀ 弋ソ　　　　　　　　　 l :レ,'.;/ 　 ´
　　　　　　　 　 　 　 　 /´冫＼/:/.　　　　 ＼'ﾏヘヽ.　 　｀　　　- 　 　 　 |:ﾄ'.:〈
　 　 　 　 　 　 　 　 _ ヘ､＼ﾞ／:/　 　 　 　 ( :｛: : !: 〉.　　 く 　 　 l　 　 ／|!{iヽ!
.　　　　　　 　 　 /´ 　 〉 .! / /.i:!　　　　 _.／ヽ: 、l: :!:ヽ、　 ｀ － ′ ／　 }!ヽ　 , -─ ‐ ､
　　　　　　　　　〈 ,弋!丶.ｖ｀ /　.!　 _ -彡: : : : :｀: ﾞ -!: _: : ≧‐　_ .イ 　 ／|!　／./ 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 i.　 　ヽ 　 〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{　　　　 　 ／ }- ´　 .' /　 ′ 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ヽ　　 ）イ／: : : : : : : : : : :／　　 l:.! 　 　 　.//.ﾏヽ　　　/　　 　.l　 !　　l　　 　＼
　　　　　　　　　　　ヽ　′く: : : : ／ : : : :／　　　　 i:! 　 _ -/イ /　 冫__./　　 　.l i　.!　　 !　　　　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ヽ:／; : : : : /　　　　　, -ヽ ´　 ' _.十_' ´　　　　 　 　 i l!/ 　 　 !
　　　　　　　　　　　　∧　　　Ｖ: :.;': : /　　　　 ／ 　, '｀ ／´.入.　＼　 　 　 　 　 |､´. 　 　 |
.　　　　　　 　 　 　 /: :冫　　　∨i: : :i 　 　 ／　　 /　/　 ./ l.∧　　 !　　　　　　　 ヽ、　　　　　　_. -
.　　　　　　　　　　 {::／　i　　　 弋: : {　 ／ 　 　 ./　 ヽ_ｲ　/.|! ヽ _./　　　　　　　 　 ×　　　 γ
.　　　　　　　 　 　 l::{　　 ﾔ 　 　 丶::匕>､　　　 /　　　|i.　/　li　　　　　　　　　　　　 l 丶 　　./
　　　　　　　　　 　 l:!　　　l.　　　 　ﾞ.冫`　〉　　.i　　 　 |! / 　.|i　　　　 　 　 　 　 　 /　　!　／＼
　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ　 　 ヽ　 　 　 ヽ　 　ﾞ丶_i　　　　 ﾞ |　　丶　　　　　　　　　　 / 　　.∨＿ _冫､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　 入二|　　 　 　 !　　　 ﾞ　　 　 　 　 　 　/　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　.／ 　 　 !.　　　　　i　　　　　　　　　　　　　|


　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::r‐､:ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　 　_　 　 　 　 　 ,.ｨ'´:::::／!_‐- ､:::::::::::::::::::::::::（,､
　　　　　 /:::｀ヽ＿_,.ィ三/::::::::::::r‐､ﾉ　　 ｀ヽ､:::::::::::::::::ノ
　　　　r‐'､::::::::::::::/圭ﾐ/:::::::::r､:_） l　 l　　　 ヽヽ:::::::::ゝ,
　　　　l:::::::｀:::::::::/圭/´::::::::::ゝ´　 l　 l　　　　 ヽ ヽ:r‐'´
　　　 ノ::::＿::::::/圭/:::::::::::r‐､ﾉl　 l l　l　　　　 l l　 l!
　,ｨﾀ'l:::::::::::::::｀:l圭ﾐ!::::::／:ゝ､ l l　 l l　',　　　 l l l　 l
. lﾐ! /ヽ;::::::::::::::l圭ﾐ!::::::::::r‐‐'_ﾑ斗孑十弋､　 l l!　/
　ゞ="〔＿:::::::::::l圭ﾐ!::::::::::｀)lヽl　 ィ示ｮ` 　 ｀ｭ! l／　　　　　　…………。
　// 　 l __）::::::::ヾr‐'ｰ､:（´ l　　　`辷:ﾘ　　　ｶ
.//! 　 ﾄ､ゝ-､:::::::lﾉyヽ 〉:ﾉ. l　　　　￣　　　 ヽ
./ l　　 l. ヽ　 ゝ'､:ゞｰ.'´::） l.l　　　　　　　　 _´!
　 l　　 l　　＼　ゝ‐ヾ､圭.l l.l 　 　 　 　 　 ´, '
.　l　　 l　　　 ｀十-､__≧/ l ﾄ､　　　　　　／
　l　　 l　　　　　l　r‐‐'´.l　l圭ミ＝==,ｨ＝x､
. l　　 l　　　　　l　 〉:::::::/ /圭圭圭ﾐ/ヽ圭圭ゝ､
. !　　 !　　　　 l ／:::::::/ /圭圭圭ﾐ〈 ゞ〉圭圭/
.l　 　 l　　 　 ／:::::::／ /:《圭圭圭圭!´圭＝彳
l　 　 l 　 　 /:::::::::〈　｀ー‐-､圭圭圭l圭圭》
l　 　 l　　 /::::::::::::::::￣￣｀ー-､二`>圭/
　　　l.　／::::::::::::::::::::::::::ヽー´＜二圭圭ミﾄ､
　　　l /::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣＞ ／圭圭圭ミﾄ､
. , -‐'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝﾉ圭圭圭圭圭ﾐ!

　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _,ノ　｀⌒
　　　　 |　 　　( ●) （●)　　　　　……話は、わかった。
　　　　 .|　 　　 （___人__）
　　　　　|　　　　　　　　ﾉ　　　　　だが、そいつは困る。　真紅は我が軍にとって、重要な武将だろ。
　　　　　.|　U　　　 　　|
　　　　　人　　　　　　丿
　　　/⌒　 ＼ __ _ ／
　　 /　　　　　　　＼
　 ./　　人　　　 ./　ヽ
　〈　　<　 　 　 / ＼　＼




　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　_ノ　 ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|
　　　　　　　　　 （__人＿）　　 　 |　　　　これから先、シコク、チューゴク地方に進出をする事を考えれば、
　　　　　　　　　　'､｀⌒ ´　 　U　|
　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 　 |　　　　武将としても内政官としても活躍して貰うつもりだったんだ。
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 {
　　　　　　　　　　 ヽr｀ｰ- -=´ <　　　　　それを勝手に連れ帰られるのは……。
　　　　　　　　/⌒'' ー─,,　　　 ＼
　　　　　　　 /　　　　　　　　　 ｨ　}
　　　　　　 ノ　　　/　　　　　 　|　|
　　　　／　　　｀ヽ i:　　　 　 　 |　|
　　　（__.ィ´ヽ,ム、〉i　　　 　 　 |　|
　 　 　 / ゝ/　/ 7-､
　　　　ヽ／　/　/ /'Y


　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　　, ' : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼
　 　 　 　 ／/.: : :/:/: : : :.|, :ヽ: : : : ヽ: :
.　　 　 ／／' : : /:/|:.|: : : |‘，|`、: : : :',⊥_
.　　　/／/: :.:.::/|_|｜l: : :｜_l_lノ|',: : :.:.|__: : :`丶、　　　　　……仰る通りや。
　　　 (／|: ｌ: : {八｢ＴＴ､: ！ |/__|ﾊ : : :|: |￣¨''　 :＼
　 　／／|: |: l∧'笊丐　＼:、「苅｢》: :人′ 　 　 ﾉ: :〉　　　キンキの他の家に対しては、我が家がそのまま話を通しとるさかい、ある程度はスムーズに行った。
　　( <＿.|八＼ﾊ 乂:ﾘ　　 　　ｰ┘l:ｲ>､:＼　___彡 ´
　　　￣￣/:／| |',　　　 '　　　　　 | |: : 〉:/　　　　　　　　　事実上、地方分権とはいえ、統治していたのは桜田家みたいなもんやからな。
　　　　 　 ＼、| 込、　　 ,､　 U. ｲ:| | _／',
　　　　　　　　 | | 　｀ 　 .,_.　イ|ｲﾊ| |: : : : ',　　　　　　　　ただ、真紅の場合は事情がちゃう。
.　　 　 　 　 　 | |＿__／ｒ}　　 ノ Ｖ:/: : : : : ',
　　　　　　　　∧|　/　 /ｰn彡　 /へ、: : : : :',
　　　　　　　　| |　 {_／＼八　　　 ﾉ 　 ＞､ : ',
　　　　　　　　| |　／⌒i|「＼＼／　　 / ヽ `、 ,
　　　　　　　 / / ((__ノ八､＿))　　　 /　 　'￢: |
.　　　　　　 / ,　　｀７/　 |｢￣　　　ｌ |　　　　 ∨
.　　　 　　　ヽｉ　　　/　　 { 　 　 　 ｌ | l 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　ｌ V　　　　　　 〉
.　　　　　　　八　　　 　 　 　 　 　 ∨`、　　 _,, ィ
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 〉　`冖¨
　　　　　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 /　 　　 `、 　 `、
.　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 　 /　　　　　 〉　 　 〉
.　　　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 {:　 　 　 ／　　／
.　　　　　　／　　　　　　　　　　 人　　 ／　　／
　　　　　　 ＼　　　　　　　 　 　 　 ｀／　　／

　　　　　　　　　　　 -─-　、
　　　　　　　　∠　-──- ､＼
　　　　　　　　　　　　　 _,. - ヽl　 ＿
　　　　　　　　　. . . : .: .:.:.￢ﾆ>l、:.:.:.:|、
　　　　　　／. . : .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ マ>､∧
　　　　 ／. : .: .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:ﾏj:.lハ　　　　　　説明の前に不義理がある、と言っていたのはこの事か。
. 　 　 /. : .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:..:l､:.'ｌハ
　　　 | : .: .:.:.:.:/.l.:.:.:.:.:.:.lヽ.:.:.:.:.:.:.:.:l⌒Y〉:.'Ν
　　　 |: .:.:.:.:.i.:.l.:.l.:.:.:.:.:.:.l:.:.ｌ:.:.:.i:.:.:.:.l⌒ｿ〉:.:.l
　　　 |:ｌ:.:.:.:.:i´「｀!:.:.:.:.:´ｌ「:ｌ ｀:.:i:.:.:.:l｀´7.:.:ｌ:.l
　　　 |:l:.:.:.:.:ｉr f弌 :.:.:./ｨf尢弌ｉ:.:.:l､ノ.:.:l人l
　　　 |ﾊ:.:.:ｌ八 Vitヽノ　 Vｉtソl:.:.:.l)}lﾉl丿
　　　　　ヽl lﾊ "　　　　　　"/.:.:/-_|
　　　　　　　Vl >､　_r::. __,. / イＬ-」
.　　　　　　 　 Ν 　 |<〈.|〉 >.....|ハ
.　　　　　　　　 　 　 | Vl|V.ｌ......|..ハ
.　　　　　　　　　　　_|.....l|...l.......|.....ハ- 、
　　　　　 　 　 　 r'-_|.....l|..l.......|...........〉^_＼
　　　　 　 　 ,. イ,lヽ-[ニ] lﾆﾆ|_,.. イ_-｀_ｰ_〉
　　　　 r―く,l',l',l',ｌ',}八_ﾉ〈__.ノｌ-_-_ｌ-_＼_/
　　　　 ヽ　　ヽ_,.　'＾ ーｧﾌ-_/ ,.- ､」,_-ノ
　　　　　　 ￣　　　　　 ｀¨´r‐く,l',l',l',l/
.　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　ヽ,ｌ'/
　　　　　　　　　　　　　　　　＼__ﾉ'′


　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、　　　　　　一度仕えた家、それをこっちの事情で引き離させてまうわけやからな。
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、　　　　……とはいえ、こっちとしても真紅には帰ってきてもらわな困る。
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ　　　ミエを任せられる人材が、うちには真紅しかおらんのや。
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　U　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　 l　　　 ／　 }‘,　　　　　 　/　　　　　　 /　‘,
.　　 /　　　　　　　 l　 ／ 　 　 l ‘,　　　　 ／　　　　　　 /　　 ‘,

　　　　　／￣￣ ヽ
　　　 ／　　　　　　ヽ
　　　/　　　　　　　　ヽ
　　　| 　　 　_,.ノ '(ゞ､_|　　　　　　　　　　…………。
　　　.|　　　 （ ー）ヽ ヽ
　　 .ﾉ| U 　　（___人_＼＼__
　／　 | 　　　 ｀⌒（⌒_　　 ＼
　{　　 .ヽ.　　 　 　 し「、　　　 ＼
　{　　 ﾄ　｀ヽ.　___´ノ　　ヽ、　 　 i
　.|　　 |　　　　　　　|　　／　　 /


　　　　　　　 ∧
　　　　　 /|＼⌒｀ヽ
　　　　 v||.| |||＼〃ヽ
　　　　 |!‐,‐、,┐| ..::::|　　　　　　　……愛宕どのよ。　これは、我が軍にとっても重要な案件だ。
　　　　 l|｀T￣~| |　:::::|
　　　　 'λ|__／√ヽ／⌒ヽ　　　　この場で決断をいたす、というのは少々難しい。
　　　　 /`!___,ノ〃/　r ⌒｀ヽ
　　　　/ヽrrrr‐､　　(　　　〉``ヽ
　　　　|ﾄ、i　　　) ..:::γ　　　 /
　　　　 ｔ　ヾ 　√⌒ヽヽ　 .ゝ´
　　(⌒oゞ ＿＼　　　.:.＼ノ
　　　 Y　|￥彡　｀ヽ、::::ﾉ┘
　　　　｀ (○０ニニニニ;〔


　　　　　　　　　　　　　　　 ／`｀: : : : : ､
　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　. . . : ::'"ﾟ~￣~ﾟ"'＜: : : : : : : :､
　　　　　　　　／. . : : : : : : : : : : : : : : : .､: : : : : :ヽ
　　　　　　　/. . : : : : : : : : : : : :: : : : : : : ﾊ: : : : : : `､
　　　　　　/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧=‐--: :|
　　　　/'`: : : : : : : : : : : ｀`丶、 : : ､: : : :／⌒--‐''"ﾞ「⌒ヾt-､
　　　　{: : : : : : j: : : : :j}'ヽ : :ヽ＼ソ`､: : :｝: : ト}: : : : : :}　　 j}　ヾ　　　　　当然や。
　　　　{: : : : : : i!: : : : : i　　 X´ﾞ　＼}: :i!: ィ㌻､ヽ: : : : ﾟ:,　　}!
　　　　ﾚ': : : : :｛i: : : : : :|　/,　 ∨ミk }:i!从,'ア }|:Ⅵ: : : : ’､人　　　　　　　はいそうですか、それじゃご勝手に。とはいかんのはこっちとしてもわかる。
　　　ノ!: : : : : i｛ i: : : : :{ヾ　抖斗劣　}:∧: :} ソ|: :}!: : : : : : :`､⌒＼
　　　　i: : : : : :i:{-ｔヽ:＼:人　 乂 ツ　 ｿ 人: :}' |: ｿ: : : : : : : : :`､＼ ＼　　無茶言うとるのはこっちやからな。
　　　　i: i!: : ﾚ:´{　jI斗恣　　　　　　　　　 ∧:}　|: : : : : : : : : : : ｀､) ,ﾉ
　　　　i: iヽ: :i: : ＼　 ｖツ　 　 　 　 　 　 ｲ　|:｝ `､: : : : : : : : : : : :}'
　　　　ヾｿ'ヽ:ゝ: : ＾'～　　　 ､_　ノ　　 /　　 |!　　＼: : : :-‐-､: : : }
　　　　　X/⌒`'ﾄ: i´　い｡.,_　　　_　　ｲ　　　|!┐　　／;　　 　 ＼
　　　　 {: :i　　　{: （ 　i: i 　 ￣　　　　l 　 ／j!　ヽ／ ,'　　　　　　＼
　　　　 ＼{　　　｀⌒ぅ:-ｔ　　　　　　　ア″　　y'´　　;　　　　　　　　＼
　　　　　　`　　　　　　　i!　　　　　 ,玳　　　/　　 　 :　　　　　　　　　 `　､
　　　　　　　　　　　　　 j!　　＿＿_,圦　＿/　　　　　',　　　　　　　　　　　｀　,
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛´⌒`芥´⌒ヽヽ 　　　　＼__　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛　 　八　　 ｝｝　　　　　　　`､　　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ==ソ i iヾ==″　　 　 　 　 　 }　ノ'ヾ⌒"´　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　〃　i i　　　　　　　　　　　　ﾄｔ--'＼ 　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {〃　　i i　　　　　　　　　　　　　}　　　＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　彳　　　i i 　　　　　　　　　　　　 }　　　 ノヽ　　　　　 ノ

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |_|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ ＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 イ ::: | ::: ＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄ,「l「l「l::|:「l「l「lヽｲ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | l_!l_!l_!:|:l_!l_!l_!　|　　　　　　　　　　　そこで提案をさせていただきたい。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | | 辷ｿ | 辷ｿ |　|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | |_---ｲﾄ---ｲ　|　　　　　　　　　　　……そちらの代表者と、詳しく、仔細を話させて貰いたい。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | |,ｲ　　| 　　f´　|　　　　 　 　 _
.　　　　　　　 　 　 _＿_ _　　 / ﾍゝ 　|　　 ﾚﾍ _＞　　　　　 | |
　　　　　 　 　 　 //::::::::::＼　￣f´＼_|__／　}ﾄ､＿＿＿_ 　 ,| |
　　　　　　　　　//:::::::::::::::::: Y:i'´　{:　 　/　:/　　/: /... /￣/| |
　　　　 　 　 　 | |::::::::::::_＿__| |　 八 　/　:/　　/: /..../￣/...| |￣　｀ヽ
　　　　 　 　 　 | |::::::／...........ﾏﾍ　　 ∨　/　 ／／､.....￣ .... | |
.　　 　 　 　 　 ,| |:::/...........／...ﾏニ二二二二,イ.....∨ ............ |_|　　　 　 　 ＼
　　　　　 　 ／ | |/ ......／|￣￣￣＼|／￣￣￣|......∨............∧　　　　　　　 ',
　　　　 　 ,'　　 ヽi......./.....|￣￣￣＼|／￣￣￣|.........∨............∧　　　　　　 人
　　　　 , ｲ　　　　|..../ ......|￣￣￣＼|／￣￣￣|............∨........... |　　　 　 ／　 }＼
.　　 ／ ＼　　 　 ∨ ....... |￣￣￣＼|／￣￣￣|...............∨...... 人 ＿　イ
　　/　　　　､＿　ｲ＼ ...... ￣￣￣＼|／￣￣￣..............／./.... |　|rく　 　 　 　 　 　 ',
　 ,'　　　　/　 :}　　　ﾄ､　　 　 ＿　 人　＿ 　 　　__ イ..../.........!　!
　　　　　　　／ 　 　 |.....￣....................{..................￣.....∨../........../　 `、　　　ﾄ
　 ﾄ､ ＿　イ　　　　 人.......／￣￣￣￣￣￣￣＼ ....∨........./　　　 ＼　　{　＼
　/　 　 ,'　}　　　／　　＼l.......／￣￣￣￣￣＼....＼...＼／　　　　 　 ＼ i　　　　／


　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　 　 _,ノ ヽ､,__　　 ＼
　　　　　　 　 　 （●)（● ）　　　 |　　　　　　……ロビン？
　　 　 　 　 　 　 （_人___） 　 U　 |
　 　 　 　 　 　 　 '､　　　　　　　│
　　　　　　 <二ニヽ　　　　　　　 |
　　 　 　 .／-‐ 　 ｀i ､ ＿__,.　イ
　　　　　{/´､　　 　 ',┐　　　　＼
　　　　　 しrヽ　　　　V　　　　　 ヽ
　　　　　　　　ヽ､_　　 ヽ　　　ｨ　　}
　　　　　　　　　　 ＼　　＼　ﾉ　　i

　　　　　　＿ ／　 |　　＼＿
　　　　 ／　/.　 _　 |　 _　 ヽ ヽ
　　　 /　　/.　_ | |　|　| |.　　＼ヽ
　　　 ∧／　 | || |　|　| | | | | |∧
　　　 ﾄ､　 | | | || |　|　| | | | |_|　|　　　　　　これは、そう単純な話ではありませぬぞやらない夫様。
　　　 | |　＿＿ |_|　|　|_l＿＿_　|
　　　 |.ヽ|::::TﾆﾆX :::::::XﾆﾆT::|　|　　　　　　真紅を返すのか、否か。　単純に我が軍の戦力の低下だけではありませぬ。
　　.　 |　|＼::::::::::::::::::::::::::::::::::/　|
　　.　 |　|　　￣￣│￣￣￣.| │　　　　　　これは、国と国との話です。
　　　　|　|へ|　　　 |　　　　|へ.|
＿＿＿ﾄ､　　　　　 |　　　　　/　＼＿＿＿＿＿
|二二二|　＼　　　 |　　　 ／|　　　|　　|二二二
　　　 ／　　　＼＿.|＿ ／　　　　 /　　|二二二
　　　|　　　　　　／⌒|　　　　　　/　　　￣￣￣
　　　＼　　　　/　　 /　.|⌒',　／
　　　　 ＼＿ /　　 /＿ |　　| ＿　　　　　　　/
　　　/⌒| 　/ 　　/　　ﾉ 　ﾉ{　　＼　　　　／


　　 　 　 　 　 　 　 /: : /: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :｀ヽ、
　　　　　　　　　　 /: :／: : : : : : : ／ヽ: : : : : : : : : : : : :,　--: ヽ-、
　　　　　　　　　　/／: : : : : : ／|: : ＼＼: : : : : : ／: : : : : :ヽ´: : ｉ‐┐__
　　　　　　　 　 ／: : : : : : ／: |: : : : : : : :ヽ: : ／: : : : : : : : : : : : :.|: :|: ::|
　　　　　　　 ／: : : : : :／:.|: : :l : : : : : : : : ／: : ／: : : : : : : : : : : : : : : :!
　　　　　　 /: : : : : :／/: : :{: : : : : : : :,:--/: :／: :,: : :メ、: :／: /: :|: : : : ヽ　　　　ロビンさんの仰る通り、かと。
　 　 　 　 /: : : : :／ ./: : : ∧: : : : : /　 /:／: : /: : /: : メ/:／.|: : |: : : |: : }
.　　　 　 /: : : : :/　 /: : : /.　',: : : : :', ./〃: : /: :〃 ァ≠､ヽ　|:,': ,': : : :|: : ｉ　　　　いずれにせよ、ここで話し合いをしていても、結論は出せないでしょう。
　　　　 /: : : : :/ 　/: : : /.　　 ',: : : :,ゝ〃|: :/／/／.｀ん,.ﾍ , '/: / |: : : |: :.|
　　 　 /: : : :/.　 　{: : :/ . 　 　 |: ／ /ﾌ: |: :,′/. 　ヾ､'　 .////: /: : :.,'|: /
.　 　 ,': : : :/.　　　 |: :.{　 　 　 /　　 　 |/|: :!.　 　 　 　 　 !/／:./ |: : /|:/
　 　 {: : : /　　　 　|: ,'　　 ／＼ヽ . 　 　 |: |　　　　　　　　ゝ: :/ .,': / /
.　 　|: : :.{.　　　 　 |: |／:::＼　 .＼＼　　 |:.|　　 　 r ﾌ_.ｲ´/／ ./／
.　　 !: : ,′　　　　.|≠:.:＼:::::ヽ、　＼＼ _|:| 、 　, イ´　 ／ 　／
.　 　|: :,′　　 .／:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:::::ヽ　　＼/ ﾘ　｀ ´
　　　|:|.　　 ／-----:.:、:.:.:.:.:ヽ:::::ヽ　　/|
　　　N 　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.ヽ、:.:.:＼:.:ヽ/||.､
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　　　 　 ｉ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:ヽ:::ヾゝ:.:.:ヽ
.　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:ヽ::::ヽヽ:.:.:.ヽ

　　　　　　　　　　.7 :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::l:::::::::ヽ
　　　　　　　　　 /:::::: ::::::::::::, -‐--''´ヽ/::::: 〈::.::.l:: l:::::::::: l
　　　　　　　　 .ﾉ ::::: :::::::::::,'　　　　　　 ｀ヽ_,.__　l:: l:::::::､:::i、
　　　　　　　　/l　:::: ::::::／　　　　　　　　　　　｀i:: l:::::::::l::l.｀
　　　　　　　/ j　:::: :::::/　<::ヽ、　　　　　　　　　l:: l::::::::l :l　　　　　　　　……真紅自身はどうなんだい？
　　　　　 ､__ノ_　':: ::::/　　 __ヽ:::ヽ,　　　　　　　 ﾚl::::::::/::l
　　　　　　　 /,､　l :::l　　　ヽt::>､｀ﾞ　　_,.........--‐､l:::::::::::l
　　　　　　 ´　 ./ ヽ,　　　　　｀　　　　.｀,r:ｧ-､''' ´/::::::::l′
　　　　　　　　　´,/.l　　　　　　　　 :::　　｀ '''´　 /::::　,r'
　　　　　　　　 _ /　l　 .,　　　　,' 　.::: ..　　　　 ./l:::: 〈
　　　　　　　　 ノｒ ∧　!　　 　 ﾞ'　､_ ,,.i　　　　/ ´:::: !｀
　　　　　　　　　　　.ﾊ　　　｀､-, ___　 _　　 　/　　＜
　　　　　　　　　　 ./　',　　　 ｀ 'ｰ'-'' 　　.／ _r-､ヽ｀
　　　　　　　　 ／,/　　.',　　　　　　　 ,.イ '´　　　｀
　　　　　　　 ./ /l　　　　ヽ　　　　 .／ .lｰ､
　　　　 ,,. - ´　.ﾄ_l　　　　　｀ﾞ '''　´　　 l　l ヽ
,,. - ''´　　　　　l:::::',::ヽ、　　　　　　　__/_,..l　ヽ
　　　　　　　　_l:::::::',::::::::｀.'''..ｰ‐‐::''':´::/:::__l　　｀ ､
　　　　　　／　 l:::::::',:::::::::::::::::::::::::::::::/::´:::::l　　　　｀


　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 　 　　　　　　　_. イ⌒ヽ_ノ ⌒し '⌒i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　 　 , ､_ノ⌒）´ 　　　　　　　　 　し'⌒i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　- ─ｧ⌒ 　　　　　 　　　 　　 　　 　　 _　ィ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　／　　 　/:::::::::::::::::::::::::::::.......　　　 　 　　　　　　)
　　　　　　　　　　　　　　　 .　'’ 　　　 /───　　- ＜::::::::::.　　　 　 　 　　(_
　　　　 　 、　　　　　　. ィ’　　　 　 　_)　　　 　 　 　 　 ｀　. :::::::.　 　 　　　　　 ｀ヽ
　　　　　/　＼　　　／:::::|　　 　 　( ´　 　 　 　　 　 　　 　　` .::::::::　　　　　　 　　ﾉ
　　　　　)　　　ヽイ : : :::::|/__ 　 　 ﾉ　　　　　 　　　　　　　 　　＼::::::::.　　　　　 (´
　　　　（　　ヽ. 　│.::::::::::|　　　（´　 '　 ,　 ′ i! 　 　 　 　 　 　 　＼::::::::::.　 　　 ｀7
　　　　　 )　 　＼.|.::::::::::::|　　　　7 /　/ /　　 i!　　 　 　　 　、　　 　ヽ::::::. 　 　　）
　　　　　' 　 　 　 |:::::::::::::|　 （⌒' /　 ' / 　 　 i!　　 　 　 　　 ＼ 　　 　V::::..　　 ﾉ
　　　　（ _　　　　 |:::::::::::│　　) / i 　i !　　 　 i!　!　　　　　　　　　､ 　　 i:::::::...ノ　　　　　　……わからないのだわ。
　　　　 ｲ::｢ ) 　　 V.::　　|　 「 .'　 i 　i !/i 　 　ヾ | 　 　　 　 　　 　 !ヽ　 |::::::..ﾉ
　　／　 !::|(__　　　 ヽ::.. r‐v7/ 　∧　!|ト!､|　|│ ＼! 　 !　　 ! 　　 ′i　 |::::::::）
　.' 　 　 !::|ゝ==) 　　　 rfぅjV　 ハ)/7从 ､|ヽ! |　/:||＼ i 　 ｲ　　/　 .′ !::::＼
　 　丶　!::| ＼　ゝ-.．　ゝ少ﾉ ,'　 |　rzぇ::zrゝ 乂::ﾉ /　'ヽ / 　 .'　 /　 ,人::::ゞ＼
〈 　 　 ＼:|　　ヽ　ヽ ` ｰﾍ　 / 　│ 夊f_少' 　 ／ﾚ')／ゝ/)　ｲ　 /　 ｲ:|　|:|⌒)::::）
　ヽ　　　ヾ: 、　 〉、 ＼　　V　　　|　　 　　　　　　　 ィzテ7/　!　.′/ ! | __ﾉ　'／
　　 ＼ 　　|:|＼ !:::|　　 ヾ　|　　 ハ 　　　　 　 　　 　v夕 /ﾚ' ﾚｲイ　 | 「! (:／
　　　　ヽ.　|:| 　 |:::|　r.. ―┤ 　| 　'.　　　　　 　　. j　　 ∧i| 　 　 |:　 |/ !
　　　 　 　 |:| 　 |:::ﾄ<:. 　　│ 　ト　i!　　　　 - ､　　　 ｲ ヾ | 　 　 |:　 ∧＼
　 　　 　　 |:| 　 |:::|　＼　 人 　 ＼:ﾄ､ 　 　 　 　. ＜__j! 　 ＼　　 |　/ 　'.　＼
　　 　 　　 |:| 　 |:::| 　　 Y'　 ＼　　＼ ＞ -＜´:::::::::::: i!ー-,　＼　! .'　 　!　）::）
　 　 　 　　ﾚ′Y::/ 　 　 | ヽ. 　＼　　＼tfうj} :::::::::::; / 　 / 　 　 / 　 　 | /::/
　 　　 　 　　　│! 　　　ム-‐─‐-ゝ　　 ):少 :::::::::; / 　 /ヽ. 　, '　 ）　　'/::/

:／⌒7:辷彡ﾍ.入.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:i:i:i:i:i:i:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:｛-'ｰ=彡.:.:.:.:.:／＾′
:＼ <::::r ´ /::｛＾⌒:.:.:.:.:.:.:/:i:i:i:i:i:i:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:__.:.:ﾉ:i:i:i:i:::::.:.:.:.:.（
＼:Vﾊ::::､/::ｨ:i｢｝.:.:.:.:.:.:.:./:i:i:i:i:i:i:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:く⌒^⌒ヾi:i:i:i:r=ｘノ
　/::::人::::V |::|[:.:.:.:.:.:.:.:.':i:i:i:i:i:i:i:′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/　　　　 V:i:i:）
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i::::〃　　.:′|::{ r彡.:.:.:|:i:i:i:i:i:i:{.:.:.:.:.:.:.:.:,xt=彡　　　　　i　､　　 :.
レ'}　 　 ′ j:::} 廴.:.:.:.|:i:i:i:i:i:i:}.:.:.:.:.:.:.:（　|ｉ　　:. 　ｉ　　 |　 :　　 ｉ:
　 {　　 ｛ 　 ::::::, く:.:.:厶=ミ;i:i{.:.:.:.:.:__;ノ､｛ｉ:　 ｛　 |　　 |　 l 　 .:|i　　　　　　　私は、前にも言っていたように、この家に――。
　 '　 　 }:.　|:::::}i　 V{f彡ﾍヾi!.:.:.:.（{:八^气{,　 '.　|　　 |　｜ .:i |i
　′　 /ハ |:::::}i　　Ⅵ{fiりﾉﾘ:rif^´|i 　＼｛＼、Ⅵ　　 {　 j　.:i {i　　　　　　　いえ、家を出てから、余所とパイプを太くするために。
/ 　　/　, ∧⌒':　　 `辷彡'1リ|　 |ｉ　　 f圻ｘ`ｰ'ﾍ､　 ｝ /｝ ∧:.
′　.:{ ,　/.:∧　ヾ.　　Ⅵi:i:i:i｛　|　 |i　　 弋ｔりヾ　／Ⅵ/厶′｝′　　　　　　そして、私の実力を高める為にと多くの家に仕官を望んできた。
　 .: // /　:′＼　　 　 Ⅵ:i:i:{　|　 |i 　 .:.::::`:. 　 ｛
　 i ;/ /　/　　　 ＼rxミ=ヾ:i:i:M:　 |ｉ　U　　　　　 〉
　 i | /　:′ 　 _,/⌒＾:.￢=ミｘ:i:|:　八:. 　 　__　／
　 i |'　/　 　 厂:^:.:.:.:.:.:.:.:二三℡_L_ﾉ｝__ .，＜
　 i | /　 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:⌒^＼:i:i:⌒＾:i:i:i:i:ヽ
　 l |′　／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:i:i:i:i:i:i:i:i:/^ｰ=ﾐ
　 i |　 .:′.:.:.:.:.:.:.:,::::::::;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶:i:i:i:i:/⌒7／
　 i | /.:.:.:.:.:.:,:.／.:::::::::::}.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Ⅵ:i｛ く＜_
　 i l′.:.:.:.:/:/.::::::::::::::::{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::.:＼i:}r=彡′ ｊ）


　　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ/:::: /　　／　 　 　　 　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ !::::::::ヽ::::ヽ　　 　＼
　　　　　　　　 　 　 　　 　　 　/::: ィ　　/ 　 , 　　/　　/　　　　　　　　　　　　　ヽヽ　ヽ　　 　 　/::/`ー‐' |::::::lヽ　 　 　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　/::/ /,/　/　 /　　 / 　/　　　　　　!　　 　 　　 　 !　|　!　!　　　　/:/ 　 　 　|::::::|　＼,. 　 　ﾞ
　　　　　　　.　　 　 　 　 　 /::/ ,／　/　,. ,' 　　 '　 ,/! 　 　　 　 i!　 ! 　 　　 　/　l!　!　ﾄ ,　　/::/ 　　　　 |::::::| 　　!　　 　 |　　　 そんな中、
　　　　　　　　　　　　　　　/::/ /'　／ /　,'　　 ,'　/ 　!　 　 　 　 i　/!　　　　　/!　|　|　l　!　 /::::| 　　 　　,|::::::| 　　|　　　 /
　　　　　　　　　 　 　　 　/::/ / / '　 /'　! 　　/ /　　|　! 　 　　/ /' |　　 / 〃 l /,'　|　' 　!　|:::: ! 　 　 　 .|::::::|　　/　　　/　　　　 ようやく私を見出してくれたのはこの軍。
　　　　 　 　　 　 　 　　 /::/ /,ｨ　i　/'|!　| 　 i!　|　　│ l 　　　/ / 　! 　,./_/;-//ナ' !/　!　Y!::.: | 　 　 　/::::::/　 /　 　 /
　　　　　　　　　　　　　 ヾ' / /! 　!　l l 　|　l　|　! 　　|　| 　　/! /　/ ィ'/／.=j/=.､ ノ'/ /!　ヾ::::::| 　 　 /':::: / 　/　 　 /　　　　　　恩義もあるし、愛着もある。
　　 　　 　　 　　 　　　　　i /!|　 l　! ∧　!/!　| .j_＿_ l　| 　 / j/　 j／ ",ｨっ::::::: ! 〉 / / .l　 |/＼!!　　/ |:::::::!　/　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　V ゝ　| 乂　ヽjヽ.ｨf ! ,,.==.ゞ! ヽ'´ 　 　 　 　 　 ､`ｰ'.ﾉ,　/ /　 |. │ i l　 ,. '　 ヽ:::: ,/　 　 /　　　　　　　……皆と、貴方達と、
　　　　　 　　 　　 　　 　　 /　　/＼!|　 　＼ﾊ!ヽﾊっ:::r! 　 　 　 　 　 　 　 ｀￣　,/ / 　 .|　.|　,/／　　　　`'/　 　 /
　 　 　　 　 　 　 　　 　 　/　　/　/: ! 　　/　∧ 　ゝ- ' 　 　 　 　 　 　　 　 　,. '' ／ 　　,　 |／ 　 　 　 　 /　 　 /　　　　　　　　離れたくない気持ちだってあるのだわ。
　　　　 　 　 　　 　 　 　 /　　/　/::::l!　 /　　!ﾍi 　　 　 　 　　 　 　　 　 　 ,　 ／ 　 　 /,!　|　　 　　 　　/　 　 /
　　　　　　　 　　 　 　　/　　/　/ﾚ ´　 / 　 / 　ゝ. 　　　　 　`　＿_ _　　 / ／ 　 　 　 , 　 , 　 　　 　　/　 　 /
　　　　　　　　 　 　 　 /　 ,/／　　　 , '　 , '　 　 　＼　　　　　　`´ｰ´ 　/ ,´　　　／　/　 ﾉ　 　　　　./ 　 　/
　　　　　　　 　 　 　 /　 ,.／ 　　　／, イ/_　　　　_＿..ゝ､ 　　　　　 　 / /　　.／　　/ 　∧ 　　　 　/　 　 /
　　　　　　　　　　　/　／ 　　　,／ '　//::::::::＼_ ﾉ::::: ／:::::,.＞ ､._ 　　/ /_　 ' _,-―'/ 　/::::::＼ 　　/　 　 /
　　　　　　　　　　　＼ ヽ　　,／ 　　/:! !:::::::::::::::::ヾ／:::::::／::::::::::::::`ｰi / ／´::::::::::::/ 　/::::::::::::::＼,/　 　 /
　　　　　　　:　　　　　　ゞ＼ヽ　 　/::::l |::::::::::::::::／:::::::／:::::::/::::::::::::::/／::::::::::::::::::/ 　/:::::::::::::::::: / 　　 /

　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／::::r‐､:ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ
　　　　　 　_　 　 　 　 　 ,.ｨ'´:::::／!_‐- ､:::::::::::::::::::::::::（,､
　　　　　 /:::｀ヽ＿_,.ィ三/::::::::::::r‐､ﾉ　　 ｀ヽ､:::::::::::::::::ノ
　　　　r‐'､::::::::::::::/圭ﾐ/:::::::::r､:_） l　 l　　　 ヽヽ:::::::::ゝ,
　　　　l:::::::｀:::::::::/圭/´::::::::::ゝ´　 l　 l　　　　 ヽ ヽ:r‐'´
　　　 ノ::::＿::::::/圭/:::::::::::r‐､ﾉl　 l l　l　　　　 l l　 l!
　,ｨﾀ'l:::::::::::::::｀:l圭ﾐ!::::::／:ゝ､ l l　 l l　',　　　 l l l　 l　　　　　　　だけど、キューシューを統一してからずっと考えていた。
. lﾐ! /ヽ;::::::::::::::l圭ﾐ!::::::::::r‐‐'_ﾑ斗孑十弋､　 l l!　/
　ゞ="〔＿:::::::::::l圭ﾐ!::::::::::｀)lヽl　 ィ示ｮ` 　 ｀ｭ! l／　　　　　　　　……もしもこの先、侵攻をしていって、私の故郷。
　// 　 l __）::::::::ヾr‐'ｰ､:（´ l　　　`辷:ﾘ　　　ｶ
.//! 　 ﾄ､ゝ-､:::::::lﾉyヽ 〉:ﾉ. l　　　　￣　　　 ヽ　　　　　　　　　『キンキ』に差し掛かった時、私はどうするのだろうって。
./ l　　 l. ヽ　 ゝ'､:ゞｰ.'´::） l.l　　　　　　　　 _´!
　 l　　 l　　＼　ゝ‐ヾ､圭.l l.l 　 　 　 　 　 ´, '
.　l　　 l　　　 ｀十-､__≧/ l ﾄ､　　　　　　／
　l　　 l　　　　　l　r‐‐'´.l　l圭ミ＝==,ｨ＝x､
. l　　 l　　　　　l　 〉:::::::/ /圭圭圭ﾐ/ヽ圭圭ゝ､
. !　　 !　　　　 l ／:::::::/ /圭圭圭ﾐ〈 ゞ〉圭圭/
.l　 　 l　　 　 ／:::::::／ /:《圭圭圭圭!´圭＝彳
l　 　 l 　 　 /:::::::::〈　｀ー‐-､圭圭圭l圭圭》
l　 　 l　　 /::::::::::::::::￣￣｀ー-､二`>圭/
　　　l.　／::::::::::::::::::::::::::ヽー´＜二圭圭ミﾄ､
　　　l /::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣＞ ／圭圭圭ミﾄ､
. , -‐'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝﾉ圭圭圭圭圭ﾐ!


　　　　＿_　　＿ r- ､　　　 __　イ　　|／　　　　　　　　 ヽ, ＿　　　　　　_ノ
　 　 f::::|_::: V　　 ￣　 `ー'::::::::/　　　ー､ , 　　 /　　　'　　　　`　　 ー┤
　　　|::::| _ヽj＿　　　　　/::::::::/　　　__ ノ/　　 /　　　 !　　　 ヽ　 ＼　　L__
　 γ´:::::_,.ィ　　 ヽ 　　 '::::::::/　　´ (._　/　　,ｲ　　　　　　　　 　＼　 ヽ　　　}
　 | ／::::::::,ｨ 　　　　　 i:::::::::'　　　　　ﾉ'　　'/ |!　　　'　　　　　　　 ヽ　　ヽ　ﾉ
　 L__::_.イ !|　　　　　　|::::::::|　　　 rV　|!　|:|　', 　l!　| |　|::　　　　　 i!　|　| |
　　　　　　' ゝ,. -　　 　!:::::::| 　'´　ヽ 　|! _'_|＿|.__|!　|ﾊ,.:|::　 　　 ﾊ. |:　|　ﾚ
　　　　　/!　　|￣j　 　 !::::::l/ 　 　,ﾉj　,|! |N 　 | l| `|ﾄ |! |:: 　|　 / |,.' 　|!. |　　　　でも……それも、やっぱり私には結論が出せなかった。
　　　　 ,ｲ　　 |　ｽ　　　!::::::|　　　(/　　|V 　 _　ヽヽ|ヽ.ヽ!: 　i ｲ　/　　 ﾊ |
　　　　 |::|　　,　　　　　 !:::::| 　　 /　|!　|　 　ヾ===ゝ　　 ヽノヽlノ　 　,'! l |　　　　この軍には愛着があるけれど、故郷にも愛着がある。
　　　 ,/!::|　　|　|::|`ーヽ ., =,､　/　 /ヽ.ヽ　　 　　　　　　　 ､　/,　 ／/ j/
　　　,'　!::| 　..,　|::|　 ヽ. {fゞjﾄ}' 　 /　　＼ ヽ 　 　 　 　 　 ヽY-イ　 　/　　　　　　姉さんや、雛苺、薔薇水晶たち姉妹――何よりお父様たちを、傷つけたくない。
　　 /　 ~' 　/!　ゝ　　　 ` ー ! 　/ 　　　 ヽ. ! 　　 　　　　 / l::　|
　　i 　　　 /, ! 　　 　　 　 　V　/ヽ. _＿_ 　| | 　 　　　- ､　.ｨ::ｨ |
　 ,' 　 　 // ﾉ 　 　 　 　r'⌒':　|:￣ : : : .＼j | 　 　　 - ／ ,// rー ､== ､
　 ! 　　 // ,'　 　 　 　　_.ゝ |::　|.: : : : : : :. :| |_　 ＿ _∠.　// /　 _　 ヾヽ＼
　 | 　 i// / 　　 　 　_ノ　　 |::　|: : : : : : : ,ﾉﾉｰV : : : : : .V/ / /　__.＼ ＼＼＼
　 | 　// / 　 　　 ／ 　 　　 ゝ　_＼: : : :／: : : :|t! : : : :.:.|'!/ / / 　 ＼＼ ＼ヾ.＼
　 |／/ /　 　　／　　　　　r' ￣　　￣ `ー ､: :ﾉj }___: : :,ﾉ/ / /.　 　　 ＼＼ ＼＼＼
／,／|　!　　　'　　　　　　　ゝー────-､ ヽノ: : : : }./ ./ /　　　　　　 ＼＼ ＼＼＼


　　 ） . .:.／.:.::::／　 　 　 　 　 　 　 ＼　＼.:.::| |::::::人
. 　（ . . .:.:.:::::::/ 　 　 　 /　　　　　　　　ヽ　入| |／ヽ　｀ヽ
　　 ＼.:.:.:.::::/　　　 /　′　 l　　　　　 | 　l ｢:::| |:::::::ﾉ　　 !
　 　 　 Y.:.:.′　　 ,′! l　　 |　　 　 　 |　 }ﾉ..:.| |:::::ﾉ　 　 |
.　　　　 ゝ┤　　　|　 |｜ l　|　　　 l　　　（. .:://.::∧　 　 |　　　　だから、迷っているの。　今、この時も。
　　　 　 　 l !|　　_|＿Lｊ､ l ｜　_／|_/ l |　）//.::/　ｌ　　　|
　　　 　 　 |八 l l l{＼|｀ヾﾄ､l､／￣l/｀刈Y北Ｌ.,′ |　　　|　　　　……お父様のお見舞いには行きたい。
　 　 　 　 ｜　ヽヽl ´==''　　　　 ==''＾ } |　ﾋｼ''′　|　　　|
.　　　　　　'　 l / ∧　　　　'　　 　 　 ｲ｜Y´　 　 ｜　　 |　　　　けれど、戻ると、もう二度とこの地には戻ってこれそうになくて……。
　　　　 　｜　j l　|｜丶　　 ‐　 　 イ｀ヽl　l　 　 　 |　　　|
.　　　　　/|　 {｜ ! | ヽ　｀ ｒz=.､´　ﾉ　 /　lト､　　 ｜　　 |
　　　　 //ｊ／. :|　! |＼　l､{{ｒ勿}}〃　 //| jj:::::＼　 |　　　|
. 　 　 /.／. .:.::::| 　 { 　 　 ｀ﾞＴﾞ´　　 // l|从::::::::::ヽ.!　 　 |
　ｒ‐=ﾆ´.:::ヽー=≧ト:.ｒ‐⊂ニニﾆ⊃x/ /ｊ/:::}::::::::::::::ヽ.　　|
　 ＼::::::::::::::ゝ---/´ ミ}厂厂厂厂ｊｒ―‐ヘ/.:::j:::＼::::::＼_ｊ
　　　＼::::::::::::::::::/　 ア{ i/ i/ i/ i/jゞ､ヽ｀ヽ＼{:::::::::＼::::::::｀ヽ

　　　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : ＼
.　　　　　　　, ' : : : : : : : : : : : : : ＼ ＼
　 　 　 　 ／/.: : :/:/: : : :.|, :ヽ: : : : ヽ: :
.　　 　 ／／' : : /:/|:.|: : : |‘，|`、: : : :',⊥_
.　　　/／/: :.:.::/|_|｜l: : :｜_l_lノ|',: : :.:.|__: : :`丶、
　　　 (／|: ｌ: : {八｢ＴＴ､: ！ |/__|ﾊ : : :|: |￣¨''　 :＼　　　　　……ウチの大将。
　 　／／|: |: l∧'笊丐　＼:、「苅｢》: :人′ 　 　 ﾉ: :〉
　　( <＿.|八＼ﾊ 乂:ﾘ　　 　　ｰ┘l:ｲ>､:＼　___彡 ´　　　　　代行である水銀燈様への取次ってんなら、すぐに取ったる。
　　　￣￣/:／| |',　　　 '　　　　　 | |: : 〉:/
　　　　 　 ＼、| 込、　　 ,､　 　. ｲ:| | _／',　　　　　　　　　　ウチとしても、真紅を無理やり連れて帰りとうはないしな。
　　　　　　　　 | | 　｀ 　 .,_.　イ|ｲﾊ| |: : : : ',
.　　 　 　 　 　 | |＿__／ｒ}　　 ノ Ｖ:/: : : : : ',
　　　　　　　　∧|　/　 /ｰn彡　 /へ、: : : : :',
　　　　　　　　| |　 {_／＼八　　　 ﾉ 　 ＞､ : ',
　　　　　　　　| |　／⌒i|「＼＼／　　 / ヽ `、 ,
　　　　　　　 / / ((__ノ八､＿))　　　 /　 　'￢: |
.　　　　　　 / ,　　｀７/　 |｢￣　　　ｌ |　　　　 ∨
.　　　 　　　ヽｉ　　　/　　 { 　 　 　 ｌ | l 　 　 　 ＼
　　　 　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　ｌ V　　　　　　 〉
.　　　　　　　八　　　 　 　 　 　 　 ∨`、　　 _,, ィ
　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 〉　`冖¨
　　　　　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 /　 　　 `、 　 `、
.　　　　　　　　|　　　　 　 　 　 　 /　　　　　 〉　 　 〉
.　　　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 {:　 　 　 ／　　／
.　　　　　　／　　　　　　　　　　 人　　 ／　　／
　　　　　　 ＼　　　　　　　 　 　 　 ｀／　　／


　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　（まさか真紅がそんな悩みを抱えてたなんてな……。
.　|　u.　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　とはいえ……当然といえば当然なのかな。　誰だって故郷を侵略したくはないだろうし）
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　…………。
　　 ヽ　　　　　ノ
　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　 　 l ＼　巛ー─;＼
　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
.　　　 |　　　　　　l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,,..イ 　 　 　 |
　　　　　　　l　　　　　　　　　　_,,,...イ´ 　 |　　　　　|
　　　　　　　ヽ、ヽ ＿_,,..-t''"´:::::::::::|　 　 l　　　　　|
　　　　　　　　　　　　|　　ヽ:::::::::::::ノ　　 /　　　 　 .|　　　　　　　　……よし！
　　　　　　　　　　　　ヽ、　　 ￣　　　／　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　 ｀　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　 　 |
.人　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　 　 |




　　　　　　　 　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　 　　／　 _ノ　ヽ､.＼
　　　　　　　　 　|　　（●）（●） |
　　　　　　　　　 |　　 （__人／,〉.|　　　　　　愛宕さん、その水銀燈殿にすぐにアポを取ってくれ。
　　　　　　　　　 {　　　´フ´ ./._ }
　　　　　 　　　　ヽ　 .／,二ニソ}　　　　　　……予定が会い次第、すぐに面会を願いたい。
　　　　　　　　　　_ヽ/　 ,-― ､}ﾉ
　　　　　　　　 ／:;:{'　　 ノｰﾍJ:;:;ヽ
　　　　　 　 ／:;:;:;:;:;|　 _,イ{:;::;:;:;:;l:;:;}
　　　　　　/:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼
　　　　 　 {:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:＼
　　　　　　ﾍ:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:＼:;／ヘ、
　 　 　 　 　 ￣￣7:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;::;ゝ、`ｰj
　　 　 　 　 　 　 /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:＼~
　　　　　　　　　/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ヾ:;:;:;／


　　　 つ:::::::::::::::::rー-'三三_　-――‐-- ､)::::::::＼　　＿
　　　(:::::::::::::::::::::::) 三= '´／　　　　　 ､　 (_:::::::::::::丶<::::::`ー､
　　　 `ｰ,:::::::: __ノ ／　　/ /　　　＼　　＼ ム::::::::::: |企;:::::::::::}___
　　　　 (_:::::: ヽ／　　　/ /　　　　　ヽ　　､ヽ(__:::::::::::|三|:::::::::::⌒Yヽ
　　　　　r’:::: /　　　　　 {　　　|!　　| |!　　|!ﾊノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
　　　　　｀ｧ: :′　/　 /　!　　　 |!　 |! |!　　|! |｀ｰ, : :::|三|:::::::::::::::}　'.
　　　　　 ヽ.′　/　 /　 |! 　 　 |!　 |! |!　　}! | Ｙ:::::::::|三|:::::::::::::/　 {　　　　　　やらない夫……。
.　　　　　　|　|　|!　 |! 　 |!　　　 i}　 } |!　 /_!_| ゝｧ : :|三|::::::::_;ﾉ| 　 '.
.　　　 　 　|　|　|!|　 |!､　{! |!　 // /}//孑' /ｲ　(_ : :r'--{:::::::)　| 　 ｜
.　　　 　 　{　|　| {　卞ﾄ､ハ!_ //ノノィ≦ケテ|　(:::::〈ん)､) 〉´　| 　　|
　　　　　　 ヽﾄ､ {ﾍ､从ィ升=ﾐノ´　　/弋じ:::}｜　〉 : ゝﾆン　　 |　　｜
　　　　　　　　 ヽ乂ﾍ!ゞ､rゝ':{｀　　　　　宀'´ |　 ∨/／　　　　|
　　　　　　　　　 }　　|ﾍ　^¨´　　､ 　 　 　 　 | 　 {ノ´　　　　　| 　　 |
　　　　　　　　　 川　| 丶 　　　　r‐､ 　 U　ノ　 } !　　 　 　 　|　 　 |
　　　　　　　 　 //}　 ! ＿≧-..､　｀´ ,∠⌒} /　八ﾍ . 　 　 　 |　　　|
　 　 　 　 　 　,厶.j　/':.:.:.:.　 .:.:.:/>=(:.:.:.:.:.:. / /＞ヽヽ　　　　 |　　　|
　　 　　 　　 /　／｀ヽ):.:.:.:....:.:__}ｲ夊)＿r　/ /:./::::::ﾍ∧ 　 　 | 　　｜
　　　 　 　 八　　'´_ ⊥｝ー :.:.:.:｀¨)´:（/'⌒ヽ｀Ｙ 二二〕＼　　|.　　.｜
　　 　 　 〈≦ヽ　　　 r､){:.:.　:.: ／＼ノｰ 、｀　 《-､::::::::::::::::ヽ |　 　 .|
　 　 　／￣ )'＾う｀)ﾍＪく）_:-＜: : : : >'´　　　, '二＞_＞::::::::::::{､.　　.|
.　　　〈__∠二 てｈ_ｎ_ｎ_}::::}: : : : : :r{_r(_r､∠::::ﾐ＜::::::::::::::::::::::::＼　｜
　　　　　__ノ／r′:::::::::!_)／: /: / )ﾍｎ_ｎ_ｎ_Ｊ:::://:::＼::::::::::::::::::::::＼{ー― ､
　 　,ｨ≦:::｀ミ ﾉ:::::::::::::::|_｝: : /: :/:「_)| / ／ （:_:_／':::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ

　　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　 ｆ＾i　　 ／　ノ　　＼ ＼
　　　 　 　 |　|　　|　 （●）（●)　 |
　 　 rr‐r ┤│　 |　　（__人__) 　 |　　　　　ロビンの言うように、これは国と国との話になる。
.　　〈_|__|(｀ヽ }　　|　　 ｀ ⌒´　　 |
.　　│　/⌒ /　　 | 　 　 　 　 　 |　　　　　出来る事なら、代表者同士で話し合いをしたいってのが確かだろ。
　 　 ヽ 　　 |　　　 ヽ　　　　　　 |
　　 　 |　　│　 /⌒　 　ー‐　ｨ⌒ヽ




　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　 　（ ⌒）（⌒）　　　　　それに、だ。
　 　 　 　 　 |　　 　　（__人__）
　　　　　　　 |　　 　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　真紅も、直接姉さんに話を聞いた方が、結論を出しやすいんじゃないか？
　 　 　 　 　 ,|　　 　　　　　 }
　　　　 　 ／ ヽ　　　　　　 }
　　　　　く 　く ヽ　　　　 ノ
　　　　 　 ＼　`' 　　　 く
　　　　　　　 ヽ、　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 |


　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 　 　　　　　　　_. イ⌒ヽ_ノ ⌒し '⌒i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 　　 　 , ､_ノ⌒）´ 　　　　　　　　 　し'⌒i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,.　- ─ｧ⌒ 　　　　　 　　　 　　 　　 　　 _　ィ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　／　　 　/:::::::::::::::::::::::::::::.......　　　 　 　　　　　　)
　　　　　　　　　　　　　　　 .　'’ 　　　 /───　　- ＜::::::::::.　　　 　 　 　　(_
　　　　 　 、　　　　　　. ィ’　　　 　 　_)　　　 　 　 　 　 ｀　. :::::::.　 　 　　　　　 ｀ヽ
　　　　　/　＼　　　／:::::|　　 　 　( ´　 　 　 　　 　 　　 　　` .::::::::　　　　　　 　　ﾉ
　　　　　)　　　ヽイ : : :::::|/__ 　 　 ﾉ　　　　　 　　　　　　　 　　＼::::::::.　　　　　 (´
　　　　（　　ヽ. 　│.::::::::::|　　　（´　 '　 ,　 ′ i! 　 　 　 　 　 　 　＼::::::::::.　 　　 ｀7
　　　　　 )　 　＼.|.::::::::::::|　　　　7 /　/ /　　 i!　　 　 　　 　、　　 　ヽ::::::. 　 　　）
　　　　　' 　 　 　 |:::::::::::::|　 （⌒' /　 ' / 　 　 i!　　 　 　 　　 ＼ 　　 　V::::..　　 ﾉ　　　　　　姉さんたちと……。
　　　　（ _　　　　 |:::::::::::│　　) / i 　i !　　 　 i!　!　　　　　　　　　､ 　　 i:::::::...ノ
　　　　 ｲ::｢ ) 　　 V.::　　|　 「 .'　 i 　i !/i 　 　ヾ | 　 　　 　 　　 　 !ヽ　 |::::::..ﾉ
　　／　 !::|(__　　　 ヽ::.. r‐v7/ 　∧　!|ト!､|　|│ ＼! 　 !　　 ! 　　 ′i　 |::::::::）
　.' 　 　 !::|ゝ==) 　　　 rfぅjV　 ハ)/7从 ､|ヽ! |　/:||＼ i 　 ｲ　　/　 .′ !::::＼
　 　丶　!::| ＼　ゝ-.．　ゝ少ﾉ ,'　 |　rzぇ::zrゝ 乂::ﾉ /　'ヽ / 　 .'　 /　 ,人::::ゞ＼
〈 　 　 ＼:|　　ヽ　ヽ ` ｰﾍ　 / 　│ 夊f_少' 　 ／ﾚ')／ゝ/)　ｲ　 /　 ｲ:|　|:|⌒)::::）
　ヽ　　　ヾ: 、　 〉、 ＼　　V　　　|　　 　　　　　　　 ィzテ7/　!　.′/ ! | __ﾉ　'／
　　 ＼ 　　|:|＼ !:::|　　 ヾ　|　　 ハ 　　　　 　 　　 　v夕 /ﾚ' ﾚｲイ　 | 「! (:／
　　　　ヽ.　|:| 　 |:::|　r.. ―┤ 　| 　'.　　　　　 　　. j　　 ∧i| 　 　 |:　 |/ !
　　　 　 　 |:| 　 |:::ﾄ<:. 　　│ 　ト　i!　　　　 - ､　　　 ｲ ヾ | 　 　 |:　 ∧＼
　 　　 　　 |:| 　 |:::|　＼　 人 　 ＼:ﾄ､ 　 　 　 　. ＜__j! 　 ＼　　 |　/ 　'.　＼
　　 　 　　 |:| 　 |:::| 　　 Y'　 ＼　　＼ ＞ -＜´:::::::::::: i!ー-,　＼　! .'　 　!　）::）
　 　 　 　　ﾚ′Y::/ 　 　 | ヽ. 　＼　　＼tfうj} :::::::::::; / 　 / 　 　 / 　 　 | /::/
　 　　 　 　　　│! 　　　ム-‐─‐-ゝ　　 ):少 :::::::::; / 　 /ヽ. 　, '　 ）　　'/::/

　　　　　　　　　　　 -─-　、
　　　　　　　　∠　-──- ､＼
　　　　　　　　　　　　　 _,. - ヽl　 ＿
　　　　　　　　　. . . : .: .:.:.￢ﾆ>l、:.:.:.:|、
　　　　　　／. . : .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ マ>､∧
　　　　 ／. : .: .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:ﾏj:.lハ
. 　 　 /. : .: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:..:l､:.'ｌハ
　　　 | : .: .:.:.:.:/.l.:.:.:.:.:.:.lヽ.:.:.:.:.:.:.:.:l⌒Y〉:.'Ν　　　　　　……帰るにせよ、残るにせよ。
　　　 |: .:.:.:.:.i.:.l.:.l.:.:.:.:.:.:.l:.:.ｌ:.:.:.i:.:.:.:.l⌒ｿ〉:.:.l
　　　 |:ｌ:.:.:.:.:i´「｀!:.:.:.:.:´ｌ「:ｌ ｀:.:i:.:.:.:l｀´7.:.:ｌ:.l　　　　　　　しっかりと話し合ってきた方がいいぞ、真紅。
　　　 |:l:.:.:.:.:ｉr f弌 :.:.:./ｨf尢弌ｉ:.:.:l､ノ.:.:l人l
　　　 |ﾊ:.:.:ｌ八 Vitヽノ　 Vｉtソl:.:.:.l)}lﾉl丿
　　　　　ヽl lﾊ "　　　　　　"/.:.:/-_|
　　　　　　　Vl >､　_r::. __,. / イＬ-」
.　　　　　　 　 Ν 　 |<〈.|〉 >.....|ハ
.　　　　　　　　 　 　 | Vl|V.ｌ......|..ハ
.　　　　　　　　　　　_|.....l|...l.......|.....ハ- 、
　　　　　 　 　 　 r'-_|.....l|..l.......|...........〉^_＼
　　　　 　 　 ,. イ,lヽ-[ニ] lﾆﾆ|_,.. イ_-｀_ｰ_〉
　　　　 r―く,l',l',l',ｌ',}八_ﾉ〈__.ノｌ-_-_ｌ-_＼_/
　　　　 ヽ　　ヽ_,.　'＾ ーｧﾌ-_/ ,.- ､」,_-ノ
　　　　　　 ￣　　　　　 ｀¨´r‐く,l',l',l',l/
.　　　　　　　　　 　 　 　 　 |　　ヽ,ｌ'/
　　　　　　　　　　　　　　　　＼__ﾉ'′


　　　　　　＿ ／　 |　　＼＿
　　　　 ／　/.　 _　 |　 _　 ヽ ヽ
　　　 /　　/.　_ | |　|　| |.　　＼ヽ
　　　 ∧／　 | || |　|　| | | | | |∧
　　　 ﾄ､　 | | | || |　|　| | | | |_|　|　　　　　　　　もしも残ってくれるならば、これほど嬉しい事は無い。
　　　 | |　＿＿ |_|　|　|_l＿＿_　|
　　　 |.ヽ|::::TﾆﾆX :::::::XﾆﾆT::|　|　　　　　　　　だが……帰ったとしても、我らが築いてきた【縁】というものは、無くならない筈だ。
　　.　 |　|＼::::::::::::::::::::::::::::::::::/　|
　　.　 |　|　　￣￣│￣￣￣.| │
　　　　|　|へ|　　　 |　　　　|へ.|
＿＿＿ﾄ､　　　　　 |　　　　　/　＼＿＿＿＿＿
|二二二|　＼　　　 |　　　 ／|　　　|　　|二二二
　　　 ／　　　＼＿.|＿ ／　　　　 /　　|二二二
　　　|　　　　　　／⌒|　　　　　　/　　　￣￣￣
　　　＼　　　　/　　 /　.|⌒',　／
　　　　 ＼＿ /　　 /＿ |　　| ＿　　　　　　　/
　　　/⌒| 　/ 　　/　　ﾉ 　ﾉ{　　＼　　　　／

　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _ノ 　 ＼
　　　　　|　　　（ ●）（●）
.　　　　　| 　　　　（__人__）　　　　　　　　真紅、まずは俺と一緒に『キンキ』に行って、姉さんと会おう。
　　　　　 | 　 　　　｀ ⌒´）
　 　 　 　 |　　　　　　 　 }　　　　　　　　結論を出すのは、それからでも遅くない筈だ。
　　　　　 ヽ　 　 　 　　　}
　　　 　 　 > 　　　　　 ノ　　　　　　　　　折角なんだし、他の我が軍の武将も連れてって……キンキの様子も見させて貰うのもいいかもしれんな。
　　　　　/　　　　 　　　 ＼　　／て⊃
　　　　　| 　ｨ　　　　　|＼　 `´　ゞ ＿三}
.　　　　　| 　|　 　 　　| 　 ＼__／.


　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ--ヽヽ: : : ＼
　　　　　　./: : ／: :/: : :/: : /: : : :|: : : : : : : : : : : :＼/ヽ|: : : : : ヽ
　　　　　./: :,〃: : / : : /: :/| |: : : :|: : |: :l: :ヽ: : :ヽ: : :ヽ,'|: : : : : : ',
　　　　 /: ://: : :/: : : /|:/　|: |: : : |: : |､:|､__ヽ: : : ',: : : ヽ: : : : : : :ｉ
　　　　,': :/ ,': : :,',-: ナ┼--ﾄ|',: : : |_メ七´＼丁 ‐-',＼: ヽ: : : : : :|　　　　　　ですが……一時的に、この国を離れる事となります。
. 　 　 / / .|: : : :|: : ,'〃ら云､ ヽ: : :|　.,≠う卞7､､: :ｉ､ヽヽヽ: : : : : |
　　　 .ｉ ｉ　 |: : : /: /ヽ 代:::う　　＼:| .´代:::::::j 〃y: |ゝｉ ヽｉ: : : : : : |　　　　　全ての武将を連れて行く、という事は防衛の面で不安ではあります。
. 　 　 | |　 .ｌ: : /:|: ｉ:ヽ ､辷ｼ　　　　ヽ　..辷_ﾒ ´ /:ヽ|ヽ|　':|: : : : : : |
. 　 　 |:|　　|: :,'　|:|:＼ヽ　　　　,　　　　　　　 //: /.||/　　ｉ: |: : : : : |
　　 　 |　 　|: ｉ: :/||: :ﾊ ＼　 　 ｀　 　 　 　 ／ /:/´.|　　　 ',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||: :/ | | |人　　 　 r 　ヽ　　　　／/　　　　　　',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||:/: /　|:|.　 ヽ、　　￣ 　 　 .イ|//　 　 　 　 　 ｉ: :|: : : :|
　　　　　　 .|:/: :,' 　 |　　 　 ＞.､_ 　 ＜´ //l　　　　　　　　 .|: :|: : : : |
　　　　　　 ,'/: :/　　　　　　　/_|　　　　_／　|ヽ 　 　 　 　 　 |: :|､: : : |
　　　　　　|/: : ,'　　　　 　 ./:| ./‐‐､' ´　 　./:::::ゞ ､　 　 　 　 }: :| }: : : |
　　　　　 /: :/:|　　　 ,､r´,'::/ /／ .,ゝ、　　/:::::::::|:.:｀ヽ、　　　 .|: |　|: : :|
. 　 　 　 ,': : |.L,､r:.´:.:.:.:/::://./ ／､　ヽ　〃:::::::::::|:.:.:.:.:.｀:.ヽ..、 | ,'　.}: :/
　　　　 ,､ r:.´:.:.:.:.:.:.:.:./:::::/´/／lヽ_| 　 ヽ,':::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ヽ､L_/
　　 .／|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::,'　＿__|　　　　 /::::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./｀ヽ、
　　 ｉ:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:./:::::::::::|::´:::::::::｀:ヽ　　/:::::::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ｉ


※フレーバー的なものです。防衛とか考えず、お好きに選んでください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,／ : : :＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　 　　　 　　 　 　 　 　 　 ＿_ ／: : : : : : : :ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . :' ￣: : : : : ￣ ｀ 丶、: : :| i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、: :＼: 〉:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ': : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ ＼-._＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／/ : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :ﾞ＞.､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /,'/::/ : : : !: : : : :.l 　.Ｘ∧ヽ: :i: : ﾊi:ﾞ', :l ;｀iヽ、丶　　　　こっちとしては、誰が来てもノープロブレムや！
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /::/: : :| i::!|: : : ', レ'　ヽﾘ　∨!: :〉:.}｀〉!丿:|　 ヽ.:ﾞ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i /::/: : : :! l:.l iﾊ: : :'＼ xﾔ叭カ　〉:k┤:´:ヽ:/!.　　〉.:〉　　勿論、旅費かてこっち持ちで出させてもらうで！
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:{::/l: :i : :.-什ｰ ＼:.〉　 弋 _ソ /ｲ :Ｙ´丶: !:/ 　 /:/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:／.!: i !: :i　 i xﾔ叭　｀ﾞ　　　　　 ´　l :i. 　,!ﾘ./ 　.／
　　　　　　　　　　 　 　 　 _ 　　 /::/　　 ヽ:!ヽ:i',: :｀ 弋ソ　　　　　　　　　 l :レ,'.;/ 　 ´
　　　　　　　 　 　 　 　 /´冫＼/:/.　　　　 ＼'ﾏヘヽ.　 　｀　　　- 　 　 　 |:ﾄ'.:〈
　 　 　 　 　 　 　 　 _ ヘ､＼ﾞ／:/　 　 　 　 ( :｛: : !: 〉.　　 く 　 　 l　 　 ／|!{iヽ!
.　　　　　　 　 　 /´ 　 〉 .! / /.i:!　　　　 _.／ヽ: 、l: :!:ヽ、　 ｀ － ′ ／　 }!ヽ　 , -─ ‐ ､
　　　　　　　　　〈 ,弋!丶.ｖ｀ /　.!　 _ -彡: : : : :｀: ﾞ -!: _: : ≧‐　_ .イ 　 ／|!　／./ 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 i.　 　ヽ 　 〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{　　　　 　 ／ }- ´　 .' /　 ′ 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ヽ　　 ）イ／: : : : : : : : : : :／　　 l:.! 　 　 　.//.ﾏヽ　　　/　　 　.l　 !　　l　　 　＼
　　　　　　　　　　　ヽ　′く: : : : ／ : : : :／　　　　 i:! 　 _ -/イ /　 冫__./　　 　.l i　.!　　 !　　　　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ヽ:／; : : : : /　　　　　, -ヽ ´　 ' _.十_' ´　　　　 　 　 i l!/ 　 　 !
　　　　　　　　　　　　∧　　　Ｖ: :.;': : /　　　　 ／ 　, '｀ ／´.入.　＼　 　 　 　 　 |､´. 　 　 |
.　　　　　　 　 　 　 /: :冫　　　∨i: : :i 　 　 ／　　 /　/　 ./ l.∧　　 !　　　　　　　 ヽ、　　　　　　_. -
.　　　　　　　　　　 {::／　i　　　 弋: : {　 ／ 　 　 ./　 ヽ_ｲ　/.|! ヽ _./　　　　　　　 　 ×　　　 γ
.　　　　　　　 　 　 l::{　　 ﾔ 　 　 丶::匕>､　　　 /　　　|i.　/　li　　　　　　　　　　　　 l 丶 　　./
　　　　　　　　　 　 l:!　　　l.　　　 　ﾞ.冫`　〉　　.i　　 　 |! / 　.|i　　　　 　 　 　 　 　 /　　!　／＼
　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ　 　 ヽ　 　 　 ヽ　 　ﾞ丶_i　　　　 ﾞ |　　丶　　　　　　　　　　 / 　　.∨＿ _冫､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　 入二|　　 　 　 !　　　 ﾞ　　 　 　 　 　 　/　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　.／ 　 　 !.　　　　　i　　　　　　　　　　　　　|


　　　　 ／￣￣＼
　　　／　　 _ノ　　＼
　　　|　　　 （ ●）（●　　　　　（話し合いに同席してもらう事にもなる訳だし、その点も考えた方がいいかな？
　　　|　　　 　 （__人__）
.　　　|　U　　　　　　ﾉ　　　　　防衛面から考えると、連れていけるのは１人くらい……ってトコだろうが）
　　　 |　 　 　 ∩ ノ ⊃
　　／ 　 　 .／　＿ノ
　 (.　 ＼ ／　.／_ノ │
　　＼　 “　／_＿_|　 |
.　　　 ＼／ ＿＿＿ /


１．聖を連れてく
２．ティアナを連れてく
３．草加を連れてく
４．ロビンを連れてく

　　　　　　　　　安価下１から１～４を指定してください。２票入った選択肢で進行します。

　　　 　 　 ／￣￣＼
　　　　　／　　 _ノ 　 ＼
　　　　　|　　　（ ●）（●）
.　　　　　| 　　　　（__人__）　　　　　　まあこういう交渉事とかなら、そりゃティアナを連れていくべきだろな。
　　　　　 | 　 　　　｀ ⌒´）
　 　 　 　 |　　　　　　 　 }　　　　　　ティアナ、来てくれるか？
　　　　　 ヽ　 　 　 　　　}
　　　 　 　 > 　　　　　 ノ
　　　　　/　　　　 　　　 ＼　　／て⊃
　　　　　| 　ｨ　　　　　|＼　 `´　ゞ ＿三}
.　　　　　| 　|　 　 　　| 　 ＼__／.


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/⌒＼　　 　 　 　 ,. - 、
　　　　　　　　　　　　　　　　 -＜￣￣￣: : : : : : .、/: ,:-: ﾐ:､
　　　　　　　　　　　　　 ,､/:Y: : :V⌒＼-: 、: : : : : :＼-､_: : : ＼
　　　　　　　　　　 　 ／: : : : : : : : : :｀: :＼:＼: : : : : :∧_〉＼ : : ヽ
　　　　　　　　　　　.:': : : : : : :/: : : : : : : : : : : ＼: : :/: :|:|:＼: : : : |
　　　　　　　　　　 /: /: : : : ,ｨ: : : { : : : : : : : : : : ＼ : : |:|: : :＼: : l　　　　　　はっ！　お供致します、やらない夫様。
　　　　　　　　　　.': /: ,:,:-/-|､:| : V,､--:､- ､: :ヽ: : ＼: :|V: : : : : :.
　　　　　　　　　 /:ｲ': :|: :ｲ 　l:∧: :∨＼:_}＼:ヽ : V､: :∨ '.: : :､: : :.
　　　　　　　　　 {　{|: :{: {卞雫ﾐ ＼:{ィﾁ雫下}:∧: |､:＼∨ ∨: ＼: :.
　　　　　　　　　　 八: |､:|ﾑ Vj　 　｀　 Vzり/:ｲ∧}ﾉ:/　ヽ　 V: : :｀: :
　　　　　　　　　　 　 ｀>}':|:l} 　, 　 　 　 　 /'/:/_,.ﾘ:/ 　 　 　 V : : : |
　　　　　　　　　 　 ／: :V|込、　､　 _,　　　/:ｲ |:／ 　 　 　 　 '.: : : : .
　　　　　　　　　 ／ : : ／|: |　＼　ｰ　 　 ｨ{/＿|｀_　　　　　 　 　,: ､: : .
　　　　　　 　 ／: : :イ　　|:,: 　　 ｀ - r ≦/::::／ヽ ｝　　　　 　 　}:∧: : :.
　　　　　　　/: ／　 　 　 / _＿,...ィ7/〉／￣　／ /::＼　　　　　 |/　,: : :|
　　　 　 　 ,: :/　　　r＜::::::::::::: ／/{/∧ 　 ／　,:':::::::::::＼　　　 / 　 ,: 从
　　　　 　 /:ｲ　　 /::|:::::::::::::::／　,' ﾉo ∧／　 /::::::::::::::::::::｀::...、　 　 }/　}
　　　　 　｛　　　_｛::::|::::::,::::::::|　　{__⌒} /　　　〉::::::::::::::::::::／⌒＼　 /
　　　　　　　　 ｢:::::::::::／:::::::::,　　|　｀／　　 イ:::::::::::::::: ／::::::::::::::::}
　　　　　　 r- ':::::::,:,:- ､:::::::::::∨ {／＞ ´::::::::::::::::::/::／:::::::::::::::::::::|
　　　　　　ﾉ:::::: ／/　　 ￣＼_∨｀＼＿＿＿＿__,{:/ ::::::::::::::::::::::: |
　　　 　／-- '　　{　　　　　｢　{|　 ／　　 　 　 　 ∧:::::::::::::::::::::::: |
　 　 ／　　　　　八 　 　 　 ＼|l／　 [二_]　 　 　 l∧:::::::::::::::::::::::,
　 ／　 　 　 　 　 ∧　　　　　 |!　　　　　　　　　　| ∧::::::::::::::::::::{

　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、　　　　　　　　明日には面会が出来る思うから、
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,　　　　　　　出発は……明日の早朝でええかな？
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　　　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　 l　　　 ／　 }‘,　　　　　 　/　　　　　　 /　‘,
.　　 /　　　　　　　 l　 ／ 　 　 l ‘,　　　　 ／　　　　　　 /　　 ‘,


　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　 ／ _ノ　 ヽ､_ ＼
　　　 　 　 　 　 |　（ ●）（● ）　|　　　　　　ああ、すまんな愛宕さん。
　　　 　 　 　 　 |　　（__人__） 　│
　　　　　　　　　 | 　　｀⌒ ´　 　|　　　　　　今夜はこちらで宿を取らせてもらう。
　　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 　 　 |
　　 　 　 　 　 　 ヽ　　 　　　　/　　　　　　　お役目で疲れただろうが、是非とも歓待させてくれ。
　　　　　　　　　　 ヽ　 　　　 人
　　　 ⊂てヽ　 　／　　　　 　 　ヽ
　　{三＿ ｨ　`´ 　／|　　　　　ｨ　 |
　 　 　 　 .＼__／ 　 |　　 　 　|　 |

　　　　　　　／: : :＿＿____/ ／ : : : : : ／　/: /　 |: : : : : :|ヽ: : : : :ヽ＼
　　 　 　 ／: ''7´: : ∧: : :/:/ : : : : : ／　 ∨ / 　 :|: : : : .:.:　||',: : : : :‘，＼
　 　 　 ,'／　/: : : : |: :＼:|｜: : : :／　　　/Χ　　　 : : : : /　|| ',: : : : : ‘，: :
　　　　(:(　 /: : : : : |: ＞┘|: : :.:/ _,,x====ミ ＼　′ : //　 :ﾘ　': : : : : :.|ヽ |　　　　　　　あっ、ホンマかァ！？
　　　　 ＼/＿: : : ／: : _: :∧: : |⌒ん::::::l |　 　 /: : ／厶斗＜｜ : : : | ﾄ | |､
.　　　 　 /￣: : : / : ／ |: :|Ｖ＼|　 | {::::: リ　　,厶イ　　宍ﾐ、　 |: : : : :| |: |∧ヽ　　　　　うちなうちな、こっちの方あんま来た事あらへんねん！
　　　　 /: : : :.:.:八: 圦　|: :|:　　 　 乂_少' 　　　　　 　ん::ｌ|＼./|: : : : :| |ノ　 ': i
. 　　　/: : : : : : : :.:＼(ヽ|: :|　　　//////　 　 　 　 　 | {:::ﾘ　 {/: : : :./l/　 　 }ﾉ　　　　　フクオカ名物っちゅうトンコツやら水炊きやら食わせてーな！
　　　/ : : : : : : : : : / ＼|: :|ﾍ　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾋ少　_/ : : :／ノ　　_／
　 ／: : : : : : : : : :./ ＿_.|: :｢`,>、　　　l⌒　 　 、　　 ////　ＴＴТヽ＼
／: : : : : : : : : : :／　 　 |: :|Y　＼　.,　乂　　　　＼　　　　　 |｜:|　　) )
: : : : : : : : : :.:〃　　 　 八::l |　　 ＼≧ｘ._　‐---‐'　　 　 ,.ィ:　|:｜　／
: : : : : : : : :／{___　　　　　 | |　　／ 　 　 ＼ニﾆ===ﾆ二　 　 :|:｜
: : : : : : ／￣　　　　　 　 　 |　 ′　　　　　 ',　)　／＼´￣＼:|:｜
: : : : ／＿　　　　　　　　 　 ∨　　　　　　　├｛ {　、　｝　 　 /:/
: :／{　　　 ＼　　　　　　 　 /|　 　 　 　 |　ノ　}/　　Ｔ　　　／|


　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　 　（ ⌒）（⌒）　　　　　も、勿論……用意させてもらうだろ。
　 　 　 　 　 |　　 　　（__人__）
　　　　　　　 |　　 　　 ｀ ⌒´ﾉ　　　　　（……遠慮もへったくれもねぇなこの人）
　 　 　 　 　 ,|　U 　　　　　 }
　　　　 　 ／ ヽ　　　　　　 }
　　　　　く 　く ヽ　　　　 ノ
　　　　 　 ＼　`' 　　　 く
　　　　　　　 ヽ、　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 |

　　　　　 ｀i}:::::::::::::::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_,. .ｨ
　　　　　　　,､:::::::::::::::l_　　　　　　　　　　　　　　　　　／::／
　　　　　 　　 ヽ::::::::::::i′ 　　　　　　　　 　 　 　 　／:／　_
　　　　　　　　　 ｀^i::::::', _　　　　　　　 　　　　　∠_,r:::i´／　　　　　　　ところで、どうしてこういう時に連れていかれるのは、決まってティアナなんだろうねぇ？
　　　　　　　　　　　ゞ:::::',ヽﾆ_ｰ-_-___--､　　　 ｀　 ^￣
　　　　　　　　　　　　>ﾍﾊ　　 .弋::ﾉ_＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺でもいいと思うんだけどなぁ？
　　　　　　　　　　　 ノﾌ:::∧
　　　　　　　　 _,,..ｒ:::￣:::::::::::',　　　　　　　　　　 　 　 i
　　　　　_　..':´:::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　 l　　　,
　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　 ｰ-　　 ´　　ｲ′
　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　-､　　　__, ｪt7 ´/　　　/
　./:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　ヽ、　　￣　 ./　　　/
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ .、　 ｰ--　　´　　／
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::ヽ　　　　　.__／


　　|ヽ ＿_　/|
　　|／　Ⅳ＿
　 /　　 `ｉ l┴Ｌ.
　 |　　　 | |　 　|　　 r―､ 　　　＿＿＿
　|　　　 レﾍ＿|　　 |　　 |　　 |　l　　　 |　　　　　　私もサッカーではあまりお役に立ててはいないが、
―く￣　　　　〈┬‐‐v　　 |　　 {二}_|_|_| |
　　 ＼＿＿＿} ＼＿|＼. |⌒ヽ.　 Y　　 ヽ　　　　　こと荒事が起こりそうならば役立てる！
　　　　　　　　　　　 　　　V　　 }.　|二二ハ
　|￣￣￣`‐‐┬―'´￣!　 V ￣ヽ |　　　　 ',　　　　護衛ならば、任せていただきたいのだがな！！
　|￣￣￣`:‐‐:|‐‐‐'￣ |　　ｌ　　　/　　　　　ｌ
　|￣￣`:‐‐‐‐:|‐‐‐'￣ |　　|　　　|　　　　　 |
　|￣￣`:‐‐‐‐:|‐‐‐'￣ |　　|　　　|＼＿＿／|
　￣￣`:‐‐‐‐､l＿／￣　　 |　　　＼＿＿ ／


　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 ./´:.:.:.:_;三二ミヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　.,{　/￣　　　　　｀ヾ!
　　　　　　　　　　　　,＞'"´￣￣￣i￣｀ﾞ.:.＜
　　　　　　　　　　,，':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:7:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ、
　　　　　　　　.／／´:.:.:.:.:.:.:_;,,:.:.:.:.:.｀:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:ﾞヽ
　　　　　　　 /:./:.:.:.;.:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.’､
　　　　　　 .,'Y:.{:.:./:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　 {　);':/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.‘，:.:.:.:.∨
　　　　　　YY;'.;':.:.:./:.:.:.:i:.:.:.:i!:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:'，
　　　　　　!､ﾉ:.|:.:.:,':.:.:.:.:i!:.:.:.i}.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.‘，
　　　　　　|:.:|:.:|:.:.{:.:.:.:.:i{:.:.:.:ii.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:..:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:}　　　　　……まあ、そういうお二方よりは、
　　　　　　|:.:|:.:|:.:.|:.:.:.:.,'|:.:._:||.:_:_.:.:.:.:.:.:_:_:_}_:.:.}:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:..:..:.:|
　　　　　　|'､|:.:!:.:.|'-‐TT;.:.:i';.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.':,:.:T:.:T:ー.,'-.:.:.:.:.:.:.:.}　　　　　ティアナを選ぶ方が余程賢明だと思うぞ。
　　　　　　i:‘|:.:';:.:!‘，:|　ヾ:.{-;.:.:.:.:.:.:.／-/:./}:./|:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:j
　　　　　 ,':.:.:|:.:.ヽ{,ｨfヤ示刈ｱヾ;.:./ﾏ忙示ミk､|;/;':.:.:.:.:.:.:.:.:/
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　　　　r‐'､::::::::::::::/圭ﾐ/:::::::::r､:_） l　 l　　　 ヽヽ:::::::::ゝ,
　　　　l:::::::｀:::::::::/圭/´::::::::::ゝ´　 l　 l　　　　 ヽ ヽ:r‐'´
　　　 ノ::::＿::::::/圭/:::::::::::r‐､ﾉl　 l l　l　　　　 l l　 l!
　,ｨﾀ'l:::::::::::::::｀:l圭ﾐ!::::::／:ゝ､ l l　 l l　',　　　 l l l　 l　　　　　　（水銀燈……ねーちゃん……。
. lﾐ! /ヽ;::::::::::::::l圭ﾐ!::::::::::r‐‐'_ﾑ斗孑十弋､　 l l!　/
　ゞ="〔＿:::::::::::l圭ﾐ!::::::::::｀)lヽl　 ィ示ｮ` 　 ｀ｭ! l／　　　　　　　お父様……。
　// 　 l __）::::::::ヾr‐'ｰ､:（´ l　　　`辷:ﾘ　　　ｶ
.//! 　 ﾄ､ゝ-､:::::::lﾉyヽ 〉:ﾉ. l　　　　￣　　　 ヽ　　　　　　　　　私は一体、どうしたら……）
./ l　　 l. ヽ　 ゝ'､:ゞｰ.'´::） l.l　　　　　　　　 _´!
　 l　　 l　　＼　ゝ‐ヾ､圭.l l.l 　 　 　 　 　 ´, '
.　l　　 l　　　 ｀十-､__≧/ l ﾄ､　　　　　　／
　l　　 l　　　　　l　r‐‐'´.l　l圭ミ＝==,ｨ＝x､
. l　　 l　　　　　l　 〉:::::::/ /圭圭圭ﾐ/ヽ圭圭ゝ､
. !　　 !　　　　 l ／:::::::/ /圭圭圭ﾐ〈 ゞ〉圭圭/
.l　 　 l　　 　 ／:::::::／ /:《圭圭圭圭!´圭＝彳
l　 　 l 　 　 /:::::::::〈　｀ー‐-､圭圭圭l圭圭》
l　 　 l　　 /::::::::::::::::￣￣｀ー-､二`>圭/
　　　l.　／::::::::::::::::::::::::::ヽー´＜二圭圭ミﾄ､
　　　l /::::::::::::::::::::::::::::::::::::￣＞ ／圭圭圭ミﾄ､
. , -‐'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝﾉ圭圭圭圭圭ﾐ!


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　　 　 　 ／　　　　　　ヽ
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＿　 .|(__) (__) (__)_(__)_(__) (__)○〇o｡　＿＿　　　 },ｌ|.日| l{　 　 .! :|￣|　　 |￣￣￣　|//|　　／
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＿　 .|､　　　　　　　　 /)　　　　　_,,| ∨|　斗--ミ､}」.|.ｸﾞ.|-l{　　...|:::|　 |　　 l-_-_.`弋乂　　......l ﾘ r┐|　　　　...`弋乂　　......l ﾘ r┐|
.　 ￣|　＼　　　　　／　　 　 .|￣l　|/ヽ''´--ミ ＠ `ヽ.ﾙ |-ｌ{ |￣ |:::|　 |　　 |￣　（ ⊂´　　　.└1」 L｣　　　　...（ ⊂´　　　.└1」 L｣
＿　 .|二二二二二二二|　　..|　 l　| ゞ{　ｰ'　　`ーゝﾑ ｌ | 込| 　 |:::|　 |　　 |　　　..￣ 　 .　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣ 　 .
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三三≧s｡━━━━━"┳━━━､＼|　|.l　||　 :|-_-_-_廴凵＿_|／∨⌒ヽ|＿＿＿l_,|　　|;;;|　　|;;;;;;;| 　 l .|　 |
二ﾆ=--=ﾆ≧s｡　　　　　||　　　　　 |ヽ厂..|ｰ||‐‐'|-_/_匸 f￣＿_.|／ {'´｀ヽﾉヘ＼＼ヽ|　　|;;;|　　|;;;;;;;|￣ l .|　 |
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　　　　　　　　　　　　　 ヾ=======.／／＼＼ =======.ｿ　　　ﾞﾞ～,,,,,,～,,,,ノ　　　 　 |_厂　　 ＜ノ　　　　 くノ　　○
　　　　　　　　　　　　　　　　　|　／／ .[ ］ .＼＼... |
　　　　　　　　　　　　.───.／:::::::::::::::::::::::::::::::::＼───
　　　　　　　　　　 ゞ===============================ｿ
　　　　　　　　　　　　＼.|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii田 田iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|／　　　　　　　　　　　／松
　　　　　　　　.松＼　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　　　　　　／／::::::＼
　　　　　　　／:::::＼＼:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　　 ヾ===========ｿ
　　　　　 ヾ=／＼===ｿ===============================.ｿ　　　　/_| |iiiiiiiiiiiiiiiiiiii|/
　　　　　　／::::::::::＼　|ﾐ iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii田 田 田iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii |／=========.／::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　ヾ========ｿ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::ヾ===============ｿ
　　　　　　|iiiiiiiiiiiiiiiiii||ﾐ========================ﾐ ﾐﾐ ﾐ ﾐﾐ　::::::::::::::: | |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|
　　　　　　TTTTTTTt　　iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii　ﾐﾐ ﾐ ﾐﾐ ﾐﾐ ﾐﾐ.　　／::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　|＿＿＿　　ヾ;yヾ;ｙヾ_口口口口口口口口　ﾐ ﾐﾐ　ﾐ ﾐﾐ ﾐﾐ ==================ｿ
　　　　　 ◇◇◇◇　ゞヾ Yy;ヾヾ 口口口口口口口口　ﾐ ﾐ ﾐﾐ ﾐﾐ　　iiiii| |iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|
　　　　 ◇◇◇◇◇ ゞゞヾヾゞゞ 口口口口口口口口口　| ;;i /ﾐ　　　 ∞◇◇◇◇◇◇◇
　　　◇◇◇◇◇◇　　ヾ|i|;ヾ　　.口口口口口口口口　 | @llヽ　　 .∞◇◇◇◇◇◇◇◇
　"""""""""""""""""""|i|""""""""""""""""""""""") li!;lii!＼"""""""""""""""""""""
　""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
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　　　　　　　　　　　　　　　　│.　.オーサカ・本拠地　　  │
　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────　 ┘

　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼―┼―┼―┤ | ├―┼‐
　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| └―┴―┴―┴―┘ | └―┴―┴―┴―┘ | └―┴‐
＼　 |　　　　　　　　　　　　　　　　| ┌――─────┐ | ┌――─────┐ | ┌――‐
＼＼|　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ l＿＿＿＿＿＿＿__,|　|　l＿＿＿＿＿＿＿__｣　|　l＿＿＿
　 ＼|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|＿＿＿＿
　　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣





　　　　＿＿
　　 ／ノ　ヽ＼
　／.（○）（○）＼
　|. u.　（__人__）　|　　　　　　　なんか……こっちの街並みって、キューシューのそれと違って、
.　|　　　　　　　　|
　 |　　　　　　 　|　　　　　　　　派手っつーかなんつーか……。
.　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　 ヽ　　　 　/
　　　/　　　　ヽ　　　　 　 ┌―┐　　.....___　　┌―┐　　.....___
　　　|　　　　　|　　　　　　 ｀フ∠　　　く,ﾆ ! 　 ｀フ∠　　　く,ﾆ !
　 　 |　 　 . 　 |　　　　　　└'＾ｰ┘　　 くノ　　└'＾ｰ┘　　 くノ


　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ--ヽヽ: : : ＼
　　　　　　./: : ／: :/: : :/: : /: : : :|: : : : : : : : : : : :＼/ヽ|: : : : : ヽ
　　　　　./: :,〃: : / : : /: :/| |: : : :|: : |: :l: :ヽ: : :ヽ: : :ヽ,'|: : : : : : ',
　　　　 /: ://: : :/: : : /|:/　|: |: : : |: : |､:|､__ヽ: : : ',: : : ヽ: : : : : : :ｉ
　　　　,': :/ ,': : :,',-: ナ┼--ﾄ|',: : : |_メ七´＼丁 ‐-',＼: ヽ: : : : : :|
. 　 　 / / .|: : : :|: : ,'〃ら云､ ヽ: : :|　.,≠う卞7､､: :ｉ､ヽヽヽ: : : : : |　　　　　　人ごみの数が、キューシューとは違いましたね。
　　　 .ｉ ｉ　 |: : : /: /ヽ 代:::う　　＼:| .´代:::::::j 〃y: |ゝｉ ヽｉ: : : : : : |
. 　 　 | |　 .ｌ: : /:|: ｉ:ヽ ､辷ｼ　　　　ヽ　..辷_ﾒ ´ /:ヽ|ヽ|　':|: : : : : : |　　　　　無論、ホッカイドーとも……。
. 　 　 |:|　　|: :,'　|:|:＼ヽ　　　　,　　　　　　　 //: /.||/　　ｉ: |: : : : : |
　　 　 |　 　|: ｉ: :/||: :ﾊ ＼　 　 ｀　 　 　 　 ／ /:/´.|　　　 ',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||: :/ | | |人　　 　 r 　ヽ　　U　／/　　　　　　',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||:/: /　|:|.　 ヽ、　　￣ 　 　 .イ|//　 　 　 　 　 ｉ: :|: : : :|
　　　　　　 .|:/: :,' 　 |　　 　 ＞.､_ 　 ＜´ //l　　　　　　　　 .|: :|: : : : |
　　　　　　 ,'/: :/　　　　　　　/_|　　　　_／　|ヽ 　 　 　 　 　 |: :|､: : : |
　　　　　　|/: : ,'　　　　 　 ./:| ./‐‐､' ´　 　./:::::ゞ ､　 　 　 　 }: :| }: : : |
　　　　　 /: :/:|　　　 ,､r´,'::/ /／ .,ゝ、　　/:::::::::|:.:｀ヽ、　　　 .|: |　|: : :|
. 　 　 　 ,': : |.L,､r:.´:.:.:.:/::://./ ／､　ヽ　〃:::::::::::|:.:.:.:.:.｀:.ヽ..、 | ,'　.}: :/
　　　　 ,､ r:.´:.:.:.:.:.:.:.:./:::::/´/／lヽ_| 　 ヽ,':::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ヽ､L_/
　　 .／|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::,'　＿__|　　　　 /::::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./｀ヽ、
　　 ｉ:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:./:::::::::::|::´:::::::::｀:ヽ　　/:::::::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ｉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,／ : : :＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . :' ￣: : : : : ￣ ｀ 丶、: : :| i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、: :＼: 〉:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ': : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ ＼-._＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／/ : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :ﾞ＞.､　　　　　　そらなんてったって、オーサカやからなぁ！！
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /,'/::/ : : : !: : : : :.l 　.Ｘ∧ヽ: :i: : ﾊi:ﾞ', :l ;｀iヽ、丶
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /::/: : :| i::!|: : : ', レ'　ヽﾘ　∨!: :〉:.}｀〉!丿:|　 ヽ.:ﾞ､　　　　ニホン国一の商いの街！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i /::/: : : :! l:.l iﾊ: : :'＼ xﾔ叭カ　〉:k┤:´:ヽ:/!.　　〉.:〉
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:{::/l: :i : :.-什ｰ ＼:.〉　 弋 _ソ /ｲ :Ｙ´丶: !:/ 　 /:/　　　　なんや、ニホンの中心はトーキョーとか言うけど、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:／.!: i !: :i　 i xﾔ叭　｀ﾞ　　　　　 ´　l :i. 　,!ﾘ./ 　.／
　　　　　　　　　　 　 　 　 _ 　　 /::/　　 ヽ:!ヽ:i',: :｀ 弋ソ　　　　　　　　　 l :レ,'.;/ 　 ´　　　　　　　経済回してるんはこのオーサカなんやで！！
　　　　　　　 　 　 　 　 /´冫＼/:/.　　　　 ＼'ﾏヘヽ.　 　｀　　　- 　 　 　 |:ﾄ'.:〈
　 　 　 　 　 　 　 　 _ ヘ､＼ﾞ／:/　 　 　 　 ( :｛: : !: 〉.　　 く 　 　 l　 　 ／|!{iヽ!
.　　　　　　 　 　 /´ 　 〉 .! / /.i:!　　　　 _.／ヽ: 、l: :!:ヽ、　 ｀ － ′ ／　 }!ヽ　 , -─ ‐ ､
　　　　　　　　　〈 ,弋!丶.ｖ｀ /　.!　 _ -彡: : : : :｀: ﾞ -!: _: : ≧‐　_ .イ 　 ／|!　／./ 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 i.　 　ヽ 　 〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{　　　　 　 ／ }- ´　 .' /　 ′ 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ヽ　　 ）イ／: : : : : : : : : : :／　　 l:.! 　 　 　.//.ﾏヽ　　　/　　 　.l　 !　　l　　 　＼
　　　　　　　　　　　ヽ　′く: : : : ／ : : : :／　　　　 i:! 　 _ -/イ /　 冫__./　　 　.l i　.!　　 !　　　　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ヽ:／; : : : : /　　　　　, -ヽ ´　 ' _.十_' ´　　　　 　 　 i l!/ 　 　 !
　　　　　　　　　　　　∧　　　Ｖ: :.;': : /　　　　 ／ 　, '｀ ／´.入.　＼　 　 　 　 　 |､´. 　 　 |
.　　　　　　 　 　 　 /: :冫　　　∨i: : :i 　 　 ／　　 /　/　 ./ l.∧　　 !　　　　　　　 ヽ、　　　　　　_. -
.　　　　　　　　　　 {::／　i　　　 弋: : {　 ／ 　 　 ./　 ヽ_ｲ　/.|! ヽ _./　　　　　　　 　 ×　　　 γ
.　　　　　　　 　 　 l::{　　 ﾔ 　 　 丶::匕>､　　　 /　　　|i.　/　li　　　　　　　　　　　　 l 丶 　　./
　　　　　　　　　 　 l:!　　　l.　　　 　ﾞ.冫`　〉　　.i　　 　 |! / 　.|i　　　　 　 　 　 　 　 /　　!　／＼
　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ　 　 ヽ　 　 　 ヽ　 　ﾞ丶_i　　　　 ﾞ |　　丶　　　　　　　　　　 / 　　.∨＿ _冫､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　 入二|　　 　 　 !　　　 ﾞ　　 　 　 　 　 　/　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　.／ 　 　 !.　　　　　i　　　　　　　　　　　　　|


　　　　　／￣￣＼
　　　 ／　　 _,.ノ　 ヽ､_
　 　 ｜　 　 ( ○) (○）　　　　（そんでもってなんなの？　このオーサカの人の異様なカントー嫌いは？）
　　　｜ U　　（___人__）
　　　 .|　　　　　　　__ﾉ__
　　　　|　　　 　_／ ___＼ヽ_
　　　　 ､　　　 '-／____ヽ　 |
　　　　 ﾉ ､　.＿'-〈 　、ヽ　 |
　　　 ,´ 　 　 　 　 ヽﾉ}　　　|
　　 /　　　　　　 　 　{　 　/
　 ./　　/　　　　　 　/　　 {


　　 ＿　　 _　　　　,. ､　, 　 　 　 、　　　　　 ,
　　ｆ:i_::v｀┴｀ー::´:7　 ｰ,　　/ 　 '｀ｰ‐ ､　‐|´
　/::::!‐ｲｰ､.　 /::::/　 ｒ‐'　 ,ｲ　　!　　＼ ヽ└ ､
　! '::::,ｨ!　　　 |::::′　_7　 '/l 　 　 　 　 ｀　ヽ（　　　　　　（……懐かしい街並みだったのだわ。
　￣´ lト ﾆ 　 !:::|　　､　!､ !_i_l! ﾚ|:　 　 ﾊ| .i ﾚ’
　 　 ,ｲ　| ｶ　 !:::l'　 〃 ﾄl｀ ヽ!､|､!:　 ﾚ' /　| !　　　　　　　ツウテンカクを見たからか、シンセカイで串カツ食べたくなってきたのだわ）
　　 ,l::!　! ＾__､l::」　 / i! |.　ー‐'　 ヽ'＾ﾚ　/!リ
　　i l::! ,| l::!　､ゞjif　/ ＼ ､　　　　 ､Yィ´ '/
　 / ﾞ"/l　｀ 　 ｀ｱ|,/､ __　ﾞi!　　 _　 ' ! |
　i　 .〃′　　 i⌒: !´ ::::ヽ||　　 ‐ﾝ //ｒ‐､= ､
　| i〃/　　　_/　l:. |:::::::::::ﾉ!=v‐.:｀V// ﾆ、＼＼
　|〃/　　／　　,＞‐｀ｰ∠::::ﾉ}_:::::ﾉ///　 ＼ ＼＼
, '／!i 　 ´　　　 ゝ――‐-､ヽ':::::ﾄ' //. 　 　 ＼ ＼＼

　　　　　　　　　　　　　　　 ／`｀: : : : : ､
　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　. . . : ::'"ﾟ~￣~ﾟ"'＜: : : : : : : :､
　　　　　　　　／. . : : : : : : : : : : : : : : : .､: : : : : :ヽ
　　　　　　　/. . : : : : : : : : : : : :: : : : : : : ﾊ: : : : : : `､
　　　　　　/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧=‐--: :|
　　　　/'`: : : : : : : : : : : ｀`丶、 : : ､: : : :／⌒--‐''"ﾞ「⌒ヾt-､　　　　　　……約束の時間まで、もう少しあるな。
　　　　{: : : : : : j: : : : :j}'ヽ : :ヽ＼ソ`､: : :｝: : ト}: : : : : :}　　 j}　ヾ
　　　　{: : : : : : i!: : : : : i　　 X´ﾞ　＼}: :i!: ィ㌻､ヽ: : : : ﾟ:,　　}!　　　　　　　とりあえず、先に部屋まで案内するわ。
　　　　ﾚ': : : : :｛i: : : : : :|　/,　 ∨ミk }:i!从,'ア }|:Ⅵ: : : : ’､人
　　　ノ!: : : : : i｛ i: : : : :{ヾ　抖斗劣　}:∧: :} ソ|: :}!: : : : : : :`､⌒＼　　　　ウチについてきてんか。
　　　　i: : : : : :i:{-ｔヽ:＼:人　 乂 ツ　 ｿ 人: :}' |: ｿ: : : : : : : : :`､＼ ＼
　　　　i: i!: : ﾚ:´{　jI斗恣　　　　　　　　　 ∧:}　|: : : : : : : : : : : ｀､) ,ﾉ
　　　　i: iヽ: :i: : ＼　 ｖツ　 　 　 　 　 　 ｲ　|:｝ `､: : : : : : : : : : : :}'
　　　　ヾｿ'ヽ:ゝ: : ＾'～　　　 ､_　ノ　　 /　　 |!　　＼: : : :-‐-､: : : }
　　　　　X/⌒`'ﾄ: i´　い｡.,_　　　_　　ｲ　　　|!┐　　／;　　 　 ＼
　　　　 {: :i　　　{: （ 　i: i 　 ￣　　　　l 　 ／j!　ヽ／ ,'　　　　　　＼
　　　　 ＼{　　　｀⌒ぅ:-ｔ　　　　　　　ア″　　y'´　　;　　　　　　　　＼
　　　　　　`　　　　　　　i!　　　　　 ,玳　　　/　　 　 :　　　　　　　　　 `　､
　　　　　　　　　　　　　 j!　　＿＿_,圦　＿/　　　　　',　　　　　　　　　　　｀　,
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛´⌒`芥´⌒ヽヽ 　　　　＼__　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛　 　八　　 ｝｝　　　　　　　`､　　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ==ソ i iヾ==″　　 　 　 　 　 }　ノ'ヾ⌒"´　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　〃　i i　　　　　　　　　　　　ﾄｔ--'＼ 　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {〃　　i i　　　　　　　　　　　　　}　　　＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　彳　　　i i 　　　　　　　　　　　　 }　　　 ノヽ　　　　　 ノ


　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
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.　|　　　　 （__人__）　　　　　　　　おう、わかっただろ。
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
.　 |　　　 　　　　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　.>　　　 <
　　　|　　　　 |
　 　 |　　　　 |

　　　 　 　 _,:'::::::::::::／　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::: ;'
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　　　 　 ﾊ ‘t::::::::i'　　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::::::::::::'
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　　　　 ::::::l| ヽ-―',::..　　　　　　　　　　　!:::::::::::;
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　　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::::::ヽ｣>､ ＼, -‐＼
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　　　 ／ ￣￣＼
　　／　　　 　 ノ ヽ
　　|:::::: 　 　　（● ）
.　　|:::::::::::　　　（__人）　　　　　　　　　　　　　　　　ん？　【1D5:5】
　　 |::::::::::::::　　　⌒ﾉ　　.....ヽ 、
.　　 |::::::::::::::　　　　}　　 　 ノ ﾉ
.　　 ヽ:::::::::::::: 　　 }　　.￣
　　　 ヽ::::::::::　　ノ
　　　　/:::::::::::: く
　　　　|:::::::::::::: 　|
　　 　 |:::::::::::::::|　|


１．「あーっ、真紅かしらー！！」
２．「真紅、久しぶりですぅ！」
３．「真紅……帰ってきてくれたんだね」
４．「真紅なのよー、久しぶりなのー！」
５．「真紅お姉さま……お久しぶりです」

　 　 　 　＿＿　 rz､　_ - ―- ― - ．f:izｨ―‐z
　 　 　 　`ヽメ＼|ﾏィ ´　　　_ 　ｰ -　彡≦三←､
　 　 　 　 ≫三イ ミ=　　 ￣　　　　　 、ヾ. ＼
　 　 　 ／／¨7 　 　 /　 ,　　 l| 　 l}　　',　',＼＼
　 　 ／／　　}　　　 ,'　 /　l|　l|`ﾄ､l|　l　l}　'.　＼＼　　　　　　　真紅お姉さま……お会いしとうございました！
　 ／／　　　 |　 　.: |　卞二士{　l `ﾒ士ｾl　l|　　＼＼
／／　　　　 ,′　.:　|　 代 { ﾘヾ､j/{:fﾖz:ﾊ/l′　 　 ＼＼
＼{ヽ　 　 　/　　.: 　j　 lﾍ ￣ 　 "　ゞ=ﾁ　|　　　　　　ﾑｲ
　 ＼＼ 　./　　.:　　Ⅵ.::ゝ ""　　 ′""j　 !　　　　　／ノ
　 　 ＼＼'　　.:　 　 ,rzⅦ、　 　 ワ .ィ　　 !　　　 ／／
　 　 　 ＼＼.::　　 （ iゝ‐ｚ ＞ｘ 　イ　|:. 　 ﾍ　 ／／ ＿_
　　 　 ./__＼＼　　 〉￣ﾄ　辷ﾗ七彡 :!::.. 　 ﾊ　￣￣７ /
　　　 ハ￣￣￣`ｰ"-: :ヽﾆユ辷ﾗｿ､．-―ｚ､ﾊ　 　 / /
　　 ,'{／￣`Ｙ: : : : : : : : : : : : ゝ:Yr=x: : : : : ﾑ '. 　./ /
.　 /く＿ : : └──z: : : : : : : : :《ｨ泌>: : : : ヾ､ﾊ / /
.／　 .〉: ＼: : : : : : :∧: : : : : : : :.ゞXｲ: : : /￣: ｽ　〈
　　 .: ＼: : `ｰ─: : :.ノ＞─～ｰ､＿: 〉ｰく: : ／:ノ＼＼
　 ..::　 ム: : : : : : :イ／: : : : : : : : : :￣）: :ヽ: : く 　:. ＼＼
　.::　 .:　 〉: : : : : : :|′:ヽ: : : : : : :_:._ノ､:_:_ﾉ!: : :ﾍ.　:. 　＼＼


　　　 つ:::::::::::::::::rー-'三三_　-―――‐-- ､)::::::::＼　　＿
　　　(:::::::::::::::::::::::) 三= '´／　　　　　　 ､　 (_:::::::::::::丶<::::::`ー､
　　　 `ｰ,:::::::: __ノ ／　　/ /　　　　＼　　＼ ム::::::::::: |企;:::::::::::}___
　　　　 (_:::::: ヽ／　　　/ /　　　　　　ヽ　　､ヽ(__:::::::::::|三|:::::::::::⌒Yヽ
　　　　　r’:::: /　　　　　 {　　　　|!　　| |!　　|!ﾊノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
　　　　　｀ｧ: :′　/　 /　!　　　　 |!　 |! |!　　|! |｀ｰ, : :::|三|:::::::::::::::}　'.
　　　　　 ヽ.′　/　 /　 |! 　　 　 |!　 |! |!　　}! | Ｙ:::::::::|三|:::::::::::::/　 {
.　　　　　　|　|　|!　 |! 　 |!　　　　 i}　 } |!　 /_!_| ゝｧ : :|三|::::::::_;ﾉ| 　 '.　　　　　　　薔薇水晶……久しぶりなのだわ。
.　　　 　 　|　|　|!|　 |!､　{! |!　　 // /}//孑' /ｲ　(_ : :r'--{:::::::)　| 　 ｜
.　　　 　 　{　|　| {　卞ﾄ､ハ!_　 //ノノィ≦ケテ|　(:::::〈ん)､) 〉´　| 　　|　　　　　　　元気そうで、何よりね。
　　　　　　 ヽﾄ､ {ﾍ､从ィ升=ﾐノ´　　　/弋じ:::}｜　〉 : ゝﾆン　　 |　　｜
　　　　　　　　 ヽ乂ﾍ!ゞ､rゝ':{｀　　　　　　`ｰ'ﾞ .|　 ∨/／　　　　|　 　 !
　　　　　　　　　 }　　|ﾍ　`ｰ'ﾞ　　､ 　 　 　 　 　| 　 {ノ´　　　　　| 　　 |
　　　　　　　　　 川　| 丶 　　　　マフ　 　 　 ノ　 } !　　 　 　 　| 　　 |
　　　　　　　 　 //}　 ! ＿≧-..､　　　,∠⌒＜}/　八ﾍ　　　　　 | 　　 |
　 　 　 　 　 　// j　/':.:.:.:.　 .:.:.:/>=(:.:.:.:.:.:.　 / /＞ヽヽ　　　　 | 　　 |
　　 　　 　　 ノ ,' / /:.:.:.:.:.:....:.:__}ｲ夊)=-:.:.:　/ /:./::::::ﾍ∧　　　 | 　　｜
　　　　 　 ／／ / /＞ｧー:. :.:.:.:｀¨)´:.:.:.:.:.／-ー＝二二〕＼　　| 　　｜
　　 　 　 〈≦__,/_/ーｬ(:.:.:.:.　:.: ／＼:.:.:.:《__∠⌒ー-､::::::::::::::ヽ | 　　｜
　 　 　 ／￣ _＿_..==':::＼_:-＜: : : : :＼: :.:ノ:::二＞　_＞::::::::::::{､　 　 |
.　　 　〈__∠二=､::::::::::::::::::::}: : : : : : : : : :{´::::::::￣ﾐ＜::::::::::::::::::::::::＼　｜
　　　　　 __ノ／ｲ:::::::::::::::／: /: ∧: : : : : {::::::::::::::::://:::＼::::::::::::::::::::::＼{ー― ､
　　　,ｨ≦:::｀ミヽ::::::::::::／: : /: :/: :{: :|: : : ﾊ､_:_:_／':::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ

　　　　　　　ｒｔｧｘ＜　　　 　 　 　 　 ＞ｘｔ}-‐= ミ
　　 ／「三彡'　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼＜〉__ ＞
　∠ =ｧ'　 /　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ　 ＼_
　 　 /　 ,/　　　/ ,　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 不「￣　　　　　　　　はい！
. 　 厶ィ7.:　　 / /　　　　　　　 　 　 ｌ　i　　　　ト ` .
　　　// {　　　| i　'　　　/ 　　　 ｨ　/l　l }　l 　 |　＼＼　　　　　　　真紅お姉さまも、お元気そうで何より……。
.　　//　ﾊ　!　i|-┼- ､ｉ {　　 //厶ｲ/ //　;　, .:|　　 '.　'
. ／.′/ ∧ﾄｘ！∧从ハ!　 ｨ/{「r7/}/ｒ},イ　//!{　　 / /　　　　　　御噂はかねがね聞いております。
彡'　 / /　从{ヾ{ =弌ﾐ.`ヾⅣ　込ヾｖｿ/ / 厶' /　／／
　　 / /　/ ∧ ドヽ　　 　 　 　 ` ==彡ｨｸ/ 　 j／／
.　 / /　,　/　/{圦　　　　　'　　　　　 /ｊ/　　 '／
／　'　〃,　 / /、_＼　　 ｀　´　　 ／ 　 ,　／ｨ′
／　／ /　/ /　jハ＜`ト　 _　 ＜ｨ７′/ // /
. ／　 /　/　'　/ rtﾍ　｀￣ヽr ⌒ 厶ｘｲ　{ {/　　　 _
⌒＾＞ｘ,/　'　/　 〉: : ＼　　 ＼ 斗彡/　: 〈　 ｘ≦: :
ﾊ: : : : : : :＞ｰ=彡: ＼ : : 丶／: : : ｘ个ｰ气 く: : : : :


　　 　　 ＿_　　　　 ━┓
　　　 ／　～＼ 　　┏┛
　　／ ノ　　(●)＼　・
.　｜　(.／) 　 ⌒）＼
.　｜　　 （__ノ￣　　 ＼　　　　　　　愛宕さん、彼女は？　……まあ、なんとなく会話内容的に察しはつくが。
　　＼　　　　　　　　　 |
　　　　＼　　　　　　　/
.　　　　　 ＼　　⊂ヽ∩
　　　　　　/´　 　 (,＿ ＼.
　　 　 　 /　　　　　　 ＼. ＼
　 　 　 ./ 　 / 　 　 　 |. ＼ソ
　　　　（ 　y'　　　　　 .|


　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,　　　　　　ん、多分その予想で正解や。
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ　　　　あの御方はジュン様の末の娘、七女。
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ　　　桜田薔薇水晶様や。
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　　　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　 l　　　 ／　 }‘,　　　　　 　/　　　　　　 /　‘,
.　　 /　　　　　　　 l　 ／ 　 　 l ‘,　　　　 ／　　　　　　 /　　 ‘,

　　　 ／￣￣＼
　　／　　 _ノ　　＼
　　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　末の娘さんねぇ。
　　|　　　　 （__人__）
　　|　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　……愛宕さんの話通りだと、まだ幼く見えるあの子も、領主になるのか？
　　|　U 　 ∩ノ ⊃ }
　 /ヽ　　 ／ ＿ノ }
　(　ヽ　 /　　/　ノ
　　ヽ　“　　/＿|　 |
　　　＼＿_/＿＿ /


　　　　　　　　　　　　　　　 ／`｀: : : : : ､
　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　　　. . . : ::'"ﾟ~￣~ﾟ"'＜: : : : : : : :､
　　　　　　　　／. . : : : : : : : : : : : : : : : .､: : : : : :ヽ
　　　　　　　/. . : : : : : : : : : : : :: : : : : : : ﾊ: : : : : : `､
　　　　　　/. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :≧=‐--: :|
　　　　/'`: : : : : : : : : : : ｀`丶、 : : ､: : : :／⌒--‐''"ﾞ「⌒ヾt-､　　　　　　　せやな……まあ、真紅の下には薔薇水晶様の他に、
　　　　{: : : : : : j: : : : :j}'ヽ : :ヽ＼ソ`､: : :｝: : ト}: : : : : :}　　 j}　ヾ
　　　　{: : : : : : i!: : : : : i　　 X´ﾞ　＼}: :i!: ィ㌻､ヽ: : : : ﾟ:,　　}!　　　　　　　　雛苺様っていうまだ幼い御方もおられるんやけど、
　　　　ﾚ': : : : :｛i: : : : : :|　/,　 ∨ミk }:i!从,'ア }|:Ⅵ: : : : ’､人
　　　ノ!: : : : : i｛ i: : : : :{ヾ　抖斗劣　}:∧: :} ソ|: :}!: : : : : : :`､⌒＼　　　　　この２人には優秀な侍女がついとるさかい、フォローの体制は万全や。
　　　　i: : : : : :i:{-ｔヽ:＼:人　 乂 ツ　 ｿ 人: :}' |: ｿ: : : : : : : : :`､＼ ＼
　　　　i: i!: : ﾚ:´{　jI斗恣　　　　　　　　　 ∧:}　|: : : : : : : : : : : ｀､) ,ﾉ
　　　　i: iヽ: :i: : ＼　 ｖツ　 　 　 　 　 　 ｲ　|:｝ `､: : : : : : : : : : : :}'
　　　　ヾｿ'ヽ:ゝ: : ＾'～　　　 ､_　ノ　　 /　　 |!　　＼: : : :-‐-､: : : }
　　　　　X/⌒`'ﾄ: i´　い｡.,_　　　_　　ｲ　　　|!┐　　／;　　 　 ＼
　　　　 {: :i　　　{: （ 　i: i 　 ￣　　　　l 　 ／j!　ヽ／ ,'　　　　　　＼
　　　　 ＼{　　　｀⌒ぅ:-ｔ　　　　　　　ア″　　y'´　　;　　　　　　　　＼
　　　　　　`　　　　　　　i!　　　　　 ,玳　　　/　　 　 :　　　　　　　　　 `　､
　　　　　　　　　　　　　 j!　　＿＿_,圦　＿/　　　　　',　　　　　　　　　　　｀　,
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛´⌒`芥´⌒ヽヽ 　　　　＼__　　　　　　　　　／}
　　　　　　　　　　　　　　　　|｛　 　八　　 ｝｝　　　　　　　`､　　 　 　 　 ／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ==ソ i iヾ==″　　 　 　 　 　 }　ノ'ヾ⌒"´　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {　〃　i i　　　　　　　　　　　　ﾄｔ--'＼ 　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 {〃　　i i　　　　　　　　　　　　　}　　　＼　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　彳　　　i i 　　　　　　　　　　　　 }　　　 ノヽ　　　　　 ノ


　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ--ヽヽ: : : ＼
　　　　　　./: : ／: :/: : :/: : /: : : :|: : : : : : : : : : : :＼/ヽ|: : : : : ヽ
　　　　　./: :,〃: : / : : /: :/| |: : : :|: : |: :l: :ヽ: : :ヽ: : :ヽ,'|: : : : : : ',
　　　　 /: ://: : :/: : : /|:/　|: |: : : |: : |､:|､__ヽ: : : ',: : : ヽ: : : : : : :ｉ
　　　　,': :/ ,': : :,',-: ナ┼--ﾄ|',: : : |_メ七´＼丁 ‐-',＼: ヽ: : : : : :|　　　　　侍女、ですか……？
. 　 　 / / .|: : : :|: : ,'〃ら云､ ヽ: : :|　.,≠う卞7､､: :ｉ､ヽヽヽ: : : : : |
　　　 .ｉ ｉ　 |: : : /: /ヽ 代:::う　　＼:| .´代:::::::j 〃y: |ゝｉ ヽｉ: : : : : : |
. 　 　 | |　 .ｌ: : /:|: ｉ:ヽ ､辷ｼ　　　　ヽ　..辷_ﾒ ´ /:ヽ|ヽ|　':|: : : : : : |
. 　 　 |:|　　|: :,'　|:|:＼ヽ　　　　,　　　　　　　 //: /.||/　　ｉ: |: : : : : |
　　 　 |　 　|: ｉ: :/||: :ﾊ ＼　 　 ｀　 　 　 　 ／ /:/´.|　　　 ',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||: :/ | | |人　　 　 r 　ヽ　　　　／/　　　　　　',:|: : : : : |
　　　　　 　 .||:/: /　|:|.　 ヽ、　　￣ 　 　 .イ|//　 　 　 　 　 ｉ: :|: : : :|
　　　　　　 .|:/: :,' 　 |　　 　 ＞.､_ 　 ＜´ //l　　　　　　　　 .|: :|: : : : |
　　　　　　 ,'/: :/　　　　　　　/_|　　　　_／　|ヽ 　 　 　 　 　 |: :|､: : : |
　　　　　　|/: : ,'　　　　 　 ./:| ./‐‐､' ´　 　./:::::ゞ ､　 　 　 　 }: :| }: : : |
　　　　　 /: :/:|　　　 ,､r´,'::/ /／ .,ゝ、　　/:::::::::|:.:｀ヽ、　　　 .|: |　|: : :|
. 　 　 　 ,': : |.L,､r:.´:.:.:.:/::://./ ／､　ヽ　〃:::::::::::|:.:.:.:.:.｀:.ヽ..、 | ,'　.}: :/
　　　　 ,､ r:.´:.:.:.:.:.:.:.:./:::::/´/／lヽ_| 　 ヽ,':::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ヽ､L_/
　　 .／|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::,'　＿__|　　　　 /::::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./｀ヽ、
　　 ｉ:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:./:::::::::::|::´:::::::::｀:ヽ　　/:::::::::::::::::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ｉ

　　　 つ:::::::::::::::::rー-'三三_　-―――‐-- ､)::::::::＼　　＿
　　　(:::::::::::::::::::::::) 三= '´／　　　　　　 ､　 (_:::::::::::::丶<::::::`ー､
　　　 `ｰ,:::::::: __ノ ／　　/ /　　　　＼　　＼ ム::::::::::: |企;:::::::::::}___
　　　　 (_:::::: ヽ／　　　/ /　　　　　　ヽ　　､ヽ(__:::::::::::|三|:::::::::::⌒Yヽ
　　　　　r’:::: /　　　　　 {　　　　|!　　| |!　　|!ﾊノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
　　　　　｀ｧ: :′　/　 /　!　　　　 |!　 |! |!　　|! |｀ｰ, : :::|三|:::::::::::::::}　'.
　　　　　 ヽ.′　/　 /　 |! 　　 　 |!　 |! |!　　}! | Ｙ:::::::::|三|:::::::::::::/　 {　　　　　　　ところで薔薇水晶、貴女、この時間はいつも座学の時間だったのではなくて？
.　　　　　　|　|　|!　 |! 　 |!　　　　 i}　 } |!　 /_!_| ゝｧ : :|三|::::::::_;ﾉ| 　 '.
.　　　 　 　|　|　|!|　 |!､　{! |!　　 // /}//孑' /ｲ　(_ : :r'--{:::::::)　| 　 ｜　　　　　　……いつものように逃げ出したのかしら？
.　　　 　 　{　|　| {　卞ﾄ､ハ!_　 //ノノィ≦ケテ|　(:::::〈ん)､) 〉´　| 　　|
　　　　　　 ヽﾄ､ {ﾍ､从ィ升=ﾐノ´　　-__,,,..-c+｜　〉 : ゝﾆン　 　 |　　｜
　　　　　　　　 ヽ乂ﾍー-r-c｀　　 　 　 ヽ,,ノ　|　 ∨/／　　　 　.|　　｜
　　　　　　　　　 }　　|　`- '　　　　　　　　　　 | 　 {ノ´ 　 　 　 　| 　　 |
　　　　　　　　　 川　|ﾍ　　　　　　　　　　 　　| 　｜　　　　　　　| 　　 |
　　　　　　　　　//}　 ! ヽ　　 rヽ_____ノ）　　 ノ　}　 !　　　　　　　| 　　 |
　　　　　 　 　 // j　/＿＞r-'ｰ ヽ_-_' ∠⌒＜}/　八ﾍ　　　　　 | 　　 |
　 　 　 　 　 ノ ,' / /'.::.:.:.:.|_,￣　　＼(:.:.:.:.:.:.　 / /＞ヽヽ　　　　 | 　　 |
　　 　　 　／／ / /＞ｧー:| 、　／":.:.|=-:.:.:　/ /:./::::::ﾍ∧　　　 | 　　｜
　　　　　〈≦__,/_/ーｬ(:.:.:.:.`=!".:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.／-ー＝二二〕＼　 　| 　　｜
　　 　 ／￣ _＿_..==':::＼_:＜}.:.:.:.:.:.:.:.:.|.:.:《__∠⌒ー-､::::::::::::::ヽ .| 　　｜
　 　 〈__∠二=､::::::::::::::::::::}:: : |.:.:.:.:.:.:.:.:.:|＼:.:ノ:::二＞　_＞::::::::::::{､　 　 |
.　　　　__ノ／ｲ:::::::::::::::／: /: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:{´::::::::￣ﾐ＜::::::::::::::::::::::::＼　｜


　　　　　　 ,.　＜,ｨ　/／､､＿＿　　　　　　　　 　 　 　 　 〃/ |＼
　　　,. ＜　　 ／/ //　　｀==ニ二´　　　　　　 ｀二ニ==彳/　仆､＼
　∠ ＿＿_／　/ /,′　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ　　 　 　 　 |l /l　|　＼〉
／　　　　　　 厶∨　　　 |　　 　 l　 ｜ 　 　 |　l|　 、 | 　 |/ l| ∧　 ヽ＼
　　　　　　　　/　l　,　 　 l　　　　|　　|　　　　l　 |　 |　|　　l　l　l |ヽ.　 ＼＼
　　　　 　 　 /　 | /　　　| , |　｀ヽ、　|　　　　ｌ　 ｌ　 |　| 　 |　| ｌ| l　|　　　＼＼
.　　　 　 　 /　　| |l　| ｌ　| | l　　 |l ＼!　　　　|　 l　 |　| 　 !　| ｌ| l　|　 　 　 ヽ ヽ　　　　　　　ふえっ！？
　　　　 　 /　 /｜|l　| |l ｌ l |　_j.Lゝ‐|＼　　 ﾊ ∧ /　l　 /　,　j |l/|　　　　　 ｌ　|
‐-　､　　/　 /　 | ﾄ､ | ｌ斗七i !| 」{ ｜l　 ＼/ 厶斗‐メ､/!l / / /　{　　　　　｜ |
￣ヽ冫, ′, ′　ヽ!　Ｎト|ｨ=＝弐ゞ、　ﾍ　ﾘr￢〒ryfz-{ |/ﾚﾍ j　　＼　　 　 ｌ　|
　／／ 　, 　　　/　　ﾚ∧ ヽ {Ч;;'j}　 　 ∨ Ｖﾍ｛(f卮}_） 〉ト､　　　ヽ　 ヽ、　/ /
´／　 ／　　　 ,′　八rﾍ.　 ゞニ-　　　　　　∨ ゞﾐYｼ／ハ !｀丶、　＼　 ∨ /
　　／　　　　 /　　/＞ ､_〉　　　　　　　　　 　 ｀ｰ…く　/_／ヽ、　＼　 ＼　｀ヽ、
　'′　　　　 /　　/　,　　 ∧　　　　 　 　 '　　　　､＿ﾉ/´ヽ　　 ｀、　 ｀､　 丶 　 l
　　＿＿_　/　　/　,′　 / rへ　　　　rｰ-―ｭ　　　／ 〉　ｌ|　　　l　　　丶　　}　 |
￣: : : : : :.:￣｀丶､/　　 / /しﾍこ＞ ､ ｀￣￣　r～'⌒r勹 ｌ|　 　 l|　　 　 　 / 　 |
: : : : : : : : : : : : : : ＼　/　 ＼: : : : : : : ＞‐＜/⌒Y´: :／　 | 　 　 |　　　　 〈　　∧




　　　　　　 　 　 r;‐=＝ﾐ}:.:.:.:.:.:.:/:i:i:i:i:/.:.:.:.:.:.:.:.:___:.:.:.:.:入:__;ノ⌒ヽ___乂.:.:.:.:.入___
　　　 　 　 　 　 |:i　 　 〈 .:.:.:.:.:.:|:i:i:i:i:i|:.:.:.:.:.:.‐く　 ｀￣　　　　　　　　 　 ｀ く:.:.:..:.:.}_
　　　 　 　 　 　 |:L._＿/} :.:.:.:.:.:|:i:i:i:i:i|:.:.:.:.:.:.:__ﾉ　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨￣.:.:}
　　　　　　 　 　 ゞ;≠¨´| .:.:.:.:.:.|:i:i:i:i:i|:.:.:.:.:.___） 　 　 ,　ｲ　　　　　　　　　 　 |;.:.:.‐〈
　 　 　 　 　 　 　 {:{____人 :.:.:.:.:|:i:i:i:i:i|:.:.:.:__;} ! 　 / //|｜ 　/ 　 / ,　　　　　|:.:.:.:.ノ　　　　　あまりお痛をしすぎると、立派なレディーになれなくてよ？
　　　　　　　　　 /｀¨¨７/:ﾄ､:.,:ｨ≠ﾐﾄｉl_y´　　|　ｲ{;‐/‐l‐!、 ,!　// /　,　　　　|フ′
　 　 　 　 　 　 /　　 // l:| } {l（匀} } j:.|　 　 |　从/__ 乂_ノl!　/ ｲ _/ /,　 　 !　　　　　　　　それに……。
　　　　　　　　/　　 // ///|:.:ゞニ彡'l:.|　 　 |,ｲ ｢:::::ｄヽ　ヽ}_／ '!⌒ﾒ//　　 !
　　　　　　　 ,'　　 // ///　ヾ;.:.ﾄ:i:i:i:iL|　 　 | 乂::::xｿ　　 　 　 ,ムｲ　〉　/ リ
　　　　 　 　 |　　// ///　　　|.:ヾ;＼i:i|　 　 ｌ　　｀¨´ 　　　　 /:::d } /　/／
　　　　　　　 ! ／/ // '　　 　 `,二ヾ:ﾄ| 　 　 ＼　　　　　　　 {:xﾂ//　/'
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　　　　 　 　 l　　 |_/　! 　 /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}　 }! 　 ﾄ､　　　　　　　, ｲ　/
　　　　 　 　 | ｉ　　　　|　.ｲ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./　/　　 爪ミ=-_-=＝ミ l | ｲ
　　　　 　 　 l｜　　　 ∨l:ｌ:.:.:.:.:.:.:.:. ／　 ' 　 ,.ｲ:i:i:ｨ≠ミx'_i:i:i:i:》| ! l!
　　　　 　 　 | |　　 　 /.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ　　 ／i:i:i:={ { {匂）l}=:i:i:i》}　 |
　　　　 　 　 | l　　 ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| 　＼（i:i:i:i:i:i:ｉ;乂辷彡'ﾐｉ:i:i:i》|　 |
　 　 　 　 　 乂_／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼ 　　＼:i／:i:i:/i:i:i:i:iﾄ､i:i:i{{.:ﾐ:、＼
　　　　　　_ ｨ彡 .:/:.:.:.:,:.;.:.:.:.:.:.:.:.／￣＼　 　}:i:i:i:i:Ｌ:-=､}i:i:ヾ:}}::::ﾐト､　 ､
　　　　 　{￣ :.:.:.:':.:.／./.:.;.:.l.:.:.::{　　 ＼　 ／:｀¨:/}　} ヽ＼:厂:.:.:.:.{　} 　 ＼
　　　　 　 ｀ヾ:.:.:.:.:/:.:.:':.:.;.:.:.:ｌ:.:__:＞　　_У:.:.:.:.:.//　′　ﾞ　}:.:.:.:.:.:.:|ノ 　 　 j!
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　l!￣ｵ　|:.:.:.:.:.|　 　と′　 ,　　　 　 丶　 .: 　 ｒ┘
　 ￣ﾘｺ ｌ:.:.:.:.:.|　_「┘ /　/　 l |　 　 　 ＼ﾉ　 _〕
　　く｣!Ｌ.|:.:.:.:.:.! Ｌ.　//　/, 　l| l　 l　 i　 l ﾊ:.　 _〕
　〃l| l Ｌ.i:.:.:.:.| ｒ┘,./　/, 　 !|｜ ｌ| 　l　 ｌ ﾊ:/└i_
　|ｉ ｌ|　!└l:.:.:.:|　〕//　//l　 l ! li　l|　 l　 l　|!:: と__〕　　　　　　　あんまり抜け出し過ぎると、
　li〃!｜l　ﾄｚ水ﾞ/ｲ ,://l:|　l |ｌ l|　lｉ　 |　 ! ｌ|! とl｢´
　|!　| 　 !小こｼ｣　!/ ≧:ｘｲl ! ,'! /l　 ,　/ /l _.｣!|!　　　　　　　　　あの、こわ～い『侍女』様がお仕置きにやってくるのだわ？
　 　,ｌ｜ ｌ |ハ:.:!|l イ iｲ:r::ﾊ｀ / '//二ﾗ// ｲ|　l| ｌ!　　__
　　/!｜ l l 　 ＼! ｌ|　 ｀¨　 　 　 ｲrｿ/iツ行l 〃　　/　|
　 ,'/　!　l|l　　｢¨| llﾄ､　　　ｒ ｧ　 ¨´ｲ |ｌ　i　|l |! 　 /　/
　,' !　i　 ｌ|i ＿|:.:.l:.|l:.|:.＞ .、__　 イ´ !:| ! l|　ｌ　 　/　/
　! l　,　 ｌ|'「　 |:.:.l|:li |:.:.:.:.薔:.:.:.:.:.:.|､ハ! l::-‐ｒｚ／　'´ﾊ
./ ,　ｉ　/l|｜　ヽ/ ｌ| l;,;,;,ノﾞﾍ;,;,;,;,;,;,Y￣|ヽ　 {!' 　 / / ﾉ!
! /　l　, ｌ|　! 　 /　l　|:.:.:.| 　|:.＼:.:/ i　 〉　＼{!｣､ヽ'イ丿
｜　ｌｉ　/　l| ／ l　-＿〕:.l　 |:.:.:.「´ 〈　 ト.､　､＼テ¨´
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　　　ｌ| ＼ ＜ー- ､＿_:.:.:| /.:.:.:.:.:.:.＼　 ＼ ＼ ヽﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,'　__　　　　　　　　　 　 　 /　　 　i!ｉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　　─

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 うs｡ _ イﾞ/: /
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 从　ﾉ不⌒У /|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾆ=-─‐／　.i|　У: /: |
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　′　乂_/ jレ"／⌒～　_
　　　　　　　　　　　　　　　　 i У　　 ｡ｉ　 　 /: /　　　／⌒｝
　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　 　 j}　　/: /　 　 /　　 /
　　　　　　　　　　　　　　 　 ｲ｜／ ｡/ 　 φ: i　｀ヽ/　　 /
　　　　　　　　　　　　 　 ／ ﾉζ　　〈　＿ { : ｉ|　　/　　 /
　　　　　　 　 　 　 　 ／　〈 ノ　＿／⌒　 乂ｉ{　i/　　 ｲ
.　　　　　　　 　 　 ／　　ｘ个i⌒　 〉 　 　 ＼　 /　　　 |
　　　　　　　　　／ 　 ／. :｜辷ニ二ニ=-　 _Ｖ　　__＿|
　　　 　 　 　 　 　 ／　. : : ﾚ　 　 ￣⌒～=辷{⌒￣/:|
　　　　　 　 /　 ／　 . : : :/　　/　　　　/　　 ∧ 　 仆|　 　 　 　 　 　 　 _ｎ_ｎ_00
　　　　　　 ｛i／　 / . : : /　. ./　　　　/　　 　 ∧/.ji:|ｉ|　　　　　　　 　 .└i_n┌'　　　[][]「l
　　　　　　 /　　 / . : ／　. . ｉ . . . .　/　　 / 　 /∨リ||　　　　　　 　 　 　 .く丿　　　　 くノ
　　　　　　　 　 /. :／　　.ｉ. . |. . . . ./ . .　/　　 　 ｉ　 j｝
　　　　 　 ｉ　　 i／　 　 . .|. . |. . . ./. . . ./ . . /　　|　 i}
　　　　　 _|＿_/　　　/. ./|. . |. . ./. . . ./ . . /. . .　|　 i!
　　　 　 ｉ////　　　/. . . .| . . ／ . . . / . . / . . . .｜
　　　 　 |==/　　　/. ./ . .|i／ . . . .､/ . . / . . . . .｜
　　　 　 |/〈⌒～く. . . . ／. . . . . . ∧ . 厶. . . .／j|
　　　 　 |==`ー１´￣￣￣￣/￣￣￣￣⌒ く／/
　　　 　 |/////］　　　　 　 / 　 　 　 　 　 /: :У




　　　　　　 /: : : /　!: : : : :l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼:. : : : : : : : : : : : : : : : : : :|
　　　　　　,: : : :/　 | : : : : |: : : : : : :l: : : : : : : : : : ＼: :.:｀ ｰ--‐ｧ: : : : : : : : : : : ::|
　　　　 　 l : : :'　　 !: : : : :l: : : : : : :.',: : : : : : : : : : : :ヾ::ｰ--‐'´: : : : : : : : : : : : :.'
　 　 　 　 |: : :l　　　',: : : :.:', 、: : : : : ヽ : : : : : : : : : : : :｀¨フ: : : : : : : : : : : : : : ,'
　　　　 　 l: : :|　　　 ':,: : : ::', ＼: : : : : ＼丶 :_:＿,,..　-‐ '´:.:.:. : : : : : : : : : : : :,'　　　　　　薔薇水晶様……また、抜け出されたのですね？
　　　　　　',: : i　 　 　 ＼: : :',／＞--: : ::≧=- ､l : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : ,'
　　　　　　 ': : ',　 ＿　　 ｀　ｧゝ ／ ﾉ〃　);;;;ﾊ　| : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : ,'　　　　　　　前回にも、あれ程『お仕置き』したにも関わらず、
　 　 　 　 　 ＼', y-―',　　 {　　 ／　{し .;;;;;;:ﾘ / : : : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
　　　　　　　　 トﾍ ｛　):Y¨´ ',r ､　 　 ゝ ;;;;;;ン/j: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : ,'　　　　　　　まだ懲りないようで……。
　　　　　　　　 :.　X乂;;;i|　 　 ゞ. _　　＿ _,.／　' : : : : : : : : : ,': : : : : : : : :,'
　　　　　　　　　ヽ :.　 ´]　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/: : : : : : : : :,'
　　　　　　　　　　 ｀~　ﾉ　　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : : : : : :/:. : : : : : : : ::l
　　　　　　　　　　　 ',　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : :/:.: : : : : : : : : :|
　　　　　　　　 　 　 　 、　 ､__　　　　　　 /: : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : |
　　　　　　　　　　　 　 )＼　∟｀＞　　　〃: : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : |
　　　　　 　 　 　 　 ／: /: ＼ 　 　 　 ／: : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : :.:八
　　　　　　　　　 ／: : :/: : : : :＼__ ,／: : : : : : : : : ／: : : : : : : : : : : : : : :∧
　　　　 　 　 .／: : : ;:/: : : : :/::_,∠:_: : : : : : _: : ／:.'; : : : : : : : : : : : : : :::. : ::.、
　 　 　 　 ／: : : :／/: : : : :／　　　丶￣￣｀V//ﾍ:::',: : : : : : : : : : : : : ::::. : : :ヽ
　　　　／: : : :／　/: : :.:／　　　　　　　＼　　V//∧:',: : : : : : : : : : : : : ::::.. : : : ＼

　　　 　 　 　 　 　 ┌───────────────.┐
　　　 　 　 　 　 　 │...桜田家・家臣　薔薇水晶専属侍女. │
　　　 　 　 　 　 　 │　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　 　 　 　 　 　 │　 　 　 　 月影ゆり　　　　　　 　 　 　 │
　　　 　 　 　 　 　 └───────────────.┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／|
　　　　　　　_＿__ .．≧ゝ,．≦三:._￣ ｀丶:､　 　 　 　 　 ／　 |＿_
　　　　　　　 ￣ﾌ＞:;／ ｀ ー- ．＿ 　 　 　 ｀ヽ　　　　　＼　　／
　　　　　　　／.:,ｨフ　 　,ｲ　.:　 .:.　　　　　 　 　 ＼　　　　 | 　 ＼
　　　　　 ／.:／ / .:r､ｨ/ |　.:i　.:.:.i 　 .:　　 ヾ:　､.:.:.:＼ 　 　 ￣￣
　　　　 /.:／　 / .:/_/]＼!_. :|　. :ﾊ　.:.i!　. :　.:`.:､`ｰ-
.　　　 /.:/　　./ .:ｲ/ﾞ`j厂ⅥL! .:/ ト．_|__. .:.ｲ　.:.:/:::
　　　/.:/　　./ｲ/　 ● 　 ∨`､厶-Ⅵ-!￣7 !　.:/べ
.　　〈 /　　 .'´ ′ノl　　　　　　ﾘ＼:::{く匂/ヾ|　 ′　　　　　　　　　　　　　　ひぃっ！？　ゆり！？
　　　ヾ:.､　　 }! （_ノ　　 　 　 　 　 ヾ辷彡’j}
　　　　〉.:）　 iﾊ　　　　　　､ _　　　　,, ,,`ｰ 1 :.
　　　/／　　l　 ヽ 　 　 　 　 ｀　　 　 　 　 | .:.:.:.
　　　ヾ:、　 ,′.:.:.:.丶、　　　 　 　 　 　 _ .ｲ .:.:.:.
　 　 ､　ヽ / 　 .:.:.:.:.:.:.て圦ュｧz=ｪ彡'".:.:.:.:| .:.:.:.:.
　　　 `ーｿ　_＿_;.:．≦三ｰ＞=く`ｰ'￣ス.:」_:.:.:.:.:.
　　　　 /　「） rt―ィ　　,ｨ Yく及｝ i　､　￣｀¨ニ７
. 　 　 / 　 ﾌ"　`ｰく　,.ィ/　}≠く　|!　 r:､　_r-､ﾉヾ
　　　,′　〈二ミ:､　 ｀¨´ヽ.ﾉ＼/ヽ√´　 `" ,ィ三彡


　 　 　 　 　 　 　 　 　 |{ ＼:./　　　　　　　　　| : : |: : : l: : : ヽ: : : :＼l_
　　　　 　 　 　 　 　 　 |:＼　)　　　　　　 　 　 | : : |､: : ﾄ､: : : :＼:_:_:／
　　　　　　　 　 　 　 　 |:.:/｀(　　 -―――-　 ヽ : l-＼|‐丶--ｲ: : /
　　　　　　　　　　 　 　 l:〈ヘ ',ﾞY´ ￣￣￣ ｀ヽ __｀7´ ￣￣　｀7: :/　　　　　　　　　　……前回のものでは物足りなかったようで。
　　　　　　　　　　　　　 ',:ﾊ 　 ',{　｀ゞｧ=一'　rﾉ　 ' l　｀ ｰ=＝'/: :/
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　'; :＼　,＼_　　　__／ 　 l　ヽ　　＿ /: :/　　　　　　　　　　　今回は、少しグレードアップをしたお仕置きが必要なようですね？
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ; : : :｀ﾍ　　　　　　　　 |　　 　 　 /: :/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : : : : :ヽ　 　 　 __　　　_　　 ,〃: :/
　　　　　　　　　　 　 　 　 |: : : : : : : :＼　　　 ｀　 ´　 ／/: : /
　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : : : : : : : | 丶　　 　 ／: :/: : :/
　　　　　　　　　　　　　　 / : : : : : : :／{　　 ＞＜ |ﾍ.:/: : :/:|
　　　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : :／ l　 ＼　　 　 /　,: : : /: :|
　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : : :／/ 　 |　　　＼　 /　/.: : :;(: :｜
　　　　　　　 　 　 　 ／ -‐　　/　　｜　　　 x少x./.: : : :lヽ｀丶.
　　　　　＿　　-‐　´　　　 　 / 　 　 |　　　//小./ : : : : l　＼　 ｀　-　 ＿
　　　　 l ヽ.　　　　　　 　 　 /　　　　|　　//　ｌ| /: : : : : :|　　 ＼　　　　　　￣￣,１
　　　　 |　　＼　　　　　 　 / 　 　 　 |　// 　 ｌ|;': : : : : : :|　　　　〉　　　　 　 　 /｜
　　　　 |　　　 |　　　 　 　 ＼　 　 　 ∨〈 　 〃: : : : : : : |　　 ／　　　　　　　　ｌ　|




　/　|　　　　　　　　　　 ＼　　 ＿_　　　　　 !　　i　 |　　　　　|
./　ハ　　　　　 ﾄ､ i　|　　　X {r⌒ヽ} 　 |　 i |　　|　 i　　 |　　l!
　 /　i 　　! | _L|-┼十ﾃ"´ | i ﾄ､　 |i ゛十┼|-- |　/　　　!　　|
　　　 !　　| i　| |　|i､-|‐ヾ　 | | ! !|ヽ　r一 ｧ{Y}--､/ｲ　　/　　/
　　　 ﾄ､　　|　!i| ｨ云キ弌ヽ. ! i | |i 　{ ヽr/　Y7__ノ{ |　i,　　 '　　　　　　　あっ……。
　　　 | ヽ　 !|.|ﾘ　戈,{ﾄij.:}i'　ﾘ' ﾘ ! ＼　 Z　Y7　 ﾉ 〉! /　／
　　　j　　＼ﾄ!ヽ! |lii"ｰ‐″　　 :::::::: 　V＼ヽ-＜／.//イ　 ヽ
　　 /　　　|　ﾍ　　　　　 　 　 　{:.　　　　 ｀ｰ1} i /ｲ　 |　　　＼
　 ./ 　　　 }　ハ　i_j　　　　　　＿_　　　ｰ＝彳/　 | i　　ハ.　　｀
　/　　　　/ / 公　　　　　　　（　　〉　　 　 　 /　　 ! |　　　＼
　　　　　/ /　/　}＞　　　 　 　｀ ´　　　 J　ｲ　　　 | i　　　　 ヽ
.　　　　/ '　　_,.ア￣￣＞　　　__　　　＜＿ i　　　　！
､＿_.／/　　 ＞一z＿__二｀ヽ　　／ヘ→　 フ　　　　|
　　　／　　 く　　　　　　￣ヽ　Y　ｒ一≦´￣＞

　　　　　　　　　　　　　 __　　　 ,．'"´　　　　　　　　　 `ヽー-､
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄ-!ヽ.／　　 /　 ,　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　 __>ｧ､　"´　 / 　 i　 ､.　　ﾄ､　　　 ､　　　　 ＼
.　　　　 　 　 　 ／￣／l　/　　　 ﾊ　　,! ﾊ N　 ',　､　　　}　　 i　　　ヽ
　　　　　　　 ／,. ｧ'"／ﾊ/　　 　 .|/!　/l !｀!lﾞヽｰﾄ､ l､　,=､!l、λ. ', ヽ.､ヽ
　　　　 　 　 ￣ﾑ‐'" /　/　　　　 lﾊ　!　iｨ=＝ミ､ヽヾ',　 /lﾊ ハi .!　ヽ.|ヾ　　　　　　アカーン！！
　　　 　 　 ／/　　 ./　/　　　 　 .l∧.|　　ﾞ,.辷歹゛ 　 ∨'ﾒﾇ/ヽli ﾄ､　l.|
.　　　　 ／／　 　 /　/　　　　 　 l　v′ 　 ￣　　　　 　 ヽヾﾂ_)|! ',　!!　　　　　　　真紅おねーちゃん、助けてーっ！！
.　 　 ／／　　　 ./　/ 　 　 　 　 ,'　　　　　　　　　　　 　 ∧__/ﾚ′ﾚ′
..　／／　 　 　 ./　/ 　 　 /　 　 ! 　 i_j 　 　 　 　 _＿_　 　 ､_) !.＼　　　　　　　　　ゆりが苛めてきよるーっ！！
／／　　　　　 /　/ 　 　 /　　 /{　　　　　　　 　 （　 V　　　　,ｨ. 　 ＼
／　　　　 　 ./,／ 　 　 /　　 / iｰヽ､　　　　　　　｀ｰ´　　　／ |　　 　 ヽ
=＝＝ニｰ-.ム._ 　 　 ,/　　 / ,ﾑ'⌒ﾞヽ　　　　　　　　　　／　　|　　　 　 ヽ
　 　 　 　 ｀)　／　　 /　　 /　/＞ ､: :ヾ⌒ヽ ､　　　　 イ. 　 　 !　　 　 　 ',ヽ
　　　 　 ／,イ 　 　 /　　 人´: : : : ヾｰ‐＼: :ヽ｀ヽｰ‐´-､.　　　 |　　　　 　 ',.ﾊ
.　　　／／　　 ＿ /　 ／　,/＼: : : : ＼: : :ト-､; : :}': :／l　　 　 |　　　 　 　 ',.ﾊ
　 .／／"´￣´ : : :｀￣｀ヽ、　　 ｀>､: : : : : :｀: : ヽr'⌒ｰ')　　 ,. --- ､ __　 　 } ﾊ
／／ :⌒ヽ、: : : ,. - ､ : : : :＼／: : : : : : : : __r-､_}_r'"´l　　 （　 (´￣ 　 `ｰ＝､ﾉ
／: : : : : : : :｀~´: : : : :ヽ: : : : :｀ : : : : : : : : :} { Ｙ´ﾚﾄ,　 l!　 　 ＼ ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : :ﾊ : : : : : : : : : : : : : ゝ＞i'" ,! ＼ｰ:´:￣:｀ヽ､ ＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼＿／⌒ヽ: : : ,＜´｀~´ｲ: : : : : : : : : : : :＼. ＼


　　　　　　　　　　　　　 　|....../........,′..././........i! ....../..../ {　}..}...|...... |l....'，......}.....................|...'，
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,...../..........{.....././......... l....../{.../　|　};ﾉ刈..... ﾊ....} ､....|......|..ｉ...........|!....'，.
　　　　　　　　　　　　 　 i!../............{.. /./..........-|‐.7 .|7 ー!―一个....} !..､　Ⅵ.......|..|......|.. |!......'，
　　　　　　 　 　 　 　 　 j./.........,'...ﾊ〃!............/| / 　,≠=　ミ　　|......l |..」_ ｰ- ｌ...」 |......|....|ヽ.....}
　 　 　 　 　 　 　 　 　 〃.........,.../.〃..{........../ .{xf／ ,ｨ抃　｀ヾ　!......} ｚｮ≠ヽ｜..|..|......|....|　Ⅵ!
.　　　　　　 　 　 　 　 /.............../ /ﾍr.{...... 〈　 ヾ｛　 忙刈 　 　 |....,' 行ﾊ　 };〉....|..|l.....|....|　 }′
　　　　　　　　　　　　,′........i!..{　　｛ .{..../....＼　　　弋_ツ 　 　 | /　叱ﾘ　/ ﾊ...}...ｌ!....|....!
　　　　 　 　 　 　 　 ′..........|...| 　 弋{./{......l｀ ｰ 　` ー‐ ´　 　 }′　＿, 　 j...|ﾘ....}....八ｊ
　　　　　　　　 　 　 {...............ｌ.. !　　　 {ｰ{..刈　　　　　　　　　　　　　　　　　... |.......}/
　　　　　　　　 　 　 |...............|...|　　　　　|′|.ｉ　　　　　　　 　 　 　 〉 　 　 .{.f |.....,′
　　　　　　　　 　 　 !...............|...|　　 　 　 　 }八　　　 　 　 　 , ‐., 　 　 　 八| |. /
　　　　　　　　　 　 ..................|...|　　　　　　　 ,′ ､ 　 　 　 　 ￣　　　　个}.. ｌ ｌ/
　　　　　　　 　 　 ,...................|...|　　　　　　 ｨヽ　　　 ､　 　 　 　 　 イ..../|/..八′
　　 　 　 　 　 　 刈.................|...|　　　　 ィ＾:|l 　㍉.､　　　 　 __　 ´　 !../ ル!...|
　　　　　　　　　 {　ｌ.................|...{ 　 ｚ≦/|::::.ﾍ　　｀ ミ≧ｪｪ弋.　　 　 |/.........|....!
　　 　 　 　 　 　 　 '，....... z≦///////.l!::::::::'， ＝　　 〕〔　}:，､ 　 ﾉ...........|...,
　　　 　 　 　 　 　 メ≦////////////ﾊ::::::::::'，　　　/∨ﾊj|:;Ⅶヽ...............ﾙ′
　　　　　　　　ｚ≦/////////////////ﾊ:::::::::::'，　 ∧∧ﾊｊ!::::Ⅵ/会x.､メ


　　　　＿＿
　　 ／ノ　ヽ＼
　／.（○）（○）＼
　|. u.　（__人__）　|　　　　　（すっげぇまともそうで上品そうだったのに、やっぱこの子もコテコテのカンサイ弁だろ……）
.　|　　　　　　　　|
　 |　　　　　　 　|
.　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　 ヽ　　　 　/
　　　/　　　　ヽ
　　　|　　　　　|
　 　 |　 　 . 　 |

　　 　 |::|　　|:::l、:::ｨ≠ｨｆ―ﾃﾐｙ::::::::::::|_ ::::::::::::::|
　　　　l::| .-‐ゝゝ /　 ﾉﾍ壬ン/::::::::::::;　｀!::::::::::;　　　　　　　　　　　　　苛める、とは人聞きの悪い。
　　　　ヽy'斤ﾃr ﾍ┐　　 　 ./::::::::::::/´　|::::::::/
　　　　　{｀Y｀¨| 　 ` ー　"´/:::::::::::/__／:::::::::|　　　　　　　　　　　　　　これは教育です。　ジュン様からも、薔薇水晶様には甘えが残る故、
　　 　 　 ヽ:　-!　　　　　　/:::::::::::/::::::::::::::::::: |
　　　　　　　　　 ,　― 　 /:::::::::::/:::::::::::::::::::::: |　　　　　　　　　　　　　　徹底的に教育をするようにと言われておりますから。
　　　 　 　 　 ＼　　　　,.::::::::::::/;::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　 ＼_ ／::::::::::://:::::::::::::::::::::::::::::ヽ　　　　　　　　　　　　　……と、それはそれとして。
　 　 　 　 　 　 　 ／.::::::::::／´l:::l:::::|:::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　 _,　-――----‐≠´|:::l:::::|::::::::::::::::::::::::::ヽ::＼
　　　　 /⌒＼　　　　　　　　 |:::l:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::l
　　　　,　　　　＼　　 　 　 　 |:::|:::::!::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::|
　　　　|　　　　　 l　　　　　　 |:::l:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::j:::::|


　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　. : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　: : : : : : : : :_:ｨ: : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　. . .／'´ |. . . . . . . : : : :!
　　　　　　　　　　　　　 ,　　 . : : : : : :／　　　l: : : :l: : : : : :l: |
　　　　　　　　　　 　 　 l　　: : : : : : /　　　　　:. : : l: : l: : : V
　　　　　　　　　　 　 　 |　 （＼ : : /　　　　　　 ＼:.',: :ヽ: : :ゝ、
　　　　　　　　　　　　　 |　　＼＼/　　_ 二三ミ丶 ヾト≦ﾌ千　　　　　　　お久しぶりです、真紅様。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 l 　 :/ﾆ Y｀Y´笊_斥｀ _}-―{片示:/
　　　　　　　　　　　　 　 l　 :l　 〉　　､ ゞ＝ﾟ　(ﾉ　　 |=ﾟ ｲ/　　　　　　　　お変わりないようで、安心いたしました。
　　　　　 　 　 　 　 　 　 l　 ＼　　　　 ￣￣　　 　 ｣￣ｌ:|
　　　　　　　　　　　　　　 l　 : : ｀¨1ヽ　　　　　　　_,　 ｲ |
　　　　　　　　　　　　　　 |　　: : : :|　 ＼　　 ｀￣-／:.: : |
　　　　　　　　　　　　　　 |　　: : : :| 　 　 丶　 _／ｌ: : : : :|
　　　　　　　　　　　　　　 |　 : : : :/　　　　 〈.: : : /|　 : : :|
　　　　　　　　　　　　　　 | 　 ／}ﾊ.　　　 　 ＼ノ. ｌ　: : : |
　　　　　　　　　　　　　　 l.／　　Vﾊ、　　　 -‐ヽ｀! 　: :.:|
　　　　　　　　　　　　 , ∠、　　　 Vﾊヽｰ---―'ﾍ.l　 : : :|
　　　　　　　 　 　 　 / 　　 ＼　 　 Vハ＼ヽ　　　l|　 : : :|
　　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　ヽ　　 V ﾊ　＼　　 l|　 : : :|
　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　lー'===＝冖| 　: : :|
　　 　 　 　 　 　 　 /|　　　　　　〉　,　|　　　　　　｜　: : :|
　　　　　　　　　　 / :|　　　　　　| /　 |　　　　　　｜　: : :|
　　　　　 　 　 　 /　:|　　　　　　l/　　|　　　　　　｜　: : :|
　　　 　 　 　 　 /　 :|　　　　　　|　　 ,'　　　　　　｜　: : :|
　 　 　 　 　 　 /　. ::|　　　　　　|　　/　　 　 　 　 |　 : : :|
　　 　 　 　 　 /　. : :|　　　　　　|　 /　　　　 　 　 |　 : : :|
　　　 　 　 　 /　: : : |　　　　 　 |　/　　　　　　 　 |｜: : :|


　　　　　　　／／　/::/.ﾚ　　　　　　　　　 , 　 　 　 　 ､　　　　　 ﾊﾊ　i､ 　 　 i:::::!　　　　l::::i　　 　 !
　　　 　 　 〈::＼__,/::/,/　　 ,　　　　　　 ,/　　 　 　 　 |　　　 　 　 i ', .ﾊヽ 　 .|:::::!　　　　l::::!.　　　 l
　　　　　　　｀ヾ;;_::ｰ':/　　 /　　　 　 　 ﾊ　 ,'　　 　 l　i　 　 |　　 ｉ |　',　i ヽ　 |:::::!　　　　|::::!.　　　 i
.　　　　　　　 　 ﾊ:77　　 /　　　　　　 / !　　　　　 　 l!　 　 !　 〃.}　 } .|　ﾊ　|:::::|　　　　|::::|　　 　 ',
　　　　 　 　 　 ﾊ:l .ｊ　/ /　　　　　　 /　|　 i　　　　　 ｌ　　　|　〃!ム. | .i! 、ヽ !:::ﾊ　 　 ,ｲ::::ﾊ　　 　 !
　　　　　 　 　 ﾊ:;' .| / ｨ　 　 !　　 　 !　 |　 l　 　 　 ! .|　　 ムﾅ"ﾚ′ iV ! |、ﾊﾄ､:::ﾄ、　.ﾊ:::::| ',　　　 {　　　　ええ、久しぶりねゆり。
　　　　　　　　ﾊ::l　l/ /!　 i!　{.　　　 | 　 '　.l! 　 　 /./|　ィ7/ﾑ‐,!-､-.､　} ハ　Ｖ｀ヾi . /　＼!　',　 　 ﾊ
.　　　　 　 　 ﾊ:::| .ﾊ/ .|　.ﾊ　', 　 　 .!　　V il　　 ./ﾚ　! ./ " ,イcｆ:) ﾊ // l　|　 |　　} /　　　　　∨　　ﾊ　　　……そちらは相変わらず、薔薇水晶に手を焼いているようで。
.　 　 　 　 　 !､:::| ｉ ,'|　!　ｉ ｌ　ﾊ. ﾄ 　 !　　_ヽﾄ､　/　　 ﾚ′　 .弋_z歹 ./ /　 !　 ! , //　　　　　　 ∨　 .ﾊ
　　　　　 　 　 ヾ!.| l ! ﾊ　| ト､ﾊ |ヽ,ﾄメ二＿ヽ∨　　　　　　　　　　　/ / 　 .|　 レ"　　 　 　 　 　 ∨　.ﾊ
　　　　　　　　　　l .ﾄ､ .ﾊ Ｖ::i ＼ヾ､ ﾊl'ﾊcf:).ﾊﾞ　　 　 　 　 　 　 　 / /　　　|　 |　　　　　　　　　　 |∨.ハ
　　　　　　　　　　∨ ヽ　ヾ､:| 　 ﾞiヽ. ,ヘ弋z歹 　 　 　 　 　 　 　 / /　　　/.!　 !　　　　 　 　 　 　 ', ∨ハ
.　　　　　　　 　 　 ﾊ　　　|´::!　　| 　 l,ﾊ　　　　　　 ヽ　　　　　　/ /　　　/　|　 |、　　　　　 　 　 　 |　ﾄ、|
　　　　　　　　　　 |　　　 ﾊ::::〉　 ﾊ　,'　ヾ､　　 　 　 　 ＜　フ　/ /　　 ,.ｲ　 .!　 !::.＼　　　　　　　　 l　i! ｀i
　　　　　　　　 　 .ﾊ　　 /　ﾚ′/　 / 　 　 ヽ　　　　　　　　　 / /　 ／　,.＜ﾊ. ﾘ::.::.::.:ヽ　　　　　 　 ,} }.i　.|
　　　　　　　　 　 ﾊ　　/ 　 　 /　 /　　　　　 二> -　__ 　 　 ﾊ/,.ｨ´-‐"::.::.::ﾊ　ﾘ::.::.::.::.::.ヽ　　　　　/ ﾘ !　.!
　　　　　　　　　 ﾊ.　 / 　 　 / ,／|,.-.､　 _i´::.::／::.::.::.::.::.｀￣l ,'::／::.::.::.::.::./　 /::.::.::.::.::.::.::.ﾊ、　　 / ./ ﾊ　!
　　　　 　 　 　 ﾊ.　 /　　 ／／,.! .!::.::.::.｀ヽ､／::.::.::.::.::./::.::.::.::!|'´::.::.::.::.::.::./　, ｲ::.::.::.::.::.::.::.::.::.:ヽ､／／ / ,　}
.　　　 　 　 　 /　.／　 ／／　,ハ |::.::.::.::.::./::.::.::.::.::.::./::.::.::.:Oﾞ＝=‐､__,,.-'‐'´ .!::.::.::.::.::.＿,.-‐=≦'＾＞'　ﾉ /
　　　　 　 　 / ,ｲｒ-.､_ヾ.く 　 {::.:ﾊ ',::.:／::/::.::.::.::.::.::./::.::.:_,,.-=≦三―‐-三二-‐＝'"´　　　　　 ｀￣￣´ﾉ!
.　　　 　 　 / / | ヾミ　｀ヾ､　',::.::. 〉〉::.::./::.::.::.::.::.::./ｆ｀￣　 ,,.-――ｧｰ-ｧ　∠,.-――-- .､　　　　　,,.ノ"::|

　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　 /: : : 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　 　 　 　 /: :.:／}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
　　　　　　 ,: : :/ 　!: : : : : : : : : : : ＼: : : : : : : |　　　　　　先日、そこにいる愛宕が真紅様を連れ戻しに、キューシューへ向かったとは聞いておりましたが……。
　　　 　 　 |: :.,'　　|: : :l: : : : : : :､: : : :｀ ￢ｧ: : l
　　　　　　 l: ::l　　 ',: : ',: : :＼: : :＼ヽ-‐'´ : : ;'　　　　　　……こちらにおられるという事は、やはり、戻ってきていただけるという事で？
　　 　 　 　 ',: l ≧ﾆ、:::{ ＼≦二ｰ个: : : : |:.:;'
　 　 　 　 　 ヽf八;;;;;y― i　 ﾍ::;;;ｿ ]: : : : ::|: |
　　　　　　　　 ゝ -- ﾍ　 丶---‐'´l: : : : ::|: |
　　　　　　 　 　 人　　}　　　　　　 |: : : .:.:|: |
　　 　 　 　 　 　 　 i::..、‐―　　 ／|: : : : :|: |
　　　　　 　 　 　 　 l: : ＼__,,. イ／;': : : : /:.:l
　　　　　　　　 　 　 |: : :／/ X´　/ : : : ∧:.:',
　　　　　　　　　_,,. 　 '´/ / ハ　/: : : : /　＼',
　　　　　　 ｢￣　　　／ 〃/!　V: : : : :,'　　　 ｀　　..,,_
　　　　　　 |ﾍ　　　/　 《_/' l_ノ: : : : :.:l　　　　　,　 -‐ ￣/
　　　　　　 | ﾊ　| 〈 　 //　 l /: : : : : :|　　　 ／　　 　 //
　　　　　　 |　 , l!　 > l/｡　 j/: : : : : : |　　／　　　　 / /
　　　　　　 |　 }/／　 |　　 /: : : : : : ::|　 /　　　　　/　'
　　　　　　 |　/＾＼　 | 　 /: : : : : : .:.:|　 l 　 　 　 /　 |


　　 r‐く二ニ:/i:i:i:i:i:ｉ/　 V＾’　　　　　　　　　 　　 ﾏ: :_: - :ｦ
.　 /:ｉ/［＿: :｜i:i:ｉ:i:/､ｙz'′　　　　　　　　　　　　ヽ Ⅶ: : :己
　/:i/　lしんく|ｉ:i:i:Yrｭｦ　　 l　|　 l!　　 l|　　 ｌ|　',　' Ⅵ: : :.__7
.〈:ｉ〈　 ||　己 {ｉ:ｉ:i:i|′ 　 !　l　|　 l!　　 l| | l　i!　 |　! |: : :_:∠,　　　　　　　　…………。
　＼＼!! 　 し|i:i:i:i| 　 |　|　|　|　 l!　　 l| | i　i!　 i　| l}: : ＿く
　　 ￣|L__ﾑｽi:i:i:i:{l 　|　|　|　|　 l!　　 l| | l_」L ﾘ　.! |＿＿ノ
　　　　|￣|i:|i:|ﾏi:r=Ⅶ !　!士十ｉ l!　　 l| |,ｨ≠ziｌ　 | l!ﾄﾐx7
　　　　|　 |i:|i:|ミﾑ泌ﾘヾ l|/ 行示ヾi／!ﾉ尓弍ﾘN从ﾉﾏﾍⅣ
　　　　|　/i:{ゞ＼ゞ=ｲ| l |ﾍ 弋辷ﾘ　　　､ ゞ-" /　 |　 l!.| |
　　　　|　:￣|　￣ゞ≠{. i ﾄ､　　　　　　_′ 　 /l 　 !　 | ｉ |
　　　　|　i 　|　 　 x≧l　 |ゝ､U　　　 ‘ ’　／　! 　.|　 | | |
　　　　|　l. 八　　 《ミく　 !三≧x､_　 　 イ三ｦ｛ 　 i　 | ｌ |
　　　　|　| |　ﾍ　　∨i:|　 |≦三三r≠くﾍ≦三∧　 ',　! | |
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　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : :Λ
　　　　　　　　　　　　 ,. . .-.‐:…ー:‐:-:. . 、: : : :.Λ
　　　　　　　　　 ,.: '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : `:. 、: ',
　　　　　　　　〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽﾊ
.　　　　　　／ : : : : : : : :.j: : : : : : : :、: : : : : : : : : ﾍ: ヾ
.　 　 　 ／: : : : : : : : : :,ｲ: : : : : : : :l V: : :.',: : : : : :ﾊ: :Λ
　　　 ,:': : : : : : : : : /: / !: : : : : : : :.l　 ':,: : l: : : : : : ﾊ:.ヽ':、
.　　 /: : : : : : : : : ,:.､:,'　l: : : : : :l: : :l　　 V:.l、.: : : : : :l: : ﾍ':、
　　,: : :.,': : : : : : /: :./＼!: : : : : l V:.',／　',::l V: : : : : :l:V: :ﾍ:.、
.　 l: : /: : : : : : :,' V:l　 _ V: l: : :ﾊ V:L_　　!:.l　l: :/: : : l;ハ: Λ':,　　　　　　まぁ、そう急くなやゆり。
.　 l: :,l: : : : : : : l　 ヾ,　__ ヽマ: : ﾍ_ヾ、_　}:/　!:/: : : /: :/ﾊ: :l: ﾍ
　　V:.l: : : : : : :≫末宕丁　`　＼:ﾍ 洋宕末≪,/: :ア､/:/:.l: :!: :.ﾊ　　　　　そこらへんの話も含めて、今日、こうやって帰ってきてくれた次第や。
.　　 V!ヽ: :ﾄ､: Λ. し::::ﾊl　　　　　 　 し:::::::}　 /:／!: :.V Ⅵ: :': : .:ﾊ
　　　 ',l　入:lヽ: ﾊ Ｖぅソ　　　　　　　Ｖぅソ　イ: : :l､: :.Λ ,j:/: : : : ﾊ
　　　　 /: :/l: : :l:!　: : :　　　,　　　　 　: : : :　 l: : :.l V: : ﾍ　 }':,: : :l: :',
.　　　 ,': :./ l: : :l l　　　　　　　　　　　　　　　 l: : :lノ ',: : : l　l: :}: : l l:.l
　　　,: : :'　 l: : :l ',　　　　　_ 　　_,　　　　　　-!: : l　　V: : l　l: ﾊ: :l l: l
　　　V: l 　 !: : :! ‘　、 　 　 ￣　　 　 　 ／,:' ': :.,′　}: :/　/:'　}: l l:/
　　　 ヾヘ　l: : :l　　　`　 、　　　　, 　イ:／　,: :/　　/／　〃　,: / ,'
　　　　　＼ l: : :l　　　　　 r＞‐　´　　 lTﾍ　,: /　 ／　　　 　 /:,'
　　　　　　　V: :.',　　　／ l }　　　 　　У　V:/　　　　　　 　〃
　　　　　 　 _入:.ﾊ-ァ´　　ゝ、　　 ／　　 /:/ Yー=　-　 、
　　　　γ´ 　　ヽ:.V　　　 　 λY　　　　〃　　}　　　　　　　ヽ
　　　 /　　　　　　 l　　　 ／　 }‘,　　　　　 　/　　　　　　 /　‘,
.　　 /　　　　　　　 l　 ／ 　 　 l ‘,　　　　 ／　　　　　　 /　　 ‘,

　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　八　　　∨　　　 ／　　　　　　　　　　/ 　 　 　 　 }
　 　 　 　 l　　　　　 　 　 　 　 ／⌒ヾﾊ.　 　 ∨　／　　　　　　　　　　　/　　/　　　 /
　　　　 　 ',　　　　　　　　　　/　 　 　 ヽ:、　　|／　　　　　　　　　　　　/　　/　　　{/
　　　　　　 ', 　 　 　 　 　 　 '　/ ⌒ヽ　 ',:ヽ _ﾉ_　　　　　　　｀丶、　　 ,'　　 '　/　{ ｀フ
　　　　　　　,　　　　　　　　 l　　　 　 }　　V　 　 　 ‐-　..,_ 　 　 　 丶､|　　 {　{　　｀フ　　　　　……なるほど。
　　　　　　　|　 |　　　　　　 |　　　　 ﾊ　　　　　　　　　　＼_　 　_　　 人ヽ　'、丶-‐ｧ
　　　　　　　|　 |　 　 　 　 八 　 　 /　　　　　　　　　　 　ﾍ.　｀)Xミ.〃　/>､_,＞ｰ '　　　　　　　そちらにおられるお二方も、その件で、という事でしょうか？
　　　　　　　|　 l　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　V::ノ /ヽ ,/-/
　　　　　 　 |　 '　　　 　 　 　 　 ` ￢{　　　　　　　　　　　　　 ヾ /　(_/ /
　　 　 　 　 |　,'　　　　　　　　　 　 l| |　　　　　　　　　　　 　 　 /　　/　|
　　 　 　 　 ! ,'　　　　　　　　　　　 l!！ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {_ ／　　|
　 　 　 　 .//　　　 　 　 　 　 　 　 |　ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　',
　　 　 　 //　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,　-┬━ '
　 　 　 .//　　　　　　　 　 　 　 　 ,'　　　　 ＼　　　　　　 ｀＞┘　 l|
　　 　 //　　　　　　　　　　　　　 ,'　　　　 /　 ＼　　　　 / 　 　 　 l!
　 　 〃　　　　　　　　　　　　 　 ,'　 　 　 /　　　/＼ 　 ./　　　 　 /
　 ／　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 ,'　　　/| 　 ｀¨′　　　　/


　　　　 ., ──‐､
　　　 ／　　　　　＼
　 　 |　　　　 _ノ　　ヽ　　　　　　　　　　　　　　……まぁ、そんなとこだろ。
　　　| 　　　 （ ●) (●)
　　　| 　 　 　 （__人__） , -―ーっ　　　　　　　キューシューを統治してる美筆軍代表、美筆やらない夫ってもんだろ。
　　　 |　U　　 ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣
　　　. ﾝ　　 　 　 　 }　 |.　|　　　　　　　　　　　よろしく頼むだろ。
　 ／⌒　 　 　 　 ノ　 .|,　 |
　/　　　ﾉ 　 _ィ ´ー‐ｨ'　　|
../　　 /　　　　r_＿＿__ ノ
/　　 /　 　 　 |i


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ　_＿＿ へ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: :/≦/ヽ／Y: : :|ﾌ､　　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : ://: ´: :´/: /: : : l: : ヽゝ､|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: ////: /: / /|:.|: : :||: : : ヽ:|ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/:/ 十-/:ﾒ-|_||_: : || ',: |: : |: :ｉ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／///: :/.rえ冬､|:| |: : |ﾒ-ｉ_|: : |: :||
　　　　　　　　　　　　　 　 /: : ///://,'.辷.ｼ ｀ﾘ |: :|7=ァ､｀ |: :.|:|　　　　　　その配下、ティアナ・ランスターと申します。
　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : //:.|∧/＼　　　　 ヽん:ﾅ〃: ,': ,'l:|
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : :/|: :|/ヽ7|　　　　　 ′｀´ ./| /: / ﾘ
　　　　　　　　　　　　　/: : :,' |: /| 　 |:|. 　 　 ｀丶　　 .人/|:/
　　　　　　　 　 　 　 ／、ヽL|_ |: |.　　|.＞､　　　　, イ://||/
　　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:｀ヽ｀|:｀､｀ヽ､≧ｽ´: :||:/: : :|
　　　　　　 　 　 ∠:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:|:::::ﾍ　　/7´|､:,' |: : /||
　　　 　 　 　_≠｀:.:ヽ/――ヽ:.:.:.:.:.|:::::::::ﾍ/ゝ/||::',ヽL:/:/|
　　　　　　／￣‐‐／‐‐‐‐‐/::::｀ヽ､＼:::::::ﾍ´ヽ┤:ヽ:.｀ヽ/
.　　　　／::｀ヽ￣::::____:::::::/::|:::::::::::::::｀　＞_:ﾍ‐‐|::::/:._ヽ/|
.　 　／::::::::::__::::-::::::::‐／￣::::::::::::::::::::::＼::::｀ヽヽ}:ヽ､:::ヽ:.L_
　／:::::::::--＿:::::::＞´ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ヽ:::/:::::::::}:.ヽ
/:::::::::::::::::::::::::￣,'　　 　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::}´:::::::::,'ヽ_ヽ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ、.　　 　 ヽ:::::::::::::::::‐‐-----:-/:::::::::/::::::::::::ヽ
　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　ゝ::::::::::::::::::::::::0::::::0:ゝヽ::::{:::/::::::::::::ヽ
　　　＼::::::::::::::::::::::／ ＼　　|----::::::::::::::::::::::/::::|::::::｀ｌヽ:::::::::::::::::::ヽ

　　　　　　　　　　 ,　 "´￣￣￣｀ 　、
　　　　　　　 　 ／. : : : : : : : : : : : : : ＼
　 　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　 /: : : : : :｣: : : : : : : : : : : : : : : : ',
　　　　　　,: : : : ／´|: : : l: : : : : : : : : : :_: ハ　　　　　桜田家家臣、月影ゆりと申します。
　　　　　　| : : /　　 |: : : |: : : : : : : : ､:_:ノ.: :|
　　　　　　| : / 　 　 !:､: :ヽ: : : : ＼: : ｀フ: : !　　　　　ご覧のとおり、主なお役目は薔薇水晶様の教育係兼お世話係……。
　　　　　　ｌ : |　　 　 ヽ＼: :＼ﾆ=-‐￢｢:: : :l
　　　　　　Ｎ |　　,二ﾆ=､ ｀T^ﾉfｆ__ノﾊ| : : :/　　　　　あまり会う機会も無いとは思いますが、よろしくお願いいたします。
　　　　　　ヽ ＼/ｆf__ノ} riく 丶 ゞ= '_ノ: : :/
　　　　　　　 ｀Tﾍ ゞ='_,ノ　〉　　　　 /: : /!
　　　　　　　　 丶ﾊ、　　　　　　　　,: : : ':.|
　　　　　　　　　　 ｀'ゝ.　　 ^ ⌒　 /: : /: :|
　　　　　　　　　　　　l: ::｀＞　_／/.: : :|: : |
　　　　　　　　　　　　|: : : :_}　 　/ : : : !: : |
　　　　　　　　　　　　|: : :/＼.／|: : : :｜: :|
　　　　　　　　　　　 /:／　 /ﾊ　|: : : :｜>､:.
　　　　　 ＿＿　 -‐'´ |　 //∧ j: : : : :!　　丶　＿＿＿
　　　　　|　　　　 　 　 | 〃{/l　/ : : : : |　　　　　　　　/ |




　　　,′　〈二ミ:､　 ｀¨´ヽ.ﾉ＼/ヽ√´　 `" ,ィ三彡
　　　　＼　厂　　　　　　　　　　ｨ　　 ﾊ　　/
　 　 　 　 >'　　　　 ､　　　　　　ﾊ　 _ハ__/_
　　　　　/　　　　　-辷=- ．..__ﾑ匕´1爪ﾑ-､
　　 　 , ′ｧ ﾊ　_」弍≧ﾐ､＼ｰΑ⌒Y｀Y´　/´　　　　　　（……注意が逸れた！　今が逃げ時や！！）
　　　〃´ { ,.小、/ ,斗孑| 　 `’　ヾ､廴し:ノｘ
.　 　 _人_ Ⅵｲ.:ヾ:､ 弋.!ﾉ　　　　　　 `ー　ヘ）
.　　　｀Y´　/ ｲ!　jゝ　 ¨　　　　　　 XXX ｰ"
　 　 　 　 //　|　li }i　XXX
. 　 　 　 // 　 !　i! :.　　　　　　△
　 　 　 //　　 il　l　 丶、　　　　　　　　　. イ
. 　 　 //　　　j}　:　　 i　＞=- ．. __ .．≦彡': :
　　　〈〈　　　 ,′:　_＿| ｀ヽ: :｀ｰ≧く⌒ｰ': : : :
　　　 ヽヽ　 / 　 /´: :￣¨:ｰゝ: : : ｨく{ヽ､_: : : :
　 　 　 ＼∨　 , ′: : : : : : : : :..:..<､ﾞY" {.:_: : :
　　　　__ ..＞〃: : : : : : : : : : : : : ｀ヾ{:..／´: : :





　　　　　　　　　　　　　　>　　　/ごノ　　 ダダダッ
　　　　　　　　　　　__,∠ 　 　 /
　　　　　　　　　　〈、 　　　／　彡
　　　　　　　　　　　＼､__ノ 　彡

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: : : : : : : : : : : : : : : : : : :./.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.八　　}　　　　　　　　　　　　　　　　└l ｎ |　 　 辷l /７　　 [][]「l
.: : : : : : : : : : : : : : :. :. :./.: : : :.／: : : : : : : : : : : : :`、.: : : : : :./　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 U Ｕ　　　　 くノ　　　　くノ
.: : : : : : : : : : : : : : : : :..{: : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : `、: : : :∨
.: : : : : : : : : : : : : : :. :. :.r―――　 ''""⌒''～､、: : : :`、: : :.)｝
.: : : : : : : : : : : : : : :. :. :.＞ ''"´　　　　　　 　 　 ｀`～､`、 //　 /"´￣￣￣￣￣￣V__
: : : : : : : : : : : : : : : : :./　 ,.　 　 ''"´　　　 　 　 　 　 　 ｀`～＜___,|　　　　　　 　 |　|二二二二
: : : : : : : : : : : : : : : :.〈 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　|　|二二二二
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: : : : : : : /: : : : : : : 八　ｘ--― '''"´　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　 |　|二二二二
.: : : : : : /: : : : : : : : : :./　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | 　 　 　 　 　 |　|二二二二
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　　　　　 ／.:／ / .:r､ｨ/ |　.:i　.:.:.i 　 .:　　 ヾ:　､.:.:.:＼ 　 　 ￣￣
　　　　 /.:／　 / .:/_/]＼!_. :|　. :ﾊ　.:.i!　. :　.:`.:､`ｰ-
.　　　 /.:/　　./ .:ｲ/ﾞ`j厂ⅥL! .:/ ト．_|__. .:.ｲ　.:.:/:::
　　　/.:/　　./ｲ/　 ● 　 ∨`､厶-Ⅵ-!￣7 !　.:/べ
.　　〈 /　　 .'´ ′ノl　　　　　　ﾘ＼:::{く匂/ヾ|　 ′　　　　ぴぎぃ！？
　　　ヾ:.､　　 }! （_ノ　　 　 　 　 　 ヾ辷彡’j}
　　　　〉.:）　 iﾊ　　　　　　､ _　　　　,, ,,`ｰ 1 :.
　　　/／　　l　 ヽ 　 　 　 　 ｀　　 　 　 　 | .:.:.:.
　　　ヾ:、　 ,′.:.:.:.丶、　　　 　 　 　 　 _ .ｲ .:.:.:.
　 　 ､　ヽ / 　 .:.:.:.:.:.:.て圦ュｧz=ｪ彡'".:.:.:.:| .:.:.:.:.
　　　 `ーｿ　_＿_;.:．≦三ｰ＞=く`ｰ'￣ス.:」_:.:.:.:.:.
　　　　 /　「） rt―ィ　　,ｨ Yく及｝ i　､　￣｀¨ニ７
. 　 　 / 　 ﾌ"　`ｰく　,.ィ/　}≠く　|!　 r:､　_r-､ﾉヾ
　　　,′　〈二ミ:､　 ｀¨´ヽ.ﾉ＼/ヽ√´　 `" ,ィ三彡


　　　　l　 ,'　 | 　 　 |　　　 ＼　　 ＼. ＿＿ .ノ　　　　｜　　　 　 　 　 |
　　 　 |　 |　｜　 　 |ヽ　　　 ｣＞-―_ゝ‐-｜　　　　　 |　　　　　　　　.'
　　 　 |　 |　 ∨　　 |　 ＼ｨ彡＝ｧﾆ､-―ｧｧ|　　　　　　|⌒ヽ 　 　 　 ,'
　　　　l　 |　　 ＼　 ヽ　// /　/八ィ廴彡'｀|　 l　 　 　 !／　|　 　 　 l　　　　　　　随分と薔薇水晶様は元気が有り余っているようで……。
　 　 　 V:ﾊ　　 　 ｀¨¨｀　{ _　　　 ´　 　 　 ,　/　　　　 |　　｜　　 　 !
　　　　　V:ﾊ　,二ﾆﾍ, -‐ ﾍ )　　　　　　／/ /　　　 　 ,'　　/　　　　 |　　　　　　　これなら、スペシャルコースでも耐えきれますわね？
　　　　　 ヾ: /　rく.う) 　　　｀ ー　　　 　 / /　　　 　 ,'　／　　 　 　 |
　　　　　　　i＼ﾍ　ゞﾍ,　　　　　　　　　 / /　　　　　/イ　 　 　 　 　 ',
　　　　　　　 ､　ヽ　　ﾉ}　　　　　　　　 /,　　　 　 　,'　　　　　 　 　 　 ',
　　　　　 　 　 ｀　T"　 '　　　　 ＿ 　 /　　　　　　/　　　　　　　　　　　',
　　　　　　　　　　 　　　　 ＜ﾌ _／　/　　　　　　/　 /　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　＼　 　 　 　 ／　 　 　 　 /,'　/　　　　　　　　　　　　＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 丶　　 ／　　 　 　 　 //　/　　　　　　　　　　　＼ 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　｀/ 　 　 　 　 　 //　/　　　　　　　　　　 　 　 ヽ、　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 　 //　/　　　 |　　　　　 　 　 　 　 ',ヽ　 ',
　　　　　　　　,　-=＝　ニ二、￢=ー--一''"´l　,'　　 　 |　　　　　　　　　　 　 ',　.　 .
　　　　　　　 /　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　ｌ　　　　|　　　　　　　　　　　　 l　l　 !
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　＼　　　　　　|　|　　　　|　　　　　　　　 　 　 　 l　ｌ　|
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　 ＼　　　　 |　|　　　　|　　　　　　　　　　　 　 |　l　|
　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　＼　 　 |　|　　　　l　　　　　　　　　　　　　|　l　|

　　　　//,　＼　 |　 　 　 ﾄ､　　ｕ　　 ヽ
＼_,/_//ｲ　 / ＼!　　 　 .|　ｌ　　 /　　 .}｀＞
/|/ |/ﾞｰ/ｧ<__　 j./lr:､　 / _!-A.ｨ　　　├′　　　　　　　　　　　（アカン）
　ア≧ミﾐ:､　　　" ,j }}ノ"孑ﾚヽ'1､/} / }
ｌ｜ ｛::::}　|ﾞ`::::::::::ﾉ〃　{ ,j{薔}l､.jｨ'//} 八
_弋_ﾟ辷'ン_:::::::::::::::´ ゞ､,ト-ｒァ'' //ノ!ﾚ､　＼
　 ￣￣"´　　　　　 　 ゝ.ニﾆア<ヽ.{ ∨ヽ　 ヽ
　　　　　　　　　　 ′　　　　 　 !　 ｌ　ヽ､　　 ﾊ
　ｕ　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　iハ　　}　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾉ　 !　ﾄ、 i　　　l
＼　　 　 ⊂ニ＝⊃　　ｕ　.イ ,　ノ　　∨　　 /


　 　 　 　 　 　 　 　 　 |{ ＼:./　　　　　　　　　| : : |: : : l: : : ヽ: : : :＼l_
　　　　 　 　 　 　 　 　 |:＼　)　　　　　　 　 　 | : : |､: : ﾄ､: : : :＼:_:_:／
　　　　　　　 　 　 　 　 |:.:/｀(　　 -―――-　 ヽ : l-＼|‐丶--ｲ: : /
　　　　　　　　　　 　 　 l:〈ヘ ',ﾞY´ ￣￣￣ ｀ヽ __｀7´ ￣￣　｀7: :/
　　　　　　　　　　　　　 ',:ﾊ 　 ',{　｀ゞｧ=一'　rﾉ　 ' l　｀ ｰ=＝'/: :/　　　　　　　それでは、私どもはこれで失礼いたします。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　'; :＼　,＼_　　　__／ 　 l　ヽ　　＿ /: :/
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ; : : :｀ﾍ　　　　　　　　 |　　 　 　 /: :/　　　　　　　　参りますよ、薔薇水晶様。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : : : : :ヽ　 　 　 __　　　_　　 ,〃: :/
　　　　　　　　　　 　 　 　 |: : : : : : : :＼　　　 ｀　 ´　 ／/: : /
　　　　　　　　　　　　　 　 |: : : : : : : : : | 丶　　 　 ／: :/: : :/
　　　　　　　　　　　　　　 / : : : : : : :／{　　 ＞＜ |ﾍ.:/: : :/:|
　　　　　　　　　 　 　 　 /: : : : : :／ l　 ＼　　 　 /　,: : : /: :|
　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : : :／/ 　 |　　　＼　 /　/.: : :;(: :｜
　　　　　　　 　 　 　 ／ -‐　　/　　｜　　　 x少x./.: : : :lヽ｀丶.
　　　　　＿　　-‐　´　　　 　 / 　 　 |　　　//小./ : : : : l　＼　 ｀　-　 ＿
　　　　 l ヽ.　　　　　　 　 　 /　　　　|　　//　ｌ| /: : : : : :|　　 ＼　　　　　　￣￣,１
　　　　 |　　＼　　　　　 　 / 　 　 　 |　// 　 ｌ|;': : : : : : :|　　　　〉　　　　 　 　 /｜
　　　　 |　　　 |　　　 　 　 ＼　 　 　 ∨〈 　 〃: : : : : : : |　　 ／　　　　　　　　ｌ　|

　　　　　　　　　　　　　　 ｒ､ 　 /l
　　　　　　　　　　　　　　 ゝヾi/,,ィ'　´ ｀丶、
　　　　　　　　　　　　　‐=＝ﾞたそ ,　/i　　 i丶
　　　　　　　　　　　　 ,, = ∀´ﾟ　l l　 l ヾ_‐'_ｌ　ヽ
　　　　　　　　　　　≪　　 ﾉ　i　〉ﾘ!,´トミﾄ 　ゞ､）l　　　　　　　　　　　　お姉ちゃん……ちょっと地獄見てくるわ。
　　　　　　　　　　　　ヾ､<　　i　 ',｀ :lllゞ=′ｌ7zﾘﾉ
　　　　　　　　 lヽ､　／_,,ゝヽ. ｌ　 ',´'ｰ,　_ 　 ﾞｙﾍ!　　　　　　　　　　　　ほな、また……。（その目は悲しかった）
　　　　　_,,　ィ ´,,´-‐"‐ イ´　 i　　ヽ::｀',´ _　ノ　　　 　 ,, ｨ／/
　　　　　｀ヽ､｀<_　　　　/ 　 　 ',　　ヽヾ､_　　　　 　 ,_/y '　'/
　　_,,　-‐=＝/｀≫　　ﾉ　　　　 }　　　ヾ=´,　　　 ／/ ゝ, ノ
　´　　　　　 { 〃i ,　´　　　　 ノ　 　 　 }::::｀::ー'::::::/　　>
　　　　　　〃,´ノ, ´　　ヾー ´　　〃　ノ--::::＿:::ノ　　i´
　　　　 ／　〉　,'　　　‐=',_ , ィ,´>-'::´::::::::;;::ﾉ ｀ヽ／｀´
　　　　　　/　,'　　　　　　　"ノ:::::i｀｀"ｰ ´
　　　　 　 {　　　　　　ノ‐::''´:::::::::::!　_
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　　　　 ‐=´´"ヽ_,,〉ﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
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　　　　　　　　　　｀ｰ-::;-;;_＿;;::::;;イ´::::::::::::::::::::::ノ､
　　　　　　　　　　　 　ヽ〈_ ,, '　　　　,!--ー― ' ｒ´
　　　　　　　　　　　　／ゝ_'ー_´_〉-´　, ﾉ､_ ィ´
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┌─┐
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　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ●）（●）　　　　　　　……で、さっきの侍女さんが、愛宕さんの言ってた優秀な侍女さん？
.　|　u.　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　　確かに厳しいようには見えたけど、
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　領主の支えになるにはまだ若すぎるように見えたんだが。
　　 ヽ　　　　　ノ
　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　 　 l ＼　巛ー─;＼
　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
.　　　 |　　　　　　l


. / /: :.,ｨ: : : : : : : : : : : : : : : ＼i
/ / ／ i: : : : : : : : : :i: : : : : : : :.＼
__i /　 /: : : : : : : ;ｨ: :}: : : : : : : : : : :.
　i ｢｀7　/!: : : :∠｣_ ハ: i: : : : : : : : :i　　　　　　　まあ、若いっちゃ若いけどなー。
=-x /／/ : :／ 　 ! ｢ 卞}: : : : : : : : :}
::::i.　　 / ／　＝=ｪx､_ i/i: : : : : : : :/　　　　　　　ただ、アイツ、スクールをトップの成績で卒業した上に、
:C　　　　　 　 !::::::::::｢ヾ' i: : : : :..:／
''′　　　　　　|::::::::C　 /ｲ: : :／　　　　　　　　　内務の腕も下手な文官よりも上で優秀やねん。
　　　　　　　　∨::::ソ　i,厶イ＼
　　　　　　　　　￣｀　 .!: : / ＼＼
　　　　　　　　　　　　　}: :.!　　 ）::）
　　／＼　 　　　　　 ノ|: .:|　／／
;,､　￣￣ 　 _,, 　 ＜　 |: :.!/／
　　 　|￣ 　 　 　 　 　 !: :|/
　　　 |∧ 　 　 　 　 　 |: :|
ヽ_,／ 　 ',__　　　 　 　 |: :i
_/ ﾍ　 　 .i　 ＼.　　　　!:/
》ｪ≪　 　 |　 　 ＼　　 /
.|| || 》_＿/　　　　　｀ヽ
.|| |〃￣｀ヾ　　　　　 ハ


　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
.　　 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　 　 　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.l　i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r　　　　　……私としても、薔薇水晶が領主を務めるとあらば、
　　　　 　 ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　 　 　 　 /:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r '　｀￢　　　　　姉としてそれに対して不安が残る所だけど。
　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　　/ !./l/├ /￢ ￢､).:: /:.:.:.:./: ::::::::|　　　 |:
　 　 　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼､./ l/"´　l/_∠ |　 {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:　　　　　でも、ゆりが支えてくれるなら安心なのだわ。
　　　 　 ヽ|l　',ヽ ＼ !,イ ｀` ﾄ　 '′　　 ,ｲ"´　lヽ 　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
.　 　 　 　 |　　　ト､ト.`弋..ン　　　 　 　 弋..ン '　| .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l　!　　　|:
　　　　　　|　 　 l　l.|. ',　　　　　､　　　　　　　 l　 ! .|:.ヾ ﾆﾌ　　 !::l. ｜　　 |:
　　　　 　 |　　 / / |　ﾄ、　　　　 ,.、　　　　　｜ ｌ|　|／　 　 　 ヽ:|　|l　 　 !
.　 　　　　|　　/ /　|　|_.＞ 、　　　 　　　_..-.､ｌ　l !　! 　　　　　　 　 |.! 　 ｜
　　　　　 l|　 /,ｲ _..ｌ　l:.:.:.:.:.:.:｀丶､ __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::|　| 　　　　　　　　| !　　 !
　　 　 　 !|_ノ' r":.:.l　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::!　!ヽ、　　　　 　 .| l　　 |
　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.! .l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:|　|:.:.:/、　　 　 　 ! !　　 !
　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`￢´:.:｀`:./:.:.:.:.:.:.:.!　!;/: : ＼　　　　 ! l　　 |

　l!￣ｵ　|:.:.:.:.:.|　 　と′　 ,　　　 　 丶　 .: 　 ｒ┘
　 ￣ﾘｺ ｌ:.:.:.:.:.|　_「┘ /　/　 l |　 　 　 ＼ﾉ　 _〕
　　く｣!Ｌ.|:.:.:.:.:.! Ｌ.　//　/, 　l| l　 l　 i　 l ﾊ:.　 _〕
　〃l| l Ｌ.i:.:.:.:.| ｒ┘,./　/, 　 !|｜ ｌ| 　l　 ｌ ﾊ:/└i_　　　　　　　それに、あれだけ厳しいのだもの。
　|ｉ ｌ|　!└l:.:.:.:|　〕//　//l　 l ! li　l|　 l　 l　|!:: と__〕
　li〃!｜l　ﾄｚ水ﾞ/ｲ ,://l:|　l |ｌ l|　lｉ　 |　 ! ｌ|! とl｢´　　　　　　甘えのある薔薇水晶には、丁度いいパートナーだと思うのだわ？
　|!　| 　 !小こｼ｣　!/ ≧:ｘｲl ! ,'! /l　 ,　/ /l _.｣!|!
　 　,ｌ｜ ｌ |ハ:.:!|l イ iｲ:r::ﾊ｀ / '//二ﾗ// ｲ|　l| ｌ!　　__
　　/!｜ l l 　 ＼! ｌ|　 ｀¨　 　 　 ｲrｿ/iツ行l 〃　　/　|
　 ,'/　!　l|l　　｢¨| llﾄ､　　　ｒ ｧ　 ¨´ｲ |ｌ　i　|l |! 　 /　/
　,' !　i　 ｌ|i ＿|:.:.l:.|l:.|:.＞ .、__　 イ´ !:| ! l|　ｌ　 　/　/
　! l　,　 ｌ|'「　 |:.:.l|:li |:.:.:.:.薔:.:.:.:.:.:.|､ハ! l::-‐ｒｚ／　'´ﾊ
./ ,　ｉ　/l|｜　ヽ/ ｌ| l;,;,;,ノﾞﾍ;,;,;,;,;,;,Y￣|ヽ　 {!' 　 / / ﾉ!
! /　l　, ｌ|　! 　 /　l　|:.:.:.| 　|:.＼:.:/ i　 〉　＼{!｣､ヽ'イ丿
｜　ｌｉ　/　l| ／ l　-＿〕:.l　 |:.:.:.「´ 〈　 ト.､　､＼テ¨´
,'　 l | //￣　,　イ´.:.:.:.:.:.:!　ｉ:.:.:.:ヽ　 ヽ |　 ､＿　ヽ
　　　ｌ| ＼ ＜ー- ､＿_:.:.:| /.:.:.:.:.:.:.＼　 ＼ ＼ ヽﾉ
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　　　　 　 /:.:.:.:.:./　ｲ:.:.:/￣卞､ﾄ ､:.:.:.:.:.:匕弋|:.:.:.:.:ﾄ､ヾ:.:.:.:ト､:.:.ﾊ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　 　 　 　 |:.:.:.::./:.:.:.:.:.:.テｘ=ﾆミ､.小:.:.:.:.:|　ィ升云ミｧヽヽ:.:|:.:.:.:.:小:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.!　　　　　……領主が内務を抜け出して遊び歩いてると、
　 　 　 　 |:.:.:.:ｲ:.:.:.:.!:.:.灯心::::ハ　`＼:.:.| 　 ん::::::::ｌ　ゝヾ:.|ヾ:.:ｌ:.i/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
　 　 　 　 |:.:/　ｌ:.:.:.:ｌ:.:.:ヽ弋=ｚｃｊ.　 　 ヾｌ 　弋=ｚｃｊ´ 　 |:.:ｌ:.:.ヾ|/|::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ　　　　　困るのは政務を執り行う文官ですからね。
　　　　　　V 　 ｌ:.:.:.:!:.:ﾄヾ　｀-‐ ´　　　　　　　 ¨¨　　 リ|:.:レヽ}　ｌ:.:.ｌヽ:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　 　 　 　 |:.:.:.:∨:.＼ 　 　 　 ｀　　　　　　　　　ﾉ:.:.|:.:ｌ　人　ｌ:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　 　 　 　 |:.:.:.:ハ:.:ｌ　　　　　　r-―ｧ　　　　／ノ ｲ}/ノ　　　ｌ:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
　　　　 　 　 　 |人ｲ　ﾍ:ﾄ､　　　 　 ヽ_ノ　　 　 　 　/:./　　 　 　 ヽ.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.ｌ
　　　　　 　 　 /:.:.:.:.:.:.:.:ﾍ |＼　 　　　　　　　　　　ｲ／　 　 　 　 　 ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
.　　　 　 　 　,':.:.:.:.:.:.:.:/　 ﾍｌ ｀　､　　　　　　／　乂{.　　 　 　 　 　 ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ
　　　　　　　 {:.:.:.:.:.:.:.:ｲ.　　 ＼　 　 ﾄ､ 　ィ ´　／　|.　 　 　 　 　 　 !:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:!
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　　　　　　　 |:.:.:.从:.:.!_,．-'''／ ｲク　ｏ　ケ､　 /　 |　　ｌ::::::::::::｀　─ｧ,}:.:.:.:/／
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　　　　＿＿
　　 ／ノ　ヽ＼
　／.（○）（○）＼
　|. u.　（__人__）　|　　　　　　　（なんだろ、耳が痛いだろ……。俺、遊び歩いてた訳でもないのに……）
.　|　　　　　　　　|
　 |　　　　　　 　|
.　 ヽ　　　　　　ﾉ
　　 ヽ　　　 　/
　　　/　　　　ヽ
　　　|　　　　　|
　 　 |　 　 . 　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,／ : : :＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, . :' ￣: : : : : ￣ ｀ 丶、: : :| i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : ｀ヽ、: :＼: 〉:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ': : : : : : : : : : : : : : : ｀ヽ ＼-._＼|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／/ : : : : : : : : lヽ、: ヽ、 : 、: ',ヽ:丶_: :ﾞ＞.､
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /,'/::/ : : : !: : : : :.l 　.Ｘ∧ヽ: :i: : ﾊi:ﾞ', :l ;｀iヽ、丶
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 / /::/: : :| i::!|: : : ', レ'　ヽﾘ　∨!: :〉:.}｀〉!丿:|　 ヽ.:ﾞ､　　　　　まっ、ウチの内部事情をチラと見てもろた所で、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 i /::/: : : :! l:.l iﾊ: : :'＼ xﾔ叭カ　〉:k┤:´:ヽ:/!.　　〉.:〉
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／:{::/l: :i : :.-什ｰ ＼:.〉　 弋 _ソ /ｲ :Ｙ´丶: !:/ 　 /:/　　　　　そろそろ時間やし、水銀燈様に会いにいこか！
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／:／.!: i !: :i　 i xﾔ叭　｀ﾞ　　　　　 ´　l :i. 　,!ﾘ./ 　.／
　　　　　　　　　　 　 　 　 _ 　　 /::/　　 ヽ:!ヽ:i',: :｀ 弋ソ　　　　　　　　　 l :レ,'.;/ 　 ´
　　　　　　　 　 　 　 　 /´冫＼/:/.　　　　 ＼'ﾏヘヽ.　 　｀　　　- 　 　 　 |:ﾄ'.:〈
　 　 　 　 　 　 　 　 _ ヘ､＼ﾞ／:/　 　 　 　 ( :｛: : !: 〉.　　 く 　 　 l　 　 ／|!{iヽ!
.　　　　　　 　 　 /´ 　 〉 .! / /.i:!　　　　 _.／ヽ: 、l: :!:ヽ、　 ｀ － ′ ／　 }!ヽ　 , -─ ‐ ､
　　　　　　　　　〈 ,弋!丶.ｖ｀ /　.!　 _ -彡: : : : :｀: ﾞ -!: _: : ≧‐　_ .イ 　 ／|!　／./ 　 　 　 ＼
　　 　 　 　 　 　 i.　 　ヽ 　 〉 ≦彡 :´: : : : : : : , :-!:{　　　　 　 ／ }- ´　 .' /　 ′ 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 ヽ　　 ）イ／: : : : : : : : : : :／　　 l:.! 　 　 　.//.ﾏヽ　　　/　　 　.l　 !　　l　　 　＼
　　　　　　　　　　　ヽ　′く: : : : ／ : : : :／　　　　 i:! 　 _ -/イ /　 冫__./　　 　.l i　.!　　 !　　　　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ヽ:／; : : : : /　　　　　, -ヽ ´　 ' _.十_' ´　　　　 　 　 i l!/ 　 　 !
　　　　　　　　　　　　∧　　　Ｖ: :.;': : /　　　　 ／ 　, '｀ ／´.入.　＼　 　 　 　 　 |､´. 　 　 |
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.　　　　　　　　　　 {::／　i　　　 弋: : {　 ／ 　 　 ./　 ヽ_ｲ　/.|! ヽ _./　　　　　　　 　 ×　　　 γ
.　　　　　　　 　 　 l::{　　 ﾔ 　 　 丶::匕>､　　　 /　　　|i.　/　li　　　　　　　　　　　　 l 丶 　　./
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　　 　 　 　 　 　 　 ﾍ　 　 ヽ　 　 　 ヽ　 　ﾞ丶_i　　　　 ﾞ |　　丶　　　　　　　　　　 / 　　.∨＿ _冫､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　 入二|　　 　 　 !　　　 ﾞ　　 　 　 　 　 　/　　　　　　　　　 ＼
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　　　　r‐'､::::::::::::::/圭ﾐ/:::::::::r､:_） l　 l　　　 ヽヽ:::::::::ゝ,
　　　　l:::::::｀:::::::::/圭/´::::::::::ゝ´　 l　 l　　　　 ヽ ヽ:r‐'´
　　　 ノ::::＿::::::/圭/:::::::::::r‐､ﾉl　 l l　l　　　　 l l　 l!
　,ｨﾀ'l:::::::::::::::｀:l圭ﾐ!::::::／:ゝ､ l l　 l l　',　　　 l l l　 l
. lﾐ! /ヽ;::::::::::::::l圭ﾐ!::::::::::r‐‐'_ﾑ斗孑十弋､　 l l!　/
　ゞ="〔＿:::::::::::l圭ﾐ!::::::::::｀)lヽl　 ィ示ｮ` 　 ｀ｭ! l／　　　　　　　　　ねーちゃん…………。
　// 　 l __）::::::::ヾr‐'ｰ､:（´ l　　　`辷:ﾘ　　　ｶ
.//! 　 ﾄ､ゝ-､:::::::lﾉyヽ 〉:ﾉ. l　　　　￣　　　 ヽ
./ l　　 l. ヽ　 ゝ'､:ゞｰ.'´::） l.l　　　　　　　　 _´!
　 l　　 l　　＼　ゝ‐ヾ､圭.l l.l 　 　 　 　 　 ´, '
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　l　　 l　　　　　l　r‐‐'´.l　l圭ミ＝==,ｨ＝x､
. l　　 l　　　　　l　 〉:::::::/ /圭圭圭ﾐ/ヽ圭圭ゝ､
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　　　　　　|　　|　|｜_＼　|!　/ 〃ヽソ ' /　/　　| 　　　　＼
　 　 　　　|｜　ゝ ＼　-＼∨ 　 　 　　/　ｲ　　 ﾄ 　 　　＼ ＼　　　　　　　　　本当に、久しぶりだわぁ。
　　　　　　| ﾄ　　＼ｨﾍ ソ　　　　　　　／　| 　 　| ＼ 　 　　＼ ゛ー
　　＼___　､ ＼＼ヽ￣´　　ヽ　__,. 　 　　　| 　 　|＼ ＼
＿＿ ＼＼|＼ ＼ ￣二　　　'´´　　　　　 | 　 　|　 ＼　＞-...　　　 ＿
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::::::::::::::_／　　　―ｯ厂　 　､＼ｰ- 　＜::.::/ 　 /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.＼:::::::
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::::::′冫 ／ 　　 | _｣ 　|　|　|∠〈〈仆:::::ﾏ　／.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::＿＿＿::.::.
:::::|　ハ _　　,―┴ぐ_ノ-ｲ‐'::.::/ﾌ┘|::|/ /´::.::./::.::.::　　-―――-
:::/　　 7 Ｙ´　　　 |__ 　了::.::.//z_r‐ﾚ'／.::.:::./ ﾚ'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
〈| 　　/ 　＼　-―{_　￣|_::.::ﾚ燈}彡ｲ::.::.::.::./ /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
├く 　　　＜__　　　|　＼｢::.:_ｊ ゞ '´〕/::.:／〈 〈::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
｜　 >　 　 　下 ＿ ＼　ｊ::.:ﾉ /　 〔/　　 ＿＼＼::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
｜ /＼＿　　　｣ 　　　L|::丿/ 　〔ﾚ'´::.::.::.::.::.::.＼｀　::.:―-　＿::.::.::.::.::.::.:
　/　／　 ＼ 　｀l＿_　　|冫 　　ｒ'::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::｀::.:ー― -- 一＝´::.::.
　 　　　／ 〈 　　＼ ｀丁:） 　 　〉::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＼::.::.::.::.::.::.::.
Ｙ＿ ／＿＿＞-、ー┤::.｀L 　 〉::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＼::.::.::.::.::.:
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ r┘: : : : : :乙
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　　　　　　　　　　　　 /| 〈　'|　 l'　 ノ_ｌ　l| 　 |　 lY′　　　　　ええ。　ただいま戻ったのだわ……水銀燈。
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ　|ヽfこ}　ｲ |ｨf ﾄﾑ　ﾉ　 jｌ|
　　　　　　　　　　　 　 l　l|　 ゞﾍ 〈!｜ゞ'′ {:Nﾚﾘ'
　　　　　　　　　　　　 /　,!　 　ヽヽ| l! 　- ,　ﾉｌ|
　　　　　　　　　　　　 l　/　　　 「r:ｌ |ヽ-ｒ ＜:l iヽ
　　　　　　　　　　 　 / /　　　/ｒ‐- ､!ﾉ='｀　/:l !ﾑヽ
　　 　 　 　 　 　 　 / /! ＿／　ｒゝ､ソ:个 ､j .厶 ィ′
　　　　　　　　　　 / /|ｌ {_＿　　 ヽソ|:　ヽ＿ゝ {ソ￣}
　　 　 　 　 　 　 / / /　 / 〕　 r┐〉:ﾄ-- 'ヽ _ く'-､ノ
　　　　　　　　　/'´　ｌ　 /　┴-'､_j/ヽ.ﾉ＿ｒ.｣ヽノ｀ヽ＼
　　　　　　　 ／　　./　 ヽ.　　　〈 ' _ノ　､　　 ｀ｽ.　　＼＼
　　　　　 ／/　　　 l　　　 l＼_.厶ﾌ　 丶　ヽ/　ハ._ｫ'´ｰ､ ＼
　　　 .／'／　　　 /　, -'´/´-'´　/　　　 ヽ　 / ヽ ＼､｣┘ヽ ＼
　 _／_／＿　＿_/　ヽ.／'´　. : :/　　l　　　　　　　｀　､＼　__ ゝ_ ヽ
　Ｌ.. -―ｚ-､.＞ ､-‐:/　. : : : ／　l　　l　　　　＼　　　､｀¨ ー‥_T´
　　, ‐'二 -- ､＿ノ ´. : : : ／　　/ 　|　ヽ　 ヽ　　ヽ: : .　｀　ｰｬ､: :｀ヽー-　、
　く‐'´ー-　､＿ |. : : _ -'´　　. :/:　　ｌ: .　ヽ　 ヽ: 　 ヽ: : : : ./: : }: : :/―--'´
　　｀丶、　　　_｣ヽ:´　　　. . : :/:　　 ｌ: : .　 ヽ　 ヽ: .　 }: : :./´｀ヾ:.ノ｀ ｰ､

'　 l | !_／ｲl |, 　 l ',　　| ﾍ. 　 l　 　　　/ |　 ;ｉ　 ,　　　 | l
　 ,l/,r‐'´!.| ',|ヽ　| ヽ　 ｌ　ヽ　｜ 　 　 l　l　/ｌ　 l, 　 　 ｌ｜
　/ /　 　',| 十' 寸 二ﾏＴ´　ヽ.|!　 　 / ┼/-l､_,|　 　 /! !
,/ /ｌ　　　 |　丶　＼ ＿＼　 　'|l 　／ ‐ﾅ'´　|/lj 　／ /'ﾞ　　　　　　　　　あらぁ？　以前のように、『ねーちゃん』って呼んでくれないのかしらぁ？
. / |'、　 　 ', ‐､―r┬ｬ､` 　 　 i／　 ‐/_‐__/ /-‐'i　/
/　 ! ヽ.　 　ﾍ　≧=一' ´　 　 　 　 　 ゝ'-彡ﾏ´　/　 　 　 /'ヽ
　 　! l　＼ 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　　　　　　〃　 /!　　　　/　 |
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　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ丶､: : : :ト.､,.ィ"ヽ
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　 　 　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　', 丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : :ート､､ヽ
　　　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : :._:ハ ',ヽ
.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 ',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : :L_ｌ::', ',r　　　　　　この場が公なもの、って事くらいはわかるのだわ。
　　　　 　 ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　 　 .l　 | l ! 　 ! |｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : ::ﾊ::ヽ
　 　 　 　 /:| |　　　,'.|　! .!ｌ|　　　　.,'|　ｌ ｌ | 　,' ,.| !´: :.!:.:.:.:..,': :.r '　｀￢　　　　　　　それより、他に何か言う事があるでしょう？
　　　　　/:::,! |　 　 ! |.',_|. |',ﾄ　　　/ !./l/ | ./　　､).:: /:.:.:.:/::::::|　 　　 |:
　 　 　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　 |　_ト_｣|＼､./ ｰ七 _｣/─　{: : :/:.:.:./::;:::ﾉ|　　 　 !:
　　　 　 ヽ|l　',ヽ ＼ !￢テ汀　 '′　￢fテ汀　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::}::!｜ 　 　.!:
.　 　 　 　 |　　　ト､ﾊ 　 Vソ 　　　 　 　 Vソ .|/j〈ィ'>》_ノ !::l　!.　　　|:
　　　　　　|　 　 l　l.|. ｉ///　　.　　　　　///.l　! .ヾ ﾆﾌ　　.!::l.｜　　 .|:
　　　　 　 |　　 / / | 八　　　　　　　　　 　｜ ｌ|　|／　　　ヽ:| |l　 　 !
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　　　　　 l| ./,ｲ　 _.ｌ l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀::T´.:.:.:.:.:.:,' .,':::|　|　　　　　　 | !　　 !
　　 　 　 !ノ'　r":.:.:.l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:./ /:.::::!　!ヽ、　　　　.| l　　 |
　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.:! l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:/ ':.:.:.:.:.|　|:.:.:/、　　　 ! !　　 !
　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`￢´:.::/.:.:.:.:.:.:.:.:!　!;/: : ＼　　 ! l　　 |


　 　 　　　　　　　　　,. -ｭ,ﾆニ弌垳ト､
　　 　 　 　 　 　 ／r'^　_rﾍ-ﾍ/＾ヽr宀､
　　　　 　 　 　 /!７ト､7′ 〃　　　 ｌ ヽ ヽ
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　 　 |:l　　　 / 〃 ||丁l トH､lV| |l　 /l　 } l　|　　　　　　そうねぇ……。
　 　 ヾヽ　 / 〃　|l　| ｌ抔卞｀ヽ{　/-ト/ //ﾘ
　＼　 ヽ:∨　|」 /ｌ|　ｌﾄヽ￣　　 ﾚ'戎ｼ' ／ ′
⌒ヽ!ヽ._j＼＼ / 八　|ヽ　　　__ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..｀::..::ヽ/　ﾊ ヽ‐ >､　 ,. イ|　}::..｀ヽ、
::..::..::..::. ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /::..::..::.､＼
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈::..::..::.｀ヾ＼ヽ
::..::..／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_　||　ヽ:ﾚ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ｰrﾍ.:.:、:.:.＼ヽヽ:〉
仆､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ｝
′　＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_　ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
　,　　　〉个､:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_　ｌ　 }〉:.}'´
　|　　く_/^ﾄ､>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_ﾘ　〈|:.ハ
　|　　//:.:.:||:.:./　ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ ､ヽ
　!|　//:.:.:.:||:./　　 ｝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l　|

　　　　　　　　　　　　　　　　――‐-　rぇ､
　　　　　　　　　＿　 ／...:::::::::::::　　-― ヾ＜
　　　　〈＼＿__|匸》厶::::::::::　イ　/　　＼　、 ヽ
　　　　　 ー―仁アr一ｧY /　|　l　l 、＼ ＼＼ ＼
.　 　 　 ―＝彡イヽニ ｲ l l　|　l　|'Nム､ヽヽ ヽ ハ
　　 く／￣　／　 ／/ / ｌ l|　|、l 卞ﾃtｿx刈 | |l } } |　　　　　　　貴方が噂の、美筆軍の代表……かしら？
　-－／　／　 ／　/ /　| ||　| ＼ｌ| ゞ "　　ﾍ从ﾉ川
-－ 　 ／　 ／　／ ,ｲ 　| |ﾍ　、　　　　　　　 〉 ｲ乂
.-－　 　 ／　／ ／ | 　｜|　＼ゝ　 　、 _　　イハ |
　　-－ 　 ／ ／ /　|　　|l |＼　　　　　　 ｀　 ハ ｝|
― 　 ――＜　イ┌.|　　|ｌ ト､　　 　 　 　 ／　| ﾉﾉ
／...:::::.:.:.　 　 ＼i /.::|　　|ヽ＼::::＞　 __／　ｌ|　|│|
.:::::::.: .　　　　　　＼:::l　　ｌ::::＞ｰ 、l ｜ ｌ |　｜ |人l
::.:　　　　　　　　　 ヽﾍ　 ∨イ|:lヾ＼ |　| |　｜ |ヽ ＼
:.:.　　　　　 　 　 　　|　＼ ∨/ゞニｲ |　| |　｜ |　l ト ＼
.:..:.. .　　　　 　 　 　 | ／ ヘ＼　|:|　｜ | |　｜ |　l | 　 ｀＼
.:.:.... . 　 　 　 　 　 ／∠　　 ｀ ＼|＼ｊ_ 乂＼| ｜ l |　　　　｝
:::::::::.:.:.....　　　　 く／　　 く丁トヘ厶　:..＼＼＼　jﾉ
::::::::::::　　 　 ／　　 　 　 ::.ヽ|　〈｛迄〉　::.l ハヽヽ
- ─┬―＜:::: 　 　 　 　 　::.∨ ヾテﾍ　::|′|　｝|


　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　 　 _,ノ ヽ､,__　　 ＼　　　　　　（噂の……？）
　　　　　　 　 　 （●)（● ）　　　 |
　　 　 　 　 　 　 （_人___） 　 U　 |　　　　　　お初にお目にかかるだろ。
　 　 　 　 　 　 　 '､　　　　　　　│
　　　　　　 <二ニヽ　　　　　　　 |　　　　　　キューシュー地方を統一した、美筆やらない夫だろ。
　　 　 　 .／-‐ 　 ｀i ､ ＿__,.　イ
　　　　　{/´､　　 　 ',┐　　　　＼
　　　　　 しrヽ　　　　V　　　　　 ヽ
　　　　　　　　ヽ､_　　 ヽ　　　ｨ　　}
　　　　　　　　　　 ＼　　＼　ﾉ　　i

　　　　　　　　　　　／;;;;r'￣´　　　　　　｀￣ゝ､;;;;;;;;;;ﾊヽ
　　　　　　　　　 ／ソ´　　　　　　　　　　　　　 (ﾍ;;;;;;;ﾊ）ﾊ
　　　　　　　　 /／´　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 (ﾍ;;;;;;;|） ﾊ
　　 　 　 　 　 ﾚ'　　 　 　 　 /|　　　ヽヽ　ヽ　　　 （ﾍ;;;;|）　ﾊ
　　　 　 　 　 /　 　 　 / 　 /│　　　 |＿＼|__|＿_　(ﾍ;|））　ﾊ　　　　　　はい、どうもぉ。
　　　 　 　 　 l　　　　/ 　l　|　|　　　r'|　　　|　ﾊ　　｀ ((!!)) 　 |
　　　 　 　 　 |　　 　 |　| 」-ﾄ､ﾄ､　　|　　　_x===|　　 }（（ﾄ､ヽ |　　　　　　私は桜田家、代行領主である桜田水銀燈よぉ。
　　　 　 　 　 |　　　　レ|´|　|　| ヽ　|　 ｒテ´　　 | /　ハヽ__」〉|
　　　 　 　 ＿| |　　　 | |　|_==ヾ､ ∨　　　 　 　 |/　/　{{￣￣||　　　　　どうぞ以後、よろしくお願いするわね。
　　　　　 〈l￣〉ﾊﾊ ＼＼xﾞ　　　　 , 　　　　　　 /／/ / llヾ〉　|||
　　　　　　ヾ_'-'∧. ヽ ＼＼　 　 　 _　 ノ 　 　 jﾉ ,ｲ /|　ll |ヾ_　|　　　 /
　　　　　　 /||ゞ´∧　＼_＼ゝ　　　　　　　　　 ／//　|　{{|　 |　|　 　 /;;;
　 　 　 　 /／´||　〉〉､_ ヽ￣ヽ､　　　　　　　　／ｲ‐,,/　 ﾞ|　 |　|∧／;;;;;;
　　　　　//　　 ﾞ　|_|　/＼＼＿|｀　- -､-　＜￣;;;;;/l　　 } /｀│＿;;;;;;;;;;;
　 　 　 /＼ー─-､　/　 /￣/| 　 || 　 |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|　　 |＿／;;;;;;;;| ;;;;;;;
　___＿/＿__〉;;;;;;;;;;;;>'　 /　 /l l/　||　　|;;;;;∧;;;;;;;;;/_ |　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//　/|　/-ﾄ─--'￣＼/　|ヽ;;;/　 | /ﾚ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ｲ　/;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》／　　　 ＼　 《 ﾚ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;|　|;;;;;;;;;十､／ヽ-へへへ／￣《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;＜´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　|;;;;;;;／|´　《ミＹ≡》）　　　 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈￣￣
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／|;;;;;;;;;;;;ﾚ/;;／;;;/　　 ゞ===ﾞ´　　 　《/;;;;;ﾚ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
;;;;;;;／|／ 　 |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/）　　　　　　　　　 《/;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
／/　 　 ／ ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 　 　 |/ 　 ／　 《/;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　 |　　 /　　 /　 ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ　　| 　 /　　 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈


　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　　|　　 　（ ⌒）（⌒）
　 　 　 　 　 |　　 　　（__人__）　　　　　ええ……よろしくお願いしますだろ。
　　　　　　　 |　　 　　 ｀ ⌒´ﾉ
　 　 　 　 　 ,|　　 　　　　　 }　　　　　（一応、人当たりはよさそうだろ……）
　　　　 　 ／ ヽ　　　　　　 }
　　　　　く 　く ヽ　　　　 ノ
　　　　 　 ＼　`' 　　　 く
　　　　　　　 ヽ、　 　 　 |
　 　 　 　 　 　 | 　 　 　 |




　　　　　　　　　　 __　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　 ,ｨｉ｢: : :.ﾟ。　 ,ｨ￣￣ ／}:/: : ｉ＿
.　　　 　 　 /: : : : :.:./7: : :.／: : : : : : : :.:.:}: : ¨¨}___
.　 　 　 　 .: : : : :.:.//￣: /: : : : : :.:.:l : : : : : : : : : ∧
　　　　　　{: : : : : :7＼: /: : {: : : : :.:.|: : : : : :.:|: : : :∧
　　　　 　 : : : : :.:/{ : : /: : :.i: :≧ｭ､ !: : : : :.:.:|: :|: : : :.
　 　 　 　 l: : : :./ :i: : /: : : :{ 《芹云ﾐ＼: : ＿!: :!: : : :}　　　　　　　…………。
　　　　　/:{: : :/　 {: :{: : /: :i:　V)ツ　 　 笊》}: /: : :./
　　　　 /: i: :/　　 ヽ{i／|: :.|　　　　　 　 Vﾂi / : : /
.　　　　: : :.:/　　　　 ＼_!: :.!　 　 　 ＿ '　 ://: : /
　　　　{: : /　　　　　　 ゝ /　　　　　　 　 ｲ/|￣|
　　　　i: /　　　　　　　　 {　 ＞　 　 　 　 　 |: : |
　　　　{/　　　　　　　 ,ｨｉ｢≧o｡、≧≦ 　 　 : : :.|
　　　 ./　　　　　 __,ｨｉ｢∨＼ 　 / Ⅵ､　　　　}: :/
.　　　　 　 ,ｨｉ｢:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨: ＼{/　/} ＼ 　　:i:/
　 　 　 　 {: : ＼:.:.:.:.:.:.:. : Ⅶ: : ＼¨/ヽ: : ヽ≧o｡、
　 　 　 　 i:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.: ＼: : : :＼　 } : : }ヽ: : /}
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:. : ヽ＿＿＿≧o｡、 ＼!: :/__ﾟ。/ i
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:. { ヽ : : : : : : : : : : : 7‐=ヽ }: ﾟ。 !
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ: : }: : : : : : : : : : : :L＿__＼: }: |
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:. : |: : |: : : : : : : : : : : : : : : :.:.7/ : |

　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　／ ヽ､.　_ノ　＼
　　　　　　　|　 （●）（●）　|
　　　　　　　|　　（__人__）　｜　　　　　　　　　　それで、水銀燈殿。
　 　 　 　 　 |　　 ｀ ⌒´　　|
　　　　　　　 |　　　　　　 　}　　　　　　　　　　　早速本題に入りたいんだが……。
　　　　　　　 ヽ　　　　　 　}
　　　　　　　　人＿__＿_ノ"⌒ヽ
　　　　　　／　　　　　　　　　　　＼
　　　　　/ 　　　　　　　　　　 へ　　＼
　　　　 （　　ヽγ⌒)　　　　　| 　＼ 　 ＼
　￣￣￣＼＿＿／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　　　　　　　　　　　　　　_　-─ ─- ,-　､
　　　　　　　　　　　　rメ´── ､::::::::::::::｀ヽ ＼
　　　　　　　　　 　 〆　　 　 ／　 ｀ヽ;:::::::::::＼ ヽ
　　　　　　　　　　// /　/　/　　　　　 ＼::::::::::ｌ 　',
　　　　　　　　 ,イｲ　| メ、 ｌ　　　,イ 　l 　}＿::_}　　!　　　　　　　真紅の今後の身の振り方について、ね。
　　　　　_, -ｰ' /ﾙ|　ｌ ｧ=ﾐ､! 　 // |　/! //｀ｌ|ヾ》　 i
　　　　/／￣　{|　| l ﾄ､ﾋｿ |　/二Zナ | ヾﾆｿﾍヽ 　 !　　　　　　お話は洋榎を通じて、大まかには聞いているわ。
　　　　　　　　　､__}ﾊヽゝ , ｀´　 r'::ﾝヽ}／ }| |　ヾ＼ i
　　　　　　　　　｀ヽ:::| ∧　､ _　　｀´ ／　 /| | 　 ｀ヽﾆゝ　　　　　我が家の勝手と、この子の迷いのせいでわざわざご足労頂き申し訳ないわぁ。
　　　　　　　　＜￣:::| 　|＼｀__　 ,ィ//　 ハ| |　　 l 　',
　　　　　　　-=ﾆ´::::::| 　ｌ^｀}ノ}ハﾞ7/　 /!_ﾉ}/l__ ,ィヽ ヽ
　　　　　　　　／ｨ／:ｌ　 |::/､/ｌ|　∨　/￣｀ヽ::::::∠ __＼＼
　　　　　　　　　/::::::::ｌ　 !{／ .ト=/　/::::::::::::::::l:::::::::::＜__ヽ ヽ
　　　　　　　　　ヽ:::::::|　ハｰr'ﾞY/／:::::::::::::::::::}:::::::::::::::::＜ !　＼
　　　　　　　　　ノ 〉:::| /::::￣｀／:::::／:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::＼　 ヽ
　　　　　　　　/　/::::::{ﾊ::::::::::/::::／::::::::/::::::::{::::::::::: ト､:::::､ｰ-ゝ　 ',
　　　　 　 　 /　/:::::::::::∧:::::::ヽ/_/:::／::::::::::::〉､::ﾄ､! | ＼::〉　　　　ｌ
　　　　　　 /　r'::::-::､:/　{:::::::/´::::｀ヽ:／￣:｢､ ﾚ'　　!　 ハ　!　 　 !
　　　　　　,'＿ﾉ_::::__::/　ノ:／::::::::::／::::::::::::::| }/|　　,'　/　ｌ　|　　　ｌ
　　　　　　ｌゞ/／＼〈／／:::､__:／:::::::::::::::::::ﾉ　 |　 /! /　 l　ﾊ　　/


　　　　 ［_:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::７　　 　 ′ 　 ' 　 　 　 '. 　 　 　 i匚､:.:.ﾍi:i:ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ `ヽ 　,/.//
　　　　　Ｌｚ:.:.:.:.:.:.::::::/　　　　′　〃　　　　　 :.　　 　 　 　 ﾏ:.:.:ﾍi:i:ﾍ:.:.:.:.:.:.:.:ﾘミ＝彡//
　　　　 　 んく.:.:.:::::/　　　　 {　　 ｌ|　　 　 　 　 !　　　　　 |　|:.:.:.:.ﾔｉ:iﾍ:.:.:.:.匚ヾ＼＝イ
　　　　　　し.:.:.:.::::/ ′ 　 　 ｉ　 　l|　　 　 　 　 ! . 　 ｉ　　 |　{＿:.:.ﾔｉ:iﾊ:.:.:.:.:.: Yﾊ:i:ヽ　!
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　　　 　 l:/　 ′|　|　　|　 　 |　 　l| |　　　　 　 | | 　 |.イ「.|　 _」:.:.:.!:ｉ:ｉ:i|:.:.（:i:i:|、 !:i:i:|　 i　　　　　……急に戻って来いなんて言われたら、
　　　 　 l!　/ 　 !　!　　!　　| |　 　l| |　　　　 　 | ｌ／ | 　.ﾉ! ﾑ:.:.:.:.:.!:i:i:i:!:.:.:.:}:ｉ:|ﾊ ヾ:i:!　 |
.　　　　　 〃　 ∧ l　　l! 　丁`ト、l| | 　 　 　 　l,厶ﾆ孑灼ﾌ / Ｙ:./:i:i:i/:.:√|:i:|　!　ヾ 　 !　　　　誰だって迷うに決まってるのだわ？
　　　　　 |′　ｉ ∧ ､　ｌ| 　 |＿V{__｣ト　　 　 ｰ'ﾉﾊ　'(代ﾉり〃!|: 7ﾃ=ﾍz/　.|:i:|　|　　　　l
　　　　　 |　　　.l:iﾍ､ﾍ八　 |l(''て「k込 ＼l/!／ 　　__ヾﾆｲ:: 　 l! {' 辷ﾘ/　　ヾ}　:.　　 　 |
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　　　　　　 ′ |　ｉ |ヽ 　 ｜／/ /,.斗:‐刋　｜　|　　　￣ 　ﾚ′　　　だから下手にキンキを出て仕官するべきじゃなかったのよぉ。
　　　　　　|　　|　|｜_＼　|!　/ 〃ヽソ ' /　/　　| 　　　　＼
　 　 　　　|｜　ゝ ＼　-＼∨ 　 　 　　/　ｲ　　 ﾄ 　 　　＼ ＼　　　　優しいお姉ちゃんの助言を聞かないからこういう事になるのよ？
　　　　　　| ﾄ　　＼ｨﾍ ソ　　　　　　　／　| 　 　| ＼ 　 　　＼ ゛ー
　　＼___　､ ＼＼ヽ￣´　　ヽ　__,. 　 　　　| 　 　|＼ ＼
＿＿ ＼＼|＼ ＼ ￣二　　　'´´　　　　　 | 　 　|　 ＼　＞-...　　　 ＿
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::::::′冫 ／ 　　 | _｣ 　|　|　|∠〈〈仆:::::ﾏ　／.::./::.::.::.::.::.::.::.::.::＿＿＿::.::.
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:::/　　 7 Ｙ´　　　 |__ 　了::.::.//z_r‐ﾚ'／.::.:::./ ﾚ'´::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
〈| 　　/ 　＼　-―{_　￣|_::.::ﾚ燈}彡ｲ::.::.::.::./ /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
├く 　　　＜__　　　|　＼｢::.:_ｊ ゞ '´〕/::.:／〈 〈::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
｜　 >　 　 　下 ＿ ＼　ｊ::.:ﾉ /　 〔/　　 ＿＼＼::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
｜ /＼＿　　　｣ 　　　L|::丿/ 　〔ﾚ'´::.::.::.::.::.::.＼｀　::.:―-　＿::.::.::.::.::.::.:
　/　／　 ＼ 　｀l＿_　　|冫 　　ｒ'::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::｀::.:ー― -- 一＝´::.::.
　 　　　／ 〈 　　＼ ｀丁:） 　 　〉::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::＼::.::.::.::.::.::.::.
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　　　　　 |　　 　 /　　 〃ｉ≦三三三三ｉ≧=-イ三三三三/　/三.! 　 |　　　　 　 |　　　　|
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　　　　　 |　　 ｲ　 　 ∧三三三三三三 ﾐ辷彡 三三三/　/三三|　　|　　　　 　 |　　　　|


　　　　 ., ──‐､
　　　 ／　　　　　＼
　 　 |　　　　 _ノ　　ヽ　　　　　　　　　　　なんにせよ、真紅を連れ戻して領地の統治を任せたい、というお話は聞かせて貰っただろ。
　　　| 　　　 （ ●) (●)
　　　| 　 　 　 （__人__） , -―ーっ　　　　ただ、こちらとしても真紅は貴重な戦力。
　　　 |　U　　 ｀ ⌒´ﾉ （ ゝ彡￣
　　　. ﾝ　　 　 　 　 }　 |.　|　　　　　　　　貴女は反対されたかもしれないが、それでも今は我が軍の武将。
　 ／⌒　 　 　 　 ノ　 .|,　 |
　/　　　ﾉ 　 _ィ ´ー‐ｨ'　　|　　　　　　　おいそれとは返せない。
../　　 /　　　　r_＿＿__ ノ
/　　 /　 　 　 |i

　 　　 ／￣￣＼
　 　／　　 _ノ　　＼
　 　|　　　 （ ー）（ー）
.　 　|　　　　 （__人__）　　　　　　　　だが、そちらの御家の事情もわかるし、詳しくは聞かないが、
　 　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　 　.ｌ^l^lｎ　　　 　　}　　　　　　　　　御父上のお体を考えても、真紅はキンキに戻った方がいいのかもとも思う。
.　　 ヽ 　 L　　　 　}
　 　　ゝ 　ﾉ　　　ノ
　 　／ 　/　　　 ＼
　 ／　 /　　 　 　　＼
. /　　/　　　　　　|ヽ、二⌒)､
　ヽ＿＿ﾉ


　　　　　　 （⊃￣￣＼
　　　　　（⊃　　 _ノ　　＼
　　　　（⊃　　 （ ●）（●）　　　　　　だから……俺が来たのは、ハッキリ言って真紅がどういう答えを出すか。
　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　　その確認の為に来た、みたいなもんだ。
　　 　 　 |　U　　　　 　 } ＼
　　　　 ／ヽ　　　　　　 }　　＼
　　　／ 　　ヽ､＿＿__ノ　　 　 ）
　 ／　　　　　　　　.　 　|　＿／
　|　 　　　　　　　／￣￣（＿)
　 ＼　　　＼　／|　ＪＪＪ　（
　　　＼　　／　　 ／⊂＿）


　　　　　　　　　　　　　　　　　-―-　　_
　　　　　　　　　　　　　 ／r辷}厂:::::::::{弐込ﾘ.
　　　　　　　　　　 　 ／rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
　　　　　　　　　　　 '　f7.::::_j厂　　　　　　　艾::::V{
　　　　　　　　　　 .′ｆ7.::_j{.,　// /　　 　 　 ハ艾:ﾊ
　　　　　　　　　　{{二}/_j{ / // / 　' /// /,　 } iハ:}
　　　　　 　 　 　 ;ffく{i{〉.:{:{芹ミﾒ､/ /// //　/|｜ :}!　　　　　　つまり、真紅の意志次第と？
　　　　　　　　　/イﾊ{≫ iﾊ.r=ミ心/// /厶斗ﾘ/ !介
.　　　　　　 　 /　:{i{ハ从|{杙 {r::ﾘ^　 }ｲ云zx才 .从{
　　　　 　 　 /　　:}i}　 i:八乂 , , ,　　 　 弋fﾘｲ /ｲ:i:}
. 　 　 　 　 / /　 　 　 | :八　　　　_　′'' ' 彡ｲ{:ﾘ |乂　. イ
.　　　　　 / / /　 /,　｜{从＼　　　 ｀　　イ　ハi :i|{　 ': :/才＝ーｧ
　　 　 ー-=ミ｀ヾﾒ.　 从i:乂　}:≧=-＜(/ /, /‐-ﾐ 八ノ. : : : : : : : : :｀ー-ミ
　　　才￣. : : : : : :ﾊ　__ハ　辷刈り.:::::jｱ.//.:.:.:.:.:.∨. : : : : : : : : : : : : : ｀ヾ
　　≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /ｲ.:.:.:.:.:.:.. ∨. : : : : : : : : : : : :｀ヾミ
　　７. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌ｘ__ 　_￣乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ: : : : : : : : : : ｀ヾー-弍
　　⌒7. : :ｨ : : :乂イ.:}:/i　　fr爻ｨ⌒}　.く.:.:.:.:.:_彡.:.:.:.:}乂: : : : : :＼: : :.乂
.　　 /才f. ; 彳( {.:.:.:/.:{　　　　⌒}　, ﾉ }.:ｰ-.:.:.:.:.:._彡'　　＼ : : : : : ＼(
　　　　　}/　 }//.:.:.:{:.:.乂　 _＿__ 　.才゛.:.:.:.xf斗く　　!　i {｀ ＼(⌒ヾハ
.　　　　　 　 ／＞'"´才ーｧｰf.:.:.:＞‐-ミ.:_//{/{iメ ' i:|　ハ
.　　　　　　/.:.{　　　{{_　.ノ_厂 {f　　　＼-く:ハ八/ :从(
　　 　 　 八:.∧　　 _jj {{　⌒7八　　　　､｀Y7ﾞｲ}i}./

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ●）（●）　　　　　甘い考えかもしれんが、事情が事情だからな。
.　|　u.　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　　　　これが真紅が平民出身だとかならともかく、
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　桜田家の息女となれば、持ってる責任も違ってくる。
　　 ヽ　　　　　ノ
　 　 i⌒＼ ,__(‐- ､
　 　 l ＼　巛ー─;＼
　　 　|　｀ヽ-‐ーく＿）
.　　　 |　　　　　　l


　 　 　 ／￣￣＼
　　　／ _ノ　 .ヽ、＼
　　　|　 （●）（●）　|　　　　　　戻って御父上や姉上の手助けをしたい、という気持ちはわかるだろ。
.　　　|　　（__人__）　.|
　　　 |　 .　'´ｎ｀'　 .ﾉ
　　　 .ヽ　. 　| |　　}
　　　　 ヽ..　ﾉ .ュノ
　　　　　/　{ ..ﾆj､
　　　　　|.　| "ﾂ　＼
　　　　　|.　| .l　　|ヽ、二⌒)


　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. -ｰ' 二二二 ｰ- ､
　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／:￣__::::::::::::::::￣｀:::ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／〃'::::::/´ﾉ〉):_ノ_ﾉ::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　 //´::::::__,ｨ:ゝ-':__,:::-──- ､::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　 　 /ﾞ::::::::::／￣￣＼　ヽ＼　 ヽ ＼::::::::ﾊ__
　　　　　　　　　　　 　 !:::::::／　ｉ　　　　　ヽ　',　ヽ 　＼ ヽ>,仁》
　　　　　　　　　　　＿ |::::ハ　　', 　　　　　ｉ　｝ 　!　!　 ',<ノ||＼　　　　　　　　　　やらない夫殿も、御父上を失くされて、
　　　　　　　　　　 《ﾆﾊ_ゞ、 ＼　＼　　　　!　||　 |　|__ ||　l | ＼>
　　　　　　　　　　　 ｿ|| ＼＼　＼　＼　　 | .从,ｨ匕Lィ||　| |　〈´　　　　　　　　　　単身の身からキューシューを統一したと聞いてるわぁ。
　　 　 　 　 　 　 　 　 | '､　＼＼,＞≧ゝ,　|/ /,ｨﾇﾆﾐ、|i　| ｌ 　|
　　　 　 　 　 　 　 　 ハ ＼　 `卞代ﾂﾐ ヾ′　　　'''　/ // 　 ﾄ､　　　　 ,　--─.::´　肉親の事となれば、やはりわかってくれるのかしら？
　　　　　 　 .｀ヽ、 　〈/|:} ヽ,＼　 ＼`¨´　　、　　 　 / // /　 ｌ　ヽ　 ／::::／:::￣
　　　　　／:::;:ｨ:::::＼　//|　 |＼＼, __＞　 　-　´　 ｲ!// / 　　! 　 ∨:::::::::':──-:::､
　　　 . .. ::／::::ハ::::∨ﾑ'〉　｢｀:::ゝ,＼_ ≧ｭ,fヽ_ .ィ─ﾍ,ィ　l　　 |l 　/::::__::::＼:::￣｀ヽ
　 　 . .. .:. ::::／／__;／:::::|　 |::::::::::ﾍ 　 !:::::::l　|::::ﾊ;:::::_:::::ヽｌ　　 ｌ| 〈::::::::::＼:::::＼::::ヽ
　　　　. ::／;::/／/::::::::::: !　/ :::::::::::::}　|::::::::l　!/ 　∨ ｝/::::/ /　ﾊ｀ゞ ､::::＼＼:::::ヾ
　　　　　　 ∨／!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::|　|::::ノ|　ト-ｰく /_｣:::/ /　/::::ヽ:::ヽ＼:::ヽ ＼
　　　　　　 ／／|:::::::::::::::ﾚ ::::::::::::::::::|　|::_〉 }　 ─ｰ､ヾ才／}　/:::::::::::＼:＼＼〉＼
　　　　 ,／／ ／ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ﾍ! 　￣＼ヽ)=::､/ /::::::::::::::::::::::::::＼ 　 `
　　　 ./／ ／／ 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ ｀入_　　ゝ}_ソ/｀´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
　　　/´／／ ／ /｜::::::::::::::::::::::::::::::::::（＼__　￣Z_r､_｢|　ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､
　　　 /／ ／ 　// ヽ;__::::::::::／:::::::::::::::〔　ゝ,＞､　 _,ィ'７´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ､
　　　.{′ /　　//　 / | | ￣｀斗､:::::::::::::::＼r ､　 Y　　厶ﾉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ 　 ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ　_＿＿ へ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: :/≦/ヽ／Y: : :|ﾌ､　　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : ://: ´: :´/: /: : : l: : ヽゝ､|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: ////: /: / /|:.|: : :||: : : ヽ:|ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/:/ 十-/:ﾒ-|_||_: : || ',: |: : |: :ｉ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／///: :/.rえ冬､|:| |: : |ﾒ-ｉ_|: : |: :||　　　　　　（遠く離れたキューシュー地方を、それなりには調べてるようね。
　　　　　　　　　　　　　 　 /: : ///://,'.辷.ｼ ｀ﾘ |: :|7=ァ､｀ |: :.|:|
　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : //:.|∧/＼　　　　 ヽん:ﾅ〃: ,': ,'l:|　　　　　　こちらはキンキの事と言えば真紅の伝聞くらいでしか知らないというのに。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : :/|: :|/ヽ7|　　　　　 ′｀´ ./| /: / ﾘ
　　　　　　　　　　　　　/: : :,' |: /| 　 |:|. U 　 ｀丶　　 .人/|:/　　　　　　　　……流石に桜田家。　諜報にも力を入れている、という事かしら）
　　　　　　　 　 　 　 ／、ヽL|_ |: |.　　|.＞､　　　　, イ://||/
　　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:｀ヽ｀|:｀､｀ヽ､≧ｽ´: :||:/: : :|
　　　　　　 　 　 ∠:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:|:::::ﾍ　　/7´|､:,' |: : /||
　　　 　 　 　_≠｀:.:ヽ/――ヽ:.:.:.:.:.|:::::::::ﾍ/ゝ/||::',ヽL:/:/|
　　　　　　／￣‐‐／‐‐‐‐‐/::::｀ヽ､＼:::::::ﾍ´ヽ┤:ヽ:.｀ヽ/
.　　　　／::｀ヽ￣::::____:::::::/::|:::::::::::::::｀　＞_:ﾍ‐‐|::::/:._ヽ/|
.　 　／::::::::::__::::-::::::::‐／￣::::::::::::::::::::::＼::::｀ヽヽ}:ヽ､:::ヽ:.L_
　／:::::::::--＿:::::::＞´ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ヽ:::/:::::::::}:.ヽ
/:::::::::::::::::::::::::￣,'　　 　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::}´:::::::::,'ヽ_ヽ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ、.　　 　 ヽ:::::::::::::::::‐‐-----:-/:::::::::/::::::::::::ヽ
　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　ゝ::::::::::::::::::::::::0::::::0:ゝヽ::::{:::/::::::::::::ヽ
　　　＼::::::::::::::::::::::／ ＼　　|----::::::::::::::::::::::/::::|::::::｀ｌヽ:::::::::::::::::::ヽ


　〃///ヾ　　　 i　ll　　i !　l　　 i　　　l　|　 l　　ヽ 　ヽ
. i:|//i::i　 》　　/|　li　　!ﾒ　l　　 l　　　!　i　 |　　　', 　 ',
　〆i !:Ｌ〃　　i　', | !　 | l　ﾄ, 　 !　　/　 l 　!　i　　} 　　!
// / |:|'" i　　斗弋Ｔ､‐- ', | ヽ　!　 /i　/! /!　!　　l.　 } |
/　i　|:l　　',　 i弋ゝ‐-Ｙ=､丶｀ ',.|　/_.!ﾑ､/_l /　　/　 ﾊ !　　　　　　それで、真紅？
.　 |　!:l 　 ∧. !　 ﾋ_q ）＿ヽ　　 ﾚ' 　ﾚ' 7　ﾒ　　.ｲ　/　l !
.　 l　|:|.　 　,ﾍﾍ 　 　 　 　 　 　 　 ,r‐‐tｧ/　／|　,/ 　 ﾚ　　　　　　貴女の君主様はこう仰られてるけれど、貴女自身はどう？
.　 l　l｣　　 i　 ヽゝ:::::::::::..　　　　　　ゞﾟノ/／ﾉ　|,ｲ
　　!　　　　ﾄ､　　　　　　　　　　 !　.:::::..´ソ" 　 l:｣　　　,-'´　　　　　流石にここまで来て、まだ迷ってるじゃ困るのだけどねぇ？
　　i　　　　|. 丶　　　　　 ､_ ,､_ ´　 　 ／',　 ,　 　　／／
.　　',　　　 ﾄ､　 ゝ .　　　　 ‐/ ﾌ_,, ｨ ´　　!,〃 ,..-'´:∠＿
.　　 ',　　　|::::｀:‐-.､｀＞ . _ / /l´　ﾞ!i　　　lｲ/:::::::::::::-= 二､_
､_＿_ﾍ　　 !::::::;ｨ;=＝,‐､ ;_/ /　!　　!| 　 　|::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::ｆf《ﾍ　 i::≪::::::〃!,ｨ´｀‐-ヾ､l_／_il　 　 l､::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::ゞ》 ﾍ. ﾄ､::::ﾞ彳/ゞ/r‐---､i／´::::|　　/:::＼:::::::::::::::::::::::::::


　　　　　　 ｒ'´　　 　　　,イ´ｆ´　　 　／　　　　　　　　　 ｀ヽ　　　　　　　　　　ノ
　　,ｒー--{　　　　　 　/ /　|　　 　 /　　　　 　 　 　 　|　 　 ヽ　　　　　 　　ﾉ
　 /　／￣!　　　　 　/ 〈　 ﾉ／　 /　 　 　　　　　　 　∥　　　ヽ　　　　 　（_!
　 |　レ´￣_＞　　　/　! 'Y /　 　 !　 /　　 　 　 　 　　∥　　|　 ' ,　　　　　　｀!
　 ,ヘ｀二彳´　 　　|　|　 ｆ/　/　｜　| /　　　　 | 　 　 ∥　　 |　　',　　　　　　｀!
／ 　　　　|　　　　 | .ﾉ-ｲ !　!　　|　 ﾉ'　|　ｊ 　　| 　 　 /}　　　|　　 |　　 　 　 　 |　　　　　……その前に幾つか質問があるのだわ。
　　 　 　　| 　　　　!ｆ　　 }|　{　|　|,ｲ|,ｆ/| .∥ 　.ｊ　　　/ }　|　　| 　　|　　　 　 　 ｜
　　　　　　レ‐イ　　| ）　.{|　,ﾍバ十-|-‐'ム　.ｲ/　, / /, ,ｲ　 /! |　/　　　　　　ノ
　　　　 ／　　　|　 ｒｭ,⌒)ﾙ'ﾑｨﾃ'i'ﾃ〒ミ｀ﾉノ/ /ﾚ'｀ナﾒｲｧ　// / /　　　　＜(´
　　　／ 　　　　｀ー<@〉},'　 ハ辷'_..八｀ " ノ.ｒ'　,ｒﾃ!ﾑz'/／ｲ /ﾚ　　　　　　ノ
　 ／　　　　　　　　　｀ﾏ 　,'　´"'''"゛　　　　　　{､_.'ﾉ 'ｚｨ' 　 ﾚ'＿　 ＿,...-‐´
／　 　　　　　　 　　　,'　| |', 　　　　　　　　j,　 ｀'''''゛//　　 　 ）　｀´
　　　　　　　　　　　　,'　 !! ヽ、　　　　　　"　 　 　 /├‐-‐ '´
　 　 　 　 　 　 　 　 ,'　∥｀ヽゝ＾ヽ　 　 ~'　 　_.. イ　|
　 　 , ‐ ´￣｀ｰ､._　 | 　 |＞´　　　ヽ.._..　-≦　 / 　{
　　/　 　 　 　 　 ｀┤　∥ 　　　　　 ヽ ｒ-―-､_!　　|

　　　　 └-i:::::::::::::::::::::::: ,.　　'"´　　　　　｀`ヽ:::::::.: : ヽ、
　　　　 __...ﾉ: : : : : : :,.ィ´　　　／ 　 　 ', 　 ヽ ｀丶､: : : :ト.､　 ,.ィ"ヽ
.　　 　 |: : : : : : : :／　　./　 /　　　　　 ',　　 ',　 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　 　 　 ヽ.ィ: : : :/　 　 / 　 ,'　　　　　　 l　　　',　｀丶ﾄ､:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　 r‐:':::::::/ 　 　 ,'　　,'　 　 　 　 　 !　　　.l　i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
.　 　 　 ',_:､:::/　　 　 l　　 ｌ　　　　　　　 |l 　 　 !　',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r　　　　まず、私がミエの領主になるって話だけど、これはどうしてなのだわ？
　　　　 　 ﾉ:,'　　 　 ,'l　　 |　　　　　l　 | l !　　! |　 ｀丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ
　 　 　 　 /:| |　　　,' |　! .!ｌ|　　　　,'|　ｌ ｌ | l　,' ,|. ｜!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r '　｀￢
　　　　　/:::,! |　　 ..L.',_ﾄ. |',ﾄ　　　/ !./l/├ /￢ ￢､).:: /:.:.:.:./: ::::::::|　　　 |:
　 　 　 /:::::ﾊ.ﾄ　、　!　..l_ヽヽ＼､./ l/"´　l/_∠ |　 {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:
　　　 　 ヽ|l　',ヽ ＼ !,イ ｀` ﾄ　 '′　　 ,ｲ"´　lヽ 　,ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!｜　 　.!:
.　 　 　 　 |　　　ト､ト.`弋..ン　　　 　 　 弋..ン '　| .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l　!　　　|:
　　　　　　|　 　 l　l.|. ',　　　　　､　　　　　　　 l　 ! .|:.ヾ ﾆﾌ　　 !::l. ｜　　 |:
　　　　 　 |　　 / / |　ﾄ、　　　　 ,.、　　　　　｜ ｌ|　|／　 　 　 ヽ:|　|l　 　 !
.　 　　　　|　　/ /　|　|_.＞ 、　　　 　　　_..-.､ｌ　l !　! 　　　　　　 　 |.! 　 ｜
　　　　　 l|　 /,ｲ _..ｌ　l:.:.:.:.:.:.:｀丶､ __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::|　| 　　　　　　　　| !　　 !
　　 　 　 !|_ノ' r":.:.l　l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊィｭﾍ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::!　!ヽ、　　　　 　 .| l　　 |
　　　 _..'"ｨ´　 ﾄ､:.:.! .l:.:.:.:／｀`ヾ.ﾆﾝリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:|　|:.:.:/、　　 　 　 ! !　　 !
　　＜._ <.|　　 ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`￢´:.:｀`:./:.:.:.:.:.:.:.!　!;/: : ＼　　　　 ! l　　 |


　　　　　　　　　　　／;;;;r'￣´　　　　　　｀￣ゝ､;;;;;;;;;;ﾊヽ
　　　　　　　　　 ／ソ´　　　　　　　　　　　　　 (ﾍ;;;;;;;ﾊ）ﾊ
　　　　　　　　 /／´　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 (ﾍ;;;;;;;|） ﾊ
　　 　 　 　 　 ﾚ'　　 　 　 　 /|　　　ヽヽ　ヽ　　　 （ﾍ;;;;|）　ﾊ
　　　 　 　 　 /　 　 　 / 　 /│　　　 |＿＼|__|＿_　(ﾍ;|））　ﾊ　　　　　　単純な話よぉ。
　　　 　 　 　 l　　　　/ 　l　|　|　　　r'|　　　|　ﾊ　　｀ ((!!)) 　 |
　　　 　 　 　 |　　 　 |　| 」-ﾄ､ﾄ､　　|　　　_x===|　　 }（（ﾄ､ヽ |　　　　　ヒョーゴは金糸雀、キョートは翠星石、ナラは蒼星石が既に着任している。
　　　 　 　 　 |　　　　レ|´|　|　| ヽ　|　 ｒテ´　　 | /　ハヽ__」〉|
　　　 　 　 ＿| |　　　 | |　|_==ヾ､ ∨　　　 　 　 |/　/　{{￣￣||　　　　　残った中でミエを任せられるのは、貴女くらいしかいないわぁ？
　　　　　 〈l￣〉ﾊﾊ ＼＼xﾞ　　　　 , 　　　　　　 /／/ / llヾ〉　|||
　　　　　　ヾ_'-'∧. ヽ ＼＼　 　 　 _　 ノ 　 　 jﾉ ,ｲ /|　ll |ヾ_　|　　　 /
　　　　　　 /||ゞ´∧　＼_＼ゝ　　　　　　　　　 ／//　|　{{|　 |　|　 　 /;;;
　 　 　 　 /／´||　〉〉､_ ヽ￣ヽ､　　　　　　　　／ｲ‐,,/　 ﾞ|　 |　|∧／;;;;;;
　　　　　//　　 ﾞ　|_|　/＼＼＿|｀　- -､-　＜￣;;;;;/l　　 } /｀│＿;;;;;;;;;;;
　 　 　 /＼ー─-､　/　 /￣/| 　 || 　 |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|　　 |＿／;;;;;;;;| ;;;;;;;
　___＿/＿__〉;;;;;;;;;;;;>'　 /　 /l l/　||　　|;;;;;∧;;;;;;;;;/_ |　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//　/|　/-ﾄ─--'￣＼/　|ヽ;;;/　 | /ﾚ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ｲ　/;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》／　　　 ＼　 《 ﾚ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;|　|;;;;;;;;;十､／ヽ-へへへ／￣《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;＜´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　|;;;;;;;／|´　《ミＹ≡》）　　　 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈￣￣
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／|;;;;;;;;;;;;ﾚ/;;／;;;/　　 ゞ===ﾞ´　　 　《/;;;;;ﾚ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
;;;;;;;／|／ 　 |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/）　　　　　　　　　 《/;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
／/　 　 ／ ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 　 　 |/ 　 ／　 《/;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　 |　　 /　　 /　 ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ　　| 　 /　　 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈


　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ 一）（●）　　　　（金糸雀……とかってのは、真紅の他の姉貴かな）
　|　　　　 （__人__）
　 |　　　　　｀⌒´ﾉ
　 |　　　,.<))／´二⊃
　 ヽ　/ ／　 '‐､ﾆ⊃
　　ヽ､ｌ　　　　´ヽ〉
　　 ,-/　　　 __人〉
　 / ./. 　 /　 　 ＼
　 | / 　 /　 　 　i　＼
　 |"　 / 　 　 　 | >　 )
　 ヽ／　　　　　 とヽ /
　　 |　　　　　 　そ ﾉ

　　　　　　　　　　　　　　　　　-―-　　_
　　　　　　　　　　　　　 ／r辷}厂:::::::::{弐込ﾘ.
　　　　　　　　　　 　 ／rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
　　　　　　　　　　　 '　f7.::::_j厂　　　　　　　艾::::V{
　　　　　　　　　　 .′ｆ7.::_j{.,　// /　　 　 　 ハ艾:ﾊ
　　　　　　　　　　{{二}/_j{ / // / 　' /// /,　 } iハ:}　　　　　　　　……今はまだお父様が伏せられた事を隠し通せているけれど、
　　　　　 　 　 　 ;ffく{i{〉.:{:{芹ミﾒ､/ /// //　/|｜ :}!
　　　　　　　　　/イﾊ{≫ iﾊ.r=ミ心/// /厶斗ﾘ/ !介　　　　　　　　いずれは知れ渡ってしまうでしょう。
.　　　　　　 　 /　:{i{ハ从|{杙 {r::ﾘ^　 }ｲ云zx才 .从{
　　　　 　 　 /　　:}i}　 i:八乂 , , ,　　 　 弋fﾘｲ /ｲ:i:}　　　　　　　　君主が堕ちたとなれば、当然ながら周辺地方の動きは活発になるわぁ。
. 　 　 　 　 / /　 　 　 | :八　　　　_　′'' ' 彡ｲ{:ﾘ |乂　. イ
.　　　　　 / / /　 /,　｜{从＼　　　 ｀　　イ　ハi :i|{　 ': :/才＝ーｧ
　　 　 ー-=ミ｀ヾﾒ.　 从i:乂　}:≧=-＜(/ /, /‐-ﾐ 八ノ. : : : : : : : : :｀ー-ミ
　　　才￣. : : : : : :ﾊ　__ハ　辷刈り.:::::jｱ.//.:.:.:.:.:.∨. : : : : : : : : : : : : : ｀ヾ
　　≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /ｲ.:.:.:.:.:.:.. ∨. : : : : : : : : : : : :｀ヾミ
　　７. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌ｘ__ 　_￣乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ: : : : : : : : : : ｀ヾー-弍
　　⌒7. : :ｨ : : :乂イ.:}:/i　　fr爻ｨ⌒}　.く.:.:.:.:.:_彡.:.:.:.:}乂: : : : : :＼: : :.乂
.　　 /才f. ; 彳( {.:.:.:/.:{　　　　⌒}　, ﾉ }.:ｰ-.:.:.:.:.:._彡'　　＼ : : : : : ＼(
　　　　　}/　 }//.:.:.:{:.:.乂　 _＿__ 　.才゛.:.:.:.xf斗く　　!　i {｀ ＼(⌒ヾハ
.　　　　　 　 ／＞'"´才ーｧｰf.:.:.:＞‐-ミ.:_//{/{iメ ' i:|　ハ
.　　　　　　/.:.{　　　{{_　.ノ_厂 {f　　　＼-く:ハ八/ :从(
　　 　 　 八:.∧　　 _jj {{　⌒7八　　　　､｀Y7ﾞｲ}i}./


　.ﾚﾆｲ.|,lﾄ､ |､　 |!、　|　 　 ,/! ,ｨ 　 　 !|
. /ﾉ　ﾊ!十寸ﾆﾏT ＼|　　 /+/-!_j　　,ｨ!　　　　　　　　特に、チューゴク地方の『ナントカ団』って所は、
//!　　 ! _ﾞ__ヽ--ヽ　 !　,／ﾅ'´ ﾚ1 ／/
/ |ヽ　 ﾍ. 弋歹ヽ 　 j／　弋歹/´7　　　 ,.、　　　　　血気盛んなようだからねぇ。
　 ! |.＼　ヾ￣´　　　　 　 ｀￣ﾗ　ｨ!　　 ./ .}
　八!　 i＼_＼　　　　 ′ _,∠_,ィ１l 　 ./ ./　　　　　　ここより西の方面を警戒する為にも、ヒョーゴに元々仕官をしていた、
- ､|.|　 ﾚヘゝ、　 ー ｧ　 ／　　l　!l　 / ./＿,.--ｰ
:::::::|.|　 |:::::::＼ﾞ＞　__ ,イ　l　　 |,. ‐::/ ,ｲ､::::_::_::_::　　　金糸雀を離す訳にはいかない。
:::::: ',!　 |::::::::::/＾「介､　 !　.!　　ｌ__:::/ノ / ｀ヽ::::::::
､:::::∧　.!:::::::/:::::ﾚ l|:､〉-'＾::|　　|::::〃 ./､У./＼::
::ヽ:::/＼∨ヽ!::_::|　lY:::i}ﾄ､:::!　,/:::У　'　Y_/ / ﾉ!
:::::∨:::::i＼ヽﾄ:::/!　 ヾ､!>‐ｌ| /!::::::|　 　 　 ｰ'ｰﾝ′
:::::::ﾍ:::::ﾚ´ヾ└V!　　 ヽ　//! |:::::::}　 　 　 　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-γﾆ三㍉ ﾆ=‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィf(㏍〈州圦薔みＹ⌒〉㏍x, ､
　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒ノ∥人乂辷彡'7㏍人㏍㏍k＼
　　　　　　　　 　 　 　　　　'f㏍㏍ノ '"/⌒ト--＜㏍㏍㏍㍉㏍Yk ,
　　　　　　　　　　　　　　〈I㏍㏍∥　 /　　 　 |　　 ¨|｀⌒Y㏍㏍ﾊ∧
　　　　　　 　 　 　 　 　 /㏍㏍ノ　　, 　　　　 |　 　 :|　　 |乂㏍k〔'∧
　　　　　　　　　　　　　〈iK７Ｙ　　／　　 |　　 |　 　 :|　　 |　 ∨iﾊ）::::.　　　　　隣国であるオーサカに私、キョートに防戦の得意な翠星石がいれば、
　　　　　　　　　　　　　人/ノ　／￣ ＼ :|　　 | 　　/|　　 |　　|㏍{::::::::.
　　　　　　　　　　　　 / ∥| Y |/＿|　 / |　　 |　 ―― - |　　Lノ/,::::::ｉ　　　　尚の事盤石よぉ？
　　　　 　 　 　 　 　 〈/∥ |八∨⌒冬ﾐ八　　　　'　 |　　 | 　 :/|K/,::: |
　　　　　　　　　　　 ノ /㏍|| ∧　 f/い 　 ＼＿/　斗-＜|　 〈 :|㏍ 〉::|
　　　 　 　 　 　 　 人//㏍||　 ;　 乂rﾘ　　　 　〃んrい　》　〈|_|㏍/, :|
　　　　　　　　　　　 ///㏍ｉ| 　{　` `　 　 　 　 　 V rン /　／' |㏍/, :|
　　　 　 　 　 　 　 〈///㏍|| |圦　　　　　　　　　　` ` ノｒく_/___|| ㏍:八
　　　＿＿)＼)＼ 　 ７'⌒V ｜|　 ､　　`　 　 ノ　　 ／ /　`⌒´〉7㏍k:::ヽ
　＿_＼爻爻爻x／ /　　/　人| /::::〕iト　　＿_　 ィ ///　　　　{ /人㏍⌒
　　 -=ﾆ爻爻／匕/ 　 /／＞ /＜_:ﾉ_人　　／７ / ∥ 　 　　ノ::.　 ∨ /
　-‐…=＝／ 爻.:/　 ／ /__ ノ -=ﾆつ⌒穴⌒Y{八　{{⌒ヽ　/{:::::::.　 ∨ /
⌒爻爻／爻X:／⌒７　〈 〈'　　　二二つ/∧㏍)㍉＼Ｖﾉ__ 〈⌒::::::::.　 ∨ /
爻爻イ爻X ／　　γ⌒ヽ　＼　　ｘr＜ //r～v　 /⌒ヽ＼　 Ⅵ::::::::::.　 ∨
爻爻爻Ｘ／　　　 人　　 ﾉ_〕 ﾉ_）⌒ン八〔ﾘ　ノ　/　　　ﾉ　＼ V㍉:::::::.
爻爻ｘ／　 ／　　 |　｀¨ 〉⌒〈　 八 〈⌒ ヽ〉　　 　 　 /|　　　) ∨⌒ー＜
xｘx／　 ／ 八〔⌒| 　 〈　 ∥ ＼〈^Ｙ薔Ｙ^〉 　 　 ／/ :|　　　　人_ ∨ 　 〉
xア　　 '　 /.:: ＼_ | 　 人:∥　　　⌒ー⌒　　　 　 ,: : 八 ⌒¨´　　Y人 ＜
/　　/　.::/:(⌒ﾝ⌒|　/〈　 {し) _　. . : : : :＞　--＜- /⌒ :､　 　 　 |( （＼_.)
　　/　.::/ /⌒ヽ∨|ノ　 ヽ八　　うぅ- ＜／. . ／へ/|ク／/＼ ― 人＼)人)
.　/　.::::／＼　 /^〈　 ／⌒ ヽ　　＿　　　　/⌒>ｲI八 { ノ／ う爪/⌒ン八 〉
　.:　　〈　　へノ　　ン　ノノＹ⌒㍉　＿　 /⌒ン㏍㏍k〉／　 //γＹ⌒＞イ〕
　　　（ 〉ノ　＼ﾉ／　 人 ＼ﾏ㏍㏍㍉/⌒ン㏍㏍㏍㏍7⌒ン〈 /⌒７（　ン/
: |　　　＼＿彡'⌒ン⌒ー＜うぅ=‐‐=f爪㏍㏍㏍㏍K八 人廴） 　人＿／㏍
八　　 　 |＜ ⌒ン 二＝－ ＼㏍㏍㏍㏍㏍㏍㏍K／ ∧/⌒ン'〈乂ノ 〉㏍k
.　 ､　　　|　　｀ア⌒i㏍㏍ki／ ＼㏍㏍㏍㏍㏍ ／k㏍I/k＼人　 ∨ンI㏍㏍
　　 ＼　　　 ／㏍K|㏍k／㏍＼k＼I㏍㏍㏍／㏍㏍I/㏍㏍㏍⌒爪㏍㏍㏍
　　　　＼ ／㏍㏍K|㏍〈㏍㏍㏍うぅ=---匕I㏍㏍IK/㏍㏍㏍〈㏍㏍＼㏍㏍


　　　　　　　　　　　-､ヽ::::ハ ヽ::::/:.:::ｲ::.::{＿_/:::.::::〕　 　 　 　 ＿_
　　　　　　 　 　 /:::::::ｰﾍ:{:..:.ヽ ∨:..:..:.l:::.::|:..:./:::.::/{_ｊ＾ヽ　 　 /　 厂ヽ
∠二≧ ､　　 __ 〕ヽ:..:..:＼:..:..:.∨ ..:..:..:.:..:..ｌ../..:..:..:..:/:::ｨﾅ___　′ ハ／￣ヽ
￣ 「￣＼＼/::::＼.:..:..:..:..:..:..:..:.,　 -一…ー 　 :..:../.:..:..:/:::;ゝ|　 |／　イ丁|
＞┴―‐ ミｨ_〕ヽ:::＼.:..:..　 '~　　　　　　　　　　｀ ＜:..:..: 人_|‐<_／ｊ ｜ | |
,　ﾍ ￣￣/:::＼.:..:..:..:／　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼:..:／:::::::}＜　ﾉ ｜|
へ. ヽ二ム..:..:..:..:..: '　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　ヽ::.:::｛　_　　＼'_ノ二ヽ
く　＼_r‐Ｊト:..:..:../　　　　　　　　　 　 　 　 　 、＼ ヽ　　 ﾞ:,:::.:::.:ﾄ　　　＼＼＼＼
　`ー/|::.::.::.::.::.::,′　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼ ヽ　　 　 V:下ヽ＼　 　ヽ ＼ヽ
冫ｰｲ　￣ト::.::.,′　 　 |　 ｉ　　 |　　 　 ヽ 　＼　 ヽ　　 ', ヽ ':┴┐ Ｙ　　　ﾄ､　＼　　　……蒼星石をミエに移せばいいのだわ？
′ ;′┌┴ ::.:|　 　 　 |　 |　　 |　　　　　ﾞ, ﾄ　 ;. 斗-+　|　｜ｉ::r┘　'.　　　ｉ　＼
　:/| 　 しﾍｰ::.|　｜ｉ　｜ ｜｜∥ 　 　 　 | |メ、_从ﾊ|i　|　 |ﾘ::￢　 ￤ 　 ｜　　　　　　わざわざチューブ地方方面への警戒の為に、
　　|　　 r┴‐::|　 |｜　|　ム⊥从ヽ　　 i　|lィｆ＜.ヾ ｰ|川 　;::下┘　｜　　｜
　　|　　 |::.::.::.::|　 ｌ｜ イ｜ 斗=ミヾ＼,ハﾉj八ゞ 'リ,.. | ｊﾉ! /::::::｝　 　 |　　　|　　　　　　私が帰ってくる必要も無いのだわ。
　 ｜　|└ﾍ::.:∧　 ｌ' 　 | |/{-ィ::j }　　　　　　　￣゛　 |　lｊ,√ィｵ 　 　 |　 ｜|
　　|　｜ | く::.::.:ﾍ　l:､＼ ヽ ＞‐ ´　　　 ,　　　　　　 ∧ ∨:ﾌ｛{i〉　 　 ｌ 　｜|
　 ∥　|　|　 ヾ勹ﾍ い ::ヽ＼　　　　　　　_ 　 　 　　仏ﾍ　＼ゞ' 　 　 ｊ| 　 |∥
　 八　|　|　 　 ＼ｨr=ﾐl::.ﾊ ＼ ー　､　 　 ｀　＿_／ユ二 ＼　＼　　 /ﾍ.　 l八
　′　 |　',　　　 弋ゞｿ}7ノ /,ﾆ≧、 ヽｰ--,.ゝ- ､￣`＜￣ハ__　＼/'　λ　、 ＼
/　　 ∧　 ,　　　　｀マ'´　/:':::.:::.:::.〉　∨ィ/{f㍉Ｙ三ヽ　 ｀ ＜ｰ┐　＼/｜　＼　＼
　　 /　ヽ　＼　　 ／ 　 ｲ￣ ー '　|　 | { ﾄゞど..二二.._　　　 ｀弌:. 　 ヽ l　　　＼
　 ./　 　 ＼　＞' 　 ／...:＼　　..:::.:|　/:/＞允≠‐－‐'　　 　 ___｝ﾊ＿　＼
　/　┌一＜　 　 ／ ...:..:::/::＞　 /／ .:.:::./::卞ﾆニ -‐__,.___　 ｝ヽ |!:..:ﾄ　　ヽ
./　 　＼　　　 ／′...:.:::.｛::....　／..:::.:::.:／:::.:::|:::.￣匸Ａ::::::::ﾙソ.:.i:..:..:. | ヽ 　 Ｙ
ﾍ￣￣￣＼　 ∨　..:..:..:..:..Ｖ／..:::.:::.:／ .:::.:::.∧ ::::ﾍ`ｰ辷彡::`ァ ..:..:..:..| 　 > へ
　￣`ｰ- ､　＼ ﾏ'⌒く /..／^ｰｚ一'　 .:::.:::.:/::::|　　 ヽ::>､::.::∠ . .:..:..:..:.|／ 　 ィ ＼
―- 、　　{＞、＼:::.:::｛:::　.:::./ ― ､...:::.:::.:/:::::::| 　 　 ｛:::.:::.:::.:::.:::/..:..:／　 ／/／

'　 l | !_／ｲl |, 　 l ',　　| ﾍ. 　 l　 　　　/ |　 ;ｉ　 ,　　　 | l
　 ,l/,r‐'´!.| ',|ヽ　| ヽ　 ｌ　ヽ　｜ 　 　 l　l　/ｌ　 l, 　 　 ｌ｜
　/ /　 　',| 十' 寸 二ﾏＴ´　ヽ.|!　 　 / ┼/-l､_,|　 　 /! !　　　　　　ただ、あの子は翠星石と共にいた方が実力が発揮できるからねぇ？
,/ /ｌ　　　 |　丶　＼ ＿＼　 　'|l 　／ ‐ﾅ'´　|/lj 　／ /'ﾞ
. / |'、　 　 ', ‐､―r┬ｬ､` 　 　 i／　 ‐/_‐__/ /-‐'i　/　　　　　　　　出来れば隣国同士にしてあげたいのよぉ。
/　 ! ヽ.　 　ﾍ　≧=一' ´　 　 　 　 　 ゝ'-彡ﾏ´　/　 　 　 /'ヽ
　 　! l　＼ 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　　　　　　〃　 /!　　　　/　 |
　 l　| l　 　＼　 ＼　 　 　　　　/　 　 　 ／　／i｜　 　 /　 /
　ｌ　 l｜ 　 |　ト￣´　　　、＿, ＿,　 - '´-‐イ 　 ｌ|.　 　/　 /
ー ､ l l　 　| /＼＼ 　 　　´ 二´　 　／　　｜ 　 ｌ　　/ 　/＿＿, --ー
:::::::::::| l　 　|::::::　＼ ﾞ　 、　　 _　ィ ´｜　 　 l　 　, -:/　, ｨ;::::::::::::::::::::::::
::::::::::::l｜ 　 !::::　::::::::－＿天 　 　! 　 |　　　l／´::::::/　/´ﾄ-､------
:::::::::::::', l　 　|:　::::::::/´:|:::/「l＼ 　 ! 　 !　 　l＿＿::/／　/　　＼::::::::::
:::::::::::::::',　 　 l　::::::/::::::l:/　l|::､ 〉＿;-:::|　 　!::::::::::;'/ 　 ,:'　∨　/＼::::
:＼:::::::::∧　　l､:::::::!:::::::l;' 　 l!::∧>:::::::::l　 　l::::::::::ｉ/ 　 / ヽ/　/　/ヽ
::::::ヽ:::/:::::ﾄ 　V＼:l＿_｣|　　lＹ､::l>|＼::l 　 /:::::::::/ 　 ,　　 !､_/__/　ﾉ|
::::::::::V:::::::::ｌ＼ ヽ‐ﾄ､:::/|　 　ヽ＼!>ーｌ|　/ｌ::::::::::l 　　 ,　　 　ー',ｰｲｿ
:::::::::::ﾍ:::::::::l/ ＼ヽＬ.V∥　 　 ヽ　 　 / /!|:::::::::::l　　　　　　　　　 /


　　　　　　　　　　　／;;;;r'￣´　　　　　　｀￣ゝ､;;;;;;;;;;ﾊヽ
　　　　　　　　　 ／ソ´　　　　　　　　　　　　　 (ﾍ;;;;;;;ﾊ）ﾊ
　　　　　　　　 /／´　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 (ﾍ;;;;;;;|） ﾊ
　　 　 　 　 　 ﾚ'　　 　 　 　 /|　　　ヽヽ　ヽ　　　 （ﾍ;;;;|）　ﾊ
　　　 　 　 　 /　 　 　 / 　 /│　　　 |＿＼|__|＿_　(ﾍ;|））　ﾊ
　　　 　 　 　 l　　　　/ 　l　|　|　　　r'|　　　|　ﾊ　　｀ ((!!)) 　 |　　　　　　まさか雛苺か薔薇水晶に防衛の最前線を任せる訳にはいかないし。
　　　 　 　 　 |　　 　 |　| 」-ﾄ､ﾄ､　　|　　　_x===|　　 }（（ﾄ､ヽ |
　　　 　 　 　 |　　　　レ|´|　|　| ヽ　|　 ｒテ´　　 | /　ハヽ__」〉|　　　　　　……となると、やはり真紅しかいないのよねぇ？
　　　 　 　 ＿| |　　　 | |　|_==ヾ､ ∨　　　 　 　 |/　/　{{￣￣||
　　　　　 〈l￣〉ﾊﾊ ＼＼xﾞ　　　　 , 　　　　　　 /／/ / llヾ〉　|||
　　　　　　ヾ_'-'∧. ヽ ＼＼　 　 　 _　 ノ 　 　 jﾉ ,ｲ /|　ll |ヾ_　|　　　 /
　　　　　　 /||ゞ´∧　＼_＼ゝ　　　　　　　　　 ／//　|　{{|　 |　|　 　 /;;;
　 　 　 　 /／´||　〉〉､_ ヽ￣ヽ､　　　　　　　　／ｲ‐,,/　 ﾞ|　 |　|∧／;;;;;;
　　　　　//　　 ﾞ　|_|　/＼＼＿|｀　- -､-　＜￣;;;;;/l　　 } /｀│＿;;;;;;;;;;;
　 　 　 /＼ー─-､　/　 /￣/| 　 || 　 |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|　　 |＿／;;;;;;;;| ;;;;;;;
　___＿/＿__〉;;;;;;;;;;;;>'　 /　 /l l/　||　　|;;;;;∧;;;;;;;;;/_ |　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//　/|　/-ﾄ─--'￣＼/　|ヽ;;;/　 | /ﾚ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ｲ　/;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》／　　　 ＼　 《 ﾚ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;|　|;;;;;;;;;十､／ヽ-へへへ／￣《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;＜´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　|;;;;;;;／|´　《ミＹ≡》）　　　 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈￣￣
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／|;;;;;;;;;;;;ﾚ/;;／;;;/　　 ゞ===ﾞ´　　 　《/;;;;;ﾚ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
;;;;;;;／|／ 　 |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/）　　　　　　　　　 《/;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
／/　 　 ／ ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 　 　 |/ 　 ／　 《/;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　 |　　 /　　 /　 ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ　　| 　 /　　 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈




　 　 　|: : : : : : /　　 ／´　 /　/　　　　　　　　　　「: : : : : : |:.:.:ヽ: : : : : 〉ﾆﾆ､二
　　　　ヽ.ィ: : /　　　　 /　/　/　 　 /　　　　|　　', ｀丶ﾄ､: :.|:.:.:.:.:.|: : : : :ート､､ヽ
　　　　r‐:':::://　 /　 /　 !　 .!　　　| i　　ﾊ　|､　 |　i'"´: : : :|:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
　　　　',_:､://　　!　 .!　i ! 　 !　　　| i!　 |　!.! !　 l　',: : : : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_ｌ::', ',r
　 　 　 　ﾉ! |　 | |　 ||　i!|　　|　 　 i!.ﾊ　 !　|| |　 ,!　|｀丶; : :.|:.:.:.:.:.::!: : : : : :ﾊ::ヽ　　　　　　　……ミエ領主となる、という理屈はわかったのだわ。
　　　 　/: | i!　 | |　 || .ﾊﾄ､　i!,　　ﾊ !､!__|　.i! | ./ ! ,!　!´: : : !:.:.:.:.:.,': : ::r '　｀￢
.　　　 /:::::| ||　 | |!　!斗┼七!ﾊ　 | ||　∨￣}｀|7 ﾒｲ|　 ).:: : /:.:.:.:./: :::::::|　　　 |:
　　　　ヽ::|Ⅵ　 Ⅶ! | ﾄ{　　Ⅵ　＼! }!　　　　　　　,ﾘ!　{: : :/:.:.:.:./::::::;:::ﾉ|　　　 !:
.　　　 　　|　 ＼ |从 Ⅵi'芹笊示　　　　芹r笊示ﾐx | ﾊr'＾,-ﾍ':::::::::}::!　.|　　　.!:
.　　　　　 |　　　ヾ.| ＼ﾊ ｡之zﾘ　　　　　 之zzzﾘっ | |/j〈ィ'>》_ノ"!::l　 .!　 　 .|:
.　　　　　 |　　　　 |　　||!　　　　　,　　　　　　　　　 | | .ヾ ﾆﾌ. 　 .!::l 　 | 　　 .|:
.　　　　　 |　　　　 |　　圦　""　　　　　　　 ""　 　 ,! |／　 　 　 ヽ:| 　 |l 　 　!
.　　　　　 |　　　　 |　　||　ゝ.　　　__ ＿＿　　　 .ィ　| |　　　　　　　　　 |.! 　 ｜
.　　　　　 |　　　　 |　　||　 　 |i＞　._　　　_.　＜:::|　.| |　　　　　　 　 　 | !　　 !
　　　　　 l|　　　　 |　　||　 　 ||　　　,｢￣　　　　｀|　.| |　　　　　　　　　 | l　　 |
　 　 　　 !|　　　　 |　 /'　　 〃　 ／ﾉ　　 　 　 　 ＼| |　　　　　　　　 　! !　　 !

　　　　　　　　　　　　　　　 , ィ^T‐-　　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 '=,::::::｀-‐' ｀ヽ:.:.:.:.‐- ､
　　　　　　　　　　　　　 r=､ﾉ:::::::::::::::::::::(:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ _
　　　　　　　　　　　　　 し､::::::::::::::::::::::, '＼_:.:.:.:.:.:.:.:.ﾊ::｀ヽ､ _=､
　　　　　　　　　　　　　　 ,)::::::::::::::::／.／　 ￣):.:.:.:.:.:.|:::::::::::Y:.:.:)
　　　　　　　　　　　　　　{::::::::::::::::/　/　 ﾄ､丶{:.:.:.:.: : |::::::::::::|:.:.:ゝ､
　　　　　　　　　　　　　　ゝ=､::::::///l.　　l.ﾊ l l ｀ヽ:.:.:|::::::::::::|:.:.:.:.:.)　　　　　　ただ、あえて言わせて貰うけれど、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 r'::::l l l､lヽ　トﾒ-―　):.:.:|::::::::::ﾘ:.:.:.:.:ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　 　 {_:::::l| l =､ Vl　行ﾃT7:.:.:l:::::::::/:.:.:.:.:.:ﾘl　　　　　　どうして私達姉妹が領主になる事に拘るのだわ？
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀ヽ ﾊﾋj.　　┴ '"´l ｀lﾘr-V:.:.:.:.(￣ |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 弋ﾊ ､　　　　　 !　ﾘ{ ｮ] ):.r-イ　 |　　　　　　今までのように、他家に仕えるという形では駄目なのだわ？
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |lｨ ヽ. -‐　 　j　/l'"r.ー' 　 l　　|
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /l} 　,= '-‐'ィﾌ 人jT'　l　　　l　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |7/|ｲ匀ヵ/ ﾉ ｲﾘ .!ヽ､ l　 　 l　　l
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /ﾘ;||ﾉ-'ﾄ'.l ｲ／/ .ﾉ:.:.:ヽl　 　 ! 　 !
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / l{ ﾘーTY　(／ -'┐:.:.:.:ﾍ.　　l　　!
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 人__Y,,) /::::ﾃ-'"´. , ┘:.:.:.:.:ﾊ　　l　 .!
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,iし彡イ)'::::::::ヽ　'"￣|:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ_ |　 |
　　　　　　　　　　　 　 　 r=イ:::>'"´ /:::::::::::::〉‐'"´):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:￣フ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ _r ､｀-､( ――'"ﾃ‐"´:.:.:.:.:.:r-､_ ,八ﾉ |
　　　　　　　　 　 　 　 　 .人,ｨ':<＿r‐､　 r‐ｧ　 r‐┐:.:.ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:! .|
　　　　　　　　　　　　　　　r'´:.:.:.:ﾉ:.:.:.:.￣.:.:.:.￣:.├'￣7:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾉ ﾊ
　　　　　　　　 　 　 　 　 丿:.:.:.:r':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽイ:.:.:.:.:.:.:.:／| 　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　／:.:.,:.-'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＿r'"´:.:.:.:.:.:.:.:／　 |　　ﾊ
　　　　　　　　　　　　ノィ'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lλ､:.:.:.:.:.:.:.:.:/ﾊ　　 !　　　l
　　　　　　　　　 ,　'"´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.7　 ヽ-,:.:.r‐':.:.:.ﾊ　７_ 　／
　　　　　　　 , ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: l　　 ｲ⌒-':.:.:.:.:.:.:.ﾊ{ ｌj　く　　ｺﾞｿ
　　　　　　イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:LLLﾃ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ｀ ーｧ｝　　　ｺﾞｿ


　 　 　　　　　　　　　,. -ｭ,ﾆニ弌垳ト､
　　 　 　 　 　 　 ／r'^　_rﾍ-ﾍ/＾ヽr宀､
　　　　 　 　 　 /!７ト､7′ 〃　　　 ｌ ヽ ヽ
　　　、　　　　/ l//L｣| ∧ｌ |　! |l　 ｜　!　ヽ
　 　 |:l　　　 / 〃 ||丁l トH､lV| |l　 /l　 } l　|　　　　　　　……いえ、それでは駄目よ。
　 　 ヾヽ　 / 〃　|l　| ｌ抔卞｀ヽ{　/-ト/ //ﾘ
　＼　 ヽ:∨　|」 /ｌ|　ｌﾄヽ￣　　 ﾚ'戎ｼ' ／ ′　　　　　　いずれ周辺地方に知られた際、我が軍は必ず窮地に立たされる。
⌒ヽ!ヽ._j＼＼ / 八　|ヽ　　　__ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..｀::..::ヽ/　ﾊ ヽ‐ >､　 ,. イ|　}::..｀ヽ、　　　　　　これについてはさっき説明したわね？
::..::..::..::. ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /::..::..::.､＼
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈::..::..::.｀ヾ＼ヽ
::..::..／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_　||　ヽ:ﾚ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ｰrﾍ.:.:、:.:.＼ヽヽ:〉
仆､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ｝
′　＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_　ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
　,　　　〉个､:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_　ｌ　 }〉:.}'´
　|　　く_/^ﾄ､>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_ﾘ　〈|:.ハ
　|　　//:.:.:||:.:./　ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ ､ヽ
　!|　//:.:.:.:||:./　　 ｝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　-―-　　_
　　　　　　　　　　　　　 ／r辷}厂:::::::::{弐込ﾘ.
　　　　　　　　　　 　 ／rア.::::::::::芸云芸=ミx:::.ヽ_
　　　　　　　　　　　 '　f7.::::_j厂　　　　　　　艾::::V{
　　　　　　　　　　 .′ｆ7.::_j{.,　// /　　 　 　 ハ艾:ﾊ
　　　　　　　　　　{{二}/_j{ / // / 　' /// /,　 } iハ:}　　　　　　その為には戦力を各地に分散する必要性がある。
　　　　　 　 　 　 ;ffく{i{〉.:{:{芹ミﾒ､/ /// //　/|｜ :}!
　　　　　　　　　/イﾊ{≫ iﾊ.r=ミ心/// /厶斗ﾘ/ !介　　　　　　今でも十分、各地には戦力があるけれど、更に増強する必要があるわ。
.　　　　　　 　 /　:{i{ハ从|{杙 {r::ﾘ^　 }ｲ云zx才 .从{
　　　　 　 　 /　　:}i}　 i:八乂 , , ,　　 　 弋fﾘｲ /ｲ:i:}
. 　 　 　 　 / /　 　 　 | :八　　　　_　′'' ' 彡ｲ{:ﾘ |乂　. イ
.　　　　　 / / /　 /,　｜{从＼　　　 ｀　　イ　ハi :i|{　 ': :/才＝ーｧ
　　 　 ー-=ミ｀ヾﾒ.　 从i:乂　}:≧=-＜(/ /, /‐-ﾐ 八ノ. : : : : : : : : :｀ー-ミ
　　　才￣. : : : : : :ﾊ　__ハ　辷刈り.:::::jｱ.//.:.:.:.:.:.∨. : : : : : : : : : : : : : ｀ヾ
　　≧=ー. : : : : : : : /.:.:.:.:ア/八{i{.:.:.:乂 /ｲ.:.:.:.:.:.:.. ∨. : : : : : : : : : : : :｀ヾミ
　　７. : : : : : :-‐. : : }.:.:.:r弌ｘ__ 　_￣乂{{/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ﾊ: : : : : : : : : : ｀ヾー-弍
　　⌒7. : :ｨ : : :乂イ.:}:/i　　fr爻ｨ⌒}　.く.:.:.:.:.:_彡.:.:.:.:}乂: : : : : :＼: : :.乂
.　　 /才f. ; 彳( {.:.:.:/.:{　　　　⌒}　, ﾉ }.:ｰ-.:.:.:.:.:._彡'　　＼ : : : : : ＼(
　　　　　}/　 }//.:.:.:{:.:.乂　 _＿__ 　.才゛.:.:.:.xf斗く　　!　i {｀ ＼(⌒ヾハ
.　　　　　 　 ／＞'"´才ーｧｰf.:.:.:＞‐-ミ.:_//{/{iメ ' i:|　ハ
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　　 　 　 八:.∧　　 _jj {{　⌒7八　　　　､｀Y7ﾞｲ}i}./


.　　　　 /　　　 　 　 .|　　　　　　　　　　　　|　 　 |　　　 |　|　　 　 　 /　ヽ＼＼
　　　　/ /　　　　 　 .|　　　　　　　　　　　　|　 　 |　　　 }　|　 　 　 ./　　 |　 }　 Y
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　　{　　|　　　　　|　　|∨ ＼　　　　　　　 /　／´￣￣￣￣￣｀ 　 　 } 　 .|　|ﾄ､ ∧
　　|　　|　　　　　{　　|. ∨.　＼　　　 　 ./／　　　}／　}/　　　 |　　 /　　 |　|　∨∧　　　　　……侵略されるのは、怖いものねぇ？
　　|　 ∧.　　 　 ∧ . |　 ∨.　　＼　　 ./　　　　＞　云ミ⌒７ . |.　 /　 　 .|　|.　 ∨∧
　　|. /　 ∨　　　 ∧ |／´￣｀　　 ＼ /　　　／　　 rタ心 /　　}　/　　 　 |　|　　 ∨∧
　　{/　 　 ∨　　　 ∧{r 　┬云ミ　／　　　　　　＿ ゞ ツ′　 / ｲ　　　　 |　|.　 　 ∨∧
.　　　　　　 ∨　　　 ∧＼ rタ心　　　　　　　　　　　　　　 　 /　 |　　　　 |　|　　　　∨/
　　　　　　　 ∨{＼　 .∧　 ゞ ツ　　　　　　　　　　　 　 　 ／　　.|　　　　 |__ｊ 　 |
　　　　　　　　{　|　 ＼　 ＼　　　 　 ｉ　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　|
＼　 ､　　　　 L.」　　　 ＞─　　　　 ゝ　　　　　　 　 　 　 　 ／　.}　　　　　　　 }
.　 ＼ﾆ＼　　　　　 　 .|　　 ＼　　　　　＿, -'´　　　　　　 ／　 　 |.　　　　　　 /
　　　 ＼ﾆ＼　　 ＼　│　　　 ＼　　､⌒ヽ　　　　　 　 ／　 　 　 .|　　　　　　/
. 　 　 　 ＼ﾆ≧=　､＼|　　　　{ 　｀＞∧　 ∨　　　 ／　　　 ＞　´　　 　 　 /
／￣￣￣￣´ﾆﾆ二二|　　　　|　 /　　∧　 ∨=≦──=≦　　　 ,.　 　 　 /
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　|. /　　　 ∧　 ∨　　　⌒＼＼　　 .|.　　　 /
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|　　　　|/ ＼　　　У´⌒＼⌒ｉ　 　 ＼＼　|　　　/´￣￣￣´
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二／.|　　　　|￣＼＼／´￣￣ヽ ＼_　　　 / /　ｊ　　 /　　/
ﾆﾆﾆﾆニ二二二／ 　 |　　　　|　　　 /　´￣￣￣}ト┬' ＼ / /　/　　/　_／


　　 　 　 　 ,, -─- ､._
　　 　 　 ／　　　　　　ヽ
.　　　 　 |　　 　 　 　 　 |
. 　 　 　 |　　 ノ 　ヽ､　 .|　　　　　　　　…………。
.　　　 　 |　 （●）（●）　|
　　 　 　 |　　（__人__）U|
　　 　 　 ヽ　　｀⌒´　 ﾉ
　　 　 　 /　　 ∩ノ ⊃　 ヽ,
.　　　 　 {　　 / ＿ノ 　 　 }
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　　　　　　　　　　　／;;;;r'￣´　　　　　　｀￣ゝ､;;;;;;;;;;ﾊヽ
　　　　　　　　　 ／ソ´　　　　　　　　　　　　　 (ﾍ;;;;;;;ﾊ）ﾊ
　　　　　　　　 /／´　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 (ﾍ;;;;;;;|） ﾊ
　　 　 　 　 　 ﾚ'　　 　 　 　 /|　　　ヽヽ　ヽ　　　 （ﾍ;;;;|）　ﾊ　　　　　　その時、領主が貴方達姉妹なら、私は安心が出来る。
　　　 　 　 　 /　 　 　 / 　 /│　　　 |＿＼|__|＿_　(ﾍ;|））　ﾊ
　　　 　 　 　 l　　　　/ 　l　|　|　　　r'|　　　|　ﾊ　　｀ ((!!)) 　 |　　　　　下手に各地の戦力が増強されれば反乱が恐ろしいけれど、
　　　 　 　 　 |　　 　 |　| 」-ﾄ､ﾄ､　　|　　　_x===|　　 }（（ﾄ､ヽ |
　　　 　 　 　 |　　　　レ|´|　|　| ヽ　|　 ｒテ´　　 | /　ハヽ__」〉|　　　　　貴女達ならそれがあり得ないもの。
　　　 　 　 ＿| |　　　 | |　|_==ヾ､ ∨　　　 　 　 |/　/　{{￣￣||
　　　　　 〈l￣〉ﾊﾊ ＼＼xﾞ　　　　 , 　　　　　　 /／/ / llヾ〉　|||
　　　　　　ヾ_'-'∧. ヽ ＼＼　 　 　 _　 ノ 　 　 jﾉ ,ｲ /|　ll |ヾ_　|　　　 /
　　　　　　 /||ゞ´∧　＼_＼ゝ　　　　　　　　　 ／//　|　{{|　 |　|　 　 /;;;
　 　 　 　 /／´||　〉〉､_ ヽ￣ヽ､　　　　　　　　／ｲ‐,,/　 ﾞ|　 |　|∧／;;;;;;
　　　　　//　　 ﾞ　|_|　/＼＼＿|｀　- -､-　＜￣;;;;;/l　　 } /｀│＿;;;;;;;;;;;
　 　 　 /＼ー─-､　/　 /￣/| 　 || 　 |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|　　 |＿／;;;;;;;;| ;;;;;;;
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＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;|　|;;;;;;;;;十､／ヽ-へへへ／￣《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;＜´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　|;;;;;;;／|´　《ミＹ≡》）　　　 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈￣￣
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;;;;;;;／|／ 　 |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/）　　　　　　　　　 《/;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
／/　 　 ／ ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 　 　 |/ 　 ／　 《/;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　 |　　 /　　 /　 ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ　　| 　 /　　 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈


'　 l | !_／ｲl |, 　 l ',　　| ﾍ. 　 l　 　　　/ |　 ;ｉ　 ,　　　 | l
　 ,l/,r‐'´!.| ',|ヽ　| ヽ　 ｌ　ヽ　｜ 　 　 l　l　/ｌ　 l, 　 　 ｌ｜
　/ /　 　',| 十' 寸 二ﾏＴ´　ヽ.|!　 　 / ┼/-l､_,|　 　 /! !　　　　　　　そして、各地が戦力を増強出来れば、更に政務に集中できるようになる。
,/ /ｌ　　　 |　丶　＼ ＿＼　 　'|l 　／ ‐ﾅ'´　|/lj 　／ /'ﾞ
. / |'、　 　 ', ‐､―r┬ｬ､` 　 　 i／　 ‐/_‐__/ /-‐'i　/　　　　　　　　　国は潤い、豊かとなる。
/　 ! ヽ.　 　ﾍ　≧=一' ´　 　 　 　 　 ゝ'-彡ﾏ´　/　 　 　 /'ヽ
　 　! l　＼ 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　　　　　　〃　 /!　　　　/　 |　　　　言ってしまえば、この地方元々の伝統である【地方分権】を、より強化したような形になるわぁ。
　 l　| l　 　＼　 ＼　 　 　　　　/　 　 　 ／　／i｜　 　 /　 /
　ｌ　 l｜ 　 |　ト￣´　　　、＿, ＿,　 - '´-‐イ 　 ｌ|.　 　/　 /
ー ､ l l　 　| /＼＼ 　 　　´ 二´　 　／　　｜ 　 ｌ　　/ 　/＿＿, --ー
:::::::::::| l　 　|::::::　＼ ﾞ　 、　　 _　ィ ´｜　 　 l　 　, -:/　, ｨ;::::::::::::::::::::::::
::::::::::::l｜ 　 !::::　::::::::－＿天 　 　! 　 |　　　l／´::::::/　/´ﾄ-､------
:::::::::::::', l　 　|:　::::::::/´:|:::/「l＼ 　 ! 　 !　 　l＿＿::/／　/　　＼::::::::::
:::::::::::::::',　 　 l　::::::/::::::l:/　l|::､ 〉＿;-:::|　 　!::::::::::;'/ 　 ,:'　∨　/＼::::
:＼:::::::::∧　　l､:::::::!:::::::l;' 　 l!::∧>:::::::::l　 　l::::::::::ｉ/ 　 / ヽ/　/　/ヽ
::::::ヽ:::/:::::ﾄ 　V＼:l＿_｣|　　lＹ､::l>|＼::l 　 /:::::::::/ 　 ,　　 !､_/__/　ﾉ|
::::::::::V:::::::::ｌ＼ ヽ‐ﾄ､:::/|　 　ヽ＼!>ーｌ|　/ｌ::::::::::l 　　 ,　　 　ー',ｰｲｿ
:::::::::::ﾍ:::::::::l/ ＼ヽＬ.V∥　 　 ヽ　 　 / /!|:::::::::::l　　　　　　　　　 /

　　　　　　　　　　　　　 /.....................}　,....´.............................................｀....､
　　　　　　　　 　 　 　 ｆ.....................,.y..................................................................＼
　　　　　 　 　 　 　 　 |...................〃､..................................._...........┐.,......￢.....ヽ
　　　　　 　 　 　 　 　 |................〃.....'，.................._.....／..'，´.......V...........}.／.'，,..､
　　　　　 　 　 　 　 　 |................i!..l.......＼..........／..ヾ.............................................. '，....'，
　　 　 　 　 　 　 　 　 |.............. l|..........ヽ.....ｰ..........................................................................}　　　　　（確かに、メリットは大きい……彼女の言う通り、
　　　　　　　　　　　　 i!............刈....'，........／.................................................................}........}
　　　　　　　　　　　　 }............'　{......'，.／............,/........, /.....／}.............}l.......|......}........|　　　　　　各領地で力を振り分け各々で増強が出来れば。
　　　　　　 　 　 　 　 |...........′.',........〉..,.,′... 〃....／/../ ′ !..........刈八.}......}........|
　　　 　 　 　 　 　 　 |.........,′　 '，/.,〈,′..../.. ／―‐-　＿」_ノ.../斗 f丁....}........　　　　　　……ただ、その場合。
.　　　　　　　 　 　 　 l.........′　　 /..'. ,′.../.／ ｚ ｆi笊勿癶 }　'，ｒｆ卞 }|.i|..ﾉ|..... ′
　　　　　　　　　　 　 .........i! 　 　 　 ヽ......./|´　 ヽ_ｆ愆乃′　 　 }ﾙム.....ﾙ' .}....,′　　　　　あまりにも地方を分割しすぎると、今度は各地で格差が出てくる）
　　　　　　　 　 　 　 l........{　 　 　 　 {...../..{　　　￣￣￣　　　　￣　l.../　　}../
　　　　 　 　 　 　 　 |........|　　　　 　 {../ |.{､　U　 　 　 　 　 　 〉　ﾉ}./　　 }/
　　　　　　　　　　　 i!........{　　　　 　 {;′{{　　　　　　　　＿　　 .ィ　}′
　　　　　　　　　　　 |.........|　　　　／: { ＼ 　　｀　　　　 ´　　ィ......|
　　　　　　　　　　　 |.........|　ｚ≦/} : : '， 　　 ､　　｀　 ー　´　}..... }
　　　　　　　　　　　 |.z≦//////}: : : :'，　　　　ｰ-.､ﾊﾍ会 ､.}.......}
　　　　　　　　　ｚ≦//////////}: : : : :'， 〓 　/⌒}　}:Ⅵ// ≧ ｘ
　　　　 　 ｚ≦//////////////}: : : : : :'， 　 ./ヽ,∧ }: :∨/////// ≧ ｘ




　　　　　　　　　　 __　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　 ,ｨｉ｢: : :.ﾟ。　 ,ｨ￣￣ ／}:/: : ｉ＿
.　　　 　 　 /: : : : :.:./7: : :.／: : : : : : : :.:.:}: : ¨¨}___
.　 　 　 　 .: : : : :.:.//￣: /: : : : : :.:.:l : : : : : : : : : ∧
　　　　　　{: : : : : :7＼: /: : {: : : : :.:.|: : : : : :.:|: : : :∧
　　　　 　 : : : : :.:/{ : : /: : :.i: :≧ｭ､ !: : : : :.:.:|: :|: : : :.　　　　（果たして彼女に、そこまでの管理が出来るのかしら……？）
　 　 　 　 l: : : :./ :i: : /: : : :{ 《芹云ﾐ＼: : ＿!: :!: : : :}
　　　　　/:{: : :/　 {: :{: : /: :i:　V)ツ　 　 笊》}: /: : :./
　　　　 /: i: :/　　 ヽ{i／|: :.|　　　　　 　 Vﾂi / : : /
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　　　　{: : /　　　　　　 ゝ /　U　　　　 　 ｲ/|￣|
　　　　i: /　　　　　　　　 {　 ＞　 　 　 　 　 |: : |
　　　　{/　　　　　　　 ,ｨｉ｢≧o｡、≧≦ 　 　 : : :.|
　　　 ./　　　　　 __,ｨｉ｢∨＼ 　 / Ⅵ､　　　　}: :/
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　 　 　 　 {: : ＼:.:.:.:.:.:.:. : Ⅶ: : ＼¨/ヽ: : ヽ≧o｡、
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　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:. : ヽ＿＿＿≧o｡、 ＼!: :/__ﾟ。/ i
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:. { ヽ : : : : : : : : : : : 7‐=ヽ }: ﾟ。 !
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ: : }: : : : : : : : : : : :L＿__＼: }: |
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:. : |: : |: : : : : : : : : : : : : : : :.:.7/ : |

　　　 つ:::::::::::::::::rー-'三三_　-―――‐-- ､)::::::::＼　　＿
　　　(:::::::::::::::::::::::) 三= '´／　　　　　　 ､　 (_:::::::::::::丶<::::::`ー､
　　　 `ｰ,:::::::: __ノ ／　　/ /　　　　＼　　＼ ム::::::::::: |企;:::::::::::}___
　　　　 (_:::::: ヽ／　　　/ /　　　　　　ヽ　　､ヽ(__:::::::::::|三|:::::::::::⌒Yヽ
　　　　　r’:::: /　　　　　 {　　　　|!　　| |!　　|!ﾊノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
　　　　　｀ｧ: :′　/　 /　!　　　　 |!　 |! |!　　|! |｀ｰ, : :::|三|:::::::::::::::}　'.
　　　　　 ヽ.′　/　 /　 |! 　　 　 |!　 |! |!　　}! | Ｙ:::::::::|三|:::::::::::::/　 {　　　　　　　　……やらない夫。
.　　　　　　|　|　|!　 |! 　 |!　　　　 i}　 } |!　 /_!_| ゝｧ : :|三|::::::::_;ﾉ| 　 '.
.　　　 　 　|　|　|!|　 |!､　{! |!　　 // /}//孑' /ｲ　(_ : :r'--{:::::::)　| 　 ｜　　　　　　　貴方にも聞きたい事があるのだわ。
.　　　 　 　{　|　| {　卞ﾄ､ハ!_　 //ノノィ≦ケテ|　(:::::〈ん)､) 〉´　| 　　|
　　　　　　 ヽﾄ､ {ﾍ､从ィ升=ﾐノ´　　　/弋じ:::}｜　〉 : ゝﾆン　　 |　　｜
　　　　　　　　 ヽ乂ﾍ!ゞ､rゝ':{｀　　　　　　宀'´ |　 ∨/／　　　　|
　　　　　　　　　 }　　|ﾍ　^¨´　　､ 　 　 　 　 　| 　 {ノ´　　　　　| 　　 |
　　　　　　　　　 川　| 丶 　　　　r‐､ 　 　 　 ノ　 } !　　 　 　 　| 　　 |
　　　　　　　 　 //}　 ! ＿≧-..､　｀´ ,∠⌒＜}/　八ﾍ　　　　　 | 　　 |
　 　 　 　 　 　// j　/':.:.:.:.　 .:.:.:/>=(:.:.:.:.:.:.　 / /＞ヽヽ　　　　 | 　　 |
　　 　　 　　 ノ ,' / /:.:.:.:.:.:....:.:__}ｲ夊)=-:.:.:　/ /:./::::::ﾍ∧　　　 | 　　｜
　　　　 　 ／／ / /＞ｧー:. :.:.:.:｀¨)´:.:.:.:.:.／-ー＝二二〕＼　　| 　　｜
　　 　 　 〈≦__,/_/ーｬ(:.:.:.:.　:.: ／＼:.:.:.:《__∠⌒ー-､::::::::::::::ヽ | 　　｜
　 　 　 ／￣ _＿_..==':::＼_:-＜: : : : :＼: :.:ノ:::二＞　_＞::::::::::::{､　 　 |
.　　 　〈__∠二=､::::::::::::::::::::}: : : : : : : : : :{´::::::::￣ﾐ＜::::::::::::::::::::::::＼　｜
　　　　　 __ノ／ｲ:::::::::::::::／: /: ∧: : : : : {::::::::::::::::://:::＼::::::::::::::::::::::＼{ー― ､
　　　,ｨ≦:::｀ミヽ::::::::::::／: : /: :/: :{: :|: : : ﾊ､_:_:_／':::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／＼
　　　／￣￣＼　　　　.／ 　／
　 ／　　 _ノ　　＼　　 .＼／ ／>
　 |　　　 （ ●）（●）　　 　 <／
　 |　　　　 （__人__）　　　....┌─┐
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　 　 .└─┘　　　 なんだろ？
.　 |　　　　　　 　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　(＼ 　 　ﾉ､
　　　/　 ＼＼く}　j
　　　|　　〈￣ ﾞヽ ヽ
　　　|　　.に 　　　}
　　　|　　 (＿__，ノ

　　　　　　　　r_ ､ , - ─- ､　　　_＿ _... -‐ '　´　_ノ　 /::::|　　ﾉ:::::::::::::l!
　　　　　　　　lj　ノ　　　　　 フ ':::::::/　　　　' "´　　　 ヽ:::::ヽ ' ::::::::::::ノ_
　　　 　　 ,. ィ´⌒ヽ　　　　 /:::::::::::/　 　　　　　　　/ヽ　)::::::::::::::::::::::::::::1
　　　　　j／ (__　　　　　　/::::::::::::/　　　　　　_ 　 /::_i_ノ'ヽ:::::::::::::::: _:::ノ
　　　　　ヾ r ' ¨　　　　　/::::::::::::/ :::::::::::::::::〆__　 ヽ　　　　＼::::::::::し､
　　　　　　 |...:::::::::::／ 　':::::::::::::::l__,:: - ──　ハ　ﾉ　　　　 　ヽ::::::__ﾉ
　　　　　 　r-─ "　 　 |:::::::::::::: |　　　　　 _　ヽｰ '　ヾ. 　　　　 ﾞ:::ヽ
　　　　　　 ゝ_ 　 　 　_ |:::::::::::::: |　　　　フ_j　ﾉ 　　 　,.　　　 　 ﾚ′　　　　　　答えにくいとは思うけど、率直に、正直に答えて頂戴。
　　　　　　l　/ゝ :::: ∠_.|:::::::::::::: | ::::::::::"j ´ T′　　　 |　　　, 　 l
　　　　　　| l:::;/｀ て_　 |:::__ :::::: |　　 _ノ ,ヽヾ. 　 　 ,ﾊj_ 　 //　,　　　　　　　　……貴方は、このキンキ地方。
　　　　　　| Lj! |　 '' 丁γr､ヽ::::|　_ノ‐!- !-!､l! 　 ｨﾘｲi/ ノ .ﾍ,/
　　　　　　|　　 l　　ヾ　ゝﾒjク:::::|ﾉlハ!j_ゝ! ゝヽノjﾑrjイ/ l/ j/　　　　　　　　　侵略をするつもりがあって？
　　　　　　|　　.　 　 | ＼`ー".::::| ヽﾊ::ｨﾉ`　　　　 ﾋｹ j ハ
　　　　　　|　 /　　　|　　ヽ ＼::::!　ﾊ｀ ´　　　　　,　　/ | |
　　　　　　|　,　　 　 |　　　|` ーゝ ヽヽ　　 　_ _　　 ｲ .ﾊ.|
　　　　　ノ /　　　　 | !　　ヽノ^ﾞ |　|ﾄ　＼ 　　　／ _j　| !|
　 　 .／,.j/ 　　　 　 | |ヽ　/ゝ.　 |　 ヽ.＼ ヽｰく ￣"|　l!ヾ.､
　 ／ 　 / 　　　 　　ヽヽノ 　 　　L　　 ＼ヽ ヽ:.:ﾞ!:.:. l ,,ﾘ 　!l
／　　., '　　　　　　　 ／　イ　　 ハ ヽ.　　＼＼＼:.:.:| ﾉ､._ l|
　　／　　　　　　　　'　　:::/　　 /:::::　　｀ー､ ｀ー ､ヽ( `-── ｧ
,／　　　　　- ､　_ノ　::::::/　　　{::::::::::　　　 　＞- ─ ｀フく"＜
　　　　　 / 　_ ノ　 .::::::/　 ｲ　　ヽ:::::　　　　　|ゞ_≦'_´　　_つ ﾉ
　　　　r　´　　 　 ::::::ノ　 /::! 　 　):::::! 　 　　 |　　　j,._)　 ｀ヾj
　　　　ヽ-──'　／　 ／::::　　 /:::::: !　　　　 ヽ､_ ヾヽ　　 ('､
　　　　　＼::::::ヽ´　 ／::::::::　 ／::::::::::ヽ　　　　　　 ｀ヾ!､　　ノ




　　　 　 　 　 　 　 　 ／￣￣＼　　 　 ヽ＿,
.　　　　　　　 　 　 ／　ノ　　＼ ＼　　　 ヽ(_／
.　　　　　　　 　 　 |　 （○）（○）　|　　　　) (
　　　　　　 　 　 　 |　ｕ（__人__）　 |　　　ノ (｀　　　　　　　うぇっ！？
　 　 　 _ __ 　 　 　 |　　|!i!i!i!i|´ 　 |　　´⌒＼
.　　　ｒ( ＼＼r､　　‘，　｀ ⌒´　　ﾉ
　　　 ＼＼＼ヽ}　 　 ヽ　　　 　 /
　　　r─ヽ ` 　 ヽ　　/　　 　 '⌒ヽ
　　　 ￣｀ヽ　　 　 ＼|　　　/　　　ﾉ
　　 　 　 　 ＼＿___　＼_／ 　 ／|
　　　　　　　　　　　＼　　　／　　|
　　　　　　　　　　　　 |￣ 　 　 　 |




　　　　　　　　　　　　　 　|....../........,′..././........i! ....../..../ {　}..}...|...... |l....'，......}.....................|...'，
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,...../..........{.....././......... l....../{.../　|　};ﾉ刈..... ﾊ....} ､....|......|..ｉ...........|!....'，.
　　　　　　　　　　　　 　 i!../............{.. /./..........-|‐.7 .|7 ー!―一个....} !..､　Ⅵ.......|..|......|.. |!......'，
　　　　　　 　 　 　 　 　 j./.........,'...ﾊ〃!............/| / 　,≠=　ミ　　|......l |..」_ ｰ- ｌ...」 |......|....|ヽ.....}
　 　 　 　 　 　 　 　 　 〃.........,.../.〃..{........../ .{xf／ ,ｨ抃　｀ヾ　!......} ｚｮ≠ヽ｜..|..|......|....|　Ⅵ!
.　　　　　　 　 　 　 　 /.............../ /ﾍr.{...... 〈　 ヾ｛　 忙刈 　 　 |....,' 行ﾊ　 };〉....|..|l.....|....|　 }′　　　　（……そりゃ気になる所でしょうけど、本当にストレートに聞くわね）
　　　　　　　　　　　　,′........i!..{　　｛ .{..../....＼　　　弋_ツ 　 　 | /　叱ﾘ　/ ﾊ...}...ｌ!....|....!
　　　　 　 　 　 　 　 ′..........|...| 　 弋{./{......l｀ ｰ 　` ー‐ ´　 　 }′　＿, 　 j...|ﾘ....}....八ｊ
　　　　　　　　 　 　 {...............ｌ.. !　　　 {ｰ{..刈　　　　　　　　　　　　　　　　　... |.......}/
　　　　　　　　 　 　 |...............|...|　　　　　|′|.ｉ　　　　　　　 　 　 　 〉 　 　 .{.f |.....,′
　　　　　　　　 　 　 !...............|...|　　 　 　 　 }八　U　 　 　 　 , ‐., 　 　 　 八| |. /
　　　　　　　　　 　 ..................|...|　　　　　　　 ,′ ､ 　 　 　 　 ￣　　　　个}.. ｌ ｌ/
　　　　　　　 　 　 ,...................|...|　　　　　　 ｨヽ　　　 ､　 　 　 　 　 イ..../|/..八′
　　 　 　 　 　 　 刈.................|...|　　　　 ィ＾:|l 　㍉.､　　　 　 __　 ´　 !../ ル!...|
　　　　　　　　　 {　ｌ.................|...{ 　 ｚ≦/|::::.ﾍ　　｀ ミ≧ｪｪ弋.　　 　 |/.........|....!
　　 　 　 　 　 　 　 '，....... z≦///////.l!::::::::'， ＝　　 〕〔　}:，､ 　 ﾉ...........|...,
　　　 　 　 　 　 　 メ≦////////////ﾊ::::::::::'，　　　/∨ﾊj|:;Ⅶヽ...............ﾙ′
　　　　　　　　ｚ≦/////////////////ﾊ:::::::::::'，　 ∧∧ﾊｊ!::::Ⅵ/会x.､メ

　＿/:／l:.|　　　/l　|　 l　　 l|　　　 l　ヽ ＼
'´￣ｲ:ニ:ｲ　　l/＿ヽﾄ、l_　　lﾍ　 　 |　l | 　 ヽ
／/ j:|　l　　　l　　 　ヽ-ヽ｀ヽ卜、　l　j｜　 ト l
/:l　/:l　l　　　|　､＿.二 _　「　＼l　/イ/ｌ　 l｜ l　　　　　　　　あらぁ、いいわねぇ、私も是非聞かせていただきたいわ？
.:/ /:/　l　　　|　　￣￣ヾﾐ　　　 ﾚ_⌒ヽ}　 l　|｜
,'　l:::l 　 ヽ　　l　///　　　　　　 {　=ﾐ　/／|　| l
　 「´　　　l＼ ',　　　 r -　　._　/　,,,, /ｲ　/ﾚ'
　/ |　　　l　　＼　 　 !　　　　 ｀ ７　 l/　//
ノ|　l　 　 !　　　　　　 '、　　 　／　／ イ:|
　l　 !　 　!　 ＼　 　 　 ヽ. _／ ７¨´　| ﾊ::l
　,l 　!　　|_,　 - ≧　､ ＿　_,　ｲ　　　l　| L!　　 /|
/　!　l　　|　　〃￣ ﾌ水ﾍ＼　 |　　　ｌ　l　　　 /　}
　　ヽ l 　 |　　ヽ＼// l ヽ_〉:〉 l　 　 /!　|　　/ ／　　＿_　- '´
￣＼ﾊ l　 |、　　￣l:|　l:ト-ｲl　!　　/　l　 l／ /／／　　　　∠
　　　Vﾍ　 l ＼＿　|:l　l:|＼＿/　 /＿／￣＼
　　　 ｝　＼!　　　　|:l　l:|　 ∨ ／　　　　　　　＼


　　　　　／￣￣ ヽ
　　　 ／　　　　　　ヽ
　　　/　　　　　　　　ヽ
　　　| 　　 　_,.ノ '(ゞ､_|　　　　　　　　　…………。
　　　.|　　　 （ ー）ヽ ヽ
　　 .ﾉ| U 　　（___人_＼＼__
　／　 | 　　　 ｀⌒（⌒_　　 ＼
　{　　 .ヽ.　　 　 　 し「、　　　 ＼
　{　　 ﾄ　｀ヽ.　___´ノ　　ヽ、　 　 i
　.|　　 |　　　　　　　|　　／　　 /




　　　　　 　 　 　 　 ／￣￣ ＼
　　　　　　　　　　_ノ　 ヽ､_ 　　＼
　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|
　　　　　　　　　 （__人＿）　　 　 |　　　　　　難しい所、だな。
　　　　　　　　　　'､｀⌒ ´　 　U　|
　　　　　　　　　　 |　　　 　 　 　 |　　　　　　正直言って、俺も、お前の故郷ってなると侵攻して攻め滅ぼしたいとは思わん。
　　　　　　　　　　 |　　　　　　　 {
　　　　　　　　　　 ヽr｀ｰ- -=´ <　　　　　　　こういうのが甘い所なんだろうが、やっぱ思う所が無い訳じゃないからな。
　　　　　　　　/⌒'' ー─,,　　　 ＼
　　　　　　　 /　　　　　　　　　 ｨ　}
　　　　　　 ノ　　　/　　　　　 　|　|
　　　　／　　　｀ヽ i:　　　 　 　 |　|
　　　（__.ィ´ヽ,ム、〉i　　　 　 　 |　|
　 　 　 / ゝ/　/ 7-､
　　　　ヽ／　/　/ /'Y

　　　　　 ／￣￣＼
　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　|　　　 （ ●）（●）
.　　　　|　　　　 （__人__）　　　　　ただ、天下統一は俺の夢だ。
　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
.　　　ｌ^l^lｎ　　　　　 　 }　　　　　……全国制覇を考えれば、当然ながらキンキ地方も無視は出来ない。
.　　　ヽ 　 L　　　　 　 }
　　　　 ゝ 　ﾉ　　　　ノ
　　　／ 　 /　　　　　＼
　 ／　　 /　　　　　　 　＼
. /　　 　/　　　　　　　　-一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ　　　　　　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))




　　　　　　 （⊃￣￣＼
　　　　　（⊃　　 _ノ　　＼
　　　　（⊃　　 （ ●）（●）　　　　　　水銀燈殿にその気があるのなら、同盟関係……と行きたい所なんだがな。
　　　　　|　　　　 （__人__）
　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　 　 　 |　U　　　　 　 } ＼
　　　　 ／ヽ　　　　　　 }　　＼
　　　／ 　　ヽ､＿＿__ノ　　 　 ）
　 ／　　　　　　　　.　 　|　＿／
　|　 　　　　　　　／￣￣（＿)
　 ＼　　　＼　／|　ＪＪＪ　（
　　　＼　　／　　 ／⊂＿）


　〃///ヾ　　　 i　ll　　i !　l　　 i　　　l　|　 l　　ヽ 　ヽ
. i:|//i::i　 》　　/|　li　　!ﾒ　l　　 l　　　!　i　 |　　　', 　 ',
　〆i !:Ｌ〃　　i　', | !　 | l　ﾄ, 　 !　　/　 l 　!　i　　} 　　!　　　　　　そうねぇ……。
// / |:|'" i　　斗弋Ｔ､‐- ', | ヽ　!　 /i　/! /!　!　　l.　 } |
/　i　|:l　　',　 i弋ゝ‐-Ｙ=､丶｀ ',.|　/_.!ﾑ､/_l /　　/　 ﾊ !
.　 |　!:l 　 ∧. !　 ﾋ_q ）＿ヽ　　 ﾚ' 　ﾚ' 7　ﾒ　　.ｲ　/　l !
.　 l　|:|.　 　,ﾍﾍ 　 　 　 　 　 　 　 ,r‐‐tｧ/　／|　,/ 　 ﾚ
.　 l　l｣　　 i　 ヽゝ:::::::::::..　　　　　　ゞﾟノ/／ﾉ　|,ｲ
　　!　　　　ﾄ､　　　　　　　　　　 !　.:::::..´ソ" 　 l:｣　　　,-'´
　　i　　　　|. 丶　　　　　 ､_ ,､_ ´　 　 ／',　 ,　 　　／／
.　　',　　　 ﾄ､　 ゝ .　　　　 ‐/ ﾌ_,, ｨ ´　　!,〃 ,..-'´:∠＿
.　　 ',　　　|::::｀:‐-.､｀＞ . _ / /l´　ﾞ!i　　　lｲ/:::::::::::::-= 二､_
､_＿_ﾍ　　 !::::::;ｨ;=＝,‐､ ;_/ /　!　　!| 　 　|::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::ｆf《ﾍ　 i::≪::::::〃!,ｨ´｀‐-ヾ､l_／_il　 　 l､::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::ゞ》 ﾍ. ﾄ､::::ﾞ彳/ゞ/r‐---､i／´::::|　　/:::＼:::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　　　　　　／;;;;r'￣´　　　　　　｀￣ゝ､;;;;;;;;;;ﾊヽ
　　　　　　　　　 ／ソ´　　　　　　　　　　　　　 (ﾍ;;;;;;;ﾊ）ﾊ
　　　　　　　　 /／´　　　　　 /　　 　 　 　 　 　 (ﾍ;;;;;;;|） ﾊ
　　 　 　 　 　 ﾚ'　　 　 　 　 /|　　　ヽヽ　ヽ　　　 （ﾍ;;;;|）　ﾊ
　　　 　 　 　 /　 　 　 / 　 /│　　　 |＿＼|__|＿_　(ﾍ;|））　ﾊ　　　　　　こちらの基本は、あくまでも【地方分権】。
　　　 　 　 　 l　　　　/ 　l　|　|　　　r'|　　　|　ﾊ　　｀ ((!!)) 　 |
　　　 　 　 　 |　　 　 |　| 」-ﾄ､ﾄ､　　|　　　_x===|　　 }（（ﾄ､ヽ |　　　　　　我が方の統治は、我が方で任せてもらいたいというのが正直な所よぉ？
　　　 　 　 　 |　　　　レ|´|　|　| ヽ　|　 ｒテ´　　 | /　ハヽ__」〉|
　　　 　 　 ＿| |　　　 | |　|_==ヾ､ ∨　　　 　 　 |/　/　{{￣￣||　　　　　少なくとも、そちらの神代軍のような一方的な属国化は無理ね。
　　　　　 〈l￣〉ﾊﾊ ＼＼xﾞ　　　　 , 　　　　　　 /／/ / llヾ〉　|||
　　　　　　ヾ_'-'∧. ヽ ＼＼　 　 　 _　 ノ 　 　 jﾉ ,ｲ /|　ll |ヾ_　|　　　 /
　　　　　　 /||ゞ´∧　＼_＼ゝ　　　　　　　　　 ／//　|　{{|　 |　|　 　 /;;;
　 　 　 　 /／´||　〉〉､_ ヽ￣ヽ､　　　　　　　　／ｲ‐,,/　 ﾞ|　 |　|∧／;;;;;;
　　　　　//　　 ﾞ　|_|　/＼＼＿|｀　- -､-　＜￣;;;;;/l　　 } /｀│＿;;;;;;;;;;;
　 　 　 /＼ー─-､　/　 /￣/| 　 || 　 |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//|　　 |＿／;;;;;;;;| ;;;;;;;
　___＿/＿__〉;;;;;;;;;;;;>'　 /　 /l l/　||　　|;;;;;∧;;;;;;;;;/_ |　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//　/|　/-ﾄ─--'￣＼/　|ヽ;;;/　 | /ﾚ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ｲ　/;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》／　　　 ＼　 《 ﾚ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
＞;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;|　|;;;;;;;;;十､／ヽ-へへへ／￣《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;＜´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　|;;;;;;;／|´　《ミＹ≡》）　　　 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈￣￣
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／|;;;;;;;;;;;;ﾚ/;;／;;;/　　 ゞ===ﾞ´　　 　《/;;;;;ﾚ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
;;;;;;;／|／ 　 |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/）　　　　　　　　　 《/;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／
／/　 　 ／ ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 　 　 |/ 　 ／　 《/;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
　 |　　 /　　 /　 ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ　　| 　 /　　 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈




　 　 　　　　　　　　　,. -ｭ,ﾆニ弌垳ト､
　　 　 　 　 　 　 ／r'^　_rﾍ-ﾍ/＾ヽr宀､
　　　　 　 　 　 /!７ト､7′ 〃　　　 ｌ ヽ ヽ
　　　、　　　　/ l//L｣| ∧ｌ |　! |l　 ｜　!　ヽ　　　　　　対等同盟、というのも……。
　 　 |:l　　　 / 〃 ||丁l トH､lV| |l　 /l　 } l　|
　 　 ヾヽ　 / 〃　|l　| ｌ抔卞｀ヽ{　/-ト/ //ﾘ　　　　　　今はこちらも内部で忙しい所があるから、すぐには終結出来そうにないかしらぁ？
　＼　 ヽ:∨　|」 /ｌ|　ｌﾄヽ￣　　 ﾚ'戎ｼ' ／ ′
⌒ヽ!ヽ._j＼＼ / 八　|ヽ　　　__ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..｀::..::ヽ/　ﾊ ヽ‐ >､　 ,. イ|　}::..｀ヽ、
::..::..::..::. ／⌒ヽ､ヽjノヽ.∨r 芥､/:./ /::..::..::.､＼
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ｝l,ハ/-/ 〈::..::..::.｀ヾ＼ヽ
::..::..／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_　||　ヽ:ﾚ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ｰrﾍ.:.:、:.:.＼ヽヽ:〉
仆､ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ｝
′　＼_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_　ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
　,　　　〉个､:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_　ｌ　 }〉:.}'´
　|　　く_/^ﾄ､>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_ﾘ　〈|:.ハ
　|　　//:.:.:||:.:./　ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ ､ヽ
　!|　//:.:.:.:||:./　　 ｝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l　|


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ヽ　_＿＿ へ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: :/≦/ヽ／Y: : :|ﾌ､　　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: : ://: ´: :´/: /: : : l: : ヽゝ､|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: ////: /: / /|:.|: : :||: : : ヽ:|ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　／/:/ 十-/:ﾒ-|_||_: : || ',: |: : |: :ｉ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／///: :/.rえ冬､|:| |: : |ﾒ-ｉ_|: : |: :||　　　　（邪険に扱われる訳ではなかっただけ、まだマシね……。
　　　　　　　　　　　　　 　 /: : ///://,'.辷.ｼ ｀ﾘ |: :|7=ァ､｀ |: :.|:|
　　　　　　　　 　 　 　 　 /: : //:.|∧/＼　　　　 ヽん:ﾅ〃: ,': ,'l:|　　　　チューゴク、シコク地方の事を考えれば、手を組めれば大きかったけれど）
　　　 　 　 　 　 　 　 　 /: : :/|: :|/ヽ7|　　　　　 ′｀´ ./| /: / ﾘ
　　　　　　　　　　　　　/: : :,' |: /| 　 |:|. 　 　 ｀丶　　 .人/|:/
　　　　　　　 　 　 　 ／、ヽL|_ |: |.　　|.＞､　　　　, イ://||/
　　　 　 　 　 　 　 /:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:｀ヽ｀|:｀､｀ヽ､≧ｽ´: :||:/: : :|
　　　　　　 　 　 ∠:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:|:::::ﾍ　　/7´|､:,' |: : /||
　　　 　 　 　_≠｀:.:ヽ/――ヽ:.:.:.:.:.|:::::::::ﾍ/ゝ/||::',ヽL:/:/|
　　　　　　／￣‐‐／‐‐‐‐‐/::::｀ヽ､＼:::::::ﾍ´ヽ┤:ヽ:.｀ヽ/
.　　　　／::｀ヽ￣::::____:::::::/::|:::::::::::::::｀　＞_:ﾍ‐‐|::::/:._ヽ/|
.　 　／::::::::::__::::-::::::::‐／￣::::::::::::::::::::::＼::::｀ヽヽ}:ヽ､:::ヽ:.L_
　／:::::::::--＿:::::::＞´ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ヽ:::/:::::::::}:.ヽ
/:::::::::::::::::::::::::￣,'　　 　 ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::}´:::::::::,'ヽ_ヽ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::ヽ、.　　 　 ヽ:::::::::::::::::‐‐-----:-/:::::::::/::::::::::::ヽ
　 ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ、　　　ゝ::::::::::::::::::::::::0::::::0:ゝヽ::::{:::/::::::::::::ヽ
　　　＼::::::::::::::::::::::／ ＼　　|----::::::::::::::::::::::/::::|::::::｀ｌヽ:::::::::::::::::::ヽ

'　 l | !_／ｲl |, 　 l ',　　| ﾍ. 　 l　 　　　/ |　 ;ｉ　 ,　　　 | l
　 ,l/,r‐'´!.| ',|ヽ　| ヽ　 ｌ　ヽ　｜ 　 　 l　l　/ｌ　 l, 　 　 ｌ｜
　/ /　 　',| 十' 寸 二ﾏＴ´　ヽ.|!　 　 / ┼/-l､_,|　 　 /! !
,/ /ｌ　　　 |　丶　＼ ＿＼　 　'|l 　／ ‐ﾅ'´　|/lj 　／ /'ﾞ　　　　　　　　ただ、真紅ぅ。
. / |'、　 　 ', ‐､―r┬ｬ､` 　 　 i／　 ‐/_‐__/ /-‐'i　/
/　 ! ヽ.　 　ﾍ　≧=一' ´　 　 　 　 　 ゝ'-彡ﾏ´　/　 　 　 /'ヽ　　　　　貴女が、【ミエ領主】として個人的に手を組むというのならば、
　 　! l　＼ 　 ヽ　 　 　 　 　 　 　　　　　　〃　 /!　　　　/　 |
　 l　| l　 　＼　 ＼　 　 　　　　/　 　 　 ／　／i｜　 　 /　 /　　　　　私としては止めるつもりはないわぁ？
　ｌ　 l｜ 　 |　ト￣´　　　、＿, ＿,　 - '´-‐イ 　 ｌ|.　 　/　 /
ー ､ l l　 　| /＼＼ 　 　　´ 二´　 　／　　｜ 　 ｌ　　/ 　/＿＿, --ー
:::::::::::| l　 　|::::::　＼ ﾞ　 、　　 _　ィ ´｜　 　 l　 　, -:/　, ｨ;::::::::::::::::::::::::
::::::::::::l｜ 　 !::::　::::::::－＿天 　 　! 　 |　　　l／´::::::/　/´ﾄ-､------
:::::::::::::', l　 　|:　::::::::/´:|:::/「l＼ 　 ! 　 !　 　l＿＿::/／　/　　＼::::::::::
:::::::::::::::',　 　 l　::::::/::::::l:/　l|::､ 〉＿;-:::|　 　!::::::::::;'/ 　 ,:'　∨　/＼::::
:＼:::::::::∧　　l､:::::::!:::::::l;' 　 l!::∧>:::::::::l　 　l::::::::::ｉ/ 　 / ヽ/　/　/ヽ
::::::ヽ:::/:::::ﾄ 　V＼:l＿_｣|　　lＹ､::l>|＼::l 　 /:::::::::/ 　 ,　　 !､_/__/　ﾉ|
::::::::::V:::::::::ｌ＼ ヽ‐ﾄ､:::/|　 　ヽ＼!>ーｌ|　/ｌ::::::::::l 　　 ,　　 　ー',ｰｲｿ
:::::::::::ﾍ:::::::::l/ ＼ヽＬ.V∥　 　 ヽ　 　 / /!|:::::::::::l　　　　　　　　　 /


:./　　　　　　 f: : : : : ヾ三三三!: : :〔__l　ヽｌﾐ} 　lヾﾐx
/　　　　 ヽ ヽゞ‐' ヽ: : ヾ〃 y '}: : : : :}　　,lミ!.　l　ヾﾐ}
　 l　　　　 ヽ ヽ ヽく:__ﾊ:.ヽ辷 ﾉ!: :r‐ 'l　　 lミ}　 !　 lﾘ　　　　　　ミエ領主として？
/　!　　　　　ヽ /',ィ了（: :_:ヾ三l}: : :） ′　 ゞ' 　 l
!　 l　　　　　　,' /::::ﾊ,　 l く:_ﾐ三!:r' /　　　　',　　',
l 　 !　　　　　l　l弋:ツ　 l 　 l三/ｰ-､,　-t　　l　　 !
l　　',　､　､　 l　　　′　 ! l　lﾐ/ ,ィ´: : : : ゝ-､!　 　!
ヽ ヽ ヽ ＼ﾄ､l　　　　　　l l!　l/´: : : : : : : : : : :l　　 l､
　｀ヽト､｀ｰ` ヾj　　　　　l lィ´: : : : : : : : : : : :..:l　　 l: ヽ
　　　　　　　　 ト　´_　　/: : : : : : : : : : : : : : :..ｌ　　 l: : ∧
　　　　　　　　 | 　 l ,ｨ'/: : : : : : : : : : : : : : : : :ｌ　　 l: : : ∧
　　　　　　　　 l　　l三l: : : : : : : : :/: : : : : : :..:.ｌ　　 l: : : : ∧
　　　　　　　　 l　　ﾄミ!: : : : : : : :/: : : : :..: : : :.ｌ　　 l: : : : : :.ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　――‐-　rぇ､
　　　　　　　　　＿　 ／...:::::::::::::　　-― ヾ＜
　　　　〈＼＿__|匸》厶::::::::::　イ　/　　＼　、 ヽ
　　　　　 ー―仁アr一ｧY /　|　l　l 、＼ ＼＼ ＼
.　 　 　 ―＝彡イヽニ ｲ l l　|　l　|'Nム､ヽヽ ヽ ハ　　　　　一番南から遠いミエ。
　　 く／￣　／　 ／/ / ｌ l|　|、l 卞ﾃtｿx刈 | |l } } |
　-－／　／　 ／　/ /　| ||　| ＼ｌ| ゞ "　　ﾍ从ﾉ川　　　　　貴女が地盤を固めるのに時間はかかるでしょうけれど、
-－ 　 ／　 ／　／ ,ｲ 　| |ﾍ　、　　　　　　　 〉 ｲ乂
.-－　 　 ／　／ ／ | 　｜|　＼ゝ　 　、 _　　イハ |　　　　　その後ならば自ら。或は配下を美筆軍の援軍に出す等の援護は問題無いわ。
　　-－ 　 ／ ／ /　|　　|l |＼　　　　　　 ｀　 ハ ｝|
― 　 ――＜　イ┌.|　　|ｌ ト､　　 　 　 　 ／　| ﾉﾉ
／...:::::.:.:.　 　 ＼i /.::|　　|ヽ＼::::＞　 __／　ｌ|　|│|
.:::::::.: .　　　　　　＼:::l　　ｌ::::＞ｰ 、l ｜ ｌ |　｜ |人l
::.:　　　　　　　　　 ヽﾍ　 ∨イ|:lヾ＼ |　| |　｜ |ヽ ＼
:.:.　　　　　 　 　 　　|　＼ ∨/ゞニｲ |　| |　｜ |　l ト ＼
.:..:.. .　　　　 　 　 　 | ／ ヘ＼　|:|　｜ | |　｜ |　l | 　 ｀＼
.:.:.... . 　 　 　 　 　 ／∠　　 ｀ ＼|＼ｊ_ 乂＼| ｜ l |　　　　｝
:::::::::.:.:.....　　　　 く／　　 く丁トヘ厶　:..＼＼＼　jﾉ
::::::::::::　　 　 ／　　 　 　 ::.ヽ|　〈｛迄〉　::.l ハヽヽ
- ─┬―＜:::: 　 　 　 　 　::.∨ ヾテﾍ　::|′|　｝|




　　　 つ:::::::::::::::::rー-'三三_　-―――‐-- ､)::::::::＼　　＿
　　　(:::::::::::::::::::::::) 三= '´／　　　　　　 ､　 (_:::::::::::::丶<::::::`ー､
　　　 `ｰ,:::::::: __ノ ／　　/ /　　　　＼　　＼ ム::::::::::: |企;:::::::::::}___
　　　　 (_:::::: ヽ／　　　/ /　　　　　　ヽ　　､ヽ(__:::::::::::|三|:::::::::::⌒Yヽ
　　　　　r’:::: /　　　　　 {　　　　|!　　| |!　　|!ﾊノ :::::::::|三|:::::::::::::::乂{
　　　　　｀ｧ: :′　/　 /　!　　　　 |!　 |! |!　　|! |｀ｰ, : :::|三|:::::::::::::::}　'.
　　　　　 ヽ.′　/　 /　 |! 　　 　 |!　 |! |!　　}! | Ｙ:::::::::|三|:::::::::::::/　 {
.　　　　　　|　|　|!　 |! 　 |!　　　　 i}　 } |!　 /_!_| ゝｧ : :|三|::::::::_;ﾉ| 　 '.
.　　　 　 　|　|　|!|　 |!､　{! |!　　 // /}//孑' /ｲ　(_ : :r'--{:::::::)　| 　 ｜　　　　　　　…………。
.　　　 　 　{　|　| {　卞ﾄ､ハ!_　 //ノノィ≦ケテ|　(:::::〈ん)､) 〉´　| 　　|
　　　　　　 ヽﾄ､ {ﾍ､从ィ升=ﾐノ´　　　/弋じ:::}｜　〉 : ゝﾆン　　 |　　｜
　　　　　　　　 ヽ乂ﾍ!ゞ､rゝ':{｀　　　　　　宀'´ |　 ∨/／　　　　|
　　　　　　　　　 }　　|ﾍ　^¨´　　､ 　 　 　 　 　| 　 {ノ´　　　　　| 　　 |
　　　　　　　　　 川　| 丶 　　　　r‐､ 　 　 　 ノ　 } !　　 　 　 　| 　　 |
　　　　　　　 　 //}　 ! ＿≧-..､　｀´ ,∠⌒＜}/　八ﾍ　　　　　 | 　　 |
　 　 　 　 　 　// j　/':.:.:.:.　 .:.:.:/>=(:.:.:.:.:.:.　 / /＞ヽヽ　　　　 | 　　 |
　　 　　 　　 ノ ,' / /:.:.:.:.:.:....:.:__}ｲ夊)=-:.:.:　/ /:./::::::ﾍ∧　　　 | 　　｜
　　　　 　 ／／ / /＞ｧー:. :.:.:.:｀¨)´:.:.:.:.:.／-ー＝二二〕＼　　| 　　｜
　　 　 　 〈≦__,/_/ーｬ(:.:.:.:.　:.: ／＼:.:.:.:《__∠⌒ー-､::::::::::::::ヽ | 　　｜
　 　 　 ／￣ _＿_..==':::＼_:-＜: : : : :＼: :.:ノ:::二＞　_＞::::::::::::{､　 　 |
.　　 　〈__∠二=､::::::::::::::::::::}: : : : : : : : : :{´::::::::￣ﾐ＜::::::::::::::::::::::::＼　｜
　　　　　 __ノ／ｲ:::::::::::::::／: /: ∧: : : : : {::::::::::::::::://:::＼::::::::::::::::::::::＼{ー― ､
　　　,ｨ≦:::｀ミヽ::::::::::::／: : /: :/: :{: :|: : : ﾊ､_:_:_／':::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::ノ

　　　　　　　　 　 ,ｨtvt‐z＿＿_＿＿_
　　　　　　　　　 ,＞ '´　､　　　 ｀丶､_｀ヽ､r―‐r､
　　　　　　　　／／　　　 }ヽ、　　ヽ　/7/|｀ト､_} |
　　　 　 　 ／//　　　 |l /|　|l ﾄ､　 } ヽﾆ∧| ヽニヽ、
　　　　　 /　/ ｌ　　　　ｌ/ l|　|l | _ﾚ1ﾄ､　ヽ |＼ ＼_ヽ＼
.　　　　 /　/ l l　|　　 /　 | ,化｢ l ハl| 　 |ハ　￣丁 ＼ヽ　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿/::
　　　　/　 {　| ﾄ､l　／|　イ/ﾉ ｣厶-刋　 ,′ l　　　ヽ、 {ﾉ　　　　　　　　　　　　 ,..:'´:; -‐フ7::..:　　　　　　無論、ミエと手を組む以上。
　　 　 l l　 |　|{　Ｌ斗 ｌ　 / 彳｣沙′/　/　　l|　　　　ﾄ､　　　　　　　 　 　 　 ／::..／ ／／::..::..
　　 　 | |　 ! 七´≧弍ﾍ/　　　　　 /　ｲ　　　|　　　　ヽ.｀ヽ、　 　 　 　 　 ／::..／_／／::..::..::..:　　　　　　ミエを統括するこのキンキ地方に攻め入る事は、
　　　 ！ﾄ、＼ V´{沙　　　　　 　 /／ l 　 　 |ヽ　　　　 ＼ ｀ ー- ､＿_／::..／￣_／::..::..::..::..::.
　r､　　ｌ ヽヽ、ヾ二、　 ヽ　＿,　 　 　 | 　 　 ﾄ､ ＼　 　 　 ＼　　　 ／::..∠..-‐'´::..::..::..::..::..::..::.　　　　　　許されないけどねぇ？
__ヽ:＼｢＼ ＼｀ｰ=ﾆ　　　｀　　　　　　 |　　　 |　ヽ、｀ r冖､ 　 ＼_／::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..:
::.:ヽ.＞:;: -―┴―个-､　　　　 　 _∠］　　 ,ｲ＿,.. ‐'´::.::.::.:｀: ＜´::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..
::.＿:／　　 , -ﾍ_厂　　､｀ヽ ‐- イ､_::.:l　,　/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:＼　 ::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..::..:
/ヽ/　　 ／　/´　　､ヽ　V　〉/ /ﾄ､]]/ / /::./::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.｀ヽ､　 ::..::..::..::.::..::..::..::..::..::..::..:
　 _)　／　　,′_l　　}｜_匕{｛/,ｲ | / / /,::/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::｀ヽ、　 ::..::..::..::..::..::..::..::..::
. ∧　　＿上ヘ｀__厶ノ´::.::.:://｜リ／::.ｌ::ｌ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.ヽ、　::..::..::..::..::..::..::.
/ 　/＾Ｙ´　　　｢丶､｣::.,::.::∠rvィ//::.::.::.l/:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.} 　::..::..::..::..::..::..::..
　/ 　入＿　 -{_｀ｰ-{::.l::./,ｨ示斤'′::.::./::.::.::.::.::::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::./ 　::..::..::..::..::..::..::..:
ノ　／　く￣　　｛ ｀ヽl::.〉ｌ/ >=' /｝::.::.::.:〈::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::../　::..::..::..:_;:-‐'⌒ヽ、
_冫　　　 ∨￣　ヽ_　ﾚ:/} /　 //::.::.::.::.::.｀ヽ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:／　::..::..::.＜
∧_　 　 ／ヽ、　　 ） l/} /　 ｢/::.::.::.::.::.::.::.::.:｀ヽ､::.ー--::､::.::.::.::.::.::.::.::.:／　 ::..::..::.|ヽ､::..＼
　 /⌒ヽ、　　}＿　＾Ｖ} ￤　{/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.｀ﾌｰ-､::.:｀::ー;二ニ-廴　:}＼::..::ｌ　 ＼::..ヽ、
　　　／｛　　 ﾄ､＿厂l〉　　 {|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:::＼::.::.￣了／::.::.〉介､＼ヽ ｀ヽ:＼　 ＼::..l
　 ／　　｀ヽ　｀ｰ､ ﾄ､ヽ　　 [|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ヽ::.::.〈〈::.::.:: //l ﾄ､〉/::..|　　 ＼}　　 ヽj
｀ヽ、　　￣｀ヽ､＿ﾘ::.＼＼　l|::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ｌ::.::.::＼ヽ//l::| ﾄ / ﾄ､j
::.::.::.ヽ､_,.. -‐'´::.::.::.:: ／＼ヽlL::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:: ｌ::.::.::.::.｀¨1 |::| |::.∨
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. ／　　／只卞、::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: ｌ::.::.::.::.::.::| |::.| |::.: |
::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::／　 　 / /::.::| ﾄ､＼::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:: ｌ::.::.::.::.::.:| l::.:| |::.::.l




　　　　　　　　　　 __　　　　　　　　　　 __
　　　　　　　 ,ｨｉ｢: : :.ﾟ。　 ,ｨ￣￣ ／}:/: : ｉ＿
.　　　 　 　 /: : : : :.:./7: : :.／: : : : : : : :.:.:}: : ¨¨}___
.　 　 　 　 .: : : : :.:.//￣: /: : : : : :.:.:l : : : : : : : : : ∧
　　　　　　{: : : : : :7＼: /: : {: : : : :.:.|: : : : : :.:|: : : :∧
　　　　 　 : : : : :.:/{ : : /: : :.i: :≧ｭ､ !: : : : :.:.:|: :|: : : :.　　　　　（最小限の出血で、こちらと同盟を組む……という事ね。
　 　 　 　 l: : : :./ :i: : /: : : :{ 《芹云ﾐ＼: : ＿!: :!: : : :}
　　　　　/:{: : :/　 {: :{: : /: :i:　V)ツ　 　 笊》}: /: : :./　　　　　　とはいえ、キンキはカンサイ圏で我が方とは一番離れている中、
　　　　 /: i: :/　　 ヽ{i／|: :.|　　　　　 　 Vﾂi / : : /
.　　　　: : :.:/　　　　 ＼_!: :.!　 　 　 ＿ '　 ://: : /　　　　　　　シコク、チューゴクとは挟み合う形。
　　　　{: : /　　　　　　 ゝ /　U　　　　 　 ｲ/|￣|
　　　　i: /　　　　　　　　 {　 ＞　 　 　 　 　 |: : |　　　　　　　どんな小さな手でも、挟撃出来るならば戦略的な価値がある）
　　　　{/　　　　　　　 ,ｨｉ｢≧o｡、≧≦ 　 　 : : :.|
　　　 ./　　　　　 __,ｨｉ｢∨＼ 　 / Ⅵ､　　　　}: :/
.　　　　 　 ,ｨｉ｢:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨: ＼{/　/} ＼ 　　:i:/
　 　 　 　 {: : ＼:.:.:.:.:.:.:. : Ⅶ: : ＼¨/ヽ: : ヽ≧o｡、
　 　 　 　 i:.:.:.:.:.:＼:.:.:.:.:.:.: ＼: : : :＼　 } : : }ヽ: : /}
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:. : ヽ＿＿＿≧o｡、 ＼!: :/__ﾟ。/ i
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:. { ヽ : : : : : : : : : : : 7‐=ヽ }: ﾟ。 !
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:.:.:.ｉ: : }: : : : : : : : : : : :L＿__＼: }: |
　 　 　 　 |:.:.:.:.:.:. : |: : |: : : : : : : : : : : : : : : :.:.7/ : |

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　 （ ー）（ー）　　　　　　　　（……まぁ、戦略的な面もそうではあるんだが）
.　|　　　　 （__人__）
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ
.　 |　　　　　　　ｎｌ^l^l
.　 ヽ　U　　　 |　　 ﾉ
　　 ヽ　　　　ヽ　く
　　　/　　　　　ヽ　＼


.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._:.．-‐- ．.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'ﾍﾐｘ':〉
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.イ´　　 、 丶　 ｀ヾ:.:.:.:.:.:.くミｭ_ヾヽ 、　　 _＿__
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／　　　丶　 ＼ ヾ:､　　丶、.:.:.)厂｀ヾ≠=彡’￣￣ ｀ヾ:､
.:.:.:.:.:.:.／　　 !　 ｀ヽ.＼　 ＼ ＼ヽ　 ゞノ｀ヾ:、　 ＼㍉、　`ー- ．. _
.:.:.:.:.:/　　丶 | 　 ヽ　ヾ:､、　ヽ　＼:.､ヾ:.、　ヾ:、＼ ＼ `ー― -==．_　　　　　　　……やらない夫。
.:.:.:.:.′ 　 　 i!　ﾄ､ ﾊ 　 ヾ:､ 　 X　ﾐヾ　ﾍ　　 辷x　丶ヾー=ミ
.:.:.:.:i　丶　　 |　ヾ､ミｘヾ:､＼／ ヾ八㍉、{　　 ヾ:､ ＼　＼＼　　　　　　　　　　　　私、ずっと不安だったのよ。
.:.:.:.:| i　　＼ i!＼　 ＼ヾ､xく.＼.ｨく`liト:.ヾヽ.　　 `ー=ミx　`ー=ミ､
.:.:.:ハ{: 　　　1　 ＼　 ヾ　ヾ`ぐツ　ﾘ　}ﾊ　ﾊ　　　　　　 `ー=．. _＿　　　　　　　　あのままキューシューにいても、故郷をいずれ滅ぼさなくてはならなくなる。
ｘ:.:.:.:.i|ゞ ＼　! 丶　 ﾞx ハ ト!　　　　　,ｨ:::}i } L.．'´し,.．∧_
　＞ l|.:＼　 ゞﾊ､ ／X j, <　　､　 　 〈::::::|l ﾚ"　 ／:::／　}.:￣三ﾆ=ミ　　　　　　　だけど、キンキに帰った所で、志半ばで貴方の夢を支える事が出来なくなる。
　 ｀ゞじ.:.:.ヾ､＼Xヾﾊxぐツ　　　‘′　）::ﾉ"イ／:::／　,:ィ|.:.;ィ.:.:.:.:.:.:.:.
　　　ヽ> ヾ ヽハミ㍉ｬ‐ ．_　　　_ ｒ彡r7 / /:::／ ／ /:iﾘｲ./.:.:.:.:.:.:.:ｨ
　　　`:くヾﾒヽ　`ｰｘ. ハ 　 　￣ ／:::::Y_/ /／ ,.イ //／ イ.:;ﾍ:_,.イ7.:
　　　　 i Y}iハ　 　 } ix ヽ　　ｒfﾁ::::::::::::::）〃／.:/　〃７ /〃7ﾉ::::::〈
　　　　 | iX　 ‘，　 | !､　 ＼ ﾚ`ｰｧ:::/〉:=彡:::::/／:::::/ ﾑ才:':;:ィx::/
　　　　 | |ハ　 入 八ヾ:ヽ､ У /:::::/ｲ::::::::::::::::"ヽ、/.．彡:::::{　　`
　　　　 | |　‘．　ﾊ　 ヽ ＼:/　/::::/ .ﾉ::::::::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _,.＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,-‐ｲr'¨¨´~_｝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r='´r‐､ノ　　　 しﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ _　 j　,.　 　 　 　 丿
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　「 └'／　 　　　　└ ､
　　　　　　　　　　　　　　　 / 　r:ﾉ ¨¨ ￣｀　‐-　 .　　_｣
　　　　　　　　__　 /｀=へ／! 　Ｌｲ　　　 　 　 ヽ　 ＼ ヽ
　　 　 　 　 l￣｀ヽ!　 　/.:::/ 　 __〕　 ,j!　.i　　　:　 i　 ヽﾌ
　　　　　 ／l二二lツ ｰｌ.::::l　 /! ノ　 /| 　|　　　i　 ! ､　ハ　　　　　　　でも……もしも貴方が同盟を組んでくれるのなら、
　　　　　 ヽ　 /／|_ 　 l:::::{　'　L}　 /斗イ!ｽ、　i!メ､j ｌ ｌ　!
　　　　　　 ヽイ　ｌj｣ 　 !:::::l 　ｒ ｿ, / ,ｨｆ羔ミ, ヾノ川!ﾘヽj　!　　　　　　　遠く離れた土地からでも、少しでも、貴方を支える事が出来るかもしれない。
　　　 　 　 ./' |　 ｌ|_ 　 l::::::', ﾊ八ゝ〈{ 辷tﾀ　　　 ｆ市k| / l
　　 　 　 .,ｲ　,　 l|::!.j　 iｲﾊﾇｌ_）　|　 ｘｘｘ　 　 　 ヾツﾘ′ﾉ
　　　　　 l::| /　:/!:| ヽﾍゞこｿ:::i　i!　　　　　　 　 ′xx{ ,′
　　　　　 ｌ::|'　 .:l |｣　 l::ﾄ､ー'ヾj　i:!　　　　　 r‐ ｫ　　 }iヾ:､
　　　　　 ヽ!　ｌ｜　 　l_j!　lｰ-/　Ⅳ:、　 　 　￣´ 　 ﾉ ! 〉:〉
　　 　 　 /　 ,: l　　　　|　:l　ｉ　 /;:::::::＼　　　　　 イ　｜´
　　　　 ,:′ /　!　　　 :'　/ ,｣∧ヾ:::::::::::｀xr=ｧ「´＼|ヽ　 ヽ
　　　 ,/,:　ｲ　 .!　 　 _｣ /　_,′} ,〉::::::::::::;:{kﾁ}::;:::::.ヽ ＞ ﾉ
　 　 //!　 | 　 l　　/　ノ　 {　 //{｀:::::::::::::ヾtｲ:;'::::::::/＼〈
　　/,/ i　 .! 　 l,. rj　ゞミ二二ヾ::::＼:::::::::::::;l|;:::::::::;ｲ:::::/} }


　　　 　　 　 　 　 　 　 , -､/￣ヽ 　　__
　　　　　　　　　　　 __（　　しヘ 弋／　)＼
　 　 　 　 　　　　／ー'　 　　＼ 　　　└ヘ＼
　　　　　　　　　└ヵ　　　　　　　　　　　 　 |＼
　　　　　　　　/￣＼　　　　　　　　　　　　　〕　＼
　　　　　　　 └┐　　　　　　　　　_ 　 -―-＼　　ヽー､
　　　　　　　 ┌┘ 　 　 　 　,.　　 ／　 ヽ　＼ 了 　　ト ∠ム　／ ヽ
　　　　　　　　廴　　　　　／ 　　/　　　　　　 ヽ｀つ　 ∨Y　 ￣〕マ７_
　　　　　　　　 r┘　　　/ 　 　 　 　　 　 　 |　　|└┐　|　|　 rﾍ´ ＼ ｊ! 　 ＿
　　　　　　　　 ｀つ 　 ./ 　 　 　 　 　　 |　　|　　| | 〔.　｜｜＜_ﾑ__＞　￣__
　　　　　　　　　〔＿　.′ 　 　 　 　 　　|　 | ||　｜ｉ　｀)｜｜　〔 ﾍ＼ ＜　　　　　　　　　　　それに……同盟を組めれば、
　　　　　　　　　　　ヽ| |　:　　|　 |　　　 |　 | ||　 ﾚﾊ 弋 |r= 、r┘ |　＼ ｀
　　　　　　　　　　　　| |　|　　|｜| 　　　|　 |,r≠ミx_|　({ﾍ參〉） 　！ 　 ＼　　　　　　　　　　貴方が私達のキンキを、踏み荒らす事だって無くなるのだわ。
　　　　　　　　　　　　| |　|　　|⊥r≠､.j/| 〃{kﾄ:{_,}ﾘ|　|广7_ハ.　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　＼＼ヽ７ .{k{_}　 　 　 ﾏＺソｏ　|∨/ 　 ＼　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＼| ヽ ｡ﾟﾏり　,　　　｀￣ﾟ｡|　| ∨ 　　　 ＼　　＼
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　　　　　　　　　　　　 　 　 /∧|／　　 __ｱ=ﾐく入`マ"￣￣ ／　　 　 　 　＼　　＼
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　　| 　|　　ｌ　 ｌ 　　l　　丶ノ 　　l　 l　/　// 　ｌ　 　 /　///　　　）:|i:i:i:ｉ:i:|: : （/ 　 |　　　 　 |　　　　　　……お願いだから、同盟を組むと言って頂戴。
　　ｌ　　　　　　ヽ　 ヽ ィ´ 丶　　'／| 　 //'"´/ 　／}／//　,ｲ （:.:/7ｰﾍ/:.:._:,;） 　 |　　　 　 |
.　八 　 ヽ　 ＼　＼　丶ー―＼|　 j/　j/　Уj／笊ﾐ　j/／/i|　 |{ {〈《〉}／/ 　 　 |　　　 　 |　　　　　　そうすれば、私は……迷いなく、キンキに帰る事が出来るのだわ。
.　　 ヽ 丶 ＼　丶　丶y了笊ﾐ　　　　　 　 　 トﾐrj刈 /´　/　| 　|ヽヽﾉﾉ　'　 　 　 |　　　 　 |
　　　　＼ ＼ 丶　＼ 《　ﾄ rj }　　　　　　 　 弋辷:ツ´　 /　ｲ　 i|:i:i:i:/　/ 　　　　 |　　　 　 |
..　　　　　＼ 丶　ー ヽ 弋zツ　　　 　 　 ／/／/／/　/　/i| 　 |:i:ｉ/　 ′　　　　 |　　　 　 |
.　 　 　 　 / ヽ丶/´　ﾊ ／/／ 〈　　　　　　　　 　 　 /　/ｉ:ｉ| 　 |ｉ/ ／ 　 　 　 　 |　　　 　 |
　　 　 　 /　　　/　/´ハ　　　　　　　　　　　　 　 　 /　/i:i:ｉ:| 　 |／　　　 　 　 　 |　　　 　 |
.　 　 　 /　 　 /　/ /　人　　　　　 こヽ 　 　 ＿＿/　/i:ｉ:ｉィ| 　 |　　　 　 　 　 　 |　　　 　 |
...　　　/ 　 　/　/ /　/´　＞　　　　　 　 　 /i:i:i:i:ｉ/　/≧≦:| 　 |　　　 　 　 　 　 |　　　 　 |
　　　/ 　 　/　/ /　/　／ｉ:i:i:i:i:i:i:i≧:..... ＿/i:i:i:ｉ:ｉ:{　 {i:i:i:i:i:i:i:| 　 |　　　 　 　 　 　 |　　　 　 |
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　 / 　 　/　/ /　/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:斗七刈i:i:i:| 　|i:i:i:i:i:ｉ:ｉ| 　 |i:ｉ:ｉ＼ 　 　 　 　 |　　　 　 |
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　　 ヽ　　　　ヽ　く
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１．真紅が新領主となる【ミエ】と同盟を結ぶ（対等同盟。クマー軍のような関係になります）
２．同盟の終結は辞退する（こちらを選んでも真紅が軍に残る、という事は無いです）

　　　　　　　　　安価下１から１～２を指定してください。【３】票入った選択肢で進行します。

>>4270
現状の国力をＭＡＸ＋神代軍からの7金で収入は16まで跳ね上がりますし、
COST3d1枠２人と3d3枠１人くらいなら雇っても十分賄えるんでないかなと思っております。
今後シコク、チューゴクを攻め込んでいけばその分収入も増えてきますし。


　　　　　　　　, - =.'''.= - 、
　　　　　　　//////////∧
　　 　 　 　 i///////////ﾊ　　　　　　　ミエと同盟は組まない、という所で一旦ここで区切らせていただきます。
　　　　　　 / V｀__｀｀ ´´´_ ﾄ
　　　　　　ﾊ　',　弌ﾃ　rﾁ　',l'r -　　　　　一応こちらは、真紅に事前に知り合えた＆コミュ出来たボーナスだったんやな……。
　　　　　　//>　　　 , '､　 ,'/,|//
　　　　 　'//ﾊ　ヽ 　 ¨　/|//!//　　　　　まあ無くても勝てていけるバランスとは思います。
　　　　　　///ヽ　＞ - ' ///　〉
　　　　　　 /＞''＞=-=＜//7'し　　　　　　それでは、本日もご参加、合いの手ありがとうございました。
　　　　　 　 ///////>-- '
　　　　　　　>- ､l//ゝ- =7777　　　　　　おやすみなさい。

どうも、寝る前に覗いてみたらレスがついてたので追記。
というか謝罪。

今回の安価も、事前に質問タイムを取っていたらよかったなと痛感している所だったりします。

考えてみれば、簡単にミエと手を組みますか組みませんかと言われた所で、
イッチ的には今後の展望とかもある程度見えてますが参加者さんはそこらへん全くわかりませんもんね。
とても深く反省しております。

ということで、大変申し訳なく思いますが、今一度、
明日改めて更新の時に、時間指定での安価で多数決を取ってこの同盟云々については決めさせて貰えればと思います。

安価を反故するような形になって申し訳ないのですが、
説明不足による選択はやはりよろしくないと思いますのでそうさせていただきます。

また、次レスで改めて解説します。

まず第一に、この後、>>4296さんの言うような形で、
キンキ地方は内部分裂します。
（だいぶ先の話になりますが）

主に銀様の力不足＆各地の戦力増強が裏目＆格差による不満などが原因ですね。



　　　　　　＿＿＿＿
　　　,...-‐:::::::::::::::::::::::::‐-.....、
　　/::::-‐　￣￣￣　‐- ､:::::::ヽ
　/／.　　　u　 l　　　　l　ヽ::::::`､
.//.　　l､ l＿_ . l＿_/l_　〉 　 ト､::ｌヽ
l l二二lメヽー‐l`､　7l / l　　 〇〇ヽ
l l　ﾄ l/l ヾヽ､. l　V‐ﾚ-､l　u　ｌ/＾`　ヽ
l l.　l`ヽ-‐　u `､l　ｒ'⌒､`l　l　lヽ　　 ヽ
.l 〉`lV`ｒ'⌒､ !l!lll!! ゝ--'　l ﾉl. ｌ　l　　　ヽ
l l`ヽヽゝ.-'　　 　 　 u ﾉ/.l ﾉノ.　　　　ヽ
　l l.　ヽ＼u　-‐―‐-､　u.//　　 ／::フ､ ヽ
　ヾ　l､`‐　_　`―一 ´-‐//::::ヽ　 `ｖ　lヽ.ヽ
　　ヾ_l､lヽ　l フ`ニ>'￣ｙ/::::::::::::ゝ　‐-l ､､`､
　　　`､ﾆハУ::::::::::〈./::::::::::::__::::〈　　>-‐ ' ヾ
　　　　 l`-　.>::::::::::::::::::::::::::::l ヽ:::ヽ　　 l
　　　､二く. /::::/l:::::::::::::::::::::::l.　 ヽ:::＼∠＼
　　　 .／L/::::/ l::::::::::::＿_,､::l　　 >::::::ゝ l￣
　　 ∠:::</::::/,‐ﾚ＾ﾏ／　　）(〈＾7::::::／l ﾉ
　　　 ￣〈:::〈lて　π`Z　 〈.　 /::::::<　ﾉl l
　　　　　 ゝ:::::"ｖl＞＜l`‐'´`´:::::::::::`‐､iﾉ

その上で、【ミエと同盟を組んでいた場合は、真紅に乞われ援軍を派遣し安定を図る】という名目で、
キンキ地方への侵攻の大義名分を得る事が出来ます。
この場合は、キンキを平定後、【一定の領地を割譲してやらない夫軍が管理】し、残りは桜田家が再び収める形になると思います。
また、真紅が乞うて援軍要請をし、やらない夫軍が一定の領地を得る事も、
内乱の原因などを考えれば妥当でありますので、真紅の復帰は容易となります。


逆に同盟を組んでいない場合は外野から参入する形か、改めて真紅と同盟を組んで真紅軍として戦う形かの選択でしょうか。
ただ、改めて組む場合は周辺からの妨害などもあってままならない場合もあるかもです。
いずれにせよ同盟を組む場合は、【全ての領地は得られないが、戦争自体は有利に進められる】と考えて頂いていいです。
真紅の戦力を当てに出来るというだけでなく、神代軍との戦いの際に霊夢ちゃんと接触出来て受けれたメリットくらいを、
考えて貰えればいいかなと思います。

逆に、完全に外野として『内乱？知ったこっちゃねーぜ俺達は蛮族だ！』として侵攻する場合は、
そのまま桜田家を壊滅させすべての領地を得られるかもしれません。
ただ、その場合は当然ながら真紅は仲間になりません。心情的に考えて。

この場ですぐに同盟を宣言しなくても、後々再び選択の機会はありますが、
この場で同盟をした場合はシコク、チューゴク戦でも真紅が（ミエを安定して運営出来るまで時間がかかりますが、その後）参戦をしてくれます。
という意味合いでの同盟ですね。

一応あかせるのはここら辺かな？と思います。（大分明かした感ある）

イッチはこれで今度こそ寝ますが、質問など置いてくれれば、明日また更新前に返答出来る所は返答します。

あと、一点だけ。

出来れば裏切り者とか盗人とかみたいな強い言葉は、使って欲しくないんやな……。

むしろ今まで金払ってなかったのこっちなんやな……。

それではおやすみなさい。

>>4311
どこまでかくして、どこまで明かすか……難しいねんな。
初心者なのでどうか温かい目で見て頂きたい。

>>4317
銀様に原作みたく「真紅ゥゥゥゥ！！」って叫ばせたい。