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ドクオが異世界転生したようです 第２５話
目次 現行スレ
361 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:11:52 ID:dd9c45c5
┼ ┼
_人_ 人人 士 ┼ ┼
{ニﾆ} 冂示{ 从 r合x _人_
||__|_| r込 lЧフ{ 合 , 峇 川 冊{ l辷ｆl{ __ {ﾆニ}
}￣ { ｢「 | 峇ﾉ_｣糖{r|｢{ﾄ､∧ 同 l｣｣ |[[{ i ∧ ［｢{ }辷ｆl廴rｆ込 |__|_|
＿__／___∧ |王|,i仁辷{￣} |｢{l / ∧__j同〈_[{_}〉|[[{ 合人∧[「{ }辷ｆl{ り辷} }＿ {
. }F／ |{￣| ∧r宍} ｆ宍ｘ |王|_辻{__i{ } |｣{ }ニﾆ〉jl合}/{_l{NlﾆニＹ示 { [「{/仄{ﾘ [{用 | / j同＼
. n廴ノ |{r'宍ｎ 寸オi｢｣| ＼[{ |王|｢苗 }{￣} ﾄｉ{ } 辻i{ }l厂l三三{ | } 用 { _[lﾉ }辷j ［{辻j| ／ﾚ‐ｧ┬宍lL/ }川 ＼
［冗] └[{辻}］ | {] 〈〉|＿_x合x＿＿＿__ rモｆ┼甼ｰ┼┼ｆ込｢ 田l|_j廴{∩∩{ |＿_ｆ 田ﾉ仄}‐モ┼─モ{行L ＿＿＿＿_x合x'レ' lﾄ{ ｉ {/ }山 ｢
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|─‐┬―‐┼―ﾚ'´二二}__j辻{＿j辻{＿j辻{|二二二二二ニニニl_田旦_辻_辻_辻＿旦田二二二二ニニニニ|___辻{＿j辻{＿辻{___辻l__|_ｌ__凵＿＿|＿＿
|同__｢l＿＿巨{_l|__｢I}_｢I}｣￣厂 ｢￣厂l￣厂i｢￣￣用￣ |￣ ｢￣ l 用卩 卩 卩 卩 卩用￣ 「￣|￣|￣｢ 用 |￣厂｢￣厂l￣厂l￣厂l l─┬――┼i―
|─‐┬―‐┼―|二二二}___j辻{＿j辻{___j辻|＿[{__田＿_|＿_|_j]__l_田旦_辻_辻_辻＿旦田＿_[l＿|＿|___[l_田 |___辻{＿j辻{＿辻{___辻l__|＿_凵＿＿|_{＿_
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ﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉノ´ ｀ﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉ
.
362 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:12:25 ID:dd9c45c5
l! {o :}
l! ': /
l!1!｜!l 1! ヽ､_＿_,.,／
l!1!｜!l !1!｜ ┃
l!1!｜!l |l!1!｜!l｜!l!┃
l!1!｜!l |l!1! ＞ 一 … ー ＜
l!1!｜!l ＞´ :::::::: ｀ ＜
l!1!｜!l. ／ ::::::::::::::::: ＼
l!1!｜!l ／ ＼､ :::::::::::::::::::Ｕ::::::: ,;'／ ＼
l!1!｜!l. / ヾﾐ,､ ::::::::::::::::::::::::::.／;"==､､. ヽ.
l!1!｜!l / ,,===､､ミ彡〉::::ｉヾ彡〃 ,-‐ ､ヾヽ
l!1!｜!l 〃 ,-‐ ､ヾ ::::::::::::::::::: { ･ } }l} ',
l!1!｜!l ,' {{ { ・ } :::::::::::::u ゝ - '
l!1!｜!ｌ ゞ ゝ - ' ::::::::::: ヽミ二≠"" l|l|l ',. ……………は？
l!1!｜!l. ,' . l|l =≠彡"´. ＼. l|l
l!1!｜!l | . l|l. ／ ＼ l や、やる夫が商会の者に魔法を使い怪我を負わせた？
l!1!｜!l | l l|l| ./ } }.
l!1!｜!l |... { Ｊ { ｉ ノ し / 商品の奴隷も腕を失うほどの重体……だと？
l!1!｜!l |!. ヽ ゝ､＿＿ノ￣´｀￣￣〉'´ ／
l!1!｜!l |! .ゝ } / ／
l!1!｜!l |!, ＞ ､ し ゝ-──-' ., ＜ ,＞
l!1!｜!l |!i i. 〉 ｜!l! ."￣￣ﾞ / 〈／ﾞ} ／.:::
l!1!｜!l |!l l . ／/ ｜!l! .／ ／:::::〈_/::::::
l!1!｜!l |!l ／::::/ ＼ ／ ／:::::::::::〃:::
.
363 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:12:49 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ …………もう一度聞く。
./ l
.| （_＿人＿） .| その報告は本当なんだな？
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 誤報ではないのだな……？
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
｢＼￣｀''ー-- ､､、
＿＿＿ |:;::∧ ヽ
〈＼ ／ |:.:.:.:∧ ＼
＼ / |:.:.:;:;'' ',
,' ' はい……先程商会から直接
{:...:...::....:..... |
|.:.:.:.:. :. :;＿:;:;:.:.: :! 抗議の使者が参られました。
ヽ:.:.:;::.:'´:;':;':;::;.:.:.:.:. /
｝:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:;:;:. ﾘ､
＼:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:; ／ ｀ヽ その内容を裏付けるようにクロダからの
｀ヽ⌒>:;::;:;:;:;.:.: ／
￣￣￣／/／ 書状が添えられておりました。
／／ ／
〃〃
.
364 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:13:24 ID:dd9c45c5
┌ ､ ／ヽ
|.:.:.:｀ ' ,,＿＿＿＿＿／.:.:.:.:i
|.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.ヾ
/.:.:: : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:;:;:;',
i:;:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.::;:;i やる夫坊ちゃまがご乱心召されたと……。
{:;:;:.:.:.:,,-‐:. : : : : : : :.:ｰ-､:.:.:.:.:.:;:;}
ヽ:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::;:;;/ゝ、
,i′.:｀'' ‐-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐ ''´.:.:.:.:ヽ
. :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.: .: .: ..
. .:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:. .
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼ ～～～～～～～ッッッ！！
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ） やる夫は一体何をやっているのだ！！
＼ ／ u （__人__). ＼'.／
ヽ| ｀⌒´ u |/ あいつは今いったい何処にいるんだ！
＼ ／
.
365 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:13:54 ID:dd9c45c5
f^ヽ ／',
|:.:.:. ヽ ／ !
|:.:.:.:.:.:.ゝ-─-< |
/:.:.:.:.:.:.:.:.. u ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,
,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: ‐- , それは……その……。
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: l
';.:.:.:.:u.:.:.:.:.:.:.:.: -― /-──- ､
ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.::.: ／ ヽ
／:.:ﾞ"''':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... / ﾉ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. | ／
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ ………どうした？
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | 知っているならば答えよ。
..ヽ （＿人＿_） /
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 私はいかなる報告も飲み込もう。
／:::i:＼ﾞ_>介 √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ };;{/::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
.
366 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:14:18 ID:dd9c45c5
／｀i ／｀i
／ | ／ /:.:.|
／ ＿__」,／ ／ . :.:|
/ ´ -､::l は………。 では申し上げます。
,' .:.:.';
l -― ―- ::.::.:.l やる夫坊ちゃまは、イチジョー氏の商会を後にした後
| :.:.:.|
', ― .:.:/ また別の……今度は娼館へと向かわれました……。
ヽ ／
┌ 、 ,. ┐
| :,＼＿＿＿＿／,: |
| ／ ＼ |
V V クロダの書状では………――――。
| 三三 U | っ
| 三三三三 U | っ その………女を買うためと……。
ヽ. ,ー―､ /
＞｀ー─' ＜
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::::─＼ ……………娼館？
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） | すまん良く聞こえなかった
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | もう一度、言い直してくれるか？
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
367 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:14:34 ID:dd9c45c5
｢＼￣｀''ー-- ､､、
＿＿＿ |:;::∧ ヽ
〈＼ ／ |:.:.:.:∧ ＼
＼ / |:.:.:;:;'' ',
,' '
{:...:...::....:..... | 坊ちゃまは、女奴隷を欲しており
|.:.:.:.:. :. :;＿:;:;:.:.: :!
ヽ:.:.:;::.:'´:;':;':;::;.:.:.:.:. / それを実現させるために、娼婦を数名
｝:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:;:;:. ﾘ､
＼:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:; ／ ｀ヽ 身請けすることで叶えるため、娼館に向かったそうです。
｀ヽ⌒>:;::;:;:;:;.:.: ／
￣￣￣／/／
／／ ／
〃〃
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
／ u. ＼ ～～～～～～ッッ！！
／ u. ＼:::::::::／ ＼
| <＞>:::::<＜> | あいつは……あいつは……
＼U :::::::（__人__）:::: ／
／ ｀ ⌒´ ＼ 女欲しさに遊興にふけっているのか！
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ）
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
.
368 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:14:57 ID:dd9c45c5
｜::::::| |＿___＿ |:::::::::| |:::::::::| ｜|￣￣￣”|｜ ',:::|::::::::j{ {::::: |:::::|
. |:::::::| :|γ⌒ヽ | .|::::::::| .|::::::: | ｜| :|｜ :|:::|:::::::j{ i{::::::|: ::|
__ |::::: | :|{ }:| |:::::::| |::::::::| ｜| :|｜ :|:::|::::::j{ i{::::::|:: |
‐l |:::::il |乂＿ノ｜ |::::::| .|::: : | ｜|＿_＿＿,|｜ :||::|:::::j{ i{:::::|:::|
二ヽ |::::|| |ー─ｰ‐| .| : | |::::::i| └────┘ .|i:::|:::j{ .ｉ{::::|::|
]|丁 ｌ:::|| |ＺＺＺＺZl |:: | : : l::::::||<) く..) ||:::|::j{ : .|::::|:|
弋夕 Ｖﾘ .:| | | | | |:::| i i l:: /| }＾ヽ ／＾＼ }^} | VＶ : i : .|::::ﾘ
|::| TT :| | | | | |=| | | |=|_|_{‐〈＿_く=＝＝=>＿__{ 〈＿|__|┤ i i i Ｔ''Ｔ
|::| .|: | :| | | | | |:::l | | |:::||::|￣|]::::::::兀兀兀::::::::::|￣|::::::|::|::| | .| l .|::: |
二二二>|: | ...:| | |＿,,| | |:::|. | .| 弌二二二二二二二二二二二二アア | | | |:::::|
ＴＴＴ|_|. ..|: | : :| | |￣.:| | |:::|. | .| ||丁¨¨¨¨||二二二~~|丁¨¨¨¨丁||::|:::|,､===､、 | .ﾚｯ=＝
￣丁/＿｣⊥_ | | | | | |:::|......|. . |.......||::|:::ＩＩ::::ｨｼ´￣￣｀ヾi}::|::::::ＩＩ::::::|::||::|:::{{_ _}} . .|. .|{{_
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i:心 .:＿＿＿_LL _ ⊥∠￣＿＿￣゛ヽ＞{i:{─ﾉﾉ:|i:|ｨ㌻|_,||＿___||||,,,_||_||＿
｀Y:ﾊ_,､-‐ ￣ _､-‐ ¨| _､ '' ﾞ ィｉ「|／＿_ Y∨ﾞ|||ﾉﾉ_Y .||.: .: .: .: .: ||.: .||.: .: .:￣
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.|i:i:{_。-＜＿__|〕=- ´￣_＞──=彡i:i:i:ｉ:シ⌒.:〔ﾆ|ｚｚｚｚzzzzzｚ|i:||ｚ彡 {i:{ 'ｖ:､
.{:i:i乂_γ´￣ _､-TΠ-､--ｒｒｒ:||'´￣.:.:.:.:.:.:.:.〔ﾆ〕.:.:.:.: |i|i:|￣ {i:i{ {i:{ V:, ヽ>
..Vi:i:i:i:i:≧=‐=≦⌒ 乂≧x.:.:∨:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.:.: |i|┘ 'ｖﾊ Ⅶ，ﾏ>
Vi:γ´￣ ｀Yi:}.:.:.:|i:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.: └ V:, 寸，
＼ ＿＿＿＿／
|
|
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ＼
／ ＼
／ ＼ ..／ .＼
／ ...::::::＼ :::::::::: ／::::::.. ＼
. ／ ＿ .:::::::::::＼:::::::／:::::::::::.. ＿ ＼ 今すぐやる夫をいかなる手段も用いても連れ戻せ。
.／ ／,..::::::::::.ヽ＼:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::／,..::::::::::.ヽ＼ .＼
／ < {:::::::::::::::::} >::::;;;;;;;;;;;;;::< {:::::::::::::::::} > ＼ イチジョーには後で私から詫びを入れに行くと
／ ＼ ヽ;;;;;;;;;／／::::::::::::::::::::::::＼ ヽ;;;;;;;;;／／ .＼
/ ／ i ＼ ヽ それを使者殿に伝えておけ。
| / ∧ ', |
| ｛ / ヽ ｝ | それとこのことは―――――。
| ヽ＿＿_／ ＿_ ＼＿＿_ﾉ |
＼ ／
＼ ／
.＼ ／
/ ＼
／ ＼
／￣ ＼
.
369 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:15:38 ID:dd9c45c5
┌ ､ ／ヽ
|.:.:.:｀ ' ,,＿＿＿＿＿／.:.:.:.:i
|.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.ヾ は……。 箝口令を敷き他言無用とします。
/.:.:: : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:;:;:;',
i:;:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.::;:;i ですが、イチジョー氏側の多くに目撃されております。
{:;:;:.:.:.:,,-‐:. : : : : : : :.:ｰ-､:.:.:.:.:.:;:;}
ヽ:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::;:;;/ゝ、 完全に口を噤ませるのは不可能かと。
,i′.:｀'' ‐-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐ ''´.:.:.:.:ヽ
. :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.: .: .: ..
. .:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:. .
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ それは、分かっている。
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ だが、やらないよりましだろう。
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
370 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:16:28 ID:dd9c45c5
／｀i ／｀i
／ | ／ /:.:.|
／ ＿__」,／ ／ . :.:|
/ ´ -､::l
,' .:.:.'; 了解しました。
l -― ―- ::.::.:.l
| :.:.:.| では、直ぐにでも……。
', ― .:.:/
ヽ ／
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／ . . . : : : :＼
／ . . : : : : : : ＼ あぁ、頼んだぞ。
| . : : : : : : : :| ` ､
＼_ . : :〃 : : : :,／ .___,,..) )
/⌒` . . : : : : : : :｀i --‐''´
/ . . . . : : : :..: : : : :/
.
371 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:16:54 ID:dd9c45c5
｜::::::| |＿___＿ |:::::::::| |:::::::::| ｜|￣￣￣”|｜ ',:::|::::::::j{ {::::: |:::::|
. |:::::::| :|γ⌒ヽ | .|::::::::| .|::::::: | ｜| :|｜ :|:::|:::::::j{ i{::::::|: ::|
__ |::::: | :|{ }:| |:::::::| |::::::::| ｜| :|｜ :|:::|::::::j{ i{::::::|:: |
‐l |:::::il |乂＿ノ｜ |::::::| .|::: : | ｜|＿_＿＿,|｜ :||::|:::::j{ i{:::::|:::|
二ヽ |::::|| |ー─ｰ‐| .| : | |::::::i| └────┘ .|i:::|:::j{ .ｉ{::::|::|
]|丁 ｌ:::|| |ＺＺＺＺZl |:: | : : l::::::||<) く..) ||:::|::j{ : .|::::|:|
弋夕 Ｖﾘ .:| | | | | |:::| i i l:: /| }＾ヽ ／＾＼ }^} | VＶ : i : .|::::ﾘ
|::| TT :| | | | | |=| | | |=|_|_{‐〈＿_く=＝＝=>＿__{ 〈＿|__|┤ i i i Ｔ''Ｔ
|::| .|: | :| | | | | |:::l | | |:::||::|￣|]::::::::兀兀兀::::::::::|￣|::::::|::|::| | .| l .|::: |
二二二>|: | ...:| | |＿,,| | |:::|. | .| 弌二二二二二二二二二二二二アア | | | |:::::|
ＴＴＴ|_|. ..|: | : :| | |￣.:| | |:::|. | .| ||丁¨¨¨¨||二二二~~|丁¨¨¨¨丁||::|:::|,､===､、 | .ﾚｯ=＝
￣丁/＿｣⊥_ | | | | | |:::|......|. . |.......||::|:::ＩＩ::::ｨｼ´￣￣｀ヾi}::|::::::ＩＩ::::::|::||::|:::{{_ _}} . .|. .|{{_
:::::::|x㌻￣￣｀`ヾ弌ﾆﾆ⊥. ｜:|......|. ...|... ..||└─‐{{ j}└──┘ ／>| }}=={{. .. . |. .|::}}===
:::::::{i:i{ Vﾊ＿__| |:::|... .|. . .|. . .||ＴＴi¨¨ﾞV / |:|⌒＞⌒7 /|／￣￣ ＼...| ／￣￣
:::::::jり ゝ┴┴ｭｭ |:::|. ._|.......|＿,,|:|: || |j / |:|,ｨ㌻~//|//|二二二二｣__{二二二
､_ノノ {:{二二＿⌒_____,|:|_,||＿_/ { |// //ｉｉ|/iﾘ|| :|l￣￣|||| :|| ||￣￣
i:心 .:＿＿＿_LL _ ⊥∠￣＿＿￣゛ヽ＞{i:{─ﾉﾉ:|i:|ｨ㌻|_,||＿___||||,,,_||_||＿
｀Y:ﾊ_,､-‐ ￣ _､-‐ ¨| _､ '' ﾞ ィｉ「|／＿_ Y∨ﾞ|||ﾉﾉ_Y .||.: .: .: .: .: ||.: .||.: .: .:￣
}i:i:i〉 __ - ￣ _-二┘'ﾞ ,ｘf〔i:＞┴─---}i:Lﾉ:||{i:{_ﾉ
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Vi:γ´￣ ｀Yi:}.:.:.:|i:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.: └ V:, 寸，
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
| やる夫……お前は何を考えているんだ。
／ ￣￣￣＼ ；
／ . . . : : : :＼； 余りある才のせいか、昔からお前は凡人の考えの
／ . . : : : : : : ＼
| . : : : : : : : :|： 及ばない事も多かったが、それでもお前の事を理解し
＼_ . : :〃 : : : :,／
/⌒` . . : : : : : : :｀i その手助けになるようしてきたつもりだ……。
/ . . . . : : : :..: : : : :/； ﾌﾙﾌﾙ
.
372 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:17:26 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
／ u. ＼ だが、今回のことは本当にお前のことが分からない。
／ u. ＼:::::::::／ ＼
| <＞>:::::<＜> | なぜ……何故、人を傷つける真似をした。
＼U :::::::（__人__）:::: ／
／ ｀ ⌒´ ＼ 何故、女などを買おうとまで思ったんだ。
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ）
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼ 母の温もりが恋しかったのか？
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ）
＼ ／ u （__人__). ＼'.／ 乳母などではなく本物の無償の愛をくれる
ヽ| ｀⌒´ u |/
＼ ／ 女性が欲しかったのか？
.
373 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:18:59 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣￣￣ ＼：
：:／ j :::::＼:::／＼;ﾟ：
;： | ｡<一>:::::<ー>| ：
＼...::::::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 息子の気持ちを察してやなかった私にも落ち度はある。
r " ;゜.｀ ⌒´,;／゜
i::: |:::: |::|： だが、お前も少しでも言葉に出してほしかった
：|::: |::::. :|::|：
：_|::: |::::. :|.´： 母親が欲しければそう言ってくれればよかったものを……。
：{::: ）::. :',.：
゛‐-.` i：
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ──‐-、
／ ,．＼ ＼
／ ; ヽ.
l U l うっ…うぅ……。
| , 、 ; |⌒´⌒｀ヽ、
!、 _ノ" "ヽ、__ ∪ ＼ 今回の一件はアインツベルン嬢の時のようなもみ消しは不可能だ。
ヽ <<ー） <ー> >:: /⌒゛` l:
/ヽ∪（_人__）∪__ ,ノ| , | お前に何らかの罰を与えなければ
/ /` ⌒ ´ |. | , !
. / ∪ |∪`-,,,.|" |___,ノ | ニューソク家自体が危うくなってしまう。
/. / | | | ,lー─- 、
, --‐-ー、_/∪ l ∪ ,| | ,／ ） ）
く / / ァ- ,ノ ＿ ＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼ ／＾ー-‐'
`ー' ー´￣ （＿） （＿(_イ_,イ、_,ィ'´__/ ￣
.
374 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:20:19 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
； ＿__|＿_；
；／ ＼； だが、お前はアイツの忘れ形見だ。
；／ ／ ＼＼；
；／ oﾟ(（○） (（○）ﾟo どうにか……どうにかしてお前を助けてやりたい。
；l （__人__） |；
；＼ ｀ ⌒´ ／； 幸せになって欲しい。
；／ ヽ；
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼ ；
／ . . . : : : :＼；
／ . . : : : : : : ＼ それが、親としての私の嘘偽り無い気持ちであり
| . : : : : : : : :|：
＼_ . : :〃 : : : :,／ 死んだアイツが、心の底から望んだ事でもある……。
/⌒` . . : : : : : : :｀i
/ . . . . : : : :..: : : : :/； ﾌﾙﾌﾙ
.
375 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:20:37 ID:dd9c45c5
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|| |_ノ x====ﾐ ＼ { :| |≧s｡., | } .{ __,,..| ||ﾟ*+s｡｡｡｡s+*ﾟ |::| |│i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|| |ｰ=彡 人 `ー‐‐≧o｡._xﾍ .:| |i:i:i:i:i:i:ﾊ ﾊ ﾊ''"i:iﾊｉ:| || ｀ﾟﾟﾟﾟﾟﾟﾟ´ _||＼ /＼ / | ／/ /
||⌒|│ | i|ー≧==彡ﾍ ＞-＼|_|i:i:i:i:i:i:N__ﾉU＿_U乂__Nｉｉ| ||_,,.. -= ￣＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
|| | | | i|: :|:|: :|: |`┬ゝ‐ｲ==彡'|i:i:i:i:i:i:i:〈〉Y´￣￣~ ｀Y〈〉i:| || ＼ /
||', jｌ{ l ji| :|:|: :|: |: ::|:| |: :|: ::.: :.::|_i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:||弋 ＿＿ ノi:i:i:i:i| || ∠ 旦那様！ 奥様が、奥様が！ ＞
|| ゝｲ l j!.| :|:|: :|: |: ::|:| |: :|: : : ::::|..,,_¨ ‐=」| | |i:i:i:i(_):i:i:i:i:i:i:i:i| || ／＿ ＿ ＼
|| .j{ l j{ | :l | |: |: ::|:| |: :|: : : : :|___ ￣_.T | |i:i┌── ┐i:| || ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
|| j{ l j{ :| :| | |: |: ::|:| |: :|: : : : j! |l|￣|:| | | |i:i│,ィ⌒ﾊﾞ|i:i:| || |::/／ |/ ＼/ ＼|
|| .j{ l j{ .:| :| | l: |: ::|:| |:..:| : : : j! .|l| |:| | | |i:i│{ ゝﾉ l│i:| || |::| |│i:i:i:i:i:|乂
|| j{ ' / :| :| l |: |: ::|:|::|: :|: : : :j{ |l| |:| | | |i:i│乂__ノ│i:| 〈〉〈〉〈〉__ 〈〉〈〉〈〉 |│i:i:i:i:i:|＿≧=
||〈 / /レ‐=ミv' v=ミ|:|::|: :|: :::/|i|___|l| |:| | | |i:i└── ┘i:| 弋IIｿY⌒Ｙ 弋IIｿ| |│i:i:i:v‐‐ vi:i:i:i:
＾＼ノ / ムイ＾)_ﾉ_乂＾弋zzz∩/jﾘ|___|l|￣|:| | | |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| |兀{人__人 ..}兀{|| |│i:i:/＿＿Vi:i:i:
二ﾌ=v'_彡────､::::::r─ー〈ﾉ| |___|l|￣|:| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|￣￣￣￣￣￣￣~ | |└─‐‐||zzｭ─
＿| :|￣¨∧:::::::::::::〈￣',:_|:_:_:::::: :ﾏﾆｺ |l|￣|:| | |'´￣｀l x‐‐‐ｨﾍ|| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ:| || | ,｡s===s｡.||
二| :|:::::::::::::〉:::::::::::∧:::::〉::::::〉:_:_:_|二|」」___|」」ニ=-:-=ﾆ二| | || |::::::::_:_:_:_:_:_:_:::::::| || |/ / ||
＿| :|_ー‐‐'───'' "~_二ﾆ -=ﾆ二ﾆ=ュ-ｧォ7TVVﾉﾉ|::| | || |:::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::|_T二ﾉ ノ{‐.||‐=ミ
＿| :|ノ￣ ー- ___ .|:|l┬=ﾆ=-ァﾆΠ{ } { ﾉﾊVﾊﾉﾊ(ﾉ|::|八ﾉ| |:::::::|;;r=ﾆ二_￣ ￣＿ﾉ￣厂Τ￣
∧| :| / ￣ |:|:::|YｌY＾Yハ ﾉハVハ{ﾉﾉﾊV()」斗=ｮ￣￣ ￣ﾞ| ￣￣￣ {{ ﾉｰ:||‐/
: ∧__トミｰ=彡 | .|:|:::|ﾉﾊ∨{ｌﾊﾘ乂ﾂﾊYﾉ -=ﾆ=-'":_:_:_;;￣ =‐ |｀`ー |:|─=＝≠'''' Ｔ￣| ||/: :
: ::∧￣⌒≧s｡.,ノ＿_,ノ|:|:::|乂ﾂ{ }〉〈{ﾉ_ -=ﾆﾆ=-'":_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_￣⌒＾|:|⌒N⌒⌒ァ┘⌒___/: : :
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376 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:20:54 ID:dd9c45c5
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／￣＼
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＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ u ノ .＼
／ u <●>:::::::＼
| （__人__）|
＼ /⌒)⌒)⌒)｀ ⌒／/⌒)⌒)⌒) ど、どうしたんだ？！
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/ アイツや子供に何かあったのか？
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
＿ ― ￣ニ-`ヾ）)),
／／ ﾆ-､
／／ ヽヽ
／／／ ／ / //| | l i
／／／／ ／／／/ | 川 |
/／ ／ ／ ／/⌒＼ | j | | | l
/ / / ／／ /／-rr‐-､`",ｨii'/// 急を要するので、はっきりと申し上げますよ侯爵閣下。
＿_// / / / / / ￣￣ノ ヾ~//
:::::::/ / / / / /l ＼ ｜|'/ 母体と赤ん坊、どちらとも危険だ。
:::::::/ // / /// ＼ l ,＿_ ―┘
:::::::::/./ // /|＼. ＼| ￣´/:::::＼ このまま出産した場合、どちらも死ぬことになる可能性が高い。
::::::::::://.//::::::l ＞ー`‐r‐':::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::V .ﾚ::::::::::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |:::::::::::::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾉ::::::::::::::::::::::::|
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377 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:21:20 ID:dd9c45c5
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── ＿＿
／ ニ ＼
/／／／／ |
// / / ノ ﾘ川 ＼ :| どちらか片方の命を諦めれば片方は助かる。
. // /{ / ＿＿ // 、 川
. // ∧{ / レフヌ〈ﾉ℡W 今ならまだ間に合う。
| | | | 人 ￣ ∧ ∨ /
/∧ | | | |::::＼ l | / 決断して欲しい閣下。
川 | | | | |::::::::{ 、 -┘ ‐┐
川 | | | | ::＼::::{ -‐￣/ ┌┐ ∠ )─┐
r‐┤V ∨ ﾉ ::::::::::::ト ＿_| / / ( ／ /) ﾉ、
/ ＼| W/＼＿__|コ┐ { { ∨ ∨ ﾉ、
| / ＼|＿ ＼ く 乂ゝ } ヲ Y / |
| し | ＼ ￣ヾ | ┌＜! |/ //
| | ＿＿￣＼＿__ト ／＼ ＼ミ ／
| / ／ ヽ | /_ ＼ ＼) ＿／ ノ
| | ＼ | (￣ )- )-┘ ../ ／
| / ＼ |￣ ﾍ ─ /
＼/ ＼ ┤＿ У い /
| | | | / | /
| ＼ / j} └┘ | /
| ＼ / | ／
| ＼＿ノ j /
| つ ノ /
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .| そ、そんな……！
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ どちらも助かる方法はないのか！？
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
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378 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:21:38 ID:dd9c45c5
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/ ∠ ──── 、
＿ ll／ ￣＼
´＞ ｀ ＼ ＼─ 、＼
/ l. l ＼ ＼＼ ＼ ＼ ＼
l ∧＼＼ ＼＼＼＼ ＼ ＼ ＼
l l__＼.＼＼ ＼＼＼＼ ＼ ＼ そんな方法があるなら既に実行していますぜ。
l .l. ＼＼＼＼ ＼＼＼＼ ＼
ヽ ｔrｪ､--/::::::::＼＼＼＼＼＼ だが、今の話を奥方にしたら即座に
ﾍl / /＼:::::::::::＼＼＼＼＼
l ./ ￣￣, l＼＼＼ 子供の命を優先するようとの返事が帰ってきた。
ﾍl＿ 、 /´ ／＿_＼＼
ヽ── / ＜´:::::::::::::::｀ヽ 流石は母親ってところか……。
ﾍ＿_／::::::::::::::::::::::::::::::::::
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼ ぐうううゥウゥゥ………！！
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ）
＼ ／ u （__人__). ＼'.／ アイツと！ 一度、アイツと話をさせてくれぇぇ！！
ヽ| ｀⌒´ u |/
＼ ／
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379 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:22:00 ID:dd9c45c5
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γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ハァ……ﾊｧ……お願い貴方。 赤ちゃんを……赤ちゃんを…… │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ だ、だが……そうしたらお前が……！ │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 私は貴方の奥さんになってこの子の母になれて幸せ…… │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ だからこの子にも幸せを…… |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ノ⌒`''''－- ,,_
(⌒ ノ ＼ __,,--
＿,,｀--へ--,,＿ ＼"''ヽ _＿＿,,--－－''""￣
＿ ,,-―'' ￣''''''－---、
_,,-―''￣ /⌒,! /⌒,) ＼＿_ ＼
Y ﾉ_/ / /"`ヽ _ ＼ ＼ .i
＿,,―'''∟___Y /./ / ＼＼ ＼λ !
,,,-―''' / .// :/./ﾞ`). ＼l | `┘ ＿_,--－
／ '--::`! // ./ ＼ `!/ ＿,,--－￣
ヽ-.// ./ ｒ ﾄ 〉 ／
ヽ-// / /＿,,ノ ｸﾞｯ…
λ__λ_/
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380 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:22:19 ID:dd9c45c5
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二ヽ |::::|| |ー─ｰ‐| .| : | |::::::i| └────┘ .|i:::|:::j{ .ｉ{::::|::|
]|丁 ｌ:::|| |ＺＺＺＺZl |:: | : : l::::::||<) く..) ||:::|::j{ : .|::::|:|
弋夕 Ｖﾘ .:| | | | | |:::| i i l:: /| }＾ヽ ／＾＼ }^} | VＶ : i : .|::::ﾘ
|::| TT :| | | | | |=| | | |=|_|_{‐〈＿_く=＝＝=>＿__{ 〈＿|__|┤ i i i Ｔ''Ｔ
|::| .|: | :| | | | | |:::l | | |:::||::|￣|]::::::::兀兀兀::::::::::|￣|::::::|::|::| | .| l .|::: |
二二二>|: | ...:| | |＿,,| | |:::|. | .| 弌二二二二二二二二二二二二アア | | | |:::::|
ＴＴＴ|_|. ..|: | : :| | |￣.:| | |:::|. | .| ||丁¨¨¨¨||二二二~~|丁¨¨¨¨丁||::|:::|,､===､、 | .ﾚｯ=＝
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､_ノノ {:{二二＿⌒_____,|:|_,||＿_/ { |// //ｉｉ|/iﾘ|| :|l￣￣|||| :|| ||￣￣
i:心 .:＿＿＿_LL _ ⊥∠￣＿＿￣゛ヽ＞{i:{─ﾉﾉ:|i:|ｨ㌻|_,||＿___||||,,,_||_||＿
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..Vi:i:i:i:i:≧=‐=≦⌒ 乂≧x.:.:∨:||.:::::::::::::::: 何者にもなれて :::::::::::::::
Vi:γ´￣ ｀Yi:}.:.:.:|i:|::::::::::::::: どんなこともやることができる :::::::::::::::
::::::::::::::: 未来に満ち溢れた私達の子――― :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
／￣＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼＿／ ...................................
＿|＿
／ ＼
／ u. ＼ …………あぁそうだ。
／ u. ＼:::::::::／ ＼
| <＞>:::::<＜> | 今でもやる夫の命が救えた事は正しいと思っている……。
＼U :::::::（__人__）:::: ／
／ ｀ ⌒´ ＼ 親が子供の生を祝福しないわけがない！
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ）
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
.
381 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:22:42 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼
／＼:::::::::／ ＼ この先、たとえ世界中の人間が
／ <一>:::::<一> ＼
| ::::（__人__）::: | やる夫の敵になろうとも、私だけはやる夫の味方でいる！
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ ) そうでなくては、誰が我が子を守れるのだ……！
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼ だが、しかし……それは親としてだ。
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ） 領主として、ニューソク家を、民草を束ね導くものとして
＼ ／ u （__人__). ＼'.／
ヽ| ｀⌒´ u |/ 私は示しをつけねばならん……！！
＼ ／
.
383 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:23:24 ID:dd9c45c5
┼ ┼
_人_ 人人 士 ┼ ┼
{ニﾆ} 冂示{ 从 r合x _人_
||__|_| r込 lЧフ{ 合 , 峇 川 冊{ l辷ｆl{ __ {ﾆニ}
}￣ { ｢「 | 峇ﾉ_｣糖{r|｢{ﾄ､∧ 同 l｣｣ |[[{ i ∧ ［｢{ }辷ｆl廴rｆ込 |__|_|
＿__／___∧ |王|,i仁辷{￣} |｢{l / ∧__j同〈_[{_}〉|[[{ 合人∧[「{ }辷ｆl{ り辷} }＿ {
. }F／ |{￣| ∧r宍} ｆ宍ｘ |王|_辻{__i{ } |｣{ }ニﾆ〉jl合}/{_l{NlﾆニＹ示 { [「{/仄{ﾘ [{用 | / j同＼
. n廴ノ |{r'宍ｎ 寸オi｢｣| ＼[{ |王|｢苗 }{￣} ﾄｉ{ } 辻i{ }l厂l三三{ | } 用 { _[lﾉ }辷j ［{辻j| ／ﾚ‐ｧ┬宍lL/ }川 ＼
［冗] └[{辻}］ | {] 〈〉|＿_x合x＿＿＿__ rモｆ┼甼ｰ┼┼ｆ込｢ 田l|_j廴{∩∩{ |＿_ｆ 田ﾉ仄}‐モ┼─モ{行L ＿＿＿＿_x合x'レ' lﾄ{ ｉ {/ }山 ｢
. ﾘ坐{＿＿_[{辻}］__厂}ァi{＿_}同{_____}同{___〈f'＾'＾'＾用'^'＾i'＾'＾i'＾'＾Ｙ山山山山山山山山山ｨ'^'^'＾＾ｉ＾＾i＾'＾'^用＾У＿}同{___}同{___}同{___l｢l_|/
|同__｢l＿＿巨{_l｢￣｀|￣￣厂 ｢￣厂ｌ￣厂｢|___[{__田＿_|＿_|_j]__} 用卩 卩 卩 卩 卩用＿_[l＿|＿|___[l_田 |￣厂｢￣厂l￣厂l￣厂l｀Ｙ￣巨￣￣|￣￣
|─‐┬―‐┼―ﾚ'´二二}__j辻{＿j辻{＿j辻{|二二二二二ニニニl_田旦_辻_辻_辻＿旦田二二二二ニニニニ|___辻{＿j辻{＿辻{___辻l__|_ｌ__凵＿＿|＿＿
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＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ ﾉ（ ヽ
ｉ z=＝ミ::::::::::::::::::::ｨ＝=ｚ ⌒ .| ったく……親父は何を考えているんだお。
,' |
ｉ⊂つ ⊂つ / 折角、やる夫が求めてたいい感じの
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰr'´｀iｰ- ′ _,.イ お姉さん系と同い年の子が買えそうだったのに……。
＞ ､ `==' ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
384 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:23:48 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿
, ´ ヽ
/ ＼
_/_, ｧ、＿__ ヽ
ｲ//ﾘ {////ﾘ ＼.
/￢´ ヽ--'´ ＿＿__ ヽ （ やる夫の成長と共に、親が暗愚化するのは ）
（￣ { ヽ （ ） |
!￣ヽ / ｀￣￣´ | （ 想定済みだったけど……実際にやられるとムカつくもんだお ）
ヽ ｀¨´｀' ― '′ /
＿__ ゝ ／ （ これは、さっさと殺すか幽閉しないと更に何か余計な事を ）
/ヽ ヽ ／ ｀¨ __ イヽ
| ｀{ ＼´ ＼ （ やらかしてくるか、分かったもんじゃあねぇお ）
￣ ! ヽ ﾉ――――――――‐ ｧ
＼ ／ ／
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ ‐--‐ ‐--‐ 人 （ やれやれ……一応はコッチの世界の親だし ）
,′ （＿）
ｉ ヾ＝='' ヾ＝='' | （ 多少はやる夫の威光を笠に着るぐらいは ）
,' |
ｉ⊂つ ⊂つ / （ 許してやるつもりだったけど、これ以上足を引っ張られるのはごめんだお ）
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜ 帰ったお、親父。 一体なんの用だお？
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
385 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:24:30 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
7'＾Y7 `Y´ |:_:_「「」 | | |:::: :| |::i::ｉ::}＿||＿{::i::{::| |: : :| |::i::i::::}＿||＿{::i::i:| | | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |: :|'/, 「」「」:::: | |: : : :::::|:l.|: :
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ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
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「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／ . . . : : : :＼
／ . . : : : : : : ＼ 戻ったか……とりあえず座りなさい。
| . : : : : : : : :|
＼_ . : :〃 : : : :,／ お前の今後について大事な話がある。
/⌒` . . : : : : : : :｀i
/ . . . . : : : :..: : : : :/
.
386 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:24:47 ID:dd9c45c5
＿＿＿_
／一 ー＼
／ 〓 〓 ＼ 大事な話？
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
/⌒l ィ’ 一体何だお？
/ / ヽ
| l Y |
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼ その前にお前に聞かなければならんことがある。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 今日、イチジョーという男が番頭を勤めていた商会へ足を運んだな？
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | そこで、お前は番頭と商品の奴隷を害した……間違いないな？
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
387 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:25:20 ID:dd9c45c5
＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼ 害した……？
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
/⌒l ィ’ それは違うお。
/ / ヽ
| l Y | アイツがやる夫に無礼を働いたから無礼討ちにしたんだお。
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i ))) 無礼討ち……？
／ ::＼:::／:: ＼ / /
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ / 店の者からの抗議の声が届いたが、それによると
| （__人__） | .,/
＼ ｀ ⌒´ ／ 目当てとは異なる奴隷を出されたお前が逆上し、暴行を加えたと聞いたぞ。
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
＿＿＿_ （ チッ……相変わらず器の小さい野郎だお…… ）
／ヽ ノ ＼
／ ○:::::::::::○ ＼ 怒るのは当たり前だお。
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ヽ._） ィ’ やる夫は女の子が良いと言ったのに、男を出してきたんだお。
.
388 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:25:45 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ …………たったそれだけで
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ 相手の奴隷の腕を切り落としたというのか……。
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿_
／＼ ／ノ（
／ ● ●⌒＼ たったそれだけとは聞き捨てならねーお！
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
ヽ ヽ_） イ やる夫が欲しいと思ったものとは真逆のものを
γ´ ,v Y
（ ｀}' （ ＿乂 態々用意して、連中はやる夫を嘲笑ったんだお
） ー' て ￣
'⌒γヽへ ﾄﾞﾝ！
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／....::::::::::....... ＼
／:=・=-::::-=・=- ＼ お前はそう感じたのかもしれんが
| ::::::（__人__）::::: |
＼ ｀ ⌒´ ／ 国法はお前が傷害事件を起こしたと定めるだろう。
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ） そしてその法律に照らし合わせ、お前に処罰が下る。
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
389 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:26:32 ID:dd9c45c5
＿＿
,. -'"´ `ヽ
／ U ＼
／―― ―― ヽ、
, ' ､ｨ= ､ ､ｨ= ､ ヽ
/ |:| ,ﾘ |:| ,ﾘ U '.
| ゞｰ' ゞｰ' | はぁぁあ！？ ちょっとそれ可笑しくない！？
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ U （ ） ／ な、なんでやる夫が罰せられないといけないんだお！
` ､ ｀ｰr'´｀iｰ- ′ _,.イ
＞ ､ `==' ｬ≦ やる夫はムカつく商人を無礼討ちにしただけなのに
,ゝ￣￣ `ー──┴- 〉
／ ﾞ ､ _ /` ､ それを罰するとか悪法もいいところじゃねーかお！！
/ __,,. ｰ' ヽ
/／ ＼ ､ ∧
ｉ' } V ﾊ
| i }
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ ………お前に一切、非がないと言いたいわけだな。
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| | なら、斬り捨てた後、法に則り役所に届出を行ったのか？
..ヽ （＿_人＿） /
ヽ､ .｀ ー ' ／ お前の正当性を立証する証人も確保したのか？
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
.
390 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:27:11 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
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|＾i|'Y トv⌒|'´ﾞ:|ﾉソ .| | |⊥ｉ|⊥ |::i::ｉ::|￣||￣N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::}￣||￣}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ﾊ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
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ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
|‐‐{ |ｉ:||: ::||¨¨￣_|:| ||¨¨¨||￣_||＿|_圦_ﾉ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.､-─┴‐‐//￣￣ﾘ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : |￣
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|:_:_|¨¨||:_::||二ﾆ=┫ ､丶`:.:.:.:.:.:.:／j」 {:{:┘ {乂: : : {:| }:|: : ::{:{ﾘ : Y:{: :{ }V⌒⌒V {:i| ﾉﾉ{: :｀'⌒⌒Y 7厂 {_乂＼: `ヽ､ ｀¨¨弌≧s｡.,
「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ＿ノ ヽ＿ .ヽ
.;'⌒ヾ. .;'⌒ヾ :.
,' l:l ,ﾘ l:l ,ﾘ :. ……………は？ なんだおソレ。
i U `ﾞ'‐‐" `ﾞ‐‐" i
! ＿_ （ ） ＿ ! （ たかがモブ一人を成敗しただけで、この過剰反応……！ ）
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,'
ヽ、 .l | .／ （ なんで皆、やる夫みたいに寛容な人間になれないんだお？ ）
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
.
391 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:28:38 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿
／ ヽ
. ／ ヽ
. / }≧ｭｨ ､,＿＿＿ ＼
/ 乂/ソ 乂//ン ヽ
{´￣ヽ / ｀¨´＿＿＿ |
!―‐ ’ ヽ _へ ） （ ） | （ そもそも、気を使えない男を斬り殺せば ）
＼ ｀¨´ ￣￣￣ ノ.
ヽ イ （ もっと有能な別の人間が、やってくる可能性だってあるのに ）
／⌒ヽ ＿ ´⌒`ヽ
. / ＼ （ その可能性に気づかず大仰に騒ぎ立てて……！ ）
, _
| { ＞ 、
| ! ＜"´ ）
,. ―-- ..__＿
∠´:.:.:.:. : : . . . . ｀ヽ
/:.::::）:.:.:.:r::―::.-- ‐''´ . ヽ
/:.:::/:.:.:.:.:.{::::::::::::.:.:.:. : : . . i
,. -‐ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!::::::::.:.:.:.:. : : . . _l
/.:.:.:.:/:::｀ヽ:.:.__＿＿;,:.:. -― ''´ l｀ヽ、
{.:.:.::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : . ﾉ ヽ
丶.:.::::::＼:__:::::::::::::::::::::::_;_;_;_,. -‐' ノ
ヽ=.､:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:,,.:.:.:.:__r''´
｢ ─ ー‐─‐-‐‐─== ｒ
l ｀ー'' ､_ ! （ やる夫なら息子が無能を始末したのなら ）
! ￣´
、 （_,､_,） ⊂⊃ ／ （ 大いに褒めてやるというのに…… ）
,｀二__,, ィ
〃:.!:|〉r'´ ,〃:. .〉、 （ やれやれ、やる夫に子供が出来たら ）
/'.:.::ｌ:l}_ﾊ.//:.:. :/: .ヽ
,';フ::.|:l! l//､:.:. /:.:., -ヽ （ あんな風には、ならないでいたいものだお ）
ハ:::.:.:|:|//:.:.ヾ:､':.:/:. : i
i:.:.l＼::!::/:.:.:_;.ノ:.:/:.:.:. : l
l:.:.:|ｏ:ヽ!':.／:. : : :.:.l:.:.:.: : l
l:.:.:::!::.:.:.:l/:.:. : : .O:.:.|.:.::.:. : .l
.
392 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:29:35 ID:dd9c45c5
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ＿,,,, ,,,,__
,．＼ ｀ .、
／ _ ＼
/ ｀＼ ヽ
/:::::: :::::::: :::::: 、
/:::::: : ､. .／ ヽ、
. ,':::::: ￣´ 丶
..{:::::::::: : なるほど……最低限の知識もなく
..!:::::::::: : （ ﾉ
..'、:::::::::::::::: : ｀ｰ-‐ お前は蛮行に及んだわけか……。
ヽ::::::::::::::::::::: : ﾉ
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -‐'´
/ ＼ /│＿ 人を傷つけた重みも感じてはいない……と。
∠三三三三三三三ﾊ::＼／ │／ゝ
／三三三三三三三三ﾆ＼ ∞
. /三三三三三三三三三ﾆ三＼ ﾍ
. /三三三三､三三三三三ﾆ三三＼ ﾍ
/三三三三三､三三三三三j三三三＼ ﾍ
/三三三三三三',三三三三=|三三三三＼ﾍ
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ U ｀ヽ
.／ ―― ―― ヽ
,′ ､ｨ= ､ ､ｨ= ､ ヽ
..ｉ |:| ,ﾘ |:| ,ﾘ U |
,' ゞｰ' ゞｰ' .|
.ｉ⊂つ ⊂つ / （ だ、駄目だこいつ……！ 完全にこの国の法律とかいう ）
.ゝ U （ ） /
` ､ ｀ｰr'´｀iｰ- ′ _,.イ （ 古さに凝り固まった悪法に染まりきってる……！ ）
＞ ､ `==' ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉 （ 国などよりやる夫の方が優れているのだから ）
／ ﾞ ､ _ /` ､
/ ,,. ｰ' ヽ （ やる夫が是とすれば、奴隷を殺そうが法律は無効でいいはずだお ）
/／ ＼ ､ ∧
ｉ' } V ﾊ
| i }
.
393 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:31:00 ID:dd9c45c5
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼ …………分かった。
／ . . . : : : :＼
／ . . : : : : : : ＼ ニューソク家当主としてお前に命じる。
| . : : : : : : : :| ` ､
＼_ . : :〃 : : : :,／ .___,,..) ) １０年ほど修道院に入り、心身を鍛え直してきなさい。
/⌒` . . : : : : : : :｀i --‐''´
/ . . . . : : : :..: : : : :/
＿＿＿_
／ヽ ノ ＼ は……？
／ ○:::::::::::○ ＼
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ | なんでやる夫が修道院なんかに入るんだお！
＞ ヽ._） ィ’
.
394 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:31:40 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 先も言ったが、国法がお前を許さんのだ。
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､ 対外的にも皆に示しをつけねばならん。
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
＿＿＿_
／ ヽ ノ ＼ （ こいつ……もうだめだお…ここで殺すか？ ）
／ ○::::::::::○ ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| （ なんでやる夫がこんな追放のような―――――追放？ ）
ヽ ⌒ ィ’
ﾋﾞｷｨ
.
395 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:32:02 ID:dd9c45c5
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ＿ノ ヽ＿ .ヽ
＿＿＿ ＿＿ :.. （ これは追放モノ……への導入ってころかお？ ）
,' 二二二 二二 :..
i ￣￣￣ ￣￣ i （ オーソドックスな奴隷購入の流れかと思ったけど ）
! ＿_ （ ） ＿ !
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,' （ 野郎が出てきたから確かにこれはおかしいと思ったんだお ）
ヽ、 .l | .／
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ ‐--‐ ‐--‐ 人
,′ （＿） （ 加えて、無能を一人間引いてやったというのに ）
ｉ ヾ＝='' ヾ＝='' |
,' | （ この国の法律とか愚にもつかない理由を並べ立てて ）
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / （ やる夫を追放しようとする流れは、まさに追放モノそのものだお ）
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
396 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:32:21 ID:dd9c45c5
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ｒ'⌒ ⌒ ヽ はいはい、わかったお。
.;'⌒ヾ. .;'⌒ヾ :.
,' l:l ,ﾘ l:l ,ﾘ :. （ やれやれ、多少遠回りだったけどこれは貴種流離譚物だったんだお ）
i `ﾞ'‐‐" `ﾞ‐‐" i
! ＿_ （ ） ＿ ! （ 悪法に染まりきった国を後々立て直すために ）
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,'
ヽ、 .l | .／ （ 一時的に身分を窶して活動するパターンか ）
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ ＿ ヽ 親父の云いたいことは分かったお。
ｉ z=＝ミ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzﾉ | やる夫は親父の言う通り、暫くの間
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / 修道院で過ごすことにするお。
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
397 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:32:42 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::::─＼
／ <●>:::::<●> ＼ う……む。
| u （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 分かってくれたのならそれでいい。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿＿＿
／ ＿ ＿＼
. ／ ￣｀ ´ ＼
／ ｒ' (ヽ ｒ' (ヽ＼ ＿__,. -､
/ ゞ;;;;'ノ ゞ;;;;;'ﾉ ヽ （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
| ＿ ( ) ＿ .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
| （＿＿） ｀ｰ-'´｀ｰ-' （＿__） |＿.＿_,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ 話は決まったお？
ヽ ＿＿＿＿＿ ／ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_/ にﾆ'／,.､-t‐ ┴―'''''ヽ それじゃあ、荷造りもあるから
＼＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / .（_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
＼ ￣＼―-- ､ _::::::::::::::::::::＿＿::/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ やる夫は、失礼するお。
＼ ＼::::::::::::::｀''‐--‐''´::::::::::/ / ／ ／￣ rt‐ﾗ'￣￣ヽヽ
ヽ ヽ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝﾆ--‐､‐ |
l ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐＜_ ヽ |ヽ
.
398 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:33:01 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
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|＾i|'Y トv⌒|'´ﾞ:|ﾉソ .| | |⊥ｉ|⊥ |::i::ｉ::|￣||￣N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::}￣||￣}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ﾊ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
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「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
キィ……ﾊﾟﾀﾝ…＞
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼ …………本当にアイツは分かっているのか？
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ 修道院に送られるということは、イチジョーを初め
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ 市井には、お前を廃嫡したと見せつけたということなのだぞ……？
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
399 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:33:28 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼ だが……だが……！
／ u. ＼
／ u. ＼:::::::::／ ＼ そう簡単に、お前を見捨てるつもりはない！！
| <＞>:::::<＜> |
＼U :::::::（__人__）:::: ／ １０年後に僅かばかりだが、お前がニューソク家の当主となれるチャンスを
／ ｀ ⌒´ ＼
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ） 残せるように配慮する……！
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼ そのためにも、此処から先は
／＼:::::::::／ ＼
／ <一>:::::<一> ＼ 一歩も気は抜けない………。
| ::::（__人__）::: |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ ) ―――――誰か、クロダをここに呼べ。
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
400 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:33:54 ID:dd9c45c5
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│ :: │
└─┘
┌┐
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401 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:35:07 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
7'＾Y7 `Y´ |:_:_「「」 | | |:::: :| |::i::ｉ::}＿||＿{::i::{::| |: : :| |::i::i::::}＿||＿{::i::i:| | | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |: :|'/, 「」「」:::: | |: : : :::::|:l.|: :
|＾i|'Y トv⌒|'´ﾞ:|ﾉソ .| | |⊥ｉ|⊥ |::i::ｉ::|￣||￣N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::}￣||￣}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ﾊ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
|: :|│ :|:::| |::::::|ﾞ｢.| |＿| |乂_乂 .|::i::i:ﾉ==||==Ｙｉ:{: | |＾'＾| |::i::i::::|==||==|::i::i:| | | |＾＾| | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 乂乂 Vﾊ_ V,|: : ::| |: : : : :::|│:
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ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
|‐‐{ |ｉ:||: ::||¨¨￣_|:| ||¨¨¨||￣_||＿|_圦_ﾉ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.､-─┴‐‐//￣￣ﾘ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : |￣
|: : | |ｉ:||: ::||¨¨￣ |厂|「￣|「￣､丶`:.:.:.|YYY^i^^i{￣￣77ﾆﾆニ圦{¨{l:::/´{ {≧==≦{ {:i|｀| |{二ﾆ====ｲｲ{＿,.イ{:`ヽ､└￣|_ﾘ￣ ﾉﾉ| | _|:_:_:_:_:_:_:_|:_:_
|:_:_|¨¨||:_::||二ﾆ=┫ ､丶`:.:.:.:.:.:.:／j」 {:{:┘ {乂: : : {:| }:|: : ::{:{ﾘ : Y:{: :{ }V⌒⌒V {:i| ﾉﾉ{: :｀'⌒⌒Y 7厂 {_乂＼: `ヽ､ ｀¨¨弌≧s｡.,
「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
＿＿＿＿___
＿ -‐―‐=ﾆ二二:::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
‘:,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ‘,
‘:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
‘:,:: / ＼::::::::::::::::::／￣￣＼:::::::::::::::::: : l
. 〉′ ｀¨¨¨¨¨´ ‘:,::::::::::::: : :l
/ ―‐ -､ 斗-‐七´ ‘:,:::::::::::::::l
r――‐-ミ＿__ -‐=ﾆ77777r= }:::{:::::::: l
∨//////////////////// } }:::{_｀ヽ: !
V///// }¨¨¨寸///////// }::{、 Y | l ご当主様……。
≧=‐=ﾁ `ー―‐=≦ }:{ Yﾉ:}l l
‘:, / }{＿_／::l この度は私の至らなさのせいで坊ちゃまがこのような事に……。
/＿ - ∧:::::::::: }
/ `:,:::::::∧
∧ ――――‐‐ - / ‘:,::/= ＼ 付きましてはこの責を負うため
｡o≦ﾆ∧ ー――' / {/ニニ ≧=‐--
｡o≦ニニニニ∧ ／ ／}ニニニニニニ どうか死を賜りたく……！
二二二ニニニ ∧＿＿＿＿_／ ／ ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:, ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:,. ／ ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:, / ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:,／ ｝ニニニニニニ
二二二二ニニニ ∧ ／＼ ｝ニニニニニニ
.
402 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:35:30 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／.::─ :::::: ─ ::.＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | やめろやめろクロダ。
. . ＼ ｀ ⌒´ ／
r､ r､／ ヘ 今回の一件は、お前の頸で収まる域をとっくに超えた。
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | | 今、クビを斬っても何の解決にもならん。
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
| | |
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i ))) むしろお前にはこの先も生きて貰わねば困る。
／ ::＼:::／:: ＼ / /
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ / 罰を受けたかったようだが
| （__人__） | .,/
＼ ｀ ⌒´ ／ 生憎だが、お前には生き恥をさらしてもらうぞ。
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
.
403 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:36:20 ID:dd9c45c5
|:::::::::::::::::::::::::::/ ＼::::::::::::::::::/ .|:::::/
|::::::::::::::::::::::::/ ＼:::::::::/ |:/
|:::::::::::::::::::::/. ｀'''´ |
|::::::::::::::::::/i"'''‐- ..,, ,,..-''"i
|:::::::::::::::〈 "'''‐-.., "''i i ,.-'"|
|:::::/⌒Y〒〒-＝＝==‐-‐===＝-i
|::::| ( ｀|:::| ||||||||||||||||!‐‐‐|!|||||||||!
|:::.!, じ.|::|. !||||||||||||!| .|!|||||||! ご当主様……。
|::::::'‐-|::| ￣￣ | .| ￣ |
. , -|::::::::::/||: L .__ j |
. /::::::|:::::::/ :::ヽ. ⊂ﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ |,,,, __
/::::::::|:::::/ ::::ヽ ━ |::::::::::"''
::::::::::|::/ ::::ヽ |::::::::::::::::
:::::::::|〈 ::::::ゝ ＿＿＿______ ﾉ:::::::::::::::::
::::::::| ＼ :::::::::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ これは、既に決定したことだがやる夫を遠地へとやる……。
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | クロダ。 お前はやる夫の世話役を外れ
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､ 新たに迎え入れる養子とその守役の世話をしてもらいたい。
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
405 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:36:40 ID:dd9c45c5
/|
M/ .|／|＿
／
r───────-､ Z
. ヽ,.ヘ､__,. '⌒,ゝ l
. ヾ`く ／.／ヽ. |
/＼_]| |｢_ ∠＿ _｣ │
｢::＝=｡lﾆﾆ｢:==｡＝::|r=､ |
ヽ::::￣:ｌ l::::￣:::::ﾉ||＾!| | よ、養子……！？
ｌ ￣ L___.」￣￣u ||ン│
! ⊂ﾆﾆニ⊃ .∧. ﾄ､ そ、それはつまりやる夫坊ちゃまは……？
! -- / ヽ !:::＼
__,∧＿＿＿＿./ >|:::::::::`ｰ
::::::::::::| ＼ ／ l:::::::::::::::
:::::::::::::l. ＼ .／ l:::::::::::::::
::::::::::::::ｌ ﾝく l:::::::::::::::
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／ . . . : : : :＼ ………………やる夫は心身を鍛えるため
／ . . : : : : : : ＼
| . : : : : : : : :| １０年ほど、修道院に入っていてもらう。
＼_ . : :〃 : : : :,／
/⌒` . . : : : : : : :｀i その結果如何によってはどう転ぶかはまだ分からん。
/ . . . . : : : :..: : : : :/
.
406 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:37:32 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼ 養子は遠縁のパーソク子爵家から貰うつもりだ。
／＼:::::::::／ ＼
／ <一>:::::<一> ＼ あそこにはやる夫と歳が同じの子が居た。
| ::::（__人__）::: |
＼ ⊂ ヽ∩ < ・ ・ ・ ・
| | '､＿ ＼ ／ ) その子をニューソク家の世継候補として育成していくつもりだ
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|:::::::::::::::::／￣＼:::::::::::/＼/
|::::::::::::::/ ＿＿. ＼_:/ ＿|
|:::::::::::|::|＿＿＿＼＿,/＿| は………。
|:::::l⌒|::| .|__/::::::|;;;;|_/:::::::|
|:::::＼.|:| ヽ‐─┘:.＼─/ （ ７～８割りはもう廃嫡の流れで固まってはいるが ）
|::::::／|| :.＼|
|∠| ＼ <ニニニﾆ| （ 親心がそれを押し留めている、ということか…… ）
／:::::|＼. ＼ ー |
:::::::::::::| ＼. ＼＿＿＿_,|
::::::::::::::| ＼ /＼
.
408 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:38:50 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼ だが、その子は生まれながらニューソク家で育った訳ではない。
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u| 云わば外様扱いを受け、家臣たちには侮られ低く見られるだろう。
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼ お前には、その２つの仲を取り持つ潤滑油の役割を果たしてもらいたい。
／＼ ヽ ヽ
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 厳しい役回りとなるが、お前に頼みたいのだ。
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､ どうだ？ やってはくれないかクロダ？
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
409 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:39:50 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ /
| .／｀ー ＿ ,ﾍ /
| ／:: ─ ＿ ／ ヽ/
| .／:::: ─ _／ ヽ
| ／:::::::::ﾐ_ ─ ＿ ／'〃
| ＼:::::::::: ─ ＿ ─ ＿ ／::／ヽ
| ＼:::: ─ ＿||| ||:::／ ヽ
| /⌒l ━┳━━━━━━━━━━━━┓
| |:i⌒|::|:::::| :::illlllllllllllllll|━━| ::illllllllll|
| |:l⌒| |::::: | :::iillllllllllllllll/ ::::::| :::iillllllllllﾉ
| |::「］| |::::: ＼::iillllllllllllllノ/ :::::| :iillllllllノ ご当主様……――――。
|. ＼_.l |::::::: ￣￣￣ ::/ :::::| ￣ ./
. .／| N:::::::::: （＿ ::::_:丿 /
.／::: | /: ：|::::::::: ー / はっ！ 身命を賭して役目を果たさせて頂きます！
／ :::::: |. ./:: ：：|::::::: （￣￣￣￣￣￣) /
／:::::::::::::| ./:::: ：：|::::: ￣￣￣￣￣￣ /
: : :::::::::::::|.../::: ：：|:::: ＿＿ /
: : :::::::::::::|/:: ：：l:: :::::::: /＼
::::::::::::::::::|＼ ：：＼ /:::::::::＼
:::::::::::::::::| ＼ ::：：＼＿＿＿＿＿＿/:::::::::::::::::
::::::::::::::::| ＼ ：：：：：：：：：：：：/ |::::::::::::::::::::
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌──┐
└──┘
□
.
410 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:40:07 ID:dd9c45c5
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└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
_ ￣￣＿上ﾆニニニTR
rﾆニニiｦニｺT彡t―.王ニニニニﾆ＝､=┬┬┬-D
├──────''´￣￣￣￣￣||ﾐ:.:.: : ::┴┴┴ｦﾉ
│: : : : : ┌──┐: : : :┌┐: : : :||il───┐li /┬──┐
│┌┐: │┌┐│: : : :││: : : :||: : : : : : ::│:::/:┬┬┬ヲ
ﾌ::││: ││││: : : :││: : : :||:──┬─V:┌───､
/:::││: ││││: : : :││□: :||:──┴ ‐/∧: : : : : : : ＼
＿ /:::::││: │└┘│: : : :││: : : :||: : : : : : : //: : ＼／￣￣￣￣￣/
, ' ´,-i i-｀'､:::::└┘: │ │: : : :└┘: : : :||: : : : : : //: : : : : ／´三三三 ／
../ ハV | | .//ヽ::::: : : : │ │: : : : : : : : : : :ﾉ: : ,､: : //: : : : : /三三三三 / ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ
｛ ﾍ V | |// >',::::::::: :│ │: : : : : : : : : //ノ/∧://＿＿／三三三三 / 彡´ r ﾑ jl 彡´ r ﾑ jl
i.l ＼V..|/ ／／廴､:: :│ │: : : : : : : ／／_ ././//＿_／´￣/￣ヽr――-､ 彡 入 ヶ {l7 彡 入 ヶ {l7
|.|---｛ ヾ／＿｛i|ﾐ: ｰ┴──┴──＜_／ , -''´ ￣ ｀' ､ / //,r ´ ￣ ＝ ｰ イ // ヽ _｣l // ヽ _｣l
|.|_ - ''v/ソ､＿___|.|├─======-==-==-=／／ヽ | /ﾊ 'n二二二二二二二二二⊃ｌ { ハ二㌧ﾘ| { ハ ㌧ﾘ
' , ／/| i ＼￣ | |/i l┴──､ ､ ﾌ ┬─/ /＼ V // >､ ',三三／/{ ﾚ ! !l } ! !l }
.V/ ./ .| .i V//ｦ┘│ ヽ.... │ 7 .ﾄ､＿＞-､／＿ ゝ',三彡ノ t ﾍ ｌ j ｌ j ｌ j ｌ j
V /. . | i ///.. . └─ ｀''---.┤ |＿__it j ｝ﾐ=､ | iﾌ＝. ､ヽ>、 ゝ､、＿ tヘ / ﾉ ﾊ ＿ tヘ / ﾉ ﾊ
＼ﾐー >／／ { ﾊ ／/不/ヽ｀'-i ｝ .｀'{ k 〈 ￣{ V-＜.ハ ￣{ V-＜.ハ
｀ー―''´ ヽ V ./ | ヽ V ./ .l ｢ ㌧こ、 y } ㌧ j y } ㌧ j
＼ソ-.上_＿ｿ／ ﾉｰl ＼ヽ } l ヽ‘、 } l ヽ‘、
｀''ー---'''´ .ゝｰ'’ ヽ＼ ﾉン ｖ`、 ﾉン ｖ`、
辷イ／ yﾍ、／ yﾍ、
し' 辷 ｺ 辷 ｺ
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└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
￣￣
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458 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:12:18 ID:dd9c45c5
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└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
| ||￣￣￣´" '' ー- __￣￣～､、＿ ／／／ .| |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
| || ||￣￣￣￣￣｀`～､、 ´"''～､、 | ￣”¨７冖￢ｰ- __ ／／／ | |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
｀ヽ: :｜ ｀`～､、: : :||￣”¨“ └- ｡｡..,,＿ √¨了´／／ | |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
`, 寸| |: : || | : |￣ ─- ＿￣｀`''T´／ イ :|:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
:∧ ﾔ |: : || | : | ￣｀'ｉ | || ／, ﾞ| |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
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し'ﾞ ,ｉ| |: : || | : | | | |l / / :| |:::::::::::::: | | ||:::::::| / /
＿ ノ | |: : ||^Ｙ | | | |l .{ { .| |:::::::::::::: | | ||:::::::| ／_∠
|ﾍ`， | |: : / /:::| | | ||___ ｣ {=＝| |:::::::::::::: |＿|＿」Lﾆ=-‐ ￣
| |ヽヽ| l ノノ'| : | / /'''""´￣乂｀¨~| |:::::::::::::: | |￣ ＿＿,,,,.......
へ__,ﾉ! l { {i| | : | ,／ / ｀7´| |:::::::::::::: | |¨¨¨¨|￣￣| |
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| || |￣|ﾔ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|二i|| |二|二二二二二彡'/ ′ | |:::::::::::::: | |￣￣| ＿＿＿＿＿
| || |￣| ||￣￣￣￣￣￣￣￣~~|二i|| |二| |⊥三三三三i :{ { | |:::::::::::::: | | | |＼￣￣￣￣
| || |￣| || ° ° ° ° °ﾟ.|二i|| |三|_|⊥ -─……‐┴─- ＿ 乂 ｜ |:::::::::::::: | |￣¨¨| |::｛￣√￣￣
| || |￣| || ◯ ◯ .◯ ◯ ◯ |二i|| |‐:|￣⌒^''=- _ _ -‐ '' " ￣ ￣⌒`| ||──-i| | | |:::｝ {
| || |￣| || || || || || || |二i|| |‐:|,_ 丁 '' ‐- ＿ ｜ || |─ｎ|ｉ| |＿ | |::｛ 0
| || |￣| || || ||＿||＿||＿||＿|二i|| |‐:圦￣ ‐ ,, | ￣⌒＾^''=-:| |ＬＬ_,,」」| | ￣| |:::｝ {
| || |￣| || |￣￣￣ :|二i|| |-:|::||｀'i≧s｡￣└ﾆ _ :| |ニ二二| | | |::｛ :.
| || |￣| || | ° ° ° :|二i|| | |::|| |////≧s｡ ⌒＾''=- __ .| |:::::::::::::: | |￣｀｀| |:::｝ :.
| || |二| || | ° ° ° ° .|＿｣LＩ斗f七i|/////////≧s｡.,_ ⌒＾''=- | | γ⌒Ⅵ.| | |::｛ ｀ ハ
| || |＿|_||_,,| ° ° °＿」-=ﾆ三三二弌/////////////うぅs｡.,, | |:::{⌒Yﾞ | |｀丶 .| |:::｝ ゝ'
二二二三⊥-┬…=ﾆ三三-Ｌ|-‐ ￣ ｀'＜＞─-ﾐ/////////≧s｡.,_| |:圦⌒ヽ| | | |::｛ .′
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
＿＿＿ └l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
,. -'"´ ｀ー ､ U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
／ ヽ、 ￣￣
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
/ ヽ、
./ 彡三ミヽ 彡三ミヽ ヽ おっおっおっ！
/. i
/.＿_ （ ） ＿__ l 修道院には一体どんな娘が
（＿＿） ｀ｰ-r'´｀jｰ--‐'′ （＿＿） /
i |/´ | / やる夫を待っているのか楽しみでならないお。
ヽ、 `ｰ'′ ／
ヽ､_ ／ （ これで可愛い子がいなければ、蜻蛉返りだお ）
｀i ヽ
.
412 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:41:42 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ おっおっ！ これがやる夫が住むことになる教会かお │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
八
}_:{ |
}__{ ﾊ
7|圦 ﾊ',
|:|:|:|| ﾊ/,
rf|i个ﾊ1 ﾊ'/,
x个i个i'|､ .ﾊ//,
g'|:| |:|:|l |1 ﾊ'//,
‐|7ｱ竺竺「 ﾑ'///,
l/^|Y^Yl | ∧∧∧∧
_,||:|:| |‐|:| |‐‐∧|个i个i个1
＿＿＿＿＿＿｡oL斗r＝＝r‐'‐'‐＼| || |::||
∧_ / .|ｭｭ|∩∩|======|_ﾘ_,,|,,|| ＿
灯||_ﾉ＿＿ /＿_,,.|:|_||:|_||_|:lγ⌒ヽ |「l 「l | ＿＿＿＿＿ ／／￣￣￣￣
､､ 从儿|:|:|:| |_|¨Ⅳ_八八|:| ||､､__ .| {l(爨)lﾘ |竺竺| ∧77777777／／
⌒'ー､＿＿＿＿＿＿＿＿＿ γ´;';';'ヽ';';';';';';ﾞⅧ:| |_|_ﾉｲ/ﾌ´⌒;';';';';' ;';( |-`s｡｡s'. |￣|￣|─v「l/ ﾍ///////|／
/;';';';';';'ヽ//ﾑ￣￣￣￣￣／ /7￣＼:.;:.;);';';';';';';')|:| | |/{ { /;';';';';';';';';';';';'ノ|Y^Yア´^|￣￣￣￣￣∨ﾍ￣￣／＿＿＿＿＿＿＿
;';';';';';';';';')_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz'zzzzzzzzzzzzzzzzzミx..＼／￣| ┌┐ .┌┐
;';';';';';';';└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |//////////////////／＼///////////////////| |￣¨ｌ| | | | |
;';';';';';';';';';';U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣「」|「」 「」 「」 「」::「」:「」「」「」.「」「|「」「」 |「」 「」 「」､从ミミミミミﾐ| ￣ ￣
;';';';';';';'ソ;';' ;';' ;';)「」Y´｀_ ￣￣＿上ﾆニニニTR rzzzzｭ竺竺竺竺竺竺| .∩-∩- 艸ミミミﾐﾐﾐﾐﾐ;;| ┌┐ ┌┐
;|{;';';';'||;';';';';';'_彡'rﾆニニiｦニｺT彡t―.王ニニニニﾆ＝､=┬┬┬-D」|::| [[|]] |「」「」 | |:::| |:::lv彡ミミミミミﾐﾐﾐ| └┘ └┘
从､､从､ 从廾廾├──────''´￣￣￣￣￣||ﾐ:.:.: : ::┴┴┴ｦﾉ=-‐───────────---ミ |二二二二二二二
:.;:.;:.;:.＿＿＿＿ │: : : : : ┌──┐: : : :┌┐: : : :||il───┐li /┬──┐
／''´ │┌┐: │┌┐│: : : :││: : : :||: : : : : : ::│:::/:┬┬┬ヲ
ﾌ::││: ││││: : : :││: : : :||:──┬─V:┌───､
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＿ /:::::││: │└┘│: : : :││: : : :||: : : : : : : //: : ＼／￣￣￣￣￣/
, ' ´,-i i-｀'､:::::└┘: │ │: : : :└┘: : : :||: : : : : : //: : : : : ／´三三三 ／
../ ハV | | .//ヽ::::: : : : │ │: : : : : : : : : : :ﾉ: : ,､: : //: : : : : /三三三三 / ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ
｛ ﾍ V | |// >',::::::::: :│ │: : : : : : : : : //ノ/∧://＿＿／三三三三 / 彡´ r ﾑ jl 彡´ r ﾑ jl
i.l ＼V..|/ ／／廴､:: :│ │: : : : : : : ／／_ ././//＿_／´￣/￣ヽr――-､ 彡 入 ヶ {l7 彡 入 ヶ {l7
|.|---｛ ヾ／＿｛i|ﾐ: ｰ┴──┴──＜_／ , -''´ ￣ ｀' ､ / //,r ´ ￣ ＝ ｰ イ // ヽ _｣l // ヽ _｣l
|.|_ - ''v/ソ､＿___|.|├─======-==-==-=／／ヽ | /ﾊ 'n二二二二二二二二二⊃ｌ { ハ二㌧ﾘ| { ハ ㌧ﾘ
' , ／/| i ＼￣ | |/i l┴──､ ､ ﾌ ┬─/ /＼ V // >､ ',三三／/{ ﾚ ! !l } ! !l }
.V/ ./ .| .i V//ｦ┘│ ヽ.... │ 7 .ﾄ､＿＞-､／＿ ゝ',三彡ノ t ﾍ ｌ j ｌ j ｌ j ｌ j
V /. . | i ///.. . └─ ｀''---.┤ |＿__it j ｝ﾐ=､ | iﾌ＝. ､ヽ>、 ゝ､、＿ tヘ / ﾉ ﾊ ＿ tヘ / ﾉ ﾊ
＼ﾐー >／／ { ﾊ ／/不/ヽ｀'-i ｝ .｀'{ k 〈 ￣{ V-＜.ハ ￣{ V-＜.ハ
｀ー―''´ ヽ V ./ | ヽ V ./ .l ｢ ㌧こ、 y } ㌧ j y } ㌧ j
＼ソ-.上_＿ｿ／ ﾉｰl ＼ヽ } l ヽ‘、 } l ヽ‘、
｀''ー---'''´ .ゝｰ'’ ヽ＼ ﾉン ｖ`、 ﾉン ｖ`、
辷イ／ yﾍ、／ yﾍ、
し' 辷 ｺ 辷 ｺ
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
￣￣
.
413 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:42:02 ID:dd9c45c5
::::::| |::| |i |:l. .| ∨|i| | | |::ｉ′ |ﾆ|／､>'^｀｀`ヽ、＼|ﾆ| Υ:| | |:| // |ﾆ| |::|:::√j｢i:i:i:＞
:: : | |::| |i |:ｌ .| ___ 〈|i| | | |::| |ﾆ|／/━╋━ V＼|ﾆ| |::ｉ| | |:|'/ ＿.:|ﾆ|.|::|:::{＞''｢_､ ‐
:::: :| |::| |i |:ｌ..| /^'《 ∨..| |::| |ﾆ|: / :／┃＼.:.∨.:|ﾆ| |::ｉ| | |:| √::ハﾆ[|::| j{ ／ {＿
:::::::| |::|.:.ﾘ |:l..| .ハ:: ', |∨ :|::| |ﾆ|/／＞╂＜＼〈:ｉ|ﾆ| |::ｉ| |/ｉ| .j{:::j{ ﾊ|ﾆ|ｉ:|√V＼／::::::
::: : | |::|/.:.:. |:|:| {::::ﾔ:ﾊ .| |∨:::| |i|V／､>'^｀`丶､＼Ⅵi| |::ｉl/ i| j{: j{ {:: |ﾆ|::| | ＼＿
:::::: | ｆ⌒Y＿|:l:| |:::: |:::::| | | 〈::| |i|'/／ ｡o个c｡ ＼|ｉ:|ｉ| |:/ i| |::::i| | : |ﾆ|√￣i⌒i￣￣
::::::::| イ辷ｼ＼｀`| |Ｙ: |:::::l | ﾚﾍ [| |i|/ x<.:.:/:||ヽ.:｀>､ |ｉ:|ｉ| l γヽil |::::i| |:::::|-/＿_人_人＿_
＜二::::::ｘ=ミ:::::::＞:| |:::|: : |:| |::::| ｉ| |i| ハ_Ｙ:|/||Ⅵ__| Ⅷ|ｉ| | ,:::::::i||:|::::i| |:::::∨:::::::γ⌒ヽ::::::
〈 ∨:::/ ', :::{ :| |:::|: : |:| |::::| ｉ| |i|j＿|_|,,ｘ仝ｘ|__|＿i|ｉ|ｉ| | |::::: i||:|::::i| |:::::::|＼:::::{ }::::／
ノ⌒〉:λ＿,ﾉ:::::＼ | |:::|: : |:| |::::| i| |‐|¨¨| |丁¨丁 丁¨:i|-ｉ| | |::::: i||:|::::i| |:::::::| /::::乂__乂:∧
＿/＿＿＿＿＿_.. |(__):.:|:| |::::| i| |‐| | |｜ :| | [|‐ｉ| | |::::: i||:|__(__)_:::_／＿＿＿＿＿
＼＿＿＿＿＿/_／_____＼| |::::|从.. |‐| | |｜ :| | [|‐ｉ| _†_::::::｢｢:γ⌒ヽ＼＿＿＿＿＿＿
〔＿＿＿＿_〕＿〕::(__)::〔::| |ノｼ＾'<Ｙ|‐| | |丁¨丁] | [|‐ｉ|_|＿_|__|_|__乂__ソ／ ／||￣￣￣ | |
|:::|| || |¨7¨~丈_|［ﾊﾊﾊﾊﾊ|‐|＿|_|｜ :|_]｜__[|‐ｉ| 〈＿＿＿丁／:::: || | |
|:::|| || |二二丁_］|::::|辷辷辷| |￣￣￣|￣［|‐ｉ|￣￣￣|ﾆTﾆﾆﾆニ|:::::: || | |
|:::|| || | | | |｜::|〔＿＿〕|￣ |／￣＼|￣［|‐ｉ|￣￣￣|::::| |:::::: || | |
＿|:::||＿______,|| | | | |｜::|丁¨¨丁|￣ | |￣［|‐ｉ|∩∩∩|::::| |:::::: || | |
ニ二二二二二>､| |.._＿| |｜::|｜ |::|＿_|＿＿＿|＿［|‐ｉ|二二二|::::|＿＿＿|ﾆ=┼ーーー┴
丁丁｢￣｢￣｢￣｢jΤ＿＿丁｢￣￣｣_冂Ｌ ┌┴┴┐ ┌ｰ┐￣￣｢丁￣￣￣|::::::::|:::::::::::::::::::::::
二二二二ア二二|_|二二二┴──二二二丁¨¨¨¨丁二二｢￣￣￣｢￣￣￣｢￣￣｢￣￣￣￣
￣￣￣￣￣|_|-二二二二二二二二二-丁￣￣￣丁─二二二二二二二二二二二二二二
＿＿＿──二二二二二二┬T丁「「| _|┘ └|__| | 「「丁丁TT┬┬二二二二二二二
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::| |:::|:::|::|_｣┘ └L|_:|::::|:::|::|::|::::|:::|:::|:::|::::|￣￣￣￣
､-=ミ
_ノ:::::::::::＼ト
ィ／::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
（:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
／::::,. "⌒＾^ｰ'⌒＼::::::::И
/:::::Yﾞｘ≦二ヽ ヽ::::::ﾉ
｛::::::::} ／⌒刈 ,ｨ≠ミ､}::く
〉::::::{/{ ,x=ﾐ､ }_,〃⌒ヽ ;:: ﾊ
､:::::::{ ､ _ノ （{〃㍉ﾊﾉ:::::ﾘ
｛rう{ ﾉ>ｰ λ／ やぁ遠い所、良く来てくれたねやる夫君。
人vﾍ. ( ｰ- ＿, ﾊ}}
`ト ..,, /イ 私がこの教会を預かっているカラスといいます。
､:::.. ′
込 ｲ
} ≧=≦ |
-{ﾆﾆ［ ]ﾆﾆ}､
／ : :|*ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ*|: : 、
-=ﾆ /: : : : | *ﾆﾆﾆﾆﾆ* | : : ﾏﾆ=-
-=ﾆ: : : : : :,ﾞ.: : : : :|ﾆ*ﾆﾆﾆﾆ*ﾆ|: : : :∨: : : : : ﾆ=-
.
414 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:42:25 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 今日からここが君の家であり、ここに住むものが家族です │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
／////////////////////// ＼
./////＞ ------- ＜//////∧
///／ ＼/////ﾊ
i/./ V////∧
|/| _ -―――― - _ i//////i!
}/}_ .ィ { } ＼}//////|
i/ ./ / ∧ , i i ＼////,!
∠ ィ }／}/}／ .', ∧从ハ/＼ ヽ ＼//| .γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|/| | ￣｀ ＼{ '´ ￣ ! ＼{! ￣//,! ｜ 何か分からない事、困ったことが―――― │
_＞| | ｨf弍z.､ ,ｨzf弍､| | ＜///i 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
弋__| | ' | にノ///|
,'/| |.ﾊ | |//////! ﾆｺ…
///| | ゝ - - ィ ! !/////,ﾊ
////! { i .＞ __ ＜ | /|'/////∧
{///∧ |从∧:i:i:iﾘ`ー,―― ´| ∧∨///=- .__
|////:i＼{:i:i:__ ＞/ } }／ ＜_＼///////ヽ
,.ィ≦ニニニﾆ! ゝ- | -= ≦ {ニニニニニ≧。
／ニニニニニニ! ＿＿_ .| |ニニニニニニﾆ＼
./ニﾆニニニニニ, ゝ----､ヽ.† Vニニニニニニニ.∨
/ニニニニニニﾆ/ / r''ニニ ､ V ∨ニニニニニニニ∨
./ニニニニニニ}／ .i "´ ＿_ヽ ∨ ＼ニニニニニニニ〉
〈ニニニニニﾆ／ r'´__＿ V ヽニニニニﾆ／
＼ニニニニ, | / } ',ニニニイ
く＼ニニﾆ′ /} 八 ‘ト. Vニニﾆ〈
}ニニニ{ / .ﾄ /ｨ ＼ | ＼ }ニニニ′
|ﾆニﾆ.从 ／ | /} }＼ } O ＼ 从ニニ{
.. ／ . :/ /⌒} {⌒/⌒} ヽ ＼
. / : :} {⌒/⌒} {⌒/⌒} {´ | /´
: : : .: :}{⌒/⌒} {⌒/⌒} {⌒/| |
; . . : : : : : :/-ｔ――‐=＝＝ﾆﾆﾆﾆ＝=―-';＼
.: .: : . : : : :./. : : : : : :{ : : : : : : : : : : : : i : : } : : . ＼
. . : : : . : : :{// :i: {: 斗 i:十┼|: : : : : : ﾑ--､: : : : : .ヽ
. : : : : : /:ﾊ:ノVヽ{ Vヽ{ヽV. :/ : : :/jﾙ}:ｲ:,ｲ: }: : :} }
: . : : : /:/Y: | ,ィﾁﾃ示ミ:､ }:ｲ : /ｲ示ミ､jﾉ } :} |:/jﾉ
. : . : ノイ: :!: {{ {ぅ:::::: } ﾞ 'j／ {ぅ: } /／.;ｲjﾉ' γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
.:/ . : :| : |: :.i 乂__.ノ Vﾂ ' j／{ ! ｜ お互いに支え合い―― │
.::/ . : : : | : |: : :. ﾊ : { 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
../ . : : : : : :|: ハ:. :| ' / 人: :.､
: / . : : :./ . :|/ :i:ヽ:{ ､ ‐ァ ｲ:|｜ lヽ:.ヽ ﾆｺﾘ…
...' : : / . :,.': : :|: : .＼ .イ:. :|｜| | : : .
. .:/ . :/. : : :| : : |: :.ヽ ` ｧ‐-＜ |:. :.|｜| | ヽ: .、
.. / . :/. : : /:!: : :ﾊ: : :.＼_{＼ |: : : :{ | | }: .ヽ
... /. :,.:' : : :/. : : :' : :} : : : .ヽヽ'ヽ、 人: : .ヽ、{ ｜: : . 、
.... ´／ . : ／. : : /. : : |: : : : : :}ｰｧく ｀ヽ: :.＼ |: : : : .＼
／ .: : : :／. : : : :ハ : : |: :ﾄ､: : :| { ＼: .＼ |: :i: : : :}:.ヽ
／ ./. : : :´. : : : : / ｜.:.:|.:.:| ヽ } { } / |. ＼ : ヽ}: :}: : : :}: : :.,
......./. : :〃. : : : : / |: : |.:.:| } } V ,/ | ｜ヽ./ :/ . : : }: : }: :
,:' : ://. : : : : :/-､ |: : !: :| /} } ヽ. | ｜ / :/ : : : 〃. :}}: :
/. : :/ {: : : : : : { ＼ |: :ハ:| /. :}ﾉ ＼ ,! |/ :ｲ: : : :// . : }}: :
.
416 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:43:43 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ――、――――――。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
＿＿＿
,. -'"´ ｀ー ､
／ ヽ、
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、 （ おっおっおっ！ ）
/ .;'⌒ヽ ､ｨ=ﾐ､､ ヽ、
./ .l:l ,ﾘ. |:| ,ﾘ ヽ （ ビンゴ！ やっぱり追放物だったお！ ）
/ . ﾞ'‐‐'" ゞ_彡' i
/.＿_ （ ） ＿__ l （ この可愛い子たちと楽しく生活しつつ ）
（＿＿） ｀ｰ-r'´｀jｰ--‐'′ （＿＿） /
i | | / （ やる夫を追放した屑親を殺す反撃の英気を養う展開だお ）
ヽ、 `ｰ'′ ／
ヽ､_ ／
｀i ヽ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ――――、―――――――――。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
. _ _
. _ - ￣｀ ' 、
, ´ ヽ
./. -＝ ト ､ .＿..'i, （ いやぁ、やる夫は大量に女の子を侍らせたハーレムとか？ ）
. i' ｧ-- ﾄ ､ ／ . 'i
j ｲ r';.;ヽヽ. ` ' '" :,- .i （ 才能とか力には特に興味はないんだお？ ）
i ヽヾﾆﾉノ, ヾ== " i
{ ⊂⊃ } （ でも、まぁそれを誰かがやる夫に求めてくるなら ）
ﾐ ⊂⊃ ﾉ
. ヾ_ ,.、 .j:. ,,.ﾉ _ ／,_.,_ （ それは、吝かじゃあないというか、誰かの為に力を使えるのが真の強さだし？ ）
〆i, ＼ ｀' '´ . イ´ ｀> ヽ
´ ￣ ＼ ヽ ､ , , . ,. . イ _／´ ﾍ
i.Y X ハ
.
417 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:44:42 ID:dd9c45c5
_,. -‐=ﾆ=-‐=ミ
r:::⌒::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ,
r‐=彡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨{
ノ::::::::::::::::::〃⌒｀ヾ:::::::::::::::::::::::::}
/:::::::::::::::::::::彡 `ﾐ辷彡へ:/
｛::::::::::::::::::::::::::ﾐ ヽ
ﾉ:::::::::::::::::::::::::ﾐ ,. -‐=ﾐ
{::::::::::::::::::::::::::ノ ∠／,.ﾆ刈 _j
y:::::::::/⌒Y=====斗云‐- } ∠ﾆ〉 ―――と、立ち話が長くなってしまったね。
/ィ:::::::ｉ{ ⌒) ､ ､_{ﾋﾘノ ￢ｧ<⌒Y
{:::::::八 （j ' ､__ノ /ﾋ} ｿ '> カーミラ。 やる夫君を部屋まで案内してください。
ヽ:::::/`ｰ┐ {‘ｰ'{/
V | (＾,、 -,ノ` r' 荷物をおいたら、皆に君のことを紹介するから
/ | 丶 /
. / 八 =-｀~／ 食堂に来るように。
/ﾆ=‐- ＼ /
. /ﾆﾆﾆﾆﾆニ＝‐- 丶､ /
_厶-‐==‐-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ`く¨´
-‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐- ｰ-=ﾆ〉
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐-
＿＿__
_ -=////////=- _
／//〃＞-―― ＜/ヽ
'/////´ ｀ヽﾊ
//////, ィ ´￣￣ i. ｀ミ|/|
.'////／ i } ヽ|
|//／ ..イ 从ﾊ 从ﾊ ､ ＼
|//⌒i´ ｨf≠ミi /ｨf=ﾐ 「|
|.乂￣| | vﾘ }／ vﾘ | N
i//.＞| | 从 .N
/////| | v__ｧ ィ! N はい、食堂につくまでに一通りの説明を
/////'∧ { ＞-＜从| //|
.ｨ /////ﾊ{_.＼{ ｀￣ 「}::::::::::_}／//! 済ませておきますわカラス神父。
／///／ニニﾆ_ † ｰ-- ...__/|
／/////-=ニニニ_ ', ∨ﾆﾆ=-｀ヽ
////／,-=ニニニニ:_ ヽ V ニニ=-ﾍ さ、やる夫君着いてきてください。
乂//⌒乂-=ニニﾆ}ニi ＼ ＼ ニﾆ=-}
/-=ニﾆﾆﾘﾆﾆ| ヽﾆ=-ﾉ
./-=ニﾆﾆ./ニﾆ, ', ＼{
ﾑ-=ニニVニ/ﾆ ハ ｀ 寸
,-=ニニﾆ/ニ,ニi /-=', Y
i-=ニニﾆ!ﾏﾆi.ニ| /-=ﾆi i
|-=ニニニ ﾏﾑﾆ.{＿＿＿＿/ {-=ﾆ|＿＿＿＿.|
.
418 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:45:11 ID:dd9c45c5
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ ＿ ヽ うん、案内よろしくカーミラ。
ｉ z=＝ミ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzﾉ | カーミラのような美人に案内して貰えるなんて
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / やる夫はツイているお。
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
＿＿＿＿＿
..ｨf/////////////,≧ｘ､
／ﾊ//////////////ﾍ///,＼
//「￣￣￣￣￣￣￣￣ﾄ},////ﾍ
.i//|＿＿＿＿＿＿＿＿」ハ'////ﾑ
|// / ___{_ i 斗匕､} ｉ ｉ/////,i!
ﾚ}/ { ./{i. l､ .i斗=ミ| |//////!
ﾚ'i i{ .,ﾞ斥､ i V ﾄ刈 〉 「-ア//i!
|/| iレ!. 似 ＼|i ゞ '' | |イ////|
|./ | .i , , ､ ' ' / j |////i| ふふ、ありがとうございます。
. ﾉ .i人 ､ , 厶 / i!////|
|´i ﾄi 个 。._ __,.ｨi / ∧|////| やる夫君はお口が上手いですね。
|:人_{ ＼{从r≦〕抓-≦ﾚ'レ'〉---､/」
Ｌ///＞‐ rﾄ､｀￣i￣´＞'' f/////｀ヽ
////∧} .｀ー一 ´ ./'///////,ﾊ ただ、そのことで一つお願いがあります。
/////ﾆ/ † {ニ////////〉
〉/／／ / ',ﾆV/////,八 私はここに勤めているシスターですから
／/,:ﾆ/ ,: ',ﾆi///////,ヽ
〈///{ﾆ{＿＿＿i＿＿＿＿＿}ニ}///////ノ 「シスター」もしくは「シスターカーミラ」と呼んでください。
V/八ニニニﾆ{ニニニニニニﾉ!//////{
////,ヽニﾆ=- -=ﾆニニニイﾑi//////,i
//////{_r ､(＼＿} }＿＿＿___/i!//////,!
,ｲ////(＼／)￣)'iヽ'ニニニﾆ/ |//////,|
/////__ ／-,/￣ __Vニニニニ{ i!//////,!
,ﾞ///,〃' / /, / `┐==- __i＿r'ミ､////,ﾊ
.
419 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:45:49 ID:dd9c45c5
／//////////////////////////////////＼
／//////////////////////////////////////,＼
///////////////////＝------=== /////＼/////ヽ
//////{///,＞ ´￣ ￣￣ ＼'////,
//////i/,／ ∨///ﾊ
//////|/ - T ￣￣￣￣￣ t - _ V///∧
//////| ,.ィ ´ i i ヽ////ﾊ
//////| .ィ i i | i! i i V///∧
//////|,ｨ } | i ﾊ j! 斗-!-＋ -| ∨////,
//////| /-―.| /! /-! .ハ N .从ハ{ ﾄ､ W////!
//////! ' /j/ j/ j/ ﾍ } ___ } ＼ﾄ､ {/////|
////// | /, ＿__ ヽ , ,ｨf笊ミ/ / i! ＼!'////,! ここに住む他の皆もそう呼んでくださっています。
/////i ﾚ / { ｨf泛笊ミｘ } / / ／ .|ア//////|
/////| j/ ', j,ｲ /ｲ | |////////! やる夫君もどうかそう呼んでくださると嬉しいです。
/////| / ＼ ', j ,:.| |////////!
////八 {. ﾊ ＼{ / ! |////////!
///＞ ﾍ从. ', ＼ ､ ' .ｨ | |////////!
///ー t――.',. ﾍ＞ ／ { .∧| |////////!
//////| i! ｛. ', ﾍ__ ≧ ＿ イ |//ﾊ| !////////!
//////ﾚﾍ }＼', ﾍ ｀￣￣ i .ﾊ///{ !////////!
////////,}///,}! i } ', / `￣! .|////////|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＼ -―――-
＼ ´￣￣｀
＼ ,.￢ｰ-,ｯ-‐- ,,_
＼ _,,.-'ﾞ::: : : '" ｀ 丶、
`ヾ '" :..,! _,,. --ｭヽ
＼ ､ ‐-=-''" 〈.. ﾉ ﾞ:、
＼ ｀ ､ ,, ／丶､ ﾞ'ヽ ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ヾ:::::...... ､ ''" ,.- '′ ｀ く
ﾞ:､:::::: .,,_ _,.-''゛ 、 ＼
／＞ -－''"｀`丶､､zz=＝''" ﾞ､ ヽ
／ィ'´ ,' ﾞ、 i.
／'゛/ ,' ﾞ:、 ﾞ、 .i
／ / i ﾞ、 :、 ﾞ:. i
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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420 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:46:07 ID:dd9c45c5
＿＿＿
,. -'"´ ｀ー ､
／ ヽ、
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
/ .;'⌒ヽ ､ｨ=ﾐ､､ ヽ、 おっおっおっ！
./ .l:l ,ﾘ. |:| ,ﾘ ヽ
/ . ﾞ'‐‐'" ゞ_彡' i 分かったおシスターカーミラ。
/.＿_ （ ） ＿__ l
（＿＿） ｀ｰr‐'´｀ｰ--‐i'′ （＿＿） / （ これこれ！ こういうのでいいだお ）
i | .| ./
ヽ、 --－-┐r' ／
ヽ､_ .し ／
｀i O ヽ
,. ―-- ..__＿
∠´:.:.:.:. : : . . . . ｀ヽ
/:.::::）:.:.:.:r::―::.-- ‐''´ . ヽ
/:.:::/:.:.:.:.:.{::::::::::::.:.:.:. : : . . i
,. -‐ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!::::::::.:.:.:.:. : : . . _l
/.:.:.:.:/:::｀ヽ:.:.__＿＿;,:.:. -― ''´ l｀ヽ、
{.:.:.::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : . ﾉ ヽ
丶.:.::::::＼:__:::::::::::::::::::::::_;_;_;_,. -‐' ノ
ヽ=.､:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:,,.:.:.:.:__r''´
｢ ─ ー‐─‐-‐‐─== ｒ でも、シスターカーミラ。
l ｀ー'' ､_ !
! ￣´ やる夫からも一つだけお願いがあるお。
、 （_,､_,） ⊂⊃ ／
,｀二__,, ィ
〃:.!:|〉r'´ ,〃:. .〉、 やる夫の事も「君」付けじゃあなくて
/'.:.::ｌ:l}_ﾊ.//:.:. :/: .ヽ
,';フ::.|:l! l//､:.:. /:.:., -ヽ 一人の男としてやる夫と呼び捨てで呼んで欲しいお。
ハ:::.:.:|:|//:.:.ヾ:､':.:/:. : i
i:.:.l＼::!::/:.:.:_;.ノ:.:/:.:.:. : l
l:.:.:|ｏ:ヽ!':.／:. : : :.:.l:.:.:.: : l
l:.:.:::!::.:.:.:l/:.:. : : .O:.:.|.:.::.:. : .l
.
421 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:46:30 ID:dd9c45c5
-―――-
,.ィ/////＞''´---ミ､
／//////´ ', ヽ＼
//////// } ヽヽ
//////// __ =-―┴ |/|
'/////／´ /斗/七. } ＼|/|
'///// / ｨ迩㍉', 从ﾊ ヽ.|
}////iイ_}/ 乂/:/:/: }／ｨiﾃ, ＼!
／///弋＿{ 「 u. :/:/ |//|
／////／ /.八 ､ ´ ｀ .ｲ: |//| は、はぁ……一人の男として、ですか？
＞,///＞イ}从/ｲ人}＼ ＼≧ ≦ | |//,
＞///＞／ニニニﾆヽｰ' ＼ﾄ.} i {从ﾊ{＼{'//, 分かりました。 では、次からやる夫と呼ぶことにしますね？
.／///／i:i:/ニニニニニﾆ', †｀ Ｔニ=- ､'/,
.／///／:i:i:i:/ニニニニニﾆﾆ}_.. ､ ｀寸ニﾆ',--_､_
.//////i:i:i:i:i:i:iニニニニﾆﾆ／ ｀ヽ. r/ /_ィ__ ヽ （ 一人の男として、などと…… ）
//////i:i:i:i:i:i:i:iニニﾆニﾆ∨ }ヽJ (/r ﾆ､ 〉
.//////:i:i:i:i:i:i:i/ニニニニﾆ′ /ﾆ|' r_..ニヽｿ｀ヽ （ 貴族の方は、おませさんなのですね ）
|'////,i:i:i:i:i:i:i:/ニニニニニ| ＿＿＿＿＿＿/ﾆ_ﾘ /´ ./ ',
|'////,|／⌒ 乂ニニニニ/| ..ィf´ニニニニニニ／ 八 ノ__ノ{ー‐―┘
|'////,{ ｀''＜ﾆニﾆl／ニニニニニニﾆ彡 ｀ﾏ{ {o ＼ニﾆ从
∨///ﾊ ｀''寸ニ≧=------ イ{ 0.ハ ', ヽｲ
＼///＼ ＼ニニニﾆ/ニニ', ./--', ', }＼
｀￣￣ ＼ﾆニﾆjニニニ＼ 0/ニニｰ┬―ニﾆ}
_. - ' ｀
. ／´ ｀ヽ
/ ＿ :,
ﾒ ／⌒ヾ、 ,,ｒｚﾊ込､ .i
l /'´￣ ` ﾐヽく 〈 ミｰ',"-‐=ｰｘ ｀ i
. ｌ. _ ' " ヽ .i 是非そうしてくれお。
. ⊂⊃.' , = i
! '､＿＿ ,.人＿ ）⊂⊃i やる夫は上下関係とか貴族とか平民とか気にしないし
! |llVー――‐-- 二_－,.ィ´ j
.. !. }llllllllllllllll>''´ ﾚﾍｿ / シスターとは仲良くなっていきたいから―――――お？
. 丶 . いllllllllf' / /
.. _ ﾍ. ＼ﾚくｊ / ./iヽ ＿
￣ 丶i＼. ヽ<廴＿＿_ ,.ィ .／/ .i
ヽ｀. , ` ー―‐ " , ´ _/
'ﾄﾐ三≧ェzz彡.＿／
.
423 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:46:53 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 中庭にいるあの娘は――――？ |
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: : : : |::| : : |::|‐‐＼::::::::::::/::::::::::::::::::::,｡ ´:::::::::: |::|::::::::::::::｀丶､::::::::::::::::::::::::::＼::::::::: :／.:.:.:.:.:.:|:: : :|:::::| ／:::::／::::::／| : :|: :::|::::|:::
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.
424 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:47:29 ID:dd9c45c5
;;";;;；;;:;::,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,”:"ﾞ:.:ﾞ；'::"ﾞ:.:;:;l':,”:"ﾞ:.:ﾞ；'ｒ',ー- ､
;:,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,:"ﾞ:.:':,”:"ﾞ:.:ﾞ':,”:"ﾞ:.:ﾞ；'ﾐｘ､
,；;;:;:;"” :：；::;;;;; ;､；:,;;;;；:,”:"ﾞ:.:ﾞ；',，.:,”:"ﾞ:.:ﾞ；:,”:"ﾞ:.:ﾞ；'” :：ﾐ
;;;;；;;:;:; :：：:::;ヽ､;;;l!､l;;;l!;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,､ ､`^；;;:;:;"” :：ﾐ､ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
ﾐ;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、, ;; ;ｌ; ;:ll ,;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,` ｜ あの方は、メアリーといいます。 |
そ;;; :.:.:;;;:...:.'!;;;;..;;;;l|l；;.:".:ﾞ,__:;、,;.:"＿_.,,/;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,;:;:;"；;;:;:; 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
".:;.:'"` ,l';;; ;; ;:|l;;; ；,i';..;; ;;;l!;"..;; ;;;;"..;;ノ：；;､;:;"” :：z
ｌ;; :l!; ;ﾐ|;”ｒ'l!;;.:;.:'"ﾞ〒-ー-〒 "ﾞ:.:ﾞ,:;、,;.:"'
|;;l!;;; ;;ﾐﾚ';;;;!;/;; ； ：
l ;; l;;;l!;; ";;ﾞ./； ： ：
| ;;l!;";..;; ;;" l ： ： γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|;; l ;; ﾞ;;"､;;l!;l .： ： ｜ この土地より、ずっと遠くからやってきた子なんです │
l;l!;";..;; ;; .!;";l .： ： 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
l;;i i";;; ";i ;; ;;! ： ；
"" .:""ー- l;;;: :: ;;; ; ; ;i; ;l ﾜニニニ
l;i ::: ::l; ::; i ii;;;;l
ｌ;i;;::: :: :: ::: :; ; il
ﾉ;/ ..:（~;;";i;ﾞ;; ;l、 ＿___,,,, ： , 。. " "
／:: :: _,.... -‐=‐- ...,_ ﾉ ハ
: . :. :. :, -＜ ｀ヽ､:. . : ,, " ,,o
( rｉﾍ}ヽ、 } )、
}k' jﾊ }ｰﾐ､ ヽ
(_j^ｚｲj从ﾊ} ｰ'- ､
(_/〉'⌒ヽ ｰ ､ }、
f/7､_ _〉 ﾉ＾ヽ ＼
/ i} }-={ (__ ､_j ﾄ}
〈_Lr' -{ ﾊﾉ ヽ｀ｰ'′
/ i } !ヽｰ‐zﾉ
/ :. {ニ} :. ＼
, :. 〈_z{ : ヽ
/ :. ､ }、
tz､ } ﾞ } ヽ ,ｨzﾁ'
｀ｰtztzｔz,=≠itﾁ'
l l !
.
425 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:47:47 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ やる夫くん―――やる夫より１月早くこの修道院に来たんですよ。 │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
, ￣｀Y´￣￣ .
. ／ ⌒ヽ ＼
／ '. ＼ ＼､
. ／ ／⌒ '. ＼丶 ＼ ､
/ / ／ /┌トﾐ.∧ ＼ 丶＼
. 厶イ′ ,/ |^ヾ｛/∧ '. '. ＼}
/ ｜/ / / |⌒^＾⌒ヽ '. } ハ
. / | | / / i| | ∨
| / { : i| 斗- / |
. / |: / |: 八 ﾄ. 八 ´ 厶イ .; |
: ／ | {＼ | ＼ ＼_, _＿彡{ / ｝|八
乂_⌒7 ｜ ＼ _＿__,..⌒＼〉 ^~＾~´ 乂(_, ; ｀ ー=ｧ'
: / 八, ＼^冖＾~´ __ノ｝ 〉厶ｲ , ｀Y´
|′ ∧ ＼__⌒ア´ ｛ ｀ア＾´ } ｝/ }
/ ／i ＼ ｀ヽ、 ､ ノ ｲ / ,ﾉ ′
. / ／ :ｉ ￤ ＼ r个ｰ'⌒}┐ ／|:i∧ ／／ | /
′｛ 八 乂 〉,rくｆ笊}〉ﾉ∧{爪 | ＼＼( ,八 :{
|∧,_＼____,） ｝｀Ｙ八乂辷彡}7ﾉﾉ_ ′ 丶 __ ＼乂
. 八_＿__ __,. .,ノ. .个トミ...,,__／｛´ / }〉ー‐: . . ー
｛ / . : : : : ┌ｆ´「辷}＼く＾ヾ / /〉 : : : : : : :＼___
∨. : : : : : :〈 ｛廻ノ∧｝〉〉Ｖ〉,_/ /〉 : ／: : : : : : ＼
_＿__,. : : : : : : : : :｝ー=彡'／〕トΧ(＼ /〉: :/: : : : : : : : :
ノ|: : : : : : : :.＼⌒＼ノ^~ 匸~ア´ ￣〕___/〉: :/: : : : : : : : : : .
. ｀¨ア|: : : : : : : : : : ∨: /: : : :/ 'ﾞ´ ´ ‐‐┤: /: : : : : : : : : : : :
. ／ .|: : : : : : : : : : : ∨: : : : { ‐‐ ￢: : : : : : : : : : : : :
. /: : : : : : : : : : : : :'. : :_:_; ,. ＜~´｛: : : :_:_:_: : : : : :／
∧___,／ : __ : : : : : :｝/ 「 ／ {_ : : ｀Y´: -=ﾆ : : : :〉 '.
| ＼{: :_＿__＼: :／/: ｜ ／｀ヽ ﾄ､: : /. : : : : : : : :/ }
|＼ 〈´ : : : : : : :＾∨ | ,∧:::::.∧ / ∨: : : : : : : : :/ _,ノ
.
427 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:51:14 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿＿
／ ＿ ＿＼
. ／ ￣｀ ´ ＼
／ ｒ' (ヽ ｒ' (ヽ＼ ＿__,. -､
/ ゞ;;;;'ノ ゞ;;;;;'ﾉ ヽ （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､ へぇ……そうなのかお。
| ＿ ( ) ＿ .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
| （＿＿） ｀ｰ-'´｀ｰ-' （＿__） |＿.＿_,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ （ メアリーって娘の周辺で遊んでいるモブガキどもより ）
ヽ ＿＿＿＿＿ ／ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_/ にﾆ'／,.､-t‐ ┴―'''''ヽ （ 数段、衣服が綺麗で凝っているお……。 ）
＼＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / .（_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
＼ ￣＼―-- ､ _::::::::::::::::::::＿＿::/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ
＼ ＼::::::::::::::｀''‐--‐''´::::::::::/ / ／ ／￣ rt‐ﾗ'￣￣ヽヽ
ヽ ヽ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝﾆ--‐､‐ |
l ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐＜_ ヽ |ヽ
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ __ ＿ ヽ
ｉ ん:じｊ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzノ 弋ﾟzﾉ |
ｉ⊂つ ⊂つ / （ あの子自身の雰囲気もモブとは違うお ）
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ （ あれが、やる夫の嫁となる娘の一人と考えて間違いなさそうだお ）
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
／ ﾞ ､ _ /` ､ なんだか、一人で寂しそうだお。
/ ,,. ｰ' ヽ
/／ ＼ ､ ∧ やる夫が声をかけてあげるお。
ｉ' } V ﾊ
| i }
.
428 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:52:32 ID:dd9c45c5
／////////////////////// ＼
./////＞ ------- ＜//////∧
///／ ＼/////ﾊ
i/./ V////∧
|/| _ -―――― - _ i//////i!
}/}_ .ィ { } ＼}//////|
i/ ./ / ∧ , i i ＼////,!
∠ ィ }／}/}／ .', ∧从ハ/＼ ヽ ＼//|
|/| | ￣｀ ＼{ '´ ￣ ! ＼{! ￣//,! それは良い考えです。
_＞| | ｨf弍z.､ ,ｨzf弍､| | ＜///i
弋__| | ' | にノ///| メアリーもここに来てまだ日が浅く、仲の良い子が
,'/| |.ﾊ | |//////!
///| | ゝ - - ィ ! !/////,ﾊ 少ないのでやる夫も彼女のお友達になってあげてください。
////! { i .＞ __ ＜ | /|'/////∧
{///∧ |从∧:i:i:iﾘ`ー,―― ´| ∧∨///=- .__
|////:i＼{:i:i:__ ＞/ } }／ ＜_＼///////ヽ
,.ィ≦ニニニﾆ! ゝ- | -= ≦ {ニニニニニ≧。
／ニニニニニニ! ＿＿_ .| |ニニニニニニﾆ＼
./ニﾆニニニニニ, ゝ----､ヽ.† Vニニニニニニニ.∨
/ニニニニニニﾆ/ / r''ニニ ､ V ∨ニニニニニニニ∨
./ニニニニニニ}／ .i "´ ＿_ヽ ∨ ＼ニニニニニニニ〉
〈ニニニニニﾆ／ r'´__＿ V ヽニニニニﾆ／
＼ニニニニ, | / } ',ニニニイ
く＼ニニﾆ′ /} 八 ‘ト. Vニニﾆ〈
}ニニニ{ / .ﾄ /ｨ ＼ | ＼ }ニニニ′
|ﾆニﾆ.从 ／ | /} }＼ } O ＼ 从ニニ{
ｒ ､
,.．-‐ '' '' ¨ ﾞ ﾞ ￣ ﾞ ¨'' - ． ヽ、ﾞヽ
,．＜ , ,ｨ .ヽ ヽ .ヽ、
／ ｰ-一''"´ ,ｨ彡f,ィ"´: : . ヽ .｝ ヽ、
/ ,ｨ彡彡fﾞ. : : : : : : ﾞ; ,' }
.,' . i ㍉彡".‘ : : : : : } ,/ .}
{ ,l ¨ﾞ''=､ ,!' ,'
{ / ,, ,ｨ’、 / '
', ,ノ ,ｨ彡x! r‐'"ゝ' ＼ ／ おぉ任せてくれお。
.', . ,ｨ彡彡"､ ,ｲ､ゝ" ＼
. ', 彡彡''"´ ｀¨ヽ< ﾞi やる夫があの娘と仲良くなって
', ". : : : : : .＼ ﾉ
', : : : : : ﾞｰ-‐''" もっと笑顔にしてあげるお。
'、 : : :
ヽ
＼ ／
｀＝=-=＝ｨ'
r- ．_ _．＜
ﾞヽ、 ¨''‐-‐''"
｀ ．_ _ ．
｀ ‐- '' ¨
.
429 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:52:54 ID:dd9c45c5
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_,. -'''"￣"''- ._: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,.-'"_;;- ''⌒''ｰ- ;;__"'-､: : : : : : : : : : : : : : :
／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
／:／ _,,,,_ : : : : : : : ＼::ヽ: : : : : : : : : : : :
./:::/ ,,.‐'" ｀' -､ : : : : : :ヽ::ヽ: : : : : : : : : :
/:::/ ／ ', "⌒ ヽ､ ＼`､: : : : : ::',:::',: : : : : : : : : :
i::::i .// /::／⌒ヽ:::ヽ.: ヽ:',: : : : : :!::::!: : : : : : : : :
__ l::::l ,i:i ,'//:::::::::::::::ヽヾ', l::l .: : : : l::::l: : : : : : : : :
- ﾆ}::::}ﾆ==};=ﾚ:::::::::::::::::::::',',::i l::ﾚ､,-, / l::::l, 'ヽ: : : /
｀'' i |::::::::::::::::::::::r=-lYYi i :i l::::;' i : :i
i i |:::::::::::::::::::i ｌ :|.!_||,,_| :| |::ｉ | ,'
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || |=::|＿|:i i i
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || | :| |:|ﾆﾆﾆ l i＿
i i l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ |,,__,|.ﾄ.,|.. | :| |:|: | |＿
i i / .. .. . ',:::ヽ.| :| |:| | |
i /.. .. .. .. .. .. ',::::::ヽ.:|_ |:| | |
i / ,::::::::ヽ_ |:| | |
i ./ .. .. .. .. ',::::::::::｀l:|_ ._._ | |
i / ',:::::::::::::＼ | |
i./ .. .. .. ' ,::::::::::::::＼ | |
./ .. ' ,::::::::::::::::::: |___
/ ' ,:::::::::::::::::＼
. / .. .. .. .. .. .. .. .. ',:::::::::::::::::::::
＿＿__
_ -=////////=- _
／//〃＞-―― ＜/ヽ
'/////´ ｀ヽﾊ
//////, ィ ´￣￣ i. ｀ミ|/|
.'////／ i } ヽ|
|//／ ..イ 从ﾊ 从ﾊ ､ ＼
|//⌒i´ ｨf≠ミi /ｨf=ﾐ 「|
|.乂￣| | vﾘ }／ vﾘ | N
i//.＞| | 从 .N
/////| | v__ｧ ィ! N
/////'∧ { ＞-＜从| //| それは良いことです。
.ｨ /////ﾊ{_.＼{ ｀￣ 「}::::::::::_}／//!
／///／ニニﾆ_ † ｰ-- ...__/| 是非そうしてあげてください。
／/////-=ニニニ_ ', ∨ﾆﾆ=-｀ヽ
////／,-=ニニニニ:_ ヽ V ニニ=-ﾍ
乂//⌒乂-=ニニﾆ}ニi ＼ ＼ ニﾆ=-} さ、やる夫。 貴方の部屋はこちらの寮ですよ。
/-=ニﾆﾆﾘﾆﾆ| ヽﾆ=-ﾉ
./-=ニﾆﾆ./ニﾆ, ', ＼{ ここから男子と女子、別々に分かれていますから
ﾑ-=ニニVニ/ﾆ ハ ｀ 寸
,-=ニニﾆ/ニ,ニi /-=', Y 間違えて女子寮に入っちゃ駄目ですよ？
i-=ニニﾆ!ﾏﾆi.ニ| /-=ﾆi i
|-=ニニニ ﾏﾑﾆ.{＿＿＿＿/ {-=ﾆ|＿＿＿＿.|
|-=ニニﾆ| .ﾏ.ゝ-=ニニニ=-ｨ ､-=ニニニ=-ｨ
|-=ニニﾆ| 「ー‐≧=---=≦――≧=--=.ﾁ
|-=ニﾆニ} ､＿} {＿・_＿} {＿・_ } {＿| ニ{
{-=ニﾆﾆ〈 ,ニニニニニニニﾆニﾆ{ﾆ=-|
∨ニニニ! /ニニニニニニニニニﾆ!ﾆ=-!
.
430 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:53:19 ID:dd9c45c5
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ＿ノ ヽ＿ .ヽ
.;'⌒ヾ. .;'⌒ヾ :.
,' l:l ,ﾘ l:l ,ﾘ :. ほーん……男女が分かれて別寮なのかお。
i `ﾞ'‐‐" `ﾞ‐‐" i
! ＿_ （ ） ＿ ! じゃあ、頻繁に会いに行くのは難しいってことね。
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,'
ヽ、 .l | .／
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
＿＿＿＿＿
..ｨf/////////////,≧ｘ､
／ﾊ//////////////ﾍ///,＼
//「￣￣￣￣￣￣￣￣ﾄ},////ﾍ
.i//|＿＿＿＿＿＿＿＿」ハ'////ﾑ
|// / ___{_ i 斗匕､} ｉ ｉ/////,i!
ﾚ}/ { ./{i. l､ .i斗=ミ| |//////!
ﾚ'i i{ .,ﾞ斥､ i V ﾄ刈 〉 「-ア//i!
|/| iレ!. 似 ＼|i ゞ '' | |イ////|
|./ | .i , , ､ ' ' / j |////i| ふふ、そうですよ。
. ﾉ .i人 ､ , 厶 / i!////|
|´i ﾄi 个 。._ __,.ｨi / ∧|////| 夜も防犯のために部屋の鍵をちゃんとかけて
|:人_{ ＼{从r≦〕抓-≦ﾚ'レ'〉---､/」
Ｌ///＞‐ rﾄ､｀￣i￣´＞'' f/////｀ヽ 寝ますし、私達が巡回していますから
////∧} .｀ー一 ´ ./'///////,ﾊ
/////ﾆ/ † {ニ////////〉 真夜中にこっそりと遊んだりはできませんからね。
〉/／／ / ',ﾆV/////,八
／/,:ﾆ/ ,: ',ﾆi///////,ヽ
〈///{ﾆ{＿＿＿i＿＿＿＿＿}ニ}///////ノ
V/八ニニニﾆ{ニニニニニニﾉ!//////{
////,ヽニﾆ=- -=ﾆニニニイﾑi//////,i
//////{_r ､(＼＿} }＿＿＿___/i!//////,!
.
431 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:53:49 ID:dd9c45c5
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ __ ＿ ヽ
ｉ ん:じｊ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzノ 弋ﾟzﾉ |
ｉ⊂つ ⊂つ / ふーん鍵付きの部屋ね。
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ 結構しっかりした作りになんだお？
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
／ ﾞ ､ _ /` ､ （ じゃあ、入れさえすれば―――― ）
/ ,,. ｰ' ヽ
/／ ＼ ､ ∧
ｉ' } V ﾊ
| i }
__ -――― -- __
／///////////////＼
_///////////,ヽ//////,∧
///＞ ´￣￣￣ ﾏ//////ﾊ
ﾉ/|´ .∨/////∧
i//| ＿ ィV/////∧
j//|__,,.. t .Ｔ ￣ﾄ､ﾄ､!＼ V/////∧
|//| 从 ﾊ.∧. j´￣ ｀ ＼V////,∧
|//ﾄ {ｨf=ミ､ j／ｨf==ミ! ー V/////∧
|//|-ヽ! , | |V/////∧ そう……ですね。
|//| |∧ 、 , ..ｨ| |. | ∨//////､
|//|! { !＞. __ .イ | .! |从＼//////＼ ありがたい事に、この修道院には
|//ﾄ､ |从ﾊ∧ﾊ}`Ｔ ´jｲ. /ニニニ≧､///,'}
|//| ヽ! ＿..＞ｆ .j j／ニニニニニ＼／ 色々な方から多くの善意を頂いていますので
|//|≦ニニ/ / /ニニニニニニニ.ヽ
.ｨＬ/jニニ／ † ,ニニニニニニニﾆニ} しっかりしたお部屋を用意できているんですよ。
〈ﾆ＞ ´／ ／ /ニiニニニニニニニﾉ
／. イ ／ /ニﾆ!ニニニニニニ.イ
/ﾆ/ /ニﾆﾆ}ニニニニニニﾆ〉
{ニ{＿＿＿ i＿＿＿＿{ニﾆニ八ニニニニニﾆ{
.八ニニニ=---==ニニニニニｲﾆニニ!ニニニニ!
ヽニニﾆノ==＜ニニニ彡=ニニ.／|ニニニニ|
.
432 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:54:20 ID:dd9c45c5
≧s｡.,_:::::::::::::::::::::｀丶､ ／／／／／／／／／／／／＞''｢......|...|‐‐‐|:::::::|‐‐‐‐ｰ＼／ _､‐''゛
./ / /≧s｡:::::::::::::::::::::｀丶､.／／／／／／／／＞'´|....|....i......|.. |‐ー|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ| _､‐''゛ _､
- ＿/ / /｀≧s｡.,_:::::::::::::::｀丶､／／／／＞''~─:|__|__|Ｌ」Ｌ_|__」‐ｰ:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|'´ _､-''"´
￣___.二-‐ｧ / / / ｱ7ｧ．_::::::::::::｀`㍉＞''~‐ー‐ｰｰ|...|...| .| |. .|ーｰ|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|‐''"´ _,､-''"´
¨¨/ / / / / / //,////≧s｡ｒ-‐イ‐ｰ──ーー|...|i. |━┥|....|---|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|-‐ ''"´ _, -‐
. / / / / / / /厶=ミ/////‐|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐ｰ|...|.|..l | |..| |‐ー|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|-‐ ''"´
/ / / / / / /,| ∨ /‐‐|::: : |‐‐‐‐‐‐‐ーｰ|...|..| |___,| |. | l‐ｰ |:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|x㍉ ─…￢冖
../ / / / / / ,| Ｖーｰ|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐|...|. | |￣| |...|..|‐ｰ:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|| |::| ───‐
.′ / / / / / /Ｌ∠Tﾆアー‐‐|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐ー|__i__|｣ L|__|..|‐ｰ:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|| |::| ……─‐
/ / / / / ////:.:|:|‐‐‐ーー|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ | |＿＿＿_| |─‐:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|| |::|_´" ｰ-
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''" ── ─ ── ─ |::::::|＼:::::::∧:::::::::::ヽ:`:､γ⌒ヽ ─ ─ ─ ─
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣|::::::| |::::〈:::∨::::::::::::＼`|:::::::::| ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .ｨ ￣ ￣ |::::::| |::::::∨::::::::::::::::::: ｀|:::::::::| ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
／｜￣￣￣ |::::::| |::::::::::::: :: |〕iト : :: |:::::::::| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ √￣￣￣｜::::| |::::::::::::: :: |:::| ￣|:::::::::| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ √￣￣￣ |::::::| |::::::∧:::::::|:::| |:::::::::| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__ -=====-- _
,ィf///////////////｀ヽ
／////／{.. =-―ー-=//}ヽ＼
／//////´ ｀Ｙﾊ
.ｲ///////! |/!
ﾑ,///////{__ -= ７￣￣ =-. __j/!
i//////,/ ／/ ／ｊ∧ . ! ! ｀ーｧ! さ、今日からここが貴方の部屋となります。
|/////,/イ /イ ￣｀ ',. N从{ T//!
l///////|i |;_ｨf＝=x , {,ｨｷ'! |//| ここでの生活は先程、神父様が仰ったとおり
|///ヾ￣.!! .iｉ `弋zﾂ ＼!ん} 》 .!//|
|////^ー|| i.i! ヾ' ! |//! 何事も自分でやれることはやる――が基本です
|///////|! ﾄ.! , |//!
|///////!! | ､ , ,ｲi !//| 貴方のお家と比べるとルールの違いが幾つも
|///////|! | `.， ／ | |//,|
|//////∧ |ヽ / ＞- '从/从! ///,| 出てくると思いますが、それも徐々に慣れていってください。
|///,＞fニ＼i T }=-- ___ ｊ／///」
,f'´￣｀､ニ乂 ゝ 乂ニニ/ﾊ￣￣
///////ﾑﾆニﾍ † .＼ﾆ{//乂
.
433 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:55:14 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿
, ´ ヽ
/ ＼
_/_, ｧ、＿__ ヽ
ｲ//ﾘ {////ﾘ ＼.
/￢´ ヽ--'´ ＿＿__ ヽ ほーん……ここがやる夫の部屋かお。
（￣ { ヽ （ ） |
!￣ヽ / ｀￣￣´ | （ チッ……なんて狭苦しい部屋だお ）
ヽ ｀¨´｀' ― '′ /
＿__ ゝ ／ （ まぁ誰かと相部屋じゃあないだけマシか…… ）
/ヽ ヽ ／ ｀¨ __ イヽ
| ｀{ ＼´ ＼
￣ ! ヽ ﾉ――――――――‐ ｧ ヽ
＼ ／ ／
. _ _
. _ - ￣｀ ' 、
, ´ ヽ
./. -＝ ト ､ .＿..'i,
. i' ｧ-- ﾄ ､ ／ . 'i
j ｲ r';.;ヽヽ. ` ' '" :,- .i あぁ、そうえばさっき見たメアリーって子や
i ヽヾﾆﾉノ, ヾ== " i
{ ⊂⊃ } シスターカーミラの部屋もこんな感じの作りなのかお？
ﾐ ⊂⊃ ﾉ
. ヾ_ ,.、 .j:. ,,.ﾉ _ ／,_.,_
〆i, ＼ ｀' '´ . イ´ ｀> ヽ
´ ￣ ＼ ヽ ､ , , . ,. . イ _／´ ﾍ
i.Y X ハ
.
434 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:55:57 ID:dd9c45c5
／//////////////////////////////////＼
／//////////////////////////////////////,＼
///////////////////＝------=== /////＼/////ヽ
//////{///,＞ ´￣ ￣￣ ＼'////,
//////i/,／ ∨///ﾊ
//////|/ - T ￣￣￣￣￣ t - _ V///∧
//////| ,.ィ ´ i i ヽ////ﾊ
//////| .ィ i i | i! i i V///∧ そうですね、メアリーの部屋も
//////|,ｨ } | i ﾊ j! 斗-!-＋ -| ∨////,
//////| /-―.| /! /-! .ハ N .从ハ{ ﾄ､ W////! だいたいこの様な形の作りの部屋になっていますよ。
//////! ' /j/ j/ j/ ﾍ } ___ } ＼ﾄ､ {/////|
////// | /, ＿__ ヽ , ,ｨf笊ミ/ / i! ＼!'////,!
/////i ﾚ / { ｨf泛笊ミｘ } / / ／ .|ア//////| 私の部屋は、もっと小さい感じですが
/////| j/ ', j,ｲ /ｲ | |////////!
/////| / ＼ ', j ,:.| |////////! ドアの施錠の仕方からベッドなどの家具は
////八 {. ﾊ ＼{ / ! |////////!
///＞ ﾍ从. ', ＼ ､ ' .ｨ | |////////! どの部屋も同じもので出来ていますよ？
///ー t――.',. ﾍ＞ ／ { .∧| |////////!
//////| i! ｛. ', ﾍ__ ≧ ＿ イ |//ﾊ| !////////!
//////ﾚﾍ }＼', ﾍ ｀￣￣ i .ﾊ///{ !////////!
////////,}///,}! i } ', / `￣! .|////////|
_,,..-――-..,,_
／ __ .｀ヽ、
/ ／＿ ヽ
./ .／,,旬丿 ',
.,' ,.-―‐- └''"´ l
. l =＝ .、＿_ ） 人 .l
. | ゝ__ノ_,,-'' , Ｙ / なるほど……それは良いことを聞いたお。
', ｰ''" ／
ヽ _ -‐''"´ ヽ、 カーミラ。 君の美しさに今晩、お邪魔するけど
__￣￣7 ヽ
,--、/./ / ヽ 鍵は開けたままにしてくれると手間も省けるお。
..| .{ / ／ |
..| ｀''‐‐--''" ／ .|
..ヽ＿ .／ |
｀ﾞ''-..,,_ ／ |
.| ｀''‐''´ |
| |
.
435 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:56:13 ID:dd9c45c5
__ -------- __ っ
,.イ////////////////＼ っ
////イ///////////ヽ///ヽ
////〃＞ -------- ＜ヽ'//∧
i////i´ ｀i////!
{////i ＿＿＿＿ }////}
.|//// ィ .T .{ i T ＼//,|
|'/,∠ｨ斗七从 N从 ﾊ `¨T///!
マ.._| .杙::i:メ ＼{弋:i::ｿ| |_ア/!
|'//| | ::::.:.:. .:.:::.:/ｨ i!///ﾊ
///,.| ﾄ. ' /.| |'///∧ んもう！ 何を急に言い出すのですか！
////∧ ! ＞ ´ ｀ イi | ﾊ////,}
{//// ヽ! ,i≧ ≦ _,{ .ｊ／: :乂//ﾊ 夜更かしして遊ぶのは駄目だと先程も言ったでしょう？
//／: : : : : :＞-{｀¨{¨¨¨ ´!｀¨T｀ヽ_:_:）'∧
//,{_: : .≦ニニi ゝ ､ ｲ ∨ニﾆ｀ヽ}
j///ノニﾆﾆi!ニ} † 乂ニニﾆ', なにか困ったことなら昼間であれば、
{//ニニﾆニ} ノ ` ＜ニ＼
∨ニニニﾆ// ｀ヾ´ ｀ヽニ', 私も相談に乗れますが夜は神父様のお部屋が
ノニニニﾆ:, / ', i',ニ}
{ニニニニ.ﾑi } }iﾆ,′ 近くにありますので、そちらを尋ねるように！
乂ニニニ.{ﾆ{ ﾊ ﾉ}/
`''＜ﾆ从ﾆ≧==---- 一ニー ----- =≦从
ヽﾆﾍニニニニニニ八ニニニニニノ
{_',ニ≧===-- =≦￣≧=---==≦
}ﾊニニニﾑ―} {――}/ニニ.′
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ ん、分かったお。
／ -―- -―- ヽ、
,′ ＿ ヽ なにか困ったことが出来たら相談させて貰うお。
ｉ z=＝ミ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzﾉ | （ さ、まずは鍵穴の構図を把握して ）
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / （ 次にこの修道院の全体図と ）
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜ （ 夜の順回路とその時間も把握しないと…… ）
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
436 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:57:27 ID:dd9c45c5
―――――
／
／ ＼ （ やる夫にハーレムを作る気はないけど ）
_ , ヽ
= |i （ 見目麗しい女性を口説かないのは、失礼なことだし ）
/ = {! 、
/ 三{ li ∧ （ 何より、女の子の幸せを望まないのは屑の所業だお ）
三三 {! ,i} __ -== !｀ヽ
! 三三| ＼ 〈 ／ |三 ＼ （ 故に、カーミラとメアリーはやる夫が抱いて ）
| 三三三二＝=}ヽ| {_`==ﾆﾆ ━━一 |三三 ＼
三三( ｛ ’〕三! 彡",', !三三三 ＼ （ 女の幸せを教えてあげなきゃならんお ）
∧三三`ー=彡'" 三三三三. ＼
／三三三/ 八三三三三 >
. ／ .∧三三{ ! 三三三三 ＜´ / ﾊﾟﾁｯ☆
／ -ﾆ∧三三 ＿ ノ 三三 ＜´ , ′
／ -ﾆﾆ∧三三＼＿＿ - ￣`ｰ―＜ /＜´ /=-
. ／ -ﾆﾆﾆ∧三三三三{＿＿＿ { / ≧=-
. く -ﾆﾆ／_＼三三三三三≦ イ／ | ＿＿ ≧=-
＼ 7ﾆﾆﾆ/＞三三三Ξ≡ ＜ ／ | { { ヽ＼
. ＼ /ﾆﾆﾆ/三| ＼三三三三三三. ／ | ′ | ー ＼
_＼. -ﾆﾆﾆ/三=! ＼三三三三_／ | ＼ .＼
-=≦ }ﾆ∨ ﾆ,三三｜ /:::::∨ ｜ / ＼
-=≦ ／ﾆﾆ.∨ /三三三V /::::::::::∨ /| /
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437 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:57:53 ID:dd9c45c5
┌──────┐
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└──────┘
┌───┐
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└─┘
┌┐
└┘
□
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438 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:58:50 ID:dd9c45c5
ﾎｰｳ…
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾎｰｳ…
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(;;;;○ゞil/;;;;);;;;;)
(;;;;| il|;;);;;;;;;;;
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440 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:00:01 ID:dd9c45c5
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_,. -'''"￣"''- ._: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,.-'"_;;- ''⌒''ｰ- ;;__"'-､: : : : : : : : : : : : : : :
／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
／:／ _,,,,_ : : : : : : : ＼::ヽ: : : : : : : : : : : :
./:::/ ,,.‐'" ｀' -､ : : : : : :ヽ::ヽ: : : : : : : : : :
/:::/ ／ ', "⌒ ヽ､ ＼`､: : : : : ::',:::',: : : : : : : : : :
i::::i .// /::／⌒ヽ:::ヽ.: ヽ:',: : : : : :!::::!: : : : : : : : :
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｀'' i |::::::::::::::::::::::r=-lYYi i :i l::::;' i : :i
i i |:::::::::::::::::::i ｌ :|.!_||,,_| :| |::ｉ | ,'
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || |=::|＿|:i i i ｶﾁｬ……ｷｨ…
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || | :| |:|ﾆﾆﾆ l i＿
i i l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ |,,__,|.ﾄ.,|.. | :| |:|: | |＿
i i / .. .. . ',:::ヽ.| :| |:| | |
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i ./ .. .. .. .. ',::::::::::｀l:|_ ._._ | | ｺﾂ…ｺﾂ…ｺﾂ…
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441 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:01:04 ID:dd9c45c5
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l, ‐ ' ｌ ｀ ､l / ..::::::::::::
. l l. l / ..::::::::::::::
ヽ. l. l l. / .:::::::::::::::
ヽ l. ._i_ .l ./ .:::::;__;;. ／
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| |:::| .:ll || | ! | | |:::|: ∥ ::|::::::|
| |:::| .:ll || | ! | | .「|:::|: ∥ ::|::::::|
| |:::| ,;ll ..|| | !,. | | !.! :|: ∥ ::|::::::|
| |;;｣. _ ｀└' -.L.l､. ∥ ::|::::::|
|／ ‐ . , ｀ ､｣::::::|
┘ └‐-
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,. ‐-=-‐==‐-=ミ
｛::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ゞ'"＾⌒ヽ:::::::::::::::::::ヽ
/ ﾉ::::::::::::::::::::::）
{/⌒ヽ {:::::::::::::::::::::::{
r｢|_＿＿_Ｖ,.-､:::::::::::ﾉ おや……？
/ l｣￣￣￣ﾌぅﾉ:::::::（
ｰ J rく:::::::::::ﾉ そこに誰かいるのですか？
L ﾉ `'=イ
L ,.，≠＿＿＿{-､
-={〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〕}=-
-=ﾆ ||互||`ｰ‐―――一'ﾞ||互|| ﾆ=-
||==||ﾆ*ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ*ﾆ||==|| ｀ヽ
.
442 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:01:27 ID:dd9c45c5
,. -‐z／⌒Z_ノヽ
,. -‐′::::::::::::::::::::::::::::::｝
/:::::::::::::::／⌒ヾ::::::::::::::〈
:::::::::::／ ｀＾ヾ:::::::）
:::::::〃 ／⌒ヽ ｀ヽﾊ
::::::ﾐ }｝ __ ﾚ
::::/＾ﾏ===ｧ⌒ヽ '⌒V
:::{ う 、 ﾉ'ｧ⌒∨
::::ｧ ｀¨´ （､ _ﾉ ……………？
ノ| -ノ /
li, _
込 `’ ／ _ _
ﾆ=- ≧=一 ｀) ｀)
ﾆﾆﾆﾆ〉 --‐''´-‐''´
ﾆﾆﾆニ=‐-
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＞､ ｷｮﾛｷｮﾛ
ﾆﾆﾆﾆニア´ﾆﾆﾆヽ
ﾆﾆニア´ﾆﾆﾆﾆニ }
ﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 〈
_ノ⌒ｰ='⌒ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::.
（:::::::::::::::::::::::::::::_::::ﾉ
）:::::::::::::::::::::::r' }´
（::::::::::::::::::::::η‐｛）
ヽ:::::::::::::::/J j>
ゝ=-‐ ' ′ ふむ、気のせいでしたか。
_/ﾆﾆﾆﾆﾆミｋ′
∠ : :_:_:_:_:_:_: : :ﾊ やれやれ、明日も早いですし
-‐ : :´: : :/ : : : : : : ｀¨ﾆ=- .,_
: : : : : : : :〉‐: : : : : : ／ : : : : : ﾆ=-､ 私もそろそろ寝るとしましょう。
: : : : : : : : : : : : : ／: : : : : : : : : ／＾}
: : : : : : : /:／:／: : : : : : : : : ／＼: :|
: : : : : : 〃: : : : : : : : : : { : :/: : : : :ヽ{
: : : : : : { : : : : : : : : : : : { :/: : : : ＼: ヽ
: : : : : : | : : : : : : : : : : : Ⅵ: : : : : : ::＼{
: : : : : : | : : : : : : : : : : : : ヾ: : : : : : : : :ヽ
.
443 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:01:56 ID:dd9c45c5
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_,. -'''"￣"''- ._: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,.-'"_;;- ''⌒''ｰ- ;;__"'-､: : : : : : : : : : : : : : :
／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
／:／ _,,,,_ : : : : : : : ＼::ヽ: : : : : : : : : : : :
./:::/ ,,.‐'" ｀' -､ : : : : : :ヽ::ヽ: : : : : : : : : :
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i::::i .// /::／⌒ヽ:::ヽ.: ヽ:',: : : : : :!::::!: : : : : : : : :
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｀'' i |::::::::::::::::::::::r=-lYYi i :i l::::;' i : :i
i i |:::::::::::::::::::i ｌ :|.!_||,,_| :| |::ｉ | ,'
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γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ………………。 |
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444 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:02:23 ID:dd9c45c5
.ゞミ ノ"''ｰ-､,_i____,/''-,i_,ii__,i_____＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ii__,i ||
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|i | .ﾉ=ゝ":::::::................ ....::::::::::::: ,|l ::|
|i | _,,-''"::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::,|l: :| ｺﾂ…ｺﾂ…
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445 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:02:46 ID:dd9c45c5
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446 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:03:44 ID:dd9c45c5
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447 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:04:12 ID:dd9c45c5
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448 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:04:32 ID:dd9c45c5
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449 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:05:11 ID:dd9c45c5
|. |
_､rｾニニﾐｈ、 | ［
,ｨｉ{ニニニニニ心 | ［
心.ニニ／ニニ=-.｝ | | γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
{ニニ 〃ニニニニﾆ=- | | ｜ ………………チッ。 |
{ニニ {{ニニニニニニニ=-. | 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
∨ﾆ=-｀''＜ﾆ=-ﾏニニニニニ=-
寸ニニ=-｀''＜}ニニニニアﾟニ}}
｀¨^^^¨´ /ニニニアﾟﾆニｱﾟ
/ﾆﾆニアﾟﾆニｱﾟ |
/ﾆニアﾟﾆニｱﾟ | ｶﾁｬｶﾁｬ……
/ニアﾟﾆニｱﾟ| ［
,ｨi{アﾟニニｱﾟ ￣~"'' ..,,_
_,,.....,,,_ ,ｨi{アﾟﾆニｱﾟ "''
､`⌒ヽ ｀`寸ﾆニｱﾟ | ／
{ 〉 `寸 -‐ ヽ｛ /
＼ / ＼l ﾟ, /
,ｨi心、 ＼ ﾟ,
＿_ ,ｨi{ﾆアﾟ心、 ＼＿}_
寸=--=ﾆニアﾟﾆアﾟ `､ ￣
寸ﾆﾆアﾟﾆアﾟ ﾟ,
｀¨^^^¨´ { ﾟ,
ﾟ､__ ,､ヽ` ﾟ,
／ ﾟ,
､` ﾉ'
{ ／ ﾟ,
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450 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:05:49 ID:dd9c45c5
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＼／: : ＼: : ＼ ＼／ .＞' ─ :|凵| ┴＼／＼／ ＼／＼／＼／ ＼ ／＼ : : : : :／:ｶﾁｬｶﾁｬ…
: : ＼ : : : :＼／ ＼ ,＞'＾＿|__.. |＿＿＿|＿ ＼ ／ ／ ／＼ ／ ／ . : : : : :／ : : : : ::
: : : : ＼: : ＼ ,＞'＾|￣ ￤ γ ￣￣￣￣￣￣ヽ／＼ ／ ／ . . . ／: : : : : : :::::
＼／: : ＼／ ,＞'＾ ¨￣￣￣￣|￣￣￣ ｜ ｽｩ…ｽｩ… | ／＼ ／＼ ／＼ : : : : : :::::::
: : ＼ ＞'＿_|＿＿＿___＿__|＿＿＿ 乂＿＿＿＿＿＿ノ ／ ／ ＼ ／ . . . . : : : : : : :::: ｶｯﾁﾝ！
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451 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:07:13 ID:dd9c45c5
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||: : : i::i: : : | ／ ,'⌒ヽ , へ ヽ |::|: : : |
||: : : i::i: : : | ／ 二二二二二二二 ｀ ＼ ￣￣ヽ |::|: : : |
||: : : i::i: : : | '. ／⌒`ヽ二二二二,⌒`ヽ ' ＿＿j＿. |::|: : : |
||: : : i::i: : : | ｉ ' ´⌒` '二二二二'´⌒`' '. |::|: : : |
||: : : i::i: : : | | 二二二i 二二二 i 二二 | ￣￣ |::|: : : |
ｰ､_||: : : i::i: : : | ! 二二 ヽ-<^ヽr'′二二. | ￣￣}.. |::|: : : |
:ｰ-､.|: : : i::i: : : |. , 二二二二ヽノ二二二 , ／. |::|: : : |
: : : : : : : :i::i: : : | ヽ 二二二二二二二. / /. |::|: : : |
: :, --､: ::.i::i: __:.| ＼ 二二二二二二二 ／ ヽ |::|: : : |
:/-､ }-､!:i:|iiｉ|:| ＞’ 二二二二二二二二 -＜ } |::|: : : |
:{ ..:} l__ﾉ::i:|iiｉ|:| , ´ 二二二二二二二二二 ＼. |::|: : : |
ｰ､ヽ__.ノ: : :ｉ:i:|iiｉ|:| ／ 二二二二二二二二二二 ヽ. |::|: : : |
: :｀ｰｉ ｉ: : :ｉ:i:|iiｉ|:| ／ 二二二二二二二二二二二二 ＼. |::|: : : |
: : : :.i i: :.:.i:ｉ: : : |. / 二二二二二二二二二二二二 ヽ.. |::|: : : |
/ 二二二二二二二二二二二二二 ヽ
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!―i ,i―! // // //
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452 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:07:58 ID:dd9c45c5
: : ＼／ : ＼: :. ＼ ＼／ ＼ γ⌒ヽ ／＼／＼.／＼ ／＼／ . . : : : : : : : : : :
: : : : ＼: : : :.＼ ／ ＼ ＼ ＞乂___ノ＼ ／ ／ ／ ／ ／ ／ : : : :／: : : : :
＼／: : ＼: : ＼ ＼／ .＞' ─ :|凵| ┴＼／＼／ ＼／＼／＼／ ＼ ／＼ : : : : :／: : :
: : ＼ : : : :＼／ ＼ ,＞'＾＿|__.. |＿＿＿|＿ ＼ ／ ／ ／＼ ／ ／ . : : : : :／ : : : : ::
: : : : ＼: : ＼ ,＞'＾|￣ ￤ |￣＼ ＼／＼ ／ ／ . . . γ ￣￣￣￣￣￣ヽ
＼／: : ＼／ ,＞'＾ ¨￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣＼ ／＼ ／＼ ／｜ ｽｩ…ｽｩ… |
: : ＼ ＞'＿_|＿＿＿___＿__|＿＿＿＿＿|＿＿＿＿_|,,_＼ ／ ／ ＼ ／ . .乂＿＿＿＿＿＿ノ
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三二二─── ‐ ‐ ‐ ‐ _ | | ‐ ‐ ‐──ニ二三三三三三三三三||
二─ ‐ ‐ ‐ ‐ ∧l | | _- - ‐ ──ニ二二二三三二三三三||
ﾆ─ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ l | |_‐ ‐ ‐ ー───ニニニニニ二三三三||
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‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ─二二三三
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／ -‐‐-. -‐‐- ＼
／ ＼
. ／ /. ､ /. ､ ＼
. ／ { 二ﾆ= } { =ﾆ二 } ＼ カーミラ、君を約束幸せにしに来たお。
／ -‐‐- , ′ , -‐‐-. ＼
／ { 人 } ＼ ・ ・ ・ ・ ・
. | ゛ ゛ ゛ 〉‐‐イ ﾟｒ‐‐ｲ ゛ ゛ ゛ | ま、カーミラはよく眠っている様子だから
. | / | | | l | !. |
. | ,. / | | | l | !. | やる夫がたっぷりと君を幸せにしてあげるお
. ＼ { ヽ ,＿__ ＿＿,. ' ／
＼ ゝ ,. ／
￣￣￣￣￣￣
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453 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:08:50 ID:dd9c45c5
ｨ;;;;⌒;ヽ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
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,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾒ;;_;_;_;;;;;;-'{;;;{`''"ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,,
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ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;"
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一レスだけお手数ですがこちらからどうぞ
455 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:10:25 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
.∠ ij ,へ
.／ ￣ ─-- ＿ / ＼ ｽｰﾊｰ
.／ ｀ヽ､ /≧=- .| ｽｰﾊｰ
| ー-=≦zヽ {< ’ > |
| < ’ > ヽ /¨7={¨ｌ= | ヒヒヒ、少しずつ……少しずつ開発してやるお。
| u ＝/￣7= }/ (¨ヽ/(¨ヽ|
| / /＿_/ｌ¨ヽヽ ヽ＼ ＼ 唇もおっぱいも腋も臍も太腿も下の口も全部！ ぐふっ！
. ＼ / /__／.__＼ ヽ＼ ヽヽ .＼
＼‐- ＿＿/ ﾞ"´ ( ヽ＼ ＼ヽ ＼ﾞ やる夫好みに染め上げてあげるお
＞──.{ ＼ ヽヽ
／ / ヽ
／ / ＼
／:::::::::::::::::::::::＿__::::::::::::::::::::＼ ,／::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::. ヽ
,':::::::::::::::::::::::,､,､,､,､,､｀ヽ:::::::::::::::::＼ {::::::::::::::::::::::::::､,､,､,､,､,｀ヽ. ', そ、そうなったらカーミラ……。
l::::::::::::::__≫´ﾋ赱少^` ..〉::::::::::::::::::: ＼:::::::ﾉ_ﾋ赱少^` l
|:::::::::::::::::::´￣:.＿__￣｀ :::::::::::::::::::::::: ＼{ ￣￣｀ﾉ. |. 君は世界一の幸せな女の一人になるんだお。
|:::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ :. ij |.
. l:::::::::ι::::::::::/{:::::::::::::::::::-―:::::::::::::::::::::| ー-- ___ノ|:. l
|::::::::::::::::::::::::|:::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 /::::|:. | だって、美人はやる夫の子を孕むことが
l::::::::::::::::::::::::|::i＼＼::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:.:.ﾏ ／}:::::}:. l
|:::::::::::::::::::::::|::l｣｣777辷x..,二ﾆﾆ=彡':.:.:.:｀ミ-=ﾆ二二,...斗vvv':: /.:. u | 一番の幸せに決まっているんだから……
l:::::::::::::::::::::::∨:.､ﾄﾄﾄ｢ ｢Y'v､__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.-vv^Y'｢|｣｣]::/..: l
',:::::::::::::::::::::::::＼＼｢｢ ﾄ:|_|_| l^YY^Y^YY^YY^Y^i__|_|.ｲ^l｣｣ｲ/.::::. ,'
ヽ:::::::::::::::::::::::U＼＼,|.｣_|_｢｀ト.|_l__,l__,|_l__,|_|.斗''i__|_|/ﾚ'^／::::. ノ
U ﾆﾁｬｧ…
ｼﾞｭﾙｯ！
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456 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:10:59 ID:dd9c45c5
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457 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:11:32 ID:dd9c45c5
本日の投下は以上となります
次回は２８日を予定しています。
お疲れ様でした
361 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:11:52 ID:dd9c45c5
┼ ┼
_人_ 人人 士 ┼ ┼
{ニﾆ} 冂示{ 从 r合x _人_
||__|_| r込 lЧフ{ 合 , 峇 川 冊{ l辷ｆl{ __ {ﾆニ}
}￣ { ｢「 | 峇ﾉ_｣糖{r|｢{ﾄ､∧ 同 l｣｣ |[[{ i ∧ ［｢{ }辷ｆl廴rｆ込 |__|_|
＿__／___∧ |王|,i仁辷{￣} |｢{l / ∧__j同〈_[{_}〉|[[{ 合人∧[「{ }辷ｆl{ り辷} }＿ {
. }F／ |{￣| ∧r宍} ｆ宍ｘ |王|_辻{__i{ } |｣{ }ニﾆ〉jl合}/{_l{NlﾆニＹ示 { [「{/仄{ﾘ [{用 | / j同＼
. n廴ノ |{r'宍ｎ 寸オi｢｣| ＼[{ |王|｢苗 }{￣} ﾄｉ{ } 辻i{ }l厂l三三{ | } 用 { _[lﾉ }辷j ［{辻j| ／ﾚ‐ｧ┬宍lL/ }川 ＼
［冗] └[{辻}］ | {] 〈〉|＿_x合x＿＿＿__ rモｆ┼甼ｰ┼┼ｆ込｢ 田l|_j廴{∩∩{ |＿_ｆ 田ﾉ仄}‐モ┼─モ{行L ＿＿＿＿_x合x'レ' lﾄ{ ｉ {/ }山 ｢
. ﾘ坐{＿＿_[{辻}］__厂}ァi{＿_}同{_____}同{___〈f'＾'＾'＾用'^'＾i'＾'＾i'＾'＾Ｙ山山山山山山山山山ｨ'^'^'＾＾ｉ＾＾i＾'＾'^用＾У＿}同{___}同{___}同{___l｢l_|/
|同__｢l＿＿巨{_l｢￣｀|￣￣厂 ｢￣厂ｌ￣厂｢|___[{__田＿_|＿_|_j]__} 用卩 卩 卩 卩 卩用＿_[l＿|＿|___[l_田 |￣厂｢￣厂l￣厂l￣厂l｀Ｙ￣巨￣￣|￣￣
|─‐┬―‐┼―ﾚ'´二二}__j辻{＿j辻{＿j辻{|二二二二二ニニニl_田旦_辻_辻_辻＿旦田二二二二ニニニニ|___辻{＿j辻{＿辻{___辻l__|_ｌ__凵＿＿|＿＿
|同__｢l＿＿巨{_l|__｢I}_｢I}｣￣厂 ｢￣厂l￣厂i｢￣￣用￣ |￣ ｢￣ l 用卩 卩 卩 卩 卩用￣ 「￣|￣|￣｢ 用 |￣厂｢￣厂l￣厂l￣厂l l─┬――┼i―
|─‐┬―‐┼―|二二二}___j辻{＿j辻{___j辻|＿[{__田＿_|＿_|_j]__l_田旦_辻_辻_辻＿旦田＿_[l＿|＿|___[l_田 |___辻{＿j辻{＿辻{___辻l__|＿_凵＿＿|_{＿_
|同__｢l＿＿巨{_l|￣￣￣|⌒Ｙi⌒Ｙi⌒Yi⌒ヽ|二二二二二ニニニ|二二二二二二二二二|二二二二二ニニニ}'⌒Yi⌒Ｙi⌒Ｙi⌒Ｙi⌒Ｙｉ |￣ ｢￣￣￣{｢￣
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ﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉノ´ ｀ﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉ
.
362 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:12:25 ID:dd9c45c5
l! {o :}
l! ': /
l!1!｜!l 1! ヽ､_＿_,.,／
l!1!｜!l !1!｜ ┃
l!1!｜!l |l!1!｜!l｜!l!┃
l!1!｜!l |l!1! ＞ 一 … ー ＜
l!1!｜!l ＞´ :::::::: ｀ ＜
l!1!｜!l. ／ ::::::::::::::::: ＼
l!1!｜!l ／ ＼､ :::::::::::::::::::Ｕ::::::: ,;'／ ＼
l!1!｜!l. / ヾﾐ,､ ::::::::::::::::::::::::::.／;"==､､. ヽ.
l!1!｜!l / ,,===､､ミ彡〉::::ｉヾ彡〃 ,-‐ ､ヾヽ
l!1!｜!l 〃 ,-‐ ､ヾ ::::::::::::::::::: { ･ } }l} ',
l!1!｜!l ,' {{ { ・ } :::::::::::::u ゝ - '
l!1!｜!ｌ ゞ ゝ - ' ::::::::::: ヽミ二≠"" l|l|l ',. ……………は？
l!1!｜!l. ,' . l|l =≠彡"´. ＼. l|l
l!1!｜!l | . l|l. ／ ＼ l や、やる夫が商会の者に魔法を使い怪我を負わせた？
l!1!｜!l | l l|l| ./ } }.
l!1!｜!l |... { Ｊ { ｉ ノ し / 商品の奴隷も腕を失うほどの重体……だと？
l!1!｜!l |!. ヽ ゝ､＿＿ノ￣´｀￣￣〉'´ ／
l!1!｜!l |! .ゝ } / ／
l!1!｜!l |!, ＞ ､ し ゝ-──-' ., ＜ ,＞
l!1!｜!l |!i i. 〉 ｜!l! ."￣￣ﾞ / 〈／ﾞ} ／.:::
l!1!｜!l |!l l . ／/ ｜!l! .／ ／:::::〈_/::::::
l!1!｜!l |!l ／::::/ ＼ ／ ／:::::::::::〃:::
.
363 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:12:49 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ …………もう一度聞く。
./ l
.| （_＿人＿） .| その報告は本当なんだな？
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ 誤報ではないのだな……？
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
｢＼￣｀''ー-- ､､、
＿＿＿ |:;::∧ ヽ
〈＼ ／ |:.:.:.:∧ ＼
＼ / |:.:.:;:;'' ',
,' ' はい……先程商会から直接
{:...:...::....:..... |
|.:.:.:.:. :. :;＿:;:;:.:.: :! 抗議の使者が参られました。
ヽ:.:.:;::.:'´:;':;':;::;.:.:.:.:. /
｝:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:;:;:. ﾘ､
＼:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:; ／ ｀ヽ その内容を裏付けるようにクロダからの
｀ヽ⌒>:;::;:;:;:;.:.: ／
￣￣￣／/／ 書状が添えられておりました。
／／ ／
〃〃
.
364 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:13:24 ID:dd9c45c5
┌ ､ ／ヽ
|.:.:.:｀ ' ,,＿＿＿＿＿／.:.:.:.:i
|.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.ヾ
/.:.:: : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:;:;:;',
i:;:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.::;:;i やる夫坊ちゃまがご乱心召されたと……。
{:;:;:.:.:.:,,-‐:. : : : : : : :.:ｰ-､:.:.:.:.:.:;:;}
ヽ:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::;:;;/ゝ、
,i′.:｀'' ‐-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐ ''´.:.:.:.:ヽ
. :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.: .: .: ..
. .:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:. .
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼ ～～～～～～～ッッッ！！
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ） やる夫は一体何をやっているのだ！！
＼ ／ u （__人__). ＼'.／
ヽ| ｀⌒´ u |/ あいつは今いったい何処にいるんだ！
＼ ／
.
365 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:13:54 ID:dd9c45c5
f^ヽ ／',
|:.:.:. ヽ ／ !
|:.:.:.:.:.:.ゝ-─-< |
/:.:.:.:.:.:.:.:.. u ',
,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ,
,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: ‐- , それは……その……。
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.: l
';.:.:.:.:u.:.:.:.:.:.:.:.: -― /-──- ､
ヽ､:.:.:.:.:.:.:.:.::.: ／ ヽ
／:.:ﾞ"''':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... / ﾉ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. | ／
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ ………どうした？
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | 知っているならば答えよ。
..ヽ （＿人＿_） /
ヽ､ ｀ ⌒ ´ ／ 私はいかなる報告も飲み込もう。
／:::i:＼ﾞ_>介 √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ };;{/::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
.
366 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:14:18 ID:dd9c45c5
／｀i ／｀i
／ | ／ /:.:.|
／ ＿__」,／ ／ . :.:|
/ ´ -､::l は………。 では申し上げます。
,' .:.:.';
l -― ―- ::.::.:.l やる夫坊ちゃまは、イチジョー氏の商会を後にした後
| :.:.:.|
', ― .:.:/ また別の……今度は娼館へと向かわれました……。
ヽ ／
┌ 、 ,. ┐
| :,＼＿＿＿＿／,: |
| ／ ＼ |
V V クロダの書状では………――――。
| 三三 U | っ
| 三三三三 U | っ その………女を買うためと……。
ヽ. ,ー―､ /
＞｀ー─' ＜
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::::─＼ ……………娼館？
／ <●>:::::<●> ＼
| （__人__） | すまん良く聞こえなかった
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | | もう一度、言い直してくれるか？
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
.
367 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:14:34 ID:dd9c45c5
｢＼￣｀''ー-- ､､、
＿＿＿ |:;::∧ ヽ
〈＼ ／ |:.:.:.:∧ ＼
＼ / |:.:.:;:;'' ',
,' '
{:...:...::....:..... | 坊ちゃまは、女奴隷を欲しており
|.:.:.:.:. :. :;＿:;:;:.:.: :!
ヽ:.:.:;::.:'´:;':;':;::;.:.:.:.:. / それを実現させるために、娼婦を数名
｝:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:;:;:. ﾘ､
＼:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:; ／ ｀ヽ 身請けすることで叶えるため、娼館に向かったそうです。
｀ヽ⌒>:;::;:;:;:;.:.: ／
￣￣￣／/／
／／ ／
〃〃
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
／ u. ＼ ～～～～～～ッッ！！
／ u. ＼:::::::::／ ＼
| <＞>:::::<＜> | あいつは……あいつは……
＼U :::::::（__人__）:::: ／
／ ｀ ⌒´ ＼ 女欲しさに遊興にふけっているのか！
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ）
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
.
368 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:14:57 ID:dd9c45c5
｜::::::| |＿___＿ |:::::::::| |:::::::::| ｜|￣￣￣”|｜ ',:::|::::::::j{ {::::: |:::::|
. |:::::::| :|γ⌒ヽ | .|::::::::| .|::::::: | ｜| :|｜ :|:::|:::::::j{ i{::::::|: ::|
__ |::::: | :|{ }:| |:::::::| |::::::::| ｜| :|｜ :|:::|::::::j{ i{::::::|:: |
‐l |:::::il |乂＿ノ｜ |::::::| .|::: : | ｜|＿_＿＿,|｜ :||::|:::::j{ i{:::::|:::|
二ヽ |::::|| |ー─ｰ‐| .| : | |::::::i| └────┘ .|i:::|:::j{ .ｉ{::::|::|
]|丁 ｌ:::|| |ＺＺＺＺZl |:: | : : l::::::||<) く..) ||:::|::j{ : .|::::|:|
弋夕 Ｖﾘ .:| | | | | |:::| i i l:: /| }＾ヽ ／＾＼ }^} | VＶ : i : .|::::ﾘ
|::| TT :| | | | | |=| | | |=|_|_{‐〈＿_く=＝＝=>＿__{ 〈＿|__|┤ i i i Ｔ''Ｔ
|::| .|: | :| | | | | |:::l | | |:::||::|￣|]::::::::兀兀兀::::::::::|￣|::::::|::|::| | .| l .|::: |
二二二>|: | ...:| | |＿,,| | |:::|. | .| 弌二二二二二二二二二二二二アア | | | |:::::|
ＴＴＴ|_|. ..|: | : :| | |￣.:| | |:::|. | .| ||丁¨¨¨¨||二二二~~|丁¨¨¨¨丁||::|:::|,､===､、 | .ﾚｯ=＝
￣丁/＿｣⊥_ | | | | | |:::|......|. . |.......||::|:::ＩＩ::::ｨｼ´￣￣｀ヾi}::|::::::ＩＩ::::::|::||::|:::{{_ _}} . .|. .|{{_
:::::::|x㌻￣￣｀`ヾ弌ﾆﾆ⊥. ｜:|......|. ...|... ..||└─‐{{ j}└──┘ ／>| }}=={{. .. . |. .|::}}===
:::::::{i:i{ Vﾊ＿__| |:::|... .|. . .|. . .||ＴＴi¨¨ﾞV / |:|⌒＞⌒7 /|／￣￣ ＼...| ／￣￣
:::::::jり ゝ┴┴ｭｭ |:::|. ._|.......|＿,,|:|: || |j / |:|,ｨ㌻~//|//|二二二二｣__{二二二
､_ノノ {:{二二＿⌒_____,|:|_,||＿_/ { |// //ｉｉ|/iﾘ|| :|l￣￣|||| :|| ||￣￣
i:心 .:＿＿＿_LL _ ⊥∠￣＿＿￣゛ヽ＞{i:{─ﾉﾉ:|i:|ｨ㌻|_,||＿___||||,,,_||_||＿
｀Y:ﾊ_,､-‐ ￣ _､-‐ ¨| _､ '' ﾞ ィｉ「|／＿_ Y∨ﾞ|||ﾉﾉ_Y .||.: .: .: .: .: ||.: .||.: .: .:￣
}i:i:i〉 __ - ￣ _-二┘'ﾞ ,ｘf〔i:＞┴─---}i:Lﾉ:||{i:{_ﾉ
./i:i/ _ - ￣ ＿-二￣ ィi「i:㌻ 丿ﾉ )|ﾞ{i:{{i:{
.|i:i:{￣ _､-＜ ｡s≦i:i:i:,イ￣⌒´" 冖宀{ﾆ||''~ ﾉ.{i:{{i:{
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.{:i:i乂_γ´￣ _､-TΠ-､--ｒｒｒ:||'´￣.:.:.:.:.:.:.:.〔ﾆ〕.:.:.:.: |i|i:|￣ {i:i{ {i:{ V:, ヽ>
..Vi:i:i:i:i:≧=‐=≦⌒ 乂≧x.:.:∨:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.:.: |i|┘ 'ｖﾊ Ⅶ，ﾏ>
Vi:γ´￣ ｀Yi:}.:.:.:|i:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.: └ V:, 寸，
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／￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ＼
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／ ＼ ..／ .＼
／ ...::::::＼ :::::::::: ／::::::.. ＼
. ／ ＿ .:::::::::::＼:::::::／:::::::::::.. ＿ ＼ 今すぐやる夫をいかなる手段も用いても連れ戻せ。
.／ ／,..::::::::::.ヽ＼:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::／,..::::::::::.ヽ＼ .＼
／ < {:::::::::::::::::} >::::;;;;;;;;;;;;;::< {:::::::::::::::::} > ＼ イチジョーには後で私から詫びを入れに行くと
／ ＼ ヽ;;;;;;;;;／／::::::::::::::::::::::::＼ ヽ;;;;;;;;;／／ .＼
/ ／ i ＼ ヽ それを使者殿に伝えておけ。
| / ∧ ', |
| ｛ / ヽ ｝ | それとこのことは―――――。
| ヽ＿＿_／ ＿_ ＼＿＿_ﾉ |
＼ ／
＼ ／
.＼ ／
/ ＼
／ ＼
／￣ ＼
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369 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:15:38 ID:dd9c45c5
┌ ､ ／ヽ
|.:.:.:｀ ' ,,＿＿＿＿＿／.:.:.:.:i
|.:.:.:.:.:.:｀.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.ヾ は……。 箝口令を敷き他言無用とします。
/.:.:: : : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:;:;:;',
i:;:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.::;:;i ですが、イチジョー氏側の多くに目撃されております。
{:;:;:.:.:.:,,-‐:. : : : : : : :.:ｰ-､:.:.:.:.:.:;:;}
ヽ:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::;:;;/ゝ、 完全に口を噤ませるのは不可能かと。
,i′.:｀'' ‐-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐ ''´.:.:.:.:ヽ
. :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.: .: .: ..
. .:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:. .
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ それは、分かっている。
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ だが、やらないよりましだろう。
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
370 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:16:28 ID:dd9c45c5
／｀i ／｀i
／ | ／ /:.:.|
／ ＿__」,／ ／ . :.:|
/ ´ -､::l
,' .:.:.'; 了解しました。
l -― ―- ::.::.:.l
| :.:.:.| では、直ぐにでも……。
', ― .:.:/
ヽ ／
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／ . . . : : : :＼
／ . . : : : : : : ＼ あぁ、頼んだぞ。
| . : : : : : : : :| ` ､
＼_ . : :〃 : : : :,／ .___,,..) )
/⌒` . . : : : : : : :｀i --‐''´
/ . . . . : : : :..: : : : :/
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371 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:16:54 ID:dd9c45c5
｜::::::| |＿___＿ |:::::::::| |:::::::::| ｜|￣￣￣”|｜ ',:::|::::::::j{ {::::: |:::::|
. |:::::::| :|γ⌒ヽ | .|::::::::| .|::::::: | ｜| :|｜ :|:::|:::::::j{ i{::::::|: ::|
__ |::::: | :|{ }:| |:::::::| |::::::::| ｜| :|｜ :|:::|::::::j{ i{::::::|:: |
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二ヽ |::::|| |ー─ｰ‐| .| : | |::::::i| └────┘ .|i:::|:::j{ .ｉ{::::|::|
]|丁 ｌ:::|| |ＺＺＺＺZl |:: | : : l::::::||<) く..) ||:::|::j{ : .|::::|:|
弋夕 Ｖﾘ .:| | | | | |:::| i i l:: /| }＾ヽ ／＾＼ }^} | VＶ : i : .|::::ﾘ
|::| TT :| | | | | |=| | | |=|_|_{‐〈＿_く=＝＝=>＿__{ 〈＿|__|┤ i i i Ｔ''Ｔ
|::| .|: | :| | | | | |:::l | | |:::||::|￣|]::::::::兀兀兀::::::::::|￣|::::::|::|::| | .| l .|::: |
二二二>|: | ...:| | |＿,,| | |:::|. | .| 弌二二二二二二二二二二二二アア | | | |:::::|
ＴＴＴ|_|. ..|: | : :| | |￣.:| | |:::|. | .| ||丁¨¨¨¨||二二二~~|丁¨¨¨¨丁||::|:::|,､===､、 | .ﾚｯ=＝
￣丁/＿｣⊥_ | | | | | |:::|......|. . |.......||::|:::ＩＩ::::ｨｼ´￣￣｀ヾi}::|::::::ＩＩ::::::|::||::|:::{{_ _}} . .|. .|{{_
:::::::|x㌻￣￣｀`ヾ弌ﾆﾆ⊥. ｜:|......|. ...|... ..||└─‐{{ j}└──┘ ／>| }}=={{. .. . |. .|::}}===
:::::::{i:i{ Vﾊ＿__| |:::|... .|. . .|. . .||ＴＴi¨¨ﾞV / |:|⌒＞⌒7 /|／￣￣ ＼...| ／￣￣
:::::::jり ゝ┴┴ｭｭ |:::|. ._|.......|＿,,|:|: || |j / |:|,ｨ㌻~//|//|二二二二｣__{二二二
､_ノノ {:{二二＿⌒_____,|:|_,||＿_/ { |// //ｉｉ|/iﾘ|| :|l￣￣|||| :|| ||￣￣
i:心 .:＿＿＿_LL _ ⊥∠￣＿＿￣゛ヽ＞{i:{─ﾉﾉ:|i:|ｨ㌻|_,||＿___||||,,,_||_||＿
｀Y:ﾊ_,､-‐ ￣ _､-‐ ¨| _､ '' ﾞ ィｉ「|／＿_ Y∨ﾞ|||ﾉﾉ_Y .||.: .: .: .: .: ||.: .||.: .: .:￣
}i:i:i〉 __ - ￣ _-二┘'ﾞ ,ｘf〔i:＞┴─---}i:Lﾉ:||{i:{_ﾉ
./i:i/ _ - ￣ ＿-二￣ ィi「i:㌻ 丿ﾉ )|ﾞ{i:{{i:{
.|i:i:{￣ _､-＜ ｡s≦i:i:i:,イ￣⌒´" 冖宀{ﾆ||''~ ﾉ.{i:{{i:{
.|i:i:{_。-＜＿__|〕=- ´￣_＞──=彡i:i:i:ｉ:シ⌒.:〔ﾆ|ｚｚｚｚzzzzzｚ|i:||ｚ彡 {i:{ 'ｖ:､
.{:i:i乂_γ´￣ _､-TΠ-､--ｒｒｒ:||'´￣.:.:.:.:.:.:.:.〔ﾆ〕.:.:.:.: |i|i:|￣ {i:i{ {i:{ V:, ヽ>
..Vi:i:i:i:i:≧=‐=≦⌒ 乂≧x.:.:∨:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.:.: |i|┘ 'ｖﾊ Ⅶ，ﾏ>
Vi:γ´￣ ｀Yi:}.:.:.:|i:||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i:|.:.:.:.: └ V:, 寸，
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
| やる夫……お前は何を考えているんだ。
／ ￣￣￣＼ ；
／ . . . : : : :＼； 余りある才のせいか、昔からお前は凡人の考えの
／ . . : : : : : : ＼
| . : : : : : : : :|： 及ばない事も多かったが、それでもお前の事を理解し
＼_ . : :〃 : : : :,／
/⌒` . . : : : : : : :｀i その手助けになるようしてきたつもりだ……。
/ . . . . : : : :..: : : : :/； ﾌﾙﾌﾙ
.
372 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:17:26 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
／ u. ＼ だが、今回のことは本当にお前のことが分からない。
／ u. ＼:::::::::／ ＼
| <＞>:::::<＜> | なぜ……何故、人を傷つける真似をした。
＼U :::::::（__人__）:::: ／
／ ｀ ⌒´ ＼ 何故、女などを買おうとまで思ったんだ。
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ）
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼ 母の温もりが恋しかったのか？
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ）
＼ ／ u （__人__). ＼'.／ 乳母などではなく本物の無償の愛をくれる
ヽ| ｀⌒´ u |/
＼ ／ 女性が欲しかったのか？
.
373 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:18:59 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣￣￣ ＼：
：:／ j :::::＼:::／＼;ﾟ：
;： | ｡<一>:::::<ー>| ：
＼...::::::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj 息子の気持ちを察してやなかった私にも落ち度はある。
r " ;゜.｀ ⌒´,;／゜
i::: |:::: |::|： だが、お前も少しでも言葉に出してほしかった
：|::: |::::. :|::|：
：_|::: |::::. :|.´： 母親が欲しければそう言ってくれればよかったものを……。
：{::: ）::. :',.：
゛‐-.` i：
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ──‐-、
／ ,．＼ ＼
／ ; ヽ.
l U l うっ…うぅ……。
| , 、 ; |⌒´⌒｀ヽ、
!、 _ノ" "ヽ、__ ∪ ＼ 今回の一件はアインツベルン嬢の時のようなもみ消しは不可能だ。
ヽ <<ー） <ー> >:: /⌒゛` l:
/ヽ∪（_人__）∪__ ,ノ| , | お前に何らかの罰を与えなければ
/ /` ⌒ ´ |. | , !
. / ∪ |∪`-,,,.|" |___,ノ | ニューソク家自体が危うくなってしまう。
/. / | | | ,lー─- 、
, --‐-ー、_/∪ l ∪ ,| | ,／ ） ）
く / / ァ- ,ノ ＿ ＼ノ＾ノ^／⌒ヽj＼ ／＾ー-‐'
`ー' ー´￣ （＿） （＿(_イ_,イ、_,ィ'´__/ ￣
.
374 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:20:19 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
； ＿__|＿_；
；／ ＼； だが、お前はアイツの忘れ形見だ。
；／ ／ ＼＼；
；／ oﾟ(（○） (（○）ﾟo どうにか……どうにかしてお前を助けてやりたい。
；l （__人__） |；
；＼ ｀ ⌒´ ／； 幸せになって欲しい。
；／ ヽ；
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼ ；
／ . . . : : : :＼；
／ . . : : : : : : ＼ それが、親としての私の嘘偽り無い気持ちであり
| . : : : : : : : :|：
＼_ . : :〃 : : : :,／ 死んだアイツが、心の底から望んだ事でもある……。
/⌒` . . : : : : : : :｀i
/ . . . . : : : :..: : : : :/； ﾌﾙﾌﾙ
.
375 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:20:37 ID:dd9c45c5
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|| |_ノ x====ﾐ ＼ { :| |≧s｡., | } .{ __,,..| ||ﾟ*+s｡｡｡｡s+*ﾟ |::| |│i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|| |ｰ=彡 人 `ー‐‐≧o｡._xﾍ .:| |i:i:i:i:i:i:ﾊ ﾊ ﾊ''"i:iﾊｉ:| || ｀ﾟﾟﾟﾟﾟﾟﾟ´ _||＼ /＼ / | ／/ /
||⌒|│ | i|ー≧==彡ﾍ ＞-＼|_|i:i:i:i:i:i:N__ﾉU＿_U乂__Nｉｉ| ||_,,.. -= ￣＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
|| | | | i|: :|:|: :|: |`┬ゝ‐ｲ==彡'|i:i:i:i:i:i:i:〈〉Y´￣￣~ ｀Y〈〉i:| || ＼ /
||', jｌ{ l ji| :|:|: :|: |: ::|:| |: :|: ::.: :.::|_i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:||弋 ＿＿ ノi:i:i:i:i| || ∠ 旦那様！ 奥様が、奥様が！ ＞
|| ゝｲ l j!.| :|:|: :|: |: ::|:| |: :|: : : ::::|..,,_¨ ‐=」| | |i:i:i:i(_):i:i:i:i:i:i:i:i| || ／＿ ＿ ＼
|| .j{ l j{ | :l | |: |: ::|:| |: :|: : : : :|___ ￣_.T | |i:i┌── ┐i:| || ￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
|| j{ l j{ :| :| | |: |: ::|:| |: :|: : : : j! |l|￣|:| | | |i:i│,ィ⌒ﾊﾞ|i:i:| || |::/／ |/ ＼/ ＼|
|| .j{ l j{ .:| :| | l: |: ::|:| |:..:| : : : j! .|l| |:| | | |i:i│{ ゝﾉ l│i:| || |::| |│i:i:i:i:i:|乂
|| j{ ' / :| :| l |: |: ::|:|::|: :|: : : :j{ |l| |:| | | |i:i│乂__ノ│i:| 〈〉〈〉〈〉__ 〈〉〈〉〈〉 |│i:i:i:i:i:|＿≧=
||〈 / /レ‐=ミv' v=ミ|:|::|: :|: :::/|i|___|l| |:| | | |i:i└── ┘i:| 弋IIｿY⌒Ｙ 弋IIｿ| |│i:i:i:v‐‐ vi:i:i:i:
＾＼ノ / ムイ＾)_ﾉ_乂＾弋zzz∩/jﾘ|___|l|￣|:| | | |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| |兀{人__人 ..}兀{|| |│i:i:/＿＿Vi:i:i:
二ﾌ=v'_彡────､::::::r─ー〈ﾉ| |___|l|￣|:| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|￣￣￣￣￣￣￣~ | |└─‐‐||zzｭ─
＿| :|￣¨∧:::::::::::::〈￣',:_|:_:_:::::: :ﾏﾆｺ |l|￣|:| | |'´￣｀l x‐‐‐ｨﾍ|| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ:| || | ,｡s===s｡.||
二| :|:::::::::::::〉:::::::::::∧:::::〉::::::〉:_:_:_|二|」」___|」」ニ=-:-=ﾆ二| | || |::::::::_:_:_:_:_:_:_:::::::| || |/ / ||
＿| :|_ー‐‐'───'' "~_二ﾆ -=ﾆ二ﾆ=ュ-ｧォ7TVVﾉﾉ|::| | || |:::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::|_T二ﾉ ノ{‐.||‐=ミ
＿| :|ノ￣ ー- ___ .|:|l┬=ﾆ=-ァﾆΠ{ } { ﾉﾊVﾊﾉﾊ(ﾉ|::|八ﾉ| |:::::::|;;r=ﾆ二_￣ ￣＿ﾉ￣厂Τ￣
∧| :| / ￣ |:|:::|YｌY＾Yハ ﾉハVハ{ﾉﾉﾊV()」斗=ｮ￣￣ ￣ﾞ| ￣￣￣ {{ ﾉｰ:||‐/
: ∧__トミｰ=彡 | .|:|:::|ﾉﾊ∨{ｌﾊﾘ乂ﾂﾊYﾉ -=ﾆ=-'":_:_:_;;￣ =‐ |｀`ー |:|─=＝≠'''' Ｔ￣| ||/: :
: ::∧￣⌒≧s｡.,ノ＿_,ノ|:|:::|乂ﾂ{ }〉〈{ﾉ_ -=ﾆﾆ=-'":_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_￣⌒＾|:|⌒N⌒⌒ァ┘⌒___/: : :
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376 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:20:54 ID:dd9c45c5
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／￣＼
| |
＼＿／
|
／￣￣￣ ＼
／ u ノ .＼
／ u <●>:::::::＼
| （__人__）|
＼ /⌒)⌒)⌒)｀ ⌒／/⌒)⌒)⌒) ど、どうしたんだ？！
ノ | / / / (⌒) ./ / /
／´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/ アイツや子供に何かあったのか？
| ｌ | ノ / ） /
ヽ ヽ_ヽ /' / ／
ヽ ＿＿ ／ / ／
＿ ― ￣ニ-`ヾ）)),
／／ ﾆ-､
／／ ヽヽ
／／／ ／ / //| | l i
／／／／ ／／／/ | 川 |
/／ ／ ／ ／/⌒＼ | j | | | l
/ / / ／／ /／-rr‐-､`",ｨii'/// 急を要するので、はっきりと申し上げますよ侯爵閣下。
＿_// / / / / / ￣￣ノ ヾ~//
:::::::/ / / / / /l ＼ ｜|'/ 母体と赤ん坊、どちらとも危険だ。
:::::::/ // / /// ＼ l ,＿_ ―┘
:::::::::/./ // /|＼. ＼| ￣´/:::::＼ このまま出産した場合、どちらも死ぬことになる可能性が高い。
::::::::::://.//::::::l ＞ー`‐r‐':::::::::::::::ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::V .ﾚ::::::::::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |:::::::::::::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ﾉ::::::::::::::::::::::::|
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377 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:21:20 ID:dd9c45c5
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
── ＿＿
／ ニ ＼
/／／／／ |
// / / ノ ﾘ川 ＼ :| どちらか片方の命を諦めれば片方は助かる。
. // /{ / ＿＿ // 、 川
. // ∧{ / レフヌ〈ﾉ℡W 今ならまだ間に合う。
| | | | 人 ￣ ∧ ∨ /
/∧ | | | |::::＼ l | / 決断して欲しい閣下。
川 | | | | |::::::::{ 、 -┘ ‐┐
川 | | | | ::＼::::{ -‐￣/ ┌┐ ∠ )─┐
r‐┤V ∨ ﾉ ::::::::::::ト ＿_| / / ( ／ /) ﾉ、
/ ＼| W/＼＿__|コ┐ { { ∨ ∨ ﾉ、
| / ＼|＿ ＼ く 乂ゝ } ヲ Y / |
| し | ＼ ￣ヾ | ┌＜! |/ //
| | ＿＿￣＼＿__ト ／＼ ＼ミ ／
| / ／ ヽ | /_ ＼ ＼) ＿／ ノ
| | ＼ | (￣ )- )-┘ ../ ／
| / ＼ |￣ ﾍ ─ /
＼/ ＼ ┤＿ У い /
| | | | / | /
| ＼ / j} └┘ | /
| ＼ / | ／
| ＼＿ノ j /
| つ ノ /
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l
.| （_＿人＿） .| そ、そんな……！
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ､ .｀ ⌒ ´ ／ どちらも助かる方法はないのか！？
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
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.
378 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:21:38 ID:dd9c45c5
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/ ∠ ──── 、
＿ ll／ ￣＼
´＞ ｀ ＼ ＼─ 、＼
/ l. l ＼ ＼＼ ＼ ＼ ＼
l ∧＼＼ ＼＼＼＼ ＼ ＼ ＼
l l__＼.＼＼ ＼＼＼＼ ＼ ＼ そんな方法があるなら既に実行していますぜ。
l .l. ＼＼＼＼ ＼＼＼＼ ＼
ヽ ｔrｪ､--/::::::::＼＼＼＼＼＼ だが、今の話を奥方にしたら即座に
ﾍl / /＼:::::::::::＼＼＼＼＼
l ./ ￣￣, l＼＼＼ 子供の命を優先するようとの返事が帰ってきた。
ﾍl＿ 、 /´ ／＿_＼＼
ヽ── / ＜´:::::::::::::::｀ヽ 流石は母親ってところか……。
ﾍ＿_／::::::::::::::::::::::::::::::::::
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼ ぐうううゥウゥゥ………！！
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ）
＼ ／ u （__人__). ＼'.／ アイツと！ 一度、アイツと話をさせてくれぇぇ！！
ヽ| ｀⌒´ u |/
＼ ／
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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379 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:22:00 ID:dd9c45c5
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ハァ……ﾊｧ……お願い貴方。 赤ちゃんを……赤ちゃんを…… │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ だ、だが……そうしたらお前が……！ │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 私は貴方の奥さんになってこの子の母になれて幸せ…… │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ だからこの子にも幸せを…… |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
ノ⌒`''''－- ,,_
(⌒ ノ ＼ __,,--
＿,,｀--へ--,,＿ ＼"''ヽ _＿＿,,--－－''""￣
＿ ,,-―'' ￣''''''－---、
_,,-―''￣ /⌒,! /⌒,) ＼＿_ ＼
Y ﾉ_/ / /"`ヽ _ ＼ ＼ .i
＿,,―'''∟___Y /./ / ＼＼ ＼λ !
,,,-―''' / .// :/./ﾞ`). ＼l | `┘ ＿_,--－
／ '--::`! // ./ ＼ `!/ ＿,,--－￣
ヽ-.// ./ ｒ ﾄ 〉 ／
ヽ-// / /＿,,ノ ｸﾞｯ…
λ__λ_/
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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380 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:22:19 ID:dd9c45c5
｜::::::| |＿___＿ |:::::::::| |:::::::::| ｜|￣￣￣”|｜ ',:::|::::::::j{ {::::: |:::::|
. |:::::::| :|γ⌒ヽ | .|::::::::| .|::::::: | ｜| :|｜ :|:::|:::::::j{ i{::::::|: ::|
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二ヽ |::::|| |ー─ｰ‐| .| : | |::::::i| └────┘ .|i:::|:::j{ .ｉ{::::|::|
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弋夕 Ｖﾘ .:| | | | | |:::| i i l:: /| }＾ヽ ／＾＼ }^} | VＶ : i : .|::::ﾘ
|::| TT :| | | | | |=| | | |=|_|_{‐〈＿_く=＝＝=>＿__{ 〈＿|__|┤ i i i Ｔ''Ｔ
|::| .|: | :| | | | | |:::l | | |:::||::|￣|]::::::::兀兀兀::::::::::|￣|::::::|::|::| | .| l .|::: |
二二二>|: | ...:| | |＿,,| | |:::|. | .| 弌二二二二二二二二二二二二アア | | | |:::::|
ＴＴＴ|_|. ..|: | : :| | |￣.:| | |:::|. | .| ||丁¨¨¨¨||二二二~~|丁¨¨¨¨丁||::|:::|,､===､、 | .ﾚｯ=＝
￣丁/＿｣⊥_ | | | | | |:::|......|. . |.......||::|:::ＩＩ::::ｨｼ´￣￣｀ヾi}::|::::::ＩＩ::::::|::||::|:::{{_ _}} . .|. .|{{_
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:::::::jり ゝ┴┴ｭｭ |:::|. ._|.......|＿,,|:|: || |j / |:|,ｨ㌻~//|//|二二二二｣__{二二二
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i:心 .:＿＿＿_LL _ ⊥∠￣＿＿￣゛ヽ＞{i:{─ﾉﾉ:|i:|ｨ㌻|_,||＿___||||,,,_||_||＿
｀Y:ﾊ_,､-‐ ￣ _､-‐ ¨| _､ '' ﾞ ィｉ「|／＿_ Y∨ﾞ|||ﾉﾉ_Y .||.: .: .: .: .: ||.: .||.: .: .:￣
}i:i:i〉 __ - ￣ _-二┘'ﾞ ,ｘf〔i:＞┴─---}i:Lﾉ:||{i:{_ﾉ
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..Vi:i:i:i:i:≧=‐=≦⌒ 乂≧x.:.:∨:||.:::::::::::::::: 何者にもなれて :::::::::::::::
Vi:γ´￣ ｀Yi:}.:.:.:|i:|::::::::::::::: どんなこともやることができる :::::::::::::::
::::::::::::::: 未来に満ち溢れた私達の子――― :::::::::::::::
::::::::::::::: :::::::::::::::
／￣＼ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼＿／ ...................................
＿|＿
／ ＼
／ u. ＼ …………あぁそうだ。
／ u. ＼:::::::::／ ＼
| <＞>:::::<＜> | 今でもやる夫の命が救えた事は正しいと思っている……。
＼U :::::::（__人__）:::: ／
／ ｀ ⌒´ ＼ 親が子供の生を祝福しないわけがない！
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ）
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
.
381 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:22:42 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼
／＼:::::::::／ ＼ この先、たとえ世界中の人間が
／ <一>:::::<一> ＼
| ::::（__人__）::: | やる夫の敵になろうとも、私だけはやる夫の味方でいる！
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ ) そうでなくては、誰が我が子を守れるのだ……！
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
／￣＼
| |
/≡) ＼＿／ /ミ ヽ
. ／＿ノ ＿__|＿__ ヽ＿ ＼ だが、しかし……それは親としてだ。
／ ／ ／::＼::::::／::＼ ＼ ＼
( く .／< ＞>:::::<＜>u＼ .> ） 領主として、ニューソク家を、民草を束ね導くものとして
＼ ／ u （__人__). ＼'.／
ヽ| ｀⌒´ u |/ 私は示しをつけねばならん……！！
＼ ／
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383 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:23:24 ID:dd9c45c5
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ﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉノ´ ｀ﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉﾉ
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ ﾉ（ ヽ
ｉ z=＝ミ::::::::::::::::::::ｨ＝=ｚ ⌒ .| ったく……親父は何を考えているんだお。
,' |
ｉ⊂つ ⊂つ / 折角、やる夫が求めてたいい感じの
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰr'´｀iｰ- ′ _,.イ お姉さん系と同い年の子が買えそうだったのに……。
＞ ､ `==' ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
384 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:23:48 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿
, ´ ヽ
/ ＼
_/_, ｧ、＿__ ヽ
ｲ//ﾘ {////ﾘ ＼.
/￢´ ヽ--'´ ＿＿__ ヽ （ やる夫の成長と共に、親が暗愚化するのは ）
（￣ { ヽ （ ） |
!￣ヽ / ｀￣￣´ | （ 想定済みだったけど……実際にやられるとムカつくもんだお ）
ヽ ｀¨´｀' ― '′ /
＿__ ゝ ／ （ これは、さっさと殺すか幽閉しないと更に何か余計な事を ）
/ヽ ヽ ／ ｀¨ __ イヽ
| ｀{ ＼´ ＼ （ やらかしてくるか、分かったもんじゃあねぇお ）
￣ ! ヽ ﾉ――――――――‐ ｧ
＼ ／ ／
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ ‐--‐ ‐--‐ 人 （ やれやれ……一応はコッチの世界の親だし ）
,′ （＿）
ｉ ヾ＝='' ヾ＝='' | （ 多少はやる夫の威光を笠に着るぐらいは ）
,' |
ｉ⊂つ ⊂つ / （ 許してやるつもりだったけど、これ以上足を引っ張られるのはごめんだお ）
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜ 帰ったお、親父。 一体なんの用だお？
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
385 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:24:30 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
7'＾Y7 `Y´ |:_:_「「」 | | |:::: :| |::i::ｉ::}＿||＿{::i::{::| |: : :| |::i::i::::}＿||＿{::i::i:| | | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |: :|'/, 「」「」:::: | |: : : :::::|:l.|: :
|＾i|'Y トv⌒|'´ﾞ:|ﾉソ .| | |⊥ｉ|⊥ |::i::ｉ::|￣||￣N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::}￣||￣}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ﾊ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
|: :|│ :|:::| |::::::|ﾞ｢.| |＿| |乂_乂 .|::i::i:ﾉ==||==Ｙｉ:{: | |＾'＾| |::i::i::::|==||==|::i::i:| | | |＾＾| | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 乂乂 Vﾊ_ V,|: : ::| |: : : : :::|│:
|: :|│ :|:::| |::::::| | |＿＿_,|:::: :| |‐r'|＿_,||＿辷{:::| |: : :| |_i_j_ﾉ____||＿V_j_j│ | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |:_:|_ｨ=ﾐ､￣.|: : ::|/￣￣~.N|: :
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|: :|└‐|:::| |::::::| |¨ﾞ||¨¨¨||￣_||─ f´｀ヽ─└r┘‐〈￣`ヽﾆﾆ|＿|:i::|┴─ｧ'´￣ ｀ヽー|_|＿|─ | |i:i:i:f´￣｀Yi:i:i:i:i|::|─| {==f爪 ...|: : ::| |: :
|: :|ＳＳ|:::| |::::::| |Ｓ|| :||￣_||‐‐圦 {ｌ‐l二二二l|ﾍ '. :|─|:i:_|─‐‐{ {─| |: : |─ | |厂 ￣}}ｉ:|::|‐fﾆﾆﾆffﾆﾆﾆﾌ_|,＿,|SSSSSS|｀¨
ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
|‐‐{ |ｉ:||: ::||¨¨￣_|:| ||¨¨¨||￣_||＿|_圦_ﾉ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.､-─┴‐‐//￣￣ﾘ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : |￣
|: : | |ｉ:||: ::||¨¨￣ |厂|「￣|「￣､丶`:.:.:.|YYY^i^^i{￣￣77ﾆﾆニ圦{¨{l:::/´{ {≧==≦{ {:i|｀| |{二ﾆ====ｲｲ{＿,.イ{:`ヽ､└￣|_ﾘ￣ ﾉﾉ| | _|:_:_:_:_:_:_:_|:_:_
|:_:_|¨¨||:_::||二ﾆ=┫ ､丶`:.:.:.:.:.:.:／j」 {:{:┘ {乂: : : {:| }:|: : ::{:{ﾘ : Y:{: :{ }V⌒⌒V {:i| ﾉﾉ{: :｀'⌒⌒Y 7厂 {_乂＼: `ヽ､ ｀¨¨弌≧s｡.,
「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／ . . . : : : :＼
／ . . : : : : : : ＼ 戻ったか……とりあえず座りなさい。
| . : : : : : : : :|
＼_ . : :〃 : : : :,／ お前の今後について大事な話がある。
/⌒` . . : : : : : : :｀i
/ . . . . : : : :..: : : : :/
.
386 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:24:47 ID:dd9c45c5
＿＿＿_
／一 ー＼
／ 〓 〓 ＼ 大事な話？
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
/⌒l ィ’ 一体何だお？
/ / ヽ
| l Y |
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼ その前にお前に聞かなければならんことがある。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 今日、イチジョーという男が番頭を勤めていた商会へ足を運んだな？
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | そこで、お前は番頭と商品の奴隷を害した……間違いないな？
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
387 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:25:20 ID:dd9c45c5
＿＿＿_
／― ―＼
／ ● ● ＼ 害した……？
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
/⌒l ィ’ それは違うお。
/ / ヽ
| l Y | アイツがやる夫に無礼を働いたから無礼討ちにしたんだお。
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i ))) 無礼討ち……？
／ ::＼:::／:: ＼ / /
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ / 店の者からの抗議の声が届いたが、それによると
| （__人__） | .,/
＼ ｀ ⌒´ ／ 目当てとは異なる奴隷を出されたお前が逆上し、暴行を加えたと聞いたぞ。
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
＿＿＿_ （ チッ……相変わらず器の小さい野郎だお…… ）
／ヽ ノ ＼
／ ○:::::::::::○ ＼ 怒るのは当たり前だお。
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
＞ ヽ._） ィ’ やる夫は女の子が良いと言ったのに、男を出してきたんだお。
.
388 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:25:45 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ …………たったそれだけで
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ 相手の奴隷の腕を切り落としたというのか……。
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
＿＿＿_
／＼ ／ノ（
／ ● ●⌒＼ たったそれだけとは聞き捨てならねーお！
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ |
ヽ ヽ_） イ やる夫が欲しいと思ったものとは真逆のものを
γ´ ,v Y
（ ｀}' （ ＿乂 態々用意して、連中はやる夫を嘲笑ったんだお
） ー' て ￣
'⌒γヽへ ﾄﾞﾝ！
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／....::::::::::....... ＼
／:=・=-::::-=・=- ＼ お前はそう感じたのかもしれんが
| ::::::（__人__）::::: |
＼ ｀ ⌒´ ／ 国法はお前が傷害事件を起こしたと定めるだろう。
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ） そしてその法律に照らし合わせ、お前に処罰が下る。
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
389 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:26:32 ID:dd9c45c5
＿＿
,. -'"´ `ヽ
／ U ＼
／―― ―― ヽ、
, ' ､ｨ= ､ ､ｨ= ､ ヽ
/ |:| ,ﾘ |:| ,ﾘ U '.
| ゞｰ' ゞｰ' | はぁぁあ！？ ちょっとそれ可笑しくない！？
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ U （ ） ／ な、なんでやる夫が罰せられないといけないんだお！
` ､ ｀ｰr'´｀iｰ- ′ _,.イ
＞ ､ `==' ｬ≦ やる夫はムカつく商人を無礼討ちにしただけなのに
,ゝ￣￣ `ー──┴- 〉
／ ﾞ ､ _ /` ､ それを罰するとか悪法もいいところじゃねーかお！！
/ __,,. ｰ' ヽ
/／ ＼ ､ ∧
ｉ' } V ﾊ
| i }
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ ………お前に一切、非がないと言いたいわけだな。
./. < ● > :::::::: < ● > l
.| | なら、斬り捨てた後、法に則り役所に届出を行ったのか？
..ヽ （＿_人＿） /
ヽ､ .｀ ー ' ／ お前の正当性を立証する証人も確保したのか？
／:::::::::|::＼ﾞ_>介 √!;:::::::＼
. /:::::::::::::::＼:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
.
390 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:27:11 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
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ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
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-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ＿ノ ヽ＿ .ヽ
.;'⌒ヾ. .;'⌒ヾ :.
,' l:l ,ﾘ l:l ,ﾘ :. ……………は？ なんだおソレ。
i U `ﾞ'‐‐" `ﾞ‐‐" i
! ＿_ （ ） ＿ ! （ たかがモブ一人を成敗しただけで、この過剰反応……！ ）
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,'
ヽ、 .l | .／ （ なんで皆、やる夫みたいに寛容な人間になれないんだお？ ）
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
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391 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:28:38 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿
／ ヽ
. ／ ヽ
. / }≧ｭｨ ､,＿＿＿ ＼
/ 乂/ソ 乂//ン ヽ
{´￣ヽ / ｀¨´＿＿＿ |
!―‐ ’ ヽ _へ ） （ ） | （ そもそも、気を使えない男を斬り殺せば ）
＼ ｀¨´ ￣￣￣ ノ.
ヽ イ （ もっと有能な別の人間が、やってくる可能性だってあるのに ）
／⌒ヽ ＿ ´⌒`ヽ
. / ＼ （ その可能性に気づかず大仰に騒ぎ立てて……！ ）
, _
| { ＞ 、
| ! ＜"´ ）
,. ―-- ..__＿
∠´:.:.:.:. : : . . . . ｀ヽ
/:.::::）:.:.:.:r::―::.-- ‐''´ . ヽ
/:.:::/:.:.:.:.:.{::::::::::::.:.:.:. : : . . i
,. -‐ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!::::::::.:.:.:.:. : : . . _l
/.:.:.:.:/:::｀ヽ:.:.__＿＿;,:.:. -― ''´ l｀ヽ、
{.:.:.::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : . ﾉ ヽ
丶.:.::::::＼:__:::::::::::::::::::::::_;_;_;_,. -‐' ノ
ヽ=.､:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:,,.:.:.:.:__r''´
｢ ─ ー‐─‐-‐‐─== ｒ
l ｀ー'' ､_ ! （ やる夫なら息子が無能を始末したのなら ）
! ￣´
、 （_,､_,） ⊂⊃ ／ （ 大いに褒めてやるというのに…… ）
,｀二__,, ィ
〃:.!:|〉r'´ ,〃:. .〉、 （ やれやれ、やる夫に子供が出来たら ）
/'.:.::ｌ:l}_ﾊ.//:.:. :/: .ヽ
,';フ::.|:l! l//､:.:. /:.:., -ヽ （ あんな風には、ならないでいたいものだお ）
ハ:::.:.:|:|//:.:.ヾ:､':.:/:. : i
i:.:.l＼::!::/:.:.:_;.ノ:.:/:.:.:. : l
l:.:.:|ｏ:ヽ!':.／:. : : :.:.l:.:.:.: : l
l:.:.:::!::.:.:.:l/:.:. : : .O:.:.|.:.::.:. : .l
.
392 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:29:35 ID:dd9c45c5
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o :}
': /
ヽ､_＿_,.,／＼ ＿,,,, ,,,,__
,．＼ ｀ .、
／ _ ＼
/ ｀＼ ヽ
/:::::: :::::::: :::::: 、
/:::::: : ､. .／ ヽ、
. ,':::::: ￣´ 丶
..{:::::::::: : なるほど……最低限の知識もなく
..!:::::::::: : （ ﾉ
..'、:::::::::::::::: : ｀ｰ-‐ お前は蛮行に及んだわけか……。
ヽ::::::::::::::::::::: : ﾉ
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ -‐'´
/ ＼ /│＿ 人を傷つけた重みも感じてはいない……と。
∠三三三三三三三ﾊ::＼／ │／ゝ
／三三三三三三三三ﾆ＼ ∞
. /三三三三三三三三三ﾆ三＼ ﾍ
. /三三三三､三三三三三ﾆ三三＼ ﾍ
/三三三三三､三三三三三j三三三＼ ﾍ
/三三三三三三',三三三三=|三三三三＼ﾍ
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ U ｀ヽ
.／ ―― ―― ヽ
,′ ､ｨ= ､ ､ｨ= ､ ヽ
..ｉ |:| ,ﾘ |:| ,ﾘ U |
,' ゞｰ' ゞｰ' .|
.ｉ⊂つ ⊂つ / （ だ、駄目だこいつ……！ 完全にこの国の法律とかいう ）
.ゝ U （ ） /
` ､ ｀ｰr'´｀iｰ- ′ _,.イ （ 古さに凝り固まった悪法に染まりきってる……！ ）
＞ ､ `==' ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉 （ 国などよりやる夫の方が優れているのだから ）
／ ﾞ ､ _ /` ､
/ ,,. ｰ' ヽ （ やる夫が是とすれば、奴隷を殺そうが法律は無効でいいはずだお ）
/／ ＼ ､ ∧
ｉ' } V ﾊ
| i }
.
393 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:31:00 ID:dd9c45c5
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼ …………分かった。
／ . . . : : : :＼
／ . . : : : : : : ＼ ニューソク家当主としてお前に命じる。
| . : : : : : : : :| ` ､
＼_ . : :〃 : : : :,／ .___,,..) ) １０年ほど修道院に入り、心身を鍛え直してきなさい。
/⌒` . . : : : : : : :｀i --‐''´
/ . . . . : : : :..: : : : :/
＿＿＿_
／ヽ ノ ＼ は……？
／ ○:::::::::::○ ＼
|⊃ (_,､_,) ⊂⊃ | なんでやる夫が修道院なんかに入るんだお！
＞ ヽ._） ィ’
.
394 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:31:40 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 先も言ったが、国法がお前を許さんのだ。
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､ 対外的にも皆に示しをつけねばならん。
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
＿＿＿_
／ ヽ ノ ＼ （ こいつ……もうだめだお…ここで殺すか？ ）
／ ○::::::::::○ ＼
| ⊂⊃ (_,､_,) ⊂| （ なんでやる夫がこんな追放のような―――――追放？ ）
ヽ ⌒ ィ’
ﾋﾞｷｨ
.
395 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:32:02 ID:dd9c45c5
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ＿ノ ヽ＿ .ヽ
＿＿＿ ＿＿ :.. （ これは追放モノ……への導入ってころかお？ ）
,' 二二二 二二 :..
i ￣￣￣ ￣￣ i （ オーソドックスな奴隷購入の流れかと思ったけど ）
! ＿_ （ ） ＿ !
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,' （ 野郎が出てきたから確かにこれはおかしいと思ったんだお ）
ヽ、 .l | .／
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ ‐--‐ ‐--‐ 人
,′ （＿） （ 加えて、無能を一人間引いてやったというのに ）
ｉ ヾ＝='' ヾ＝='' |
,' | （ この国の法律とか愚にもつかない理由を並べ立てて ）
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / （ やる夫を追放しようとする流れは、まさに追放モノそのものだお ）
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
396 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:32:21 ID:dd9c45c5
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ｒ'⌒ ⌒ ヽ はいはい、わかったお。
.;'⌒ヾ. .;'⌒ヾ :.
,' l:l ,ﾘ l:l ,ﾘ :. （ やれやれ、多少遠回りだったけどこれは貴種流離譚物だったんだお ）
i `ﾞ'‐‐" `ﾞ‐‐" i
! ＿_ （ ） ＿ ! （ 悪法に染まりきった国を後々立て直すために ）
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,'
ヽ、 .l | .／ （ 一時的に身分を窶して活動するパターンか ）
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ ＿ ヽ 親父の云いたいことは分かったお。
ｉ z=＝ミ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzﾉ | やる夫は親父の言う通り、暫くの間
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / 修道院で過ごすことにするお。
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
397 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:32:42 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼
／ :::─:::::::─＼
／ <●>:::::<●> ＼ う……む。
| u （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 分かってくれたのならそれでいい。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿＿＿
／ ＿ ＿＼
. ／ ￣｀ ´ ＼
／ ｒ' (ヽ ｒ' (ヽ＼ ＿__,. -､
/ ゞ;;;;'ノ ゞ;;;;;'ﾉ ヽ （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､
| ＿ ( ) ＿ .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
| （＿＿） ｀ｰ-'´｀ｰ-' （＿__） |＿.＿_,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ 話は決まったお？
ヽ ＿＿＿＿＿ ／ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_/ にﾆ'／,.､-t‐ ┴―'''''ヽ それじゃあ、荷造りもあるから
＼＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / .（_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
＼ ￣＼―-- ､ _::::::::::::::::::::＿＿::/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ やる夫は、失礼するお。
＼ ＼::::::::::::::｀''‐--‐''´::::::::::/ / ／ ／￣ rt‐ﾗ'￣￣ヽヽ
ヽ ヽ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝﾆ--‐､‐ |
l ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐＜_ ヽ |ヽ
.
398 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:33:01 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
7'＾Y7 `Y´ |:_:_「「」 | | |:::: :| |::i::ｉ::}＿||＿{::i::{::| |: : :| |::i::i::::}＿||＿{::i::i:| | | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |: :|'/, 「」「」:::: | |: : : :::::|:l.|: :
|＾i|'Y トv⌒|'´ﾞ:|ﾉソ .| | |⊥ｉ|⊥ |::i::ｉ::|￣||￣N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::}￣||￣}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ﾊ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
|: :|│ :|:::| |::::::|ﾞ｢.| |＿| |乂_乂 .|::i::i:ﾉ==||==Ｙｉ:{: | |＾'＾| |::i::i::::|==||==|::i::i:| | | |＾＾| | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 乂乂 Vﾊ_ V,|: : ::| |: : : : :::|│:
|: :|│ :|:::| |::::::| | |＿＿_,|:::: :| |‐r'|＿_,||＿辷{:::| |: : :| |_i_j_ﾉ____||＿V_j_j│ | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |:_:|_ｨ=ﾐ､￣.|: : ::|/￣￣~.N|: :
|: :|│ :|:::| |::::::| |＿___(＿):_:_| |7ﾊi¨￣||￣TＩﾊ::| |: : :| |rrrﾞ|¨￣||￣ﾅﾅ]{ | | |:_:_| | ||ｉ:ｉ:i:i:i:j|||Li:i:i:i:i:|::| |_〉 f'' ｿﾉ￣ﾞ|: : ::|¨¨¨¨¨¨¨ﾞ|: :
|: :|└‐|:::| |::::::| |¨ﾞ||¨¨¨||￣_||─ f´｀ヽ─└r┘‐〈￣`ヽﾆﾆ|＿|:i::|┴─ｧ'´￣ ｀ヽー|_|＿|─ | |i:i:i:f´￣｀Yi:i:i:i:i|::|─| {==f爪 ...|: : ::| |: :
|: :|ＳＳ|:::| |::::::| |Ｓ|| :||￣_||‐‐圦 {ｌ‐l二二二l|ﾍ '. :|─|:i:_|─‐‐{ {─| |: : |─ | |厂 ￣}}ｉ:|::|‐fﾆﾆﾆffﾆﾆﾆﾌ_|,＿,|SSSSSS|｀¨
ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
|‐‐{ |ｉ:||: ::||¨¨￣_|:| ||¨¨¨||￣_||＿|_圦_ﾉ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.､-─┴‐‐//￣￣ﾘ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : |￣
|: : | |ｉ:||: ::||¨¨￣ |厂|「￣|「￣､丶`:.:.:.|YYY^i^^i{￣￣77ﾆﾆニ圦{¨{l:::/´{ {≧==≦{ {:i|｀| |{二ﾆ====ｲｲ{＿,.イ{:`ヽ､└￣|_ﾘ￣ ﾉﾉ| | _|:_:_:_:_:_:_:_|:_:_
|:_:_|¨¨||:_::||二ﾆ=┫ ､丶`:.:.:.:.:.:.:／j」 {:{:┘ {乂: : : {:| }:|: : ::{:{ﾘ : Y:{: :{ }V⌒⌒V {:i| ﾉﾉ{: :｀'⌒⌒Y 7厂 {_乂＼: `ヽ､ ｀¨¨弌≧s｡.,
「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
キィ……ﾊﾟﾀﾝ…＞
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼ …………本当にアイツは分かっているのか？
. ／ ＼
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼ 修道院に送られるということは、イチジョーを初め
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u|
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／ 市井には、お前を廃嫡したと見せつけたということなのだぞ……？
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼
／＼ ヽ ヽ
.
399 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:33:28 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼ だが……だが……！
／ u. ＼
／ u. ＼:::::::::／ ＼ そう簡単に、お前を見捨てるつもりはない！！
| <＞>:::::<＜> |
＼U :::::::（__人__）:::: ／ １０年後に僅かばかりだが、お前がニューソク家の当主となれるチャンスを
／ ｀ ⌒´ ＼
（ ⌒-ｨ⌒ヽ、:::::::/⌒` '⌒ ） 残せるように配慮する……！
`ー-ゝィｿﾉー‐ヾy＿ﾉー"
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼ そのためにも、此処から先は
／＼:::::::::／ ＼
／ <一>:::::<一> ＼ 一歩も気は抜けない………。
| ::::（__人__）::: |
＼ ⊂ ヽ∩ <
| | '､＿ ＼ ／ ) ―――――誰か、クロダをここに呼べ。
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
.
400 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:33:54 ID:dd9c45c5
┌──────┐
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
│::::::::::::::::::::::::::::::::│
└──────┘
┌───┐
│::::::::::::::::│
│::::::::::::::::│
└───┘
┌─┐
│ :: │
└─┘
┌┐
└┘
□
・
.
401 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:35:07 ID:dd9c45c5
|: :|＞ｰ乂_乂ﾍ ト _ ∨_∨__rzzzzzzzzzzzzzzzzzｭ_∨__∨_rzzz〈〉〈〉〈〉〈^〉〈〉〈〉〈〉〈〉＿∨＿,ィ=ﾐ､ｨ=ﾐ､＿ ｀Y＾| __ |::::::| |￣: : ::|:l .| : :
|: :|￣｀ー‐へ弌､._,|~ﾞ|` ､|____|＿弌芋芋芋芋芋芋艾 | :| 弌芋」」」」」」」}_,{LLLLLLj |＿〈 __x⌒YY⌒Yx___,〉____|:::／_∧ |: : :| |: : : : ::|:|│: :
|: :| ,.､‐‐'"乂ﾟ_,.ィ| |＼...|￣ﾞ|‐‐‐:|::i::ｉ::{'´ || ｀'}::i::{::|‐‐‐:|￣:|‐‐|::i::ソYＹ{..}'´{ }｀Y^ｉY＾V.:|‐‐ |_乂乂乂乂乂乂,,,|ーｰ|〈〈´ '/, .| : ::| |: : : :::::|:| |: :
|: :| {;';';';';';':::/::| | | | | |::::: |‐‐‐:|::i::ｉ::}￣||￣{::i::{::|‐‐‐:|: : :|‐‐|::i:(_乂_乂_ﾉ{ }乂_乂_ﾉ）:|‐‐ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ーｰ|: '/, '/, | :::..| |: : : :::::|.l |: :
「」「」 ',;';';':::イ:::::| | | | | |:::: :|:¨¨¨|::i::ｉ::{==||==}::i::}::|¨¨¨.|: : :|¨¨|::i::i::::{==||==∪:::| | | |: : |¨¨ | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::|¨¨| |:..:'/, '/,..| : : | |: : : :::::|.|.|: :
7'＾Y7 `Y´ |:_:_「「」 | | |:::: :| |::i::ｉ::}＿||＿{::i::{::| |: : :| |::i::i::::}＿||＿{::i::i:| | | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |: :|'/, 「」「」:::: | |: : : :::::|:l.|: :
|＾i|'Y トv⌒|'´ﾞ:|ﾉソ .| | |⊥ｉ|⊥ |::i::ｉ::|￣||￣N:::{::| ⊥..⊥ |::i::i::::}￣||￣}::i::i:| | l⊥⊥ .| ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 「」_「」 ﾊ V乂::::.:| |: : : : : |.|| : :
|: :|│ :|:::| |::::::|ﾞ｢.| |＿| |乂_乂 .|::i::i:ﾉ==||==Ｙｉ:{: | |＾'＾| |::i::i::::|==||==|::i::i:| | | |＾＾| | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| 乂乂 Vﾊ_ V,|: : ::| |: : : : :::|│:
|: :|│ :|:::| |::::::| | |＿＿_,|:::: :| |‐r'|＿_,||＿辷{:::| |: : :| |_i_j_ﾉ____||＿V_j_j│ | |: : | | ||i:i:i:i:i:i:|||i:i:i:i:i:i:i|::| | |:_:|_ｨ=ﾐ､￣.|: : ::|/￣￣~.N|: :
|: :|│ :|:::| |::::::| |＿___(＿):_:_| |7ﾊi¨￣||￣TＩﾊ::| |: : :| |rrrﾞ|¨￣||￣ﾅﾅ]{ | | |:_:_| | ||ｉ:ｉ:i:i:i:j|||Li:i:i:i:i:|::| |_〉 f'' ｿﾉ￣ﾞ|: : ::|¨¨¨¨¨¨¨ﾞ|: :
|: :|└‐|:::| |::::::| |¨ﾞ||¨¨¨||￣_||─ f´｀ヽ─└r┘‐〈￣`ヽﾆﾆ|＿|:i::|┴─ｧ'´￣ ｀ヽー|_|＿|─ | |i:i:i:f´￣｀Yi:i:i:i:i|::|─| {==f爪 ...|: : ::| |: :
|: :|ＳＳ|:::| |::::::| |Ｓ|| :||￣_||‐‐圦 {ｌ‐l二二二l|ﾍ '. :|─|:i:_|─‐‐{ {─| |: : |─ | |厂 ￣}}ｉ:|::|‐fﾆﾆﾆffﾆﾆﾆﾌ_|,＿,|SSSSSS|｀¨
ﾆﾆﾇ|ＴＴﾆﾆﾆﾆﾆＴＴ|| :||￣_||: : |::|ｉ, 弋ィ≠ﾐｿ:| | 圦xzzzzzx､弋ﾆﾆニ:} {ニニﾆｱ´￣｀'{ ,､‐─:{{ｉ:|::|:::|..r‐ｭ.||─‐:|::|¨:|￣|￣￣¨¨弋ニ
|‐‐{ |ｉ:||: ::||¨¨￣_|:| ||¨¨¨||￣_||＿|_圦_ﾉ_(ニニi{: | | |//─‐{ {く{ :{l::::::::{`{ }:_:_:: : |{,.､-─┴‐‐//￣￣ﾘ⊥|:::| | : | || |..|:_:|:_:_|: : : : : : : |￣
|: : | |ｉ:||: ::||¨¨￣ |厂|「￣|「￣､丶`:.:.:.|YYY^i^^i{￣￣77ﾆﾆニ圦{¨{l:::/´{ {≧==≦{ {:i|｀| |{二ﾆ====ｲｲ{＿,.イ{:`ヽ､└￣|_ﾘ￣ ﾉﾉ| | _|:_:_:_:_:_:_:_|:_:_
|:_:_|¨¨||:_::||二ﾆ=┫ ､丶`:.:.:.:.:.:.:／j」 {:{:┘ {乂: : : {:| }:|: : ::{:{ﾘ : Y:{: :{ }V⌒⌒V {:i| ﾉﾉ{: :｀'⌒⌒Y 7厂 {_乂＼: `ヽ､ ｀¨¨弌≧s｡.,
「＿|￣ ┘ ､丶`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／:. ／乂ﾉ:. :. ￣:. : : ﾉj ┘: : {乂 ﾉ_} } }′: : : : } }┘{乂: : : : : : :└'′: : :＼: : ＼: : :`ヽ､ |:|:〕iトミ≧s｡.,
＿＿＿＿___
＿ -‐―‐=ﾆ二二:::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
‘:,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ‘,
‘:,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
‘:,:: / ＼::::::::::::::::::／￣￣＼:::::::::::::::::: : l
. 〉′ ｀¨¨¨¨¨´ ‘:,::::::::::::: : :l
/ ―‐ -､ 斗-‐七´ ‘:,:::::::::::::::l
r――‐-ミ＿__ -‐=ﾆ77777r= }:::{:::::::: l
∨//////////////////// } }:::{_｀ヽ: !
V///// }¨¨¨寸///////// }::{、 Y | l ご当主様……。
≧=‐=ﾁ `ー―‐=≦ }:{ Yﾉ:}l l
‘:, / }{＿_／::l この度は私の至らなさのせいで坊ちゃまがこのような事に……。
/＿ - ∧:::::::::: }
/ `:,:::::::∧
∧ ――――‐‐ - / ‘:,::/= ＼ 付きましてはこの責を負うため
｡o≦ﾆ∧ ー――' / {/ニニ ≧=‐--
｡o≦ニニニニ∧ ／ ／}ニニニニニニ どうか死を賜りたく……！
二二二ニニニ ∧＿＿＿＿_／ ／ ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:, ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:,. ／ ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:, / ｝ニニニニニニ
ニニニニニニニニ| ‘:,／ ｝ニニニニニニ
二二二二ニニニ ∧ ／＼ ｝ニニニニニニ
.
402 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:35:30 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／.::─ :::::: ─ ::.＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | やめろやめろクロダ。
. . ＼ ｀ ⌒´ ／
r､ r､／ ヘ 今回の一件は、お前の頸で収まる域をとっくに超えた。
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | | 今、クビを斬っても何の解決にもならん。
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
| | |
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i ))) むしろお前にはこの先も生きて貰わねば困る。
／ ::＼:::／:: ＼ / /
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ / 罰を受けたかったようだが
| （__人__） | .,/
＼ ｀ ⌒´ ／ 生憎だが、お前には生き恥をさらしてもらうぞ。
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
.
403 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:36:20 ID:dd9c45c5
|:::::::::::::::::::::::::::/ ＼::::::::::::::::::/ .|:::::/
|::::::::::::::::::::::::/ ＼:::::::::/ |:/
|:::::::::::::::::::::/. ｀'''´ |
|::::::::::::::::::/i"'''‐- ..,, ,,..-''"i
|:::::::::::::::〈 "'''‐-.., "''i i ,.-'"|
|:::::/⌒Y〒〒-＝＝==‐-‐===＝-i
|::::| ( ｀|:::| ||||||||||||||||!‐‐‐|!|||||||||!
|:::.!, じ.|::|. !||||||||||||!| .|!|||||||! ご当主様……。
|::::::'‐-|::| ￣￣ | .| ￣ |
. , -|::::::::::/||: L .__ j |
. /::::::|:::::::/ :::ヽ. ⊂ﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ |,,,, __
/::::::::|:::::/ ::::ヽ ━ |::::::::::"''
::::::::::|::/ ::::ヽ |::::::::::::::::
:::::::::|〈 ::::::ゝ ＿＿＿______ ﾉ:::::::::::::::::
::::::::| ＼ :::::::::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ これは、既に決定したことだがやる夫を遠地へとやる……。
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | クロダ。 お前はやる夫の世話役を外れ
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､ 新たに迎え入れる養子とその守役の世話をしてもらいたい。
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
405 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:36:40 ID:dd9c45c5
/|
M/ .|／|＿
／
r───────-､ Z
. ヽ,.ヘ､__,. '⌒,ゝ l
. ヾ`く ／.／ヽ. |
/＼_]| |｢_ ∠＿ _｣ │
｢::＝=｡lﾆﾆ｢:==｡＝::|r=､ |
ヽ::::￣:ｌ l::::￣:::::ﾉ||＾!| | よ、養子……！？
ｌ ￣ L___.」￣￣u ||ン│
! ⊂ﾆﾆニ⊃ .∧. ﾄ､ そ、それはつまりやる夫坊ちゃまは……？
! -- / ヽ !:::＼
__,∧＿＿＿＿./ >|:::::::::`ｰ
::::::::::::| ＼ ／ l:::::::::::::::
:::::::::::::l. ＼ .／ l:::::::::::::::
::::::::::::::ｌ ﾝく l:::::::::::::::
.／￣::＼
| : : : ::|
＼_:;;;;／
|
／ ￣￣￣＼
／ . . . : : : :＼ ………………やる夫は心身を鍛えるため
／ . . : : : : : : ＼
| . : : : : : : : :| １０年ほど、修道院に入っていてもらう。
＼_ . : :〃 : : : :,／
/⌒` . . : : : : : : :｀i その結果如何によってはどう転ぶかはまだ分からん。
/ . . . . : : : :..: : : : :/
.
406 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:37:32 ID:dd9c45c5
.／￣＼
| |
＼＿／
＿__|＿_
／ ＼ 養子は遠縁のパーソク子爵家から貰うつもりだ。
／＼:::::::::／ ＼
／ <一>:::::<一> ＼ あそこにはやる夫と歳が同じの子が居た。
| ::::（__人__）::: |
＼ ⊂ ヽ∩ < ・ ・ ・ ・
| | '､＿ ＼ ／ ) その子をニューソク家の世継候補として育成していくつもりだ
| |＿＿＼ “ ／
＼ ＿＿＿＼_／
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
. /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|:::::::::::::::::／￣＼:::::::::::/＼/
|::::::::::::::/ ＿＿. ＼_:/ ＿|
|:::::::::::|::|＿＿＿＼＿,/＿| は………。
|:::::l⌒|::| .|__/::::::|;;;;|_/:::::::|
|:::::＼.|:| ヽ‐─┘:.＼─/ （ ７～８割りはもう廃嫡の流れで固まってはいるが ）
|::::::／|| :.＼|
|∠| ＼ <ニニニﾆ| （ 親心がそれを押し留めている、ということか…… ）
／:::::|＼. ＼ ー |
:::::::::::::| ＼. ＼＿＿＿_,|
::::::::::::::| ＼ /＼
.
408 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:38:50 ID:dd9c45c5
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
／ ＼
. ／ ＼ だが、その子は生まれながらニューソク家で育った訳ではない。
. ／ ／） ::::＼:::／:: ＼
| ／ .ｲ '<ー>::::<ー> u| 云わば外様扱いを受け、家臣たちには侮られ低く見られるだろう。
. /,'才.ﾐ). （__人__） ／
. | ≧ｼ' ｀ ⌒´ ＼ お前には、その２つの仲を取り持つ潤滑油の役割を果たしてもらいたい。
／＼ ヽ ヽ
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | 厳しい役回りとなるが、お前に頼みたいのだ。
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､ どうだ？ やってはくれないかクロダ？
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
409 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:39:50 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／ /
| .／｀ー ＿ ,ﾍ /
| ／:: ─ ＿ ／ ヽ/
| .／:::: ─ _／ ヽ
| ／:::::::::ﾐ_ ─ ＿ ／'〃
| ＼:::::::::: ─ ＿ ─ ＿ ／::／ヽ
| ＼:::: ─ ＿||| ||:::／ ヽ
| /⌒l ━┳━━━━━━━━━━━━┓
| |:i⌒|::|:::::| :::illlllllllllllllll|━━| ::illllllllll|
| |:l⌒| |::::: | :::iillllllllllllllll/ ::::::| :::iillllllllllﾉ
| |::「］| |::::: ＼::iillllllllllllllノ/ :::::| :iillllllllノ ご当主様……――――。
|. ＼_.l |::::::: ￣￣￣ ::/ :::::| ￣ ./
. .／| N:::::::::: （＿ ::::_:丿 /
.／::: | /: ：|::::::::: ー / はっ！ 身命を賭して役目を果たさせて頂きます！
／ :::::: |. ./:: ：：|::::::: （￣￣￣￣￣￣) /
／:::::::::::::| ./:::: ：：|::::: ￣￣￣￣￣￣ /
: : :::::::::::::|.../::: ：：|:::: ＿＿ /
: : :::::::::::::|/:: ：：l:: :::::::: /＼
::::::::::::::::::|＼ ：：＼ /:::::::::＼
:::::::::::::::::| ＼ ::：：＼＿＿＿＿＿＿/:::::::::::::::::
::::::::::::::::| ＼ ：：：：：：：：：：：：/ |::::::::::::::::::::
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌──┐
└──┘
□
.
410 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:40:07 ID:dd9c45c5
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
_ ￣￣＿上ﾆニニニTR
rﾆニニiｦニｺT彡t―.王ニニニニﾆ＝､=┬┬┬-D
├──────''´￣￣￣￣￣||ﾐ:.:.: : ::┴┴┴ｦﾉ
│: : : : : ┌──┐: : : :┌┐: : : :||il───┐li /┬──┐
│┌┐: │┌┐│: : : :││: : : :||: : : : : : ::│:::/:┬┬┬ヲ
ﾌ::││: ││││: : : :││: : : :||:──┬─V:┌───､
/:::││: ││││: : : :││□: :||:──┴ ‐/∧: : : : : : : ＼
＿ /:::::││: │└┘│: : : :││: : : :||: : : : : : : //: : ＼／￣￣￣￣￣/
, ' ´,-i i-｀'､:::::└┘: │ │: : : :└┘: : : :||: : : : : : //: : : : : ／´三三三 ／
../ ハV | | .//ヽ::::: : : : │ │: : : : : : : : : : :ﾉ: : ,､: : //: : : : : /三三三三 / ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ
｛ ﾍ V | |// >',::::::::: :│ │: : : : : : : : : //ノ/∧://＿＿／三三三三 / 彡´ r ﾑ jl 彡´ r ﾑ jl
i.l ＼V..|/ ／／廴､:: :│ │: : : : : : : ／／_ ././//＿_／´￣/￣ヽr――-､ 彡 入 ヶ {l7 彡 入 ヶ {l7
|.|---｛ ヾ／＿｛i|ﾐ: ｰ┴──┴──＜_／ , -''´ ￣ ｀' ､ / //,r ´ ￣ ＝ ｰ イ // ヽ _｣l // ヽ _｣l
|.|_ - ''v/ソ､＿___|.|├─======-==-==-=／／ヽ | /ﾊ 'n二二二二二二二二二⊃ｌ { ハ二㌧ﾘ| { ハ ㌧ﾘ
' , ／/| i ＼￣ | |/i l┴──､ ､ ﾌ ┬─/ /＼ V // >､ ',三三／/{ ﾚ ! !l } ! !l }
.V/ ./ .| .i V//ｦ┘│ ヽ.... │ 7 .ﾄ､＿＞-､／＿ ゝ',三彡ノ t ﾍ ｌ j ｌ j ｌ j ｌ j
V /. . | i ///.. . └─ ｀''---.┤ |＿__it j ｝ﾐ=､ | iﾌ＝. ､ヽ>、 ゝ､、＿ tヘ / ﾉ ﾊ ＿ tヘ / ﾉ ﾊ
＼ﾐー >／／ { ﾊ ／/不/ヽ｀'-i ｝ .｀'{ k 〈 ￣{ V-＜.ハ ￣{ V-＜.ハ
｀ー―''´ ヽ V ./ | ヽ V ./ .l ｢ ㌧こ、 y } ㌧ j y } ㌧ j
＼ソ-.上_＿ｿ／ ﾉｰl ＼ヽ } l ヽ‘、 } l ヽ‘、
｀''ー---'''´ .ゝｰ'’ ヽ＼ ﾉン ｖ`、 ﾉン ｖ`、
辷イ／ yﾍ、／ yﾍ、
し' 辷 ｺ 辷 ｺ
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
￣￣
.
458 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:12:18 ID:dd9c45c5
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
| ||￣￣￣´" '' ー- __￣￣～､、＿ ／／／ .| |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
| || ||￣￣￣￣￣｀`～､、 ´"''～､、 | ￣”¨７冖￢ｰ- __ ／／／ | |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
｀ヽ: :｜ ｀`～､、: : :||￣”¨“ └- ｡｡..,,＿ √¨了´／／ | |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
`, 寸| |: : || | : |￣ ─- ＿￣｀`''T´／ イ :|:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
:∧ ﾔ |: : || | : | ￣｀'ｉ | || ／, ﾞ| |:::::::::::::: | | ||:::::::| | |
,> l :}| |: : || | : | | | || / / :| |:::::::::::::: | | ||:::::::| ﾘ ﾘ
し'ﾞ ,ｉ| |: : || | : | | | |l / / :| |:::::::::::::: | | ||:::::::| / /
＿ ノ | |: : ||^Ｙ | | | |l .{ { .| |:::::::::::::: | | ||:::::::| ／_∠
|ﾍ`， | |: : / /:::| | | ||___ ｣ {=＝| |:::::::::::::: |＿|＿」Lﾆ=-‐ ￣
| |ヽヽ| l ノノ'| : | / /'''""´￣乂｀¨~| |:::::::::::::: | |￣ ＿＿,,,,.......
へ__,ﾉ! l { {i| | : | ,／ / ｀7´| |:::::::::::::: | |¨¨¨¨|￣￣| |
乂_,ノ|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_|_乂,,ノ〉|___＿＿＿＿__／ ,/ ′| |:::::::::::::: | | | | |
| || |￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣|￣l￣i|| |￣|￣|￣|￣| ／/ ′｜ |:::::::::::::: | | |＿＿|＿＿＿|＿
| || |￣|ﾔ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|二i|| |二|二二二二二彡'/ ′ | |:::::::::::::: | |￣￣| ＿＿＿＿＿
| || |￣| ||￣￣￣￣￣￣￣￣~~|二i|| |二| |⊥三三三三i :{ { | |:::::::::::::: | | | |＼￣￣￣￣
| || |￣| || ° ° ° ° °ﾟ.|二i|| |三|_|⊥ -─……‐┴─- ＿ 乂 ｜ |:::::::::::::: | |￣¨¨| |::｛￣√￣￣
| || |￣| || ◯ ◯ .◯ ◯ ◯ |二i|| |‐:|￣⌒^''=- _ _ -‐ '' " ￣ ￣⌒`| ||──-i| | | |:::｝ {
| || |￣| || || || || || || |二i|| |‐:|,_ 丁 '' ‐- ＿ ｜ || |─ｎ|ｉ| |＿ | |::｛ 0
| || |￣| || || ||＿||＿||＿||＿|二i|| |‐:圦￣ ‐ ,, | ￣⌒＾^''=-:| |ＬＬ_,,」」| | ￣| |:::｝ {
| || |￣| || |￣￣￣ :|二i|| |-:|::||｀'i≧s｡￣└ﾆ _ :| |ニ二二| | | |::｛ :.
| || |￣| || | ° ° ° :|二i|| | |::|| |////≧s｡ ⌒＾''=- __ .| |:::::::::::::: | |￣｀｀| |:::｝ :.
| || |二| || | ° ° ° ° .|＿｣LＩ斗f七i|/////////≧s｡.,_ ⌒＾''=- | | γ⌒Ⅵ.| | |::｛ ｀ ハ
| || |＿|_||_,,| ° ° °＿」-=ﾆ三三二弌/////////////うぅs｡.,, | |:::{⌒Yﾞ | |｀丶 .| |:::｝ ゝ'
二二二三⊥-┬…=ﾆ三三-Ｌ|-‐ ￣ ｀'＜＞─-ﾐ/////////≧s｡.,_| |:圦⌒ヽ| | | |::｛ .′
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
＿＿＿ └l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
,. -'"´ ｀ー ､ U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
／ ヽ、 ￣￣
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
/ ヽ、
./ 彡三ミヽ 彡三ミヽ ヽ おっおっおっ！
/. i
/.＿_ （ ） ＿__ l 修道院には一体どんな娘が
（＿＿） ｀ｰ-r'´｀jｰ--‐'′ （＿＿） /
i |/´ | / やる夫を待っているのか楽しみでならないお。
ヽ、 `ｰ'′ ／
ヽ､_ ／ （ これで可愛い子がいなければ、蜻蛉返りだお ）
｀i ヽ
.
412 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:41:42 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ おっおっ！ これがやる夫が住むことになる教会かお │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
八
}_:{ |
}__{ ﾊ
7|圦 ﾊ',
|:|:|:|| ﾊ/,
rf|i个ﾊ1 ﾊ'/,
x个i个i'|､ .ﾊ//,
g'|:| |:|:|l |1 ﾊ'//,
‐|7ｱ竺竺「 ﾑ'///,
l/^|Y^Yl | ∧∧∧∧
_,||:|:| |‐|:| |‐‐∧|个i个i个1
＿＿＿＿＿＿｡oL斗r＝＝r‐'‐'‐＼| || |::||
∧_ / .|ｭｭ|∩∩|======|_ﾘ_,,|,,|| ＿
灯||_ﾉ＿＿ /＿_,,.|:|_||:|_||_|:lγ⌒ヽ |「l 「l | ＿＿＿＿＿ ／／￣￣￣￣
､､ 从儿|:|:|:| |_|¨Ⅳ_八八|:| ||､､__ .| {l(爨)lﾘ |竺竺| ∧77777777／／
⌒'ー､＿＿＿＿＿＿＿＿＿ γ´;';';'ヽ';';';';';';ﾞⅧ:| |_|_ﾉｲ/ﾌ´⌒;';';';';' ;';( |-`s｡｡s'. |￣|￣|─v「l/ ﾍ///////|／
/;';';';';';'ヽ//ﾑ￣￣￣￣￣／ /7￣＼:.;:.;);';';';';';';')|:| | |/{ { /;';';';';';';';';';';';'ノ|Y^Yア´^|￣￣￣￣￣∨ﾍ￣￣／＿＿＿＿＿＿＿
;';';';';';';';';')_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz'zzzzzzzzzzzzzzzzzミx..＼／￣| ┌┐ .┌┐
;';';';';';';';└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |//////////////////／＼///////////////////| |￣¨ｌ| | | | |
;';';';';';';';';';';U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣「」|「」 「」 「」 「」::「」:「」「」「」.「」「|「」「」 |「」 「」 「」､从ミミミミミﾐ| ￣ ￣
;';';';';';';'ソ;';' ;';' ;';)「」Y´｀_ ￣￣＿上ﾆニニニTR rzzzzｭ竺竺竺竺竺竺| .∩-∩- 艸ミミミﾐﾐﾐﾐﾐ;;| ┌┐ ┌┐
;|{;';';';'||;';';';';';'_彡'rﾆニニiｦニｺT彡t―.王ニニニニﾆ＝､=┬┬┬-D」|::| [[|]] |「」「」 | |:::| |:::lv彡ミミミミミﾐﾐﾐ| └┘ └┘
从､､从､ 从廾廾├──────''´￣￣￣￣￣||ﾐ:.:.: : ::┴┴┴ｦﾉ=-‐───────────---ミ |二二二二二二二
:.;:.;:.;:.＿＿＿＿ │: : : : : ┌──┐: : : :┌┐: : : :||il───┐li /┬──┐
／''´ │┌┐: │┌┐│: : : :││: : : :||: : : : : : ::│:::/:┬┬┬ヲ
ﾌ::││: ││││: : : :││: : : :||:──┬─V:┌───､
/:::││: ││││: : : :││□: :||:──┴ ‐/∧: : : : : : : ＼
＿ /:::::││: │└┘│: : : :││: : : :||: : : : : : : //: : ＼／￣￣￣￣￣/
, ' ´,-i i-｀'､:::::└┘: │ │: : : :└┘: : : :||: : : : : : //: : : : : ／´三三三 ／
../ ハV | | .//ヽ::::: : : : │ │: : : : : : : : : : :ﾉ: : ,､: : //: : : : : /三三三三 / ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ ノ彡ミﾐヾ㌫rﾂ
｛ ﾍ V | |// >',::::::::: :│ │: : : : : : : : : //ノ/∧://＿＿／三三三三 / 彡´ r ﾑ jl 彡´ r ﾑ jl
i.l ＼V..|/ ／／廴､:: :│ │: : : : : : : ／／_ ././//＿_／´￣/￣ヽr――-､ 彡 入 ヶ {l7 彡 入 ヶ {l7
|.|---｛ ヾ／＿｛i|ﾐ: ｰ┴──┴──＜_／ , -''´ ￣ ｀' ､ / //,r ´ ￣ ＝ ｰ イ // ヽ _｣l // ヽ _｣l
|.|_ - ''v/ソ､＿___|.|├─======-==-==-=／／ヽ | /ﾊ 'n二二二二二二二二二⊃ｌ { ハ二㌧ﾘ| { ハ ㌧ﾘ
' , ／/| i ＼￣ | |/i l┴──､ ､ ﾌ ┬─/ /＼ V // >､ ',三三／/{ ﾚ ! !l } ! !l }
.V/ ./ .| .i V//ｦ┘│ ヽ.... │ 7 .ﾄ､＿＞-､／＿ ゝ',三彡ノ t ﾍ ｌ j ｌ j ｌ j ｌ j
V /. . | i ///.. . └─ ｀''---.┤ |＿__it j ｝ﾐ=､ | iﾌ＝. ､ヽ>、 ゝ､、＿ tヘ / ﾉ ﾊ ＿ tヘ / ﾉ ﾊ
＼ﾐー >／／ { ﾊ ／/不/ヽ｀'-i ｝ .｀'{ k 〈 ￣{ V-＜.ハ ￣{ V-＜.ハ
｀ー―''´ ヽ V ./ | ヽ V ./ .l ｢ ㌧こ、 y } ㌧ j y } ㌧ j
＼ソ-.上_＿ｿ／ ﾉｰl ＼ヽ } l ヽ‘、 } l ヽ‘、
｀''ー---'''´ .ゝｰ'’ ヽ＼ ﾉン ｖ`、 ﾉン ｖ`、
辷イ／ yﾍ、／ yﾍ、
し' 辷 ｺ 辷 ｺ
_,n＿ ⊆⊇、 ＿＿ ＿＿
└l ｎ | └‐┐ | └‐┐ | | 匚］ |
U Ｕ く／. ┌‐┘ | ￣￣
￣￣
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413 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:42:02 ID:dd9c45c5
::::::| |::| |i |:l. .| ∨|i| | | |::ｉ′ |ﾆ|／､>'^｀｀`ヽ、＼|ﾆ| Υ:| | |:| // |ﾆ| |::|:::√j｢i:i:i:＞
:: : | |::| |i |:ｌ .| ___ 〈|i| | | |::| |ﾆ|／/━╋━ V＼|ﾆ| |::ｉ| | |:|'/ ＿.:|ﾆ|.|::|:::{＞''｢_､ ‐
:::: :| |::| |i |:ｌ..| /^'《 ∨..| |::| |ﾆ|: / :／┃＼.:.∨.:|ﾆ| |::ｉ| | |:| √::ハﾆ[|::| j{ ／ {＿
:::::::| |::|.:.ﾘ |:l..| .ハ:: ', |∨ :|::| |ﾆ|/／＞╂＜＼〈:ｉ|ﾆ| |::ｉ| |/ｉ| .j{:::j{ ﾊ|ﾆ|ｉ:|√V＼／::::::
::: : | |::|/.:.:. |:|:| {::::ﾔ:ﾊ .| |∨:::| |i|V／､>'^｀`丶､＼Ⅵi| |::ｉl/ i| j{: j{ {:: |ﾆ|::| | ＼＿
:::::: | ｆ⌒Y＿|:l:| |:::: |:::::| | | 〈::| |i|'/／ ｡o个c｡ ＼|ｉ:|ｉ| |:/ i| |::::i| | : |ﾆ|√￣i⌒i￣￣
::::::::| イ辷ｼ＼｀`| |Ｙ: |:::::l | ﾚﾍ [| |i|/ x<.:.:/:||ヽ.:｀>､ |ｉ:|ｉ| l γヽil |::::i| |:::::|-/＿_人_人＿_
＜二::::::ｘ=ミ:::::::＞:| |:::|: : |:| |::::| ｉ| |i| ハ_Ｙ:|/||Ⅵ__| Ⅷ|ｉ| | ,:::::::i||:|::::i| |:::::∨:::::::γ⌒ヽ::::::
〈 ∨:::/ ', :::{ :| |:::|: : |:| |::::| ｉ| |i|j＿|_|,,ｘ仝ｘ|__|＿i|ｉ|ｉ| | |::::: i||:|::::i| |:::::::|＼:::::{ }::::／
ノ⌒〉:λ＿,ﾉ:::::＼ | |:::|: : |:| |::::| i| |‐|¨¨| |丁¨丁 丁¨:i|-ｉ| | |::::: i||:|::::i| |:::::::| /::::乂__乂:∧
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〔＿＿＿＿_〕＿〕::(__)::〔::| |ノｼ＾'<Ｙ|‐| | |丁¨丁] | [|‐ｉ|_|＿_|__|_|__乂__ソ／ ／||￣￣￣ | |
|:::|| || |¨7¨~丈_|［ﾊﾊﾊﾊﾊ|‐|＿|_|｜ :|_]｜__[|‐ｉ| 〈＿＿＿丁／:::: || | |
|:::|| || |二二丁_］|::::|辷辷辷| |￣￣￣|￣［|‐ｉ|￣￣￣|ﾆTﾆﾆﾆニ|:::::: || | |
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＿|:::||＿______,|| | | | |｜::|丁¨¨丁|￣ | |￣［|‐ｉ|∩∩∩|::::| |:::::: || | |
ニ二二二二二>､| |.._＿| |｜::|｜ |::|＿_|＿＿＿|＿［|‐ｉ|二二二|::::|＿＿＿|ﾆ=┼ーーー┴
丁丁｢￣｢￣｢￣｢jΤ＿＿丁｢￣￣｣_冂Ｌ ┌┴┴┐ ┌ｰ┐￣￣｢丁￣￣￣|::::::::|:::::::::::::::::::::::
二二二二ア二二|_|二二二┴──二二二丁¨¨¨¨丁二二｢￣￣￣｢￣￣￣｢￣￣｢￣￣￣￣
￣￣￣￣￣|_|-二二二二二二二二二-丁￣￣￣丁─二二二二二二二二二二二二二二
＿＿＿──二二二二二二┬T丁「「| _|┘ └|__| | 「「丁丁TT┬┬二二二二二二二
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:::| |:::|:::|::|_｣┘ └L|_:|::::|:::|::|::|::::|:::|:::|:::|::::|￣￣￣￣
､-=ミ
_ノ:::::::::::＼ト
ィ／::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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／::::,. "⌒＾^ｰ'⌒＼::::::::И
/:::::Yﾞｘ≦二ヽ ヽ::::::ﾉ
｛::::::::} ／⌒刈 ,ｨ≠ミ､}::く
〉::::::{/{ ,x=ﾐ､ }_,〃⌒ヽ ;:: ﾊ
､:::::::{ ､ _ノ （{〃㍉ﾊﾉ:::::ﾘ
｛rう{ ﾉ>ｰ λ／ やぁ遠い所、良く来てくれたねやる夫君。
人vﾍ. ( ｰ- ＿, ﾊ}}
`ト ..,, /イ 私がこの教会を預かっているカラスといいます。
､:::.. ′
込 ｲ
} ≧=≦ |
-{ﾆﾆ［ ]ﾆﾆ}､
／ : :|*ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ*|: : 、
-=ﾆ /: : : : | *ﾆﾆﾆﾆﾆ* | : : ﾏﾆ=-
-=ﾆ: : : : : :,ﾞ.: : : : :|ﾆ*ﾆﾆﾆﾆ*ﾆ|: : : :∨: : : : : ﾆ=-
.
414 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:42:25 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 今日からここが君の家であり、ここに住むものが家族です │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
／////////////////////// ＼
./////＞ ------- ＜//////∧
///／ ＼/////ﾊ
i/./ V////∧
|/| _ -―――― - _ i//////i!
}/}_ .ィ { } ＼}//////|
i/ ./ / ∧ , i i ＼////,!
∠ ィ }／}/}／ .', ∧从ハ/＼ ヽ ＼//| .γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|/| | ￣｀ ＼{ '´ ￣ ! ＼{! ￣//,! ｜ 何か分からない事、困ったことが―――― │
_＞| | ｨf弍z.､ ,ｨzf弍､| | ＜///i 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
弋__| | ' | にノ///|
,'/| |.ﾊ | |//////! ﾆｺ…
///| | ゝ - - ィ ! !/////,ﾊ
////! { i .＞ __ ＜ | /|'/////∧
{///∧ |从∧:i:i:iﾘ`ー,―― ´| ∧∨///=- .__
|////:i＼{:i:i:__ ＞/ } }／ ＜_＼///////ヽ
,.ィ≦ニニニﾆ! ゝ- | -= ≦ {ニニニニニ≧。
／ニニニニニニ! ＿＿_ .| |ニニニニニニﾆ＼
./ニﾆニニニニニ, ゝ----､ヽ.† Vニニニニニニニ.∨
/ニニニニニニﾆ/ / r''ニニ ､ V ∨ニニニニニニニ∨
./ニニニニニニ}／ .i "´ ＿_ヽ ∨ ＼ニニニニニニニ〉
〈ニニニニニﾆ／ r'´__＿ V ヽニニニニﾆ／
＼ニニニニ, | / } ',ニニニイ
く＼ニニﾆ′ /} 八 ‘ト. Vニニﾆ〈
}ニニニ{ / .ﾄ /ｨ ＼ | ＼ }ニニニ′
|ﾆニﾆ.从 ／ | /} }＼ } O ＼ 从ニニ{
.. ／ . :/ /⌒} {⌒/⌒} ヽ ＼
. / : :} {⌒/⌒} {⌒/⌒} {´ | /´
: : : .: :}{⌒/⌒} {⌒/⌒} {⌒/| |
; . . : : : : : :/-ｔ――‐=＝＝ﾆﾆﾆﾆ＝=―-';＼
.: .: : . : : : :./. : : : : : :{ : : : : : : : : : : : : i : : } : : . ＼
. . : : : . : : :{// :i: {: 斗 i:十┼|: : : : : : ﾑ--､: : : : : .ヽ
. : : : : : /:ﾊ:ノVヽ{ Vヽ{ヽV. :/ : : :/jﾙ}:ｲ:,ｲ: }: : :} }
: . : : : /:/Y: | ,ィﾁﾃ示ミ:､ }:ｲ : /ｲ示ミ､jﾉ } :} |:/jﾉ
. : . : ノイ: :!: {{ {ぅ:::::: } ﾞ 'j／ {ぅ: } /／.;ｲjﾉ' γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
.:/ . : :| : |: :.i 乂__.ノ Vﾂ ' j／{ ! ｜ お互いに支え合い―― │
.::/ . : : : | : |: : :. ﾊ : { 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
../ . : : : : : :|: ハ:. :| ' / 人: :.､
: / . : : :./ . :|/ :i:ヽ:{ ､ ‐ァ ｲ:|｜ lヽ:.ヽ ﾆｺﾘ…
...' : : / . :,.': : :|: : .＼ .イ:. :|｜| | : : .
. .:/ . :/. : : :| : : |: :.ヽ ` ｧ‐-＜ |:. :.|｜| | ヽ: .、
.. / . :/. : : /:!: : :ﾊ: : :.＼_{＼ |: : : :{ | | }: .ヽ
... /. :,.:' : : :/. : : :' : :} : : : .ヽヽ'ヽ、 人: : .ヽ、{ ｜: : . 、
.... ´／ . : ／. : : /. : : |: : : : : :}ｰｧく ｀ヽ: :.＼ |: : : : .＼
／ .: : : :／. : : : :ハ : : |: :ﾄ､: : :| { ＼: .＼ |: :i: : : :}:.ヽ
／ ./. : : :´. : : : : / ｜.:.:|.:.:| ヽ } { } / |. ＼ : ヽ}: :}: : : :}: : :.,
......./. : :〃. : : : : / |: : |.:.:| } } V ,/ | ｜ヽ./ :/ . : : }: : }: :
,:' : ://. : : : : :/-､ |: : !: :| /} } ヽ. | ｜ / :/ : : : 〃. :}}: :
/. : :/ {: : : : : : { ＼ |: :ハ:| /. :}ﾉ ＼ ,! |/ :ｲ: : : :// . : }}: :
.
416 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:43:43 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ――、――――――。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
＿＿＿
,. -'"´ ｀ー ､
／ ヽ、
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、 （ おっおっおっ！ ）
/ .;'⌒ヽ ､ｨ=ﾐ､､ ヽ、
./ .l:l ,ﾘ. |:| ,ﾘ ヽ （ ビンゴ！ やっぱり追放物だったお！ ）
/ . ﾞ'‐‐'" ゞ_彡' i
/.＿_ （ ） ＿__ l （ この可愛い子たちと楽しく生活しつつ ）
（＿＿） ｀ｰ-r'´｀jｰ--‐'′ （＿＿） /
i | | / （ やる夫を追放した屑親を殺す反撃の英気を養う展開だお ）
ヽ、 `ｰ'′ ／
ヽ､_ ／
｀i ヽ
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ ――――、―――――――――。 |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
. _ _
. _ - ￣｀ ' 、
, ´ ヽ
./. -＝ ト ､ .＿..'i, （ いやぁ、やる夫は大量に女の子を侍らせたハーレムとか？ ）
. i' ｧ-- ﾄ ､ ／ . 'i
j ｲ r';.;ヽヽ. ` ' '" :,- .i （ 才能とか力には特に興味はないんだお？ ）
i ヽヾﾆﾉノ, ヾ== " i
{ ⊂⊃ } （ でも、まぁそれを誰かがやる夫に求めてくるなら ）
ﾐ ⊂⊃ ﾉ
. ヾ_ ,.、 .j:. ,,.ﾉ _ ／,_.,_ （ それは、吝かじゃあないというか、誰かの為に力を使えるのが真の強さだし？ ）
〆i, ＼ ｀' '´ . イ´ ｀> ヽ
´ ￣ ＼ ヽ ､ , , . ,. . イ _／´ ﾍ
i.Y X ハ
.
417 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:44:42 ID:dd9c45c5
_,. -‐=ﾆ=-‐=ミ
r:::⌒::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ,
r‐=彡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨{
ノ::::::::::::::::::〃⌒｀ヾ:::::::::::::::::::::::::}
/:::::::::::::::::::::彡 `ﾐ辷彡へ:/
｛::::::::::::::::::::::::::ﾐ ヽ
ﾉ:::::::::::::::::::::::::ﾐ ,. -‐=ﾐ
{::::::::::::::::::::::::::ノ ∠／,.ﾆ刈 _j
y:::::::::/⌒Y=====斗云‐- } ∠ﾆ〉 ―――と、立ち話が長くなってしまったね。
/ィ:::::::ｉ{ ⌒) ､ ､_{ﾋﾘノ ￢ｧ<⌒Y
{:::::::八 （j ' ､__ノ /ﾋ} ｿ '> カーミラ。 やる夫君を部屋まで案内してください。
ヽ:::::/`ｰ┐ {‘ｰ'{/
V | (＾,、 -,ノ` r' 荷物をおいたら、皆に君のことを紹介するから
/ | 丶 /
. / 八 =-｀~／ 食堂に来るように。
/ﾆ=‐- ＼ /
. /ﾆﾆﾆﾆﾆニ＝‐- 丶､ /
_厶-‐==‐-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ`く¨´
-‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐- ｰ-=ﾆ〉
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐-
＿＿__
_ -=////////=- _
／//〃＞-―― ＜/ヽ
'/////´ ｀ヽﾊ
//////, ィ ´￣￣ i. ｀ミ|/|
.'////／ i } ヽ|
|//／ ..イ 从ﾊ 从ﾊ ､ ＼
|//⌒i´ ｨf≠ミi /ｨf=ﾐ 「|
|.乂￣| | vﾘ }／ vﾘ | N
i//.＞| | 从 .N
/////| | v__ｧ ィ! N はい、食堂につくまでに一通りの説明を
/////'∧ { ＞-＜从| //|
.ｨ /////ﾊ{_.＼{ ｀￣ 「}::::::::::_}／//! 済ませておきますわカラス神父。
／///／ニニﾆ_ † ｰ-- ...__/|
／/////-=ニニニ_ ', ∨ﾆﾆ=-｀ヽ
////／,-=ニニニニ:_ ヽ V ニニ=-ﾍ さ、やる夫君着いてきてください。
乂//⌒乂-=ニニﾆ}ニi ＼ ＼ ニﾆ=-}
/-=ニﾆﾆﾘﾆﾆ| ヽﾆ=-ﾉ
./-=ニﾆﾆ./ニﾆ, ', ＼{
ﾑ-=ニニVニ/ﾆ ハ ｀ 寸
,-=ニニﾆ/ニ,ニi /-=', Y
i-=ニニﾆ!ﾏﾆi.ニ| /-=ﾆi i
|-=ニニニ ﾏﾑﾆ.{＿＿＿＿/ {-=ﾆ|＿＿＿＿.|
.
418 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:45:11 ID:dd9c45c5
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ ＿ ヽ うん、案内よろしくカーミラ。
ｉ z=＝ミ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzﾉ | カーミラのような美人に案内して貰えるなんて
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / やる夫はツイているお。
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
＿＿＿＿＿
..ｨf/////////////,≧ｘ､
／ﾊ//////////////ﾍ///,＼
//「￣￣￣￣￣￣￣￣ﾄ},////ﾍ
.i//|＿＿＿＿＿＿＿＿」ハ'////ﾑ
|// / ___{_ i 斗匕､} ｉ ｉ/////,i!
ﾚ}/ { ./{i. l､ .i斗=ミ| |//////!
ﾚ'i i{ .,ﾞ斥､ i V ﾄ刈 〉 「-ア//i!
|/| iレ!. 似 ＼|i ゞ '' | |イ////|
|./ | .i , , ､ ' ' / j |////i| ふふ、ありがとうございます。
. ﾉ .i人 ､ , 厶 / i!////|
|´i ﾄi 个 。._ __,.ｨi / ∧|////| やる夫君はお口が上手いですね。
|:人_{ ＼{从r≦〕抓-≦ﾚ'レ'〉---､/」
Ｌ///＞‐ rﾄ､｀￣i￣´＞'' f/////｀ヽ
////∧} .｀ー一 ´ ./'///////,ﾊ ただ、そのことで一つお願いがあります。
/////ﾆ/ † {ニ////////〉
〉/／／ / ',ﾆV/////,八 私はここに勤めているシスターですから
／/,:ﾆ/ ,: ',ﾆi///////,ヽ
〈///{ﾆ{＿＿＿i＿＿＿＿＿}ニ}///////ノ 「シスター」もしくは「シスターカーミラ」と呼んでください。
V/八ニニニﾆ{ニニニニニニﾉ!//////{
////,ヽニﾆ=- -=ﾆニニニイﾑi//////,i
//////{_r ､(＼＿} }＿＿＿___/i!//////,!
,ｲ////(＼／)￣)'iヽ'ニニニﾆ/ |//////,|
/////__ ／-,/￣ __Vニニニニ{ i!//////,!
,ﾞ///,〃' / /, / `┐==- __i＿r'ミ､////,ﾊ
.
419 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:45:49 ID:dd9c45c5
／//////////////////////////////////＼
／//////////////////////////////////////,＼
///////////////////＝------=== /////＼/////ヽ
//////{///,＞ ´￣ ￣￣ ＼'////,
//////i/,／ ∨///ﾊ
//////|/ - T ￣￣￣￣￣ t - _ V///∧
//////| ,.ィ ´ i i ヽ////ﾊ
//////| .ィ i i | i! i i V///∧
//////|,ｨ } | i ﾊ j! 斗-!-＋ -| ∨////,
//////| /-―.| /! /-! .ハ N .从ハ{ ﾄ､ W////!
//////! ' /j/ j/ j/ ﾍ } ___ } ＼ﾄ､ {/////|
////// | /, ＿__ ヽ , ,ｨf笊ミ/ / i! ＼!'////,! ここに住む他の皆もそう呼んでくださっています。
/////i ﾚ / { ｨf泛笊ミｘ } / / ／ .|ア//////|
/////| j/ ', j,ｲ /ｲ | |////////! やる夫君もどうかそう呼んでくださると嬉しいです。
/////| / ＼ ', j ,:.| |////////!
////八 {. ﾊ ＼{ / ! |////////!
///＞ ﾍ从. ', ＼ ､ ' .ｨ | |////////!
///ー t――.',. ﾍ＞ ／ { .∧| |////////!
//////| i! ｛. ', ﾍ__ ≧ ＿ イ |//ﾊ| !////////!
//////ﾚﾍ }＼', ﾍ ｀￣￣ i .ﾊ///{ !////////!
////////,}///,}! i } ', / `￣! .|////////|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＼ -―――-
＼ ´￣￣｀
＼ ,.￢ｰ-,ｯ-‐- ,,_
＼ _,,.-'ﾞ::: : : '" ｀ 丶、
`ヾ '" :..,! _,,. --ｭヽ
＼ ､ ‐-=-''" 〈.. ﾉ ﾞ:、
＼ ｀ ､ ,, ／丶､ ﾞ'ヽ ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ヾ:::::...... ､ ''" ,.- '′ ｀ く
ﾞ:､:::::: .,,_ _,.-''゛ 、 ＼
／＞ -－''"｀`丶､､zz=＝''" ﾞ､ ヽ
／ィ'´ ,' ﾞ、 i.
／'゛/ ,' ﾞ:、 ﾞ、 .i
／ / i ﾞ、 :、 ﾞ:. i
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
420 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:46:07 ID:dd9c45c5
＿＿＿
,. -'"´ ｀ー ､
／ ヽ、
,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
/ .;'⌒ヽ ､ｨ=ﾐ､､ ヽ、 おっおっおっ！
./ .l:l ,ﾘ. |:| ,ﾘ ヽ
/ . ﾞ'‐‐'" ゞ_彡' i 分かったおシスターカーミラ。
/.＿_ （ ） ＿__ l
（＿＿） ｀ｰr‐'´｀ｰ--‐i'′ （＿＿） / （ これこれ！ こういうのでいいだお ）
i | .| ./
ヽ、 --－-┐r' ／
ヽ､_ .し ／
｀i O ヽ
,. ―-- ..__＿
∠´:.:.:.:. : : . . . . ｀ヽ
/:.::::）:.:.:.:r::―::.-- ‐''´ . ヽ
/:.:::/:.:.:.:.:.{::::::::::::.:.:.:. : : . . i
,. -‐ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!::::::::.:.:.:.:. : : . . _l
/.:.:.:.:/:::｀ヽ:.:.__＿＿;,:.:. -― ''´ l｀ヽ、
{.:.:.::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : . ﾉ ヽ
丶.:.::::::＼:__:::::::::::::::::::::::_;_;_;_,. -‐' ノ
ヽ=.､:::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:,,.:.:.:.:__r''´
｢ ─ ー‐─‐-‐‐─== ｒ でも、シスターカーミラ。
l ｀ー'' ､_ !
! ￣´ やる夫からも一つだけお願いがあるお。
、 （_,､_,） ⊂⊃ ／
,｀二__,, ィ
〃:.!:|〉r'´ ,〃:. .〉、 やる夫の事も「君」付けじゃあなくて
/'.:.::ｌ:l}_ﾊ.//:.:. :/: .ヽ
,';フ::.|:l! l//､:.:. /:.:., -ヽ 一人の男としてやる夫と呼び捨てで呼んで欲しいお。
ハ:::.:.:|:|//:.:.ヾ:､':.:/:. : i
i:.:.l＼::!::/:.:.:_;.ノ:.:/:.:.:. : l
l:.:.:|ｏ:ヽ!':.／:. : : :.:.l:.:.:.: : l
l:.:.:::!::.:.:.:l/:.:. : : .O:.:.|.:.::.:. : .l
.
421 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:46:30 ID:dd9c45c5
-―――-
,.ィ/////＞''´---ミ､
／//////´ ', ヽ＼
//////// } ヽヽ
//////// __ =-―┴ |/|
'/////／´ /斗/七. } ＼|/|
'///// / ｨ迩㍉', 从ﾊ ヽ.|
}////iイ_}/ 乂/:/:/: }／ｨiﾃ, ＼!
／///弋＿{ 「 u. :/:/ |//|
／////／ /.八 ､ ´ ｀ .ｲ: |//| は、はぁ……一人の男として、ですか？
＞,///＞イ}从/ｲ人}＼ ＼≧ ≦ | |//,
＞///＞／ニニニﾆヽｰ' ＼ﾄ.} i {从ﾊ{＼{'//, 分かりました。 では、次からやる夫と呼ぶことにしますね？
.／///／i:i:/ニニニニニﾆ', †｀ Ｔニ=- ､'/,
.／///／:i:i:i:/ニニニニニﾆﾆ}_.. ､ ｀寸ニﾆ',--_､_
.//////i:i:i:i:i:i:iニニニニﾆﾆ／ ｀ヽ. r/ /_ィ__ ヽ （ 一人の男として、などと…… ）
//////i:i:i:i:i:i:i:iニニﾆニﾆ∨ }ヽJ (/r ﾆ､ 〉
.//////:i:i:i:i:i:i:i/ニニニニﾆ′ /ﾆ|' r_..ニヽｿ｀ヽ （ 貴族の方は、おませさんなのですね ）
|'////,i:i:i:i:i:i:i:/ニニニニニ| ＿＿＿＿＿＿/ﾆ_ﾘ /´ ./ ',
|'////,|／⌒ 乂ニニニニ/| ..ィf´ニニニニニニ／ 八 ノ__ノ{ー‐―┘
|'////,{ ｀''＜ﾆニﾆl／ニニニニニニﾆ彡 ｀ﾏ{ {o ＼ニﾆ从
∨///ﾊ ｀''寸ニ≧=------ イ{ 0.ハ ', ヽｲ
＼///＼ ＼ニニニﾆ/ニニ', ./--', ', }＼
｀￣￣ ＼ﾆニﾆjニニニ＼ 0/ニニｰ┬―ニﾆ}
_. - ' ｀
. ／´ ｀ヽ
/ ＿ :,
ﾒ ／⌒ヾ、 ,,ｒｚﾊ込､ .i
l /'´￣ ` ﾐヽく 〈 ミｰ',"-‐=ｰｘ ｀ i
. ｌ. _ ' " ヽ .i 是非そうしてくれお。
. ⊂⊃.' , = i
! '､＿＿ ,.人＿ ）⊂⊃i やる夫は上下関係とか貴族とか平民とか気にしないし
! |llVー――‐-- 二_－,.ィ´ j
.. !. }llllllllllllllll>''´ ﾚﾍｿ / シスターとは仲良くなっていきたいから―――――お？
. 丶 . いllllllllf' / /
.. _ ﾍ. ＼ﾚくｊ / ./iヽ ＿
￣ 丶i＼. ヽ<廴＿＿_ ,.ィ .／/ .i
ヽ｀. , ` ー―‐ " , ´ _/
'ﾄﾐ三≧ェzz彡.＿／
.
423 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:46:53 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ 中庭にいるあの娘は――――？ |
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
: : : : |::| : : |::|‐‐＼::::::::::::/::::::::::::::::::::,｡ ´:::::::::: |::|::::::::::::::｀丶､::::::::::::::::::::::::::＼::::::::: :／.:.:.:.:.:.:|:: : :|:::::| ／:::::／::::::／| : :|: :::|::::|:::
: : : : |::| : : |::|￣＼＼::::/:::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::|::|::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::＼／.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:: : :|:::::|／:::::／:::: ／:: ::| : :|: :::|::::|:::
: : |::| : : |::|: : : : '.:::∨::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::|::|:::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ｡:::::::::::::::::::::／|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:: : :|／:::::／.:.:.:／.:.:.:.:.: | : :|: :::|::::|:::
:！: : |::| : : : : |::::|::::::::::::::::/:／￣￣￣＼::|::|／￣￣￣￣＼::ﾟ。:::::::::::／.:.:.:|:|.:.:.:.:.:: : : : |:: : :|''┬¨.:.:.:／.:.:.:.: .: .:.:| : :|: :::|::::|:.:
. ! | : : : : |::::|＼::::::::/::::::::::::::::::／￣※※￣＼:::::::::::::::::::＼ﾟ｡:::／.:.:. : : |:|.:.:.:.:.:: : : : |:: : :|::::|.:.:.／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| : :|: :::|::::|:.:
: :... ‘ . ..: :.:|::::|::::::|:∨:::::::::::::::／::::::o〇〇◯o:::::＼::::::::::::::::::::／|.:.:.: : : :.:|:|.:.:.:.:.:: : : : |:: : :|::::|: :|.:.:.:.:.:.: .: : .: .: :| : :|: :::|::::|:.:
: :.::.::.. ！::|::::::|:::|＼::::::／::::::/:::ﾟＯＯＯＯ°::::::::ﾟ｡ ::::::::／: :. |.:.:.:.: : : :|:|: : : : : : : :.|:: : :|::::|: :|.:.:.: .: : : . . : : :| : :| ::|::::|: :
:. : . .:|::.. ‘ ！:|::|＾＼:::::::::/:::::::::::::|:|::::::::::::ﾟ｡::::::::ﾟ,::／.:.: .: :.:|: : : : : : |:|: : : : : : : :.|:: : :|::::|: :|.:.: : . . : : | : :| ::|::::|: :
＼ : :|::|:::.. ‘！: |::へ:/::: ／￣|:|￣＼::: ﾟ｡: ／|.:.:.:. : : : :|: : : : : : |:|: : : : : : : :.|:: : :|::::|: :|: . : : :| : :| .:|::::|: :
＼|::| : : |:::..... ：:|^Ｙ、/::::／⌒＼:::::ﾟ｡ ／.:.:.:|.:.: .: : : :| : : |:|: : : : : |:: : :|::::|: :| : : :| | ｜::|: :
＼: :: |::|: : ::::... ‘ ｉ:｜へ/::::⊂⊃::::V／.|:.::.:: :|.: .:. : :| : : |:|: : : |. . .:|::::| | : : :| | ｜::|
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: : : : |::| : : |::|::::::_,､‐~ ,、: ´: : :／: : : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::|: : ＼|＼: : |:::::::::::::::::: :: | ｜ |::::|: :| | | : : :|: : | ｜::|
_,､ ﾆ┘ _⊥‐￣_､ ´. . . . ／: : . . . . . . : : : : : :::ー───‐ ＼: : :|: : ＼|:::::::::::::::::: :: | ｜ |::::|: :| | | : : :|: : | ｜::|
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_､ ::´::::::::::::::::::.:.:／::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::〈￣￣￣￣￣￣￣＼|＿＿_______,| ｜ |::::| | | | : : :|: : | ｜::|
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.
424 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:47:29 ID:dd9c45c5
;;";;;；;;:;::,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,”:"ﾞ:.:ﾞ；'::"ﾞ:.:;:;l':,”:"ﾞ:.:ﾞ；'ｒ',ー- ､
;:,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,”:"ﾞ:.:ﾞ；':,:"ﾞ:.:':,”:"ﾞ:.:ﾞ':,”:"ﾞ:.:ﾞ；'ﾐｘ､
,；;;:;:;"” :：；::;;;;; ;､；:,;;;;；:,”:"ﾞ:.:ﾞ；',，.:,”:"ﾞ:.:ﾞ；:,”:"ﾞ:.:ﾞ；'” :：ﾐ
;;;;；;;:;:; :：：:::;ヽ､;;;l!､l;;;l!;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,､ ､`^；;;:;:;"” :：ﾐ､ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
ﾐ;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、, ;; ;ｌ; ;:ll ,;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,;.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,` ｜ あの方は、メアリーといいます。 |
そ;;; :.:.:;;;:...:.'!;;;;..;;;;l|l；;.:".:ﾞ,__:;、,;.:"＿_.,,/;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,;:;:;"；;;:;:; 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
".:;.:'"` ,l';;; ;; ;:|l;;; ；,i';..;; ;;;l!;"..;; ;;;;"..;;ノ：；;､;:;"” :：z
ｌ;; :l!; ;ﾐ|;”ｒ'l!;;.:;.:'"ﾞ〒-ー-〒 "ﾞ:.:ﾞ,:;、,;.:"'
|;;l!;;; ;;ﾐﾚ';;;;!;/;; ； ：
l ;; l;;;l!;; ";;ﾞ./； ： ：
| ;;l!;";..;; ;;" l ： ： γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
|;; l ;; ﾞ;;"､;;l!;l .： ： ｜ この土地より、ずっと遠くからやってきた子なんです │
l;l!;";..;; ;; .!;";l .： ： 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
l;;i i";;; ";i ;; ;;! ： ；
"" .:""ー- l;;;: :: ;;; ; ; ;i; ;l ﾜニニニ
l;i ::: ::l; ::; i ii;;;;l
ｌ;i;;::: :: :: ::: :; ; il
ﾉ;/ ..:（~;;";i;ﾞ;; ;l、 ＿___,,,, ： , 。. " "
／:: :: _,.... -‐=‐- ...,_ ﾉ ハ
: . :. :. :, -＜ ｀ヽ､:. . : ,, " ,,o
( rｉﾍ}ヽ、 } )、
}k' jﾊ }ｰﾐ､ ヽ
(_j^ｚｲj从ﾊ} ｰ'- ､
(_/〉'⌒ヽ ｰ ､ }、
f/7､_ _〉 ﾉ＾ヽ ＼
/ i} }-={ (__ ､_j ﾄ}
〈_Lr' -{ ﾊﾉ ヽ｀ｰ'′
/ i } !ヽｰ‐zﾉ
/ :. {ニ} :. ＼
, :. 〈_z{ : ヽ
/ :. ､ }、
tz､ } ﾞ } ヽ ,ｨzﾁ'
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l l !
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425 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:47:47 ID:dd9c45c5
γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
｜ やる夫くん―――やる夫より１月早くこの修道院に来たんですよ。 │
乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
, ￣｀Y´￣￣ .
. ／ ⌒ヽ ＼
／ '. ＼ ＼､
. ／ ／⌒ '. ＼丶 ＼ ､
/ / ／ /┌トﾐ.∧ ＼ 丶＼
. 厶イ′ ,/ |^ヾ｛/∧ '. '. ＼}
/ ｜/ / / |⌒^＾⌒ヽ '. } ハ
. / | | / / i| | ∨
| / { : i| 斗- / |
. / |: / |: 八 ﾄ. 八 ´ 厶イ .; |
: ／ | {＼ | ＼ ＼_, _＿彡{ / ｝|八
乂_⌒7 ｜ ＼ _＿__,..⌒＼〉 ^~＾~´ 乂(_, ; ｀ ー=ｧ'
: / 八, ＼^冖＾~´ __ノ｝ 〉厶ｲ , ｀Y´
|′ ∧ ＼__⌒ア´ ｛ ｀ア＾´ } ｝/ }
/ ／i ＼ ｀ヽ、 ､ ノ ｲ / ,ﾉ ′
. / ／ :ｉ ￤ ＼ r个ｰ'⌒}┐ ／|:i∧ ／／ | /
′｛ 八 乂 〉,rくｆ笊}〉ﾉ∧{爪 | ＼＼( ,八 :{
|∧,_＼____,） ｝｀Ｙ八乂辷彡}7ﾉﾉ_ ′ 丶 __ ＼乂
. 八_＿__ __,. .,ノ. .个トミ...,,__／｛´ / }〉ー‐: . . ー
｛ / . : : : : ┌ｆ´「辷}＼く＾ヾ / /〉 : : : : : : :＼___
∨. : : : : : :〈 ｛廻ノ∧｝〉〉Ｖ〉,_/ /〉 : ／: : : : : : ＼
_＿__,. : : : : : : : : :｝ー=彡'／〕トΧ(＼ /〉: :/: : : : : : : : :
ノ|: : : : : : : :.＼⌒＼ノ^~ 匸~ア´ ￣〕___/〉: :/: : : : : : : : : : .
. ｀¨ア|: : : : : : : : : : ∨: /: : : :/ 'ﾞ´ ´ ‐‐┤: /: : : : : : : : : : : :
. ／ .|: : : : : : : : : : : ∨: : : : { ‐‐ ￢: : : : : : : : : : : : :
. /: : : : : : : : : : : : :'. : :_:_; ,. ＜~´｛: : : :_:_:_: : : : : :／
∧___,／ : __ : : : : : :｝/ 「 ／ {_ : : ｀Y´: -=ﾆ : : : :〉 '.
| ＼{: :_＿__＼: :／/: ｜ ／｀ヽ ﾄ､: : /. : : : : : : : :/ }
|＼ 〈´ : : : : : : :＾∨ | ,∧:::::.∧ / ∨: : : : : : : : :/ _,ノ
.
427 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:51:14 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿＿
／ ＿ ＿＼
. ／ ￣｀ ´ ＼
／ ｒ' (ヽ ｒ' (ヽ＼ ＿__,. -､
/ ゞ;;;;'ノ ゞ;;;;;'ﾉ ヽ （ ヽ-ゝ _i,.＞-t--､ へぇ……そうなのかお。
| ＿ ( ) ＿ .| ｀''''フく ＿,. -ゝ┴-r-､
| （＿＿） ｀ｰ-'´｀ｰ-' （＿__） |＿.＿_,.-''"´ ／￣,.／´ ゝ＿'ヲ （ メアリーって娘の周辺で遊んでいるモブガキどもより ）
ヽ ＿＿＿＿＿ ／ / _,. く ／ ゝ_／￣|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::::::::::::::::￣￣｀~''‐-､_/ にﾆ'／,.､-t‐ ┴―'''''ヽ （ 数段、衣服が綺麗で凝っているお……。 ）
＼＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / .（_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
＼ ￣＼―-- ､ _::::::::::::::::::::＿＿::/ / ／ ￣ ） ﾉ__'-ﾉ
＼ ＼::::::::::::::｀''‐--‐''´::::::::::/ / ／ ／￣ rt‐ﾗ'￣￣ヽヽ
ヽ ヽ＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝﾆ--‐､‐ |
l ヽヽ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐＜_ ヽ |ヽ
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ __ ＿ ヽ
ｉ ん:じｊ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzノ 弋ﾟzﾉ |
ｉ⊂つ ⊂つ / （ あの子自身の雰囲気もモブとは違うお ）
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ （ あれが、やる夫の嫁となる娘の一人と考えて間違いなさそうだお ）
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
／ ﾞ ､ _ /` ､ なんだか、一人で寂しそうだお。
/ ,,. ｰ' ヽ
/／ ＼ ､ ∧ やる夫が声をかけてあげるお。
ｉ' } V ﾊ
| i }
.
428 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:52:32 ID:dd9c45c5
／////////////////////// ＼
./////＞ ------- ＜//////∧
///／ ＼/////ﾊ
i/./ V////∧
|/| _ -―――― - _ i//////i!
}/}_ .ィ { } ＼}//////|
i/ ./ / ∧ , i i ＼////,!
∠ ィ }／}/}／ .', ∧从ハ/＼ ヽ ＼//|
|/| | ￣｀ ＼{ '´ ￣ ! ＼{! ￣//,! それは良い考えです。
_＞| | ｨf弍z.､ ,ｨzf弍､| | ＜///i
弋__| | ' | にノ///| メアリーもここに来てまだ日が浅く、仲の良い子が
,'/| |.ﾊ | |//////!
///| | ゝ - - ィ ! !/////,ﾊ 少ないのでやる夫も彼女のお友達になってあげてください。
////! { i .＞ __ ＜ | /|'/////∧
{///∧ |从∧:i:i:iﾘ`ー,―― ´| ∧∨///=- .__
|////:i＼{:i:i:__ ＞/ } }／ ＜_＼///////ヽ
,.ィ≦ニニニﾆ! ゝ- | -= ≦ {ニニニニニ≧。
／ニニニニニニ! ＿＿_ .| |ニニニニニニﾆ＼
./ニﾆニニニニニ, ゝ----､ヽ.† Vニニニニニニニ.∨
/ニニニニニニﾆ/ / r''ニニ ､ V ∨ニニニニニニニ∨
./ニニニニニニ}／ .i "´ ＿_ヽ ∨ ＼ニニニニニニニ〉
〈ニニニニニﾆ／ r'´__＿ V ヽニニニニﾆ／
＼ニニニニ, | / } ',ニニニイ
く＼ニニﾆ′ /} 八 ‘ト. Vニニﾆ〈
}ニニニ{ / .ﾄ /ｨ ＼ | ＼ }ニニニ′
|ﾆニﾆ.从 ／ | /} }＼ } O ＼ 从ニニ{
ｒ ､
,.．-‐ '' '' ¨ ﾞ ﾞ ￣ ﾞ ¨'' - ． ヽ、ﾞヽ
,．＜ , ,ｨ .ヽ ヽ .ヽ、
／ ｰ-一''"´ ,ｨ彡f,ィ"´: : . ヽ .｝ ヽ、
/ ,ｨ彡彡fﾞ. : : : : : : ﾞ; ,' }
.,' . i ㍉彡".‘ : : : : : } ,/ .}
{ ,l ¨ﾞ''=､ ,!' ,'
{ / ,, ,ｨ’、 / '
', ,ノ ,ｨ彡x! r‐'"ゝ' ＼ ／ おぉ任せてくれお。
.', . ,ｨ彡彡"､ ,ｲ､ゝ" ＼
. ', 彡彡''"´ ｀¨ヽ< ﾞi やる夫があの娘と仲良くなって
', ". : : : : : .＼ ﾉ
', : : : : : ﾞｰ-‐''" もっと笑顔にしてあげるお。
'、 : : :
ヽ
＼ ／
｀＝=-=＝ｨ'
r- ．_ _．＜
ﾞヽ、 ¨''‐-‐''"
｀ ．_ _ ．
｀ ‐- '' ¨
.
429 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:52:54 ID:dd9c45c5
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
_,. -'''"￣"''- ._: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
,.-'"_;;- ''⌒''ｰ- ;;__"'-､: : : : : : : : : : : : : : :
／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
／:／ _,,,,_ : : : : : : : ＼::ヽ: : : : : : : : : : : :
./:::/ ,,.‐'" ｀' -､ : : : : : :ヽ::ヽ: : : : : : : : : :
/:::/ ／ ', "⌒ ヽ､ ＼`､: : : : : ::',:::',: : : : : : : : : :
i::::i .// /::／⌒ヽ:::ヽ.: ヽ:',: : : : : :!::::!: : : : : : : : :
__ l::::l ,i:i ,'//:::::::::::::::ヽヾ', l::l .: : : : l::::l: : : : : : : : :
- ﾆ}::::}ﾆ==};=ﾚ:::::::::::::::::::::',',::i l::ﾚ､,-, / l::::l, 'ヽ: : : /
｀'' i |::::::::::::::::::::::r=-lYYi i :i l::::;' i : :i
i i |:::::::::::::::::::i ｌ :|.!_||,,_| :| |::ｉ | ,'
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || |=::|＿|:i i i
i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || | :| |:|ﾆﾆﾆ l i＿
i i l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ |,,__,|.ﾄ.,|.. | :| |:|: | |＿
i i / .. .. . ',:::ヽ.| :| |:| | |
i /.. .. .. .. .. .. ',::::::ヽ.:|_ |:| | |
i / ,::::::::ヽ_ |:| | |
i ./ .. .. .. .. ',::::::::::｀l:|_ ._._ | |
i / ',:::::::::::::＼ | |
i./ .. .. .. ' ,::::::::::::::＼ | |
./ .. ' ,::::::::::::::::::: |___
/ ' ,:::::::::::::::::＼
. / .. .. .. .. .. .. .. .. ',:::::::::::::::::::::
＿＿__
_ -=////////=- _
／//〃＞-―― ＜/ヽ
'/////´ ｀ヽﾊ
//////, ィ ´￣￣ i. ｀ミ|/|
.'////／ i } ヽ|
|//／ ..イ 从ﾊ 从ﾊ ､ ＼
|//⌒i´ ｨf≠ミi /ｨf=ﾐ 「|
|.乂￣| | vﾘ }／ vﾘ | N
i//.＞| | 从 .N
/////| | v__ｧ ィ! N
/////'∧ { ＞-＜从| //| それは良いことです。
.ｨ /////ﾊ{_.＼{ ｀￣ 「}::::::::::_}／//!
／///／ニニﾆ_ † ｰ-- ...__/| 是非そうしてあげてください。
／/////-=ニニニ_ ', ∨ﾆﾆ=-｀ヽ
////／,-=ニニニニ:_ ヽ V ニニ=-ﾍ
乂//⌒乂-=ニニﾆ}ニi ＼ ＼ ニﾆ=-} さ、やる夫。 貴方の部屋はこちらの寮ですよ。
/-=ニﾆﾆﾘﾆﾆ| ヽﾆ=-ﾉ
./-=ニﾆﾆ./ニﾆ, ', ＼{ ここから男子と女子、別々に分かれていますから
ﾑ-=ニニVニ/ﾆ ハ ｀ 寸
,-=ニニﾆ/ニ,ニi /-=', Y 間違えて女子寮に入っちゃ駄目ですよ？
i-=ニニﾆ!ﾏﾆi.ニ| /-=ﾆi i
|-=ニニニ ﾏﾑﾆ.{＿＿＿＿/ {-=ﾆ|＿＿＿＿.|
|-=ニニﾆ| .ﾏ.ゝ-=ニニニ=-ｨ ､-=ニニニ=-ｨ
|-=ニニﾆ| 「ー‐≧=---=≦――≧=--=.ﾁ
|-=ニﾆニ} ､＿} {＿・_＿} {＿・_ } {＿| ニ{
{-=ニﾆﾆ〈 ,ニニニニニニニﾆニﾆ{ﾆ=-|
∨ニニニ! /ニニニニニニニニニﾆ!ﾆ=-!
.
430 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:53:19 ID:dd9c45c5
-─-
´ ｀ ､
／ 丶
/ ＿ノ ヽ＿ .ヽ
.;'⌒ヾ. .;'⌒ヾ :.
,' l:l ,ﾘ l:l ,ﾘ :. ほーん……男女が分かれて別寮なのかお。
i `ﾞ'‐‐" `ﾞ‐‐" i
! ＿_ （ ） ＿ ! じゃあ、頻繁に会いに行くのは難しいってことね。
', （＿＿） ｀ｰ-r'´｀i-‐ ' （＿_) ,'
ヽ、 .l | .／
＼ `ｰ'′ . イ
＞ ＜
＿＿＿＿＿
..ｨf/////////////,≧ｘ､
／ﾊ//////////////ﾍ///,＼
//「￣￣￣￣￣￣￣￣ﾄ},////ﾍ
.i//|＿＿＿＿＿＿＿＿」ハ'////ﾑ
|// / ___{_ i 斗匕､} ｉ ｉ/////,i!
ﾚ}/ { ./{i. l､ .i斗=ミ| |//////!
ﾚ'i i{ .,ﾞ斥､ i V ﾄ刈 〉 「-ア//i!
|/| iレ!. 似 ＼|i ゞ '' | |イ////|
|./ | .i , , ､ ' ' / j |////i| ふふ、そうですよ。
. ﾉ .i人 ､ , 厶 / i!////|
|´i ﾄi 个 。._ __,.ｨi / ∧|////| 夜も防犯のために部屋の鍵をちゃんとかけて
|:人_{ ＼{从r≦〕抓-≦ﾚ'レ'〉---､/」
Ｌ///＞‐ rﾄ､｀￣i￣´＞'' f/////｀ヽ 寝ますし、私達が巡回していますから
////∧} .｀ー一 ´ ./'///////,ﾊ
/////ﾆ/ † {ニ////////〉 真夜中にこっそりと遊んだりはできませんからね。
〉/／／ / ',ﾆV/////,八
／/,:ﾆ/ ,: ',ﾆi///////,ヽ
〈///{ﾆ{＿＿＿i＿＿＿＿＿}ニ}///////ノ
V/八ニニニﾆ{ニニニニニニﾉ!//////{
////,ヽニﾆ=- -=ﾆニニニイﾑi//////,i
//////{_r ､(＼＿} }＿＿＿___/i!//////,!
.
431 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:53:49 ID:dd9c45c5
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ
／ -―- -―- ヽ、
,′ __ ＿ ヽ
ｉ ん:じｊ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzノ 弋ﾟzﾉ |
ｉ⊂つ ⊂つ / ふーん鍵付きの部屋ね。
ゝ （ ） /
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ 結構しっかりした作りになんだお？
＞ ､ __ ｬ＜
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
／ ﾞ ､ _ /` ､ （ じゃあ、入れさえすれば―――― ）
/ ,,. ｰ' ヽ
/／ ＼ ､ ∧
ｉ' } V ﾊ
| i }
__ -――― -- __
／///////////////＼
_///////////,ヽ//////,∧
///＞ ´￣￣￣ ﾏ//////ﾊ
ﾉ/|´ .∨/////∧
i//| ＿ ィV/////∧
j//|__,,.. t .Ｔ ￣ﾄ､ﾄ､!＼ V/////∧
|//| 从 ﾊ.∧. j´￣ ｀ ＼V////,∧
|//ﾄ {ｨf=ミ､ j／ｨf==ミ! ー V/////∧
|//|-ヽ! , | |V/////∧ そう……ですね。
|//| |∧ 、 , ..ｨ| |. | ∨//////､
|//|! { !＞. __ .イ | .! |从＼//////＼ ありがたい事に、この修道院には
|//ﾄ､ |从ﾊ∧ﾊ}`Ｔ ´jｲ. /ニニニ≧､///,'}
|//| ヽ! ＿..＞ｆ .j j／ニニニニニ＼／ 色々な方から多くの善意を頂いていますので
|//|≦ニニ/ / /ニニニニニニニ.ヽ
.ｨＬ/jニニ／ † ,ニニニニニニニﾆニ} しっかりしたお部屋を用意できているんですよ。
〈ﾆ＞ ´／ ／ /ニiニニニニニニニﾉ
／. イ ／ /ニﾆ!ニニニニニニ.イ
/ﾆ/ /ニﾆﾆ}ニニニニニニﾆ〉
{ニ{＿＿＿ i＿＿＿＿{ニﾆニ八ニニニニニﾆ{
.八ニニニ=---==ニニニニニｲﾆニニ!ニニニニ!
ヽニニﾆノ==＜ニニニ彡=ニニ.／|ニニニニ|
.
432 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:54:20 ID:dd9c45c5
≧s｡.,_:::::::::::::::::::::｀丶､ ／／／／／／／／／／／／＞''｢......|...|‐‐‐|:::::::|‐‐‐‐ｰ＼／ _､‐''゛
./ / /≧s｡:::::::::::::::::::::｀丶､.／／／／／／／／＞'´|....|....i......|.. |‐ー|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ| _､‐''゛ _､
- ＿/ / /｀≧s｡.,_:::::::::::::::｀丶､／／／／＞''~─:|__|__|Ｌ」Ｌ_|__」‐ｰ:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|'´ _､-''"´
￣___.二-‐ｧ / / / ｱ7ｧ．_::::::::::::｀`㍉＞''~‐ー‐ｰｰ|...|...| .| |. .|ーｰ|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|‐''"´ _,､-''"´
¨¨/ / / / / / //,////≧s｡ｒ-‐イ‐ｰ──ーー|...|i. |━┥|....|---|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|-‐ ''"´ _, -‐
. / / / / / / /厶=ミ/////‐|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐ｰ|...|.|..l | |..| |‐ー|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|-‐ ''"´
/ / / / / / /,| ∨ /‐‐|::: : |‐‐‐‐‐‐‐ーｰ|...|..| |___,| |. | l‐ｰ |:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|x㍉ ─…￢冖
../ / / / / / ,| Ｖーｰ|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐|...|. | |￣| |...|..|‐ｰ:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|| |::| ───‐
.′ / / / / / /Ｌ∠Tﾆアー‐‐|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐ー|__i__|｣ L|__|..|‐ｰ:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|| |::| ……─‐
/ / / / / ////:.:|:|‐‐‐ーー|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ | |＿＿＿_| |─‐:|:::::::|‐‐‐‐‐‐ｰ|| |::|_´" ｰ-
/ / / / / ___ - ＾|:|‐‐‐ーー|::: : |‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ー|:::::::| ──ｒ─｣_|::| ‐ _
. / / /x=＝/ .|:|ヽ─ッ‐┴ｰ┴───────ｨ‐‐‐‐‐‐‐__|:::::::| | ＼ ｀¨¨¨¨｀` .,
/ /_ - ]| | { _,|:|┘''".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /:|‐‐‐‐ｉ＜＿_＞ｉ..|.:＼|＼＿＿＿＿___｀
‐ ¨ __,| |_,､乂_ - ~.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /i ｣＿＿| | |＿|::| |_|:､.:.: ＼||.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
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_､‐''゛ ── ⊂竺⊃ ─ ─|::::::|::::::::::::::::::::::::: や､ (⌒) ─ ─ ｀────‐┘
''" ── ─ ── ─ |::::::|＼:::::::∧:::::::::::ヽ:`:､γ⌒ヽ ─ ─ ─ ─
￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣|::::::| |::::〈:::∨::::::::::::＼`|:::::::::| ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .ｨ ￣ ￣ |::::::| |::::::∨::::::::::::::::::: ｀|:::::::::| ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣ ￣
／｜￣￣￣ |::::::| |::::::::::::: :: |〕iト : :: |:::::::::| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ √￣￣￣｜::::| |::::::::::::: :: |:::| ￣|:::::::::| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
／ √￣￣￣ |::::::| |::::::∧:::::::|:::| |:::::::::| ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
__ -=====-- _
,ィf///////////////｀ヽ
／////／{.. =-―ー-=//}ヽ＼
／//////´ ｀Ｙﾊ
.ｲ///////! |/!
ﾑ,///////{__ -= ７￣￣ =-. __j/!
i//////,/ ／/ ／ｊ∧ . ! ! ｀ーｧ! さ、今日からここが貴方の部屋となります。
|/////,/イ /イ ￣｀ ',. N从{ T//!
l///////|i |;_ｨf＝=x , {,ｨｷ'! |//| ここでの生活は先程、神父様が仰ったとおり
|///ヾ￣.!! .iｉ `弋zﾂ ＼!ん} 》 .!//|
|////^ー|| i.i! ヾ' ! |//! 何事も自分でやれることはやる――が基本です
|///////|! ﾄ.! , |//!
|///////!! | ､ , ,ｲi !//| 貴方のお家と比べるとルールの違いが幾つも
|///////|! | `.， ／ | |//,|
|//////∧ |ヽ / ＞- '从/从! ///,| 出てくると思いますが、それも徐々に慣れていってください。
|///,＞fニ＼i T }=-- ___ ｊ／///」
,f'´￣｀､ニ乂 ゝ 乂ニニ/ﾊ￣￣
///////ﾑﾆニﾍ † .＼ﾆ{//乂
.
433 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:55:14 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿
, ´ ヽ
/ ＼
_/_, ｧ、＿__ ヽ
ｲ//ﾘ {////ﾘ ＼.
/￢´ ヽ--'´ ＿＿__ ヽ ほーん……ここがやる夫の部屋かお。
（￣ { ヽ （ ） |
!￣ヽ / ｀￣￣´ | （ チッ……なんて狭苦しい部屋だお ）
ヽ ｀¨´｀' ― '′ /
＿__ ゝ ／ （ まぁ誰かと相部屋じゃあないだけマシか…… ）
/ヽ ヽ ／ ｀¨ __ イヽ
| ｀{ ＼´ ＼
￣ ! ヽ ﾉ――――――――‐ ｧ ヽ
＼ ／ ／
. _ _
. _ - ￣｀ ' 、
, ´ ヽ
./. -＝ ト ､ .＿..'i,
. i' ｧ-- ﾄ ､ ／ . 'i
j ｲ r';.;ヽヽ. ` ' '" :,- .i あぁ、そうえばさっき見たメアリーって子や
i ヽヾﾆﾉノ, ヾ== " i
{ ⊂⊃ } シスターカーミラの部屋もこんな感じの作りなのかお？
ﾐ ⊂⊃ ﾉ
. ヾ_ ,.、 .j:. ,,.ﾉ _ ／,_.,_
〆i, ＼ ｀' '´ . イ´ ｀> ヽ
´ ￣ ＼ ヽ ､ , , . ,. . イ _／´ ﾍ
i.Y X ハ
.
434 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:55:57 ID:dd9c45c5
／//////////////////////////////////＼
／//////////////////////////////////////,＼
///////////////////＝------=== /////＼/////ヽ
//////{///,＞ ´￣ ￣￣ ＼'////,
//////i/,／ ∨///ﾊ
//////|/ - T ￣￣￣￣￣ t - _ V///∧
//////| ,.ィ ´ i i ヽ////ﾊ
//////| .ィ i i | i! i i V///∧ そうですね、メアリーの部屋も
//////|,ｨ } | i ﾊ j! 斗-!-＋ -| ∨////,
//////| /-―.| /! /-! .ハ N .从ハ{ ﾄ､ W////! だいたいこの様な形の作りの部屋になっていますよ。
//////! ' /j/ j/ j/ ﾍ } ___ } ＼ﾄ､ {/////|
////// | /, ＿__ ヽ , ,ｨf笊ミ/ / i! ＼!'////,!
/////i ﾚ / { ｨf泛笊ミｘ } / / ／ .|ア//////| 私の部屋は、もっと小さい感じですが
/////| j/ ', j,ｲ /ｲ | |////////!
/////| / ＼ ', j ,:.| |////////! ドアの施錠の仕方からベッドなどの家具は
////八 {. ﾊ ＼{ / ! |////////!
///＞ ﾍ从. ', ＼ ､ ' .ｨ | |////////! どの部屋も同じもので出来ていますよ？
///ー t――.',. ﾍ＞ ／ { .∧| |////////!
//////| i! ｛. ', ﾍ__ ≧ ＿ イ |//ﾊ| !////////!
//////ﾚﾍ }＼', ﾍ ｀￣￣ i .ﾊ///{ !////////!
////////,}///,}! i } ', / `￣! .|////////|
_,,..-――-..,,_
／ __ .｀ヽ、
/ ／＿ ヽ
./ .／,,旬丿 ',
.,' ,.-―‐- └''"´ l
. l =＝ .、＿_ ） 人 .l
. | ゝ__ノ_,,-'' , Ｙ / なるほど……それは良いことを聞いたお。
', ｰ''" ／
ヽ _ -‐''"´ ヽ、 カーミラ。 君の美しさに今晩、お邪魔するけど
__￣￣7 ヽ
,--、/./ / ヽ 鍵は開けたままにしてくれると手間も省けるお。
..| .{ / ／ |
..| ｀''‐‐--''" ／ .|
..ヽ＿ .／ |
｀ﾞ''-..,,_ ／ |
.| ｀''‐''´ |
| |
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435 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:56:13 ID:dd9c45c5
__ -------- __ っ
,.イ////////////////＼ っ
////イ///////////ヽ///ヽ
////〃＞ -------- ＜ヽ'//∧
i////i´ ｀i////!
{////i ＿＿＿＿ }////}
.|//// ィ .T .{ i T ＼//,|
|'/,∠ｨ斗七从 N从 ﾊ `¨T///!
マ.._| .杙::i:メ ＼{弋:i::ｿ| |_ア/!
|'//| | ::::.:.:. .:.:::.:/ｨ i!///ﾊ
///,.| ﾄ. ' /.| |'///∧ んもう！ 何を急に言い出すのですか！
////∧ ! ＞ ´ ｀ イi | ﾊ////,}
{//// ヽ! ,i≧ ≦ _,{ .ｊ／: :乂//ﾊ 夜更かしして遊ぶのは駄目だと先程も言ったでしょう？
//／: : : : : :＞-{｀¨{¨¨¨ ´!｀¨T｀ヽ_:_:）'∧
//,{_: : .≦ニニi ゝ ､ ｲ ∨ニﾆ｀ヽ}
j///ノニﾆﾆi!ニ} † 乂ニニﾆ', なにか困ったことなら昼間であれば、
{//ニニﾆニ} ノ ` ＜ニ＼
∨ニニニﾆ// ｀ヾ´ ｀ヽニ', 私も相談に乗れますが夜は神父様のお部屋が
ノニニニﾆ:, / ', i',ニ}
{ニニニニ.ﾑi } }iﾆ,′ 近くにありますので、そちらを尋ねるように！
乂ニニニ.{ﾆ{ ﾊ ﾉ}/
`''＜ﾆ从ﾆ≧==---- 一ニー ----- =≦从
ヽﾆﾍニニニニニニ八ニニニニニノ
{_',ニ≧===-- =≦￣≧=---==≦
}ﾊニニニﾑ―} {――}/ニニ.′
＿＿
,. -'"´￣ ￣｀ｰ 、
／ ｀ヽ ん、分かったお。
／ -―- -―- ヽ、
,′ ＿ ヽ なにか困ったことが出来たら相談させて貰うお。
ｉ z=＝ミ ｆ:じ::j |
,' 弋ﾟzﾉ | （ さ、まずは鍵穴の構図を把握して ）
ｉ⊂つ ⊂つ /
ゝ （ ） / （ 次にこの修道院の全体図と ）
` ､ ｀ｰ-'´｀ｰ- ′ _,.イ
＞ ､ __ ｬ＜ （ 夜の順回路とその時間も把握しないと…… ）
,ゝ￣ `ー─┴- 〉
.
436 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:57:27 ID:dd9c45c5
―――――
／
／ ＼ （ やる夫にハーレムを作る気はないけど ）
_ , ヽ
= |i （ 見目麗しい女性を口説かないのは、失礼なことだし ）
/ = {! 、
/ 三{ li ∧ （ 何より、女の子の幸せを望まないのは屑の所業だお ）
三三 {! ,i} __ -== !｀ヽ
! 三三| ＼ 〈 ／ |三 ＼ （ 故に、カーミラとメアリーはやる夫が抱いて ）
| 三三三二＝=}ヽ| {_`==ﾆﾆ ━━一 |三三 ＼
三三( ｛ ’〕三! 彡",', !三三三 ＼ （ 女の幸せを教えてあげなきゃならんお ）
∧三三`ー=彡'" 三三三三. ＼
／三三三/ 八三三三三 >
. ／ .∧三三{ ! 三三三三 ＜´ / ﾊﾟﾁｯ☆
／ -ﾆ∧三三 ＿ ノ 三三 ＜´ , ′
／ -ﾆﾆ∧三三＼＿＿ - ￣`ｰ―＜ /＜´ /=-
. ／ -ﾆﾆﾆ∧三三三三{＿＿＿ { / ≧=-
. く -ﾆﾆ／_＼三三三三三≦ イ／ | ＿＿ ≧=-
＼ 7ﾆﾆﾆ/＞三三三Ξ≡ ＜ ／ | { { ヽ＼
. ＼ /ﾆﾆﾆ/三| ＼三三三三三三. ／ | ′ | ー ＼
_＼. -ﾆﾆﾆ/三=! ＼三三三三_／ | ＼ .＼
-=≦ }ﾆ∨ ﾆ,三三｜ /:::::∨ ｜ / ＼
-=≦ ／ﾆﾆ.∨ /三三三V /::::::::::∨ /| /
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437 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:57:53 ID:dd9c45c5
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438 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 17:58:50 ID:dd9c45c5
ﾎｰｳ…
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440 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:00:01 ID:dd9c45c5
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／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
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i::::i .// /::／⌒ヽ:::ヽ.: ヽ:',: : : : : :!::::!: : : : : : : : :
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｀'' i |::::::::::::::::::::::r=-lYYi i :i l::::;' i : :i
i i |:::::::::::::::::::i ｌ :|.!_||,,_| :| |::ｉ | ,'
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i i |:::::::::::::::::::i | :|.| || | :| |:|ﾆﾆﾆ l i＿
i i l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ |,,__,|.ﾄ.,|.. | :| |:|: | |＿
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i ./ .. .. .. .. ',::::::::::｀l:|_ ._._ | | ｺﾂ…ｺﾂ…ｺﾂ…
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441 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:01:04 ID:dd9c45c5
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ヽ. l. l l. / .:::::::::::::::
ヽ l. ._i_ .l ./ .:::::;__;;. ／
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| |:::| .:ll || | ! | | |:::|: ∥ ::|::::::|
| |:::| .:ll || | ! | | .「|:::|: ∥ ::|::::::|
| |:::| ,;ll ..|| | !,. | | !.! :|: ∥ ::|::::::|
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,. ‐-=-‐==‐-=ミ
｛::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ゞ'"＾⌒ヽ:::::::::::::::::::ヽ
/ ﾉ::::::::::::::::::::::）
{/⌒ヽ {:::::::::::::::::::::::{
r｢|_＿＿_Ｖ,.-､:::::::::::ﾉ おや……？
/ l｣￣￣￣ﾌぅﾉ:::::::（
ｰ J rく:::::::::::ﾉ そこに誰かいるのですか？
L ﾉ `'=イ
L ,.，≠＿＿＿{-､
-={〔ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〕}=-
-=ﾆ ||互||`ｰ‐―――一'ﾞ||互|| ﾆ=-
||==||ﾆ*ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ*ﾆ||==|| ｀ヽ
.
442 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:01:27 ID:dd9c45c5
,. -‐z／⌒Z_ノヽ
,. -‐′::::::::::::::::::::::::::::::｝
/:::::::::::::::／⌒ヾ::::::::::::::〈
:::::::::::／ ｀＾ヾ:::::::）
:::::::〃 ／⌒ヽ ｀ヽﾊ
::::::ﾐ }｝ __ ﾚ
::::/＾ﾏ===ｧ⌒ヽ '⌒V
:::{ う 、 ﾉ'ｧ⌒∨
::::ｧ ｀¨´ （､ _ﾉ ……………？
ノ| -ノ /
li, _
込 `’ ／ _ _
ﾆ=- ≧=一 ｀) ｀)
ﾆﾆﾆﾆ〉 --‐''´-‐''´
ﾆﾆﾆニ=‐-
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＞､ ｷｮﾛｷｮﾛ
ﾆﾆﾆﾆニア´ﾆﾆﾆヽ
ﾆﾆニア´ﾆﾆﾆﾆニ }
ﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ 〈
_ノ⌒ｰ='⌒ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::.
（:::::::::::::::::::::::::::::_::::ﾉ
）:::::::::::::::::::::::r' }´
（::::::::::::::::::::::η‐｛）
ヽ:::::::::::::::/J j>
ゝ=-‐ ' ′ ふむ、気のせいでしたか。
_/ﾆﾆﾆﾆﾆミｋ′
∠ : :_:_:_:_:_:_: : :ﾊ やれやれ、明日も早いですし
-‐ : :´: : :/ : : : : : : ｀¨ﾆ=- .,_
: : : : : : : :〉‐: : : : : : ／ : : : : : ﾆ=-､ 私もそろそろ寝るとしましょう。
: : : : : : : : : : : : : ／: : : : : : : : : ／＾}
: : : : : : : /:／:／: : : : : : : : : ／＼: :|
: : : : : : 〃: : : : : : : : : : { : :/: : : : :ヽ{
: : : : : : { : : : : : : : : : : : { :/: : : : ＼: ヽ
: : : : : : | : : : : : : : : : : : Ⅵ: : : : : : ::＼{
: : : : : : | : : : : : : : : : : : : ヾ: : : : : : : : :ヽ
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443 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:01:56 ID:dd9c45c5
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／:／ : : : : ヽ::::ヽ.: : : : : : : : : : : : :
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γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
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444 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:02:23 ID:dd9c45c5
.ゞミ ノ"''ｰ-､,_i____,/''-,i_,ii__,i_____＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ii__,i ||
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|i | |; | /_ゞ;;:.:.:.......:.::.:.:.::::::::: ::::::::::: ﾊヽ|l ::| ｺﾂ…ｺﾂ…
|i | |i | ,_,-'::::::::::::...:.:::::::::.:.........::::::::::::::::: `|l ::|
|i | .ﾉ=ゝ":::::::................ ....::::::::::::: ,|l ::|
|i | _,,-''"::::::::::::...... ......::::::::::::::::::::,|l: :| ｺﾂ…ｺﾂ…
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445 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:02:46 ID:dd9c45c5
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446 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:03:44 ID:dd9c45c5
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｀ﾞ'x_ ,,,,--‐'"｀ ￣￣￣ﾞ゛ ＼ ＼
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ヽ, ヾ ;'⌒ー-、
γi i
,,--┤i i
（ ､ソ ﾞi,
＼,, ヽ
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447 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:04:12 ID:dd9c45c5
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448 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:04:32 ID:dd9c45c5
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449 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:05:11 ID:dd9c45c5
|. |
_､rｾニニﾐｈ、 | ［
,ｨｉ{ニニニニニ心 | ［
心.ニニ／ニニ=-.｝ | | γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
{ニニ 〃ニニニニﾆ=- | | ｜ ………………チッ。 |
{ニニ {{ニニニニニニニ=-. | 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
∨ﾆ=-｀''＜ﾆ=-ﾏニニニニニ=-
寸ニニ=-｀''＜}ニニニニアﾟニ}}
｀¨^^^¨´ /ニニニアﾟﾆニｱﾟ
/ﾆﾆニアﾟﾆニｱﾟ |
/ﾆニアﾟﾆニｱﾟ | ｶﾁｬｶﾁｬ……
/ニアﾟﾆニｱﾟ| ［
,ｨi{アﾟニニｱﾟ ￣~"'' ..,,_
_,,.....,,,_ ,ｨi{アﾟﾆニｱﾟ "''
､`⌒ヽ ｀`寸ﾆニｱﾟ | ／
{ 〉 `寸 -‐ ヽ｛ /
＼ / ＼l ﾟ, /
,ｨi心、 ＼ ﾟ,
＿_ ,ｨi{ﾆアﾟ心、 ＼＿}_
寸=--=ﾆニアﾟﾆアﾟ `､ ￣
寸ﾆﾆアﾟﾆアﾟ ﾟ,
｀¨^^^¨´ { ﾟ,
ﾟ､__ ,､ヽ` ﾟ,
／ ﾟ,
､` ﾉ'
{ ／ ﾟ,
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450 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:05:49 ID:dd9c45c5
: : ＼／ : ＼: :. ＼ ＼／ ＼ γ⌒ヽ ／＼／＼.／＼ ／＼／ . . : : : : : : : : : :
: : : : ＼: : : :.＼ ／ ＼ ＼ ＞乂___ノ＼ ／ ／ ／ ／ ／ ／ : : : :／: : : : :
＼／: : ＼: : ＼ ＼／ .＞' ─ :|凵| ┴＼／＼／ ＼／＼／＼／ ＼ ／＼ : : : : :／:ｶﾁｬｶﾁｬ…
: : ＼ : : : :＼／ ＼ ,＞'＾＿|__.. |＿＿＿|＿ ＼ ／ ／ ／＼ ／ ／ . : : : : :／ : : : : ::
: : : : ＼: : ＼ ,＞'＾|￣ ￤ γ ￣￣￣￣￣￣ヽ／＼ ／ ／ . . . ／: : : : : : :::::
＼／: : ＼／ ,＞'＾ ¨￣￣￣￣|￣￣￣ ｜ ｽｩ…ｽｩ… | ／＼ ／＼ ／＼ : : : : : :::::::
: : ＼ ＞'＿_|＿＿＿___＿__|＿＿＿ 乂＿＿＿＿＿＿ノ ／ ／ ＼ ／ . . . . : : : : : : :::: ｶｯﾁﾝ！
､、 ＞'＾: : : | | | | |^＼ ／ . . . . : : : : : :::::::::::
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451 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:07:13 ID:dd9c45c5
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||: : : i::i: : : | ／ ,'⌒ヽ , へ ヽ |::|: : : |
||: : : i::i: : : | ／ 二二二二二二二 ｀ ＼ ￣￣ヽ |::|: : : |
||: : : i::i: : : | '. ／⌒`ヽ二二二二,⌒`ヽ ' ＿＿j＿. |::|: : : |
||: : : i::i: : : | ｉ ' ´⌒` '二二二二'´⌒`' '. |::|: : : |
||: : : i::i: : : | | 二二二i 二二二 i 二二 | ￣￣ |::|: : : |
ｰ､_||: : : i::i: : : | ! 二二 ヽ-<^ヽr'′二二. | ￣￣}.. |::|: : : |
:ｰ-､.|: : : i::i: : : |. , 二二二二ヽノ二二二 , ／. |::|: : : |
: : : : : : : :i::i: : : | ヽ 二二二二二二二. / /. |::|: : : |
: :, --､: ::.i::i: __:.| ＼ 二二二二二二二 ／ ヽ |::|: : : |
:/-､ }-､!:i:|iiｉ|:| ＞’ 二二二二二二二二 -＜ } |::|: : : |
:{ ..:} l__ﾉ::i:|iiｉ|:| , ´ 二二二二二二二二二 ＼. |::|: : : |
ｰ､ヽ__.ノ: : :ｉ:i:|iiｉ|:| ／ 二二二二二二二二二二 ヽ. |::|: : : |
: :｀ｰｉ ｉ: : :ｉ:i:|iiｉ|:| ／ 二二二二二二二二二二二二 ＼. |::|: : : |
: : : :.i i: :.:.i:ｉ: : : |. / 二二二二二二二二二二二二 ヽ.. |::|: : : |
/ 二二二二二二二二二二二二二 ヽ
＿| |＿
!―i 'i―!
＿| l＿ _ _ _
!―i ,i―! // // //
|_| ,/,ｲ| /,ｲ| /,ｲ|
|,| |,| |,|
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452 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:07:58 ID:dd9c45c5
: : ＼／ : ＼: :. ＼ ＼／ ＼ γ⌒ヽ ／＼／＼.／＼ ／＼／ . . : : : : : : : : : :
: : : : ＼: : : :.＼ ／ ＼ ＼ ＞乂___ノ＼ ／ ／ ／ ／ ／ ／ : : : :／: : : : :
＼／: : ＼: : ＼ ＼／ .＞' ─ :|凵| ┴＼／＼／ ＼／＼／＼／ ＼ ／＼ : : : : :／: : :
: : ＼ : : : :＼／ ＼ ,＞'＾＿|__.. |＿＿＿|＿ ＼ ／ ／ ／＼ ／ ／ . : : : : :／ : : : : ::
: : : : ＼: : ＼ ,＞'＾|￣ ￤ |￣＼ ＼／＼ ／ ／ . . . γ ￣￣￣￣￣￣ヽ
＼／: : ＼／ ,＞'＾ ¨￣￣￣￣|￣￣￣￣￣|￣￣￣￣＼ ／＼ ／＼ ／｜ ｽｩ…ｽｩ… |
: : ＼ ＞'＿_|＿＿＿___＿__|＿＿＿＿＿|＿＿＿＿_|,,_＼ ／ ／ ＼ ／ . .乂＿＿＿＿＿＿ノ
､、 ＞'＾: : : | | | | |^＼ ／ . . . . : : : : : :::::::::::
＞'＾ |＿＿_|＿＿_____.|＿＿＿___＿,|＿＿＿＿__,|＿＿＿_,,|＿__＼／＼＿ --──…￢冖二￣
´: :| : : . . . | |////| | | __ | ,､＜兀兀＞｡, __ . . : : : : : : : : : : : :
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: : : : : :|: : : : : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : :.:.|丶／´ | |_ノ| ||:::::::::::::::::||::::::::::::::::|| ||
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: : |: : : : : : : : |: : : : : : :: : : : : : : :|: : : : : : : : : : | : : : : |ﾞ刈 { | |＿|＿＿____,||＿＿＿,||＿＿＿||＿＿＿||
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二─ ‐ ‐ ‐ ‐ ∧l | | _- - ‐ ──ニ二二二三三二三三三||
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＿＿＿＿＿＿＿
／ -‐‐-. -‐‐- ＼
／ ＼
. ／ /. ､ /. ､ ＼
. ／ { 二ﾆ= } { =ﾆ二 } ＼ カーミラ、君を約束幸せにしに来たお。
／ -‐‐- , ′ , -‐‐-. ＼
／ { 人 } ＼ ・ ・ ・ ・ ・
. | ゛ ゛ ゛ 〉‐‐イ ﾟｒ‐‐ｲ ゛ ゛ ゛ | ま、カーミラはよく眠っている様子だから
. | / | | | l | !. |
. | ,. / | | | l | !. | やる夫がたっぷりと君を幸せにしてあげるお
. ＼ { ヽ ,＿__ ＿＿,. ' ／
＼ ゝ ,. ／
￣￣￣￣￣￣
.
453 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:08:50 ID:dd9c45c5
ｨ;;;;⌒;ヽ γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
,,,ｨ;;;⌒;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`,, ｜ ふむふむ……予想通り良い身体つきだお フヒヒ……！ │
,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｊ!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,, 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iﾄ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!;;`,:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;∧;;;',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／;;;;;;;;;;,;,}__{,;,ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,, ｽｩｽｩ…
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾒ;;_;_;_;;;;;;-'{;;;{`''"ﾍ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,,
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ l!;;i! ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,ﾐ
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／! i-i ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;,, ＼
,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;／/: :.',. ,' ', ＼;;;;;;;;;;;;;;,, ＼
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;／.:.:/:.:.:./ヽ ,'⌒`, ./ﾍ;;;;;;;;;;;;', i
,,;;;;;;;;;;;;;;;;／ ` ,／,,,,,,/_;:_;:ゝ / ヽ. ／',_,ﾊ;;;;;;;;;;;;;',＿/
,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ """｀''''''" ￣ ￣ `''''''''" "" ';;;;;;;;;;;;`;;,,
,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ ';;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
,,,;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,
ヾ;;;;;;;;;;;;;; ／￣ `、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;"
.
一レスだけお手数ですがこちらからどうぞ
455 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:10:25 ID:dd9c45c5
＿＿＿＿＿
／ ＼
／ ＼
.∠ ij ,へ
.／ ￣ ─-- ＿ / ＼ ｽｰﾊｰ
.／ ｀ヽ､ /≧=- .| ｽｰﾊｰ
| ー-=≦zヽ {< ’ > |
| < ’ > ヽ /¨7={¨ｌ= | ヒヒヒ、少しずつ……少しずつ開発してやるお。
| u ＝/￣7= }/ (¨ヽ/(¨ヽ|
| / /＿_/ｌ¨ヽヽ ヽ＼ ＼ 唇もおっぱいも腋も臍も太腿も下の口も全部！ ぐふっ！
. ＼ / /__／.__＼ ヽ＼ ヽヽ .＼
＼‐- ＿＿/ ﾞ"´ ( ヽ＼ ＼ヽ ＼ﾞ やる夫好みに染め上げてあげるお
＞──.{ ＼ ヽヽ
／ / ヽ
／ / ＼
／:::::::::::::::::::::::＿__::::::::::::::::::::＼ ,／::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::. ヽ
,':::::::::::::::::::::::,､,､,､,､,､｀ヽ:::::::::::::::::＼ {::::::::::::::::::::::::::､,､,､,､,､,｀ヽ. ', そ、そうなったらカーミラ……。
l::::::::::::::__≫´ﾋ赱少^` ..〉::::::::::::::::::: ＼:::::::ﾉ_ﾋ赱少^` l
|:::::::::::::::::::´￣:.＿__￣｀ :::::::::::::::::::::::: ＼{ ￣￣｀ﾉ. |. 君は世界一の幸せな女の一人になるんだお。
|:::::::::::::::::::::::::::／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ :. ij |.
. l:::::::::ι::::::::::/{:::::::::::::::::::-―:::::::::::::::::::::| ー-- ___ノ|:. l
|::::::::::::::::::::::::|:::＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 /::::|:. | だって、美人はやる夫の子を孕むことが
l::::::::::::::::::::::::|::i＼＼::::::::::::::::::::::::::::::::ノ:.:.ﾏ ／}:::::}:. l
|:::::::::::::::::::::::|::l｣｣777辷x..,二ﾆﾆ=彡':.:.:.:｀ミ-=ﾆ二二,...斗vvv':: /.:. u | 一番の幸せに決まっているんだから……
l:::::::::::::::::::::::∨:.､ﾄﾄﾄ｢ ｢Y'v､__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.-vv^Y'｢|｣｣]::/..: l
',:::::::::::::::::::::::::＼＼｢｢ ﾄ:|_|_| l^YY^Y^YY^YY^Y^i__|_|.ｲ^l｣｣ｲ/.::::. ,'
ヽ:::::::::::::::::::::::U＼＼,|.｣_|_｢｀ト.|_l__,l__,|_l__,|_|.斗''i__|_|/ﾚ'^／::::. ノ
U ﾆﾁｬｧ…
ｼﾞｭﾙｯ！
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456 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:10:59 ID:dd9c45c5
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457 ： ◆BSVL8zPtdg ： 2019/01/21(Mon) 18:11:32 ID:dd9c45c5
本日の投下は以上となります
次回は２８日を予定しています。
お疲れ様でした
459 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:12:18 ID:816abb75
乙でした
もうガキのイタズラでは済まないですね
461 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:13:30 ID:31f04ae2
乙です
オプさんがやる夫を物理的に処分できないから被害者が増えていく…
462 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:13:54 ID:84384305
乙でしたー
やる夫さんは共感できない呪いにでもかかってるのか…？
464 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:14:32 ID:ea7fdda5
乙
野獣を外に解き放った感じだな
465 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:16:01 ID:e0eb4d2d
乙でした
やる夫はオプーナの愛情や他人とのかかわりによる内面の変化を、精神異常としてチートで無効化してるように見える
470 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 19:13:41 ID:054c40ea
乙
オプさん……その善意が悪を育てるとは絶望しかねぇな……
乙でした
もうガキのイタズラでは済まないですね
461 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:13:30 ID:31f04ae2
乙です
オプさんがやる夫を物理的に処分できないから被害者が増えていく…
462 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:13:54 ID:84384305
乙でしたー
やる夫さんは共感できない呪いにでもかかってるのか…？
464 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:14:32 ID:ea7fdda5
乙
野獣を外に解き放った感じだな
465 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 18:16:01 ID:e0eb4d2d
乙でした
やる夫はオプーナの愛情や他人とのかかわりによる内面の変化を、精神異常としてチートで無効化してるように見える
470 ： 普通のやる夫さん ： 2019/01/21(Mon) 19:13:41 ID:054c40ea
乙
オプさん……その善意が悪を育てるとは絶望しかねぇな……
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ここで切るか
やっぱりこの時代は前日譚として10年後が本編になるのかな？
色々学んでこの世界での立ち位置を確立させたドクオと廃嫡確定で全てを失い魔王と化したやる夫の対決的な感じで
しかしこのやる夫、現実世界でゲームだのアニメだの無駄に知識を蓄えてるはずなのに肝心要の「好感度蓄積によるフラグ建設」を無視するとかバカなのかね
ヌルいギャルゲやエロゲですらこんないきなりじゃ好感度不足で一発退場だっつーの
色々学んでこの世界での立ち位置を確立させたドクオと廃嫡確定で全てを失い魔王と化したやる夫の対決的な感じで
しかしこのやる夫、現実世界でゲームだのアニメだの無駄に知識を蓄えてるはずなのに肝心要の「好感度蓄積によるフラグ建設」を無視するとかバカなのかね
ヌルいギャルゲやエロゲですらこんないきなりじゃ好感度不足で一発退場だっつーの
え？修道院なのに、男女一緒なの？修道院だよね？一緒に共同生活送るなら、修道院の意味なくね？
修道院の人達可哀そう やる夫が屑だって事前情報貰えないからやられたい放題 神父殺して恐怖で１０年支配されそう
養子に来るバーソク→多分できる夫も可哀そう ドクオと友達になってチート無効化の対象にならないと １０年後やる夫に殺されそう
仮に無効化の一員になったら やる夫が転生者と勘違いして ドクオがいない所で できる夫ＶＳやる夫の死闘が始まる可能性も？
あれ？主人公は？誰だっけ?
養子に来るバーソク→多分できる夫も可哀そう ドクオと友達になってチート無効化の対象にならないと １０年後やる夫に殺されそう
仮に無効化の一員になったら やる夫が転生者と勘違いして ドクオがいない所で できる夫ＶＳやる夫の死闘が始まる可能性も？
あれ？主人公は？誰だっけ?
ぶっちゃけなろう主人公ってこんなガツガツ女漁りしないだろ
ノクターンの方が近い
もっと言えば踏み台転生者のが近い
ノクターンの方が近い
もっと言えば踏み台転生者のが近い
※37506
こういう場合の修道院は現代の刑務所とほぼ同じ。男女の差がないのは、時代と人手だろう
基本的には入った時点で社会的な立場が消滅して命だけは助ける用のものだが、作中だと更生の期待もあるようだ
本文431のいろいろな人からの善意ってのは、家族からの最後の期待と餞別だな
こういう場合の修道院は現代の刑務所とほぼ同じ。男女の差がないのは、時代と人手だろう
基本的には入った時点で社会的な立場が消滅して命だけは助ける用のものだが、作中だと更生の期待もあるようだ
本文431のいろいろな人からの善意ってのは、家族からの最後の期待と餞別だな
ふと思ったのだが、転生手続時に願いを取り合ったのはドクオとやる夫だったのだろうか
「怪我治して」が無効になっていないので
ドクオ→ドクオと似た状態のＸ（白豚扱い）→やる夫（こちらも白豚扱い）
って流れもありうる気がしてきた
「怪我治して」が無効になっていないので
ドクオ→ドクオと似た状態のＸ（白豚扱い）→やる夫（こちらも白豚扱い）
って流れもありうる気がしてきた
>>37565
まとめ9話をもう一度読め
願いを一個しか使わなかった場合相手の２つの願いを本人縁者を含めて無効にする
ドクオは一つしか願っていないのでやる夫が願った相手の願いの無効は無効になっている
2つ目の最強ステくれはドクオ本人や縁者に影響しないので無効になっていない
つまりやる夫は願いを一つ無駄にしているんだよ
まとめ9話をもう一度読め
願いを一個しか使わなかった場合相手の２つの願いを本人縁者を含めて無効にする
ドクオは一つしか願っていないのでやる夫が願った相手の願いの無効は無効になっている
2つ目の最強ステくれはドクオ本人や縁者に影響しないので無効になっていない
つまりやる夫は願いを一つ無駄にしているんだよ
なんつーか、母親の美談は聞きとうなかった･･･
今までもかなりの胸糞だったけど、これほんまダメや。胸糞って次元を通り越して憎悪レベルの感情すら覚える
ちょっとヘイト稼ぎ過ぎじゃないですかねやる夫さん
やる夫視点を読むのが苦痛になってきたけど、ドクオの話は読みたいから苦痛でも読まざるを得ないと言うジレンマ
今までもかなりの胸糞だったけど、これほんまダメや。胸糞って次元を通り越して憎悪レベルの感情すら覚える
ちょっとヘイト稼ぎ過ぎじゃないですかねやる夫さん
やる夫視点を読むのが苦痛になってきたけど、ドクオの話は読みたいから苦痛でも読まざるを得ないと言うジレンマ
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