やる夫のアトリエ～ザールブルグの錬金術工房～　第16話おまけ(2)　「優秀すぎた落第生たち」やる夫達のいる日常

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やる夫のアトリエ～ザールブルグの錬金術工房～　第16話おまけ(2)　「優秀すぎた落第生たち」

目次　現行スレ

378 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:51:36 ID:u0ei5qoU

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　第16話おまけ(2)「　優秀すぎた落第生たち　」
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　 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 　　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 　　　　／￣Τ￣＼　　　　　　　 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　|l　　 |　　 l|　　　　　　　　　　　 :::::::::::::::::::::::::
　:::::::::::::::::::::　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l　　 |　　 l|　　　　　　　　　　　　　　 ::::::::::::::
　:::::::|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |l　　 |　　 l|　　　　　　　　　　　　　　　 :::::::
　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ *|l＿＿|＿＿l|　　　　　　　　　　　　　　 ::::　　　　…そう
　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::　　　　　お疲れ様
　＿_| 　　　 ============　　　　.　　/　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::
　 | |　　　　　 || ￡　△　〓 ||　　　　　.　　　　:　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::
　 | |　　　　　 ||==========||　　　　+　　　/　　*　 /　　　　　　　　　　　　　　　 ::::
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　 | |　　　　　 ||======|　　　　　　　　　 |　　　　　　　/　　 |　＼＿:::::::::::::::::::::::::::::::

379 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:52:42 ID:u0ei5qoU

.
　　　　　　　　　　　　　　　　,　ィ　´ ￣　　ｰ―- ､_
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　　ヽ､
　　　　　　　　　　／　　　　　　　 ...　　　　...　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　／,　,　 ,::　　　　　　　:ヽ　　::ヽ　　　　　ﾊ
　　　　　　 , '　　'　/　::/i 　::,　　::　` ゛　　　..,　, :::　ﾊ
　　　　　　 / / ::/....,　....., ,　 ...,　 , .....　ヽ;　　 :::::l　, ::: '　,',
　　　　　　　/:,/ ::/ :::/ .:::::i ｌ　::::ｌ　 ,　::',:.　　i 　　::::i:. l:::::: ':.!l
　　　　　　 ,'/, .::::i :::::l .:::::/l j　 ::::l　ﾊ　:ﾍ::::.　i　　:::::l::. :::::: l::lﾍ
　　　　　　y　i :::::l :::::l ::::i　,:ﾊ　 :::ﾄ,ﾄ､ﾍ　ヽ_::. | 　 ::::l::;:::::::::l::jﾍﾞ､
　　　　　 '　 l ::叭 ::::',''''T''‐ll-ﾍ :::!ヽ-<,ﾇ´_ﾍ :l　 :::::l´､::::: l::i　　　詳しい報告は明日で構わない
　　　　　　　 ,.:::ハ::::::, ::lｵﾃふへ:',ヽ rｯﾆﾖﾎﾊ　::::i　 i::::ﾉ:/　　　
　　　　　　　　ﾍ:l　ﾍ:::::ﾍ',ﾞﾍｩ::ｶ　　　　ﾑｩ::::ﾀ j　 ::::i__ﾉ:::∧l　　　　今日は疲れているだろうから
　　　　　　　　ﾍ',　へ､,::ゝ｀‐' 　 ,　　 `ー'　' 　::::j:::::::/　　　　　　寮に戻って休みなさい
　　　　　　　　　　　　　 !::ﾍ/´￣｀ヽ　　　 , .::::ｲ::/i/
　　　　　　　　　　　　 ,,∨　　_r-､ﾞi　　　, ｲ /,ﾉi/〈;ﾌ￣i
　　　　　　　　　　　　　ｊ_/　　r' ､＼ヽ_､ '　/'　'　／　　 !､
　　　　　　　　　　ﾉ/　_ 　r＼ヽ　,ﾊ/ｉ　　　／　　　　　　＼
　　　　　　　　　　 ! ( , - ､ヽ　!　'　 i‐' ､　/　　　 ,,,ｨ;彡≡__,,＼
　　　　　　　　　　　 i　 t ‐　､゛j　　　　l､ヽ >　　　彡'',´ ''ﾞ´　　　｀i
　　　　　　　　　　〉　｀ｰ- t i 　　　l　ヽ　　》／　　　　　　　 }
　　　　　　　　　 j 'l　　 ' ﾉi {　　　 j｀i/　　∥ // /　　　　　 l
.　　　　　　　　 ∧ﾐ｀ｰ-' ｯ{勹, -'ﾞ ,彡ﾍ_ ∥ / i / 　　　　　　j
　　　　　　　　 i　∨ﾐ==彡'}ﾊzz;≠″ノ　｀〈　 l/ 　　　　　 /
　　　　　　　　　ﾒ　　｀ｰ '´　ﾉ }､´_, -'´ 　　　!　i'　　　　　　　 / |
　　　　　　　　 /　　　　　 /　ﾍ　　　　　 ∨　　　　　　　/　|

380 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:53:25 ID:u0ei5qoU

.
　　　　　　　　　　　 |　; i　', ; ;＼ `ー'　　 ,.　'´ i　i | . . . . i
　　　　　　　　　　　　 |　|. . . . . ; ;ri ｰ‐　'´　ト! ii　 i | . . . . |
　　　　　　　　　　　 |　|. . . . . >ﾉ,丶__ __ ／ i、i　 i | . . . . !　　はい、有難うございます
　　　　　　　　　 |　| _ノ''´　　「ﾞo｀xxx‐v　 `' リi;|. . . . .|
　　　　　　　　　 r-‐' i　i　　 ⊥--ﾆ=ュx}　　//:`ヽ、. . !　　…あの先生、一つ質問があって……
　　　　　　　　 , - ´　i:.:.:.:.:i　i ／　 .二ニヲx!　 //.::.:.:.:i`ーi
　　　　　　 | 　　 i:.:.:.:.:.>'´　　　 ' ´⊿xx;Lノ/.:.:.:.:.:i　　　i
　　　　　　　　1　　　 i:.rテ　　　　　.／ヽ,x==イ´.:.:.:.:.:i　　　 !',
　　　　　　　　! 　　　 i/＼　　　／/　 | `'i┘'i,.:.:.:.:/ 　　　| ',
　　　　　　　 |　　 r 'i　　　!　イ/ /ヽ<.|　　i!　」.:.:,i .、　　　|,　ヽ
　　　　　　 .|　　 i　　　 i>ﾚ'〈/　i　o/ |　　「´: : : |　丶　　| ヽ　ヽ
　　　　　　　 |　　i　　　　　ﾞﾞ／† | .;.;i.;.;| .†　|.;.;.;.;.;;|　　｀, 　|　i|　　}

　　　　　　　　　: : : : : : : : : : :. :. :. :. :.ｉ: : : :.＼
　　　　　　　　　: :. :.i: : : ｉ:|: : : : : : : : :ﾄ : : : ト＼
　　　　ｉ　 :　　: :. :.|: : : !: ｉ: : : : : : : :小:.:.ｉ:.|　｀ヽ
　　　　 |　 :.　 : :ｉ: :ﾊ: : :. :.!: : : : : :./: :| | :|:.|
　　　　 |　 :. :.: :.:ﾚ′: : : : : : : : :ｘ.:.: :.:|:.! l! |
　　　　　!　 : : ｲ : : : : : /: : : :γ 〈:ｉ: ｉ/ : ハ|
　　　ｉ　　　: :/ |/: : : : /: : :./ |i　八 l: :/　 }　　　それはやる夫のこと？
∧ ∨　　ヽ./ : !: : : : : : : イﾍ代_从:.:ﾙ′
　ヽﾄ､:ｉ　 }' : : : : : : : ／　　　　小: :ﾊ
　　 } ﾊヽ　 : : : : :ｉ〃　　　ｲ: |:Ⅳ
　　　八　　ﾊ:.:.从{　 .:　　 ´　}从|
.　　　ｘ‐}∧{　}'＿＿_{二　　　　　}
　／:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. 乂
／: : : : :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :＞
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.:＞
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. /::/:.≧ｘ

383 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:56:09 ID:u0ei5qoU

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　　　　＿__/_:_:.:.:.:.:.∠_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:_:_:.:.:.:＞- ､/:.:.:.:.:.＼＿__
　　　ヽ::::::::::､ _::＞:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<´::::::::､:::):.:.:.:.:.:.:ヽ::::/
　　　　＼::::::::/.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼::::::::Y:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨
　　　　　＞'　.:.:.:.:.:.:.:.:.y､:.∧:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:`ーｧ:.:.:.:.:.:.:.:.:.: }
.　　　　/::,':. .:.:.:.:.://:./ｰv-､! :.:.:|:.:.:.| :.:.:.:.:|∨|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ﾄ､
　　　　 /::::|:.| :.|:.:.//:./:|　　　|;ｲ:.:}:.:.:||:.:.:.:|/::::::| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:::>
　　　￣ｫ_|:.∧:.|从:{ﾄ|　　　ﾘ }:/|:./ }:.;ノ}::::::::| .: :|:.:.:.i:.:.:f'´
　　　　 |:.:乂､{:.|ﾃ示ﾐ､　　/,ｨ/ﾃホ≧, /ｲ:::::|　. |:.:.:.|:.:.:|　　はい、私以前先生に叱られた意味が
　　　　 |:.:.|:.ヽﾍ{､代::{ 　　　ﾄ､爿 //　',刃 :.:.:|:.:.:.|:.:.:|　　良く判りました…
　　　　 |:.:.|:.:.|:Ⅵ　￣　　　　　￣´　　　冫ﾉ/:. |:.:.:.|.:.:l|
　　　　 |.:.:|:.:.|:.:∧　　〈　　　　　　　　,､_／:.:l:.: |:.:.:.|:.:.ﾘ　　彼は私とは比較にならない位
　　　　 |:.:.}:.:.|:.:|:.:丶　　r‐ ､　　　　　ｲ:.l:l:.:.:.:.!:.:.|:.:.:.|:.:.|　　知識と技術を持った錬金術士です
　　　　 |:.:j:.:.:|:.:|:.:.:.:.:＼　｀　　　＜ |_:|:|:.:.:/:.:.:|:.:.:.|:.:.|
　　　　 |:/ :.:.|:.:|:.:.:.:.:.:.:.:＞ｪ-‐ ´＿__ノ　}|:.:/:.:.:.:|:.:.:.|:.::|､　　ただ、どうして先生たちは
　　　　 /:.:.:.:.|:.:|:.:.:.:.:.:.:.|⌒YYｬ'´　　　　 {:./:.:.:.:/:.:.:.}:.:.|:ﾊ　遠くケントニスから招いた彼を　
.　　　　 / : :.:.:.|:.:|:.:_＞‐ '　/__} }　　　　 /:.:.／:.:.:.:/:.:.|:.:.l　市井のアトリエに留め置かれるのですか？　
　　　　 /:.:.;イ⌒ﾏ//　／¨(衣{´＼　　　 ,.':.／:.:.:.:.:./:.:./:.:.:|　私には疑問です
　　　 ,.':.:.:/　　 / { ゞ-' ,イ´￣| ＼＼_ ノ／:.:.:.:./iノ:.:./'⌒ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　 . . . ――. . .､
　　　　　　　　　　　　　 . : ´: : : : : : : : : : : : :￣: : . .
　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.＼
　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : :丶: : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : ､＼: : : : : : : : : :. :.
.　　　　　　 /: : : : : : : :/ : : : : : : : : : : ＼ヽ : : : ヽ :. :. :. :.
　　　　　　　 /: : : : : : : : ｉ : : : ｉﾍ : : 丶: : : ＼: : : : :.∨: : : :廴
　　　　　　／: : : : /: : : : | : : : ト　＼ : : ＼.: : : :. : : : : : : : : :. :. ￣
　　　　／ィ : : : : ' : : ｉ:. :| : : : |　　｀ヽ厶斗: : :∨: : : :ｉ : : : N
　　／　 |:.ｉ:. :. :ｉ: : : |:. :|小:. :!　　／ヽ厶ミヽ ∨:. :.:|､: : :.ﾄ
.　　　　　　|:'|:i: : :|:. :. :! : | { 乂:.　　　ィ斧:ﾊ }　ｉ｀ヽ:. :.| } : ｉ:|　　疑問…？それは正しくない表現
　　　　　 { |:l: : :|: : ｉ : 斗七　｀ヽ　　ハう::ｿ　 .: / : : ﾙ': :.ﾊ!
.　　　　　　 |:. :. :|: /|:. : :|,ィf斧ﾐ　　　　 ´　　ﾉｲ: :. :.小 /　　　貴方は今不満に思っている
　　　　　　ﾊ: : 小{:.ｌ:. : :ト､　うｿ　　　　　　　　 |: : / N }
.　　　　　　 ∧:. :!　∧:. :ト:i:ヽ　　　｀　 _　　　 |:.:.从{ ＿　　　　そしてこの後に行うであろう主張も
.　　　　　　ヽ:.　　＼∨: : : ､　　 ´　　　／!:/　Ⅶ):. :.ヽ　　　私は既に予測出来ている
　　　　　　　　　ヽ　　ﾊ: ｉ : ハ{≧ｭ..... 　_／　 {′ ／:. :. :. :. :　＿
　　　　　　　　　　　　八:ﾄ､{　　　　 .:´ﾊ　　／:. :. :. :. :. ...:::´::イ｀ニ　､
　　　　　　　　　　　 }　｀　　　 /:. :ム}　　.ｲ:. :. :. :. :／::／:. ／:::::::::::::ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　／ ― . . .､/:. :. :. :. :. /::::/:. : /::::::::::::::::::: ∧
　　　　　　　　　　　　　　／:/: : : : : : :/:. :. :. :. :. /::::/:. : /:::::::::::::::::::::::::∧
　　　　　　　　　　　ィ:::/:. :. : : : : :. :./:. :. :. :. :. /::::/:. : /::::::::::::::::::::::::::::::::|ｉ
　　　　　　　　　　 //::/:. :. ｉ : : : : : /:. :. :. :. :. /::::/:. : /::::::::::::::::::::::::::::::::: ||

384 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:58:00 ID:u0ei5qoU

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　　　　　　　　ヽ:::/　　　　　／::::::/_,,... -‐‐‐- ､ _
　　　　　　　　　 >!　　　　　 l:::::シ´　_,. -‐ ''"￣｀｀ヽ、
　　　　　　　　／;'　　　　　...!::::::ヽ、´　　,　　　　　ヽ　｀ヽ、
　　　　　　　く::::::! .　　　　.:::|____r' /　／　／　　　ﾊィ⌒ヾ、
　　　　　　　　>::! :　　　　::::l::::::l / ///､,ｨ' /!　　 /､,,:;!i　　ヽ
　　　　　　　　ヽi :　　　　::::ﾚ'ヽ/　l/_L/,_ﾄ/ !　,ｲ l　　l:l:　　 ,｀､‐-､
　　　　　　　　　l :　　　　::::l l 〉'　　 '｀７-ヽ.｀iＸ　!|　 / , ;i.　 i:.. l::::::::>
　　　　　　　　　| :　　　　 ::l (　　　｀ヾ;シ^'　　　__,ノ_ノ/::! , l::::レ'´
　　　　　　　　　l :.:　　　　:::し,　　　　　　　　　 ´ｨ=z､_7／//:::/!
　　　　　　　　　l: ::　　　　::::::!i　　　　　　　　　､ゞ-',.゛イ〃:／::l
　　　　　　　　　! :::.　　　　::::| ヽ、　　　 _ ...._ ´　　/　 i :l ::!￣´
　　　　　　　　/ l ::　　　　.::::|　　＼　　　｀ｰ '　 , ｲ　　| .| :|　　　　　なら…！
　　　　　　　/　/ :　　　　::::::|　　　＼　　　 ,. イ::::|　　 l .l ::!
　　　　　　/　 / .:　　　　:::「丁!‐‐‐「!￣￣｀!::::::l:::i:::..:　 l .l ::l
　　　　　/　.:/　:::　　　　:::|　l l　　 l l　　_,,,_l:::::::リ::: 　 /　i:::l
　　　　/ ..:::/　 ::　　____,;;ｼ'_//,___　l_l／　............´　／　 /::::l
　　　/ .:::∠,-r--r-|----ｧﾊ r-､｀ヾ　.:'　　 .............／／ヽ::::i、
　／　／　　 l　　L二／／　l !　l＼＼　...:':;: -‐‐‐ '´　　｀、ヽ

　　　　　　　　_　- ───----- ,フ
　　　　　　／ r: : : : : : : : : : : : : . ＼
　　　　,.-′´｀: : : : : : : : ､: :ヽ　　. :ヽ
　　　 /: :/: : : : : :./: 　　. .ヽ. :ヽ: : ヽ:ヽ　　講師としての雇用なら無理
　　　/: : .l. . . . ..!./: :.l!: :l､: : l､: :ﾄ:ヽ: ﾄ. |　　彼は大勢の前で話すことを好まない
　　 j:l: : :|: l: : |:l/: :/ !: ハ: .ハ孑､ﾄ. :!ヽ　　そもそもその条件なら彼はザールブルグに訪れなかった　
　　/:_!: : :t: l: : !l: :./-∀‐ ﾚ　 ,ィﾎT､!|　　　　
　 .'´ .! l: : ﾍ!: :l:ﾄ/,夂〒｀ヽr-{ ﾋﾂｌﾉ:ﾄ　　　そして個人授業は私が許可しない　　　　
. 　　〉!ﾊ: {ヽ: T-弌ﾆﾂ　ﾉ　､ーj´:/　　　　貴方たちに教える時間があるなら私に教えるべき　　　
　　　 '´　ヽ!=ﾍﾍ　｀ ´´　 -　.ｲ /　　　　　錬金術の総本山ケントニスで得た知識は
　　　　　　　　ヽ:｀T　-　.. _ ／　ﾚ　　　　　　私たちザールブルグアカデミーの講師に取っても貴重…
　　　　　　　　　ｊ＼‐ - ､_!､__
　　　　　　　　 /　　　　　　ヽ.jヽ　　　　, ､
　　　　　　 l　　　 _r ﾆ=､､ﾍ.',　 __／　｀ヽ､
　　　　　　 | 　, 〃／￣｀ヾﾐ.ﾄr´r '　　　　 >- ' ¨ ´ ｀>､
. 　　　　　ﾄ, // /:::::::::::::::::ヽ::::Y　　　　　／　　　／／
　　　　　　　　∨/./::::::::::::::::::::::::l:::::l　　　／　　　／／
　　　　　　　　ﾄ､/!::::::::::::::::::::::::::l:::::ﾄ､､／　　　＿／､　ｿ
　　　　　　 !::::::l::::::::::::::::::::::::::l:::::|　 Y--ﾍ´／::::::::}- ′

385 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:59:07 ID:u0ei5qoU

.
　　　　　　　　＿　＿__
　　r‐;ｧ'⌒7⌒7'´￣:ヽ;:.｀.ｭ_
　　L/.:.:.:.:(;;;;_ﾉ:./:/:,.:_:l:.:.:.:.:.ヾﾆﾕ_
　 r;'l.:.:.:.:广ヽ;./:./://^ｰ'1:l:.l:.:Y;;;;;;＞
　 ∨.:.:.:ﾊ;;;;rｲ|_ｲlｲ{　　 }.:|:.|.:.ﾄ=く
　　|:.:.:.:!:.ﾊﾉrflハ｢ﾘ　　./ｲ;ｲノ-;;r｢　　…っ
　 .|:.:.:.:|:.:ﾄ{　ゞ=′　　 /ﾅ>ﾑ｀'｢:.:!
　 |:.:.i:.:|:.:ﾄﾍ.　　　　　, `" //|.:.|.:.:|　先生、そもそも何で街中に錬金術の店を出したんですか
　 |:.:.|:.:|:.:::::|＼　一-　,. ｲ｢::|.:.|.:.:.|　それもアカデミーの意向で　
　 |!.:|.:.:|:.:r┴-.ﾆl､r;ﾆ´:::::||:::|.:.:|.:.:.|
　,||.:.|.:.:.l::|　　　/ハY ト-､--v冖､:!　優秀な錬金術士は只でさえ少ないのに…
-й.:.|.:.:.ヾ!　　ﾉ什^l.ト､j |　 |　　l::!

　　　　　　　　　　　　　 ..　- ─……‐-. .､
　　　　　　　　　　,.　'"´ . : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ､
　　　　　　　　,．'´. : : : : : : ,.: : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　／. :./: : :/:/: : /:l: : : |: :l:l: : : : : :.！
　　　　　　　 , ｲ: :〃l: : :/:/: : /: :|: : : |: :|:|: :|: :i: : ::`ヽ
　　　　　　　　 |: 〃 l: :/:/_L/1 : |: : /|: :|:|: :|: :|: : :.:.:.::.';
　　　　　　　　 |/ Ⅳl:/l/　{ 　|: /|: /. |: :|:|: :|: :|: : l: :.l:！
　　　　　　　　 {　∧Ⅵｨ行ﾐヽ|/ .|/￣「/ﾒ､/: /: : l: :.l:！
　　　　　　　　 ,′: :l　辷ｿ　　　　ﾆ二_l/l: /: : ./: :.l: l　　だって便利でしょう
　　　　　　　　 l: l: : l　　　,　　　〒ﾃﾃﾐV/: : /: :./l: {　　貴方も利用したじゃない
　　　　　　　　 l/l: : ﾄ､　　　　　　辷ｿﾉ: : :,.ｲ: : /l人{　　
　　　　　　　　　 l: : l/ ヽ　｀　　　　〃: ∠ノl／
　　　　　　　　＼|　　＞r‐r‐ ＜ィ´l/l／　　　　　　　それに彼が住民たちの相手を
　　　　　　　　　　　　 l:/　,.　-─┴┐　　　　　　　　工房でしていてくれなければ
　　　　　　　　　　　　　　∠二二ヽ　　　！　　　　　　　　　私たち講師は授業以外には
　　　　　　　　　　　 ,. ｲ. : : : : :.ヽ. ヽ　　　ヽ　　　　　　　　食べて寝る以外出来なくなる　　　　　　　
　　　　　　　　 ,. ィ77.ｲ. : : : : : : :.', ！　　　`､
　　　　　　　∠∠//.:.:l. : : : : : :.:.:.:l　|　　　　ﾊ　　　　　　　
　　　　　　 |:l i.ll:/.:.:.::j. : : : : : :.:.:.:.l　|　　　　 j:{　　　　　　　　
　　　　　　 |:| i/.:.:.:.:.:{. : : : : : :.:.:.:.:l　L_ ＿ __{」

386 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 09:59:57 ID:u0ei5qoU

.
　　　　　　　 | ヽヽ、　　　i::::::::::::::::l/::::::::::::::::::::i;:::l l l　　　 ,r ﾆ 'l
.　　　　　　 | ヽヽヽ　　 !:::::__r／:::::::::::::::::/ノ::::l l l -_二-'´ｨ´　　　 _.　　　…けれど
　　　　　　|　ヽ >ヽ／ !:::::/:::::::::::::::::::／::::::::::l !‐ﾆ-‐ '´ f　 _, ,z, ' ,)
　　　　＿　　 |､　ｿ　ヾ' ´|:::/::::::::::::::::／:::::::::::::::ｰ'´::::::::::://i,ﾆ'"／／
　　　,´ヽ､_ﾆ､ !::

387 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 10:01:19 ID:u0ei5qoU
　　　　　';::::::::::::::::, '::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::, -_,'-_´〆
　　 i　　/:::／|:::!　　､　　ｰ┬-:ｲl:',:::::::::::::::::_, .- ﾆ-_ﾆ-,'::f
　　　ヽ　ゝ'／:j:::ヽ＿__ ＼　　 l--:i:::!:＼_,.r＝ニ´-‐_´‐'´::/i
　　　　ヽ.｀ヽ:::::::::::::::{､ヽヾ-､　 ',--!, -_´- '二 -‐ ´::::::::::::::::ｲ
　　　　　ヽ　ヽ､___,ri} ｀-xヽ＞_´r‐i ´￣´::::::::::::::::::::::::::::::!/!'
　　　　　　　ヽ､　　!,)_=-'_,X､<! lヽ､--::::::::::::::::::::::::::::::i:／| |
　　　　　　　r‐ﾆ´-'´　　ヽヽ!: : :ヽ _/:::::::::::::L, -'´ 　 | |
　　　　　　　　　´　　　　　　　 | | ､_,-_ﾆ '￣ ´　　　　　　| |
　　　　　　　　　　　　　　　　 | |｀-.´ 　　　　　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　　　　　　| |
　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　　　　 | |
　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　　　　　　,) |
　　　　　　　　　　　　　　　　　| |　　　　　　　　　, -_'.- '´
　　　　　　　　　　　　　　 | |　　　　　 _ -_´-´
　　　　　　　　　　　　　　　　 | |　　 _,. -,´-'´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !ヽ-,´-'´

388 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 10:03:56 ID:u0ei5qoU
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . . : : :￣: : .､＿＿
　　　　　　　　　　　　　　 . . :´: : : : : : : : : : : : : : : :.｀: : ､　　　　　　確かにアカデミーは当初
　　　　　　　　　 . . :´: : : : : : : : : : : : : : : :＼ : : : : : : ＼　　　　　ここまで工房を　
　　　　　　　　　　／: : : ／: : : :´ : : : : : : : : : : : : :. : : : : : : ）ヽ　　　　存続させるつもりはなかった
　　　　　　　　／／: : : :/ : /: : : : : : :ｉ: : : : : : : : :. : : : ‐ ― :ﾍ　　
　　　　　　　　/: :.ｲ : /: :./ : /:. :.i:. :. :. :.|: : : : : :＼:.ﾊ : : : : ｉ : : : :.　　　あれはあくまで成績不良の生徒に対する
　　　　　　　 /／/: :/:.:.:.′:.ｉ : : i| : : : : |: : :ｉ: :. :. :.ヾ:|:. :.: :.:|: : : : :.　　　救済措置…
　　　　　 /　 / : :ｉ: : :.|:. .:.|:. :.ハ: : : : ﾄ､: :ヽ: ＼:. :.|:. :.: :.:|: : : :. :.　　
　　　　　　 ′:ｲ: :. :.|:. .:.|! /＿_､: : :ﾊ_＼_:ト : ヽ |:. :.: :.:| : ｉ : : :.　　幾つかの恩恵を与える代わりに
　　　　　　　　 |: / |:.:.ｉ: :|:. :.:ﾊ′　　＼ ∧　ヾ　　ヽ|: : : : :! /: :i: :ｉ:.　　実践勉強も兼ねて　
　　　　　　　　 |/ . l : |: :|:. :.|ｘテ云　　＼才示伝ﾃ:! : : : : /Ｙ:.l!: ト　　市民に有料の奉仕作業をして貰う
　　　　　　　　 {'　ﾊ: |l八: :.! 弋:rﾀ　　　　弋:_r夕　| : : /ｲ　} ハ:|　　　
　　　　　　　　　　　 }ハ: i:小　　　　,　　　　　　ｲ:.:.:/　イ/　}'　　　一般の人にアカデミーの…引いては
　　　　　　　　　　　　　|ハ: ﾊ　　　　　　　　　　　/ ｊ: :/´ ∧:.ｉ　　　　　錬金術と言うものの存在を受け入れ
　　　　　　　　　　 l:i : :..　　　 ‐　　　　ｲ: /ｉ: ｲ　ﾊ|　　　　　理解して貰うのが目的だったけれど
　　　　　　　　　　　　从ｉ: :.＞.､　　　　＜ / ｲ:ﾊ{　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　ハ: |　　ｰ＜　　 /'　＜￣:.　　　　　　　まぁ、ぶっちゃけ彼女たちはやりすぎた
　　　　　　　　　　　　　　ヾ|　　　　}ハ　　／:. :. :. :. : ＼　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ}　／ :. :. :. :. :. :. :. :＼　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　／:. :イ:. :. :. :. ´ ￣￣｀:. :.ヽ

389 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 10:05:22 ID:u0ei5qoU
.

　　　　　　_　＿＿　_
　　　　　く〃　 ,､,､　ヽス
　　　　　 Rﾚ从|""|从!R.|
　　　　　 | (|─‐　─‐|)│
　　　　　 |ｌ人　ヮ uノ| i!|　　　…え？
　　　　ﾉj |::フﾞ千弋::| 八
　　　　巛小f レっ! |小》〉
　　　　　 "7├‐'´ｰ┤7 "
　　　　　　　 |┬r┬.|
　　　　　　　 |_|_|__|_j|
　　　　　　 ├| 　 |┤
.

391 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 10:08:41 ID:u0ei5qoU

.
　　　　　　　　　 ´　￣￣￣￣￣く
　　　　　／ : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
.　　　／　　　: : : : : : : : : : : : 　　 . . .＼
　､＿_/／. /. . . . . . .　　　　. . . . : : ! : : : : ヽ　　　　実践でメキメキ才能を開花させていった彼女達は
　　￣/. : /. : : : :/ : : : : : : : : : : : ＼l: : : : : : :ヽ
.　　 l : : l : / : /. :/ : : ヽ、: : : ｀ヽ : !: :l: : : : :　ヽ、　その人の好さで住人たちの頼みを次々叶えていった
　　　l :/ l : l: : :l :∧: :ﾄ、: lヽ、: : : :ヽ!: :l: :ｌ: : : ｌ￣　　
　　　l/!: ! : ｌ: :/l/‐-ヽ! ヽ !　 _ヽ-―!‐ !: :ｌ: : : !　　　それこそマイスターレベルの知識を要する調合や
　　　　ヽ! : l : ! rfチミ､　ヽ´ fr旡ミ! : ト､l : : ′　　強い魔物を倒さないと入手できない　
.　　　　ヽ !: :l　 rっｿ　　　　匕り !: : !丿/j/　　　　材料を使った調合
.　　　　 j∧ :ﾄ､｀¨　　 .　　　　　ｌｌ :ｌ j/
　　　　　　 V: :lヽ、　　 _ 　　／j/!/　　　　　　　　果ては賢者の石に近いものまで…
　　　　　　ヽ: !　＞　 __.. ィ　　　　　　　　　　　　　　
　　　　ｒヾ￣ ||　　lr‐ 'ﾌ, '／ |ヾ|　!　 |　 !　　　　そしてホイホイ依頼を叶えまくった挙句　　　
　　　　 ,',ﾍ　ヾヽ|| 　／　　 ∠- ｧ! ＼|　　!__ヽ　　　一人は旅に出て、もう一人はケーキ屋…　
　　　　/!　ヽ　| |||／　　　　 r--'ヽヽ　`ｰ､ヽ ¨ｧ
　　　 ,'　〉　ヽ !_/　　　,､┬､二ゝﾆ＼　ヽ!/│　　皺寄せは私たちに来た　
　　　 ! /　　　/ |　　ィ´　! !　　　　| ＼_　　|_　!
　　　|　!　 ,,.ｲヾ＼　｣〉　 |│　　　! ／|　／ハ|
　　　!　|　/　ヽヾ　´/　　|　!　,､,、 |〈ヽイ／／ヽ

　　　　　 /　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　＼　　＼
　　　　 ,'　　　 /　　/　　　　　　　　　 l　　　　＼　　ヽ
　　　　 ! 　　 /　　/　　　　　/　 ,'　　　 |　　l　　ﾊ　ﾍ､ヽ､_,
.　　　　 | !　　 l　　ｌ　　　　　/　 / 　 ,ｲ　! 　 i　　 ! l　ヽ ',｀　本当に大変だった…
.　　　　 l |　　 l　　ｌ　,/　〃　,/ 　 /│ l　　j　　 l│　 ! l　　　
　　　　ノ | !　│ 　 |　/_／/ ／/　 /::::,' ∧ / |　 /　j 　ｌ│ 彼女たちの真の実力を見誤ったのは私達、だけど
　　　　　ﾉ l　ｧ|　　 |尢/‐=乞t/ ／::::/∠ﾆ｢厂! /　,/　 / ﾘ　断っても断ってもねじ込まれる高度な依頼
　　　　ｲ八{´ｌ　　!ﾚ<f{矛:下 ':::::::::::::..ｲ孑ﾃﾌｲ　　}　/
.　　　　　　 Vﾊ　　|　 i';;:::::;j　 :::::::::::::. i:;::::ﾘ　 /}, '/／　　　　時には貴族、時には騎士団、時には王族…
　　　　　　　ヽ ', 　| 　　￣ ..:::::::::::::;::::...￣　ﾁ'　/
　　　　　　　　 `ﾍ　lヽ　　　　　＿ _　　　　厶 ./　　　　　　　街の人の依頼を軽んじれば
　　　　　　　　 ', {.代ﾄ､　　　　　 , イ |　/　　　　　　　　アカデミーの心象を悪くするし…
　　　　　　　　　　　＼_'i|　＞､　_ , イ/ V　ｌ./　　　　　　　
　　　　　　　　　／ヽj　　　　　　 {｀ヽ　 ′　　　　　　　　　正直、やる夫が来るまで地獄だった
.　　　　　　　 _ ／　　｢´　　　　　　ヽ}　＼
　　　 _, -‐ ´　　　　　l‐--‐､　＿　-‐ |　　 ` ｰ- ､　　　　　　そしてやる夫が工房を閉じればそれが又始まる
.　r＜＼＼　　　　　ヽ '´￣　___ ｀ヽl|　　　　 / /ヽ　　　　　 …凛、貴方は私達に地獄を見せたいのか？
　y⌒ヽ＼＼　　　　　　V　￣＿｀ヽl|　　　 / /　∧
./　　　ヽ. ＼＼　　　　　∨￣　　｀ヽ | 　　 / /　/　 l　
{　　　　　ヽ　＼＼　　　　ヽ　　　　　/　　 / /　/　 │

392 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:11:50 ID:xHvKJge2
無理難題の山、山、山、とｗｗｗ

394 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 10:13:58 ID:u0ei5qoU
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ , ―-､_　　　　_,　―――　､、_　　　 _,, ―-､
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,-＜;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゛>／_＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;--;;゛;<;;;;;;,, ―――-､_
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　￣丶／;;';;;;;;;;;;;;;゛;;;;;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ｙ'　　,　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　　～/,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶;;;;;;;;;丶ｒ'　　　　/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |;;;;;゛フ"~ /;;/;;;;;/;;;;/;;;;/;;;;;;;;;;;;;丶;丶;;丶;;;;;;;丶ー､-";;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　i;;／　　/;/;;;;;/;;;;;/;;;;/;;;∧;;;∧;;;;i;;;;;i;;;;;丶;;;;;;;;;i　　＼;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　く_　　　i;;;i;;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;;i;;;;i 　~　 i;;;;i;;;;;;i;;;;;;;i;;;;;;;;;;i.　　　＼i
　　　　　　　　　　　　　　　　　|;;;;;~Y　 i;;;i;;;;;;;i;;;;;;i;;;;;;;i;;;;i　　　 i;;;ii;;;;;ii;;;;;;;i;;;;;;;;;i　　._／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|;;;;;;;;i_　 i;;;i;;;;;i i;;;;;i;;;;;;;i;;;;i 　　　 i;;;i.i;;;;i i;;;;;i,i;;;;;;/i 丶/;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　　|;;;;;;;;;;;~゛'ﾚi;;;;;i_i;;;i_i;;;;i_i;;;i　　　､ _i;;i._i;;i__i;;;ﾉ i;;;/;;丶ノ;;;;;;;;|　いっ？いいえ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;; i⌒ﾄ､i　v　i､i'丶i／} 　　i7 .ﾚ　ﾚ　.レ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;;;i　　i　゛＝==,r'"／　　　゛＝==＝"./　）;;;;;;;;;;;;;;;;|　　あの、私っ
　　　　　　　　　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;;;;＼　i　ハ　/　/　　　／"i 　　　./　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶ｿﾉ /　/　　 ,／ .／　　　 /_/;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　失礼しますっ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　ﾚ' 　 '- '~　／　　＿ /;;|;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l　　　　　　ｔ", -ｰ　"_ ,ノ;;;;;i;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　余計な質問して　
　　　　　　　　　　　　　　　　|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾄ、　　　　　　,-ｰ'''／ | ;;;;;;;;|;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;|　　すみませんでしたっ！
　　　　　　　　　　　　 __入;;;;;;;;;;;;;;;;/~:::::: ゛丶、　　　　゛￣￣フ┐|;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::＼;;;;;;;;;;/:::::::○::::::::::::゛丶､／￣￣￣::::::Ц;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i

395 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:15:06 ID:U7RBkna.
越智マリエリだと、その後もアトリエやってたけど・・・
旅に出たりケーキ屋になったりすれば、確かにこうなるわなｗ

396 ：うにー ◆ATGd9ooecU ： 2010/05/24(月) 10:15:14 ID:u0ei5qoU

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　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ::　　　　ﾊﾞﾀﾝ
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　　　　　　 Ⅵ :( .!: : : :{ 　`''゛' '|:/ﾊ /ｲ;ｨ:/ｲﾘ
　　　　　　] : :>,| : : |　　　　　ｨ)y'/;ｨ:/
　　　　　　ノﾍ:|'; :|: : |　　 _　　ｒ./!' !'
　　　　　　　__　.|ヽﾍ` | ､　　´, ィ':i/|　　　…全く、生徒達と来たら
　　　　　　　/: :｀丶､ `　 {_´´l／ﾘ
　　　　　　/: : : : : : : ＼. ﾄヽ、　　　　　　　やる夫の実力を知ると皆挙って学ぼうとする
　　　　 /;: ＝==: : : : : : L_＼:ヽ_
　　　　</　　　ヽヽ: : : : :＼=￣{　　　　　　知を求め識ることに生涯を尽くす
　　　　 !　　　　　'､'､: : : : :ヽ、. !',　　　　　それが錬金術師の性だとは云うけれど…
　　　　 /　　　　　ヽヽ､: : : :ヽ !: !
　　　　/　＿＿　　|　＼＼. : :　ｙ i　　　　　彼にはあの工房で有力者達と
　　　ｒ: : : : : : : : : ﾍ　　　ヽヽ .: :i: h　　　　アカデミーの鎹となって貰わなければいけないのに…　　　

―――――､=ｉ|| |
========､／| .|| |
| | ||| | | |.ｌ||ﾞ　| .|| |
|_|_|||_|_|_|,|||.､ |=|| |
三三三三]|　,| .|| |　　　　　（　でも職場恋愛…
| ､.| || | | ｌ||ｉ.ﾞ | .|| |
|___|_||_|_|_|||　 |=|| |　　　　　　　　　　　　少し、憧れる…検討を考慮すべきか？　）
三三三三]|　.| .|| |　
|.| | |　 |.､||| '' | .||/
|.|_|_|＿|__||| 　|='　
三三三三]|,　|　　
_|　 ||.| ||.l || . ,!　　
_|＿||.|_||」.||,/　　　
========'′　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終　わ　り
.

398 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:17:00 ID:dqVCaRv.
乙でした

職場恋愛は禁止すべきだなｗ

399 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:20:12 ID:BtME8MsM
>>398　不穏当な発言して口に謎の薬ねじ込まれてもしらねーぞ

400 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:20:36 ID:uf.ZnIBg
職場恋愛w
でも自分で知ろうとしたり実践をする、じゃなくて教えてもらう、の方に意識が向くあたりはまだまだお子様というか学生の粋から出られないのかね凛は

401 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:21:22 ID:9z5zQ0iI
乙ー

>>398
それ、長門が「退職してフリーの錬金術師になります」と言ったら一発で終わりじゃねアカデミー

402 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:23:34 ID:W9XbleYc
乙です

本末転倒しちゃったんだね、アカデミーとしては
当初の目的の錬金術の認知度向上はうまくいったけど、
忙しくなって自分たちの首を絞める結果になっちゃったと……

404 ：名無しのやる夫だお： 2010/05/24(月) 10:28:31 ID:Mz6b/k4E
乙です。
実際のゲームでも名声が上がった後半に高難易度の依頼を全て受けていたら新しい研究する暇がないんですよね
やる夫はザールブルクアカデミーの救世主ですねｗ

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9641 :日常の名無しさん:2016/05/01(日) 21:06:59 ID:-[ ]

＞まぁ、ぶっちゃけ彼女たちはやりすぎた

アーマードコアでも似たようなことを言われた覚えが・・・。

10576 :日常の名無しさん:2016/07/14(木) 21:32:31 ID:-[ ]

主人公だからしかたないね。
効率よくプレイしてったらすごいことになるしなぁｗ

176153 :日常の名無しさん:2022/08/15(月) 21:44:59 ID:-[ ]

ようするにやる夫レベルでないと解決できない内容がアカデミーに持ち込まれてくるのか。
しかもエラいスジからも。

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やる夫のアトリエ～ザールブルグの錬金術工房～ 第16話おまけ(2) 「優秀すぎた落第生たち」

やる夫のアトリエ～ザールブルグの錬金術工房～　第16話おまけ(2)　「優秀すぎた落第生たち」